JP2006506187A - 布地物品処理器具の熱保護 - Google Patents

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Abstract

布地物品乾燥機と共に使用するための布地物品処理器具。布地物品処理器具は、チャンバー内へ効果組成物を分配して、布地物品乾燥機内に入れられた布地物品に効果を提供する。布地物品処理器具は、器具の熱に敏感な1つ以上の構成要素の運転寿命を伸ばすための熱保護手段を含む。

Description

本発明は、布地物品乾燥機(その非限定的な例に衣服ドライヤーが含まれる)と共に使用するための布地物品処理器具に関する。その処理器具は、独立型の別個の器具であってもよい。その器具は、布地物品乾燥機に分離可能に取り付けられていてもよい。処理器具は、効果組成物をチャンバー内に向けるノズルを通して効果組成物を分配する。処理器具は、1)電源と、2)効果組成物の1つ以上の供給源と、3)分配手段と、4)そのような器具内で有用な温度に敏感な構成要素を熱的に保護するための手段とを備える。更に具体的には、本発明は、熱保護手段が電池及び/又は電子品の寿命並びに温度に敏感な他の構成要素の寿命を伸ばす手段をもたらす、布地物品処理器具に関する。
布地物品処理方法及び/又は器具は、過去40年間にわたって発展してきた。衣服ドライヤーなどの従来型の布地物品乾燥機は通常、機器の(熱から遠い)制御パネル内に置かれた電子構成要素を有する。
米国特許第4,891,890号には、電池により電力供給されるスプレー器具が記載されている。しかしながら、この器具の1つの異常な欠点は、家庭用衣服ドライヤーの高温における、電池の高い放電率である(すなわち、家庭用衣服ドライヤーは普通約75°以上の運転空気温度を有する)。エバレディバッテリー社(Eveready Battery Co.,Inc.)からのデータによれば、アルカリ電池の期待寿命は、40℃丁度から始まって劇的に低下する可能性がある。他の容易に入手可能な電池タイプも、同様の放電特性を有する。通常の衣服ドライヤー運転温度におけるこの高い放電率が、電池の頻繁な交換及び/又は充電を必要とし、これが、この器具のユーザーに対して費用及び/又は不便さを増加させる。
したがって、温度に敏感な構成要素の寿命を熱保護手段によって伸ばす、布地物品処理器具を提供することが望ましい。熱保護手段は、電池及び/又は他の熱に敏感な構成要素を、布地物品乾燥機内で一般に見出される高温から保護する。
本発明は、器具の1つ以上の構成要素を熱保護するための手段を含む、効果組成物を分配するための布地物品処理器具に関する。
本発明はまた、布地を処理するための装置であって、その装置が布地物品処理器具と布地物品乾燥機とを含むものである装置に関する。その装置の布地物品処理器具は、処理器具に関連付けられた構成要素を熱保護するための手段を含む。
本発明は更に、布地を処理するための方法であって、その方法が布地物品乾燥機と布地物品処理器具とを含み、その処理器具が熱保護手段を含むものである方法に関する。
(定義)
本明細書で使用するとき、「布地物品処理装置」という句は、布地物品乾燥機を意味し、その非限定的な例には、従来型の衣服ドライヤー及び/又はその変更型が含まれる。布地物品処理装置はまた、布地物品処理器具を含み、これは、布地物品乾燥機に関して別個の独立型器具であってもよく、布地物品乾燥機に組み入れられてもよく、又は布地物品乾燥機の取外し可能に取り付けられる部分に組み入れられてもよく、その非限定的な例には乾燥機の閉止構造が含まれる。更に、布地物品処理装置は、1つ以上の効果組成物を追加的に含む。
本明細書で使用するとき、「布地物品」は、従来型の洗濯プロセス又はドライクリーニングプロセスで習慣的に洗浄されているいずれかの物品を意味する。その用語は、布の物品を包含し、これには、衣類、リネン、カーテン類、衣服アクセサリー、革、床敷物などが含まれるが、これらに限定されない。その用語はまた、全体又は部分的に布地で作成されたその他の品目を包含し、例えば、トートバッグ、家具カバー、防水布、靴などがある。
本明細書で使用するとき、「使用するのに好適な」は、交換構成要素が布地物品処理装置内での基本的な機能性を維持するような、器具及び/又は装置の1つ以上の構成要素の機能性について言う。非限定的な例では、布地物品乾燥機の中で使用するのに好適な閉止構造は、閉止を提供する機能は依然維持するが、閉止構造の他の機構は当初の構成要素と異なってもよい。
本明細書で使用するとき、用語「効果組成物」は、布地物品にある効果をもたらすために使用される組成物を指す。効果組成物を含むことができる物質及びその混合物の非限定的な例として、水、柔軟化剤、クリスプニング剤、芳香剤、水/汚れ回避剤、リフレッシュ剤、静電気防止剤、抗菌剤、パーマネントプレス剤、しわ防止剤、臭い抑制剤、摩耗防止剤、溶媒、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書で使用するとき、「導管」は、それを通って効果組成物を移送可能な流路又は通路を意味する。導管の非限定的な例には、器具の中で点から点へ組成物を移送可能な、管、パイプ、流路などが含まれる。例えば、導管は、効果組成物を効果組成物の供給源から分配手段へ移送することができる。更に、導管は、効果組成物を分配手段から放出点、例えばノズル、オリフィスなどへ移送することができる。
本明細書で使用するとき、「熱経路内」という句は、熱源と、効果組成物に関連付けられた1つ以上の器具の構成要素及び/又は効果組成物そのものとの間のいずれかの場所を意味し、1つ以上の構成要素と直接及び/又は間接的に接触するものも含まれる。熱源の非限定的な例には、布地物品乾燥機、発熱反応、加熱コイル、熱電手段などが含まれる。
本明細書で使用するとき、「断熱材」という句は、25℃において約0〜約5W/(m・℃)の熱伝導率又はk値を有するいずれかの材料を記述するのに使用される。材料の熱伝導率は、「保護熱板装置の手段による定常状態熱流速測定及び熱伝達特性のための標準試験方法(Standard Test Method for Steady-State Heat Flux Measurements and Thermal Transmission Properties by Means of the Guarded-Hot-Plate Apparatus)」という名称のASTM方法C177−97、又は当業者に既知の他の好適な方法に記載されるような保護熱板法により決定可能である。
本明細書で使用するとき、「熱に敏感な」及び「温度に敏感な」という句は、布地物品処理プロセスの間に遭遇する温度への暴露によって悪影響を受けやすい、布地物品処理器具及び/又は処理装置に関連付けられたいずれかの構成要素について言う。布地物品処理器具に関連付けられた熱に敏感な構成要素の非限定的な例には、電池、電子品、センサー、効果組成物、器具構成要素を構成する材料などが含まれる。
(布地物品処理器具)
本発明は、布地物品処理器具に関するものであり、布地物品処理器具は、布地物品処理器具に関連付けられた1つ以上の構成要素に熱保護をもたらすために、布地物品処理器具と布地物品乾燥機の間の熱経路内に熱保護手段を含んでいる。本明細書で使用するとき、その器具は、布地物品乾燥機及び/又は機器内に存在する布地物品に効果組成物を放出可能な器具に関連付けられたいかなる構成要素をも含む。その器具は、自立型の別個の器具であることが可能であり、又は布地物品乾燥機と一体でもよい。更に、その器具は、別個と一体の両方でもよく、例えば、布地物品乾燥機と共に使用するのに好適な閉止構造(その非限定的な例は扉である)に組み入れられてもよい。布地物品処理器具は、実質的に又は完全に布地物品乾燥機の制御器から独立でもよい。
