JP2007038727A - 自動二輪車の電装部品配置構造 - Google Patents

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【課題】 バッテリ回りの電気配線の短縮化とその配線の取り回しの簡素化を可能にするとともに、車体に対する部品組付け工数の削減と配線工数の削減を可能にし、製造効率の向上を図ることのできる自動二輪車の電装部品配置構造を提供する。
【解決手段】 バッテリホルダ45に車体前方に延出するステー50を結合し、バッテリホルダ45にバッテリ41を取り付け、ステー50にヘッドライト24bとウィンカー42を取り付ける。これらをユニット化してバッテリホルダ45をヘッドパイプ3の前部に取り付ける。
【選択図】 図5

Description

この発明は、電力供給用のバッテリと、電装部品であるヘッドライトとウィンカーが車体前部に配置された自動二輪車の電装部品配置構造に関するものである。
スクータタイプの自動二輪車として、バッテリを車体前部のボディカバー内のうちの、ヘッドライトの背部側に配置したものが案出されている(特許文献1参照)。
この自動二輪車は、車体フレームの前部にバッテリボックスが一体に形成され、このバッテリボックスにバッテリが保持されるとともに、バッテリボックスの前方側においてヘッドライトが車体フレームに固定されている。また、方向指示用のウィンカーは車体前部を覆うボディカバーに取り付けられている。
特開平11−115853号公報
しかし、この従来の自動二輪車においては、バッテリとヘッドライトが車体フレームに固定され、ウィンカーがこれらとは別にボディカバーに支持されているため、バッテリに接続されるヘッドライトとウィンカーの電気配線をまとめるのが難しく、これらの配線の取り回しが複雑にならざるを得ない。
また、この従来の自動二輪車の場合、バッテリと、これらに配線接続されるヘッドライトとウィンカーが車体側に夫々個別に取り付けられるため、車両組立て時における部品の組み付け工数が増大するうえ、前述のように電気配線をまとめることが難しいことから、電気系統の配線工数も増大してしまう。
そこでこの発明は、バッテリ回りの電気配線の短縮化とその配線の取り回しの簡素化を可能にするとともに、車体に対する部品組付け工数の削減と配線工数の削減を可能にし、製造効率の向上を図ることのできる自動二輪車の電装部品配置構造を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、車両前部にヘッドライト(例えば、後述の実施形態におけるヘッドライト24b)とウィンカー(例えば、後述の実施形態におけるウィンカー42)を配置した自動二輪車において、バッテリ(例えば、後述の実施形態におけるバッテリ41)を前記ヘッドライトとウィンカーとともに集約して取り付ける支持部材(例えば、後述の実施形態におけるバッテリホルダ45、ステー50)を設け、前記バッテリ、ヘッドライト及びウィンカーを取付けたこの支持部材を、車体フレームの前端部にあって操舵ハンドルを回動自在に支持するヘッドパイプ(例えば、後述の実施形態におけるヘッドパイプ3)に結合するようにした。
これにより、車体組付け前にバッテリをヘッドライトとウィンカーとともに支持部材に取り付け、これらの部品を一旦ユニット化した後に支持部材をヘッドパイプに取り付けることが可能になる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記支持部材を、バッテリを支持するバッテリ保持部材(例えば、後述の実施形態におけるバッテリホルダ45)と、このバッテリ保持部材に、バッテリの前方側に延出して結合されるステー(例えば、後述の実施形態におけるステー50)を備えた構成とし、このステーにヘッドライトとウィンカーを支持させるようにした。
この場合、バッテリからヘッドライトとウィンカーまでの電気配線をステーに這わせて効率良く行うことが可能になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記支持部材にホーン(例えば、後述の実施形態におけるホーン43)等のさらに別の電装部品を取り付けるようにした。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記ヘッドライトの周囲を覆うヘッドライトカバー(例えば、後述の実施形態におけるライトボックス25)を設け、このヘッドライトカバーによって前記バッテリを覆うとともに、このヘッドライトカバーを前記支持部材に支持させるようにした。
この場合、ヘッドライトカバーがバッテリのカバーを兼ねるため、バッテリ専用のカバーが不要となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記バッテリの前部上方に第2のヘッドライト(例えば、後述の実施形態におけるヘッドライト24a)を設け、この第2のヘッドライトを前記ヘッドライトカバーに取り付けるようにした。
