JP2017150589A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】クロンク音の発生を抑制することができるディスクブレーキを提供する。【解決手段】ディスク1の両面に押圧される一対のパッド16は、ディスク1の回転方向に突設される耳部17Bを有している。取付部材2に取り付けられ各パッド16を弾性的に支持するパッドスプリング8は、取付部材2のガイド部3と耳部17Bとの間にガイド部3に沿うように嵌合され耳部17Bをガイドするガイド板12と、耳部17Bとガイド部3の第1壁部3Bとの間に設けられ耳部17Bをガイド部3の第2壁部3Cに向けて付勢する付勢部15Bとを有している。パッド16の耳部17Bは、第1壁部3B側に第2壁部3C側に向けて凹む凹部17Cを備え、パッドスプリング8の付勢部15Bは、凹部17Cの内部でディスク1の軸方向に沿って配置される。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば自動車等の車両に制動力を付与するディスクブレーキに関する。
一般に、自動車等の車両に設けられるディスクブレーキは、車両の非回転部分に取り付けられディスクの外周側を跨いで形成される取付部材と、前記取付部材に取り付けられ前記ディスクの外周側を跨いで形成されるキャリパと、前記ディスクの両面に押圧される一対のパッドと、前記一対のパッドにおける前記ディスクの回転方向の少なくとも一側に突設される耳部と、前記取付部材に設けられ前記ディスクの回転方向に設けられた底部と該底部の両側に設けられた第1壁部および第2壁部とからなり前記耳部が挿入されるガイド部とを備えている。
そして、前記取付部材には、前記ガイド部と前記パッドの耳部との間に前記ガイド部に沿うように嵌合され前記耳部をガイドするガイド板と、前記耳部と前記第1壁部との間に設けられ前記耳部を前記第2壁部に向けて付勢する径方向付勢板とを有するパッドスプリングが取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−28376号公報
ところで、上述の従来技術では、パッドの耳部がパッドスプリングの径方向付勢板上をディスク軸方向に沿って移動している。この場合、ガイド部の底部に沿って配置されているガイド板が動いて底部にぶつかることにより衝突音(クロンク音)が発生する虞がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、クロンク音の発生を抑制することができるディスクブレーキを提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明によるディスクブレーキは、車両の非回転部分に取り付けられディスクの外周側を跨いで形成される取付部材と、前記取付部材に摺動可能に設けられたキャリパと、前記ディスクの両面に押圧される一対のパッドと、前記取付部材に取り付けられ前記各パッドを弾性的に支持するパッドスプリングとを備え、前記各パッドには、前記ディスクの回転方向の少なくとも一側に突設される耳部を有し、前記取付部材には、前記ディスクの回転方向に設けられた底部と、該底部の両側に設けられた第1壁部および第2壁部とからなり前記耳部が挿入されるガイド部とを有し、前記パッドスプリングには、前記ガイド部と前記耳部との間に前記ガイド部に沿うように嵌合され前記耳部をガイドするガイド板と、前記耳部と前記第1壁部との間に設けられ前記耳部を前記第2壁部に向けて付勢する付勢部とを有したディスクブレーキにおいて、前記パッドの前記耳部は、前記第1壁部側に前記第2壁部側に向けて凹む凹部を備え、前記パッドスプリングの前記付勢部は、前記凹部の内部で前記ディスクの軸方向に沿って配置される構成としている。
本発明によれば、クロンク音の発生を抑制することにより、ディスクブレーキの信頼性、安定性を向上することができる。
本発明の実施の形態によるディスクブレーキを上方からみた平面図である。 ディスクブレーキを図1中の矢示II−II方向からみた正面図である。 図2中のディスクブレーキのディスク回転方向の一側を拡大して示す要部拡大の正面図である。 図3中の取付部材からキャリパ、パッド、パッドスプリングを取り外した状態を示す正面図である。 図4中の取付部材にパッドスプリングを取り付けた状態を示す正面図である。 ディスクが矢示A方向に回転しているときに制動力を付与した状態を示す正面図である。 図6中のディスクブレーキのディスク回転方向の一側を拡大して示す要部拡大の正面図である。 パッドを単体で示す斜視図である。 パッドスプリングを単体で示す正面図である。 図9中のパッドスプリングを右斜め上方からみた斜視図である。 図9中のパッドスプリングを裏面側からみた斜視図である。
