JP2007015620A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗り心地性や振動特性の低下を抑えながら操縦安定性を向上させる。生タイヤ形成時のカーカスプライの浮きを防止でき、空気溜まりによる工程不良を減じる。
【解決手段】 ビードエーペックスゴム8は、ゴム硬度Hs1が50〜60°のエーペックス本体10と、ゴム硬度Hs2が82〜92°かつ前記ゴム硬度Hs1より大、しかも前記ビードエーペックスゴム8の厚さ中心線Nよりタイヤ軸方向内側を通ってビードコア5からタイヤ半径方向外方にのびる硬質ゴム部11とから形成される。前記硬質ゴム部11は、前記エーペックス本体10の内部を通ることにより前記ビードエーペックスゴム8のタイヤ軸方向内側面から露出することなく略一定の厚さtを有してタイヤ半径方向外方にのび、しかも外端が前記エーペックス本体10内で終端する薄厚の主部11Aを具える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ビードエーペックスゴムの一部に硬質のゴムを採用し、操縦安定性を向上させた空気入りタイヤに関する。
トラック・バス用等の重荷重用タイヤでは、従来、図5に示すように、カーカスプライaのプライ本体部a1とプライ折返し部a2との間に、ビードコアbから半径方向外方にのびる断面略三角形状のビードエーペックスゴムcを配置し、かつこのビードエーペックスゴムcを、ビードコア側の小三角形状の硬質ゴムc1と、その斜辺から立ち上がる軟質ゴム部c2とで構成する構造が一般に採用されている。これにより、ビード部dからサイドウォール部eにかけてのサイド剛性を広範囲で高め、操縦安定性を向上している。
そして近年の車両の高性能化に伴い、操縦安定性の更なる向上が望まれている。
しかし、前記硬質ゴム部c1を単に高寸化して、サイド剛性を高めた場合には、剛性バランスが損なわれ、乗り心地性や振動特性が低下するという問題を招く。また前記硬質ゴム部c1とカーカスプライaとの接触面積が増加するため、生タイヤ形成時、接着不良によってカーカスプライが硬質ゴム部c1から剥がれて浮きが生じやすくなり、空気溜まりによる工程不良の発生率を高める傾向となる。これは、未加流の硬質ゴムは、粘着性が低くカーカスプライとの接着力に劣ることに起因する。
そこで本発明は、サイド剛性をバランス良く広範囲で高めることができ、乗り心地性や振動特性の低下を抑えながら操縦安定性を向上させるとともに、生タイヤ形成時のカーカスプライのビードエーペックスゴムからの浮きを防止でき、空気溜まりによる工程不良を減じうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
特開平3−248903号公報
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るプライ本体部の両側に、前記ビードコアの廻りで折り返されるプライ折返し部を一連に設けたカーカスプライを有するカーカス、及び前記プライ本体部とプライ折返し部との間を通り前記ビードコアからタイヤ半径方向外方にのびる断面略三角形状のビードエーペックスゴムを具える空気入りタイヤであって、
前記ビードエーペックスゴムは、ゴム硬度Hs1が50〜60°の範囲のゴムからなるエーペックス本体と、ゴム硬度Hs2が82〜92°の範囲かつ前記ゴム硬度Hs1より大な硬質のゴムからなり前記ビードエーペックスゴムの厚さ中心線よりもタイヤ軸方向内側を通って前記ビードコアからタイヤ半径方向外方にのびる硬質ゴム部とから形成されるとともに、
前記硬質ゴム部は、前記エーペックス本体の内部を通ることにより前記ビードエーペックスゴムのタイヤ軸方向内側面から露出することなく略一定の厚さtを有してタイヤ半径方向外方にのび、しかも外端が前記エーペックス本体内で終端する薄厚の主部を具えることを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記硬質ゴム部は、前記主部のみから形成されることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記硬質ゴム部は、前記主部と、その半径方向内側に連なりかつ前記ビードエーペックスゴムのタイヤ軸方向内側面に露出してビードコアから立ち上がる根本部とから形成されるとともに、前記主部のタイヤ軸方向内側面の半径方向長さLaを、硬質ゴム部のタイヤ軸方向内側面の半径方向長さL0の60%以上としたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記硬質ゴム部は、前記主部の厚さtを2.0〜6.0mmの範囲としたことを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記硬質ゴム部は、その外端のビードベースラインからの半径方向高さH1を、前記ビードエーペックスゴムの外端のビードベースラインからの半径方向高さH0の30〜80%としたことを特徴としている。
又請求項6の発明では、前記主部のタイヤ軸方向内側面と、前記ビードエーペックスゴムのタイヤ軸方向内側面との間隔Dを、0.5〜5.0mmの範囲としたことを特徴としている。
