JP2006090392A - パッド吊下げ型のディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】 パッドのガタ付きを好適に防止し得るパッド吊下げ型のディスクブレーキを提供する。
【解決手段】 車体側の部材に取付けられるキャリパ11と、キャリパ11に対してハンガーピン16を介して吊下げ支持されるパッド1とを有するパッド吊下げ型のディスクブレーキ10であって、パッド1のロータ回入側には、弾性部材4が取付けられている。
弾性部材4は、キャリパ11の一部に弾性的に当接して、パッド1をロータ回入側からロータ回出側に向けて付勢し、パッド1のロータ回出側の外縁をキャリパ11のトルク受部11cに押圧する構成になっており、かつ該付勢方向が、実質的にパッド1の図心Gから該図心Gにおけるロータ回転接線上になっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車体側の部材に取付けられる支持部材と、その支持部材に対してハンガーピンを介して吊下げ支持されるパッドとを有するパッド吊下げ型のディスクブレーキに関する。
従来、様々なディスクブレーキが知られており、例えば特許文献1,2に記載のディスクブレーキが知られている。
特許文献1に係るディスクブレーキは、車体側に取付けられるキャリパ(支持部材)と、キャリパに対してハンガーピンを介して吊下げ支持される一対のパッドを有している。そしてキャリパには、インナパッドをロータに向けて押圧するインナ側のピストンと、アウタパッドをロータに向けて押圧するアウタ側のピストンとが設けられている。したがって特許文献1に係るディスクブレーキは、対向型のディスクブレーキである。そしてパッドがハンガーピンにて吊下げ支持されるパッド吊下げ型のディスクブレーキである。
特許文献2に係るディスクブレーキは、車体側に取付けられるキャリパ(支持部材)と、一対のパッドを有している。そして各パッドのロータ回入側とロータ回出側には、突出状に耳部が設けられており、キャリパのロータ回入側とロータ回出側には、耳部が掛け止められる凹部が設けられている。そして両耳部が各凹部にてロータ軸方向に摺動可能に支持されている。
またロータ回入側の耳部には、弾性部材が取付けられている。弾性部材は、キャリパの凹部の底面に対して弾性的に当接され、弾性力にてパッドをロータ回入側からロータ回出側に向けて付勢する構成になっている。そのため弾性部材は、ロータ回出側の耳部をキャリパに押圧することで、パッドのキャリパに対するガタ付きを抑制して、ブレーキ鳴きを抑制する構成になっていた。
特開2004−108556号公報 特開平10−331883号公報
しかし弾性部材は、パッドのロータ回入側の耳部に設けられていたため、弾性部材によって付勢されるパッドの付勢方向は、耳部の位置によって限定されていた。そして耳部は、通常ロータ周方向外寄り位置に設けられており、弾性部材にてパッドが受ける付勢力は、パッドをロータに押圧した際にパッドが受けるトルクの方向と異なる方向であった。そのためパッドをロータに押圧し始めた際にパッドがキャリパに対してガタ付きやすかった。そのためブレーキ鳴きを効果的に抑制することができなかった。
またパッド吊下げ型のディスクブレーキ(特許文献1参照)においてブレーキ鳴きを抑制するための弾性部材を備えるものは、従来あまり知られていなかった。そして弾性部材を備えているものは、特許文献2と同じ問題を抱えていた。
そこで本発明は、パッドのガタ付きを好適に防止し得るパッド吊下げ型のディスクブレーキを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備えるパッド吊下げ型のディスクブレーキであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、パッドのロータ回入側には、弾性部材が取付けられている。弾性部材は、支持部材の一部に弾性的に当接して、パッドをロータ回入側からロータ回出側に向けて付勢し、パッドのロータ回出側の外縁を支持部材のトルク受部に押圧する構成になっており、かつ、該付勢方向が、実質的にパッドの図心から該図心におけるロータ回転接線上になっている。
