JP2001027203A - 油圧再生回路を有する方向切換弁装置 - Google Patents

油圧再生回路を有する方向切換弁装置

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JP2001027203A
JP2001027203A JP11197858A JP19785899A JP2001027203A JP 2001027203 A JP2001027203 A JP 2001027203A JP 11197858 A JP11197858 A JP 11197858A JP 19785899 A JP19785899 A JP 19785899A JP 2001027203 A JP2001027203 A JP 2001027203A
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regeneration
meter
switching valve
pressure
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Hideyo Kato
英世 加藤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/021Valves for interconnecting the fluid chambers of an actuator

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】油圧再生回路を有する方向切換弁装置におい
て、装置全体が大型化せず、比較的簡素化された構成で
再生機能を果たし得るようにする。 【解決手段】アクチュエータ通路11,12間を連絡す
る再生油路20に再生切換弁21及び逆止弁22からな
る再生弁装置23を配置した油圧再生回路19が設けら
れ、再生油路20は、アクチュエータ通路11にロード
チェック弁30の下流側で接続されている。再生切換弁
21の一端には開弁方向作動の受圧部21aが設けら
れ、この受圧部21aにはロードチェック弁30の上流
側の圧力が導かれ、再生切換弁21の他端には、ばね2
1sと閉弁方向作動の受圧部21bが設けられ、受圧部
21bにはロードチェック弁30の下流側の圧力が導か
れ、これによりシリンダ5の伸長駆動時、再生切換弁2
1にはロードチェック弁30の前後差圧が制御信号圧と
して導かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械の油圧駆動回路に備えられる方向切換弁装置に
係わり、特に、方向切換弁のメータイン絞り下流側にロ
ードチェック(負荷保持)機能を有する制御弁を配置し
た、再生機能を有する方向切換弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械の油圧駆動回
路においては、作業機駆動用の油圧シリンダに油圧ポン
プからの吐出圧油を方向切換弁によって供給制御し、油
圧シリンダの駆動を制御している。この場合、油圧シリ
ンダが駆動するフロント装置等の可動部材の姿勢によっ
ては、油圧シリンダにネガティブ負荷が作用し、キャビ
テーションが発生するおそれがある。例えば、油圧ショ
ベルのアームシリンダにあっては、作業用アームをダン
プ方向(上げ方向)に操作するときは、アームシリンダ
のロッド側に圧油を供給してシリンダを収縮し、作業用
アームをクラウド方向(下げ方向)に操作するときは、
アームシリンダのボトム側に圧油を供給しシリンダを伸
長する。しかし、後者の場合、作業用アームが降下する
際にアームの自重落下によってアームシリンダが強制的
に伸長側へ駆動されるため、メータイン側であるボトム
側では圧油の供給油量が不足し、ボトム室が負圧になる
キャビテーションが発生する。
【0003】そこで、このキャビテーション防止のため
に、油圧再生回路を有した方向切換弁装置が種々提案さ
れている。
【0004】例えば、実開平5−81509号公報にお
いては、方向切換弁本体ケーシング内のスプール孔に、
新たに再生用のポートを形成し、方向切換弁スプールに
対応する再生切り換ノッチを形成し、方向切換弁スプー
ルの作動に連動して、メータアウト側となる他方のアク
チュエータ通路からの圧油を、再生切り換えノッチ及び
再生ポートを介してメータイン側となるアクチュエータ
通路へ供給可能とする油圧再生回路が提案されている。
