JP2006319149A - 光源装置およびその製造方法並びに光源装置を用いた表示装置 - Google Patents

光源装置およびその製造方法並びに光源装置を用いた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カラー液晶プロジェクタ用の光源装置において、明るさと配光性能と耐久性の何れをも良好にする。
【解決手段】複数枚の光源モジュール53が積層された光源モジュール部50における何れか1つの色に着目して、同一色の全ての発光素子ベアチップ522を平面上に投影して示したときに、その同一色の発光素子ベアチップ522が整列して配列される状態になるように、発光素子ベアチップ522を透明基板520上に載置した光源モジュールを用意し、色別の光源モジュール53R,53G,53Bを所定順に積層して光源モジュール部50を構成する。発光素子ベアチップ522と対向する面が放物面をなし、発光素子ベアチップ522がその焦点位置に配されるように透明樹脂524で封止し、その表面の素子側が反射機能を有するように金属反射膜526やダイクロイック膜527を形成する。透明基板520としては、熱伝導性の良好な硝材を使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置およびその製造方法と、この光源装置を用いた表示装置(特に投射型の表示装置;以下投影装置ともいう)に関する。特に、発光素子を積層構造にした光源装置に関する。
近年、光源として、光源のフラット化や小型化のため、従来において一般に用いられてきたハロゲンランプなどの管球を用いた光源に代わり、発光ダイオード素子(LED:Light Emitting Diode)や有機EL(Electro Luminescence)などの固体発光素子を用いることが検討されている。また、これらの固体発光素子を光源として使用する場合の光出力の向上(高輝度化)のため発光素子を積層構造にする仕組みや、光源装置をたとえば投影型の表示装置などに用いる場合には、輝度の向上に加えて出射光の平行化を図る仕組みも種々考えられている(特許文献1〜4を参照)。
実用新案第3059867号公報 特開2003−330109号公報 特開平1−143366号公報 特開平8−222769号公報
たとえば、特許文献1に記載の仕組みでは、発光素子として弾頭型状に樹脂モールドされた(弾頭型PKGともいう)ディスクリートのLEDを用いて、この弾頭型PKGのLEDを積層構造にしている。しかしながらこの場合、LED自体が面発光であるため発散角が大きく、プロジェクタ用に使用しようとすると集効率が悪く、効率が悪いため高輝度化が不十分である。また、弾頭型PKGのLEDを、上下に重ねるにはリード線を利用するなどの相応の工夫が必要になるし、上下に重ねると厚みが増す。これを避けるには、複数のLEDを同じ平面内に配置しなければならず、高輝度にするために多数使用すると、面積が大きくなり高輝度化と小型化が両立しない。
また、特許文献2には、放射角分布を小さくするため、固体発光素子とテーパ状導光体とを組み合わせる仕組みが開示されているが、反射鏡などを用いたリフレクタ方式に比べて放射角分布の大きい面光源の固体発光素子に対しては、光を表示装置(パネル)に集光してさらに投射する一連の効率としてみた場合は、改善は見込めない。これは、見かけ上、放射角分布が改善されるが、リフレクタ方式に比べて光の発散角分布は逆に広がるため、投射レンズに取り込む光量としては改善されないためである。
また、リフレクタ型PKGのLEDは弾頭型PKGに比べると出射光の平行性はよいが、反射鏡を形成するため、パッケージサイズが大きくなり、弾頭型PKGのものと同様に高輝度化と小型化が両立しない。
一方、たとえば特許文献3に記載のように、固体発光素子を用いつつ平行光化を図るべく、個別に反射鏡などを含む固体発光素子のチップを光透過性の基板に並列して配置する仕組みも提案されている。しかしながら、従来のものでは、出射光の平行光化は達成されるが、実用的に十分な輝度を得ることが困難である。加えて、固体発光素子からの発熱が問題となるが、特許文献3ではその点が考慮されていない。発光素子の実装密度が低い場合は大きな問題とならないが、高輝度化のため実装密度を高くする場合には、発光素子の発熱が大きくなり、発光素子の発光強度や寿命が低下してしまう。
これに対して、特許文献4では、特許文献3に記載のような構造を持つ光源モジュールを積層構造にすることで、出力光の向上(高輝度化)を図る仕組みが提案されている。しかしながら、この仕組みでは、固体発光素子の配置位置と反射鏡の焦点位置のズレに起因して、出射光の平行性が劣化してしまう。加えて、高輝度化を図った場合、固体発光素子からの発熱が一層問題となるが、特許文献4でもその点が考慮されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高輝度化を確実に実現できる仕組みを提供することを目的とする。さらに好ましくは、高輝度化と平行光化を両立させることのできる仕組みを提供することを目的とする。さらに好ましくは、高輝度化や平行光化を図るに当たり、同時に発光素子の発熱を簡易な構成でかつ効果的に放熱することができる仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係る仕組みにおいては、先ず、所定波長領域用の発光素子を具備した複数種類の光源モジュールを積層して光源装置を構成する。この際、複数種類の光源モジュールにおける何れか1つの波長領域用の発光素子に着目して、その複数種類の光源モジュール上の同一波長領域用の全ての発光素子を平面上に投影して示したときに、その同一波長領域用の発光素子が所定の配置パターンで整列して配列される状態になるように、所定波長領域の光を発する発光素子を光透過性の基板上に載置した光源モジュールを用意し、これらを複数枚所定の順に積層して光源モジュール部を構成することにした。こうすることで、発光素子の高密度化を確実に図ることで、高輝度化を確実に実現できるようにする。
さらに好ましくは、発光素子と対向する面が放物面をなすように所定の樹脂で発光素子を封止し、樹脂表面における発光素子側が反射機能を有するように誘電体膜や金属膜などで反射膜を形成することにする。いわゆるリフレクタ方式を採用することで、配光を揃え、高輝度化と平行光化を確実に実現できるようにする。
さらに好ましくは、放物面の焦点位置に発光素子が配置されるように発光素子を封止する。つまり、発光素子と対向する樹脂面が放物面をなし、発光素子がその焦点位置に配されるように樹脂で発光素子を封止し、その表面の素子側が反射機能を有するように金属反射膜やダイクロイック膜を形成する。これにより、平行光化の精度を向上させるようにする。
さらに好ましくは、マルチレンズアレイやPS合成素子などの光学部材をさらに組み合わせることで、光源が被照射体を照射する際の光の利用効率を高めつつ、照度ムラを改善する。
さらに好ましくは、発光素子の放熱のため、発光素子からの熱を放熱可能なサファイアや石英やYAGなどの熱伝導性の良好な硝材を光透過性基板に使用する。光透過性基板そのものを発光素子から発生する熱を放熱する放熱手段として機能させることで、放熱の仕組みが大掛かりとなることを避けつつ放熱が確実に実現できるようにするのである。
本発明によれば、複数の発光素子を前述のような配置関係となるように積層構造にしたので、発光素子を平面方向および断面方向の双方について高密度で実装することができ、明るさの良好な光源装置や表示装置を実現できる。
また、発光素子ごとにリフレクタ方式を採用して、配光を発光素子ごとに揃えるようにすれば、高輝度化に加えて、発光素子から出射された光を略平行光化することを確実に実現できる。特に、放物面の焦点位置に発光素子が配置されるように発光素子を封止すれば、平行光化の精度を向上させることができる。
また、光透過性基板として熱伝導性のよい硝材を使用すれば、光透過性基板そのものを発光素子から発生する熱を放熱する放熱手段として機能させることができ、放熱の仕組みが大掛かりとなることを避けつつ発光素子の放熱を確実に実現でき、発光素子の耐久性を向上させることができる。
これらを組み合わせることで、明るさと配光性能と耐久性の何れもが良好で、高コントラストで均一性の優れた画像を長時間安定的に提供できる表示装置が実現できる。複数の発光素子が発する光を混色して放射する場合においても、集光効率が良好で、高い正面輝度を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
<光源装置;第1実施形態>
図1〜図4は、本発明に係る光源装置の第1実施形態を示す図である。ここで、図1(A)は、光源装置5の全体概要を示す概略断面図であり、図1(B)はその平面図であり、図1(C)は、その一部分を示した概略断面図であり、図1(D)はその平面図である。図2〜図4は、発光部の配列形態の変形例を説明する図である。
光源装置5は、それぞれ異なる波長の光を発する発光部521を積層構造で配置し、各発光部521を同時駆動したときに所定の色の合成光(照明光)L0が得られるようにしている。逆に言うと、合成光L0をなす各成分光を発する各発光部521をそれぞれ異なる層に配置することで、同一波長の発光部521を平面上に投影したとき各発光部521が所定の配置パターンで整列して配列されるようにし、これにより、各波長用の発光部521を平面的に密に配置できるようにして、その結果として、高輝度の照明光L0が得られるようにしている点に大きな特徴を有している。