この場合、バッテリのメンテナンスの際にヘッドライトカバーを外すと、バッテリの前部上方に配置されていた第2のヘッドライトがヘッドライトカバーとともに車体から取り外される。
請求項1に記載の発明によれば、バッテリをヘッドライトとウィンカーとともに集約して支持部材に取り付け、部品をユニット化した状態で支持部材をヘッドパイプに取り付けることができるため、電気配線を簡素に、かつ短くできるうえに、ユニット単位の製造を行うことによって配線取付けの際の作業をまとめて行うことができ、これらのことから製造効率の確実な向上を図ることが可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、バッテリからヘッドライトとウィンカーまでの電気配線を剛性の高いステーに這わせて行うことができるため、ヘッドライトとウィンカーの電気配線を簡素に、かつ取り回しを短くしながらも、電気配線を支持する専用部品を設けることなく電気配線を車体側に安定的に取り付けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、支持部材にさらにホーン等の別の電装部品を支持させることで、電装部品の集約化を一層高めて、電気配線の短縮化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ヘッドライトカバーがバッテリのカバーを兼ねるため、部品点数を削減して製造コストの低減を図ることができ、さらにヘッドライトカバーをバッテリやヘッドライト、ウィンカー等を支持する支持部材に支持させることで、専用の支持部材の数を削減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、バッテリのメンテナンスの際にヘッドライトカバーを外すと、第2のヘッドライトがヘッドライトカバーと同時に取り外されるため、第2のヘッドライトがバッテリの前部上方でバッテリのメンテナンス作業の支障になることがなくなり、作業を効率良くスムーズに行うことが可能になる。
以下、この発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
なお、以下の説明において、前側とは車両の前進方向を言うものとし、さらに右側及び左側とは車両が前進する方向に向かって右側及び左側を言うものとする。
図1は、この発明にかかる自動二輪車の全体構成を示す斜視図であり、図2は、この自動二輪車の骨格部の構成を示す斜視図である。
この自動二輪車は、図1に示す操舵ハンドル1がステアリングステム2に連結され、このステアリングステム2の中間部が、図2に示すヘッドパイプ3に回動可能に支持されている。ステアリングステム2の下端にはフロントフォーク4が結合され、このフロントフォーク4に前輪WF(図1参照)が支持されている。この実施形態においては、操舵ハンドル1、ステアリングステム2、フロントフォーク4等が前輪操舵部を構成している。
図2に示すように、ヘッドパイプ3には後部下方に延出するダウンパイプ5が接続され、このダウンパイプ5の下端に梯子型のフレームユニット6が接続されている。フレームユニット6は、前端部と後端部が相互に接合された一対のサイドパイプ7A,7Bを主フレームとし、これらのサイドパイプ7A,7B間が複数のクロスパイプ8a〜8dによって結合されている。サイドパイプ7A,7Bはダウンパイプ5との接合部から車体後方に向かって略水平に延出し、車体前後方向のほぼ中間位置から車体後方に向かって斜め上方に屈曲している。以下、説明の便宜上、屈曲部mを挟んでサイドパイプ7A,7Bの前半部をフロントフレーム7AF,7BF、後半部をリヤフレーム7AR,7BRと呼ぶものとする。なお、サイドパイプ7A,7Bの屈曲部mの下面側にはセンタースタンド等の取り付けられるセンターフレーム40が取り付けられている。また、この実施形態の場合、車体フレームは、ヘッドパイプ3,ダウンパイプ5、フレームユニット6等によって構成されている。
また、フロントフレーム7AF,7BFの上部には運転者の足を載せ置く足載せフロア9が支持され、リヤフレーム7AR,7BRの上部には荷物を載せ置くためのシート下フロア10が支持されている。シート下フロア10は、足載せフロア9の後端部から段差状に隆起し、車体後端部に向かって上方に傾斜している(図1参照)。
