JP4927109B2 - 安全デバイス及びコントローラを備えた布地物品処理装置 - Google Patents

安全デバイス及びコントローラを備えた布地物品処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、布地物品乾燥器具(その非限定例には、衣類乾燥機器が含まれる)に関し、布地物品乾燥器具のチャンバ(例えば、可動若しくは固定ドラム)内に「有益組成物」を液滴又は粒子として導くノズルを通じて、当該有益組成物を分配するタイプの装置を対象とする。本発明は、さらに、布地物品乾燥器具内の布地物品に利益を提供する液滴又は粒子を噴霧するシステムとして開示され、当該システムには1以上の安全機構が備えられ、且つ/又は、当該システムには、ノズルを通じて分配される有益組成物の効果を向上させる有益な制御概念が含まれる。有益組成物の噴霧を停止させることができ、またさらに、システムが静電噴霧液滴を使用するときに含められることのある高圧電源への電力を切断できる、任意の扉若しくは蓋「開放」検出器が設けられている。乾燥機を使用する実施形態において乾燥機の可動ドラムが実際に動いているかどうかを判定でき、したがって、(恐らくは不注意で)単にスタート又はON−OFFボタンを押すことだけによって有益組成物が噴霧されるのを防ぐことができる、任意の動作検出器が設けられている。もう1つの任意の特徴は、第1噴霧イベントが開始して終了した後、その間は有益組成物が分配されないいくらかの経過時間が続き、次いで少なくとも第2噴霧イベントが続く、分割噴霧サイクルである。そのような第2(又は第3)噴霧イベントは、望むなら、布地物品乾燥器具内の相対湿度の閾値、布地物品乾燥器具内の温度の閾値、布地物品乾燥器具のクールダウン・サイクルなどのような所定の状態を「待機」するように制御することができる。望むなら、第2(若しくはさらなる)噴霧イベントを、静電噴霧について異なる帯電電圧で実行することができ、又は当該噴霧イベントが、布地物品乾燥器具の内部に香料若しくは他の有益化合物を添加することができる。本発明は、布地物品乾燥器具の標準的な制御システムとの相互作用なしに作動する、布地物品乾燥器具のクロージャ構造(例えば、扉、蓋、ハッチなど)の内表面及び/若しくは外表面並びに/又は家庭内の表面(例えば、壁若しくは調理台)に取り付けてよい、独立型(若しくは「別個の」)ユニットとして提供することができる。本発明は、また、本発明の機能が乾燥装置用のコントローラの残りの部分に完全に組み込まれた、統合型の乾燥装置制御システムの一部として提供することもでき、又は恐らくは、本発明を、従来型の若しくは「標準的な」乾燥装置制御システムが本発明の制御デバイスと通信するインターフェース・ケーブル若しくはコネクタを有する、部分的統合型の制御システムとして提供することもできる。本発明の制御システムには、独立型ユニットにおいてバッテリ電圧が不足し始めるにつれて、より低い電圧を補うために、ポンプ又はモータに提供される電力を変化させることのできる任意機能が含まれる。また、本発明の制御システムには、独立型ユニットにおいてバッテリ電圧が不足し始めるにつれて、より低い電圧を補うために、静電噴霧器に印加される帯電電圧を変化させることのできる任意機能も含めてよい。
衣類乾燥機のような布地物品乾燥器具は、数十年前から出回ってきた。また、そのような乾燥機内で布地物品を処理する方法も、特許技術分野で公知であるが、これらの方法は、つい最近になって開発されてきた。乾燥機のドラム内に液体を分配する噴霧ディスペンサを組み込んだ、従来型の自動衣類乾燥機の1つが、言われるところによれば、米国特許第4,207,683号に記載されている。
当該特許技術分野には、衣類乾燥機において使用される噴霧デバイスが含まれるが、これらは、一般に、乾燥機全体も制御する一体型コントローラによって制御されてきた。そのようなユニットは、有利には、新規の制御概念によって、またさらに、それまで使用されなかった特定のタイプのセンサによって提供される入力信号を用いて、構成されることができる。したがって、乾燥機のような布地物品乾燥器具のクロージャ構造に取り付けられることができ、扉センサ若しくは動作センサのような特定の安全機構を含めることができ、分割噴霧サイクルを設けること、又は、バッテリ電圧が不足し始めるときに略一定の出力体積で作動するようにポンプを制御すること、又は異なる噴霧イベントについて静電ノズルの電圧を変化させることによるような、特定の操作機能を含めることのできる、独立型の噴霧デバイスを提供することが有利である。また、このような特徴は、一般に、1つの制御回路として組み合わせられている布地物品乾燥器具制御システムにおいても利用可能である。
本発明の一実施形態では、分配ノズルが衣類乾燥機の内部に取り付けられ、その一方で制御ユニットが乾燥機に対して外部に取り付けられた、制御ユニットを備える独立型(又は別個の)分配装置が提示される。制御ユニットは、布地物品乾燥器具のどの外表面に取り付けられてもよく、その非限定例には、扉若しくは蓋若しくはハッチ、側壁、上壁、又はこれらの組み合わせが含まれる。さらに、分配ノズルは、布地物品乾燥器具の内部と連通しており、布地物品乾燥器具のどの内表面上に取り付けられてもよく、その非限定例には、扉又は蓋又はハッチ、ドラム、内部チャンバの後壁などで、扉を通した取り付けが含まれる。本発明の別個の分配装置を、任意で、布地物品乾燥器具内の1つのハウジング又はクロージャ内の1つのユニットとして取り付けることもできる。さらに、本発明の分配装置を、任意で、布地物品乾燥器具(例えば、衣類乾燥機)自体のコントローラと組み合わせられることもでき、又は、当該分配装置を、それが電気コネクタを通じて若しくは通信ポートを介して乾燥機のコントローラに接続されるような形で、乾燥機のコントローラと部分的に組み合わせられることもできる。
本発明のもう1つの利点は、扉が開かれた場合に噴霧器の作業を終了させることができる追加的な扉センサ、またさらに、ノズルに関心の有益組成物を分配させる前に、乾燥機のドラムが実際に動いているかどうかを検知することができる動作センサのような特定の安全機構を示す、布地物品乾燥器具において使用される、噴霧装置を提供することである。
本発明の他の利点は、改善された方法が、分割噴霧インターバルを可能にする、又は静電ノズルの電圧を変化させることによる、又はバッテリ電圧が不足し始めるにつれてポンプの出力を増大させることによって独立型ユニットのバッテリ寿命を効果的に延長する、布地物品乾燥器具とともに作動するコントローラを提供することである。
本発明のさらなる利点及び他の新規の特徴は、一部は以下の説明に記載されており、一部は以下を検討すれば当業者には明らかになり、又は本発明を実施することによってわかり得る。
前述及び他の利点を達成するには、本発明の一態様によれば、
チャンバと、閉位置および少なくとも1つの開位置を有するとともに前記チャンバへの接近を可能にするクロージャ構造と、を有する布地物品乾燥器具と、
有益組成物源と、
前記チャンバに連通したノズルと、
前記有益組成物源から前記ノズルに向けて有益組成物を強制移動させ、これにより、前記有益組成物を前記チャンバ内に噴霧する分配装置と、
クロージャ構造センサと、
前記有益組成物の噴霧を開始させる制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記クロージャ構造が前記閉位置にないことを前記クロージャ構造センサが示している場合に、前記有益組成物が噴霧されることを防止する、布地物品乾燥器具において使用される布地物品処理システムが提供される。
本発明のもう1つの態様によれば、
可動チャンバと、閉位置および少なくとも1つの開位置を有するとともに、操作中に動かされる前記可動チャンバへの接近を可能にするクロージャ構造と、を有する布地物品乾燥器具と、
有益組成物源と、
前記可動チャンバに連通したノズルと、
前記有益組成物源から前記ノズルに有益組成物を強制移動させ、これにより、前記有益組成物を前記可動チャンバ内に噴霧する分配装置と、
動作センサと、
前記有益組成物の噴霧を開始させる制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記可動チャンバが作動していないことを前記動作センサが示している場合に、前記有益組成物が噴霧されることを防止する、布地物品乾燥器具において使用される布地物品処理システムが提供される。
本発明のさらにもう1つの態様によれば、
チャンバと、閉位置および少なくとも1つの開位置を有するとともにチャンバへの接近を可能にするクロージャ構造と、を有する布地物品乾燥器具と、
有益組成物源と、
チャンバに連通したノズルと、
有益組成物源からノズルに向けて有益組成物を強制移動させ、これにより、有益組成物をチャンバ内に噴霧する分配装置と、
制御回路と、
を備え、
前記制御回路が、
(a)噴霧イベントが始まると前記ノズルを通じて有益組成物を噴霧し、及び
(b)噴霧イベントの第1噴霧インターバルと噴霧イベントの第2噴霧インターバルとが時間的に隔てられるように、第1噴霧インターバル及び第2噴霧インターバルを開始する、
ように構成された、
布地物品乾燥器具において使用される布地物品処理システムが提供される。
本発明のさらにもう1つの態様によれば、
チャンバと、閉位置および少なくとも1つの開位置を有するとともに前記可動チャンバへの接近を可能にするクロージャ構造と、を有する布地物品乾燥器具と、
有益組成物リザーバと、
チャンバに連通したノズルと、
