JP2009209961A - ディスクブレーキ用パッドクリップおよびディスクブレーキ - Google Patents
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Abstract
【課題】サポートに取り付けたディスクブレーキ用パッドクリップが傾くのを防止し、安定した付勢力を得るディスクブレーキ用パッドクリップおよびディスクブレーキを提供する。
【解決手段】ディスクブレーキ用パッドクリップ12(以下「パッドクリップ12」という。)は、ロータのインナ側およびアウタ側に配置したパッドと、ロータの軸方向にパッドを摺動可能に保持するサポートとの間に配設されている。このパッドクリップ12は、サポートに設けた凸部を挟み込んでパッドクリップ12をサポートに装着する挟圧部14と、挟圧部14からロータの半径方向外側へ延出したものをロータの半径方向内側に折り曲げてパッドの側縁部に接触させて、パッドに押圧力を加える押圧部18と、挟圧部14よりもロータの半径方向内側に配置され、ロータの円周方向にパッドを押圧するパッド案内部22を備えた構成である。
【選択図】図1
【解決手段】ディスクブレーキ用パッドクリップ12(以下「パッドクリップ12」という。)は、ロータのインナ側およびアウタ側に配置したパッドと、ロータの軸方向にパッドを摺動可能に保持するサポートとの間に配設されている。このパッドクリップ12は、サポートに設けた凸部を挟み込んでパッドクリップ12をサポートに装着する挟圧部14と、挟圧部14からロータの半径方向外側へ延出したものをロータの半径方向内側に折り曲げてパッドの側縁部に接触させて、パッドに押圧力を加える押圧部18と、挟圧部14よりもロータの半径方向内側に配置され、ロータの円周方向にパッドを押圧するパッド案内部22を備えた構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディスクブレーキ用パッドクリップに係わり、特にキャリパ浮動型のディスクブレーキに好適なパッドクリップに関する。
ディスクブレーキは、ロータとの間で摩擦力を生じさせ、ブレーキパッドをロータの軸方向に摺動させるためのガイド、およびブレーキパッドを安定して保持するための手段として、パッドクリップを備えた構成になっている。
ところで、このサポートに装着されるパッドクリップのパッドに対する押圧力を安定的に作用させないと、いわゆるブレーキ鳴きやクロンク音の発生の要因になったり、ブレーキパッドにおけるライニングの偏磨耗による制動性能の劣化に結びつくことがある。このため、パッドクリップの押圧力をパッドに安定的に作用させるため、パッドクリップの形状およびサポートへの装着方法等に様々な工夫がなされ実用化されている。
また、特許文献1に記載されたディスクブレーキ用パッド保持部材は、基部を備えている。この基部には上方に延在した上方部が連結しており、さらに、この上方部の上端には下方に向けて屈曲形成した第3付勢部が連結している。このようなディスクブレーキ用パッド保持部材は、基部に形成された係止片部によってマウンティング部材に装着されており、第3付勢部は、マウンティング部材に装着されたパッドの端面をディスクロータの円周方向に付勢するようになっている。これによりディスクブレーキ用パッド保持部材の回動に起因するブレーキ鳴きが防止され、ブレーキの引きずりを防止している。
また特許文献2に記載されたディスクブレーキ用パッド保持部材は、固定支持体の凹部内に嵌合される嵌合部を有しており、固定支持体のトルク受け面に沿って延在する延出部が嵌合部に接続している。このディスクブレーキ用パッド保持部材は、嵌合部の両側に形成された係止片によって固定支持体に装着され、延出部は、ロータ円周方向に摩擦パッドを常時付勢している。これにより前進方向の制動時に生じる摩擦パッドと固定支持体のクロンク音の発生を防止している。
特開2002−39239号公報
特開平7−286633号公報