以下、本実施の形態によるディスクブレーキを、図1ないし図11に従って詳細に説明する。
図1および図2に示すディスク1は、例えば車両が前進方向に走行するときに車輪(図示せず)と共に図1および図2中の矢示A方向に回転し、車両が後退するときには矢示A方向とは逆方向に回転するものである。
キャリアと呼ばれる取付部材2は、車両の非回転部分(図示せず)に取り付けられ、ディスク1の外周側を跨いで形成されている。取付部材2は、一対の腕部2Aと、支承部2Bと、補強ビーム2Cとを含んで構成されている。各腕部2Aは、ディスク1の回転方向(図1および図2の左,右方向、本出願においては、ディスク1の回転方向またはディスク1の周方向ともいう)に離間してディスク1の外周を跨ぐようにディスク1の軸方向(図1の上,下方向、図2の表,裏方向)に延びている。
支承部2Bは、各腕部2Aの基端側を一体化するように接続して設けられ、ディスク1のインナ側となる位置で車両の非回転部分に固定されている。補強ビーム2Cは、ディスク1のアウタ側となる位置で各腕部2Aの先端側を互いに連結している。これにより、取付部材2の各腕部2Aは、ディスク1のインナ側で支承部2Bにより一体的に連結されると共に、アウタ側で補強ビーム2Cにより一体的に連結されている。
取付部材2の各腕部2Aには、ディスク1の軸方向中間部となる位置にディスク1の外周(回転軌跡)に沿って円弧状に延びるディスクパス部(図示せず)が形成されている。ディスクパス部のディスク軸方向両側には、インナ側,アウタ側のガイド部3(アウタ側のみ図示)がそれぞれ形成されている。また、各腕部2Aには、ピン穴(図示せず)がそれぞれ設けられている。これらのピン穴内には、後述の摺動ピン5が摺動可能に挿嵌される。
ガイド部3は、ディスク1の回転方向(の一側または他側)に設けられた底部3Aと、該底部3Aの両側、即ちディスク1の径方向の両側にそれぞれ設けられた第1壁部3Bおよび第2壁部3Cとにより構成されている。第1壁部3Bは、ディスク1の径方向内側(内径側)に位置し、第2壁部3Cは、ディスク1の径方向外側(外径側)に位置している。即ち、第1壁部3Bと第2壁部3Cとは、図2中の上,下に離間して互いに平行に配設されている。そして、ガイド部3は、底部3A、第1壁部3B、第2壁部3Cによりディスク1の軸方向に延びる凹状の溝部(凹溝)として形成されている。
そして、ガイド部3は、パッド16を構成する裏板17の耳部17Bを第1壁部3Bと第2壁部3Cとの間で上,下方向(ディスク1の径方向)から挟み、これらの壁部3B,3C間でパッド16をディスク1の軸方向にガイドするものである。ガイド部3の底部3Aは、所謂トルク受部として機能し、ブレーキ操作時にパッド16がディスク1から受ける制動トルクを、パッド16の耳部17Bと後述するパッドスプリング8のガイド板12とを介して受承する。
即ち、図2、図6中における取付部材2の左,右のガイド部3のうち、矢示A方向に回転するディスク1の回転方向出口側(以下、回出側という)に位置する図中左側のガイド部3(の底部3A)は、車両が前進しているときのブレーキ操作時にパッド16が図6中の矢示B方向に移動して、パッド16がディスク1から受ける制動トルクをパッド16の裏板17の耳部17Bおよびパッドスプリング8のガイド板12を介して受承する。一方、矢示A方向に回転するディスク1の回転方向入口側(以下、回入側という)に位置する図中右側のガイド部3(の底部3A)は、車両が後退しているとき(ディスク1が矢示A方向とは逆回転しているとき)のブレーキ操作時にパッド16が図6中の矢示B方向と逆方向に移動して、パッド16がディスク1から受ける制動トルクをパッド16の裏板17の耳部17Bおよびパッドスプリング8のガイド板12を介して受承する。
キャリパ4は、取付部材2に取り付けられディスク1の外周側を跨いで形成されている。キャリパ4は、インナ脚部4A、ブリッジ部4B、アウタ脚部4Cにより構成されている。インナ脚部4Aは、ディスク1の軸方向の一側であるインナ側に設けられている。ブリッジ部4Bは、取付部材2の各腕部2A間でディスク1の外周側を跨ぐようにインナ脚部4Aからディスク1の軸方向の他側であるアウタ側へと延設されている。アウタ脚部4Cは、ブリッジ部4Bの先端側であるアウタ側からディスク1の径方向の内向きに延び、先端側が二又状をなした爪部となっている。