図3,図4は、足載せフロア9とシート下フロア10を取り去ったこの自動二輪車の車両中央部付近の平面図と側面図である。これらの図に示すようにフロントフレーム7AF,7BFには燃料タンク20が取り付けられ、リヤフレーム7AR,7BRには、エンジン11と無段変速機12、減速機(図示せず)等が一体化されたパワーユニット14が支持されている。この低床式車両の場合、パワーユニット14は、ユニットスイング式として後輪WRとともに複数のリンク15を介してリヤフレーム7AR,7BRに揺動可能に取り付けられている。なお、後輪WRの支持部とリヤフレーム7AR,7BR間のクロスパイプ8d(図2参照)の間にはコイルスプリングを主部品とするクッションユニット(図示せず)が介装されている。パワーユニット14のエンジン11は、フレームユニット6の屈曲部m後方の車幅方向のほぼ中心位置に配置され、無段変速機12と減速機は車体左側のリヤフレーム7ARの下方に配置されている。そして、エンジン11の吸気側に接続されるエアクリーナ17は無段変速機12の変速機ケース12aの後部側上面に取り付けられ、エンジン11の排気側に接続される排気管18とマフフラー19(図1参照)は車体右側のリヤフレーム7BRの下方に引き出されている。
また、無段変速機12の変速機ケース12aの前端部には、変速機内に冷却空気を導入するためのエアダクト21が接続され、そのエアダクト21は、図3,図4に示すように車体左側のフロントフレーム7AFの外側面に沿って配置されるとともに、図示せぬねじ等の締結部材にてフロントフレーム7Fに固定され、さらにその先端部がフロントフレーム7AFの上面を跨いで燃料タンク20の後端部位置に開口している。なお、図中22は、パワーユニット14の揺動を許容するためにエアダクト21に設けられた蛇腹配管である。
また、足載せフロア9の前端部には、図1に示すようにハンドル1の付根部に向かって屹立し、ダウンパイプ5の周囲を囲繞するカバー支柱23が配置され、そのカバー支柱23の上端部に、ヘッドライト24b,24aを収納するライトボックス25(ヘッドライトカバー)が取り付けられている。
図2に示すフレームユニット6のうち、フロントフレーム7AF,7BFの屈曲部mの近傍とリヤフレーム7AR,7BRには、乗員の着座するシート26を支持するための略コ字状に湾曲したシートフレーム27,28,29が結合されている。これらのシートフレーム27,28,29はコ字形状の向かい合う二辺の一方(以下「下辺27a,28a,29a」と呼ぶ。)が左右のフレーム7AF,7BF、或いは、7AR,7BRに跨って結合され、前記2辺を連結する連結辺27b,28b,29bが車体右側のフレーム7BF,7ARの車幅方向外側位置にて上方に立ち上がり、他方の一辺(以下「上辺27c,28c,29c」と呼ぶ。)側でシート26を支持するようになっている。つまり、これらのシートフレーム27,28,29はすべて右側のフレーム7BF,7BRの車体外側に膨出してそこでコ字形状に湾曲するように配置され、シート26を片持ちでフレームユニット6に支持させるようになっている。
なお、この実施形態の場合、シート26は運転者が着座するライダーシート26Aと、運転者の後方で同乗者が着座するピリオンシート26Bによって構成されている。
また、前述したシート下フロア10は、リヤフレーム7AR,7BRとシートフレーム27,28,29の下辺27a,28a,29aの上方に被せるようにして取り付けられ、シート下フロア10とシート26の間には、荷物を収容するための収容空間39が設けられている。
ところで、ヘッドライトカバーである前記ライトボックス25は、ヘッドパイプ3の周囲とその前方を囲繞するようにしてヘッドパイプ3に取り付けられており、その内部には、図5〜図8に示すように車両各部の電装部品に電力を供給するためのバッテリ41と、ヘッドライト24a,24bやウィンカー42、ホーン43、スタータ用マグネット85等の電装部品と、電力制御のための回路部品(例えば、ヒューズボックス80やヘッドライト用リレー81、ウィンカー用リレー82)等が収容されている。なお、図5中83は、ヘッドライト24b用のカプラである。
ヘッドパイプ3の前面には、図6,図7に示すようにユニット取付用の支持マウント44が一体に設けられ、その支持マウント44に、バッテリホルダ45(バッテリ保持部材)を含む電装ユニット46が取り付けられている。この電装ユニット46は、図5〜図8に示すように上方に開口した直方体状のバッテリホルダ45と下段のヘッドライト24b、ホーン43、ウィンカー42、回路部品等が一体に組み付けられて成り、バッテリホルダ45の底部に突設されたブラケット47部分が支持マウント44にボルト結合されている。バッテリホルダ45にはその上部の開口から直方体状のバッテリ41が嵌合され、その状態においてバッテリ41の上面側(電極端子48のある側)を押え込む略コ字状の固定クランプ49がバッテリホルダ45にボルト結合されている。このとき、バッテリ41の底面はバッテリホルダ45の底壁に密着するが、バッテリホルダ45は、バッテリ41の底面がヘッドパイプ3の軸心hに略平行になるように支持マウント44に対して固定されている。なお、この実施形態の場合、バッテリ41の底面は正確にはヘッドパイプ3の軸心hに対して若干上方側に傾斜しているが、電極端子48のあるバッテリ41の上面側は車体の前部上方側に向いた姿勢となっている。