有益組成物リザーバからノズルに向けて有益組成物を強制移動させ、これにより、有益組成物を前記チャンバ内に噴霧するポンプ装置と、
ポンプ装置を作動させる電動モータと、
バッテリと、
バッテリによって生成される出力電圧を測定する電圧検出回路と、
制御回路と、
を備え、
制御回路が、
(a)噴霧イベントが始まるとノズルを通じて有益組成物を噴霧し、
(b)電動モータを制御するパルス幅変調された可変出力信号を発生し、及び
(c)バッテリによって生成される出力電圧が減少するにつれて、パルス幅変調された可変出力信号のデューティ・サイクルを増大させ、これにより、バッテリが部分放電してその定格出力電圧を維持できなくなった場合でも、ポンプ装置が、略一定量の前記有益組成物をノズルへと提供する、
ように構成された、布地物品乾燥器具において使用される布地物品処理システムが提供される。
本発明のさらなる態様によれば、
有益組成物源と、
有益組成物源に連通したノズルと、
有益組成物源からノズルに向けて有益組成物を強制移動させ、これにより、有益組成物を噴霧する分配装置と、
少なくとも1つの安全センサと、
有益組成物の噴霧を開始させる制御回路と
を備え、
制御回路は、所定の状態になっていることを少なくとも1つの安全センサが示している場合に、有益組成物が噴霧されることを防止する、布地物品処理装置が提供される。
本発明のさらに他の利点は、本発明の好ましい一実施形態が、本発明を実施するために企図される最良の形態の1つで記述且つ示されている、以下の説明及び諸図面から、当業者には明らかになる。理解されるように、本発明は、他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、すべて本発明から逸脱することなく様々な自明の態様すべてにおいて変形可能である。したがって、諸図面及び説明は、制限的なものではなく、例示的なものと見なされる。
(定義)
本明細書で使用するとき、語句「布地物品処理システム」は、布地物品乾燥器具を意味しており、その非限定例には、従来型の衣類乾燥機及び/又はその変形が含まれる。また、布地物品処理システムには、布地物品処理装置が含まれており、当該布地物品処理装置は、布地物品乾燥器具とは別個の関係であってよく、及び/又は布地物品乾燥器具と組み合わせられていてもよい。さらに、布地物品処理装置は、布地物品乾燥器具の容易に交換可能な部分と組み合わせられていてもよく、その非限定例には、乾燥器具のクロージャ構造が含まれる。
本明細書で使用するとき、「布地物品」(若しくは「布地」)は、習慣的に従来の洗濯方法又はドライクリーニング方法で洗浄されるいかなる物品をも意味する。この用語は、これらに限定するものではないが、衣類、リンネル製品、カーテン、装身具、革製品、床の敷物、シーツ、タオル、ぼろきれ(rags)、キャンバス、ポリマー構造などを含めた、布地の物品を包含する。この用語は、また、手下げバッグ、家具カバー、防水布、靴などのような、全体又は一部が布地材料で作製された他の品目も包含する。
本明細書で使用するとき、語句「臨界的な湿分含量」は、衣類乾燥器具内の空気の湿分含量、1以上の布地物品の湿分含量、及びこれらの組み合わせに関する。
本明細書に組み込まれてその一部を成す添付図面は、本発明のいくつかの態様を図示しており、本説明及び特許請求の範囲と相まって、本発明の原理を説明する働きをする。図面は「図面の簡単な説明」にあるとおりである。
ここで、添付図面にそれらの例が示されている、本発明の諸実施形態について詳細に言及するが、図面では、類似の番号は、すべての図を通じて同一の要素を示す。
ここで、図1の実施形態を参照すると、全体が参照番号10によって表された「独立型」コントローラ及びディスペンサ・ユニット(すなわち、自蔵型デバイスとして)が、2つの主要エンクロージャ(又はハウジング)20及び50を有するものとして示されている。この実施形態では、エンクロージャ20は、布地物品乾燥器具の内部に配置される「内側ハウジング」の働きをし、エンクロージャ50は、布地物品乾燥器具の外部に配置される「外側ハウジング」の働きをする。エンクロージャ50は、布地物品乾燥器具の扉の外表面上に取り付けられてよいが、代わりに、どの外表面上に取り付けられてもよく、そのような外表面の非限定例には、布地物品乾燥器具から離れた壁面又は他の家庭内の構造を含む側壁、上壁、上開き蓋の外表面などが含まれる。さらに、エンクロージャ20は、布地物品乾燥器具のどの内表面上に取り付けられてもよく、そのような内表面の例には、これらに限定するものではないが、扉の内表面、布地物品乾燥器具のドラム、後壁、上開き蓋の内表面などが含まれる。
エンクロージャ50は、外表面に永久的に取り付けられてもよく、又は好ましくは外表面に取外し可能に取り付けられてもよい。同様に、エンクロージャ20は、内表面に永久的に取り付けられてもよく、又は内表面に取外し可能に取り付けられてもよい。そのような取り付けの一構成が図8に示されており、図8では乾燥器具の扉が概ね参照番号15によって表されている。
例えば、扉の内表面上に取り付けられると、エンクロージャ20を、「永久的に」取り付けられた外観をもつように構築して、実際には本当に布地物品乾燥器具の一部として構築することなく、乾燥機ユニット(又は他のタイプの布地物品乾燥器具)の扉に「組み込まれた」ものに見えるようにしてもよい。他方、エンクロージャ20を、恐らくは、機器の垂直扉に沿って「掛ける」図1〜4に描かれた諸実施形態10のものとごく同様に、扉の付近又は扉の内表面に沿ってより緩く取り付けてもよい。本明細書で使用するとき、用語「扉」が、人の乾燥機装置の内部容積への接近を可能にする可動クロージャ構造を表しており、そのような接近を可能にする実質上いかなる物理的形態にすることもできることが理解されよう。扉「クロージャ構造」は、乾燥機装置の上面にある蓋、又は何らかの形のハッチなどにすることができる。
本発明を他のタイプの布地「処理」デバイスにおいて容易に使用でき、本発明が衣類「乾燥機」だけに制限されないことが理解されよう。この特許文献の文脈において、用語「乾燥機(処理機とも呼ぶ)」又は「乾燥装置(処理装置とも呼ぶ)」又は「布地物品乾燥器具(布地物品処理器具とも呼ぶ)」には、真の乾燥機能を果たしても果たさなくてもよいが、文字通りに布地自体の乾燥を試みずに布地の処理に関わることのあるデバイスが含まれる。前述のように、用語「乾燥機(処理機)」又は「乾燥装置(処理装置)」又は「布地物品乾燥器具(布地物品処理器具)」には、「ドライクリーニング」方法又は装置を含めてよく、これは、文字通りに乾燥工程を伴っても伴わなくてもよい。また、本明細書で使用するとき、用語「布地物品乾燥器具(布地物品処理器具)」は、1以上の布地物品上に向けられた移動空気を使用するいかなる布地処理デバイスも指しており、その非限定例には、衣類乾燥機及びその変形が含まれる。このようなデバイスには、例えば、居住施設、コインランドリー(Laundromats)、ホテル、並びに/又は産業的な環境で使用される、家庭用及び商用の乾燥ユニット両方が含まれる。
前述のことに加えて、一部の乾燥器具には、当該乾燥器具が乾燥サイクルで作動している間に文字通りには運動又は回転しない、乾燥チャンバ(又は「ドラム」)が含まれることに留意すべきである。そのような一部の乾燥機は、乾燥チャンバを通過する移動空気を使用しており、乾燥サイクルが起こっている間、チャンバは運動しない。そのような一例の乾燥機は、乾燥させるべき衣類を人がチャンバ内に入れられるようにする、扉又は他のタイプのアクセスカバーを有する。多くの場合、人は、乾燥チャンバ内上方の何らかのタイプのロッドに衣類を「掛ける」。それが行われた後で、扉(又はアクセスカバー)が閉じられ、乾燥機がその乾燥機能を開始することができる。そのようなユニット内で噴霧サイクルを行うことができるが、特定の布地品目が非常に高濃度の有益組成物を受け取って、他の布地品目が有益組成物をほとんど(又は全く)受け取らないことがないように、確実に有益組成物が乾燥チャンバ内で十分に分散するように注意すべきである。
処理装置10を、ばね、パッチ、磁石、ねじ、アーク・コロナ放電、若しくは他の取付手段などによる布地物品乾燥器具の接地部品との接触を通じて、及び/又は残留電荷の放散を通じて接地してよいことに留意すべきである。電荷を放散させる非限定的な一方法は、イオン化機構、例えば、供給源から遠くに延びる1組の金属線を用いることによる。多くの場合、衣類乾燥機のような布地物品乾燥器具は、エナメル加工された表面を有する。1つの接地方法は、布地物品乾燥器具のエナメル加工表面に接地することであり、接地する非伝導性のエナメル塗料を貫通するピンを用いる。布地物品乾燥器具の非伝導性表面に接地するもう1つの方法は、容量放電をもたらす働きをする、布地物品乾燥器具と布地物品処理デバイスとの間に配置された薄い金属板の使用を含む。そのような板の典型的な厚さは、約5ミクロン〜約5000ミクロンである。
