JP2002114498A - 油圧制御装置 - Google Patents
油圧制御装置Info
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Abstract
を増やしたときにも圧力損失が大きくならない油圧制御
回路を提供する。 【解決手段】 リフトセクションLSにリフトシリンダ
1を制御するリフトシリンダ用切換弁2を組み込む。そ
して、その下流側にチルトセクションTSを接続する。
このチルトセクションTSには、チルトシリンダ3を制
御するチルトシリンダ用切換弁4を組み込んでいる。さ
らに上記リフトセクションLSには、リフトシリンダ1
の下降速度を制御するフローレギュレータ22と、タン
クポートTPとを備える。
Description
などに用いる油圧制御装置に関する。
置としては、例えば図8,9に示すものがある。図8に
示したのは、従来の油圧制御装置の回路図であり、リフ
トシリンダ1を制御するリフトシリンダ用切換弁2と、
チルトシリンダ3を制御するチルトシリンダ用切換弁4
とを余剰流路5に対してパラレルに接続している。ま
た、上記リフトシリンダ用切換弁2とチルトシリンダ用
切換弁4とは、パラレル通路8を介して、ポンプPの吐
出油をリフトシリンダ1またはチルトシリンダ3に供給
する。
6と接続するとともに、この優先弁6は上記余剰流路5
に接続している。また、上記リフトシリンダ1とリフト
シリンダ用切換弁2とを接続流路9を介して接続すると
ともに、この接続流路9には、フローレギュレータ10
を設けている。このフローレギュレータ10は、接続流
路9の流量を絞る絞り弁11と、絞り弁11とパラレル
に接続したチェック弁12とを備えている。
フトシリンダ1側の圧力を導く第1パイロット室11a
と、リフトシリンダ用切換弁2側の圧力を導く第2パイ
ロット室11bとを設けるとともに、第2パイロット室
11bにはスプリング11cを介在させている。また、
上記チェック弁12は、リフトシリンダ用切換弁2側か
らリフトシリンダ1側への流れを許容し、その逆を制限
している。
両端に第1,2パイロット室6a,6bを設けるととも
に、第1パイロット室6aにはスプリング6cを介在さ
せている。さらに、この優先弁6には、制御流路13を
接続するとともに、この制御流路13は、オリフィス1
4を介して図示しないパワーステアリング系の回路と接
続している。
て、ポンプの吐出量のうち、余剰流路5側に振り分けら
れる流量と、制御流路13側に振り分けられる流量とが
決められている。上記制御流路13に設けたオリフィス
14の下流側は、この制御流路13と分岐する分岐路1
5を接続し、この分岐路15はパイロット流路16を介
して優先弁6の第1パイロット室6aに接続している。
つまり、第1パイロット室6aには、オリフィス14の
下流側の圧力が作用する。
は、制御流路13のオリフィス14の上流側の圧力が、
パイロット流路18を介して、上記第2パイロット室6
bに導かれるようにしている。また、パイロット流路1
8にはオリフィス19を設け、その上流の圧力を絞って
から第2パイロット室6bに導くようにしている。した
がって、この優先弁6の切換位置は、第1,2パイロッ
ト室6a,6bに作用するオリフィス14の前後の圧力
バランスで動作する。なお、上記分岐路15には、サブ
リリーフ弁17を接続している。また、供給路7には、
この油圧制御装置を保護するためのメインリリーフ弁2
0を設けるとともに、このメインリリーフ弁20は、タ
ンク通路21を介してタンクTに接続するようにしてい
る。
明する。この油圧制御装置において、ポンプPを駆動す
ると、ポンプPの吐出油は、優先弁6を介して制御流路
13に流れる。制御流路13に流れが生じると、この制
御流路13に設けたオリフィス14の上流側の圧力が第
2パイロット室6bに作用し、オリフィス14の下流側
の圧力が第1パイロット室6aに作用する。
室6aのパイロット圧の作用力およびスプリング6cの
バネ力と、第2パイロット室6bのパイロット圧の作用
力とがバランスした位置を保つ。すなわち、優先弁6
は、一定の制御流量をパワーステアリング側に常に供給
するとともに、その余剰分を余剰流路5に供給するよう
にしている。
示した中立位置から図面下側位置に切り換える。このよ
うに切り換えると、優先弁6で分流したポンプPの吐出
油が、フローレギュレータ10を介して、リフトシリン
ダ1のボトム室に供給される。上記フローレギュレータ