したがって弾性部材によるパッドの付勢方向は、パッドの図心から該図心におけるロータ回転接線上になっている。すなわちパッドがロータに押圧された際に受ける力の方向と同じ方向になっている。
そのためパッドは、ロータに押圧される前と後とで受ける力の方向が変わらない、あるいはほとんど変わらない。そのためパッドが支持部材に対してガタ付くことが好適に防止される。かくしてブレーキの鳴きが効果的に防止され得る。
請求項2に係る発明によると、パッドは、ロータに押圧されることで制動力を生じる摩擦材と、その摩擦材の裏面を支持する裏板とを有している。弾性部材は、裏板のロータ回入側の外縁に沿ってロータ径方向に延出する径方向延出部を有している。そして径方向延出部は、裏板のロータ径方向外寄り位置とロータ径方向内寄り位置のそれぞれに形成された外側の掛止部と内側の掛止部とによって支持され、かつ両掛止部間においてロータ周方向に膨らんで支持部材に対して弾性的に当接する構成になっている。
したがって弾性部材の径方向延出部は、裏板の外側の掛止部と内側の掛止部との間にて延出しているために、パッドを付勢する方向をパッドの図心から該図心におけるロータ回転接線上に容易に調整することができる構成になっている。
かくして弾性部材は、パッドを実質的にパッドの図心から該図心におけるロータ回転接線上に付勢することができる。
請求項3に記載の発明によると、弾性部材は、裏板に形成された外側の掛止部と内側の掛止部の少なくとも一方の掛止部に掛け止められた部分から折り返して裏板の外縁に沿ってロータ周方向に延出する周方向延出部を有しており、その周方向延出部の先端が裏板に対して掛け止められている。そして周方向延出部は、径方向延出部を支持部材の一部に弾性的に当接させることで弾性変形する構成になっている。
したがって径方向延出部を支持部材に対して弾性的に当接させることで、径方向延出部と周方向延出部の両延出部が弾性変形する。そのため弾性部材は、両延出部の弾性力によってパッドを強く付勢することができる。かくしてパッドのガタ付きを確実に抑制することができる。
請求項4に記載の発明によると、パッドは、ロータに押圧されることで制動力を生じる摩擦材と、その摩擦材の裏面を支持する裏板とを有している。裏板のロータ回入側の外縁には、ロータ径方向外寄り位置にてロータ周方向に凹設された外寄り凹部と、ロータ径方向内寄り位置にてロータ周方向に凹設された内寄り凹部とが形成されている。弾性部材は、外寄り凹部に内設される外側片と、内寄り凹部に内設される内側片と、外側片と内側片とを連結する連結片とを有しており、外側片と内側片とがそれぞれ支持部材に対して弾性的に当接する構成になっている。
したがって弾性部材は、外側片と内側片とによってパッドをロータ回入側からロータ回出側に向けて付勢する。そして外側片がロータ径方向外寄り位置にてパッドを付勢し、内側片がロータ径方向内寄り位置にてパッドを付勢する。そのため弾性部材は、外側片と内側片とによってパッドをパッドの図心から該図心におけるロータ回転接線上に付勢し得る構成になっている。
かくして弾性部材は、パッドを実質的にパッドの図心から該図心におけるロータ回転接線上に付勢することができる。
(実施の形態1)
実施の形態1を図1〜6にしたがって説明する。
ディスクブレーキ10は、図1に示すようにキャリパ11と、一対のパッド1と、パッド1をキャリパ11に対して吊下げ支持する二本のハンガーピン16とを有している。またパッド1には、パッド1をロータ回入側からロータ回出側(図1右側から左側)に向けて付勢する弾性部材4が取付けられている。
キャリパ11は、図1に示すようにロータRの外方にてロータRを軸方向に跨いでおり、その中央部には挿通部11aを有している。挿通部11aには、パッド1が内設されており、パッド1がハンガーピン16にて吊下げ支持されている。