ここで、波長別の発光部521をそれぞれ異なる層に配置しつつ、平面的に密に配置するに当たっては、様々な態様を採ることができる。たとえば、同一波長用の発光部521を平面状に複数個配した光源モジュール53を用意し、この波長別の光源モジュール53を積層している点に特徴を有する。以下、具体的に説明する。
図1(A)に示すように、第1実施形態の光源装置5は、それぞれ異なる波長の光を発する平板状の光源モジュール53を複数枚積層した構造をなす光源モジュール部50と、この光源モジュール部50を駆動する図示しない光源駆動制御部(後述する図¥A1を参照)とを備えて構成されている。このような構成の光源モジュール部50をプロジェク装置などに使用する場合、光源モジュール部50の出射側には、フィールドレンズやコンデンサレンズなどの集光光学部材が配される。
各光源モジュール53は、図1(C)に示すように、光透過率のよい透明材料により形成された光透過板である透明基板520上に、それぞれ可視光帯中の所定の同一波長で発光する複数個の発光部521が配列されており、それぞれが単色光源として機能するように構成されている。各発光部521には、発光素子ベアチップ522を点光源に使用しており、これら発光素子ベアチップ522を透明基板520の同一平面に所定の配列状態となるように並べている。
透明基板520は、透明絶縁体からなり、発光素子ベアチップ522が接着された透明基板520の一主面には、発光素子ベアチップ522を駆動するための図示しない光源駆動制御部との電気的な接続を取るための端子532a,532bが設けられている。
本実施形態において発光素子ベアチップ522としては、LED(OLED;有機ELを含む)やレーザダイオードなどの固体発光素子のベアチップを使用することができる。発光素子ベアチップ522は配線パターン530a,530bによって透明基板520の外縁の一部に設けられた端子532a,532bまで引き出され、端子532a,532bから光源駆動制御部に電気的に接続されるようになっている。
なお、配線パターン530a,530bは、図では模式的に示しているが、各発光素子ベアチップ522に対する駆動方式を縦続駆動方式とするか並列駆動方式とするかや、波長別の発光部521の層間配置状態によって、単線形式および並列線(いわゆるバス)形式の何れかが取られる(詳細は後述する)。
たとえば、発光素子ベアチップ522としてLEDのベアチップを用いる場合には、LEDは、pn接合を有するダイオードで構成され、リード端子を介して供給された順方向電流に応じて発光する素子である。このLEDにより発光される光の波長は、これを構成するpn接合のバンドギャップに依存し、青、橙、黄、緑、青紫、紫、赤などの可視光、さらには0.8μm〜1.5μm程度の波長で構成される近赤外光などを発光する。これらの色を規定するには、所定の材料を選択するとよい。所定の材料を選択してLEDを構成することで、発光される光は、メタルハライドランプの輝線スペクトルと比較して広帯域で構成されることになる。
ここで、本実施形態の光源モジュール部50を高輝度光源として使用すると、発光素子ベアチップ522からの発熱が問題となる。そこで、発光素子ベアチップ522で発生した熱を速やかに放熱するため、先ず透明基板520としては、熱伝導性のよい硝材、たとえばサファイア基板や石英基板、あるいはYAG(イットリウムアルミニウムガーネット)基板などの熱伝導率1W/℃以上の材料を用いるのがよい。YAG基板は、酸化イットリウム(Y23)と酸化アルミニウム(Al23)との複酸化物で、無色透明の立方晶系結晶で、ざくろ石構造をとる。この複酸化物は、独自のセラミック成形手法で開発された透光性YAG(Y3Al512)セラミックスである。この透光性YAGセラミックスは、均一で微細な結晶粒子で構成されており、個々の結晶界面には高温で軟化するアモルファス相が全く存在せず、熱伝導度が高い。このような透光性YAGセラミックスを板状に形成することで熱伝導度が極めて良好な透明基板520が得られる。
透明基板520をなす硝材として、YAG基板などを用いることで、熱伝導度が高く、周囲へ熱を分散させることができ、発光素子ベアチップ522などの高温部の温度を下げることができ、耐久性を向上させることができるようになる。
また、配線パターン530についても、熱伝導性のよいアルミニウムや銅などを用いることとし、電解めっきなどによる銅箔または蒸着やスパッタなどによるアルミなどの薄膜で形成するとよい。また、光の妨げとならないように、たとえばITO(Indium Tin Oxide)などの透明電極としてもよい。
発光素子ベアチップ522には、目的に合わせて赤色、青色、緑色などが用いられる。また、発光素子ベアチップ522の構造はいかなるものでもよいが、本実施形態で説明する発光素子ベアチップ522としてLEDベアチップを用いた際には、p側電極およびn側電極をともに発光素子ベアチップ522の表面側(配線パターン530が接続されている側)に有している。発光素子ベアチップ522からは全方位に光が出射される。
発光部521において、発光素子ベアチップ522は、透明基板520に図示しない透明樹脂で接着されており、この発光素子ベアチップ522を、トランスファーモールドなどの媒質により放物面状となるように透明樹脂(モールド樹脂)524で封止するようにしている。つまり、透明樹脂524は、透明基板520と凹面鏡525とによって形成される空間を充填するように形成され、発光素子ベアチップ522を覆っている。
透明樹脂524をなす媒質としては、エポキシ樹脂、あるいはウレタン系(チオウレタン系など)樹脂、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂などのような高耐光樹脂からなる。これらの媒質は、発光素子ベアチップ522から発せられた光並びに後述する凹面鏡525を反射した光をそれぞれ伝搬させる。
透明樹脂524の発光素子ベアチップ522とは反対側、すなわち媒質における端面(特に反射端面ともいう)524b上には、少なくともそれが封止している発光素子ベアチップ522から発せられた光を反射する機能を持つように所定の反射コートを回転放物面状に施すことで凹面状の反射鏡(リフレクタ);以下凹面鏡という)525にしている。
たとえば、図1(A)では、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色成分光LB,LG,LRを発する光源モジュール53R,53G,53Bを、図中下側の光出射側から、B→R→Gの順に3枚積層し、全体としてRGB光源となるように光源モジュール部50を構成している。この場合、光出射面に対して再外層となる最後部の光源モジュール53Gについては専ら色成分光LGの反射のみを考慮すればよく、その透明樹脂524の表面(発光素子ベアチップ522G側)には、反射膜となるアルミなどの金属反射膜526が形成され凹面鏡525として機能するようにしている。
これに対して、最後部の光源モジュール53Gよりも光出射側となる光源モジュール53R,53Bについては、つまり、光出射面に対して内層となる層のものに関しては、自身が封止している発光素子ベアチップ522R,522Bから発せられた色成分光LB,LRの反射だけでなく、後側からの色成分光LG,LRの透過にも考慮する必要があり、波長選択性を持つダイクロイック膜(誘電体の単層膜もしくは多層膜)527が形成され、波長選択性を持つ凹面鏡525として機能するようにしている。つまり、前面からの光に対する反射機能だけでなく、背後から入射した光を透過する機能をも持つようにしている。
要するに、RGB光源の構成方法として図1(A)のようにG成分を上部に配置する場合は、金属反射膜526で凹面鏡525を形成するとともに、R成分およびB成分については、それぞれの波長を反射し、それ以外は透過するようなダイクロイック膜527を蒸着やスパッタなどで形成して凹面鏡あるいは楕円反射鏡(以下代表的に凹面鏡525で記す)にする。
凹面鏡525は、たとえば、その放物面の焦点が発光素子ベアチップ522に位置するように放物面形状に形成されている。なお、一般的に、点光源から出射された全ての光を凹面鏡で平行光化する場合は、凹面鏡の焦点が点光源に位置するように凹面鏡を配置すればよいが、発光素子ベアチップ522は面発光素子であるため、全ての光を平行光化することは不可能である。そこで、凹面鏡525の形状は、面発光によって発光し配光特性を有する発光素子ベアチップ522の特性を考慮して形成することが好ましい。たとえば、凹面鏡525として、複数の微小な凹面鏡を放物曲面上に配置したものを用いてもよい。この場合、微小な凹面鏡のそれぞれの焦点を最適化することによって、出射光の平行光化をより促進することができる。
何れにしても、各発光部521において、点光源をなす発光素子ベアチップ522は、凹面鏡525の焦点上に設置される。したがって、発光素子ベアチップ522から出射された光は、回転放物面状の端面524bに到達する。この端面524bには所定の反射コートが被覆されているので、この端面524bに到達した光は反射コートにより反射されて平行光束となり、媒質中を伝搬して光出射側の端面(つまり出射端面)524aから垂直に外部に出射することになる。