図1では、内側ハウジング20上に、放出ノズル24及び「扉センサ」22を見ることができ、当該内側ハウジングには、また、内側ハウジング20の内部容積内にある有益組成物保持リザーバ26も含まれる。リザーバ26は、有益組成物を保持するために使用してよい。放出ノズル24は、加圧噴霧を使用して、又は、静電ノズルとして機能できる任意の高圧電源(図1には図示せず)と相まって、流体噴霧ノズルの働きをすることができる。流体噴霧ノズルの好適な一例は、イリノイ州カリー(Cary)のシークイスト・ディスペンシング(Seaquist Dispensing)によってモデル番号DU−3813として作製される、圧力旋回噴霧ノズル(pressure swirl atomizing nozzle)である。有益組成物は、液体若しくはガス状化合物のような流体物質を含むことができ、又は、粉末のような粒子の形態をした固体化合物を含むことができる。リザーバ26は、基本的にいかなるサイズ及び形状のものであることもでき、例えばパウチ若しくはカートリッジの形態をとることができ、又は有益組成物が飲料水を含む状況では、当該リザーバは単なる家庭の水道であることがおそらく可能である。
内側ハウジング20及び外側ハウジング50は、一般に(常にそうとは限らないが)、電気的に接続されている。図1の実施形態では、フラット・ケーブル40(時に、「リボン・ケーブル」とも呼ばれる)が、2つのハウジング20と50との間を通っており、布地物品乾燥器具の扉15(例えば図8参照)の内表面に沿って進み、扉15の最上部を超えて、扉15の外表面を下降する。前述したように、ハウジング20及び50は、布地物品乾燥器具の、その扉15以外の表面に取り付けられてよい。ハウジング50は、家庭内の壁面を含むどの外表面に取り付けられてもよい。
図2は、同一の布地物品処理装置10を反対の角度から示しており、外側ハウジング50には、56のところにON−OFFスイッチが設けられている。フラット・ケーブル40は、やはり図2でも見ることができ、図2で見ることのできる内側ハウジング20の表面に沿って、扉取付ストラップ21を見ることができる。取付ストラップの端部は、図1でも見ることができる。確実に、内側ハウジング20を乾燥機の扉15(又は他の内表面)に取り付ける他の配置を、本発明の原理から逸脱することなく、配置することができる。
ここで図3を参照すると、リザーバ26が内側ハウジング20の内部容積として見えるように、布地物品処理装置10が示されている。外側ハウジング50では、1組のバッテリ52に加えて、54のところに電子コンポーネントを備えたプリント基板を見ることができる。一実施形態の電子コンポーネントについては、以下でさらに詳細に説明する。本発明では、標準的な家庭用線間電圧、又は太陽エネルギーまでも含めて、いかなる電力源も使用できることが理解されよう。装置10を容易に携帯可能なものにすることが望ましい場合にはバッテリを使用してよいが、任意の適切なパワー・アダプタを設けて、AC電源をPC基板54上の電子コンポーネントで使用される適切な(1つ又は複数の)DC電圧に変換し、又はDC電源(バッテリ若しくは太陽電池パネルを含める)をPC基板54上の電子コンポーネントで使用される適切な(1つ若しくは複数の)DC電圧に変換することができる。
ここで図4を参照すると、他のいくつかのハードウェア・デバイスが、内側ハウジング20に関して示されている。図4の実施形態では、放出ノズル24は、静電ノズルの働きをしており、したがって、この図には示されていない導電体を用いて高圧電源28に結合される。安全の目的で急速切断スイッチ34が含まれているので、必要ならば、高圧電源28を瞬時に切ることができる。図4では、ポンプ30及び対応する電動モータ32を見ることができる。放出ノズル24が加圧噴霧だけを作り出しているのか、又は高圧電源28を使用する静電噴霧を作り出しているのかに関わらず、何らかのタイプのポンプ装置が使用される。
本発明の譲受人に譲渡された米国特許出願第10/418,595号、名称「布地物品処理方法及び装置(Fabric Article Treating Method and Apparatus)」(2003年4月17日出願)は、放出ノズルを通じて分配される帯電組成物を使用する、布地物品の処理方法を記載している。
図5は、本発明の一実施形態によって構築された布地物品処理装置10に含まれる、いくつかの電気及び機械コンポーネントのブロック図を提供する。
この実施例では、内側ハウジング20内に、放出ノズル24を通じて分配される流体を帯電させるために使用される高圧電源28が設けられているので、これが静電ノズルシステムになっている。内側ハウジング20は、乾燥器具内で必要とされるデバイスを収容するための一般的な本体又はエンクロージャを使用しており、そのようなコンポーネントが、一般に、乾燥器具の処理サイクルの間、比較的高い温度に曝されることが理解されよう。それゆえに、より繊細な電子コンポーネントは、一般に(常にそうとは限らないが)、外側ハウジング50内のような異なる場所に取り付けられる。
フラット・ケーブル40は、特定の指令信号及び電力を内側ハウジング20へと運び、またさらに、内側ハウジング20内に取り付けられたセンサから電気信号を受け取り、それらのセンサ信号を外側ハウジング50へと戻して伝えてもよい。電源制御信号は、配線70に従って進み、急速切断スイッチ34を通過し、高圧電源28に到達する。この信号は、布地物品処理装置10の設計者によって選択された制御方法のタイプに応じて、一定DC電圧、一定AC電圧、可変DC電圧、可変AC電圧、又は何らかのタイプのパルス電圧を含むことができる。
一実施形態では、70における信号は、可変DC電圧であり、この電圧が増大するにつれて、ノズル24に、又はリザーバ26内に高電圧を伝える、電極38に取り付けられた導体39(例えば、配線)に沿って、高圧電源28の出力電圧の大きさも増大する。次いで、電極38に印加される電圧が、有益組成物へと移動する。代表的な実施形態の可変出力電圧電源28の代わりに、任意で、一定出力電圧DC高圧電源を使用することができる。
有益組成物は、いったんリザーバ26内で帯電されると、チューブ又は通路42を通ってポンプ30の入口へと進み、その後、加圧され、ポンプの出口を通り、別のチューブ(又は通路)44に沿って放出ノズル24へと進む。本発明で使用する場合、使用される配管のタイプの実際の詳細、ポンプ30のタイプ、及びポンプを駆動する電動モータ32のタイプを、略すべてのタイプの圧力及び流量の要件に関して、容易に構成することができる。また、ポンプ30の出口に所望の圧力及び流量を提供するための、電動モータ32の電圧及び電流要件も、本発明での使用に関して容易に構成することができる。本発明の教示の範囲内に入る有用なデバイスを創り出すために、実質上いかなるタイプのポンプ及び電動モータの組み合わせも、多種多様な形態で使用することができ、又は、後述するように、独立型ポンプを(すなわち、関連した電動モータなしに)使用することができる。
ポンプが、ポンプの入口開口部を通って延び、続いてポンプの排出開口部を通る、連続チューブに作用を及ぼす、蠕動ポンプのような一部のタイプのポンプが、それらに連結されるべき別個の入力及び出力ライン又はチューブを必要としないことに留意すべきである。配管が、帯電した有益組成物からポンプを電気的に絶縁させることができるので、この配置は、放出ノズル24に向けて送り出される静電的に帯電した流体又は粒子とともに使用するのに特に有益である。また、望むなら、ばね作動式ポンプ機構のような代替的なポンプ・デバイスを使用できることに留意すべきである。好適な蠕動ポンプの非限定例は、ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のトーマス・インダストリーズ(Thomas Industries)から容易に得られる10/30蠕動ポンプである。
電動モータ32を制御するために使用される制御信号のタイプは、装置10の設計要件によって変更することができ、そのような信号は、フラット・ケーブル40を介し、導電体72に沿って伝わって、モータ32を制御する。モータ32がDC可変速モータである場合、可変の「安定した」DC電圧を印加することができ、電圧の大きさが大きくなるほど、モータの回転速度が大きくなる。一実施形態では、導体72に沿って伝わる電気信号を、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラによって制御されるパルス幅変調(PWM)信号にすることができる。言うまでもなく、このようなパルス幅変調信号も、アナログ電子コンポーネントを含めたディスクリート論理によって制御することができる。
布地物品処理装置10は、特定のセンサを用いて向上させることができ、そのようなセンサの例には、これらだけに限定するものではないが、扉(若しくは蓋)センサ22、動作センサ36、湿度センサ46、及び/又は温度センサ48が含まれる。扉/蓋センサ22の1つは、オプトカプラ又は光入力センサ、例えばフォトトランジスタ又はフォトダイオードのような、光電子デバイスであることができる。乾燥器具の扉/蓋が開かれると、扉センサ22は、状態を変化させ、扉センサ22から外側ハウジング50内のコントローラへと戻る導電体82に沿って、異なる電圧又は電流レベルを出力する。これを、ノズル24から出てくる放出噴霧を瞬時に中断するための安全デバイスとして使用することができる。そのような扉センサ22は、図5の制御システムが、通常、例えば扉が開かれるときに乾燥機の回転ドラムを停止させる独自の扉センサを有する乾燥器具の総合的な「従来型の」制御システムに組み合わせられている場合でも、使用することができる。この場合、扉センサ22は、ドラムを停止させる乾燥機内部の「本来の」センサに対する予備(若しくは2次)の扉センサの働きをすることができる。扉/蓋センサとして使用できる一例は、日本、大阪のパナソニック(Panasonic)によって製造される、NPNフォトトランジスタ、部品番号PNA1801Lである。
