JP2000309953A - 作業車両用制御装置 - Google Patents

作業車両用制御装置

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JP2000309953A JP11207011A JP20701199A JP2000309953A JP 2000309953 A JP2000309953 A JP 2000309953A JP 11207011 A JP11207011 A JP 11207011A JP 20701199 A JP20701199 A JP 20701199A JP 2000309953 A JP2000309953 A JP 2000309953A
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久人 内藤
Toshiro Nozawa
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    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業状態から走行状態に移るときに、ブーム
シリンダの動きの与える影響を小さくすることができ、
しかも、開閉弁を切換えるためのパイロット圧を、パイ
ロット供給源を別に設けなくても確保することのできる
作業車両用制御装置を提供すること。 【解決手段】 コントロール回路側の圧力をアキュムレ
ータ3に導く分岐通路14と、この分岐通路14に設け
るとともに、コントロール回路側の圧力を設定圧力まで
減圧する減圧弁11と、この減圧弁11の下流側とアキ
ュムレータ3との接続間に配置し、アキュムレータ3側
からの作動油の逆流を防止するチェック弁13とを設け
る一方、切換手段は、アキュムレータ3の圧力を利用し
て、開閉弁2を切換える構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホイールローダ
等の作業車両に用いられる作業車両用制御装置に係り、
アキュムレータを利用して、車両走行時の振動を抑制す
る構成にした作業車両用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ホイールローダ等の作業車両では、バケ
ットに物を積み込んだ状態で走行することも多い。とこ
ろが、バケットに物を積み込んだ状態では、その全体の
質量が大きくなるため、車両走行時の振動が、車両全体
に対して大きく影響することとなる。かかる問題を解決
するものとして、例えば、特開平5−209422号公
報に記載された作業車両用制御装置がある。この従来例
の作業車両用制御装置について、図6に基づいて説明す
る。
【0003】この従来例の作業車両用制御装置では、詳
しくは後述するが、車両が走行状態にあるとき、ブーム
シリンダ1をアキュムレータ3に連通するようにしてい
る。したがって、車両走行時の振動をアキュムレータ3
で吸収することができ、その振動が、ブームシリンダ1
に連係する車両全体に伝達されるのを防ぐことができ
る。ただし、バケットに積み込みを行なう作業状態にあ
るときに、ブームシリンダ1がアキュムレータ3に連通
していると、ブームシリンダ1に発生する力までもがア
キュムレータ3に吸収されてしまう。そこで、作業状態
にあるときは、ブームシリンダ1をアキュムレータ3か
ら遮断して、積載性能が低下するのを防止している。
【0004】以下、詳細に説明すれば、ブームシリンダ
1のロッド側圧力室1aとボトム側圧力室1bとを、具
体的に図示しないコントロール弁Cに接続している。そ
して、このコントロール弁Cを切換えることで、ブーム
シリンダ1を伸縮させる構成となっている。上記ブーム
シリンダ1のロッド側圧力室1aを、開閉弁2を介して
タンクに接続し、また、ボトム側圧力室1bを、同じ開
閉弁2を介してアキュムレータ3に接続している。この
開閉弁2は、図6に示すように、スプリング4によって
保たれる開位置で、ブームシリンダ1のロッド側圧力室
1aをタンクに連通し、かつ、ボトム側圧力室1bをア
キュムレータ3に連通する。そして、パイロット室2a
に後述するパイロット圧が導かれると、スプリング4に
抗して閉位置に切換わって、両室1a、1bをタンク及
びアキュムレータ3からそれぞれ遮断する。
【0005】上記開閉弁2のパイロット室2aの圧力
を、パイロット弁5によって制御している。パイロット
弁5が、図6に示すように、スプリング6によって保た
れるノーマル位置にあれば、上記開閉弁2のパイロット
室2aには、パイロット供給源7からパイロット圧が導
かれる。したがって、開閉弁2を、スプリング4に抗し