前述したディスクブレーキでは、ディスクブレーキ用パッド保持部材を固定支持体(マウンティング部材)に装着するには、基部に形成された係止片部や嵌合部の両側に形成された係止片を用いている。このため、これらのディスクブレーキ用パッド保持部材は、基部や嵌合部で固定支持体に装着されるので、第1,2付勢部や付勢部の押圧力によって基部や嵌合部がパッド側に向けて傾く力が生じることにより、固定支持体から離れてしまうことがない。したがって第3付勢部(延出部)は、ディスクブレーキ用パッド保持部材を固定支持体に装着した状態を維持するために用いられるものでない。すなわち前述した2つの特許文献に記載された発明からは、第3付勢部がパッドを付勢して、ディスクブレーキ用パッド保持部材が傾くのを防止して、パッドに安定した付勢力を与えるという考えは生じていない。
本発明は、サポートに取り付けたパッドクリップが傾くのを防止し、安定した付勢力を得るディスクブレーキ用パッドクリップおよびディスクブレーキを提供することを目的とする。
本発明に係るディスクブレーキ用パッドクリップは、ロータのインナ側およびアウタ側に配置したパッドと、前記ロータの軸方向に前記パッドを摺動可能に保持するサポートとの間に配設されたディスクブレーキ用パッドクリップであって、前記サポートに設けた凸部を挟み込んで前記ディスクブレーキ用パッドクリップを前記サポートに装着する挟圧部と、前記挟圧部から前記ロータの半径方向外側へ延出したものを前記ロータの半径方向内側に折り曲げて前記パッドの側縁部に接触させて、前記パッドに押圧力を加える押圧部と、前記挟圧部よりも前記ロータの半径方向内側に配置され、前記ロータの円周方向に前記パッドを押圧するパッド案内部と、を備えたことを特徴としている。
この場合、前記パッド案内部は、側面視してコ字状に形成して前記パッドの側縁部に設けた耳部と嵌合し、且つ、前記ロータの軸方向に前記耳部を案内してなるとともに、前記パッド案内部が挿入される前記サポートの凹部の側面に対面する前記パッド案内部の基部の下方を前記パッド側に傾斜させて前記耳部に接触させ、前記パッドを前記ロータの円周方向に付勢してなり、前記基部の下端から延設して前記パッドの下縁部を前記ロータの半径方向外側に付勢する下片を備えたことを特徴としている。
本発明に係るディスクブレーキは、ロータの軸方向に摺動可能にして前記ロータのインナ側およびアウタ側に配設したパッドと、前記パッドを前記ロータに挟圧させるピストンを備えたキャリパと、前記パッドの両側の側縁部に設けた耳部と嵌合する凹部と、前記凹部よりも前記ロータの半径方向外側に設けたサポートの凸部とを備えたサポートと、前記パッドと前記サポートとの間に設けられ、前記パッドの前記耳部に嵌合して、前記パッドを前記ロータの円周方向および半径方向外側に付勢するパッド案内部を備えたパッドクリップと、を備え、前記パッドクリップは、前記凸部を前記ロータの径方向に挟み込む挟圧部を前記パッド案内部よりも前記ロータの半径方向外側に備えるとともに、前記挟圧部の上片から前記ロータの半径方向外側に延出されるとともに、当該半径方向外側端部から前記ロータの半径方向内側に折り曲げられてその先端部を前記パッドの前記耳部よりも前記ロータの半径方向外側における側縁部に接触させて、前記パッドを前記ロータの円周方向に付勢する押圧部を備えることを特徴としている。
ディスクブレーキ用パッドクリップは、挟圧部でサポートの凸部を挟み込むことによりサポートに装着される。このためパッド案内部がパッドに対してロータの円周方向に付勢力を加えると、挟圧部を支点としてディスクブレーキ用パッドクリップに回転する力が生じるが、押圧部がパッドの側縁部の上方に付勢力を加えているので、前述した回転力によって打ち消されディスクブレーキ用パッドクリップが傾くのを防止しパッドを円周方向に押し付けられる様になる。したがって押圧部は、パッドクリップがサポートに装着されたときの姿勢を保つことができ、ディスクブレーキは、ディスクブレーキ用パッドクリップが傾いて、パッドへの押圧力が低下することを防止でき、安定した付勢力をパッドに対して与えることができる。
またディスクブレーキ用パッドクリップは、サポートの凸部と挟圧的に嵌合して装着できるため、パッドの組み付けを容易にできる。
またディスクブレーキ用パッドクリップは、サポートの凸部と挟圧的に嵌合して装着できるため、パッドの組み付けを容易にできる。