本明細書で使用するとき、用語「扉」は、乾燥機内部容積へのアクセスを可能にする可動式の閉止構造を表わし、そのようなアクセスを可能にする実質上いかなる物理形態にもすることができる。扉「閉止構造」は、乾燥機の上表面上の蓋、又はある種のハッチなどであり得る。
(熱保護手段)
布地物品処理器具は、追加的に、布地物品乾燥機と布地物品処理器具に関連付けられた1つ以上の構成要素との間の熱経路内に配置された1つ以上の熱保護手段を含む。熱保護手段は、器具の1つ以上の構成要素に熱保護をもたらす。熱保護手段は、断熱材、熱移動物質、相転移物質、熱電冷却、又はこれらの組み合わせを含むことができる。布地物品器具全体を熱保護手段で保護するのが有利なこともあるが、器具に関連付けられた選定構成要素を保護することが経済的な観点から有益なこともあり、その非限定的な例には、電源、効果組成物、電子品、又はこれらの組み合わせが含まれる。
(A.断熱材料)
本発明の一実施形態では、布地物品乾燥機と器具に関連付けられた1つ以上の構成要素との間の熱経路内に断熱材料を使用することにより、熱保護がもたらされてもよい。断熱材料の例には、限定するものではないが、器具を包囲するケーシング、又は器具に関連付けられた1つ以上の構成要素の外側に適用された材料が含まれる(そのような構成要素の非限定的な例には、電池、電子品、効果組成物、又はこれらの組み合わせが含まれる)。更に加えて、断熱材料は、多層であってもよく、及びその間に配置された空気又はポリスチレンのような熱保護材料を含む。
好ましい断熱材は、25℃において約0〜約5W/(m・℃)の熱伝導率又はk値を有する。そのような材料の非限定的な例として、熱可塑性ポリマー発泡体、架橋した熱可塑性発泡体、熱硬化性ポリマー発泡体、シンタクチック発泡体、セラミック発泡体、粒子状断熱材、繊維性断熱材、ハニカム構造、リグノセルロース物質系の天然から誘導された材料、熱可塑性材料、熱硬化性材料、及び1つ以上の断熱材を含む複合構造が挙げられる。断熱材は、とりわけ固体又は発泡体の形態とすることができる。発泡断熱材を使用することの一利点は、非発泡対応品と比べて比較的軽い重量である。典型的な発泡断熱材は、約0.1μm〜約2000μmの気泡径を有するが、より大きな気泡径を使用してもよい。固体断熱材は、器具の1つ以上の構成要素に断熱材とケーシングの両方を設けることを望むときに有利なことがある。発泡体又は固体の断熱材に好適な厚さは、約1mm〜約50mm、より好ましくは約1.5mm〜約30mmである。
本明細書で使用するとき、「熱可塑性樹脂」は、温度上昇により繰り返して(すなわち2回以上)柔軟化し、及び温度の下降により硬化することが可能である、ポリマー材料を指す。熱可塑性樹脂は、固体の形態、又は発泡体の形態であってもよい。熱可塑性ポリマー発泡体として、膨張したポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、及びポリカーボネートを挙げることができるが、これらに限定されない。架橋した熱可塑性発泡体の非限定的な例として、ポリエチレン、ポリエチレンコポリマー類、及びポリ塩化ビニルが挙げられる。固体熱可塑性材料の非限定的な例として、ポリカーボネート類、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリエチレン(高密度及び低密度)、ポリイミド、ポリプロピレンなどが挙げられる。1つの好適な熱可塑性材料には、商品名クアドラントEPPセスチレン(Quadrant EPP Cestilene:商標)HD500ポリエチレンの高密度ポリエチレンがあり、これはペンシルバニア州リーディングのクアドラントエンジニアリングプラスチックプロダクツ(Quadrant Engineering Plastic Products)から入手可能である。
本明細書で使用するとき、「熱硬化性樹脂」は、化学反応を経ていて、一般に加熱によってその当初の状態に戻ることができないポリマー材料に対して言う。熱硬化性プラスチックは、固体材料の形態であっても、発泡体の形態であってもよい。熱硬化性ポリマー発泡体の非限定的な例として、膨張したポリウレタン、エポキシ、フェノール樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド、ユリアホルムアルデヒド、天然ゴム、シリコーンゴム、合成ゴムなどが挙げられる。固体の熱硬化性材料として、ポリイミド類、ポリウレタン類などが挙げられるが、これらに限定されない。好適なポリウレタン熱硬化性断熱材が、ニューヨーク州オーリーンのサイテックインダストリーズ社(Cytech Industries,Inc.)からコナサン(Conathane:登録商標)RN1501の商品名で入手可能である。好適なポリイミド熱硬化性材料が、マサチューセッツ州マンスフィールドのアルバニーインターナショナル(Albany International)からピロペル(Pyropel:登録商標)HDプレートの商品名で入手可能である。
セラミック発泡体も、断熱材として有用であり、通常はその非発泡対応品より軽量である。好適なセラミック発泡体として、膨張したガラス、シリカ(例えばシリカエアロゲル類)、アルミナ、及びマグネシアが挙げられるが、これらに限定されない。好適なシリカエアロゲルが、マサチューセッツ州マールボロウのアスペンエアロゲルス社(Aspen Aerogels,Inc.)からピロゲル(Pyrogel:登録商標)の商品名で入手可能である。
シンタクチック発泡体は、一般にガラス又はプラスチックの中空球体をポリマーマトリックス中に分散することにより生産され、やはり断熱材として有用である。ポリマーマトリックスとして、エポキシ、フェノール材料などを挙げることができるが、これらに限定されない。シアン酸エステル・シンタクチック発泡体の好適な例が、カリフォルニア州モルガンヒルのブライトテクノロジーズ社(Bryte Technologies,Inc.)からブライトコル(BryteCor:商標)EX−1541の商品名で入手可能である。
その他の断熱材は、粒子状、繊維性、又はリグノセルロース物質系の天然から誘導された材料であり得る。粒子状断熱材の非限定的な例として、石綿、珪藻土、パーライト、及び中空ガラス微小球が挙げられる。繊維性断熱材として、フェルト、ウール、ガラス繊維、ロックウール、及びカポックが挙げられるが、これらに限定されない。好適な繊維性断熱材が、マサチューセッツ州マンスフィールドのアルバニーインターナショナル(Albany International)からピロペル(Pyropel:登録商標)の商品名で入手可能であり、これには、MD−50、MD−18、MD−30、MD−60、MD−12、及びLD−6などのMD及びLDシリーズが含まれる。リグノセルロース物質系の天然から誘導された材料の非限定的な例として、木材、パーティクルボード、コルク板、粒状コルク、のこくず、かんな屑、及び段ボールが挙げられる。
上で説明したように、断熱材は、布地物品処理器具のケーシングであってもよく、又は布地物品処理器具に関連付けられた1つ以上の構成要素、例えば電池、電子品、効果組成物、又はこれらの組み合わせなどの外側に適用された材料であってもよい。1つの断熱材が使用されてもよく、又は複数の断熱材が使用されてもよい。断熱材は、固体、発泡体、気体、真空、及び/又は液体の形態であってもよい。
