JP2007315577A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents

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Yukio Hara
幸雄 原
Yoshinao Yamada
義直 山田
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Abstract

【課題】ブレーキパッドの摩耗が進行してもピストンを動作させる力を大きくする必要がないディスクブレーキ装置を提供すること。
【解決手段】本発明によるディスクブレーキ装置1は、ディスク2と、ブレーキパッド3と、ブレーキパッド3をディスク2から離隔させる方向に付勢する戻しバネ5とを備えるディスクブレーキ装置であって、戻しバネ5のブレーキパッド3を付勢する力を、ブレーキパッド3のディスク2に接近する方向の付勢する力F1が作用しない位置からの変位Xで除した値を、変位Xが所定値S2以上である場合において、変位Xが所定値S2以下である場合よりも小さくすることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば自動車等の車両に制動力を付与するためのディスクブレーキ装置に関するものである。
一般に、自動車等の車両に用いられるディスクブレーキ装置としては、非制動状態においてディスクにブレーキパッドが接触するいわゆる引きずりを防止するために、特許文献1に記載されているように、ブレーキパッドをディスクから離隔する方向に付勢する戻しバネを設けることが提案されている。
特開2000−220670号公報
ところが、このようなディスクブレーキ装置においては、戻しバネがブレーキパッドをディスクから離隔する方向に付勢する力が、ブレーキパッドのディスクに接近する方向の付勢する力が作用しない位置からの変位に比例して大きくなるため、ブレーキパッドの摩耗が進行するにあたり、この戻しバネがブレーキパッドをディスクから離隔する方向に付勢する力が大きくなり、ディスクブレーキ装置を動作させて制動状態とした場合に、ブレーキパッドをディスクに押しつけるピストンを動作させるための力が大きくなると言う問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、ブレーキパッドの摩耗が進行してもピストンを動作させる力を大きくする必要がないディスクブレーキ装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明によるディスクブレーキ装置は、
ディスクと、ブレーキパッドと、前記ブレーキパッドを前記ディスクから離隔させる方向に付勢する戻しバネとを備えるディスクブレーキ装置であって、
前記戻しバネの前記ブレーキパッドを付勢する力を、前記ブレーキパッドの前記ディスクに接近する方向の前記付勢する力が作用しない位置からの変位で除した値を、前記変位が所定値以上である場合において、前記変位が所定値以下である場合よりも小さくすることを特徴とする。
ここで、前記所定値が、摩耗限度まで摩耗した前記ブレーキパッドにおける最大変位であることが好ましい。なお、最大変位とは、前記ブレーキパッドが前記ディスクに接触する位置における前記付勢する力が作用しない位置からの変位を指す。
これによれば、前記戻しバネの前記ブレーキパッドを付勢する力を、前記ブレーキパッドのディスクに接近する方向の前記付勢する力が作用しない位置からの変位で除した値を、前記変位が摩耗限度まで摩耗した前記ブレーキパッドにおける最大変位以上である場合において、前記変位が摩耗限度まで摩耗した前記ブレーキパッドにおける最大変位以下である場合よりも小さくすることで、前記変位が当該最大変位以上の領域で前記戻しバネが前記ブレーキパッドを前記ディスクから離隔する方向に付勢する力を小さくすることができるので、前記ブレーキパッドをディスクに押しつけるピストンを動作させる力を抑制することができる。
ここで、前記付勢する力を前記変位により除した値が、前記変位が所定値以上である場合には塑性域の特性であり、前記変位が所定値以下である場合には弾性域の特性であることとすることができる。
