JP2007035214A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 リードマージンを確保して動作の信頼性を向上させることが可能な不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法を提供する。
【解決手段】 メモリセルの半導体基板SUBからフローティングゲートFGに電子を注入してデータ書込を実行した後、ゲート電圧VGを−3V、ソース電圧VSとドレイン電圧VDと基板電圧VWELLを0Vにする。これにより、データ書込時に酸化膜OMに捕捉された電子がデトラップされる。このゲート電圧VG(−3V)は、データ消去時に印加されるゲート電圧VG(−10.5V)の絶対値よりもその絶対値が小さな負電圧にされる。
【選択図】 図11

Description

この発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、電気的なデータ書込およびデータ消去が可能なフローティングゲート型の不揮発性半導体記憶装置に関する。
電気的なデータ書込およびデータ消去が可能なフローティングゲート型の不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルのフローティングゲートに電子を注入することによってデータ書込が実行され、フローティングゲートから電子を引き抜くことによってデータ消去が実行される。
しかしながら、従来の不揮発性半導体記憶装置では、書込シーケンスまたは消去シーケンスが終了した後に、酸化膜OMに捕捉された電荷がデトラップ(放出)されてメモリセルのしきい値電圧が変動してしまうことがあった。
下記の特許文献1には、ゲート絶縁膜中に形成した窒化膜に電荷を蓄積してデータを保持するNOR型フラッシュメモリセルのデータ保持特性を向上させる方法が開示されている。これによると、データ書込の直後に、データ消去時よりも絶対値が大きくかつFNトンネル電流が流れない範囲の負電圧をコントロールゲートに印加するとともに、シリコン基板、ソース、およびドレインにそれぞれ0Vを印加することにより、ゲート絶縁膜上に形成される絶縁体からなる電子トラップ層にトラップされている電子をシリコン基板にデトラップする。
特開2003−173690号公報
上述のように、従来の不揮発性半導体記憶装置では、書込シーケンスまたは消去シーケンスが終了した後に、酸化膜OMに捕捉された電荷がデトラップされてメモリセルのしきい値電圧が変動してしまうことがあった。このため、リードマージンが減少して動作の信頼性が低下するという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、リードマージンを確保して動作の信頼性を向上させることが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することである。
この発明に係わる不揮発性半導体記憶装置は、複数行複数列に配列され、各々が半導体基板の上部に形成されたフローティングゲートおよびコントロールゲートを含む複数のメモリセルを含むメモリアレイと、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルのデータの書込/読出/消去を行なう書込/読出/消去回路とを備え、書込/読出/消去回路は、選択されたメモリセルにおいて、半導体基板から酸化膜を介してフローティングゲートに電子を注入してデータ書込を行ない、コントロールゲートに半導体基板よりも低い電圧を印加して、データ書込時に酸化膜または酸化膜と半導体基板との界面付近に捕捉された電荷をデトラップさせ、選択されたメモリセルが所望の書込状態にされたかどうかを確認するベリファイを行なうことを特徴とする。
この発明に係わる他の不揮発性半導体記憶装置は、複数行複数列に配列され、各々が半導体基板の上部に形成されたフローティングゲートおよびコントロールゲートを含む複数のメモリセルを含むメモリアレイと、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルのデータの書込/読出/消去を行なう書込/読出/消去回路とを備え、書込/読出/消去回路は、選択されたメモリセルにおいて、半導体基板から酸化膜を介してフローティングゲートに電子を注入してデータ書込を行ない、コントロールゲートおよび半導体基板に同一の電圧を予め定められた期間だけ印加して、データ書込時に酸化膜または酸化膜と半導体基板との界面付近に捕捉された電荷をデトラップさせ、選択されたメモリセルが所望の書込状態にされたかどうかを確認するベリファイを行なうことを特徴とする。
この発明に係わるさらに他の不揮発性半導体記憶装置は、複数行複数列に配列され、各々が半導体基板の上部に形成されたフローティングゲートおよびコントロールゲートを含む複数のメモリセルを含むメモリアレイと、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルのデータの書込/読出/消去を行なう書込/読出/消去回路とを備え、書込/読出/消去回路は、選択されたメモリセルにおいて、フローティングゲートから酸化膜を介して半導体基板に電子を引き抜いてデータ消去を行ない、データ消去によって選択されたメモリセルが過消去状態となっていないかどうかを確認する過消去ベリファイを行ない、過消去ベリファイによって過消去状態であると判定された場合に、半導体基板から酸化膜を介してフローティングゲートに電子を注入してデータを書戻すオーバーイレースリカバーを行ない、コントロールゲートに半導体基板よりも高い電圧を印加して、オーバーイレースリカバー時に酸化膜または酸化膜と半導体基板との界面付近に捕捉された電荷をデトラップさせ、再び過消去ベリファイを行なうことを特徴とする。
この発明に係わるさらに他の不揮発性半導体記憶装置は、複数行複数列に配列され、各々が半導体基板の上部に形成されたフローティングゲートおよびコントロールゲートを含む複数のメモリセルを含むメモリアレイと、複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルのデータの書込/読出/消去を行なう書込/読出/消去回路とを備え、書込/読出/消去回路は、選択されたメモリセルにおいて、フローティングゲートから酸化膜を介して半導体基板に電子を引き抜いてデータ消去を行ない、データ消去によって選択されたメモリセルが過消去状態となっていないかどうかを確認する過消去ベリファイを行ない、過消去ベリファイによって過消去状態であると判定された場合に、半導体基板から酸化膜を介してフローティングゲートに電子を注入してデータを書戻すオーバーイレースリカバーを行ない、コントロールゲートおよび半導体基板に同一の電圧を予め定められた期間だけ印加して、オーバーイレースリカバー時に酸化膜または酸化膜と半導体基板との界面付近に捕捉された電荷をデトラップさせ、再び過消去ベリファイを行なうことを特徴とする。
この発明に係わる不揮発性半導体記憶装置では、書込シーケンスにおいて、酸化膜または酸化膜と半導体基板との界面付近に捕捉された電荷がデトラップされた後にベリファイが実行される。したがって、書込シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するのが回避され、リードマージンが確保されて動作の信頼性が向上する。
