JP2006306507A - フォークリフト用制御回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業機系回路のチルトシリンダ16を制御するチルト用制御弁17等を小型化する。
【解決手段】 リフト用制御弁15とチルト用制御弁17との間における中立流路12に第1制御絞り19を設けるとともに、この第1制御絞り19前後の差圧を一定に保って設定流量以上の流量をタンクに戻す第1圧力補償弁20を設ける一方、パラレル通路13であって、リフト用制御弁15に通じる分岐通路23よりも下流側に第2制御絞り24を設け、この第2制御絞り24前後の差圧を一定に保って設定流量以上の流量をタンクに戻す第2圧力補償弁25を設けた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、少なくともリフトシリンダおよびチルトシリンダを備えたフォークリフト用制御回路に関する。
この種のものとして特許文献1に記載された制御回路が従来から知られているが、この従来の制御回路は、上流側のリフト用制御弁を中立位置に保ってリフトシリンダを作動させない状態で、下流側のチルト用制御弁あるいはチルト用制御弁の下流側に設けたアタッチメント用制御弁を切り換えて、チルトシリンダあるいはアタッチメント用アクチュエータを作動させると、ポンプ吐出量の全量が上記チルトシリンダあるいはアタッチメント用アクチュエータに供給される。
ところが、フォークリフトにおいては、チルトシリンダやアタッチメント用アクチュエータの容量が、リフトシリンダの半分あるいはそれ以下というのが一般的である。しかし、定吐出量形ポンプの最大吐出量は、容量の大きいリフトシリンダを基準に設定される。そのために、チルト用制御弁あるいはアタッチメント用制御弁も、大容量に対応するために、リフト用制御弁と同じ大きさのものを用いざるを得ないというのが現状である。
特開平8−91793号公報
上記のように従来のフォークリフト用制御回路では、チルト用制御弁あるいはアタッチメント用制御弁を大型化せざるを得ないので、その分、コストアップにつながるという問題があった。また、上記チルト用制御弁あるいはアタッチメント用制御弁のそれぞれを小型化する手段として、リフトシリンダ専用のポンプと、チルトシリンダあるいはアタッチメント用アクチュエータ専用のポンプとを別々に設けるということも従来から行われているが、これらもコストアップという問題を解決することができなかった。
この発明の目的は、チルト用制御弁等を小型化できるフォークリフト用制御回路を提供することである。
この発明は、定吐出量形ポンプと、この定吐出量形ポンプに接続した供給通路と、この供給通路に接続した作業機系回路とを備え、この作業機系回路には、リフトシリンダを制御するリフト用制御弁と、このリフト用制御弁の下流側にあってチルトシリンダを制御するチルト用制御弁とを接続し、これらリフト用制御弁およびチルト用制御弁が中立位置にあるとき、定吐出量形ポンプからの吐出流体は、上記両制御弁およびそれら制御弁を接続する中立流路を経由してタンクに導かれ、上流側のリフト用制御弁を中立位置以外の位置に切り換えたとき、定吐出量形ポンプからの吐出流体がパラレル通路を介してリフト用制御弁およびチルト用制御弁に供給される構成にしたフォークリフト用制御回路を前提にする。
上記の制御回路を前提にしつつ、この発明は、上記リフト用制御弁とチルト用制御弁との間における上記中立流路に第1制御絞りを設けるとともに、この第1制御絞り前後の差圧を一定に保って設定流量以上の流量をタンクに戻す第1圧力補償弁を設ける一方、上記パラレル通路であって、リフト用制御弁に通じる分岐通路よりも下流側に第2制御絞りを設け、この第2制御絞り前後の差圧を一定に保って設定流量以上の流量をタンクに戻す第2圧力補償弁を設けた点に特徴を有する。
なお、この発明において、リフトシリンダを制御するリフト用制御弁と、チルトシリンダを制御するチルト用制御弁とは必須の構成要素であるが、上記チルト用制御弁の下流側に、アタッチメント用アクチュエータを制御するアタッチメント用制御弁を、必要に応じて設けてもよいが、このアタッチメント用制御弁は必ずしも絶対的な構成要素ではない。