10に設けたチェック弁12は、切換弁2側からリフト
シリンダ1側への流れを許容し、その逆を制限す量にし
ているので、上記のようにポンプPの吐出油をリフトシ
リンダ1に供給するときには、吐出油はこのチェック弁
12を介して供給される。
換えると、リフトシリンダ1のボトム室は切換弁2を介
してタンクTに連通する。このとき、ボトム室からタン
クTへの戻り油はチェック弁12を通過することができ
ないので、絞り弁11を介してタンクTに連通する。絞
り弁11は、第1パイロット室11aの作用力およびス
プリング11cのバネ力と、第2パイロット室11bの
作用力とがバランスした位置を保つ。このように、リフ
トシリンダ1からの戻り油が、絞り弁11を介してタン
クTに戻ることによって、リフトシリンダ1が急激に下
降するのを防止している。すなわち、降下速度を制御し
ている。
面の上下いずれかに切り換えることによって動作させ
る。切換弁4を上下いずれかに切り換えると、優先弁6
によって分流したポンプPの吐出油が、パラレル通路8
を介してチルトシリンダ2のボトム室あるいはロッド室
に供給される。そして、ボトム室に吐出油が供給された
ときにはロッド室がタンクTに連通し、ロッド室に吐出
油が供給されたときにはボトム室がタンクTに連通する
ようにしている。また、上記のように切換弁2あるいは
切換弁4のいずれを切り換えたときにも、優先弁6はオ
リフィス14の前後の差圧に応じた流量をパワーステア
リング側に供給するようにしている。
に示したように、4つのセクションからなるバルブブロ
ックBから構成される。具体的には、図8の点線で囲っ
た部分が一つのセクションになる。まず、符合ISは、
インレットセクションであり、このインレットセクショ
ンISには優先弁6、メインリリーフ弁20、サブリリ
ーフ弁17が組み込まれるとともに、ポンプPと連通す
るポンプポートPPを設けている。符合LSはリフトセ
クションであり、リフトシリンダ用切換弁2を組み込ん
でいる。符合TSはチルトセクションであり、チルトシ
リンダ用切換弁4を組み込んでいる。また、符合OSは
アウトレットセクションであり、タンク通路21をタン
クTに連通するタンクポートTPを形成している。
記バルブブロックBに組み込まれるようにしている。し
かし、フローレギュレータ10は、リフトシリンダ1と
切換弁2との間に組み付けなければならないので、どう
してもその組み付け場所が狭い範囲に制限されてしま
う。しかも、このフローレギュレータ10をバルブブロ
ックBに組み込もうとして、他のセクションを設ける
と、バルブブロックB全体が大型化してしまう。したが
って、フローレギュレータ10を上記バルブブロックB
とは別体として設けていた。
油圧制御装置において、バルブブロックBとフローレギ
ュレータ10が別体となっていたので、上記バルブブロ
ックBとフローレギュレータ10を接続するために、外
部配管が必要であった。さらに、この外部配管とフロー
レギュレータ10、あるいは外部配管とバルブブロック
Bを接続するためには、継手も必要になる。このように
外部配管や継手が必要になる分だけ、部品点数が増えて
しまうという問題があった。また、上記フローレギュレ
ータを固定するために、取り付け部材が必要であった。
ルブブロックとフローレギュレータとを接続すると、こ
の外部配管の分だけ圧力損失が大きくなるだけでなく、
接続部分にも圧力損失が発生してしまう。このように圧
力損失が大きくなると、その分、リフトシリンダの上昇
時のエネルギーロスが大きくなるという問題があった。
リフトシリンダ1とタンクTとの位置関係の問題があっ
た。すなわち、リフトシリンダ1の戻り油は、リフトセ
クションLSからチルトセクションTSを経由して、ア
ウトレットセクションOSに流れ、このアウトレットセ
クションOSからタンクポートTPを介してタンクTへ
と戻していた。このようなバルブブロックBにおいて、
他のアクチュエータを制御するための予備のセクション
を増やすことがある。この予備のセクションを増やすと
きには、チルトセクションTSの下流側に上記予備のセ
クションを連接するのが普通である。そして、この予備
のセクションのさらに下流側にアウトレットセクション
OSを連接する。
ときには、リフトセクションLSとアウトレットセクシ
ョンOSとの距離が長くなってしまう。リフトセクショ
ンLSとアウトレットセクションOSとの距離が長くな
ると、リフトシリンダ1とタンクポートTPとを連通す