「扉」センサを提供する代替的な構成は、フラット・ケーブル40内に感圧導体を使用することであり、この感圧導体の電気的な特徴は、扉が開いた第1の状態と、扉が閉じた第2の状態との間で変化する。このタイプの回路は、基本的には、接触圧力の変化とともに変化する歪みゲージと同様に作用することができ、低電圧バイアス電流が感圧導体を通って流され、処理装置10の制御回路によって検出される出力信号を提供することができる。ケーブル40内のこのような感圧扉センサは、前節で記述した感光センサの必要性をなくすことができ、又は前述の感光センサの作業を完了させるために使用してよい。
本発明の処理装置10によって使用できるもう1つのタイプのセンサは、布地物品乾燥器具が実際に使用中であるかどうかを検出可能であり得る動作センサ36である。この機構は、布地物品乾燥器具の制御とは別個に作動する「独立型」処理装置の場合に有利であり、この非限定例には、図1〜4に描かれたものが含まれる。例えば、人が処理装置10のON−OFFスイッチ56を作動させようとしたが、布地物品乾燥器具自体が使用中ではない場合、ノズル24が有益組成物を放出するのを中止することが好ましいことがある。動作センサ36によって、特に乾燥チャンバのための可動ドラムを有する衣類乾燥機の場合に、処理装置10は、布地物品乾燥器具が実際に作動中であるかどうかを判定可能であり得る。このような動作センサ36は、外側ハウジング50内に取り付けられたコントローラへと信号を供給する導体80に沿って、電気信号を出力することができる。
動作センサの一例は、ニュージャージー州クリフトン(Clifton)のアセムテック・ヨーロッパ・リミテッド(ASSEMtech Europe Ltd.)によって製造される、モデル番号CW1600−3として入手可能な振動及び運動検出スイッチである。本発明で使用してよいもう1つのタイプの動作センサは、表面での(赤外)光を導くための光源を使用しており、戻ってくる光の強度及び/又は周波数によって、その表面の相対的な動作を検出することができる。そのようなセンサは、その情報を望むのであれば、実際の回転速度を測定することができる。
動作センサのさらに別の例は、乾燥機の回転ドラムが動いているかどうかを判定するための、マイクロホンのような、音波を検出するものである。乾燥機が作動していないときには、周囲の音が第1レベル(デシベル)となり、乾燥機の可動ドラムが動かされているときには、全体的な音が第2レベルに上昇する。マイクロホン(又は他の何らかのタイプの可聴音センサ)は、これらの音を検出し、元の音を表す電気信号を出力することが可能である。この電気信号(例えば、図5の伝導経路80に従って進む)をシステム・コントローラへと導くことができ、そこで当該電気信号が可聴音レベルについて(例えば、デシベルで)分析され、恐らくはさらに、その周波数要素の点でも分析される。本発明とともに使用される典型的な設置では、電気信号は、可動ドラムが動いていないときには周囲の音のレベルよりも大きいが、可動ドラムが動いているときには全体的な音のレベル(ドラムの回転音が加わる)よりも小さい、所定の閾値と比較される。
「動作時の音のレベル」と「非動作時の音のレベル」との間にはかなり広い幅があるはずであるので、システムの設計者は、確信をもって閾値を選択することができる。しかし、例えば乾燥装置が、業務用コインランドリーにおけるような異常に騒々しい周囲条件に関わり得る環境に設置される可能性がある場合、調節可能な閾値を設けることができる。現時の音のレベルに関する決定を行う閾値検出器は、望むなら、別個の電圧比較回路を含むことができ、又は、経路80上の電気信号を、A/D(アナログ・デジタル)変換器に通して、2進数に変えることができる。信号が数値に変換された後に、望むなら、マイクロコントローラ60は、ソフトウェアで任意の適切な信号分析を実施することができる。これには、必要ならば、又は望むのであれば、周波数及び振幅の信号分析の両方を含めることができるが、周波数分析が実施されることになる場合、より強力な(すなわち「より高速」又はより高分解能の)A/D変換器が必要となる場合がある。
経路80上の可聴信号に適用できるもう1つの回路は、周波数フィルタである。例えば、乾燥機の可動ドラムが動いているかどうかを判定する目的では本質的に無視できる周波数範囲を除去するために、ハイパス・フィルタ又はローパス・フィルタを含めることができる。そのようなフィルタは、通常は安価であり、コンポーネントをほとんど含まない可能性がある。周波数フィルタの利点の1つは、当該フィルタを、A/D変換器を含めた処理コンポーネントの「上流」に設置でき、これにより、閾値比較器によって行われる決定に本来ならば悪影響を及ぼすことのある、ノイズ又は他の不要な可聴周波数要素を排除できることである。
動作センサ36によって検出されることになる可聴周波数が(例えば、マイクロホンの形態のとき)、必ずしも人間に聞こえる周波数範囲内である必要がないことに留意すべきである。本発明の目的では、用語「可聴周波数」には、超音波(すなわち、人間が認識できるよりも高い周波数)及び/又は超低周波音波(すなわち、人間が認識できるよりも低い周波数)を含めてよい。
前述の「音センサ(sound sensor)」(マイクロホンなど)の使用に加えて、可聴音センサ(audio sensor)も使用して、布地物品乾燥器具内の異なるタイプの動作を検出することができる。前述したように、必ずしもすべての布地物品乾燥器具に、回転ドラムのような可動チャンバが含まれるわけではない。一部の布地物品乾燥器具は、空気(時に暖気若しくは熱気)を推進させるブロワ又はファンを除く、他のタイプの機械的運動なしに、単にその「ターゲット」(例えば、衣料品など)に向けて空気を吹き付けるだけである。可聴音センサは、そのような空気の運動、又は恐らくはブロワ若しくはファンから出たノイズを検出することができる。さらに、空気流スイッチもそのような空気の運動を検出することができる。したがって、本特許文献で使用するとき、用語「動作検出器」には、非運動性の布地物品乾燥器具の運転が空気の動きしか伴わないときに、そのような布地物品乾燥器具が作動しているかどうかを検出できる、空気流スイッチ及び/又はマイクロホン(など)が含まれる。
従来型の乾燥機のような、可動ドラムを有する布地物品乾燥器具の場合、動作センサ36は、当該動作センサ36が乾燥機のドラムの実際の動作を検出できない限り、ノズル24を通じて放出されるべき組成物を実際に噴霧させないという、安全利益を提供する。これによって、子供又は幾分不注意な大人が本発明によって構築された独立型ユニットの「スタート」スイッチ(又はON−OFFスイッチ56)を初めに押し、その結果、当該スイッチを押すことだけによって噴霧液滴がノズル24によって放出されるのを、防ぐことができる。
言うまでもなく、処理装置10のための制御システムが布地物品乾燥器具自体に搭載された「従来型の」総合制御回路の残りの部分に組み合わされている場合(又は、布地物品乾燥器具が、乾燥チャンバが動かないタイプのものである場合)、動作センサが全く必要でないことがある。そのような組み合わされた布地物品乾燥器具制御システムは、必然的に、布地物品乾燥器具が作動しているかどうかを認識するであろう。しかし、それでもなお、そのような組み合わされた制御システムにおいて、安全予備デバイスとして動作センサが望ましいことがある。
動作センサ36が、機械的な動きではなく、音を検出するものである場合、乾燥機のドラムのような布地物品乾燥器具が既に運転を開始した後で減速又は停止したかどうかをより迅速に判定することが可能になることがある。これは、乾燥機の「運転時間(on-time)」が人間のユーザによって(故意に又は偶然に)かなり短く設定されて、実際にノズル24の噴霧時間が乾燥機の作動する運転時間よりも長い持続時間に設定される恐れのある状況で、有用な可能性がある。何らかのタイプの動作センサがなければ、乾燥機の制御回路(特に、独立型噴霧システムの場合)は、乾燥機のドラムが停止し、又は減速を始めた場合でも、有益組成物の噴霧を継続する傾向にある。任意の適切な動作センサを使用して、継続した噴霧を防ぐことができるが、可聴音センサは、乾燥機のドラムの減速状態を、機械的動作の検出器が乾燥機の作動状態のそのような変化を検出可能になる前に、認識する場合がある。
本発明の布地物品処理装置10とともに使用できるもう1つのセンサは、湿度センサ46であり、当該湿度センサを使用して、ノズル24によって放出される噴霧液滴の量を制御することができ、またさらに噴霧イベントが起こるはずの運転サイクルの間の適切な環境条件を判定することもできる。さらに、最適な皺除去及び/又は他の利益が達成されるように有益組成物の分配を制御することによって規定の湿度を維持するために、この湿度センサを使用してもよい。これについては以下でさらに詳細に説明するが、多種多様なタイプの湿度センサを本発明と併せて使用できると言えば十分であり、そのような湿度センサには、イリノイ州フリーポート(Freeport)のハネウェル(Honeywell)によってモデル番号HIH−3610−001として製造されるセンサのような可変伝導度センサが含まれるが、HIH−3610シリーズのいずれを使用してもよい。
湿度センサ46は、外側ハウジング50のコントローラへと戻る導電体84に沿って出力信号を提供する。湿度センサ46が単なる可変伝導性(又は可変抵抗)デバイスである場合、コントローラ(例えば、PC基板54上の電子部品−図3参照)への導体84上に入力できる出力信号(電流又は電圧として)を発生させるための何らかのバイアス電流又はバイアス電圧を提供するために、何らかのタイプのインターフェース回路が必要になる。