第2の発明は、最上流のリフト用制御弁よりも上流側における供給通路にブリードオフ通路を接続し、このブリードオフ通路に上記第2圧力補償弁を設けるとともに、上記ブリードオフ通路であって上記第2圧力補償弁よりも上流側を、中立位置にあるリフト用制御弁およびチルト用制御弁を介してタンクに連通するパイロット通路に第1オリフィスを介して接続する一方、上記第2圧力補償弁は、その一方のパイロット室を上記供給通路側に接続し、他方のパイロット室にはスプリングを設けるとともに、このスプリングを設けた他方のパイロット室を、上記第1オリフィスの下流側に接続し、かつ、第2制御絞りの下流側と第2オリフィスを介して連通させた点に特徴を有する。
第1の発明によれば、チルト用制御弁あるいはチルト用制御弁よりも下流側には、第1,2圧力補償弁で設定された設定流量以上の流量が供給されない。したがって、この設定流量をチルトシリンダあるいはアタッチメント用アクチュエータが必要とする最小限の流量に設定しておけば、それらチルトシリンダあるいはアタッチメント用アクチュエータを制御するチルト用制御弁等を小型化できる。
第2の発明によれば、各制御弁を中立位置に保っているとき、最上流のリフト用制御弁のさらに上流側から、ポンプ吐出量をブリードオフできるので、ブリードオフ時の圧力損失を最小限に抑えることができる。また、第2圧力補償弁は、ブリードオフ弁としても機能させられるので、ひとつの圧力補償弁を多機能弁として使用でき、その分、コストダウンにつながることになる。
この発明の実施形態を示す図1において、定吐出量形ポンプPには、ポンプ通路1を接続するとともに、このポンプ通路1は優先弁2の流入ポート3に連通させている。このようにした優先弁2は、その制御流ポート4をステアリング系回路5に接続し、余剰流ポート6を作業機系回路7に接続している。
そして、上記優先弁2はステアリング系回路5に制御流量Q1を優先的に供給し、この制御流量Q1以上の余剰流量Q2を作業機系回路7に供給するが、上記制御流量Q1は制御オリフィス8とスプリング9とによって決められる。すなわち、上記優先弁2は、その一方のパイロット室2aに制御オリフィス8の上流側の圧力を導き、他方のパイロット室2bに制御オリフィス8の下流側の圧力を導く構成にするとともに、上記他方のパイロット室2bにスプリング9を設けている。
このようにした優先弁2は、制御オリフィス8前後の差圧が、スプリング9のバネ力に等しくなるように作動する。言い換えると、制御オリフィス8前後の差圧を一定に保って、ステアリング系回路5に供給される制御流量Q1を常に一定に保つようにしている。そして、上記制御流量Q1以上の余剰流量Q2が流入ポート3に流入したときには、その余剰流量Q2を余剰流ポート6から流出するものである。
なお、図中符号10はダンパーオリフィスである。
さらに、作業機系回路7には、優先弁2の余剰流ポート6に接続した供給通路11は、中立流路12とパラレル通路13とに分岐させている。このようにした中立流路12およびパラレル通路13のそれぞれには、その最上流にリフトシリンダ14を制御するリフト用制御弁15を接続し、このリフト用制御弁15の下流側に、チルトシリンダ16を制御するチルト用制御弁17を接続し、さらに、このチルト用制御弁17の下流側に、図示していないアタッチメント用アクチュエータを制御するアタッチメント用制御弁18を接続している。
そして、上記各制御弁15,17,18のそれぞれは、それらが図示の中立位置にあるとき、余剰流ポート6から流出した作動流体を、中立流路12を介してタンクTに還流させる。
上記のようにした中立流路12であって、リフト用制御弁15とチルト用制御弁17との間に、言い換えると、チルト用制御弁17の上流側に第1制御絞り19を設けるとともに、この第1制御絞り19の上流側であってリフト用制御弁15の下流側における中立流路12に接続したブリードオフ通路aを接続するとともに、このブリードオフ通路aに第1圧力補償弁20を設けている。
上記第1圧力補償弁20は、その一方のパイロット室20aを上記第1制御絞り11の上流側に接続し、他方のパイロット室20bを第1制御絞り11の下流側に接続している。しかも、この他方のパイロット室20bには、スプリング21を設けている。このようにした第1圧力補償弁20は、それが開くことによって、上記中立流路12を、タンク通路22を介してタンクTに連通させる。
