JP4895595B2 - フォークリフト用制御回路 - Google Patents
フォークリフト用制御回路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4895595B2 JP4895595B2 JP2005355424A JP2005355424A JP4895595B2 JP 4895595 B2 JP4895595 B2 JP 4895595B2 JP 2005355424 A JP2005355424 A JP 2005355424A JP 2005355424 A JP2005355424 A JP 2005355424A JP 4895595 B2 JP4895595 B2 JP 4895595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control valve
- flow rate
- control
- passage
- throttle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
そこで、装置を小型化するために、リフトシリンダ以外の、容量の小さなアクチュエータ用の制御弁を、スプール径の小さな制御弁にして、装置全体を小型化することが考えられる。
そして、上記各制御弁15,17,18のそれぞれは、それらが図示の中立位置にあるとき、余剰流ポート6から流出した作動流体を、中立流路12を介してタンクTに還流させる。
上記第1流量制御弁20は、その一方のパイロット室20aを上記第1制御絞り19の上流側に接続し、他方のパイロット室20bを第1制御絞り19の下流側に接続するとともに、他方のパイロット室20bには、スプリング21を設けている。このようにした第1流量制御弁20は、それが開くことによって、上記中立流路12を、タンク通路22を介してタンクTに連通させる。
そして、上記第1制御絞り19は、チルト用制御弁17およびアタッチメント用制御弁18が中立時に、これらの制御弁17,18へ流す流量を制御するものである。
そして、第2流量制御弁25のスプリング26のバネ力を、上記第1流量制御弁20のスプリング21のバネ力よりも弱く設定している。つまり、第2流量制御弁の方が低い圧力で開くようにしている。そのため、第1流量制御弁20のパイロット室20aと、第2流量制御弁25のパイロット室25aとに同圧が作用した場合には、第2流量制御弁25の方が開くことになる。
なお、図中符号31はポンプ通路1に接続したメインリリーフ弁、32はステアリング系回路5の圧力を制御するリリーフ弁である。
今、定吐出量形ポンプPが回転してポンプ通路1に作動流体が供給されると、優先弁2が機能して、一定の制御流量Q1を、常に、ステアリング系回路5に供給し、その制御流量Q1以上の余剰流量Q2を作業機系回路7に分流させる。
なお、このときには、パイロット通路27が閉じられることは、前記したとおりである。
また、この状態では、ブリードオフ通路bから第2制御絞り24の下流側へつながるパイロット分岐路29に流れが発生するため、このパイロット通路における第2オリフィス30の上流側圧力が、第2制御絞り24の下流側圧力よりも高くなる。その高い圧力が、他方のパイロット室25bに作用する。つまり、パラレル通路13へ作動流体を供給する際には、第2流量制御弁25の設定圧が、スプリング26のバネ力のみの場合よりも高くなる。この高い設定圧に基づいて第2流量制御弁25は、ブリードオフ弁として機能し、第2制御絞り24を介して必要流量をチルト用制御弁17やアタッチメント用制御弁18へ供給することができる。
従って、第2制御絞り24に上記最大流量以上の流量が流れようとすると、第2流量制御弁25は、第1流量制御弁20と同様に機能して、第2制御絞り24の下流側には、上記最大流量である設定流量以下の流量のみが流れるようにしている。
また、チルト用制御弁17や、アタッチメント用制御弁18を、動作位置に切り換えたときには、各制御弁における必要最大流量を、第1制御オリフィス24と第2流量制御弁25とによって、パラレル通路13へ供給するようにし、必要最大流量を超える流量を供給しないようにしている。その結果、チルト用制御弁17およびアタッチメント用制御弁18のスプール径を、流体力の影響を気にしないで小さくできるというものである。
しかし、実際には、チルトシリンダとアタッチメント用アクチュータとの必要流量が同じとは限らない。必要流量が異なる場合には、大きい方の必要流量に合わせて、上記最大流量の設定値を決めることになる。そのため、必要以上の流量を供給することになって、エネルギーロスが発生したり、さらなる小型化を阻むことになったりすることもある。
なお、上記第2アクチュエータ用制御弁は、上記パラレル通路に接続するとともに、第3アクチュエータ用制御弁よりも上流側に設ければ、複数でもかまわない。
第2、第3アクチュエータ用制御弁への設定流量を、個々の制御弁の必要量に設定し、余分の流量を供給しないようにすれば、第2、第3アクチュエータ用制御弁のスプール径を、必要容量に応じて小さくしても流体力の発生による悪影響が起こらない。従って、装置が、必要以上に大型化することがない。
