JP2006308011A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスクに対する摩擦パッドの姿勢を安定させ、ガタ付き等の発生を抑えて、摩擦パッドの振動、ブレーキ鳴き等の発生を防止できるようにする。
【解決手段】 ディスクの回入側に位置するパッドスプリング10には、案内板部14、径方向付勢部16と共に回転方向付勢部19を設ける。そして、径方向付勢部16の付勢片部16Cには、その長さ方向途中部位からディスク1の径方向内向きに折曲げられた突片部16Dを形成する。この突片部16Dは、案内板部14の下面板14B等に形成した空隙部18と対応した位置に配置する。一方、回転方向付勢部19は、案内板部14の下面板14Bからディスク1の径方向内側へと斜めに折曲げられた幅広板状体として形成する。そして、案内板部14の下面板14Bと回転方向付勢部19により摩擦パッド7をディスク1の回転方向に常時付勢する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば自動車等の車両に制動力を付与するのに好適に用いられるディスクブレーキに関する。
一般に、自動車等の車両に設けられるディスクブレーキは、ディスクの回転方向に離間してディスクの外周側を軸方向に跨ぐ一対の腕部を有し車両の非回転部分に取付けられる取付部材と、該取付部材の各腕部に摺動可能に設けられ一対の摩擦パッドをディスクの両面に押圧するキャリパと、前記取付部材の各腕部側にそれぞれ取付けられ前記一対の摩擦パッドを各腕部間で弾性的に支持する一対のパッドスプリング等とにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の従来技術によるディスクブレーキは、車両の運転者等がブレーキ操作を行ったときに、キャリパのインナ側に設けたピストンを外部からの液圧供給によりディスク側に摺動させ、インナ側の摩擦パッドをディスクに押圧する。そして、キャリパは、このときの反力で取付部材に対して摺動変位し、そのアウタ爪部とピストンとの間で各摩擦パッドをディスクの両面に押圧することにより、回転するディスクに制動力を付与するものである。
この場合、取付部材の各腕部には、一対の摩擦パッドをディスクの軸方向に摺動可能にガイドするためのパッドガイドが設けられている。そして、前記パッドスプリングは、摩擦パッドが各腕部のパッドガイド等に対してガタ付いたりするのを抑え、摩擦パッドの摺動変位を滑らかにするものである。
即ち、このパッドスプリングは、例えばばね性を有する金属板等をプレス加工することにより形成されている。そして、一対のパッドスプリングのうちディスクの回転方向入口側(以下、回入側という)に位置するパッドスプリングには、略U字状に折返すことにより形成されディスクの軸方向に斜めに傾いて延びる細長板状のパッド付勢バネ片が設けられ、このパッド付勢バネ片により摩擦パッドをディスクの回転方向(周方向)に付勢する構成としている。
一方、ディスクの回転方向出口側(以下、回出側という)に位置するパッドスプリングには、摩擦パッドに作用する制動トルクを回出側の腕部と共に受承するパッド受板部が設けられ、摩擦パッドが取付部材に対してディスクの回転方向(周方向)に相対変位するのをパッド受板部により抑える構成としている。
実開平5−89978号公報
ところで、上述した従来技術では、摩擦パッドがディスクの回転方向でガタ付くのを抑えるため、回入側のパッドスプリングにパッド付勢バネ片を設ける構成としている。しかし、このパッド付勢バネ片は、その基端側が略U字状に折返すことにより形成され、先端側がディスクの軸方向に斜めに傾いて延びる細長板状のバネ片として成形されている。
このため、従来技術のパッドスプリングは、下記のような問題が生じている。即ち、パッド付勢バネ片は、ディスクの軸方向に斜めに傾いて延びる細長板状のバネ片として形成しているので、摩擦パッドをディスクの回転方向(周方向)に付勢する付勢力(パッド付勢バネ片のばね荷重)を必ずしも十分な大きさ設定することが難しいという問題がある。
また、パッド付勢バネ片の基端側には、略U字状に折返した折曲げ部があり、この折曲げ部は、取付部材のパッドガイドからディスクの軸方向外側へと大きく張出してしまう。このため、パッド付勢バネ片の折曲げ部は、パッドスプリングを取付部材に組付けるとき、摩擦パッドをパッドスプリングに組付けるときに邪魔になることがあり、組付け作業時に誤って折曲げ部に外力を付加するように接触すると、パッド付勢バネ片全体の付勢力が変わってしまう虞れがある。
