JP2006516974A - 自己免疫疾患の調節におけるチエノピリミジンジオンとその使用 - Google Patents

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Abstract

本発明は式(1):
【化1】
Figure 2006516974

[式中、RおよびRは各々独立にC1−6アルキル、C3−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−5シクロアルキルC1−3アルキルまたはC3−6シクロアルキルを表し;各々所望により1〜3個のハロゲン原子により置換されていてもよく;Rは基CO−GまたはSO−Gであり、ここで、Gは、窒素原子と、窒素に隣接する酸素および硫黄から選択される第2のヘテロ原子とを含む5員または6員環であり;この環は本明細書で定義されているような少なくとも1個の基により置換されており、QはCRであり、ここで、Rは水素、フッ素またはC1−6アルキルであり、かつ、Rは水素、フッ素またはヒドロキシであり;かつ、Arは5員〜10員の芳香環系であり、ここで、4個までの環原子が窒素、酸素および硫黄から独立に選択されるヘテロ原子であってよく、この環系は所望により、本明細書で定義されている1以上の基により置換されていてもよい]
のチエノピリミジンジオン、ならびにその医薬上許容される塩および溶媒和物に関する。また、これらの化合物の製造方法、それらを含有する医薬組成物および治療、特に免疫抑制療法におけるそれらの使用も記載される。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、チエノピリミジンジオン、それらの製造方法、それらを含有する医薬組成物および治療におけるそれらの使用に関する。本発明はまた、自己免疫疾患の調節におけるそれらの使用に関する。
T細胞は免疫応答に重要な役割を果たすが、自己免疫疾患では、T細胞は特定の組織に対する活性化が不適切で、増殖し、例えば慢性関節リウマチに関連する炎症を引き起こす。T細胞の増殖の阻害は自己免疫疾患の調節に有用である。本発明は自己免疫疾患の調節に有用な化合物に関する。
本発明によれば、式(1):
Figure 2006516974
[式中、
およびRは各々独立にC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−5シクロアルキルC1−3アルキルまたはC3−6シクロアルキルを表し;各々所望により1〜3個のハロゲン原子により置換されていてもよく;
は基CO−GまたはSO−Gであり、ここでGは、窒素原子と、窒素に隣接する酸素および硫黄から選択される第2のヘテロ原子を含む5員または6員環であり;この環はハロゲンまたはC1−4アルキル(所望により5個までのハロゲン原子により置換されていてもよい)から選択される少なくとも1個の基により置換されており、かつ、所望により、ハロゲン、ヒドロキシルおよびC1−4アルキル(所望により5個までのハロゲン原子により置換されていてもよい)から独立に選択される、さらに4個までの基により置換されていてもよく;
QはCRであり、ここでRは水素、フッ素またはC1−6アルキルであり、Rは水素、フッ素またはヒドロキシであり;
Arは5員〜10員の芳香環系であり、ここで、4個までの環原子が窒素、酸素および硫黄から独立に選択されるヘテロ原子であってよく、この環系は所望により、C1−4アルキル(所望により、1、2または3個のヒドロキシ基により置換されていてもよい)、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキルチオ、C1−4アルコキシカルボニル、C2−4アルカノイル、オキソ、チオキソ、ニトロ、シアノ、−N(R)Rおよび−(CH)N(R)R、ヒドロキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルスルフィニル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ−(C1−4アルキル)カルバモイル、カルボキシ、SON(R)Rから独立に選択される1以上の置換基により置換されていてもよく、さらにArは所望により、窒素、酸素および硫黄から独立に選択される4個までのヘテロ原子を含む5員または6員の芳香環により置換されていてもよく、かつ、この5員または6員の芳香環は所望により、C1−4アルキル(所望により、1、2または3個のヒドロキシ基により置換されていてもよい)、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキルチオ、C1−4アルコキシカルボニル、C2−4アルカノイル、オキソ、チオキソ、ニトロ、シアノ、−N(R)Rおよび−(CH)N(R)R、ヒドロキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルスルフィニル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ−(C1−4アルキル)カルバモイル、カルボキシ、SON(R)Rから独立に選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
pは1、2、3または4であり;
およびRは各々独立に水素原子、C1−4アルカノイルまたはC1−4アルキルを表すか、あるいはそれらが結合している窒素原子と一緒に5〜7員の飽和複素環式環を形成しており;そして
およびRは各々独立に水素原子、C1−4アルカノイルまたはC1−4アルキルを表すか、あるいはそれらが結合している窒素原子と一緒に5〜7員の飽和複素環式環を形成している]
の化合物、ならびにその医薬上許容される塩および溶媒和物を提供する。
アルキル基は、単独であれ別の基の一部であれ、直鎖であっても分枝していてもよい。それらは一般に1〜6個、好適には1〜4個の炭素原子を含む。
ハロアルキル基の例としては、クロロメチルまたはフルオロメチルなどのハロC1−4アルキル基がある。
ジハロアルキル基の例としては、ジフルオロメチルまたはジクロロメチルなどのジハロC1−4アルキル基がある。トリハロアルキル基の例としては、トリフルオロメチルなどのトリハロC1−4アルキル基がある。
式(I)の化合物またはその塩は互変異性の現象を示すことがあり、本明細書の図は可能性のある互変異性体の形態の1つを表すに過ぎないと理解される。本発明はいずれの互変異性体の形態も含むものを理解すべきである。
式(1)の特定の化合物は立体異性体の形態で存在し得る。本発明は式(1)の化合物の全ての幾何異性体および光学異性体ならびにラセミ体をはじめとするその混合物を含むと理解される。これらもまた、本発明の一態様をなす。
好ましくは、RはC1−6アルキルまたはC3−6シクロアルキルである。より好ましくは、Rはエチル、プロピル、ブチルまたはシクロプロピルである。最も好ましくは、Rはエチル、イソブチル、イソプロピルまたはシクロプロピルである。
好ましくは、RはエチルまたはメチルなどのC1−6アルキル、より好ましくはメチルである。
好適には、基RのGは酸素原子を含む5員環、例えばイソオキサゾリジニル環である。好ましくは、環GはメチルなどのC1−4アルキル基により置換されている。特定の実施形態では、環GはメチルなどのC1−4アルキル基により、さらにハロゲン、ヒドロキシルおよびC1−4アルキル(所望により5個までのハロゲン原子により置換されていてもよい)から選択される少なくとも1つのさらなる置換基により置換されている。特に、環GはC1−4アルキル基およびヒドロキシ基により置換され、好ましくは、環Gはメチルおよびヒドロキシ置換基により置換されている。ヒドロキシル置換基は環ヘテロ原子に結合している環炭素と結合していなくともよい。
基Gは好ましくは、その環窒素原子を介してCOまたはSO基と結合している。基Gの特定の例としては、4−ヒドロキシ−4−メチル−イソオキサゾリジン−2−イルがある。
好ましくは、Rは上記で定義したような、環Gが窒素原子を介して結合している基CO−Gである。より好ましくは、Rは、上記のようにGが5員環である基CO−Gである。
最も好ましくは、Rは4−ヒドロキシ−4−メチル−イソオキサゾリジン−2−イルカルボニルである。
好適には、Qは、Rが水素、C1−6アルキルであり、かつ、Rが水素であるようなCRである。好ましくは、QはCHである。
Arの5〜10員の単環式または二環式芳香環系の例としては、チエニル、フラニル、ピロリル、ピロロピリジノ、イミダゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジル、ピリダジニル、トリアジニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリルおよびキノリルが挙げられる。特定の例としてはチエニル、ピラゾリル、チアゾリルまたはトリアゾリル環であり、これらはいずれも所望により置換されていてもよい。
Arのさらなる例としてはフェニルがあり、所望により上記のように置換されていてもよい。
Arが二環式芳香環系である場合、特定の例としては、ベンゾトリアゾール、ピロロ[2,3−b]ピリジン、キノリン環またはイミダゾピリジニル環、特にはベンゾトリアゾール、ピロロ[2,3−b]ピリジンまたはキノリン環である。
好適には、Arは所望により上記で定義したように置換されていてもよい2個のヘテロ原子を含む5員芳香環であるか、またはArは1、2または3個のヘテロ原子を含み、所望により上記で定義したように置換されていてもよい9員または10員二環式環である。好ましくは、Arは所望により上記で定義したように置換されていてもよい2個のヘテロ原子を含む5員芳香環である。
基Arの特定の置換基は、C1−4アルキル、ハロゲン、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、または窒素、酸素および硫黄から独立に選択される4個までのヘテロ原子を含む5員もしくは6員芳香環から独立に選択される1以上の置換基であり、それ自体、所望により上記のように置換されていてもよいが、特にはオキソにより置換され得る。
例えば、Arはメチル、クロロ、ブロモ、フルオロ、トリフルオロメチル、ピリミジニル(2−ピリミジニルなど)、ピリジル(2−ピリジルまたは4−ピリジルなど)またはフェニルから選択される1以上の置換基により所望により置換されていてもよい。
特定の実施形態では、Arは、各々2または3個のアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル置換基により置換され、かつ/または2−ピリミジニルまたは2−ピリジル基により置換されているチエニル、ピラゾールまたはチアゾール環である。
Arの特定の例は所望により置換されていてもよいピラゾール環である。好ましくは、Arは置換ピラゾール環である。
例えば、Arは好適には部分式(i):
Figure 2006516974
[式中、R10およびR11はH、C1−6アルキル、またはハロC1−6アルキルから独立に選択され、R12はH、C1−6アルキル、またはハロC1−6アルキル、または3個までの環原子が酸素、硫黄および窒素から独立に選択されるヘテロ原子であり得る5員〜6員の芳香環系から選択され、なお、この環はC1−4アルキル(所望により1、2または3個のヒドロキシ基により置換されていてもよい)、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキルチオ、C1−4アルコキシカルボニル、C2−4アルカノイル、オキソ、チオキソ、ニトロ、シアノ、−N(R)Rおよび−(CH)N(R)R、ヒドロキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルスルフィニル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ−(C1−4アルキル)カルバモイル、カルボキシ、またはSON(R)R(ここで、R、R、R、Rおよびpは上記で定義した通り)から独立に選択される、1以上の置換基により所望により置換されていてもよい。
10およびR11はHまたはC1−3アルキル、例えばメチルなどから選択される。
特に、R10およびR11は双方ともメチルなどのC1−3アルキルである。
好適には、R12はH、C1−3アルキル(メチルなど)、または3個までの環原子が酸素、硫黄および窒素から独立に選択されるヘテロ原子であってよく、所望によりオキソにより置換されていてもよい5員〜6員の芳香環系から選択される。R12が5員〜6員の芳香環系である場合、このような系の特定の例としてはフェニル、ピリジル(2−ピリジルまたは4−ピリジルなど)、ピリミジニル(2−ピリミジニルなど)またはチアゾリル(2−チアゾリルなど)がある。
好ましくは、R12はH、ピリジルまたはピリミジニル、最も好ましくはピリジルまたはピリミジニルである。
本発明の一実施形態では、Arは、C1−6アルキルなどのアルキル、またはトリフルオロメチル置換基などのハロC1−6アルキルにより置換されている、かつ/または2−ピリミジニルまたは2−ピリジル基により置換されているピラゾール環である。
およびRおよびRおよびRが5員〜7員の飽和複素環式環を形成する場合、好適な環の例としてはモルホリン、ピペリジン、ピペラジンおよびピロリジンが挙げられる。
式(I)の好ましい化合物としては、
(S)−2−[[6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
(S)−2−[[6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
1−シクロプロピル−6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(S)−2−[[6−[(1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
(S)−2−[[6−[(4,5−ジクロロ−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−エチル−3−メチル−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
(4S)−4−メチル−2−[[1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−プロピル−6−(4−キノリニルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−イソオキサゾリジノール;
(4S)−2−[[6−[(2,4−ジクロロ−5−チアゾリル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
(4S)−2−[[6−[(3−ブロモ−2−チエニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(4−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
(4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
6−[(8−フルオロキノリン−4−イル)メチル]−5−{[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル}−1−イソプロピル−3−メチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
5−{[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル}−1−イソプロピル−3−メチル−6−(4−ピリミジン−2−イルベンジル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[(5−(2−ピリジニル)−2−チエニル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