これによっても、前記変位が前記所定値あるいは前記最大変位以上の領域で前記戻しバネが前記ブレーキパッドを前記ディスクから離隔する方向に付勢する力を小さくすることができるので、前記ブレーキパッドをディスクに押しつけるピストンを動作させる力を抑制することができる。
さらに、前記戻しバネが、前記ブレーキパッドを前記ディスクの周方向に付勢する付加付勢手段を備えることが好ましい。
これによれば、前記ブレーキパッドを前記ディスクの周方向に付勢することで、前記ブレーキパッドのディスクに対する挙動の安定性を高めることができ、制動時において前記ブレーキパッドが前記ディスクに対して平行でない状態で接触して、いわゆる鳴きが発生するとともに偏摩耗が発生することを防止することができる。これとともに、制動時において前記ブレーキパッドが当該ブレーキパッドを支持する部材に接触して打音が発生することをも防止することができる。
ここで、前記戻しバネを前記ブレーキパッドの周方向両側に設ける場合に、前記戻しバネのいずれか一方のみが前記付加付勢手段を備えることが好ましい。
これによれば、前記戻しバネを前記ブレーキパッドの周方向両側に設けて、前記ブレーキパッドを前記ディスクから離隔させる付勢力を強くして、前記ブレーキパッドの引きずりを防止する効果を高める場合においても、前記ブレーキパッドを前記ディスクの周方向に付勢することで、前記ブレーキパッドのディスクに対する挙動の安定性をさらに高めることができる。これに伴い、制動時において前記ブレーキパッドが前記ディスクに対して平行でない状態で接触して、いわゆる鳴きが発生するとともに偏摩耗が発生することをさらに効果的に防止することができる。これとともに、制動時において前記ブレーキパッドが当該ブレーキパッドを支持する部材に接触して打音が発生することをもさらに効果的に防止することができる。
さらに、リーディング側に位置する前記戻しバネのみが、前記付加付勢手段を備えることが好ましい。なお、リーディング側とは前記ディスクの回転方向反対側であり、後述するトレーディング側とは、前記ディスクの回転方向側を指す。
これによれば、前記戻しバネを前記ブレーキパッドの周方向両側に設けて、前記ブレーキパッドを前記ディスクから離隔させる付勢力を強くして、前記ブレーキパッドの引きずりを防止する効果を高める場合において、前記ディスクが前記ブレーキパッドを引き摺る力が、前記付加付勢手段が前記ブレーキパッドを周方向に付勢する力よりも大きい場合においても、以下の作用効果を得ることができる。
つまり、前記ブレーキパッドを前記ディスクのリーディング側からトレーディング側へ付勢することで、前記ブレーキパッドのディスクに対する挙動の安定性をさらに高めることができ、制動時において前記ブレーキパッドが前記ディスクに対して平行でない状態で接触して、いわゆる鳴きが発生するとともに偏摩耗が発生することをさらに効果的に防止することができる。加えて、制動時において前記ブレーキパッドが当該ブレーキパッド支持する部材に接触して打音が発生することをもさらに効果的に防止することができる。
ここで、前記戻しバネを板バネにより構成することが好ましい。
これによればより簡易に、前述した戻しバネを構成することができるとともに、前記ディスクブレーキ装置を構成することができる。
さらに、前記戻しバネが、前記ブレーキパッドの摩耗限度以上の摩耗を示すインジケータ手段を備えることが好ましい。
これによれば、前記ブレーキパッドの摩耗限度をユーザに報知して、摩耗限度以上に摩耗したブレーキパッドの交換を促すことができる。
本発明によれば、ブレーキパッドの摩耗が進行してもピストンを動作させる力を大きくする必要がないディスクブレーキ装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るディスクブレーキ装置の一実施形態を示す模式図であり、図2は、本発明に係わるディスクブレーキ装置の一実施形態の一部を示す模式図である。
ディスクブレーキ装置1は、ディスク2と、ブレーキパッド3と、マウンティング4と、戻しバネ5と、キャリパ6とを備えて構成される。
ディスク2は図1に示すように円盤状に形成されており、図示しない車輪に駆動結合され、車輪の回転に伴い回転するものである。
