JPH08120557A - 縫製品への薬液均一付与装置 - Google Patents

縫製品への薬液均一付与装置

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JPH08120557A
JPH08120557A JP7041353A JP4135395A JPH08120557A JP H08120557 A JPH08120557 A JP H08120557A JP 7041353 A JP7041353 A JP 7041353A JP 4135395 A JP4135395 A JP 4135395A JP H08120557 A JPH08120557 A JP H08120557A
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chemical liquid
sewn product
rotation
chemical
rotary drum
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JP7041353A
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Genichi Imai
元一 今井
Kazuo Kawanishi
一夫 川西
Kazunari Nakamoto
一成 中元
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縫製品に架橋剤等の薬液を均一に付与するこ
とができる装置を提供する。 【構成】 回転ドラム2は、水平軸回りに回転可能であ
るとともに、内部に縫製品が収容されるものである。モ
ータ1が回転ドラム2を回転させる。噴霧ノズル3,4
が回転ドラム2内に霧化された薬液を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】縫製後の衣類等の繊維製品である
縫製品に薬液を均一に付与する装置に関するものであ
る。なお、本明細書では、薬液とは、形態安定加工のた
めの架橋剤、染料、洗剤、その他の液体状の物質をい
う。
【0002】
【従来の技術】従来から、紡織により得られる1枚のロ
ール状の原反(生地)に対しては、薬液を均一に付与す
る方法や手段が種々提供されている。本発明は、原反に
対して薬液を均一に付与する手段については、対象とし
ていない。
【0003】本発明は、縫製後の衣類等の複雑な立体形
状を有する繊維製品、すなわち、縫製品を対象にして、
この縫製品に薬液を均一に付与する装置に関するもので
ある。
【0004】従来、縫製品に薬液を付与する一般的な方
法として、薬液に縫製品を浸した後に引き上げ、この縫
製品を吊り下げて温風などで乾燥させる方法がある。し
かし、この方法では、薬液は、縫製品が乾くまでに薬液
自体の重量により縫製品の下部の方に流れて来るので、
縫製品の下部に多くの薬液が付着しまい、縫製品に薬液
を均一に付与することができない。
【0005】また、縫製品に薬液を付与する従来の方法
として、薬液に縫製品を浸した後、この縫製品を遠心脱
水機により脱水する方法がある。しかし、この方法で
は、遠心脱水機の円筒内壁面に対して縫製品の布が重な
る場合とそうでない場合が必然的に生ずる。したがっ
て、縫製品に対する薬液の付着状態にむらが生じ、縫製
品に薬液を均一に付与することができない。
【0006】さらに、原反に対して薬液を付与する方法
として、霧吹きを用いて薬液を原反に付与する方法があ
る。この方法を縫製品に薬液を付与する方法として単に
採用した場合、たとえ薬液の均一な霧を発生させること
ができたとしても、平面の1枚布(原反)の場合と違
い、立体構造物である縫製品では表裏(内外)や重なり
のある部分があるので、薬液を縫製品に均一に付与する
ことはできない。
【0007】しかし、薬液を縫製品に対して均一に付与
しなければ、当該薬液の本来の効果を縫製品の全体に発
揮させることができない。
【0008】他の薬液についても同様であるが、特に、
繊維製品に付与する形態安定加工等のための架橋剤は、
繊維に均一に付与しないと防縮性,形態保持性能や風合
いにむらが生じ、当該繊維製品は商品にならないことが
ある。このため、架橋剤は、特に均一に縫製品に付与す
ることが重要である。しかし、今まで、液状の架橋剤を