この発明に係わる他の不揮発性半導体記憶装置では、消去シーケンスにおいて、酸化膜または酸化膜と半導体基板との界面付近に捕捉された電荷がデトラップされた後に過消去ベリファイが実行される。したがって、消去シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するのが回避され、リードマージンが確保されて動作の信頼性が向上する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による不揮発性半導体記憶装置の全体構成を示すブロック図である。図1において、この不揮発性半導体記憶装置は、外部アドレス信号ADDを受けて内部アドレス信号を出力するアドレスバッファ1と、アドレスバッファ1からの内部アドレス信号を受けて種々の動作制御を実行する制御回路2と、制御回路2からの指示に応じて各種動作シーケンスで用いられる電圧を生成する電圧発生回路3と、電圧発生回路3によって生成された電圧を受けてその電圧レベルを調整して分配する電圧分配回路4とを備える。
また、不揮発性半導体記憶装置は、アドレスバッファ1からの内部アドレス信号を受けて行プリデコード信号および列プリデコード信号を生成するプリデコーダ5と、プリデコーダ5から出力される行プリデコード信号に応じて行選択信号を生成する行デコーダ6と、プリデコーダ5から出力される列プリデコード信号に応じて列選択信号を生成する列デコーダ7と、複数行複数列に集積配置されたメモリセルを含むメモリアレイ8と、行デコーダ6からの行選択信号に従って、メモリセル行にそれぞれ対応して設けられたワード線およびソース線を駆動するワード線/ソース線ドライバ帯9と、列デコーダ7からの列選択信号に従って、メモリセル列に対応して設けられたビット線を選択する列選択ゲート10と、データ読出時における読出データおよびデータ書込時における書込データをそれぞれセンスアンプによって増幅して出力する読出/書込制御回路11と、データ読出時にデータを出力するデータ出力回路13と、データ出力回路13から受けた読出データをバッファ処理して外部端子15に出力するとともに、外部端子15から入力された書込データを読出/書込制御回路11の書込ドライバに伝達する入出力バッファ14と、読出/書込制御回路11のセンスアンプを制御するセンスアンプ制御回路12とを備える。
制御回路2は、アドレスバッファ1からの内部アドレス信号に基づいて、種々の動作シーケンス(読出シーケンス、書込シーケンス、消去シーケンスなど)を指示するためのコマンドを生成するコマンド制御回路、電圧発生回路3における各回路の動作電圧を制御するための電圧制御回路、書込シーケンスおよび消去シーケンスにおけるベリファイ動作を制御するためのベリファイ制御回路などを含む。
書込シーケンスおよび消去シーケンスにおいてプログラムパルス(書込パルス)および消去パルスを印加する段階では、制御回路2内の電圧制御回路によって電圧発生回路3を制御して、電圧分配回路4および行デコーダ6を介してメモリアレイ8内の選択されたメモリセルのゲート電圧VGとソース電圧VSと基板電圧VWELLとを制御するとともに、電圧分配回路4および列デコーダ7を介してメモリアレイ8内の選択されたメモリセルのドレイン電圧VDを制御する。また、書込シーケンスおよび消去シーケンスにおいてベリファイ動作を実行する段階では、制御回路2内の電圧制御回路によって電圧発生回路3を制御して、メモリアレイ8内の選択されたメモリセルに読出電圧を与えて読出/書込制御回路11によってデータを読出し、入出力バッファ14を介して制御回路2にフィードバックすることによってベリファイ動作の判定を行なう構成となっている。
図2は、書込シーケンスにおいてメモリセルに与えられるプログラムパルスについて説明するための断面図である。図2を参照して、メモリセルは、半導体基板SUB(シリコン基板)上に形成される不純物領域であるソースSおよびドレインDと、ソースSとドレインDの間の領域の上部に形成されるフローティングゲートFGと、フローティングゲートFGのさらに上部に形成されるコントロールゲートCGとを含む。また、フローティングゲートFGと半導体基板SUBとの間には、酸化膜OMが形成される(図示せず)。
コントロールゲートCGには、ワード線を介して2〜8Vのステップ状に高くなっていくゲート電圧VGが与えられる。ソースSには、ソース線を介して0Vのソース電圧VSが与えられる。ドレインDには、ビット線を介して3.6Vのドレイン電圧VDが与えられる。半導体基板SUBには、−1.2Vの基板電圧VWELLが与えられる。これにより、チャネルホットエレクトロン注入現象によって酸化膜OMを介してフローティングゲートFGに電子が注入されて、データ書込が実行される。フローティングゲートFGにチャージされる電荷量に応じてメモリセルのしきい値電圧が変化するので、メモリセルはしきい値電圧の高/低に応じてデータを記憶することができる。
図3は、消去シーケンスのデータ消去時においてメモリセルに与えられる消去パルスについて説明するための断面図である。図3を参照して、コントロールゲートCGには、ワード線を介して−10.5Vのゲート電圧VGが与えられる。ソースSおよびドレインDはオープン状態にされる。半導体基板SUBには、7〜10Vのステップ状に高くなっていく基板電圧VWELLが与えられる。これにより、ファウラーノルドヘイムトンネリング現象によって酸化膜OMを介してフローティングゲートから電子が引き抜かれて、データ消去が実行される。
データ消去が実行された後、メモリセルのしきい値電圧分布が所定の範囲を超えた過消去状態(フローティングゲートから電子が過剰に引き抜かれた状態)になる場合がある。このため、過消去状態となったメモリセルにデータを書戻すオーバーイレースリカバーが実行される。
図4は、消去シーケンスのオーバーイレースリカバー時においてメモリセルに与えられるOERパルス(オーバーイレースリカバーパルス)について説明するための断面図である。図4を参照して、コントロールゲートCGには、ワード線を介して1〜4Vのステップ状に高くなっていくゲート電圧VGが与えられる。ソースSには、ソース線を介して0Vのソース電圧VSが与えられる。ドレインDには、ビット線を介して3.6Vのドレイン電圧VDが与えられる。半導体基板SUBには、−1.2Vの基板電圧VWELLが与えられる。これにより、これにより、チャネルホットエレクトロン注入現象によって酸化膜OMを介してフローティングゲートFGに電子が注入されて、データが書戻される。
図5は、メモリセルのしきい値電圧分布を示す概念図である。図5を参照して、データ書込が実行された後のプログラム状態(書込状態)はデータ「0」に相当し、データ消去が実行された後の消去状態はデータ「1」に相当する。データ読出基準値Vrefは、プログラム状態および消去状態の各々のしきい値電圧分布の間の値に設定される。
データ書込時は、チャネルホットエレクトロン注入現象を利用して、メモリセルのしきい値電圧が低い状態から高い状態になるようにプログラムパルスを印加する。具体的には、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvまで上昇したかどうかを判定するプログラムベリファイを行ないながら、しきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvに到達するまでプログラムパルスを印加する。