て閉位置に切換えることができる。それに対して、電磁
ソレノイド8を励磁状態にすると、パイロット弁5が切
換わって、上記開閉弁2のパイロット室2aをタンクに
連通する。したがって、開閉弁2を、スプリング4によ
って開位置に保つことができる。
【0006】ここで、コントローラ9は、車速センサ1
0で検出される車速に基づいて、上記パイロット弁5の
電磁ソレノイド8を、励磁状態にしたり、非励磁状態に
したりする。すなわち、バケットに積み込みを行なって
いる作業状態では、一般的に、車両はゆっくりと走行す
ると考えられる。そこで、車両が設定車速以下で走行し
ているとき、コントローラ9は、電磁ソレノイド8を非
励磁状態にするようにしている。電磁ソレノイド8が非
励磁状態にあれば、既に述べたように、パイロット弁5
がノーマル位置にあり、開閉弁2のパイロット室2aに
パイロット圧が導かれる。そして、パイロット室2aに
パイロット圧が導かれると、開閉弁2はスプリング4に
抗して閉位置に切換わって、ブームシリンダ1のロッド
側圧力室1aをタンクから遮断し、かつ、ボトム側圧力
室1bをアキュムレータ3から遮断することになる。し
たがって、ブームシリンダ1で発生する力がアキュムレ
ータ3に吸収されることがなく、積載性能が低下するの
を防止することができる。
【0007】一方、バケットに物を積み込んで車両が走
行する走行状態では、ある程度の車速が発生していると
考えられる。そこで、車両が設定車速を超えて走行して
いるとき、コントローラ9は、電磁ソレノイド8を励磁
状態にするようにしている。電磁ソレノイド8が励磁状
態にあれば、既に述べたように、パイロット弁5が切換
わって、開閉弁2のパイロット室2aをタンクに連通す
る。そして、パイロット室2aがタンクに連通すると、
開閉弁2はスプリング4によって開位置に切換わって、
ブームシリンダ1のロッド側圧力室1aをタンクに連通
し、かつ、ボトム側圧力室1bをアキュムレータ3に連
通することになる。したがって、車両走行時の振動をア
キュムレータ3で吸収することができ、その振動が、ブ
ームシリンダ1に連係する車両全体に伝達されるのを防
ぐことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
作業車両用制御装置では、ブームシリンダ1とアキュム
レータ3とを遮断する作業状態から、ブームシリンダ1
をアキュムレータ3に連通する走行状態に移るときに、
ブームシリンダ1側の負荷圧とアキュムレータ3側の圧
力との差によって、ブームシリンダ1の動きに影響を与
えてしまうことがある。すなわち、ブームシリンダ1を
アキュムレータ3から遮断している作業状態では、アキ
ュムレータ3の圧力は、その作業状態前の走行状態にお
けるブームシリンダ1のボトム側圧力室1bの負荷圧に
保たれている。
【0009】一方、ブームシリンダ1をアキュムレータ
3から遮断している作業状態では、その作業状況に応じ
て、ブームシリンダ1のボトム側圧力室1bの負荷圧が
大きく変化する。そのため、作業状況によっては、ブー
ムシリンダ1のボトム側圧力室1bの負荷圧が、アキュ
ムレータ3の圧力に比べて著しく高くなってしまうこと
もある。この場合に、作業状態から走行状態に移ろうと
して、開閉弁2を開位置に切換えると、その圧力差のた
めに、ボトム側圧力室1b側からアキュムレータ3側へ
と作動油が流れ込んでしまい、ブームシリンダ1が落ち
込んでショックが発生することがある。
【0010】また、上記従来例の作業車両用制御装置で
は、開閉弁2を切換えるためのパイロット圧を確保する
のに、パイロット供給源7を別に設けている。そのた
め、コストがかかるとともに、装置全体が大型化してし
まう。この発明の目的は、ブームシリンダとアキュムレ
ータとを遮断している作業状態から、ブームシリンダを
アキュムレータに連通する走行状態に移るときに、ブー
ムシリンダの動きに与える影響を小さくすることがで
き、しかも、作業・走行状態を選択する開閉弁を切換え
るためのパイロット圧を、パイロット供給源を別に設け
なくても確保することのできる作業車両用制御装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、シリンダ
と、ポンプと、このポンプの吐出油を制御して、シリン
ダを作動させるコントロール弁を有するコントロール回
路と、シリンダに接続したアキュムレータと、開位置で
シリンダをアキュムレータに連通し、閉位置でシリンダ
をアキュムレータから遮断する開閉弁と、開閉弁を切り
換える切換手段とを備えた作業車両用制御装置を前提に
する。第1の発明は、上記装置を前提にしつつ、コント
