JP2015010624A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用ディスクブレーキに設けるパッド押圧ばねのばね定数を安定させること、それにより、後進制動時のパッドの挙動を安定させて鳴きの抑制効果を高めることを課題としている。【解決手段】パッド5と、キャリパと、マウント3に装着されるパッドサポート6と、パッド押圧ばね7を具備し、パッド押圧ばね7が発生させたばね力でパッド5をディスクDの正転方向に向けて押圧する車両用ディスクブレーキにおいて、パッド押圧ばねの弾性アーム7bをパッドサポート6を跨ぐ形状にしてマウント3に接触させ、その弾性アーム7bが発生させたばね力の反力をマウント3で直接受けるようにした。【選択図】図4
Description
この発明は、ブレーキパッドを、パッド押圧ばねの力でディスクロータ(この発明ではディスクと略称する)の車両前進時回転方向(この発明では、正転方向と言う)に押圧してトルク受け面に押し当てる機能を具備した車両用ディスクブレーキに関する。
車両用ディスクブレーキにおいては、車両走行中のブレーキパッド(以下では、パッドと略称する)のガタツキを防止するためにパッド押圧ばねを設けてパッドを予めディスク正転方向前方のトルク受け面に押しつけておくことがなされている。
そのパッド押圧ばねは、弾性アームを有しており、その弾性アームが発生させるばね力の反力をマウント(トルクメンバ)で受けてパッドをディスク正転方向前方のトルク受け面に押しつける力を生じさせる構造になっている。
このパッド押圧ばねは、車両の後進制動時のパッド移動速度をばね力によって低下させ、パッドがキャリパやマウントに形成されるトルク受け面に対して衝突することによって発生する打音(いわゆるカッチン音やクロンク音)を小さくする働きをするものであって、パッド裏板の車両前進時ディスク回入側のトルク伝達部に装着される。
また、キャリパがディスク軸方向スライド自在に支持される浮動型ディスクブレーキにおいては、ステンレス鋼板や銅板などを曲げ加工して作られたパッドサポートをマウントに装着し、そのパッドサポートでマウントのトルク受け部やパッドガイド溝を覆うとともに、そのパッドサポートの前記パッドガイド溝を覆った部分でパッドのディスク軸方向摺動をガイドすることがなされている。
そのようなパッドサポートを設けたディスクブレーキが、例えば、下記特許文献1に記載されている。同文献に開示されたディスクブレーキは、パッドが摩耗限界に達したときにディスクに接触して異音を発生する摩耗警報部材をパッドサポートと組み合わせて用いている。
摩耗警報部材は、パッドの裏板に対してかしめ固定して取り付けており、その摩耗警報部材の摩耗検知部をパッドサポート(同文献はパッドスプリングと称している)に設けたガイド板部とそのガイド板部に案内されるパッド裏板(裏金)の耳部の間に挿入している。
この特許文献1の摩耗警報部材は、摩耗検知部がマウントに当接していないが、その摩耗検知部を弾性復元力を生じた状態でパッドサポートのガイド板部に押し当てると、パッドを予めディスク正転方向前方のトルク受け面に押しつける既述のパッド押圧ばねを兼用させることができる。
前述のパッド押圧ばねをパッドサポートと組み合わせて用いるディスクブレーキは、パッド押圧ばねの弾性アームをパッドサポートのパッドガイド部(上記特許文献1はガイド板部と称している)に接触させ、その弾性アームが発生させたばね力の反力をパッドサポートを介して間接的にマウントで受ける方法が採られている。
ところが、その構造では、パッド押圧ばねのばね力がばらついて車両後進時のブレーキのいわゆる鳴きの防止に関する性能が低下することが懸念される。
マウントとパッドサポートには、加工上の不可避の寸法誤差がある。パッドサポートのトルク受け部(前記特許文献1の延長板部)はマウントのトルク受け面に密着させる必要があり、加工時に寸法誤差を生じたパッドサポートでは、図12に示すように、パッドサポート6のトルク受け部(マウントのトルク受け面3bに接した部分)以外の箇所がマウントの支持面から浮くことがある。