この実施形態の変異型では、断熱材は、非断熱材料の外面上にコーティング、設置、又は粘着されていてもよい。コーティングされる断熱材の非限定的な例には、セラミック粒子を含有する塗料があり、フロリダ州メルボーンのハイテク(Hy-Tech)からインシュルシール(Insul-Seal:登録商標)の商品名で入手可能である。コーティングに好適な厚さは、約0.1mm〜約10mmである。
本発明の別の変形形態では、熱保護手段は、断熱材料がそれらの間に配置された複数層の非断熱材料を含んでもよい。この変形形態では、熱保護手段は、少なくとも3つの層を有し、第一及び第二の層が第三の層に対して外側の関係にある。第一及び第二の層は非断熱材料で構成されてもよく、第三の層は断熱材料で構成される。断熱材料の好適な例として、空気、ポリオレフィン発泡体、ポリスチレンなどが挙げられるが、これらに限定されない。第三の層の好ましい厚さは、約1mm〜約50mm、より好ましくは約1.5mm〜約30mmである。
本発明の更に別の変形形態では、熱保護手段は、非断熱材料及び/又は断熱材料の複数層を有して、2つ以上の層の間が真空であってもよい。この実施形態では、2つ以上の層は、真空を含むために封着されてもよい。
(B.相転移物質)
本発明の別の実施形態では、熱保護はまた、布地物品乾燥機と器具の1つ以上の構成要素との間の熱経路内に相転移物質を使用することによりもたらされてもよい。本明細書で使用するとき、「相転移物質」は、温度の変化なしでその物理的な相の変化により、例えば固相から液相への変化により熱を吸収する能力のある物質を指す。ケーシングは、相転移物質、相転移物質と断熱材、非断熱材と相転移物質、又はこれらの組み合わせで構成されて、器具の1つ以上の熱に敏感な構成要素を包囲し、これにより熱保護効果を提供してもよい。
更に、器具は、2つ以上の相転移物質を含んで、異なる温度範囲において熱保護をもたらしてもよい。相転移物質は、器具の約0.1重量%〜約90重量%、好ましくは器具の0.2重量%〜約80重量%を有することができる。好適な相転移物質は、約25℃〜約100℃の範囲内に融点(純粋化合物の場合)又はガラス転移温度(高分子化合物の場合)を有する物質である。そのような物質の非限定的な例として、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール;ポリエチレングリコール類(重量平均分子量分布約0.0025(1,500)〜約0.016ag(10,000ダルトン)を有するもの)、PEG1500、PEG4600、PEG8000,及びPEG10,000が含まれるが、これらに限定されない;1−9−ノナンジオール、CaCl*6HO;NaSO*10HO;塩水和物類;パラフィン類、蜜蝋、又はこれらの組み合わせが挙げられる。好適なパラフィン系相転移物質として、ノースカロライナ州ウィンストンサレムのフリスビーテクノロジーズ(Frisby Technologies)からサーマソーブ(Thermasorb:登録商標)の商品名で販売されて購入可能なものが挙げられ、その非限定的な例には、サーマソーブ(Thermasorb:登録商標)83、サーマソーブ(Thermasorb:登録商標)95、サーマソーブ(Thermasorb:登録商標)122、サーマソーブ(Thermasorb:登録商標)143、サーマソーブ(Thermasorb:登録商標)175、及びサーマソーブ(Thermasorb:登録商標)215が含まれる。
相転移物質は、可撓性及び/又は剛性の容器内に入れられてもよい。可撓性容器の例には、限定するものではないがポーチが含まれ、この中では、室温では一般に固体として始まる相転移物質が、通常は顆粒又はペレットの形態である。ポーチの中に相転移物質が置かれると、次に、熱封着や捻り結びなどが挙げられるがこれには限定されない何かの好適な方法で封着される。次に、ポーチは、熱に敏感な構成要素を包囲するか、熱に敏感な構成要素の外側ケーシングを包囲するか、又は熱に敏感な構成要素の外側ケーシングの中に置かれるかいずれかとなるように、配置可能である。可撓性容器が外側ケーシングの中に置かれる場合、外側ケーシングは、これまで説明したような断熱材で構成されてもよい。
代替実施形態においては、相転移物質は、液体形体になるまで加熱されてからポーチの中へ注入され、次に封着されてもよい。
剛性容器が、1つ以上の熱に敏感な構成要素を包囲する二重壁容器を含んで、2つの壁の間に相転移物質が配置されてもよい。剛性の壁は、例えば布地物品処理器具の外側ケーシングの一部を含んでもよく、又は器具内の別個の区画であるが1つ以上の熱に敏感な構成要素を包囲するものであってもよい。そこには顆粒状若しくはペレット化された相転移物質が充填されてもよく、又は相転移物質は、液体形体になるまで加熱されて、ケーシングの中へ注入されてもよい。
相転移物質用に好適な容器材料として、ポリプロピレン、ポリビニルアセテート、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルなどが挙げられるが、これらに限定されない。可撓性の容器材料の厚さは、約0.1mm〜約30mmとすることができる。剛性の容器材料の厚さは、約5mm〜約30mmとすることができる。
(C.熱移動液体)
本発明の更に別の実施形態では、図3に示すように、熱保護は、熱移動液体の手段によりもたらされてもよく、液体は、器具の1つ以上の熱に敏感な構成要素を包囲するケーシング90と熱連通している導管20の中を移送される。本明細書で使用するとき、「熱移動液体」は、約20W/(m・℃)以上の熱伝導率又はk値を有する物質を指し、及び本明細書で使用するとき、「熱連通している」という句は、1つ以上の対象物に熱影響を及ぼす物質について言う。熱影響の非限定的な例には、断熱効果、熱移動効果、温度変化などが含まれる。
更に、効果組成物が、使用の直前に家庭用冷蔵庫などの冷たい環境に保管され、次に貯槽10の中へ分配されて、冷却効果を最大限にしてもよい。この実施形態の変異型では、効果組成物は、1つ以上の多重効果成分を有して、効果成分が約20W/(m・℃)以上のk値を有して熱移動をもたらすと共に、更に感覚的な効果を衣服に提供するものであってもよい。そのような成分の非限定的な例には、熱移動効果並びに布地物品へ柔軟化及びしわ除去効果を提供するエチレングリコールがある。
効果組成物は水を含んでもよく、これ自体が有効な熱移動媒体である。水は、場合によっては、効果組成物の約50%を有してもよい。効果組成物は、柔軟化などの感覚的な効果を追加的に提供する熱移動媒体を含んでもよい。そのような熱移動液体の非限定的な例には、エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール類、プロピレングリコール類などがある。これらのタイプの熱移動媒体は、約20W/(m・℃)以上の熱伝導率又はk値を有する。やはり有用なのは、シリコーン熱移動液体、例えばジメチルポリシロキサン類であり、これは、鎖の長さによっては、260℃までの温度に耐えることができる。好適な熱移動流体が、ミシガン州ミッドランドのダウケミカル(Dow Chemical)からHDエチレングリコールヒートトランス流体50/50(HD Ethylene Glycol Heat Trans Fluid 50/50:登録商標)の商品名で入手可能であり、これは水とエチレングリコールの50/50混合物を含む。
