JP2000296627A - 印刷装置、印刷装置クリーニング方法および情報記録媒体 - Google Patents
印刷装置、印刷装置クリーニング方法および情報記録媒体Info
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Abstract
刷装置、印刷装置クリーニング方法および情報記録媒体
を提供する。 【解決手段】 印刷装置は、印刷機構手段、インク貯蔵
手段、クリーニング手段、判定手段、制御手段を備え、
印刷機構手段は文字または図形を印刷し、インク貯蔵手
段は印刷に使用するインクを貯蔵し、クリーニング手段
はインク貯蔵手段に貯蔵されたインクを使用して印刷機
構手段をクリーニングし、検出手段は印刷機構手段をク
リーニングすべきか否かを検出し、判定手段はクリーニ
ングすべきと検出された場合、インク貯蔵手段のインク
の残量と、クリーニングに使用するインクの量とから、
クリーニングができるか否かを判定し、制御手段はクリ
ーニングができると判定された場合、クリーニング手段
を駆動して印刷機構手段をクリーニングさせる。これら
のクリーニング処理を制御するプログラムを情報記録媒
体に記憶する。
Description
タ)、印刷装置のクリーニング方法、印刷装置クリーニ
ング用プログラムを記録した情報記録媒体に関する。特
に、インク残量を調べてクリーニングを行うか否かを判
定するインクジェットプリンタ、そのクリーニング方
法、そのクリーニング用プログラムを記録した情報記録
媒体に関する。
せ、紙やフィルムなどの印刷対象に文字や図形を印刷す
るインクジェットプリンタが提案されている。
ヘッド(以下、インクジェットヘッド)では、インクタ
ンクからチューブによって誘導され、インクリザーバに
溜められたインクを、静電力を用いて振動板を変形させ
たり、ピエゾ(PZT)の圧電効果を用いて振動板を変
形させ、ノズルからインクを吐出する。また、インクジ
ェットヘッドとしては、サーマルジェット方式などがあ
る。また、チューブを用いずに、インクタンクとインク
ジェットヘッドを一体化させ、キャリッジに載せたもの
で、そのインクタンクが交換可能なインクジェットヘッ
ドもある。
泡の混入、ノズル面の濡れ、等を防止するため、ノズル
面をワイピングしたり、ノズルからインクをフラッシン
グさせたり、ノズルにキャップをして、キャップを介し
てノズルからインクをポンプで吸い出したりすることに
より、インクジェットヘッドをクリーニングすることが
一般的である。
うな従来の印刷装置では、以下のような課題があった。
に貯蔵されたインクを用いるため、クリーニングの途中
でインクがなくなると、インクタンクに穴があいている
場合、空気が混入するという課題がある。
なると、結局インクタンクの交換が必要になり、それま
での印刷機構のクリーニングにかけた時間が無駄になっ
てしまう。印刷機構のクリーニングにはかなり時間がか
かるため、このような無駄な処理により多大な時間を要
するのは避けたいという課題がある。
期充填時、印刷装置の電源をオフにして放置した時間
や、一定時間印刷を行わなかった時間、ユーザのクリー
ニングボタンの押下などクリーニングを行わなければな
らない理由に応じて、たとえばワイピングのみ行う、イ
ンクの吸引量を変更するなどクリーニングの手法を変更
することがある。このため、クリーニングに使用するイ
ンクの使用量を適宜変更しなければならない。したがっ
て、この要請に対応する必要がある。
なされたものであり、インク残量を調べてクリーニング
を行うか否かを判定するインクジェット方式の印刷装
置、そのクリーニング方法、そのクリーニング用プログ
ラムを記録した情報記録媒体を提供することを目的とす
る。
めの発明は下記の発明である。 (1)(a)文字または図形を印刷するインクジェット
ヘッドと、(b)前記インクジェットヘッドに連通し、
前記インクジェットヘッドが印刷の際に使用するインク
を貯蔵するインクタンクと、(c)前記インクタンクに
貯蔵されたインクを使用して前記インクジェットヘッド
をクリーニングするクリーニング機構と、(d)前記イ
ンクジェットヘッドをクリーニングすべき指令を検出す
る検出ユニットと、(e)前記検出ユニットが前記クリ
ーニングすべき指令を検出した場合、前記インクタンク
に貯蔵されているインクの残量と、前記クリーニング機
構がクリーニングに使用するインクの量とから、クリー
ニングができるか否かを判定する判定ユニットと、
