JP2006308457A - 制御装置,ショート検出装置,負荷駆動システムおよびプログラム - Google Patents

制御装置,ショート検出装置,負荷駆動システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】負荷装置と駆動装置とをつなぐ経路にショートが発生した場合、そのショートがHレベル及びLレベルのいずれ側へのショートであるのかを、駆動装置によるショートの検出結果に基づいて特定する。
【解決手段】上記経路にショートが発生した場合、そのショートがHレベル及びLレベルのいずれ側へのショートであるのかを、駆動装置へのPWM信号のデューティ比を0%に固定した前後におけるショートの検出結果に基づいて特定する。すなわち、デューティ比を固定した後(s160)、ショート検出が継続されなければ、上記経路がデューティ比を固定したPWM信号の信号レベルの反対側であるHレベルにショートしていると特定する一方(s180)、ショート検出が継続されていれば、上記経路がデューティ比を固定したPWM信号となるLレベル側にショートしていると特定する(s200)。
【選択図】図2

Description

本発明は、負荷装置に供給する駆動信号をPWM制御する制御装置に関する。
従来、負荷装置に供給される駆動信号をスイッチング素子でPWM制御することにより負荷装置の動作を制御する制御装置においては、負荷装置とスイッチング素子とをつなぐ経路をモニタし、このモニタ入力がPWM信号に伴って変化しなくなった(履歴がなくなった)ことをもって、その経路にショート(短絡)が発生したことを検出するように構成されていることが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
この種の制御装置において、負荷装置がHレベル(電源)側にショートしてしまった場合、PWM信号とは無関係に上記モニタ入力がHレベルに固定される一方、負荷装置がLレベル(グランド)側にショートしてしまった場合、PWM信号とは無関係に上記モニタ入力がLレベルに固定される。つまり、ショートによりモニタ入力がPWM信号に伴って変化しなくなることから、このことをもって、ショートが発生したことを検出することができる。
さらに、このとき、モニタ入力がHレベルに固定されている状況は、上述のようにHレベル側にショートしたことを示すのに対し、モニタ入力がLレベルに固定されている状況は、上述のようにLレベル側にショートしたことを示しているため、モニタ入力が固定された以降の入力レベルによって、そのショートがLレベル側であるのかHレベル側であるのかについても特定することができる。
特開平09−196991号公報
ところで、近年においては、従来の構成が制御装置と負荷装置との間にスイッチング素子を配置していたところを、複数の負荷装置それぞれの動作を制御する場合における複数のスイッチング素子を配置(実装)する手間および配置に際してのコストを軽減するため、または、スイッチング素子によるPWM制御以外の機能を持たせるために、複数のスイッチング素子や他の機能を実現するための回路などを集積してなる汎用のICチップなどからなる駆動装置を、スイッチング素子の替わりに配置することが一般的になっている。
ただ、このような駆動装置については、通常、スイッチング素子に入出力される信号からショートの発生を検出して外部に報知する機能は備えられていても、そのショートがHレベル側であるのかLレベル側であるのかについてまで報知するような構成となっていないため、ショートが発生したことの報知内容だけでは、それがHレベル側であるのかLレベル側であるのかまでは特定することができない。
この問題については、駆動装置を、発生したショートがHレベル側であるのかLレベル側であるのかまで検出して外部に報知するような構成とすれば解決されるが、そのような機能を駆動装置に備えることは駆動装置として汎用品を用いることができなくなり、結果的にコストが増加してしまうために望ましいことではない。
むしろ、駆動装置として汎用品を用いることを考えると、このような駆動装置によるショートの検出結果に基づいて、そのショートがHレベル側であるのかLレベル側であるのかについてまで特定できるように構成することが、駆動装置および負荷装置としてどのようなものを用いるかといった選択の自由度を高めることができるため好ましいといえる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、負荷装置と駆動装置とをつなぐ経路においてショートが発生した場合、そのショートがHレベル側およびLレベル側のいずれへのショートであるのかを、駆動装置によるショートの検出結果に基づいて特定するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1に記載の制御装置は、駆動装置を介して負荷装置の動作を制御する制御装置であって、負荷制御手段が、PWM信号を生成して駆動装置に入力することにより、この駆動装置を介して負荷装置に供給する駆動信号をPWM制御する。ここでいう駆動装置とは、外部から入力されるPWM信号に基づいて負荷装置に供給する駆動信号をPWM制御する制御機能,PWM信号の信号レベルと駆動信号の信号レベルとに基づいて負荷装置に至る経路がショートしたことを検出する検出機能,および,この機能によりショートが検出された際にその旨を外部へ報知する報知機能を有する装置である。
こうして、駆動信号のPWM制御を行っている状態において、駆動装置からショートを検出した旨が報知された際、デューティ固定手段が、負荷制御手段により生成されるPWM信号のデューティ比を0または100%に固定する。
そして、レベル特定手段が、デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降の駆動措置からの報知内容の変化状況に基づいて、駆動装置から負荷装置に至る経路にどのようなショートが発生しているかを特定する。
このように、本発明の制御装置であれば、負荷装置と駆動装置とをつなぐ経路においてショートが発生した場合、そのショートがどのようなショートであるのかを、駆動装置へのPWM信号のデューティ比を固定した前後における駆動装置からの報知内容の変化状況,つまり駆動装置によるショートの検出結果に基づいて特定することができる。