るタンク通路21の長さが長くなる。タンク通路が長く
なると、戻り油をタンクTに戻すとき、その分だけ圧力
損失も多くなってしまう。
クチュエータに比べて容量が大きく、当然のことなが
ら、リフトシリンダ1に供給される油量も多くなる。し
たがって、リフトシリンダ1からタンクTへの戻り油も
多くなるとともに、これをタンクに戻すようなときに
は、その圧力損失も大きくなる。このように、リフトシ
リンダ1の戻り流量には、比較的大きな圧力損失が発生
しやすいが、それに加えて、タンク通路21も長くなっ
てしまうと、それこそ圧力損失は非常に大きくなってし
まい、これが大きな問題となっていた。
予備のセクションを増やしたとき、アウトレットセクシ
ョンOSに形成したタンクポートTPの位置によって
は、タンク通路21を形成する配管の取り回しが複雑に
なってしまうという問題もあった。この発明の目的は、
圧力損失を減らし、しかも予備のセクションを増やした
ときにも圧力損失が大きくならない油圧制御回路を提供
することである。
ンダを制御するリフトシリンダ用切換弁を組み込んだリ
フトセクションと、その下流側に接続するとともに、チ
ルトシリンダを制御するチルトシリンダ用切換弁を組み
込んだチルトセクションと、リフトセクションに組み込
むとともに、リフトシリンダの下降速度を制御するフロ
ーレギュレータと、リフトセクションに形成したタンク
ポートとを備えたことを特徴とする。
例を示したものであり、フローレギュレータ22をバル
ブブロックBに組み込んだことを最大の特徴とする。さ
らに、他の特徴として、この第1実施例では、リフトシ
リンダ用切換弁2が組み込まれたセクションと同じセク
ションにタンクポートを形成している。これらの特徴以
外の構成については、従来と同様である。この従来と同
様の構成要素については、従来例と同じ符合を用いる。
点線で示したように、3つのセクションからなるバルブ
ブロックBから構成される。3つのセクションのひとつ
である、リフトセクションLSには優先弁6、切換弁
1、リリーフ弁19のほか、フローレギュレータ22
と、パイロットチェック弁23を組み込んでいる。
リフトシリンダ1を制御するリフトシリンダ用切換弁2
も組み込んでいる。すなわち、従来はインレットセクシ
ョンと、リフトシリンダ用切換弁2を組み付けたリフト
セクションとを別々のセクションにしていたが、この実
施例では、上記インレットセクションとリフトセクショ
ンとを一体にして、これをリフトセクションLSとして
いる。
2つのタンクポートTP1,TP2を設けているが、実
際にはこの一方のタンクポートTP1にはふたをして、
タンクTとは連通しないようにしている。そして、タン
クポートTP2をタンクTと連通させ、このタンクポー
トTP2から、各アクチュエータからの戻り油を戻すよ
うにしている。このようにタンクポートを2つ設けるこ
とにしたのは、種々の使用形態に対応することができる
ようにしたものである。すなわち、油圧制御装置によっ
ては、タンクポートTP1を使用した方が都合がよく、
別の制御装置ではタンクポートTP2を使用した方が都
合がよいということがあり、これら両方の使用形態に
も、最適な位置でタンクポートを選択することができる
ようにしている。
トシリンダ3を制御するチルトシリンダ用切換弁4を組
み込んでいる。そして、このチルトセクションTSに
は、他のアクチュエータを制御する予備の切換弁24を
組み込んだ予備セクションRSを設けている。
いて、図1の回路図を参照して、その詳細を説明する。
この第1実施例において、ポンプPは供給路7を介して
優先弁6に接続している。この優先弁6には、余剰流路
5を介して、リフトシリンダ用切換弁2と、チルトシリ
ンダ用切換弁4と、図示しないアクチュエータを制御す
る切換弁24とをパラレルに接続している。上記余剰流
路5は、優先弁6から切換弁2までの流路5aと、切換
弁2から切換弁4までの流路5bと、切換弁4から切換
弁24までの流路5cとからなる。また、上記切換弁
2,4,24を、パラレル通路8を介して接続してい
る。さらに、上記切換弁2はチェック弁25を介してパ
ラレル通路8に接続するとともに、切換弁24はチェッ
ク弁26を介してパラレル通路8に接続している。
とき、余剰流路5は、各切換弁を通過してタンク通路2
1と接続する。また、上記タンク通路21は、タンクポ
ートTP1およびタンクポートTP2に接続している。
しかし、先に説明したように、タンクポートTP1には
