JP2007271064A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブレーキ制動時および解除時の摩擦パッドとパッドスプリングの摺動性を確保し,摩擦パッドの引き摺りや偏摩耗等を防止できるようにする。
【解決手段】 車両の非回転部分に取付けられる取付部3に構成されたトルクを受けるパッドガイド部4に,ディスク2の両側面に押圧される摩擦パッド9を摺動可能に案内するパッドスプリング10を嵌合したディスクブレーキ1において,摩擦パッド9をディスク2の径方向外側に付勢するパッド付勢ばね片15Cの摩擦パッドとの摺動面に基端部側から先端部側に向ってリブ15Dを設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は,自動車等の車両に制動力を付与するのに好適に用いられるディスクブレーキに関するものである。
一般に,自動車等の車両に搭載されるディスクブレーキ,例えばキャリパ浮動型ディスクブレーキでは,ディスクの回転方向に離間してディスクの外周側を軸方向に跨ぐ一対の腕部を有し車両の非回転部分に取付けられる取付部と,該取付部の各腕部に摺動可能に設けられ一対の摩擦パッドをディスクの両面に押圧するキャリパと,前記取付部の各腕部にそれぞれ取付けられ前記一対の摩擦パッドを各腕部間で弾性的に支持する一対のパッドスプリング等とにより構成されている。
この種のディスクブレーキでは,ブレーキ操作を行なったときに,キャリパのインナ側に設けたピストンを外部からの液圧供給によりディスク側に摺動させ,インナ側の摩擦パッドをディスクに押圧する。そして,キャリパは,このときの反力により取付部に対して摺動変位し,そのアウタ爪部とピストンとの間で各摩擦パッドをディスクの両面に押圧することにより回転するディスクに制動力を付与するものである。
また,前記取付部の各腕部には,一対の摩擦パッドをディスクの軸方向に摺動可能にガイドするためのパッドガイド部が設けられている。そして,前記パッドスプリングは,摩擦パッドが各腕部のパッドガイド部等に対してガタついたりするのを抑え,摩擦パッドの摺動変位を滑らかにするものである。
このパッドスプリングは,ばね性を有する金属板等をプレス加工することにより形成されている。そして,パッドスプリングには,パッドガイド部よりディスク軸方向外側に延出しディスク軸方向外側よりディスク軸方向内側へ略U字状に折返すことにより形成され,さらにディスクの径方向外側に向けて傾斜して延びる細長板状のパッド付勢ばね片が設けられている。パッド付勢ばね片は,略U字状に折返された部位を基端部側とし,ディスクの径方向外側に向けて傾斜して延びる部位を先端部側として構成されている。
さらに,摩擦パッドの裏金には,その長さ方向(ディスクの周方向)両端側に凸部としての耳部が突設されており,パッドスプリングがセットされたパッドガイド部に各耳部を挿設する構成となっている。
そして,摩擦パッドをセットすると,パッドガイド部面と所定のクリアランスを保ちながら,このパッド付勢ばね片により摩擦パッドがディスクの径方向外側に付勢され,摩擦パッドの耳部がパッド付勢ばね片とディスクの軸方向に沿って摺動する構成としている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
実開平5−89978号 特開2004−225726号
しかしながら,上記従来技術のディスクブレーキでは次のような問題がある。
すなわち,特許文献1および特許文献2に記す技術では,パッド付勢ばね片はディスクの軸方向外側よりディスクの径方向外側に向けて斜傾して伸びる細長板状の構成とし,摩擦パッド裏金の両端から突設した耳部底面の一部がパッド付勢ばね片の面上を軸方向に摺動する構成となっている。この場合,摩擦パッド裏金の耳部底面の一部がパッド付勢ばね片の幅方向の全域にわたって当接して摺動するため,摺動抵抗が大きく,ブレーキ制動を解除したときの摩擦パッドの戻り(ディスクロータからの引き離し)がスムーズに行なえず,摩擦パッドの引き摺りや偏摩耗等が生じてしまう。