本発明の処理装置10において有用な可能性のあるさらなるセンサは、外側ハウジング50内のコントローラへと戻る導電体86に沿ってアナログ信号を出力するもののような、温度センサ48である。(一部の温度センサは、アナログ電圧を出力するのではなく、デジタル出力信号を伝えるためのシリアルバスを有することに留意すべきである。)温度センサ48は、処理装置10の制御機構の多くには必要でないことがあるが、特に、リザーバ26内の有益組成物の「最後の」噴霧イベントが乾燥器具の「クールダウン」サイクルの間に起こる場合には、乾燥器具の内部温度を使用して、特定の噴霧イベントが発生するための適切な環境条件を判定することができる。これについては以下でさらに詳細に説明する。加えて、温度センサ48を、乾燥器具が正しく作動していることの表示器として使用することもでき、乾燥器具が所定の最低温度まで温まっていない場合、その加熱要素(又はバーナー)が正しく機能していない可能性があり、またその状況では有益組成物が噴霧されない方がよい場合がある。
外部ハウジング50の主要コンポーネントは、通常、電子部品54及び電源52を含む。例えば、電源52が、直列に接続された4つの単1電池を含む場合、概ね参照番号58によって表された1組のDC電源に+6ボルトのDC電圧が提供される。図6A〜6C及び図7で提供される概略図は、これらの電源58をさらに詳細に、ただし単に議論だけを目的として示しているが、外側ハウジング50内の制御回路に、1つよりも多くのDC電源電圧が必要とされることが推定される。DC電源電圧の1つは、フラット・ケーブル40内を通る導電体70を介して、高圧電源28のためのエネルギーを提供する。マイクロコントローラ60には、別の出力電圧が提供されており、これは、図6A〜6Cに描かれた代表的な実施形態では、+3.3ボルトのDC電源を必要とする。図6A〜6Cの代表的な実施形態では、デジタル・アナログ変換器(DAC)62が使用されており、マサチューセッツ州ノーウッド(Norwood)のアナログ・デバイシズ(Analog Devices)によって提供されるデバイス(部品番号AD5301)は、+5ボルトのDC電源を必要とする。これらの電源すべてが、「1組の」DC電源58によって提供される。
ここで図6A〜6Cを参照すると、処理装置の制御に使用できるコンポーネントは、マイクロコントローラ60である。好適なマイクロコントローラ60は、アリゾナ州チャンドラー(Chandler)のマイクロチップ(Microchip)によって部品番号PIC16LF876−04/Pとして製造されるが、言うまでもなく、異なる製造業者によって作製される他のマイクロコントローラを容易に使用することができる。マイクロコントローラ60には、オンボード・ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、電気的にプログラム可能な不揮発性記憶素子を含むオンボードFLASHメモリ、並びに、アナログ及びデジタル信号のためのオンボード入出力ラインが含まれる。また、マイクロコントローラ60をクリスタル・クロック・オシレータとともに使用してもよいが、望むなら、代わりにRC回路をクロック回路として使用することもできる。クロック回路は、マイクロコントローラ60を操作するのに必要なタイミング・クロック・パルスを提供する。また、PIC16LF876マイクロコントローラは、RS−232通信リンクを使用して任意のプログラマ・インターフェースに接続できるシリアル・ポートを有する。
本発明の原理から逸脱することなく、マイクロコントローラ60を、オンボードRAM、ROM、若しくはデジタル及びアナログI/Oを備えた、又は備えない、実質上いかなるタイプの市販のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラ回路にすることもできることが理解されよう。さらに、処理装置10を制御するために必ずしも順次プロセッサが必要ではなく、代わりに、並列プロセッサ・アーキテクチャを使用することができるか、又は論理状態マシン・アーキテクチャを使用することができる。さらに、マイクロコントローラ60を、様々な機能に使用できる他の多くの論理素子を含み得る特定用途向け集積回路(ASIC)に組み合わせることができ、そのような機能は、消費者に販売される処理装置10のモデル番号に応じて任意である。モデル番号の特徴を変更するには、製造業者は、単に、各ユニットに同一のハードウェアを使用しながら、その特定のモデルの特別なパラメータに従ってASIC(又はマイクロコントローラのオンボードROM)にプログラムすればよい。
また、タイミング・イベントを制御し、且つ処理装置10が設けられた様々なセンサの入力レベルに基づいて決定を行うために、任意のタイプのマイクロプロセッサ若しくはマイクロコントローラ・ユニットの代わりにディスクリート・デジタル論理を使用することができ、又は、アナログ制御回路を電圧比較器及びアナログ・タイマとともに使用することさえできることが理解されよう。
図6A〜6Cには、また、SW1で表される任意のリセット・スイッチが含まれる。このようなリセット・スイッチは、民生用装置には望ましくない場合がある。ON−OFFスイッチ56は、マイクロコントローラ60へのI/O入力の1つにインターフェースで接続される。マイクロコントローラには、扉センサ22を含めた他の多数の入力が提供されており、当該扉センサは、図6A〜6Cでは、導体82に沿って信号を提供する光学センサとして描かれている。動作センサ36は、マイクロコントローラ60への伝導経路80に沿って信号を出力する。図6A〜6C上に描かれていない他の入力には、それぞれ、温度センサ及び湿度センサのためのアナログ入力を含めることができる。
マイクロコントローラ60は、また、トランジスタQ3を駆動する導体72に沿って、パルス幅変調(PWM)信号を含めた特定の出力を制御し、当該トランジスタQ3が、その信号を、モータ32を駆動するより高い電圧及びより大きな電流に変換する。マイクロコントローラ60からの他のデジタル出力は、信号を3.3ボルトの論理レベルから+5ボルトの論理レベルへとシフトさせてDAC62を制御する、トランジスタQ4及びQ5の電圧シフト回路を流れる。これらの信号の状態に応じて、DAC62の出力は、前述したように、高圧DC電源の出力電圧の大きさを制御する、伝導経路70に沿ったアナログ電圧になる。やはり前述したように、このDAC62は、特に、高圧DC電源28(図7参照)によって供給されるものとして一定DC出力電圧が好ましいと判定された場合、全生産ユニットには必要でないことがある。システム設計者がこれを判定することができる。
マイクロコントローラ60は、また、異なる2色の2つのLEDを備えた視覚的表示器に、2つの制御信号を出力する。この実施形態の例では、使用されるLEDは、緑色及び赤色である。伝導経路74に沿った出力信号は、所望に応じて緑色LEDを点灯させる、ソリッド・ステート・トランジスタQ1を駆動する。伝導経路76に沿ったもう1つの出力信号は、赤色LEDを駆動するための電流を提供する、ソリッド・ステート・トランジスタQ2を駆動する。赤色及び緑色LEDは、共に、概ね参照番号64で表された単一の2色デバイスの一部である。望ましいときに、緑色光がユーザに表示され、又は赤色光が表示される。また、両方のLEDに同時にエネルギーを供給することもでき、これは、人間のユーザが認識可能な黄色を生み出す。
2色LED64をどのように使用できるかの非限定例として、安定した緑色が、布地物品処理装置10について「ON」の信号を表すことができる。動作センサ36が、当該動作センサ36自体を作動させる十分な振動をもたらす乾燥機内の運動を認識している場合、例えば、緑色光を点滅させることができる。これは、処理装置10の正常な使用状態であり得る。「噴霧イベント」の間、赤色及び緑色LED両方にエネルギーが供給され、これにより、黄色を示すことができる。これは、ユーザに、噴霧液滴が実際にノズル24によって分散されていることを知らせることができる。扉が開いている場合、2色LED64は、赤色を示すことができる。バッテリ電圧が所定の閾値を下回ると、2色LED64は、ユーザが認識可能な点滅する赤色光を発することができる。これらは、単に、様々な運転モードに可能な表示の例であるにすぎない。様々な色での安定した光又は点滅光の色は、完全にシステム設計者に任せられており、本発明の教示の範囲内で大きな自由度を有する。また、LCD表示、又は多数の個々のランプ若しくはLEDを含めて、ユーザに操作情報を提示する他の多くの方法があり、そのような代替的な方法は、本発明の範囲内に入る。