【0005】また、特開平4−194129号公報に
は、方向切換弁の一対のアクチュエータ通路のそれぞれ
のメータイン絞りの下流側にロードチェック弁を配置
し、ロードセンシングシステムを備えた油圧駆動回路に
おいて、方向切換弁とアクチュエータを接続する一対の
アクチュエータ通路間に、これらアクチュエータ通路を
上記ロードチェック弁の下流側で接続する油圧再生回路
を配置し、油圧再生回路を再生切換弁と逆止弁とで構成
し、再生切換弁に方向切換弁の操作パイロット油圧を導
き、方向切換弁の切り換え操作と同時に再生切換弁を開
位置に切り換え、メータアウト側となるアクチュエータ
通路からの圧油をロードチェック弁の下流側でメータイ
ン側となるアクチュエータ通路に合流して供給可能とし
た油圧再生回路が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には次のような問題がある。
【0007】実開平5−81509号公報に記載の油圧
再生回路においては、方向切換弁本体ケーシングに再生
用のポートが必要であり、方向切換弁スプールにも再生
切り換えノッチが必要であるため、方向切換弁本体ケー
シング及びスプールのスプール軸方向長さが増大して、
方向切換弁装置の大型化を招く恐れがある。
【0008】特開平4−194129号公報に記載の油
圧回路装置では、油圧再生回路の再生切換弁を外部信号
である操作パイロット圧力により切り換えるので、操作
パイロット圧力を外部から再生切換弁に導くための信号
回路が必要であり、構成が複雑になる問題がある。
【0009】本発明の目的は、装置全体が大型化せず、
比較的簡素化された構成で再生機能を果たし得る油圧再
生回路を有する方向切換弁装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、方向切換弁とアクチュエータとを
接続する一対のアクチュエータ通路のうち少なくとも一
方における前記方向切換弁のメータイン絞り下流側の通
路部分に、ロードチェック機能を有する制御弁を配置し
た方向切換弁装置において、前記一対のアクチュエータ
通路を前記制御弁の下流側で接続する油圧再生回路を設
け、この油圧再生回路を、前記一方のアクチュエータ通
路がメータイン側となる前記方向切換弁の切換操作時に
開位置に切り換わる再生切換弁と逆止弁とで構成し、前
記再生切換弁の切り換わりによりメータアウト側となる
他方のアクチュエータ通路からの圧油を前記メータイン
側となる一方のアクチュエータ通路に合流して供給可能
に構成すると共に、前記再生切換弁を前記制御弁の前後
差圧の変化により切り換える構成としたものとする。
【0011】このように再生供給を行うべき場合の方向
切換弁の操作状況を、従来の直接的なスプール切り換え
動作あるいは操作信号ではなく、方向切換弁のメータイ
ン絞り下流側配置のロードチェック機能を有する制御弁
の前後差圧の変化により判断し、再生切換弁を切り換え
ることにより、方向切換弁本体ケーシングに新たなポー
トを増設したり、方向切換弁スプールに再生切換ノッチ
を形成したりする必要はなくなり、かつ制御弁の前後差
圧は方向切換弁装置の内部信号であるため、信号回路の
引き回しも容易である。このため、装置全体が大型化せ
ず、比較的簡素化された構成で再生機能を果たし得る方
向切換弁装置とすることができる。
【0012】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記再生切換弁は、開弁方向作動の第1受圧部と閉弁方
向作動の第2受圧部とを有し、前記制御弁の上流側圧力
を前記第1受圧部に導き、前記御御弁の下流側圧力を前
記第2受圧部に導く構成とする。
【0013】これにより再生切換弁は、制御弁の前後差
圧の変化により切り換える構成となる。
【0014】(3)また、上記(1)において、好まし
くは、前記再生切換弁及び逆止弁は、再生切換弁の弁体
内に逆止弁の弁体を内蔵した再生弁装置として構成す
る。
【0015】これにより再生切換弁と逆止弁を小型の再
生弁装置で構成でき、方向切換弁装置を更に小型化でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0017】図1は本発明の一実施形態による油圧再生
回路を備えた方向切換弁装置の油圧回路図である。
【0018】図1において、符号50は本実施形態の方
向切換弁装置であり、この方向切換弁装置50は油圧ポ
ンプ1の吐出路2に接続された方向切換弁3を有し、方