データ消去時は、ファウラーノルドヘイムトンネリング現象を利用して、メモリセルのしきい値電圧が高い状態から低い状態になるように消去パルスを印加する。具体的には、メモリセルのしきい値電圧分布の上限値が消去ベリファイ基準値Vth_evまで低下したかどうかを判定する消去ベリファイを行ないながら、しきい値電圧分布の上限値が消去ベリファイ基準値Vth_evに到達するまで消去パルスを印加する。そして、オーバーイレースリカバー時においては、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がOERベリファイ基準値Vth_oevよりも低くなっていないかどうかを判定する過消去ベリファイを行ないながら、しきい値電圧分布の下限値がOERベリファイ基準値Vth_oevに到達するまでOERパルスを印加する。
データ読出時は、データ読出基準値Vrefを基準にして記憶データが読み分けられる。具体的には、しきい値電圧分布の上限値がデータ読出基準値Vrefよりも低い場合は消去状態(「1」)であると判定され、しきい値電圧分布の下限値がデータ読出基準値Vrefよりも高い場合はプログラム状態(「0」)であると判定される。
ここで、酸化膜OMを介してフローティングゲートFGへの電子の注入および引き抜きを行なうデータの書換動作が繰返されると、酸化膜OMが徐々に劣化してくる。これにより、酸化膜OM内に電荷(正孔および電子)を捕捉するトラップサイトが形成され、データ書込時や消去シーケンスのオーバーイレースリカバー時において酸化膜OMまたは酸化膜OMと半導体基板との界面(以下、酸化膜界面と称する)付近に電荷が蓄積していく。
従来は、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に電荷が捕捉された状態でベリファイ動作を行なっていたため、書込シーケンスまたは消去シーケンスが終了した後に、捕捉された電荷が短時間(μs〜msオーダー)でデトラップ(放出)されるという問題があった。
図6は、書込シーケンス終了後に酸化膜OM内の電荷がデトラップされる様子を示す断面図である。また図7は、書込シーケンス終了後に酸化膜OM内の電荷がデトラップされる様子を示すエネルギー帯図である。図6を参照して、データ書込時に酸化膜OMを介してフローティングゲートFGに電子が注入される際、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に電子および正孔が捕捉される。そして、書込シーケンス終了後に捕捉された電子がデトラップされる。図7を参照して、データ書込時にフローティングゲートFGの伝導帯に電子が蓄積され、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に電子および正孔が捕捉される。そして、書込シーケンス終了後に捕捉された電子が半導体基板SUBの伝導帯にデトラップされる。
図8は、消去シーケンス終了後に酸化膜OM内の電荷がデトラップされる様子を示す断面図である。また図9は、消去シーケンス終了後に酸化膜OM内の電荷がデトラップされる様子を示すエネルギー帯図である。図8を参照して、消去シーケンスのオーバーイレースリカバー時に酸化膜OMを介してフローティングゲートFGに電子が注入される際、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に電子および正孔が捕捉される。消去シーケンス終了後に捕捉された正孔がデトラップされる。図9を参照して、消去シーケンスのオーバーイレースリカバー時に酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に電子および正孔が捕捉される。消去シーケンス終了後に捕捉された正孔が半導体基板SUBの荷電子帯にデトラップされる。
図5に戻って、点線で示すように、書込シーケンス終了後に酸化膜OM内の電子がデトラップされると、メモリセルのしきい値電圧が低下してデータ読出基準値Vrefに近づく。また、消去シーケンス終了後に酸化膜OM内の正孔がデトラップされると、メモリセルのしきい値電圧が上昇してデータ読出基準値Vrefに近づく。
このように、従来の不揮発性半導体記憶装置では、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に電荷が捕捉された状態でベリファイ動作が行なわれて書込シーケンスまたは消去シーケンスが終了した場合に、酸化膜OM内の電荷がデトラップされて、メモリセルのしきい値電圧が変動することがあった。このため、リードマージンが減少して動作の信頼性が低下するという問題があった。さらに、たとえば1つのメモリセルに対して2ビットのデータ(「11」「10」「01」「00」)を書込可能な4値メモリなど、各メモリセルにおいて複数のデータを書込可能な多値技術が用いられる場合、各データに対応するしきい値電圧分布の間隔が狭いため、メモリセルのしきい値電圧の変動による影響が増大してしまう。
そこで、この実施の形態1では、書込シーケンスのプログラムベリファイ動作の直前、および消去シーケンスの過消去ベリファイ動作の直前に、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された電荷を強制的にデトラップさせるようにする。
図10は、実施の形態1による書込シーケンスの動作を示すフローチャートである。図10を参照して、ステップS1でプログラムベリファイが実行される。このプログラムベリファイにおいて、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvよりも低い場合(Fail)は、ステップS2に進む。
ステップS2ではメモリセルにプログラムパルスが印加され、チャネルホットエレクトロン注入現象によって酸化膜OMを介してフローティングゲートFGに電子が注入されて、データ書込が実行される。ただし、プログラムパルス印加時のゲート電圧VG(ステップ電圧)の初期値をVpp_pvとする。続いて、ステップS3でメモリセルにPGMデトラップパルスが印加され、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された電子が強制的にデトラップされる。
図11は、図10に示した書込シーケンスにおいてメモリセルに与えられるPGMデトラップパルスについて説明するための断面図である。図11を参照して、コントロールゲートCGには、ワード線を介して所定値Vpp_pdv(−3V)のゲート電圧VGが与えられる。この所定値Vpp_pdv(−3V)は、フローティングゲートFGに注入された電子が抜け出てしまわない程度のレベルにされる。具体的には、データ消去時に印加されるゲート電圧VG(−10.5V)の絶対値よりもその絶対値が小さな負電圧にされる。ソースSには、ソース線を介して0Vのソース電圧VSが与えられる。ドレインDには、ビット線を介して0Vのドレイン電圧VDが与えられる。半導体基板SUBには、0Vの基板電圧VWELLが与えられる。これにより、データ書込時に酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された電子がデトラップされる。