(D.熱電冷却)
熱保護手段はまた、ペルチエ効果などにより達成されるような熱電冷却を含んでもよい。一般に、ペルチエ効果/ペルチエ冷却は、あるモジュールに電圧を印可することにより達成可能であり、熱が、電子移動によりモジュールの1つの側から他の側へ移動される。理論に束縛されるものではないが、ペルチエ効果は、図15の概略図に示されるような次の方法で作動すると考えられている:1)モジュール500が、好ましくは負の半導体材料である少なくとも1つの導電性材料530と、好ましくは正の半導体材料である少なくとも1つの非類似導電性材料540とを含み、これらは、電気的には直列であるが熱的には並列に連結され、及び冷却される構成要素とヒートシンク550の間に配置された2つのセラミック基材510の間に挟まれており;2)直流電力を電気的相互接続部520eに印可すると、正にドープされた半導体材料540へ電子が流れ、これによって、冷却される構成要素と、正にドープされた半導体材料540及び負にドープされた半導体材料530間の接合部との間の、電気的接続部520dにおいて熱が吸収される;3)電子は次に負にドープされた半導体材料530を通って電気的接続部520cへ流れ、これにより、熱が、負にドープされた半導体材料530と別の正にドープされた半導体材料540との間の第二の接合部に伝達され;並びに4)熱が、この第二の接合部520cからヒートシンク550へ伝達され、これによって冷却すべき構成要素から運び去られる。
ペルチエ効果のためのそれぞれのモジュール500は、少なくとも1つの導電性材料と別の非類似導電性材料で構成される。導電性材料が異なる金属を含んでもよいが、好ましい実施形態においては、モジュール500は、少なくとも1つの負にドープされた半導体材料530と少なくとも1つの正にドープされた半導体材料540とを含む。負及び正にドープされた半導体材料は、電気的には直列であるが熱的には並列に連結される。更に、半導体(540及び530)とそれらの電気的相互接続部520は、2つのセラミック基材510の間で橋絡される。第一のセラミック基材510は、冷却される構成要素並びに半導体材料(540及び530)両方と熱連通している。第二のセラミック基材510は、半導体材料(540及び530)並びにヒートシンク550と熱連通している。ヒートシンク550は更に、布地物品乾燥機(図示せず)の内部と熱連通しており、そこで半導体材料(540及び530)に電流を印可すると、蓄積された熱が、布地物品乾燥機の環境中及び/又は冷却器表面上へ消散する。より大きな冷却効果のためには、2つ以上のモジュール500が、並列に積み重ねられる場合でも、使用可能である。
一般に、半導体材料は、テルル化ビスマス、テルル化鉛、シリコンゲルマニウム、及び/又はビスマスアンチモンの合金であることが多いが、いつもとは限らない。半導体材料は、等しい及び別個の比率のP型及びN型両方の結晶性テルル化ビスマスを含むことができるが、他の比率のものも有効である。本明細書で使用するとき、「N型」半導体材料は、完全な分子の格子構造を創り出すのに必要なものより過剰な電子をドープされた負の型であり、一方、「P型」半導体材料は、完全な分子の格子構造を創り出すのに必要とされるには不足する電子をドープされた正の型である。理論に束縛されるものではないが、N型材料の余分な電子及びP型材料から「欠けている」電子(又は、穴)が、半導体材料の端部から他端部への熱エネルギーの移動を促進すると考えられている。
ヒートシンク550には通常、材料の表面積が最大限となるような方法でフィンが設けられる。ヒートシンクは、アルミニウム、銅、銀などで構成可能であるが、他の伝導性材料を使用してもよい。
直流電源は、家庭用電流源、電池など、いかなる電源であってもよい。一般に、モジュールに印可される電力は、約12Vとすることができるが、より大きい冷却効果を望む場合は、より高い電圧を使用してもよい。
ペルチエ効果を利用する熱電冷却器の1つの好適な例には、ニューハンプシャー州ナシュダのフェロテックアメリカ社(Ferrotec America Corporation)から入手可能なモデル6302/127/060AXがある。
(電源)
図2を参照して、布地物品処理器具1は、限定するものではないが例えば回路80、分配手段30用のモータ60、及び布地物品処理器具1の電源100を必要とするいずれか他の構成要素などの、器具1の構成要素に電力を供給するための電源100を含む。好適な電源100には、家庭用電流源、太陽電源、及び電池などが含まれるが、これらに限定されない。電源100は通常、器具1に関連付けられた1つ以上の電池を含む。好適な電池として、アルカリ電池、リチウム電池などが挙げられるが、これらに限定されない。好適なアルカリ電池には、ミズーリ州のセントルイスのエバレディバッテリー社(Eveready Battery Company)から入手可能なエナージャイザー(Energizer)No.E95、1.5VZn/MnODセル電池がある。本明細書で使用する電池は、使い捨て又は充電式のいずれでもよい。
(効果組成物の供給源)
図1〜図6及び図8〜図14を参照して、布地物品処理器具1は、効果組成物の1つ以上の供給源10を追加的に含む。効果組成物の供給源は、貯槽、カートリッジ、ポーチ、家庭用水道ラインなどとすることができる。更に加えて、効果組成物の供給源は、有限量の液体をその中に容れる、再充填式及び/又は非再充填式の容器であってもよい。更に別の実施形態では、効果組成物の供給源は、家庭用水道ラインと再充填式及び/又は非再充填式容器との両方であってもよい。効果組成物の供給源は、布地物品乾燥機260に固定的に取り付けられてもよく、又は取外し可能に取り付けられてもよい。
図2〜図6、図9〜図11、及び図13〜図14を参照して、効果組成物の供給源10は、布地物品に接触する効果組成物を容れるための第一の貯槽を備えることができ、追加的に、第一の貯槽の内容物と共に同時に又は分離して分配されるための2つ以上の貯槽を備えてもよい。効果組成物の供給源は、剛性、半剛性、及び/又は可撓性の材料で構成されてもよい。効果組成物の供給源10が主として剛性又は半剛性の材料で構成される場合、好ましい実施形態は、効果組成物の分配手段30への容易な流れを可能にするために、通気手段を追加的に含む。
(分配手段)
一般に、布地物品処理器具1の分配手段30は、ポンプの使用により達成可能である。ポンプは、モータ付きでもモータなしでもよい。1つの好適なモータ付きポンプの非限定的な例には、ぜん動ポンプなどの液圧を利用するものがある。好適なモータ付きポンプのその他の非限定的な例として、歯車、ダイアフラム、遠心、ピストンポンプなどの、モータ駆動ポンプ機構を有するものが挙げられる。好適なポンプは、一般に、約1〜約2,000kPaの範囲の運転圧を有するが、約50〜約1500kPaの間、及び/又は約75〜約1050kPa、及び/又は約100〜約500kPaの圧力が使用可能である。
電力源から使用されるエネルギーを節約するために、分配手段30は、モータなし型のものでもよく、その非限定的な例として、ばね、加圧貯槽、弾性容器、形状記憶合金、重力式供給機構、毛管作用、噴射剤、注射器、気体(予加圧、及び/又はその場加圧の両方)、超音波ピエゾポンプなどが挙げられる。好適なピエゾポンプには、「LPDシリーズ」ポンプがあり、バージニア州ハンプトンのパーテクノロジーズ(Par Technologies,LLC)から入手可能である。