上記のようにした第1圧力補償弁20は、第1制御絞り19前後の差圧が、スプリング21のバネ力に等しくなるように、その制御機能を発揮するとともに、上記差圧が必要以上に大きくなるときには、余剰流量を、タンク通路22を介してタンクTに還流させる。そして、上記第1制御絞り19前後の差圧の大きさによって、この第1制御絞りを通過する流量が決められるが、第1制御絞り19を通過できる最大流量は、第1制御絞り19の開口径と、第1圧力補償弁20のパイロット室20a,20bの受圧面積と、スプリング21のバネ力とを調整することによって、あらかじめ設定することができる。
今、第1制御絞り19に上記最大流量以上の流量が流れようとすると、第1圧力補償弁20は次のように機能する。すなわち、第1制御絞り19を通過する最大流量以上の流量に応じて、第1制御絞り19前後の差圧が大きくなる。このように差圧が大きくなれば、第1圧力補償弁20は、その差圧を上記スプリング21のバネ力に等しくなるまで、上記最大流量以上の流量を介してタンクTに還流させて、上記差圧を小さくする。したがって、第1制御絞り19の下流側には、上記最大流量である設定流量以下の流量のみが流れることになる。
さらに、前記パラレル通路13であって、リフト用制御弁15に通じる分岐通路23よりも下流側に第2制御絞り24を設けるとともに、上記供給通路11に接続したブリードオフ通路bに第2圧力補償弁25を設けている。この第2圧力補償弁25は、その一方のパイロット室25aを上記第2制御絞り24の上流側に接続し、他方のパイロット室25bを第2制御絞り24の下流側に接続している。しかも、この他方のパイロット室25bには、スプリング26を設けている。このようにした第2圧力補償弁25は、それが開くことによって、上記供給通路11を、タンク通路22を介してタンクTに連通させる。
さらに、上記ブリードオフ通路bであって、第2圧力補償弁25の上流側にパイロット通路27を接続している。そして、このパイロット通路27は、前記した各制御弁15,17,18が図示の中立位置にあるとき、各制御弁15,17,18に設けられた通路を介してタンクTに連通する。しかも、上記各制御弁15,17,18を中立位置以外の位置に少しでも切り換えられたとき、このパイロット通路27はタンクTとの連通が即座に遮断される関係にしている。
そして、このパイロット通路27であって、リフト用制御弁15の上流側に第1オリフィス28を設けている。また、上記第2制御絞り24の下流側と、第2圧力補償弁25の他方のパイロット室25bとを連通させる通路29に第2オリフィス30を設けるとともに、上記第1オリフィス28の下流側でリフト用制御弁15の下流側におけるパイロット通路27を、第2オリフィス30の下流側における通路29に接続している。
なお、図中符号31はポンプ通路1にメインリリーフ弁、32はステアリング系回路5の圧力を制御するリリーフ弁である。
次に、この実施形態の作用を説明する。
今、定吐出量形ポンプPが回転してポンプ通路1に作動流体が供給されると、優先弁2が機能して、一定の制御流量Q1を、常に、ステアリング系回路5に供給し、その制御流量Q1以上の余剰流量Q2を作業機系回路7に分流させる。
上記のように優先弁2から作業機系回路7に分流された作動流体は、供給通路11に供給されるが、各制御弁15,17,18が図示の中立位置にあると、前記したようにパイロット通路27がタンクTに連通するので、第2圧力補償弁25の他方のパイロット室25bには、第1オリフィス28の下流側の圧力すなわちタンク圧が作用することになる。したがって、第2圧力補償弁25における他方のパイロット室25b側の作用力はスプリング26のバネ力だけになる。また、第2圧力補償弁25の一方のパイロット室25aには第1オリフィス28の上流側の圧力が作用することになる。
したがって、第2圧力補償弁25は、第1オリフィス28の上流側の圧力が上記スプリング26のバネ力に打ち勝つことによって、開弁して供給通路11に供給された作動流体を、ブリードオフ通路bからタンクTにブリードオフさせる。そして、ブリードオフ通路bは、前記したようにリフト用制御弁15の上流側に接続しているので、作業機系回路7の最上流から作動流体がブリードオフされることになり、それだけ圧力損失を最少に押さえ、エネルギーロスを少なくできる。
なお、上記の状態で、例えば、チルト用制御弁17およびアタッチメント用制御弁18を中立位置に保持したまま、リフト用制御弁15を、図面左側位置である下げのポジションに切り換えると、リフトシリンダ14はタンクTに連通されて自重で下降するが、供給通路11は中立流路12に連通した状態を保ち、かつ、パイロット通路27もタンクTに連通した状態を保つので、すべての制御弁15,17,18を中立位置に保っている場合と同様に、供給通路11に供給された作動流体は、第2圧力補償弁25を介してブリードオフされる。