(f)前記判定ユニットによりクリーニングができると
判定された場合、前記クリーニング機構を駆動して前記
インクジェットヘッドをクリーニングさせる制御ユニッ
トと、を備えたことを特徴とする印刷装置である。 (2)(a)文字または図形を印刷するインクジェット
ヘッドと、(b)前記インクジェットヘッドに連通し、
前記インクジェットヘッドが印刷の際に使用するインク
を貯蔵するインクタンクと、(c)前記インクタンクに
貯蔵されたインクを使用して前記インクジェットヘッド
をクリーニングするクリーニング機構と、(d)前記イ
ンクジェットヘッドをクリーニングすべき指令を検出す
る検出ユニットと、(e)前記検出ユニットが前記クリ
ーニングすべき指令を検出した場合、前記インクタンク
に貯蔵されているインクの残量と、前記クリーニング機
構がクリーニングに使用するインクの量とから、クリー
ニングができるか否かを判定する判定ユニットと、
(g)前記判定ユニットによりクリーニングができない
と判定された場合、その旨を通知する通知ユニットと、
を備えたことを特徴とする印刷装置である。 (3)(a)インクジェットヘッドを、インクタンクに
貯蔵されているインクを使用してクリーニングすべき指
令を検出する検出工程と、(b)前記検出工程において
クリーニングすべき指令を検出した場合、前記インクタ
ンクに貯蔵されているインクの残量と、クリーニングに
使用するインクの量とから、クリーニングができるか否
かを判定する判定工程と、(c)前記判定工程において
クリーニングができると判定された場合、前記インクタ
ンクに貯蔵されているインクを使用して、前記インクジ
ェットヘッドをクリーニングするクリーニング工程を備
えたことを特徴とするクリーニング方法である。 (4)さらに、以下の工程を備えることを特徴とする。
グができないと判定された場合、前記クリーニング工程
に代え、クリーニングできない旨を通知する通知工程。
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本発明の範囲を制限するものではない。当業
者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等
なものに置換した実施形態を採用することが可能である
が、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
発明に係る印刷装置の構成について説明する。図1は、
本発明に係る印刷装置の実施形態の一例を示すブロック
構成図である。
102は、ホスト・コンピュータ120が送信する印刷
指令を受信する。
が受信した印刷指令を解釈してインクジェットヘッド1
09を駆動し、紙などの印刷対象に文字や図形などを印
刷させる。印刷指令には、文字や図形を印刷する指令の
ほか、クリーニング実行指令を含むことができる。
(Read Only Memory;読み出し専用メモリ)105に
記憶されるプログラムによって表現される。印刷装置1
01に電源が投入されると、CPU103は、ROM
105内に記憶されたプログラムをRAM(Random Ac
cess Memory;ランダム・アクセス・メモリ)106に
読み出して、読み出したプログラムを先頭から実行す
る。
形のイメージをRAM 106に展開し、このイメージ
にしたがってインクジェットヘッド109を駆動する。
印刷指令に指定された文字の文字コードから文字のイメ
ージを展開する際には、ROM 105に記憶されるフ
ォント情報を利用する。
リーニングするためのクリーニング機構110を備え
る。インクジェットヘッド109は、インクタンク11
1からインク供給路115を経てインクを供給され、供
給されたインクを噴き出し、紙やフィルムなどの印刷対
象に文字や図形を印刷する。
プを行い、キャップに接続されたチューブを介して、ポ
ンプによりインクを吸い出し、廃インク溜めに廃インク
を溜めることにより、増粘したインクや、ノズル近傍の
気泡を除去する。 (2)ノズルからフラッシングして、印字とは無関係な
インク吐出を廃インク溜に向かって行い、増粘したイン
クを除去する。 (3)ノズル面をワイピングして、ノズル近傍のインク
の濡れや、ゴミを除去する。等がある。
ャップ、キャップに接続されたチューブ、チューブに接
続されたポンプ、廃インク溜め、ノズル面をワイピング
するゴム製のワイパー、ワイパーを動かすモータを含
む。
在の状況などを表示する。たとえば、オンライン状態か