この構成において、駆動装置における制御機能が、外部から入力されるPWM信号に基づいて負荷装置に供給する駆動信号を、該負荷装置において駆動信号が入出力される経路の低電位側でPWM制御する機能であれば、請求項2に記載のように、レベル特定手段は、前記デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降、駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、駆動装置から負荷装置に至る経路が、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルの反対となる信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する一方、駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定する、ように構成するとよい。
ここでは、駆動装置による駆動信号のPWM制御が、負荷装置において駆動信号が入出力される経路の低電位側で行われているため、駆動装置から負荷装置に至る経路がLレベル側にショートした場合、この経路は、PWM信号とは無関係にLレベル側に固定され、駆動装置に入力されるPWM信号の信号レベルがLレベルとなっている期間でも、上記経路における駆動信号の信号レベルがHレベルにならなくなる。また、駆動装置から負荷装置に至る経路がHレベル側にショートした場合、この経路は、PWM信号とは無関係にHレベル側に固定され、駆動装置に入力されるPWM信号の信号レベルがHレベルとなっている期間でも、上記経路における駆動信号の信号レベルがLレベルにならなくなる。そのため、駆動装置は、負荷装置に至る経路における駆動信号がPWM信号に伴って変化すべき信号レベルとならないことを、その経路にショートが発生したこととして検出機能により検出し、その旨を報知機能により報知することとなる。
そして、レベル特定手段が、デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降の駆動措置からの報知内容の変化状況に基づいて、Hレベル側へのショートであるのかLレベル側へのショートであるのかを特定する。
すなわち、駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、駆動装置から負荷装置に至る経路が、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルの反対となる信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する一方、駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定する。
具体的にいうと、駆動装置から負荷装置に至る経路がHレベル側にショートした場合、PWM信号のデューティ比が0%(つまりLレベル側)に固定されると、この経路における駆動信号がHレベル側に変化しなければならないところがショートによりHレベル側に固定されているために、駆動信号がHレベル側に変化したとみなされ、駆動装置によるショートの発生が検出されなくなり、その旨の報知が継続されなくなる。それに対し、PWM信号のデューティ比が100%(つまりHレベル側)に固定されると、この経路における駆動信号がLレベル側に変化しなければならないところがショートによりHレベル側に固定されているために、駆動信号がHレベル側のまま変化していないとして、駆動装置によるショートの発生が検出される状態が継続され、その旨の報知も継続されることとなる。そのため、レベル判定手段は、PWM信号のデューティ比が0%に固定された場合であれば、駆動装置によるショート発生の報知が継続されなくなったことをもって、このPWM信号における信号レベルと反対の信号レベルであるHレベル側にショートしたと特定するのに対し、PWM信号のデューティ比が100%に固定された場合であれば、駆動装置によるショート発生の報知が継続されていることをもって、このPWM信号における信号レベルであるHレベル側にショートしたと特定する。
また、駆動装置から負荷装置に至る経路がLレベル側にショートした場合、PWM信号のデューティ比が0%に固定されると、この経路における駆動信号がHレベル側に変化しなければならないところがショートによりLレベル側に固定されているために、駆動信号がLレベル側のまま変化していないとして、駆動装置によるショートの発生が検出される状態が継続され、その旨の報知も継続されることとなる。それに対し、PWM信号のデューティ比が100%に固定されると、この経路における駆動信号がLレベル側に変化しなければならないところがショートによりLレベル側に固定されているために、駆動信号がLレベル側に変化しているとみなされ、駆動装置によるショートの発生が検出されなくなり、その旨の報知が継続されなくなる。そのため、レベル判定手段は、PWM信号のデューティ比が0%に固定された場合であれば、駆動装置によるショートの発生が継続されていることをもって、このPWM信号における信号レベルであるLレベル側にショートしたと特定するのに対し、PWM信号のデューティ比が100%に固定された場合であれば、駆動装置によるショート発生の報知が継続されなくなったことをもって、このPWM信号における信号レベルと反対の信号レベルであるLレベル側にショートしたと特定する。
このように、本発明の制御装置であれば、負荷装置と駆動装置とをつなぐ経路においてショートが発生し、駆動装置へのPWM信号のデューティ比を固定した以降、駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、駆動装置から負荷装置に至る経路が、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルの反対となる信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定することができる。その一方、駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定することができる。