ブレーキパッド3は図1に示すように、周方向に長いほぼ長方形の板状に形成されてディスク2の軸方向両側に配置されており、その周方向端には周方向に突出する突部3a、3bが形成されており、図示しない車体に固定されたマウンティング4の、突部3aおよび3bに対応する溝部4a、4bに、遊びをもって嵌合されて、ディスク2に対して接近又は離隔方向に摺動可能に構成されている。
マウンティング4には図示しないボルト穴が穿設されており、図示しないボルトを挿入して、そのボルトの雄ねじを車体側に形成された雌ねじに螺合することにより、車体側に固定され、ブレーキパッド3をディスク2に対して接近又は離隔方向に摺動可能に支持している。
戻しバネ5は、図2に示すように、例えば板バネをプレス成形して構成され、直線部5aと、バネ部5bと、直線部5cと、ブレーキパッド係合部5dと、付加バネ部5eと、接触部5fとを備えている。なお、付加バネ部5eは摩耗限度までブレーキパッド3が摩耗した場合にディスク2に接触して警報音を発することにより摩耗限度を報知するインジケータ部を兼ねている。
戻しバネ5の直線部5aの端部は図1に示すように、マウンティング4のリーディング側(図1中矢印で示す回転方向反対側:図1中右側)に設けられた溝部4cに係合されるとともに、戻しバネ5のブレーキパッド係合部5dは、ブレーキパッド3の突部3bに係合されて、接触部5fはマウンティング4に当接される。
キャリパ6は周知のフローティングキャリパであり、ディスク2の軸方向両側に位置するブレーキパッド3を挟むようにコの字型に形成された筐体と、この筐体内部に設けられた図示しないシリンダとピストンとを備えて構成されるものであり、ブレーキ指令に基づきシリンダに油圧が送り込まれると、図示しないピストンが押し出されて、ディスク2の両側に位置するブレーキパッド3をディスク2の軸方向両側から挟持して、ブレーキパッド3をディスク2に押しつけて、制動力を発生させるものである。
次に上述したディスクブレーキ装置1の非制動時および制動時における、ディスク2、ブレーキパッド3の位置関係と戻しバネ5の変形態様について図を用いて説明する。図3は本発明に係わるディスクブレーキ装置の非制動時の態様を戻しバネ5を含むディスク2の周方向断面において示す模式図であり、図4は本発明に係わるディスクブレーキ装置の制動時の態様を戻しバネ5を含むディスク2の周方向断面において示す模式図であり、図5は本発明に係わるディスクブレーキ装置の制動終了時の態様を戻しバネ5を含むディスク2の周方向断面において示す模式図である。
図3に示すように、ディスクブレーキ装置1において、ブレーキ指令がなく、キャリパ6のシリンダに油圧が送り込まれていない状態においては、ピストン7はブレーキパッド3から離隔しており、ブレーキパッド3はディスク2から離隔して中立位置となり、戻しバネ5によりブレーキパッド3に付勢される力は発生していない。この場合におけるブレーキパッド3とディスク2とのディスク2の軸方向距離S1が、制動時におけるブレーキパッド3の最大変位となる。
この状態において、ブレーキ指令に基づき、キャリパ6のシリンダに油圧が送り込まれると、図4に示すように、ピストン7はブレーキパッド3をディスク2に接近させる方向に押し出されて、ブレーキパッド3は前述した軸方向距離S1だけディスク2に対して接近する方向に変位して、ブレーキパッド3はディスク2に接触し、ブレーキパッド3とディスク2との摩擦力に起因して車両の制動力を発生する。
この場合において、戻しバネ5のバネ部5bは、直線部5aと直線部5cとの間のなす角度が拡大するように変形し、図4中F1で示すような、ブレーキパッド3をディスク2から離隔させる付勢力を発生する。
加えて、付加バネ部5eはその角度αが縮小するように圧縮されており、この圧縮に伴う周方向の付加付勢力F2が発生し、ブレーキパッド3は戻しバネ5が設けられている側と反対側つまりはトレーディング側のマウンティング4に押しつけられる。これにより、ブレーキパッド3のディスク2に対する挙動の安定性を高めることができ、制動時においてブレーキパッド3がディスク2に対して平行でない状態で接触して、いわゆる鳴きが発生することを防止するとともに偏摩耗が発生することをも防止することができる。加えて、制動時においてブレーキパッド3の突部3aはあらかじめ戻しバネ5が設けられている側と反対側つまりはトレーディング側のマウンティング4の溝部4aに接触しているため、制動時にブレーキパッド3の突部3aがマウンティング4の溝部4aに接触して、打音が発生することをも防止することができる。