6−[(1,3−ジメチル−1H−5−ピラゾリル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
6−[(3,5−ジメチル−4−イソチアゾリル(isothiozolyl))メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[1−(2−チアゾリル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
6−[(4−フルオロフェニル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
6−[(6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[4−(2−ピリジニル)フェニル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
(4S)−4−メチル−2−[[1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−1−(2−ピリミジニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−イソオキサゾリジノール;
(4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−エチル−4−イソオキサゾリジノール;
(4s)−2−[[6−[[1−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−4−ピリミジニル)−3,5−ジメチル−1h−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
5−[[(4R)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
およびその医薬上許容される塩が挙げられる。
医薬組成物において用いる塩は医薬上許容される塩であるが、他の塩も式Iの化合物およびそれらの医薬上許容される塩の製造に有用であり得る。本発明の医薬上許容される塩としては例えば、このような塩を形成するのに十分に塩基性である、以上に定義したような式Iの化合物の酸付加塩が挙げられる。このような酸付加塩としては、例えば、ハロゲン化水素(特に塩酸または臭化水素酸、このうち塩酸が特に好ましい)と、または硫酸もしくはリン酸と、またはトリフルオロ酢酸、クエン酸もしくはマレイン酸と医薬上許容される陰イオンを形成する無機酸または有機酸との塩が挙げられる。好適な塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、アルキルスルホン酸塩、アリールスルホン酸塩、酢酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、および酒石酸塩が挙げられる。また、式Iの化合物が十分酸性である場合、医薬上許容される塩は、医薬上許容される陽イオンを形成する無機塩基または有機塩基を伴って形成し得る。このような無機塩基または有機塩基との塩としては、例えば、ナトリウムもしくはカリウムなどのアルカリ金属塩、カルシウムもしくはマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、または例えばメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、ピペリジン、モルホリンまたはトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミンとの塩が挙げられる。
好ましい塩としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩もしくはトルエンスルホン酸塩などの酸付加塩、またはナトリウムまたはカリウム塩などのアルカリ金属塩が挙げられる。
本発明の化合物は当技術分野で公知のものと類似の経路で製造することができる。特定の実施例を以下に示す。
さらなる態様において、本発明は式(I)の化合物の製造方法を提供し、その方法は、
a)Rが基COGである場合、式(10):
Figure 2006516974
の化合物をG−Hと反応させること;
b)Qがメチレンである場合、式(11):
Figure 2006516974
の化合物を式Ar−Hの化合物と反応させること;
c)Qがメチレンである場合、式(12):
Figure 2006516974
の化合物を還元すること;
d)式(11)または(13):
Figure 2006516974
の化合物を反応させて一次環合成によりArを形成させること;
e)式(14):
Figure 2006516974
の化合物をR−Lと反応させること;または
f)RがSOGである場合、式(15):
Figure 2006516974
の化合物を化合物G−H
Figure 2006516974
[式中、L、L、LおよびLは脱離基であり、R、R、R、G、QおよびArは上記定義の通りである]
と反応させること
のうちの1つと、さらに所望によりa)、b)、c)、d)、e)またはf)の後に式(1)の化合物をさらなる式(1)の化合物に変換すること、および/またはその医薬上許容される塩または溶媒和物を形成することを含む。
特に式(15)の化合物において、Qはメチレンである。
、L、LおよびLの好適な脱離基は、行う反応の性質によって異なることが熟練の化学者には明らかである。脱離基の例としては、クロロ、ブロモまたはヨードなどのハロ;無水酢酸などの無水基;メシレートまたはトシレートなどのエステル;およびヒドロキシが挙げられる。
式(10)の化合物と化合物G−H(ここで、Gは示されている水素原子に結合している窒素を有する)の間の反応はアミド結合を形成する反応条件下で行うのが便宜であり、この場合、Lはヒドロキシである。例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミドまたは1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)エチルカルボジイミドなどのカップリング剤の存在下である。所望により、塩基、好ましくはトリエチルアミンなどの有機塩基を用いればよい。好適な溶媒は通常、非プロトン性溶媒、例えばジメチルホルムアミド、または塩素化溶媒、例えばジクロロメタンまたはトリクロロメタンである。さらに、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールなど、この種のアミド結合形成条件を触媒する化合物が存在してもよい。温度は通常、約−30℃〜約60℃の範囲であり、好ましくは周囲温度またはその付近である。
式(11)の化合物とArの間の反応は通常には水素化ナトリウムなどの強塩基の存在下で行う。好適な脱離基としては、ハロ、特にブロモが挙げられる。この反応は便宜には、テトラヒドロフランなどの不活性溶媒中、好ましくは周囲温度またはその前後で行う。条件によっては、例えば、Arが脱プロトン化する必要のない環窒素原子を含む場合、重炭酸ナトリウムなどのもっと弱い塩基を使用することができる。便宜には、この反応を用いて、Arが環窒素原子を介して結合している化合物を製造する。しかし、このプロセスを用いて、Arが環炭素原子を介して結合している化合物を製造することもできる。これは強塩基および塩化亜鉛などの亜鉛塩、さらに所望により触媒としてのヨウ化ナトリウムを用いることで達成できる。
式(12)の化合物は、当技術分野で公知のヒドロキシ基の標準的な還元条件を用いて、対応するメチレン化合物へと還元することができる。例えば、トリフルオロ酢酸などの酸でこれを脱プロトン化し、トリアルキルシランで還元すればよい。あるいは、ヒドロキシ基をメシレートまたはトシレートなどのより強力な脱離基に変換し、得られた化合物を、0℃〜50℃の温度範囲、好ましくは周囲温度、圧力1〜5バールにて、非ヒドロキシル溶媒、好ましくはテトラヒドロフラン中、パラジウム/活性炭などの触媒を用いて水素化することもできる。
基−Q−Arは第一環の合成により、式(11)または(13)の化合物にて便宜に形成される。要約“The Chemistry of Heterocyclic Compounds” E.C. Taylor and Weissberger (John Wiley and Sonsから出版)および“Comprehensive Heterocyclic Chemistry”, A.R Katritzky and C. W Rees(Pergamon Press (Elsevier)から出版)を参照。Arが3,5−ジメチルピラゾール−4−イルまたは1,3,5−トリメチルピラゾール−4−イルである式(1)の化合物の製造例については、具体例の中の実施例11および12を参照。
式(14)の化合物は、周囲温度から170℃の温度範囲で、DMFなどの双極性非プロトン性溶媒中、炭酸カリウムなどの緩やかな塩基の存在下で、式R−Lの化合物と反応させることができる。
式(15)のLの特定の例は塩素である。
式(1)のある化合物は、式(1)の別の化合物から化学修飾によって製造することができる。例えば、Qがメチレンである式(1)の化合物は、Qがカルボニルである式(1)の化合物へと酸化することができる。好ましい酸化剤は、テトラヒドロフランなどの不活性有機溶媒中、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)である。条件によっては、メチレン化合物を空気に曝すことにより酸化を行うことができる。
その代わりに、またはそれに加えて、Arが上記部分式(i)の基であり、R12が水素である式(I)の化合物は、式(XV):
Figure 2006516974
[式中、R12’は水素以外の基R12であり、かつ、L”はハロ、特にブロモなどの脱離基である]
の化合物と反応させることにより、R12が水素以外の式(i)の化合物へと変換することができる。このような反応はアセトニトリルまたはジオキサンなどの有機溶媒中で行うことができる。必要であれば、この反応は、アルカリ金属炭酸塩、例えば炭酸カリウムなどの塩基の存在下、ヨウ化銅のような銅塩などの触媒の存在下で行うことができる。また、必要であれば、この反応は窒素などの不活性雰囲気下で行ってもよい。
式(10)の中間体は式(16):
Figure 2006516974
[式中、R20はC1−6アルキルであり、例えばメチルまたはエチルであり、かつ、R21は−CHL(ここで、Lは上記で定義した通りである)または−CH(OH)Arのいずれかである]
の化合物から生成することができる。
21が−CHLである式(16)の化合物は上記の方法b)に記載のものと同様の条件下でArと反応させることができる。
Arが環炭素を介して結合している場合、R21が−CH(OH)Arである式(15)の化合物は上記の方法c)に記載のものと同様の条件を用いて還元することができる。
21が−CH(OH)Arである式(12)または(16)の化合物は、式(17):
Figure 2006516974
(式中、R22は適宜Rまたは−CO20である)
の化合物を、テトラヒドロフランなどの不活性有機溶媒中、リチウムジアルキルアミド、例えばリチウムジイソプロピルアミドなどの塩基の存在下、最初は−78℃などの低温、その後、周囲温度まで温めて、式Ar−CHOの化合物と反応させることにより生成することができる。
これらの中間体は一般に式(18):
Figure 2006516974
[式中、R23は水素またはメチルである]
の化合物から製造する。
21が−CH(OH)Arである場合、R23は水素であり、式(17)の化合物は式(16)の化合物に関して上記したようにAr−CHOと反応させることができる。
21が−CHLである場合、R23はメチルであり、例えばハロゲン化により−CHLへと変換させる。Lがブロモである場合、そのメチル基は標準的な条件下でN−ブロモスクシンイミドなどの標準的な臭素化剤を用いて臭素化することができる。
23が水素である式(18)の化合物は、まず、5℃〜50℃の間の温度で、極性溶媒、例えばDMF中、炭酸アルカリ、例えば炭酸カリウムなどの緩やかな塩基の存在下で、式(19):
Figure 2006516974
の化合物をブロモピルビン酸エチルなどのブロモピルビン酸アルキルと反応させ、次に、得られた付加物を、−20℃〜50℃の間、好ましくは0℃〜25℃の間の温度で、不活性溶媒、例えばジクロロメタン中、ルイス酸、好ましくは四塩化チタンで処理することにより生成することができる。
23がメチルである式(18)の化合物は、まず、5℃〜50℃の間の温度で、DMFなどの極性溶媒または好ましくは水中、カルボン酸アルカリ、例えば酢酸ナトリウムなどの緩やかな塩基の存在下、式(19)の化合物を3−ブロモ−2−オキソ酪酸メチルなどの3−ブロモ−2−オキソ酪酸アルキルと反応させ、次に、得られた付加物を、−20℃〜50℃の間、好ましくは0℃〜25℃の間の温度で、不活性溶媒、例えばジクロロメタン中、ルイス酸、好ましくは四塩化チタンで処理することにより生成することができる。
式(18)の化合物は式(20):
Figure 2006516974
(式中、R24はC1−4アルキル、例えばエチルである)
の化合物を、0℃〜50℃の温度で、不活性溶媒、例えばトルエン中、シアン酸アセチルと反応させた後、その変換生成物を、式R−L(式中、Lは脱離基、例えばヨージドである)の化合物の存在下、0℃〜30℃の温度で、アルカノール中の金属アルコキシド(例えば、メタノール中のナトリウム メトキシド)の溶液で処理することにより生成することができる。
式(20)の化合物は、式(20):R−N=C=Sの化合物を、20℃〜80℃の温度で、不活性溶媒、例えばTHF中、Wittig化合物、例えば式(22):
Figure 2006516974
(式中、R’はフェニル、またはトリルのような置換フェニルである)
の化合物と反応させ、得られた付加物を、−78℃〜60℃の温度で、式(23):
Figure 2006516974
の化合物とin situで処理することにより製造することができる。
式(19)の化合物は式(24):
Figure 2006516974
の化合物を、10℃〜50℃の温度範囲で、アルコール、例えばエタノールなどの極性溶媒中、ナトリウムチオールなどのアルカリ金属チオールと反応させることにより生成することができる。
式(23)の化合物は、上記の方法e)に関して記載した条件下で、式(25):
Figure 2006516974
の化合物を式R−Lの化合物と反応させることにより生成することができる。
式(15)の化合物は式(26):
Figure 2006516974
[式中、L'''は脱離基、特にブロモなどのハロ基である]
の化合物をグリニャール試薬と反応させた後にSOを加え、酸化および塩素化を行うことにより製造することができる。この反応は、−70℃〜30℃、好ましくは−20℃〜20℃の温度で、THFなどの好適な溶媒中で行う。得られたスルフィン酸は、対応するスルホン酸へと酸化し、そして例えばPClを用いて塩素化することができる。
式(26)の化合物は、ブロモ誘導体などの対応するハロ誘導体を、低温でリチウムジイソプロピルアミドなどの強塩基で処理した後、化合物ArCHOで処理することにより製造する。この反応は好適には、−70℃〜30℃、好ましくは−50℃〜0℃の温度、THF中で行う。
前駆体ハロ化合物は、式(27):
Figure 2006516974
の化合物のハロゲン化、特に臭素化により製造する。この反応は10℃〜60℃、好ましくは約周囲温度で、例えばクロロホルム中の臭素を用いて行うことができる。
上記で定義した出発材料は市販されているか、または当技術分野で公知の通常の化学法を用いて製造することができる。
上記の式(1)の化合物はその医薬上許容される塩または溶媒和物へと変換することができる。