図10に戻って、次にステップS4でプログラムパルス印加時におけるゲート電圧VGをΔVGpだけ高く設定してステップS1に戻る。メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvに到達するまでステップS1〜S4が繰返される。そして、ステップS1のプログラムベリファイにおいてメモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvまで上昇した(Pass)と判定されると、データ書込が完了したと判断して書込シーケンスを終了する。
図12は、図10に示した書込シーケンスにおけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートである。図12を参照して、メモリセルにプログラムパルスが印加され、コントロールゲートCGに初期値Vpp_pvのゲート電圧VGが与えられる。続いて、メモリセルにPGMデトラップパルスが印加され、コントロールゲートCGに所定値Vpp_pdvのゲート電圧VGが与えられる。次に、プログラムベリファイが実行される。このプログラムベリファイにおいて、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvまで上昇していない場合は、プログラムパルス印加時におけるゲート電圧VGをΔVGpだけ高く設定して、再びメモリセルにプログラムパルスを印加する。そして、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvに到達するまでこのような動作が繰返される。
図13は、図10に示した書込シーケンスにおけるメモリセルのしきい値電圧の変化の様子を例示する模式図である。図13を参照して、メモリセルにプログラムパルスが印加されて、チャネルホットエレクトロン注入現象によって酸化膜OMを介してフローティングゲートFGに電子が注入されると、実線で示すようにメモリセルのしきい値電圧が上昇していく。
書込シーケンスにおいて、既に説明したようにプログラムパルスの印加、PGMデトラップパルスの印加、プログラムベリファイの動作が繰返される。ここに示す例では、酸化膜OMを介してフローティングゲートFGへの電子の注入が3回繰返されると、酸化膜OMの劣化により酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に電荷が捕捉されるようになる。このため、メモリセルに3回目のプログラムパルスが印加された後にPGMデトラップパルスが印加されたことに応じて、捕捉された電子がデトラップしてメモリセルのしきい値電圧が低下する。その後同様の動作を繰返し、メモリセルに6回目のプログラムパルスが印加された後にPGMデトラップパルスが印加されたことに応じてメモリセルのしきい値電圧が低下し、その後のプログラムベリファイによって、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvまで上昇したと判定される。
従来はPGMデトラップパルスの印加を行なわなかったため、点線で示すようにメモリセルに5回目のプログラムパルスが印加された後のプログラムベリファイによって、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvまで上昇したと判定され、その後に捕捉された電子がデトラップされてメモリセルのしきい値電圧が低下してしまっていた。すなわち、書込シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するため、リードマージンが減少して動作の信頼性が低下するという問題があった。
しかし、この実施の形態1では、メモリセルにPGMデトラップパルスを印加した後にプログラムベリファイが実行される。すなわち、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された電子がデトラップされた後にプログラムベリファイが実行される。したがって、書込シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するのが回避され、リードマージンが確保されて動作の信頼性が向上する。
また、PGMデトラップパルス印加時におけるゲート電圧VGの値Vpp_pdvは、
データ消去時に印加されるゲート電圧VG(−10.5V)と基板電圧VWELL(7〜10V)との電圧差よりもその絶対値が小さな負電圧(たとえば−3V)にされる。したがって、電圧レベルが小さくてすむため、オペレーション時間の増大が抑制される。
図14は、実施の形態1による消去シーケンスの動作を示すフローチャートである。図14を参照して、ステップS11で消去ベリファイが実行される。この消去ベリファイにおいて、メモリセルのしきい値電圧分布の上限値が消去ベリファイ基準値Vth_evよりも高い場合(Fail)は、ステップS12に進んでメモリセルに消去パルスが印加され、ファウラーノルドヘイムトンネリング現象によって酸化膜OMを介してフローティングゲートから電子が引き抜かれて、データ消去が実行される。この消去パルスの基板電圧VWELL(ステップ電圧)の初期値をVpp_evとする。
続いて、ステップS13で消去パルスの基板電圧VWELLをΔVGeだけ高く設定してステップS11に戻る。メモリセルのしきい値電圧分布の上限値が消去ベリファイ基準値Vth_evに到達するまでステップS11〜S13が繰返される。そして、ステップS11の消去ベリファイにおいてメモリセルのしきい値電圧分布の上限値が消去ベリファイ基準値Vth_evまで低下したと判定されると、データ消去が完了した(Pass)と判断してステップS14に進む。
ステップS14では、メモリセルが過消去状態になっていないかを確認する過消去ベリファイが実行される。ここで、しきい値電圧分布の下限値がOERベリファイ基準値Vth_oevよりも低くなっているメモリセルを検出するとステップS15に進み、過消去状態となったメモリセルにデータを書戻すオーバーイレースリカバーが実行される。ステップS15ではメモリセルにOERパルスが印加され、チャネルホットエレクトロン注入現象によって酸化膜OMを介してフローティングゲートFGに電子が注入されて、データが書戻される。このOERパルス印加時におけるゲート電圧VG(ステップ電圧)の初期値をVpp_oevとする。次にステップS16に進んでメモリセルにOERデトラップパルスが印加され、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された正孔が強制的にデトラップされる。
図15は、図14に示した消去シーケンスにおいてメモリセルに与えられるOERデトラップパルスについて説明するための断面図である。図15を参照して、コントロールゲートCGには、ワード線を介して所定値Vpp_odv(8V)のゲート電圧VGが与えられる。この所定値Vpp_odv(8V)は、フローティングゲートFGに電子が注入されてしまわない程度のレベルにされる。ソースSには、ソース線を介して0Vのソース電圧VSが与えられる。ドレインDには、ビット線を介して0Vのドレイン電圧VDが与えられる。半導体基板SUBには、0Vの基板電圧VWELLが与えられる。これにより、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された正孔がデトラップされる。