本発明は,上述の従来技術の課題を鑑みてなされたもので,本発明の目的は,ブレーキ制動時および解除時の摩擦パッドとパッドスプリングの摺動性を確保し,摩擦パッドの引き摺りや偏摩耗等を防止できるようにしたディスクブレーキを提供することにある。
上記課題を解決するため,請求項1記載の発明は,車両の非回転部分に取付けられ,ディスクの回転方向に離間して一対のトルク受部を有する取付部と,ディスクの外周側を跨いだ状態で該取付部に設けられたキャリパと,裏金の両端に設けられた耳部により前記取付部の各トルク受部に支持され,前記ディスクの両側面に押圧される一対の摩擦パッドと,前記耳部を前記トルク受部に沿って摺動可能に案内するために前記ディスクの回転方向に離間して前記取付部に設けられた一対のパッドスプリングとからなり,該パッドスプリングが,前記トルク受部に嵌合して取付けられ前記摩擦パッドを前記ディスクの軸方向に摺動可能に案内する案内部と,該案内部よりディスクの軸方向外側に延出しディスクの軸方向外側よりディスクの軸方向内側へ基端部が略U字状に折返して先端部が前記案内部と前記摩擦パッドの各耳部との間をディスクの軸方向に延びるように形成され,前記摩擦パッドを前記ディスクの径方向外側に向けて付勢するパッド付勢ばね片とを有したディスクブレーキにおいて,前記パッドスプリングのパッド付勢ばね片の前記摩擦パッドの各耳部との摺動面に基端部側から先端部側に向ってリブを設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は,請求項1のディスクブレーキにおいて,前記パッドスプリングのパッド付勢ばね片の前記摩擦パッドの各耳部との摺動面に設けたリブの高さが,基端部側から先端部側に向かうに従い高くなる形状としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は,請求項2のディスクブレーキにおいて,前記パッドスプリングのパッド付勢ばね片の前記摩擦パッドの各耳部との摺動面に設けたリブの高さが,基端部側から先端部側に向かうに従い高くなる曲線形状としたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば,パッドスプリングのパッド付勢ばね片の摩擦パッドの各耳部との摺動面に基端部側から先端部側に向ってリブを設けた構成としているので,摩擦パッドの摩耗状態(摩擦パッドの耳部のパッド付勢ばね片上の軸方向の位置)に関わらず,摩擦パッドの耳部底面の一部とパッド付勢ばね片に設けたリブとが当接して摺動する。したがって,摩擦パッドの耳部底面の一部はパッド付勢ばね片のリブにより摺動面積を小さくした状態で摺動する構成のため,摩擦パッドの摩耗状態に関わらず摺動抵抗が大きくなることがなく,ブレーキ制動を解除したときの摩擦パッドの戻り(ディスクロータからの引き離し)が常にスムーズに行なえるため,摩擦パッドの引き摺りや偏摩耗等を防止することができる。また,リブを設けることによりパッド付勢ばね片の強度が高くなり,摩擦パッドが摩耗した状態(摩擦パッドの耳部がパッド付勢ばね片の先端部側にあるとき)においても,パッド付勢ばね片の先端部側が撓むことがない。したがって,摩擦パッドの姿勢を安定させることができ,摩擦パッドの姿勢の傾き等により生じるラトル音等の異音を抑えることができる。
また,請求項2記載の発明によれば,パッドスプリングのパッド付勢ばね片の摩擦パッドの各耳部との摺動面に設けたリブの高さが,基端部側から先端部側に向かうに従い高くなる形状とした構成としているので,請求項1記載の発明の効果に加え,摩擦パッドが摩耗した場合(摩擦パッドの耳部がパッド付勢ばね片の先端部側にあるとき)に,パッドガイド部とパッド付勢ばね片のクリアランスを小さくすることができる。したがって,摩擦パッドの摩耗時においてラトル音等の異音の発生をさらに低下させることができる。