また、上記請求項1の構成において、駆動装置における制御機能が、外部から入力されるPWM信号に基づいて負荷装置に供給する駆動信号を、負荷装置において駆動信号が入出力される経路の高電位側でPWM制御する機能であれば、請求項3に記載のように、レベル特定手段は、デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降、駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、駆動装置から負荷装置に至る経路が、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定する一方、駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルと反対の信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する、ように構成するとよい。
この構成であれば、駆動装置による駆動信号のPWM制御が、負荷装置において駆動信号が入出力される経路の高電位側で行われているため、駆動装置から負荷装置に至る経路がLレベル側にショートした場合、この経路は、PWM信号とは無関係にLレベル側に固定され、駆動装置に入力されるPWM信号の信号レベルがHレベルとなっている期間でも、上記経路における駆動信号の信号レベルがHレベルにならなくなる。また、駆動装置から負荷装置に至る経路がHレベル側にショートした場合、この経路は、PWM信号とは無関係にHレベル側に固定され、駆動装置に入力されるPWM信号の信号レベルがLレベルとなっている期間でも、上記経路における駆動信号の信号レベルがLレベルにならなくなる。そのため、駆動装置は、負荷装置に至る経路における駆動信号がPWM信号に伴って変化すべき信号レベルとならないことを、その経路にショートが発生したこととして検出機能により検出し、その旨を報知機能により報知することとなる。
そして、レベル特定手段が、デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降の駆動措置からの報知内容の変化状況に基づいて、Hレベル側へのショートであるのかLレベル側へのショートであるのかを特定する。
すなわち、駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、駆動装置から負荷装置に至る経路が、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定する一方、駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルと反対の信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する。
具体的にいうと、駆動装置から負荷装置に至る経路がHレベル側にショートした場合、PWM信号のデューティ比が0%(つまりLレベル側)に固定されると、この経路における駆動信号がLレベル側に変化しなければならないところがショートによりHレベル側に固定されているために、駆動信号がHレベル側のまま変化していないとして、駆動装置によるショートの発生が検出される状態が継続され、その旨の報知も継続されることとなる。それに対し、PWM信号のデューティ比が100%(つまりHレベル側)に固定されると、この経路における駆動信号がHレベル側に変化しなければならないところがショートによりHレベル側に固定されているために、駆動信号がHレベル側に変化したとみなされ、駆動装置によるショートの発生が検出されなくなり、その旨の報知が継続されなくなる。そのため、レベル判定手段は、PWM信号のデューティ比が0%に固定された場合であれば、駆動装置によるショートの発生が継続されていることをもって、このPWM信号における信号レベルの反対であるHレベル側にショートしたと特定するのに対し、PWM信号のデューティ比が100%に固定された場合であれば、駆動装置によるショート発生の報知が継続されなくなったことをもって、このPWM信号における信号レベルであるHレベル側にショートしたと特定する。
また、駆動装置から負荷装置に至る経路がLレベル側にショートした場合、PWM信号のデューティ比が0%に固定されると、この経路における駆動信号がLレベル側に変化しなければならないところがショートによりLレベル側に固定されているために、駆動信号がLレベル側に変化したとみなされ、駆動装置によるショートの発生が検出されなくなり、その旨の報知が継続されなくなる。それに対し、PWM信号のデューティ比が100%に固定されると、この経路における駆動信号がHレベル側に変化しなければならないところがショートによりLレベル側に固定されているために、駆動信号がLレベル側のまま変化していないとして、駆動装置によるショートの発生が検出される状態が継続され、その旨の報知も継続されることとなる。そのため、レベル判定手段は、PWM信号のデューティ比が0%に固定された場合であれば、駆動装置によるショートの発生が継続されなったことをもって、このPWM信号における信号レベルであるLレベル側にショートしたと特定するのに対し、PWM信号のデューティ比が100%に固定された場合であれば、駆動装置によるショート発生の報知が継続されていることをもって、このPWM信号における信号レベルの反対であるLレベル側にショートしたと特定する。
このように、本発明の制御装置であれば、負荷装置と駆動装置とをつなぐ経路においてショートが発生し、駆動装置へのPWM信号のデューティ比を固定した以降、駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、駆動装置から負荷装置に至る経路が、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定することができる。一方、駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルと反対の信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定することができる。
