JP2000343728A - インクジェット式記録装置および同装置におけるヘッドクリーニング制御方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置および同装置におけるヘッドクリーニング制御方法

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JP2000343728A
JP2000343728A JP11156472A JP15647299A JP2000343728A JP 2000343728 A JP2000343728 A JP 2000343728A JP 11156472 A JP11156472 A JP 11156472A JP 15647299 A JP15647299 A JP 15647299A JP 2000343728 A JP2000343728 A JP 2000343728A
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JP
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cleaning
ink
printing
mode
head
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JP11156472A
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Kazuhiko Hara
和彦 原
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジの寿命を延ばし、ランニ
ングコスト等の負担を軽減させ得るインクジェット式記
録装置を提供すること。 【解決手段】 ユーザの操作によるクリーニング指令を
受けた場合においては、クリーニング指令検知手段38
は、印刷履歴格納手段40に格納されている前回のクリ
ーニング動作実行後における印字履歴を参照する。その
印字履歴がない場合においては、記録ヘッドからのイン
クの吸引動作を伴わない架空のクリーニング動作モード
がクリーニングモード選択手段41においてセットさ
れ、クリーニング制御手段36は、これにしたがったク
リーニングモードを実行する。したがって、ユーザが続
けてクリーニング指令を入力した場合においては、イン
クを吸引排出するクリーニング動作を続けて実行するこ
とが避けられ、これによりインクの浪費を避けることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印字データに基づい
てインク滴を記録用紙に吐出することで、記録用紙上に
画像を印刷する記録ヘッドを備えたインクジェット式記
録装置および同装置におけるヘッドクリーニング制御方
法に関し、特にユーザの操作によるクリーニング指令を
受けた場合において実行されるクリーニング動作の管理
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は印字時の騒
音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形
成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多く
の印刷に使用されている。このようなインクジェット式
記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給を
受けるインクジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記録
ヘッドに対して相対的に移動させる紙送り手段を備え、
記録ヘッドをキャリッジ上で記録用紙の幅方向に移動さ
せながら記録用紙に対してインク滴を吐出させることで
記録が行われる。
【0003】そしてキャリッジ上に、ブラックインクお
よびイエロー、シアン、マゼンタの各カラーインクが吐
出が可能な記録ヘッドを搭載し、ブラックインクによる
テキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変え
ることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0004】このようなインクジェット式記録ヘッド
は、圧力発生室で加圧したインクをノズルからインク滴
として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノズル
開口からの溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上昇や、
インクの固化により、また塵埃の付着、さらには気泡の
混入などにより、印刷不良を起こすという問題を抱えて
いる。
【0005】このために、インクジェット式記録装置に
は、非印刷時に記録ヘッドのノズル開口を封止するため
のキャッピング手段と、必要に応じて記録ヘッドのノズ
ル形成面を払拭して清掃する払拭手段が備えられてい
る。前記キャッピング手段は、印刷の休止時に前記した
ノズル開口のインクの乾燥を防止する蓋体として機能す
るだけでなく、ノズル開口に目詰まりが生じた場合に
は、ノズル形成面を封止し吸引ポンプからの負圧によ
り、ノズル開口からインクを吸引してノズル開口のイン
ク固化による目詰まりや、インク流路内への気泡混入に
よるインク吐出不良を解消する機能をも備えている。
【0006】記録ヘッドの目詰まりや、インク流路内へ
の気泡混入を解消させるために行うインクの強制的な吸
引排出処理は、クリーニング操作と呼ばれ、装置の長時
間の休止後に印刷を再開する場合や、ユーザが記録画像
の品質が悪化したのを認識し、例えばクリーニングスイ
ッチを操作した場合に実行され、記録ヘッドよりインク
を負圧により排出させた後に、ゴムなどの弾性板を備え
た払拭手段により記録ヘッドのノズル形成面を払拭する
操作が伴われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の記
録装置においては、前記したとおりユーザの操作により