しかも、パッド付勢バネ片は、ディスクの軸方向に斜めに傾いて延びる細長板状のバネ片であるため、摩擦パッドに対する付勢方向もディスクの平面に対して斜めに傾いてしまい、摩擦パッドの姿勢がディスクに対して傾いた状態となり、摩擦パッドの摺動特性が低下する原因になる等の問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ディスクに対する摩擦パッドの姿勢を安定させることができ、ガタ付き等の発生を抑えて、摩擦パッドの振動、ブレーキ鳴き等の発生を防止できるようにしたディスクブレーキを提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、ディスクの回転方向に離間して該ディスクの外周側を軸方向に跨ぐ一対の腕部を有し該各腕部にパッドガイドが設けられた取付部材と、該取付部材の各腕部に摺動可能に設けられたキャリパと、前記取付部材の各腕部に前記パッドガイドを介して摺動可能に取付けられ該キャリパによりディスクの両面に押圧される一対の摩擦パッドと、前記取付部材の各腕部側にそれぞれ取付けられ該各摩擦パッドを各腕部間で弾性的に支持する一対のパッドスプリングとからなるディスクブレーキに適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記一対のパッドスプリングのうち一方のパッドスプリングは、前記取付部材のパッドガイドに嵌合して取付けられ該パッドガイドと一緒に前記摩擦パッドを軸方向に案内する案内板部と、該案内板部と摩擦パッドとの間をディスクの軸方向に延びるように形成され前記摩擦パッドをディスクの径方向外側に向けて付勢する径方向付勢部と、前記案内板部からディスクの径方向内側へと斜めに折曲げられた幅広板状体として形成され前記摩擦パッドをディスクの回転方向に付勢する回転方向付勢部とを有する構成としたことを構成したことにある。
また、請求項2の発明によると、前記パッドスプリングには、前記案内板部と一緒に前記取付部材のパッドガイドに嵌合される爪部を設け、該爪部は、前記パッドガイドに弾性的に接触することにより前記案内板部をパッドガイドに対してディスクの径方向外側に付勢する構成としている。
一方、請求項3の発明によると、前記径方向付勢部の長さ方向途中には、ディスクの径方向内向きに折曲げられた突片部を設け、前記案内板部には、前記径方向付勢部が案内板部に重なり合うようにディスクの径方向に変位したときに前記突片部がパッドガイドの壁面側に当接するのを許す空隙部を設けてなる構成としている。
また、請求項4の発明によると、前記径方向付勢部は、その基端側がディスクの径方向外側に向けて略U字状に折返され先端側が自由端となって前記案内板部と摩擦パッドとの間をディスクの軸方向に延びる細長板状体として形成し、前記径方向付勢部と案内板部との間には、前記回転方向付勢部と径方向付勢部とを互いに独立して弾性変形させるための切込みを形成する構成としている。
上述の如く、請求項1に記載の発明によれば、一対のパッドスプリングのうち一方のパッドスプリングには、案内板部、径方向付勢部および回転方向付勢部を設け、この回転方向付勢部は、摩擦パッドをディスクの回転方向に付勢するため前記案内板部からディスクの径方向内側へと斜めに折曲げられた幅広板状体として形成しているので、回転方向付勢部の付勢力(ばね荷重)を従来技術に比較して大きく設定でき、摩擦パッドをディスクの回転方向(例えば、回転方向出口側)に強く付勢し続けることができる。また、この回転方向付勢部は、案内板部からディスクの径方向内側へと斜めに折曲げられているので、パッドスプリングを取付部材に組付けるときに回転方向付勢部が邪魔になることはなく、組付け時の作業を向上できると共に、組付け作業の途中に付勢力が変動したりするのを防ぐことができる。
しかも、回転方向付勢部は、摩擦パッドに対する付勢方向をディスクの平面とほぼ平行な方向に配向することができ、摩擦パッドがディスクに対して斜めに傾いたりするのを防ぐことができる。従って、このような回転方向付勢部で摩擦パッドをディスクの回転方向に付勢することにより、ディスクに対する摩擦パッドの姿勢を安定させることができ、摩擦パッドの摺動特性等を良好に維持することができる。また、パッドスプリングに設けた径方向付勢部と回転方向付勢部とにより、ディスクの径方向、回転方向(周方向)における摩擦パッドのガタ付きを抑えることができ、摩擦パッドの振動を良好に抑制できると共に、ブレーキ鳴き等の発生を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によると、パッドスプリングには、案内板部と一緒に取付部材のパッドガイドに嵌合される爪部を設けているので、この爪部を前記パッドガイドの壁面に弾性的に接触させることにより、パッドスプリングの案内板部を取付部材のパッドガイドに対しディスクの径方向外側に付勢でき、回転方向付勢部をパッドガイドから離間させ、回転方向付勢部の付勢力を安定させることができる。
一方、請求項3に記載の発明によると、パッドスプリングの径方向付勢部に突片部を設け、案内板部には空隙部を設ける構成としているので、案内板部と摩擦パッドとの間をディスクの軸方向に延びる径方向付勢部が、例えばブレーキ操作時の振動等により付勢方向(摩擦パッドをディスクの径方向外側に付勢する方向)とは逆向きに変位しても、このときには前記突片部がパッドガイドの壁面側に当接して振動に伴う外力等を受承でき、径方向付勢部等に過大な応力が作用することを防ぐことができる。このため、前述の如き振動発生時に径方向付勢部が案内板部に強く重なり合うように変形するのを前記突片部により防止でき、例えば径方向付勢部および回転方向付勢部等の応力集中を抑えることができると共に、パッドスプリング全体の耐久性、寿命等を高め、信頼性を向上することができる。
また、請求項4に記載の発明は、径方向付勢部と案内板部との間に切込みを設ける構成としているので、回転方向付勢部と径方向付勢部とを互いに独立して弾性変形させることができ、例えば径方向付勢部の変形が回転方向付勢部に影響を及ぼすのを防ぐことができる。このため、径方向付勢部と回転方向付勢部とに余分な応力を作用するのを防止でき、応力集中等の発生を抑えることができる。しかも、摩擦パッドに対する両者の付勢力を互いに独立させ、パッド姿勢やパッドスプリング自体の姿勢を安定させることができる。