ここで図7を参照すると、電源回路58がさらに詳細に描かれている。バッテリを使用して、+3.3DCボルトの電源レールを出力する電圧レギュレータU6を駆動することができる。この実施形態におけるレギュレータは、カリフォルニア州サンタクララ(Santa Clara)のナショナル・セミコンダクタ(National Semiconductor)から得ることができる集積回路チップ、部品番号LP2985である。+12ボルトの電源電圧から+5ボルトのレールを提供するために、もう1つの電圧レギュレータ・チップU5が使用されており、これは、別のLP2985レギュレータ・デバイス(やはりナショナル・セミコンダクタ(National Semiconductor)から入手可能)である。図7は、また、+12ボルトのDC入力電源電圧及びスイッチング・レギュレータ・チップU7を使用する、ブースト・スイッチング・レギュレータも描いており、当該チップU7は、やはりナショナル・セミコンダクタ(National Semiconductor)から入手可能な集積回路チップ、部品番号LM2586デバイスである。このような電圧レギュレータ・チップは、同様に他の半導体製造業者からも入手可能である。ブースト・レギュレータは、概ね参照番号28によって表されており、これは、これまでの図では高圧電源と呼ばれる。出力電圧は、参照番号39によって示されたノードのところに配置され、これは、リザーバ26内又はノズル24のところで有益組成物を帯電させる電極38へと高電圧を伝える導電体を表す。図7は、また、バッテリ電圧から高圧電源レール(すなわち、導体39)に電流を直接提供するソリッド・ステート・リレーU9も示す。
図8は、本発明の布地物品処理装置10の独立型実施形態の1つの、いくつかのコンポーネントの全体的な配置を図式的に示す。前述したように、電子部品54及びバッテリ52は、外側ハウジング50内に配置されており、当該外側ハウジング50は、外側ハウジング50と内側ハウジング20との間で電源及び入力/出力信号を伝えるフラット・ケーブル40に電気的に接続されている。
内側ハウジング20内には、リザーバ26、ポンプ30、電動モータ32、高圧電源28、放出ノズル24、及び特定の種類の処理装置10に含まれることもあれば含まれないこともある様々なセンサが収容される。ノズル24へと高電圧を伝える導電体39が描かれており、これは、リザーバ26へと高電圧を伝える代わりに代替的に使用できる一構成である。ポンプの入口への配管42に加えて、有益組成物をノズル24へと提供するポンプの出口からの配管44が示されている。高圧電源28が、厳密には、本発明の教示の範囲内で任意であることに留意すべきであり、ノズル24から放たれる噴霧液滴/粒子が静電的に帯電されない場合、内側ハウジング20内に高圧電源は必要ない。
図9は、全体が参照番号110によって表される布地物品乾燥器具を描く、本発明とともに使用される代替的な一実施形態を示す。本発明のこの様式では、これまでの独立型実施形態の図に描かれたコントローラが、ここでは乾燥器具110の電子制御システムに組み合わされている。この配置では、動作センサは恐らく必要ないが、それでも、乾燥器具110の組み合わされた電子制御システムの特定のモデルについて特定の情報が望ましい場合には、動作センサを使用することができる。図9には扉15が示されており、これは、乾燥器具110の内部ドラム容積に人間のユーザが接近する標準的な地点である。ノズル24は、有益組成物をドラム領域内に導くために使用されており、ドラムは、全体的に参照番号114によって表されている。供給管44は、制御弁120を通じて有益組成物をノズル24へと運び、当該制御弁には、望むなら、ON/OFF押しボタン56を有することができる。
図10は、全体が参照番号150によって表された、本発明の代替的な独立型実施形態を示す。図10に示されたコンポーネントには、リザーバ(又はチャンバ)26、任意の帯電コンポーネント39(リザーバ若しくはノズルに高電圧を運ぶ、電極又は他のタイプの導電体)、放出ノズル24、ポンプユニット30、及び1組のバッテリ52が含まれる。電子プリント基板54が設けられており、これには、通常、マイクロコントローラ又は他のタイプの制御回路が含まれる。参照番号129のところに描かれるように、このようなデバイスには、通常、1以上のセンサが含まれており、これには、圧力センサ、扉センサ22、動作センサ36、湿度センサ48、及び/又は温度センサ48を含めることができる。この実施形態150では、コンポーネントすべてが1つのハウジング内に入れられており、ユニット全体が、消費者の家庭で見られる従来型の衣類乾燥機のような布地物品乾燥器具内に配置される。
本発明によって使用される電気エネルギー源を、多種多様な形態で提供してよいことが理解されよう。例えば、前述した1組のバッテリ52のように、バッテリ(又は1組のバッテリ)を使用することができる。ただし、代わりに、60Hz・120VAC単相電力のような(ヨーロッパでは恐らく50Hz・220VACになる)、標準的な線間電圧を使用することもできる。いくつかの設置では、光起電力セル又は光伝導セルを含む太陽電池パネルのような、非標準型の電気エネルギー源を提供することができる。
圧力センサ129が使用される場合、有益組成物をノズル24へと導く経路44内に当該センサを置くことができ、これで、当該センサを使用して、経路内の有害な圧力状態を判定することができる。例えば、ノズル24が十分に詰まった状態になると、この経路44内で逆圧が生じ、これが圧力センサによって検出される。圧力が何らかの理由で異常に上昇して、害になるレベルに達すると、圧力センサ129が、この有害な状態(行動を起こさなければ線又はチューブが破裂する恐れのある状態)を表示することができ、コントローラは、システムの停止を決定することができる。望むなら、圧力トランスデューサの代わりに圧力スイッチを使用することができる。このような圧力センサを、本発明のどの実施形態にも含めることができることに留意する。
図10の「1つのハウジング」の独立型ユニット150には、本発明の特定の構成でのみ使用される高圧電源及びある種のセンサのような任意機構を含めて、本明細書で図5〜7に関して記載した電気及び電子コンポーネントすべてを組み込むことができる。異なるタイプの電力源が設けられない限り、図10に示したような1組のバッテリ52が必要になる。
プリント基板54上の電子コントローラと電気信号をやり取りするための拡張フラット・ケーブル(図1のフラット・ケーブル40など)は、必要でないこともあるが、通常は、その目的で、一体型デバイス150内で何らかのタイプの導電体が使用される。ただし、図1〜4の「2つのハウジング」実施形態に関して前述したのと類似の任意の扉センサを、フラット・ケーブル(又は他の形態のケーブル若しくは配線)として設けることができる。この任意の扉センサは、乾燥機の扉にかぶせて掛けられる感圧導体を含むことができ、扉が開いた第1の状態と、扉が閉じた第2の状態との間で変化する電気的特徴を示すことができる。このような感圧式扉センサは、扉の位置の状態が装置の設計者に有用な場合、扉の開/閉信号を提供することができる。
1つのハウジングの独立型ユニット150のもう1つの任意機能は、時間遅延されたサイクル開始機能の提供である。例えば、ユーザが従来型の衣類乾燥機の作業開始を望むときには、ユーザは、乾燥機の扉を開けてON−OFFスイッチ(図10には示されていない)を押し、次いで乾燥機の扉を閉じることができる。電子コントローラ54は、ノズル24を通じた即時の噴霧を防ぐのに、(動作センサ36を使用して)乾燥機のドラムの動きの欠如に頼ることができ、又は、ノズル24を通じて有益組成物の噴霧を試行する前に数秒間「待機」する任意のタイマを、コントローラ54に追加することができる。
布地物品処理装置110及び布地物品処理装置150の両方に、布地物品乾燥器具の扉が開かれた場合に噴霧イベントを中断させるために使用できる扉センサのような、特定の安全機構を含めてよい。また、そのような扉センサを使用して、任意の静電ノズルを使用する処理装置のための高圧電源への電力を中断することもできる。また、もう1つの安全機構として動作センサを設けてもよく、前述したように、当該動作センサは、布地物品乾燥器具のドラムが動いているかどうかを判定する方法を他にもたない場合がある独立型制御ユニット(ユニット150など)に有利である。
1つよりも多くの噴霧インターバルが使用される状況、特に、第1噴霧イベントが開始して終了し、次いである量の経過時間が発生した後で第2噴霧イベントが始まる、噴霧の「分割インターバル」が使用される状況のように、本発明の他のいくつかの特徴には、性能向上をもたらすものがある。そのような状況では、ノズル24を通じて衣類乾燥機内に分配されるべき有益組成物を、特定の乾燥サイクルの間に分配される量全体の80%のような当該組成物の大半が第1噴霧イベントの間に分配されるように、調整することができる。残りの20%は、後で噴霧することができ、これは、実際には乾燥サイクルの終わり近く、例えば乾燥イベント(又はサイクル)のクールダウン・サイクルの間に起こすことができる。これは、正確な分配速度での正確な量の有益組成物が重要となり得る皺除去手順に有用な可能性がある。本発明の原理から逸脱することなく、さらなる噴霧イベント(すなわち、2つよりも多くの噴霧イベント)を乾燥器具において使用できることが理解されよう。
皺除去プロセスに影響を与え得る他のパラメータの1つは、衣類の湿気である可能性があり、これは、図5に描いた湿度センサ46のような湿度センサを用いて判断することができる。あまりに多くの有益組成物が乾燥した布地に急速に送達されると、衣類の上に湿気の跡(damp spots)が生じることがあり、他の衣類物品からの過剰な湿分及び圧力によって折り目が付くにつれて、皺が誘発されることがある。反対に、布地がまだ湿っている状態で有益組成物が送達される場合、又は乾燥した衣類上への有益組成物の送達があまりに遅すぎる場合、有益組成物は、布地物品の折り目を効果的に緩められないことがある。洗濯物の大きさ、布地物品乾燥器具のタイプ、布地の内容物、並びに乾燥器具のドラムユニット内の湿度及び温度のばらつきすべてが、有効又は無効な皺除去手順を生み出す一端を担う可能性がある。このようなばらつきを、湿度センサのような適切なセンサ、並びに分配速度、噴霧イベントが始まる最初の時間、及びその間に有益組成物が分配される噴霧イベントの持続時間を制御する能力を有するコントローラとを用いて効果的に管理して、最適な皺除去結果を得ることができる。さらに、柔軟化のような他の布地利益は、高い湿度で(柔軟化活性物質が湿った布地上に効果的に広がり得る)最も良好に起こる可能性があるが、一方、他の布地利益は、異なる湿度レベルで最適化される可能性がある。