図14に戻って、次にステップS17に進んでOERパルス印加時におけるゲート電圧VGをΔVGoだけ高く設定してステップS14に戻る。メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がOERベリファイ基準値Vth_oevに到達するまでステップS14〜S17が繰返される。そして、ステップS14の過消去ベリファイにおいてメモリセルのしきい値電圧分布の下限値がOERベリファイ基準値Vth_oevまで上昇したと判定されると、過消去状態でないと判断して消去シーケンスを終了する。
図16は、図14に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートである。メモリセルにOERパルスが印加され、コントロールゲートCGに初期値Vpp_oevのゲート電圧VGが与えられる。続いて、メモリセルにOERデトラップパルスが印加され、コントロールゲートCGに所定値Vpp_odvのゲート電圧VGが与えられる。次に、過消去ベリファイが実行される。この過消去ベリファイにおいて、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がOERベリファイ基準値Vth_oevよりも低くなっているメモリセルを検出すると、過消去状態となったメモリセルにOERパルスが印加され、コントロールゲートCGに初期値Vpp_oevのゲート電圧VGが与えられる。
次に、メモリセルにOERデトラップパルスが印加され、コントロールゲートCGに所定値Vpp_odvのゲート電圧VGが与えられる。続いて、OERパルス印加時におけるゲート電圧VGをΔVGoだけ高く設定してから、再び過消去ベリファイを実行する。そして、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がOERベリファイ基準値Vth_oevに到達するまでこのような動作が繰返される。
図17は、図14に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるメモリセルのしきい値電圧の変化の様子を例示する模式図である。図17を参照して、メモリセルにOERパルスが印加されて、チャネルホットエレクトロン注入現象によって酸化膜OMを介してフローティングゲートFGに電子が注入されると、実線で示すようにメモリセルのしきい値電圧が上昇していく。
消去シーケンスにおいて、既に説明したようにOERパルスの印加、OERデトラップパルスの印加、過消去ベリファイの動作が繰返される。ここに示す例では、酸化膜OMの劣化により、メモリセルに1回目のOERパルスが印加された後にOERデトラップパルスが印加されたことに応じて、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された正孔がデトラップしてメモリセルのしきい値電圧が上昇する。その後同様の動作を繰返し、メモリセルに5回目のOERパルスが印加された後にOERデトラップパルスが印加されたことに応じてメモリセルのしきい値電圧が上昇し、その後の過消去ベリファイによって、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値が過消去ベリファイ基準値Vth_oevまで上昇したと判定される。
従来はOERデトラップパルスの印加を行なわなかったため、点線で示すようにメモリセルに6回目のOERパルスが印加された後の過消去ベリファイによって、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値が過消去ベリファイ基準値Vth_oevまで上昇したと判定され、その後に酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された正孔がデトラップされてメモリセルのしきい値電圧が低下してしまっていた。すなわち、消去シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するため、リードマージンが減少して動作の信頼性が低下するという問題があった。
しかし、この実施の形態1では、メモリセルにOERデトラップパルスを印加した後に過消去ベリファイが実行される。すなわち、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された正孔がデトラップされた後に過消去ベリファイが実行される。したがって、消去シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するのが回避され、リードマージンが確保されて動作の信頼性が向上する。
なお、この実施の形態1では、ゲート電圧、ソース電圧、ドレイン電圧および基板電圧の電圧値を一例として示しているが、これに限定されるものではない。
実施の形態1の変更例.
図18は、この発明の実施の形態1の変更例による書込シーケンスの動作を示すフローチャートであって、図10と対比される図である。図18を参照して図10と異なる点は、ステップS3においてメモリセルにPGMデトラップパルスを印加する代わりに所定期間だけWAIT動作(待機動作)を行なう点である。
図19は、図18に示した書込シーケンスのWAIT動作時においてメモリセルに与えられる電圧について説明するための断面図であって、図11と対比される図である。図19を参照して図11と異なる点は、コントロールゲートCGに与えられるゲート電圧VGが0Vにされている点である。このようにゲート電圧VG、ソース電圧VS、ドレイン電圧VDおよび基板電圧VWELLをすべて0VにしたWAIT状態(待機状態)で所定期間(μs〜msオーダー)が経過すると、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された電子が自動的にデトラップされる。
図20は、図18に示した書込シーケンスにおけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートであって図12と対比される図である。図20を参照して図12と異なる点は、メモリセルにPGMデトラップパルスを印加する代わりに所定期間のWAIT動作を行なう点である。この場合も、メモリセルのしきい値電圧は図13に示したように変化する。したがって、書込シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するのが回避され、リードマージンが確保されて動作の信頼性が向上する。
図21は、実施の形態1の変更例による消去シーケンスの動作を示すフローチャートであって、図14と対比される図である。図21を参照して図14と異なる点は、ステップS16においてメモリセルにOERデトラップパルスを印加する代わりに所定期間だけWAIT動作を行なう点である。
図22は、図21に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートであって、図16と対比される図である。図22を参照して図16と異なる点は、メモリセルにOERデトラップパルスを印加する代わりに所定期間のWAIT動作を行なう点である。この場合も、メモリセルのしきい値電圧は図17に示したように変化する。したがって、消去シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するのが回避され、リードマージンが確保されて動作の信頼性が向上する。
実施の形態2.
