JP4218567B2 - 画像表示装置及びプロジェクタ - Google Patents

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本発明は、画像表示装置及びプロジェクタ、特に、固体光源と組み合わせて用いられる画像表示装置の技術に関するものである。
従来、単独の液晶型空間光変調装置を用いる、いわゆる単板式プロジェクタにおいて、各画素にそれぞれ赤色光(以下、「R光」という。)、緑色光(以下、「G光」という。)、青色光(以下、「B光」という。)を照射する方法がある。単板式プロジェクタは、色光ごとに空間光変調装置を備えるいわゆる3板式プロジェクタに比較して、簡易で小型の構成にできる利点がある。単独の液晶型空間光変調装置を用いてフルカラー像を表示する、いわゆる単板式の場合、例えば、R光用画素、G光用画素、B光用画素を設け、各色光用画素にそれぞれR光、G光、B光を照射する構成とすることが考えられる。液晶型空間光変調装置の各画素にそれぞれR光、G光、B光を照射する技術としては、例えば、特許文献1に提案されているものがある。
特許第2622185号明細書
特許文献1に提案されている構成を説明する。光源からの白色光は、R光、G光、B光をそれぞれ選択的に透過、反射させるカラーフィルタにより、R光、G光、及びB光に色分離される。そして、R光用画素と、G光用画素と、B光用画素との3画素について一つのマイクロレンズが配置されている。ここで、各光用カラーフィルタを経た光に、それぞれ角度を持たせる。これにより、カラーフィルタにより色分離されたR光は、対応するR光用の1画素に入射する。カラーフィルタにより色分離されたG光は、対応するG光用の1画素に入射する。さらに、カラーフィルタにより色分離されたB光は、対応するB光用の1画素に入射する。このように、3つの画素でR光、G光、B光を表現する。このような特許文献1の構成では、白色光を各光用カラーフィルタで色分離するため、照明光学系が大型化してしまい問題である。また、従来技術の構成では、均一な強度分布で、明るい画像を得ることも困難であり問題である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、均一な強度分布の明るい画像を得られる小型な画像表示装置、及びこの画像表示装置を備えるプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、第1の本発明によれば、光を供給する少なくとも2つの固体光源と、第1の振動方向の偏光光を透過又は反射し、第1の振動方向に略直交する第2の振動方向の偏光光を反射又は透過することで、第1の振動方向の偏光光と第2の振動方向の偏光光とを照明方向へ導くための偏光光合成部と、偏光光合成部からの偏光光を、第1の振動方向の偏光光又は第2の振動方向の偏光光へ変換する位相変調素子と、固体光源からの光の強度分布を略均一にするためのロッドインテグレータと、ロッドインテグレータからの光のうち特定の波長領域の光を透過し、特定の波長領域とは異なる他の波長領域の光を反射するカラーフィルタと、ロッドインテグレータの位相変調素子側の端面に形成され、カラーフィルタで反射され固体光源の方向へ進行する光を反射する反射部と、ロッドインテグレータからの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置とを備えることを特徴とする画像表示装置を提供できる。
本発明は、少なくとも2つの固体光源を備える。固体光源は、いわゆる白色光を供給する光源が好ましい。ここで、白色光とは、スペクトル分布がブロードな波長領域の光と、スペクトル分布がR光、G光、B光のそれぞれにピーク波長を有する光との両者を含むものをいう。そして、例えば2つの固体光源の一方の光源を選択的に点灯し、他方を消灯する。これにより、一つの固体光源に供給する電流を所定値よりも大きくできる。このため、従来技術に比較して明るい光で空間光変調装置を照明できる。また、偏光光合成部は、第1の振動方向の偏光光、例えばp偏光光を透過する。さらに、偏光光合成部は、第2の振動方向の偏光光、例えばs偏光光を反射する。このため、偏光光合成部は、照明方向へ、p偏光光とs偏光光とを交互に射出する。