縫製品に均一に付与する良い方法が見出せていない。し
たがって、従来、液状の架橋剤を用いて繊維製品の形態
安定加工を行うためには、原反に架橋剤を付与せざるを
得ず、種々の不都合(例えば、繊維製品を製作する際
に用いる原反が予め架橋剤を付与したものに限定され、
繊維製品のデザインの自由度が制限されること。予め
架橋剤を付与した原反を長期に保存することができず、
その保存方法にも制約があること。)が生じている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記事情に
鑑みてなされたもので、縫製品に薬液を均一に付与する
ことができる装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による縫製品への薬液均一付与
装置は、水平軸回りに回転可能であるとともに内部に縫
製品が収容される回転ドラムと、該回転ドラムを回転さ
せる回転駆動手段と、前記回転ドラム内に霧化された薬
液を供給する薬液供給手段とを備えたものである。
【0011】本発明の第2の態様による縫製品への薬液
均一付与装置は、前記第1の態様による薬液均一付与装
置において、前面に縫製品出し入れ用の扉を有する筐体
を更に備え、前記回転ドラムが前記筐体内に設けられた
ものである。
【0012】本発明の第3の態様による縫製品への薬液
均一付与装置は、前記第2の態様による薬液均一付与装
置において、前記回転ドラム内の縫製品収容空間は、前
記扉が閉じられたときに実質的に前記縫製品収容空間の
端面側からのみ外部に連通するものである。
【0013】本発明の第4の態様による縫製品への薬液
均一付与装置は、前記第3の態様による薬液均一付与装
置において、前記縫製品収容空間は、前記縫製品収容空
間の端面に位置する部材に形成された複数の細孔を介し
て外部に連通するものである。
【0014】本発明の第5の態様による縫製品への薬液
均一付与装置は、前記第4の態様による薬液均一付与装
置において、前記複数の細孔の開口率は、前記薬液供給
手段による前記霧化された薬液の供給に支障を来さない
程度に小さいものである。
【0015】本発明の第6の態様による縫製品への薬液
均一付与装置は、前記第1乃至第5のいずれかの態様に
よる薬液均一付与装置において、前記薬液供給手段は、
前記薬液を噴霧する1つ又は複数の噴霧ノズルを含むも
のである。
【0016】本発明の第7の態様による縫製品への薬液
均一付与装置は、前記第6の態様による薬液均一付与装
置において、前記薬液供給手段は、薬液を収容する薬液
容器と、前記薬液に吐出圧を生ぜしめるポンプ手段と、
自動開閉弁と、前記薬液容器と前記ポンプ手段との間、
前記ポンプ手段と前記自動開閉弁との間、及び、前記自
動開閉弁と前記噴霧ノズルとの間をそれぞれ接続する管
路手段とを更に含むものである。
【0017】本発明の第8の態様による縫製品への薬液
均一付与装置は、前記第1乃至第5のいずれかの態様に
よる薬液均一付与装置において、前記薬液供給手段は、
薬液を超音波振動により霧化する超音波噴霧器を含むも
のである。
【0018】本発明の第9の態様による縫製品への薬液
均一付与装置は、前記第1乃至第8のいずれかの態様に
よる薬液均一付与装置において、前記回転ドラムが正転
及び逆転を繰り返すように前記回転駆動手段を制御する
回転制御手段を、更に備えたものである。
【0019】本発明の第10の態様による縫製品への薬
液均一付与装置は、前記第9の態様による薬液均一付与
装置において、前記回転ドラムの正転及び逆転時の回転
速度と前記回転ドラムの正転及び逆転の継続時間とを使
用者が設定する回転設定手段を更に備え、前記回転制御
手段は、前記回転設定手段により設定された回転速度及
び継続時間となるように、前記回転駆動手段を制御する
ものである。
【0020】本発明の第11の態様による縫製品への薬
液均一付与装置は、前記第1乃至第10のいずれかの態
様による薬液均一付与装置において、前記回転ドラム内
への前記霧化された薬液の供給と供給休止が繰り返され
るように前記薬液供給手段を制御する薬液供給制御手段
を、更に備えたものである。
【0021】本発明の第12の態様による縫製品への薬
液均一付与装置は、前記第11の態様による薬液均一付
与装置において、前記回転ドラム内への前記霧化された
薬液の供給時間及び供給休止時間を使用者が設定する薬
液供給設定手段を更に備え、前記薬液供給制御手段は、