又請求項7の発明では、前記プライ折返し部の外端は、前記主部の内端より半径方向外方かつ主部の外端より半径方向内方で終端することを特徴としている。
なお本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法等は、非リム組状態において、タイヤサイズで規定されるリム巾に合わせてビード部を保持したときに特定される値とする。又前記「ゴム硬度」は、温度23℃の雰囲気下で測定したデュロメータータイプAによる硬さである。
本発明は叙上の如く構成してるため、タイヤのサイド剛性をバランス良く広範囲で高めることができ、乗り心地性や振動特性の低下を抑えながら操縦安定性を向上させることが可能となる。又生タイヤ形成時のカーカスプライの浮きを防止でき、空気溜まりによる工程不良を減じうる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は本発明の空気入りタイヤがトラック・バス用等の重荷重用タイヤである場合を例示する断面図、図2はそのビード部を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、前記ビードコアからタイヤ半径方向外方にのびる断面略三角形状のビードエーペックスゴム8とを少なくとも具える。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して70〜90°の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。カーカスコードとしては、重荷重用タイヤの場合スチールコードが好適に採用されるが、例えばナイロン、レーヨン、ポリエステル、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードも用いうる。又前記カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返したプライ折返し部6bを一連に具える。又前記カーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部には、強靱なベルト層7が配される。
このベルト層7は、ベルトコードとしてスチールコードを用いた2枚以上、重荷重用タイヤの場合通常3〜4枚のベルトプライから形成される。本例では、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば60±10°の角度で配列した半径方向最内側の第1のベルトプライ7Aと、タイヤ周方向に対して30°以下の小角度で配列した第2〜第4のベルトプライ7B〜7Dとの4層構造をなす。ベルト層7は、ベルトコードがプライ間で互いに交差する箇所を1箇所以上具え、これによりベルト剛性を高めトレッド部2のほぼ全巾をタガ効果を有して強固に補強している。
そして前記カーカス6のプライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外方にのびる断面略三角形状のビードエーペックスゴム8が設けられる。
なお前記ビードコア5は、例えばスチール製のビードワイヤを多列多段に巻回してなるリング状のコア本体を具え、本例では、このコア本体の周囲を、ゴムシートやゴム引きテキスタイル布等からなり前記ビードワイヤのバラケを防止するラッピングシートで被覆したものを例示している。本例では、前記ビードコア5は、断面横長の偏平六角形状をなし、その半径方向内辺が、リムのリムシートと略平行に傾斜(本例では約15度の角度で傾斜)することにより、リムとの嵌合力を広範囲に亘って高めている。
次に、前記ビードエーペックスゴム8は、図2に拡大して示すように、ゴム硬度Hs1が50〜60°の範囲の軟質のゴムからなるエーペックス本体10と、ゴム硬度Hs2が82〜92°の範囲かつ前記ゴム硬度Hs1より大な硬質のゴムからなる硬質ゴム部11とから形成される。なおゴム硬度の差(Hs2−Hs1)は27〜37°の範囲が好ましい。
前記硬質ゴム部11は、ビードエーペックスゴム8の厚さ中心線Nよりもタイヤ軸方向内側を通って、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外方にのびる。しかも硬質ゴム部11は、略一定の厚さtを有してタイヤ半径方向内外に延在する薄厚の主部11Aを具える。この主部11Aは、前記エーペックス本体10の内部を通ることにより、前記ビードエーペックスゴム8のタイヤ軸方向内側面8sから露出することなく半径方向外方にのび、その外端e1は前記エーペックス本体10の内部で終端している。
本例では、前記硬質ゴム部11が、前記主部11Aと、この主部11Aの半径方向内側に連なりかつ前記ビードエーペックスゴム8のタイヤ軸方向内側面8sに露出してビードコア5から立ち上がる根本部11Bとから構成される場合を例示している。このとき、前記主部11Aのタイヤ軸方向内側面の半径方向長さLaは、硬質ゴム部11のタイヤ軸方向内側面の半径方向長さL0の60%以上、好ましくは70%以上とする。なおビードエーペックスゴム8としては、図4に示すように、硬質ゴム部11を前記主部11Aのみで形成することもでき、斯かる場合には、前記長さLaは前記長さL0の100%となる。