なおここで回転方向とは前進時の回転方向を指す。通常、前進時は後退時よりも速度が速く、前述した鳴きや打音が発生しやすいためである。また、戻しバネ5をリーディング側に設けるのは、制動時においてディスク2の回転によりブレーキパッド3は回転方向に引き摺られる方向の力が作用するため、それによる打音は、ブレーキパッド3のトレーディング側とマウンティング4との接触により発生するため、その打音を防止するためには戻しバネ5をブレーキパッド3のリーディング側に設けて、ブレーキパッド3をリーディング側からトレーディング側へ付勢することが効果的であるからである。
この状態において、ブレーキ解除指令に基づき、キャリパ6のシリンダに油圧が排出されると、図5に示すように、ピストン7はブレーキパッド3から離隔する方向に戻されて、ブレーキパッド3は前述した戻しバネ5の付勢力F1の作用に基づいて軸方向距離S1だけディスク2から離隔する方向に変位して、ブレーキパッド3はディスク2から離隔して非制動状態となる。
以上図3〜図5を用いて説明したディスクブレーキ装置1の態様は、ブレーキパッド3が摩耗していない状態における態様であったが、ブレーキパッド3が摩耗限度まで摩耗した状態においては以下のような問題が生じる。図6は本発明に係わるディスクブレーキ装置のブレーキパッドが摩耗限度まで摩耗した状態における態様を示す模式図である。
図6に示すように、ディスクブレーキ装置1において、ブレーキ指令がなく、キャリパ6のシリンダに油圧が送り込まれていない状態においては、ピストン7はブレーキパッド3から離隔しており、ブレーキパッド3はディスク2から離隔して中立位置を保ち、戻しバネ5によりブレーキパッド3に付勢される力は発生していない。この場合におけるブレーキパッド3とディスク2とのディスク2の軸方向距離S2が、制動時におけるブレーキパッド3の最大変位となるが、この軸方向距離S2は前述したブレーキパッド3が摩耗していない状態における軸方向距離S1よりも摩耗限度Dだけ長い。
この状態において、ブレーキ指令に基づき、キャリパ6のシリンダに油圧が送り込まれると、ピストン7はブレーキパッド3をディスク2に接近させる方向に押し出されて、ブレーキパッド3は前述した軸方向距離S2だけディスク2に対して接近する方向に変位して、ブレーキパッド3はディスク2に接触し、ブレーキパッド3とディスク2との摩擦力に起因して車両の制動力を発生するが、戻しバネ5のバネ部5bが発生する、ブレーキパッド3をディスク2から離隔させる付勢力F1は摩耗が発生していない場合の前述した付勢力F1よりも大きくなる。
つまり、ブレーキパッド3が摩耗限度まで摩耗した状態においては、摩耗していない状態に比べて、キャリパ6のシリンダに送り込む油圧の圧力を高めてピストン7を動作させる力を大きくする必要が生じる。このため、本実施例1のディスクブレーキ装置1の戻しバネ5は以下に示すような特性を有するように、材質又は形態をチューニングする。図7は、本発明に係わるディスクブレーキ装置の戻しバネの特性を示す模式図である。
図7において、横軸はブレーキパッド3の変位Xであり、縦軸はブレーキパッド3の変位に基づいて発生する戻しバネ5の付勢力F1である。なお、変位Xは、付勢力F1が発生しない中立位置を原点とする。
図7に示すように、戻しバネ5のブレーキパッド3を付勢する力F1を、ブレーキパッド3のディスク2に接近する方向の付勢する力F1が作用しない位置からの変位Xで除した値つまりはバネ定数を、変位Xが前述した軸方向距離S2以上である場合においてk2とし、変位Xが軸方向距離S2以下である場合においてk1として、k2をk1よりも小さくする。これによれば、変位Xが軸方向距離S2以上の領域で戻しバネ5がブレーキパッド3をディスク2から離隔する方向に付勢する力F1を小さくすることができるので、ブレーキパッド3をディスク2に押しつけるピストン7を動作させる力を抑制することができる。