前記薬液供給設定手段により設定された供給時間及び供
給休止時間となるように、前記薬液供給手段を制御する
ものである。
【0022】本発明の第13の態様による縫製品への薬
液均一付与装置は、前記第1乃至第12のいずれかの態
様による薬液均一付与装置において、前記回転ドラムの
回転速度が、前記回転ドラムの回転による遠心力で前記
回転ドラム内に収容された縫製品が鉛直方向に対して3
0゜から60゜傾斜した位置まで上がるとともにそこか
ら下方へ重力落下する程度の回転速度であるものであ
る。
【0023】本発明の第14の態様による縫製品への薬
液均一付与装置は、円筒の2つの面のうち、一方の面を
細孔を有する壁で覆い、他方の面に物を出し入れする開
口部を設け、この円筒容器を円筒軸を水平方向に置き、
円筒部が円周方向に動力により一定速度で正転,逆転の
回転ができる回転ドラムを構成し、当該円筒容器内に1
つまたは複数の薬液を噴霧する噴霧ノズルを有し、薬液
に吐出圧を生ぜしめるポンプ手段と薬液容器とポンプ手
段を接続するホースとポンプ手段と噴霧ノズルを自動開
閉弁を介して接続するホース類で構成する噴霧手段を有
する当該円筒容器に縫製品を入れ、円筒容器を一定時間
間隔下で正転,逆転を繰り返しながら、噴霧手段で円筒
容器内に一定時間T2噴霧した後、一定時間T3休み、再
度噴霧するサイクルを複数回繰り返す構成としたもので
ある。
【0024】本発明の第15の態様による縫製品への薬
液均一付与装置は、前記第14の態様による薬液均一付
与装置において、回転ドラムの回転速度と正転,逆転の
時間間隔T1,噴霧時間T2及び噴霧休止時間T3の繰り
返しサイクルを設定可能であるものである。
【0025】本発明の第16の態様による縫製品への薬
液均一付与装置は、前記第14の態様による薬液均一付
与装置において、回転速度が回転による遠心力で縫製品
が正転,逆転の回転時に時計の10時10分から11時
5分の針の位置まで上り、そこから底面に重力落下する
程度の回転速度であるものである。
【0026】
【作用】本発明の前記第1乃至第16の態様によれば、
回転ドラム内に縫製品が収容され、回転駆動手段が前記
回転ドラムを回転させながら、薬液供給手段が霧化され
た薬液を前記回転ドラム内に供給する。したがって、前
記回転ドラム内において縫製品が攪拌されながら、薬液
の粒子が縫製品の各部に直接に付着したり、一旦回転ド
ラムの内壁に付着した薬液の粒子が縫製品の各部に付着
したり、縫製品のある部分に付着した薬液の粒子が縫製
品の他の部分に付着したりする。その結果、薬液が縫製
品に均一に付与される。
【0027】そして、前記第2の態様によれば、回転ド
ラムが筐体内に設けられているので、該筐体によって薬
液の外部への飛散が防止され、好ましい。
【0028】ところで、回転ドラム内の縫製品収容空間
を完全に密閉してしまうと、該縫製品収容空間への薬液
供給に伴って必然的に行われるべき排気が行われないの
で、縫製品収容空間への霧化された薬液の供給に支障を
来たしてしまう。
【0029】そこで、縫製品収容空間は外部に連通され
る。しかし、縫製品収容空間の周面側から縫製品収容空
間を外部に連通させると、すなわち、回転ドラムの周壁
に多数の孔を設けてそこから縫製品収容空間を外部に連
通させると、該孔がなければ周壁に付着した後に縫製品
に付着するはずである薬液が外部へ逃げてしまい、薬液
の付着効率(薬液の供給量に対する薬液の縫製品への付
着量の比率)が悪化し、不経済である。この点、前記第
3の態様によれば、縫製品収容空間が実質的にその端面
側からのみ外部に連通しているので、薬液の付着効率が
良く、経済的である。
【0030】縫製品収容空間を実質的にその端面側から
のみ外部に連通させるためには、具体的には、例えば、
前記第4の態様のように、縫製品収容空間の端面に位置
する部材に複数の細孔を形成すればよい。この場合、前
記第5の態様のように、この複数の細孔の開口率を霧化
された薬液の供給に支障を来さない程度に小さくしてお
けば、縫製品収容空間から薬液が外部に一層逃げ難くな
るので、一層経済的である。
【0031】前記薬液供給手段としては、前記第6の態
様のように噴霧ノズルを用いた構成としてもよいし、前
記第8の態様のように超音波噴霧器を用いた構成として
もよい。超音波噴霧器を用いると、噴霧ノズルを用いる
場合に比べて、コストアップを免れないものの、一層均
