JPH05322713A - 駆動回路の異常検出装置 - Google Patents

駆動回路の異常検出装置

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JPH05322713A
JPH05322713A JP4128997A JP12899792A JPH05322713A JP H05322713 A JPH05322713 A JP H05322713A JP 4128997 A JP4128997 A JP 4128997A JP 12899792 A JP12899792 A JP 12899792A JP H05322713 A JPH05322713 A JP H05322713A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】異常が生じた場合に自動的にこの異常を検出す
る駆動回路の異常検出装置を提供する。 【構成】電源Veと、所定機械駆動用のアクチュエータ
5と、スイッチング素子2を信号線を介して接続し、ス
イッチング素子2に付勢信号S3を印加してスイッチン
グ素子2をオンさせアクチュエータ5をオンさせる駆動
回路における異常検出装置であって、イッチング素子2
にはボリュームVRが接続されており、このボリューム
VRにかかる電圧はコンパレータ3に入力され、基準電
圧Vrと比較されことによって、スイッチング素子2に
印加する付勢信号のオン、オフ状態を検出する。また、
検出手段4はアクチュエータ5とスイッチング素子2間
における信号線の電圧レベルの高、低状態を検出する。
そして、コンパレータ3と検出手段4とでそれぞれ検出
された状態の組み合わせに応じて、異常を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動回路の異常検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の駆動回路を示す。
【0003】図4で、1は駆動部、2はトランジスタ、
4は地絡検出器、5はアクチュエータで例えばプレスの
クラッチブレーキバルブ駆動用として用いられる。6は
停止スイッチである。
【0004】図4の回路図において、駆動部1から出力
される信号S3をHレベルにすれば、これによりトラン
ジスタ2がオンになり、電源Veから停止スイッチ6を
通ってアクチュエータ5に電流が流れ、アクチュエータ
5がオンする。また、駆動部1から出力される信号S3
をLレベルにすれば、これによりトランジスタ2がオフ
になり、電源Veから停止スイッチ6を通ってアクチュ
エータ5に電流が流れない、すなわちアクチュエータ5
はオフになる。
【0005】そして、図4の駆動回路の動作に何か異常
があった場合には、手動で停止スイッチ6をオフにして
駆動回路の電源を遮断するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
駆動回路では、異常検出装置が設けられていなかったた
め、駆動回路の動作に何か異常があった場合に、手動で
停止スイッチをオフにして駆動回路の電源を遮断するよ
うにしていたため、非常に不便であり、駆動回路の短絡
等による異常動作から安全を守るためにも異常検出装置
を設けることが急務のこととなっていた。
【0007】本発明は、前記問題点に鑑みてなされたも
ので、異常が生じた場合に自動的にこの異常を検出する
駆動回路の異常検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の駆動回路の異常
検出装置は、電源と、所定機械駆動用のアクチュエータ
と、スイッチング素子を信号線を介して接続し、前記ス
イッチング素子に付勢信号を印加して前記スイッチング
素子をオンさせ前記アクチュエータをオンさせる駆動回
路における異常検出装置であって、前記スイッチング素
子に印加する付勢信号のオン、オフ状態を検出する第1
の検出手段と、前記アクチュエータと前記スイッチング
素子間における信号線の電圧レベルの高、低状態を検出
する第2の検出手段と前記第1、第2の検出手段でそれ
ぞれ検出された状態の組み合わせに応じて、異常を検出