式(1)の化合物のあるものは立体異性体の形態で存在し得る。本発明は式(1)の化合物の全ての幾何異性体および光学異性体、ならびにラセミ体をはじめとするその混合物を包含するものと理解される。これらもまた本発明の一態様をなす。
異性体は常法、例えば、クロマトグラフィーまたは分別結晶により分割または分離することができる。鏡像異性体は常法(例えば、キラル高速液体クロマトグラフィー(HPLC))を用い、これらの化合物のラセミ混合物またはその他の混合物を分離することにより単離することができる。あるいは、目的の異性体は、ラセミ化が起こらないような条件下で好適な光学的に活性な出発材料を反応させることにより、または例えばブロモキラル酸で誘導体化した後にそれらのジアステレオ誘導体を常法(例えば、HPLC、シリカでのクロマトグラフィー)により分離することにより製造してもよいし、あるいは、非キラル性の出発材料とキラル試薬を用いて製造してもよい。本発明の範囲内には全ての立体異性体が含まれる。
本発明の化合物はそれらの反応混合物から常法を用いて単離することができる。
本発明の化合物はヒトおよび非ヒト動物において薬理活性を有することから有用である。それらは自己免疫疾患、炎症性疾患、増殖性疾患および過増殖性疾患、ならびに移植器官または組織の拒絶および後天性免疫不全症候群(AIDS)をはじめとする免疫介在疾患の(予防的)処置に用いる医薬として指示される。
これらの症状の例は次の通りである。
(1)(呼吸器)慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの気道疾患、気管支喘息、アレルギー性喘息、内因性喘息、外因性喘息および塵埃性喘息などの喘息、特に慢性または不可逆性喘息(例えば、遅発型喘息および気道過敏);気管支炎;急性、アレルギー性、萎縮性鼻炎および慢性鼻炎(乾酪性鼻炎、肥厚性鼻炎、化膿性鼻炎、乾燥性鼻炎および薬物性鼻炎を含む);膜性鼻炎(クループ性鼻炎、繊維素性鼻炎および偽膜性鼻炎および腺病性鼻炎を含む);季節性鼻炎(神経性鼻炎(枯草熱)および血管運動神経性鼻炎を含む);類肉腫症、農夫肺および関連疾患、類繊維肺(fibroid lung)および特発性間質性肺炎;
(2)(骨および関節)慢性関節リウマチ、血清反応陰性脊椎関節症(強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、およびライター病を含む)、ベーチェット病、シェーグレン症候誘導体群、および全身性硬化症;
(3)(皮膚)乾癬、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎およびその他の湿疹性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、扁平苔癬、天疱瘡、水疱性天疱瘡、表皮水疱症、蕁麻疹、皮膚脈管炎、脈管炎、紅斑、皮膚好酸球増加症、ブドウ膜炎、円形脱毛症および春季結膜炎;
(4)(胃腸管)セリアック病、直腸炎、好酸球性胃腸炎、肥満細胞症、クローン病、潰瘍性大腸炎、消化管から離れた作用(例えば、片頭痛、鼻炎および湿疹)を有する食物関連アレルギー;
(5)(その他の組織および全身性疾患)多発性硬化症、アテローム性動脈硬化症、後天性免疫不全症候群(AIDS)、紅斑性狼瘡、全身性紅斑、狼瘡、橋本甲状腺炎、重症筋無力症、I型糖尿病、ネフローゼ症候群、好酸球増加性筋膜炎、高IgE症候群、らい腫らい、セザリー症候群および特発性血小板減少性紫斑病;
(6)(異種移植片拒絶)例えば腎臓、心臓、肝臓、肺、骨髄、皮膚および角膜移植後の急性および慢性症;ならびに慢性移植片対宿主病;
(7)癌。
従って、本発明は治療に用いるための、上記で定義した式(1)の化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。
もう1つの態様では、本発明は治療に用いるための薬物の製造における、上記で定義した式(1)の化合物またはその医薬上許容される塩に使用を提供する。
本明細書において、「治療」とは、特に断りのない限り、「予防」も含む。「治療的」および「治療上」も相応に解釈すべきである。
予防は、特に、対象となる疾患または症状の既往歴を持っているか、そうでなければ高いリスクがあると考えられる者の処置に特に関連するものと考えられる。特定の疾患または症状を発症するリスクのある者には一般に、その疾患または症状の家族歴を有する者、あるいは遺伝子診断またはスクリーニングによってその疾患または症状を特に発症しやすいことが確認されている者が含まれる。
本発明はさらに、免疫抑制を行う方法(例えば、同種移植片拒絶の処置において)であって、治療上有効な量の、上記で定義した式(1)のまたはその医薬上許容される塩を患者に投与することを含む方法を提供する。
本発明はまたさらに、気道疾患(例えば、喘息またはCOPD)に罹患している患者において該疾患を処置する、または該疾患のリスクを軽減する方法であって、治療上有効な量の、上記で定義した式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を患者に投与することを含む方法を提供する。
上記の治療的使用に関して、投与量は、もちろん用いる化合物、投与様式、目的の処置、指示される疾患によって異なる。しかし、一般に、免疫抑制を行うための式(1)の化合物の一日用量は、0.1mg/kgから、好ましくは0.3mg/kgから、より好ましくは0.5mg/kgから、よりいっそう好ましくは1mg/kgから30mg/kgまで(30mg/kgを含む)の範囲である。気道疾患の処置には、式(1)の化合物の一日用量は通常0.001mg/kgから30mg/kgの範囲である。
式(1)の化合物およびその医薬上許容される塩はそれら単独で用いてもよいが、一般には式(1)の化合物/塩/溶媒和物(有効成分)が医薬上許容されるアジュバント、希釈剤または担体と組み合わせてある医薬組成物の形態で投与される。投与様式にもよるが、医薬組成物は好ましくは0.05〜99重量%(重量パーセント)、より好ましくは80重量%未満、例えば0.10〜70重量%、よりいっそう好ましくは50重量%未満の有効成分を含む(全て全組成物に対する重量%)。
よって、本発明はまた、上記で定義した式(1)の化合物またはその医薬上許容される塩を、医薬上許容されるアジュバント、希釈剤または担体と組み合わせて含む医薬組成物も提供する。
本発明はさらに、上記で定義した式(1)の化合物またはその医薬上許容される塩を医薬上許容されるアジュバント、希釈剤または担体と混合することを含む、本発明の医薬組成物の製造方法を提供する。
本発明の医薬組成物は、溶液、懸濁液、ヘプタフルオロアルカンエアゾールおよび乾燥粉末製剤の形態で局所投与(例えば、肺および/または気道、あるいは皮膚へ)してもよいし、あるいは例えば錠剤、カプセル剤、シロップ剤、散剤、または顆粒剤の形態での経口投与により、または溶液もしくは懸濁液の形態での非経腸投与により、または坐剤の形態での直腸投与により、または経皮的に投与してもよい。
PMA/イオノマイシンで刺激された末梢血単核細胞増殖を阻害し得る化合物の能力は、例えば以下に示す手順を用いて評価することができる。
以下、本発明を実施例で説明するが、特に断りのない限り以下の通りである。
(i)蒸発は真空下での回転蒸発により行い、乾燥剤などの残留固体を濾去した後に後処理を行った。
(ii)操作は周囲温度、すなわち18〜25℃の範囲で、アルゴンまたは窒素などの不活性ガス雰囲気下で行った。
(iii)収率は単に例として示すものであり、必ずしも得られる最大値ではない。
(iv)式Iの最終生成物の構造は核(通常プロトン)磁気共鳴(NMR)および質量スペクトル法によって確認し、プロトン磁気共鳴化学シフト値はδスケールで測定し、ピーク多重度は以下のように示す:s,一重;d,二重;t,三重;m,多重;br,ブロード;q,四重;quin,五重。
(v)一般に中間体については完全な同定を行わず、薄層クロマトグラフィー(TLC)、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、質量分析(MS)、赤外(IR)またはNMR分析により純度を評価した。
略号
2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン DDQ
ジメチルホルムアミド DMF
テトラヒドロフラン THF
以下の実施例は本発明を例示するものである。
実施例1
(S)−2−[[6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
a)2−[[(2S)−2−メチルオキシラニル]メトキシ]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
ジクロロメタン(15ml)中、N−ヒドロキシフタルイミド(5.3g)、[(2S)−2−メチルオキシラン−2−イル]メチル3−ニトロベンゼンスルホネート(5.9g)およびトリエチルアミン(10.6ml)の混合物を窒素下、周囲温度で24時間攪拌した。
反応混合物をシリカカラムに注ぎ、ジクロロメタンで溶出し、副題化合物を白色固体として得た(3.1g)。
MS (APCI) 234 [M+H]+
δ1HCDCl3 1.63 (3H, s), 2.69 (1H, d), 2.76 (1H, d), 4.17 (1H, d), 4.21 (1H, d), 7.73-7.78 (2H, m), 7.82-7.87 (2H, m)
b)2−[[(2R)−3−クロロ−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル]オキシ]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
パートa)の生成物(3.0g)を濃塩酸(12ml)で処理し、周囲温度で2時間攪拌した。
この混合物を水とジクロロメタンで分液し、有機層を乾燥させ、クロマトグラフィー(EtOAc)により精製し、副題化合物を白色固体として得た(3.3g)。
δ 1HDMSO 1.29(3H, S), 3.67 (1H, d), 3.76 (1H, d), 4.09 (1H, d), 4.15 (1H, d), 7.86 (4H, s), 5.24 (1H,s)
c)2−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−安息香酸メチルエステル
メタノール(25ml)中パートb)の生成物(3.3g)の溶液から、これをトリエチルアミン(3.4ml)で処理し、窒素下、1時間、加熱還流して製造した。この混合物を濃縮乾固し、ジクロロメタン〜ジクロロメタン中5%メタノールの勾配で溶出するクロマトグラフィーにより精製した。アセトニトリルから2回再結晶させることでキラル純度を高め、副題化合物を白色固体として得た(1.92g)。
HPLC: (9010THIP.M) 50mm chiracel ADカラム, ee >99%
δ1HCDCl3 1.52 (3H, s), 3.59 (1H, d), 3.81 (1H, d), 3.88 (1H, d), 4.04 (1H, s), 4.34 (1H, d), 3.92 (3H, s), 7.45 (1H, d), 7.49 (1H, t), 7.62 (1H, t), 8.00 (1H, d)
d)(4S)−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール塩酸塩
2N塩酸(30ml)中、パートc)の生成物(4.9g)の溶液から、これを窒素下で4時間、加熱還流して製造した。冷却した後、沈殿を濾去し、液体を真空下で濃縮乾固した。残渣をアセトニトリルでトリチュレートし、副題化合物を白色固体として得た(1.79g)。
δ1HDMSO 1.42 (3H, s), 3.29 (1H, d), 3.41 (1H, dD), 3.87 (1H, d), 4.05 (1H, dd)
e)6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル
クロロホルム(25ml)中、6−(ブロモメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル(1.0g)の溶液に亜鉛アセチルアセトネート水和物(0.73g)を加え、この混合物を30分間加熱還流した。冷却した後、この混合物を飽和重炭酸ナトリウムとともに激しく攪拌した後、有機層を回収し、35%ヒドラジン水溶液(1.0ml)で処理し、周囲温度で16時間攪拌した。この反応混合物を水で洗浄し、クロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、副題化合物を白色固体として得た(1.04g)。
δ1HCDCl3 0.93 (6H, d), 2.21-2.26 (1H, m), 2.21 (6H, s), 3.39 (3H, s), 3.68 (2H, d), 3.90 (2H, s), 3.96 (3H, s)
f)6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸一ナトリウム塩
THF(400ml)、水(35ml)およびメタノール(60ml)中、ステップe)の生成物(19.0g)および水酸化ナトリウム(2.52g)の溶液から製造した。周囲温度で24時間攪拌した後、沈殿を濾別し、冷THFで洗浄し、副題化合物を白色固体として得た(17.2g)。
δ1HD2O 0.90 (6H, d), 2.18 (6H, s), 2.20 (1H, non), 3.34 (3H, s), 3.72-3.77 (2H, d), 3.89 (2H, s)
g)(4S)−2−[[6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
ジクロロメタン(10ml)中、ステップf)の生成物(200mg)、ステップd)の生成物(81mg)およびPybrop(332mg)の懸濁液をトリエチルアミン(0.20ml)で処理し、この混合物を周囲温度で16時間攪拌した。次に、この反応混合物を順相(ジクロロメタン中、0%〜10%メタノール)および逆相(0.1%酢酸アンモニウム水溶液中、5%〜95%メタノール)クロマトグラフィーの双方により精製し、標題化合物を白色固体として得た(90mg)。
δ1HDMSO 130oC, 0.90 (6H, d), 1.41 (3H, s), 2.08 (6H, s), 2.18 (1H, non), 3.23 (3H, s), 3.67 (2H, d), 3.59-3.72 (3H, m), 3.77-3.82 (1H,m), 3.78 (2H, s), 4.92 (1H, s), 11.67 (1H, s)
実施例2
(S)−2−[[6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
a)6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル
6−(ブロモメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルを用い、実施例1ステップe)のように製造した。
δ1HCDCl3 1.53 (6H, d), 2.21 (6H, s), 3.36 (3H, s), 3.89 (2H, s), 3.96 (3H, s), 4.47 (1H,s)
b)6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸一ナトリウム塩
実施例1ステップf)の方法とステップa)の生成物を用いて製造した。
δ1HDMSO 1.44 (6H, d), 2.10 (6H, s), 3.17 (3H, s), 3.72 (2H, s), 4.32 (1H, s)
c)(4S)−2−[[6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
