JPH04135599A

JPH04135599A - 回転式衣類乾燥機

Info

Publication number: JPH04135599A
Application number: JP2043584A
Authority: JP
Inventors: Yoshitoshi Shimizu; 清水　義利
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-02-24
Filing date: 1990-02-24
Publication date: 1992-05-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、衣類等を洗濯した後、これら衣類等を回転ド
ラムの中に回転し、加熱空気を送り込みながら乾燥する
回転式衣類乾燥機に関する。

［従来の技術］従来、洗濯した衣類等を乾燥する衣類乾燥機としては、
いわゆる回転ドラムの中に洗濯した衣類等を入れ、この
中に加熱空気を送り込みながら回転して乾燥する回転式
衣類乾燥機が知られており、業務用等を含めて広く使用
されている。

一方、ドライクリーニング店等においては、例えばレイ
ンコート等、その衣類等の防水性を高めるため、洗濯し
た衣類等の表面に撥水剤を噴霧して撥水処理することが
広く行われている。

この撥水処理は、一般に、洗濯した衣類等の表面にシリ
コン等を主成分とし、これを溶剤に溶融した撥水剤をス
プレー等を用いて噴霧して散布するものであり、衣類等
の乾燥後、人手によって行われている。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記の従来技術になる撥水処理は、洗濯
した衣類等を乾燥した後、これをハンガー等に掛け、そ
の上からスプレー等を用いて噴霧することから、撥水剤
の噴Ｎ１１散布状態？ご斑が出来たり、人手によるため
作業効率が悪（、大量の処理には適さないという問題点
を介していた。

そこで、本発明の目的は、上記の従来技術における問題
点に鑑み、処理すべき衣類等上に均一に、かつ自動的に
撥水処理が可能であり、かつ、その作業効率も高い回転
式衣類乾燥機を提供することにある。

［課題を解決するための手段］上記の目的は、本発明によれば、内部に乾燥すべき衣類
を収納して回転する回転ドラムと、上記回転ドラムに加
熱空気を送り込む手段と、上記回転ドラムを回転駆動す
る駆動機構と、上記回転ドラムの衣類投入口を開閉する
ために取付けられた開閉扉とを備えた回転式衣類乾燥機
において、撥水剤を加圧して供給するポンプ手段を設け
ると共に、上記開閉扉の内面には、その両側に、供給さ
れる加圧された撥水剤を噴霧するためのノズル手段を取
付け、さらに、上記ノズル手段の撥水剤の噴霧動作を、
Ｉ−記回転ドラムの回転方向に対応しながら、選択的に
切り替えるための制御装置を備えたことを特徴とする回
転式衣類乾燥機によって達成されるものである。

さらに、上記本発明によれば、上記の回転式衣類乾燥機
において、上記制御装置は、さらに、上記加熱空気送込
手段、上記回転駆動機構、そして、上記ノズル手段の動
作を、選択された動作パターンに従って自動的に行う様
に構成されていることを特徴とする回転式衣類乾燥機に
よってもその目的を達成しようとするものである。

［作　　　用コすなわち、上記の回転式衣類乾燥機によれば、回転式衣
類乾燥機において、開閉扉の内面には、その両側に、撥
水剤を噴霧するためのノズル手段を取付け、上記ノズル
手段の撥水剤噴霧動作を、上記回転ドラムの回転方向に
対応しながら適切に、選択的に切り替えることにより、
上記回転ドラムの内部で回転される衣類等の表面に斑な
く均一に、かつ、自動的に散布することが可能となる。

さらに、他の本発明になる回転式衣類乾燥機によれば、
上記制御装置は、さらに、上記加熱空気送込手段、上記
回転駆動機構、そして、上記ノズル手段の動作を、選択
された動作パターンに従って自動的に行う様に構成され
ていることから、自動的に所望の乾燥あるいは乾燥・撥
水処理が無人によって可能となり、これによって、作業
効率も向上することとなる。