クリーニング動作を実行させることができ、例えば記録
装置の操作パネルに配置されたクリーニング指令ボタン
の操作により、またはプリンタドライバのユーティリテ
ィ上で実行させることができる。
【0008】このように、ユーザの操作によりクリーニ
ング動作を実行させることができるために、ユーザによ
っては印字動作を実行せずに続けてクリーニング指令を
何度も入力させる操作を行うことがあり、また意識せず
に続けてクリーニング指令を入力するなどの誤操作が行
われることもある。
【0009】したがって、装置はクリーニング指令を受
ける度にクリーニング動作を実行し、その都度において
インクの吸引排出動作がなされる。このために、インク
カートリッジにおけるインクを不必要に浪費し、インク
カートリッジの寿命を短くするという問題が発生する。
【0010】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、ユーザの操作によるクリーニング
指令を受けた場合において、前回のクリーニング動作実
行後における印字履歴に基づいて、記録ヘッドからイン
クの吸引動作を実行するか否かを判定するようになさ
れ、これにより連続してクリーニング指令を受けた場合
におけるインクの浪費を抑制することができるインクジ
ェット式記録装置および同装置におけるヘッドクリーニ
ング制御方法を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、印字データに基づいてインク滴を記録用紙に吐出
することで記録用紙上に画像を印刷するインクジェット
式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止
すると共に吸引ポンプからの負圧を受けて記録ヘッドか
らインクを吸引排出させるキャッピング部材を含むヘッ
ドクリーニング手段を具備したインクジェット式記録装
置であって、ユーザの操作によるクリーニング指令を受
けた場合において、前回のクリーニング動作実行後にお
ける印字履歴に基づいて、記録ヘッドからインクの吸引
動作を実行するか否かを判定する判定手段がさらに具備
される。
【0012】この場合、インクカートリッジの交換時や
定期的に入る記録装置が自動的に行うクリーニング動作
を、前回のクリーニング動作として管理するように構成
されることが望ましい。
【0013】また前記判定手段は、記録装置の動作電源
を投入した後の印字履歴に基づいて、記録ヘッドからイ
ンクの吸引動作を実行するか否かを判定するように構成
されることが望ましい。
【0014】そして、好ましくは前記判定手段は、前回
のクリーニング動作実行後において印字履歴が無い場合
においては、記録ヘッドのクリーニング動作を実行しな
いモードを選択するように構成される。また前記判定手
段は、前回のクリーニング動作実行後において印字履歴
が無い場合においては、記録ヘッドからのインクの吸引
動作を伴わない架空のクリーニング動作モードを選択す
るように構成される場合もある。
【0015】さらに前記判定手段は、前回のクリーニン
グ動作実行後において印字履歴が有る場合においては、
好ましくは前回のクリーニング動作実行後における印字
量に基づいて、記録ヘッドからのインクの吸引動作を行
う予め定められたクリーニングモードのうちの1つのモ
ードを選択するように構成される。
【0016】この場合、記録ヘッドからのインクの吸引
動作を行う予め定められたクリーニングモードは、記録
ヘッドから所定量のインクを吸引する第1クリーニング
モード、前記第1クリーニングモードよりも大量のイン
クを吸引する第2クリーニングモード、前記第2クリー
ニングモードでのインクの吸引量と同等、またはそれ以
上のインクを吸引し、かつ払拭部材により記録ヘッドの
ノズル形成面を払拭する動作を伴う第3クリーニングモ
ードが設定される。
【0017】そして、望ましくはユーザの操作によるク
リーニング指令を受けた場合において、印字状態を判別
するための印字チェックパターンを印字するように構成
される。また、望ましくは前記判定手段により選択され
た各モードの動作終了後に、印字状態を判別するための
チェックパターンを印字するように構成される。
【0018】さらには、ユーザの操作によるクリーニン
グ指令を受けた場合において、印字状態を判別するため
のチェックパターンを印字すると共に、前記判定手段に
より選択された各モードの動作終了後に、印字状態を判
別するためのチェックパターンを再び印字するように構
成される場合もある。
【0019】また、本発明にかかるインクジェット式記
録装置におけるヘッドクリーニング制御方法は、印字デ
ータに基づいてインク滴を記録用紙に吐出することで記
録用紙上に画像を印刷するインクジェット式記録ヘッド
と、前記記録ヘッドのノズル形成面を封止すると共に吸
引ポンプからの負圧を受けて記録ヘッドからインクを吸
引排出させるキャッピング部材を含むヘッドクリーニン
グ手段を具備したインクジェット式記録装置におけるヘ
ッドクリーニング制御方法であって、ユーザの操作によ
るクリーニング指令を受けたか否かを判定する指令判定
ステップと、前記指令判定ステップにおいてクリーニン
グ指令を受けたと判定した場合において、前回のクリー
ニング動作実行後における印字履歴を取得する履歴取得
ステップと、前記履歴取得ステップによって取得された
印字履歴に基づいて、記録ヘッドからインクの吸引動作
を実行するか否かを選定する要否選定ステップと、前記
要否選定ステップによって選定された動作モードを実行
する動作モード実行ステップとを順次実行するようにな
される。
【0020】この場合、好ましくは履歴取得ステップに
おいて、前回のクリーニング動作実行後における印字履
歴が無しの情報を取得した場合には、前記要否選定ステ
ップは、記録ヘッドのクリーニング動作を実行しないモ
ード、または記録ヘッドからのインクの吸引動作を伴わ
ない架空のクリーニング動作モードを選定するようにな
される。
【0021】また、履歴取得ステップにおいて、前回の
クリーニング動作実行後における印字履歴が有りの情報
を取得した場合には、前記要否選定ステップは、前回の