位相変調素子は、偏光光合成部からの偏光光を、第1の振動方向の偏光光又は第2の振動方向の偏光光へ変換する。例えば、位相変調素子は、偏光光合成部からp偏光が射出されているときは、p偏光光をそのまま透過させる。これに対して、位相変調素子は、偏光光合成部からs偏光光が射出されているときは、位相を90°回転させてp偏光光に変換する。位相変調素子として、例えば液晶パネルを用いることができる。これにより、照明方向へ特定の振動方向、例えばp偏光光を供給できる。さらに、振動方向の揃った偏光光は、ロッドインテグレータに入射する。入射光は、ロッドインテグレータ内において繰り返し反射をすることで、強度分布が略均一化されて射出する。さらに、ロッドインテグレータの照明方向側には、特定の波長領域の光を透過し、特定の波長領域とは異なる他の波長領域の光を反射するカラーフィルタが形成されている。例えば、R光を透過し、G光とB光とを反射するR光用カラーフィルタを考える。ロッドインテグレータからの光のうち、R光用カラーフィルタに入射したR光は、そのまま透過する。これに対して、ロッドインテグレータからの光のうち、R光用カラーフィルタに入射したG光、B光は、反射する。ロッドインテグレータの光源側の端面には、カラーフィルタで反射され固体光源の方向へ進行する光を反射する反射部が形成されている。このため、ロッドインテグレータ内を固体光源の方向へ進行するG光、B光は、反射部で再度、反射される。反射されたG光、B光は、ロッドインテグレータ内を進行し、カラーフィルタに至る。ここで、1回目に入射したカラーフィルタと異なるカラーフィルタ、例えばG光用カラーフィルタ、又はB光用カラーフィルタに入射する。これにより、G光、又はB光は、カラーフィルタを透過して照明方向へ射出される。2回目にカラーフィルタで透過されない光は、再度同じ工程を繰り返す。これにより、最終的には、光学部材に吸収される成分を除いて、すべての光がロッドインテグレータを射出できる。この結果、均一な強度分布で明るい光で空間光変調装置を照明できる。従って、均一な強度分布の明るい画像を得られる小型な画像表示装置を得ることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、少なくとも2つの固体光源は、第1の固体光源と、第2の固体光源とからなり、第1の固体光源と第2の固体光源とを交互に間欠点灯することが望ましい。2つの固体光源を交互に間欠点灯することにより、一つの固体光源に供給する電流値を、単体で連続点灯するときに比較して大きくできる。従って、従来技術よりも明るい画像を得ることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、少なくとも2つの固体光源は、第1の固体光源と、第2の固体光源とからなり、第1の固体光源を連続点灯し、第1の固体光源からの光の強度が所定値以下になったときに、第1の固体光源を消灯し、第2の固体光源を点灯することが望ましい。例えば、第1の固体光源を、従来技術よりも大きな電流値で駆動する。これにより、従来技術よりも明るい画像が得られる。このような、大きな電流値で固体光源を駆動すると、点灯寿命が短くなる。本態様では、第1の固体光源の点灯寿命が終了するときに、第2の固体光源に切替える。そして、第2の固体光源を従来技術よりも大きな電流値で連続点灯する。従って、明るい画像を得ることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、偏光光合成部は、無機偏光板を有することが望ましい。これにより、無機偏光板を、例えば、アルミニウム等の金属で簡便に偏光板を形成できる。また、偏光板は、偏光分離の角度依存性が偏光ビームスプリッタに比較して小さい。このため、効率良く偏光分離できる結果、光の利用効率が向上する。
また、本発明の好ましい態様によれば、少なくとも2つの固体光源は、3つ以上の固体光源を有することが望ましい。これにより、さらに明るい画像を得ることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、ロッドインテグレータは、内面に反射面が形成された中空形状であることが望ましい。これにより、全反射角度よりも大きい角度の光も内面で繰り返し反射させて用いることができる。従って、さらに光の利用効率が向上する。