(高圧電源(HVPS))
図6及び図14を参照して、器具1はまた、高圧電源(HVPS)200を備えてもよく、これは、効果組成物を帯電させるために電流を変換するのに使用される。静電スプレーの場合、布地物品と効果組成物の間に約0.2kV〜約50kVの絶対的な電位差があることがある。通常は(常にではないが)、電源100は、9V(0.009kV)以下の電圧を有する1つ以上の電池であり、これがより高い電流レベルに高圧電源200によって変換されて、効果組成物が、帯電化構成要素70により帯電される。非限定的な例では、1.5V電池が使用されて、高圧電源200により5kVの電荷が作り出され、これが、帯電化構成要素70経由で効果組成物に供給されるが、電源100が家庭用電流源であるときにも、高圧電源を使用することができる。好適なミニチュア型安定化高圧電源200の非限定的な例には、カリフォルニア州スッタークリークのEMCOハイボルテージ社(EMCO High Voltage Corporation)から入手可能なC50、C60、又はC80などのCシリーズのモデルがある。その他の好適な高圧電源200にはピエゾ変圧器が含まれ、これは、電力を変換するために独特の機械的エネルギー貯蔵システムを使用する。これらのピエゾ変圧器は、超音波噴霧を利用するときに特に有用である。ピエゾ変圧器は、日本のフジ(株)(Fuji & Co.)から入手可能である。
(接地手段)
器具は、布地物品乾燥機260の接地された部品との接触を通して接地可能であり、その非限定的な例として、ばね、パッチ、磁石、ねじ、アークコロナ放電、又は他の取付け手段、及び/又は残留電荷消散によるなどが挙げられる。電荷消散の一方法は、イオン化機構、例えば電流源から遠くへ延びる1組の金属ワイヤの使用による。布地物品乾燥機260の典型的なエナメルコーティング面に接地を望む場合には、非導電性エナメル塗料を貫通するピンを使用して接地してもよい。布地物品乾燥機260の非導電性表面を接地する他の手段は、布地物品乾燥機260と布地物品処理器具1の間に置かれた薄い金属プレートの使用を含み、これが容量放電をもたらす働きをする。そのようなプレートの通常の厚さは、一般に約5μm〜約5000μmである。
(帯電化構成要素)
図6を参照して、器具1は、通常は電界である帯電化構成要素70を含んでもよく、これは、効果組成物、及び/又は効果組成物中に存在する電荷を獲得可能な部分、及び任意に帯電された組成物が処理されている布地物品に接触するのに十分な時間は電荷を保持可能な部分を帯電させる。効果組成物の供給源10はまた、帯電される組成物及び/又は帯電された組成物を容れるための貯槽を備えてもよい。一実施形態では、帯電化構成要素は、器具1と一体である。別の実施形態では、帯電化構成要素は、器具1から離れて別個である。
帯電化構成要素を有する器具の好適な例が、米国特許出願10/418595(2003年4月17日出願)に開示されている。
(ノズル)
図2〜図6を参照して、器具はまた、布地物品への放出の間に効果組成物がこれを通るノズル50を備えてもよく、通常は備える。ノズル50は、任意に、帯電化構成要素70を含む。任意の帯電化構成要素は、図6に示すように、ノズル50と一体であってもよい。別の実施形態(図示せず)では、任意の帯電化構成要素70は、効果組成物の供給源10の中に配置される。
器具1は更に、効果組成物の布地物品上への効果的な配分を強化するために、1つ以上の噴霧ノズルを備えてもよい。噴霧ノズルは、静電スプレーに加えて使用されてもよく、又は静電スプレーなしで使用されてもよい。効果組成物のミスト化は、目標粒子径を放出するいずれかの好適なスプレー器具、例えば水圧ノズル、超音波噴霧器、高圧霧ノズルなどの使用により達成可能である。しかしながら、ミスト化は、比較的低体積空気の噴霧ノズル及び/又は単純オリフィスを使用して達成されるのが好ましい。好適なスプレーノズルの非限定的な例には、カリフォルニア州ポモナのスプレーシステムズ社(Spray Systems,Inc.)から購入可能なスプレーノズル(モデル番号850、1050、1250、1450、及び1650)が含まれる。代替実施形態では、組成物は、2つ以上のスプレーノズルを経由して放出される。
静電スプレーがない実施形態では、スプレーノズルは、引き金噴霧器ノズルで使用されているものに類似の圧力旋回噴霧器であってもよいが、ファン噴霧器又は衝突若しくはスクリーン泡立て器を組み入れられてもよい。好適な圧力旋回噴霧ノズルが、イリノイ州カリーのシークイストディスペンシング(Seaquist Dispensing)からモデル番号DU−3813で入手可能である。
別の実施形態では、組成物は、加圧スプレーシステムを通して放出される。より細かいミストを使用する場合、例えば平均粒子径が100μm未満の液滴の場合、スプレーパターンは通常、ドライヤーチャンバー内の空気流により乱される。しかしながらこの問題は、帯電液滴により克服可能である。
更に、器具は、ノズルから分配する利益組成物の向き及び/又は方向を制御可能な、調整構成要素を備えてもよい。
更にまた、器具は、ノズルから分配される組成物を電気的に整形及び/又は帯電が可能な、整形構成要素を含んでもよい。整形構成要素は、絶縁要素を含んで、これにより使用中に絶縁要素に接触する最初の液滴が帯電効果組成物の放出を整形するための静電場を生み出すことが可能であり、及び/又は導電性要素を含んで、これにより使用中に導電性要素が帯電されて帯電組成物の放出を整形するための静電場を生み出すようにすることが可能である。
効果組成物を布地物品乾燥機中へスプレーすることへの1つの障害は、使用間に効果組成物がノズルを閉塞させる可能性である。この閉塞を防止するために幾つかの方法が使用可能であり、図4に示すようにフィルター120を器具1内のノズル50の前に使用すること、効果組成物を貯槽10へ注入する前にフィルターにかけること、効果組成物を貯槽10へ注入する前に遠心分離することなどが挙げられるが、これらに限定されない。
ノズル50の設計は、フィルター120及びスプレーヘッドが、その洗浄及び交換のために、個別に又はユニットとしてかいずれかで組立て体の残りから取外し可能であるようなものであってもよい。最も好ましくは、フィルターは、ノズルオリフィスの最大出口径以下の孔径を有する。
(信号手段)
更にまた、器具は、器具のユーザーと連絡する信号手段を含んでもよい。ユーザーに連絡可能な信号の非限定的な例には、視覚、聴覚、及び振動信号など、又はこれらの組み合わせが含まれる。信号手段の非限定的な例として、点滅光、色付き光が含まれ、それらの非限定的な例には、緑/赤色光、ビープ音、警笛、チャイムなどが挙げられる。信号手段は、器具の状況を表示するのに有用であり、それが今度は、器具の機構を作動させることをユーザーに要求してもよい。
図9を参照すると、信号手段の非限定的な例が示されている。布地物品乾燥機扉の外部表面から認知可能なLED光280は、運転状態を表示する異なる色を有してもよく、とりわけ、緑色LED光が器具運転中用、又は多分赤色点滅光が電池100の消耗状態表示である。
(効果組成物)
効果組成物は、1つ以上の布地物品活性物質を含むことができる。効果組成物は、液体、固体、気体、又はこれらの組み合わせの物理的形態であってもよい。