また、バッテリホルダ45には、車体前方側に略水平に延出する一対の支持ロッド50a,50bを有する略コ字状のステー50が結合されている。このステー50の支持ロッド50a,50bの前端部には、車幅方向に延出するウィンカーステー51が結合されるとともに、ブラケット52を介して下段側のヘッドライト24bとホーン43が取り付けられている。そして、ウィンカーステー51の左右に張り出した各端部には方向指示用のウィンカー42が取り付けられている。ヘッドライト24bやホーン43、ウィンカー42等の電気配線(図示せず)はまとめられてステー50に這わせて取り付けられ、その各端部がバッテリ41の電極端子48に接続されている。なお、この実施形態においては、バッテリホルダ45とステー50がこの発明における支持部材を構成している。
一方、ライトボックス25は、図1に示すようにロアカバー53とアッパカバー54によって構成され、ロアカバー53が車体フレーム側に結合されている。具体的には、ロアカバー53は、図8に示すように前端部側が前記ステー50に結合されるとともに、後端部側がブラケット55を介してダウンパイプ5の上端部に結合されている。そして、アッパカバー54は、バッテリ41の上面と周囲を囲繞するようにして複数のビスによってロアカバー53に結合されている。また、アッパカバー54の前端部には露出窓56,57が形成され、これらの露出窓56,57を通してヘッドライト24bとホーン43の前端部が車体前方側に露出するようになっている。なお、上段のヘッドライト24a(第2のヘッドライト)は、図5,図7においては電装ユニット46と一体化されて描かれているが、実際にはアッパカバー54側に取り付けられており、アッパカバー54の組付け時に接続端子58の嵌合によって電気的に接続される。
なお、図6中86は、ヘッドパイプ3に締結部材を介して取り付けられた電圧調整用のレギュレータである。
以上のようにこの自動二輪車の場合、バッテリ41が車体フレームを成すヘッドパイプ3の前部にバッテリホルダ45を介して一体に取り付けられているため、操舵ハンドル1の回動に拘らずバッテリ41の姿勢が常に一定に維持される。このため、バッテリ41とヘッドライト24a,24bやホーン43、ウィンカー42等の電装部品との位置関係は常に変動することがない。
そして、この自動二輪車にあっては、バッテリ41がヘッドライト24a,24bとウィンカー42、さらにホーン43その他の電装部品とともに、バッテリホルダ45とステー50に集約して取り付けられて電装ユニット46を構成し、この電装ユニット46のバッテリボルダ45部分がヘッドパイプ3に取り付けられる。このため、ヘッドライト24a,24bやウィンカー42、ホーン43等の電装部品は別ラインでユニット単位の製造を行うことができるうえ、バッテリ41の保持部と一体ユニットであることから、効率良く短くまとめた電気配線によってバッテリ41に容易に接続することができる。
特に、この実施形態においては、バッテリ41を保持するバッテリホルダ45に車体前方側に延出するステー50を結合して、そのステー50にヘッドランプ24bやウィンカー42、ホーン43等を支持させるようにしているため、これらの電気配線を剛性の高いステー50に這わせることによって配線自体を短く、簡素な取り回しにしつつも、車体側に安定的に支持させることができる。そして、この場合、ヘッドランプ24bやウィンカー42、ホーン43等の配線に際して専用の配線支持部品を付加する必要がないため、部品点数の削減とそれによる製造コストの低減を図ることができる。
また、この自動二輪車においては、バッテリ41が、電極端子48のある上面側を車体前部上方側に向けるようにヘッドパイプ3の前部に取り付けられているため、バッテリ41のメンテナンス時には、ライトボックス25のアッパカバー54を開け、操舵ハンドル1の付根部側から覗き込むことなく車体前面側から作業を容易に行うことができる。特に、この実施形態においては、底面がヘッドパイプ3の軸線hにほぼ沿うようにバッテリ41を配置しているため、バッテリ41の上面側がヘッドパイプ3と略直角な方向を向き、作業者が立ったままの自然な姿勢でメンテナンス作業を行うことができる。そして、バッテリ41を、その底面がヘッドパイプ3の軸線hに略沿うように配置することは、略直方体状のバッテリ41をヘッドパイプ3の前部にコンパクト配置するうえでも有利となる。
また、この実施形態の場合、ヘッドライトカバーであるライトボックス25がバッテリ41の周囲を囲繞するため、別体のバッテリカバーを設ける必要がない。そして、この実施形態では、ライトボックス25の前端部側が支持部材であるステー50に支持されるようになっているため、ライトボックス25を車体フレーム側に取り付けるための専用支持部材の数を削減し、それによって製造コストの削減を図ることができる。