する検出手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】本発明の駆動回路の異常検出装置は、電源
と、所定機械駆動用のアクチュエータと、スイッチング
素子を信号線を介して接続し、前記スイッチング素子に
付勢信号を印加して前記スイッチング素子をオンさせ前
記アクチュエータをオンさせる駆動回路における異常検
出装置であって、前記スイッチング素子に印加する付勢
信号のオン、オフ状態を検出する第1の検出手段と、前
記スイッチング素子のオン、オフ状態を検出する第2の
検出手段と、前記第1、第2の検出手段でそれぞれ検出
された状態の組み合わせに応じて、異常を検出する検出
手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】本発明の駆動回路の異常検出装置は、電源
と、所定機械駆動用のアクチュエータと、スイッチング
素子を信号線を介して接続し、前記スイッチング素子に
付勢信号を印加して前記スイッチング素子をオンさせ前
記アクチュエータをオンさせる駆動回路における異常検
出装置であって、前記スイッチング素子に印加する付勢
信号のオン、オフ状態を検出する第1の検出手段と、前
記スイッチング素子のオン、オフ状態を検出する第2の
検出手段と、前記アクチュエータと前記スイッチング素
子間における信号線の電圧レベルの高、低状態を検出す
る第3の検出手段と、前記第1、第2及び第3の検出手
段でそれぞれ検出された状態の組み合わせに応じて、前
記アクチュエータと前記スイッチング素子間の信号線の
地絡、断線及び前記電源の短絡を検出する検出手段とを
具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の駆動回路の異常検出装置では、電源
と、所定機械駆動用のアクチュエータと、スイッチング
素子を信号線を介して接続し、前記スイッチング素子に
付勢信号を印加して前記スイッチング素子をオンさせ前
記アクチュエータをオンさせる駆動回路における異常検
出装置であって、第1の検出手段は前記スイッチング素
子に印加する付勢信号のオン、オフ状態を検出し、第2
の検出手段は前記アクチュエータと前記スイッチング素
子間における信号線の電圧レベルの高、低状態を検出
し、前記第1、第2の検出手段でそれぞれ検出された状
態の組み合わせに応じて、異常を検出する。
【0012】本発明の駆動回路の異常検出装置では、電
源と、所定機械駆動用のアクチュエータと、スイッチン
グ素子を信号線を介して接続し、前記スイッチング素子
に付勢信号を印加して前記スイッチング素子をオンさせ
前記アクチュエータをオンさせる駆動回路における異常
検出装置であって、第1の検出手段は前記スイッチング
素子に印加する付勢信号のオン、オフ状態を検出し、第
2の検出手段は前記スイッチング素子のオン、オフ状態
を検出し、前記第1、第2の検出手段でそれぞれ検出さ
れた状態の組み合わせに応じて異常を検出する。
【0013】本発明の駆動回路の異常検出装置では、電
源と、所定機械駆動用のアクチュエータと、スイッチン
グ素子を信号線を介して接続し、前記スイッチング素子
に付勢信号を印加して前記スイッチング素子をオンさせ
前記アクチュエータをオンさせる駆動回路における異常
検出装置であって、第1の検出手段は前記スイッチング
素子に印加する付勢信号のオン、オフ状態を検出し、第
2の検出手段は前記スイッチング素子のオン、オフ状態
を検出し、第3の検出手段は前記アクチュエータと前記
スイッチング素子間における信号線の電圧レベルの高、
低状態を検出し、前記第1、第2及び第3の検出手段で
それぞれ検出された状態の組み合わせに応じて、前記ア
クチュエータと前記スイッチング素子間の信号線の地
絡、断線及び前記電源の短絡を検出する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を添付図面に基づいて説明す
る。
【0015】なお、前記従来例の説明に用いたものと同
一構成部分には同一符号を付して説明する。
【0016】図1は、本発明の駆動回路の異常検出装置
の一実施例の回路図である。