一で細かい薬液の霧(粒子)を発生させることができる
利点がある。薬液供給手段として、噴霧ノズルを用いる
場合には、具体的には、例えば、前記第7の態様のよう
に、更に薬液容器、ポンプ手段、自動開閉弁及び管路手
段用いることができる。
【0032】また、前記第9及び第14の態様によれ
ば、回転ドラムが正転及び逆転を繰り返すことができる
ので、回転ドラム内に多量の縫製品を収容しても縫製品
が捻れたり絡んだりしなくなり、好ましい。もっとも、
縫製品の量を少なくすれば、回転ドラムを一方方向にの
み回転させてもよい。
【0033】前記第10及び第15の態様によれば、使
用者が回転ドラムの正転及び逆転時の回転速度や回転ド
ラムの正転及び逆転の継続時間を設定することができる
ので、縫製品の種類や量などに応じた適切な運転を行う
ことができる。
【0034】前記第11及び第14の態様によれば、薬
液の供給と供給休止が繰り返されるので、薬液の供給中
に縫製品のある部分や付着した薬液が、薬液の供給休止
中に縫製品の他の部分に行き渡り、また、薬液の供給中
に回転ドラムの内壁に付着した薬液が縫製品に付着し、
これらの動作が繰り返されることにより、薬液が縫製品
に一層均一に付着する。もっとも、本発明では、薬液の
供給のみを継続してもよい。
【0035】前記第12及び第15の態様によれば、使
用者が薬液の供給時間及び供給休止時間を設定すること
ができるので、縫製品の種類や量などに応じた適切な運
転を行うことができる。
【0036】前記第13及び第16の態様によれば、前
記回転ドラムの回転速度が、前記回転ドラムの回転によ
る遠心力で前記回転ドラム内に収容された縫製品が鉛直
方向に対して30゜から60゜傾斜した位置(すなわ
ち、時計の10時10分から11時5分の針の位置)ま
で上がるとともにそこから下方へ重力落下する程度の回
転速度とされているので、回転ドラム内に収容した縫製
品が一層良く攪拌され、したがって、薬液が縫製品に一
層均一に付着する。
【0037】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明による縫製品
への薬液均一付与装置について説明する。
【0038】図1は、本発明の一実施例による縫製品へ
の薬液均一付与装置の構成を模式的に示す説明図であ
る。図2は該薬液均一付与装置の縦断面図であり、図3
は図2中のX−X線に沿った断面図である。
【0039】この薬液均一付与装置は、図1乃至図3に
示すように、水平軸回りに回転可能であるとともに内部
に縫製品が収容される回転ドラム2を有している。
【0040】本実施例では、回転ドラム2は円筒容器と
して構成されている。すなわち、図2及び図3に示すよ
うに、回転ドラム2は、筒状の周壁21と、両端壁2
2,23とから構成されている。もっとも、本発明で
は、回転ドラムを多角筒状に構成してもよい。
【0041】周壁21の内側面には、回転ドラム2内に
収容された縫製品を回転ドラム2の回転に従ってすくい
上げる複数のすくい上げ部材27が突設されている。該
複数のすくい上げ部材27は、水平方向(図2中の左右
方向)に延び、互いに円周方向に対して間隔をあけて配
置されている。なお、本実施例では、当該回転ドラム2
の円筒部壁面21には開口部や孔は全く形成されていな
い。
【0042】そして、この円筒容器の図1中の紙面の向
う側の平面壁面23には、細孔26があけられている。
また、この円筒容器の図1中の紙面の手前側の壁面22
に縫製品を出し入れするための開口部20が形成されて
いる。
【0043】すなわち、図2に示すように、前方の端壁
22には、縫製品を出し入れするための開口部20が形
成されている。なお、該開口部20の周囲に短筒部24
が形成されている。また、図2及び図3に示すように、
後方の端壁23には、回転ドラム2内の縫製品収容空間
25を外部に連通させるための複数の細孔26が形成さ
れている。該細孔26の開口率は、後述する噴霧ノズル
3,4からの霧化された薬液の供給に支障を来さない程
度に小さくされている。
【0044】そして、図1中の紙面の向う側の壁面(円
盤)23の中央には、当該回転ドラム2を支えかつ回転
させるための軸28が固定されている。なお、図2中の
符号29は、補強部材を示す。該軸28には、プーリー
18が固定されている。
【0045】本実施例では、回転ドラム2は、筐体16