<発光素子ベアチップの各面の配列形態>
発光素子ベアチップ522の数や配置(配列形態)は目的に合わせて任意に設定することができる。たとえば、光源モジュール53の平面図が図1(B),(D)に示されているが、発光素子ベアチップ522は、凹面鏡525の曲面底部の法線上に位置している。ここで、発光素子ベアチップ522の大きさは、たとえば0.3mm角であり、図示するように発光部521を正方格子状に隙間なく配置したときの隣接する発光素子ベアチップ522との距離、つまり各発光部521のピッチは、たとえば2.5mmである。
なお、発光部521の配置態様は正方格子状に限らず、たとえば、図示を割愛するが、6方位に隣接するような最密充填配置とすることもでき、その場合、各凹面鏡525の曲面底部の法線上に発光素子ベアチップ522を配置すればよい。
何れにしても、各層の光源モジュール53において、各発光素子ベアチップ522からの光は、凹面鏡525により反射され、透明基板520(場合によっては配線パターン530も)を通して取り出されるので、発光素子ベアチップ522からの光を効率よく取り出すことができ、可視光発光ダイオードを利用した従来の面光源に比べて高輝度の面光源を提供することができるようになる。
さらに、本実施形態の光源モジュール53では、従来のように樹脂モールドしたディスクリートのLEDなどを配列するのとは異なり、発光素子ベアチップ522を直接に透明基板520に接着するため、より高密度に発光素子を実装することができ、実装密度の向上による輝度の向上を図ることができる。また、高輝度にするために発光素子ベアチップ522を多数使用する場合でも、ディスクリートのLEDなどを配列する場合と比べて面積が大きくなることはなく、高輝度化と小型化を両立させることができる。
また、凹面鏡525の焦点位置に発光素子ベアチップ522を配置するようにしているので、発光素子ベアチップ522から発せられた光は、水平方向には中心軸方向を含む広い配光となり、また、中心軸に略平行な方向に反射されるので鉛直方向には狭い配光となる。よって、光源モジュール53のそれぞれは、点光源をなす発光素子ベアチップ522から発せられた全ての光を凹面鏡525で平行光化することができ、本来は面発光である発光素子ベアチップ522を使用した場合でも、光束の平行度を高める、つまり発散角を小さくすることができ、集効効率を高めることができるので、高輝度化にさらに寄与できるようになる。光源モジュール部50をたとえばプロジェクタ用光源として使用する場合でも、十分な高輝度化が期待できるようになる。
<発光素子ベアチップの層間の配列形態>
また、図1(A)に示すように、各光源モジュール53は、図示しない支持部材により透明基板520の辺縁部が支持され、各層の発光部521の中心軸が一致するように位置決めがなされて固定される。したがって、各層の対応する発光素子ベアチップ522R,522G,522Bは、中心軸C上に配置される。
ここで、各層においては、凹面鏡525の焦点上に発光素子ベアチップ522を配置したことにより、発光素子ベアチップ522から発せられた光は、水平方向には中心軸方向を含む広い配光となり、また、中心軸に略平行な方向に反射されるので鉛直方向には狭い配光となる。したがって、各層から出射される各色成分光LR,LG,LBは、略同等の配光特性で青色用の透明基板520の出射端面520aから出射される。
よって、積層された各色用の光源モジュール53R,53G,53Bを正面すなわち出射端面520aから観察した場合、各色の発光素子ベアチップ522R,522G,522Bから発せられた各色成分光LR,LG,LBが同一中心軸上の反射端面524bの略同じ位置から正面方向へ放射されるので、赤色成分光LR、緑色成分光LG、および青色成分光LBは混色されて視認される。
このように、第1実施形態の光源モジュール部50は、各層に配される各色用の光源モジュール53R,53G,53Bが、複数の発光素子ベアチップ522R,522G,522Bと、これらの発光素子ベアチップ522R,522G,522Bが同一平面に実装される透明基板520と、透明基板520に設けられ発光素子ベアチップ522R,522G,522Bへ給電する配線パターン530と、透明基板520の発光素子ベアチップ522R,522G,522Bの実装面側に対向配置され発光素子ベアチップ522R,522G,522Bの光を反射する凹面鏡525とを備えた構造となっている。
これにより、各発光素子ベアチップ522からの光は、凹面鏡525により反射され、透明基板520(場合によっては配線パターン530も)を通して出射端面520aから外部へ取り出されるので、発光素子ベアチップ522からの光を効率よく外部へ取り出すことができ、可視光発光ダイオードを利用した従来の面光源に比べて高輝度の面光源を提供することができるようになる。
加えて、赤色成分光LR、緑色成分光LG、および青色成分光LBを効率よく混色して出射端面520aから外部に放射することができ、光源モジュール53のそれぞれを個別に駆動したときには、各色成分光LR,LG,LBについて高い正面輝度を得ることができるだけでなく、同時駆動したときは、合成光である照明光L0についても高い正面輝度を得ることができる。異なる発光波長領域の光を混色して放射する場合でも、集光効率が高く、高い正面輝度を得ることができるのである。
また、各波長領域の発光素子ベアチップ522の動作電流をそれぞれ制御することにより、光量だけでなく照明光L0の発光色を段階的もしくは連続的に変化させることができ、調光と調色の両方を制御することもできる。
なお、発光部521に比べて発光素子ベアチップ522が十分に小さいので、異なる発光波長領域の発光素子ベアチップ522をそれぞれ異なる層に積層配置するのではなく、1つの発光部521内に異なる発光波長領域の発光素子ベアチップ522を配置する態様を取り得る。
しかしながらこの場合、全ての発光素子ベアチップ522を凹面状光学面を持つ反射光学部材としての凹面鏡525の焦点位置に配置することは不可能であり、異なる発光波長領域の発光素子ベアチップ522を積層配置する場合に比べて集光効率の低下が起こり得るし、混色具合も変化し得る。凹面鏡525の焦点位置に配されない発光素子ベアチップ522については、その放射位置のずれに起因して、全ての光束を中心軸に略平行な方向に反射させることができず、凹面鏡525の異なる位置から視認方向へ光を放射するようになるからである。
この問題を避けるには、隣合う発光部521の発光素子ベアチップ522の配列が逆になるように、平面状態において上下左右交互に配置するなど、発光素子ベアチップ522の配置形態を工夫することで、集光効率の低下を防止しつつ、混色時の色合いを視認方向によらず略一定とすることも考えられるが、逆に言えば、発光素子ベアチップ522の配列形態の自由度が低下する不利益が生じる。これに対して、上記実施形態のように、異なる発光波長領域の発光素子ベアチップ522をそれぞれ異なる層に積層配置すれば、混色に寄与する全ての発光素子ベアチップ522について、確実に凹面鏡525の焦点位置に配置できるので、集光効率や混色性能を確実に向上させることができる。
また、各発光素子ベアチップ522は透明樹脂524で覆われており、空気よりも透明樹脂524の屈折率の方が大きいため、発光素子ベアチップ522とその周囲との屈折率差が小さくなる。したがって、発光素子ベアチップ522の界面での光の反射が減少し、発光素子ベアチップ522から取り出せる光量が大きくなる。これらにより、従来よりも高輝度の光源装置を実現できる。
さらに、本実施形態の光源モジュール部50では、光源モジュール53ごとに発光素子ベアチップ522を熱伝導の良好な透明基板520上に配置しているので、発光素子ベアチップ522で発生した熱を速やかに放出することができるため、高輝度で信頼性の高い光源装置を実現できる。発光素子ベアチップ522で発生した熱は、透明基板520を介して伝導され大気中に放熱されるため、発光素子ベアチップ522が高熱となるのを防止することができるからである。加えて、各光源モジュール53を位置決めして支持する支持部材(フレーム)に熱伝導性の良好なものを用いるようにすれば、この支持部材を放熱促進手段として機能させることもでき、さらに発光素子ベアチップ522の温度上昇を防止することができる。
また、従来の如くランプ交換をする必要がなく、さらに、複数個の発光部521を平面状に密に位置するようにしているので、高輝度で信頼性が高く、さらに、出射光の平行度が高い光源装置が得られる。これにより、たとえばプロジェクション投影に必要な高性能な光源装置を提供できるようになる。
<チップ配列の変形例>
なお、図1に示した各光源モジュール53における発光素子ベアチップ522の平面配列形態や、光源モジュール部50の積層配列形態は、波長別の発光部521をそれぞれ異なる層に配置しつつ、平面的に密に配置する際の一例に過ぎず、様々な変形態様を採ることができる。積層構造の光源モジュール部50において、1つの波長に注目して発光部521(つまり発光素子ベアチップ522)を平面上に投影して示したとき、同一波長の各発光部521が所定の配置パターンで整列して配列されることで、発光部521ができるだけ密に充填配置されればよいのである。同一波長用の発光部521を平面状に複数個配した光源モジュール53を用意し、この波長別の光源モジュール53を、各層の発光部521の中心軸Cが一致するように積層するということは必須ではない。