クリーニング動作実行後における印字量に基づいて、記
録ヘッドからのインクの吸引動作を行う予め定められた
クリーニングモードのうちの1つのモードを選定するよ
うになされる。
【0022】そして望ましくは、前記指令判定ステップ
において、ユーザの操作によるクリーニング指令を受け
たと判定した場合には、印字状態を判別するためのチェ
ックパターンを印字するチェックパターン印字ステップ
を実行するようになされる。また、望ましくは前記要否
選定ステップにおいて選定された動作モードの終了後
に、印字状態を判別するためのチェックパターンを印字
するチェックパターン印字ステップを実行するようにな
される。
【0023】さらには前記指令判定ステップにおいて、
ユーザの操作によるクリーニング指令を受けたと判定し
た場合には、印字状態を判別するためのチェックパター
ンを印字するチェックパターン印字ステップを実行し、
かつ前記要否選定ステップによって選定された動作モー
ドの終了後に、再び印字状態を判別するためのチェック
パターンを印字するチェックパターン印字ステップを実
行するようになされる場合もある。
【0024】以上のようになされたヘッドクリーニング
制御方法を採用したインクジェット式記録装置による
と、ユーザの操作によるクリーニング指令を受けか否か
が判定される。ユーザの操作によるクリーニング指令を
受けたと判定された場合には、前回のクリーニング動作
実行後における印字履歴が参照される。そして、この印
字履歴に基づいて、記録ヘッドからインクの吸引動作を
実行するか否かが判定される。
【0025】この場合、印字履歴を参照した結果、前回
のクリーニング動作実行後において印字履歴がない場合
においては、例えば記録ヘッドからのインクの吸引動作
を伴わない架空のクリーニング動作が実行される。した
がって、無闇にインクを浪費するこが防止され、また、
ユーザにはあたかもクリーニング動作が実行されている
ように見せかけるようになされる。
【0026】一方、前回のクリーニング動作後における
印字履歴があると判断される場合には印字量が参照さ
れ、前回のクリーニング動作後における印字量に応じ
て、例えばインクの吸引量が異なる各クリーニングモー
ドが設定され、ここで設定されたクリーニング動作が実
行される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づい
て説明する。図1は本発明が適用された記録装置本体の
全体構成を示したものである。図中符号1はキャリッジ
であり、このキャリッジ1はタイミングベルト2を介し
たキャリッジモータ3からの駆動力により、ガイド部材
4に案内されてプラテン5の軸方向に往復動するように
構成されている。前記キャリッジ1の記録用紙6と対向
する面には、図には示されていないが後述するブラック
インク用記録ヘッド、およびカラーインク用記録ヘッド
が搭載されており、キャリッジ1上に着脱可能に装着さ
れたブラックインクカートリッジ9、カラーインクカー
トリッジ10からのインクの供給を受けて記録用紙6に
対してインク滴が吐出できるように構成されている。
【0028】記録装置の非印字領域(ホームポジショ
ン)には、キャッピング手段13が配置されており、こ
のキャッピング手段13には、ブラックインク用記録ヘ
ッドのノズル形成面を封止するキャップ部材14と、カ
ラーインク用記録ヘッドのノズル形成面を封止するキャ
ップ部材15が同一のスライダに搭載されている。
【0029】各キャップ部材14,15は、各記録ヘッ
ドのノズル形成面を1つの空間で封止できるサイズを備
え、それぞれが単独で駆動可能な後述する2台の吸引ポ
ンプからなるポンプユニット16にチューブを介して接
続されている。このような構成により、各キャップ部材
14,15はフラッシング時において、一定の間隙をも
って前記記録ヘッドに対向してインク滴を受け、また装
置の休止期間中には記録ヘッドのノズル形成面を封止
し、またクリーニング操作時には、ポンプユニット16
からの負圧の供給を受けて各記録ヘッドからインクを強
制的に排出させることができる。
【0030】またキャッピング手段13の印字領域側の
近傍には、ゴムおよびフェルト材により構成された払拭
部材を備えた払拭手段19が配置されていて、キャリッ
ジ1がキャッピング手段13側に往復移動する際に、記
録ヘッドのノズル形成面を払拭して清掃動作がなされる
ように構成されている。
【0031】図2は前記した払拭手段19の構成を示し
たものであり、この払拭手段19は、ゴム材を短冊状に
成形したワイピング部材20と、フェルトを同形状に成
形したラビング部材21とが貼着されており、これらは
スライド部材22の上部に取り付けられている。そし
て、スライド部材は後述する払拭部材駆動手段によって
矢印A−A′方向、すなわち水平方向に移動できるよう
に構成されており、矢印A方向への移動状態において、
キャリッジ1に搭載された記録ヘッドの移動軌跡に進入
し、また矢印A′方向への移動によって、記録ヘッドの
移動軌跡から退避されるように構成されている。
【0032】これによりキャリッジ1が印字領域からホ
ームポジションに移動する場合において、フェルト材に
より成形されたラビング部材21が、記録ヘッドのノズ
ル形成面に摺接して擦り作用を与え、ノズル形成面に付
着したインクの固化物や紙粉などの異物を除去するよう
になされる。またキャリッジ1がホームポジションから
印字領域に移動する場合においては、ゴム材により成形
されたワイピング部材20が同じく記録ヘッドのノズル
形成面に摺接しノズル形成面に付着したインクを払拭し
て除去するようになされる。
【0033】図3は、前記した記録装置内に搭載された
制御回路の構成をブロック図によって示したものであ
る。なお、図3において符号7および8は、キャリッジ
1に搭載されたブラックインク用記録ヘッド、およびカ
ラーインク用記録ヘッドであり、また符号17および1
8は、各キャップ部材14,15の内部空間を負圧に吸
引するためのポンプユニット16を構成するそれぞれの
吸引ポンプを示している。また符号25は前記吸引ポン
プ17,18によって吸引されたインクを貯留する廃イ
ンクタンクを示す。