図23は、この発明の実施の形態2による書込シーケンスの動作を示すフローチャートであって、図10と対比される図である。図23のステップS21,S22,S24,S25は、図10のステップS1〜S4に対応する。ステップS23では、メモリセルに印加されたプログラムパルスが予め定められたN回に到達したか否かが判定され、プログラムパルス数がN回よりも少ない場合はステップS24をとばしてステップS25に進み、プログラムパルス数がN回以上の場合はステップS24に進む。
たとえば、このN回を全プログラムパルス数の半分の値に設定した場合、書込シーケンスの前半はメモリセルにPGMデトラップパルスが印加されず、書込シーケンスの後半にのみメモリセルにPGMデトラップパルスが印加される。
図24は、図23に示した書込シーケンスにおけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートであって図12と対比される図である。図20を参照して図12と異なる点は、プログラムパルス数がN回に到達するまではPGMデトラップパルスが印加されない点である。
これにより、酸化膜OMの劣化が比較的少ないと考えられる書込シーケンスの前半はメモリセルにPGMデトラップパルスが印加されないように設定できるため、オペレーション時間の短縮が可能となる。
図25は、図23に示した書込シーケンスにおけるメモリセルのしきい値電圧の変化の様子を例示する模式図であって、図13と対比される図である。ここに示す例では、プログラムパルス数が5回以上の場合にPGMデトラップパルスが印加される。そして、メモリセルに7回目のプログラムパルスが印加された後にPGMデトラップパルスが印加されたことに応じてメモリセルのしきい値電圧が低下し、その後のプログラムベリファイによって、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvまで上昇したと判定される。
従来はPGMデトラップパルスの印加を行なわなかったため、点線で示すようにメモリセルに6回目のプログラムパルスが印加された後のプログラムベリファイによって、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値がプログラムベリファイ基準値Vth_pvまで上昇したと判定され、その後に酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された電子がデトラップされてメモリセルのしきい値電圧が低下してしまっていた。
しかし、この実施の形態2では、メモリセルにPGMデトラップパルスを印加した後にプログラムベリファイが実行される。すなわち、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された電子がデトラップされた後にプログラムベリファイが実行される。したがって、書込シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するのが回避され、リードマージンが確保されて動作の信頼性が向上する。
図26は、この発明の実施の形態2による消去シーケンスの動作を示すフローチャートであって、図14と対比される図である。図26のステップS31〜S35,S37,S38は、図14のステップS11〜S17に対応する。ステップS36では、メモリセルに印加されたOERパルスが予め定められたM回に到達したか否かが判定され、OERパルス数がM回よりも少ない場合はステップS37をとばしてステップS38に進み、プログラムパルス数がM回以上の場合はステップS37に進む。
たとえば、このM回を全OERパルス数の半分の値に設定した場合、消去シーケンスにおけるオーバーイレースリカバー動作の前半はメモリセルにOERデトラップパルスが印加されず、オーバーイレースリカバー動作の後半にのみメモリセルにOERデトラップパルスが印加される。
図27は、図26に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートであって図16と対比される図である。図27を参照して図16と異なる点は、OERパルス数がM回に到達するまではOERデトラップパルスが印加されない点である。
これにより、酸化膜OMの劣化が比較的少ないと考えられる消去シーケンスにおけるオーバーイレースリカバー動作の前半はメモリセルにPGMデトラップパルスが印加されないように設定できるため、オペレーション時間の短縮が可能となる。
図28は、図26に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるメモリセルのしきい値電圧の変化の様子を例示する模式図であって、図17と対比される図である。ここに示す例では、OERパルス数が5回以上の場合にOERデトラップパルスが印加される。そして、メモリセルに6回目のOERパルスが印加された後にOERデトラップパルスが印加されたことに応じてメモリセルのしきい値電圧が上昇し、その後の過消去ベリファイによって、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値が過消去ベリファイ基準値Vth_oevまで上昇したと判定される。
従来はOERデトラップパルスの印加を行なわなかったため、点線で示すようにメモリセルに7回目のOERパルスが印加された後の過消去ベリファイによって、メモリセルのしきい値電圧分布の下限値が過消去ベリファイ基準値Vth_oevまで上昇したと判定され、その後に酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された正孔がデトラップされてメモリセルのしきい値電圧が低下してしまっていた。すなわち、消去シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するため、リードマージンが減少して動作の信頼性が低下するという問題があった。
しかし、この実施の形態2では、メモリセルにOERデトラップパルスを印加した後に過消去ベリファイが実行される。すなわち、酸化膜OMまたは酸化膜界面付近に捕捉された正孔がデトラップされた後に過消去ベリファイが実行される。したがって、消去シーケンスが終了した後にメモリセルのしきい値電圧が変動するのが回避され、リードマージンが確保されて動作の信頼性が向上する。
なお、プログラムパルス数およびOERパルス数をカウントするためのパルスカウンタは、1回の書込シーケンスおよび消去シーケンスごとにカウント数を一時的に記憶できるメモリ機能を有していればよく、図1に示した制御回路2の内部に設けられる。
また、メモリセルにPGMデトラップパルスおよびOERデトラップパルスを印加する代わりに所定期間のWAIT動作(待機動作)を行なうようにしてもよい。
実施の形態2の変更例.