内に収容されている。筐体16は薬液が外部に飛散しな
いよう回転ドラム部を囲んでおり、図1に示すように筐
体16の天井部に換気用煙突17を設けている。なお、
図2に示す例では、筐体16は、煙突17の代わりに、
排気ダクトを接続するための排気口17aを背面に有し
ている。
【0046】図2に示すように、筐体16の前面(前
壁)には、回転ドラム2の開口部20に対応する位置
に、縫製品出し入れ用の扉30が設けられている。該扉
30を開けることによって、回転ドラム2内に縫製品を
投入したり、回転ドラム2内から縫製品を取出したりで
きるようになっている。筐体16は、扉30の周縁に扉
受け部31を有するとともに、該扉受け部31に連続す
る短筒部32を有している。扉30の背部には、扉受け
部31との間を密閉するパッキン33が設けられてい
る。
【0047】そして、図2に示すように、回転ドラム2
の短筒部24が筐体16の短筒部32に周知の軸受け部
材34を介して嵌合され、回転ドラム2の軸28が筐体
16の背面に設けられた軸受け35により支持され、し
たがって、回転ドラム2が筐体2により水平軸回りに回
転可能に支持されている。なお、図2に示すように、短
筒部24,32間を気密に保つため、短筒部24,32
のいずれか一方にのみ固定されたシール部材36が設け
られている。もっとも、このシール部材36を取り除い
て、短筒部24,32間から縫製品収容空間25が外部
に連通するようにしてもよい。また、短筒部32に細孔
を形成し、この細孔を介して縫製品収容空間25が外部
に連通するようにしてもよい。
【0048】また、筐体16の後壁の下方位置には排水
管等が接続される排水口37が設けられている。筐体1
6の下方には、回転ドラム2内から細孔26を介して漏
れ出た薬液を排水口37に案内する案内板38が設けら
れている。
【0049】筐体16内には、回転ドラム2を回転駆動
するモータ1が設けられている。該モータ1のプーリー
19と前記軸28に固定されたプーリー18との間には
ベルト14が巻き掛けられており、モータ1を正転及び
逆転により回転ドラム2が回転するようになっている。
図2中、符号39は、プーリー18,19等を覆う補助
カバーである。
【0050】本実施例では、開口部20より薬液を噴霧
する噴霧ノズル3,4が回転ドラム2内に向かって臨ん
でいる。噴霧ノズル3及び4は、図2に示すように扉3
0に取り付けられているが、取り付け板を介して短筒部
32に取り付けるなど、固定側の任意の部材に対して取
り付けることができる。また、噴霧ノズルの数は限定さ
れず、1つ又は2つ以上の噴霧ノズルを用いてもよい。
図1に示すように、噴霧ノズル3,4は、薬液を収容す
る薬液容器8と、薬液に吐出圧を生ぜしめる加圧用ポン
プ7と、噴霧をON/OFFさせる電磁弁などの自動開
閉弁6と、薬液容器8と加圧用ポンプ7との間を接続す
る配管9と、加圧用ポンプ7と自動開閉弁6との間を接
続する配管11と、自動開閉弁6と噴霧ノズル3,4と
の間を接続する配管5と共に、回転ドラム2内に霧化さ
れた薬液を供給する薬液供給手段を構成している。
【0051】本実施例による薬液均一付与装置は、図1
に示すように、モータ1を制御して回転ドラム2の回転
を制御するとともに、加圧用ポンプ7及び自動開閉弁6
を制御して回転ドラム2内への霧化された薬液の供給を
制御する制御部12を有している。該制御部12は、例
えば、モータ1、加圧ポンプ7及び自動開閉弁6をそれ
ぞれ駆動する駆動回路と、これらの駆動回路を制御する
シーケンスコントローラ又はマイクロコンピュータとか
ら構成される。
【0052】制御部12は、回転ドラム2が正転及び逆
転を繰り返すように、回転ドラム2の回転方向、回転ド
ラム2の回転速度、並びに正転及び逆転の継続時間T1
を制御するべく、信号線13を介してモータ12の回転
を制御する。また、制御部12は、回転ドラム2内への
霧化された薬液の供給と供給休止が繰り返されるよう
に、噴霧時間(供給時間)T2と休止時間T3及びそのサ
イクルを制御するべく、信号線10を介して加圧用ポン
プ7及び自動弁6を制御する。
【0053】前記各時間T1,T2,T3、サイクルタイ
ム及び回転ドラム2の回転スピードは、制御部12に接
続されている入力部(設定部)15により使用者が任意
に設定することができ、制御部12はこれらの設定に従
って前述した制御を行う。なお、本発明では、必ずしも