また、第2の本発明によれば、上述の画像表示装置と、画像表示装置からの光を投写する投写レンズとを有することを特徴とするプロジェクタを提供できる。本プロジェクタは、上述の画像表示装置を備えている。このため、小型なプロジェクタで、明るい投写像を得ることができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るプロジェクタ100の概略構成を示す。本実施例では、固体光源として発光ダイオード(以下、「LED」という。)を用いる。第1の固体光源である第1LED101aと、第2の固体光源である第2LED101bとは、白色光を供給する。ここで、白色光とは、スペクトル分布が連続的にブロードな波長領域の光と、スペクトル分布がR光、G光、B光のそれぞれに離散的にピーク波長を有する光との両者を含むものをいう。第1LED101aと第2LED101bとは同一の構成である。このため、第1LED101aを例に説明する。第1LED101aから射出された光は、リフレクタ102aにより、偏光ビームスプリッタ104側へ反射される。また、正の屈折力を有する集光レンズ103aは、第1LED101aから直接入射する光、及びリフレクタ102aで反射された光を、後述する開口部108の位置へ集光させる。これにより、第1LED101aからの光は、偏光ビームスプリッタ104の所定面へ入射する。第2LED101bからの光も、第1LED101aからの光と同様に、偏光ビームスプリッタ104の他の面へ入射する。
偏光光合成部である偏光ビームスプリッタ104は、2つの三角プリズムを固着して構成されている。固着面には、誘電体多層膜からなる偏光膜104が形成されている。偏光膜104は、第1の振動方向の偏光光である例えばp偏光光を透過する。また、偏光膜104は、第1の振動方向に略直交する第2の振動方向の偏光光である例えばs偏光光を反射する。これにより、偏光ビームスプリッタ104は、第1LED101aからの光のうちp偏光光成分を透過して照明方向へ射出する。また、偏光ビームスプリッタ104は、第2LED101bからの光のうちs偏光光成分を反射して照明方向へ射出する。なお、偏光膜104aは、p偏光光を反射し、s偏光光を透過するように構成しても良い。
偏光ビームスプリッタ104を射出したp偏光光とs偏光光とは位相変調素子である液晶パネル105へ入射する。液晶パネル105は、安価で容易に使用できるという長所を有する。後述するように、第1LED101aが点灯しているときは、第2LED101bは消灯している。また、第1LED101が消灯しているときは、第2LED101bが点灯している。そして、液晶パネル105は、入力信号に応じて入射光の振動方向を90°回転させる。例えば、液晶パネル105は、第1LED101aからのp偏光光が入射するときは、振動方向を回転させずに、そのままp偏光光として透過させる。これに対して、液晶パネル105は、第2LED101bからのs偏光光が入射するときは、入力信号に応じて振動方向を90°回転させて、p偏光光に変換して透過させる。これにより、液晶パネル105を透過した後は、振動方向の揃ったp偏光光を得られる。
液晶パネル105を透過したp偏光光は、ソリッドロッドインテグレータの機能を有する三角プリズム106の一方の面から入射する。三角プリズム106の入射面には、開口部108が形成されている。開口部108の周囲には、反射部であるミラー107が設けられている。集光レンズ103a、103bは、上述のように、開口部108近傍へ光を集光する。このため、第1LED101a、第2LED101bからの光は、効率良く三角プリズム106へ入射する。三角プリズム106へ入射したp偏光光は、斜面で反射されて光路を90°折り曲げられる。光路を折り曲げられたp偏光光は、ロッドインテグレータ109へ入射する。ロッドインテグレータ109は、内面に反射面が形成された中空形状である。三角プリズム106は、ロッドインテグレータ109の一方の端面に固着されている。三角プリズム106とロッドインテグレータ109とで一体のインテグレータ光学素子として機能する。入射した光は、ロッドインテグレータ109内において繰り返し反射をすることで、強度分布が略均一化されて射出する。特に、中空形状のロッドインテグレータ109を用いることにより、全反射角度よりも大きい角度の光も内面で繰り返し反射させて用いることができる。従って、さらに光の利用効率が向上する。