以下、本発明の実施の形態によるディスクブレーキを、添付図面に従って詳細に説明する。
ここで、図1ないし図17は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は回転するディスクを示し、このディスク1は、例えば車両が前進方向に走行するときに車輪(図示せず)と共に図1中の矢示A方向に回転するものである。
2は車両の非回転部分に取付けられるキャリアとしての取付部材で、該取付部材2は、図1、図2に示すように、ディスク1の回転方向(周方向)に離間してディスク1の外周を跨ぐように軸方向に延びた一対の腕部2A,2Aと、該各腕部2Aの基端側を連結して設けられ、ディスク1のインナ側となる位置で前記車両の非回転部分に固定される連結部2B等とから構成されている。
そして、取付部材2には、腕部2A,2Aの先端側を互いに連結する補強ビーム2Cが弓形状をなして一体に形成されている。また、各腕部2Aには、図16中に点線で示すようにピン穴2Dがそれぞれ設けられ、これらのピン穴2D内には、後述の摺動ピン5が摺動可能に挿嵌されるものである。
また、腕部2Aの長さ方向(ディスク1の軸方向)中間部には、ディスク1の外周(回転軌跡)に沿って円弧状に延びるディスクパス部(図示せず)が形成され、このディスクパス部の両側(ディスク1の軸方向両側)には、後述するインナ側,アウタ側のパッドガイド3がそれぞれ形成されている。
3,3,…は取付部材2の各腕部2Aにそれぞれ設けられたパッドガイドで、これらのパッドガイド3は、図1および図16に示す如く断面コ字形状の凹溝として形成され、後述の摩擦パッド7が摺動変位する方向(ディスク1の軸方向)に延びている。そして、これらのパッドガイド3は、前述したディスクパス部の軸方向両側に位置し、各腕部2Aの基端側(インナ側)と先端側(アウタ側)とにそれぞれ配設されている。なお、図1および図16中ではアウタ側のパッドガイド3のみを示し、インナ側のパッドガイド3は省略している。
ここで、パッドガイド3は、図16に示す如くディスク1の径方向外側寄りに位置する外径壁面(以下、上側壁面3Aという)と、ディスク1の径方向内側寄りに位置した内径壁面(以下、下側壁面3Bという)と、これらの壁面3A,3B間を奥所側で連結する奥側壁面3Cとにより構成されている。そして、パッドガイド3は、これらの壁面3A,3B,3Cにより断面コ字形状をなし、上側壁面3Aと下側壁面3Bとは、図16中の上,下に離間して互いに平行に配設されている。
即ち、パッドガイド3は、後述する摩擦パッド7の耳部7A,7Bを上側壁面3Aと下側壁面3Bとの間で上,下方向(ディスク1の径方向)から挟むように形成され、これらの壁面3A,3B間で摩擦パッド7をディスク1の軸方向にガイドするものである。また、パッドガイド3の奥側壁面3Cは、所謂トルク受部として機能し、ブレーキ操作時に摩擦パッド7がディスク1から受ける制動トルクを後述の耳部7A,7Bを介して受承するものである。
4は取付部材2に摺動可能に設けられたキャリパで、該キャリパ4は、図1、図2に示す如くディスク1の一側(インナ側)に設けられたインナ脚部4Aと、取付部材2の各腕部2A間でディスク1の外周側を跨ぐようにインナ脚部4Aからディスク1の他側(アウタ側)へと延設されたブリッジ部4Bと、該ブリッジ部4Bの先端側(アウタ側)からディスク1の径方向内向きに延び、先端側が二又状をなしたアウタ脚部4Cとにより構成されている。
そして、キャリパ4のインナ脚部4Aには、ピストンが摺動可能に挿嵌されるシリンダ(いずれも図示せず)が形成されている。また、インナ脚部4Aには、図2中の左,右方向に突出する一対の取付部4D,4Dが設けられ、該各取付部4Dは、後述の摺動ピン5を介して取付部材2の各腕部2Aに摺動可能に支持されるものである。
5,5はキャリパ4を取付部材2に摺動可能に支持させる支持部材としての摺動ピンで、これらの摺動ピン5は、キャリパ4の各取付部4Dにそれぞれボルト6等を用いて締結され、その先端側は取付部材2の各腕部2B内に向けて延びている。そして、各摺動ピン5の先端側は、図16中に点線で示すように取付部材2の各ピン穴2D内に摺動可能に挿嵌され、キャリパ4は、これらの摺動ピン5を介して取付部材2の各腕部2Aに摺動可能に支持されるものである。
7,7はディスク1の両面に対向配置されたインナ側,アウタ側の摩擦パッドで、これらの摩擦パッド7は、図1、図3および図16に示す如く、ディスク1の回転方向に延びる板状の摩擦部材として構成されている。そして、摩擦パッド7の裏面側(裏金)には、その長さ方向(ディスク1の周方向)両端側に凸部としての耳部7A,7Bが突設されている。
この場合、摩擦パッド7の耳部7A,7Bは、例えば図16に示す如く互いに同一形状をなして左,右対称に形成されている。しかし、一方の耳部7Aは、矢示A方向に回転するディスク1の回転方向入口側(以下、回入側という)に配置され、他方の耳部7Bは、ディスク1の回転方向出口側(以下、回出側という)に配置されるものである。