図1のフォークリフト用制御回路は、図2に示す従来の制御回路の、パラレル通路13を、チルト用制御弁17のみに接続し、アタッチメント用制御弁18には、パラレル通路13を接続しないで、その代わりに分岐路33を介して中立通路12を接続している。この分岐路33は、アタッチメント用制御弁18が、図示の中立位置から切り換わったときに、図示していないアタッチメント用アクチュエータに連通する通路である。
その他の構成要素は、図2に示す従来の制御回路と同様であり、これら、同様の構成要素には、図2で用いたものと同じ符号を用いている。
そして、上記各制御弁15,17,18のそれぞれは、それらが図示の中立位置にあるとき、余剰流ポート6から流出した作動流体を、中立流路12を介してタンクTに還流させる。
なお、この実施形態においては、リフトシリンダ15が、この発明の第1アクチュエータ用制御弁であり、チルト用制御弁17が、この発明の第2アクチュエータ用制御弁である。また、アタッチメント用制御弁18が、この発明の第3アクチュエータ用制御弁である。
そのため、この第1制御絞り19を通過可能な流量として、アタッチメント用制御弁18が、切り換わったときに必要な流量を設定流量とし、これが、この発明の第1設定流量である。
なお、第1制御絞り19を通過できる最大流量は、第1制御絞り19の開口径と、第1流量制御弁20のパイロット室20a,20bの受圧面積と、スプリング21のバネ力とを任意に設定することで、調整することができる。
そして、第2流量制御弁25のスプリング26のバネ力を、上記第1流量制御弁20のスプリング21のバネ力よりも弱く設定している。つまり、第2流量制御弁の方が低い圧力で開くようにしている。そのため、第1流量制御弁20のパイロット室20aと、第2流量制御弁25のパイロット室25aとに同圧が作用した場合には、第2流量制御弁25の方が開くことになる。
なお、図中符号31はポンプ通路1に接続したメインリリーフ弁、32はステアリング系回路5の圧力を制御するリリーフ弁である。
今、定吐出量形ポンプPが回転してポンプ通路1に作動流体が供給されると、優先弁2が機能して、一定の制御流量Q1を、常に、ステアリング系回路5に供給し、その制御流量Q1以上の余剰流量Q2を作業機系回路7に分流させる。
なお、このときには、パイロットロット通路27が閉じられることは、前記したとおりである。
従って、第2制御絞り24に上記最大流量以上の流量が流れようとすると、第2流量制御弁25は、第1流量制御弁20と同様に機能して、第2制御絞り24の下流側には、上記最大流量である設定流量以下の流量のみが流れるようにしている。
上記のようにして第2流量制御弁25が機能すれば、パラレル通路13には、常に、この発明の第2設定流量以下の流量を供給することになる。
また、この発明の第2アクチュエータ用制御弁であるチルト用制御弁17を、動作位置に切り換えたときには、制御弁17における必要最大流量を第2設定流量として、第2制御絞り24と第2流量制御弁25とによって、パラレル通路13へ供給するようにしている。
7 作業機系回路
11 供給通路
12 中立流路
13 パラレル通路
14 リフトシリンダ
15 リフト用制御弁
16 チルトシリンダ
17 チルト用制御弁
18 アタッチメント用制御弁
19 第1制御絞り
20 第1流量制御弁
T タンク
23 分岐通路
24 第2制御絞り
25 第2流量制御弁
27 パイロット通路
Claims (1)
- 定吐出量形ポンプと、この定吐出量形ポンプに接続した供給通路と、この供給通路に接続した作業機系回路とを備え、この作業機系回路には、上記定吐出量形ポンプを基準にして最上流側に設けた第1アクチュエータ用制御弁と、この第1アクチュエータ用制御弁にパラレル通路を介してパラレルに接続した第2アクチュエータ用制御弁と、他のアクチュエータ用制御弁が中立位置の時に、中立流路を介して上記第1アクチュエータ用制御弁とタンデムに接続する最下流の第3アクチュエータ用制御弁と、上記パラレル通路から分岐して第1アクチュエータ用制御弁を介して第1アクチュエータへ連通する分岐路と、上記第1アクチュエータ用制御弁と第2アクチュエータ用制御弁との間における上記中立流路に設けた第1制御絞りと、この第1制御絞り前後の差圧を一定に保って第1設定流量を超えた分の流量をタンクに戻す第1流量制御弁と、上記パラレル通路であって、第1アクチュエータ用制御弁に通じる分岐通路よりも下流側に設けた第2制御絞りと、この第2制御絞り前後の差圧を一定に保って第2設定流量を超えた分の流量をタンクに戻す第2流量制御弁とを備え、上記第1制御絞り下流側の中立通路には、上記第1設定流量以内の流量のみを供給し、上記第2制御絞り下流側のパラレル通路には、上記第2設定流量以内の流量のみを供給する構成にし、上記第1制御絞りを通過する第1設定流量を、第3アクチュエータ用制御弁の最大必要流量とし、上記第2制御絞りを通過する第2設定流量を、第2アクチュエータ用制御弁の最大必要流量としたフォークリフト用制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005355424A JP4895595B2 (ja) | 2005-12-08 | 2005-12-08 | フォークリフト用制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005355424A JP4895595B2 (ja) | 2005-12-08 | 2005-12-08 | フォークリフト用制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007153610A JP2007153610A (ja) | 2007-06-21 |