否か、印刷中か否か、用紙切れか否かなどが表示され
る。このほか、インクタンク111のインク残量が少な
くなった場合には、交換すべき旨を表示することもでき
る。
タのロール紙の紙送りや、スリップ紙の紙送り、インク
ジェットヘッド109のマニュアルクリーニングなどが
できる。
る構成される不揮発性メモリ113は、現在のインクタ
ンク111の使用を開始してから使用したインクの量を
記憶する。
と、CPU103と、ROM105と、RAM106
と、表示パネル112と、不揮発性メモリ113と、ス
イッチ114とは、従来の印刷装置と同様の公知の技
術、たとえばバスなどを介して接続することができる。
印刷手段として機能し、インクタンク111は、インク
貯蔵手段として機能し、クリーニング機構110は、ク
リーニング手段として機能し、CPU 103は、検出
手段(検出ユニット)、判定手段(判定ユニット)、制
御手段(制御ユニット)として働き、表示パネル112
は通知手段(通知ユニット)として働く。
旨をホストコンピュータ120に通知し、たとえばホス
トコンピュータ120のディスプレイにその旨を表示す
る場合には、インターフェース102は通知手段(通知
ユニット)として働く。
のクリーニング用プログラムを記録した情報記録媒体と
して働く。また、ROM 105の内容をホスト・コン
ピュータ120から更新できる場合には、ホスト・コン
ピュータ120自体、ホスト・コンピュータ120が使
用するCD−ROM(Compact Disk ROM)、ハードデ
ィスク、フロッピーディスクなども、印刷装置101の
クリーニング用プログラムを記録した情報記録媒体とし
て働く。この場合はインターフェース102を介してプ
ログラムが受信され、ROM 105の内容をCPU
103が当該プログラムに更新する。
ある。
ッド109には、印字に必要なインクが供給される。イ
ンクジェットヘッド109の吐出ノズルは、ノズル面に
対し当接可能なキャップ705によってキャップされ
る。キャップ705に連通するポンプ706によって、
インクタンク111からインクが吸引され、インクジェ
ットヘッド109に初期充填される。また、ポンプ70
6によって、インクジェットヘッド109のノズル面近
傍の気泡やゴミをキャップ705を介して吸引され、吸
引された廃インクは、廃インク溜707の吸収材に吸収
される。ポンプ706の吸引時間により、クリーニング
時のインク使用量が決定される。キャップ705及びポ
ンプ706は、制御ユニット708によってコントロー
ルされる。
や、タイマーによるクリーニング指令を検出し、クリー
ニング種類を決定し、算出ユニット704に検出結果を
送出する。算出ユニット704は、インクタンク111
のインク残量と、インクジェットヘッド109の吐出イ
ンク量と、検出ユニット702から受けたクリーニング
種類に応じた必要なクリーニング量とを算出し、判定ユ
ニット703に算出結果を送出する。
4の算出結果を受け、クリーニングが可能かどうか判定
し、クリーニングが可能な場合、制御ユニット708に
クリーニングするよう通知する。一方、判定ユニット7
03は、クリーニングが不可能な場合、表示パネル11
2や、LED701にクリーニングが不可能またはイン
クタンクを交換する旨を通知させ、また、ホストコンピ
ュータ120にも同様の旨を通知する。
3のクリーニング通知を受け、インクジェットヘッド1
09をクリーニングポジションに移動させ、ワイパーで
ノズル面をワイピングしたり、フラッシングさせたり、
キャップ705をノズル面に移動させてノズル面をキャ
ップし、ポンプ706を起動させて廃インクを吸引させ
たりする。
を参照して、本発明に係る印刷装置に新しいインクタン
クに交換した場合のインクタンク交換処理を説明する。
図2は、当該処理の制御の流れを示すフローチャートで
ある。
押圧操作状態を調べてインクタンク111の交換が完了
したか否かを調べる(ステップS201)。したがっ
て、印刷装置101のユーザは、インクタンク111の
交換が完了したら、スイッチ114を押圧操作して、そ
の旨をCPU 103に知らせる必要がある。完了して
いない場合(ステップS201;No)、ステップS2
01に戻る。
(ステップS201;Yes)、CPU 103は、不
揮発性メモリ113に確保された使用インク量領域に記
憶される値(総インク使用量)をクリアして、0に設定
する(ステップS202)。使用インク量領域の値は、
インクを使用するごとに増加していく。