［実　施　例］以下、本発明の実施例について、添付の図面を参照しな
がら説明する。

先ず、添付の第２図には本発明になる回転式衣類乾燥ｍ
ｉｏの全体外形が示されており、この図において、立方
体のハウジング１１の前面には円盤状の開閉扉１２が、
開閉可能に蝶番１３によって上記ハウジングｌｌ上に固
定されている。また、図中の符号１４は上記開閉扉１２
を開閉するための取手を、符号１５は台部を、符号１６
は上記円盤状の開閉扉１２に嵌め込まれ、内部を観察可
能にす仝ための円形窓を形成するガラス板を示している
。また、この図には示されていないが、上記ハウジング
１１・及びその台部１５の内部には、その内部に乾燥す
べき衣類を収納して回転する回転ドラム、上記回転ドラ
ムに加熱空気を送り込むためのヒータ、及び上記回転ド
ラムを回転駆動する駆動機構等が設けられている。

そして、立方体のハウジング１１の−に端には、イワゆ
る、装置の動作を行うためのコントロールパネル１７が
取付けられ、さらに、このハウジンク１１の図中右側に
は、防水処理を施すための撥水剤を内蔵したタンク１８
及びそのポンプ１９が一体に構成されて配置されている
。

上記コントロールパネル１７の詳細が第３図に示されて
いる。すなわち、このパネルの左右には、乾燥動作の動
作時間及び噴霧動作の作動時間を設定する乾燥タイマ１
７１及び噴霧タイマ１７２が配列され、これらタイマの
間には「噴霧・乾燥」、「噴霧」、あるいは「乾燥」の
いずれかの動作パターンを選択するための動作パターン
選択スイッチ１７３．１７４、そして１７５が順次配列
されている。

第１図には、上記回転式衣類乾燥［１０の特徴をなす撥
水剤噴霧装置の制御部分を中心として、その概略構成が
ブロック図で示されている。

撥水剤噴霧装置の動作を制御するためのコントローラ２
０には２Ｎ類のタイマ２１，２２が接続されており、こ
れらタイマ２Ｌ２２は、それぞれ、そのカウント時間が
異なっている（タイマ２１ではｔ、タイマ２２ではｔ）
。これらのタイマ２１，２２は、それぞれ、上記第３図
の噴霧タイマ１７２及び乾燥タイマ＋７１に対応してい
る。また、上記コントローラ２０には３個のスイッチｓ
ｗ、ｓｗ、ｓｗが接続され、その動作が選択され得る様
になっている。これら３個のスイッチｓｗ、ｓｗ、ｓｗ
は、それぞれ、上記第３図に示したコントロールパネル
１７上の動作パターン選択用のスイッチ１７３．１７４
．１７５に対応している。そして、このコントローラ２
０は、まず、駆動回路２３を介して、撥水剤を噴霧する
ための、いわゆる噴霧ノズル２４．２５の噴霧動作を制
御する。この駆動回路２３には、上記ハウジング１１の
内部に回転可能に配設された上記の回転ドラム２６の回
転方向を示す信号が接続されている。また、コントロー
ラ２０は、撥水剤を加圧して上記噴霧ノズル２４．２５
に供給する撥水剤加圧ポンプ１９の動作を制御する。

第４図には、上記撥水剤噴霧装置の撥水剤を供給する配
管構造が示されている。図からも明らかな様に、撥水剤
を内蔵したタンク１８の下部から外部に取り出された撥
水剤は、先ず、その下部に配置された撥水剤加圧ポンプ
１９に導かれ、ここで所定の液圧に加圧される。この加
圧された撥水剤は、その後、パイプ２７を通して上記の
噴霧ノズル２４．２５に供給されるが、その一部は圧力
計２８及び手動バルブ２９を介して上記ポンプ１９の入
力側にフィードバックされ、いわゆる液圧調整バイパス
が構成されている。そのため、」二記ポンプ１９から供
給される撥水剤の液圧は一定に保たれるとともに、また
、上記手動バルブ２９によって撥水剤の液圧を調整する
ことが出来る様になっている。