実施例1ステップg)の方法を用い、ステップb)の生成物と実施例1ステップd)を用いて製造した。
δ1HDMSO 130oC, 1.41 (3H, s), 1.46 (6H, d), 2.09 (6H, s), 3.20 (3H, s), 3.60-3.72 (3H, m), 3.78-3.82 (1H,m), 3.77 (2H, s), 4.46 (1H, sep), 4.94 (1H, s), 11.71 (1H, s)
実施例3
1−シクロプロピル−6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)2−(シクロプロピルアミノ)−5−メチル−3,4−チオフェンジカルボン酸,3−エチル4−メチルエステル
無水テトラヒドロフラン(100ml)中、(トリフェニルホスホラニリデン)−酢酸エチルエステル(15g)の溶液にイソチオシアナト−シクロプロパン(4.4g)を加え、この混合物を窒素雰囲気下で20時間還流した。周囲温度まで冷却した後、この反応混合物を−78℃まで冷却し、その後、無水テトラヒドロフラン(10ml)中、3−ブロモ−2−オキソ−酪酸メチルエステル(8.7g)の溶液を加えた。得られた混合物を周囲温度まで温めた後、20時間還流し、その後、周囲温度で2日間置いた。この反応物を水に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。回収した有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、i−ヘキサン/酢酸エチル(95:5)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製した後、i−ヘキサン/ジエチルエーテル(8:2)でトリチュレートし、副題化合物を固体として得た(7.5g)。
1HCDCl3 0.66 (2H, m), 0.75 (2H, m), 1.26 (3H, t), 2.27 (3H, s), 2.56 (1H, m), 3.83 (3H, s), 4.08 (2H, quartet), 7.55 (1H, bs)
b)1−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−メチル−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,メチルエステル
無水トルエン(30ml)中、イソシアン化銀(4.4g)の懸濁液に塩化アセチル(1.8ml)を5分かけて滴下し、得られた混合物を窒素雰囲気下、周囲温度で35分間攪拌した。次に、無水トルエン(5ml)中、パートa)の生成物(7.5g)の溶液を加え、この混合物を周囲温度で20時間攪拌した。この反応物をジエチルエーテルで希釈し、沈殿を濾過した。得られた濾液を重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。得られた油状物(9g)をナトリウムメトキシド溶液(メタノール中25重量%溶液21ml)で処理し、反応物を窒素雰囲気下、周囲温度で20時間攪拌した。この混合物を減圧下で蒸発させ、得られた油状物を酢酸エチルと水の層間で分配した。水層を分離し、濾過し、副題化合物を固体として得た(3.16g)。
MS (ESI) 281 [M+H]+
1HDMSO 0.96 (2H, m), 1.06 (2H, m), 2.38 (3H, s), 3.01 (1H, m), 3.78 (3H, s), 11.26 (1H, bs)
c)1−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−3,6−ジメチル−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,メチルエステル
無水ジメチルホルムアミド(40ml)中、パートb)の生成物(3.15g)の溶液に炭酸カリウム(1.9g)およびヨウ化メチル(0.84ml)を加えた。この混合物を窒素雰囲気下、周囲温度で3日間攪拌した。この混合物を水に注ぎ、得られた固体を濾取し、副題化合物を固体として得た(2.8g)。
MS (ESI) 295 [M+H]+
1HDMSO 1.01 (2H, m), 1.05 (2H, m), 2.39 (3H, s), 3.07 (1H, m), 3.18 (3H, s), 3.80 (3H, s)
d)6−(ブロモメチル)−1−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,メチルエステル
酢酸エチル(50ml)中、パートc)の生成物(2.8g)の懸濁液に、N−ブロモスクシンイミド(1.9g)およびアゾビス−イソブチロニトリル(0.1g)を加えた。得られた混合物を窒素雰囲気下で2時間還流した後、冷却した。この混合物を冷0.5M水酸化ナトリウム溶液、次いで水で連続的に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。得られた固体を冷ジエチルエーテルからトリチュレートし、副題化合物を固体として得た(2.8g)。
1HCDCl3 1.10 (2H, m), 1.24 (2H, m), 3.03 (1H, m), 3.37 (3H, s), 3.99 (3H, s), 4.68 (2H, s)
e)1−シクロプロピル−6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,メチルエステル
実施例1パートe)の手順に従い、パートd)の生成物から製造し、副題化合物を固体として得た。
MS (ESI) 389 [M+H]+
1HDMSO 0.93 (2H, m), 1.04 (2H, m), 2.07 (6H, m), 3.02 (1H, m), 3.17 (3H, s), 3.78 (3H, s), 3.81 (2H, s), 12.12 (1H, bs)
f)1−シクロプロピル−6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,一ナトリウム塩
実施例1パートf)の手順に従い、パートe)の生成物から製造し、副題化合物を固体として得た。
MS (ESI) 375 [M+H]+
1HDMSO 0.84 (2H, m), 1.02 (2H, m), 2.06 (6H, s), 2.94 (1H, m), 3.17 (3H, s), 3.75 (2H, s), 11.98 (1H, bs)
g)1−シクロプロピル−6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
実施例1パートg)の手順に従い、パートf)の生成物から製造し、標題化合物を固体として得た。
MS (ESI) 460 [M+H]+
1HDMSO 0.93 (2H, m), 1.03 (2H, m), 1.37-1.42 (3H, m), 2.08 (6H, bs), 3.02 (1H, m), 3.15 (3H, m), 3.58-3.80 (6H, m), 5.41 (1H, br s)
実施例4
(S)−2−[[6−[(1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
6−[(1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸(0.15g)を用い、実施例1パートg)の方法により製造し、泡沫を得た(0.042g)。
1HCDCl3 1.51 (9H, m inc H20), 3.34 (3H, s), 3.47 (1H, d), 3.82 (1H, d), 3.97 (1H, d), 4.52 (1H, bm), 4.54 (1H, d), 5.34 (1H,s), 6.00 (2H, dd), 7.38 (1H, t), 7.49 (1H, t)
実施例5
(S)−2−[[6−[(4,5−ジクロロ−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−エチル−3−メチル−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
6−[(4,5−ジクロロ−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−エチル−3−メチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸を用い、実施例1パートg)の方法により製造し、標題化合物を得た(0.094g)。融点130〜133℃。
1HCDCl3 1.38 (3H, t), 1.52 (3H, s), 2.40 (3H, s), 3.39 (3H, s), 3.43 (1H, d), 3.38 (1H, d), 3.96 (1H, d), 4.00 (2H, m), 4.46 (1H, d), 5.23 (2H, dd), 5.27 (1H, s)
実施例6
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル
無水THF(30ml)中、7−アザインドール(0.78g)の溶液に、窒素下、10℃で、ヘキサン中2.5Mのn−BuLi(2.6ml)を滴下した。この混合物を15分間攪拌した後、エーテル中1.0Mの塩化亜鉛(6.61ml)を加え、混合物を室温で2時間攪拌した。真空下で溶媒を除去し、残渣を無水トルエン(20ml)で希釈した後、無水トルエン(10ml)中、6−(ブロモメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル(2.0g)の溶液および触媒量のヨウ化カリウムを加え、反応混合物を窒素下で48時間攪拌した。溶媒をデカントし、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、i−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を得た(1.37g)。
MS (ESI) 427 [M+H]+
b)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
THF(15ml)およびメタノール(7.5ml)中、パートa)の生成物の溶液に1N水酸化ナトリウム(7.5ml)を加え、この混合物を窒素下で18時間攪拌した。これを2.5N塩酸で酸性化し、ジクロロメタンで抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させ、副題化合物を固体として得た(1.22g)。
MS (ESI) 413 [M+H]+
c)5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
パートb)の生成物から、実施例1パートg)の方法により製造し、標題化合物を固体として得た。
MS (APCI) 427 [M+H]+
1HDMSO 0.82-0.85 (6H, m), 1.33-1.45 (3H, m), 2.04-2.12 (1H, m), 3.16-3.20 (3H, m), 3.37-3.99 (6H, m), 4.13-4.23 (2H, m), 5.45-5.48 (1H, m)< 6.99-7.02 (1H, m), 7.42-7.43 (1H, m), 7.91-7.96 (1H, m), 8.18-8.19 (1H, m), 11.52-11.55 (1H, m)
実施例7
(4S)−4−メチル−2−[[1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−プロピル−6−(4−キノリニルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
実施例1ステップg)の方法を用い、1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−プロピル−6−(4−キノリニルメチル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸ナトリウム塩および実施例1ステップd)の生成物を用いて製造した。
δ1HDMSO 120℃, 0.85 (3H, t), 1.39 (3H, s), 1.66 (2H, sex), 3.23 (3H, s), 3.63-3.87 (6H, m), 4.59 (2H, s), 5.03 (1H, s), 7.42 (1H, s), 7.61 (1H, t), 7.74 (1H, t), 8.04 (1H, d), 8.23 (1H, d), 8.83 (1H, s).
実施例8
(4S)−2−[[6−[(2,4−ジクロロ−5−チアゾリル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
a)6−[(2,4−ジクロロ−5−チアゾリル)ヒドロキシメチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
−78℃にて、THF(25ml)中、3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチル(1.5g)、2,4−ジクロロチアゾール−5−カルボキシアルデヒド(1.75g)およびDMPU(1.2ml)の溶液にLDA(10mmol)を加えた。酢酸(3ml)を加え、この混合物を周囲温度まで温めた。次に、この混合物を酢酸エチルと水の層間で分配し、有機層を回収し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮乾固した。残渣を順相クロマトグラフィー(3:1 i−ヘキサン:酢酸エチル)により精製し、副題化合物を黄色泡沫として得た(0.45g)。
1HCDCl3 0.98 (3H, d), 0.99 (3H, d), 1.40 (3H, t), 2.22-2.35 (1H, m), 3.40 (3H, s), 3.76 (1H, d), 3.81 (1H, d), 4.40-4.47 (2H, m), 6.30 (1H, s).
b)6−[(2,4−ジクロロ−5−チアゾリル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
ジクロロメタン(2ml)中、ステップa)からの生成物(0.45g)の溶液をトリフルオロ酢酸(2ml)およびトリエチルシラン(1.5ml)で処理した。次に、この溶液を3時間加熱還流した。この混合物を濃縮乾固し、残渣をSiOでのクロマトグラフィー(4:1 i−ヘキサン:酢酸エチル)により精製し、副題化合物を黄色油状物として得た(294mg)。
1HCDCl3 0.98 (6H, d), 1.42 (3H, t), 2.27 (1H, non), 3.39 (3H, s), 3.75 (2H, d), 4.24 (2H, s), 4.46 (2H, q)
c)6−[(2,4−ジクロロ−5−チアゾリル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸ナトリウム塩
実施例1ステップf)の方法により、ステップb)の生成物を用いて製造した。
1HDMSO 0.92 (6H, d), 2.18 (1H, non), 3.27 (3H, s), 3.75 (2H, d), 4.50 (2H, s).
d)(4S)−2−[[6−[(2,4−ジクロロ−5−チアゾリル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
実施例1ステップg)の方法を用い、ステップc)の生成物および実施例1ステップd)の生成物を用いて製造した。
1HDMSO 120℃, 0.93 (6H, d), 1.40 (3H, s), 2.22 (1H, non), 3.23 (3H, s), 3.65-3.81 (6H, m), 4.25 (2H, s), 5.02 (1H, s).