【0034】図3において、符号30はホストコンピュ
ータを示しており、このホストコンピュータ30にはプ
リンタドライバ31が内蔵され、このプリンタドライバ
のユーティリティ上で、入力装置32からの入力によっ
て周知の用紙サイズ、モノクロ/カラー印字の選択、記
録モードの選択、フォント等のデータおよび印字指令な
どが入力できるようになされると共に、クリーニング指
令を受けて後述するヘッドクリーニング動作が実行でき
るように構成されている。
【0035】印字指令の入力により、プリンタドライバ
31からは印刷制御手段33に対して印刷データが送出
されるように構成されており、また印刷制御手段33は
印刷データに基づいてビットマップデータを生成し、ヘ
ッド駆動手段34により駆動信号を発生させて、記録ヘ
ッド7,8からインクが吐出されるように構成されてい
る。ヘッド駆動手段34は、印刷データに基づく駆動信
号の他に、フラッシング制御手段35からのフラッシン
グ指令信号を受けてフラッシング操作のための駆動信号
を記録ヘッド7,8に出力し、印字とは関係のないイン
クの空吐出を行なうことができるようにも構成されてい
る。
【0036】符号36はクリーニング制御手段であり、
このクリーニング制御手段36からの指令によりポンプ
駆動手段37が動作して、吸引ポンプ17,18が駆動
されるように構成されている。そして、各記録ヘッド
7,8のノズル形成面を封止した状態における各キャッ
プ部材14,15の内部空間を負圧に吸引し、記録ヘッ
ド7,8のノズル開口より、インクを吸引排出するよう
になされ、またキャップ部材14,15に排出されたイ
ンクを廃インクタンク25に送り出すように作用する。
【0037】一方、クリーニング指令検知手段38に
は、プリンタドライバ31のユーティリティ上で入力さ
れたクリーニング指令を受けて、後述するクリーニング
操作がなされるように構成されている。またクリーニン
グ指令検知手段38は、例えば記録装置の操作パネルに
配置されたクリーニング指令ボタン39の操作を受け
て、同様に後述するクリーニング操作がなされるように
構成されている。
【0038】前記クリーニング指令検知手段38より、
印刷制御手段33に対して制御信号が送出されるように
構成されており、クリーニング指令検知手段38は、プ
リンタドライバ31のユーティリティ上で入力されたク
リーニング指令を受けた場合、または記録装置の操作パ
ネルに配置された前記クリーニング指令ボタン39の操
作を受けた場合において、印刷制御手段33を起動して
印字状態を判別するためのチェックパターンを印字させ
るように構成されている。
【0039】図4は、この時に印字されるチェックパタ
ーン(ノズルチェックパターン)の一例を示したもので
ある。このチェックパターンにおける(a),(b),
(c)は、ブラックインク用記録ヘッド7によって印字
された形態例を示しており、また(d)はカラーインク
用記録ヘッド8におけるマゼンタにより、また(e)は
シアンにより、さらに(f)はイエローによって印字さ
れた形態例を示している。図4に示すチェックパターン
の例は、印刷が正常な状態を示しており、このパターン
にいわゆるかすれ、またはすき間が生ずる場合において
は、印字不良が生じていることになる。
【0040】前記したように、プリンタドライバ31の
ユーティリティ上で入力されたクリーニング指令を受け
た場合、または記録装置の操作パネルに配置された前記
クリーニング指令ボタン39の操作を受けた場合におい
て、図4に示すようなチェックパターンを自動的に印字
させることにより、ユーザに対してクリーニング操作の
必要性を認識させることができ、無闇にクリーニングの
操作指令を行うことによるインクの浪費を避けることが
できる。
【0041】一方、前記クリーニング指令検知手段38
より、印刷履歴格納手段40に制御信号が送出できるよ
うに構成されており、この印刷履歴格納手段40はヘッ
ドクリーニング動作の終了時点で印刷履歴がゼロリセッ
トされ、また印刷制御手段33からのデータを得て、ヘ
ッドクリーニング動作後に印刷された印刷量を積算計測
するようになされている。
【0042】これにより、クリーニング指令検知手段3
8においてクリーニング指令を受けた場合には、印刷履
歴格納手段40に格納されている前回のクリーニング動
作実行後における印刷量が抽出され、当該データが判定
手段としてのクリーニングモード選択手段41に供給さ
れるように構成されている。
【0043】この場合、前回のクリーニング動作とし
て、ユーザの指令によるクリーニング動作ではなく、イ
ンクカートリッジの交換時に記録装置が自動的に実行す
るクリーニング動作(交換クリーニング)、または時間
経過によって装置において自動的に実行されるクリーニ
ング動作(タイマクリーニング)を把握し、これら交換
クリーニングまたはタイマクリーニングの実行後におけ
る印刷履歴格納手段40に格納されている印刷量を抽出
するようにしてもよい。
【0044】クリーニングモード選択手段41は、前回
のクリーニング動作実行後における印刷量、例えば印字
ページ数のデータを受けて、ROM42をアクセスし、
印刷ページ数のデータに基づいたクリーニングモードを
決定する。これは、記録ヘッドからインクの吸引動作を
実行するか否かを決定すると共に、インクの吸引動作を
実行する場合においては、予め定められたクリーニング
モードに基づく制御信号を、前記クリーニング制御手段
36に対して送出するようになされる。
【0045】前記したインクの吸引動作を実行する場合
のクリーニングモードとしては、例えば記録ヘッドから
所定量のインクを吸引する第1クリーニングモード(後
述するCL1モード)、前記第1クリーニングモードよ
りも大量のインクを吸引する第2クリーニングモード
(後述するCL1′モード)、前記第2クリーニングモ
ードでのインクの吸引量と同等、またはそれ以上のイン
クを吸引し、かつ払拭部材により記録ヘッドのノズル形
成面を払拭する動作を伴う第3クリーニングモード(後
述するCL2モード)とが用意されている。
【0046】またさらに、いったん装着したインクカー
トリッジ9または10を引き抜いて再度装着した場合の