また,請求項3記載の発明によれば,パッドスプリングのパッド付勢ばね片の摩擦パッドの各耳部との摺動面に設けたリブの高さが,基端部側から先端部側に向かうに従い高くなる曲線形状とした構成としているので,請求項1および請求項2記載の発明の効果に加え,曲線形状を摩擦パッドがパッド付勢ばね片の基端部側から先端部側に向うにつれて低下する付勢力を補うような形状とすることができ,これによりパッド付勢ばね片の摩擦パッドをディスクの径方向外側へ付勢する付勢力の低下を抑えることができる。したがって,摩擦パッドの引き摺りや偏摩耗等,さらには,摩擦パッドのガタツキや姿勢の傾きにより生じるラトル音等の異音の発生を抑えることができる。
以下,本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1ないし図8に本発明の実施の形態を,例えばキャリパ浮動型のディスクブレーキ1の形態について説明する。図中,2は回転するディスクを示し,このディスク2は,例えば車両が進行方向に走行するときに車輪(図示せず)とともに図1中の矢示A方向に回転するものである。
3は,車両の非回転部分に取付けられるキャリアとしての取付部で,この取付部3は,ディスク2の回転方向に離間して,ディスク2を跨ぐように軸方向に延びた一対の腕部3A,3Aと,各腕部3A,3Aの基端側を連結して設けられディスク2のインナ側となる位置で車両の非回転部分に固定される連結部3Bとから構成されている。
さらに,取付部3には,各腕部3A,3Aの先端側をディスク2のアウタ側となる位置で連結して補強する連結部(アウタビーム)3Cが形成されている。また,各腕部3A,3Aには,ピン穴3Dがそれぞれ設けられ,これらピン穴3D内には後述する摺動ピン7が摺動可能に装嵌されている。
また,図2において各腕部3A,3Aのディスク2の軸方向の中間部には,ディスク2の外周に沿って円弧状に延びるディスクパス部(図示せず)が形成され,このディスクパス部の両側には,インナ側,アウタ側のパッドガイド部4がそれぞれ形成されている。パッドガイド部4は,図1および図7に示す如く断面コ字状の凹溝として形成され,後述の摩擦パッド9が摺動変位する方向(ディスク2の軸方向)に延びている。なお,図1ではアウタ側のパッドガイド部4を示し,図7ではインナ側のパッドガイド部4を示している。
ここで,パッドガイド部4は,図7および図8に示す如くディスク2の径方向外側寄りに位置する上側壁面4Aと,ディスク2の径方向内側寄りに位置する下側壁面4Bと,これらの壁面4A,4B間を垂直に連結する奥側壁面4Cとにより構成されている。そして,パッドガイド部4はこれらの壁面4A,4B,4Cにより断面コ字形状をなし,上側壁面4Aと下側壁面4Bとは,図7中の上下に離間して平行に配設されている。
すなわち,パッドガイド部4は,後述する摩擦パッド9の耳部9A,9Aを上側壁面4Aと下側壁面4Bとの間で上,下方向(ディスク2の径方向)から挟むように形成され,これらの壁面4A,4B間で摩擦パッド9をディスク2の軸方向にガイドするものである。また,パッドガイド部4の奥側壁面4Cは,トルク受部として機能し,ブレーキ操作時に摩擦パッド9がディスク2から受ける制動トルクを後述の耳部9A,9Aを介して受承するものである。
5は,取付部3に摺動可能に設けられたキャリパで,該キャリパ5は,図1,図2に示す如くディスク2の車両側(インナ側)の設けられたインナ脚部5Aと,取付部3の各腕部3A間でディスク2の外周側を跨ぐようにインナ脚部5Aからディスク2の外側(アウタ側)へと延設されたブリッジ部5Bと,該ブリッジ部5Bの先端側(アウタ側)からディスク2の径方向内側に延び先端側が略二又状をなすアウタ脚部5Cとにより構成されている。
そして,キャリパ5のインナ脚部5Aには,ピストン(図示せず)が摺動可能に挿嵌されるシリンダ(図示せず)が形成されている。また,インナ脚部5Aには,図2に示す如く左右に突出する一対の取付突部5D,5Dが設けられ,各取付突部5Dは,後述の摺動ピン7を介して取付部3の各腕部3A,3Aに摺動可能に支持されている。