さらに、上記の状態からリフト用制御弁15を図面右側位置である上げポジションに切り換えれば、パイロット通路27とタンクTとの連通が即座に遮断される。このようにパイロット通路27が遮断されると、第2圧力補償弁25の他方のパイロット室25bには、第2制御絞り24の下流側の圧力が作用する。ただし、チルト用制御弁17およびアタッチメント用制御弁18を、図示の中立位置に保った状態では、パラレル通路13が閉塞状態を保つので、第2制御絞り24の下流側の圧力は、リフトシリンダ14の上昇時の負荷圧ということになる。
上記のように他方のパイロット室25bにリフトシリンダ14の上昇時の負荷圧が作用するので、第2圧力補償弁25は、一方のパイロット室25aに対する作用力、すなわち供給通路11の圧力による作用力が、上記リフトシリンダ14の上昇時の負荷圧による作用力と、スプリング26のバネ力による作用力とを合計した作用力以上にならない限り開弁しなくなる。言い換えると、リフトシリンダ14を上昇させているときには、第2圧力補償弁25の設定圧が高くなり、リフトシリンダ14の上昇に影響を及ぼさない。
また、上記のようにチルト用制御弁17およびアタッチメント用制御弁18を中立位置に保持したまま、リフト用制御弁15を、図面右側位置である上げのポジションに切り換えたとき、リフト用制御弁15の中立ポートが完全にふさがれるとは限らない。例えば、リフトシリンダ14をインチング制御するときには、リフト用制御弁15の中立流路がかなり大きく開いたままになる。したがって、この場合には、供給通路11に供給された作動流体のほとんどが中立流路12に流出する。
ただし、前記したようにパイロット通路27は、リフト用制御弁15等をわずかに切り換えただけでも、タンクTとの連通を遮断されるので、第2圧力補償弁25は、高圧設定のブリードオフ機能を発揮した状態に保たれる。したがって、リフトシリンダ14の上昇には影響を及ぼさない。
しかし、上記のようにリフトシリンダ14の上昇時にインチング制御をした場合には、供給通路11に供給された作動流体が中立流路に流れ、第1制御絞り19を通過する。このように第1制御絞り19に作動流体が流れれば、第1圧力補償弁20が、前記したようにリフトシリンダ14の負荷圧の変動にかかわらず第1制御絞り19前後の差圧を一定に保つための制御機能を発揮する。したがって、第1圧力補償弁20は、前記した設定流量以上の流量をタンクTに還流させる。言い換えると、第1制御絞り19の下流側には、上記設定流量以下の流量しか流さないので、チルト用制御弁17およびアタッチメント用制御弁18のそれぞれは、上記設定流量を最大流量とした容量に対応できれば足りることになる。
一方、チルト用制御弁17あるいはアタッチメント用制御弁18のいずれかあるいは双方を、図示の中立位置以外に切り換えると、供給通路11に供給された作動流体は、パラレル通路13および上記制御弁17,18を介してチルトシリンダ16あるいはアタッチメント用アクチュエータに供給される。したがって、第2制御絞り24に流れが生じ、その前後に圧力差が発生する。なお、このときには、パイロット通路27とタンクTとの連通が遮断されていること前記したとおりである。
上記のように第2制御絞り24前後に差圧が発生すれば、その上流側の圧力が第2圧力補償弁25の一方のパイロット室25aに作用し、第2制御絞り24の下流側の圧力が他方のパイロット室25bに作用する。
このとき、第2圧力補償弁25は、第2制御絞り24前後の差圧が、スプリング26のバネ力に等しくなるように、その制御機能を発揮するとともに、上記差圧が必要以上に大きくなるときには、余剰流量を、タンク通路22を介してタンクTに還流させる。そして、上記第2制御絞り24前後の差圧の大きさによって、この第2制御絞り24を通過する流量が決められるが、第2制御絞り24を通過できる最大流量は、前記第1圧力補償弁20と同様に、第2制御絞り24の開口径と、第2圧力補償弁25のパイロット室25a,25bの受圧面積と、スプリング26のバネ力とを調整することによって、あらかじめ設定することができる。