ように、カートリッジ内に多量の気泡が浸入した場合に
は、より強力なインクの吸引動作が必要であり、これを
実行する第4クリーニングモード(ワンタイムCLモー
ド)も用意されている。なお、いったん装着したインク
カートリッジ9または10を引き抜いて再度装着したか
否かについては、図には示されていないが、キャリッジ
1に装着されたカートリッジ検知スイッチの開閉状態を
ホストコンピュータ30において監視し、このホストコ
ンピュータ30におけるステータスデータを参照するこ
とにより判別することができる。
【0047】前記した第3クリーニングモード(CL2
モード)が選択された場合には、クリーニングモード選
択手段41より払拭部材駆動手段43に制御信号が送出
され、これに伴い図2に示す払拭手段19が、キャリッ
ジ1に搭載された記録ヘッドの移動軌跡に進入し、フェ
ルト材により成形されたラビング部材21が記録ヘッド
のノズル形成面に摺接して擦り作用を与え、ノズル形成
面に付着したインクの固化物や紙粉などの異物を除去す
るようになされる。すなわちより強力なクリーニング動
作が実行される。
【0048】図3に示すように、前記クリーニングモー
ド選択手段41より、後述するクリーニング動作が終了
した時点で、印刷制御手段33に制御信号が送出できる
ように構成されており、印刷制御手段33を起動して印
字状態を判別するための図4に例示したチェックパター
ンを再び印字させることができるように構成されてい
る。
【0049】前記したようにクリーニング指令を受けた
場合に、自動的にチェックパターンを印字させることに
よって、その印字が正常であることが認識されれば、無
闇に連続してクリーニング指令を入力することを予防さ
せることに役立ち、さらにクリーニング動作が終了した
時点で、再び同一のチェックパターンを自動的に印字さ
せるように構成すれば、記録ヘッドにおける印字機能の
回復の経緯が明確となり、より好ましい。
【0050】なお、前記印刷履歴格納手段40は、装置
の動作電源がオフされた時点で印刷履歴がゼロリセット
され、装置の動作電源が投入(オン)された後における
印字履歴に基づいて、判定手段としての前記クリーニン
グモード選択手段41において、記録ヘッドからインク
の吸引動作を実行するか否かを選択するようにしてもよ
い。このように構成することにより、動作電源をオンし
た直後に、ユーザの操作により無闇にクリーニング動作
が繰り返し実行され、あるいはユーザが誤ってクリーニ
ング指令ボタン39を操作したことによるクリーニング
動作の繰り返しを避けることができ、インクの浪費を防
ぐことができる。
【0051】次に、図5および図6は前記した構成の記
録装置によってなされるヘッドクリーニング制御の動作
シーケンスを示したものである。なお、図5および図6
はブラックインク用記録ヘッド7に対するクリーニング
の動作シーケンスを示しているが、カラーインク用記録
ヘッド8に対するクリーニングの動作シーケンスも以下
と同様に実行される。なお、図5および図6に示す動作
フローチャートにおいて、“Bk”の表記はブラックイ
ンク用記録ヘッド7のクリーニング操作を示している。
【0052】ステップS11に示すように記録装置にお
けるクリーニング指令検知手段38は、ユーザの操作に
よりクリーニング指令が入力されたか否かを監視してお
り、クリーニング指令が入力されたと判定した場合に
は、ステップS12に示すようにチェックパターンを印
字する操作を実行する。これは前記したとおり、クリー
ニング指令検知手段38より、印刷制御手段33に指令
信号を送出することによってなされる。
【0053】そして、ステップS13において前回のク
リーニング動作実行後における印字履歴を参照し、印字
をしたか否かを判定する。これは、前記した印刷履歴格
納手段40に格納されている印刷ページ数のデータを参
照することによって判定される。そして、ステップS1
3において、前回のクリーニング動作実行後において印
字が実行されていない(No)と判定されると、図5お
よび図6に示す(A)を介して図6に示すステップS1
4に移行し、R0M42から読み出されたCL3モード
のパラメータがクリーニングモード選択手段41にセッ
トされる。
【0054】続いて、ステップS15に移行してクリー
ニング動作が実行されるが、前記したCL3モードのパ
ラメータは、記録ヘッドからのインクの吸引動作を伴わ
ない架空のクリーニング動作モードを実行させるもので
あり、キャリッジ1がホームポジションに移動し、各記
録ヘッド7,8をキャップ部材14,15によって封止
した状態とされるものの、吸引ポンプ17,18は駆動
されない。このように、前回のクリーニング動作実行後
において印字が実行されていない場合には、架空のクリ
ーニング動作が実行され、無闇にインクを浪費すること
を防止するようになされ、ユーザにはあたかもクリーニ
ング動作が実行されているように見せかけるようになさ
れる。
【0055】そして、ステップS16に移り、クリーニ
ングモード選択手段41より印刷制御手段33に対して
制御信号が送出され、再び図4に示したチェックパター
ンが印字される。
【0056】一方、ステップS13において、前回のク
リーニング動作実行後において印字が実行されている
(Yes)と判定されると、ステップS17に移り印刷
履歴格納手段40を参照して前回のクリーニング動作実
行後における印字ページ数を把握する。そして前回のク
リーニング動作実行後における印字ページ数が5ページ
以下ではない(No)、すなわち6ページ以上であると
判定されると、ステップS18において、ワンタイムフ
ラグを“0”にセットする。
【0057】このワンタイムフラグは、前記したワンタ
イムCLモードを実行するか否かを管理するものであ
り、このフラグを“0”にセットすることで、次回のク
リーニング動作時には“ワンタイムCL”モード以外の
クリーニングを実行させるように管理する。そして、図
5および図6に示す(B)を介して図6に示すステップ
S19に移行し、CL2カウンタのKKbを“1”にセ
ットし、次に続くステップS20において、R0M42
より読み出されたCL1モードのパラメータをクリーニ