入力部15を設けなくてもよい。
【0054】次に、前述した薬液均一付与装置の動作に
ついて説明する。
【0055】回転ドラム2内に縫製品が収容され、回転
ドラム2が回転しながら、噴霧ノズル3,4から霧化さ
れた薬液が回転ドラム2内に供給される。したがって、
回転ドラム2内において縫製品が攪拌されながら、薬液
の粒子が縫製品の各部に直接に付着したり、一旦回転ド
ラム2の内壁に付着した薬液の粒子が縫製品の各部に付
着したり、縫製品のある部分に付着した薬液の粒子が縫
製品の他の部分に付着したりする。その結果、薬液が縫
製品に均一に付与される。
【0056】そして、本実施例では、回転ドラム2が筐
体16内に設けられているので、筐体16によって薬液
の外部への飛散が防止され、好ましい。
【0057】ところで、縫製品収容空間25の周面側か
ら縫製品収容空間25を外部に連通させると、すなわ
ち、回転ドラム2の周壁21に多数の孔を設けてそこか
ら縫製品収容空間25を外部に連通させると、該孔がな
ければ周壁25の付着した後に縫製品に付着するはずで
ある薬液が外部へ逃げてしまい、薬液の付着効率(薬液
の供給量に対する薬液の縫製品への付着量の比率)が悪
化し、不経済である。この点、本実施例では、縫製品収
容空間25が実質的にその端面側からのみ、すなわち、
本例では回転ドラム2の後方の端壁23の複数の細孔2
6からのみ、外部に連通しているので、薬液の付着効率
が良く、経済的である。
【0058】そして、本実施例では、複数の細孔26の
開口率が、霧化された薬液の供給に支障を来さない程度
に小さくされているので、縫製品収容空間25から薬液
が外部に一層逃げ難くなるので、一層経済的である。
【0059】また、本実施例では、回転ドラム2が正転
及び逆転を繰り返すので、回転ドラム2内に多量の縫製
品を収容しても縫製品が捻れたり絡んだりしなくなり、
好ましい。もっとも、縫製品の量を少なくすれば、回転
ドラム2を一方方向にのみ回転させてもよい。
【0060】また、本実施例では、薬液の供給と供給休
止が繰り返されるので、薬液の供給中に縫製品のある部
分に付着した薬液が、薬液の供給休止中に縫製品の他の
部分に行き渡り、また、薬液の供給中に回転ドラム2の
内壁に付着した薬液が縫製品に付着し、すなわち、供給
された薬液が供給休止中に縫製品に良くなじみ、これら
の動作が繰り返されることにより、薬液が縫製品に一層
均一に付着する。もっとも、本発明では、薬液の供給の
みを継続してもよい。
【0061】さらに、本実施例では、使用者が回転ドラ
ム2の正転及び逆転時の回転速度や回転ドラム2の正転
及び逆転の継続時間T1、薬液の供給時間T2及び供給休
止時間T3等を、入力部15によって設定することがで
きるので、縫製品の種類や量などに応じた適切な運転を
行うことができる。例えば、時間T1が10〜15秒,
時間T2が3分,時間T3が7分,薬液の供給と供給休止
のサイクルが2〜3サイクルで、縫製品への薬液の良好
な付与が得られる。
【0062】なお、回転ドラム2の回転速度は、回転ド
ラム2の回転による遠心力で回転ドラム2内に収容され
た縫製品が鉛直方向に対して30゜から60゜傾斜した
位置(すなわち、時計の10時10分から11時5分の
針の位置)(図3を参照すると、回転ドラム2の正転時
にはA位置からB位置、回転ドラム2の逆転時にはC位
置からD位置)まで上がるとともにそこから離れて下方
へ重力落下する程度の回転速度とすることが、好まし
い。こうすることにより、回転ドラム2内に収容した縫
製品が一層良く攪拌され、したがって、薬液が縫製品に
一層均一に付着する。
【0063】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は前記実施例に限定されるものではない。
【0064】例えば、薬液供給手段に関しては、薬液の
噴霧の方法には、薬液に圧力をかけこれを噴霧ノズルよ
り噴出させる方法と吹き出す圧縮空気のベンチュリー効
果より薬液を吸い込み霧化噴出する方法とがあるが、ど
ちらの方法を採用したものでもよい。また、薬液供給手
段として、前記実施例のように噴霧ノズルを用いた構成
の代わりに、薬液を超音波振動により霧化する周知の構
成の超音波噴霧器を用いた構成としてもよい。超音波噴
霧器を用いると、噴霧ノズルを用いる場合に比べて、コ
ストアップを免れないものの、一層均一で細かい薬液の