効果組成物は、水、水硬度調節剤、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、リン酸カリウム、溶媒、界面活性剤、しわ除去剤、静電気防止剤、縮み防止剤、抗菌剤、湿潤剤、結晶変性剤、汚れ放出剤、防腐剤、漂白剤、洗浄補助剤、しわ防止剤、湿潤剤、結晶変性剤、着色剤、増白剤、芳香剤、臭い低減/除去剤、脱臭剤/清涼化剤、染み回避剤、色鮮明化剤、デンプン、柔軟化剤、及び糊材、及びこれらの組み合わせを含んでもよい。不揮発性の鉱物薬剤が、効果組成物の約0重量ppm〜約100重量ppm、及び/又は約50重量ppmまで、及び/又は約25重量ppmまで、及び/又は約10重量ppmまでのレベルで効果組成物中に存在してもよい。
本明細書の典型的な布地効果組成物は、水の少なくとも約50重量%、好ましくは少なくとも約65重量%、より好ましくは少なくとも約80重量%の水を含んでもよい。
ドライヤー内の布地物品上へ化学物質をスプレーすることへの1つの独特な問題は、使用間に効果組成物がスプレーノズルを閉塞させる傾向である。この閉塞を防止するために幾つかの方法が使用可能であり、これには、上で説明したようなフィルターの使用、単一相溶液の使用、保湿剤又は他の湿分保持成分の高レベル含有、親水性溶媒、ポリマーと共に被膜軟化成分の使用、及び吸湿性塩の効果組成物内添加などが挙げられるが、これらに限定されない。
効果組成物の個々の構成成分、すなわち有機溶媒界面活性剤、芳香剤、防腐剤、漂白剤、及び補助洗浄剤の更に詳細な説明は、米国特許第5,789,368号(ヨウ(You)ら、1998年8月4日発行)に見出すことができる。更に加えて、効果組成物が、米国特許第5,912,408号(トリン(Trinh)ら、1999年6月15日発行)に記載されている。本発明で使用するのに好適なしわ防止剤は、PCT国際公開特許WO00/11133(ストラング(Strang)及びシクロシ(Siklosi)、2000年3月2日公開)に見出すことができる。
(A.帯電された組成物)
本発明の一実施形態では、効果組成物は、帯電された組成物として放出される。本明細書で使用するとき、「帯電された組成物」は、約0.2〜約50kVの範囲で電位を印加されたいずれかの組成物、特に水性液体を意味する。組成物は、負電荷電位を有しても、正電荷電位を有しても、又はその間を振動する荷電位を有してもよい。帯電組成物は、電荷を獲得可能な部分を含むことができ、及び任意に、帯電組成物が帯電組成物により処理されている布地物品に接触するのに十分な時間は電荷を保持可能な部分を含んでもよい。好ましい実施形態では、布地物品と帯電組成物の間の絶対的な電位差は、約0.2kV〜約50kVである。
一般に、帯電効果組成物は、導電性の水性液体とすることができる。その液体は、約10Ω・m未満、及び/又は約10Ω・m未満、及び/又は約10Ω・m未満、及び/又は約10Ω・m未満の抵抗率を有することができる。しかしながら、より高い抵抗率の液体であっても、本発明の方法及び装置を使用して有効に供給することができる。
その組成物は、布地物品に接触する前であればどの時点で帯電してもよい。好ましくは、布地物品処理器具から離される前に帯電するが、器具から離された後で帯電してもよい。
図7〜図10を参照すると、1つ以上の布地物品を本発明によって処理するための布地物品処理装置が示される。布地物品処理装置は、効果組成物が布地物品乾燥機260の中に分配されて、これにより布地物品乾燥機に接触する布地物品を処理するような方法で布地物品乾燥機260に関連付けられた、布地物品処理器具1を備える。一実施形態では、効果組成物との接触は、布地物品が乾燥機260内で動いている間に生じることができる。別の実施形態では、接触は、布地物品が動いていないときに生じることができる。更に別の実施形態では、接触は、布地物品が動いている一時点及び動いていない別の時点で生じてもよい。更に、布地は、処理時に濡れていても乾燥状態でもよい。
図7及び図8を参照すると、布地物品を本発明によって処理するための布地物品処理装置が示される。図8に示されるような1つの実施形態では、布地物品処理器具1は、乾燥機260の一部として組み入れられているようなふうに、乾燥機260と一体であってもよい。図7に示されるような別の実施形態では、布地物品処理器具1は、別個の自立型のユニットであって、乾燥機260に取り付けられていてもよい。別個の自立型のユニットは、図7に示されるように、単一の包囲体内の単一のユニットからなってもよい。更に別の実施形態(図示せず)では、別個の自立型のユニットは、乾燥機の中に配置された内ハウジングと乾燥機の外側に配置された外ハウジングとを備え、内ハウジングと外ハウジングが何かの連結手段、例えばケーブル、電線などで相互に連結されていてもよいが、これらには限定されない。一般に、内ハウジングと外ハウジングは、相互に電気的に連通している。
図7を参照して、地物品処理装置は、布地物品乾燥機260を備えることができる。扉110が、布地物品乾燥機260に移動可能に連結されて、処理する布地物品を布地物品受入れ容積内に、すなわち言い換えればドラム内に確実に保持することができる。布地物品処理器具は、布地物品乾燥機内部270のいずれの部分にも取付け可能であり、その非限定的な例には、布地物品乾燥機の扉110、ドラム、ドラムの後ろ壁などが含まれる。更に、器具1は、好適な取付け手段により布地物品処理乾燥機260の一部に取外し可能又は永久的に取り付けられてもよく、その手段として、ストラップ、磁石、ベルクロ(Velcro:登録商標)、接着テープ、吸引カップ、ねじなどが挙げられるが、これらに限定されない。
図4及び図5を参照すると、典型的な運用では、電源100は、1つ以上の電池を含み、及びポリウレタンのような熱保護材料のケーシング90に封入されている。本発明の別の実施形態では、ケーシングは、ノースカロライナ州ウィンストンサレムのフリスビーテクノロジーズ(Frisby Technologies)によるサーマソーブ(Thermasorb:登録商標)83のような、相転移物質で全体的に又は一部を構成された熱保護材料である。本発明の更に別の実施形態では、ケーシング90は、スズなどの非断熱材料で構成されて、外面上に配置された断熱塗料の外側層を有する。好適な断熱塗料が、フロリダ州メルボーンのハイテク(Hy-Tech)より商品名インシュルシール(Insul-Seal:登録商標)で入手可能である。そのコーティングに好適な厚さは、約0.1mm〜約10mmである。
帯電化構成要素70によって電源100に接続されているのは、任意の、モータ60を制御するための電子品基板80である。モータ60が、ぜん動ポンプなどの分配手段30を作動させる。
ポンプが作動されると、効果組成物が、貯槽10から導管20を通して引き出される。導管の内径は、約20mm未満、より好ましくは約20mm〜約7mmの範囲とすることができる。導管20は、追加的に、ノズル50の前にフィルター120を含んでもよい。
ノズル50は、好ましくは流体噴霧スプレーヘッド及び/又は単純オリフィスでさえあり、これを通して効果組成物が布地物品乾燥機260の受入れ容積内へ分配される。
本発明の別の実施形態では、図3に示すように、ケーシング90は導管20を備えており、これを通って効果組成物が循環されて、熱移動手段により電源100に冷却効果をもたらしてもよい。効果組成物は、導管20を通る移送の後で、次にポンプ30へ進み、これを通ってノズル50から放出される。図3に示すように、参照番号130は導管20の外壁を指し、参照番号90は導管20の内壁を指す。