何れにしても、各光源モジュール53については、必ず、各波長領域用の発光素子ベアチップ522の配列状態が他の光源モジュール53とは異なるものとなり、その典型例が、図1に示したように、各層をなす光源モジュール53上の全発光素子ベアチップ522が、前述のように平面上に投影して示したとき同様に、同一波長用のものとなっているということに過ぎない。
たとえば、基本配列を正方格子状にする場合に、図2(A)に示す第1の変形例のように、各層の光源モジュール部52において、行ごとに発光波長領域を異なるようにすることができる。この場合、何れの行についても、図2(B)に示すように、ある行に着目した断面視においては、それぞれ異なる発光波長領域のものが縦(列)に並ぶようにすることで、1つの波長に注目して発光部521を平面上に投影して示したときには、同一波長の各発光部521が正方格子状の配置パターンで整列して配列でき、発光素子ベアチップ522を密に配置できる。
また、図3に示す第2の変形例のように、各層の光源モジュール部52において、行内においても、発光波長領域の異なる発光部521を順に繰返し配置することができる。この場合、図3(A)に示すように、列方向には、同一発光波長領域の発光部521が配されるようにすることもできるし、さらに行ごとに、その配列順を異なるようにする、たとえば図3(B)に示すように、列方向に、それぞれ異なる順に繰返し配置することもできる。そして、図3(A),(B)の何れの場合にも、図2の場合と同様に、何れの列についても、図3(C),(D)に示すように、ある行に着目した断面視においては、それぞれ異なる発光波長領域のものが縦に並ぶようにすることで、1つの波長に注目して発光部521を平面上に投影して示したときには、同一波長の各発光部521が正方格子状の配置パターンで整列して配列でき、発光素子ベアチップ522を密に配置できる。
また、断面視状態で、発光部521が縦一列に並ぶことは必須ではなく、図4に示す第3の変形例のように、各層の光源モジュール部52における発光部521の中心軸をずらしてもよい。もちろんこの場合にも、図2や図3に示した構造を組み合わせることもできる。
ここでは、基本配列を正方格子状にする場合についての変形例で示したが、基本配列を六方配列などその他の配列形態にする場合についても同様に変形が可能である。
<光源装置;駆動形式>
なお、各層の光源モジュール53に配列された発光素子ベアチップ522を駆動するに当たっては、当然のごとく、光源駆動制御部から各発光素子ベアチップ522に電流を供給する必要があり、そのための配線パターン530も必要になる。この配線パターン530は、その発光素子ベアチップ522の配列形態や発光素子ベアチップ522の特性などによって、波長の区別なく共通の電流で駆動することができる場合もあれば、波長別に最適な動作電流を供給するべく波長別に配線パターン530を設ける場合もある。波長別に最適な動作電流を供給するという点においては、波長別の光源モジュール53を積層配置する図1に示した構成をとると、配線パターン530のレイアウトが簡易になる。
なお、光源モジュール53を駆動する光源駆動制御部は、各光源モジュール53R,53G,53Bの各発光素子ベアチップ522から発せられる赤、緑、青の各色成分光LB,LG,LRを合成した合成光L0がほぼ白色となるように、各色成分光LB,LG,LRの光量を制御する光量制御部を備えた構成を採るのがよい。光量制御部により、各発光素子ベアチップ522R,522G,522Bに流れる電流比を調整する構成を採るためである。さらに、光量制御部は、照明光L0の強度を一定に維持するため、照明光L0の強度を監視して、調光のフィードバック制御を行なうようにするとよい。さらに、光量制御部は、照明光L0の色が白色に維持されるように、照明光L0の色を監視して、調色のフィードバック制御を行なうようにするとよい。
ところで、発光素子ベアチップ522を駆動するに当たっては、各発光素子ベアチップ522を縦続接続して駆動する縦続駆動方式と、各発光素子ベアチップ522を並列配置して駆動する並列駆動方式の何れか、あるいはこれらの組合せを採用することができる。
たとえば、縦続駆動方式では、回路構成上は、光源駆動制御部に一定の電流Iを出力し得る定電流源を設け、光源モジュール53では各発光素子ベアチップ522を直列接続し、定電流源に接続すればよい。このような縦続駆動方式の場合、各発光素子ベアチップ522の特性が揃っていれば、それぞれから発せられる光量を同一にできる。逆に言うと、各発光素子ベアチップ522の特性が揃っていなければ、光源モジュール部50の出射端面520aにおいては、平面的な光量ムラが生じてしまうので、縦続駆動方式の場合、各発光素子ベアチップ522の特性を揃えることが重要となる。
たとえば、図1に示した光源モジュール部50では、同一波長用の発光部521を平面状に複数個配した光源モジュール53を用いているので、光量制御部は、層別に電流比を調整することで照明光L0の色を調整することができるが、この場合、層ごとに各発光素子ベアチップ522R,522G,522Bの特性を揃えるとよい。
また、図2などの変形例のように、1つの層に複数色の発光素子ベアチップ522が配される場合は、所定の組合せによって得られる同一電流下での各光量が、それらの合成光の色が白色となるように、発光素子ベアチップ522のチップ面積を適宜設定するとともに、それらの特性を揃えるとよい。
また、透明基板520上の配線パターン530a,530bの引回し形態は、たとえば、発光素子ベアチップ522のアノード側を端子532aに接続する場合であれば、行ごとに、端子532aから配線パターン530aを引き出して1段目の発光素子ベアチップ522のアノードに接続し、1段目の発光素子ベアチップ522のカソードと2段目の発光素子ベアチップ522のアノードとを次の配線パターン530aで接続し、以下同様にn段目の発光素子ベアチップ522までをそれぞれ別の配線パターン530aで接続する。そして、n段目の発光素子ベアチップ522のカソードを配線パターン530bで端子532bに取り出せばよい。
図1に示した光源モジュール部50では、同一波長用の発光部521を平面状に複数個配した光源モジュール53を用いているので、配線パターン530a,530bともに単線形式をとることができ、配線が容易となる利点がある。また、図2に示した光源モジュール部50でも、列単位では、配線パターン530a,530bともに単線形式をとることができ、配線が容易となる利点がある。
なお、定電流源を行ごとに設けると、行ごとに電流値Iを調整することで配光を調整できるが、このことは必須ではなく、光源モジュール53にn行で発光部521が配される場合に、n行をそれぞれ複数行に分け、それらの複数行に対して1つの定電流源を設けることもできるし、全行に対して1つの定電流源を設けることもできる。
また、定電流源に代えて、抵抗値Rの限流抵抗と出力電圧Eの電圧源とを光源駆動制御部に設けることもできる。限流抵抗と電圧源とを行ごとに設けると、抵抗値Rおよび出力電圧Eの内の少なくとも一方を調整することで、行ごとに電流値I(=E/R)を調整することができ、配光を調整できる。もちろん、行ごとに限流抵抗と電圧源とを設けることは必須ではなく、光源モジュール53にn行で発光部521が配される場合に、n行をそれぞれ複数行に分け、それらの複数行に対して各1つの限流抵抗と電圧源を設けることもできるし、全行に対して各1つの限流抵抗と電圧源を設けることもできる。
また、縦続駆動方式に代えて、定電流源もしくは限流抵抗と電圧源の組合せに対して各発光素子ベアチップ522を並列接続した並列駆動方式を採ることもできる。この場合でも、電流値I(=E/R)を調整することで、配光を調整できる。もちろん、並列駆動方式を採る場合でも、行ごとの制御だけでなく、複数行ごとや全行に対しての制御ができるのは、縦続駆動方式の場合と同様である。
<光源装置;第2実施形態>
図5は、本発明に係る光源装置の第2実施形態の概要を示す図である。この第2実施形態は、第1実施形態の光源モジュール部50の出射端面520a側にマルチレンズアレイを設けた変形構造にする(光源モジュール部50aという)とともに、偏光を利用して出射光の偏光を揃えるPS合成素子(PS偏光変換素子)も一体化した点に特徴を有する。
すなわち、図5に示すように、第2実施形態の光源装置5は、第1実施形態の変形例である光源モジュール部50aの出射端面520a側に、さらに偏光光学部材の一例であるPS合成素子560を備えて光源モジュール部51が構成されている。
光源モジュール部50aは、第1実施形態の光源モジュール部50の出射端面520a側にさらに集光部材としてのマルチレンズアレイ(フライアイレンズ)552を備えている。マルチレンズアレイ552はX方向にm個およびY方向にn個の凸レンズ型のレンズセル552aを出射端面520aの透明基板520上に配されており、光分割部(フライアイ)として機能する。具体的には、光源モジュール53から出射される可視光成分L1(LB,LR,LG)を、X方向にm分割およびY方向にn分割して合計m*n本の可視光成分L1としてPS合成素子560側に出力する。