このように、戻しバネ5のバネ定数を変位Xが軸方向距離S2以上の領域で、それ以下の領域より小さくする手法は種々のものが考えられる。例えば、戻しバネ5を形成する板バネを構成する鋼の添加元素を調整して、応力−歪み線図上の上降伏点を調整し、変位Xが軸方向距離S2以上の領域では戻しバネ5のバネ定数を塑性域の特性とし、変位Xが軸方向距離S2以下の領域では戻しバネ5のバネ定数を弾性域の特性とすることにより、戻しバネ5を図7に示すような特性とすることができる。
さらに、戻しバネ5のバネ定数を変位Xが軸方向距離S2以上の領域で、それ以下の領域より小さくする手法は以下のものが考えられる。図8は本発明に係わるディスクブレーキ装置の戻しバネの他の実施形態を示す模式図であり、図9は本発明に係わるディスクブレーキ装置の戻しバネの他の実施形態を示す模式図である。
図8に示すように、戻しバネ5を低降伏点の鋼からなるバネ要素5gと、軟鋼からなるバネ要素5hとを重ねてプレス成形することにより構成し、バネ要素5gの上降伏点の歪みが、変位Xが軸方向距離S2である場合の歪みとなるように調整することもできる。
あるいは、弾性域と塑性域の境界である上降伏点による調整によらず、図9に示すように、付勢力を発生するバネ部分5b1とバネ部分5b2を隣接させて戻しバネ5に設けて、バネ部分5b1の断面を幅W、厚みTとし、バネ部分5b2の断面を幅W/2、厚み2Tとなるように形成して、バネ部分5b1の断面二次モーメントをバネ部分5b2の断面二次モーメントよりも小さくして異ならせてもよい。これらのことにより、変位Xが軸方向距離S2以下の領域では、バネ定数の大きいバネ部分5b2が支配的に付勢力F1を発生し、変位Xが軸方向距離S2以上の領域ではバネ定数の小さいバネ部分5b1が支配的に付勢力F1を発生するように調整することができる。
また、本実施例1においては、変位Xが摩耗限度Dまで摩耗した場合のブレーキパッド3の中立位置からディスク2までの軸方向距離S2を基準として、変位Xが軸方向距離S2以上の領域での戻しバネ5のバネ定数を、変位Xが軸方向距離S2以下の領域での戻しバネ5のバネ定数よりも小さくしたが、摩耗限度D以下の任意の値まで摩耗した場合のブレーキパッド3の中立位置からディスク2までの軸方向距離S(≦S2)を基準として、戻しバネ5のバネ定数を変化させてもよい。
図1ないし図3〜図6に示した実施例1においては、戻しバネ5の直線部5aをマウンティング4に係合させるために、マウンティング4に溝部4cを設けたが、戻しバネ5を以下のような形状とすることにより、この溝部4cを廃することができる。図10は本発明に係わるディスクブレーキ装置の他の実施形態を示す模式図である。図10中、14はマウンティングを指し、15は戻しバネを指す。ディスク2、ブレーキパッド3、ピストン7は実施例1に示したものと同様であるため同一の符号を付し、個々の説明は省略する。
図10に示すように、戻しバネ15をプレス成形し、直線部15aと、バネ部15bと、湾曲部15cと、ブレーキパッド係合部15dと、付加バネ部15eと、接触部15fとを備えている。なおここでも、付加バネ部15eは摩耗限度までブレーキパッド3が摩耗した場合にディスク2に接触して警報音を発することにより摩耗限度を報知するインジケータ部を兼ねている。直線部15aはディスク2の軸線方向に対して角度θ1だけ傾斜し、直線部15aの先端部はカール状に形成されて、マウンティング4のディスク2の反対側の面に接触し、バネ部15bは直線部15aと湾曲部15cとの間に形成されて、その直線部15aと湾曲部15cとのなす角度がθ2であり、角度θ2の変化分Δθ2によるバネ部15bのバネ定数をCとする。
この状態で、ブレーキ指令に基づいて、ピストン7がブレーキパッド3をディスク2に接近させるように押し出された場合に、戻しバネ5によりブレーキパッド3に作用する付勢力をF3とし、戻しバネ5により直線部15aの先端部にマウンティング14のディスク2の反対側面に対して作用する力をF4とすると、F3=(Δθ2×C)×cosθ1、F4=(Δθ2×C)×sinθ1の関係が成り立ち、直線部15aの先端部とマウンティング14との間の摩擦係数をμとすると、F3×μ=F4となるように摩擦係数μを管理すれば、直線部15aの先端部がマウンティング14に対して滑らないため、実施例1のような溝部を設けることを廃することができる。