【0017】図1で、1は駆動部、2はトランジスタ、
3はコンパレータ(比較器)、4は検出器、5はアクチ
ュエータで例えばプレスのクラッチブレーキバルブであ
る。6は停止スイッチである。
【0018】検出器4は例えば、図1に示すように抵抗
41とダイオード42とを有しており、図1の点Aに示
される検出箇所の電圧レベルを検出するものであり、前
記アクチュエータ5とトランジスタ2間における信号線
の点AがLレベルになると地絡と判断する。この場合、
信号S2のレベルがHレベルで、ダイオード42のカソ
ード側がLレベルになれば、信号S2のレベルがLレベ
ルとなるように構成されている。
【0019】図1を参照してアクチュエータ5がオン状
態で、正常時の場合と地絡、断線、電源短絡の異常が生
じた場合についての説明と、アクチュエータがオフ状態
で、正常時の場合と地絡、断線、電源短絡の異常が生じ
た場合についての説明を行う。 図1において、正常時
で、駆動部1から出力される信号S3がHレベルの場
合、これによりトランジスタ2がオンになり、電源Ve
から停止スイッチ6を通ってアクチュエータ5に電流が
流れアクチュエータ5がオンする。
【0020】この時、検出器4の出力信号S2はトラン
ジスタ2がオンなのでLレベルとなる。
【0021】図1において、正常時で、駆動部1から出
力される信号S3がLレベルの場合、これによりトラン
ジスタ2はオフになり、電源Veから停止スイッチ6を
通ってアクチュエータ5に電流は流れずアクチュエータ
5はオフになる。この時、トランジスタ2がオフなので
検出器4の出力信号S2はHレベルとなる。
【0022】次に、駆動部1から出力される信号S3が
Hレベルでアクチュエータ5がオンの状態で、異常が生
じた場合を説明する。
【0023】点Aで地絡が生じた場合、点AがLレベル
になるため検出器4の出力信号S2はLレベルとなる。
【0024】同様に信号S3がHレベルでアクチュエー
タ5がオンの状態で、点Aで断線が生じた場合、点Aが
Hレベルになるため検出器4の出力信号S2はHレベル
となる。
【0025】同様に信号S3がHレベルでアクチュエー
タ5がオンの状態で、点Aで電源Veの短絡が生じた場
合、点Aに電源VeがかかりHレベルとなるため検出器
4の出力信号S2はHレベルとなる。次に、駆動部1か
ら出力される信号S3がLレベルでアクチュエータ5が
オフの状態で、異常が生じた場合を説明する。
【0026】点Aで地絡が生じた場合、点AがLレベル
になるため検出器4の出力信号S2はLレベルとなる。
【0027】同様に信号S3がLレベルでアクチュエー
タ5がオフの状態で、点Aで断線が生じた場合、点Aが
Hレベルになるため検出器4の出力信号S2はHレベル
となる。
【0028】同様に信号S3がLレベルでアクチュエー
タ5がオフの状態で、点Aで電源Veの短絡が生じた場
合、点Aに電源VeがかかりHレベルとなるため検出器
4の出力信号S2はHレベルとなる。
【0029】上述したことをまとめると、表1のように
なる(表1の信号S2、S3の箇所のみ参照)。
【0030】 この表1から次のことが分かる。
【0031】アクチュエータ5がオンの状態では、各信
号S2、S3の各レベルの状態がどうであるかをみるこ
とにより、異常が断線、電源Veの短絡の場合には、断
線、電源Veの短絡の区別はつかないが異常ということ
が検出できる(S2=Hレベル、S3=Hレベルの場
合)。なお、地絡の場合には、この異常は検出できな
い。 また、アクチュエータ5がオフの状態では、各信
号S2、S3の各レベルの状態がどうであるかをみて、
地絡異常は検出できる(S2=Lレベル、S3=Lレベ
ルの場合)が、断線、電源Veの短絡の異常は検出でき
ない。なぜなら、アクチュエータ5がオフの状態での正
常時の各信号S2、S3の各レベルと同じためである。
【0032】上述したことから図1の駆動回路の異常検
出装置では各信号S2、S3の各レベルの状態がどうで
あるかをみることにより異常が検出できるため、各信号
S1、S3をマイクロコンピュータ(CPU)7(また
はロジック回路)に常時取り込んでおけば、CPU7は
前記信号S2、S3の組み合わせに基づき、前記CPU