また、上記請求項1の構成において、駆動装置の有する制御機能が、負荷装置において駆動信号が入出力される経路の低電位側および高電位側のいずれで駆動信号をPWM制御する機能であるのかを登録する制御電位登録手段を備えているのであれば、請求項4に記載のように、レベル特定手段は、駆動装置の有する制御機能が、負荷装置において駆動信号が入出力される経路の低電位側および高電位側のいずれで駆動信号をPWM制御する機能であるのかを登録する制御電位登録手段による登録内容に応じた方法にて特定を行うように構成するとよい。
例えば、駆動装置が、駆動信号のPWM制御を、負荷装置において駆動信号が入出力される経路の低電位側で行う構成であれば、請求項2と同様に、駆動装置から負荷装置に至る経路がLレベル側にショートした場合、この経路がPWM信号とは無関係にLレベル側に固定され、また、この経路がHレベル側にショートした場合、この経路がPWM信号とは無関係にHレベル側に固定される。そのため、駆動装置は、負荷装置に至る経路における駆動信号がPWM信号に伴って変化すべき信号レベルとならないことを、その経路にショートが発生したこととして検出機能により検出し、その旨を報知機能により報知することとなる。
それに対し、駆動装置が、駆動信号のPWM制御を、負荷装置において駆動信号が入出力される経路の高電位側で行う構成であれば、請求項3と同様に、駆動装置から負荷装置に至る経路がLレベル側にショートした場合、この経路がPWM信号とは無関係にLレベル側に固定され、また、この経路がHレベル側にショートした場合、この経路がPWM信号とは無関係にHレベル側に固定される。そのため、駆動装置は、負荷装置に至る経路における駆動信号がPWM信号に伴って変化すべき信号レベルとならないことを、その経路にショートが発生したこととして検出機能により検出し、その旨を報知機能により報知することとなる。
そして、レベル特定手段が、デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降の駆動措置からの報知内容の変化状況に基づいて、Hレベル側へのショートであるのかLレベル側へのショートであるのかを特定する。
まず、制御電位登録手段により、駆動装置における制御機能が低電位側で駆動信号をPWM制御する機能である旨が登録されている場合には、請求項2と同様、駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、駆動装置から負荷装置に至る経路が、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルの反対となる信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する一方、駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定する。
その一方、制御電位登録手段により、駆動装置における制御機能が高電位側で駆動信号をPWM制御する機能である旨が登録されている場合には、請求項3と同様、駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、駆動装置から負荷装置に至る経路が、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定する一方、駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルと反対の信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する。
このように、本発明の制御装置においては、負荷装置と駆動装置とをつなぐ経路において発生したショートが、HレベルおよびLレベルのいずれ側へのショートであるのかを、制御電位登録手段による登録内容に応じた特定方法により特定することができる。そのため、本発明の制御装置であれば、制御電位登録手段による登録内容を変更するだけで、負荷装置において駆動信号が入出力される経路の低電位側および高電位側のいずれで駆動信号をPWM制御するように構成された駆動装置を用いた場合であっても、その駆動装置から負荷装置に至る経路において発生したショートがHレベルおよびLレベルのいずれ側へのショートであるのかを適切に特定することができる。
なお、上述した駆動装置における報知機能とは、ショートを検出した旨を外部へ報知する機能であって、例えば、その旨を報知するための信号を外部へ出力する、その旨を示す情報を外部からアクセス可能な記憶領域に書き込む、といった処理を行う機能のことである。
また、請求項5に記載のショート検出装置は、請求項1から3のいずれかに記載のデューティ固定手段およびレベル特定手段を備えている。
このように構成されたショート検出装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の制御装置の一部を構成することができる。
また、請求項6に記載のショート検出装置は、請求項4に記載のデューティ固定手段,レベル特定手段および制御電位登録手段を備えている。
このように構成されたショート検出装置によれば、請求項4に記載の制御装置の一部を構成することができる。
なお、上述したショート検出装置におけるデューティ固定手段については、負荷制御手段を備える装置に対し、この負荷制御手段により生成されるPWM信号のデューティ比を0または100%に固定する旨を指令する構成とすればよい。
また、請求項7に記載の制御システムは、請求項1から4のいずれかに記載の制御装置および駆動装置からなるシステムである。
このように構成された制御システムによれば、請求項1から4の制御装置と同様の作用,効果を得ることができる。
また、請求項8のプログラムは、請求項1から4のいずれかに記載の制御装置の備える全ての手段として機能させるための処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムである。
このプログラムにより制御されるコンピュータシステムであれば、請求項1から4のいずれかに記載の制御装置の一部を構成することができる。
また、請求項9に記載のプログラムは、請求項5または請求項6に記載のショート検出装置の備える全ての手段として機能させるための処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムである。