ロール回路側の圧力をアキュムレータに導く分岐通路
と、この分岐通路に設けるとともに、コントロール回路
側の圧力を設定圧力まで減圧する減圧弁と、この減圧弁
の下流側と上記アキュムレータとの接続間に配置し、ア
キュムレータ側からの作動油の逆流を防止するチェック
弁とを設ける一方、上記切換手段は、アキュムレータの
圧力を利用して、開閉弁を切換える構成にしたことを特
徴とする。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、開閉
弁は、シリンダの圧力室のうち負荷圧が発生する圧力室
をアキュムレータに連通し、かつ、他方の圧力室をタン
クに連通する開位置と、シリンダの圧力室のうち負荷圧
が発生する圧力室をアキュムレータから遮断し、かつ、
他方の圧力室をタンクから遮断する閉位置とを有する一
方、開閉弁の一方のパイロット室にアキュムレータの圧
力を導き、また、スプリングを設けた他方のパイロット
室に、切換手段によってアキュムレータの圧力を導いた
りタンクに連通させたりする構成とし、他方のパイロッ
ト室にアキュムレータの圧力を導いたときは、スプリン
グによって開閉弁が閉位置を保ち、他方のパイロット室
をタンクに連通したとき、開閉弁が開位置に切換わる構
成にしたことを特徴とする。
【0013】第3の発明は、第1、2の発明において、
分岐通路には、コントロール回路側の圧力のうち、シリ
ンダ用のコントロール弁を切換えたときに変化する圧力
を導く構成にしたことを特徴とする。第4の発明は、上
記第2、3の発明において、開閉弁の他方のパイロット
室とタンクとを連通する通路に、絞りと流量制御弁とを
設け、上記流量制御弁は、絞り前後の差圧を一定に保っ
て、開閉弁の他方のパイロット室からタンクに排出され
る流量を一定に保つ構成にしたことを特徴とする。
【0014】第5の発明は、上記第1〜4の発明におい
て、分岐通路にチャージ切換弁を設けるとともに、この
チャージ切換弁は、開閉弁が閉位置にあるときに開い
て、コントロール回路と減圧弁とを連通し、開閉弁が開
位置にあるときに閉じて、コントロール回路と減圧弁と
の連通を遮断する構成にしたことを特徴とする。第6の
発明は、第1〜5の発明において、切換手段は、車速に
応じて開閉弁を切換える構成にしたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の作業車両用制
御装置の第1実施例を示す。以下では、上記従来例の作
業車両用制御装置との相違点を中心に説明するととも
に、同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な
説明は省略する。ブームシリンダ1のロッド側圧力室1
aとボトム側圧力室1bとを、ブームシリンダ1用のコ
ントロール弁Cに接続している。そして、このコント
ロール弁Cを切換えることで、ポンプPの吐出油を制
御し、ロッド側圧力室1aに導いたり、ボトム側圧力室
1bに導いたりして、ブームシリンダ1を伸縮させるよ
うにしている。また、このコントロール弁Cの上流側
には、バケット15用のコントロール弁Cをタンデム
接続している。
【0016】上記ブームシリンダ1のロッド側圧力室1
aを、開閉弁2を介してタンクに接続し、また、ボトム
側圧力室1bを、同じ開閉弁2を介してアキュムレータ
3に接続している。この開閉弁2の一方のパイロット室
2aには、アキュムレータ3の圧力を導いている。ま
た、スプリング4を設けた他方のパイロット室2bに
は、パイロット弁5を介して、アキュムレータ3の圧力
を導いたり、タンクに連通させたりしている。
【0017】上記パイロット弁5が、図1に示すよう
に、スプリング6によって保たれるノーマル位置にあれ
ば、上記開閉弁2の他方のパイロット室2bにはアキュ
ムレータ3の圧力が導かれる。この状態では、両パイロ
ット室2a、2bに同じアキュムレータ3の圧力が導か
れるので、このアキュムレータ3の圧力の大きさに関係
なく、開閉弁2はスプリング4によって閉位置を保つ。
そして、この閉位置では、ブームシリンダ1のロッド側
圧力室1aをタンクから遮断し、かつ、ボトム側圧力室
1bをアキュムレータ3から遮断する。
【0018】それに対して、電磁ソレノイド8を励磁状
態にすると、パイロット弁5が切換わって、上記開閉弁
2の他方のパイロット室2bがタンクに連通する。この
状態では、一方のパイロット室2aに導かれるアキュム
レータ3の圧力作用によって、開閉弁2はスプリング4
に抗して開位置に切換わる。そして、この開位置では、
ブームシリンダ1のロッド側圧力室1aをタンクに連通
し、かつ、ボトム側圧力室1bをアキュムレータ3に連
通する。なお、開閉弁2が開位置にあるとき、この開閉