図1ないし図3〜図6に示した実施例1においては、戻しバネ5をブレーキパッド3の周方向の一方に設けたが、両側に設けることもできる。これにより、戻しバネ5によるブレーキパッド3をディスク2から離隔させる方向に作用する付勢力を大きくして、非制動時の引きずりを防止する効果を高めることができる。その場合には、付加バネ部5eによりブレーキパッド3をマウンティングに押しつけて、ブレーキパッド3のディスク2に対する挙動の安定性を高めて制動時の鳴きを防止し、かつ、ブレーキパッド3がマウンティング4に接触することによる打音を防止する効果を担保するために以下のような形態とすることが好ましい。
図11は本発明に係わるディスクブレーキ装置の他の実施形態を示す模式図である。図11中、25はトレーディング側(ディスク2の回転方向側:図11中左側)の戻しバネを指す。リーディング側(ディスク2の回転方向反対側:図11中右側)の戻しバネ5、ディスク2、ブレーキパッド3、ピストン7は実施例1に示したものと同様であるため同一の符号を付し、個々の説明は省略する。
つまり、図11に示すように、トレーディング側の戻しバネ15には、インジケータ部および付加バネ部、接触部を設けない。これらのことにより、リーディング側の戻しバネ5の付加バネ部5eにより、ブレーキパッド3はトレーディング側のマウンティング4に押しつけられるため、ブレーキパッド3のディスク2に対する挙動の安定性を高めて、制動時の鳴きを防止することができる。これとともに、ブレーキパッド3のトレーディング側が制動時にディスク2により回転方向に引き摺られてマウンティング4に接触することによる打音を防止することができる。
なおここで回転方向とは前進時の回転方向を指す。通常、前進時は後退時よりも速度が速く、前述した鳴きや打音が発生しやすいためである。また、付加バネ部5eを備える戻しバネ5をリーディング側に設けることにより、ブレーキパッド3をリーディング側からトレーディング側に付勢してマウンティング4に接触させることができる。このため、制動時においてディスク2の回転によりブレーキパッド3は回転方向に引き摺られる方向の力が作用して、それにより、ブレーキパッド3のトレーディング側とマウンティング4と接触して打音が発生することを、あらかじめブレーキパッド3をマウンティング4に接触させておくことにより、防止することができる。
これとともに、戻しバネ5をリーディング側に設けることにより、ブレーキパッド3にリーディング側からトレーディング側へ向かう付勢力を与えることができるので、この付勢力の方向をディスク2がブレーキパッド3を引き摺る方向と合致させて、ブレーキパッド3をマウンティング4に対して継続的に接触させて、挙動を安定させてブレーキパッド3がディスク2に対して平衡でない状態で接触して鳴きが発生することを効果的に防止することができる。
逆に言えば、戻しバネをトレーディング側に設けて、トレーディング側からリーディング側にブレーキパッド3を付勢すると、ディスク2によりブレーキパッド3が引き摺られる方向と逆方向にブレーキパッド3を付勢することになるため、付加バネ部5eによってブレーキパッド3をトレーディング側からリーディング側へ付勢する力よりも、ディスク2によってブレーキパッド3がリーディング側からトレーディング側へ引き摺られる力が大きくなると、ブレーキパッド3はマウンティング4との接触を継続できなくなり、再び挙動が不安定となって鳴きが発生してしまう。つまり、戻しバネ5をリーディング側に設けることにより、これを回避することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形および置換を加えることができる。例えば本実施例においてキャリパはフローティング型としたが、対向型としてもよい。
本発明は、非制動時の引きずりを防止するとともに、制動時のキャリパを動作させる力が増大することを防止することができるディスクブレーキ装置に関するものであり、比較的軽微な変更により、所望の効果を得ることができるので、乗用車、トラック、バス等の様々な車両に適用して有益なものである。