上記噴霧ノズル２４．２５の内部構造が、第５図に示さ
れている（但し、この図には噴霧ノズル２４だけが示さ
れる）。すなわち、この噴霧ノズルは、コア２４１の外
部に設けられたボビン２４２の外周に巻線２４３を巻装
した電磁石と、この電磁石の励磁によってその軸方向に
移動するアーマチャ２４４を備えている。このアーマチ
ャ２４４の先端面は、バネ２４５の働きによってノズル
本体２４６に−・体に形成されたバルブシート２４７に
押し付けられている。

そして、上記の電磁石に電流が流れて励磁されると、上
記アーマチャ２４４が図中左方向に吸引され、バルブシ
ート２４７とアーマチャ２４４の先端面が離れ、この隙
間を通って加圧された撥水剤がノズル本体２４６の先端
に導かれる。

これにより、ノズル本体２４６の先端部に放射状に複数
形成された噴射孔２４８．２４８・・・から高圧で噴射
される。そして、この噴射され撥水剤は、高圧で噴射さ
れて微粒化されて噴霧状になって散布されることとなる
。

次に、上記の噴霧ノズル２４．２５の取付は位置が、第
６図の回転式衣類乾燥機１０の上面断面図に示されてい
る。この図からも明らかな様に、上記の噴霧ノズル２４
．２５は、ノ＼ウジング１１の前面に開閉可能に取付け
られた円盤状の開閉扉１２の左右の位置に、それぞれ、
上記回転ドラム２６の中心部に向かって配置されている
。また、図中の符号３０は、Ｌ記回転ドラム２６を回転
可能に支持するベアリングである。

また、第７図（ａ）及び（ｂ）には、上記回転ドラム２
６の回転と上記噴霧ノズル２４．２５との関係が示され
ている。先ず、第７図（ａ）に示す様に、上記回転ドラ
ム２６が反時計回り方向に回転する場合、内部に入れら
れた衣類等５０は、回転ドラム内面に形成された凸部２
６Ｌ２６１・・・に引掛かけられて上下に回転しながら
撹拌され、その右下部に集まる。そこで、左側の噴霧ノ
ズル２４を動作させて撥水剤を噴霧し、衣類等５０に均
一に散布することが可能になる。他方、上記回転ドラム
２６が時計回り方向に回転する場合には、第７図（ｂ）
に示す様に、右側の噴霧ノズル２５を動作させて撥水剤
を噴霧することとなる。これらのｒ＠霧ノズル２４．２
５の選択は、上記第１図に示した様に、上記回転ドラム
２６の回転方向を示す信号が接続された駆動回路２３に
よって行われている。

次に、以−トに説明した回転式衣類乾燥機１０の動作パ
ターン選択について以下に説明する。

先ず、第８図（ａ）及び（ｂ）には、第３図のコントロ
ールパネル１７上の３個の動作パターン選択スイッチの
内の、左側のスイッチ１７３を押して「噴霧中乾燥」動
作を選択した場合の動作が示されている。先ず、コント
ローラ２０は、ポンプＩ９及び駆動回路２３を介して噴
霧ノズル２４．２５を制御し、噴霧タイマ１７２（２１
）が設定時間ｔを経過するまでこの撥水剤の噴霧動作を
続ける。この設定時間しか経過すると、コントローラ２
０は上記ポンプ１９の動作を停止して噴霧動作を終え、
次に、乾燥動作に移る。この時には、コントローラ２０
は乾燥タイマ１７１（２２）が設定時間ｔを経過するま
でこの乾燥動作を続ける、この設定時間ｔが経過すると
、例えばブザーや点灯によって動作の終了を知らせる。

次に、第９図（ａ）及び（ｂ）には、第３図のコントロ
ールパネル１７上の３個の動作パターン選択スイッチの
内の、中央のスイッチＩ７４を押してｒｎｇ１霧」動作
を選択した場合の動作が示されている。この動作パター
ンでは、コントローラ２０は、ポンプ１９及び駆動回路
２３を介して噴霧ノズル２４．２５を制御し、噴霧タイ
マ１７２　　（２１）が設定時間ｔを経過するまでこの
撥水剤の噴霧動作を続け、この設定時間ｔの経過と同時
に、上記ポンプ１９の動作を停止して噴霧動作を終え、
上記と同様にブザーや点灯によって動作の終了を知らせ
る。