7に付随する図示しないメモリに予め記憶させておいた
前記表1の信号S2、S3の各レベルの状態に基づくデ
ータテーブルを参照して調べ、異常を検出できる。ま
た、CPU7は、この異常を報せるともに、制御信号S
4により停止スイッチ6をオフにして駆動回路の電源V
eを遮断して図1の駆動回路の動作を停止することがで
きる。
【0033】図2は、本発明の駆動回路の異常検出装置
の他の実施例である。
【0034】図2で、1は駆動部、2はトランジスタ、
3はコンパレータ(比較器)、4は検出器、5はアクチ
ュエータ、6は停止スイッチであり、これらで駆動回路
を形成している。また、トランジスタ2にはボリューム
VRが接続されており、このボリュームVRにかかる電
圧はコンパレータ3に入力され、基準電圧Vrと比較さ
れる。このコンパレータ3の出力は信号S1となる。こ
の場合、信号S1の電圧レベルがLレベルであればトラ
ンジスタ2はオンしており、Hレベルであればトランジ
スタ2はオフしていることが分かる。
【0035】図2を参照してアクチュエータ5がオン状
態で、正常時の場合と地絡、断線、電源短絡の異常が生
じた場合についての説明と、アクチュエータがオフ状態
で、正常時の場合と地絡、断線、電源短絡の異常が生じ
た場合についての説明を行う。 図2において、正常時
で、駆動部1から出力される信号S3がHレベルの場
合、これによりトランジスタ2がオンになり、電源Ve
から停止スイッチ6を通ってアクチュエータ5に電流が
流れアクチュエータ5がオンする。
【0036】この時、コンパレータ3の負側端子にはオ
ンしているトランジスタ2に接続されたボリュームVR
にかかるHレベルの電圧Vcが入力され、これは正側端
子に接続された基準電圧Vrと比較されて、コンパレー
タ3から出力される信号S1はLレベルとなる。
【0037】図2において、正常時で、駆動部1から出
力される信号S3がLレベルの場合、これによりトラン
ジスタ2はオフになり、電源Veから停止スイッチ6を
通ってアクチュエータ5に電流は流れずアクチュエータ
5はオフになる。
【0038】この時、コンパレータ3の負側端子にはト
ランジスタ2に接続されたボリュームVRの電圧Vcが
入力され、これは正側端子に接続された基準電圧Vrと
比較されるが、トランジスタ2がオフなので、コンパレ
ータ3の負側端子に入力された電圧VcはLレベルとな
り、コンパレータ3から出力される信号S1はHレベル
となる。
【0039】次に、駆動部1から出力される信号S3が
Hレベルでアクチュエータ5がオンの状態で、異常が生
じた場合を説明する。
【0040】点Aで地絡が生じた場合、コンパレータ3
の負側端子にはトランジスタ2に接続されたボリューム
VRの電圧Vcが入力され、これは正側端子に接続され
た基準電圧Vrと比較されるが、トランジスタ2に電源
がかからずオフになるためコンパレータ3から出力され
る信号S1はHレベルとなる。
【0041】同様に信号S3がHレベルでアクチュエー
タ5がオンの状態で、点Aで断線が生じた場合、トラン
ジスタ2がオフとなる。また、この時、コンパレータ3
の負側端子にはトランジスタ2に接続されたボリューム
VRの電圧Vcが入力され、これは正側端子に接続され
た基準電圧Vrと比較されるが、トランジスタ2がオフ
のためコンパレータ3から出力される信号S1はHレベ
ルとなる。同様に信号S3がHレベルでアクチュエータ
5がオンの状態で、点Aで電源Veの短絡が生じた場
合、コンパレータ3の負側端子にはトランジスタ2に接
続されたボリュームVRの電圧Vcが入力され、これは
正側端子に接続された基準電圧Vrと比較されるが、ト
ランジスタ2には電源Veがかかりオンのためコンパレ
ータ3から出力される信号S1はLレベルとなる。次
に、駆動部1から出力される信号S3がLレベルでアク
チュエータ5がオフの状態で、異常が生じた場合を説明
する。
【0042】点Aで地絡が生じた場合、コンパレータ3
の負側端子にはトランジスタ2に接続されたボリューム
VRの電圧Vcが入力され、これは正側端子に接続され
た基準電圧Vrと比較されるが、トランジスタ2がオフ
のためコンパレータ3から出力される信号S1はHレベ