7は,キャリパ5を取付部3に対して摺動可能に支持する摺動ピンで,これら摺動ピン7は,キャリパ5の各取付突部5Dにそれぞれボルト8等を用いて締結され,その先端側は取付部3の各腕部3A内に向けて延びている。そして,各摺動ピン7の先端側は,図2に示すように取付部3の各ピン穴3Dに挿嵌され,キャリパ5は,これらの摺動ピン7を介して取付部3の各腕部3Aに摺動可能に支持される。
9は,ディスク2の両面側に対向して配置されたインナ側,アウタ側の摩擦パッドで,これらの摩擦パッド9は,図1,図2および図7に示す如く,ディスク2の回転方向に伸びる板状の摩擦部材として構成されている。そして,摩擦パッド9の裏面側(裏金)には,その長さ方向(ディスク2の周方向)両側に凸部としての耳部9A,9Aが突設されている。
この摩擦パッド9の各耳部9Aは,後述のパッドスプリング10の案内板部14を介して取付部3のパッドガイド部4内にそれぞれ摺動可能に挿嵌されている。そして,インナ側,アウタ側の摩擦パッド9は,ブレーキ操作時にキャリパ5によってディスク2の両面に押圧され,このときに各耳部9Aがパッドガイド部4に沿ってディスク2の軸方向に摺動変位するものである。
10は,取付部3の各腕部3A,3Aに取付けられるパッドスプリングで,インナ側,アウタ側の摩擦パッド9を弾性的に支持するとともに,これらの摩擦パッド9の摺動変位を滑らかにするものである。
そして,パッドスプリング10は,ばね性を有するステンレス鋼版をプレス加工等の手段により,図3ないし図6に示すように折り曲げることにより一体成型され,後述の連結板部11,案内板部14,径方向付勢部15等により構成されている。
11は,パッドスプリング10の案内板部14等を連結する連結板部で,該連結板部11はディスク2の外周側を跨ぐように軸方向に延びて形成され,その長さ方向両端側には一対の平板部12,12がディスク2の径方向内向きに延びて一体形成されている。
そして,連結板部11は,平板部12に対して外側へ反るように略「く」字状に屈曲され,取付部3の腕部3Aの内側面に沿って配置されるものである。
また,連結部11の長さ方向中間部には,図3ないし図4に示すように下向きに傾斜して延び,連結板部11に対して略「く」字状に折り曲げられた係合板部13が一体形成されている。そして,この係合板部13は,前述した腕部3Aのディスクパス部に径方向内側から係合するように取付けられ,これにより,パッドスプリング10を取付部3の腕部3Aに対してディスク2の軸方向で位置決めするものである。
14は,連結板部11の両端に各平板部12を介して設けられた案内板部で,各案内板部14は,平板12の先端側(図4に示す下端側)から略コ字状に折り曲げられることにより形成されている。そして,これらの案内板部14のうち一方の案内板部14は,図7に示すインナ側のパッドガイド部4内に嵌合して取付けられ,もう一方の案内板部14は,アウタ側のパッドガイド部(図1参照)に嵌合して取付けられるものである。
ここで,パッドスプリング10の案内板部14は,図7に示す如くパッドガイド部4の上側壁面4A,下側壁面4Bに対向する上面板14A,下面板14Bと,これらの上面板14A,下面板14B間を連結してパッドガイド部4の奥側壁面4Cに当接させる側面板14Cとにより構成されている。
また,案内板部14の側面板14Cには,上面板14Aよりも幅方向(ディスク2の軸方向)に突出した屈曲片部14D,14Dが形成され,これらの屈曲片部14Dは,側面板14Cに対して斜めに屈曲している。また,案内板部14の上面板14Aには,その幅方向(ディスク2の軸方向)に突出して爪片部14Eが一体形成されている。そして,これらの爪片部14Eは,摩擦パッド9の耳部9Aをパッドスプリング10に組付ける際にガイドとして作用するものである。
15は,摩擦パッド9をディスク2の径方向外側に向けて付勢する径方向付勢部で,該各径方向付勢部15は,案内板部14の下面板14Bよりも幅方向(ディスク2の軸方向)外側となる位置で,下面板14Bとほぼ平行に下面板14Bから突出した舌板部15Aと,基端側が該舌板部15Aに一体形成された折返し部15Bおよびパッド付勢ばね片15C等とにより構成されている。
