JPH0433698A - 衣類乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、衣類に液体状の仕上げ剤を噴霧する仕上げ剤
投入装置を備えた衣類乾燥機に関する。

従来の技術 近年、生活の合理化を図るために衣類乾燥機が広く使用
され、なかでも乾燥性能が良い回転ドラム式が主流とな
っている。

従来、この種の衣類乾燥機は特開昭６８−ｆ　２４４９
３号公報に示すような構成が一般的であった。

以下、その構成について第６図および第７図を参照しな
がら説明する。

図に示すように、本体１内に回転ドラム２を回転自在に
配設し、この回転ドラム２の開口部を覆うように蓋３を
設けている。前記回転ドラム２はモータ６によって駆動
され、またモータ６はファン５を回転させる。ヒータ４
によって空気は加熱され、ファン５によって回転ドラム
２内に熱風として送風され、回転ドラム２内の衣類の乾
燥がなされている。乾燥した後に衣類を取り出すとしわ
が発生していたり、化学繊維の衣類では静電気の発生に
より放電する。このため使用者に不快感を与えることが
ある。これを取り除くために、仕上げ剤投入装置７を配
設することが試みられいるが、この仕上げ剤投入装置７
は超音波発信回路８により振動子９を駆動して液体を霧
状にさせ、風胴１ｏに噴霧させて回転ドラム２内に送る
ようになっている。また簡易的な手段として、仕上げ剤
が収納されたパック１１を回転ドラム２の内壁に取り付
けることもなされていた。

発明が解決しようとする課題 このような従来の衣類乾燥機に用いる仕上げ剤投入装置
７では、超音波発信回路９を用いているので構造が複雑
であシ、コストも高くなる。また、液体を霧状にさせ、
風胴１ｏ内に噴霧させていたので、仕上げ剤が洞１０の
内壁に付着して有効に回転ドラム２内に導かれなく、衣
類にも浸透されない。また、仕上げ剤が収納されたパッ
ク１０を使用する手段では、最初からパック１１を回転
ドラム２の内壁に取り付けなければならなく、手間がか
かり、維持費も高くなるなどの問題があった。

本発明は上記課題を解決するもので、被乾燥物の仕上げ
効果を良くし経済的で取扱いのしやすい衣類乾燥機およ
び仕上げ剤投入装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、第１の課題解決手
段は、回転ドラム内に収容された衣類に液体状の仕上げ
剤を噴霧する仕上げ剤投入装置を備え、この仕上げ剤投
入装置は回転ドラム内に直接噴霧する位置に配設した構
成としており、第２の課題解決手段は、液状の仕上げ剤
を収納する容器と、この容器内に挿入し仕上げ剤を吸引
する吸引管と、この吸引管に接続されたノズルと、この
ノズルに圧縮空気を送風するダイヤフラムと、このダイ
ヤフラムを振動させる駆動手段からなる構成としたもの
であり、第３の課題解決手段は、仕上げ剤投入装置を蓋
の内側に配設した構成としたものであり、第４の課題解
決手段は、仕上げ剤投入装置を回転ドラムを支承するド
ラム前板と本体の外部との間に配設した構成としたもの
であシ、第５の課題解決手段は、仕上げ剤投入装置は、
液体の薬剤を収容する容器と、この容器に噴霧ノズルと
連結した吸引管とを有し、この吸引管の下端面と容器の
底面との間に隙間を有する構成としたものであり、第６
の課題解決手段は、仕上げ剤投入装置の駆動手段を制御
する制御回路によって仕上げ剤を噴霧するタイミングを
選択するように構成したものであシ、さらに第７の課題
解決手段は、温度を検知する温度検知手段により検出さ
れた温度と設定値を比較する比較手段と、この比較手段
によって得られた情報にもとずいて通電時間を設定する
演算手段と、この演算手段の信号により作動する制御手
段とからなる制御回路を備えた構成としたものである。

作用 上記した本発明の第１の課題解決手段の作用は、仕上げ
剤投入装置は回転ドラム内に直接噴霧する位置に配設し
ているので、衣類に直接噴霧させることができるもので
あシ、本発明の第２の課題解決手段の作用は、容器内の
仕上げ剤を吸引管に接続されたノズルに圧縮空気を送っ
て噴霧するものであシ、被乾燥物に直接吹きつけること
ができ、本発明の第３の課題解決手段の作用は、仕上げ
剤投入装置を蓋の内側に配設しているので、蓋を開いた
ときに着脱ができるものであシ、本発明の第４の課題解
決手段の作用は、仕上げ剤投入装置をドラム前板と本体
の外部との間に配設しているので、衣類に直接噴霧させ
ることができるものであり、本発明の第５の課題解決手
段の作用は、噴霧ノズルと連結した吸引管の下端面と容
器の底面との間に隙間を有しているので、一定量の仕上
げ剤を常に容器内に入れておくことができ、また、本発
明の第６の課題解決手段の作用は、仕上げ剤を噴霧する
タイミングを選択する制御回路を有しているので、衣類
の仕上がシ状態に合致した乾燥の途中で仕上げ剤を噴霧
することができさらに、本発明の第７の課題解決手段の
作用は、回転ドラム内の温度を検知しているので、乾燥
温度に応じて仕上げ剤を噴霧するタイミングを自動的に
選択できる。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。なお、本実施例において、前述の従来例に示し
たものと同一構成部品には同じ符号を付し、その説明は
省略する。