PS合成素子560は、液晶表示装置などへの入射光の偏光を揃えることで、従来吸収されていた偏光の利用を図ることを目的に用いている。すなわち、液晶表示装置は光源からの光のうち、ある一方の偏光を変調することにより画像を出力しているが、他方の偏光は利用されず偏光板に熱として吸収されてしまう。これに対してPS合成素子560を用いて液晶表示装置への入射光の偏光を揃えることで、従来吸収されていた偏光の利用を図る。加えてマルチレンズアレイ552,562を組み合わせて利用することで、均一照明が得られるようにしている。
PS合成素子560は、光源モジュール部50を出射した円偏光成分の光について、PS合成素子560を通過させた結果、S偏光成分はそのまま透過させ、P偏光成分はS偏光成分の光へ変換させて透過させるようにしたものである。これにより、装置全体をより薄型形状でかつコンパクトに仕上げることができ、これを実装するプロジェクタ装置の超小型化を図ることが可能となる。
たとえば、PS合成素子560は、光源モジュール部50側には偏光板の一例であるPBS膜(Polarizing Beam splitter;偏光ビームスプリッタ)564が形成され、出射側には所定間隔で位相差板の一例である1/2波長板566が形成されている。光源モジュール部50からPS合成素子560に入射した光は、PBS膜564でP波とS波に分離される。このうちP波は1/2波長板566によって偏光面が90°回転させられ出射光はすべてS波に偏光面が揃えられる。この結果、液晶表示部の液晶パネルに入射する光はS偏光一成分となるため、従来熱として捨てられてきた光を照明として有効に使うことができるようになる。
また、PS合成素子560は、マルチレンズアレイ552に対応するように、光源モジュール部50側に集光部材としてのマルチレンズアレイ562を備えている。マルチレンズアレイ562はマルチレンズアレイ552と同様の配列となるように、X方向にm個およびY方向にn個の凸レンズ型のレンズセル520aをPBS膜564上に配されており、光分割部(フライアイ)として機能する。光源モジュール部50とPS合成素子560とは、図示しない支持部材により透明基板520やPS合成素子560の辺縁部が支持され、各層の発光部521の中心軸が一致し、さらにマルチレンズアレイ552,562の光軸が一致するように位置決めがなされて固定される。光軸合せが必要となるマルチレンズアレイ552,562の部分が光源モジュール部50と一体となるようにしているので、光学系の取り扱いが容易である。
ここで、PS合成素子560は、具体的には、光分割部として機能するマルチレンズアレイ552から出力されたm*n本の可視光成分L1を集光してPBS膜564に導く。すなわち、マイクロレンズアレイ562の凸レンズ型のレンズセル562aの配列間隔は、マイクロレンズアレイ552から出射されるm*n本の可視光成分L1の間隔と同一で、各凸レンズ型のレンズセル562aが各可視光成分L1の光軸上に設けられている。これにより、マイクロレンズアレイ552から出射されたm*n本の可視光成分L1は、マイクロレンズアレイ562によって一旦集光されてm*n個の2次光源(点光源)として整形されてから、PBS膜564に入射される。つまり、マイクロレンズアレイ562は、2次光源生成部の一例をなす。
このような構成の光源モジュール部51をプロジェク装置などに使用する場合、光源モジュール部51の出射側には、フィールドレンズやコンデンサレンズなどの集光光学部材が配される。
このような構成を採ることで、光源モジュール部50から発せられた光を無駄なくPS合成素子560から出射し、集光光学部材で集光して液晶パネルなどに入射できるようになる。マイクロレンズアレイ552とマイクロレンズアレイ562とで、実質的にインテグレータレンズを構成するようにしている。このような構成のインテグレータレンズを採用することにより、液晶パネルへの集光効率と周辺光量比の向上を図ることができる。
すなわち、第1のインテグレータレンズ(光源モジュール部50側)であるマイクロレンズアレイ552の各レンズセル552aの像を第2のインテグレータレンズ(液晶側)であるマイクロレンズアレイ562あるいはフィールドレンズやコンデンサレンズなどの集光光学部材により液晶表示面に結像させることで、光源モジュール部50(つまり光源モジュール53)からの光を効率よく液晶表示面へ集めると同時に、レンズセル像の重合せにより照明むらを改善することで均一照明が可能となる。加えて、マルチレンズアレイ562を介して光源モジュール部50からの光を集光してPBS膜564に取り込むことで光学長を短くでき、光源装置5の小型化に寄与できる。
高輝度化が図られた光源モジュール部50に対してさらにPS合成素子560によりPS合成を行なうことで、さらなる十分な高輝度化が期待できるようになる。加えて、RGB光源をなす光源モジュール部50とフライアイレンズである552,562とPS合成素子(特にPBS膜564および1/2波長板566)を一体構造とした、つまり液晶表示素子を使用したプロジェクタの高輝度化に大きく寄与するPS合成素子560を光学長を短くしつつ光源モジュール部50と一体的に構成したことで、たとえば従来の10分の1以上の小型化が可能となる。
<光源装置;第3実施形態>
図6は、本発明に係る光源装置の第3実施形態を示す図である。この第3実施形態は、第2実施形態の光源モジュール部51に加えて、さらにPS合成素子560の出射側に配する集光光学部材の全部もしくは一部をも一体化した点に特徴を有する。
すなわち、図6に示すように、第3実施形態の光源装置5は、第2実施形態の光源モジュール部51の出射側にさらに集光光学部570を備えて光源モジュール部52が構成されている。
集光光学部570は、透明基板574と、PS合成素子560を透過した可視光成分L1を液晶パネル上などに導く集光部材576が透明基板574上にその出射側が集光機能を持つように形成されている。
また、集光光学部570は、PS合成素子560のマルチレンズアレイ562に対応するように、PS合成素子560側に集光部材としてのマルチレンズアレイ572を備えている。マルチレンズアレイ572はマルチレンズアレイ562と同様の配列となるように、X方向にm個およびY方向にn個の凸レンズ型のレンズセル572aを透明基板574上に配されており、光分割部(フライアイ)として機能する。光源モジュール部51(つまり光源モジュール部50およびPS合成素子560)と集光光学部570とは、図示しない支持部材により透明基板520やPS合成素子560や集光光学部570(特に透明基板574)の辺縁部が支持され、各層の発光部521の中心軸が一致し、さらにマルチレンズアレイ552,562,572の光軸が一致するように位置決めがなされて固定される。
このような構成を採ることで、光源モジュール部50から発せられた光を無駄なくPS合成素子560から出射し、集光光学部570で集光して液晶パネルなどに入射できるようになる。マイクロレンズアレイ552とマイクロレンズアレイ562とマルチレンズアレイ572とで、実質的にインテグレータレンズを構成するようにしている。このような構成のインテグレータレンズを採用することにより、第2実施形態と同様に、液晶パネルへの集光効率と周辺光量比の向上を図ることができる。加えて、マルチレンズアレイ562,572を介して光源モジュール部50からの光を集光して集光部材576に取り込むことで光学長を短くでき、光源装置5のさらなる小型化に寄与できる。
この第3実施形態の構成でも、高輝度化が図られた光源モジュール部50に対してさらにPS合成素子560によりPS合成を行なうことで、さらなる十分な高輝度化が期待できるし、液晶表示素子を使用したプロジェクタの高輝度化や照明むらの改善に大きく寄与するPS合成素子560や集光光学部570を光学長を短くしつつ光源モジュール部50と一体的に構成したことで、光学装置のさらなる小型化が可能となる。
なお、この第3実施形態の構成では、集光光学部570をなす集光部材576に関しても一体的に構成しているが、たとえば集光部材576をフィールドレンズなどの別体のものを用いて構成することもできる。この場合、透明基板574上に配されたマルチレンズアレイ572までの部分が光源モジュール部51と一体的に構成されることになる。この場合でも、光軸合せが必要となるマルチレンズアレイ552,562,572の部分が光源モジュール部50と一体となるようにしているので、光学系の取り扱いが容易である。
<光源モジュールの製造方法>
図7は、光源モジュール53の製法を説明する図である。先ず、透明基板520上に発光素子ベアチップ522を駆動するための光源駆動制御部54と接続される配線パターン530や端子532をパターン形成する(S10)。
次に、所定波長領域用の複数個の発光素子ベアチップ522を透明基板520上の所定位置に、その裏面側を透明樹脂で接着(ダイボンドという)する(S12:モジュール生成工程)。
ここで、“所定波長領域用の複数個”は、全てが同一波長領域用のものとは限らない。前述のように、積層される複数の光源モジュール53における何れか1つの波長領域用の発光素子ベアチップ522に着目して、複数の光源モジュール53上の同一波長用の全ての発光素子ベアチップ522を平面上に投影して示したときに、その同一波長用の発光素子ベアチップ522が正方格子状や六方配置など所定の配置パターンで整列して配列される状態になればよいのである。何れにしても、各波長領域用の発光素子ベアチップ522がそれぞれ異なる態様で配置された複数種類の光源モジュール53を用意できればよいのである。
次に、その発光素子ベアチップ522のアノードおよびカソードと配線パターン530とを金ワイヤなどでワイヤボンディングすることで、光源駆動制御部54と発光素子ベアチップ522との電気的接続を可能にする(S14)。
次に、トランスファーモールドなどにより発光素子ベアチップ522と対向する面が放物面になるように透明のモールド樹脂(透明樹脂524)にて発光素子ベアチップ522を封止する(S16;モールド工程)。この後、透明樹脂524の表面における発光素子ベアチップ522側が反射機能を有するように、反射膜となるアルミなどの金属反射膜もしくは波長選択のダイクロイック膜(誘電体膜)を形成することで透明樹脂524全体が凹面鏡525として機能するようにする(S18;反射膜形成工程)。
<光源モジュール部の製造方法>
図8は、図7の手順にて構成された光源モジュール53を用いて光源モジュール部50〜52を製造する方法を説明する図である。
図7のようにして生成した各波長領域用の発光素子ベアチップ522の配列状態が光源モジュール53ごとに異なる複数種類(たとえば3種類)の光源モジュール53を用意し、それらを所定の順に積層する(S20:モジュール積層工程)。ここで、複数種類とは、前述のように、積層される複数の光源モジュール53における何れか1つの波長領域用の発光素子ベアチップ522に着目して、複数の光源モジュール53上の同一波長用の全ての発光素子ベアチップ522を平面上に投影して示したときに、その同一波長用の発光素子ベアチップ522が正方格子状や六方配置など所定の配置パターンで整列して配列される状態になるようなものである。
たとえば、図1に示した第1実施形態の構造を持つ光源モジュール部50を製造する場合には、各層をなす波長別の光源モジュール53R,53G,53Bを、下層の凹面鏡525と上層の透明基板520とが対向するように、B→R→Gの順に積層する。これにより、第1実施形態の光源モジュール部50が完成する。
さらに、第1実施形態の変形態様である光源モジュール部50aとする場合には、光源モジュール部50をなす最下層(つまり出射端面520a側)の青色用の光源モジュール53Bの透明基板520上に、マルチレンズアレイ552を積層する(S22:集光部材形成工程)。
次に、図5に示した第2実施形態の光源モジュール部51とする場合には、予めマルチレンズアレイ562が形成されたPS合成素子560を、マルチレンズアレイ552との光軸合せをしながら積層する(S24:偏光光学部材合体工程)。この状態で完成品とする場合には、マルチレンズアレイ552,562の各光軸が一致するように配置した状態が維持されるように所定の支持部材で一体的に固定する。
次に、図6に示した第3実施形態の光源モジュール部52とする場合には、予めマルチレンズアレイ572が形成された集光光学部570を、マルチレンズアレイ562,572の光軸合せをしながら積層する(S26:集光結像部材合体工程)。この状態で完成品とする場合には、マルチレンズアレイ552,562,572の各光軸が一致するように配置した状態が維持されるように所定の支持部材で一体的に固定する。
<投影型表示装置;第1実施形態(3板方式)>
図9は、平板状の光源モジュール53を備えた光源装置5と透過型の液晶表示装置(液晶表示部76)を被照射対として利用して構成された投影型の表示装置の一例である液晶プロジェクタにおける光学系の第1実施形態の概略構成を示した図である。
第1実施形態の液晶プロジェクタ1は、B(青),G(緑)、R(赤)の3色の何れかを処理対象とする各色用のモノクロ液晶パネルをB,R,Gの光路ごとに設けて構成した3板方式のカラー表示装置として構成されていて、標準的な15.6μmピッチ用の3板式透過型液晶プロジェクタ用に構成されている。
具体的には、液晶プロジェクタ1の光学系3は、照明光L0を出射する光源装置5と、図示しないスクリーン上を投写する投写(投影)光学系7と、光源装置5から出射された照明光L0を投写光学系7側に導く光学部材群9とを備えている。
光源装置5としては、高輝度の揃った白色平行光を発することが可能な光源モジュール部50aを使用している。光源モジュール部50aは、光源駆動制御部54により駆動される。
投写光学系7は、B,G,R各色用の液晶表示装置1枚に向けて、B,G,Rの各色成分光LB,LG,LRをB,G,Rの各色の液晶表示装置上に導き得るように、B,G,Rの各色成分光LB,LG,LRをそれぞれ取り込む入射部72B,72G,72Rと、入射部72B,72G,72Rで取り込んだ各色成分光LR,LG,LBを略同一の光路に合成して出射端79aから出射するダイクロイックプリズム79と、液晶表示部76から出射されダイクロイックプリズム79で合成された各色の光を図示しないスクリーン上に投写する投写レンズ80とを備えている。出射端79aから出射された各色成分光LB,LR,LGは、投写レンズ80で集光され図示しないスクリーン上にて色合成される。
入射部72B,72G,72Rのそれぞれは、カラートリミングコートが施されたコンデンサレンズなどのフィールドレンズ74と、液晶表示部76とを備えている。なお、図示を割愛するが、液晶表示部76の光路上の両側には、偏光板が配される。液晶表示部76は、詳細説明を割愛するが、当該液晶表示部76の個々の画素の光透過性を制御する光スイッチング素子として薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor )を使用した液晶表示パネルと、液晶表示パネルを包囲する筐体(フレーム)と、液晶表示パネルを駆動する駆動素子を搭載した基板モジュールなどを備えている。
光学部材群9は、光源装置5から発せられた照明光L0を取り込むマルチレンズアレイ562を具備しないPS合成素子560と、透明基板574および集光部材576とで構成されたコンデンサレンズ577とを具備した集光光学部570とを、この順に光路上に備えている。集光部材576はフィールドレンズ578(後述参照)の片側の凸面を備えたもので、このような集光部材576を透明基板574上に密接形成することでコンデンサレンズ577が形成されている。特にコンデンサレンズ577(フィールドレンズ578も)は、液晶パネル面上に結像させる機能を持つ。
PS合成素子560と集光光学部570とは密接して配置している。上述のように、PS合成素子560は、光の利用効率を高めるべく、光源モジュール部50aからの光を液晶表示部76で表示に用いる偏光に揃える機能を持つものである。
PS合成素子560と集光光学部570とを密接して配置することで、光源モジュール部50aから発せられPS合成素子560から出射された光を無駄なく集光光学部570に入射し、集光光学部570で集光して液晶パネルなどに入射できるようになる。マイクロレンズアレイ552と集光光学部570とで、実質的にインテグレータレンズを構成するようにでき、液晶パネルへの集光効率と周辺光量比の向上を図ることができる。
なお、ここでは光源装置5として光源モジュール部50aを使用していたが、マルチレンズアレイ552、PS合成素子560、集光光学部570をも含めて考えることで、第1〜第3実施形態の何れをも使用できる。
また、図示しないが、光源モジュール部50aとPS合成素子560との間には、光源モジュール部50aから発せられた照明光L0の内の紫外線UV(UltraViolet rays)および赤外線IR(InfRared rays )を遮断し、可視光VL(Visible light )を透過させるUV/IRカットフィルタを配してもよい。
また光学部材群9は、集光光学部570を透過した可視光成分L1(LB,LR,LG)の内の赤色成分光LRを反射し、残りの青色成分光LBおよび緑色成分光LGを透過させるダイクロイックミラー(DM)232と、ダイクロイックミラー232で反射した赤色成分光LRを入射部72Rに向けて反射させることで入射部72Rの液晶表示部76Rに所定の入射光発散角にて入射させる全反射ミラー214を備えている。
また光学部材群9は、ダイクロイックミラー232を透過した青色成分光LBおよび緑色成分光LGの内の緑色成分光LGを入射部72Gに向けて反射させることで入射部72Gの液晶表示部76Gに所定の入射光発散角にて入射させるとともに、青色成分光LBを透過させるダイクロイックミラー(DM)234を備えている。
また光学部材群9は、ダイクロイックミラー234を透過した青色成分光LRを集光するリレーレンズ242と、リレーレンズ242を透過した青色成分光LBを反射する全ミラー216と、全反射ミラー216で反射した青色成分光LRを集光するリレーレンズ244と、リレーレンズ242を透過した青色成分光LBを入射部72Bに向けて反射させることで入射部72Bの液晶表示部76Bに所定の入射光発散角にて入射させる全反射ミラー218とを備えている。
このような構成において、光源装置5の光源駆動制御部54は、R,G,B別の発光素子ベアチップ522を同時駆動することで、光源モジュール部50aから白色光が発せられるようにする。光学系3は、光源装置5から発せられた照明光L0の内の可視光成分VL(LB,LR,LG)を、PS合成素子560および集光光学部570を透過させた後、2つのダイクロイックミラー232,234で各色成分光LB,LR,LGのそれぞれに色分解し、入射部72のフィールドレンズ74を経て、液晶表示部76の液晶表示パネル面に均一照明を得るようにしている。