霧(粒子)を発生させることができる利点がある。薬液
が形態安定加工に用いる架橋剤である場合、粘度の高い
液を含むこともあるので、それに合わせた噴霧方法を採
用すればよい。
【0065】なお、薬液としては、形態安定加工のため
の架橋剤、染料、洗剤、その他の任意の液体状の物質を
採用することができる。
【0066】前記架橋剤としては、メラミン系、グリオ
キザール系、尿素−ホルマリン系等のアミノ樹脂あるい
はエポキシ系樹脂、イソシアネート系樹脂、エチレンイ
ミン系樹脂等の架橋剤を挙げることができる。具体的に
は、前記架橋剤として、(1)住友化学工業株式会社か
ら提供されている「スミテックス レジン NS−20
0」と称する、特殊変性型のジメチロールジヒドロキシ
エチレンウレア系のセルロース架橋剤、(2)コタニ化
学工業株式会社から提供されている「クインセッター
G−N NEW」と称するグリオキザール系の反応レジ
ンを用いることができる。
【0067】本発明による薬液均一付与装置により液状
の架橋剤をセルロース系の綿,麻その他の縫製品に均一
に付与することによって、初めて液状の架橋剤を用いて
縫製品を形態安定加工することができる。このため、架
橋剤により形態安定加工を施す場合であっても、繊維製
品を製作する際に用いる原反が限定されず、繊維製品の
デザインの自由度が大きくなり、また、原反の保存方法
にも制約がなくなる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、縫製品に均一に薬液を
付与することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による縫製品への薬液均一付
与装置の構成を模式的に示す説明図である。
【図2】図1に示す薬液均一付与装置の縦断面図であ
る。
【図3】図2中のX−X線に沿った断面図である。
【符合の説明】
1 モータ 2 回転ドラム 3,4 噴霧ノズル 5,9,11 配管 6 自動開閉弁 7 加圧用ポンプ 8 薬液容器 10,13 信号線 12 制御部 14 ベルト 15 入力部 16 筐体 18,19 プーリ 20 開口部 30 扉

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平軸回りに回転可能であるとともに内
    部に縫製品が収容される回転ドラムと、該回転ドラムを
    回転させる回転駆動手段と、前記回転ドラム内に霧化さ
    れた薬液を供給する薬液供給手段とを備えたことを特徴
    とする縫製品への薬液均一付与装置。
  2. 【請求項2】 前面に縫製品出し入れ用の扉を有する筐
    体を更に備え、前記回転ドラムが前記筐体内に設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載の縫製品への薬液均一
    付与装置。
  3. 【請求項3】 前記回転ドラム内の縫製品収容空間は、
    前記扉が閉じられたときに実質的に前記縫製品収容空間
    の端面側からのみ外部に連通することを特徴とする請求
    項2記載の縫製品への薬液均一付与装置。
  4. 【請求項4】 前記縫製品収容空間は、前記縫製品収容
    空間の端面に位置する部材に形成された複数の細孔を介
    して外部に連通することを特徴とする請求項3記載の縫
    製品への薬液均一付与装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の細孔の開口率は、前記薬液供
    給手段による前記霧化された薬液の供給に支障を来さな
    い程度に小さいことを特徴とする請求項4記載の縫製品
    への薬液均一付与装置。
  6. 【請求項6】 前記薬液供給手段は、前記薬液を噴霧す
    る1つ又は複数の噴霧ノズルを含むことを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の縫製品への薬液均一付
    与装置。
  7. 【請求項7】 前記薬液供給手段は、薬液を収容する薬
    液容器と、前記薬液に吐出圧を生ぜしめるポンプ手段
    と、自動開閉弁と、前記薬液容器と前記ポンプ手段との
    間、前記ポンプ手段と前記自動開閉弁との間、及び、前
    記自動開閉弁と前記噴霧ノズルとの間をそれぞれ接続す
    る管路手段とを更に含むことを特徴とする請求項6記載