ルとなる。
【0043】同様に信号S3がLレベルでアクチュエー
タ5がオフの状態で、点Aで断線が生じた場合、コンパ
レータ3の負側端子にはトランジスタ2に接続されたボ
リュームVRの電圧Vcが入力され、これは正側端子に
接続された基準電圧Vrと比較されるが、トランジスタ
2がオフのためコンパレータ3から出力される信号S1
はHレベルとなる。同様に信号S3がLレベルでアクチ
ュエータ5がオフの状態で、点Aで電源Veの短絡が生
じた場合、コンパレータ3の負側端子にはトランジスタ
2に接続されたボリュームVRの電圧Vcが入力され、
これは正側端子に接続された基準電圧Vrと比較される
が、トランジスタ2がオフのためコンパレータ3から出
力される信号S1はHレベルとなる。
【0044】上述したことをまとめると、前記表1のよ
うになる(表1の信号S1、S3の箇所のみ参照)。
【0045】この表1から次のことが分かる。
【0046】アクチュエータ5がオンの状態では、各信
号S1、S3の各レベルの状態がどうであるかをみるこ
とにより、異常が地絡、断線の場合には、地絡、断線の
区別はつかないが異常ということが検出できる(S1=
Hレベル、S3=Hレベルの場合)。なお、電源短絡の
場合には、この異常は検出できない。
【0047】なお、アクチュエータ5がオフの状態で
は、各信号S1、S3の各レベルの状態がどうであるか
をみても、異常は検出できない。なぜなら、アクチュエ
ータ5がオフの状態での正常時の各信号S1、S3の各
レベルと同じためである。
【0048】上述したことから図2の駆動回路の異常検
出装置では各信号S1、S3の各レベルの状態がどうで
あるかをみることにより、異常が検出できるため、各信
号S1、S3をマイクロコンピュータ(CPU)7(ま
たはロジック回路)に常時取り込んでおけば、CPU7
は前記信号S1、S3の組み合わせに基づき、前記CP
U7に付随する図示しないメモリに予め記憶させておい
た前記表1の信号S1、S3の各レベルの状態に基づく
データテーブルを参照して調べ、異常を検出できる。ま
た、この異常を報せるともに、制御信号S4により停止
スイッチ6をオフにして駆動回路の電源Veを遮断して
図2の駆動回路の動作を停止することができる。
【0049】図3は本発明の駆動回路の異常検出装置の
他の実施例である。
【0050】図3で、1は駆動部、2はトランジスタ、
3はコンパレータ(比較器)、4は検出器、5はアクチ
ュエータ、6は停止スイッチであり、これらで駆動回路
を形成している。また、トランジスタ2にはボリューム
VRが接続されており、このボリュームVRにかかる電
圧はコンパレータ3に入力され、基準電圧Vrと比較さ
れる。このコンパレータ3の出力は信号S1となる。こ
の場合、信号S1の電圧レベルがLレベルであればトラ
ンジスタ2はオンしており、Hレベルであればトランジ
スタ2はオフしていることが分かる。検出器4は例え
ば、図1に示すように抵抗41とダイオード42とを有
しており、図1の点Aに示される検出箇所の電圧レベル
を検出するものであり、点AがLレベルになると地絡と
判断する。以下、図3を参照してアクチュエータ5がオ
ン状態で、正常時の場合と地絡、断線、電源短絡の異常
が生じた場合についての説明と、アクチュエータがオフ
状態で、正常時の場合と地絡、断線、電源短絡の異常が
生じた場合についての説明を行う。
【0051】図3において、正常時で、駆動部1から出
力される信号S3がHレベルである場合、これによりト
ランジスタ2がオンになり、電源Veから停止スイッチ
6を通ってアクチュエータ5に電流が流れアクチュエー
タ5がオンする。
【0052】この時、コンパレータ3の負側端子にはオ
ンしているトランジスタ2に接続されたボリュームVR
にかかるHレベルの電圧Vcが入力され、これは正側端
子に接続された基準電圧Vrと比較されコンパレータ3
から出力される信号S1はLレベルとなる。また、検出
器4の出力信号S2はトランジスタ2がオンしているた
めLレベルとなる。
【0053】図3において、正常時で、駆動部1から出
力される信号S3がLレベルの場合、これによりトラン
ジスタ2はオフになり、電源Veから停止スイッチ6を