ロッドインテグレータ109の照明方向側には、特定の波長領域の光を透過し、特定の波長領域とは異なる他の波長領域の光を反射するカラーフィルタ110が形成されている。カラーフィルタ110は、R光用カラーフィルタと、G光用カラーフィルタと、B光用カラーフィルタとの3つのカラーフィルタを一組として、複数の組のカラーフィルタから構成されている。R光用カラーフィルタは、R光を透過し他の色光を反射する。G光用カラーフィルタは、G光を透過し他の色光を反射する。B光用カラーフィルタは、B光を透過し他の色光を反射する。そして、各色光用カラーフィルタは、それぞれ空間光変調装置111の各画素に対応して形成されている。
ロッドインテグレータ109からの光のうち、R光用カラーフィルタに入射したR光は、そのまま透過する。これに対して、ロッドインテグレータ109からの光のうち、R光用カラーフィルタに入射したG光、B光は、反射する。上述したように、ロッドインテグレータ109と三角プリズム106との光源側の端面には、カラーフィルタ110で反射され第1LED101aの方向へ進行する光を反射する反射部であるミラー107が形成されている。
ロッドインテグレータ109内を固体光源の方向へ進行するG光、B光は、ミラー107で再度、反射される。反射されたG光、B光は、ロッドインテグレータ109内を進行し、カラーフィルタ110に至る。ここで、1回目に入射したカラーフィルタ110と異なるカラーフィルタ110、例えばG光用カラーフィルタ、又はB光用カラーフィルタに入射する。これにより、G光、又はB光は、カラーフィルタ110を透過して照明方向へ射出される。2回目にカラーフィルタ110で透過されない光は、再度同じ工程を繰り返す。これにより、最終的には、光学部材に吸収される成分を除いて、すべての光がロッドインテグレータ109を射出できる。この結果、均一な強度分布で明るい光で空間光変調装置111を照明できる。このような、カラーフィルタ110を用いる光のリサイクルにより、従来技術に比較して、光の利用効率を例えば1.6倍程度向上できる。
空間光変調装置111は、入射光を画像信号に応じて変調して射出する。空間光変調装置111は、例えば透過型の液晶パネルを用いることができる。これにより、小型で、均一な強度分布の明るい画像を得られる。なお、第1LED101a、第2LED101bから空間光変調装置111までにより画像表示装置を構成する。
投写レンズ112は、空間光変調装置111で変調された画像を拡大してスクリーン113へ投写する。これにより、明るく、均一な強度分布のフルカラー投写像を得ることができる。
図2−1、図2−2を参照して、第1LED101a、第2LED101bの点灯タイミングを説明する。本実施例では、上述のように、2つのLED101a、101bの一方を選択的に点灯し、他方を消灯する。これにより、一つのLEDに供給する電流を所定値よりも大きくできる。このため、従来技術に比較して明るい光で空間光変調装置111を照明できる。例えば、図2−1は、横軸に点灯時間T、縦軸は任意の光強度Iをそれぞれ示す。図2−1では、まず初めに、第1LED101aを斜線を付す点灯時間T1だけ連続点灯する。そして、第1LED101aからの光の強度が所定値以下になったとき、例えば第1LED101aの点灯寿命が終了するとき、第1LED101aを消灯し、第2LED101bを点灯する。そして、第1LED101a、第2LED101bを、従来技術よりも大きな電流値で駆動する。本実施例では、例えば、定格電流値の略1.3倍程度の電流値で駆動している。これにより、従来技術よりも明るい画像が得られる。このような、大きな電流値で固体光源であるLEDを駆動すると、点灯寿命が短くなる。本態様では、第1LED101aの点灯寿命が終了するときに、第2LED101bに切替える。そして、第2LED101bを連続点灯する。従って、従来の単独のLEDを備える光源と同じ点灯寿命時間Tendで、かつ明るい画像を得ることができる。