このプログラムにより制御されるコンピュータシステムであれば、請求項5または請求項6に記載のショート検出装置の一部を構成することができる。
なお、このプログラムは、コンピュータによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、各種記録媒体や通信回線を介して制御装置,ショート検出装置やこれを利用するユーザに提供されるものである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(1)全体構成
負荷駆動システム1は、制御装置(MCU)10により駆動装置20を介して負荷装置(本実施形態においては、モータやソレノイドなどのインダクタンス負荷)2の動作を制御するように構成されたシステムである。
制御装置10は、内蔵するメモリに負荷装置2の動作を制御するためのプログラムが記憶されており、このプログラムに従い、PWM信号を生成して駆動装置20に入力すると共に、駆動装置20から負荷装置2に至る経路がショートした場合におけるショートの内容を特定するための後述する処理を実行するように構成されている。
駆動装置20は、制御装置10から入力されるPWM信号に基づいて負荷装置2に供給される駆動信号をPWM制御する制御部22,負荷装置2に至る経路がショートしたことを検出する検出部24,検出部24にてショートが検出された旨を外部に報知する報知部26などが集積されてなるICチップである。
これらのうち、制御部22は、負荷装置2において電源3から供給される駆動信号が入出力される経路の低電位側に配置されたスイッチング素子であり、この経路を制御装置10からのPWM信号に基づいて導通状態または開放状態とすることで、負荷装置2に供給される駆動信号をPWM制御するローサイド型(動作時の極性がLレベル)の駆動回路として構成されている。また、検出部24は、制御装置10からのPWM信号と、制御部22にてPWM制御される駆動信号それぞれの信号レベルとを比較する比較器などからなり、両者の関係が、駆動信号を正常にPWM制御している場合と同じ状態であれば、正常であることとして検出する一方、駆動信号を正常にPWM制御している場合と異なる状態であれば、負荷装置2に至る経路がショートしたこととして検出するように構成されている。また、報知部26は、検出部24による検出結果が正常であれば、その旨を示すセーフ情報を制御装置10がアクセス可能なデータキュー方式のレジスタ28に書き込む一方、検出部24による検出結果がショートであれば、その旨を示すフェイル情報を同レジスタ28に書き込むことにより、検出部24の検出結果を外部に報知可能な状態とするように構成されている。
(2)制御装置10による動作制御処理
以下に、制御装置10が負荷装置2の動作を制御するための動作制御処理を図2に基づいて説明する。この動作制御処理は、負荷装置2が駆動されている,つまり制御装置10が負荷装置2を駆動するために必要なデューティ比のPWM信号を負荷装置2に入力している状況において行われる処理である。
まず、PWM信号が入力された駆動装置20が、制御部22により負荷装置2に供給される駆動信号のPWM信号に基づくPWM制御を開始した以降、駆動装置20から負荷装置2に至る経路のショートをチェックすべきタイミングとなるまで待機する(s120:NO)。本実施形態においては、駆動装置20へのPWM信号の入力が開始された以降、一定時間間隔で駆動装置20のレジスタ28に、ショートが発生した旨を示すフェイル情報が書き込まれているか否かをチェックするように構成されているため、ここでは、そのようなタイミングとなったか否かがチェックされる。
このs120で、ショートをチェックすべきタイミングとなったら(s120:YES)、駆動装置20のレジスタ28に書き込まれた情報が読み出され、その情報がフェイル情報であるか否か,つまり負荷装置2に至る経路のショートが検出されているか否かがチェックされる(s130)。
このs130で、駆動装置20のレジスタ28から読み出された情報がセーフ情報である,つまり負荷装置2に至る経路のショートが検出されていない場合(s130:NO)、s120へ戻る。
また、上述したs130で、駆動装置20のレジスタ28から読み出された情報がフェイル情報である,つまり負荷装置2に至る経路のショートが検出された場合(s130:YES)、s110において駆動装置20への入力が開始されたPWM信号のデューティ比が0%に固定,つまり駆動装置20に対して入力されるPWM信号の信号レベルがLレベルに固定される(s160)。
こうしてPWM信号の信号レベルが固定された後、再度、駆動装置20のレジスタ28に書き込まれた情報が読み出され、その情報がフェイル情報であるか否か,つまり負荷装置2に至る経路のショートが継続しているか否かがチェックされる(s170)。
このs170で、駆動装置20のレジスタ28から読み出された情報がフェイル情報でない,つまり負荷装置2に至る経路のショートが継続しなくなった場合(s170:NO)、負荷装置2に至る経路がHレベル側にショートしたこととして特定する(s180)。
本実施形態においては、駆動装置20における制御部22がローサイド型の駆動回路であるため、駆動装置20から負荷装置2に至る経路がHレベル側(例えば、電源3)にショートした場合、この経路は、PWM信号とは無関係にHレベル側に固定され、駆動装置20に入力されるPWM信号の信号レベルがHレベルとなっている期間であっても、上記経路における駆動信号の信号レベルがLレベルとはならなくなる(図3(a)網掛け部参照)。そのため、この状況において、s160でPWM信号のデューティ比が0%に固定されると、制御装置10からのPWM信号,および,制御部22にてPWM制御される駆動信号それぞれの信号レベルが、駆動信号を正常にPWM制御している場合と同じ関係(両方が異なる信号レベル)となり、駆動装置20の検出部24によりショートが検出されず、フェイル情報がレジスタ28に書き込まれることはない。そのため、s160にてPWM信号のデューティ比が0%に固定された後で、負荷装置2に至る経路のショートが継続しなくなった場合、この経路は、Hレベル,つまりPWM信号における信号レベルと反対の信号レベル側にショートしたことになる。よって、s180においては、PWM信号のデューティ比が0%に固定された後、負荷装置2に至る経路のショートが継続されなくなったことを、この経路がHレベル側にショートしたこととして特定している。