このような状況で、パッド押圧ばねの弾性アーム7bが発生させたばね力の反力をマウントの支持面から浮いた箇所で受けると反力を受ける部位が鎖線のように撓んでその部位にばね力が発生する。その影響により、パッド押圧ばねのばね定数が不安定になってパッド押圧ばねのトルク受け面3bに対する当接荷重が安定せず、車両後進制動時のパッドの挙動が不安定になって鳴きの抑制効果が低下する。
この発明は、車両用ディスクブレーキに設けるパッド押圧ばねのばね定数を安定させること、それにより、後進制動時のパッドの挙動を安定させて鳴きの抑制効果を高めることを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、ブレーキパッドと、ピストンの組み込まれたキャリパと、ブレーキパッドの制動力を受け止める部材に装着され、ディスクロータの軸方向にかかる前記ブレーキパッドの摺動をガイドするパッドサポートと前記パッドのパッド裏板に装着されるパッド押圧ばねとを具備し、
前記パッド押圧ばねが、ばね力を発生させる弾性アームを有し、その弾性アームが、発生させたばね力で前記ブレーキパッドをディスクロータの正転方向に向けて押圧してディスクロータ正転方向前方のトルク受け面に押しつけるようにした車両用ディスクブレーキにおいて、
前記パッド押圧ばねの弾性アームを前記パッドサポートを跨ぐ形状にして前記制動力を受け止める部材に接触させ、その弾性アームが発生させたばね力の反力を前記制動力を受け止める部材で直接受けるようにした。
前記パッド押圧ばねが、ばね力を発生させる弾性アームを有し、その弾性アームが、発生させたばね力で前記ブレーキパッドをディスクロータの正転方向に向けて押圧してディスクロータ正転方向前方のトルク受け面に押しつけるようにした車両用ディスクブレーキにおいて、
前記パッド押圧ばねの弾性アームを前記パッドサポートを跨ぐ形状にして前記制動力を受け止める部材に接触させ、その弾性アームが発生させたばね力の反力を前記制動力を受け止める部材で直接受けるようにした。
パッドサポートは、浮動型ディスクブレーキに多く採用されている。その浮動型ディスクブレーキにおける前記制動力を受け止める部材はマウントである。
なお、パッド押圧ばねの弾性アームが前記パッドサポートを跨ぐ部分は、パッドの摩擦材(ライニング)の摩耗がゼロのときにパッドサポートとの間にパッドの設計上の摩耗量よりも大きなディスク軸方向の隙間ができる形状にしてパッドの摩耗によるパッド押圧ばねとパッドサポートのディスク軸方向相対移動に支障がでないようにしておく。
かかる車両用ディスクブレーキは、車両の後進時制動が行われるときのトルク受け部とは別箇所において、パッドサポートと前記制動力を受け止める部材(浮動型ディスクブレーキではマウント)との間に隙間を形成し、その隙間に前記パッド押圧ばねの弾性アームを挿入してその弾性アームを前記制動力を受け止める部材に接触させると好ましい。
また、前記パッド押圧ばねをパッドの摩耗インジケータ兼用のばねにするのも好ましい。
この発明の車両用ディスクブレーキは、パッド押圧ばねの弾性アームがパッドサポートを跨いで制動力を受け止める部材に接触しており、その弾性アームが発生させたばね力の反力が前記制動力を受け止める部材によって直接受けられる。
そのために、パッド押圧ばねとパッドサポートの不可避の寸法誤差が原因でパッドサポートが仮に弾性変形したとしても、パッド押圧ばねの特性には何ら影響が出ない。
その結果、パッド押圧ばねのばね定数が安定してそのパッド押圧ばねによるパッドのディスク正転方向前方への押圧が常に安定した力でなされ、車両の後進制動時のパッドの挙動が安定して鳴きの抑制性能が向上する。
パッド押圧ばねの弾性アームを、車両の後進時制動でのトルク受け部とは別箇所においてパッドサポートと制動力を受け止める部材との間に形成した隙間に挿入するものは、弾性アームに対して車両の後進制動時に制動トルクが加わることがない。そのために、後進制動時のトルク受けが不安定になる不具合やパッド摩耗に対する弾性アームの追従に支障が出る不具合が生じない。加えて、トルク受け面の面積減少も生じない。