ここで、摩擦パッド7の耳部7A,7Bは、後述するパッドスプリング10,20の案内板部14,24を介して取付部材2のパッドガイド3内にそれぞれ摺動可能に挿嵌されている。そして、インナ側,アウタ側の摩擦パッド7は、ブレーキ操作時にキャリパ4によってディスク1の両面に押圧され、このときに耳部7A,7Bがパッドガイド3に沿ってディスク1の軸方向に摺動変位するものである。
また、摩擦パッド7には、その長さ方向両側(ディスク1の回入側,回出側)に平坦面部7C,7Dが形成され、これらの平坦面部7C,7Dは、耳部7A,7Bの突出方向に対してほぼ垂直な方向で、ディスク1の径方向内向きに延びている。そして、摩擦パッド7の平坦面部7C,7Dのうちディスク1の回入側に位置する平坦面部7Cには、後述するパッドスプリング10の回転方向付勢部19が弾性的に当接し、これにより摩擦パッド7は、ディスク1の回転方向(図16中の矢示A1 方向)に常時付勢されるものである。
一方、ディスク1の回出側に位置する耳部7Bは、このときの付勢力により後述するパッドスプリング20の当て板24Cを介してパッドガイド3の奥側壁面3Cに弾性的に押付けられる。そして、ブレーキ操作時には、摩擦パッド7がディスク1から受ける制動トルク(矢示A方向の回転トルク)により回出側の耳部7Bが奥側壁面3Cに当て板24Cを介して当接し続け、両者の当接面間でブレーキ操作時の制動トルクは受承されるものである。
10はディスク1の回入側に配置される回入側のパッドスプリングで、該パッドスプリング10は、取付部材2の各腕部2Aのうち回入側に位置する腕部2Aに取付けられ、後述する回出側のパッドスプリング20との間でインナ側,アウタ側の摩擦パッド7を弾性的に支持すると共に、これらの摩擦パッド7の摺動変位を滑らかにするものである。
そして、パッドスプリング10は、ばね性を有するステンレス鋼板をプレス加工等の手段を用いて、図3ないし図11に示すように折曲げることにより一体形成され、後述の連結板部11、案内板部14,14、径方向付勢部16,16および回転方向付勢部19,19等により構成されている。
11はパッドスプリング10の各案内板部14等を連結する連結板部で、該連結板部11は、ディスク1の外周側を跨ぐように軸方向に延びて形成され、その長さ方向両端側には、一対の平板部12,12がディスク1の径方向内向きに延びて一体形成されている。そして、連結板部11は、平板部12に対して外側へと反るように略「く」字状に屈曲され、取付部材2の腕部2Aの内側面に沿って配置されるものである。
また、連結板部11の長さ方向中間部には、図3ないし図6に示すように下向きに傾斜して延び、連結板部11に対して略「く」字状に折曲げられた係合板部13が一体形成されている。そして、この係合板部13は、前述した腕部2Aのディスクパス部に径方向内側から係合するように取付けられ、これにより、パッドスプリング10を取付部材2の腕部2Aに対してディスク1の軸方向で位置決めするものである。
14,14は連結板部11の両端側に各平板部12を介して設けられた案内板部で、該各案内板部14は、平板部12の先端側(図3に示す下端側)から略コ字状に折曲げられることにより形成されている。そして、これらの案内板部14,14のうち一方の案内板部14は、図16に示すアウタ側のパッドガイド3内に嵌合して取付けられ、他方の案内板部14は、インナ側のパッドガイド(図示せず)に嵌合して取付けられるものである。
ここで、パッドスプリング10の案内板部14は、図16に示す如くパッドガイド3の上側壁面3A,下側壁面3Bに対向する上面板14A,下面板14Bと、これらの上面板14A,下面板14B間を連結しパッドガイド3の奥側壁面3Cに当接される当て板14Cとにより構成されている。そして、この当て板14Cは、上面板14A,下面板14Bよりも幅広(ディスク1の軸方向で幅広)な板状に形成され、その幅方向両側には、後述する径方向付勢部16の舌板部16Aがそれぞれ形成されている。
また、案内板部14の当て板14C,14Cには、上面板14Aよりも幅方向(ディスク1の軸方向)に突出した上側の角隅に屈曲片部14D,14Dが形成され、これらの屈曲片部14Dは、当て板14Cに対して斜めに屈曲している。また、案内板部14の上面板14A,14Aには、その幅方向(ディスク1の軸方向)に突出して爪片部14E,14Eが一体形成されている。そして、これらの爪片部14Eは、摩擦パッド7の耳部7Aをパッドスプリング10に組付ける際にガイドとして作用するものである。
15,15は各案内板部14の下面板14Bと当て板14Cとの間に設けられた爪部で、該各爪部15は、図3に示す如く当て板14Cの下端側から後述の空隙部18内に向けて突出する略U字状に爪片として形成されている。そして、爪部15は、図16、図17に示す如く案内板部14と一緒にパッドガイド3内に嵌合され、その先端側は、パッドガイド3の下側壁面3Bに弾性的に接触する。
これにより、爪部15は、その先端がパッドガイド3の下側壁面3Bに弾性変形状態で掛止めされると共に、このときの反力によって案内板部14の上面板14Aをパッドガイド3の上側壁面3Aに向けて弾性的に押付け、上面板14Aを上側壁面3Aに当接(面接触)させると共に、案内板部14の下面板14Bをパッドガイド3の下側壁面3Bから微小隙間をもって離間させ、案内板部14をパッドガイド3内で抜止め状態に保持するものである。