図4に示される実施形態も図2の実施形態と同様方法で運用される。電源100は、金属などの非断熱材料のケーシング90を有し、これは、セラミック塗料のような断熱材料を含む二次材料150でコーティングされている。好適な断熱塗料が、フロリダ州メルボーンのハイテク(Hy-Tech)から商品名インシュルシール(Insul-Seal:登録商標)で入手可能である。そのコーティングに好適な厚さは、約0.1mm〜約10mmである。
図5の実施形態も、図2の実施形態と同様方法で運用される。電源100のケーシング90は、2つの層を含み、その間には空気などの断熱材料が配置される。ケーシング90の第一の層170及び第二の層180は、断熱材料で構成されても、非断熱材料で構成されても、又はこれらの組み合わせで構成されてもよい。
図6の実施形態も、図2、図4、及び図5に示されるものと類似方法で運用される。この実施形態では、ケーシング90は、器具1全体を包囲する。ケーシングは、相転移物質を含んでもよい。この目的に使用可能である好適な相転移物質の非限定的な例には、ノースカロライナ州ウィンストンサレムのフリスビーテクノロジーズ(Frisby Technologies)からのサーマソーブ(Thermasorb:登録商標)83がある。代替実施形態では、ケーシング90は、熱保護材料で構成されてもよい。この目的に好適な相転移物質の非限定的な例には、ポリウレタンがある。この実施形態はまた、モータなし分配手段30、例えばばね作動ポンプなどで、効果組成物を布地物品乾燥機の中へ放出するように設計されている。更にまた、この実施形態は、帯電効果組成物を乾燥機の中へ放出するように設計されているが、静電スプレーなしのより経済的な器具を構成することを望む場合、高圧電源200及び帯電化構成要素70は、省略可能である。
器具1が(図1に示すような)オン/オフ・スイッチ21により作動されると、電子品80は、ポンプ及び高圧電源200などの分配手段30を活性化させることができる。ポンプが活性化されると、効果組成物は、貯槽10から、導管20及びポンプ30を経て、配管20を通ってフィルター120へ流れ、ノズル50に入る。ノズル50において、効果組成物は、高圧電源200に接続されたワイヤ70を通して帯電されて、静電スプレーを創り出す。
図8に示される布地物品処理装置が、本発明の更なる実施形態を表わす。この実施形態では、効果組成物の供給源(図示せず)は、家庭用水源であり、導管20を通ってノズル50へ配水されて、これにより効果組成物が布地物品乾燥機260の内部へ放出される。
図9の実施形態は、図6の器具1と類似方法で運用される。この実施形態では、器具1は、布地物品乾燥機扉110に組み込まれて、機器扉の簡単な交換により布地物品乾燥機へ直ちに組込み可能であるようになっている。これにより、統合装置の便利さが提供されるが、図8に示される統合装置に必要とされるような変更の大きさではない。電池100はアクセスパネル300により直ちに交換可能であり、及び効果組成物の供給源10用の開口部は、ドライヤー扉110の外部を経由してアクセスされる。
図10の器具は、図9に示される器具と類似方法で運用される。この器具では、電子品基板80が、ペルチエ効果を利用した熱電モジュール310により冷却される。電源100は、家庭用電流源を利用して、熱電モジュール310に電力供給しており、熱は、電子品基板80からドライヤー扉110の外側表面へ運び去られる。ペルチエ効果を利用する熱電冷却器の1つの好適な例には、ニューハンプシャー州ナシュダのフェロテックアメリカル社(Ferrotec Americal Corporation)から入手可能なモデル6302/127/060AXがある。
図1及び図2に示すような器具1を使用する非限定的な例においては、処理の必要な布地物品が、布地物品乾燥機(図示せず)の中に置かれる。乾燥機のドラムが、通常方法で活性化される。操作者は、回転開始直後に、器具上のオン/オフ・スイッチ21を短時間押し下げるだけである。オン/オフ・スイッチ21は、電子品80を活性化して、電池100が電線70を通してポンプモータ60に接続される。
この特定例では、無帯電の効果組成物が、貯槽10から器具1を経て導管20へ通り、ポンプ30及び導管20を通って送出され、ここでノズル50から衣服及び/又はドラム内へ放出される。効果組成物は、ミストの形態でノズル50から放出される。一般に、効果組成物を適用する時間は、サイクルの選択及び負荷の大きさにもよるが、約0.5〜約120分の間であり得る。効果組成物が布地物品受入れ容積内へ供給されている間、ファンが運転されて、布地物品受入れ容積内の空気を循環することができる。
図11〜図14は、布地物品処理器具1の代替実施形態を示す。布地物品処理器具1は、2つのハウジングすなわち囲い、内側又は内ハウジングと外側又は外ハウジングを備える。内ハウジング230は、布地物品乾燥機の内部に配置される。外ハウジング220は、布地物品乾燥機の外側に配置される。布地物品処理器具1の内ハウジング230と外ハウジング220は、相互に連通する。内ハウジング230と外ハウジング220の間の連通の非限定的な例には、電気通信(内及び外ハウジング間で電気信号が送信される)と、組成物移送連通(すなわち、外及び内ハウジング間で効果組成物が移送される)と、温度連通(すなわち、外及び内ハウジング間で温度差が伝達され、その非限定的な例は、効果組成物が一方のハウジング内で加熱されて他方のハウジングへ移送されるものである)とが含まれる。内ハウジング230と外ハウジング220は、互いに連結されてもよい。内及び外ハウジングを連結する非限定的な手段には、フラットケーブル、電線、及び/又は導管340(その非限定的な例は、外及び内ハウジング間で効果組成物を移送するための導管である)が含まれる。内ハウジング230は、取付けストラップ210により布地物品乾燥機の閉止構造に取り付けられてもよい。
外ハウジング220は、布地物品乾燥機扉の外面上に取付け可能であるが、いかなる外部表面上に取り付けられてもよく、その非限定的な例には側壁、上部壁、上部開口蓋の外面などが含まれ、また布地物品乾燥機から離れた壁又は他の家構造も含まれる。更に内ハウジング230は、布地物品乾燥機のいかなる内部表面上に取り付けられてもよく、例えば、扉の内面、図14に示されるように閉止扉110の内面125と外面127の間、布地物品乾燥機のドラム、後ろ壁、上部開口蓋の内面などが挙げられるが、これらに限定されない。
内部及び外ハウジングは、当業者によく知られた材料で構成されてもよい。そのような材料の非限定的な例には、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリカーボネート類、ポリエチレン、及びこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されないポリマー材料と、エナメルコーティング金属が含まれるがこれに限定されない金属とが挙げられる。
外ハウジング220は、外部表面に永久的に取り付けられても、又は取外し可能に取り付けられてもよい。同様に、囲い20は、内部表面に永久的に取り付けられても、又は取外し可能に取り付けられてもよい。