以下、この発明の車両用ディスクブレーキの実施の形態を、添付図面の図1〜図12に基づいて説明する。
図1及び図2に示した車両用ディスクブレーキ1は、浮動型ディスクブレーキであって、キャリパ2と、車体に固定される図5に示すようなマウント(トルクメンバ)3と、キャリパ2のインナー側のシリンダに組み込まれるピストン4と、対向一対のパッド5(これはパッド裏板5aと摩擦材5bから成る)を有する。
また、キャリパ2を間にして対向したマウント3のディスク回入側とディスク回出側にそれぞれ装着されるパッドサポート6と、各パッドのパッド裏板のディスク回入側の端縁部に装着されて、パッド5をディスク正転方向前方に向けて押圧するパッド押圧ばね7を有する。
キャリパ2とマウント3との間には、スライドピンをピン孔にスライド自在に挿入して構成される既知のスライドガイド部8が設けられ、そのスライドガイド部8を介してキャリパ2がマウント3によってディスク軸方向スライド可能に支持されている。
パッド5は、インナー側のパッドがピストン4に押圧されてディスクDに押しつけられる。また、そのときの反力でキャリパ2がインナー側に向けてスライドし、そのスライドしたキャリパのアウター爪によってアウター側のパッドが押圧される。
パッドサポート6は、ばね性のある金属板を曲げ加工して形成されたものであって、図2〜図4及び図6に示すように、マウント3に設けられたパッドガイド溝3aの溝面を覆う断面コの字状のパッドガイド部6aと、トルク受け面3bを覆うトルク受け部6bを有している。図2、図5の3cは、ディスクDが入り込むディスク溝である。
また、パッドガイド部6a内において、そのパッドガイド部6aにガイドされるパッド裏板5aの耳部5cをディスク径方向外向きに押す付勢部6cと、マウント3のパッドサポート装着部をディスク軸方向に挟む位置保持用の挟持爪6dを有している。
このパッドサポート6のトルク受け部6bは、マウント3のトルク受け面3bに接触している。これに対し、マウント3のパッドガイド溝3aの溝面を覆うパッドガイド部6aは、パッドガイド溝3aの溝底を覆う部分が溝底から離反し、溝底との間にパッド押圧ばね7の弾性アーム7bを差し込める大きさの隙間g(図2〜図4参照)を生じている。
なお、図6のパッドサポート6は、ディスク基準で対称形状をなすもの(左右の勝手が逆になっているもの)をマウント3のディスク溝3cを境にしたインナー側とアウター側に別々に装着するものになっているが、インナー側とアウター側が互いに独立したこの形態はあくまでも一例に過ぎない。
この発明のディスクブレーキに採用するパッドサポート6は、図7に示すように、ディスク基準で対称形状をなすインナー側とアウター側が、ディスクを跨ぐブリッジ部6e介して一体化されたものであってもよい。また、パッドのディスク内周側を弾性的に支えるパッド受け部6fが設けられたものであってもよい。
パッド押圧ばね7は、図2のように、パッド5をディスクDの正転方向前方に向けて押圧し、その力で非制動にパッド5がディスク正転方向前方のトルク受け部に押しつけられて車両走行時のパッド5のガタツキが防止される。また、このパッド押圧ばね7の力によって車両の後進制動時のパッド移動速度が低減されてトルク受け部に対する衝突音が減衰される。
図4及び図9〜図11に詳細を示した例示のパッド押圧ばね7は、挟持部7aと、その挟持部の基端側に連ならせてけた弾性アーム7bを備える。このパッド押圧ばね7は、ステンレスのばね鋼から図8に示すようなブランク材7Aを打ち抜き、そのブランク材7Aの必要箇所を曲げ加工して作られている。
挟持部7aは、図8のブランク材7Aを同図のI,IIの箇所でそれぞれ谷折りして挟持片a−1〜a−3を生じさせ、その挟持片でパッド裏板5aを厚み方向に挟みつけて挟持するように構成しているが、パッド押圧ばね7は、かしめ加工などによってパッド裏板5aに固定されるものであっても構わない。
弾性アーム7bは、図8のブランク材7Aを同図のIIIの位置で彎曲したターン部7cができるように山折り状態に曲げ戻して作り出されている。ターン部7cから曲げ戻し部の先端までが弾性アーム7bであり、ターン部7cがその弾性アーム7bのばね力発生部となっている。