ここで,径方向付勢部15の折返し部15Bとパッド付勢ばね片15Cは,舌板部15Aの幅方向側端からディスク2の軸方向に延設される細長板状体として形成され,その基端側をディスク2の径方向外側に向けて略U字状または略C字状に折返すことにより,折返し部15Bは円弧状の折曲げ部として形成されている。
また,パッド付勢ばね片15Cは,折返し部15Bの先端側からディスク2の径方向外側へと斜めに傾斜して延びる細長板状のばね片として形成され,その先端側は,自由端となって案内板部14の下面板14Bの上方位置まで延在している。そして,径方向付勢部15のパッド付勢ばね片15Cは,図7,図8に示す如く摩擦パッド9の耳部9Aを案内板部14内に組込むときに,案内板部14の下面板14Bの方向に押付けられるように弾性的に撓み変形される。
これにより,径方向付勢部15のパッド付勢ばね片15Cは,案内板部14の下面板14Bと摩擦パッド9の耳部9Aとの間をディスク2の軸方向に延びるように配置され,このときの弾性反力で摩擦パッド9の耳部9Aをディスク2の径方向外側に向けて図7および図8中の矢示B方向に付勢するものである。
そして,摩擦パッド9の耳部9Aは,径方向付勢部15の付勢力(弾性反力)により案内板部14の上面板14A(パッドガイド部4の上側壁面3A)に向けて弾性的に押付けられる。これにより,摩擦パッド9の耳部9Aは,パッドガイド部4(案内板部14)内で図7中の矢示B方向等にガタ付くのが抑えられるものである。
また,径方向付勢部15のパッド付勢ばね片15Cには,その長さ方向に延びるリブ15Dが形成され,該リブ15Dは,摩擦パッド9の耳部9Aが配置される面に凸となるような形状となっている。さらに,リブ15Dは,図3ないし図6に示す如く頂点がパッド付勢ばね片15Cと平行をなして均一な高さで形成されている。そして,このリブ15Dは摩擦パッド9の耳部9Aの底面と接触して摺動支持する構成となっている。
これにより,後述の如く径方向付勢部15のパッド付勢ばね片15Cが案内板部14の下面板14Bの方向,即ちディスク2の径方向内側に向けて変位するときには,リブ15Dが摩擦パッド9の耳部9Aの底面と弾性的に当接し,摺動抵抗が大きくなることを防ぐものである。
以上のように構成した本発明の実施の形態によるディスクブレーキのその作動について次に説明する。
まず,車両のブレーキ操作時には,キャリパ5のインナ脚部5Aにあるシリンダ(図示せず)にブレーキ液圧を供給することによりピストンをディスク2に向けて摺動変位させ,これによりインナ側の摩擦パッド9をディスク2の一側面に押圧する。そして,このときにはキャリパ5がディスク2からの押圧反力を受けるため,キャリパ5全体が取付部3の腕部3Aに対してインナ側に摺動変位し,アウタ脚部5Cがアウタ側の摩擦パッド9をディスク2の他側面に押圧する。
これにより,インナ側とアウタ側の摩擦パッド9は,図1および図7中の矢示A方向に回転しているディスク2を,両者の間で軸方向両側から強く挟持することができ,このディスク2に制動力を与えることができる。そして,ブレーキ操作を解除したときには,前記ピストンへの液圧供給が停止されることにより,インナ側とアウタ側の摩擦パッド9がディスク2から離間し,再び非制動状態に復帰する。
また,摩擦パッド9の耳部9A,9Aは,ディスク2の回入側,回出側に位置するパッドガイド部4,4内にパッドスプリング10,10の案内板部14,14を介して摺動可能に挿嵌され,径方向付勢部15のパッド付勢ばね片15Cにより図7中の矢示B,B方向に付勢されている。これにより,摩擦パッド9の耳部9A,9Aを案内板部14の上面板14Aに弾性的に押付けている。
パッドスプリング10における径方向付勢部15は,舌板部15A,折返し部15Bおよびパッド付勢ばね片15C等からなり,そのパッド付勢ばね片15Cは,細長板状のばね片として形成されているので,摩擦パッド9の耳部9Aを図7中の矢示B方向に付勢し,耳部9Aを案内板部14の上面板14Aに摺接させた状態を保持している。