ングモード選択手段41にセットさせる。
【0058】ここで、前記CL2カウンタのKKbは、
クリーニング選択動作においてクリーニングモードの選
択順を次のとおりに実行させるカウンタである。すなわ
ちKKbの値が“0”の場合には、KKb=1に定義し
直した後、CL1モードをセットし、第1クリーニング
モード(CL1)を実行するようになされる。続いてク
リーニング動作に入る場合にはKKb=1と定義されて
いるので、KKb=2に定義し直した後、CL1′モー
ドをセットし、第2クリーニングモード(CL1′)を
実行するようになされる。
【0059】同様に次にクリーニング動作に入る場合に
はKKb=2と定義されているので、KKb=0に定義
し直した後、CL2モードをセットし、第3クリーニン
グモード(CL2)を実行するようになされる。
【0060】このように、CL1→CL1′→CL2の
繰り返しがなされ、CL1→CL1′→CL2となるに
したがってインクの吸引量が増大され、CL2において
は前記したとおりフェルト材により成形されたラビング
部材21が記録ヘッドのノズル形成面に摺接して擦り作
用を与え、ノズル形成面に付着したインクの固化物や紙
粉などの異物を除去するようになされる。すなわち、よ
り強力なクリーニング動作を実行することになる。換言
すればクリーニング動作が続けて実行されるということ
は、印字状態がなかなか正常に復帰しないということと
なり、より強力なクリーニング動作にシフトさせる必要
が生じ、前記したような制御がなされるように設定され
ている。
【0061】したがってステップS20に続くステップ
S15におけるクリーニング動作は、ステップS20に
おいてセットされた第1クリーニングモード(CL1)
が実行され、その後ステップS16においてクリーニン
グモード選択手段41より印刷制御手段33に対して制
御信号が送出され、再び図4に示したチェックパターン
が印字される。
【0062】前記したようにステップS17において、
前回のクリーニング動作実行後における印字ページ数が
5ページ以下ではない、すなわち6ページ以上であると
判定される場合において、再びユーザによりクリーニン
グ指令が入力される場合は、先のクリーニング動作で、
印字状態の回復が成し遂げたものの、新たな不具合の発
生によりクリーニング動作が必要になったものと判断し
てKKbをCL1に設定するようになされている。
【0063】一方、前記ステップS17において、前回
のクリーニング動作実行後における印字ページ数が5ペ
ージ以下である(Yes)と判定される場合において、
再びユーザによりクリーニング指令が入力されるという
ことは、クリーニング動作を実行したにもかかわらず、
印字状態の回復が成し遂げられないことを意味し、前回
よりもより強力なクリーニング動作を実行させるように
なされる。ステップS21においては、ワンタイムフラ
グが“1”であるか否かが判定され、ワンタイムフラグ
が“1”ではない、すなわち“0”であると判定される
と、ステップS22においてCL2カウンタの値が検証
される。
【0064】ここで、KKb=0である場合には、前記
したステップS19に移行し、KKb=1である場合に
は、図5および図6に示す(C)を介して図6に示すス
テップS23に移行し、CL2カウンタのKKbを
“2”にセットし、次に続くステップS24において、
R0M42より読み出されたCL1′モードのパラメー
タをクリーニングモード選択手段41にセットさせる。
【0065】したがってステップS24に続くステップ
S15におけるクリーニング動作は、ステップS24に
おいてセットされた第2クリーニングモード(CL
1′)が実行され、その後ステップS16においてクリ
ーニングモード選択手段41より印刷制御手段33に対
して制御信号が送出され、再び図4に示したチェックパ
ターンが印字される。
【0066】そして、前記ステップS22においてKK
b=2であると判定されると、図5および図6に示す
(D)を介して図6に示すステップS25に移行し、C
L2カウンタのKKbを“0”にセットし、次に続くス
テップS26において、R0M42より読み出されたC
L2モードのパラメータをクリーニングモード選択手段
41にセットさせる。
【0067】したがってステップS26に続くステップ
S15におけるクリーニング動作は、ステップS26に
おいてセットされた第3クリーニングモード(CL2)
が実行され、ラビング部材21によるノズル形成面の払
拭を伴うクリーニング動作が実行される。その後ステッ
プS16においてクリーニングモード選択手段41より
印刷制御手段33に対して制御信号が送出され、再び図
4に示したチェックパターンが印字される。
【0068】また、前記ステップS21において、ワン
タイムフラグが“1”であると判定された場合には、ス
テップS27において、ワンタイムフラグを“0”にセ
ットする。そして、図5および図6に示す(E)を介し
て図6に示すステップS28に移行し、CL2カウンタ
のKKbを“0”にセットし、次に続くステップS29
において、R0M42より読み出されたワンタイムCL
モードのパラメータをクリーニングモード選択手段41
にセットさせる。
【0069】したがってステップS29に続くステップ
S15におけるクリーニング動作は、ステップS29に
おいてセットされた第4クリーニングモード(ワンタイ
ムCL)が実行され、その後ステップS16においてク
リーニングモード選択手段41より印刷制御手段33に
対して制御信号が送出され、再び図4に示したチェック
パターンが印字される。
【0070】なお、以上説明した実施の形態において
は、前回のクリーニング動作の実行後に印字履歴がない
場合においては、記録ヘッドからのインクの吸引動作を
伴わない架空のクリーニング動作モードを実行させるよ
うにしているが、架空のクリーニング動作モードを実行
させることもせずに、記録ヘッドのクリーニング動作を
一切不動作にするように構成してもよい。
【0071】また、前記した実施の形態においては、第
3クリーニングモード(CL2)を実行する場合におい
ては、ラビング部材によるノズル形成面の払拭を伴うク