第１図、第２図および第３図は、本発明の第１゜第２．
第３．第４および第５の課題解決の手段に係わる実施例
を示したものである。

図に示すように、本体１内に回転ドラム２を回転自在に
配設し、この回転ドラム２の開口部を覆うように蓋３を
設けている。仕上げ剤投入装置１２は、液状の仕上げ剤
１３を収納する容器１４と、圧縮空気により噴霧させる
ノズル１６と、空気を圧縮するダイヤフラム１６と、こ
のダイヤフラム１ｅを振動させるマイクロモータ１７と
からなっておシ、このマイクロモータ１了の軸１８の先
端は偏芯しており、回転によυダイヤフラム１６を振動
させるようになっている。前記容器１４内の仕上げ剤１
３をノズル１６によって吸引管１９から吸い上げて噴霧
させるようになっている。この吸引管１９の下端面と容
器１４の底面との間に隙間Ｃをもたせ、容器１４に一定
量の仕上げ剤１３を常に入れておくようにしている。こ
の仕上げ剤投入装置１２は回転ドラム２内に直接噴霧す
る位置に設けており、すなわち、第１図においては前記
回転ドラム２の開口部を覆う蓋３の内側に配設したもの
であり、第２図においては回転ドラム２を支承するドラ
ム前板２０と本体前板２１の間に配設している。

上記構成において動作を説明すると、回転ドラム２内に
衣類を投入して乾燥すると、乾燥工程の途中においてマ
イクロモータ１７を作動させて、ダイヤフラム１６を振
動させて空気を圧縮し、圧縮空気によりノズル１６から
液状の仕上げ剤１３を噴霧させる。

このように本発明の実施例の衣類乾燥機によれば、仕上
げ剤投入装置１２は回転ドラム２の開口部を覆う蓋３の
内側に設け、また、ドラム前板２ｏと本体前板２１との
間に配設しているので、衣類に仕上げ剤１３を直接にか
つ効果的に噴霧させることかできる。

また、前記容器１４内に一定量の仕上げ剤１３を常に入
れておく構成としたことにより、容器１４内で仕上げ剤
１３が凝固してノズ／Ｌ／１５の穴が詰まるという故障
がなくなる。さらに、仕上げ剤は一般に市販されている
溶剤のものであればどんなものでも使用できるので、用
途に応じて選択できる。

第４図および第５図は、本発明の第６および第７の課題
解決の手段に係わる一実施例を示したものである。本実
施例の特徴的構成は仕上げ剤投入装置のマイクロモータ
１７（駆動手段）を運転制御する制御回路にある。すな
わち、マイクロモータ１７を運転制御する制御回路２２
は、温度にょシ抵抗値が変化する温度センサー２３と、
この温度センサー２３の検知する温度検知手段２４と、
マイクロコンピュータ２６と、制御手段２６とによって
構成されている。マイクロコンピュータ２６は温度比較
手段２７と演算手段２８を有し、あらかじめ決められた
設定値と温度検知手段２４の信号とを温度比較手段２７
によって選択し演算手段２８に情報を送シ、そして、制
御手段２６に信号を送るものである。

一般に回転ドラム式の衣類乾燥機によって乾燥するとき
の回転ドラム２内の温度と乾燥時間のグラフ（乾燥率曲
線）は第５図に示すようになシ、乾燥率曲線の温度勾配
が急激に変わるある点をあらかじめ設定するようにして
いる。

上記構成において動作を説明すると、回転ドラム２内に
衣類を投入して乾燥すると、温度センサー２３が回転ド
ラム２内の乾燥温度を把握し、温度検知手段２４によっ
て検知され、あらかじめ決められた設定値と温度検知手
段２４の信号とを温度比較手段２７によって選択し、演
算手段２８に情報を送り、そして、マイクロコンピュー
タ２５が制御手段２６に信号を送り、この制御手段２６
から出力される制御信号によってマイクロモータ１７を
作動させて、ダイヤフラム１６を振動させ圧縮空気によ
り仕上げ剤１３を噴霧させる。