このため,走行時の振動等により摩擦パッド9がディスク2の径方向にガタ付いたりするのを,パッドスプリング10の径方向付勢部15により規制することができる。そして,ブレーキ操作時には,摩擦パッド9の耳部9A,9Aを案内板部14の上面板14Aに摺接させた状態に保持しつつ,インナ側,アウタ側の摩擦パッド9を案内板部14に沿ってディスク2の軸方向へ摺動変位させる。
また,径方向付勢部15のパッド付勢ばね片15Cには,その長さ方向に延びたリブ15Dが形成され,リブ15Dは,摩擦パッド9の耳部9Aが配置される面に凸となるように形成されている。そして,このリブ15Dは摩擦パッド9の耳部9Aの底面と接触して摺動支持する構成としている。
これにより,摩擦パッド9の耳部9A,9Aの底面と,パッド付勢ばね片15Cに形成した,その長さ方向に延びたリブ15Dとが当接してディスク2の軸方向に滑らかに摺動するため,ブレーキ操作を解除したときに摩擦パッド9がディスク2から離間せず,摩擦パッド9がディスク2に引き摺られた状態となることを防ぐことができる。
このように,径方向付勢部15のパッド付勢ばね片15Cに形成したリブ15Dは,摩擦パッド9の耳部9A,9Aの底面と滑らかに摺動するため摩擦パッド9の偏摩耗等を防止することができる。
次に,本発明の他の実施例について図9および図10を用いて説明する。なお,前述の実施例と同一の構成には同一の符号を付して,その説明を省略する。
前述の実施例では,パッドスプリング10の径方向付勢部15のパッド付勢ばね片15Cに,その長さ方向に延びるリブ15Dをパッド付勢ばね片15Cと平行をなして均一の高さで設ける構成とした。
これに対し,図9に示すものでは,長さ方向に延びるリブ15Eを,径方向付勢部15の基端部側から先端部側に向うに従い高くなる形状とした。
ここで,摩擦パッド9の耳部9Aを案内板部14内に組み込むときは,図11および図12に示す如くパッド付勢ばね片15Cの基点Pを基準とする基点面Y1に対し,パッド耳部9Aの摺動面Y2が上側に位置するように設定し,パッド付勢ばね片15Cにより摩擦パッド9をディスク2の径方向外側へ付勢する弾性力を得る構成としている。図11は従来例の摩擦パッド9の耳部9Aをセットした状態を,また図12は本実施例の摩擦パッド9の耳部9Aをセットした状態を示し,それぞれにおいて,(a)は摩擦パッド9が新品の状態を,また(b)は摩擦パッド9が摩耗した状態を示している。なお,図11(a)および図12(a)に示すように,パッド付勢ばね片15Cの摩擦パッド9をディスク2の径方向外側への付勢力を従来例と同等とするため,摩擦パッド9の新品時のパッド付勢ばね片15Cに設けたリブ15Eと下面板14Bとの傾斜角度はθ1と等しくなるように設定する。
図11(b)および図12(b)に示す如く,摩擦パッド9が摩耗した状態(b)の下面板14Bとパッド付勢ばね片15CとのクリアランスはそれぞれX1,X2となる。よって,図11(b)および図12(b)から明らかなように,本実施例では,摩擦パッド9が摩耗した状態(b)の下面板14Bとパッド付勢ばね片15Cに設けたリブ15Dの高さ分クリアランスを従来技術に比べて小さくすることができる(X2>X1)。
よって,摩擦パッドが摩耗した場合(摩擦パッドの耳部がパッド付勢ばね片の先端部側にあるとき)に,パッドガイド部とパッド付勢ばね片のクリアランスを小さくすることができる。したがって,摩擦パッドの摩耗時におけるラトル音等の異音の発生をさらに低下させることができ,前述の実施例の作用以上の効果を奏することができる。
さらに,図10に示すものでは,長さ方向に延びるリブ15Fを,径方向付勢部15の基端部側から先端部側に向うに従い高くなる曲線形状とした。