キャリパ4のインナ脚部4Aには、ピストン4Dが摺動可能に挿嵌されるシリンダ(図示せず)が形成されている。また、インナ脚部4Aには、図1中の左,右方向に突出する一対の取付部4Eが設けられている。各取付部4Eは、キャリパ4全体を後述の摺動ピン5を介して取付部材2の各腕部2Aに摺動可能に支持する。
摺動ピン5は、図1に示す如くキャリパ4の各取付部4Eにそれぞれボルト6を用いて締結されている。各摺動ピン5の先端側は、取付部材2の各腕部2Aのピン穴に向けて延びており、取付部材2の各ピン穴内に摺動可能に挿嵌されている。各腕部2Aと各摺動ピン5との間には、図1に示す如く保護ブーツ7がそれぞれ取り付けられ、摺動ピン5と腕部2Aのピン穴との間に雨水等が浸入するのを防いでいる。
パッドスプリング8は、取付部材2の各腕部2Aにそれぞれ取り付けられている。これらパッドスプリング8,8は、取付部材2とインナ側、アウタ側のパッド16との間に配設され、それぞれのパッド16を弾性的に支持すると共に、これらパッド16の摺動変位を滑らかにするものである。
また、パッドスプリング8は、ブレーキ操作を解除したときに、各パッド16をディスク1の回転方向に移動させてセット位置(図1、図2の位置)に戻すものである。このパッド16のセット位置は、パッド16がディスク1に制動力を付与していない状態、即ちパッドスプリング8の付勢板15がパッド16に対してディスク1の回転方向に付勢力を与えていない状態をいう。従って、パッドスプリング8は、ばね性を有するステンレス鋼板等の金属製の板材を曲げ加工(プレス成形)することにより形成されている。
図9ないし図11に示すように、パッドスプリング8は、連結板9、平板10、係合板11、ガイド板12、付勢板15を含んで一体に形成されている。なお、パッドスプリング8の各部位に関して、以下の説明では、「上側」、「上面」または「上向き」という語句を、ディスク1の径方向外側、径方向外側の面または径方向外向きを意味するものとして用い、「下側」、「下面」または「下向き」という語句は、ディスク1の径方向内側、径方向内側の面または径方向内向きを意味するものとして用いることとする。
連結板9は、一対の平板10間を各ガイド板12と一緒に連結するため、即ち各ガイド板12をディスク1のインナ側とアウタ側とで一体的に連結するため、ディスク1の外周側を跨いだ状態でディスク1の軸方向に延びて形成されている。連結板9の長さ方向両端側には、一対の平板10がディスク1の径方向内向きに延びて一体に形成されている。係合板11は、一対の平板10間に位置して連結板9と一体に形成されている。係合板11は、腕部2Aのディスクパス部に径方向内側から係合するように取付部材2に取り付けられている。これにより、パッドスプリング8は、取付部材2の腕部2Aに対してディスク1の軸方向で位置決めされる。
一対のガイド板12は、連結板9の両端側に各平板10を介して設けられている。各ガイド板12は、平板10の下側端(先端側)から略コ字状に折り曲げられることにより形成されている。一対のガイド板12のうち一方のガイド板12は、インナ側のガイド部3内に嵌合して取り付けられ、他方のガイド板12は、アウタ側のガイド部3に嵌合して取り付けられている。各ガイド板12は、パッド16の裏板17を凸形状の耳部17Bを介してディスク1の軸方向に案内(ガイド)する。
即ち、ガイド板12は、取付部材2のガイド部3に当接可能(必ずしも完全に当接させる必要はなく、隙間を介して対面する場合も含むものとする)に取り付けられている。具体的には、ガイド板12は、ガイド部3の第1壁部3Bに当接(ないし対面)する部位となる内側板部12Aと、ガイド部3の第2壁部3Cに当接(ないし対面)する部位となる外側板部12Bと、内側板部12Aと外側板部12Bとの間に位置してガイド部3の底部3Aに当接(ないし対面)する部位となる対向板部12Cとを有している。
さらに、ガイド板12には、外側板部12Bからディスク1の軸方向でディスク1から離れる側に向けて延びる案内突出部13と、対向板部12Cからディスク1の軸方向でディスク1から離れる側に向けて延びる延出部14とが設けられている。案内突出部13と延出部14とは、パッド16を取付部材2に組み付けるときに、耳部17Bをガイド板12の内側に滑らかに案内するものである。