ップS203)。初期充填処理では、インクジェットヘ
ッド109にキャップ(不図示)を施し、キャップを介
してインクジェットヘッド109からインクを吸い出
す。そのインクは、インクタンク111からチューブを
介してインクジェットヘッド109に充填されたもので
ある。
た後、必要に応じて、インク残フラグをリセットし(S
204)、本処理を終了する。なお、初期充填処理につ
いては、当社の出願の特願平11−200873号の処
理方法を採用した。
本発明に係る印刷装置により文字または図形を印刷する
印刷処理を説明する。図3は、当該処理の制御の流れを
示すフローチャートである。
ータ120から送信され、インターフェース102が受
信した印刷指令に基づいて、RAM 106に印刷イメ
ージを展開する(ステップS301)。印刷イメージ
は、たとえば、どのドットを黒くし、どのドットを白く
するか、すなわち、例えば、360dpi×128ドット
のノズル列を有するインクジェットヘッド109のどの
印字要素を駆動してインクを吐出するかという情報であ
る。カラー印刷の場合には、どの色のどの印字要素を駆
動してインクを吐出するかという情報が展開される。こ
こで、印字要素とは、ノズルと振動板や、ノズルとヒー
タとの組み合わせからなる。
展開された印刷イメージにしたがって、インクジェット
ヘッド109の各印字要素を駆動し、印刷対象に文字や
図形を印刷する(ステップS302)。一般的には、こ
こで1行分(A4用紙縦書きの場合、シリアルヘッドの
幅方向の走査距離=210mm)の印刷が行われる。ド
ットを黒くする場合には、インクジェットヘッド109
の当該印字要素を駆動することになる。
6に展開された印刷イメージの黒くすべきドットの数
(インクジェットヘッド109の各印字要素を駆動した
回数)を数え、印刷に使用したインクの量を算出する
(ステップS303)。これは、カラー印刷の場合でも
同様である。RAM 106に展開された印刷イメージ
の情報からステップS302においてインクジェットヘ
ッド109を駆動する回数が判明するため、印刷に使用
したインクの量も判明する。インク量は、1印字要素か
ら1回の吐出動作で吐出されるインク量を予め測定して
おく。例えば、1回の吐出動作で1ng(ナノグラム;
10の−9乗g)のインク量が吐出する場合、10の9
乗回の吐出動作で、1gの総インク量が吐出されたこと
になる。
性メモリ113の使用インク量領域に記憶される値に加
算する(ステップS304)。したがって、使用インク
量領域には、このインクタンク111に交換してからこ
のインクタンク111のうちのどれだけのインクを使用
したかの、総インク使用量が記憶されることになる。
(総インク使用量)が、所定の値(インクエンド値)を
超えたか否かを調べる(ステップS305)。
できるだけのインク量(1行の全ドットについてインク
ジェットヘッド109を駆動した場合のインク使用量)
を、当初インクタンク111に貯蔵されていたインク量
から減算することにより得ることができる。したがっ
て、インクタンク111の種類によって定まる一定値と
考えてもよい。
は、たとえば印刷ドット数とすることができる。一例を
挙げると、インクタンクのインク全量は10×10の9
乗ドット分(10g)である。
場合(ステップS305;Yes)、インクタンク11
1を交換すべき旨を表示パネル112に表示し、あるい
は、インターフェース102を介してホストコンピュー
タに通信して通知し(ステップS306)、前述のイン
クタンク交換処理(ステップS201〜ステップS20
3)を実行して(ステップS307)、本処理を終了す
る。
合(ステップS305;No)、直ちに本処理を終了す
る。この場合、まだあと1行は印刷が可能であることに
なる。
ついて上述したが、1行分の印刷指令を受信するごとに
上記の処理(ステップS301〜ステップS307)を
繰り返せば、複数行分の印刷ができる。
合でも確実に1行を印刷できることが保証され、印刷の
かすれを防止することができる。
照して、本発明に係る印刷装置の印刷機構をクリーニン
グするクリーニング処理を説明する。図4は、当該処理
の制御の流れを示すフローチャートである。
ーニング手法を調べ、クリーニングに必要なインク量
(クリーニング用インク量)を算出する(ステップS4
01)。例えば、スイッチ114を押し、マニュアルク
リーニングがなされた場合、5mgのインクがノズルか
ら吸引されるように指示される。また、前回のクリーニ