キャリパ11は、インナ側(車体側)に配設されるインナキャリパ12と、アウタ側に配設されるアウタキャリパ13とを有した分割構成になっており、これらが複数のボルト18にて固定されている。
インナキャリパ12には、図2,3に示すように車体側の部材19に取付けられる取付部12cが設けられており、取付部12cにてキャリパ11が車体側の部材19に取付けられている。
インナキャリパ12とアウタキャリパ13は、図1,2に示すようにピストン14,15が内設されるシリンダ12a,13aを複数ずつ(例えば二つずつ)有している。
ピストン14,15は、シリンダ12a,13a内の液圧にてロータ軸方向に移動する構成になっており、インナ側のピストン14がインナパッド1aをロータRのインナ面に押圧する。そしてアウタ側のピストン15がアウタパッド1bをロータRのアウタ面に押圧する。すなわち本形態に係るディスクブレーキ10は、対向型のディスクブレーキである。
パッド1は、図2に示すように摩擦材3と裏板2を有している。
摩擦材3は、ロータRに押圧されてロータRに対して摺接されることによって制動力を生じる。
裏板2は、摩擦材3の裏面に設けられており、摩擦材3の裏面を支持する。
裏板2は、図3に示すように摩擦材3よりも一周り大きく、摩擦材3を避けた位置にて掛止部2b,2c,2dと一対の取付孔2aとを有している。
取付孔2aは、ハンガーピン16が挿通される貫通孔であって、裏板2のロータ径方向外寄り(図3上寄り)におけるロータ回入寄り位置(図3右寄り位置)とロータ回出寄り位置(図3左寄り位置)のそれぞれに一つずつ形成されている。
(外寄り中央の)掛止部2bは、弾性部材4の一端が掛け止められる貫通孔であって、裏板2のロータ径方向外寄り(図3上寄り)におけるロータ周方向中央寄り位置(図3左右中心寄り位置)に形成されている。
(内側の)掛止部2cは、弾性部材4の他端が掛け止められる貫通孔であって、裏板2のロータ径方向内寄り(図3下寄り)におけるロータ回入寄り位置(図3右寄り位置)に形成されている。
(外側の)掛止部2dは、図4に示すように裏板2の一部を切欠くことで形成されており、弾性部材4の一部が掛け止められる構成になっている。詳しくは、裏板2のロータ回入側(図3右側)の外縁のロータ径方向外寄り端(図3上寄り端)を切欠くことによって掛止部2dが形成されている。
弾性部材4は、図4,5に示すように線ばねから形成されており、径方向延出部4aと周方向延出部4bとを一体に有している。
径方向延出部4aは、裏板2のロータ回入側(図4右側)の外縁に沿ってロータ径方向に延出している。径方向延出部4aは、裏板2の裏面側(図5下側)に配設されており、外寄り一端部が裏板2の裏面側から表面側に(図5下側から上側に)折り曲げられており、外側の掛止部2dに掛け止められている。径方向延出部4aの内寄り一端部には、裏板2の裏面側から表面側に折り曲げられて内側の掛止部2cに掛け止められる係止部4cが設けられている。
周方向延出部4bは、図4,5に示すように径方向延出部4aの外寄り一端部から折り返して延出している。周方向延出部4bは、裏板2のロータ径方向外寄り(図4上側)の外縁に沿ってロータ周方向に延出しており、裏板2の表面側(図5上側)に配設されている。周方向延出部4bの先端部には、裏板2の表面側から裏面側に(図5上側から下側に)延出して外寄り中央側の掛止部2bに掛け止められる係止部4dが設けられている。一方、周方向延出部4bの基端部は、外側の掛止部2dに掛け止められている。
周方向延出部4bの一部には、螺旋部4fが形成されている。螺旋部4fは、取付孔2a周りにて螺旋状に巻かれており、ハンガーピン16が挿通される構成になっている。