したがって、第2制御絞り24に上記最大流量以上の流量が流れようとすると、第2圧力補償弁25は、第1圧力補償弁20と同様に機能する。すなわち、第2制御絞り24を通過する最大流量以上の流量に応じて、第2制御絞り24前後の差圧が大きくなる。このように差圧が大きくなれば、第2圧力補償弁25は、その差圧を上記スプリング26のバネ力に等しくなるまで、上記最大流量以上の流量を介してタンクTに還流させて、上記差圧を小さくする。したがって、第2制御絞り24の下流側には、上記最大流量である設定流量以下の流量のみが流れることになる。
上記のようにして第2圧力補償弁25が機能すれば、チルトシリンダ16あるいはアタッチメント用アクチュエータの負荷圧の変化に影響されずに常に設定流量以下の流量を供給することになる。したがって、チルト用制御弁17およびアタッチメント用制御弁18のいずれも、上記設定流量を最大流量とした容量に対応できれば足りることになる。
いずれにしても、上記した実施形態によれば、リフト用制御弁15の下流側に設けたチルト用制御弁17およびアタッチメント用制御弁18には、設定流量以上の流量が流れないので、それら制御弁17,18は、その設定流量を最大流量とした容量に対応できれば足りることになり、その分、それら制御弁17,18を小型化できる。
さらに、各制御弁15,17,18を中立位置に保っているとき、最上流のリフト用制御弁15のさらに上流側から、ポンプ吐出量をブリードオフできるので、ブリードオフ時の圧力損失を最小限に抑えることができる。また、第2圧力補償弁25は、ブリードオフ弁としても機能させられるので、ひとつの圧力補償弁を多機能弁として使用でき、その分、コストダウンにつながることになる。
なお、上記実施形態では、チルト用制御弁17とアタッチメント用制御弁18とを、パラレル通路13を介して接続したが、これら両制御弁17,18をタンデムに接続してもよいこと当然である。
この発明の実施形態を示す回路図である。
符号の説明
P 定吐出量形ポンプ
7 作業機系回路
11 供給通路
12 中立流路
13 パラレル通路
14 リフトシリンダ
15 リフト用制御弁
16 チルトシリンダ
17 チルト用制御弁
19 第1制御絞り
20 第1圧力補償弁
T タンク
23 分岐通路
24 第2制御絞り
25 第2圧力補償弁
26 スプリング
b ブリードオフ通路
27 パイロット通路
28 第1オリフィス
30 第2オリフィス

Claims (2)

  1. 定吐出量形ポンプと、この定吐出量形ポンプに接続した供給通路と、この供給通路に接続した作業機系回路とを備え、この作業機系回路には、リフトシリンダを制御するリフト用制御弁と、このリフト用制御弁の下流側にあってチルトシリンダを制御するチルト用制御弁とを接続し、これらリフト用制御弁およびチルト用制御弁が中立位置にあるとき、定吐出量形ポンプからの吐出流体は、上記両制御弁およびそれら制御弁を接続する中立流路を経由してタンクに導かれ、上流側のリフト用制御弁を中立位置以外の位置に切り換えたとき、定吐出量形ポンプからの吐出流体がパラレル通路を介してリフト用制御弁およびチルト用制御弁に供給される構成にしたフォークリフト用制御回路において、上記リフト用制御弁とチルト用制御弁との間における上記中立流路に第1制御絞りを設けるとともに、この第1制御絞り前後の差圧を一定に保って設定流量以上の流量をタンクに戻す第1圧力補償弁を設ける一方、上記パラレル通路であって、リフト用制御弁に通じる分岐通路よりも下流側に第2制御絞りを設け、この第2制御絞り前後の差圧を一定に保って設定流量以上の流量をタンクに戻す第2圧力補償弁を設けたフォークリフト用制御回路。
  2. 最上流のリフト用制御弁よりも上流側における供給通路にブリードオフ通路を接続し、このブリードオフ通路に上記第2圧力補償弁を設けるとともに、上記ブリードオフ通路であって上記第2圧力補償弁よりも上流側を、中立位置にあるリフト用制御弁およびチルト用制御弁を介してタンクに連通するパイロット通路に第1オリフィスを介して接続する一方、上記第2圧力補償弁は、その一方のパイロット室を上記供給通路側に接続し、他方のパイロット室にはスプリングを設けるとともに、このスプリングを設けた他方のパイロット室を、上記第1オリフィスの下流側に接続し、かつ、第2制御絞りの下流側と第2オリフィスを介して連通させた請求項1記載のフォークリフト用制御回路。
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