その弾性アーム7bは、図4に示すように、パッドサポート6を跨ぐ形状にしてマウント3に直接接触させるようにしており、これにより、弾性アーム7bが発生させたばね力の反力がマウント3によって直接受けられる。
そのために、パッドサポート6が仮に弾性変形してもパッド押圧ばね7はその影響を受けない。これにより、パッド押圧ばね7のばね定数が安定してそのばね付勢された車両の後進制動時のパッドの挙動が安定し、後進制動時の鳴きの抑制性能が向上する。
弾性アーム7bは、パッド5の摩擦材5bの摩耗がゼロのときにパッドサポート6との間にパッドの設計上の摩耗量よりも大きなディスク軸方向の隙間g1ができる形状にしている。これにより、パッド5の摩耗に対してパッド押圧ばね7がパッドサポート6に拘束されることなく追従可能となっている。
なお、例示のディスクブレーキは、図2〜図4に示すように、トルク受けがなされる箇所とは別箇所、即ち、パッドガイド溝3aの部分においてパッドサポート6とマウント3との間に隙間gを形成し、その隙間にパッド押圧ばねの弾性アーム7bを挿入してその弾性アーム7bをマウント3に接触させている。
そのために、弾性アーム7bに対して車両の後進制動時に制動トルクが加わることがない。従って、制動トルクの弾性アーム7b経由での伝達がなされてトルク受けが不安定になることや、パッドの摩耗に対する弾性アームの追従に支障が出たりすることがない。また、トルク受け面の面積も減少しない。
弾性アーム7bは、マウント3のトルク受け面3bに溝を設けてその溝に収めることも可能である。ただし、この構造は、トルク受け面の面積減少が伴うので、その面積減少が許容されるブレーキに採用するとよい。
以上のほか、例示のパッド押圧ばね7は、パッドの摩耗インジケータを兼用したものになっている。弾性アーム7bの先端をパッド裏板5aの摩擦材接合面よりもディスク側に所定量突出させており、摩擦材5bの摩耗限界点において弾性アーム7bの先端がディスクDに接触して異音を発する。
なお、この発明の適用対象は、主にパッドサポートが多用されている浮動型ディスクブレーキになると考えられるが、ピストン対向型ディスクブレーキに適用することも不可能ではない。そのピストン対向型ディスクブレーキでは、この発明で言う制動力を受け止める部材はキャリパとなる。
1 車両用ディスクブレーキ
2 キャリパ
3 マウント
3a パッドガイド溝
3b トルク受け面
3c ディスク溝
4 ピストン
5 パッド
5a パッド裏板
5b 摩擦材
5c 耳部
6 パッドサポート
6a パッドガイド部
6b トルク受け部
6c 付勢部
6d 挟持爪
6e ブリッジ部
6f パッド受け部
7 パッド押圧ばね
7A ブランク材
7a 挟持部
a−1〜a−3 挟持片
7b 弾性アーム
7c ターン部
8 スライドガイド部
D ディスク
g,g1 隙間
2 キャリパ
3 マウント
3a パッドガイド溝
3b トルク受け面
3c ディスク溝
4 ピストン
5 パッド
5a パッド裏板
5b 摩擦材
5c 耳部
6 パッドサポート
6a パッドガイド部
6b トルク受け部
6c 付勢部
6d 挟持爪
6e ブリッジ部
6f パッド受け部
7 パッド押圧ばね
7A ブランク材
7a 挟持部
a−1〜a−3 挟持片
7b 弾性アーム
7c ターン部
8 スライドガイド部
D ディスク
g,g1 隙間
Claims (4)
- ブレーキパッドと、ピストンの組み込まれたキャリパと、前記ブレーキパッドのパッド裏板に装着されるパッド押圧ばねと、前記ブレーキパッドの制動力を受け止める部材に装着され、ディスクロータの軸方向にかかる前記ブレーキパッドの摺動をガイドするパッドサポートを具備し、
前記パッド押圧ばねが、前記制動力を受け止める部材で反力を受けてばね力を発生させる弾性アームを有し、その弾性アームが、発生させたばね力で前記ブレーキパッドをディスクロータの正転方向に向けて押圧してディスクロータの正転方向前方のトルク受け面に押しつけるようにしたディスクブレーキにおいて、