点灯タイミングの他の例を図2−2を参照して説明する。第1LED101aを斜線を付す時間T3だけ点灯した後に、第2LED101bを時間T4だけ点灯する。そして、第1LED101aと第2LED101bとを交互に間欠点灯する。2つの固体光源を交互に間欠点灯することにより、一つの固体光源であるLEDに供給する電流値を、単体で連続点灯するときに比較して大きくできる。従って、従来の単独のLEDを備える光源と同じ点灯寿命時間Tendで、かつ明るい画像を得ることができる。ここで、空間光変調装置111は、画像信号の1フレームを60Hzの信号で駆動している。このため、位相変調素子である液晶パネル105の切り替え周期と、LEDの点灯切り替え周期とを、例えば60Hzとすることができる。
図3は、本発明の実施例2に係るプロジェクタ200の概略構成を示す。本実施例では、3つのLEDを用いる点が上記実施例1と異なる。実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本実施例では、第1LED201aと、第2LED201bと、第3LED201cとの3つのLEDを備えている。各LEDとも白色光を供給する。実施例1と同様に、第1LED201a近傍には、リフレクタ202aと集光レンズ203aとが配置されている。第2LED201b近傍には、リフレクタ202bと集光レンズ203bとが配置されている。リフレクタ202a、202bと、集光レンズ203a、203bとは、LED201a、201bからの光を開口部108近傍へ集光するような屈折力を有する。第1LED101aと第2LED101bとからの光は、偏光ビームスプリッタ204で合成されて射出される。合成された光は、偏光変換素子である液晶パネル205により、s偏光光に揃えられる。s偏光光に揃えられた光は、偏光ビームスプリッタ214へ入射する。
また、第3LED201cからの光は、リフレクタ202cと、集光レンズ203cとにより開口部108近傍に集光される。第3LED201cからの光も偏光ビームスプリッタ214へ入射する。偏光ビームスプリッタ214は、p偏光光を透過し、s偏光光を反射して射出する。偏光変換素子である液晶パネル215は、入射光を例えばp偏光光に揃えて射出する。
p偏光光に揃えられた3つのLED201a、201b、201cからの白色光は、実施例1で説明したものと同様の光路を進行して、空間光変調装置111へ入射する。本実施例では、3つのLED201a、201b、201cを交互に間欠点灯する。これにより、一つのLEDの点灯時間を実施例1に比較してさらに短くできる。この結果、一つのLEDへ流す電流値をさらに大きくできるので、より明るい照明ができる。また、図2−1を用いて説明したように、各LED201a、201b、201cを点灯寿命が尽きるまで順番に点灯しても良い。
図4は、本発明の実施例3に係るプロジェクタ300の概略構成を示す。本実施例では、偏光ビームスプリッタの代わりに、反射型偏光板304を用いている点が上記実施例1と異なる。実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
反射型偏光板として、無機偏光板304を用いることができる。無機偏光板304の例として、金属製、例えばアルミニウム製の偏光板を挙げることができる。反射型の無機偏光板は、偏光ビームスプリッタに比較して、偏光分離特性の入射角度依存性が小さい。これにより、効率良くLEDからの光を用いることができる。また、無機偏光板304をアルミニウム等の金属で簡便に形成できる。
上記各実施例で述べたように、本発明によれば、小型なプロジェクタで、明るい均一な強度分布の投写像を得ることができる。また、白色光を供給する各LEDは、R光チップとG光チップとB光チップとを備えるタイプ、及び蛍光体を用いて白色光を射出するタイプのいずれでも良い。さらに、位相変調装置は、液晶パネルに限られない。例えば、磁気的に偏光を高速に切り替える変調素子等を用いることでもできる。加えて、空間光変調装置として透過型液晶表示装置を設けたプロジェクタに限らず、例えば、反射型液晶表示装置を用いたプロジェクタであっても良い。
本発明の実施例1に係るプロジェクタの概略構成図。 実施例1の点灯タイミングの説明図。 実施例1の他の点灯タイミングの説明図。 本発明の実施例2に係るプロジェクタの概略構成図。 本発明の実施例3に係るプロジェクタの概略構成図。
符号の説明