一対の付勢板15は、ガイド板12の内側板部12Aから延出して設けられている。この付勢板15は、パッド16の耳部17Bを上側(第2壁部3C側)に向けて付勢すると共に、ブレーキ操作を解除したときに、各パッド16をディスク1の回転方向に僅かに移動させてセット位置(図1、図2の位置)に戻すものである。
そして、付勢板15は、ガイド板12の内側板部12Aからディスク1の軸方向外側へと延びて上向き(即ち、ディスク1の径方向外向き)に略C字状または略U字状に湾曲して折り返すことにより形成されたカール部15Aと、該カール部15Aの先端からディスク1に近付く方向に延びて斜め上向き(即ち、ディスク1の径方向外向き)に傾斜する付勢部15Bとにより構成されている。
そして、パッド16の耳部17Bをガイド板12内に挿入したときに、付勢板15の付勢部15Bは、パッド16の凹部17Cの内部でディスク1の軸方向に沿って配置される。従って、付勢部15Bの幅寸法(ディスク1の回転方向寸法)Cは、パッド16の凹部17Cの幅寸法Dよりも若干小さく設定されている。付勢部15Bの幅寸法Cとパッド16の凹部17Cの幅寸法Dとの関係については、後で詳細に説明する。
付勢板15の付勢部15Bは、パッド16の耳部17Bと第1壁部3Bとの間に設けられ、耳部17Bに形成された凹部17Cの底面17C1に弾性的に当接することにより、パッド16の裏板17を上向き(第2壁部3C側)に向けて付勢(押圧)している。これにより、各付勢板15は、各パッド16の耳部17Bをガイド板12の外側板部12Bに当接させることにより、各パッド16のがたつきを抑えつつ、ブレーキ操作時には、パッド16をガイド板12に沿ってディスク1の軸方向へと円滑に案内することができる。
付勢部15Bのディスク1の回転方向の外側端部15B1は、ブレーキ操作時に耳部17Bに形成された凹部17Cの回転方向外側壁面17C3に弾性的に当接する。また、付勢部15Bのディスク1の回転方向の内側端部15B2は、ブレーキ操作時に耳部17Bに形成された凹部17Cの回転方向内側壁面17C2に弾性的に当接する。
即ち、図6、図7に示すように、車両が前進方向に走行しているとき、即ちディスク1が矢示A方向に回転しているときにブレーキ操作をした場合には、回入側に位置する付勢部15Bの外側端部15B1が耳部17Bに形成された凹部17Cの回転方向外側壁面17C3に弾性的に当接すると共に、回出側に位置する付勢部15Bの内側端部15B2が耳部17Bに形成された凹部17Cの回転方向内側壁面17C2に弾性的に当接する。
一方、車両が後退方向に走行しているとき、即ちディスク1が矢示A方向とは逆方向に回転しているときにブレーキ操作をした場合には、回入側に位置する付勢部15Bの内側端部15B2が耳部17Bに形成された凹部17Cの回転方向内側壁面17C2に弾性的に当接すると共に、回出側に位置する付勢部15Bの外側端部15B1が耳部17Bに形成された凹部17Cの回転方向外側壁面17C3に弾性的に当接する。
これにより、ブレーキ操作時には、パッド16の耳部17Bをガイド板12の対向板部12Cを介してガイド部3の底部3Aに緩やかに受承させることができる。また、ブレーキ解除時には、パッド16をディスク1の回転方向に移動させてパッド16をセット位置(図2、図3の位置)に戻すことができる。
次に、ディスク1の両面に押圧されるパッド16について説明する。
一対のパッド16は、インナ側とアウタ側とでディスク1の両面に対向して配置されている。各パッド16は、取付部材2にディスク1の軸方向に移動可能に取り付けられ、キャリパ4の可動部(ピストン4Dおよびアウタ脚部4C)によってディスク1の両面に押圧されるものである。
図8に示すように、各パッド16は、ディスク1の回転方向に略扇形状をなして延びる平板状の裏板17と、該裏板17の表面17A側に固着して設けられディスク1の表面に摩擦接触する摩擦材としてのライニング18とを含んで構成されている。なお、裏板17は、金属や樹脂等で成形することができる。
パッド16の裏板17には、ディスク1の回転方向の両側に位置してそれぞれ凸形状をなした耳部17Bが突設されている。これら各耳部17Bは、パッドスプリング8の各ガイド板12を介して取付部材2のガイド部3にそれぞれ摺動可能に挿入(挿嵌)されている。そして、各耳部17Bは、車両のブレーキ操作時にディスク1からパッド16が受ける制動トルクを取付部材2のガイド部3(底部3A)に伝達するトルク伝達部を構成するものである。