そして、s180にて特定したショートに関する情報に基づいて、負荷装置2を保護するための処理が行われた後(s190)、s120へ戻る。このs190では、例えば、いずれのレベル側にショートしたのかを報知することで正常な状態への復旧を促したり、負荷装置2への駆動信号の供給を停止させたり、といった負荷装置2を保護するために適した何らかの処理が行われる。
また、上述したs170で、駆動装置20のレジスタ28から読み出された情報がフェイル情報である,つまり負荷装置2に至る経路のショートが継続している場合(s170:YES)、負荷装置2に至る経路がLレベル側にショートしたこととして特定する(s200)。
上述のとおり、本実施形態においては、駆動装置20における制御部22がローサイド型の駆動回路であるため、駆動装置20から負荷装置2に至る経路がLレベル側(例えば、グランド)にショートした場合、この経路は、PWM信号とは無関係にLレベル側に固定され、駆動装置20に入力されるPWM信号の信号レベルがLレベルとなっている期間であっても、上記経路における駆動信号の信号レベルがHレベルとはならなくなる(図3(b)網掛け部参照)。そのため、この状況において、s160でPWM信号のデューティ比が0%に固定されると、制御装置10からのPWM信号,および,制御部22にてPWM制御される駆動信号それぞれの信号レベルが、駆動信号を正常にPWM制御している場合と異なる関係(両方が同じ信号レベル)となり、駆動装置20の検出部24によりショートが検出され、フェイル情報がレジスタ28に書き込まれる。そのため、s160にてPWM信号のデューティ比が0%に固定された後で、負荷装置2に至る経路のショートが継続している場合、この経路は、Lレベル,つまりPWM信号における信号レベル側にショートしたことになる。よって、s200においては、PWM信号のデューティ比が0%に固定された後、負荷装置2に至る経路のショートが継続していることを、この経路がLレベル側にショートしたこととして特定している。
そして、s190へ移行し、負荷装置2を保護するための処理が行われた後、s120へ戻る。
(3)効果
このように、本発明の制御装置10であれば、負荷装置2と駆動装置20とをつなぐ経路においてショートが発生した場合、そのショートがHレベル側およびLレベル側のいずれへのショートであるのかを、駆動装置20へのPWM信号のデューティ比を固定した前後における駆動装置20からの報知内容の変遷,つまり駆動装置20によるショートの検出結果に基づいて特定することができる。
(4)変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、動作制御処理において、s160でPWM信号のデューティ比を0%に固定する構成を例示した。しかし、このs160でPWM信号のデューティ比を100%に固定する構成としてもよく、この場合であっても同様の作用,効果を得ることができる。
また、上記実施形態においては、駆動装置20の報知部26が、ショートを示すフェイル情報をレジスタ28に書き込むことにより、検出部24にてショートが検出された旨を外部に報知可能な状態とする構成を例示した。しかし、この報知部26によりショートが検出された旨を外部に報知するための構成としては、この構成に限られない。例えば、検出部24にてショートが検出されている間、その旨を報知するための報知信号を外部(制御装置10)に対して出力することにより、ショートが検出された旨を外部に報知する構成とすることが考えられる。この場合、動作制御処理において、s110の後でs120を行うことなく、s130へ移行し、s130,s170において、駆動装置20からの報知信号の入力があるか否か,報知信号の入力が継続しているか否かをチェックするように構成すればよい。
また、上記実施形態においては、駆動装置20として、制御部22がローサイド型の駆動回路として構成されたものを例示した。しかし、図4に示すように、この制御部22を、ハイサイド型(動作時の極性がHレベル),つまり負荷装置2において電源3から供給される駆動信号が入出力される経路の高電位側に配置されたスイッチング素子であって、この経路を制御装置10からのPWM信号に基づいて導通状態または開放状態とすることで、負荷装置2に供給される駆動信号をPWM制御する構成してもよく、この構成においても上記実施形態と同様の作用,効果を得ることができる。
この場合、動作制御処理において、図5に示すように、s170で負荷装置2に至る経路のショートが継続されなくなった場合は(s170:NO)、負荷装置2に至る経路がLレベル,つまりPWM信号の信号レベル側にショートしたと特定する(s310)一方、ショートが継続している場合には(s170:YES)、負荷装置2に至る経路がHレベル,つまりPWM信号の信号レベルと反対の信号レベル側にショートしたと特定する(s320)、ように構成するとよい。
このように、駆動装置20における制御部22がハイサイド型の駆動回路であると、駆動装置20から負荷装置2に至る経路がHレベル側(例えば、電源3)にショートした場合、この経路は、PWM信号とは無関係にHレベル側に固定され、駆動装置20に入力されるPWM信号の信号レベルがLレベルとなっている期間であっても、上記経路における駆動信号の信号レベルがLレベルとはならなくなる(図6(a)網掛け部参照)。そのため、この状況において、s160でPWM信号のデューティ比が0%,つまりLレベルに固定されると、制御装置10からのPWM信号,および,制御部22にてPWM制御される駆動信号それぞれの信号レベルが、駆動信号を正常にPWM制御している場合と異なる関係(両方が異なる信号レベル)となり、駆動装置20の検出部24によりショートが検出され、フェイル情報がレジスタ28に書き込まれる。つまり、s160にてPWM信号のデューティ比が0%に固定された後で、負荷装置2に至る経路のショートが継続している場合、この経路は、PWM信号における信号レベルと反対の信号レベル,つまりHレベル側にショートしたことになる。よって、s310においては、PWM信号のデューティ比が0%に固定された後、負荷装置2に至る経路のショートが継続していることを、この経路がHレベル側にショートしたこととして特定している。