向切換弁3は一対のアクチュエータ通路11,12によ
りアクチュエータであるシリンダ5に接続され、更に排
出路3によりタンク4に接続されている。
【0019】方向切換弁6は作動方向に応じてアクチュ
エータ通路11,12と吐出路2及び排出路3との接続
状態を切り換えるよう構成されており、操作パイロット
圧7pが入力されると、方向切換弁6は図示右側の位置
に切り換わり、メータイン絞り7iを介して吐出路2を
アクチュエータ通路11に接続し、メータアウト通路7
oを介してアクチュエータ通路12を排出路3に接続
し、シリンダ5を伸長駆動し、操作パイロット圧8pが
入力されると、方向切換弁6は図示左側の位置に切り換
わり、メータイン絞り8iを介して吐出路2をアクチュ
エータ通路12に接続し、メータアウト通路8oを介し
てアクチュエータ通路11を排出路3に接続し、シリン
ダ5を収縮駆動する。前者の動作では、アクチュエータ
通路11がメータイン側となり、アクチュエータ通路1
2がメータアウト側となり、後者の動作では、アクチュ
エータ通路12がメータイン側となり、アクチュエータ
通路11がメータアウト側となる。
【0020】また、アクチュエータ通路11,12の方
向切換弁6側はそれぞれ通路部分11a,11b及び1
2a,12bにより方向切換弁6と接続されている。通
路部分11aは、シリンダ5を伸長駆動するよう方向切
換弁6を図示右側の位置に切り換えた際にメータイン絞
り7iの下流側に位置するメータイン流路であり、通路
部分11bは同切換時にメータアウト絞り7oの上流側
に位置するメータアウト流路であり、通路部分12a
は、シリンダ5を収縮駆動するよう方向切換弁6を図示
左側の位置に切り換えた際にメータイン絞り8iの下流
側に位置するメータイン流路であり、通路部分12bは
同切換時にメータアウト絞り8oの上流側に位置するメ
ータアウト流路である。メータイン流路11a上にはシ
リンダ5のボトム室からの圧油の逆流防止するロードチ
ェック弁30が設けられ、メータイン流路12a上には
シリンダ5のロッド室からの圧油の逆流防止するロード
チェック弁31が設けられている。
【0021】一対のアクチュエータ通路11,12間に
は、アクチュエータ通路11,12を連絡する再生油路
20と、この再生油路20に配置された再生切換弁21
及び逆止弁22からなる再生弁装置23とを有する油圧
再生回路19が設けられている。再生油路20は、シリ
ンダ5を伸長駆動する際にメータイン側となるアクチュ
エータ通路11にロードチェック弁30の下流側で接続
され、再生弁装置23の逆止弁22は、アクチュエータ
通路11からアクチュエータ通路12への圧油の流れを
阻止し、アクチュエータ通路12からアクチュエータ通
路11へのみ連通可能とする構成となっている。
【0022】再生弁装置23における再生切換弁21の
一端には開弁方向作動の受圧部21aが設けられ、この
受圧部21aにはメータイン流路11aに接続した信号
油路21cを介してロードチェック弁30の上流側の圧
力が、再生切換弁21の開弁方向の制御力として付与さ
れており、再生切換弁21の他端には、ばね21sと閉
弁方向作動の受圧部21bが設けられ、受圧部21bに
はアクチュエータ通路11に接続した信号油路21dを
介してロードチェック弁30の下流側の圧力が、再生切
換弁21の閉弁方向の制御力として付与され、これによ
りシリンダ5の伸長駆動時、再生切換弁21にはロード
チェック弁30の前後差圧が制御信号圧として導かれる
構成となっている。
【0023】このように構成した方向切換弁装置50の
作動を説明する。
【0024】シリンダ5の伸長駆動に際し、方向切換弁
6に操作パイロット圧7pが入力され、方向切換弁6が
図示左方へ切り換え動作すると、油圧ポンプ1からの圧
油が吐出路2を経て方向切換弁6のメータイン絞り7
i、メータイン流路11a、ロードチェック弁30、ア
クチュエータ通路11を介して、シリンダ5のボトム室
へ流入し、シリンダ5のロッド室からの圧油が、アクチ
ュエータ通路12、メータアウト流路12b、方向切換
弁6のメータアウト絞り7o、排出路3を経てタンク4
へ至る回路が形成される。
【0025】このとき、メータイン側の通路11の通路
部分であるメータイン流路11a上に備わったロードチ
ェック弁30の前後差圧が制御信号圧となっている再生
弁装置23の再生切換弁21は、ロードチェック弁30
上流側の圧力による再生切換弁21の開弁方向の制御力
が、ばね21sとロードチェック弁30の下流側の圧力
