JP2543826Y2 - 自動車用ブレーカ - Google Patents

自動車用ブレーカ

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JP2543826Y2 JP1990057314U JP5731490U JP2543826Y2 JP 2543826 Y2 JP2543826 Y2 JP 2543826Y2 JP 1990057314 U JP1990057314 U JP 1990057314U JP 5731490 U JP5731490 U JP 5731490U JP 2543826 Y2 JP2543826 Y2 JP 2543826Y2
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直宏 中辻
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、特に自動車のバッテリから車室内電源へ
の大電流経路の遮断に適した自動車用ブレーカに関す
る。
〔従来の技術〕
従来、自動車のバッテリから車室内電源への大電流経
路には、過電流による車室内の各種電子装置等の損傷や
ワイヤハーネスの燃えを未然に防止するために、過電流
ヒューズが設けられており、車室内電源の短絡等の異常
によって当該経路に過電流が流れたときに、過電流ヒュ
ーズが溶断して当該経路を遮断している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、過電流ヒューズによる遮断の場合、極めて短
い時間ではあるが、ヒューズが溶断するまでの間に過電
流が車室内電源側に流れ、短時間であってもこの過電流
によって車室内の電子装置が損傷し、ハーネスが発熱し
て燃えるおそれがあるという問題点があった。
そこでこの考案では、過電流が生じた場合に、電流経
路を、従来の過電流ヒューズよりも高速にかつ確実に遮
断できるようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る自動車用ブレーカは、自動車のバッテ
リから車室内の負荷に電源を供給する電流経路に設けら
れ、接点のオン,オフにより前記電流経路を導通,遮断
するリレーと、所定の抵抗値を有し、前記接点のオフ時
に前記リレーの負荷側端子を通じて前記負荷の状態を検
出するための検出電流を流す検出電流供給回路と、前記
接点の両側における電圧降下による電位差を検出し、前
記電位差が所定値以上のときに過電流検出信号を出力す
るとともに、前記接点のオフ時に前記検出電流供給回路
から検出電流が供給された前記負荷の電圧降下を検出し
て当該負荷の電圧降下が所定値以上の状態に回復したと
きに所定の復帰信号を出力する検出部と、前記過電流検
出信号により動作し前記リレーに通電して前記接点をオ
フさせるとともに、前記接点のオフ時に前記復帰信号に
基づき前記リレーへの通電を遮断して前記接点をオン復
帰させるリレー駆動部とを備えている。
〔作用〕
この考案においては、電流経路に過電流が流れると、
検出部により、リレーの接点の両側における所定値以上
の電位差が検出され、リレー駆動部によってリレーが駆
動され、接点がオフして電流経路が遮断されるため、従
来の過電流ヒューズによる遮断の場合に比べて高速にか
つ確実に電流経路が遮断され、従来のような電子装置等
の損傷やワイヤハーネスの燃えが防止される。また、負
荷への電源供給のための接点がオフとなっているとき
に、負荷の状態を検出するための検出電流を検出電流供
給回路によってリレーの負荷側端子から電流経路に供給
し、検出部によって負荷の電圧降下を検出して当該負荷
の電圧降下が所定値以上の状態に回復したときに所定の
復帰信号を出力し、その復帰信号に基づいて、リレー駆
動部によってリレーへの通電を遮断して接点をオン復帰
させるので、負荷の異常が修復された際に電源供給を自
動的に状態に復帰させることができる。
〔実施例〕
第1図はこの考案の自動車用ブレーカの一実施例の結
線図を示す。
同図に示すように、自動車のバッテリ+Bから図外の
車室内電源への大電流経路1の途中にリレー2のb接点
3が設けられ、このb接点3のオフ,オンにより大電流
経路1が開閉される。
ところで、材質の選択により、第2図に示すb接点3
の接触板3′がわずかな抵抗値を有するようにリレー2
を形成し、このときの抵抗値は、大電流経路1を流れる
電流が正常の状態では、車室内電源の動作に影響を及ぼ
さないような電圧降下を生じる程度にしておく。