径方向延出部4aは、図4に示すように裏板2のロータ回出側(図4右側)の外縁よりもロータ周方向に膨らんでおり、ロータ径方向の略中央部が最も膨らんだ形状になっている。そのため図6に示すようにパッド1をキャリパ11に取付けることで、径方向延出部4aがキャリパ11の第一のトルク受部11bに対して弾性的に当接する。そして径方向延出部4aは、両端部がそれぞれ外側の掛止部2dと内側の掛止部2cとによって支持されているため、強い弾性力を生じる構成になっている。かくして径方向延出部4aは、パッド1をロータ回入側からロータ回出側(図6右側から左側)に向けて強く付勢する。
周方向延出部4bは、径方向延出部4aが第一のトルク受部11bに弾性的に当接された際において径方向延出部4aとともに弾性変形する構成になっている。例えば螺旋部4fが径拡開方向に弾性変形する。
したがって弾性部材4は、径方向延出部4aの弾性力に加えて、周方向延出部4bの弾性力を利用してパッド1を強く付勢する構成になっている。
弾性部材4におけるパッド1の付勢方向は、径方向延出部4aの膨らみ形状にて決定されており、膨らみ形状は、ロータ径方向の略中央部にて最も膨らんだ形状になっている(図4参照)。そのため弾性部材4によるパッド1の付勢力Fの付勢方向は、図6に示すように実質的にパッド1の図心Gから図心Gにおけるロータ回転接線上になっている。
裏板2は、図6に示すように弾性部材4に付勢されて、ロータ回出側の外縁がキャリパ11の第二のトルク受部11cに対して押し当てられる。
裏板2のロータ回出側の外縁は、直線状に形成されており、かつ図心Gにおけるロータ回転接線に対して直交している。一方、キャリパ11の第二のトルク受部11cも同様に直線状に形成されており、かつ図心Gにおけるロータ回転接線に対して直交している。
したがって裏板2のロータ回出側の外縁は、第二のトルク受部11cに対して広い面積で当接する。そして第二のトルク受部11cに対して直交方向に押し当てられる。かくして裏板2は、安定良く第二のトルク受部11cにて支持され得る。
裏板2の下端部には、図3に示すようにセンサ部5が取付けられる取付部2eが形成されている。
センサ部5は、摩擦材3が薄くなった際に、ロータRに対して摺接することによって音を発生し、摩擦材3が所定厚さ(限界厚さ)に達したことを乗員に知らせる警報具である。
センサ部5は、板ばねを曲げ加工することで形成されており、裏板2の取付部2eの表面(図3紙面奥側面)に取付けられている。
センサ部5は、ロータ周方向に延出するとともに、図2に示すように裏板2の表面側から裏面側に除々に延出し、続いて表面側に折返されている。したがってセンサ部5は、十分な長さが確保されることで裏板2の厚み方向に対して弾性変形しやすい構成になっている。
インナキャリパ12とアウタキャリパ13には、図1,2に示すようにハンガーピン16が挿通される取付孔12b,13bが形成されている。
そしてハンガーピン16は、アウタキャリパ13の取付孔13b、続いてアウタパッド1bの取付孔2a、インナパッド1aの取付孔2a、インナキャリパ12の取付孔12bの順に挿入されている。かくして一対のパッド1がハンガーピン16を介してキャリパ11に対して吊下げ支持されている。
ハンガーピン16は、図1,2に示すように一端部にアウタキャリパ13の取付孔13bよりも径の大きい頭部16aを有している。一方、ハンガーピン16の他端部には、ハンガーピン16が抜け落ちることを防止する抜止部材20が挿通されている。かくしてハンガーピン16は、キャリパ11に対して抜け止めされている。
なお裏板2には、図3に示すように掛止部2fも形成されている。
掛止部2fは、裏板2のロータ径方向外寄り(図3上寄り)におけるロータ周方向中央寄り位置(図3左右中心寄り位置)に貫通孔状に形成されている。そしてインナパッド1aとアウタパッド1bとを離間させる方向に付勢する戻しばね21(図2参照)の両端がそれぞれインナパッド1aの掛止部2fと、アウタパッド1bの掛止部2fとに掛け止められる形態であっても良い。そしてインナパッド1aの掛止部2bとアウタパッド1bの掛止部2bのそれぞれにも戻しばね21が掛け止められる形態であっても良い。