による再生切換弁21の閉弁方向の制御力より大きくな
ると開放動作する。即ち、再生切換弁21は、再生供給
を行うべき状況を、方向切換弁6が切り換え操作されメ
ータイン絞り7iを介したロードチェック弁30での圧
油通過による圧力降下が生じ前後差圧が変化することに
より判断し、開放動作する。この再生切換弁21の開放
動作により、メータアウト側のアクチュエータ通路12
からの圧油が再生油路20、再生切換弁21、逆止弁2
2を介しメータイン側の通路11へ合流供給されるの
で、シリンダ5の伸長駆動の際のキャビテーション発生
を防止することができる。
【0026】そして上記ように、再生供給を必要とする
操作状況を、方向切換弁6の操作に連動したメータイン
流路11a上のロードチェック弁30の前後差圧の変化
により判断して再生切換弁21を開放動作するので、方
向切換弁6の本体スプール孔に新たな再生用のポートを
増設したりスプール自体に再生切換ノッチを追設したり
する必要がなく、方向切換弁6のスプール軸方向長さの
増大を招くことはない。また、ロードチェック弁30の
前後差圧は方向切換弁装置50の内部信号であるため、
信号回路(油路21c,21d)の引き回しは容易であ
り、装置構成を簡素化できる。
【0027】図2は、上述した図1の油圧回路図に示す
方向切換弁装置の構造の一例を示す図である。図中、図
1に示す部材と同等部分には同一符号を付けて説明を省
略する。
【0028】図2において、方向切換弁装置50は本体
ケーシング60を有し、本体ケーシング60にはスプー
ル孔60aが形成され、スプール孔60aにはスプール
61が密接摺動可能に嵌挿されている。スプール61に
はメータイン絞り7i,8i及びメータアウト絞り7
o,8oが形成されている。また、本体ケーシング60
にはアクチュエータ通路11,12の一部分である通路
11c,12cと上述のメータイン流路11a,12a
及びメータアウト流路11b,12bが形成され、メー
タイン絞り7iの下流側に位置するメータイン流路11
a上にロードチェック弁30が配置され、メータイン絞
り8iの下流側に位置するメータイン流路12a上にロ
ードチェック弁31が配置されている。
【0029】例えば、方向切換弁6に操作パイロット圧
7pが入力されると、スプール61が図示左方に移動
し、油圧ポンプ1の吐出路2からの圧油が、スプール6
1のメータイン絞り7i、メータイン流路11a、ロー
ドチェック弁30、アクチュエータ通路11c,11を
介してシリンダ5のボトム室へ流入し、ロッド室からの
圧油が、アクチュエータ通路12,12c、メータアウ
ト流路12b、スプール61のメータアウト絞り7o、
排出路3を経てタンク4へ至る回路が形成され、シリン
ダ5が伸長駆動される。また、方向切換弁6に操作パイ
ロット圧8pが入力されると、スプール61が図示右方
に移動し、油圧ポンプ1の吐出路2からの圧油が、スプ
ール61のメータイン絞り8i、メータイン流路12
a、ロードチェック弁31、アクチュエータ通路12
c,12を介してシリンダ5のロッド室へ流入し、ボト
ム室からの圧油が、アクチュエータ通路11,11c、
メータアウト流路11b、スプール61のメータアウト
絞り8o、排出路3を経てタンク4へ至る回路が形成さ
れ、シリンダ5が縮小駆動される。
【0030】油圧再生回路19を構成する再生弁装置2
3は本体ケーシング200を有し、本体ケーシング20
0内にはスプール孔200aが設けられ、このスプール
孔200aに再生切換弁21の弁体210が密封摺動可
能に嵌挿されている。
【0031】本体ケーシング200内のスプール孔20
0aの周囲には、再生油路20のアクチュエータ通路1
1側部分である流路20bが接続されるポート201
と、再生油路20のアクチュエータ通路12側部分であ
る流路20aが接続されるポート202と、スプール6
1のメータイン絞り7iの下流に配置されるチェック弁
30上流側(通路11a)と接続する油路21cが接続
される信号ポート203とが設けられている。
【0032】再生切換弁21の弁体210内には孔10
2、流路104、流路105が設けられ、孔102内に
は、流路104から流路105への圧油の流れは許し、
流路105から流路104への圧油の流れを阻止する逆
止弁22の弁体220が挿嵌されている。また、孔10
2の図示上側の開放端にはプラグ101が挿入固定さ
れ、逆止弁22の弁体220との間に背圧室103が形
成されている。背圧室103には弁体220を閉弁方向