前記主部11Aは、その厚さtを2.0〜6.0mmの範囲とするのが好ましい。なお前記厚さが「略一定」とは、前記主部11Aの全長の15%の範囲の先端領域において厚さが先細に変化したり、全長の15%の範囲の根本領域において厚肉に変化するのを許容することを意図する。又主部11Aは、そのタイヤ軸方向内側面と、前記ビードエーペックスゴム8のタイヤ軸方向内側面8sとの間隔Dを0.5〜5.0mm、さらには1.0〜5.0mmの範囲とするのが好ましい。
前記硬質ゴム部11は、その外端e1のビードベースラインBLからの半径方向高さH1を、前記ビードエーペックスゴム8の外端8eのビードベースラインBLからの半径方向高さH0の30〜80%の範囲とするのが好ましい。
又前記エーペックス本体10は、ビードエーペックスゴム8における前記硬質ゴム部11の残部として構成される。
このように構成するビードエーペックスゴム8は、前記硬質ゴム部11の主部11Aが薄厚をなすため、縦剛性の増加を低く抑えることができ、乗り心地性や振動特性の悪化を抑制しうる。又硬質ゴム部11が、ビードエーペックスゴムの厚さ中心線Nよりもタイヤ軸方向内側を通って広範囲に延在するため、曲げ変形に対して大きな抗力を広範囲に亘ってバランス良く発揮でき、操縦安定性の向上を図りうる。これは、曲げ変形時、前記厚さ中心線Nよりもタイヤ軸方向内側に引張り力が作用するからであり、引張り弾性率が大な硬質ゴム部11をタイヤ軸方向内側に配することにより、より少ない硬質ゴムでより大きい抗力を発揮でき、曲げ変形を抑えかつ横剛性を高めて操縦安定性を向上しうる。
しかも、前記主部11Aは、ビードエーペックスゴム8の内側面、外側面から露出することなく、粘着性に優れる軟質のエーペックス本体10により被覆されている。従って、生タイヤ成型時、ビードエーペックスゴム8とこれに隣接する他の部材との間の接着不良及びそれに原因する空気溜まりの発生、特にカーカスプライ6Aとの間の空気溜まりの発生を抑制でき、工程不良を低減しうる。
ここで、硬質ゴム部11の前記ゴム硬度Hs2が82°未満、及び軟質のエーペックス本体10の前記ゴム硬度Hs1が50°未満の場合、操縦安定性の向上が見込めず、逆にゴム硬度Hs2が92°を超えると、硬質ゴム部11が硬すぎて硬直化し、割れなど耐久性に問題が生じる。又前記ゴム硬度Hs1が60°を超えると、生ゴム状態における粘着性を損ねるため、隣接する他の部材との間の接着不良及びそれに原因する空気溜まりの発生を招く。なお主部11Aの前記長さLaが、硬質ゴム部11の前記長さL0の60%未満では、硬質ゴム部11の露出面積が過大となるため、同様に、隣接する他の部材との間の接着不良及びそれに原因する空気溜まりの発生を招く。
又主部11Aの前記厚さtが2.0mm未満、及び硬質ゴム部11の前記高さH1がビードエーペックスゴム8の前記高さH0の30%未満では、補強効果が過小となり操縦安定性の向上効果を不充分とする。逆に、厚さtが6.0mmより大、及び前記高さH1が前記高さH0の80%より大では、乗り心地性や振動特性に不利を招く。又主部11Aの内側面とビードエーペックスゴム8の内側面との前記間隔Dが0.5mm未満では、充分な接着力が期待できず、又5.0mmを超えて大きくなると、主部11Aが厚さ中心線Nに近づくため操縦安定性の向上に不利となる。
又カーカス6のプライ折返し部6bの外端は、剛性段差となって応力が集中しやすい。そのため、プライ折返し部6bの外端を、前記主部11Aの側方の位置、即ち主部11Aの外端e1より半径方向内端e2より半径方向外方で終端させることが、剛性段差を円滑化し応力集中を抑える上で好ましい。
なお図3中の符号20は、例えばスチールコード等の補強コードを並列したプライからなるビード補強層であって、ビード部4を補強しビード剛性を向上させる。このビード補強層20は、カーカス6の前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとを覆ってビードコア5の廻りで折り返されるU字状をなし、タイヤ軸方向内側片部20iの先端はプライ折返し部6bの外端よりも半径方向外側で、又タイヤ軸方向外側片部20oの先端はプライ折返し部6bの外端よりも半径方向内側で終端している。又符号21は、ビード部4のゴム外皮をなすリムずれ防止用のクリンチゴムであって、本例では、ビード外側面をなす立上り部21Aと、ビード底面をなすベース部21Bとを一連に具える。又符号22は、前記クリンチゴム21との接着性を高める例えばゴム硬度が57゜±3゜の軟質のインスレーションゴム層であって、クリンチゴム21の前記立上り部21A内側面に沿ってビードヒール近傍から半径方向外方にのび、その外端は、前記ビード補強層20の外側片部20o、プライ折返し部6bを順次こえてビードエーペックスゴム8の外側面に接して終端している。なおインスレーションゴム層22の厚さは、1〜2mmの範囲が好ましい。又符号23は、前記インスレーションゴム層22とプライ折返し部6bとの間に充填されるパッキンゴムであり、前記ビード補強層20の外側片部20o、及びプライ折返し部6bの各外端を囲んでその動きを阻止することによって各外端での剥離損傷をさらに抑制する。このパッキンゴム23は、前記インスレーションゴム層22よりもゴム硬度が大、かつエーペックス本体10よりゴム硬度が小である。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、又重荷重用タイヤのみならず乗用車用タイヤ、自動二輪車用タイヤなど、種々のカテゴリーのタイヤに適用できる。