湿度センサを使用する1つの利益は、このようなセンサを使用して、布地物品乾燥器具内でいつ「臨界的な湿分含量」に達したかを判定できることである。第2噴霧イベントは、相対湿度が低下して臨界的な湿分含量を約10%下回った後で開始させることができる。これは、湿度センサ46によって検出することができる。一般に、第1噴霧イベントは、この状況では第2噴霧イベントの開始よりもかなり前に終了する。ただし、布地物品乾燥器具が非常に少ない洗濯量に設定される場合、第2噴霧イベントが始まるべきであると制御システムが(湿度センサの入力情報と併せて)判定した時点で、第1噴霧インターバルがまだ発生中であることも起こり得る。その状況では、噴霧手順が全く起こらない経過期間が必ずしも存在する必要はない(すなわち、第1噴霧イベントと第2噴霧イベントとがオーバーラップする可能性がある)。
本発明では、湿度センサの入力情報を使用して、噴霧イベントを開始させる(又は始める)「正確な」時間を決定することができる。そのような「正確な」時間を、絶対的な制御変数として使用することができ、あるいは、そのような時間を、噴霧イベントを開始させる(若しくは始める)時間が来たとコントローラが判定するときに、又は場合によっては噴霧イベントを終了させる時間が来たときでも、コントローラによって使用される他のシステム・パラメータと併せて使用することができる。
本発明の1つの運転モードでは、処理装置は、布地物品乾燥器具のドラム容積内の相対湿度が40%を上回るときに、第1噴霧イベントを始めてよい。特定の布地の場合、又は特定の乾燥方法の場合、又はノズル24を通じて噴霧される特定の組成物とともに使用される場合、布地物品乾燥器具のドラム容積内の相対湿度が60%を上回るときに第1噴霧イベントを始めることが好ましい。
本発明のもう1つの運転モードでは、布地物品乾燥器具のドラム容積内の相対湿度が40%を下回るときに、第2噴霧イベントを始めることが好ましい。特定の布地の場合、又は特定の乾燥方法の場合、又はノズル24を通じて噴霧される特定の有益組成物とともに使用される場合、布地物品乾燥器具のドラム容積内の相対湿度が20%を下回る、より好ましくは相対湿度が10%を下回るときに、第2噴霧イベントを始めることが好ましい。
性能を改善するために使用できるもう1つのセンサは、図5に描かれた温度センサ48のような温度センサである。前述のように分割インターバル噴霧方法が使用される場合、温度センサ48は、布地物品乾燥器具がいつそのクールダウン・サイクルに入ったかを判定することができ、これは、通常、布地処理サイクル全体の終わり近くに起こる。多くの状況では、クールダウン・サイクルが始まるまで待機してから第2噴霧イベントを開始することが有益であり、この第2噴霧イベントは、表向きは、第1噴霧イベントが開始して終了した後に、またその間には噴霧が全く実施されない特定の量の経過時間が発生した後に起こる。ただし、湿度センサに関して前述したのと同様に、布地物品乾燥器具のユーザによって非常に少量の洗濯物が選択された場合、第1噴霧イベントと第2噴霧イベントとがオーバーラップして、「真の」分割インターバル噴霧手順が存在しなくなる可能性があるが、これは、第2噴霧イベントを開始する時間になる前に第1噴霧イベントが終了しなかったからである。したがって、その間に噴霧が全く起こらない経過時間インターバルが発生しないことがある。また、温度センサも、安全デバイスとして機能することができる(例えば、乾燥機が所定の温度に達した場合にだけ噴霧が起動される)。
高圧電源28を使用するときの本発明のもう1つの向上した性能特徴は、望むなら、布地物品乾燥器具内の様々な湿度状態に調節するように、静電噴霧の電圧を変化させることが可能なことである。乾燥サイクルの初めには、有益組成物を約4〜6kVの電圧で噴霧し始めることができ、これは、通常、比較的高い湿度の状態の間に起こる。湿度が低下するにつれて、ノズル24を通じて噴霧される有益組成物に印加される静電電圧を低減させることが有益になる場合がある。したがって、より低い湿度(処理サイクルの終わり近くなど)においては、高圧電源28からのより低い出力電圧が、ノズル24を通じて分配される有益組成物の電荷対質量に関し、十分な電荷/質量比をもたらすことができる。前述したように、より精巧な高圧電力28の供給を布地物品乾燥器具に含めることができ、これでコントローラが電極上に付与される出力電圧を文字通り制御できるようになり、次にはその出力電圧が、リザーバ26内又はノズル24自体のところで有益組成物を帯電させる。
出力電圧が時間をかけてゆっくりと変調又は変更される状況になることがあり、これらの状況には、実際に特定の条件下で出力電圧の増大を要する状況もある。しかし、通常は、布地物品乾燥器具内で湿度が低下するにつれて、高圧電源28の可変出力電圧が、より大きさの小さい電圧を生み出すことが一般的に好ましく、その際、例えば布地処理サイクルの終わりまでに、電圧を約1〜4kVに低減させることができる。
本発明によって提供されるもう1つの向上は、ポンプ30を駆動する可変速モータ32の使用である。モータ32が、パルス幅変調制御スキームを用いてエネルギー供給される場合、バッテリ電圧が低下し始めるにつれてPWMデューティ・サイクルを増大させることができる。これは、ポンプ30によって提供される有効な出力を制御する効果を有し、バッテリ52が放電するにつれてバッテリ電圧が低下し始めるときでも、ポンプ30の出力体積を略一定に維持しようとする。「略一定の」ポンプ出力体積を保持すべき正確な許容度は、設計者の好みに任されてもよいが、コントローラがより大きなデューティ・サイクルを維持し続けることができる限り(すなわち、デューティ・サイクル100%においてそのピークに達するまで)、10%又は20%(場合によってはさらに高いパーセンテージ)の許容度が、恐らくは、単にポンプの性能を衰えさせるだけの場合に勝る改善となる。この運転モードを使用するときには、バッテリが、さらに速く放電される傾向になる。
同時に、制御可能な可変出力電圧を有する高圧電源28が使用される場合、システム設計者が望むなら、有効出力電圧が略一定のままになるように、バッテリ電圧が低下し始めるにつれて、その出力電圧も「増大」させることができる。代替的な設計として、バッテリ電圧が減少し始めるにつれて、高圧電源28を駆動する入力電圧を増大させ、これにより、モータ32(又はピエゾ・ポンプ30−以下参照)への電圧を略一定に保つことができる。「略一定の」有効電圧が保持されるべき正確な許容度は、設計者の好みに任されてもよいが、バッテリがコントローラを作動させるのに十分な電流を供給し続けることができる限り、10%又は20%(場合によってはさらに高いパーセンテージ)の許容度が、恐らくは、全く補正を試みることなく単に電圧を低下させるだけの場合に勝る改善となる。この運転モードを使用するときには、バッテリが、さらに速く放電される傾向になる。
前述したように、本発明において使用できるポンプ30の1つのタイプは、静電噴霧用途で使用されるものを含む蠕動ポンプである。本発明で使用可能なポンプ30のもう1つの好ましいタイプは、超音波ピエゾ・ポンプであり、主要な可動部品をもたないという利点を有する。特定の膜又は層状構造(又は他のタイプの層)が往復式に振動することはあるが、ピエゾ・ポンプは、液体又はガス状流体を移動させるための回転部材とともに使用される回転シャフト及びベアリングのような磨耗する可能性のある主要な可動部品をもたない。また、往復ポンプは、やはり磨耗する可能性のある主要な可動部品を必要とし、したがって、結局は磨耗表面となる何らかのタイプのベアリング又はブッシングを必要とする。本発明において使用可能な代表的なピエゾ・ポンプは、バージニア州ハンプトン(Hampton)にある有限会社PARテクノロジーズ(PAR Technologies,LLC)によって製造されており、特に、PARテクノロジーズの「LPDシリーズ」積層型ピエゾ流体ポンプである。比較的低い電流を引き出す、PARテクノロジーズによって製造されるポンプを入手することができる。このようなピエゾ・ポンプは、図5に描かれたモータ32のような別個のモータを必要としない。
「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれているが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であるとの容認と解釈されるべきではない。
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、その他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