弁2の一方のパイロット室2aには、ブームシリンダ1
のボトム側圧力室1bの負荷圧が導かれている。一方、
ブームシリンダ1のボトム側圧力室1bの負荷圧変動範
囲は、経験的におおよそ予想される。したがって、スプ
リング4の弾性力としては、ブームシリンダ1のボトム
側圧力室1bが、予想される最低負荷圧となったときで
も、開閉弁2が開位置を保つように設定しておけばよ
い。
【0019】このようにした作業車両用制御装置でも、
コントローラ9は、車速センサ10で検出される車速に
基づいて、上記パイロット弁5の電磁ソレノイド8を、
励磁状態にしたり、非励磁状態にしたりする。すなわ
ち、車両が設定車速以下で走行しているとき、作業状態
とみなして、コントローラ9は、電磁ソレノイド8を非
励磁状態にする。電磁ソレノイド8が非励磁状態にあれ
ば、既に述べたように、パイロット弁5がノーマル位置
にあり、開閉弁2の他方のパイロット室2bにアキュム
レータ3の圧力が導かれる。そして、他方のパイロット
室2bにアキュムレータ3の圧力が導かれると、開閉弁
2はスプリング4によって閉位置にあり、ブームシリン
ダ1のロッド側圧力室1aをタンクから遮断し、かつ、
ボトム側圧力室1bをアキュムレータ3から遮断するこ
とになる。したがって、ブームシリンダ1で発生する力
がアキュムレータ3に吸収されることがなく、積載性能
が低下するのを防止することができる。
【0020】一方、車両が設定車速を超えて走行してい
るとき、走行状態とみなして、コントローラ9は、電磁
ソレノイド8を励磁状態にする。電磁ソレノイド8が励
磁状態にあれば、既に述べたように、パイロット弁5が
切換わって、開閉弁2の他方のパイロット室2bをタン
クに連通する。そして、他方のパイロット室2bがタン
クに連通すると、開閉弁2はスプリング4に抗して開位
置に切換わり、ブームシリンダ1のロッド側圧力室1a
をタンクに連通し、かつ、ボトム側圧力室1bをアキュ
ムレータ3に連通することになる。したがって、車両走
行時の振動をアキュムレータ3で吸収することができ、
その振動が、ブームシリンダ1に連係する車両全体に伝
達されるのを防ぐことができる。なお、上記パイロット
弁5、電磁ソレノイド8、コントローラ9、および車速
センサ10でこの発明の切換手段を構成している。
【0021】ここで、図1に示すように、上記コントロ
ール弁C、Cの上流側を、分岐通路14を介して上
記アキュムレータ3側に接続している。そして、この分
岐通路14には、減圧弁11を設けている。この減圧弁
11の一方のパイロット室11aには、減圧弁11の下
流側の圧力を導いている。また、スプリング12を設け
た他方のパイロット室11bを、タンクに連通させてい
る。このようにした減圧弁11は、分岐通路14に導か
れるポンプPの吐出圧が所定圧より高くなったときに、
その圧力を減圧して、下流側の圧力をスプリング12に
よって定められる設定圧力Pに保つことになる。さら
に、この減圧弁11の下流側には、アキュムレータ3側
からの作動油の逆流を防止するチェック弁13を配置し
ている。
【0022】次に、この第1実施例の作業車両用制御装
置の作用を説明する。ブームシリンダ1をアキュムレー
タ3に連通する走行状態では、アキュムレータ3の圧力
は、ブームシリンダ1のボトム側圧力室1bの負荷圧と
同じになっている。したがって、この走行状態から、ブ
ームシリンダ1をアキュムレータ3から遮断する作業状
態に移ると、アキュムレータ3の圧力は、上記走行状態
におけるブームシリンダ1のボトム側圧力室1bの負荷
圧に保たれることとなる。
【0023】この作業状態で、コントロール弁C1、あ
るいは、コントロール弁Cを切換えると、分岐通路1
4に導かれるポンプPの吐出圧が上昇する。そして、ポ
ンプPの吐出圧が所定圧を超えれば、減圧弁11が機能
して、その下流側の圧力を設定圧力Pに保つことにな
る。ここで、このときのアキュムレータ3の圧力が、減
圧弁11下流側の設定圧力Pよりも高ければ、アキュ
ムレータ3はそのままの圧力を維持するが、このときの
アキュムレータ3の圧力が、減圧弁11下流側の設定圧
力Pよりも低ければ、チェック弁13を開いて、この
設定圧力Pがアキュムレータ3に畜圧されることにな
る。
【0024】つまり、作業状態において、アキュムレー
タ3の圧力を、最低でも減圧弁11下流の設定圧力P
に維持することができる。そして、アキュムレータ3の
最低圧力を補償できれば、ブームシリンダ1のボトム側
圧力室1bの負荷圧が変化したとしても、相対的にみ
て、その負荷圧が、アキュムレータ3の圧力に比べて著
しく高くなるようなこともない。したがって、作業状態