16,16は摩擦パッド7,7をディスク1の径方向外側に向けて付勢する径方向付勢部で、該各径方向付勢部16は、案内板部14の下面板14Bよりも幅方向(ディスク1の軸方向)外側となる位置で、下面板14Bとほぼ平行に当て板14Cから突出した舌板部16Aと、基端側が該舌板部16Aに一体形成された折返し部16Bおよび付勢片部16C等とにより構成されている。
ここで、径方向付勢部16の折返し部16Bと付勢片部16Cは、舌板部16Aの幅方向側端(後述の切込み17とは反対側の端部)からディスク1の軸方向に延設される細長板状体として形成され、その基端側をディスク1の径方向外側に向けて略U字状または略C字状に折返すことにより、折返し部16Bは円弧状の折曲げ部として形成されている。
また、付勢片部16Cは、折返し部16Bの先端側からディスク1の径方向外側へと斜めに傾斜して延びる細長板状のばね片として形成され、その先端側は、自由端となって案内板部14の下面板14Bの上方位置まで延在している。そして、径方向付勢部16の付勢片部16Cは、図7、図16に示す如く摩擦パッド7の耳部7Aを案内板部14内に組込むときに、案内板部14の下面板14Bの方向に押付けられるように弾性的に撓み変形される(図7〜図11参照)。
これにより、径方向付勢部16の付勢片部16Cは、案内板部14の下面板14Bと摩擦パッド7の耳部7Aとの間をディスク1の軸方向に延びるように配置され、このときの弾性反力で摩擦パッド7の耳部7Aをディスク1の径方向外側に向けて図16中の矢示B方向に付勢するものである。
そして、摩擦パッド7の耳部7Aは、径方向付勢部16の付勢力(弾性反力)により案内板部14の上面板14A(パッドガイド3の上側壁面3A)に向けて弾性的に押付けられる。これにより、摩擦パッド7の耳部7Aは、パッドガイド3(案内板部14)内で図16中の矢示B方向等にガタ付くのが抑えられるものである。
また、径方向付勢部16の付勢片部16Cには、その長さ方向途中に位置して略「く」字状に屈曲した突片部16Dが形成され、該突片部16Dは、ディスク1の径方向内向きに折曲げられた突片として形成されている。そして、この突片部16Dは、図7、図9〜図11に示すように後述の空隙部18と対応(対向)する位置に配置されている。
これにより、後述の如く径方向付勢部16の付勢片部16Cが案内板部14の下面板14Bの方向、即ちディスク1の径方向内側に向けて変位したときには、図17に示す如く突片部16Dがパッドガイド3の下側壁面3Bに弾性的に当接し、径方向付勢部16の付勢片部16Cが下面板14Bに当接することなく、下面板14B等に過大な応力が作用するのを防ぐものである。
17,17は案内板部14の下面板14Bと径方向付勢部16の舌板部16Aとの間に設けたスリット状の切込みで、これらの切込み17は、ほぼ同一の平面上に配置される下面板14Bと舌板部16Aを、その幅方向(ディスク1の軸方向)で互いに切離すように形成されている。
そして、切込み17は、例えば径方向付勢部16の変形が案内板部14の下面板14Bおよび後述の回転方向付勢部19等に影響を与えるのを抑え、径方向付勢部16と回転方向付勢部19とを互いに独立して弾性変形させる機能を有するものである。
18,18は案内板部14の下面板14B等に形成された空隙部で、これらの空隙部18は、図3に示すように略長方形状をなす開口(切取り穴)として形成され、その一側(案内板部14の当て板14C側)は、爪部15の両側となる位置に細幅なスリット状をなして延びている。また、空隙部18の他側は、後述する回転方向付勢部19の途中位置まで幅広なコ字状をなして延びている。
そして、空隙部18は、図7、図9〜図11に示すように径方向付勢部16の突片部16Dと対応(対向)する位置に配置され、径方向付勢部16の付勢片部16Cが案内板部14の下面板14Bの方向、即ちディスク1の径方向内側に向けて変位したときに、図17に示す如く突片部16Dがパッドガイド3の下側壁面3Bに当接するのを許すものである。
19,19は摩擦パッド7,7をディスク1の回転方向に付勢する回転方向付勢部で、該各回転方向付勢部19は、図3〜図11に示すように案内板部14の下面板14Bよりも幅広な板状体として成形され、下面板14Bの先端からディスク1の径方向内側へと斜めに折曲げられている。
そして、回転方向付勢部19は、その幅方向全長にわたって「く」字状に屈曲した幅広板状のばね片として形成され、その屈曲部位が図16、図17に示す如く摩擦パッド7の平坦面部7Cに弾性的に当接される。これにより、回転方向付勢部19は、摩擦パッド7の平坦面部7Cをディスク1の回転方向(図16中の矢示A方向)にほぼ対応した矢示A1 方向に付勢するものである。そして、このときの付勢力は、回転方向付勢部19と一緒に案内板部14の下面板14Bによっても付与されるものである。
20はディスク1の回出側に配置される回出側のパッドスプリングで、該パッドスプリング20は、取付部材2の各腕部2Aのうち回出側に位置する腕部2Aに取付けられ、前述した回入側のパッドスプリング10との間でインナ側,アウタ側の摩擦パッド7を弾性的に支持すると共に、これらの摩擦パッド7の摺動変位を滑らかにするものである。
そして、回出側のパッドスプリング20は、前述した回入側のパッドスプリング10とほぼ同様に構成され、図12ないし図15に示すように連結板部21、平板部22,22、係合板部23、案内板部24,24、爪部25,25、径方向付勢部26,26、切込み27,27および空隙部28,28等から形成されている。