ングから5時間経過したときは、3mgのインクがノズ
ルから吸引されるように指示される。さらに、10行分
印字した後、全ノズルから1ドット分フラッシング吐出
されるように指示される、というように、クリーニング
の種類に応じて、インクの吸引量(使用量)が異なる。
使用するインク量(クリーニング用インク量)を、不揮
発性メモリ113の使用インク量領域に記憶される値
(総インク使用量)に加算する(ステップS402)。
領域に記憶される値(総インク使用量)が、所定の値
(インクエンド値)を超えるか否かを調べる(ステップ
S403)。
o)、クリーニング機構110を駆動する(ステップS
404)。クリーニング機構110は、インクをノズル
からキャップを介してポンプにより吸い出したり、印字
要素をフラッシングしたり、ワイパーによりワイピング
したりして、増粘したインクを除去したり、気泡を除去
する。その後、本処理を終了する。
es)、このままクリーニングを続けると途中でインク
切れになってしまうため、インクタンクを交換すべき旨
を通知し(ステップS405)、前述のインクタンク交
換処理(ステップS201〜ステップS203)を実行
し(ステップS406)、本処理を終了する。このよう
に、本発明により、クリーニングの途中でのインクタン
クのインク切れを防止することができる。
ク111を交換した場合、ホストコンピュータ120が
送信したクリーニング指令をインターフェース102が
受信した場合、一定時間印刷が行われなかった場合など
に起動される。
定するためには、不揮発性メモリ113に、最後にクリ
ーニング(ステップS404)もしくは1行分の印刷
(ステップS302)を行った時刻を記憶しておき、ス
テップS302の印刷の前に記憶した時刻と現在時刻を
比較すればよい。
ーニングの手法が異なる場合があり、それに応じてステ
ップS401で算出するインク使用量を変化させればよ
い。それぞれのインク使用量は、実験によって得ること
ができる。
るインクタンクの概要を示す説明図である。図5(a)
に示すように、本実施例で使用されるインクタンク50
1は、インクを貯蔵するための袋502にレバー503
が密着されている。
を介してインクを供給し、インクの残量が減少すると、
図5(b)に示すように、袋502が縮み、レバー50
3がインクタンク501から突出するようになる。
ローチャートを示す。
より押圧操作される検出スイッチ(図示せず)を備え、
CPU 103が検出スイッチを監視し、この検出スイ
ッチが押されるまで、必要に応じて印字やクリーニング
を行う(ステップS601)。この検出スイッチが押圧
されたとき(ステップS602、YES)に、印刷装置
101は、LEDの点滅表示や、表示パネル112を用
いて、インクニアエンド表示を行う。さらに、ホストコ
ンピュータ120に、インクニアエンド通知を行う(ス
テップS603)。ここで、インクニアエンドフラグが
0にセットされているか(つまりリセットされている
か)どうか判断する(S6031)。ニアエンドフラグ
が0であれば(S6031,YES)、ニアエンドにま
だなっていないため、インクタンクのインク残を5mg
とするよう、カウンタをセットする(S604)。ま
た、ニアエンドフラグが1であれば(S6031,N
o)、すでにニアエンドになっているので、S604を
経由せず、S605にジャンプする。
出して印刷装置の検出スイッチが押圧されるときの袋5
02に貯蔵されるインク量から、残り1行を印刷するの
に必要なインク量を減算した値になる。
っては、すぐインクタンクを交換せず印字を続ける場合
がある。そのときは、印字指令を待ち、印字指令があっ
た場合は(S605,Yes)、インク残量が完全に0
になるかどうか判断し(S6051)、まだインク残が
あるとき(S6051、YES),インク残から印字に
用いたインクの量を減算し、新たにインク残としてセッ
トする(ステップS606)。インク残が0になったと
きは、印字せず、S611にジャンプする。
7)。ユーザのマニュアルクリーニングスイッチの押下
や、前回のクリーニングから所定時間経過したためのク
リーニング指令等を受けると、CPU103は、クリー
ニングの種類に応じて必要とするクリーニング使用量を
算出する(ステップS608)。クリーニング使用量
を、インク残から減算し、インク残よりもクリーニング
使用量の方が大きいときは(ステップS609,N
o)、クリーニング機構を動作させることなく、LED
や表示パネル112を用い、さらにはホストコンピュー