から走行状態に移ろうとして、開閉弁2を開位置に切換
えたとき、ボトム側圧力室1b側からアキュムレータ3
側へと作動油が大量に流れ込むことがなく、ブームシリ
ンダ1が落ち込むのを防止して、ショックが発生するの
を防ぐことができる。
【0025】なお、減圧弁11の設定圧力Pは、機種
等に応じて経験的に決めておけばよい。すなわち、ブー
ムシリンダ1のボトム側圧力室1bの負荷圧変動範囲
は、経験的におおおよそ予想されるので、減圧弁11の
設定圧力Pを、その負荷圧変動範囲の中間値程度に決
めておけばよい。このように減圧弁11の設定圧力P
を負荷圧変動範囲の中間値程度に決めておけば、ブーム
シリンダ1のボトム側圧力室1bの負荷圧と、アキュム
レータ3の圧力とに大きな差が生じるのを避けることが
できる。また、上記第1実施例では、アキュムレータ3
の圧力をパイロット圧として利用するので、パイロット
供給源7を別に設ける必要がなくなり、コストダウンを
図るとともに、装置全体を小型化することができる。
【0026】図2に示す第2実施例では、上記第1実施
例とは異なり、減圧弁11を設けた分岐通路14を、ブ
ームシリンダ1用のコントロール弁Cの上流側に接続
している。以下では、この第2実施例の作業車両用制御
装置の作用を、上記第1実施例との相違点とともに説明
する。車両が長時間走行するようなときには、コントロ
ール弁C、Cの内部リーク等によって、ブームシリ
ンダ1やバケット15の圧力が徐々に低くなり、これら
ブームシリンダ1やバケット15が下がってくることが
ある。したがって、ブームシリンダ1をアキュムレータ
3に連通する走行状態においても、ブームシリンダ1や
バケット15が下がらないように、コントロール弁
、Cを切換えて、ブームシリンダ1やバケット1
5を操作することがある。
【0027】かかる状況において、上記第1実施例で
は、バケット15用のコントロール弁Cのみを切換え
たときでも、分岐通路14の圧力が上昇して、減圧弁1
1の下流側の圧力が設定圧力Pに保たれることにな
る。そのため、ブームシリンダ1のボトム側圧力室1b
の圧力が設定圧力Pより低いときには、チェック弁1
3を開いて、この設定圧力Pがボトム側圧力室1bの
導かれ、ブームシリンダ1を上昇させてしまうことにな
る。つまり、第1実施例では、走行中にバケット15用
のコントロール弁Cを切換えたときに、ブームシリン
ダ1までもが作動してしまうといった不都合が生じるこ
とになる。
【0028】一方、この第2実施例では、バケット15
用のコントロール弁Cの下流側に分岐通路14を接続
したので、このコントロール弁Cを切換えただけで
は、分岐通路14の圧力は上昇しない。したがって、減
圧弁11は機能せず、アキュムレータ3の圧力は、ブー
ムシリンダ1のボトム側圧力室1bの負荷圧と同じにな
ったままである。つまり、第2実施例では、走行中にバ
ケット15用のコントロール弁Cを切換えたときに、
ブームシリンダ1までもが作動してしまうといった不都
合は生じない。
【0029】図3に示す第3実施例は、コントロール弁
、Cからなるコントロール回路を、上記第1、2
実施例のようにタンデム回路ではなく、パラレル回路に
したものである。つまり、コントロール弁Cの供給ポ
ート16と、コントロール弁Cの供給ポート17と
を、パラレルフィーダ18で接続している。そして、こ
の第3実施例では、減圧弁11を設けた分岐通路14
を、コントロール弁Cの下流側に接続している。した
がって、この分岐通路14には、ブームシリンダ1のボ
トム側圧力室1bの負荷圧が導かれることになる。
【0030】このようにした第3実施例でも、ブームシ
リンダ1をアキュムレータ3から遮断する作業状態で、
コントロール弁Cを切換えてブームシリンダ1を作動
させたとき、分岐通路14に導かれるボトム側圧力室1
bの負荷圧が所定圧を超えれば、減圧弁11が機能し
て、その下流側の圧力が設定圧力Pに保たれる。つま
り、この作業状態において、アキュムレータ3の圧力
を、最低でも減圧弁11下流の設定圧力Pに維持する
ことができる。そして、アキュムレータ3の最低圧力を
補償できれば、ブームシリンダ1のボトム側圧力室1b
の負荷圧が変化したとしても、相対的にみて、その負荷
圧が、アキュムレータ3の圧力に比べて著しく高くなる
ようなこともない。
【0031】したがって、作業状態から走行状態に移ろ
うとして、開閉弁2を開位置に切換えたとき、ボトム側
圧力室1b側からアキュムレータ3側へと作動油が大量
に流れ込むことがなく、ブームシリンダ1が落ち込むの
を防止して、ショックが発生するのを防ぐことができ
る。また、上記第2実施例と同じく、ブームシリンダ1
をアキュムレータ3に連通する走行状態において、バケ