これにより,摩擦パッドの耳部底面の一部とパッド付勢ばね片に設けたリブとの摺動面積をより小さくすることができる。また,摩擦パッドが摩耗した場合(摩擦パッドの耳部がパッド付勢ばね片の先端部側にあるとき)に,パッドガイド部とパッド付勢ばね片のクリアランスを小さくすることができる。さらに,曲線形状を摩擦パッドがパッド付勢ばね片の基端部側から先端部側に向うにつれて低下する付勢力を補うような形状とすることができるので,パッド付勢ばね片の摩擦パッドをディスクの径方向外側へ付勢する付勢力の低下を抑えることができる。したがって,摩擦パッドの摩耗状態に関わらず摺動抵抗が大きくなることがなく,ブレーキ制動を解除したときの摩擦パッドの戻り(ディスクロータからの引き離し)がスムーズに行なえ,さらに,パッド付勢ばね片が摩擦パッドをディスクの径方向外側へ付勢する付勢力の低下が防止できるので,摩擦パッドの引き摺りや偏摩耗等,さらには,摩擦パッドのガタツキや姿勢の傾きにより生じるラトル音等の異音を防止することができ,前述の実施例の作用以上の効果を奏することができる。
また,本発明のさらに他の実施例について図13を用いて説明する。図13は,前述の図8と同様に,パッドスプリングを嵌合し摩擦パッドを挿設した状態のパッドガイド部の拡大図を示す。なお,図8の実施例と同一の構成には同一の符号を付して,その説明を省略する。
16は,案内板部14の下面板14Bより延出した延出板部で,該延出板部16は下面板14Bよりディスク2の軸方向へL字型に折返して形成されている。
17は,摩擦パッド9をディスク2の回転方向に向けて付勢する回転方向付勢部で,該回転方向付勢部17は,延出板部16から突出した舌板部(図示せず)と,基端側が該舌板部に一体形成された折返し部(図示せず)および回転方向パッド付勢ばね片17C等とにより構成されている。(なお,回転方向付勢部17は,特許文献1の図3に示された付勢バネ48と同様の作用をするものである。)
ここで,回転方向付勢部17の折返し部(図示せず)と回転方向パッド付勢ばね片17Cは,舌板部(図示せず)の幅方向の側端からディスク2の軸方向に延設される細長板状体として形成され,その先端側がディスク2に近づくように基端側を略U字状または略C字状に折返すことにより,折返し部は円弧状の折曲げ部として形成されている。
また,回転方向パッド付勢ばね片17Cは,折返し部(図示せず)の先端側から摩擦パッド9側へと斜めに傾斜して延びる細長板状のばね片として形成され,その先端側は,自由端となって延出板部16の幅方向のもう一方の側端まで延在している。そして,回転方向パッド付勢ばね片17Cは,図13に示す如く摩擦パッド9を組込んだ際に,延出板部16の方向に押付けられるように弾性的に撓み変形される。
これにより,回転方向パッド付勢ばね片17Cは,摩擦パッド9を図13中の矢示C方向に付勢するものである。
そして,摩擦パッド9は,回転方向付勢部17の付勢力(弾性反力)によりディスクの回転方向に向けて弾性的に押付けられる。これにより,摩擦パッド9は,パッドガイド部4(案内板部14)内で図13中の矢示C方向等にガタ付くのが抑えられるものである。
また,回転方向付勢部17の回転方向パッド付勢ばね片17Cには,その長さ方向に延びるリブ17Dが形成され,該リブ17Dは,摩擦パッド9が配置される面に凸となるような形状となっている。そして,このリブ17Dは摩擦パッド9と接触して摺動支持する構成となっている。なお,リブ17Dは,前述のリブ15D,15E,15Fと同様に,頂点が回転方向パッド付勢ばね片17Cと平行でも,基端部側から先端部側に向かうに従い高くなる形状でも,曲線形状をなして高くなる形状でも良い。
これにより,回転方向付勢部17の回転方向パッド付勢ばね片17Cが,延出板部16の方向に向けて変位するときには,リブ17Dが摩擦パッド9と弾性的に当接し,摺動抵抗が大きくなることを防ぐものである。
本実施例によれば,摩擦パッドを回転方向へ付勢する回転方向付勢部を設ける構成としているので,前述の図1ないし図10に示した実施例の効果に加えて,摩擦パッドの回転方向のガタツキを抑えることができるので,ブレーキの制動開始時等に生じるクロンク音等の異音についても防止することができ,前述の実施例の作用以上の効果を奏することができる。