最後に、第８図（ａ）及び（ｂ）には、第３図のコント
ロールパネル１７上の３個の内の右側の動作パターン選
択スイッチ１７５を押して「乾燥」動作を選択した場合
の動作が示される。

この動作パターンでは、コントローラ２０は、上記回転
ドラム２６に加熱空気を送り込むためのヒータを作動し
、乾燥タイマ１７１（２２）が設定時間ｔを経過するま
でこの乾燥動作を続け、この設定時間ｔの経過と同時に
ヒータの動作を停止して乾燥動作を終え、やはり上記と
同様に、ブザーや点灯によって動作の終了を知らせる。

以上に説明した様に、本発明になる回転式衣類乾燥１１
１１０によれば、従来は人手で行っていた撥水剤の噴霧
作業を自動的に行うことが可能になる。

［発明の効果コ以上の説明からも明らかなように、本発明になる回転式
衣類乾燥機によれば、自動的に防水処理すべき衣類等上
に斑なく均一に撥水剤を散布することが出来ることから
、優れた防水処理を行うことが出来る。また、回転式衣
類乾燥機の１１ｊｉ′Ｉａ・乾燥動作を、生地の種類等
に合わせて選択される動作パターンに従い、無人で自動
的に行うことが出来ることから、作業効率も著しく向上
することが出来るという、極めて優れた効果を発揮する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明になる回転式衣類乾燥機の特徴をなす撥
水剤噴霧装置の制御部分を示すブロック図、第２図は上
記回転式衣類乾燥機の全体外形を示す斜視図、第３図は
上記回転式衣類乾ｍＷのコントロールパネルの詳細を示
す図、第４図は上記撥水剤噴霧装置の配管構造を示す図
、第５図は噴霧ノズルの内部ｍ；ａを示す断面図、第６
図は噴霧ノズルの回転式衣類乾燥機での配置取付は構造
を示す上面断面図、第７図（ａ）及び（ｂ）は上記回転
ドラムの回転と上記噴霧ノズルの噴霧動作との関係を示
す動作説明図、そして、第８図（ａ）及び（ｂ）乃至第
１０図（ａ）及び（ｂ）は上記回転式衣類乾燥機の３鐸
類のパターン動作を説明するための流れ図及びタイムチ
ャートである。１０・・・回転式衣類乾燥機　１１・・・ハウジング１
２・・・開閉扉　Ｉ３・・・蝶番　１４・・・取手　１
５・・・台部　１６・・・ガラス板　１７・・・コント
ロールパネル　１８・・・タンク　１９・・・ポンプ　
１７１・・・乾燥タイマ　１７２・・・噴霧タイマ　１
７３、】７４．１７５・・・動作パターン選択スイッチ
２０・・・コントローラ　２Ｌ２２・・・タイマー２３
・・・駆動回路　２４．２５・・・噴霧ノズル　２６・
・・回転ドラム　２７・・・バイブ　２８・・・圧力ｄ
１２９・・・手動バルブ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）内部に乾燥すべき衣類を収納して回転する回転ド
ラムと、上記回転ドラムに加熱空気を送り込む手段と、
上記回転ドラムを回転駆動する駆動機構と、上記回転ド
ラムの衣類投入口を開閉するために取付けられた開閉扉
とを備えた回転式衣類乾燥機において、撥水剤を加圧し
て供給するポンプ手段を設けると共に、上記開閉扉の内
面には、その両側に、供給される加圧された撥水剤を噴
霧するためのノズル手段を取付け、さらに、上記ノズル
手段の撥水剤の噴霧動作を、上記回転ドラムの回転方向
に対応しながら、選択的に切り替えるための制御装置を
備えたことを特徴とする回転式衣類乾燥機。
（２）上記特許請求の範囲第１項の回転式衣類乾燥機に
おいて、上記制御装置は、さらに、上記加熱空気送込手
段、上記回転駆動機構、そして、上記ノズル手段の動作
を、選択された動作パターンに従って自動的に行う様に
構成されていることを特徴とする回転式衣類乾燥機。