図29は、この発明の実施の形態2の変更例による書込シーケンスの動作を示すフローチャートであって、図23と対比される図である。図29を参照して図23と異なる点は、ステップS23においてプログラムパルス数をカウントする代わりに各メモリセルのデータの書換回数、すなわち各メモリセルに対して消去シーケンスおよび書込シーケンスが実行された回数をカウントする点である。
ステップS23において、選択されたメモリセルのデータの書換回数が予め定められたK回に到達したか否かが判定され、書換回数がK回よりも少ない場合はステップS24をとばしてステップS25に進み、書換回数がK回以上の場合はステップS24に進む。
これにより、選択されたメモリセルのデータの書換回数が少なく、酸化膜OMの劣化が生じていないと考えられる段階ではメモリセルにPGMデトラップパルスが印加されないように設定できるため、オペレーション時間の短縮が可能となる。
図30は、この発明の実施の形態2の変更例による消去シーケンスの動作を示すフローチャートであって、図26と対比される図である。図30を参照して図26と異なる点は、ステップS36においてOERパルス数をカウントする代わりに各メモリセルのデータの書換回数、すなわち各メモリセルに対して消去シーケンスおよび書込シーケンスが実行された回数をカウントする点である。
ステップS36において、選択されたメモリセルのデータの書換回数が予め定められたK回に到達したか否かが判定され、書換回数がK回よりも少ない場合はステップS37をとばしてステップS38に進み、書換回数がK回以上の場合はステップS37に進む。
これにより、選択されたメモリセルのデータの書換回数が少なく、酸化膜OMの劣化が生じていないと考えられる段階ではメモリセルにOERデトラップパルスが印加されないように設定できるため、オペレーション時間の短縮が可能となる。
なお、各メモリセルのデータの書換回数をカウントするための消去/書込カウンタは、各メモリセルに対して消去シーケンスおよび書込シーケンスが実行されるごとにそのカウント数を記憶して、電源がオフにされた場合でも記憶を保持可能な不揮発性メモリ機能を有し、書換回数がK回に到達した場合にフラグを立てる。この消去/書込カウンタは、図1に示した制御回路2の内部に設けられるか、または制御回路2の外部に専用メモリアレイとして設けられる。
また、メモリセルにPGMデトラップパルスおよびOERデトラップパルスを印加する代わりに所定期間のWAIT動作(待機動作)を行なうようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による不揮発性半導体記憶装置の全体構成を示すブロック図である。 書込シーケンスにおいてメモリセルに与えられるプログラムパルスについて説明するための断面図である。 消去シーケンスのデータ消去時においてメモリセルに与えられる消去パルスについて説明するための断面図である。 消去シーケンスのオーバーイレースリカバー時においてメモリセルに与えられるOERパルスについて説明するための断面図である。 メモリセルのしきい値電圧分布を示す概念図である。 書込シーケンス終了後に酸化膜OM内の電荷がデトラップされる様子を示す断面図である。 書込シーケンス終了後に酸化膜OM内の電荷がデトラップされる様子を示すエネルギー帯図である。 消去シーケンス終了後に酸化膜OM内の電荷がデトラップされる様子を示す断面図である。 消去シーケンス終了後に酸化膜OM内の電荷がデトラップされる様子を示すエネルギー帯図である。 実施の形態1による書込シーケンスの動作を示すフローチャートである。 図10に示した書込シーケンスにおいてメモリセルに与えられるPGMデトラップパルスについて説明するための断面図である。 図10に示した書込シーケンスにおけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートである。 図10に示した書込シーケンスにおけるメモリセルのしきい値電圧の変化の様子を例示する模式図である。 実施の形態1による消去シーケンスの動作を示すフローチャートである。 図14に示した消去シーケンスにおいてメモリセルに与えられるOERデトラップパルスについて説明するための断面図である。 図14に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートである。 図14に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるメモリセルのしきい値電圧の変化の様子を例示する模式図である。 この発明の実施の形態1の変更例による書込シーケンスの動作を示すフローチャートである。 図18に示した書込シーケンスのWAIT動作時においてメモリセルに与えられる電圧について説明するための断面図である。 図18に示した書込シーケンスにおけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートである。 実施の形態1の変更例による消去シーケンスの動作を示すフローチャートである。 図21に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態2による書込シーケンスの動作を示すフローチャートである。 図23に示した書込シーケンスにおけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートである。 図23に示した書込シーケンスにおけるメモリセルのしきい値電圧の変化の様子を例示する模式図である。 この発明の実施の形態2による消去シーケンスの動作を示すフローチャートである。 図26に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるゲート電圧VGの時間的変化を示すタイムチャートである。 図26に示した消去シーケンスの過消去ベリファイ以降におけるメモリセルのしきい値電圧の変化の様子を例示する模式図である。 この発明の実施の形態2の変更例による書込シーケンスの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2の変更例による消去シーケンスの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 アドレスバッファ、2 制御回路、3 電圧発生回路、4 電圧分配回路、5 プリデコーダ、6 行デコーダ、7 列デコーダ、8 メモリアレイ、9 ワード線/ソース線ドライバ帯、10 列選択ゲート、11 読出/書込制御回路、12 センスアンプ制御回路、13 データ出力回路、14 入出力バッファ、15 外部端子、SUB 半導体基板、S ソース、D ドレイン、FG フローティングゲート、CG コントロールゲートCG、OM 酸化膜。

Claims (13)

  1. 不揮発性半導体記憶装置であって、
    複数行複数列に配列され、各々が半導体基板の上部に形成されたフローティングゲートおよびコントロールゲートを含む複数のメモリセルを含むメモリアレイ、および
    前記複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルのデータの書込/読出/消去を行なう書込/読出/消去回路を備え、
    前記書込/読出/消去回路は、
    前記選択されたメモリセルにおいて、前記半導体基板から酸化膜を介して前記フローティングゲートに電子を注入してデータ書込を行ない、