ふたをして、タンクポートTP2だけがタンクTと連通
するようにしている。
ンダ用切換弁2とを接続する接続流路27には、フロー
レギュレータ22とパイロットチェック弁23とを設け
ている。上記接続流路27は、リフトシリンダ用切換弁
2とフローレギュレータ22とを接続する流路27a
と、フローレギュレータ22とパイロットチェック弁2
3とを接続する流路27bと、パイロットチェック弁2
3とリフトシリンダ1とを接続する流路27cとからな
る。
接続流路27の流量を絞る絞り弁28と、チェック弁2
9とを備えている。上記絞り弁28には、この絞り弁2
8のリフトシリンダ1側の圧力をパイロット圧として導
く第2パイロット室28bと、リフトシリンダ用切換弁
2側の圧力をパイロット圧として導く第2パイロット室
28bとを設けるとともに、第1パイロット室28aに
はスプリング28cを介在させている。
に対してパラレルに接続するとともに、リフトシリンダ
用切換弁2側からリフトシリンダ1側への流れを許容
し、その逆を制限する。さらに、上記パイロットチェッ
ク弁23は、そのスプリング室23aとリフトシリンダ
用切換弁2のパイロットポート30とをパイロット流路
31を介して連通している。また、上記リフトシリンダ
用切換弁2が図面上側位置に切り換わって、制御流路2
7aとタンク通路21とが連通したとき、上記パイロッ
トポート30もタンク通路21に連通するようにしてい
る。
ダ1にポンプPの吐出油を供給するときには、リフトシ
リンダ用切換弁2を図面下側位置に切り換える。このよ
うにリフトシリンダ用切換弁2を切り換えると、吐出油
は、接続流路27a→チェック弁29→接続流路27b
→パイロットチェック弁23→接続流路27cを経由し
て、リフトシリンダ1のボトム室に供給される。リフト
シリンダ1のボトム室に吐出油が供給されるとこのリフ
トシリンダは上昇する。
油をタンクTに戻すときには、リフトシリンダ用切換弁
2を図面上側位置に切り換える。このようにリフトシリ
ンダ用切換弁2を切り換えると、リフトシリンダ1のボ
トム室の油は、接続流路27c→パイロットチェック弁
23→接続流路27b→絞り弁28→接続流路27aを
経由してタンクTに戻される。この流れについては、後
で詳細に説明する。また、チルトシリンダ用切換弁4の
動作は従来と同様であるとともに、切換弁24の動作
は、上記チルトシリンダ用切換弁4と同様である。
の具体的な構成を示したものである。バルブブロックB
は、リフトセクションLSと、チルトセクションTS
と、予備セクションRSとを連接してなる。上記リフト
セクションLSにおいて、貫通孔32に優先弁6のスプ
ール33を組み付け、貫通孔34にリフトシリンダ用切
換弁2のスプール35を組み付けている。また、リフト
シリンダ用切換弁2の下流側には、孔36に絞り弁28
の弁体37を組み付けている。なお、上記優先弁6と切
換弁2との間には、メインリリーフ弁20を組み付けて
いる。また、上記チルトセクションTSには、貫通孔3
8にチルトシリンダ用切換弁4のスプール39を組み付
け、予備セクションRSには、貫通孔40に切換弁24
のスプール41を組み付けている。
ポンプポートPPから供給された吐出油は、供給路7を
介して優先弁6に流れる。優先弁6に流れた吐出油は、
オリフィス14を介してパワーステアリング側に導く制
御流路13と、各切換弁2,4,24側に導く余剰流路
5aとに分流される。
吐出油は、供給路7からオリフィス14を介して、制御
流路13へと流れる。制御流路13の吐出油は、パワー
ステアリング側に供給される。このとき、上記オリフィ
ス14を通過した吐出油は、その圧力を第1パイロット
室6aと、第2パイロット室6bとに作用させる。そし
て、この第1,2パイロット室6a,6bに導かれる圧
力バランスによって、スプール33が摺動し、常に一定
の流量を制御流路13に供給する。また、上記スプール
33が摺動すると、供給路7と余剰流路5aとが連通す
る。そして、制御流路13に供給したときの余剰分が、
この余剰流路5aに導かれる。
図の中立位置にあるときには、余剰流路5a,5b,5
cがすべて連通するようにし、この余剰流路5cがタン
ク通路21に連通するようにしている。このタンク通路
21については、後で詳しく説明する。
オリフィス14と、パイロット流路18に設けたオリフ
ィス19とは、それぞれ異なる符合を用いて説明してい
るが、構造上、オリフィス14がオリフィス19を兼用