前記パッド押圧ばねの弾性アームを前記パッドサポートを跨ぐ形状にして前記制動力を受け止める部材に接触させ、その弾性アームが発生させたばね力の反力を前記制動力を受け止める部材で直接受けるようにした車両用ディスクブレーキ。 - 車両の後進時制動が行われるときのトルク受け部とは別箇所において、パッドサポートと前記制動力を受け止める部材との間に隙間を形成し、その隙間に前記パッド押圧ばねの弾性アームを挿入してその弾性アームを前記制動力を受け止める部材に接触させた請求項1に記載の車両用ディスクブレーキ。
- 前記制動力を受け止める部材が、浮動型ディスクブレーキのマウントである請求項1又は2に記載の車両用ディスクブレーキ。
- 前記パッド押圧ばねをパッドの摩耗インジケータ兼用のばねにした請求項1〜3のいずれかに記載の車両用ディスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013134458A JP2015010624A (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | 車両用ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013134458A JP2015010624A (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | 車両用ディスクブレーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015010624A true JP2015010624A (ja) | 2015-01-19 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013134458A Pending JP2015010624A (ja) | 2013-06-27 | 2013-06-27 | 車両用ディスクブレーキ |
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JP (1) | JP2015010624A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110130512A (ko) * | 2009-03-25 | 2011-12-05 | 콘티넨탈 테베스 아게 운트 코. 오하게 | 개선된 간격을 위한 스프링 구성물을 갖는 부분 라이닝식 디스크 브레이크 및 스프링 구성물 |
JP2020003007A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 日信工業株式会社 | 車両用ディスクブレーキ |
JP2020003006A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 日信工業株式会社 | 車両用ディスクブレーキ |
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2013
- 2013-06-27 JP JP2013134458A patent/JP2015010624A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20110130512A (ko) * | 2009-03-25 | 2011-12-05 | 콘티넨탈 테베스 아게 운트 코. 오하게 | 개선된 간격을 위한 스프링 구성물을 갖는 부분 라이닝식 디스크 브레이크 및 스프링 구성물 |
KR101673138B1 (ko) | 2009-03-25 | 2016-11-07 | 콘티넨탈 테베스 아게 운트 코. 오하게 | 개선된 간격을 위한 스프링 구성물을 갖는 부분 라이닝식 디스크 브레이크 및 스프링 구성물 |
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