以上のようにしてディスクブレーキ10が形成されている。
すなわちパッド1のロータ回入側には、図3に示すように弾性部材4が取付けられている。弾性部材4は、キャリパ(支持部材)11の一部に弾性的に当接して、パッド1をロータ回入側からロータ回出側に向けて付勢し、パッド1のロータ回出側の外縁をキャリパ11の第二のトルク受部11cに押圧する構成になっており、かつ、該付勢方向が実質的にパッド1の図心Gから該図心Gにおけるロータ回転接線上になっている。
したがって弾性部材によるパッドの付勢方向は、パッドの図心から該図心におけるロータ回転接線上になっている。すなわちパッドがロータに押圧された際に受ける力の方向と同じ方向になっている。
そのためパッドは、ロータに押圧される前と後とで受ける力の方向が変わらない、あるいはほとんど変わらない。そのためパッドが支持部材に対してガタ付くことが好適に防止される。かくしてブレーキの鳴きが効果的に防止され得る。
したがって弾性部材4によるパッドの付勢方向は、パッド1の図心Gから該図心Gにおけるロータ回転接線上になっている。すなわちパッド1がロータに押圧された際に受ける力の方向と同じ方向になっている。
そのためパッド1は、ロータに押圧される前と後とで受ける力の方向が変わらない、あるいはほとんど変わらない。そのためパッド1がキャリパ11に対してガタ付くことが好適に防止される。かくしてブレーキの鳴きが好適に抑制され得る。
弾性部材4は、図4,6に示すように裏板2のロータ回入側の外縁に沿ってロータ径方向に延出する径方向延出部4aを有している。径方向延出部4aは、裏板2の外側の掛止部2dと内側の掛止部2cとによって支持され、かつ両掛止部2c,2d間においてロータ周方向に膨らんでキャリパ11に対して弾性的に当接する構成になっている。
したがって弾性部材4の径方向延出部4aは、裏板2の外側の掛止部2dと内側の掛止部2cとの間にて延出しているために、パッド1を付勢する方向をパッド1の図心Gから該図心Gにおけるロータ回転接線上に容易に調整することができる構成になっている。
かくして弾性部材4は、パッド1を実質的にパッド1の図心Gから該図心Gにおけるロータ回転接線上に付勢することができる。
弾性部材4は、図4,6に示すように周方向延出部4bを有しており、周方向延出部4bの先端が裏板2に対して掛け止められている。そして周方向延出部4bは、径方向延出部4aをキャリパ11の一部に弾性的に当接させることで弾性変形する構成になっている。
したがって径方向延出部4aをキャリパ11に対して弾性的に当接させることで、径方向延出部4aと周方向延出部4bの両延出部が弾性変形する。そのため弾性部材4は、両延出部の弾性力によってパッド1を強く付勢することができる。かくしてパッド1のガタ付きを確実に抑制することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2を図8〜10にしたがって説明する。
実施の形態2は、実施の形態1と同様に形成されているが、図4に示す弾性部材4に代えて図7に示す弾性部材6を有している。また裏板2には、図4に示す掛止部2dに代えて図7に示す外寄り凹部2gと内寄り凹部2hとが形成されている。以下に、これら相違点を中心に実施の形態2について説明する。
裏板2のロータ回入側の外縁2iには、図7に示すように外寄り凹部2gと内寄り凹部2hとが形成されている。
外寄り凹部2gは、ロータ径方向外寄り位置にてロータ周方向に凹設されており、内寄り凹部2hは、ロータ径方向内寄り位置にてロータ周方向に凹設されている。
弾性部材6は、図7に示すように外側片6a、内側片6b、連結片6cおよび一対の掛止片6d,6eを一体に有している。
弾性部材6は、図9に示すように板ばね材を折り曲げることによって形成されており、60と61を山折りにすることで掛止片6d,6eが形成されている。そして62,63を斜め山折りにすることで「く」字状の外側片6aと内側片6bが形成されている。そして64,65を谷折りにされることで連結片6cが形成されている。