各耳部17Bは、例えば図8に示すように左,右対称に形成され、互いに同一の形状をなしている。一方の耳部17Bは、車両の前進時に矢示A方向に回転するディスク1の回転方向入口側(回入側)に配置され、他方の耳部17Bは、ディスク1の回転方向出口側(回出側)に配置される。
各耳部17Bは、ディスク1の径方向の内側に位置する径方向内側面17B1と、ディスク1の回転方向の外側に位置する回転方向側面17B2と、ディスク1の径方向の外側に位置する径方向外側面17B3とを有している。
径方向内側面17B1は、耳部17Bがパッドスプリング8のガイド板12内(ガイド部3内)に挿入された状態で、ガイド板12の内側板部12Aに対面する。即ち、径方向内側面17B1は、耳部17Bのうちガイド部3の第1壁部3B側の側面を構成するものである。
一方、回転方向側面17B2は、耳部17Bがパッドスプリング8のガイド板12内に挿入された状態で、ガイド板12の対向板部12Cに当接または対面し、径方向外側面17B3は、ガイド板12の外側板部12Bに当接する。
凹部17Cは、耳部17Bの径方向内側面17B1に形成されている。この凹部17Cは、径方向内側面17B1から径方向外側面17B3側に向けて凹み、ディスク1の軸方向に貫通している。即ち、凹部17Cは、耳部17Bがパッドスプリング8のガイド板12内(ガイド部3内)に挿入された状態で、第1壁部3B側から第2壁部3C側に向けて凹んで形成されている。
凹部17Cは、ディスク1の径方向の外側に位置する底面17C1と、該底面17C1の左,右方向(ディスク1の回転方向)の両側に位置する回転方向内側壁面17C2、回転方向外側壁面17C3とにより形成され、径方向内側面17B1のうちパッドスプリング8の付勢板15の付勢部15Bに対応する位置に設けられている。これにより、耳部17Bがパッドスプリング8のガイド板12内に挿入された状態で、凹部17C内には、パッドスプリング8の付勢板15の付勢部15Bが配置される構成となっている。
この場合、図3、図9等に示すように、付勢部15Bは、凹部17Cの底面17C1に弾性的に当接することにより、パッド16をディスク1の径方向外側に向けて押圧する。これにより、耳部17Bの径方向外側面17B3をガイド板12の外側板部12Bに当接させて、パッド16のがたつきを抑えつつ、ブレーキ操作時には、パッド16をガイド板12に沿ってディスク1の軸方向へと円滑に案内することができる。
なお、耳部17Bの径方向内側面17B1から底面17C1までの深さ寸法(凹部17Cの深さ寸法)を調整することにより、付勢部15Bが耳部17Bをディスク1の径方向外側に向けて押圧する付勢力を変えることができる。
ここで、パッドスプリング8の付勢板15(付勢部15B)と耳部17Bに設けられた凹部17Cとの関係について説明する。
図3に示すように、凹部17Cの回転方向内側壁面17C2から回転方向外側壁面17C3までの幅寸法Dは、付勢部15Bの幅寸法Cよりも若干大きくなっている。この場合、パッド16がセット位置にあるとき、即ちパッド16がディスク1の両面に押圧されていないときに、凹部17Cの幅寸法Dと付勢部15Bの幅寸法Cとの差分は、耳部17Bの回転方向側面17B2からパッドスプリング8のガイド板12の対向板部12Cまでの寸法Eよりも小さく設定されている(D−C<E)。
これにより、ブレーキ操作がなされたときに、パッド16がディスク1の回転に引き摺られてディスク1の回転方向に移動すると、まず付勢部15Bの外側端部15B1が凹部17Cの回転方向外側壁面17C3に接触、または付勢部15Bの内側端部15B2が凹部17Cの回転方向内側壁面17C2に接触する。
さらにパッド16がディスク1の回転に引き摺られてディスク1の回転方向に移動すると、付勢板15(カール部15A)を弾性変形させつつ、耳部17Bの回転方向側面17B2がガイド板12の対向板部12Cに接触する。これにより、付勢板15と凹部17Cとは、耳部17Bをパッドスプリング8のガイド板12を介してガイド部3の底部3Aに緩やかに受承させることができる。従って、耳部17Bがガイド板12を介してガイド部3に接触するときの衝撃エネルギを低減させることができるので、クロンク音を抑制することができる。