さらに、第1図に示すように、リレー2の励磁コイル
4の一端がバッテリ+Bに接続され、b接点3のバッテ
リ+B側とアースとの間に2個の分圧用の抵抗5,6が直
列に設けられると共に、b接点3の車室内電源側とアー
スとの間に2個の分圧用の抵抗7,8が直列に設けられ、
両抵抗5,6の接続点P及び両抵抗7,8の接続点Qに、それ
ぞれ入力抵抗9,10を介して比較器11の非反転,反転入力
端子が接続されており、比較器11により、b接点3の両
側における電圧降下に基づく点P,Qの電位差が比較され
る。なお、リレー2のオフ時において、抵抗16,8,7は、
負荷の状態を検出するための検出電流をバッテリ+Bか
ら供給電流に基づいて供給する検出電流供給回路として
機能する。
ところで、大電流経路1を正常電流が流れる正常時で
は、電流値が低いため、b接点3の両側における電圧降
下は小さく、b接点3の両端間の電位差は所定値より小
さくなり、一方車室内電源の短絡時により大電流経路1
に過電流が流れる異常時には、電流値が非常に高いた
め、b接点3の両側における電圧降下は大きく、b接点
3の両端間の電位差は所定値以上となり、この所定値以
上の電位差から過電流の通流を検出する。
そこで、b接点3の両端の電位差が所定値より小さい
正常時に、点Pの電位VPと点Qの電位VQとの関係がVP
VQとなり、b接点3の両端の電位差が所定値以上となる
異常時に、VQがVPより若干低く,VP>VQとなるように各
抵抗5〜8の抵抗値を設定しておく。
従って、VP<VQのときに比較器11の出力はローレベル
(以下Lという)となり、VP>VQのときに比較器11の出
力はハイレベル(以下Hという)となる。
そして、比較器11及び各抵抗5〜10が検出部12を構成
し、前述したようにVP>VQのときに、過電流によりb接
点3の両端間の電位差が所定値以上になったとして、検
出部12の出力端子である比較器11の出力端子からHの過
電流検出信号が出力される。
さらに、この過電流検出信号は、ベース抵抗13を介
し、この抵抗13と共にリレー駆動部14を構成するNPN型
トランジスタ15のベースに入力され、トランジスタ15が
オンして励磁コイル4とアースとの間の通電路が閉じ、
励磁コイル4に電流が流れてリレー2が駆動され、b接
点3がオフし、大電流経路1が遮断される。
ところで、リレー2の駆動によって大電流経路1が遮
断されたのちもリレー2を自己保持するために、バッテ
リ+Bと点Qとの間に抵抗16が設けられ、正常時にVP
VQとなり、かつリレー2が駆動された状態において抵抗
16,8の分圧による点Qの電位VQが点Pの電位VPより若干
低く,VP>VQとなるように、抵抗16の抵抗値を設定す
る。
つぎに、第3図に示すタイミングチャートを参照して
一連の動作を説明する。
いま、電源投入により、第3図(a)に示すように、
b接点3のバッテリ+B側に電源電圧Eが加わると、車
室内電源に異常のない場合、同図(b)に示すように、
車室内電源には電源電圧Eから、b接点3の接触板3′
の抵抗による電圧降下分を引いた電圧E′が加わり、こ
のような正常状態では、同図(c)に示すようにVP<VQ
となり、比較器11の出力は同図(d)に示すように、L
のままとなり、トランジスタ15はオフ状態に保持され、
リレー2は動作することがなく、b接点3がオフしたま
まとなって大電流経路1は導通状態に維持される。
そして、時刻t0に車室内電源に例えば短絡が発生し、
大電流経路1に過電流が流れると、第3図(b)に示す
ように、車室内電源に加わる電圧E′は低下し、これに
伴って点Qの電位VQも同図(c)に示すように低下し、
例えば時刻t1にVP>VQとなると、比較器11の出力が同図
(d)に示すようにLからHに反転し、トランジスタ15
がオンしてリレー2の励磁コイル4が通電され、b接点
3がオフして大電流経路1が遮断される。
このとき、大電流経路1の遮断により車室内の各種負
荷等は動作を停止するが、このような状態は、安全上の
観点から各負荷の動作を停止させるべき異常状態であ
り、異常発生から大電流経路1が遮断されるまでの遅れ
時間は、ほぼリレー2の応答時間で定まるが、リレー2
の応答時間は、従来のヒューズが溶断するまでに要する
時間に比べてかなり短いため、従来のような過電流によ
る車室内の電子装置の損傷やワイヤハーネスの燃えを高
速にかつ確実に防止できる。
さらに、時刻t2に車室内電源の異常が修復されると、
抵抗16,7を介して車室内電源に電流が流れ、車室内電源
の等価抵抗と抵抗7との合成抵抗が等価的に抵抗8に並