各色成分光LB,LR,LGは液晶表示部76を構成する液晶表示パネル内の所定位置に集光され、液晶表示パネルの各々対応する画素位置を通過する。このとき、与えられた画素信号に応じて液晶表示パネルの図示しない画素電極への印加電圧が変化し、これに応じて図示しない液晶層中を通過する各色成分光LB,LR,LGの偏光方向が変調を受ける。
そして、液晶表示パネル内でそれぞれ焦点を結んだB,R,Gの各色成分光LB,LR,LGは、液晶表示パネルの裏面から出射し偏光板を選択的に透過して、ダイクロイックプリズム79に入射し、ダイクロイックプリズム79で合成され、その出射端79aから出射して投写レンズ80によってスクリーン上にて変調度合いに応じて色合成されつつ、拡大投影される。
なおここでは、液晶表示部76として透過型の液晶表示パネルを使用しているが、透過型で構成する場合に限定されるものではなく、反射型で構成してもよい。
また、ダイクロイックプリズム79は、たとえば液晶表示部76からの出射光を、緑はP波に、赤と青はS波に設計することで、同じダイクロイック膜でも緑の透過特性と赤・青の反射特性の波長域を広げることができ、その結果、光源装置5のスペクトルを広く利用することができる。
このような構成の3板方式の液晶プロジェクタ1においては、薄型形状でかつコンパクトに仕上げられた光源モジュール部50aを光源装置5に実装することにより、プロジェクタ装置全体の超小型化、軽量化を図ることができ、可搬な液晶投影装置を実現することが可能となる。このような液晶プロジェクタ1は、いかなる場所においても容易に使用することができるため、他社の製品との差別化を図ることができる。
これにより、ユーザは、時間や場所に支配されることなく簡単にプロジェクション投影を行なうことが可能となり、高画質な画像を楽しむことが可能となる。また、先にも説明しやように、ランプ交換をする必要がなくなるので、利便性を向上させることもでき、プロジェクション投影に必要な費用を抑えることができるので、ユーザフレンドリーな装置を実現できる。
被照明領域に対して効率がよく、より均一な照明を実現することができる。また、光源装置5から放射角度分布が狭く、照度分布が均一化された高輝度の光が照射されるので、明るさムラが少なく、高コントラストの極めて明るい画像を再現することができる。
<投影型表示装置;第2実施形態(単板方式)>
図10は、平板状の光源モジュール53を備えた光源装置5と透過型の液晶表示装置を利用して構成された投影型の表示装置の一例である液晶プロジェクタにおける光学系の第2実施形態の概略構成を示した図である。
第2実施形態の液晶プロジェクタ1は、B(青),G(緑)、R(赤)の3色のそれぞれを処理対象とする単一のモノクロ液晶パネルを設けて構成した単板方式のカラー表示装置として構成されている。
光源装置5としては、高輝度の揃った白色平行光を発することが可能な光源モジュール部50aを使用している。光源モジュール部50aは、光源駆動制御部54により時分割で駆動される。すなわち、光源モジュール部50aに設けられた波長別の発光素子ベアチップ522は、光源駆動制御部54に接続されており、この光源駆動制御部54によって各発光素子ベアチップ522R,522G,522Bが発光するタイミングが制御され、各発光素子ベアチップ522R,522G,522BからたとえばR,G,B,R,G,B,…というように時間順次に色光を発光可能な構成となっている。
光学部材群9は、光源装置5から発せられた照明光L0を取り込むマルチレンズアレイ562を具備しないPS合成素子560と、マルチレンズアレイ(フライアイレンズ)572および集光部材576の一例であるフィールドレンズ578とを具備した集光光学部570とを、この順に光路上に備えている。
PS合成素子560と透明基板574との間にマルチレンズアレイ552と対応するマルチレンズアレイ572を設けることで、光源モジュール部50aから発せられPS合成素子560から出射された光を無駄なく透明基板574に入射し、集光部材576で集光して液晶パネルなどに入射できるようになる。マイクロレンズアレイ552とマルチレンズアレイ572および集光部材576とで、実質的にインテグレータレンズを構成するようにでき、液晶パネルへの集光効率と周辺光量比の向上を図ることができる。
なお、ここでは光源装置5として光源モジュール部50aを使用していたが、マルチレンズアレイ552、PS合成素子560、集光光学部570をも含めて考えることで、第1〜第3実施形態の何れをも使用できる(後述の第3実施形態を参照)。
なお、ここでは光源装置5として光源モジュール部50aを使用していたが、マルチレンズアレイ552、PS合成素子560、集光光学部570をも含めて考えることで、第1〜第3実施形態の何れをも使用できる。また、図示しないが、光源モジュール部50aとPS合成素子560との間には、光源モジュール部50aから発せられた照明光L0の内の紫外線UVおよび赤外線IRを遮断し、可視光VLを透過させるUV/IRカットフィルタを配してもよい。
液晶表示部76は、図示しない液晶駆動回路に接続されており、この液晶駆動回路によって、入射される各色光に対応させて液晶表示部76を時間順次に駆動することが可能な構造になっている。また、図示しない同期信号発生回路が備えられており、この同期信号発生回路により、同期信号を発生させ、光源駆動制御部54および液晶駆動回路に入力することにより、各発光素子ベアチップ522R,522G,522Bから色光を出射するタイミングと、その色光に対応して液晶表示部76を駆動するタイミングとを同期させることができる構造にしている。
つまり、単板方式の液晶プロジェクタ1とする第2実施形態の構成では、1フレームを時分割し、各発光素子ベアチップ522R,522G,522Bから時間順次にR,G,Bの各色光を出射させ、各発光素子ベアチップ522R,522G,522Bから色光を出射するタイミングと液晶表示部76を駆動するタイミングとを同期させることにより、各発光素子ベアチップ522R,522G,522Bから出射される色光に対応させて液晶表示部76を時間順次に駆動し、各発光素子ベアチップ522R,522G,522Bから出射される色光に対応する画像信号を出力することにより、カラー画像を合成するようにする。
つまり、単板方式では、いわゆる“色順次駆動(カラーシーケンシャル)方式”と呼ばれる駆動方式を採用することになる。したがって、色光ごとの3枚の液晶表示部76を用いる第1実施形態の3板方式の液晶プロジェクタ1と異なり、液晶表示部76が1枚で済み、さらに液晶表示部76への光学系3や光源装置5も1系統で済む。色分離光学系や色合成光学系が不要となるため、部品点数を大きく削減できるとともに装置構成を簡単にでき、コスト低減を図ることができる。また、第1実施形態の液晶プロジェクタ1と同様に、光源装置5から放射角度分布が狭く、照度分布が均一化された高輝度の光が液晶表示部76に照射されるので、明るさムラが少なく、高コントラストで明るい画像を再現することができる。
<投影型表示装置;第3実施形態(単板方式)>
図11は、平板状の光源モジュール53を備えた光源装置5と透過型の液晶表示装置を利用して構成された投影型の表示装置の一例である液晶プロジェクタにおける光学系の第3実施形態の概略構成を示した図である。
第3実施形態の液晶プロジェクタ1は、第2実施形態と同様に単板方式としつつ光源装置5として第3実施形態の光源モジュール部52を使用しているものである。第2実施形態の光源モジュール部50aを光源モジュール部52に変更したことに伴い、PS合成素子560および集光光学部570が光源モジュール部50aと一体的に構成されているが、基本的な仕組みや得られる効果は、光源装置5に光学系の一部を含むことでさらに小型にできる利点が加わるが、基本的には第2実施形態と相違ない。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
たとえば、上記実施形態では、発光素子としてLED素子を用いる場合を示したが、レーザダイオードなどのその他の発光素子を用いることもできる。
また、上記実施形態では、表示装置用の光源への適用に注目して、複数の発光素子が発する光を混色して放射可能な構成について示したが、たとえば信号機のR,G,B単一色の高輝度光源として利用する場合のように、単一の波長領域の光のみでよければ、全ての光源モジュール53上に設けられる全ての発光素子ベアチップ522を同一波長領域用のものとしてもよい。この場合、図1に示す構造の場合、ある波長領域に着目して、それら全ての発光部を平面上に投影して示したとき、層ごとに、同一波長領域の発光部が、所定の配置パターンで整列して配列されるとともに、各層のものが、完全に重なって配置されることになる。