それに対し、駆動装置20から負荷装置2に至る経路がLレベル側(例えば、グランド)にショートした場合、この経路は、PWM信号とは無関係にLレベル側に固定され、駆動装置20に入力されるPWM信号の信号レベルがHレベルとなっている期間であっても、上記経路における駆動信号の信号レベルがHレベルとはならなくなる(図6(b)網掛け部参照)。そのため、この状況において、s160でPWM信号のデューティ比が0%,つまりLレベルに固定されると、制御装置10からのPWM信号,および,制御部22にてPWM制御される駆動信号それぞれの信号レベルが、駆動信号を正常にPWM制御している場合と同じ関係(両方が同じ信号レベル)となり、駆動装置20の検出部24によりショートが検出されず、フェイル情報がレジスタ28に書き込まれることはない。つまり、s160にてPWM信号のデューティ比が0%に固定された後で、負荷装置2に至る経路のショートが継続しなくなった場合、この経路は、PWM信号における信号レベル,つまりLレベル側にショートしたことになる。よって、s320においては、PWM信号のデューティ比が0%に固定された後、負荷装置2に至る経路のショートが継続されなくなったことを、Lレベル側にショートしたこととして特定している。
また、上記実施形態においては、駆動装置20として、制御部22がローサイド型の駆動回路として構成されたものを採用することにより実現可能なシステムを例示した。しかし、駆動装置20として、制御部22がローサイド型およびハイサイド型いずれの駆動回路として構成されていてもシステムを実現可能なものとすることが望ましく、このためには、例えば、以下のように構成することが考えられる。
まず、制御装置10の内蔵メモリに、ローサイド型およびハイサイド型いずれの駆動回路として制御部22が構成されている駆動装置20を用いるのかを登録するための登録用記憶領域(図1参照)12を用意しておき、システムを構築するにあたり、この記憶領域にあらかじめ所望の情報(いずれを用いるのかを示す情報)を登録することで、駆動装置20における制御部22がローサイド型であるのかハイサイド型であるのかを設定することができるように構成する。
そして、動作制御処理において、図7に示すように、s170で負荷装置2に至る経路のショートが継続されなくなった場合は(s170:NO)、登録用記録領域12の登録情報がローサイド型である旨の情報であれば(s410:YES)、s180へ移行してHレベル側にショートしたと特定する一方、登録情報がハイサイド型である旨の情報であれば(s410:NO)、上述のs310と同様、Lレベル側にショートしたと特定した後(s420)、s190へ移行する。また、s170で負荷装置2に至る経路がショートしたことが継続して検出された場合には(s170:YES)、登録用記録領域12の登録情報がローサイド型である旨の情報であれば(s430:YES)、s200へ移行してLレベル側にショートしたと特定する一方、登録情報がハイサイド型である旨の情報であれば(s430:NO)、上述のs320と同様、Hレベル側にショートしたと特定した後(s440)、s190へ移行する。
このような構成とすれば、上述した実施形態と同様の作用,効果の他、負荷装置2と駆動装置20とをつなぐ経路において発生したショートが、HレベルおよびLレベルのいずれ側へのショートであるのかを、登録用記録領域12への登録情報に応じた方法により特定することができる。そのため、登録用記録領域12の登録情報を変更するだけで、制御部22がローサイド型およびハイサイド型いずれの駆動回路として構成された駆動装置20を用いた場合であっても、その駆動装置20から負荷装置2に至る経路において発生したショートがHレベルおよびLレベルのいずれ側へのショートであるのかを適切に特定することができる。
また、上述した負荷駆動システム1は、モータやソレノイドなどのインダクタンス負荷を駆動するために用いるものであるが、具体的な例として、例えば、図8に示すように、車両におけるターボラグ抑制用のターボモータ100や、車両における吸気絞り用のインテークスロットルバルブ(より具体的には、バキュームスイッチングバルブ;VSV)200などを負荷装置2として駆動する構成とすることが考えられる。
(5)本発明との対応関係
以上説明した実施形態において、駆動装置20の制御部22は、本発明における制御機能であり、同装置の検出部24は、本発明における検出機能であり、同装置の報知部26およびレジスタ28は、本発明における報知機能である。また、制御装置10は、本発明におけるショート検出装置である。
また、制御装置10の登録用記録領域12は、本発明における制御電位登録手段であり、 図2のs110は、本発明における負荷制御手段であり、 同図s160は、本発明におけるデューティ固定手段であり、同図s170,s180,s200は、本発明におけるレベル特定手段である。
また、図7におけるs170,s180,s200,s410〜s440は、本発明におけるレベル特定手段である。
負荷駆動システムの構成を示すブロック図 動作制御処理を示すフローチャート ショートが発生した場合の波形を示す図 別の実施形態における負荷駆動システムの構成を示すブロック図 別の実施形態における動作制御処理を示すフローチャート 別の実施形態におけるショートが発生した場合の波形を示す図 別の実施形態における動作制御処理を示すフローチャート 負荷駆動システムを適用した具体的な例を示す図
符号の説明
1…負荷駆動システム、2…負荷装置、3…電源、10…制御装置、12…登録用記録領域、20…駆動装置、22…制御部、24…検出部、26…報知部、28…レジスタ。

Claims (9)

  1. 外部から入力されるPWM信号に基づいて負荷装置に供給する駆動信号をPWM制御する制御機能,前記PWM信号の信号レベルと前記駆動信号の信号レベルとに基づいて負荷装置に至る経路がショートしたことを検出する検出機能,および,該機能によりショートが検出された際にその旨を外部へ報知する報知機能を有する駆動装置を介して、負荷装置の動作を制御する制御装置であって、