本発明に係るディスクブレーキ装置の一実施形態を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の一実施形態の一部を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の非制動時の態様を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の制動時の態様を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の制動終了時の態様を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の摩耗時の非制動時の態様を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の戻しバネの特性を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の戻しバネの他の実施形態を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の戻しバネの他の実施形態を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の他の実施形態を示す模式図である。 本発明に係わるディスクブレーキ装置の他の実施形態を示す模式図である。
符号の説明
1 ディスクブレーキ装置
2 ディスク
3 ブレーキパッド
4 マウンティング
4a 溝部
4b 溝部
4c 溝部
5 戻しバネ
5a 直線部
5b バネ部
5c 直線部
5d ブレーキパッド係合部
5e 付加バネ部
5f 接触部
6 キャリパ
7 ピストン
14 マウンティング
15 戻しバネ
15a 直線部
15b バネ部
15c 湾曲部
15d ブレーキパッド係合部
15e 付加バネ部
15f 接触部
25 戻しバネ
25a 直線部
25b バネ部
25c 直線部
25d ブレーキパッド係合部

Claims (8)

  1. ディスクと、ブレーキパッドと、前記ブレーキパッドを前記ディスクから離隔させる方向に付勢する戻しバネとを備えるディスクブレーキ装置であって、
    前記戻しバネの前記ブレーキパッドを付勢する力を、前記ブレーキパッドの前記ディスクに接近する方向の前記付勢する力が作用しない位置からの変位で除した値を、前記変位が所定値以上である場合において、前記変位が所定値以下である場合よりも小さくすることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  2. 前記所定値が、摩耗限度まで摩耗した前記ブレーキパッドにおける最大変位であることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  3. 前記付勢する力を前記変位により除した値が、前記変位が所定値以上である場合には塑性域の特性であり、前記変位が所定値以下である場合には弾性域の特性であることを特徴とする請求項1又は2に記載のディスクブレーキ装置。
  4. 前記戻しバネが、前記ブレーキパッドを前記ディスクの周方向に付勢する付加付勢手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のディスクブレーキ装置。
  5. 前記戻しバネを前記ブレーキパッドの周方向両側に設ける場合に、前記戻しバネのいずれか一方のみが前記付加付勢手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のディスクブレーキ装置。
  6. リーディング側に位置する前記戻しバネのみが、前記付加付勢手段を備えることを特徴とする請求項5に記載のディスクブレーキ装置。
  7. 前記戻しバネを板バネにより構成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のディスクブレーキ装置。
  8. 前記戻しバネが、前記ブレーキパッドの摩耗限度以上の摩耗を示すインジケータ手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のディスクブレーキ装置。
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