JP4895595B2 true JP4895595B2 (ja) | 2012-03-14 |
Family
ID=38238444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005355424A Expired - Fee Related JP4895595B2 (ja) | 2005-12-08 | 2005-12-08 | フォークリフト用制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4895595B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4907974B2 (ja) * | 2005-12-08 | 2012-04-04 | カヤバ工業株式会社 | 産業機械用制御装置 |
JP7084726B2 (ja) * | 2018-01-12 | 2022-06-15 | Kyb株式会社 | 流体圧制御装置 |
CN113307188A (zh) * | 2021-05-24 | 2021-08-27 | 安徽好运机械有限公司 | 一种货叉可实现多方位侧移调距的叉车 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3772037B2 (ja) * | 1999-03-09 | 2006-05-10 | カヤバ工業株式会社 | 油圧制御装置 |
JP2002114498A (ja) * | 2000-10-11 | 2002-04-16 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧制御装置 |
-
2005
- 2005-12-08 JP JP2005355424A patent/JP4895595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007153610A (ja) | 2007-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2017094454A1 (ja) | 圧力補償ユニット | |
JP4895595B2 (ja) | フォークリフト用制御回路 | |
JP2007506048A (ja) | 容積均等化をともなう液圧式制御・調整システム | |
EP1333182A1 (en) | Hydraulic controller | |
JPS595165B2 (ja) | 液圧制御装置 | |
JP2004019873A (ja) | 油圧制御装置および該油圧制御装置を備えた産業車両 | |
JP4907098B2 (ja) | フォークリフト用制御回路 | |
JP4907974B2 (ja) | 産業機械用制御装置 | |
JP3708711B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JP4778721B2 (ja) | フォークリフト用制御回路 | |
JP4859786B2 (ja) | 制御装置 | |
JP3703268B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JP4859432B2 (ja) | フォークリフト用制御回路 | |
JP4703419B2 (ja) | 油圧アクチュエータ用制御回路 | |
JP2000309953A (ja) | 作業車両用制御装置 | |
JP4271105B2 (ja) | 産業機械用制御回路 | |
JP7418278B2 (ja) | 油圧制御回路 | |
JP3981671B2 (ja) | 油圧制御装置 | |
JP4279745B2 (ja) | 産業機械用制御回路 | |
JP4649060B2 (ja) | 産業用車両の油圧制御装置 | |
JP2002317801A (ja) | 油圧差動装置 | |
JP4601377B2 (ja) | 産業機械用ネガティブ制御回路 | |
JP4090429B2 (ja) | 油圧制御回路 | |
JP4279734B2 (ja) | 産業機械用制御回路 | |
JP4083962B2 (ja) | 油圧制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080912 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111129 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111220 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4895595 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |