JP2004341107A - 照明装置および投射型表示装置 - Google Patents

照明装置および投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光源光を効率的に利用することが可能な照明装置を提供する。
【解決手段】光源アレイ10およびレンズアレイ20を有する照明装置5であって、緑色光源12gに対応するレンズ22gの厚さが、赤色光源12rに対応するレンズ22rおよび青色光源12bに対応するレンズ22bの厚さより厚く形成され、レンズ22gの主点23gが、レンズ22rの主点23rおよびレンズ22bの主点23bより後方に配置されて、緑色光源12gによる照明倍率が、赤色光源12rおよび青色光源12bによる照明倍率より小さくなっている構成とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明装置および投射型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
照射装置から照射された光を液晶ライトバルブ等の光変調手段に入射させ、光変調手段から出射された映像光を投射レンズ等によりスクリーンに拡大投射させる、プロジェクタ等の投射型表示装置が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図7は、従来技術に係る照明装置および液晶ライトバルブの側面断面図である。照明装置900は、複数の光源912を備えた光源アレイ910と、複数のレンズ922を備えたレンズアレイ920とを有している。レンズアレイ920の各レンズ922は、光源アレイ910の各光源912に対応して、各光源912の後方に配置されている。そして、各光源912から放射状に出射された光は、その光源910に対応するレンズ922によって集光され、液晶ライトバルブ950の表示領域の全体に照射される。これにより、液晶ライトバルブ950の表示領域において各光源912からの光が重畳され、液晶ライトバルブ950が均一に照明されるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−112031号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、各光源912ごとに発光面積が異なる場合がありうる。たとえば、液晶ライトバルブ950の表示領域における中央部を強く照明する場合には、光源アレイ910の中央部に配置された光源912の発光面積を大きくすることになる。また、各光源912としてLED等の単色光源を採用した場合には、各色の光源をバランスよく配置するため、ある一色の光源の発光面積を大きくする場合がある。
【0006】
ここで、図7に示すように、光源アレイの中央部に配置された光源912aの発光面積が、周辺部の光源912bの発光面積より大きい場合を考える。周辺部の光源912bからの光のうち、これに対応するレンズ922bに飲み込まれた光は、液晶ライトバルブ950の表示領域の全体に照射される。これに対して、発光面積が大きい中央部の光源912aからの光のうち、これに対応するレンズ922aに飲み込まれた光は、液晶ライトバルブ950の表示領域に照射されるほか、その周辺部にも照射される。この液晶ライトバルブ950の周辺部に照射された光は、プロジェクタによる画像表示に利用されることがない。そのため、光源の発光面積を拡大したにもかかわらず、その光源光を効率的に利用することができないという問題がある。なお、プロジェクタでは、表示画像の明るさの確保が大きな課題となっている。したがって、光源光の利用効率の高低は、プロジェクタの性能に重大な影響を及ぼすことになる。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、光源光を効率的に利用することが可能な照明装置および投射型表示装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る照明装置は、複数の光源と、前記各光源に対応するレンズを複数備えたレンズアレイとを有し、前記各光源からの光を前記各光源に対応する前記レンズにより集光して照射面を照明する照明装置であって、一の前記光源と前記一の光源に対応する前記レンズの主点との光軸方向距離が、前記一の光源より発光面積が小さい他の前記光源と前記他の光源に対応する前記レンズの主点との光軸方向距離より、長く形成されていることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、一の光源の照明倍率が他の光源の照明倍率より小さくなるので、一の光源の発光面積が他の光源の発光面積より大きい場合でも、一の光源の発光領域全体からの光によって照射面全体を照明することが可能であり、発光領域の一部からの光が照射面の外側に照射されることがない。したがって、光源光を効率的に利用することができる。
【0010】
また、前記一の光源に対応する前記レンズの主点が、前記他の光源に対応する前記レンズの主点より、後方に配置されていることが望ましい。この構成では、照明装置と照射面との空間を利用して照明倍率を調整するので、照明装置をコンパクトに構成することができる。
【0011】
また、前記一の光源に対応する前記レンズの厚さが、前記他の光源に対応する前記レンズの厚さより、厚く形成されていることが望ましい。なお、前記一の光源に対応する前記レンズが、前記他の光源に対応する前記レンズより、後方に配置されていてもよい。この構成によれば、部品点数を増加させることなく照明倍率を調整することができるので、コストアップを抑制することができる。
【0012】
また、前記一の光源に対応する前記レンズの後方に、付加レンズが配置されていることが望ましい。この構成によれば、付加レンズの大きさおよび位置を自由に選択して照明倍率を調整することができるので、一の光源の発光面積が他の光源の発光面積に比べて著しく大きい場合でも、一の光源の発光領域全体からの光によって照射面全体を照明することができる。したがって、光源光を効率的に利用することができる。
【0013】
なお、前記一の光源が前記他の光源より前方に配置されていてもよい。この構成によれば、特殊なレンズアレイを形成することなく、また部品点数を増加させることなく、照明倍率を調整することができるので、コストアップを抑制することができる。
【0014】
なお、前記各光源と前記照射面とが共役の関係にあり、前記各光源の像が前記照射面に作成される構成としてもよい。この構成によれば、照射面の明るさを向上させることができるので、光源光を効率的に利用することができる。
【0015】
また、前記レンズは、アナモフィックレンズであることが望ましい。この構成によれば、各光源の発光領域の形状と照射面の形状とが異なる場合でも、照射面全体を照明することができるので、光源光を効率的に利用することができる。
【0016】
一方、本発明にかかる投射型表示装置は、上述した照明装置を備えたことを特徴とする。この構成によれば、光源光を効率的に利用することが可能な投射型表示装置を提供することができる。
【0017】
また、前記各光源がそれぞれ異なる色光を出射可能に形成されている上述した照明装置と、前記照明装置における前記各光源から出射された色光を変調する光変調手段と、前記各光源から色光を出射するタイミングを制御し、前記各光源から時間順次に色光を出射させる光出射制御手段と、前記各光源から出射される色光に対応させて前記光変調手段を時間順次に駆動する光変調手段駆動手段と、前記各光源から色光を出射するタイミングと前記光変調手段を駆動するタイミングとを同期させる同期信号を発生させ、発生した前記同期信号を前記光出射制御手段および前記光変調手段駆動手段に出力する同期信号発生手段と、を有することが望ましい。
【0018】
このように、光変調手段の駆動方式として色順次駆動方式を採用した単板式の投射型表示装置では、光変調手段にカラーフィルタを設けて色毎に画素を形成する必要がないので、光源光を効率的に利用することができる。さらに、上述した照明装置を採用したので、各光源から出射される各色光により、光変調手段の表示領域全体を効率的に照明することができる。したがって、明るく均一なカラー画像を形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
[第1実施形態]
最初に、本発明の第1実施形態につき、図1を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る照明装置および光変調手段の側面断面図である。第1実施形態に係る照明装置5は、複数の光源12r,12g,12bを備えた光源アレイ10と、各光源に対応する複数のレンズ22r,22g,22bを備えたレンズアレイ20とを有し、緑色光源12gに対応するレンズ22gの厚さが、緑色光源12gより発光面積が小さい赤色光源12rに対応するレンズ22rおよび青色光源12bに対応するレンズ22bの厚さより、厚く形成されているものである。なお、本実施形態では、液晶ライトバルブ等の光変調手段50における表示領域を照射面として照明する場合を例にして説明する。
【0020】
[照明装置]
光源12として、ハロゲンランプやメタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどの白色光源を用いてもよいが、本実施形態では、発光ダイオード(以下、LEDという)素子等の単色光源を用いた場合を例にして説明する。なお、光変調手段の駆動方式として色順次駆動方式を採用した単板式プロジェクタに、単色光源を用いた照明装置を採用した場合には、光変調手段にカラーフィルタを設ける必要がなくなる。したがって、光源光を効率的に利用することができる。また、単色光源としてLEDを採用することにより、少ない消費電力で高輝度を確保することが可能になり、効率的な照明を実現することができる。また、LEDは耐久性能に優れている。
【0021】
LEDは、接合部に電流が流れると光を放射するダイオードである。単純なホモ接合構造のLEDは、p型半導体およびn型半導体の結晶が同じ材料で構成されたものである。ホモ接合構造のLEDに順バイアス電圧を印加すると、n型半導体の電子がp型半導体に移動し、エネルギーの高い伝導帯からエネルギーの低い価電子帯に落ちて正孔と再結合する。その際に失われるエネルギーが光として放出され、LEDが発光する。なお、放出される光の色は伝導帯と価電子帯のエネルギー差(バンドギャップ)に左右され、バンドギャップは使用する半導体材料によって決定される。たとえば、AlGaAs等を使用すれば赤色に発光し、GaP等を使用すれば緑色に発光し、InGaN等を使用すれば青色に発光する。このように、LEDは単色光源となる。
【0022】
なお、ホモ接合構造のLEDでは発光効率が低いため、光源12にはダブルへテロ接合構造や量子井戸接合構造のLEDを採用するのが好ましい。ダブルへテロ接合構造のLEDは、p型半導体およびn型半導体の間に、バンドギャップの小さい活性層を挟み込んだものである。ダブルへテロ接合構造のLEDに順バイアス電圧を印加すると、電子および正孔は活性層に閉じ込められて密度が高くなる。これにより、効率よく再結合が行われて高い発光効率を得ることができる。また、量子井戸接合構造のLEDは、p型半導体およびn型半導体の間に、電子の波長(約10nm)程度に薄い複数の半導体層を挟み込んだものである。量子井戸接合構造のLEDに順バイアス電圧を印加すると、所定のエネルギーを有する電子および正孔のみを接合領域に集めることができる。これにより、効率よく再結合が行われて高い発光効率を得ることができる。また、波長幅が小さく単色に近い光を得ることができる。このように発光効率の高いLEDを、プロジェクタ等の投射型表示装置の光源として採用することにより、画像の明るさを向上させるとともに、消費電力を低下させることができる。
【0023】
光源12は、上記のように構成したLEDチップ等の発光素子14と、Al等からなるヒートシンク15とによって構成されている。発光素子14の一方端面は、ヒートシンク15の前面に配置された導電部材(不図示)の表面に面接合されている。また、ヒートシンク15の外周面からは、一対の電極(不図示)が突出形成されている。そして、一対の電極のうち一方の電極と、上述した導電部材とが、ワイヤボンディング(不図示)によって接続されている。また、一対の電極のうち他方の電極と、発光素子14の他方端面とが、ワイヤボンディング(不図示)によって接続されている。これにより、一対の電極から発光素子14に対して通電可能となっている。
【0024】
また、ヒートシンク15の前面周縁部には、ヒートシンク15の前方に向かって開口するテーパ面が形成されている。発光素子14からヒートシンク15の前面と平行に照射された光は、このテーパ面によって反射され、発光素子14の前方に出射される。これにより、光源光を効率的に利用することができる。なお、発光素子14の全体を密閉封止するため、ヒートシンク15の上面に、樹脂等の透明材料からなるパッケージ(不図示)を形成してもよい。このパッケージは、全体をエポキシ等の熱硬化性樹脂によって形成してもよいし、固体カバーの内部にジェル等を封入して形成してもよい。
【0025】
図2に、光源アレイ10の正面図を示す。上記のように構成された赤色光源12r、緑色光源12gおよび青色光源12bが、図2に示すように配置されている。すなわち、中央部には1個の緑色(G)光源12gが配置され、その周辺部には複数個の赤色(R)光源12rおよび青色(B)光源12bが交互に配置されている。さらに、その周辺部にも各色の光源を均等に配置してもよい。そして、これらの光源は、基板等の固定部材(不図示)の表面に固定され、光源アレイ10が形成されている。
【0026】
ところで、中央部の緑色光源12gには、その周辺部の赤色光源12rおよび青色光源12bに比べて、大きな発光素子14が形成されている。そのため、赤色光源12rおよび青色光源12bの発光面積より、緑色光源12gの発光面積の方が大きくなってている。これにより、赤色光源12rおよび青色光源12bと、緑色光源12gとの光量が均等化されている。
【0027】
一方、図1に示すように、各光源12r,12g,12bに対応して、各光源の後方にレンズ22r,22g,22bが配置されている。各レンズは、これに対応する各光源からの光を集光して、光変調手段の表示領域に照射するものである。この各レンズ22r,22g,22bは、一体的に形成されて、レンズアレイ20が構成されている。このレンズアレイ20は、ガラスやプラスチック等を用いてモールド成型されている。なお、各レンズを一体形成することなく、個別のレンズを集合させて、レンズアレイ20を構成してもよい。
【0028】
なお、レンズアレイ20を構成する各レンズのうち、光源アレイ10の周辺部に配置された光源12r,12bに対応するレンズ22r,22bは、当該光源よりも中央部寄りに配置されている。このように、各光源の発光領域の中心点と、各光源に対応するレンズの主点とを結ぶ直線が、それぞれレンズアレイ20の後方における一点で交わるように、各光源および各レンズが配置されている。そして、この交点に光変調手段の表示領域を配置すれば、各光源から照射された光を各光源に対応するレンズにより集光して、光変調手段の表示領域を照明することができる。
【0029】
また、各レンズはアナモフィックレンズで構成するのが好ましい。アナモフィックレンズは、シリンドリカルレンズやトロイダルレンズ等のように、縦方向と横方向の曲率が異なるレンズである。アナモフィックレンズの各方向の曲率は、照明すべき光変調手段の表示領域の形状に合わせて決定する。これにより、光変調手段の表示領域全体が照明されるので、光源光を効率的に利用することができる。
【0030】
本実施形態では、レンズアレイ20により、光変調手段50の表示領域に、光源アレイ10の像が作成される場合を例にして説明する。具体的には、レンズアレイ20を構成する各レンズにより、各レンズに対応する光源の発光領域の像が、それぞれ光変調手段50の表示領域全体に作成される。したがって、各光源12からこれに対応するレンズ22までの光軸方向に沿った距離(以下、単に距離という)と当該レンズ22から光変調手段50までの距離との比率が、各光源12の発光領域の幅と光変調手段50の表示領域の幅との比率に一致するように、レンズアレイ20が配置されている。この比率は、各光源の発光領域の幅に対する像の倍率となる。
【0031】
なお、光変調手段50の表示領域に各光源12の発光領域の像を作成するには、各光源12と光変調手段50とが共役の関係にあることが必要である。具体的には、各光源12からこれに対応するレンズ22の前側焦点位置までの距離と当該レンズ22の焦点距離との比率、および、当該レンズ22の焦点距離と当該レンズ22の後側焦点位置から光変調手段50までの距離との比率を、上述した倍率と一致させる必要がある。そこで、この関係を満たすように、各レンズ22の焦点距離が設定されている。具体的には、各レンズ22の曲率を適当に設定することにより、各レンズ22の焦点距離が上記の関係を満たすように設定されている。
【0032】
ここで、発光面積の大きい緑色光源12gに対応するレンズ22gの厚さは、発光面積の小さい赤色光源12rに対応するレンズ22rおよび青色光源12bに対応するレンズ22bの厚さに比べて、厚く形成されている。具体的には、レンズ22gのみが後方に拡張形成されている。これにより、レンズ22gの主点23gは、レンズ22rの主点23rおよびレンズ22bの主点23bより後方に配置されている。なお主点とは、光学系において横倍率が+1になる光軸上の共役点である。すなわち、入射光線が1つの面で曲がっていると考えたときの仮想的な面と光軸との交点である。ここで、レンズ22gの主点23gの位置は、緑色光源12gから主点23gまでの距離と主点23gから光変調手段50の表示領域までの距離との比率が、緑色光源12gの発光領域の幅と光変調手段50の表示領域の幅との比率に一致するように配置されている。この比率は、緑色光源12gの発光領域の幅に対する像の倍率となる。なお、緑色光源12gの像の倍率は、上述した赤色光源12rおよび青色光源12bの像の倍率より小さくなる。上述した各主点の配置にともなって、緑色光源12gから主点23gまでの距離は、赤色光源12rから主点23rまでの距離および青色光源12bから主点23bまでの距離に比べて、長くなっている。
【0033】
上述したように、光変調手段50の表示領域に緑色光源12gの発光領域の像を作成するには、緑色光源12gと光変調手段50とが共役の関係にあることが必要である。具体的には、緑色光源12gからレンズ22gの前側焦点位置までの距離とレンズ22gの前側焦点位置からレンズ22gの主点23gまでの距離(焦点距離)との比率、および、レンズ22gの主点からレンズ22gの後側焦点位置までの距離(焦点距離)と各レンズ22の後側焦点位置から光変調手段50までの距離との比率を、上述した倍率と一致させる必要がある。そこで、この関係を満たすように、レンズ22gの焦点距離が設定されている。具体的には、レンズ22gの曲率を適当に設定することにより、レンズ22gの焦点距離が上記の関係を満たすように設定されている。
【0034】
次に、上記のように構成した照明装置の作用について説明する。まず、赤色光源12rからの光は、レンズ22rによって集光され、光変調手段50の表示領域に照射される。ここで、赤色光源12rからレンズ22rの主点23rまでの距離とレンズ22rの主点23rから光変調手段50の表示領域までの距離との比率が、赤色光源12rの発光領域の幅と光変調手段50の表示領域の幅との比率に一致するように、レンズ22rが配置されている。したがって、光変調手段50の表示領域には、赤色光源12rの発光領域の像が、上記比率を倍率として作成される。これにより、赤色光源12rの発光領域全体からの光によって、光変調手段50の表示領域全体が照明される。なお、青色光源12bの場合も同様である。
【0035】
一方、緑色光源12gからの光は、レンズ22gによって集光され、光変調手段50の表示領域に照射される。ここで、緑色光源12gの発光面積は、赤色光源12rおよび青色光源12bの発光面積より大きく形成されている。しかし、緑色光源12gからレンズ22gの主点23gまでの距離とレンズ22gの主点23gから光変調手段50の表示領域までの距離との比率が、緑色光源12gの発光領域の幅と光変調手段50の表示領域の幅との比率に一致するように、レンズ22gが配置されている。したがって、光変調手段50の表示領域には、緑色光源12gの発光領域の像が、上記比率を倍率として作成される。これにより、緑色光源12gの発光領域全体からの光によって、光変調手段50の表示領域全体が照明される。
【0036】
以上に詳述したように、第1実施形態に係る照明装置では、緑色光源12gに対応するレンズ22gの厚さが、緑色光源12gより発光面積が小さい赤色光源12rに対応するレンズ22rおよび青色光源12bに対応するレンズ22bの厚さより、厚く形成されている構成とした。この構成によれば、緑色光源12gの照明倍率が、赤色光源12rおよび青色光源12bの照明倍率より小さくなる。これにより、緑色光源12gの発光面積が赤色光源12rおよび青色光源12bの発光面積より大きい場合でも、緑色光源12gの発光領域全体からの光によって光変調手段50の表示領域全体が照明され、緑色光源12gの発光領域の一部からの光が光変調手段50の表示領域の外側に照射されることはない。したがって、光源光を効率的に利用することができる。また、照明装置と光変調手段との空間を利用して照明倍率を調整するので、照明装置をコンパクトに構成することができる。さらに、部品点数を増加させることなく照明倍率を調整することができるので、コストアップを抑制することができる。
【0037】
なお、本実施形態では、一の光源に対応するレンズの厚さを、他の光源に対応するレンズの厚さより厚くすることにより、一の光源に対応するレンズの主点を後方に配置する構成とした。しかし、各レンズの厚さを同一に形成しつつ、一の光源に対応するレンズを他の光源に対応するレンズより後方に配置することにより、一の光源に対応するレンズの主点を後方に配置してもよい。この場合にも、上記と同様の効果が得られる。また、一の光源に対応するレンズを後方に配置するとともに、当該レンズの厚さを厚くしてもよい。この構成によれば、照明倍率を大幅に調整することができる。
【0038】
また、本実施形態では、一の光源に対応するレンズの主点を、一の光源に対応するレンズの主点より後方に配置することにより、一の光源とこれに対応するレンズの主点との距離を延長する構成とした。しかし、各レンズの主点を同じ位置に配置しつつ、一の光源を他の光源より前方に配置することにより、一の光源とこれに対応するレンズの主点との距離を延長してもよい。この構成によれば、特殊なレンズアレイを形成することなく、また部品点数を増加させることなく、照明倍率を調整することができるので、コストアップを抑制することができる。
【0039】
また、本実施形態では、各光源と光変調手段とが共役の関係にあり、光変調手段の表示領域に各光源の発光領域の像が作成される場合について説明した。しかし、必ずしも各光源と光変調手段とが共役の関係にある必要はない。光変調手段の表示領域に各光源の発光領域の像を作成すると、かえって光変調手段の表示領域における光の均一性が確保できなくなる場合があるからである。この場合には、光変調手段の表示領域に、各光源の発光領域の像を少しぼかして作成する。具体的には、レンズの主点から当該レンズの後側焦点位置までの距離(焦点距離)と当該レンズの後側焦点位置から光変調手段までの距離との比率が、像の倍率に一致しないように、光変調手段を少しずらして配置する。これにより、光変調手段の表示領域における光の均一性を確保することができる。
【0040】
また、本実施形態では、照明装置によって照明される照射面が、液晶ライトバルブ等の光変調手段である場合を例にして説明した。しかし、光変調手段を照射面とする場合に限られず、ロッドレンズや別のレンズアレイ等を照射面とすることも可能である。なお、ロッドレンズを照明する場合には、ロッドレンズ自体により光の均一性が確保されるので、各光源とロッドレンズとを共役の関係とするのが好ましい。これにより、ロッドレンズを強く照明することが可能になり、光源光を効率的に利用することができる。
【0041】
また、本実施形態では、発光色が異なる複数の単色光源によって光源アレイが形成されている場合を例にして説明した。しかし本発明は、光源の発光色にかかわらず、発光面積が異なる複数の光源を有する場合に広く適用することが可能である。たとえば、複数の白色光源によって光源アレイが構成されている場合に、照射面の中央部のみを強く照明しようとすれば、光源アレイの中央部に配置された白色光源の発光面積を大きくすることになる。この場合に、本実施形態に係る照明装置を適用すれば、光源光を効率的に利用することができるとともに、照射面の中央部のみを強く照明することができる。
【0042】
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る照明装置につき、図3を用いて説明する。図3は、第2実施形態に係る照明装置および光変調手段の側面断面図である。第2実施形態では、レンズアレイ20を構成する各レンズが同一の厚さに形成されている一方で、発光面積の大きい緑色光源12gに対応するレンズ22gの後方に、付加レンズ26が配置されている点が第1実施形態と異なっている。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、詳細な説明を省略する。
【0043】
第2実施形態では、ロッドレンズ20の後方に、ガラスやプラスチック等の透明材料からなる支持板25が配置されている。そして、発光面積の大きい緑色光源12gから光変調手段への光路と、前記支持板25との交点付近に、付加レンズ26が形成されている。付加レンズ26は、支持板25の一部を厚肉化することによって形成され、支持板25は、付加レンズ26が形成された曲面部とそれ以外の平面部とがアレイ状になって構成されている。そして、支持板25は透明材料によって形成されているので、レンズ22rおよびレンズ22bから出射された光は、支持板25を透過して光変調手段50に直進する。なお、研磨等によって形成した付加レンズ26の単体を、支持板25以外の支持手段によって支持してもよい。
【0044】
レンズ22gから出射された光は、付加レンズ26によって集光されるので、レンズ22gおよび付加レンズ26による仮想の主点23gは、レンズ22rの主点23rおよびレンズ22bの主点23bに比べて、付加レンズ側に配置されている。具体的には、緑色光源12gから主点23gまでの距離と主点23gから光変調手段50までの距離との比率が、緑色光源12gの発光領域の幅と光変調手段50の表示領域の幅との比率に一致するように、主点23gが配置されている。この比率は、緑色光源12gの発光領域の幅に対する像の倍率となる。そして、上記の位置に主点23gが配置されるように、付加レンズ26の位置が設定されている。
【0045】
また、第1実施形態と同様に、緑色光源12gおよび光変調手段50を共役の関係とする場合には、緑色光源12gから前側焦点位置までの距離と前側焦点位置から主点23gまでの距離(焦点距離)との比率、および、主点23gから後側焦点位置までの距離(焦点距離)と後側焦点位置から光変調手段50までの距離との比率を、上述した倍率と一致させる必要がある。そこで、この関係を満たすように、レンズ22gおよび付加レンズによる焦点距離が設定されている。具体的には、付加レンズ26の曲率を適当に設定することにより、焦点距離が上記の関係を満たすように設定されている。
【0046】
そして、緑色光源12gからの光は、レンズ22gおよび付加レンズ26を介して、光変調手段50の表示領域に照射される。ここで、緑色光源12gの発光面積は、赤色光源12rおよび青色光源12bの発光面積より大きく形成されている。しかし、レンズ22gおよび付加レンズ26による仮想の主点23gは、上記の関係を満たすように配置されている。したがって、光変調手段50の表示領域には、緑色光源12gの発光領域の像が作成される。これにより、緑色光源12gの発光領域全体からの光によって、光変調手段50の表示領域全体が照明される。
【0047】
以上に詳述したように、第2実施形態に係る照明装置では、緑色光源12gに対応するレンズ22gの後方に、付加レンズ26が配置されている構成とした。この構成により、第1実施形態と同様に、光源光を効率的に利用することができる。なお、第1実施形態では、レンズ22gの厚さを厚くすることにより主点23gを後方に配置したが、レンズ22gの厚さを厚くするには限界がある。この点、第2実施形態では、付加レンズ26の大きさおよび位置を自由に選択することができるので、照明倍率を大幅に調整することができる。したがって、一の光源の発光面積が他の光源の発光面積に比べて著しく大きい場合でも、一の光源の発光領域全体からの光によって光変調手段50の表示領域の全体を照明することができる。
【0048】
[単板式プロジェクタ]
次に、第1実施形態または第2実施形態に係る照明装置を備えた投射型表示装置について説明する。まず、単板式プロジェクタにつき、図4および図5を用いて説明する。図4は単板式プロジェクタの説明図であり、図5はタイミングチャートである。単板式プロジェクタとは、1個の光変調手段により光源光の変調を行うプロジェクタである。なお以下には、光変調手段の駆動方式として色順次駆動方式を採用した単板式プロジェクタについて説明する。
【0049】
図4に示す単板式プロジェクタは、第1実施形態に係る照明装置5または第2実施形態に係る照明装置6を備えている。すなわち、複数の単色光源12r,12g,12bを備えた光源アレイ10と、各単色光源に対応する複数のレンズを備えたレンズアレイ20とが、単板式プロジェクタの光軸上に配置されている。また、各光源12r,12g,12bは、光出射制御回路(光出射制御手段)70に接続されている。この光出射制御回路70は、各光源12r,12g,12bから色光を出射するタイミングを制御するものであり、各光源12r,12g,12bから時間順次に色光を出射させることが可能になっている。
【0050】
また、レンズアレイ20の後方には、液晶ライトバルブ等の光変調手段50が配置されている。光変調手段50は、入射する光源光を変調して、画像光を形成するものである。この光変調手段50は、光変調手段駆動回路(光変調手段駆動手段)80に接続されている。この光変調手段駆動回路80は、光変調手段50を駆動するタイミングを制御するものであり、各光源からの色光に対応させて光変調手段50を時間順次に駆動することが可能になっている。
【0051】
光源アレイ10の各光源から放射状に出射された光は、レンズアレイ20の各レンズによって集光され、光変調手段50の表示領域に照射される。この場合、各光源からの光が光変調手段50の表示領域において重畳されるので、光変調手段50の表示領域を均一に照明することができる。なお、レンズアレイ20と光変調手段50との間にロッドレンズを配置して、照射面をロッドレンズとしてもよい。ロッドレンズを採用することにより、光変調手段50に対して垂直に近い角度で光束を入射させることが可能になり、光源光を効率的に利用することができるとともに、画像のコントラスト比を確保することができる。
【0052】
そして、光出射制御回路70および光変調手段駆動回路80は、同期信号発生回路(同期信号発生手段)90に接続されている。この同期信号発生回路90は、同期信号SYNCを発生させて、光出射制御回路70および光変調手段駆動回路80に入力するものである。これにより、各光源12r,12g,12bから色光を出射するタイミングと、光変調手段50を駆動するタイミングとを、同期させることができるようになっている。
【0053】
各光源および光変調手段の具体的な駆動方法について、図5を用いて説明する。まず、微小時間を1フレームに設定し、さらに1フレームを3つに時分割して動作単位時間とする。同期信号発生回路90は、各動作単位時間ごとに同期信号SYNCを発生させ、光出射制御回路70および光変調手段駆動回路80に出力する。光出射制御回路70は、同期信号SYNCに合わせて、各光源12r,12g,12bを順次発光させる。なお、1フレーム中に各光源12r,12g,12bが1回ずつ発光することになる。一方、光変調手段駆動回路80は、同期信号SYNCに合わせて、各画像信号Sr,Sg,Sbを順次出力し、光変調手段50を駆動する。なお、光源の発光色に対応した画像信号が出力されるように、最初の発光色および発光色の切り換えの順番をあらかじめ設定しておく。以上により、光源の発光に同期して光変調手段が駆動され、各動作単位時間ごとに画像光が形成される。また、1フレームの間に各色光に対応した画像光が1回ずつ作成され、1フレームごとにカラー画像が形成される。
【0054】
そして、光変調手段50により形成されたカラー画像は、投射レンズ等からなる投射光学系60を介してスクリーン65に拡大投影される。以上により、画像表示が行われる。
【0055】
以上に詳述した単板式プロジェクタでは、光変調手段50の駆動方式として色順次駆動方式を採用した。この場合、光変調手段50にカラーフィルタを設けて色毎に画素を形成する必要がないので、光源光を効率的に利用して画像表示を行うことが可能となり、表示画像の明るさを確保することができる。また、光変調手段50の高精細化を図ることが可能になり、表示品質の優れた投射型表示装置を提供することができる。さらに、実施形態に係る照明装置を採用したので、各光源から出射される各色光により、光変調手段の表示領域全体を効率的に照明することができる。したがって、明るく均一なカラー画像を形成することができる。また、各色光を光変調手段に導くためのクロスダイクロイックプリズムやダイクロイックミラー等を設ける必要がないので、低コストの投射型表示装置を提供することができる。
【0056】
[三板式プロジェクタ]
次に、三板式プロジェクタにつき、図6を用いて説明する。図6は、三板式プロジェクタの説明図である。図6において、5,6は照明装置、813、814はダイクロイックミラー、815、816、817は反射ミラー、822、823、824は光変調手段、825はダイクロイックプリズム、826は投射光学系を示す。三板式プロジェクタとは、三原色に対応した3個の光変調手段により光源光の変調を行うものである。
【0057】
図6に示す三板式プロジェクタは、第1実施形態に係る照明装置5または第2実施形態に係る照明装置6を備えている。すなわち、複数の単色光源12r,12g,12bを備えた光源アレイ10と、各単色光源に対応する複数のレンズを備えたレンズアレイ20とが配置されている。なお、レンズアレイ20の後方にロッドレンズを配置して、照射面をロッドレンズとしてもよい。ロッドレンズを採用することにより、光変調手段に対して垂直に近い角度で光束を入射させることが可能になり、光源光を効率的に利用することができるとともに、画像のコントラスト比を確保することができる。
【0058】
ダイクロイックミラー813は、光源12rからの赤色光を透過するとともに、光源12bからの青色光および光源12gからの緑色光を反射する。そして、ダイクロイックミラー813を透過した赤色光は、反射ミラー817で反射されて、赤色光変調手段822に入射する。また、ダイクロイックミラー814は、青色光を透過するとともに、緑色光を反射する。そして、ダイクロイックミラー814によって反射された緑色光は、緑色光変調手段823に入射する。さらに、ダイクロイックミラー814を透過した青色光は、反射ミラー815、816で反射されて、青色光変調手段824に入射する。