実施例9
(4S)−2−[[6−[(3−ブロモ−2−チエニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
a)6−[(3−ブロモ−2−チエニル)ヒドロキシメチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例8ステップa)の方法を用い、3−ブロモ−2−チオフェンカルボキシアルデヒドを用いて製造した。
1HCDCl3 0.96 (3H, d), 0.97 (3H, d), 1.38 (3H, t), 2.27 (1H, non), 3.39 (3H, s), 3.66 (1H, d), 3.71 (1H, dd), 3.79 (1H, dd), 4.38-4.46 (2H, m), 6.38 (1H, d), 6.98 (1H, d), 7.35 (1H, d)
b)6−[(3−ブロモ−2−チエニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例8ステップb)の方法を用い、ステップa)の生成物を用いて製造した。
1HCDCl3 0.96 (6H, d), 1.42 (3H, t), 2.25 (1H, non), 3.39 (3H, s), 3.72 (2H, d), 4.32 (2H, s), 4.47 (2H, q), 6.96 (1H, d), 7.23 (1H, d)
c)6−[(3−ブロモ−2−チエニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸ナトリウム塩
実施例1ステップf)の方法を用い、ステップb)の生成物を用いて製造した。
1HDMSO 0.87 (6H, d), 2.16 (1H, non), 3.21 (3H, s), 3.66 (2H, d), 4.20 (2H, s), 7.04 (1H, d), 7.53 (1H, d)
d)(4S)−2−[[6−[(3−ブロモ−2−チエニル))メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
実施例1ステップg)の方法を用い、ステップc)の生成物および実施例1ステップd)の生成物を用いて製造した。
1HDMSO 120℃, 0.91 (6H, d), 1.40 (3H, s), 2.19 (1H, non), 3.23 (3H, s), 3.65-3.81 (6H, m), 4.24 (2H, s), 5.00 (1H, s), 7.01 (1H,d), 7.51 (1H, d)
実施例10
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
クロロホルム(15ml)中、6−(ブロモメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル(1.4g)の懸濁液に酢酸亜鉛(0.82g)および1,1,1−トリフルオロ−2,4−ペンタンジオン(0.55ml)を加えた。この混合物を3時間還流した後、冷却し、ジクロロメタンで希釈し、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で蒸発させた。得られた油状物をエタノール(15ml)に溶解し、ヒドラジン一水和物(0.24ml)で処理し、反応物を周囲温度で20時間攪拌した。この反応物を減圧下で蒸発させ、アセトニトリル(10ml)に溶解し、2M HCl溶液(10ml)で処理し、20時間還流した。得られた固体を濾取し、水、次いでジエチルエーテルで洗浄し、副題化合物を固体として得た(0.68g)。
MS (ESI) 431 [M+H]+
1HDMSO 1.44 (6H, d), 2.22 (3H, s), 3.23 (3H, s), 4.20 (2H, s), 4.36 (1H, bs), 13.44 (1H, bs)
b)5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
無水ジメチルホルムアミド(3ml)中、パートa)の生成物(0.2g)の懸濁液にトリエチルアミン(0.29ml)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.078g)、次いでクロロリン酸ジエチル(0.075ml)を加え、この混合物を窒素下、周囲温度で1時間15分攪拌した。(4S)−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール塩酸塩(0.07g)を加え、この反応混合物を周囲温度で20時間攪拌した。これを減圧下で濃縮し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(98:2)、次いでジクロロメタン/メタノール(96:4)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を固体として得た(0.11g)。
MS (ESI) 516 [M+H]+
1HDMSO 1.24-1.38 (3H, m), 1.44 (6H, s), 2.20 (3H, s), 3.18 (3H, s), 3.62 (2H, m), 3.75 (2H, m), 3.82 (2H, m), 4.37 (1H, bs), 5.23-5.42 (1H, m), 13.38 (1H, bs)
実施例11
6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリジル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル
実施例1パートe)の方法により、6−(ブロモメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル、亜鉛アセチルアセトネート水和物および2−ヒドラジノピリジンから製造し、副題化合物を得た。
MS (ESI) 468 [M+H]+
1HDMSO 1.45 (6H, d), 2.16 (3H, s), 2.56 (3H, s), 3.18 (3H, s), 3.78 (3H, s), 3.95 (2H, s), 4.40 (1H, s, br), 7.31-7.34 (1H, m), 7.79-7.82 (1H, m), 7.93-7.97 (1H, m), 8.45-8.47 (1H, m)
b)6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリジル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
実施例6パートb)の方法により、パートa)の生成物から製造し、副題化合物を固体として得た。
MS (ESI) 454 [M+H]+
c)6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
実施例1パートg)の方法により、パートb)の生成物から製造し、標題化合物を固体として得た。
MS (APCI) 539 [M+H]+
1HDMSO 1.23-1.46 (9H, m), 2.17-2.18 (3H, m), 2.55-2.58 (3H, m), 3.18-3.19 (3H, m), 3.57-3.94 (6H, m), 4.38 (1H, s, br), 5.42 (1H, d), 7.30-7.34 (1H, m), 7.81 (1H, d), 7.93-7.97 (1H, m), 8.45-8.47 (1H, m)
実施例12
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸, ナトリウム塩
実施例6パートa)の方法を用い、6−(ブロモメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸、メチルエステル(0.45g, 1.20mmol)および7−アザインドール(0.17g, 1.44mmol)から製造した。残渣を、イソヘキサン中50%酢酸エチル〜100%酢酸エチルの勾配で溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製し、無色の油状物(0.27g)を得た。この油状物0.1gをTHF(2ml)に溶解し、1M水酸化ナトリウム溶液(0.8ml)および0.5mlのメタノールで処理した。5時間後、沈殿が生じ、これを濾別し、THF、次いでエーテルで洗浄し、副題化合物を淡黄色固体として得た。
MS (ES) 399 [M+H]+
b)5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
実施例1パートg)の方法を用い、実施例12パートa)の生成物(0.2g)および実施例1パートd)の生成物(0.08g)から製造した。残渣を逆相HPLC(アセトニトリル中、0.1%酢酸アンモニウム水溶液95%〜50%)により精製し、標題化合物を白色泡沫として得た(0.1g)。
MS (APCI) 484.1642 [M+H]+
1HDMSO 1.23-1.44 (9H, d+s), 3.18 (3H, s), 3.4-4.4 (7H, range of ppm), 5.45 (1H, bs), 7-7.06 (1H, m), 7.43 (1H, s), 7.93-7.99 (1H, m), 8.18-8.20 (1H, d), 11.53 (1H, s)
実施例13
(4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(4−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
a)6−[[3,5−ジメチル−1−(4−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
アセトニトリル(5ml)中、実施例2ステップa)の生成物(500mg)の溶液に4−クロロピリジン塩酸塩(550mg)を加えた。次に、この混合物に100W、140℃で20分間マイクロ波を照射した。この混合物を濃縮乾固し、SiOでのクロマトグラフィー(EtOAc〜EtOAc中20%のMeOH)により精製し、副題化合物を白色固体として得た(200mg)。
1HCDCl3 1.55 (6H, d), 2.27 (3H, s), 2.41 (3H, s), 3.37 (3H, s), 3.94 (3H, s), 3.96 (2H, s), 4.46 (1H, s), 7.49 (2H, dd), 8.69 (2H, dd)
b)6−[[3,5−ジメチル−1−(4−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸ナトリウム塩
実施例1ステップf)の方法により、ステップa)の生成物を用いて製造した。
1HDMSO 1.45 (6H, d), 2.21 (3H, s), 2.46 (3H, s), 3.17 (3H, s), 3.85 (2H, s), 4.32 (1H, s), 7.62 (2H, dd), 8.63 (2H, dd)
c)(4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(4−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
実施例1ステップg)の方法を用い、ステップb)の生成物および実施例1ステップd)の生成物を用いて製造した。
1HDMSO 120℃, 1.40 (3H, s), 1.48 (6H, d), 2.18 (3H, s), 2.39 (3H, s), 3.21 (3H, s), 3.65 (1H, S), 3.70 (2H, d), 3.80 (1H, d), 3.89 (2H, s), 4.47 (1H, sep), 7.55 (2H, d), 8.62 (2H, d)
実施例14
(4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
a)6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例13ステップa)の方法に従い、2−クロロピリミジンを用いて製造した。
1HCDCl3 1.52 (6H, d), 2.31 (3H, s), 2.65 (3H, s), 3.37 (3H, s), 3.98 (5H, s), 4.45 (1H, s), 7.19 (1H, t), 8.78 (2H, d)
b)6−[[3,5−ジメチル−1−(4−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸ナトリウム塩
実施例1ステップf)の方法により、ステップa)の生成物を用いて製造した。
1HD2O 1.49 (6H, s), 2.27 (3H, s), 2.54 (3H, s), 3.31 (3H, s), 3.98 (1H, s), 4.45 (1H, s), 7.51 (1H, s), 8.86 (2H, s)
c)(4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(4−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
実施例1ステップf)の方法により、ステップb)の生成物を用いて製造した。
1HDMSO 120℃ 1.40 (3H, s), 1.47 (6H, d), 2.18 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.21 (3H, s), 3.63-3.72 (3H, m), 3.78-3.83 (1H, m), 4.46 (1H, sep), 4.98 (1H, s), 7.38 (1H, t), 8.81 (2H, d)
実施例15
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)1,2,3,4−テトラヒドロ−6−[ヒドロキシ(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
無水THF(35ml)中、1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル(2.0g)、1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボキシアルデヒド(1.39g)および1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(1.63ml)の溶液に、窒素下、−78℃でLDA(3.72ml)の2.0M溶液を加え、得られた混合物を3時間攪拌した。氷酢酸(1.5ml)を加え、混合物を室温まで温め、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、i−ヘキサン/酢酸エチル(4:1)、次いでi−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を得た(2.32g)。
MS (ESI) 469 [M+H]+
b)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
ジクロロメタン(5ml)中、パートa)の生成物(2.32g)、トリフルオロ酢酸(10ml)およびトリエチルシラン(5ml)の溶液を窒素下、40℃で24時間加熱した。真空下で溶媒を除去し、残渣を重炭酸ナトリウム水溶液で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、i−ヘキサン/酢酸エチル(9:1)、次いでi−ヘキサン/酢酸エチル(4:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を得た(2.11g)。
MS (ESI) 453 [M+H]+
1HDMSO 1.26 (3H, t), 1.47 (6H, d), 3.19 (3H, s), 4.04 (2H, s), 4.29 (2H, q), 4.37 (1H, s, br), 7.28-7.32 (1H, m), 7.47-7.51 (2H, m), 7.65 (1H, s), 7.78-7.81 (2H, m), 8.40 (1H, s)
c)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
実施例6パートb)の方法により、パートb)の生成物を用いて製造し、副題化合物を固体として得た。
MS (ESI) 425 [M+H]+
d)5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
ジクロロメタン(10ml)中、パートc)の生成物(0.5g)、実施例1パートd)の生成物(0.18g)、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.36g)の溶液に、トリエチルアミン(0.36ml)およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.45g)を加え、この混合物を窒素下、周囲温度で18時間攪拌した。これを水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、有機抽出物を1.0N水酸化ナトリウムおよび水で連続的に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、酢酸エチル/メタノール(99:1)、次いで酢酸エチル/メタノール(49:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を固体として得た(0.14g)。
MS (APCI) 496 [M+H]+
1HDMSO 1.46-1.52 (6H, m), 3.18-3.20 (3H, m), 3.51-4.12 (6H, m), 4.41-4.54 (1H, m), 4.62-4.79 (1H, m), 5.48-5.56 (1H, m), 7.30 (1H, t), 7.49 (2H, t), 7.64-7.68 (1H, m), 7.79 (2H, d), 8.39 (1H, s)
実施例16
6−[(8−フルオロキノリン−4−イル)メチル]−5−{[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル}−1−イソプロピル−3−メチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)8−フルオロ−4−メチルキノリン
エタノール(185ml)中、2−フルオロアニリン(25ml)の溶液に濃塩酸(21ml)、塩化鉄(III)六水和物(111g)および塩化亜鉛(II)(4.1g)を加え、得られた混合物を60℃で加熱した。メチルビニルケトン(25ml)を45分かけて滴下した後、混合物を2時間還流した。この反応混合物を冷却した後、減圧下で蒸発させた。得られた油状物を2M水酸化ナトリウム溶液でpH12まで塩基性化し、アルボセルで濾過した後、水層を酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、i−ヘキサン/ジエチルエーテル(3:1)、次いでi−ヘキサン/ジエチルエーテル(2:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を固体として得た(8.25g)。
MS (ESI) 162 [M+H]+
1HCDCl3 2.72 (3H, s), 7.28 (1H, m), 7.39 (1H, m), 7.49 (1H, m), 7.77 (1H, d), 8.83 (1H, d)
b)8−フルオロ−4−キノリンカルボキシアルデヒド
70℃のジオキサン(20ml)中、パートa)の生成物(8.25g)の溶液に、ジオキサン(15ml)および水(5ml)中、二酸化セレンの溶液を20分かけて滴下した。この反応混合物を2.5時間還流した後、周囲温度で20時間置いた。得られた混合物に酢酸エチルを加え、この懸濁液を固体セレン金属からデカントした。次に、有機層を減圧下で蒸発させ、残渣を、DCM/ジエチルエーテル(1:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を固体として得た(3.61g)。
MS (ESI) 176 [M+H]+
1HCDCl3 7.54 (1H, m), 7.67 (1H, m), 7.83 (1H, d), 8.82 (1H, d), 9.26 (1H, d), 10.52 (1H, s)
c)6−[(8−フルオロ−4−キノリニル)ヒドロキシメチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
無水THF(20ml)中、1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル(1.5g)、パートb)の生成物(1.2g)および1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(1.3ml)の溶液に、新しく調製したLDA溶液(無水THF(10ml)中、2.4mlの2.5M n−BuLi、0.92mlのジイソプロピルアミン)を窒素下、−78℃で加え、得られた混合物を1.5時間攪拌した。氷酢酸(3ml)を加え、この混合物を室温まで温め、飽和重炭酸ナトリウム溶液で希釈し、DCMで抽出した(2回)。有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、i−ヘキサン/酢酸エチル(80:20)、次いでi−ヘキサン/酢酸エチル(60:40)、その後、i−ヘキサン/酢酸エチル(25:75)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を固体として得た(0.81g)。
MS (ESI) 472 [M+H]+
1HCDCl3 1.40 (3H, t), 1.46 (6H, d), 3.35 (3H, s), 3.76 (1H, d), 4.36 (1H, bs), 4.48 (2H, quartet), 6.74 (1H, d), 7.44 (2H, m), 7.72 (1H, d), 7.93 (1H, d), 9.06 (1H, d)
d)6−[(8−フルオロ−4−キノリニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
窒素下、無水THF(15ml)中、パートc)の生成物(0.8g)の脱気した溶液にトリエチルアミン(0.85ml)および無水トリフルオロ酢酸(0.4ml)を加えた。この反応混合物を周囲温度で2時間攪拌した。窒素下、この混合物に10%パラジウム/活性炭(0.1g)を加えた後、4バール、周囲温度で20時間水素化した。この混合物を窒素下、セライトパッドで濾過し、酢酸エチルで洗浄し、濾液を減圧下で蒸発させた。得られた油状固体をジエチルエーテル:酢酸エチル95:5でトリチュレートし、窒素下で濾過し、ジエチルエーテルで洗浄し、真空乾燥させ、副題化合物を固体として得た(0.42g)。
MS (ESI) 456 [M+H]+
1HCDCl3 1.37 (3H, t), 1.54 (6H, d), 3.37 (3H, s), 4.42 (2H, quartet), 4.45 (1H, bs), 4.60 (2H, s), 7.38 (1H, d), 7.43 (1H, m), 7.56 (1H, m), 7.92 (1H, d), 8.95 (1H, d)
e)6−[(8−フルオロ−4−キノリニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,ナトリウム塩
窒素下、THF(6ml)/メタノール(1ml)中、パートd)の生成物(0.42g)の脱気した溶液に、1N水酸化ナトリウム溶液(1.4ml)を加え、この混合物を周囲温度で72時間攪拌した。この反応混合物を減圧下で蒸発させ、ジエチルエーテルと共沸した(2回)後、ジエチルエーテルでトリチュレートし、濾過し、真空乾燥させ、副題化合物を固体として得た(0.36g)。
MS (ESI) 428 [M+H]+
1HDMSO 1.38 (6H, d), 4.25 (1H, bs), 4.56 (2H, s), 7.55 (2H, m), 7.63 (1H, d), 8.47 (1H, m), 8.86 (1H, d)
f)6−[(8−フルオロキノリン−4−イル)メチル]−5−{[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル}−1−イソプロピル−3−メチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
ジクロロメタン(3ml)中、パートe)の生成物(175mg)の懸濁液に1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(66mg)を加え、この混合物を窒素下、周囲温度で20分間攪拌した。N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(95mg)を加え、この混合物を1時間攪拌した。実施例1パートd)の生成物(70mg)およびトリエチルアミン(0.07ml)を加え、この混合物を窒素下、周囲温度で72時間攪拌した。この混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し(3回)、合わせた有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、ジクロロメタン/メタノール(98:2)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、さらに、逆相HPLC(アセトニトリル中、0.1%酢酸アンモニウム水溶液95%〜50%)でも精製し、標題化合物を白色固体として得た(45mg)。
MS (ESI) 513 [M+H]+
1HDMSO 1.16-1.35 (3H, m), 1.43 (6H, m), 3.19 (3H, m), 3.57-3.82 (4H, m), 4.37 (1H, bs), 4.60 (2H, m), 5.22-5.48 (1H, m), 7.61 (3H, m), 8.11 (1H, m), 8.91 (1H, d)
実施例17
5−{[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル}−1−イソプロピル−3−メチル−6−(4−ピリミジン−2−イルベンジル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)4−(2−ピリミジニル)−ベンズアルデヒド
アセトニトリル(2ml)/水(2ml)中、4−ホルミルフェニルボロン酸(100mg)、2−ブロモピリミジン(107mg)および炭酸ナトリウム(212mg)の脱気した懸濁液に、新しく調製したテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(40mg)を加え、この混合物を窒素下で20時間還流した。冷却した反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(2回)。合わせた有機抽出物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、イソヘキサン/酢酸エチル(75:25)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を固体として得た(90mg)。
b)1,2,3,4−テトラヒドロ−6−[ヒドロキシ[4−(2−ピリミジニル)フェニル]メチル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
実施例16パートc)の方法により、パートa)の生成物から製造し、副題化合物を泡沫として得た。
MS (ESI) 481 [M+H]+
1HCDCl3 1.36 (3H, t), 1.55 (6H, d), 3.36 (3H, s), 3.50 (1H, d), 4.39 (2H, quartet), 4.51 (1H, bs), 6.19 (1H, d), 7.21 (1H, t), 7.60 (2H, d), 8.46 (2H, d), 8.82 (2H, d).