ット15用のコントロール弁Cを切換えただけでは、
分岐通路14の圧力は上昇しない。したがって、走行中
にバケット15用のコントロール弁Cを切換えたとき
に、ブームシリンダ1までもが作動してしまうといった
不都合は生じない。
【0032】図4に示した第4実施例は、前記第1実施
例におけるパイロット弁5と開閉弁2の他方のパイロッ
ト室2bとを接続する通路に絞り19を設け、この絞り
19とパイロット弁5との間に流量制御弁20を設けた
ものである。ただし、その他の構成については、第1実
施例と全く同じである。上記流量制御弁20の一方のパ
イロット室20aには、絞り19とパイロット室2bと
の間の圧力を導くようにしている。また、スプリング2
1を設けた他方のパイロット室20bには、絞り19と
この流量制御弁20との間の圧力を導くようにしてい
る。このようにした流量制御弁20は、絞り19前後の
差圧を、スプリング21のバネ力相当分に保って、パイ
ロット室2b側からパイロット弁5側に流れる流量を一
定に保つ機能を発揮する。
【0033】ここで、上記絞り19前後の差圧は、スプ
リング21のバネ力に比例するが、この第4実施例で
は、上記スプリング21のバネ力を弱く設定して、絞り
19前後の差圧を小さくしている。このように絞り19
前後の差圧を小さくすると、この絞り19を通過する流
量が少なくなる。したがって、開閉弁2が図面上のポジ
ションから図面下側のポジションに切り換わるときに、
他方のパイロット室2bから排出される流量が規制され
て、ダンピング効果が発揮される。このようにダンピン
グ効果を発揮させることによって、以下に説明する不都
合を解決することができる。
【0034】例えば、前記第1実施例では、開閉弁2を
閉じた作業状態において、アキュムレータ3の最低圧力
を、減圧弁11下流の設定圧力Pに維持することによ
って、このアキュムレータ3の圧力と、ブームシリンダ
1のボトム側圧力室1bの負荷圧との差を小さくしてい
る。そして、この圧力差がゼロであれば、開閉弁2を切
り換えたときのショックを完全に防止できる。ただし、
この圧力差というのは、なかなかゼロにならないという
のが現状である。そして、圧力差がある場合には、開閉
弁2を閉位置から開位置に切り換えたときに、僅かであ
るが、その圧力差に応じてブームシリンダ1が動きショ
ックが生じることがある。
【0035】そこで、この第4実施例では、上記のよう
に絞り19と流量制御弁20とでダンピング効果を発揮
させることによって、開閉弁2の切換え速度を遅くして
いる。このように開閉弁2の切換え速度を遅くすれば、
たとえブームシリンダ1のボトム側室1bの負荷圧とア
キュムレータ3の圧力とに圧力差があったとしても、シ
リンダが急に動かない。したがって、開閉弁2を切換え
時に発生する僅かなショックさえも防止することができ
る。
【0036】一方、ダンピング効果を得るために、開閉
弁2の他方のパイロット室2b側に、オリフィス絞りの
みを設けることが考えられる。しかし、この場合、所望
のダンピング効果を得るために、オリフィス絞りの開口
径をかなり小さくしなければならず、ゴミ詰まりが生じ
やすいという問題がある。また、オリフィス絞りのかわ
りに、チョーク絞りを設ければ、開口径をある程度大き
くできるが、チョーク絞りの場合には、油温変化に応じ
てダンピング効果に差が生じるという問題がある。その
ため、実際には、オリフィス絞りやチョーク絞りだけ
で、所望のダンピング効果を得ることができない。
【0037】これに対してこの第4実施例によれば、流
量制御弁20で絞り19前後の差圧を小さく保って、ダ
ンピング効果を発揮させているので、絞り19の開口径
をそれほど小さくしなくてもすむ。したがって、ゴミ詰
まりや、油温変化による影響を受けずに、最適なダンピ
ング効果を得ることができる。なお、この第4実施例で
は、絞り19と流量制御弁20とを第1実施例の回路に
設けているが、前記第2、3実施例の回路に用いてもよ
いこと当然である。
【0038】図5に示した第5実施例は、上記第4実施
例の分岐通路14に、チャージ切換弁22を設けたもの
である。このチャージ切換弁22のパイロット室22a
には、パイロット弁5のポート24を接続している。ま
た、チャージ切換弁22のパイロット室22aと反対側
には、スプリング23を設けている。そして、このスプ
リング23のバネ力によって、ノーマル位置を保ち、ポ
ンプPと減圧弁11とを連通させている。
【0039】上記のようにしたチャージ切換弁22は、
作業状態のとき、すなわち、パイロット弁5を図示する
左側位置に保ち、このパイロット切換弁5のポート24
をタンクに連通させているときに、パイロット室22a