マイクロモータ１７を作動させるタイミングとして、予
熱乾燥から恒率乾燥域に設定すれば、前前記仕上げ剤１
３が水に可溶性のものの場合は、被乾燥物に含まれてい
る水に仕上げ剤１３が溶けて希釈され、乾燥中の攪拌効
果で仕上げ剤１３が衣類に均一に浸透され、また、マイ
クロモータ１７を作動させるタイミングとして、減率乾
燥域に設定すれば、乾燥中の衣類は殆ど水分が含まれて
いないので、シリコーンなどの澄水性の仕上げ剤１３に
適しておシ、この方法によれば衣類の撥水加工もできる
ようになる。

また、マイクロモータ１７を作動させるタイミングとし
て、乾燥中のある時期において間欠的に行えば、仕上げ
剤１３の衣類への浸透をよシ均一にすることができる。

なお、本実施例の制御回路２２は、マイクロモータ１Ｔ
を作動させて、ダイヤフラム１６を振動させて空気を圧
縮し、圧縮空気によりノズル１６から仕上げ剤１３を噴
霧させるものを用いているが、従来例に示すように、超
音波発信回路により振動子で液体を霧状にさせる方式あ
るいは、その他においても駆動手段を有したものであれ
ば応用が可能であり同様な効果かえられる。

発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明によれ
ば本体内に配設した回転ドラムと、この回転ドラムの開
口部を覆う蓋と、ヒータによって加熱された風を前記回
転ドラム内に送風するファンと、このファンおよび回転
ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラム内に収容さ
れた衣類に液体状の仕上げ剤を噴霧する仕上げ剤投入装
置を備え、この仕上げ剤投入装置は回転ドラム内に直接
噴霧する位置に配設しているので、仕上げ剤を効果的に
噴霧させて衣類に均一に浸透させることができ、また、
仕上げ剤投入装置の駆動手段を運転制御する制御回路を
有し、この制御回路は仕上げ剤を噴霧するタイミングを
選択する手段を有しているので、仕上げ剤の特性に合致
したタイミングに仕上げ剤の投入ができるなど、被乾燥
物の仕上げ効果を良くするとともに、経済的で取り扱い
のしやすい衣類乾燥機および仕上げ剤投入装置を提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１〜第５の課題解決手段に係わる一
実施例の衣類乾燥機の縦断面図、第２図は本発明の第６
および第７の課題解決手段に係わる一実施例の衣類乾燥
機の縦断面図、第３図は本発明の第４の課題解決手段に
係わる一実施例の衣類乾燥機の仕上げ剤投入装置の断面
図、第４図は本発明の第６の課題解決手段に係わる一実
施例の衣類乾燥機の仕上げ剤投入装置の制御回路を示す
ブロック図、第５図は衣類乾燥機において衣類を乾燥し
たときの乾燥時間とドラム内温度を示す図、第６図は従
来の衣類乾燥機の縦断面図、第７図は従来の衣類乾燥機
の正面断面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・回転ドラム、３・
・・・・・蓋、４・・・・・・ヒータ、６・・・・・・
ファン、６・・・・・・モータ、１２・・・・・・仕上
げ剤投入装置。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名吟−
ヒーター １−　プアシ 第　２Ｆ１４ 第３図 第　４　図 第５図 戟埃粁°ｒ５う 第　６　籟 第　７　図

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体内に配設した回転ドラムと、この回転ドラム
   の開口部を覆う蓋と、ヒータによって加熱された温風を
   前記回転ドラム内に送風するファンと、このファンおよ
   び回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラム内に
   収容された衣類の仕上げ用の仕上げ剤投入装置を備え、
   この仕上げ剤投入装置は回転ドラム内に直接噴霧する位
   置に配設した衣類乾燥機。
2. （２）仕上げ剤投入装置は、液状の仕上げ剤を収納する
   容器と、この容器内に挿入し仕上げ剤を吸引する吸引管
   と、この吸引管に接続されたノズルと、このノズルに圧
   縮空気を送風するダイヤフラムと、このダイヤフラムを
   振動させる駆動手段を備えた請求項１記載の衣類乾燥機
   。
3. （３）仕上げ剤投入装置は蓋の内側に配設した請求項１
   または２記載の衣類乾燥機。
4. （４）仕上げ剤投入装置は回転ドラムを支承するドラム
   前板と本体の外部との間に配設した請求項１または２記
   載の衣類乾燥機。
5. （５）吸引管の下端面と容器の底面との間に隙間を有し
   た請求項２記載の衣類乾燥機。
6. （６）駆動手段を運転制御する制御回路を有し、この制
   御回路は仕上げ剤を噴霧するタイミングを選択する手段
   を有する請求項１または２記載の衣類乾燥機。
7. （７）温度センサーと、この温度センサーの温度を検知
   する温度検知手段と、この温度検知手段により検出され
   た温度と設定値を比較する比較手段と、この比較手段に
   よって得られた情報にもとずいて通電時間を設定する演
   算手段と、この演算手段の信号により作動する制御手段
   とからなる制御回路を有した請求項６記載の衣類乾燥機
   。