タ120に対し、インクタンク交換通知を行い(ステッ
プS611)、処理を終了する。
きは(ステップS609,Yes)、クリーニング可能
なため、クリーニング機構を動作させ(ステップS61
0)、クリーニングの種類に応じたインク吸引動作を行
い、その後、インクニアエンドフラグをセットし(ステ
ップS612)、S605に戻る。
いる場合にのみ、総インク使用量とインク残値との比較
(第1実施例のステップS305、ステップS403)
を行えばよい。このように、本実施例の印刷装置101
の検出スイッチは、検出手段の機能を果たす。
ば、インク残3mgのときに、必要なクリーニング量5
mgのクリーニング指令が到来すると、直ちにインクタ
ンク交換通知を行っている。従って、無駄なクリーニン
グ動作を必要とせず、インクタンク交換通知が行え、ス
ループットが向上する。
以下の効果を奏する。
にインクタンクの交換ができる印刷装置およびそのクリ
ーニング方法を提供することができる。
ずれを採用するかを考慮して、クリーニングの際の判断
を行う印刷装置およびそのクリーニング方法を提供する
ことができる。
ラムを記録した情報記録媒体をソフトウェア商品とし
て、印刷装置と独立して容易に配布したり販売したりす
ることができるようになる。また、本発明の情報記録媒
体に記録されたプログラムを印刷装置で実行すれば、上
記の発明に係る印刷装置および印刷装置クリーニング方
法が実現でき、上記の効果を奏する。
ブロック構成図である。
換処理を示すフローチャートである。
フローチャートである。
理を示すフローチャートである。
す説明図である。
示すフローチャートである。
Claims (14)
- 【請求項1】(a)文字または図形を印刷するインクジ
ェットヘッドと、 (b)前記インクジェットヘッドに連通し、前記インク
ジェットヘッドが印刷の際に使用するインクを貯蔵する
インクタンクと、 (c)前記インクタンクに貯蔵されたインクを使用して
前記インクジェットヘッドをクリーニングするクリーニ
ング機構と、 (d)前記インクジェットヘッドをクリーニングすべき
指令を検出する検出ユニットと、 (e)前記検出ユニットが前記クリーニングすべき指令
を検出した場合、前記インクタンクに貯蔵されているイ
ンクの残量と、前記クリーニング機構がクリーニングに
使用するインクの量とから、クリーニングができるか否
かを判定する判定ユニットと、 (f)前記判定ユニットによりクリーニングができると
判定された場合、前記クリーニング機構を駆動して前記
インクジェットヘッドをクリーニングさせる制御ユニッ
トと、を備えたことを特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】(a)文字または図形を印刷するインクジ
ェットヘッドと、 (b)前記インクジェットヘッドに連通し、前記インク
ジェットヘッドが印刷の際に使用するインクを貯蔵する
インクタンクと、 (c)前記インクタンクに貯蔵されたインクを使用して
前記インクジェットヘッドをクリーニングするクリーニ
ング機構と、 (d)前記インクジェットヘッドをクリーニングすべき
指令を検出する検出ユニットと、 (e)前記検出ユニットが前記クリーニングすべき指令
を検出した場合、前記インクタンクに貯蔵されているイ
ンクの残量と、前記クリーニング機構がクリーニングに
使用するインクの量とから、クリーニングができるか否
かを判定する判定ユニットと、 (g)前記判定ユニットによりクリーニングができない
と判定された場合、その旨を通知する通知ユニットと、
を備えたことを特徴とする印刷装置。 - 【請求項3】前記判定ユニットは、前記クリーニング機
構がクリーニングに使用するインクの量が前記インクタ
ンクに貯蔵されているインクの残量より少ない場合に、
クリーニングができると判定することを特徴とする請求
項1記載の印刷装置。 - 【請求項4】さらに、 (h)前記クリーニング機構がクリーニングに使用する
インクの量および/または前記インクジェットヘッドか
ら吐出されたインク量を算出する算出ユニットを備え、
前記判定ユニットは前記算出ユニットが算出するインク
の量に基づいて判定することを特徴とする請求項1から
3のいずれか記載の印刷装置。 - 【請求項5】(a)文字または図形を印刷する印刷手段
と、 (b)前記印刷手段に連通し、前記印刷手段が印刷の際
に使用するインクを貯蔵するインク貯蔵手段と、 (c)前記インク貯蔵手段に貯蔵されたインクを使用し