なお,本実施例では,車両の非回転部分への取付部としてのキャリアを有し,キャリアに摩擦パッドのトルク受部としてのパッドガイド部が構成され,ピストンおよび取付部に摺動ピンにより摺動可能に取付けられたキャリパにより,摩擦パッドを押圧しディスクを狭持するキャリパ浮動型のディスクブレーキの形態について説明した。しかし,これに限らず,非回転部分への取付部とキャリパとを一体とし,該キャリパにトルク受部を形成し,ディスクを挟んでピストンを対向して配設した構成により,ピストンにより摩擦パッドを押圧しディスクを狭持する対向ピストン型ディスクブレーキのパッドスプリングの構成としても良いものである。
本発明の一実施例のディスクブレーキの正面図である。 図1に示すディスクブレーキの平面図である。 摩擦パッドを挿設した状態のパッドスプリング単体のみを示す斜視図である。 図3に示すパッドスプリングの上面図である。 図3に示すパッドスプリングの正面図である。 図3に示すパッドスプリングの側面図である。 図2中の矢示X−X方向から見た断面図である。 図7中のパッドガイド部の拡大図である。 本発明の他の実施例の図3と同様の状態のパッドスプリング単体のみを示す斜視図である。 本発明の他の実施例の図3と同様の状態のパッドスプリング単体のみを示す斜視図である。 摩擦パッド新品時および摩耗時の従来技術のパット付勢ばね片の状態を示した図である。 摩擦パッド新品時および摩耗時の図9に示した実施例のパット付勢ばね片の状態を示した図である。 本発明の他の実施例の図8と同様の拡大図である。
符号の説明
1 ディスクブレーキ
2 ディスク
3 取付部
4 パッドガイド部
4A 上側壁面
4B 下側壁面
4C 奥側壁面
5 キャリパ
7 摺動ピン
9 摩擦パッド
9A 耳部
10 パッドスプリング
11 連結板部
14 案内板部
14A 上面板
14B 下面板
14C 側面板
15 径方向付勢部
15A 舌板部
15B 折返し部
15C パッド付勢ばね片
15D,E,F リブ
16 延出板部
17 回転方向付勢部
17C 回転方向パッド付勢ばね片
17D リブ
P 基点
X1 基点面
X2 摺動面

Claims (3)

  1. 車両の非回転部分に取付けられ,ディスクの回転方向に離間して一対のトルク受部を有する取付部と,ディスクの外周側を跨いだ状態で該取付部に設けられたキャリパと,裏金の両端に設けられた耳部により前記取付部の各トルク受部に支持され,前記ディスクの両側面に押圧される一対の摩擦パッドと,前記耳部を前記トルク受部に沿って摺動可能に案内するために前記ディスクの回転方向に離間して前記取付部に設けられた一対のパッドスプリングとからなり,該パッドスプリングが,前記トルク受部に嵌合して取付けられ前記摩擦パッドを前記ディスクの軸方向に摺動可能に案内する案内部と,該案内部よりディスクの軸方向外側に延出しディスクの軸方向外側よりディスクの軸方向内側へ基端部が略U字状に折返して先端部が前記案内部と前記摩擦パッドの各耳部との間をディスクの軸方向に延びるように形成され,前記摩擦パッドを前記ディスクの径方向外側に向けて付勢するパッド付勢ばね片とを有したディスクブレーキにおいて,前記パッドスプリングのパッド付勢ばね片の前記摩擦パッドの各耳部との摺動面に基端部側から先端部側に向ってリブを設けたことを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 請求項1のディスクブレーキにおいて,前記パッドスプリングのパッド付勢ばね片の前記摩擦パッドの各耳部との摺動面に設けたリブの高さが,基端部側から先端部側に向かうに従い高くなる形状としたことを特徴とするディスクブレーキ。
  3. 請求項2のディスクブレーキにおいて,前記パッドスプリングのパッド付勢ばね片の前記摩擦パッドの各耳部との摺動面に設けたリブの高さが,基端部側から先端部側に向かうに従い高くなる曲線形状としたことを特徴とするディスクブレーキ。
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