外側片6aと内側片6bは、図7に示すように裏板2の外寄り凹部2gと内寄り凹部2hに内設されている。外側片6aと内側片6bは、図8に示すようにパッド1をキャリパ11に取付けることで、キャリパ11の第一のトルク受部11bに弾性的に当接し、パッド1をロータ回入側からロータ回出側(図8右側から左側)に向けて付勢する。
連結片6cは、図7に示すように外側片6aと内側片6bとを連結しており、図10に示すように裏板2の裏面(図10左側面)に当接している。
掛止片6d,6eは、裏板2の表面(図10右側面)に当接しており、裏板2の表側の面上を摺動する。
かくして弾性部材6は、掛止片6d,6eと連結片6cとによって裏板2に対して掛け止められる。
弾性部材6は、外側片6aと内側片6bの曲げ角度を調整することによって、パッド1の付勢方向を調整できる構成になっている。そして外側片6aと内側片6bとの曲げ角度が調整されることによって、弾性部材6による付勢力Fの付勢方向が、実質的にパッド1の図心Gから図心Gにおけるロータ回転接線上に調整されている。
以上のようにしてディスクブレーキが形成されている。
すなわち裏板2のロータ回入側2iの外縁には、図7,8に示すように外寄り凹部2gと内寄り凹部2hとが形成されている。弾性部材6は、外側片6aと内側片6bと連結片6cとを有しており、外側片6aと内側片6bとがそれぞれキャリパ11に対して弾性的に当接する構成になっている。
したがって弾性部材6は、外側片6aと内側片6bとによってパッド1をロータ回入側からロータ回出側に向けて付勢する。そして外側片6aがロータ径方向外寄り位置にてパッド1を付勢し、内側片6bがロータ径方向内寄り位置にてパッド1を付勢する。そのため弾性部材6は、外側片6aと内側片6bとによってパッド1をパッド1の図心Gから該図心Gにおけるロータ回転接線上に付勢し得る構成になっている。
かくして弾性部材6は、パッド1を実質的にパッド1の図心Gから該図心Gにおけるロータ回転接線上に付勢することができる。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、以下の形態であってもよい。
(1)実施の形態1,2に係るディスクブレーキは、インナ側に設けたピストンと、アウタ側に設けたピストンとを有する、いわゆる対向型のディスクブレーキであった。しかし浮動型のディスクブレーキであっても良い。すなわち車体側に取付けられるマウンティング(支持部材)と、マウンティングに対してロータ軸方向に移動可能に設けられるキャリパとを有し、該キャリパがロータの外周外方にてロータをロータ軸方向に跨ぎ、キャリパのアウタ側にアウタパッドを押圧する爪部が形成されており、キャリパのインナ側にインナパッドを押圧するピストンが取付けられているディスクブレーキであって、キャリパまたはマウンティングにハンガーピンが取付けられ、ハンガーピンを介してパッドがマウンティングに対して吊下げ支持される形態であっても良い。そして該パッドに実施の形態1に係る弾性部材、あるいは実施の形態2に係る弾性部材が取付けられる形態であっても良い。
(2)実施の形態1に係る弾性部材は、径方向延出部と周方向延出部とを有しており、周方向延出部が外側の掛止部に掛け止められた部分から折り返されてロータ径方向に延出する形態であった。しかし周方向延出部が内側の掛止部に掛け止められた部分から折り返されてロータ径方向に延出する周方向延出部を有している形態であっても良い。あるいは前記した二つの周方向延出部を有している形態であっても良い。あるいはこれら周方向延出部を有していない形態であっても良い。
(3)実施の形態2に係る弾性部材は、外側片と内側片とを連結する連結片を有している形態であった。しかし外側片と内側片とが別体に形成され、これらが別個に裏板の外寄り凹部と内寄り凹部とに内設される形態であっても良い。