て前記印刷手段をクリーニングするクリーニング手段
と、 (d)前記印刷手段をクリーニングすべきか指令を検出
する検出手段と、 (e)前記検出手段によりクリーニングすべきと検出さ
れた場合、前記インク貯蔵手段に貯蔵されているインク
の残量と、前記クリーニング手段がクリーニングに使用
するインクの量とから、クリーニングができるか否かを
判定する判定手段と、 (f)前記判定手段によりクリーニングができると判定
された場合、前記クリーニング手段を駆動して前記印刷
手段をクリーニングさせる制御手段と、を備えたことを
特徴とする印刷装置。 - 【請求項6】以下の工程を備えることを特徴とする印刷
装置クリーニング方法。 (a)インクジェットヘッドを、インクタンクに貯蔵さ
れているインクを使用してクリーニングすべき指令を検
出する検出工程と、 (b)前記検出工程においてクリーニングすべき指令を
検出した場合、前記インクタンクに貯蔵されているイン
クの残量と、クリーニングに使用するインクの量とか
ら、クリーニングができるか否かを判定する判定工程
と、 (c)前記判定工程においてクリーニングができると判
定された場合、前記インクタンクに貯蔵されているイン
クを使用して、前記インクジェットヘッドをクリーニン
グするクリーニング工程。 - 【請求項7】さらに、以下の工程を備えることを特徴と
する請求項6記載の印刷装置クリーニング方法。 (d)前記判定工程において、クリーニングができない
と判定された場合、前記クリーニング工程に代え、クリ
ーニングできない旨を通知する通知工程。 - 【請求項8】前記判定工程は、クリーニングに使用する
インクの量が前記インクタンクに貯蔵されているインク
の残量より少ない場合に、クリーニングができると判定
することを特徴とする請求項6または7記載の印刷装置
クリーニング方法。 - 【請求項9】さらに、 (e)前記インクジェットヘッドのクリーニングに使用
するインクの量および/または前記インクジェットヘッ
ドから吐出されるインク量を算出する算出工程を備え、
前記判定工程は、前記算出工程において算出されたイン
クの量に基づいて判定することを特徴とする請求項6か
ら8のいずれか記載の印刷装置クリーニング方法。 - 【請求項10】以下のステップを備えることを特徴とす
る印刷装置クリーニング用プログラムを記録した情報記
録媒体。 (a)印刷装置の印刷機構手段を、該印刷装置のインク
貯蔵手段に貯蔵されているインクを使用してクリーニン
グすべきか否かを検出する検出ステップと、 (b)前記検出ステップにおいてクリーニングすべきと
検出された場合、該印刷装置のインク貯蔵手段に貯蔵さ
れているインクの残量と、クリーニングに使用するイン
クの量とから、クリーニングができるか否かを判定する
判定ステップと、 (c)前記判定ステップにおいてクリーニングができる
と判定された場合、該印刷装置のインク貯蔵手段に貯蔵
されているインクを使用して、該印刷装置の印刷機構を
クリーニングするクリーニングステップ。 - 【請求項11】さらに、以下のステップを備えることを
特徴とする、請求項10記載の印刷装置クリーニング用
プログラムを記録した情報記録媒体。 (d)前記判定ステップにおいて、クリーニングができ
ないと判定された場合、その旨を通知する通知ステッ
プ。 - 【請求項12】前記判定ステップは、クリーニングに使
用するインクの量が該印刷装置の貯蔵手段に貯蔵されて
いるインクの残量より少ない場合に、クリーニングがで
きると判定することを特徴とする請求項10または11
記載の印刷装置クリーニング用プログラムを記録した情
報記録媒体。 - 【請求項13】さらに、 (e)該印刷装置の印刷機構のクリーニングに使用する
インクの量を算出する算出ステップを備え、前記判定ス
テップは、前記算出ステップにおいて算出されたインク
の量に基づいて判定することを特徴とする請求項10か
ら12のいずれか記載の印刷装置クリーニング用プログ
ラムを記録した情報記録媒体。 - 【請求項14】前記情報記録媒体は、コンパクトディス
ク、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディ
スク、ディジタルビデオディスクあるいは磁気テープで
あることを特徴とする請求項10から13のいずれか記
載の印刷装置クリーニング用プログラムを記録した情報
記録媒体。
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