本発明の原理によって構築された独立型布地物品処理装置の一実施形態の斜視図。 図1の布地物品処理装置を反対の角度から見た斜視図。 フラット・ケーブルによって1つに接合された内部ハウジング及び外部ハウジングを示す、図1の布地物品処理装置の部分断面を一端から見た立面図。 図1の布地物品処理装置の内部ハウジング部分の部分断面を片側から見た立面図。 図1の布地物品処理装置で使用されるいくつかの電気及び機械コンポーネントのブロック図。 図1の布地物品処理装置で使用される電子コントローラの第1の部分の概略図。 図1の布地物品処理装置で使用される電子コントローラの第1の部分の概略図。 図1の布地物品処理装置で使用される電子コントローラの第1の部分の概略図。 図1の布地物品処理装置の電源コンポーネントを含む、コントローラの他の部分の電気概略図。 衣類乾燥機装置の扉に取り付けられているときの、図1の布地物品処理装置の部分断面線図。 本発明の原理によって構築された、乾燥機のドラム部分内に有益組成物を噴霧するノズルを有する布地物品乾燥器具の斜視図。 処理装置全体が1つのハウジング又はエンクロージャ内に収容される、本発明の原理によって構築された、代替的な実施形態の独立型布地物品処理装置によって使用されるいくつかのコンポーネントの線図。

Claims (16)

  1. チャンバと、閉位置および少なくとも1つの開位置を有するとともに前記チャンバへの接近を可能にするクロージャ構造と、を有し、布地物品に向けて移動する空気を利用する布地物品処理器具と、
    家庭の水道管を含む有益組成物源と、
    前記チャンバに連通したノズルと、
    前記有益組成物源から前記ノズルに向けて有益組成物を強制移動させ、これにより、前記有益組成物を前記チャンバ内に噴霧する分配装置と、
    クロージャ構造センサと、
    前記有益組成物の噴霧を開始させる制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、前記クロージャ構造が前記閉位置にないことを前記クロージャ構造センサが示している場合に、前記有益組成物が噴霧されることを防止し、
    前記有益組成物は皺防止に役立ち、
    噴霧イベントは、第1噴霧インターバルと第2噴霧インターバルとを含み、
    前記有益組成物の分配量は、前記第1噴霧インターバルと前記第2噴霧インターバルとの間で異なり、
    前記第1噴霧インターバルと前記第2噴霧インターバルとは時間的に隔てられており、これにより、前記処理システムに前記第1噴霧インターバルをもたらし、次に噴霧を中止し、次いで前記第2噴霧インターバルをもたらす、布地物品処理システム。
  2. 前記クロージャ構造センサが、(a)感光デバイス、(b)感圧導体、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の処理システム。
  3. 動作センサをさらに備え、
    前記チャンバは、操作中に動かされ得り、
    前記制御回路は、前記可動チャンバが動いていないことを前記動作センサが示している場合に、前記有益組成物が噴霧されることを防止する、請求項1または2に記載の処理システム。
  4. 動作センサをさらに備え、
    前記チャンバは、操作中にその内部の空気の運動を引き起こし得り、
    前記制御回路は、前記チャンバ内で十分な空気の運動が発生していないことを前記動作センサが示している場合に、前記有益組成物が噴霧されることを防止する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の処理システム。
  5. 前記有益組成物に電荷を付与し、これにより、静電噴霧をもたらす帯電回路をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の処理システム。
  6. 前記帯電回路は、前記制御回路によって制御される可変出力電圧を有する高圧電源を含み、
    前記制御回路は、さらに、噴霧イベントの第1噴霧インターバルの間に第1出力電圧が発生するとともに前記噴霧イベントの第2噴霧インターバルの間に異なる第2出力電圧が発生するよう、前記有益組成物に付与される高圧電源の前記出力電圧を変化させるように構成されている、請求項5に記載の処理システム。
  7. 前記チャンバに連通するように取り付けられた湿度センサをさらに備え、
    前記布地物品処理器具内における湿分含量が臨界に達したと前記湿度センサが判定した場合に、前記第2噴霧インターバルが始まる、請求項5または6に記載の処理システム。
  8. 前記チャンバに連通するように取り付けられた湿度センサをさらに備え、
    前記制御回路が、
    (a)前記布地物品処理器具内の相対湿度が40%を上回ると前記湿度センサが判定した場合に、前記第1噴霧インターバルを始める、
    (b)前記布地物品処理器具内の相対湿度が40%を下回ると前記湿度センサが判定した場合に、前記第2噴霧インターバルを始める、
    (c)あるいは、これらを組み合わせる、
    ようにさらに構成された、請求項5〜7に記載の処理システム。
  9. 前記チャンバに連通するように取り付けられた温度センサをさらに備え、
    前記布地物品処理器具のクールダウン・サイクルが進行中であると前記温度センサが判定した場合に、前記第2噴霧インターバルが始まる、請求項1〜8に記載の処理システム。
  10. 前記チャンバに連通するように取り付けられた温度センサをさらに備え、
    前記制御回路は、前記布地物品処理器具が正しく作動していないことを前記温度センサが示している場合に、前記有益組成物が噴霧されることを防止する、請求項1に記載の処理システム。
  11. (a)前記制御回路は、
    (i)順次処理装置、
    (ii)並列処理装置、
    (iii)論理状態機械装置、及び、
    (iv)ディスクリート・アナログ/論理電子回路、
    のうちの少なくとも1つを含み、
    (b)前記有益組成物源は前記家庭の水道管を含むリザーバを含み、
    (c)前記帯電回路は高圧電源を含み、
    (d)前記有益組成物を強制移動させる前記分配装置はポンプ装置を含み、
    前記処理システムが、
    前記高圧電源からの出力電圧を電極に伝え、これにより、前記有益組成物を帯電させる導電体と、
    電力源と、
    をさらに備えた、請求項6に記載の処理システム。
  12. (a)第1エンクロージャと、
    (b)第2エンクロージャと、
    (c)前記第1及び第2エンクロージャに接続した電気ケーブルと、
    (d)前記ポンプ装置を作動させる電動モータと、
    をさらに備え、
    (e)前記第1エンクロージャは、前記布地物品処理器具に対して外部に配置されるとともに、
    (i)前記電力源と、
    (ii)前記制御回路と、
    を含み、
    (f)前記第2エンクロージャは、前記布地物品処理器具に対して内部に配置されるとともに、
    (i)初めに前記有益組成物を収容している前記家庭の水道管を含むリザーバと、
    (ii)前記高圧電源と
    (iii)前記ポンプ装置と、
    (iv)前記電動モータと、
    (v)前記電極、及び出力電圧を電極に伝える前記導電体と、
    (vi)前記ノズルと、
    (viii)前記クロージャ構造センサと、
    を含み、
    (g)前記電気ケーブルは、
    (i)前記電力源から前記高圧電源への電気エネルギーと、
    (ii)前記制御回路から前記電動モータへの少なくとも1つの信号と、
    (iii)前記クロージャ構造センサから前記制御回路への少なくとも1つの信号と、
    を伝える、請求項11に記載の処理システム。
  13. 電圧検出回路と、前記ポンプ装置を作動させる電動モータと、をさらに備え、
    (a)前記電力源はバッテリを含み、
    (b)前記電圧検出回路は、前記バッテリによって生成される出力電圧を測定し、
    (c)前記制御回路は、前記電動モータを制御するパルス幅変調された可変出力信号を発生し、及び、
    (d)前記制御回路が、前記バッテリによって生成される出力電圧が減少するにつれて、前記パルス幅変調された可変出力信号のデューティ・サイクルを増大させ、これにより、前記バッテリが部分放電してその定格出力電圧を維持できなくなった場合でも、前記ポンプ装置が、略一定量の前記有益組成物を前記ノズルへと提供するよう、さらに構成された、請求項11または12に記載の処理システム。
  14. 電圧検出回路をさらに備え、
    (a)前記電力源はバッテリを含み、
    (b)前記電圧検出回路は、前記バッテリによって生成される出力電圧を測定し、
    (c)前記制御回路が、さらに、前記バッテリによって生成される出力電圧が減少し、前記バッテリが部分放電してその定格出力電圧を維持できなくなった場合に、高圧電源の前記可変出力電圧を略一定の大きさに維持するように構成された、請求項11〜13のいずれか一項に記載の処理システム。
  15. 前記チャンバに連通するよう取り付けられた湿度センサをさらに備え、
    前記布地物品処理器具内における湿分含量が臨界に達したと前記湿度センサが判定した場合に、前記第2噴霧インターバルが始まる、請求項1〜9並びに請求項11〜14のいずれか一項に記載の処理システム。
  16. 前記チャンバに連通するよう取り付けられた温度センサをさらに備え、
    前記布地物品処理器具のクールダウン・サイクルが進行中であると前記温度センサが判定した場合に、前記第2噴霧インターバルが始まる、請求項1〜9並びに請求項11〜15のいずれか一項に記載の処理システム。
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