c)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[[4−(2−ピリミジニル)フェニル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
ジクロロメタン(10ml)中、ステップb)の生成物(1.37g)の溶液をトリフルオロ酢酸(10ml)およびトリエチルシラン(10ml)で処理した。次に、この溶液を窒素下で48時間、加熱還流した。この混合物を冷却し、濃縮乾固し、ジクロロメタンと共沸した。残渣をジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸ナトリウム溶液(4回)、次いで水(1回)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣をイソヘキサン中で24時間攪拌し、濾過し、イソヘキサンで洗浄し、固体を得た(800mg)。アセトン(15ml)中、この固体(800mg)の急速に攪拌した溶液にアセトン中、過マンガン酸カリウムの飽和溶液(1ml)を、暗褐色の懸濁液が維持されるまで加えた。この混合物を周囲温度、開放下で15分間攪拌した。さらに、アセトン中、過マンガン酸カリウムの飽和溶液(0.5ml)を加え、この混合物を10分間攪拌した(これをさらに2回繰り返した)。得られた混合物をアルボセルで濾過し、濾液を減圧下で蒸発させた。このアルボセルをアセトン中でスラリーとし、濾過し、上記の残渣と合わせ、減圧下で蒸発させた。残渣を、イソヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を固体として得た(400mg)。
MS (ESI) 465 [M+H]+
1HCDCl3 1.38 (3H, t), 1.55 (6H, d), 3.37 (3H, s), 4.19 (2H, s), 4.46 (2H, quartet), 4.50 (1H, bs), 7.18 (1H, t), 7.39 (2H, d), 8.42 (2H, d), 8.78 (2H, d)
d)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[[4−(2−ピリミジニル)フェニル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,一塩酸塩
アセトニトリル(5ml)中、パートc)の生成物(560mg)の懸濁液に2M塩酸溶液(5ml)を加え、この混合物を4時間還流した。この混合物を冷却し、固体を濾取し、水で洗浄し、真空炉にて50℃で20時間乾燥させ、副題化合物を固体として得た(440mg)。
MS (ESI) 437 [M+H]+
1HDMSO 1.45 (6H, d), 3.23 (3H, s), 4.35 (2H, s), 4.44 (1H, bs), 7.45 (3H, m), 8.36 (2H, d), 8.90 (2H, d)
e)5−{[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル}−1−イソプロピル−3−メチル−6−(4−ピリミジン−2−イルベンジル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
実施例16パートf)の方法により、パートd)の生成物から製造し、標題化合物を固体として得た。
MS (ESI) 522 [M+H]+
1HDMSO 1.33-1.38 (3H, m), 1.46 (6H, m), 3.19 (3H, s), 3.64-4.15 (6H, m), 4.44 (1H, bs), 5.45 (1H, bs), 7.44 (3H, m), 8.33(2H, d), 8.89 (2H, d)
実施例18
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[(5−(2−ピリジニル)−2−チエニル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)1,2,3,4−テトラヒドロ−6−[ヒドロキシ−[(5−(2−ピリジニル)−2−チエニル)メチル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例15a)の手順に従い、5−(2−ピリジニル)−2−チオフェンカルボキシアルデヒドを用いて製造した。
MS (ESI) 486 [M+H]+
1HDMSO 1.35 (3H, t), 1.58 (6H, d), 3.37 (3H, s), 3.42 (1H, d), 4.40 (2H, q), 4.55 (1H, b), 6.37 (1H, d), 7.07 (1H, d), 7.15 (1H, m), 7.45 (1H, d), 7.63 (1H, d), 7.69 (1H, td), 8.55 (1H, m)
b)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[(5−(2−ピリジニル)−2−チエニル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例15パートb)の手順に従い、パートa)の生成物から製造した。
MS (ESI) 470 [M+H]+
1HDMSO 1.40 (3H, t), 1.55 (6H, d), 3.37 (3H, s), 4.34 (2H, s), 4.4-4.5 (1H, b), 4.45 (2H, s, q), 6.94 (1H, d), 7.14 (1H, m), 7.43 (1H, d), 7.61 (1H, d), 7.67 (1H, td), 8.54 (1H, d)
c)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[(5−(2−ピリジニル)−2−チエニル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
実施例6パートb)の方法により、パートb)の生成物から製造し、副題化合物を固体として得た。
MS (ESI) 442 [M+H]+
d)5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[(5−(2−ピリジニル)−2−チエニル)メチル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
実施例15パートd)の方法により、パートc)の生成物から製造した。
MS (APCI) 540 [M+H]+
1HDMSO 1.48 (3H, s), 1.53 (6H, t), 2.32 (3H, s), 2.26 (3H, s), 3.35 (3H, s), 3.43 (1H, d), 3.86 (1H, d), 3.97 (2H, dd), 4.52 (2H, m), 5.41 (1H, s), 7.19 (1H, t), 8.77 (2H, d)
実施例19
6−[(1,3−ジメチル−1H−5−ピラゾリル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)1,2,3,4−テトラヒドロ−6−[(1,3−ジメチル−1H−5−ピラゾリル)メチル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例15a)の手順に従い、1,3−ジメチルピラゾール−5−カルボキシアルデヒドを用いて製造した。
MS (ESI) 421 [M+H]+
1HDMSO 1.33 (3H, t), 1.58 (6H, m), 2.24 (3H, s), 3.37 (3H, s), 3.77 (3H, s), 4.35 (2H, m), 4.56 (1H, b), 6.06 (1H, s), 6.13 (1H, d)
b)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[(1,3−ジメチル−1H−5−ピラゾリル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例15パートb)の手順に従い、パートa)の生成物から製造した。
MS (ESI) 405 [M+H]+
1HDMSO 1.39 (3H, t), 1.55 (6H, d), 2.24 (3H, s), 3.37 (3H, s), 3.72 (3H, s), 4.12 (2H, s), 4.43 (2H, q), 4.50 (1H, b), 5.94 (1H, s)
c)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[(1,3−ジメチル−1H−5−ピラゾリル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
実施例6パートb)の方法により、パートb)の生成物から製造し、副題化合物を固体として得た。
MS (ESI) 377 [M+H]+
d)5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−[(1,3−ジメチル−1H−5−ピラゾリル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
実施例15パートd)の方法により、パートc)の生成物から製造した。
MS (APCI) 462 [M+H]+
1HDMSO 1.42 (3H, s), 1.48 (6H, t), 2.08 (3H, s), 3.18 (3H, s), 3.29 (1H, m), 3.63 (3H, s), 3.74 (3H, m), 4.08 (2H, m), 4.44 (1H, bm), 5.42 (1H, s), 5.92 (1H, s)
実施例20
6−[(3,5−ジメチル−4−イソチオゾリル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)6−[(3,5−ジメチル−4−イソチアゾリル)ヒドロキシメチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例15パートa)の方法により、1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルおよび3,5−ジメチル−4−イソチアゾールカルボキシアルデヒドを用いて製造した。
MS (ESI) 438 [M+H]+
1HDMSO 1.04 (3H, t), 1.51-1.54 (6H, m), 2.25 (3H, s), 2.42 (3H, s), 3.16 (3H, s), 3.68-3.88 (2H, m), 4.61 (1H, s, br), 6.01 (1H, d), 6.75 (1H, d)
b)6−[(3,5−ジメチル−4−イソチアゾリル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例15パートb)の方法により、パートa)の生成物から製造した。
MS (ESI) 422 [M+H]+
1HDMSO 1.25 (3H, t), 1.45 (6H, d), 2.29 (3H, s), 2.46 (3H, s), 3.17 (3H, s), 4.07 (2H, s), 4.21 (2H, q), 4.40 (1H, s, br)
c)6−[(3,5−ジメチル−4−イソチアゾリル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
アセトニトリル(10ml)および2.5N塩酸(10ml)中、ステップb)の生成物(0.26g)の溶液を還流下で6時間加熱した。これを真空濃縮し、水で希釈し、ジクロロメタンで抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させ、副題化合物を得た。
MS (ESI) 394 [M+H]+
d)6−[(3,5−ジメチル−4−イソチオゾリル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
実施例10パートb)の方法により、パートc)の生成物から製造した。
MS (APCI) 479 [M+H]+
1HDMSO 1.31-1.46 (9H, m), 2.30-2.32 (3H, m), 2.47-2.48 (3H, m), 3.17-3.18 (3H, m), 3.42-4.02 (6H, m), 4.36 (1H, s, br), 5.41 (1H, d)
実施例21
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[1−(2−チアゾリル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)1−(ジフェニルメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル
無水1−メチル−2−ピロリジノン(10ml)中、1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(1.0g)、塩化ベンズヒドリル(1.9ml)および炭酸カリウム(1.48g)の懸濁液を窒素下、100℃で6時間加熱した。これを水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、i−ヘキサン/酢酸エチル(4:1)、次いでi−ヘキサン/酢酸エチル(2:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を得た(2.18g)。
1HCDCl3 1.32 (3H, t), 4.27 (2H, q), 6.77 (1H, s), 7.10-7.12 (4H, m), 7.32-7.40 (10H, m), 7.74 (1H, s), 7.99 (1H, s)
b)1−(ジフェニルメチル)−1H−ピラゾール−4−カルボキシアルデヒド
無水THF(40ml)中、パートa)の生成物(2.18g)の溶液にTHF(10ml)中1.1Mの水素化アルミニウム溶液を窒素下、0℃で滴下し、得られた混合物を室温で2時間攪拌した。これを注意深く水に注ぎ、酢酸エチルと混合し、濾過した。これを酢酸エチルで抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣をアセトン(6ml)に溶解し、溶液を10℃まで冷却した後、水(4ml)および硫酸(0.53ml)中、三酸化クロム(0.66g)の溶液で処理し、室温で2時間攪拌し、酢酸エチルで抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。残渣を、i−ヘキサン/酢酸エチル(9:1)、次いでi−ヘキサン/酢酸エチル(3:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を得た(1.2g)。
1HDMSO 7.05 (1H, s), 7.19-7.22 (4H, m), 7.32-7.42 (6H, m), 8.08 (1H, s), 9.81 (1H, s)
c)6−[[1−(ジフェニルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]ヒドロキシメチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例15パートa)の方法により、パートb)の生成物および1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルから製造した。
MS (ESI) 559 [M+H]+
d)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−(1H−ピラゾール−4−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
実施例15パートb)の方法により、パートc)の生成物から製造した。
MS (ESI) 377 [M+H]+
1HDMSO 1.28 (3H, t), 1.46 (6H, d), 3.19 (3H, s), 3.96 (2H, s), 4.30 (2H, q), 4.48 (1H, s, br), 7.51 (2H, s)
e)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[[1−(2−チアゾリル)−1H−ピラゾール−4−イルメチル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
アセトニトリル(2ml)中、ステップd)の生成物(500mg)の溶液に2−ブロモチアゾール(0.24ml)を加えた。次に、この混合物に200W、140℃で20分間マイクロ波を照射した。これを冷却し、アセトニトリル(5ml)で希釈し、2.5N HCl(5ml)を加え、この混合物を還流下で18時間加熱した。これを冷却し、沈殿した固体を濾取し、DMFから再結晶させ、副題化合物を得た(0.1g)。
MS (ESI) 432 [M+H]+
f)5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[1−(2−チアゾリル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
実施例10パートb)の方法により、パートe)の生成物から製造した。
MS (APCI) 517 [M+H]+
1HDMSO 1.31-1.48 (9H, m), 3.19-3.20 (3H, m), 3.36-4.06 (6H, m), 4.48 (1H, s, br), 5.43-5.46 (1H, m), 7.52 (1H, d), 7.63 (1H, d), 7.74-7.80 (1H, m), 8.37-8.44 (1H, m)
実施例22
6−[(4−フルオロフェニル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)6−[(4−フルオロフェニル)ヒドロキシメチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例15パートa)の方法により、1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステルおよび4−フルオロベンズアルデヒドを用いて製造した。
MS (ESI) 421 [M+H]+
b)6−[(4−フルオロフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
実施例15パートb)の方法により、パートa)の生成物から製造した。
MS (ESI) 405 [M+H]+
1HDMSO 1.18 (3H, t), 1.45 (6H, d), 3.18 (3H, s), 4.10 (2H, s), 4.28 (2H, q), 4.43 (1H, s, br), 7.15-7.19 (2H, m), 7.29-7.33 (2H, m)
c)6−[(4−フルオロフェニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
実施例20パートc)の方法により、パートb)の生成物から製造した。
MS (ESI) 377 [M+H]+
d)6−[(4−フルオロフェニル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
実施例10パートb)の方法により、パートc)の生成物から製造した。
MS (APCI) 462 [M+H]+
1HDMSO 1.23-1.26 (9H, m), 3.19-3.24 (3H, m), 3.56-4.10 (6H, m), 4.45 (1H, s, br), 5.43 (1H, s), 7.15 (2H, t), 7.30-7.37 (2H, m)
実施例23