    PWM信号を生成して前記駆動装置に入力することにより、該駆動装置を介して負荷装置に供給する駆動信号をPWM制御する負荷制御手段と、
    前記駆動装置からショートを検出した旨が報知された際、前記負荷制御手段により生成されるPWM信号のデューティ比を0または100%に固定するデューティ固定手段と、
    該デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降、前記駆動装置からの報知内容の変化状況に応じて、前記駆動装置から負荷装置に至る経路にどのようなショートが発生しているかを特定するレベル特定手段と、を備えている
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記駆動装置における制御機能が、外部から入力されるPWM信号に基づいて負荷装置に供給する駆動信号を、該負荷装置において駆動信号が入出力される経路の低電位側でPWM制御する機能である場合において、
    前記レベル特定手段は、前記デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降、前記駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、前記駆動装置から負荷装置に至る経路が、前記デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルの反対となる信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する一方、前記駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、前記デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記駆動装置における制御機能が、外部から入力されるPWM信号に基づいて負荷装置に供給する駆動信号を、該負荷装置において駆動信号が入出力される経路の高電位側でPWM制御する機能である場合において、
    前記レベル特定手段は、前記デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降、前記駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、前記駆動装置から負荷装置に至る経路が、前記デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定する一方、前記駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、前記デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルと反対の信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記駆動装置の有する制御機能が、前記負荷装置において駆動信号が入出力される経路の低電位側および高電位側のいずれで駆動信号をPWM制御する機能であるのかを登録する制御電位登録手段を備えており、
    前記レベル特定手段は、
    前記制御電位登録手段により、前記駆動装置における制御機能が低電位側で駆動信号をPWM制御する機能である旨が登録されている場合、前記デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降、前記駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、前記駆動装置から負荷装置に至る経路が、前記デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルの反対となる信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する一方、前記駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、前記デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定するのに対し、
    前記制御電位登録手段により、前記駆動装置における制御機能が高電位側で駆動信号をPWM制御する機能である旨が登録されている場合、前記デューティ固定手段によりPWM信号のデューティ比が固定された以降、前記駆動装置からのショートを検出した旨の報知が継続されなくなれば、前記駆動装置から負荷装置に至る経路が、前記デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベル側(LレベルまたはHレベル)にショートしていると特定する一方、前記駆動装置からショートを検出した旨の報知が継続されていれば、前記デューティ固定手段によりデューティ比が固定されたPWM信号における信号レベルと反対の信号レベル側(HレベルまたはLレベル)にショートしていると特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載のデューティ固定手段およびレベル特定手段を備えている
    ことを特徴とするショート検出装置。
  6. 請求項4に記載のデューティ固定手段,レベル特定手段および制御電位登録手段を備えている
    ことを特徴とするショート検出装置。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の制御装置および駆動装置からなる負荷駆動システム。
  8. 請求項1から4のいずれかに記載の制御装置の備える全ての手段として機能させるための処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラム。
  9. 請求項5または請求項6に記載のショート検出装置の備える全ての手段として機能させるための処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラム。

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