内ハウジング230と外ハウジング220は、相互に連通する。内ハウジング230と外ハウジング220は、互いに連結されてもよい。内ハウジング220と外ハウジング230を連結する非限定的な例には、図9〜図12に示されるようなフラットケーブル340(また、「リボンケーブル」と呼ばれることもある)の使用、電線、織物又は不織布のシースの中に入れられた電線又は組の電線、導管(その非限定的な例は効果組成物用導管である)、又はこれらの組み合わせが含まれ得る。織物又は不織布のシースは、内ハウジング230及び外ハウジング220を取り付ける手段としても使用してもよい。内ハウジング230と外ハウジング220は、電線及び/又はハウジング連結体への不必要な張力を減少するために、重力釣合わせの手段を提供するように使用されてもよい。内ハウジング230と外ハウジング220の間の通常の重量比は、一般に、約1:14〜約14:1である。内ハウジング230と外ハウジング220はまた、電気的及び/又は流体的連通をしていてもよい。効果組成物用の貯槽10,熱に敏感な構成要素を保護するための手段(1つの非限定的な手段は内ハウジング230である)、ポンプ30、及び放出ノズル50も存在する。ポンプ30はモータ60を含んでもよい。電源200もまた含まれてもよい。追加の電子構成要素80も含まれてもよい。
プロセスでの使用のために選定される特定の効果組成物は、特定の所望の効果次第で大幅に変化可能である。しかし、効果組成物は、種々の布地物品タイプにわたって効果的であり得る成分を含有する。効果組成物は、例えば、「ドライクリーニング」だけの布地物品と、従来型の洗濯作業(すなわち、家庭での洗濯及び乾燥サイクル)に引き続いて著しい皺取り操作を通常必要とする純綿ドレスシャツとに好適であってもよい。
また、望ましい効果組成物及び処理サイクルなどをユーザーが選定することを助ける非言語的な暗示が、布地物品処理装置及び/又は器具1の中に存在してもよく、並びに、器具、効果組成物の供給源10、説明書、及び布地物品処理装置及び/又は器具1に関連付けられたような他の物品の内の1つ以上に存在してもよい。理論に束縛されるものではないが、これらの非言語的な暗示は、布地物品処理装置の運転を簡単にし、したがって、装置の便利さをユーザーに提供すると考えられている。非言語的な暗示は、視覚的、聴覚的、触覚的、又は振動的な信号であってもよく、あるいはこれらの信号の組み合わせを含んでもよい。非言語的な暗示の非限定的な例として、赤/緑の光(停止/進行信号)280、色付き及び/又は点滅光、流体レベルを表示する貯槽上の窓290、アイコン、ビープ音、警笛、ゴム状の握りなどが挙げられる。視覚暗示の例は、電池のアイコンであって、これが、ユーザーへの電池交換必要性の表示として器具のディスプレイ上に存在してもよい。別の例では、触覚暗示が、器具のゴム状部分を含んで、ユーザーが器具を快適に把持可能な場所を示してもよい。
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、その他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
本発明の詳細説明の中で引用した全ての文献を、関連部分において、参考として本明細書に組み込む。いかなる文献の引用も、それが本発明に関する先行技術であると承認したとして解釈されるべきでない。
本発明により作成された器具の正面図。 図1の器具の線2−2に沿う断側面図。 本発明の器具の代替実施形態の、図1の線2−2に沿う断側面図。 本発明の器具の代替実施形態の、図1の線2−2に沿う断側面図。 本発明の器具の代替実施形態の、図1の線2−2に沿う断側面図。 代替実施形態の、図1の線2−2に沿う断側面図。 本発明に従って布地物品を処理するための装置の一実施形態。 本発明に従って布地物品を処理するための装置の別の実施形態。 本発明の代替実施形態による器具の分解図。 本発明の代替実施形態による器具の分解図。 本発明に従って作成された布地物品処理器具の別の実施形態の斜視図。 図11の布地物品処理器具の反対の角度からの斜視図。 図11の線3−3に沿って見る、図11の布地物品処理器具の一部を断面にした一側からの立面図。 図11の線4−4に沿って見る、図11の布地物品処理器具の内ハウジング部分の一部を断面にした一側からの立面図。 本発明に従って使用が可能な熱電冷却の概略図。

Claims (15)

  1. 布地を処理するための装置であって:
    a)布地物品乾燥機と、
    b)熱に敏感な構成要素を熱的に保護するための手段を含むことを特徴とする布地物品処理器具であって、前記布地物品乾燥機の中に効果組成物が分配されるような方法で前記布地物品乾燥機に関連付けられている布地物品処理器具と、
    を備える装置。
  2. 前記布地物品処理器具が、前記布地物品乾燥機に統合され、前記布地物品乾燥機から分離し、又はこれらの組み合わせとなっている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記布地物品処理器具が、布地物品乾燥機と共に使用するのに好適な閉止構造と一体である、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 布地物品処理器具であって:
    a)効果組成物の1つ以上の供給源と、
    b)分配手段と、
    c)熱保護のための1つ以上の手段と、
    を含むことを特徴とする処理器具。
  5. 電源を更に含む請求項4に記載の器具。
  6. 前記効果組成物の供給源が、貯槽、カートリッジ、ポーチ、又はこれらの組み合わせである、請求項4又は5に記載の器具。
  7. 前記分配手段はポンプであり、前記ポンプが:
    a)入口部及び排出部を含む導管と、
    b)前記導管の前記排出部に連結されたノズルと、
    c)任意に、フィルターと、
    を備えるものである、請求項4〜6のいずれかに記載の器具。
  8. 熱保護のための前記手段が、25℃において約0〜約5W/(m・℃)の熱伝導率を有する材料を含む、請求項4〜7のいずれかに記載の器具。
  9. 熱保護のための前記手段が、第一、第二、及び第三の層を含み、前記第一の層が前記第二の層に隣接し、前記第二の層が前記第三の層に隣接し、前記第一の層及び前記第三の層が前記第二の層に対して外側にある関係で位置し、前記第二の層が25℃において約0〜約5W/(m・℃)の熱伝導率を有し、好ましくは前記第二の層が気体、固体、液体、又はこれらの組み合わせを含むものである、請求項4〜8のいずれかに記載の器具。
  10. 熱保護のための前記手段が、当該器具の1つ以上の構成要素及び効果組成物と熱的に連通している導管を含み、前記効果組成物が、当該器具の1つ以上の構成要素に熱保護をもたらすように前記導管に関連付けられている、請求項4〜9のいずれかに記載の器具。
  11. 熱保護のための前記手段が、全体的又は部分的に相転移物質からなる、請求項4〜10のいずれかに記載の器具。
  12. 熱保護のための前記手段が熱電冷却を含む請求項4〜11のいずれかに記載の器具。
  13. 布地物品を処理するための方法であって:
    a)熱保護手段を含むことを特徴とする布地物品処理器具を準備すること、
    b)布地物品乾燥機を準備すること、
    c)処理が必要な布地物品を前記布地物品乾燥機の中に置くこと、及び
    d)前記布地物品処理装置を運転すること、
    を含む方法。
  14. 1つ以上の非言語的暗示を装置のユーザーに提供することを更に含む請求項13に記載の方法。
  15. 布地物品乾燥機内で布地物品を処理するための器具であって:
    a)効果組成物の1つ以上の供給源と、
    b)モータの無い分配手段と、
    c)熱保護のための手段と、
    を含むことを特徴とする器具。
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