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)6−(アジドメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル
アセトニトリル(4ml)中、6−(ブロモメチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル(0.5g)の溶液にアセトニトリル(1ml)および水(0.5ml)中、アジ化ナトリウム(0.95g)の溶液を加え、得られた混合物を窒素下、室温で18時間攪拌した。これを水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、有機抽出物を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させ、副題化合物を固体として得た(0.39g)。
MS (ESI) 338 [M+H]+
1HCDCl3 1.63 (6H, d), 3.38 (3H, s), 3.98 (3H, s), 4.54 (2H, s), 4.68 (1H, s, br)
b)6−[(4,5−ジメチル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,メチルエステル
パートa)の生成物(0.39g)、フェニルビニルスルホキシド(1.0 g)およびクロロベンゼン(10ml)の混合物を130℃で8時間加熱した。これを冷却し、真空濃縮した。残渣を、i−ヘキサン/酢酸エチル(4:1)、次いでi−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶出するシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を得た(0.39g)。
MS (ESI) 364 [M+H]+
1HDMSO 1.48 (6H, d), 3.18 (3H, s), 3.86 (3H, s), 4.51 (1H, s, br), 5.82 (2H, s), 7.76 (1H, s), 8.13 (1H, s)
c)6−[(4,5−ジメチル−1H−1,2,3−トリアゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
実施例20パートc)の方法により、パートb)の生成物から製造した。
MS (ESI) 350 [M+H]+
d)5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
実施例10パートb)の方法により、パートc)の生成物から製造した。
MS (APCI) 435 [M+H]+
1HDMSO 1.23-1.49 (9H, m), 3.18-3.19 (3H, m), 3.37-3.99 (4H, m), 4.49 (1H, s, br), 5.43-5.52 (1H, m), 5.70-5.81 (2H, m), 7.76 (1H, s), 8.07-8.18 (1H, m)
実施例24
6−[(6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)6−[(6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)ヒドロキシメチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸エチルエステル
実施例15パートa)の方法により、1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステルおよび6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボキシアルデヒドから製造した。
MS (ESI) 477および479 [M+H]+
1HDMSO 1.02 (3H, t), 1.52 (6H, dd), 3.91-3.99 (2H, m), 4.58 (1H, s, br), 6.49 (1H, d), 7.09 (1H, d), 7.36 (1H, dd), 7.48 (1H, s), 7.67 (1H, d), 8.55 (1H, s)
b)6−[(6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
実施例15パートb)の方法により、パートa)の生成物から製造した。
MS (ESI) 461および463 [M+H]+
1HDMSO 1.18 (3H, t), 1.44 (6H, d), 3.18 (3H, s), 4.26 (2H, q), 4.43 (1H, s, br), 4.54 (3H, s), 7.32 (1H, dd), 7.56 (1H, s), 7.65 (1H, d), 8.57 (1H, s)
c)6−[(6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
実施例20パートc)の方法により、パートb)の生成物から製造した。
MS (ESI) 433および435 [M+H]+
d)6−[(6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン
実施例10パートb)の方法により、パートc)の生成物から製造した。
MS (APCI) 518および520 [M+H]+
1HDMSO 1.32-1.44 (9H, m), 3.18-3.19 (3H, m), 3.64-3.83 (4H, m), 4.35-4.53 (3H, m), 5.45-5.46 (1H, m), 7.30 (1H, dd), 7.59-7.65 (2H, m), 8.64-8.71 (1H, m)
実施例25
5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[4−(2−ピリジニル)フェニル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
a)1,2,3,4−テトラヒドロ−6−[ヒドロキシ[4−(2−ピリジニル)フェニル]メチル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
窒素下、0℃で、乾燥テトラヒドロフラン中、ジイソプロピルアミン(0.46ml)の溶液にn−ブチルリチウム(1.1ml, ヘキサン中2.5M)を加え、20分間攪拌することによって新しく作製したリチウムジイソプロピルアミドを、窒素下、−78℃にて、乾燥テトラヒドロフラン中、1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル(0.7g)、4−(2−ピリジル)ベンズアルデヒド(0.52g)およびDMPU(057ml)の溶液に加えた。この反応混合物を−78℃で4時間攪拌した後、氷酢酸(10ml)でクエンチし、室温とした。水を加え、混合物を酢酸エチルで抽出した(2回)。有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空下で濃縮して褐色の油状物を得、これをイソヘキサン/酢酸エチル(1/1)で溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を淡黄色泡沫とした(0.47g)。
MS (ES) 480 [M+H]+
1HDMSO 1.15-1.23 (3H, t), 1.47-1.53 (6H, d), 3.17 (3H, s), 4.16-4.24 (2H, q), 4.55 (1H, bs), 5.97-5.98 (1H, d), 6.82-6.84 (1H, d), 7.32-7.37 (1H, m), 7.47-7.50 (2H, d), 7.84-7.96 (2H, m), 8.05-8.08 (2H, d), 8.64-8.66 (1H,d)
b)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[[4−(2−ピリジニル)フェニル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸,エチルエステル
ジクロロメタン(2ml)に溶解したパートa)の生成物(0.47g)をトリフルオロ酢酸(2ml)およびトリエチルシラン(1ml)で処理し、周囲温度で18時間攪拌した。ジクロロメタンおよびトリフルオロ酢酸を蒸発させた。水を加え、反応混合物を炭酸ナトリウムで塩基性とした後、ジクロロメタンで抽出した(2回)。有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空濃縮して白色固体を得、これをイソヘキサン/酢酸エチル(3/2)で溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製し、副題化合物を無色の油状物として得たところ、これは固化した(0.39g)。
MS (ES) 464 [M+H]+
1HDMSO 1.23-1.28 (3H, t), 1.44-1.46 (6H, d), 3.18 (3H, s), 4.16 (2H, s), 4.27-4.31 (2H, q), 4.33 (1H, bs), 7.32-7.36 (1H, m), 7.36-7.38 (2H, d), 7.85-7.89 (1H, t), 7.93-7.95 (1H, d), 8.04-8.06 (2H, d), 8.64-8.66 (1H, d)
c)1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−6−[[4−(2−ピリジニル)フェニル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
アセトニトリル(15ml)中、パートb)の生成物(0.39g)の溶液から、これを2M塩酸(4ml)で処理し、15時間加熱還流して製造した。この混合物を濃縮乾固した。残渣を水でトリチュレートし、濾過し、エーテルで洗浄した後、真空炉にて55℃で乾燥させ、副題化合物を白色固体として得た(0.22g)。
MS (ES) 436 [M+H]+
d)5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[4−(2−ピリジニル)フェニル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
ジクロロメタン中、パートc)の生成物(0.22g)の溶液に窒素下で塩化オキサリル(0.132ml)、次いで、2滴のジメチルホルムアミドを加えた。この反応混合物を周囲温度で1時間攪拌した後、濃縮乾固した。残渣をジクロロメタンに溶解した後、ジクロロメタン中、(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン塩酸塩(0.14g)およびトリエチルアミン(0.3ml)の溶液に加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌した。水を加えた。この反応混合物を分液し、有機層をMgSOで乾燥させた後、真空濃縮した。残渣を、ジクロロメタン中4%のメタノール、その後、再び酢酸エチルで溶出するシリカクロマトグラフィーにより精製した。最後に、アセトニトリル/水中0.2%のNHで溶出する逆相HPLCによりさらなる精製を行い、標題化合物を白色固体として得た(0.1g)。
MS (APCI) 521.1860 [M+H]+
δ1HCDCl3 1.52-1.56 (9H, m), 3.35 (3H, s), 3.42-3.46 (1H, d), 3.86-4.01 (2H, ABq), 4.18 ( 2H, s), 4.52-4.56 (2H, d+bs), 5.42 (1H, s), 7.21-7.24 (1H, m), 7.34-7.42 (2H, d), 7.69-7.78 (2H. m), 7.78-7.94 (2H, d), 8.67-8.69 (1H, d)
実施例26
(4S)−4−メチル−2−[[1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−1−(2−ピリミジニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
ジオキサン(2ml)中、実施例10パートb)の生成物(279mg)、2−ブロモピリミジン(300mg)、ヨウ化銅(I)(95mg)、trans−シクロヘキサンジアミン(55mg)および炭酸カリウム(300mg)の混合物を窒素下、100℃で16時間加熱した。この反応混合物を濃縮乾固し、酢酸エチル〜10%メタノール/酢酸エチルの濃度勾配で溶出するシリカクロマトグラフィーにより、次いでRPHPLCにより精製し、標題化合物を白色固体として得た(105mg)。
MS (APCI+ve) 494 [M+H]+
δ1HDMSO,120℃ 1.40 (3H, s), 1.47 (6H, d), 2.53 (3H, s), 3.21 (3H, s), 3.64-3.72 (3H, m), 3.80 (1H, d), 4.07 (2H, s), 4.46 (sep, 1H), 7.59 (1H, t), 8.94 (2H, d)
実施例27
(4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−エチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
a)(S)−([2−エチルオキシラニル]メチル)−3−ニトロ−ベンゼンスルホネート
2−エチルプロプ−2−エン−1−オール(1.5g)、粉末3Åモレキュラーシーブス(620mg)および酒石酸(−)−D−ジエチル(177μl)の混合物を窒素下、ジクロロメタン(35ml)中で24時間攪拌した。この混合物を−20℃まで冷却し、チタンテトライソプロポキシド(265μl)を加えた。−20℃で2時間攪拌した後、クメンヒドロペルオキシド(6.4ml)を加え、さらに2時間後、この反応物を−5℃まで温めた後、亜リン酸トリメチル(3.4ml)をゆっくり加えることでクエンチした。次に、トリエチルアミン(3.7ml)、DMAP(265mg)およびジクロロメタン(25ml)中、塩化3−ニトロベンゼンスルホニル(3.95g)の溶液を連続的に加え、この混合物を室温で3時間攪拌した。この反応混合物をシリカへ注ぎ、ジクロロメタンで溶出し、副題化合物を黄色油状物として得た(4.8g)。
δ1HCDCl3 0.91 (3H, t), 1.61 (1H, sex), 1.81 (1H, sex), 2.68 (1H, d), 2.70 (1H, d), 4.09 (1H, d), 4.31 (1H, d), 7.81 (1H, t), 8.25 (1H, ddd), 8.53 (1H, ddd), 8.77 (1H, t)
b)2−[[(2S)−2−エチルオキシラニル]メトキシ]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
副題化合物は実施例1パートa)の方法を用い、パートa)の生成物を用いて製造した。
1HCDCl3 1.04 (3H, t), 1.89 (1H, dq), 2.11 (1H, dq), 2.72 (1H, d), 2.75 (1H, d), 4.22 (1H, d), 4.25 (1H, d), 7.72-7.77 (2H, m), 7.82-7.87 (2H, m)
c)2−[[(2R)−3−クロロ−2−ヒドロキシ−2−エチルプロピル]オキシ]−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
副題化合物は実施例1パートb)の方法を用い、パートb)の生成物を用いて製造した。
1HCDCl3 1.01 (3H, t), 1.71 (1H, dq), 1.75 (1H, dq), 3.70 (1H, d), 3.75 (1H, d), 4.08 (1H, d), 4.50 (1H, d), 7.75-7.80 (2H, m), 7.84-7.88 (2H, m)
d)2−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−エチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−安息香酸,メチルエステル
副題化合物は、実施例1パートc)の方法を用い、パートc)の生成物を用いて製造した。
1HCDCl3 1.09 (3H, t), 1.82 (2H, q), 2.01 (1H, s), 3.59 (1H, d), 3.84 (1H, d), 3.92 (3H, s), 3.94 (1H, d), 4.32 (1H, d), 7.45 (1H, d), 7.49 (1H, t), 7.62 (1H, t), 7.99 (1H, d)
HPLC: (9010IHIP.M) 4.6x250mm kromasil DMBカラム, ee >99%
e)(4S)−4−エチル−4−イソオキサゾリジノール塩酸塩
副題化合物は実施例1パートd)の方法を用い、パートd)の生成物を用いて製造した。
1HDMSO 0.94 (3H, t), 1.66-1.79 (2H, M), 3.28 (1H, d), 3.38 (1H, d), 3.90 (1H, d), 4.05 (1H, d)
f)(4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−エチル−4−イソオキサゾリジノール
標題化合物は実施例15パートd)の方法を用い、実施例11パートb)の生成物から製造した。
MS (APCI+ve) 554 [M+H]+
δ 1HDMSO,120℃ 0.94 (3H, t), 1.47 (6H, d), 1.71 (2H, q), 2.18 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.20 (3H, s), 3.64 (1H, m), 3.74-3.8 (3H, m), 3.89 (2H, s), 4.46 (sep, 1H), 7.38 (1H, t), 8.81 (2H, d)
実施例28
(4S)−2−[[6−[[1−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−4−ピリミジニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−D]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
Figure 2006516974
a)6−[[1−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−4−ピリミジニル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボン酸
アセトニトリル(50ml)中、実施例2パートb)の生成物(400mg)、2,4−ジクロロピリミジン(160mg)およびトリエチルアミン(310μl)の混合物を2時間加熱還流した。この混合物を水で洗浄し、有機層を濃縮乾固し、副題化合物を褐色油状物とした(150mg)。
δ1HDMSO, 1.45 (6H, d), 2.18 (3H, s), 2.57 (3H, s), 3.22 (3H, s), 4.12 (2H, s), 4.35 (s, 1H), 5.44 (1H, d), 7.34-7.41 (1H, m)
b)(4s)−2−[[6−[[1−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−4−ピリミジニル)−3,5−ジメチル−1h−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール
標題化合物は実施例15パートd)の方法を用い、パートa)の生成物から製造した。
MS (APCI+ve) 556 [M+H]+
δ1HDMSO,120℃ 1.40 (3H, s), 1.47 (6H, d), 2.17 (3H, s), 2.54 (3H, s), 3.20 (3H, s), 3.66-3.80 (4H, m), 3.88 (2H, s), 4.46 (sep, 1H), 6.13 (1H, d), 7.87 (2H, d)
実施例29
5−[[(4R)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
Figure 2006516974
5−[[(4R)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン
無水THF(6ml)中、実施例10パートa)の生成物(0.130mg)および(4R)−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール塩酸塩(42mg、[(2R)−2−メチルオキシラン−2−イル]メチル3−ニトロベンゼンスルホネートを用いて実施例1ステップa)〜d)の方法により作製)の懸濁液にトリエチルアミン(120mg)を加え、この混合物を氷浴で冷却した。O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(120mg)を加え、この混合物を温めるため3時間攪拌した。全ての揮発成分を真空下で除去し、残渣をクロマトグラフィー(SiO/1:1 CHCl−EtOAc)に付して一次精製を行った。RPHPLCによりさらに精製し、標題化合物を固体として得た(35mg)。
MS (ESI) 516 [M+H]+
1HDMSO (120℃) 1.40 (3H, s), 1.46 (6H, d), 2.18 (3H, s), 3.20 (3H, s), 3.6-3.75 (3H, br s + d), 3.81 (1H, d), 3.94 (2H, s), 4.5 (1H, m), 4.955.05 (1H, br s)
CHN 測定値 C 47.98%, H 4.69%, N 13.48%, S 5.98%
C21H24F3N5O5・0.5H2Oの理論値 C 48.09%, H 4.8%, N 13.35%, S 6.11%
薬理学的データ
PMA/イオノマイシンにより刺激される末梢血単核細胞増殖の阻害
PMA/イオノマイシンにより刺激されるPBMC増殖に関するアッセイは96ウェル平底マイクロタイタープレートで行った。化合物はジメチルスルホキシド中10mMの原液として調製した。この50倍希釈液をRPMIで調製し、この溶液から連続希釈液を作製した。50倍希釈原液またはその希釈液10μlをウェルに加え、アッセイにおいて濃度が9.5μMで始まりだんだん低くなるようにした。各ウェルに、10%ヒト血清、2mMグルタミンおよびペニシリン/ストレプトマイシンを添加したRPMI1640培地にて、単一のドナーに由来するヒト末梢血から調製した1×10PBMCを入れた。添加RPMI1640培地(上記の通り)中のこれらの細胞にミリスチン酸酢酸ホルボール(PMA)(終濃度0.5ng/ml)およびイオノマイシン(終濃度500ng/ml)を加え、アッセイの最終量を0.2mlとした。これらの細胞を37℃、加湿雰囲気、5%二酸化炭素下で72時間インキュベートした。インキュベーションの最終の6時間にH−チミジン(0.5μCi)を添加した。次に、細胞に組み込まれた放射活性のレベルを測定し、これを増殖の指標とする。
これらの実施例の化合物は、上記の試験で1×10 M未満のIA50値を示すことが分かった。以下の特定の実施例、実施例5、7および8のPIA50は、上記試験でそれぞれ7.4、8.6および9.0であった。

Claims (16)

  1. 式(I):
    Figure 2006516974
    [式中、
    およびRは各々独立にC1−6アルキル、C3−6アルケニル、C3−5シクロアルキルC1−3アルキルまたはC3−6シクロアルキルを表し;各々所望により1〜3個のハロゲン原子により置換されていてもよく;
    は基CO−GまたはSO−Gであり、ここでGは、窒素原子と、窒素に隣接する酸素および硫黄から選択される第2のヘテロ原子を含む5員または6員環であり;この環はハロゲンまたはC1−4アルキル(所望により5個までのハロゲン原子により置換されていてもよい)から選択される少なくとも1個の基により置換されており、かつ、所望により、ハロゲン、ヒドロキシルおよびC1−4アルキル(所望により5個までのハロゲン原子により置換されていてもよい)から独立に選択される、さらに4個までの基により置換されていてもよく;
    QはCRであり、ここでRは水素、フッ素またはC1−6アルキルであり、Rは水素、フッ素またはヒドロキシであり;
    Arは5員〜10員の芳香環系であり、ここで、4個までの環原子が窒素、酸素および硫黄から独立に選択されるヘテロ原子であってよく、この環系は所望により、C1−4アルキル(所望により、1、2または3個のヒドロキシ基により置換されていてもよい)、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキルチオ、C1−4アルコキシカルボニル、C2−4アルカノイル、オキソ、チオキソ、ニトロ、シアノ、−N(R)Rおよび−(CH)N(R)R、ヒドロキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルスルフィニル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ−(C1−4アルキル)カルバモイル、カルボキシ、SON(R)Rから独立に選択される1以上の置換基により置換されていてもよく、さらにArは所望により、窒素、酸素および硫黄から独立に選択される4個までのヘテロ原子を含む5員または6員の芳香環により置換されていてもよく、かつ、この5員または6員の芳香環は所望により、C1−4アルキル(所望により、1、2または3個のヒドロキシ基により置換されていてもよい)、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキルチオ、C1−4アルコキシカルボニル、C2−4アルカノイル、オキソ、チオキソ、ニトロ、シアノ、−N(R)Rおよび−(CH)N(R)R、ヒドロキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルスルフィニル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ−(C1−4アルキル)カルバモイル、カルボキシ、SON(R)Rから独立に選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
    pは1、2、3または4であり;
    およびRは各々独立に水素原子、C1−4アルカノイルまたはC1−4アルキルを表すか、あるいはそれらが結合している窒素原子と一緒に5〜7員の飽和複素環式環を形成しており;そして
    およびRは各々独立に水素原子、C1−4アルカノイルまたはC1−4アルキルを表すか、あるいはそれらが結合している窒素原子と一緒に5〜7員の飽和複素環式環を形成している]
    の化合物、ならびにその医薬上許容される塩および溶媒和物。
  2. がエチル、プロピル、ブチルまたはシクロプロピルである、請求項1に記載の化合物。
  3. がメチルである、請求項1または2に記載の化合物。
  4. が基CO−Gである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
  5. QがCHである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. Arが所望により請求項1で定義したように置換されていてもよい2個のヘテロ原子を含む5員の芳香環であるか、あるいは1、2もしくは3個のヘテロ原子を含み、所望により請求項1で定義したように置換されていてもよい9員もしくは10員の二環式環、または所望により請求項1で定義したように置換されていてもよいフェニルである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  7. Arが、各々、2または3個のアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル置換基により置換され、かつ/または2−ピリミジニルまたは2−ピリジル基によっても置換されているチエニル、ピラゾールまたはチアゾール環である、請求項6に記載の化合物。
  8. Arが部分式(i):
    Figure 2006516974
    [式中、R10およびR11はH、C1−6アルキル、またはハロC1−6アルキルから独立に選択され、かつ、R12はH、C1−6アルキル、もしくはハロC1−6アルキル、または3個までの環原子が酸素、硫黄および窒素から独立に選択されるヘテロ原子であってもよく、その環がC1−4アルキル(所望により1、2または3個のヒドロキシ基により置換されていてもよい)、C1−4アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ジハロアルキル、トリハロアルキル、C1−4アルコキシC1−4アルキル、C1−4アルキルチオ、C1−4アルコキシカルボニル、C2−4アルカノイル、オキソ、チオキソ、ニトロ、シアノ、−N(R)Rおよび−(CH)N(R)R、ヒドロキシ、C1−4アルキルスルホニル、C1−4アルキルスルフィニル、カルバモイル、C1−4アルキルカルバモイル、ジ−(C1−4アルキル)カルバモイル、カルボキシ、またはSON(R)R(ここで、R、R、R、Rおよびpは請求項1で定義した通りである)から独立に選択される1以上の置換基により所望により置換されていてもよい5員もしくは6員の芳香環系から選択される、請求項6に記載の化合物。
  9. 10およびR11がメチルである、請求項9に記載の化合物。
  10. 12がH、C1−3アルキル(メチルなど)、または3個までの環原子が酸素、硫黄および窒素から独立に選択されるヘテロ原子であってもよく、所望によりオキソにより置換されていてもよい5員もしくは6員の芳香環系から選択される、請求項9または請求項10に記載の化合物。
  11. (S)−2−[[6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
    (S)−2−[[6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
    1−シクロプロピル−6−[(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
    (S)−2−[[6−[(1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
    (S)−2−[[6−[(4,5−ジクロロ−2−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−エチル−3−メチル−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
    5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    (4S)−4−メチル−2−[[1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−2,4−ジオキソ−1−プロピル−6−(4−キノリニルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−イソオキサゾリジノール;
    (4S)−2−[[6−[(2,4−ジクロロ−5−チアゾリル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
    (4S)−2−[[6−[(3−ブロモ−2−チエニル)メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(2−メチルプロピル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
    5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
    6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
    (4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(4−ピリジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
    (4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソ−チエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
    5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[(1−フェニル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    6−[(8−フルオロキノリン−4−イル)メチル]−5−{[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル}−1−イソプロピル−3−メチルチエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
    5−{[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル}−1−イソプロピル−3−メチル−6−(4−ピリミジン−2−イルベンジル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
    5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[(5−(2−ピリジニル)−2−チエニル)メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    6−[(1,3−ジメチル−1H−5−ピラゾリル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    6−[(3,5−ジメチル−4−イソチアゾリル(isothiozolyl))メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[1−(2−チアゾリル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    6−[(4−フルオロフェニル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    6−[(6−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メチル]−5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4−(1H,3H)−ジオン;
    5−[[(4S)−4−ヒドロキシ−4−メチルイソオキサゾリジン−2−イル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[4−(2−ピリジニル)フェニル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
    (4S)−4−メチル−2−[[1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−1−(2−ピリミジニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−イソオキサゾリジノール;
    (4S)−2−[[6−[[3,5−ジメチル−1−(2−ピリミジニル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−エチル−4−イソオキサゾリジノール;
    (4s)−2−[[6−[[1−(2,3−ジヒドロ−2−オキソ−4−ピリミジニル)−3,5−ジメチル−1h−ピラゾール−4−イル]メチル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−2,4−ジオキソチエノ[2,3−d]ピリミジン−5−イル]カルボニル]−4−メチル−4−イソオキサゾリジノール;
    5−[[(4R)−4−ヒドロキシ−4−メチル−2−イソオキサゾリジニル]カルボニル]−3−メチル−1−(1−メチルエチル)−6−[[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル]−チエノ[2,3−d]ピリミジン−2,4(1H,3H)−ジオン;
    から選択される式(I)の化合物、およびその医薬上許容される塩。
  12. 治療に用いるための請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物。
  13. 請求項1〜11のいずれか一項で定義された式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を医薬担体とともに含む、医薬組成物。
  14. 免疫抑制を行う方法であって(例えば、同種移植片拒絶の処置において)、治療上有効な量の、請求項1〜11のいずれか一項で定義した式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を患者に投与することを含む、方法。
  15. 気道疾患(例えば、喘息またはCOPD)に罹患している患者において該疾患を処置する、または該疾患のリスクを軽減する方法であって、治療上有効な量の、請求項1〜11のいずれか一項で定義した式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を患者に投与することを含む、方法。
  16. 式(I)の化合物の製造方法であって、以下の反応:
    a)Rが基COGである場合、式(10):
    Figure 2006516974
    の化合物をG−Hと反応させること;
    b)Qがメチレンである場合、式(11):
    Figure 2006516974
    の化合物を式Ar−Hの化合物と反応させること;
    c)Qがメチレンである場合、式(12):
    Figure 2006516974
    の化合物を還元すること;
    e)式(11)または(13):
    Figure 2006516974
    の化合物を反応させて一次環合成によりArを形成させること;
    e)式(14):
    Figure 2006516974
    の化合物をR−Lと反応させること;
    f)RがSOGである場合、式(15):
    Figure 2006516974
    の化合物を化合物G−H
    Figure 2006516974
    [式中、L、L、LおよびLは脱離基であり、R、R、R、G、QおよびArは上記定義の通りである]
    と反応させることのうちの1つと、さらに所望によりa)、b)、c)、d)、e)またはf)の後に式(1)の化合物をさらなる式(1)の化合物に変換すること、および/またはその医薬上許容される塩または溶媒和物を形成することを含む、方法。
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