がタンクに連通する。そのため、スプリング23のバネ
力によって、チャージ切換弁22が図示する開位置を保
つ。そのため、この作業状態では、前記実施例と同様
に、アキュムレータ3の圧力を、最低でも減圧弁11の
設定圧力Pに維持することができる。
【0040】一方、走行状態のとき、すなわち、パイロ
ット切換弁5を図面右側に切り換えて、このパイロット
切換弁5のポート24から、パイロット圧をチャージ切
換弁22のパイロット室22aに供給すると、チャージ
切換弁22が閉位置に切換わる。そのため、ポンプPと
減圧弁11との連通が遮断される。このようにポンプP
と減圧弁11との連通が遮断されれば、走行中、すなわ
ち開閉弁2を介して減圧弁11とブームシリンダ1とが
連通していても、バケット15用のコントロール弁C
を切換えたときに、ブームシリンダ1までもが作動して
しまうといった不都合は生じない。つまり、この第5実
施例では、分岐通路14を、バケット用コントロール弁
の下流側に接続したり、ブームシリンダ1用のコン
トロール弁Cの下流側に接続したりしなくても、前記
第2、3実施例と同様の効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】第1の発明によれば、シリンダをアキュ
ムレータから遮断する作業状態において、アキュムレー
タの圧力を、最低でも減圧弁下流の設定圧力に維持する
ことができる。そして、アキュムレータの最低圧力を補
償できれば、シリンダ側の負荷圧が変化したとしても、
相対的にみて、その負荷圧が、アキュムレータの圧力に
比べて著しく高くなるようなこともない。
【0042】そのため、シリンダをアキュムレータから
遮断する作業状態から、シリンダとアキュムレータとを
連通する走行状態に移るときに、開閉弁を開位置に切換
えたとしても、シリンダ側からアキュムレータ側へ、瞬
時に作動油が大量に流れ込むことがない。したがって、
シリンダが急激に動くのを防止して、ショックが発生す
るのを防ぐことができる。また、切換手段は、アキュム
レータの圧力を利用して、開閉弁を切換える構成にした
ので、パイロット供給源を別に設ける必要がなくなり、
コストダウンを図るとともに、装置全体を小型化するこ
とができる。
【0043】第2の発明によれば、アキュムレータの圧
力を、開閉弁を切換えるためのパイロット圧として利用
できるとともに、この一つの開閉弁で、シリンダの両圧
力室を、アキュムレータ及びタンクのそれぞれに連通し
たり、遮断したりすることができる。第3の発明によれ
ば、シリンダとアキュムレータとを連通する走行状態に
おいて、シリンダ用のコントロール弁以外のコントロー
ル弁を切換えても、分岐通路の圧力は上昇しない。した
がって、走行中にシリンダ用のコントロール弁以外のコ
ントロール弁を切換えたときに、シリンダまでもが作動
してしまうといった不都合は生じない。
【0044】第4の発明によれば、開閉弁の他方のパイ
ロット室とタンクとを連通する流路に、絞りを設けて、
この絞り前後の差圧を流量制御弁によって一定に保つ構
成にしている。そのため、絞り前後の差圧を小さくし
て、他方のパイロット室から排出される流量を少なくす
れば、ダンピング効果を得ることができる。そして、こ
のダンピング効果によって、開閉弁の切換え速度を遅く
すれば、この開閉弁が切換わるときに生じるショックを
防止できる。また、流量制御弁によって、流量を制御し
ているので、オリフィス絞りのみを設けた場合に生じる
ゴミ詰まりの問題や、チョーク絞りのみを用いた場合に
生じる油温変化によるダンピング効果の変化という問題
もない。
【0045】第5の発明によれば、走行状態のときに、
チャージ切換弁によってコントロール回路と減圧弁との
連通を遮断する構成にしている。したがって、走行状
態、すなわち減圧弁とシリンダとが連通している状態に
おいて、コントロール回路側に圧力変動等が生じたとし
ても、その圧力変動によっt、シリンダの作動に悪影響
を与えたりしない。第6の発明によれば、車速に応じて
切換手段を切換える構成にしたので、走行状態と作業状
態との切換えを、自動的に切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の作業車両用制御装置を示す回路図
である。
【図2】第2実施例の作業車両用制御装置を示す回路図
である。
【図3】第3実施例の作業車両用制御装置を示す回路図
である。
【図4】第4実施例の作業車両用制御装置を示す回路図
である。
【図5】第5実施例の作業車両用制御装置を示す回路図
である。
【図6】従来例の作業車両用制御装置を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