本発明に係る光源装置の第1実施形態を示す概略図である。 発光部の配列形態の第1の変形例を説明する図である。 発光部の配列形態の第2の変形例を説明する図である。 発光部の配列形態の第3の変形例を説明する図である。 本発明に係る光源装置の第2実施形態を示す概略図である。 本発明に係る光源装置の第3実施形態を示す概略図である。 光源モジュールの製法を説明する図である。 図7の手順にて構成された光源モジュールを用いて光源モジュール部を製造する方法を説明する図である。 光源モジュールを備えた光源装置と透過型の液晶表示装置を利用して構成された投影型の表示装置の第1実施形態の概略構成を示した図である。 光源モジュールを備えた光源装置と透過型の液晶表示装置を利用して構成された投影型の表示装置の第2実施形態の概略構成を示した図である。 光源モジュールを備えた光源装置と透過型の液晶表示装置を利用して構成された投影型の表示装置の第3実施形態の概略構成を示した図である。
符号の説明
1…液晶プロジェクタ、3…光学系、5…光源装置、7…投写光学系、9…光学部材群、50,50a,51,52…光源モジュール部、53…光源モジュール、54…光源駆動制御部、72…入射部、74…フィールドレンズ、76…液晶表示部、79…クロスプリズム、79a…出射端、80…投写レンズ、520…透明基板、520a…出射端面、521…発光部、522…発光素子ベアチップ、524…透明樹脂、524a…出射端面524b…反射端面、525…凹面鏡、526…金属反射膜、527…ダイクロイック膜、530…配線パターン、532…端子、552,562,572…マルチレンズアレイ、560…PS合成素子、564…PBS膜、566…1/2波長板、570…集光光学部、574…透明基板、576…集光部材、577…コンデンサレンズ、578…フィールドレンズ

Claims (20)

  1. 所定波長領域の光を出力する光源装置であって、
    所定波長領域の光を発する発光素子を光透過性の基板上に具備した発光部を所定の配置パターン状に複数備えてなる複数の光源モジュールが積層配置されており、
    ある波長領域に着目して、それら全ての発光部を平面上に投影して示したとき、同一波長領域の発光部が、所定の配置パターンで整列して配列される
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 各光源モジュールには、前記発光素子が2次元状に配列されており、かつ、
    少なくとも同列上の発光素子は、同一波長領域のものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 光源モジュールごとに、全ての前記発光素子は、同一波長領域のものであり、かつ、
    各層の光源モジュールは、それぞれ異なる波長領域のものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  4. 各発光部は、前記発光素子の発光面に対向するように設けられた前記発光素子が発した光を反射する放物面状の光学面を持つ反射光学部材を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  5. 前記発光素子は、前記光透過性の基板上における前記反射光学部材の焦点位置に配されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記反射光学部材の内、前記光透過性の基板における光出射面に対して内層となる層のものに関しては、背後から入射した光を透過するものである
    ことを特徴とする請求項4に記載の光源装置。
  7. 前記光透過性の基板における光出射面上に、前記発光部から発せられた光を集光する集光部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  8. 光入射側に光を集光する集光部材を具備し、かつ、前記光透過性の基板における光出射面から発せられ前記集光部材を透過した円偏光成分の光について、所定の偏光成分の光のみを外部へ透過させる偏光光学部材を備え、
    当該偏光光学部材の前記集光部材は、前記光透過性の基板における光出射面上に設けられた前記集光部材と同数でかつ同一光軸となるように一体的に構成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
  9. 前記偏光光学部材から出射された光を集光する集光部材と、当該集光部材を透過した光を所定の結像面に結像させる集光部材とを具備した集光光学部を備え、
    当該集光光学部の前記集光部材は、前記偏光光学部材に設けられた前記集光部材と同数でかつ同一光軸となるように一体的に構成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の光源装置。
  10. 前記光透過性の基板は、前記発光素子からの熱を放熱可能なサファイアや石英やYAGなどの熱伝導性のよい硝材で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  11. 所定波長領域用の発光素子を具備した複数種類の光源モジュールが積層されてなる光源装置の製造方法であって、
    前記複数種類の光源モジュールにおける何れか1つの波長領域用の発光素子に着目して、当該複数種類の光源モジュール上の同一波長領域用の全ての発光素子を平面上に投影して示したときに、その同一波長領域用の発光素子が所定の配置パターンで整列して配列される状態になるように、前記所定波長領域の光を発する発光素子を光透過性の基板上に載置することで前記光源モジュールを生成するモジュール生成工程と、
    各波長領域用の前記発光素子がそれぞれ異なる態様で配置された前記複数種類の光源モジュールを所定の順に積層して光源モジュール部を生成するモジュール積層工程と
    を有することを特徴とする光源装置の製造方法。
  12. 前記モジュール生成工程で生成された前記光源モジュールに対して、前記発光素子と対向する面が放物面をなすように所定の樹脂で前記発光素子を封止するモールド工程と、
    前記樹脂の表面における前記発光素子側が反射機能を有するように反射膜を形成する反射膜形成工程と
    を有することを特徴とする請求項11に記載の製造方法。
  13. 前記モールド工程は、前記放物面の焦点が前記発光素子に位置するように前記発光素子を封止することを特徴とする請求項12に記載の製造方法。
  14. 前記モジュール積層工程で生成された前記光源モジュール部の前記基板の出射端面上に当該光源モジュール部から出射される光を集光する複数のレンズセルが配されてなる集光部材を形成する集光部材形成工程
    をさらに有することを特徴とする請求項11に記載の製造方法。
  15. 前記集光部材形成工程で生成された前記光源モジュール部の光出射側に、光を集光する複数のレンズセルが配されてなる集光部材を具備するとともに、一方の偏光成分はそのまま透過させ、かつ他方の偏光成分は前記一方の偏光成分の光へ変換させて透過させる光学部材を、それぞれの前記集光部材の光軸が一致するように配置して一体的に固定する偏光光学部材合体工程
    をさらに有することを特徴とする請求項14に記載の製造方法。
  16. 前記偏光光学部材合体工程で生成された前記光源モジュール部の光出射側に、光を集光する複数のレンズセルが配されてなる集光部材を具備するとともに、所定の像面上に光学像を結像させる光学部材を、それぞれの前記集光部材の光軸が一致するように配置して一体的に固定する集光結像部材合体工程
    をさらに有することを特徴とする請求項15に記載の製造方法。
  17. 前記光透過性の基板として、前記発光素子からの熱を放熱可能なサファイアや石英やYAGなどの熱伝導性のよい硝材を使用する
    ことを特徴とする請求項11に記載の製造方法。
  18. 光を発する光源装置と、光透過性を制御する光スイッチング素子を有し前記光源装置から発せられた光が照射される被照射体と、前記光源装置から発せられた光を前記被照射体に導く光学系とを備え、前記被照射体から出射された光をスクリーン上に投影結像することにより画像を表示する投影型の表示装置であって、
    前記光源装置は、
    所定波長領域の光を発する発光素子を光透過性の基板上に具備した発光部を所定の配置パターン状に複数備えてなる複数の光源モジュールが積層配置された光源モジュール部を具備しており、
    ある波長領域に着目して、それら全ての発光部を平面上に投影して示したとき、同一波長領域の発光部が、所定の配置パターンで整列して配列されている
    ことを特徴とする表示装置。
  19. 前記光源装置は、前記光源モジュール部の前記基板の出射端面上に当該光源モジュール部から出射される光を集光する複数のレンズセルが配されてなる集光部材が形成されており、
    前記光源モジュール部の光出射側に、光を集光する複数のレンズセルが配されてなる集光部材を具備するとともに、一方の偏光成分はそのまま透過させ、かつ他方の偏光成分は前記一方の偏光成分の光へ変換させて透過させる偏光光学部材が、それぞれの前記集光部材の光軸が一致するように所定の支持部材で固定されている
    ことを特徴とする請求項18に記載の表示装置。
  20. 前記偏光光学部材の光出射側に、光を集光する複数のレンズセルが配されてなる集光部材を具備するとともに前記被照射体の像面上に光学像を結像させる光学部材が、それぞれの前記集光部材の光軸が一致するように所定の支持部材で固定されている
    ことを特徴とする請求項19に記載の表示装置。
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