列に挿入されるため、VQの電位がわずかに上昇し、例え
ば時刻t3に第3図(c)に示すように、VP<VQとなると
比較器11の出力が同図(d)に示すようにLに反転し
(復帰信号)、トランジスタ15がオフしてリレー2の励
磁コイル4への通電が遮断され、b接点3が復帰してオ
ンし、再び大電流経路1に正常電流が流れ始め、同図
(b)に示すように、車室内電源に正常な電圧E′が印
加され、車室内電源は正常状態に復帰する。
従って、車室内電源の短絡等の異常により、大電流経
路1に過電流が流れると、検出部12により、b接点3の
両端間の所定値以上の電位差が検出され、リレー2が駆
動されて大電流経路1が遮断されるため、従来の過電流
ヒューズによる遮断の場合に比べて高速にかつ確実に大
電流経路1を遮断でき、従来のような過電流による車室
内の電子装置等の損傷やワイヤハーネスの発熱による燃
えを防止することができる。
なお、基本的に抵抗16は正常時の動作には関与しない
ため、正常時に抵抗16を回路的に切り離すべく、抵抗16
の一端側或いは他端側に直列に、リレー2のa接点、或
いはトランジスタ15のオンによりオンするトランジスタ
などを設けてもよい。
さらに、検出部及びリレー駆動部は、第1図の構成に
限るものでないのは言うまでもない。
また、上記実施例では、b接点3の接触板3′が所要
の抵抗を有する材質により構成した場合について説明し
たが、通常のほとんど抵抗値のない接触板を備えたb接
点からなるリレーを用い、b接点に直列に所要の抵抗値
の抵抗を設け、この抵抗とb接点との直列回路の両側に
おける電位差を、検出部により検出するようにしてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の自動車用ブレーカによれ
ば、検出部により、リレーの接点の両側における所定値
以上の電位差に基づき、過電流の通流が検出され、リレ
ー駆動部によりリレーが駆動されてリレーの接点がオフ
し、電流経路が遮断されるため、従来の過電流ヒューズ
による遮断の場合に比べて高速にかつ確実に電流経路を
遮断することができ、従来のような過電流による電子装
置等の損傷やワイヤハーネスの燃えを防止することがで
き、自動車の電気系の異常時における安全性の向上を図
ることが可能となる。また、負荷への電源供給のための
接点がオフとなっているときに、負荷の状態を検出する
ための検出電流を検出電流供給回路によってリレーの負
荷側端子から電流経路に供給し、検出部によって負荷の
電圧降下を検出して当該負荷の電圧降下が所定値以上の
状態に回復したときに所定の復帰信号を出力し、その復
帰信号に基づいて、リレー駆動部によってリレーへの通
電を遮断して接点をオン復帰させるので、負荷の異常が
修復された際に電源供給を自動的に正常状態に復帰させ
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の自動車用ブレーカの一実施例の結線
図、第2図は第1図の一部の説明図、第3図は第1図の
動作説明用タイミングチャートである。 1……大電流経路、2……リレー、3……b接点、12…
…検出部、14……リレー駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−4842(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のバッテリから車室内の負荷に電源
    を供給する電流経路に設けられ、接点のオン,オフによ
    り前記電流経路を導通,遮断するリレーと、 所定の抵抗値を有し、前記接点のオフ時に前記リレーの
    負荷側端子を通じて前記負荷の状態を検出するための検
    出電流を流す検出電流供給回路と、 前記接点の両側における電圧降下による電位差を検出
    し、前記電位差が所定値以上のときに過電流検出信号を
    出力するとともに、前記接点のオフ時に前記検出電流供
    給回路から検出電流が供給された前記負荷の電圧降下を
    検出して当該負荷の電圧降下が所定値以上の状態に回復
    したときに所定の復帰信号を出力する検出部と、 前記過電流検出信号により動作し前記リレーに通電して
    前記接点をオフさせるとともに、前記接点のオフ時に前
    記復帰信号に基づき前記リレーへの通電を遮断して前記
    接点をオン復帰させるリレー駆動部と を備えた自動車用ブレーカ。
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