P ポンプ C コントロール弁 C コントロール弁 1 ブームシリンダ 1a ロッド側圧力室 1b ボトム側圧力室 2 開閉弁 2a 一方のパイロット室 2b 他方のパイロット室 3 アキュムレータ 4 スプリング 5 この発明の切換手段を構成するパイロット弁 8 この発明の切換手段を構成する電磁ソレノイド 9 この発明の切換手段を構成するコントローラ 10 この発明の切換手段を構成する車速センサ 11 減圧弁 13 チェック弁 14 分岐通路 22 チャージ切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 久人 東京都港区浜松町2−4−1 世界貿易セ ンタービル カヤバ工業株式会社内 (72)発明者 野沢 敏郎 埼玉県川越市南台一丁目9番地 株式会社 小松製作所建機第二開発センタ内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB03 AC04 BA08 CA03 CA07 CA08 DA03 DA04 DB03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、ポンプと、このポンプの吐
    出油を制御して、シリンダを作動させるコントロール弁
    を有するコントロール回路と、シリンダに接続したアキ
    ュムレータと、開位置でシリンダをアキュムレータに連
    通し、閉位置でシリンダをアキュムレータから遮断する
    開閉弁と、開閉弁を切り換える切換手段とを備えた作業
    車両用制御装置において、コントロール回路側の圧力を
    アキュムレータに導く分岐通路と、この分岐通路に設け
    るとともに、コントロール回路側の圧力を設定圧力まで
    減圧する減圧弁と、この減圧弁の下流側と上記アキュム
    レータとの接続間に配置し、アキュムレータ側からの作
    動油の逆流を防止するチェック弁とを設ける一方、上記
    切換手段は、アキュムレータの圧力を利用して、開閉弁
    を切換える構成にしたことを特徴とする作業車両用制御
    装置。
  2. 【請求項2】 開閉弁は、シリンダの圧力室のうち負荷
    圧が発生する圧力室をアキュムレータに連通し、かつ、
    他方の圧力室をタンクに連通する開位置と、シリンダの
    圧力室のうち負荷圧が発生する圧力室をアキュムレータ
    から遮断し、かつ、他方の圧力室をタンクから遮断する
    閉位置とを有する一方、開閉弁の一方のパイロット室に
    アキュムレータの圧力を導き、また、スプリングを設け
    た他方のパイロット室に、切換手段によってアキュムレ
    ータの圧力を導いたりタンクに連通させたりする構成と
    し、他方のパイロット室にアキュムレータの圧力を導い
    たときは、スプリングによって開閉弁が閉位置を保ち、
    他方のパイロット室をタンクに連通したとき、開閉弁が
    開位置に切換わる構成にしたことを特徴とする請求項1
    記載の作業車両用制御装置。
  3. 【請求項3】 分岐通路には、コントロール回路側の圧
    力のうち、シリンダ用のコントロール弁を切換えたとき
    に変化する圧力を導く構成にしたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の作業車両用制御装置。
  4. 【請求項4】 開閉弁の他方のパイロット室とタンクと
    を連通する通路に、絞りと流量制御弁とを設け、上記流
    量制御弁は、絞り前後の差圧を一定に保って、開閉弁の
    他方のパイロット室からタンクに排出される流量を一定
    に保つ構成にしたことを特徴とする請求項2又は3記載
    の作業車両用制御装置。
  5. 【請求項5】 分岐通路にチャージ切換弁を設けるとと
    もに、このチャージ切換弁は、開閉弁が閉位置にあると
    きに開いて、コントロール回路と減圧弁とを連通し、開
    閉弁が開位置にあるときに閉じて、コントロール回路と
    減圧弁との連通を遮断する構成にしたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1に記載の作業車両用制御装
    置。
  6. 【請求項6】 切換手段は、車速に応じて開閉弁を切換
    える構成にしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1に記載の作業車両用制御装置。
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