さらに、この実施形態においては、バッテリ41の前部上方に配置される上段のヘッドライト24aがライトボックス25のアッパカバー54に取り付けられているため、バッテリ41のメンスナンス時にアッパカバー54を開けると、上段のヘッドライト24aがアッパカバー54とともに取り外される。これにより、アッパカバー54の取り外しと同時にバッテリ41の前部上方の障害物がなくなるため、速やかにメンテナンス作業を進めることができる。
なお、この発明は以上述べた実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、以上の実施形態においては、バッテリホルダ45を、上方に開口した直方体状に形成し、そのホルダ45の開口にバッテリ41を嵌合し、固定クランプ49をバッテリホルダ45に結合することによってバッテリ41を取り付けるようにしているが、図8に示すようにバッテリ41の側壁を支持するブラケット60(バッテリ保持部材)をヘッドパイプ3に取り付け、締結ベルト61を用いてそのブラケット60にバッテリ41を固定するようにしても良い。この場合、ヘッドライトやウィンカーが取り付けられるステー50はブラケット60に取り付けられ、ブラケット60とステー50が支持部材を構成する。
また、自動二輪車の基本構造も上述した実施形態のものに限るものではない。例えば、上述の実施形態では、リヤフレーム7AR,7BRに略コ字状のシートフレーム27,28,29を介してシート26を支持させ、足載せフロア9の後部に、荷物を載せ置くためのシート下フロア10を連続して配置したが、図10に示すように足載せフロア9の後部に収納ボックス70を固定設置し、その収納ボックス70の上部にシート126を開閉可能に取り付けるようにしても良い。
この発明の一実施形態の自動二輪車を前方斜め上方側から見た斜視図。 同実施形態の自動二輪車の骨格部材を主とした斜視図。 同実施形態の自動二輪車の足載せフロアを取り去った車体略中央部の平面図。 同実施形態の自動二輪車の足載せフロアを取り去った車体略中央部の側面図。 同実施形態の自動二輪車のバッテリ収納部のライトボックスを取り去った前方側斜視図。 同実施形態の自動二輪車のバッテリ収納部のライトボックスを取り去った側面図。 同実施形態の自動二輪車のバッテリ収納部のライトボックスを取り去ったバッテリ未収納時の後方側斜視図。 同実施形態の自動二輪車のバッテリ収納部のアッパカバーを取り去った前方側斜視図。 この発明の他の実施形態のバッテリ収納部のライトボックスを取り去った前方側斜視図。 この発明のさらに別の実施形態の自動二輪車を斜め前方から見た斜視図。
符号の説明
1…操舵ハンドル
3…ヘッドパイプ(車体フレーム)
5…ダウンパイプ(車体フレーム)
6…フレームユニット(車体フレーム)
24a…ヘッドライト(第2のヘッドライト)
24b…ヘッドライト
25…ライトボックス(ヘッドライトカバー)
41…バッテリ
42…ウィンカー
43…ホーン
45…バッテリホルダ(バッテリ保持部材,支持部材)
50…ステー(支持部材)
60…ブラケット(バッテリ保持部材,支持部材)

Claims (5)

  1. 車両前部にヘッドライトとウィンカーを配置した自動二輪車において、
    バッテリを前記ヘッドライトとウィンカーとともに集約して取り付ける支持部材を設け、前記バッテリ、ヘッドライト及びウィンカーを取付けたこの支持部材を、車体フレームの前端部にあって操舵ハンドルを回動自在に支持するヘッドパイプに結合したことを特徴とする自動二輪車の電装部品配置構造。
  2. 前記支持部材を、バッテリを支持するバッテリ保持部材と、このバッテリ保持部材に、バッテリの前方側に延出して結合されるステーを備えた構成とし、このステーにヘッドライトとウィンカーを支持させたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の電装部品配置構造。
  3. 前記支持部材にホーン等のさらに別の電装部品を取り付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車の電装部品配置構造。
  4. 前記ヘッドライトの周囲を覆うヘッドライトカバーを設け、このヘッドライトカバーによって前記バッテリを覆うとともに、このヘッドライトカバーを前記支持部材に支持させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車の電装部品配置構造。
  5. 前記バッテリの前部上方に第2のヘッドライトを設け、この第2のヘッドライトを前記ヘッドライトカバーに取り付けたことを特徴とする請求項4に記載の自動二輪車の電装部品配置構造。

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