に付勢する弱いばね22sが配置されている。このよう
に再生切換弁21の弁体210に逆止弁22の弁体22
0が内蔵されている。そして、再生切換弁21の弁体2
10の一端は信号ポート203に臨み、受圧部21aを
形成している。
【0033】一方、スプール孔200aは本体ケーシン
グ200の図示上側で開放形成され、この開放端は本体
ケーシング200に固定されたフランジ100により閉
鎖され、固定プラグ101とフランジ100との間に信
号ポート204が形成されている。信号ポート204内
には、再生切換弁21の弁体210を閉弁方向に付勢す
るばね21sが配置されている。また、固定プラグ10
1内には油路21d1が形成され、逆止弁22の弁体2
20内には油路21d2が形成され、信号ポート204
は、油路21d1、背圧室103、油路21d2を経て
再生切換弁21内の流路105と連通している。そし
て、再生切換弁21の弁体210の固定プラグ101側
の端部は信号ポート204に臨み、受圧部21bを形成
している。
【0034】更に、再生切換弁21の弁体210内の流
路105とポート201は常時連通接続されると共に、
流路104とポート202とは、弁体210の図示上方
への移動にともない遮断状態から連通接続状態へと切り
換わり、図1に示したノーマルクローズド型の切換弁構
成となる。
【0035】このように構成された再生切換弁21の弁
体210には、ポート203に導かれたロードチェック
弁30の上流側の圧力による開弁方向の制御力と、ばね
21sとポート204に導かれた通路11の圧力、即ち
ロードチェック弁30の下流側の圧力による閉弁方向の
制御力とが付与される。そして、再生切換弁21の弁体
210内には、流路104と流路105とを連通・遮断
する逆止弁22の弁体220が備えられている。
【0036】従って、再生切換弁21は、再生供給を必
要とする方向切換弁6の操作状況を、再生切換弁6の操
作に連動したメータイン通路11a上のロードチェック
弁30の前後差圧により判断して開閉作動するものとな
り、逆止弁22は通路11から通路12への圧油流れを
阻止し、通路12から通路11へのみ圧油を合流供給す
るものとなる。
【0037】そして、再生弁装置23は、再生切換弁2
1の弁体210内に逆止弁22の弁体220を内蔵させ
たので、再生弁装置23は小型化し、油圧再生回路19
を有する方向切換弁装置50を更に小型化できる。
【0038】再生弁装置23の配置の具体例を図3及び
図4に示す。方向切換弁6側の本体ケーシング60と再
生弁装置23の本体ケーシング200とは図2に示すよ
うに別体であってもよい。しかし、再生弁装置23は小
型であるため、再生弁装置23を方向切換弁6側の本体
ケーシング60内に配置可能であり、これにより方向切
換弁装置50の更なる小型化及び信号回路の引き回しの
簡素化が可能である。
【0039】図3に示す方向切換弁装置50Aは、再生
弁装置23を本体ケーシング60Aの図示上側に配置
し、油圧再生回路19Aとした例である。再生弁装置2
3のスプール孔200は本体ケーシング60Aの図示上
側の外面(アクチュエータポート11p,12p側の外
面)で開口するよう形成され、ポート202,201が
つながる再生油路20a,20bは本体ケーシング60
A内のアクチュエータポート11p,12p側でアクチ
ュエータ通路11c,12cに連通するように形成さ
れ、ポート203はメータイン通路11a,12aに直
接連通するよう形成されている。
【0040】図4に示す方向切換弁装置50Bは、再生
弁装置23を本体ケーシング60Bの図示下側に配置
し、油圧再生回路19Bとした例である。再生弁装置2
3のスプール孔200は本体ケーシング60Bの図示下
側の外面(アクチュエータポート11p,12pと反対
側の外面)で開口するよう形成され、ポート202,2
01がつながる再生油路20a,20bは本体ケーシン
グ60A内のアクチュエータポート11p,12pと反
対側でアクチュエータ通路11c,12cにつながるメ
ータアウト流路11b,12bに連通するように形成さ
れ、ポート203はメータイン流路11a,12aにつ
ながるスプール61の周囲のポートに連通するよう形成
されている。
【0041】図3及び図4と図2の比較から分かるよう
に、再生弁装置23を方向切換弁6の本体ケーシング6
0内に配置することにより、方向切換弁装置50A及び
50Bが更に小型化され、かつ信号回路の引き回しが更
に簡素化される。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、方向切換弁のメータイ
ン絞り下流側配置のロードチェック用の制御弁の前後差
圧の変化により再生切換弁を切り換えるので、方向切換
弁本体ケーシングに新たなポートを増設したり、方向切
換弁スプールに再生切換ノッチを形成したりする必要は
なく、また制御弁の前後差圧は方向切換弁装置の内部信
号であるため、信号回路の引き回しも容易である。この
ため、装置全体が大型化せず、比較的簡素化された構成
で再生機能を果たし得る方向切換弁装置とすることがで
きる。
【0043】また、本発明によれば、再生切換弁の弁体
内に逆止弁の弁体を内蔵し再生弁装置とするので、再生
弁装置を小型化でき、方向切換弁装置を更に小型化でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による油圧再生回路を有す
る方向切換弁装置の油圧回路図である。
【図2】図1に示す油圧再生回路を有する方向切換弁装
置の構造を示す断面図である。
【図3】図2に示す油圧再生回路における再生弁装置の
配置位置の一例を示す図である。
【図4】図2に示す油圧再生回路における再生弁装置の
配置位置の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 吐出路 3 排出路 4 タンク 5 アクチュエータ(シリンダ) 6 方向切換弁 7i メータイン絞り 7o メータアウト絞り 7p 操作パイロット圧 8i メータイン絞り 8o メータアウト絞り 8p 操作パイロット圧 11 アクチュエータ通路 12 アクチュエータ通路 11a,12a メータイン流路 11b,12b メータアウト流路 11c,12c アクチュエータ通路(一部) 19 油圧再生回路 20 再生油路 20a 再生油路部分 20b 再生油路部分 21 再生切換弁 21a 受圧部 21b 受圧部 21c 信号油路 21d 信号油路 21d1,21d2 油路 21s ばね 22 逆止弁 23 再生弁装置 30,31 ロードチェック弁 50,50A,50B 方向切換弁装置 60,60A,60B 方向切換弁装置の本体ケーシン
グ 60a スプール孔 61 スプール 100 フランジ 101 プラグ 102 孔 103 背圧室 104 流路 105 流路 200 再生弁装置の本体ケーシング 200a スプール孔 201 ポート 202 ポート 203 信号ポート 204 信号ポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方向切換弁とアクチュエータとを接続する
    一対のアクチュエータ通路のうち少なくとも一方におけ
    る前記方向切換弁のメータイン絞り下流側の通路部分
    に、ロードチェック機能を有する制御弁を配置した方向
    切換弁装置において、 前記一対のアクチュエータ通路を前記制御弁の下流側で
    接続する油圧再生回路を設け、この油圧再生回路を、前
    記一方のアクチュエータ通路がメータイン側となる前記
    方向切換弁の切換操作時に開位置に切り換わる再生切換
    弁と逆止弁とで構成し、前記再生切換弁の切り換わりに
    よりメータアウト側となる他方のアクチュエータ通路か
    らの圧油を前記メータイン側となる一方のアクチュエー
    タ通路に合流して供給可能に構成すると共に、前記再生
    切換弁を前記制御弁の前後差圧の変化により切り換える
    構成としたことを特徴とする方向切換弁装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方向切換弁装置において、
    前記再生切換弁は、開弁方向作動の第1受圧部と閉弁方
    向作動の第2受圧部とを有し、前記制御弁の上流側圧力
    を前記第1受圧部に導き、前記御御弁の下流側圧力を前
    記第2受圧部に導く構成としたことを特徴とする方向切
    換弁装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方向切換弁装置において、
    前記再生切換弁及び逆止弁は、再生切換弁の弁体内に逆
    止弁の弁体を内蔵した再生弁装置として構成したことを
    特徴とする方向切換弁装置。
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