通ってアクチュエータ5に電流は流れずアクチュエータ
5はオフになる。
【0054】この時、コンパレータ3の負側端子にはト
ランジスタ2に接続されたボリュームVRの電圧Vcが
入力され、これは正側端子に接続された基準電圧Vrと
比較されるが、トランジスタ2がオフなので、コンパレ
ータ3の負側端子に入力された電圧VcはLレベルとな
り、コンパレータ3から出力される信号S1はHレベル
となる。またこの時、地絡検出器4の出力信号S2はH
レベルとなる。
【0055】次に、駆動部1から出力される信号S3が
Hレベルでアクチュエータ5がオンの状態で、異常が生
じた場合を説明する。
【0056】点Aで地絡が生じた場合、トランジスタ2
がオンしているので検出器4の出力信号S2はLレベル
になる。また、この時、コンパレータ3の負側端子には
トランジスタ2に接続されたボリュームVRの電圧Vc
が入力され、これは正側端子に接続された基準電圧Vr
と比較されるが、トランジスタ2がオフのためコンパレ
ータ3から出力される信号S1はHレベルとなる。
【0057】同様に信号S3がHレベルでアクチュエー
タ5がオンの状態で、点Aで断線が生じた場合、トラン
ジスタ2がオフなので検出器4の出力信号S2はHレベ
ルになる。また、この時、コンパレータ3の負側端子に
はトランジスタ2に接続されたボリュームVRの電圧V
cが入力され、これは正側端子に接続された基準電圧V
rと比較されるが、トランジスタ2がオフのためコンパ
レータ3から出力される信号S1はHレベルとなる。同
様に信号S3がHレベルでアクチュエータ5がオンの状
態で、点Aで電源Veの短絡が生じた場合、検出器4の
出力信号S2はHレベルになる。また、この時、コンパ
レータ3の負側端子にはトランジスタ2に接続されたボ
リュームVRの電圧Vcが入力され、これは正側端子に
接続された基準電圧Vrと比較されるが、トランジスタ
2がオンのためコンパレータ3から出力される信号S1
はLレベルとなる。次に、駆動部1から出力される信号
S3がLレベルでアクチュエータ5がオフの状態で、異
常が生じた場合を説明する。
【0058】点Aで地絡が生じた場合、当然、地絡検出
器4の出力信号S2はLレベルになる。また、この時、
コンパレータ3の負側端子にはトランジスタ2に接続さ
れたボリュームVRの電圧Vcが入力され、これは正側
端子に接続された基準電圧Vrと比較されるが、トラン
ジスタ2がオフのためコンパレータ3から出力される信
号S1はHレベルとなる。
【0059】同様に信号S3がLレベルでアクチュエー
タ5がオフの状態で、点Aで断線が生じた場合、トラン
ジスタ2がオフなので検出器4の出力信号S2はHレベ
ルになる。また、この時、コンパレータ3の負側端子に
はトランジスタ2に接続されたボリュームVRの電圧V
cが入力され、これは正側端子に接続された基準電圧V
rと比較されるが、トランジスタ2がオフのためコンパ
レータ3から出力される信号S1はHレベルとなる。同
様に信号S3がLレベルでアクチュエータ5がオフの状
態で、点Aで電源Veの短絡が生じた場合、点Aが電源
VeレベルとなりHレベルとなるので検出器4の出力信
号S2はHレベルになる。また、この時、コンパレータ
3の負側端子にはトランジスタ2に接続されたボリュー
ムVRの電圧Vcが入力され、これは正側端子に接続さ
れた基準電圧Vrと比較されるが、トランジスタ2がオ
フのためコンパレータ3から出力される信号S1はHレ
ベルとなる。
【0060】上述したことをまとめると、前記表1のよ
うになる。
【0061】表1から次のことが分かる。
【0062】アクチュエータ5がオンの状態では、各信
号S1、S2、S3の各レベルの状態がどうであるかを
みることにより、地絡、断線、電源短絡が決定される
(表1の○の箇所参照)。
【0063】しかし、アクチュエータ5がオフの状態で
は、各信号S1、S2、S3の各レベルの状態がどうで
あるかをみても、地絡は決定される(表1の○の箇所参
照)が、断線、電源短絡は決定されない(表1の×の箇
所参照)。なぜなら、アクチュエータ5がオフの状態で
の正常時の各信号S1、S2、S3の各レベルと同じた
めである。