しかし、回出側のパッドスプリング20は、回入側のパッドスプリング10のように回転方向付勢部19,19を有するものではなく、これに替えて、折曲げ板部29,29が形成されている。即ち、この折曲げ板部29は、後述する案内板部24の下面板24Bよりも幅広な板状体として成形され、下面板14Bの先端からディスク1の径方向内側へとほぼ垂直に折曲げられている点で、回転方向付勢部19とは異なっているものである。
また、回出側のパッドスプリング20は、案内板部24が、上面板24A、下面板24B、当て板24C、屈曲片部24Dおよび爪片部14E等により構成されている。そして、径方向付勢部26は、舌板部26A、折返し部26B、付勢片部26Cおよび突片部26Dにより構成されている。
そして、回出側のパッドスプリング20は、図16に示す如く折曲げ板部29が摩擦パッド7の平坦面部7Dから常に離間した状態に配置され、摩擦パッド7が回入側のパッドスプリング10の回転方向付勢部19により矢示A1 方向に付勢されるのを許すものである。
本実施の形態によるディスクブレーキは上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、車両のブレーキ操作時には、キャリパ4のインナ脚部4A(シリンダ)にブレーキ液圧を供給することによりピストンをディスク1に向けて摺動変位させ、これによりインナ側の摩擦パッド7をディスク1の一側面に押圧する。そして、このときにはキャリパ4がディスク1からの押圧反力を受けるため、キャリパ4全体が取付部材2の腕部2Aに対してインナ側に摺動変位し、アウタ脚部4Cがアウタ側の摩擦パッド7をディスク1の他側面に押圧する。
これにより、インナ側とアウタ側の摩擦パッド7は、図1、図16中の矢示A方向に回転しているディスク1を、両者の間で軸方向両側から強く挟持することができ、このディスク1に制動力を与えることができる。そして、ブレーキ操作を解除したときには、前記ピストンへの液圧供給が停止されることにより、インナ側とアウタ側の摩擦パッド7がディスク1から離間し、再び非制動状態に復帰する。
また、このようなブレーキ操作時、解除時(非制動時)には、摩擦パッド7の平坦面部7C,7Dのうちディスク1の回入側に位置する平坦面部7Cが、パッドスプリング10の回転方向付勢部19によって図16中の矢示A1 方向に付勢され、摩擦パッド7は、ディスク1の回転方向(周方向)に常時付勢される。そして、ディスク1の回出側に位置する耳部7Bは、このときの付勢力によりパッドスプリング20の当て板24Cを介してパッドガイド3の奥側壁面3Cに弾性的に押付けられる。
このため、摩擦パッド7が車両走行時の振動等でディスク1の周方向にガタ付いたりするのを、回入側のパッドスプリング10に設けた回転方向付勢部19により規制することができる。そして、ブレーキ操作時には、摩擦パッド7がディスク1から受ける制動トルク(矢示A方向の回転トルク)を受け、このときには回出側の耳部7Bが奥側壁面3Cに当て板24Cを介して当接し続けるので、ブレーキ操作時の制動トルクを回出側の腕部2A(奥側壁面3C)により受承することができる。
また、摩擦パッド7の耳部7A,7Bは、ディスク1の回入側,回出側に位置するパッドガイド3,3内にパッドスプリング10,20の案内板部14,24を介して摺動可能に挿嵌され、径方向付勢部16,26の付勢片部16C,26C等により図16中の矢示B,B方向に付勢されている。これにより、摩擦パッド7の耳部7A,7Bを案内板部14,24の上面板14A,24Aに弾性的に押付けることができる。
このため、走行時の振動等により摩擦パッド7がディスク1の径方向にガタ付いたりするのを、パッドスプリング10,20の径方向付勢部16,26により規制することができる。そして、ブレーキ操作時には、摩擦パッド7の耳部7A,7Bを案内板部14,24の上面板14A,24Aに摺接させた状態に保持しつつ、インナ側,アウタ側の摩擦パッド7を案内板部14,24に沿ってディスク1の軸方向へと円滑に案内することができる。
ここで、ディスク1の回入側に位置するパッドスプリング10を例に挙げると、その径方向付勢部16は、舌板部16A、折返し部16Bおよび付勢片部16C等からなり、その付勢片部16Cは、細長板状のばね片として形成されているので、摩擦パッド7の耳部7Aを図16中の矢示B方向に付勢する付勢力が過大になるのを抑えることができる。
しかし、車両のブレーキ操作時等には、ディスク1からの制動トルクが摩擦パッド7に作用することにより、摩擦パッド7が図17中の矢示C方向に振動することがある。このため、摩擦パッド7の耳部7Aは、径方向付勢部16の付勢片部16Cを案内板部14の下面板14Bに向けて(矢示B方向とは逆向きに)押動し、案内板部14の下面板14Bと径方向付勢部16の付勢片部16Cとが当接して、この下面板14Bと回転方向付勢部19とに過大な応力を発生させ、最悪の場合には、応力が集中する当て板14Cと下面板14Bとの連結部分が損傷される虞れがある。
そこで、本実施の形態によれば、径方向付勢部16の付勢片部16Cには、その長さ方向途中部位からディスク1の径方向内向きに折曲げられた突片部16Dを形成し、この突片部16Dを、案内板部14の下面板14B等に形成した空隙部18と対応(対向)する位置に配置する構成としている。