本実施の形態によるディスクブレーキは、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、車両のブレーキ操作時には、キャリパ4のインナ脚部4A(シリンダ)にブレーキ液圧を供給することによりピストン4Dをディスク1に向けて摺動変位させ、これによって、インナ側のパッド16をディスク1の一側面に押圧する。このときに、キャリパ4は、ディスク1からの押圧反力を受けるため、キャリパ4全体が取付部材2の腕部2Aに対してインナ側に摺動変位し、アウタ脚部4Cがアウタ側のパッド16をディスク1の他側面に押圧する。
これにより、インナ側とアウタ側のパッド16は、図1中の矢示A方向(車両の前進時)に回転しているディスク1を、両者の間で軸方向両側から強く挟持することができ、このディスク1に制動力を与えることができる。そして、ブレーキ操作を解除したときには、ピストン4Dへの液圧供給が停止されることにより、インナ側とアウタ側のパッド16がディスク1から離間し、再び非制動状態に復帰する。
ところで、上述した従来技術では、パッドの耳部のうちディスクの回入側に位置する耳部が、回転方向付勢部材によってディスクの回出側に弱い力で常時付勢されている。これにより、ディスクの回出側に位置する耳部は、パッドスプリングのガイド板を介してガイド部の底部に弾性的に押付けられている。これにより、車両前進時のブレーキ操作時には、パッドがディスクから受ける制動トルクを、回出側のガイド部により受承することができる。
しかし、車両後退時のブレーキ操作時には、パッドが車両前進時のブレーキ操作時とは逆方向の制動トルクを受けるので、ディスクの回出側に付勢されているパッドが車両前進時のディスクの回入側に向けて移動する。そして、パッドがディスクから受ける制動トルクを、回入側のガイド部により受承することができる。この場合、パッドがディスクの回入側に移動してガイド部に接触するときに、異音(クロンク音)が発生する虞がある。
そこで、本実施の形態では、車両前進時および車両後退時のブレーキ操作時でのパッド16の移動距離を小さくしてクロンク音の発生を抑制している。具体的には、パッド16の耳部17Bには、径方向内側面17B1から径方向外側面17B3側に向けて凹む凹部17Cが設けられている。そして、凹部17C内には、パッドスプリング8の付勢部15Bが配設される構成となっている。
また、図3に示すように、凹部17Cの幅寸法Dと付勢部15Bの幅寸法Cとの差分は、耳部17Bの回転方向側面17B2からパッドスプリング8のガイド板12の対向板部12Cまでの寸法Eよりも小さく設定されている(D−C<E)。
次に、車両のブレーキ操作時(制動時)およびブレーキ解除時(非制動時)におけるパッド16の動作について説明する。
まず、ブレーキの非制動時には、図2、図3に示すようにパッド16がセット位置、即ちパッドスプリング8の付勢板15の付勢部15Bが耳部17Bの回転方向内側壁面17C2および回転方向外側壁面17C3に対して弾性的に当接していない状態にパッド16が位置している。
この場合、パッドスプリング8の付勢板15の付勢部15Bは、耳部17Bの凹部17Cの底面17C1に弾性的に当接している。従って、耳部17Bの径方向外側面17B3は、パッドスプリング8のガイド板12の外側板部12Bを介して取付部材2のガイド部3の第2壁部3Cに押圧される。
さらに、付勢部15Bは、ディスク1の回転方向に若干の隙間をもって凹部17C内に係合している。これにより、パッド16のがたつきを抑えることができるので、例えば悪路走行時等にパッド16が移動して異音(ラトル音)が発生するのを抑制することができる。
次に、車両前進時(ディスク1が矢示A方向に回転しているとき)にブレーキ操作をした場合には、キャリパ4のアウタ脚部4Cおよびピストン4Dによりアウタ側、インナ側のパッド16をディスク1に向けて摺動変位させる。各パッド16がディスク1に当接すると、各パッド16がディスク1の回転に引き摺られてディスク1の回出側(図6中の矢示B方向)に向けて移動する。即ち、パッド16は、パッドスプリング8の付勢板15に対してディスク1の回出側に相対移動する。
この場合、凹部17Cの幅寸法Dと付勢部15Bの幅寸法Cとの差分は、耳部17Bの回転方向側面17B2からパッドスプリング8のガイド板12の対向板部12Cまでの寸法Eよりも小さく設定されている(D−C<E)。