リーニング動作を実行するようにしているが、これは必
要に応じてゴム材により形成されたワイピング部材によ
るノズル形成面の払拭を伴うクリーニング動作を実行す
るようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるヘッドクリーニング制御方法を採用したインクジ
ェット式記録装置によると、ユーザの操作によるクリー
ニング指令を受けた場合において、前回のクリーニング
動作実行後における印字履歴に基づいて、記録ヘッドか
らインクの吸引動作を実行するか否かを判定する判定手
段を具備したので、例えばユーザが続けてクリーニング
指令を入力した場合においては、インクを吸引排出する
クリーニング動作を続けて実行することが避けられ、こ
れによりインクの必要以上の浪費を避けることができ、
ランニングコスト等の負担も軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された記録装置本体の全体構成を
示した斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置に装着された払拭手段の構
成を示した斜視図である。
【図3】図1に示す記録装置に搭載された制御回路の構
成を示したブロック図である。
【図4】図1に示す記録装置によってなされる印字状態
を判別するためのチェックパターンの例を示す模式図で
ある。
【図5】図3に示す制御回路においてなされるクリーニ
ング動作を示すフローチャートである。
【図6】図5に示すフローチャートに続くクリーニング
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キャリッジ 6 記録用紙 7 記録ヘッド 8 記録ヘッド 9 インクカートリッジ 10 インクカートリッジ 13 キャッピング手段 14 キャップ部材 15 キャップ部材 16 ポンプユニット 17 吸引ポンプ 18 吸引ポンプ 19 払拭手段 20 ワイピング部材 21 ラビング部材 22 スライド部材 25 廃インクタンク 30 ホストコンピュータ 31 プリンタドライバ 32 入力装置 33 印刷制御手段 34 ヘッド駆動手段 35 フラッシング制御手段 36 クリーニング制御手段 37 ポンプ駆動手段 38 クリーニング指令検知手段 39 クリーニング指令ボタン 40 印刷履歴格納手段 41 クリーニングモード選択手段 42 ROM 43 払拭部材駆動手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字データに基づいてインク滴を記録用
    紙に吐出することで記録用紙上に画像を印刷するインク
    ジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形成
    面を封止すると共に吸引ポンプからの負圧を受けて記録
    ヘッドからインクを吸引排出させるキャッピング部材を
    含むヘッドクリーニング手段を具備したインクジェット
    式記録装置であって、 ユーザの操作によるクリーニング指令を受けた場合にお
    いて、前回のクリーニング動作実行後における印字履歴
    に基づいて、記録ヘッドからインクの吸引動作を実行す
    るか否かを判定する判定手段をさらに具備したことを特
    徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前回のクリーニング動作が、インクカー
    トリッジの交換時や定期的に入る記録装置が自動的に行
    うクリーニング動作である請求項1に記載のインクジェ
    ット式記録装置。
  3. 【請求項3】 記録装置の動作電源を投入した後の印字
    履歴に基づいて、記録ヘッドからインクの吸引動作を実
    行するか否かを判定する判定手段を具備したことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のインクジェット
    式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前回のクリーニング動
    作実行後において印字履歴が無い場合においては、記録
    ヘッドのクリーニング動作を実行しないモードを選択す
    るように構成した請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前回のクリーニング動
    作実行後において印字履歴が無い場合においては、記録
    ヘッドからのインクの吸引動作を伴わない架空のクリー
    ニング動作モードを選択するように構成した請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載のインクジェット式記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記判定手段は、前回のクリーニング動
    作実行後において印字履歴が有る場合においては、前回
    のクリーニング動作実行後における印字量に基づいて、
    記録ヘッドからのインクの吸引動作を行う予め定められ
    たクリーニングモードのうちの1つのモードを選択する
    ように構成した請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドからのインクの吸引動作
    を行う予め定められたクリーニングモードは、記録ヘッ
    ドから所定量のインクを吸引する第1クリーニングモー
    ド、前記第1クリーニングモードよりも大量のインクを
    吸引する第2クリーニングモード、前記第2クリーニン
    グモードでのインクの吸引量と同等、またはそれ以上の
    インクを吸引し、かつ払拭部材により記録ヘッドのノズ
    ル形成面を払拭する動作を伴う第3クリーニングモード
    とを包含してなる請求項6に載のインクジェット式記録
    装置。
  8. 【請求項8】 ユーザの操作によるクリーニング指令を
    受けた場合において、印字状態を判別するための印字チ