これにより、車両のブレーキ操作時等に制動トルク等の影響で摩擦パッド7が図17中の矢示C方向に振動し、径方向付勢部16の付勢片部16Cが案内板部14の下面板14Bに重なり合うようにディスク1の径方向に変位しても、突片部16Dをパッドガイド3の下側壁面3Bに弾性的に当接させることができ、径方向付勢部16の付勢片部16Cが下面板14Bに当接することがなく、下面板14Bと回転方向付勢部19とに過大な応力が作用するのを防ぐことができる。
このように、径方向付勢部16の付勢片部16Cに形成した突片部16Dは、パッドガイド3の下側壁面3Bに当接して矢示C方向の振動に伴う外力等を受承でき、案内板部14の下面板14Bおよび回転方向付勢部19に過大な応力が作用することを防ぐことができる。
このため、パッドスプリング10の径方向付勢部16は、前述の如き振動発生時に付勢片部16Cが案内板部14の下面板14Bに強く重なり合うように変形するのを突片部16Dにより防止でき、パッドスプリング10全体の耐久性、寿命等を高め、信頼性を向上することができる。
また、本実施の形態によれば、一対のパッドスプリング10,20のうちディスク1の回入側に位置する一方のパッドスプリング10には、案内板部14、径方向付勢部16と共に回転方向付勢部19を設け、この回転方向付勢部19は、摩擦パッド7をディスク1の回転方向に付勢するため案内板部14の下面板14Bからディスク1の径方向内側へと斜めに折曲げられた幅広板状体として形成する構成としている。
このため、回転方向付勢部19の付勢力(ばね荷重)を従来技術に比較して大きく設定でき、摩擦パッド7の平坦面部7Cをディスク1の回転方向(図16中の矢示A1 方向)に強く付勢し続けることができる。しかも、このときの付勢方向をディスク1の平面とほぼ平行な方向に配向することができるため、インナ側,アウタ側の摩擦パッド7がディスク1に対して斜めに傾いたりするのを防ぐことができる。
従って、このような回転方向付勢部19を用いて摩擦パッド7の平坦面部7Cをディスク1の回転方向(図16中の矢示A1 方向)に付勢することにより、ディスク1に対する摩擦パッド7の姿勢を安定させることができ、インナ側,アウタ側の摩擦パッド7の摺動特性等を良好に維持することができる。
また、回転方向付勢部19は、案内板部14の下面板14Bからディスク1の径方向内側へと斜めに折曲げられているので、パッドスプリング10を取付部材2の腕部2Aに組付けるとき、摩擦パッド7をパッドスプリング10に組付けるときに回転方向付勢部19が邪魔になることはなく、組付け時の作業を向上できると共に、組付け作業の途中に回転方向付勢部19の付勢力が変動したりするのを防ぐことができる。
また、パッドスプリング10に前述の如く設けた径方向付勢部16と回転方向付勢部19とにより、ディスク1の径方向、回転方向における摩擦パッド7のガタ付きを抑えることができ、摩擦パッド7の振動を良好に抑制できると共に、ブレーキ鳴き等の発生を防止することができる。
一方、ディスク1の回入側に位置するパッドスプリング10には、案内板部14と一緒に取付部材2のパッドガイド3に嵌合される爪部15を設けているので、この爪部15をパッドガイド3の下側壁面3Bに弾性的に接触させることにより、パッドスプリング10の案内板部14をパッドガイド3に対してディスク1の径方向外側に押付け、案内板部14の下面板14Bをパッドガイド3の下側壁面3Bから離間させて回転方向付勢部19の付勢力を安定的に発生させることができると共に、パッドスプリング10の案内板部14をパッドガイド3に対し抜止め状態に保持でき、取付部材2の各腕部2Aに対するパッドスプリング10の組付け姿勢を安定させることができる。
また、パッドスプリング10には、案内板部14の下面板14Bと径方向付勢部16の舌板部16Aとの間にスリット状の切込み17を形成しているので、径方向付勢部16と回転方向付勢部19とを互いに独立して弾性変形させることができ、例えば径方向付勢部16の変形が回転方向付勢部19に影響を及ぼすのを防ぐことができる。
このため、径方向付勢部16と回転方向付勢部19とに余分な応力が作用するのを防止でき、応力集中等の発生を抑えることができる。しかも、摩擦パッド7に対する径方向付勢部16と回転方向付勢部19との付勢力を互いに独立させ、パッド姿勢を安定させることができる。
なお、前記実施の形態では、径方向付勢部16の付勢片部16Cに形成した突片部16Dを、例えばディスク1の径方向内側(図17中の下側)に向けて斜めに屈曲させる構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図18に示す変形例のように、突片部16D′を略U字状または略V字状に屈曲させて形成する構成としてもよい。
即ち、変形例による突片部16D′は、その凸面側がパッドガイド3の下側壁面3Bに当接する構成とすることにより、付勢片部16Cが案内板部14の下面板14Bに強く重なり合うように変形するのを規制することができる。そして、回出側のパッドスプリング20についても、突片部16D′と同様な変形が可能なものである。
また、前記実施の形態では、突片部16Dを空隙部18と対応する位置に配置する構成とした。しかし、この突片部16Dは、径方向付勢部16の付勢片部16Cが案内板部14の下面板14Bに直に当接しないように設けたもので、例えば突片部16Dが爪部15上に当接する構成としてもよいものである。