【0059】
各液晶ライトバルブ822,823,824によって変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム525に入射する。このプリズムは4つの直角プリズムを貼り合わせて構成され、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されている。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されてカラー画像を表す光が形成される。合成された光は投写光学系である投写レンズ826により投写スクリーン827上に投写され、拡大された画像が表示される。
【0060】
以上のように構成された三板式プロジェクタは、第1実施形態または第2実施形態に係る照明装置を備えているので、光源光を効率的に利用して画像表示を行うことができる。したがって、表示画像の明るさを確保することができる。
【0061】
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る照明装置および光変調手段の側面断面図である。
【図2】光源アレイの正面図である。
【図3】第2実施形態に係る照明装置および光変調手段の側面断面図である。
【図4】時分割駆動方式を採用した単板式プロジェクタの説明図である。
【図5】時分割駆動方式を採用した単板式プロジェクタのタイミングチャートである。
【図6】三板式プロジェクタの説明図である。
【図7】従来技術に係る照明装置および液晶ライトバルブの側面断面図である。
【符号の説明】
5照明装置 10光源アレイ 12r赤色光源 12g緑色光源 12b青色光源 20レンズアレイ 22rレンズ 22gレンズ 22bレンズ 23r主点 23g主点 23b主点

Claims (10)

  1. 複数の光源と、前記各光源に対応するレンズを複数備えたレンズアレイとを有し、前記各光源からの光を前記各光源に対応する前記レンズにより集光して照射面を照明する照明装置であって、
    一の前記光源と前記一の光源に対応する前記レンズの主点との光軸方向距離が、前記一の光源より発光面積が小さい他の前記光源と前記他の光源に対応する前記レンズの主点との光軸方向距離より、長く形成されていることを特徴とする照明装置。
  2. 前記一の光源に対応する前記レンズの主点が、前記他の光源に対応する前記レンズの主点より、後方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記一の光源に対応する前記レンズの厚さが、前記他の光源に対応する前記レンズの厚さより、厚く形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記一の光源に対応する前記レンズが、前記他の光源に対応する前記レンズより、後方に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記一の光源に対応する前記レンズの後方に、付加レンズが配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記一の光源が前記他の光源より前方に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 前記各光源と前記照射面とが共役の関係にあり、前記各光源の像が前記照射面に作成されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の照明装置。
  8. 前記レンズは、アナモフィックレンズであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の照明装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の照明装置を備えたことを特徴とする投射型表示装置。
  10. 前記各光源がそれぞれ異なる色光を出射可能に形成されている請求項1ないし8のいずれかに記載の照明装置と、
    前記照明装置における前記各光源から出射された色光を変調する光変調手段と、
    前記各光源から色光を出射するタイミングを制御し、前記各光源から時間順次に色光を出射させる光出射制御手段と、
    前記各光源から出射される色光に対応させて前記光変調手段を時間順次に駆動する光変調手段駆動手段と、
    前記各光源から色光を出射するタイミングと前記光変調手段を駆動するタイミングとを同期させる同期信号を発生させ、発生した前記同期信号を前記光出射制御手段および前記光変調手段駆動手段に出力する同期信号発生手段と、
    を有することを特徴とする投射型表示装置。
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