また押圧部は、ディスクブレーキ用パッドクリップのロータ半径方向外側の端部から曲げ加工で所定位置に成形されるよう構成されているため、ディスクブレーキ用パッドクリップのプレス加工の際の板取が向上し安価にできる。
以下に、本発明に係るディスクブレーキ用パッドクリップおよびディスクブレーキの最良の実施形態について説明する。図1はディスクブレーキ用パッドクリップの側面図である。図2はディスクブレーキ用パッドクリップの斜視図である。図3はディスクブレーキの側面図である。図4はディスクブレーキの斜視図である。図5はディスクブレーキ用パッドクリップをサポートに装着したときの部分拡大図である。
図3や図4に示すように、ディスクブレーキ10は、パッド32の端面とサポート40の間にディスクブレーキ用パッドクリップ12(以下「パッドクリップ12」という。)を設けている。このディスクブレーキ10は、ロータ30(図示しない)のアウタ側とインナ側にパッド32を設けており、各パッド32の両端部には外側に突出した耳部34を設けている。またサポート40には、パッド32の耳部34と嵌合する凹部42を設けている。この凹部42の上側には、パッド32に向けて突出した凸部44が設けてある。またパッド32は、ピストンを備えたキャリパ(不図示)によって、ロータ30の軸方向に摺動できるようになっており、サポート40の凹部42から耳部34が外れることがないように案内される。そして通常は、パッド32の振動を抑制するために、このパッド32の耳部34とサポート40の凹部42とが嵌合する部分の互いの隙間に板状のばねであるパッドクリップ12を介設しており、これの押圧力によってパッド32を保持している。
このパッドクリップ12は、金属板を折り曲げて形成することができ、サポート40の凹部42や凸部44、パッド32の耳部34に倣う形状になり、凸部44を挟圧することによってサポート40に装着される。より具体的には、パッドクリップ12は、図1ないし図3に示すように、サポート40の凸部44を挟圧的に嵌合する挟圧部14を備えている。この挟圧部14は、凸部44に倣うように側面視して略コ字形状になっているが、この挟圧部14を構成する上片14aの先端部14bは、基端部14cよりも下側に位置している。このため挟圧部14を凸部44に嵌合したときに上片14aに弾性が生じるので、凸部44を挟み込むことができる。
なお本実施形態の場合、図2に示すように、挟圧部14の上片14aに孔部16を設けている。この孔部16は、挟圧部14がサポート40の凸部44を挟圧する力を調整するためのものであり、実施形態に応じて大きさを変更できる。したがって実施形態によっては、挟圧部14に孔部16を設けない構成であってもよい。
このような挟圧部14の上側には、押圧部18および連結部20が設けてある。押圧部18は、挟圧部14の上片14aの先端部14bを、サポート40の凸部44よりも上方部分の側面に倣って上方に延出した後、当該半径方向外側端部18aからパッド32側に向けつつロータ30の略半径方向内側に折り曲げて形成している。この折り曲げ成形した腕部分の先端は、軸方向に幅を広くすることにより、幅広部18bを形成している。そしてパッド32をサポート40に装着すると、幅広部18bがパッド32側面の上方、すなわち耳部34よりも上方に接触して押圧する。このため押圧部18は、パッド32の側縁部の上方を円周方向に付勢している。
また幅広部18bは、パッド32が軸方向へ摺動する範囲よりも広く形成することができる。これによりブレーキの制動時または非制動時にかかわらず、押圧部18はパッド32の側縁部の上方を付勢することになる。
さらに押圧部18において、サポート40の側面に沿って延出した部分のロータ30に向いた側辺には、足部18cが設けてある。この足部18cは、前述した延出部分から折り曲げて形成されており、ロータ30に対面するようになっている。このため足部18cは、サポート40においてロータ30に対面している面に接触している。この足部18cによってパッドクリップ12のサポート40への装着状態を安定させている。