    前記コントロールゲートに前記半導体基板よりも低い電圧を印加して、前記データ書込時に前記酸化膜または前記酸化膜と前記半導体基板との界面付近に捕捉された電荷をデトラップさせ、
    前記選択されたメモリセルが所望の書込状態にされたかどうかを確認するベリファイを行なうことを特徴とする、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記書込/読出/消去回路は、さらに、前記選択されたメモリセルにおいて、前記フローティングゲートから前記酸化膜を介して前記半導体基板に電子を引き抜いてデータ消去を行ない、
    前記デトラップ時における前記コントロールゲートへの印加電圧は、前記データ消去時における前記コントロールゲートへの印加電圧よりもその絶対値が小さいことを特徴とする、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 不揮発性半導体記憶装置であって、
    複数行複数列に配列され、各々が半導体基板の上部に形成されたフローティングゲートおよびコントロールゲートを含む複数のメモリセルを含むメモリアレイ、および
    前記複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルのデータの書込/読出/消去を行なう書込/読出/消去回路を備え、
    前記書込/読出/消去回路は、
    前記選択されたメモリセルにおいて、前記半導体基板から酸化膜を介して前記フローティングゲートに電子を注入してデータ書込を行ない、
    前記コントロールゲートおよび前記半導体基板に同一の電圧を予め定められた期間だけ印加して、前記データ書込時に前記酸化膜または前記酸化膜と前記半導体基板との界面付近に捕捉された電荷をデトラップさせ、
    前記選択されたメモリセルが所望の書込状態にされたかどうかを確認するベリファイを行なうことを特徴とする、不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記デトラップ時において、前記メモリセルのソース電圧およびドレイン電圧が同一にされることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記デトラップ時において、前記メモリセルのソース電圧およびドレイン電圧と、前記コントロールゲートへの印加電圧と、前記半導体基板への印加電圧とがすべて0Vにされることを特徴とする、請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記書込/読出/消去回路は、前記データ書込時おいて前記選択されたメモリセルの前記コントロールゲートに印加される電圧のパルス数をカウントし、カウントされたパルス数が予め定められた回数以上である場合に前記デトラップを行なうことを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記書込/読出/消去回路は、各メモリセルに対してデータが書換えられた回数をカウントし、カウントされた回数が予め定められた回数以上であるメモリセルに対して前記デトラップを行なうことを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 不揮発性半導体記憶装置であって、
    複数行複数列に配列され、各々が半導体基板の上部に形成されたフローティングゲートおよびコントロールゲートを含む複数のメモリセルを含むメモリアレイ、および
    前記複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルのデータの書込/読出/消去を行なう書込/読出/消去回路を備え、
    前記書込/読出/消去回路は、
    前記選択されたメモリセルにおいて、前記フローティングゲートから酸化膜を介して前記半導体基板に電子を引き抜いてデータ消去を行ない、
    前記データ消去によって前記選択されたメモリセルが過消去状態となっていないかどうかを確認する過消去ベリファイを行ない、
    前記過消去ベリファイによって過消去状態であると判定された場合に、前記半導体基板から酸化膜を介して前記フローティングゲートに電子を注入してデータを書戻すオーバーイレースリカバーを行ない、
    前記コントロールゲートに前記半導体基板よりも高い電圧を印加して、前記オーバーイレースリカバー時に前記酸化膜または前記酸化膜と前記半導体基板との界面付近に捕捉された電荷をデトラップさせ、
    再び前記過消去ベリファイを行なうことを特徴とする、不揮発性半導体記憶装置。
  9. 不揮発性半導体記憶装置であって、
    複数行複数列に配列され、各々が半導体基板の上部に形成されたフローティングゲートおよびコントロールゲートを含む複数のメモリセルを含むメモリアレイ、および
    前記複数のメモリセルのうちの選択されたメモリセルのデータの書込/読出/消去を行なう書込/読出/消去回路を備え、
    前記書込/読出/消去回路は、
    前記選択されたメモリセルにおいて、前記フローティングゲートから酸化膜を介して前記半導体基板に電子を引き抜いてデータ消去を行ない、
    前記データ消去によって前記選択されたメモリセルが過消去状態となっていないかどうかを確認する過消去ベリファイを行ない、
    前記過消去ベリファイによって過消去状態であると判定された場合に、前記半導体基板から前記酸化膜を介して前記フローティングゲートに電子を注入してデータを書戻すオーバーイレースリカバーを行ない、
    前記コントロールゲートおよび前記半導体基板に同一の電圧を予め定められた期間だけ印加して、前記オーバーイレースリカバー時に前記酸化膜または前記酸化膜と前記半導体基板との界面付近に捕捉された電荷をデトラップさせ、
    再び前記過消去ベリファイを行なうことを特徴とする、不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記デトラップ時において、前記メモリセルのソース電圧およびドレイン電圧が同一にされることを特徴とする、請求項8に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 前記デトラップ時において、前記メモリセルのソース電圧およびドレイン電圧と、前記コントロールゲートへの印加電圧と、前記半導体基板への印加電圧とがすべて0Vにされることを特徴とする、請求項9に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記書込/読出/消去回路は、前記オーバーイレースリカバー時において前記選択されたメモリセルの前記コントロールゲートに印加される電圧のパルス数をカウントし、カウントされたパルス数が予め定められた回数以上である場合に前記デトラップを行なうことを特徴とする、請求項8から請求項11までのいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  13. 前記書込/読出/消去回路は、各メモリセルに対してデータが書換えられた回数をカウントし、カウントされた回数が予め定められた回数以上であるメモリセルに対して前記デトラップを行なうことを特徴とする、請求項8から請求項11までのいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
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