実施の形態1に係るディスクブレーキの上面図である。 図1のA−A線断面矢視図である。 図1のB−B線断面矢視図である。 実施の形態1に係る弾性部材とパッドの一部拡大図である。 図4の矢印C方向からの弾性部材とパッドの一部拡大図である。 パッドをキャリパに取付けた状態における弾性部材の様子を示すための図4に対応する図である。 実施の形態2に係る弾性部材とパッドの一部拡大図である。 パッドをキャリパに取付けた状態における弾性部材の様子を示すための図7に相当する図である。 実施の形態2に係る弾性部材の展開図である。 図7の矢印D方向からの弾性部材とパッドの一部拡大図である。
符号の説明
1…パッド(1a…インナパッド、1b…アウタパッド)
2…裏板
2b…外寄り中央の掛止部
2c…内側の掛止部
2d…外側の掛止部
2g…外寄り凹部
2h…内寄り凹部
3…摩擦材
4,6…弾性部材
4a…径方向延出部
4b…周方向延出部
4f…螺旋部
6a…外側片
6b…内側片
6c…連結片
10…ディスクブレーキ
11…キャリパ(支持部材)
11b,11c…トルク受部
16…ハンガーピン
G…パッドの図心
R…ロータ(ディスクロータ)

Claims (4)

  1. 車体側の部材に取付けられる支持部材と、その支持部材に対してハンガーピンを介して吊下げ支持されるパッドとを有するパッド吊下げ型のディスクブレーキであって、
    前記パッドのロータ回入側には、弾性部材が取付けられており、
    該弾性部材は、前記支持部材の一部に弾性的に当接して、前記パッドをロータ回入側からロータ回出側に向けて付勢し、前記パッドのロータ回出側の外縁を前記支持部材のトルク受部に押圧する構成になっており、かつ、該付勢方向が、実質的に前記パッドの図心から該図心におけるロータ回転接線上になっていることを特徴とするパッド吊下げ型のディスクブレーキ。
  2. 請求項1に記載のパッド吊下げ型のディスクブレーキであって、
    パッドは、ロータに押圧されることで制動力を生じる摩擦材と、その摩擦材の裏面を支持する裏板とを有し、
    弾性部材は、前記裏板のロータ回入側の外縁に沿ってロータ径方向に延出する径方向延出部を有しており、
    該径方向延出部は、前記裏板のロータ径方向外寄り位置とロータ径方向内寄り位置のそれぞれに形成された外側の掛止部と内側の掛止部とによって支持され、かつ前記両掛止部間においてロータ周方向に膨らんで支持部材に対して弾性的に当接する構成になっていることを特徴とするパッド吊下げ型のディスクブレーキ。
  3. 請求項2に記載のパッド吊下げ型のディスクブレーキであって、
    弾性部材は、裏板に形成された外側の掛止部と内側の掛止部の少なくとも一方の掛止部に掛け止められた部分から折り返して前記裏板の外縁に沿ってロータ周方向に延出する周方向延出部を有しており、その周方向延出部の先端が前記裏板に対して掛け止められており、
    前記周方向延出部は、径方向延出部を支持部材の一部に弾性的に当接させることで弾性変形する構成になっていることを特徴とするパッド吊下げ型のディスクブレーキ。
  4. 請求項1に記載のパッド吊下げ型のディスクブレーキであって、
    パッドは、ロータに押圧されることで制動力を生じる摩擦材と、その摩擦材の裏面を支持する裏板とを有し、前記裏板のロータ回入側の外縁には、ロータ径方向外寄り位置にてロータ周方向に凹設された外寄り凹部と、ロータ径方向内寄り位置にてロータ周方向に凹設された内寄り凹部とが形成されており、
    弾性部材は、前記外寄り凹部に内設される外側片と、前記内寄り凹部に内設される内側片と、前記外側片と前記内側片とを連結する連結片とを有しており、前記外側片と前記内側片とがそれぞれ支持部材に対して弾性的に当接する構成になっていることを特徴とするパッド吊下げ型のディスクブレーキ。


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