また連結部20は、図4や図2に示すように、インナ側のパッド32とサポート40との間に配設された挟圧部14や押圧部18、後述するパッド案内部22と、アウタ側のパッド32とサポート40との間に配設された挟圧部14や押圧部18、前記パッド案内部22とを接続している。これにより連結部20はロータ30を跨ぐことになり、パッドクリップ12は門型になる。なおパッドクリップ12は、1枚の金属板を折り曲げ成形してなるものであるから、インナ側に配設される押圧部18等と、アウタ側に配設される押圧部18等と、連結部20とが一体になっている。
また挟圧部14の下側には、前記パッド案内部22が設けてある。このパッド案内部22は、側面視して略コ字形状になっており、挟圧部14が形成する略コ字形状とは反対側に開口している。そしてパッド案内部22は、パッド32の耳部34と嵌合して、このパッド32に対して円周方向と半径方向への付勢力を与えている。具体的に説明すると、パッド案内部22の上片22aは、挟圧部14の下片14dと共通になっている。
そしてパッド案内部22は、略コ字形状を形成するために、パッド案内部22の上片22aを折り曲げて下方に延出することにより基部22bを形成している。なおパッド案内部22の上片22aと基部22bの折り曲げ部は、サポート40側からパッド32側に向けて傾斜している。すなわちパッドクリップ12をサポート40に装着すると、図5に示すように、パッド案内部22の基部22bがサポート40の凹部42から離れることになる。これによりパッドクリップ12をサポート40に装着したとき、すなわちパッド案内部22に耳部34を挿入して軸方向に摺動自在にパッド32を保持したときは、パッド32側に傾斜した基部22bによって、パッド32に対して円周方向(回転方向)へのばね力による付勢力を与えている。
そして基部22bの下端部分を折り曲げてパッド32側に延出することにより、パッド案内部22の下片22cを形成している。このパッド案内部22の下片22cはパッド32の下面に接触して、押圧力によってパッド32を半径方向外側に付勢している。
またパッド案内部22の基部22bには、図1および図2に示すように、ロータ30(図示しない)に隣接した側辺に足部22dが設けてある。この足部22dは、基部22bから折り曲げて形成されており、ロータ30に対面するようになっている。このため足部22dは、サポート40においてロータ30に対面している面に接触している。この足部22dによってパッドクリップ12のサポート40への装着状態を安定させている。
また、この基部22bには、足部22dを設けた側辺とは反対側の側辺に、パッド32の耳部34をパッド案内部22に挿入し易くする第1挿入片22eを設けている。さらにパッド案内部22の上片22a(挟圧部14の下片14d)には、ロータ30に向いていた側辺とは反対側の側辺に、パッド32の耳部34をパッド案内部22に挿入し易くする第2挿入片22fを設けている。
なお図6はディスクブレーキ用パッドクリップをサポートに装着したときの側面図である。本実施形態に係るパッドクリップ12は、ロータ回入側(図6では図面の右側)に配設している。これに対し、ロータ回出側(図6では図面の左側)に配設されるパッドクリップ50は、サポート40の凸部44および凹部42に倣う形状を備えたものであればよい。したがってロータ回出側のパッドクリップ50は押圧部を備えてなく、またパッド案内部52の基部52aがパッド32側に向けて傾斜していない構成になっている。
このようなパッドクリップ12は、挟圧部14で凸部44を挟み込むことによりサポート40に装着されており、また挟圧部14の下方においてパッド案内部22がパッド32に対して円周方向および半径方向外側への付勢力を与えているので、挟圧部14を支点として回転する力が生じる。これは、パッドクリップ12をサポート40から外すような力となっているので、押圧部18を設けていないとパッドクリップ12が傾いて、パッドへの作用力が低下してしまう。ところがパッドクリップ12は、パッド案内部22よりも半径方向外側の位置に、パッド32を回転方向に押圧する押圧部18を備えている。