また、前記実施の形態では、回出側のパッドスプリング20を、図12ないし図15に示すように連結板部21、平板部22,22、係合板部23、案内板部24,24、爪部25,25、径方向付勢部26,26、切込み27,27および空隙部28,28等から構成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば従来技術で挙げた実開平5−89978号公報に記載のディスクブレーキように、回出側のパッドスプリングを構成してもよいものである。
また、前記実施の形態では、パッドスプリング10,20をディスク1の外周側を跨ぐように略コ字状に形成する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばパッドスプリング10,20を連結板部11,21の中間位置等で切離したような形状をもつ2個のパッドスプリングを、ディスク1のインナ側、アウタ側にそれぞれ配設する構成としてもよいものである。
本発明の実施の形態によるディスクブレーキの正面図である。 図1に示すディスクブレーキの平面図である。 回入側のパッドスプリングを単体として示す斜視図である。 図3に示すパッドスプリングの正面図である。 パッドスプリングを図4中の矢示V−V方向からみた側面図である。 パッドスプリングを図4中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。 摩擦パッドの耳部で径方向付勢部を下面板上に撓ませた状態を示すパッドスプリングの正面図である。 パッドスプリングを図7中の矢示VIII−VIII方向からみた側面図である。 パッドスプリングを図7中の矢示IX−IX方向からみた断面図である。 図7に示すパッドスプリングの斜視図である。 パッドスプリングを図10とは異なる角度からみた斜視図である。 回出側のパッドスプリングを単体として示す斜視図である。 パッドスプリングを図12中の矢示XIII−XIII方向からみた側面図である。 パッドスプリングを図12中の矢示 XIV−XIV 方向からみた断面図である。 図12中の径方向付勢部を下面板上に撓ませた状態を示すパッドスプリングの斜視図である。 取付部材の腕部に取付けたパッドスプリングと摩擦パッドとを図2中の矢示 XVI−XVI 方向からみた拡大断面図である。 図16中の摩擦パッドが振動したときの状態を拡大して示す部分断面図である。 変形例によるパッドスプリングを図17と同様位置で示す部分断面図である。
符号の説明
1 ディスク
2 取付部材
2A 腕部
3 パッドガイド
3A 上側壁面
3B 下側壁面
4 キャリパ
5 摺動ピン
7 摩擦パッド
7A,7B 耳部(凸部)
7C 平坦面部
10 回入側のパッドスプリング
14 案内板部
14A 上面板
14B 下面板
14C 当て板
15 爪部
16 径方向付勢部
16B 折返し部
16C 付勢片部
16D,16D′ 突片部
17 切込み
18 空隙部
19 回転方向付勢部
20 回出側のパッドスプリング

Claims (4)

  1. ディスクの回転方向に離間して該ディスクの外周側を軸方向に跨ぐ一対の腕部を有し該各腕部にパッドガイドが設けられた取付部材と、該取付部材の各腕部に摺動可能に設けられたキャリパと、前記取付部材の各腕部に前記パッドガイドを介して摺動可能に取付けられ該キャリパによりディスクの両面に押圧される一対の摩擦パッドと、前記取付部材の各腕部側にそれぞれ取付けられ該各摩擦パッドを各腕部間で弾性的に支持する一対のパッドスプリングとからなるディスクブレーキにおいて、
    前記一対のパッドスプリングのうち一方のパッドスプリングは、前記取付部材のパッドガイドに嵌合して取付けられ該パッドガイドと一緒に前記摩擦パッドを軸方向に案内する案内板部と、該案内板部と摩擦パッドとの間をディスクの軸方向に延びるように形成され前記摩擦パッドをディスクの径方向外側に向けて付勢する径方向付勢部と、前記案内板部からディスクの径方向内側へと斜めに折曲げられた幅広板状体として形成され前記摩擦パッドをディスクの回転方向に付勢する回転方向付勢部とを有する構成としたことを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記パッドスプリングには、前記案内板部と一緒に前記取付部材のパッドガイドに嵌合される爪部を設け、該爪部は、前記パッドガイドに弾性的に接触することにより前記案内板部をパッドガイドに対してディスクの径方向外側に付勢する構成としてなる請求項1に記載のディスクブレーキ。
  3. 前記径方向付勢部の長さ方向途中には、ディスクの径方向内向きに折曲げられた突片部を設け、前記案内板部には、前記径方向付勢部が案内板部に重なり合うようにディスクの径方向に変位したときに前記突片部がパッドガイドの壁面側に当接するのを許す空隙部を設ける構成としてなる請求項1または2に記載のディスクブレーキ。
  4. 前記径方向付勢部は、その基端側がディスクの径方向外側に向けて略U字状に折返され先端側が自由端となって前記案内板部と摩擦パッドとの間をディスクの軸方向に延びる細長板状体として形成し、前記径方向付勢部と案内板部との間には、前記回転方向付勢部と径方向付勢部とを互いに独立して弾性変形させるための切込みを形成してなる請求項1,2または3に記載のディスクブレーキ。
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