従って、回出側の耳部17Bの回転方向側面17B2がパッドスプリング8のガイド板12の対向板部12Cに当接するよりも前に、回出側に位置する耳部17Bの凹部17Cの回転方向内側壁面17C2にパッドスプリング8の付勢部15Bの内側端部15B2が当接する。また、回入側に位置する耳部17Bの凹部17Cの回転方向外側壁面17C3にパッドスプリング8の付勢部15Bの外側端部15B1が当接する。
その後、図6に示すように、各パッド16は、付勢板15(カール部15A)を弾性変形させつつ、矢示B方向に移動して回出側の耳部17Bの回転方向側面17B2がガイド板12の対向板部12Cに接触する。即ち、各パッド16は、付勢板15によるディスク1の回入側(矢示B方向とは逆方向)への付勢力に抗して矢示B方向に移動する。
これにより、回出側の耳部17Bは、パッドスプリング8のガイド板12の対向板部12Cに緩やかに接触するので、耳部17Bとガイド板12との接触時の異音(クロンク音)を抑制することができる。そして、回出側に位置する取付部材2のガイド部3(底部3A)は、パッド16がディスク1から受ける制動トルクを回出側の耳部17Bからガイド板12の対向板部12Cを介して受承する。
この場合、付勢板15の付勢部15Bが耳部17Bの凹部17Cに係合しているので、例えば緩制動時でのパッド16のがたつきを低減させることができ、微圧鳴きを抑制することができる。
その後、ブレーキ操作が解除されたときには、各パッド16がディスク1から離間すると共に、パッドスプリング8の付勢板15による矢示B方向とは逆方向の付勢力により、各パッド16が矢示B方向とは逆方向に移動してセット位置に戻される。なお、各パッド16には、各パッド16をディスク1の軸方向でディスク1から離れる方向に付勢する戻しばねを設けてもよい。
一方、車両後退時のブレーキ操作時には、ディスク1が矢示A方向とは逆方向に回転しているので、セット位置にある各パッド16が矢示B方向とは逆方向(図6の右方向)に移動する。そして、図6中の右側に位置する耳部17Bの回転方向側面17B2がガイド板12の対向板部12Cに接触するよりも前に、耳部17Bの凹部17Cの回転方向内側壁面17C2に付勢部15Bの内側端部15B2が当接する。また、図6中の左側に位置する耳部17Bの凹部17Cの回転方向外側壁面17C3に付勢部15Bの外側端部15B1が当接する。
その後、各パッド16は、付勢板15による矢示B方向への付勢力に抗して矢示B方向とは逆方向に移動して、図6中の右側に位置する耳部17Bがガイド板12の対向板部12Cに緩やかに接触する。この場合、各パッド16は、ブレーキの非制動時にセット位置にあるので、車両後退時のブレーキ操作時での各パッド16の移動距離を上述した従来技術のものに比べて小さくすることができ、耳部17Bとガイド板12との接触による衝撃エネルギを低減させてクロンク音を抑制することができる。
そして、ブレーキ操作が解除されたときには、各パッド16がディスク1から離間すると共に、パッドスプリング8の付勢板15による矢示B方向の付勢力により、各パッド16が矢示B方向に移動してセット位置に戻される。
かくして、本実施の形態では、パッド16の耳部17Bには、径方向内側面17B1から径方向外側面17B3側に向けて凹状に凹み、内部にパッドスプリング8の付勢板15の付勢部15Bがディスク1の軸方向に沿って配置される凹部17Cを形成している。
そして、ブレーキの非制動時には、パッド16がディスク1の回入側または回出側のいずれにも片寄っておらず、パッド16は取付部材2におけるディスク1の回転方向のほぼ中央部に位置している。この場合、耳部17Bに形成された凹部17Cにパッドスプリング8の付勢部15Bが係合しているので、パッド16のがたつきを抑制することができる。これにより、ラトル音等の異音を抑制することができ、ひいてはディスクブレーキの信頼性、安定性を向上することができる。
一方、ブレーキ操作時には、パッド16がディスク1に引き摺られてディスク1の回転方向に移動したときに、まず付勢板15の付勢部15Bが耳部17Bの凹部17Cに弾性的に接触し、その後に耳部17Bがガイド板12に接触する。これにより、耳部17Bは、付勢板15の付勢力に抗してディスク1の回転方向に移動するので、パッドスプリング8のガイド板12に緩やかに接触する。従って、耳部17Bとガイド板12との接触による衝撃エネルギを低減させることができるのでクロンク音等の異音を抑制することができ、ひいてはディスクブレーキの信頼性、安定性を向上することができる。