この押圧部18がパッド32を付勢する方向は、パッド案内部22がパッド32を付勢している周方向と同一方向になっている。このためパッドクリップ12は、サポート40の凸部44の上方および下方の2点でパッド32を周方向に押圧できるので、ディスクブレーキ10の制動時および非制動時の両方ともパッド32を安定的に押圧でき、パッドクリップ12が傾き外れることを防止できる。また、パッド32は、後退時を除いて常に回出側に押し付けられ、パッドクリップ12によって2点で押すことになり、より安定な3点支持タイプとなるため、クロンク音の発生の防止にも有利である。よってディスクブレーキ10は、パッド32への押圧力が低下することを防止でき、安定した付勢力をパッド32に対して与えることができる。
またパッドクリップ12は、サポート40の凸部44と挟圧的に嵌合して装着されるため、パッド32の組み付けを容易にできる。
また押圧部18は、半径方向外側端部18aから曲げ加工して幅広部18bを所定位置に成形できるので、パッドクリップ12のプレス加工の際の板取が向上し安価にできる。
また押圧部18は、半径方向外側端部18aから曲げ加工して幅広部18bを所定位置に成形できるので、パッドクリップ12のプレス加工の際の板取が向上し安価にできる。
10………ディスクブレーキ、12………ディスクブレーキ用パッドクリップ(パッドクリップ)、14………挟圧部、18………押圧部、18b………幅広部、22………パッド案内部、22b………基部、22c………下片、30………ロータ、32………パッド、34………耳部、40………サポート、42………凹部、44………凸部。
Claims (3)
- ロータのインナ側およびアウタ側に配置したパッドと、前記ロータの軸方向に前記パッドを摺動可能に保持するサポートとの間に配設されたディスクブレーキ用パッドクリップであって、
前記サポートに設けた凸部を挟み込んで前記ディスクブレーキ用パッドクリップを前記サポートに装着する挟圧部と、
前記挟圧部から前記ロータの半径方向外側へ延出したものを前記ロータの半径方向内側に折り曲げて前記パッドの側縁部に接触させて、前記パッドに押圧力を加える押圧部と、
前記挟圧部よりも前記ロータの半径方向内側に配置され、前記ロータの円周方向に前記パッドを押圧するパッド案内部と、
を備えたことを特徴とするディスクブレーキ用パッドクリップ。 - 前記パッド案内部は、側面視してコ字状に形成して前記パッドの側縁部に設けた耳部と嵌合し、且つ、前記ロータの軸方向に前記耳部を案内してなるとともに、
前記パッド案内部が挿入される前記サポートの凹部の側面に対面する前記パッド案内部の基部の下方を前記パッド側に傾斜させて前記耳部に接触させ、前記パッドを前記ロータの円周方向に付勢してなり、
前記基部の下端から延設して前記パッドの下縁部を前記ロータの半径方向外側に付勢する下片を備えた、
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ用パッドクリップ。 - ロータの軸方向に摺動可能にして前記ロータのインナ側およびアウタ側に配設したパッドと、
前記パッドを前記ロータに挟圧させるピストンを備えたキャリパと、
前記パッドの両側の側縁部に設けた耳部と嵌合する凹部と、前記凹部よりも前記ロータの半径方向外側に設けた凸部とを備えたサポートと、
前記パッドと前記サポートとの間に設けられ、前記パッドの前記耳部に嵌合して、前記パッドを前記ロータの円周方向および半径方向外側に付勢するパッド案内部を備えたパッドクリップと、を備え、
前記パッドクリップは、
前記凸部を前記ロータの径方向に挟み込む挟圧部を前記パッド案内部よりも前記ロータの半径方向外側に備えるとともに、
前記挟圧部の上片から前記ロータの半径方向外側に延出されるとともに、当該半径方向外側端部から前記ロータの半径方向内側に折り曲げられてその先端部を前記パッドの前記耳部よりも前記ロータの半径方向外側における側縁部に接触させて、前記パッドを前記ロータの円周方向に付勢する押圧部を備えることを特徴とするディスクブレーキ。
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