タイヤサイズが11R22.5であり、かつ図1、2に示す構造のタイヤを、表1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤの操縦安定性、乗り心地性、空気溜まりによる不良率の発生を測定し、その結果を表1に記載した。
(1)操縦安定性、乗り心地性;
リム(7.50×22.5)、内圧(800kPa)の条件にて、2−2−Dのトラック(定積荷重22t)の全輪に装着し、ドライアスファルトのタイヤテストコースを走行し、操縦安定性(ハンドル応答性、剛性感、グリップ等)、及び乗り心地性をドライバーの官能評価により比較例1を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
(2)不良率;
試供タイヤを、10,000本生産したときの、カーカスプライ浮きに起因する空気溜まりによる不良品の発生率を比較した。
Figure 2007015620
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 そのビード部を拡大して示す断面図である。 ビード部を拡大して示す断面図である。 ビードエーペックスゴムの他の例を示す断面図である。 従来のビード構造を説明する断面図である。
符号の説明
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
6a プライ本体部
6b プライ折返し部
8 ビードエーペックスゴム
10 エーペックス本体
11 硬質ゴム部
11A 主部
11B 根本部
N 厚さ中心線

Claims (7)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るプライ本体部の両側に、前記ビードコアの廻りで折り返されるプライ折返し部を一連に設けたカーカスプライを有するカーカス、及び前記プライ本体部とプライ折返し部との間を通り前記ビードコアからタイヤ半径方向外方にのびる断面略三角形状のビードエーペックスゴムを具える空気入りタイヤであって、
    前記ビードエーペックスゴムは、ゴム硬度Hs1が50〜60°の範囲のゴムからなるエーペックス本体と、ゴム硬度Hs2が82〜92°の範囲かつ前記ゴム硬度Hs1より大な硬質のゴムからなり前記ビードエーペックスゴムの厚さ中心線よりもタイヤ軸方向内側を通って前記ビードコアからタイヤ半径方向外方にのびる硬質ゴム部とから形成されるとともに、
    前記硬質ゴム部は、前記エーペックス本体の内部を通ることにより前記ビードエーペックスゴムのタイヤ軸方向内側面から露出することなく略一定の厚さtを有してタイヤ半径方向外方にのび、しかも外端が前記エーペックス本体内で終端する薄厚の主部を具えることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記硬質ゴム部は、前記主部のみから形成されることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記硬質ゴム部は、前記主部と、その半径方向内側に連なりかつ前記ビードエーペックスゴムのタイヤ軸方向内側面に露出してビードコアから立ち上がる根本部とから形成されるとともに、前記主部のタイヤ軸方向内側面の半径方向長さLaを、硬質ゴム部のタイヤ軸方向内側面の半径方向長さL0の60%以上としたことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記硬質ゴム部は、前記主部の厚さtを2.0〜6.0mmの範囲としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記硬質ゴム部は、その外端のビードベースラインからの半径方向高さH1を、前記ビードエーペックスゴムの外端のビードベースラインからの半径方向高さH0の30〜80%としたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記主部のタイヤ軸方向内側面と、前記ビードエーペックスゴムのタイヤ軸方向内側面との間隔Dを、0.5〜5.0mmの範囲としたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記プライ折返し部の外端は、前記主部の内端より半径方向外方かつ主部の外端より半径方向内方で終端することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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