また、ブレーキ操作が解除されたときには、付勢板15の付勢力によりパッド16がディスクの回転方向に移動してセット位置に戻される。これにより、車両後退時にブレーキ操作をしたときのパッド16のディスク1の回転方向への移動距離を可及的に短くすることができる。従って、耳部17Bとガイド板12との接触による衝撃エネルギを低減させることができるのでクロンク音等の異音を抑制することができ、ひいてはディスクブレーキの信頼性、安定性を向上することができる。
また、耳部17Bに形成された凹部17Cにパッドスプリング8の付勢部15Bを係合させることにより、パッド16をディスク1の回転方向に押圧するスプリング(サイド押し機能を有するスプリング)を用いることなく、クロンク音やラトル音等の異音を抑制することができる。これにより、ディスクブレーキの部品点数を削減することができるので、コストの低減および生産性を向上することができる。
なお、上述した実施の形態では、ディスク1のインナ側とアウタ側とに各ガイド板12、付勢板15等を有した所謂一体型のパッドスプリング8を用いる場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えばパッドスプリングをディスクのインナ側とアウタ側とで切り離したような形状をもつ2個のパッドスプリングを、ディスクのインナ側、アウタ側にそれぞれ配設する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、ガイド部3のうちディスク1の径方向内側に位置する壁部を第1壁部3Bとし、ディスク1の径方向外側に位置する壁部を第2壁部3Cとした場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、第1壁部をディスクの径方向外側とし、第2壁部をディスクの径方向内側としてもよい。この場合、耳部の第1壁部側に凹部が形成されるので、パッドスプリングの付勢板は、耳部をディスクの径方向内側(第2壁部側)に向けて押圧する構成となる。
また、上述した実施の形態では、パッド16におけるディスク1の回転方向の両側に耳部17Bを設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、パッドにおけるディスクの回転方向の一側にのみ耳部を設ける構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、キャリパ4のインナ脚部4Aに1個のピストン4Dを設ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、これに限らず、例えば、キャリパのインナ脚部に2個のピストンを設けるツインボアの構成としてもよいし、キャリパのインナ脚部に3個以上のピストンを設ける構成としてもよい。
1 ディスク
2 取付部材
3 ガイド部
3A 底部
3B 第1壁部
3C 第2壁部
4 キャリパ
8 パッドスプリング
12 ガイド板
15B 付勢部
16 パッド
17B 耳部
17C 凹部

Claims (1)

  1. 車両の非回転部分に取り付けられディスクの外周側を跨いで形成される取付部材と、前記取付部材に摺動可能に設けられたキャリパと、前記ディスクの両面に押圧される一対のパッドと、前記取付部材に取り付けられ前記各パッドを弾性的に支持するパッドスプリングとを備え、
    前記各パッドには、前記ディスクの回転方向の少なくとも一側に突設される耳部を有し、
    前記取付部材には、前記ディスクの回転方向に設けられた底部と、該底部の両側に設けられた第1壁部および第2壁部とからなり前記耳部が挿入されるガイド部とを有し、
    前記パッドスプリングには、前記ガイド部と前記耳部との間に前記ガイド部に沿うように嵌合され前記耳部をガイドするガイド板と、前記耳部と前記第1壁部との間に設けられ前記耳部を前記第2壁部に向けて付勢する付勢部とを有したディスクブレーキにおいて、
    前記パッドの前記耳部は、前記第1壁部側に前記第2壁部側に向けて凹む凹部を備え、
    前記パッドスプリングの前記付勢部は、前記凹部の内部で前記ディスクの軸方向に沿って配置されることを特徴とするディスクブレーキ。
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