100 プロジェクタ、101a、101b LED、102a、102b リフレクタ、103a、103b 集光レンズ、104 偏光ビームスプリッタ、104a 偏光膜、105 液晶パネル、106 三角プリズム、107 ミラー、108 開口部、109 ロッドインテグレータ、110 カラーフィルタ、111 空間光変調装置、112 投写レンズ、113 スクリーン、200 プロジェクタ、201a、201b、201c LED、202a、202b、202c リフレクタ、203a、203b、203c 集光レンズ、204、214 偏光ビームスプリッタ、204a、214a 偏光膜、205、215 液晶パネル、300 プロジェクタ、304 反射型偏光板

Claims (6)

  1. 光を供給する少なくとも3つ以上の固体光源と、
    第1の振動方向の偏光光を透過又は反射し、前記第1の振動方向に略直交する第2の振動方向の偏光光を反射又は透過することで、前記第1の振動方向の偏光光と前記第2の振動方向の偏光光とを照明方向へ導くための少なくとも2つ以上の偏光光合成部と、
    前記偏光光合成部からの偏光光を、前記第1の振動方向の偏光光又は前記第2の振動方向の偏光光へ変換する少なくとも2つ以上の位相変調素子と、
    前記固体光源からの光の強度分布を略均一にするためのロッドインテグレータと、
    前記ロッドインテグレータからの光のうち特定の波長領域の光を透過し、前記特定の波長領域とは異なる他の波長領域の光を反射するカラーフィルタと、
    前記ロッドインテグレータの前記位相変調素子側の端面に形成され、前記カラーフィルタで反射され前記固体光源の方向へ進行する光を反射する反射部と、
    前記ロッドインテグレータからの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と
    を備える画像表示装置であって、
    前記空間光変調装置は、透過型の液晶パネルであり、
    前記カラーフィルタは、複数の色光用のカラーフィルタを一組として、複数組のカラーフィルタから構成されており、
    前記各色光用のカラーフィルタは、それぞれ前記空間光変調装置の各画素に対応して形成されており、
    前記ロッドインテグレータは、前記位相変調素子の直後に配置されており、
    前記カラーフィルタは、前記ロッドインテグレータの直後に配置されており、
    前記固体光源近傍に配置され、前記固体光源から射出された光を前記偏光合成部側へ反射し、前記ロッドインテグレータの開口部近傍へ集光させるリフレクタと、
    前記固体光源近傍に配置され、前記固体光源から直接入射する光及び前記リフレクタで反射された光を前記ロッドインテグレータの開口部近傍へ集光させる集光レンズと、をさらに備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 少なくともつの前記固体光源は、第1の固体光源と、第2の固体光源と、第3の固体光源とからなり、
    前記第1の固体光源と前記第2の固体光源と前記第3の固体光源とを交互に間欠点灯することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 少なくともつの前記固体光源は、第1の固体光源と、第2の固体光源と、第3の固体光源とからなり、
    前記第1の固体光源を連続点灯し、前記第1の固体光源からの光の強度が所定値以下になったときに、前記第1の固体光源を消灯し、前記第2の固体光源を点灯し、前記第2の固体光源からの光の強度が所定値以下になったときに、前記第2の固体光源を消灯し、前記第3の固体光源を点灯することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記偏光光合成部は、無機偏光板を有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記ロッドインテグレータは、内面に反射面が形成された中空形状であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の画像表示装置と、
    前記画像表示装置からの光を投写する投写レンズとを有することを特徴とするプロジェクタ。
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