    ェックパターンを印字するように構成した請求項1乃至
    請求項7のいずれかに記載のインクジェット式記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記判定手段により選択された各モード
    の動作終了後に、印字状態を判別するためのチェックパ
    ターンを印字するように構成した請求項1乃至請求項7
    のいずれかに記載のインクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 ユーザの操作によるクリーニング指令
    を受けた場合において、印字状態を判別するためのチェ
    ックパターンを印字すると共に、前記判定手段により選
    択された各モードの動作終了後に、印字状態を判別する
    ためのチェックパターンを再び印字するように構成した
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のインクジェッ
    ト式記録装置。
  11. 【請求項11】 印字データに基づいてインク滴を記録
    用紙に吐出することで記録用紙上に画像を印刷するイン
    クジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル形
    成面を封止すると共に吸引ポンプからの負圧を受けて記
    録ヘッドからインクを吸引排出させるキャッピング部材
    を含むヘッドクリーニング手段を具備したインクジェッ
    ト式記録装置におけるヘッドクリーニング制御方法であ
    って、 ユーザの操作によるクリーニング指令を受けたか否かを
    判定する指令判定ステップと、 前記指令判定ステップにおいてクリーニング指令を受け
    たと判定した場合において、前回のクリーニング動作実
    行後における印字履歴を取得する履歴取得ステップと、 前記履歴取得ステップによって取得された印字履歴に基
    づいて、記録ヘッドからインクの吸引動作を実行するか
    否かを選定する要否選定ステップと、 前記要否選定ステップによって選定された動作モードを
    実行する動作モード実行ステップとを順次実行するよう
    になされたインクジェット式記録装置におけるヘッドク
    リーニング制御方法。
  12. 【請求項12】 前記履歴取得ステップにおいて、前回
    のクリーニング動作実行後における印字履歴が無しの情
    報を取得した場合には、前記要否選定ステップは、記録
    ヘッドのクリーニング動作を実行しないモード、または
    記録ヘッドからのインクの吸引動作を伴わない架空のク
    リーニング動作モードを選定するようになされた請求項
    11に記載のインクジェット式記録装置におけるヘッド
    クリーニング制御方法。
  13. 【請求項13】 前記履歴取得ステップにおいて、前回
    のクリーニング動作実行後における印字履歴が有りの情
    報を取得した場合には、前記要否選定ステップは、前回
    のクリーニング動作実行後における印字量に基づいて、
    記録ヘッドからのインクの吸引動作を行う予め定められ
    たクリーニングモードのうちの1つのモードを選定する
    ようになされた請求項11に記載のインクジェット式記
    録装置におけるヘッドクリーニング制御方法。
  14. 【請求項14】 前記指令判定ステップにおいて、ユー
    ザの操作によるクリーニング指令を受けたと判定した場
    合には、印字状態を判別するためのチェックパターンを
    印字するチェックパターン印字ステップを実行するよう
    になされた請求項11乃至請求項13のいずれかに記載
    のインクジェット式記録装置におけるヘッドクリーニン
    グ制御方法。
  15. 【請求項15】 前記要否選定ステップにおいて選定さ
    れた動作モードの終了後に、印字状態を判別するための
    チェックパターンを印字するチェックパターン印字ステ
    ップを実行するようになされた請求項11乃至請求項1
    3のいずれかに記載のインクジェット式記録装置におけ
    るヘッドクリーニング制御方法。
  16. 【請求項16】 前記指令判定ステップにおいて、ユー
    ザの操作によるクリーニング指令を受けたと判定した場
    合には、印字状態を判別するためのチェックパターンを
    印字するチェックパターン印字ステップを実行し、かつ
    前記要否選定ステップによって選定された動作モードの
    終了後に、再び印字状態を判別するためのチェックパタ
    ーンを印字するチェックパターン印字ステップを実行す
    るようになされた請求項11乃至請求項13のいずれか
    に記載のインクジェット式記録装置におけるヘッドクリ
    ーニング制御方法。
JP11156472A 1999-06-03 1999-06-03 インクジェット式記録装置および同装置におけるヘッドクリーニング制御方法 Pending JP2000343728A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007050525A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Seiko Epson Corp クリーニング処理装置、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのクリーニング処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007050525A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Seiko Epson Corp クリーニング処理装置、インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタのクリーニング処理方法

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