【0064】そこで、図3の駆動回路の異常検出回路で
は、前述した各信号S1、S2、S3をマイクロコンピ
ュータ(CPU)7(またはロジック回路)に常時取り
込んでおき、異常が発生した場合に、CPU7は、この
異常が地絡、断線、電源短絡のいずれであるかを前記信
号S1、S2、S3の組み合わせに基づき、前記CPU
7に付随する図示しないメモリに予め記憶させておいた
前記表1に基づくデータテーブルを参照して調べ、その
異常内容を報せるともに、制御信号S4により停止スイ
ッチ6をオフにして駆動回路の電源Veを遮断して図3
の駆動回路の動作を停止することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の駆動回路
の異常検出回路によれば、異常が発生した場合に、異常
の検出を行うことができるので、駆動回路の安全性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駆動回路の異常検出装置の一実施例を
示す回路図。
【図2】本発明の駆動回路の異常検出装置の他の実施例
を示す回路図。
【図3】本発明の駆動回路の異常検出回路の他の実施例
を示す回路図。
【図4】従来の駆動回路の回路図。
【符号の説明】
1 駆動部 2 トランジスタ 4 検出器 41 抵抗 42 ダイオード 5 アクチュエータ 6 停止スイッチ 7 マイクロコンピュータ(CPU) S1 信号 S2 信号 S3 信号 S4 信号 Ve 電源電圧 Vr 基準電圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源と、所定機械駆動用のアクチュエータ
    と、スイッチング素子を信号線を介して接続し、前記ス
    イッチング素子に付勢信号を印加して前記スイッチング
    素子をオンさせ前記アクチュエータをオンさせる駆動回
    路における異常検出装置であって、 前記スイッチング素子に印加する付勢信号のオン、オフ
    状態を検出する第1の検出手段と、 前記アクチュエータと前記スイッチング素子間における
    信号線の電圧レベルの高、低状態を検出する第2の検出
    手段と前記第1、第2の検出手段でそれぞれ検出された
    状態の組み合わせに応じて、異常を検出する検出手段と
    を具備したことを特徴とする駆動回路の異常検出装置。
  2. 【請求項2】電源と、所定機械駆動用のアクチュエータ
    と、スイッチング素子を信号線を介して接続し、前記ス
    イッチング素子に付勢信号を印加して前記スイッチング
    素子をオンさせ前記アクチュエータをオンさせる駆動回
    路における異常検出装置であって、 前記スイッチング素子に印加する付勢信号のオン、オフ
    状態を検出する第1の検出手段と、 前記スイッチング素子のオン、オフ状態を検出する第2
    の検出手段と、 前記第1、第2の検出手段でそれぞれ検出された状態の
    組み合わせに応じて、異常を検出する検出手段とを具備
    したことを特徴とする駆動回路の異常検出装置。
  3. 【請求項3】電源と、所定機械駆動用のアクチュエータ
    と、スイッチング素子を信号線を介して接続し、前記ス
    イッチング素子に付勢信号を印加して前記スイッチング
    素子をオンさせ前記アクチュエータをオンさせる駆動回
    路における異常検出装置であって、 前記スイッチング素子に印加する付勢信号のオン、オフ
    状態を検出する第1の検出手段と、 前記スイッチング素子のオン、オフ状態を検出する第2
    の検出手段と、 前記アクチュエータと前記スイッチング素子間における
    信号線の電圧レベルの高、低状態を検出する第3の検出
    手段と、 前記第1、第2及び第3の検出手段でそれぞれ検出され
    た状態の組み合わせに応じて、前記アクチュエータと前
    記スイッチング素子間の信号線の地絡、断線及び前記電
    源の短絡を検出する検出手段とを具備したことを特徴と
    する駆動回路の異常検出装置。
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