    の縫製品への薬液均一付与装置。
  8. 【請求項8】 前記薬液供給手段は、薬液を超音波振動
    により霧化する超音波噴霧器を含むことを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の縫製品への薬液均一付
    与装置。
  9. 【請求項9】 前記回転ドラムが正転及び逆転を繰り返
    すように前記回転駆動手段を制御する回転制御手段を、
    更に備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか
    に記載の縫製品への薬液均一付与装置。
  10. 【請求項10】 前記回転ドラムの正転及び逆転時の回
    転速度と前記回転ドラムの正転及び逆転の継続時間とを
    使用者が設定する回転設定手段を更に備え、前記回転制
    御手段は、前記回転設定手段により設定された回転速度
    及び継続時間となるように、前記回転駆動手段を制御す
    る、ことを特徴とする請求項9記載の縫製品への薬液均
    一付与装置。
  11. 【請求項11】 前記回転ドラム内への前記霧化された
    薬液の供給と供給休止が繰り返されるように前記薬液供
    給手段を制御する薬液供給制御手段を、更に備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の縫製
    品への薬液均一付与装置。
  12. 【請求項12】 前記回転ドラム内への前記霧化された
    薬液の供給時間及び供給休止時間を使用者が設定する薬
    液供給設定手段を更に備え、 前記薬液供給制御手段は、前記薬液供給設定手段により
    設定された供給時間及び供給休止時間となるように、前
    記薬液供給手段を制御する、ことを特徴とする請求項1
    1記載の縫製品への薬液均一付与装置。
  13. 【請求項13】 前記回転ドラムの回転速度が、前記回
    転ドラムの回転による遠心力で前記回転ドラム内に収容
    された縫製品が鉛直方向に対して30゜から60゜傾斜
    した位置まで上がるとともにそこから下方へ重力落下す
    る程度の回転速度であることを特徴とする請求項1乃至
    12のいずれかに記載の縫製品への薬液均一付与装置。
  14. 【請求項14】 円筒の2つの面のうち、一方の面を細
    孔を有する壁で覆い、他方の面に物を出し入れする開口
    部を設け、この円筒容器を円筒軸を水平方向に置き、円
    筒部が円周方向に動力により一定速度で正転,逆転の回
    転ができる回転ドラムを構成し、当該円筒容器内に1つ
    または複数の薬液を噴霧する噴霧ノズルを有し、薬液に
    吐出圧を生ぜしめるポンプ手段と薬液容器とポンプ手段
    を接続するホースとポンプ手段と噴霧ノズルを自動開閉
    弁を介して接続するホース類で構成する噴霧手段を有す
    る当該円筒容器に縫製品を入れ、円筒容器を一定時間間
    隔下で正転,逆転を繰り返しながら、噴霧手段で円筒容
    器内に一定時間T2噴霧した後、一定時間T3休み、再度
    噴霧するサイクルを複数回繰り返す構成とすることを特
    徴とする縫製品への薬液均一付与装置。
  15. 【請求項15】 回転ドラムの回転速度と正転,逆転の
    時間間隔T1,噴霧時間T2及び噴霧休止時間T3の繰り
    返しサイクルを設定可能であることを特徴とする請求項
    14記載の縫製品への薬液均一付与装置。
  16. 【請求項16】 回転速度が回転による遠心力で縫製品
    が正転,逆転の回転時に時計の10時10分から11時
    5分の針の位置まで上り、そこから底面に重力落下する
    程度の回転速度であることを特徴とする請求項14記載
    の縫製品への薬液均一付与装置。
JP7041353A 1994-08-29 1995-02-06 縫製品への薬液均一付与装置 Pending JPH08120557A (ja)

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JP6-227206 1994-08-29
JP22720694 1994-08-29
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