している。さらに、制御流路13とパイロット流路18
とは、構造上、同じ通路である。したがって、ここで
は、オリフィス14を用いてオリフィス19を表し、制
御流路13を用いてパイロット流路18を表している。
中立位置の状態から、切換弁2を図2の上側位置に切り
換える。このように切換弁を図の上側位置に切り換える
と、余剰流路5aと5bとの連通が遮断されるととも
に、上記余剰流路5aと接続流路27aとが連通する。
この接続流路27aは絞り弁28に接続するとともに、
図示しないチェック弁29にも接続している。また、絞
り弁28は、接続流路27bを介して図示しないパイロ
ットチェック弁23に接続している。上記図示しないチ
ェック弁29およびパイロットチェック弁23は、図2
に対して垂直の方向に設けているので、この図2には現
れない。そこで、図2のIII−III断面図を図3に、IV−
IV断面図を図4に示して、これらチェック弁29および
パイロットチェック弁23を説明する。
流路27aは、絞り弁28を介して、接続流路27bに
連通しているが、これとは別に上記接続流路27aはチ
ェック弁29を介して接続流路27bに接続している。
上記接続流路27aから供給される吐出油は、チェック
弁29を通過することができるので、このチェック弁2
9を介して接続流路27bに流れる。また、上記接続流
路27bは、図4に示したように、パイロットチェック
弁23に接続している。そして、接続流路27bに導か
れた吐出油は、上記パイロットチェック弁23の弁体4
2を押し上げて接続流路27cに流れる。この接続流路
27cは、図示しないリフトシリンダ1に接続している
ので、吐出油は、リフトシリンダ1のボトム室に供給さ
れ、リフトシリンダ1は上昇する。
置に切り換えて、リフトシリンダ1を下降させる。この
ように切換弁2を切り換えると、図4に示したように、
パイロットチェック弁23のスプリング室23aが、パ
イロット流路31、およびスプール35に形成したノッ
チ43を経由してタンク通路21に連通する。そして、
このパイロットチェック弁23は、スプリング室23a
に導かれるパイロット圧と、弁体42に作用する負荷圧
とのバランスによって、この弁体42を開くようにして
いる。
油が、戻り油として、接続流路27cから接続流路27
bへと流れる。ここで、図3に示したように、チェック
弁29は、接続流路27bから51aへの流れを規制し
ているので、接続流路27bに流れた戻り油は、絞り弁
28を介して、接続流路27aに流れる。さらに、この
ように、切換弁2を図下側位置に切り換えたときには、
上記接続流路27aは、タンク通路21と接続して、戻
り油がタンクTへと落とされる。このように、リフトシ
リンダ1からの戻り油は、必ず絞り弁28を介してタン
クTに戻されるので、その下降速度が制限され、リフト
シリンダが急に落下するのを防止することができる。
と、吐出油は余剰流路5aからパラレル通路8へと供給
される。このパラレル通路8は、チルトセクションTS
および予備セクションRSを貫通するように設けられて
いる。図5は、上記予備セクションRSのV-V断面図で
あるが、チルトセクションTSの断面図も、予備セクシ
ョンRSのV-V断面図と同じである。したがって、ここ
では予備セクションRSを説明して、チルトセクション
TSの詳細な説明を省略する。
に設けたパラレル通路8は、チェック弁25を介して切
換弁4のスプール41に接続している。そして、この切
換弁4が切換位置に切り換わったとき、吐出油がアクチ
ュエータポート46aあるいは46bを介して、アクチ
ュエータに供給される。例えば、切換弁4を切り換え
て、スプール41を図面下側位置に移動させると、パラ
レル通路8はチェック弁25、スプール41に形成した
環状凹部44を経由してアクチュエータポート46bに
接続する。このようにして、吐出油はアクチュエータポ
ート46bに供給される。
プール39に形成した環状凹部45を経由してタンク通
路21に接続する。したがって、アクチュエータポート
46aの油はタンクTに戻される。ここで、上記タンク
通路21は、図3〜5に示したように、各セクションを
貫通するように設けている。そして、このタンク通路2
1とタンクTとを連通するタンクポートTP1,TP2
を図3に示したように、リフトセクションLSに設けて
いる。また、上記2カ所あるタンクポートTP1および
TP2のうち、一方のタンクポートTP1を塞ぎ、他方
のタンクポートTP2だけがタンクTに連通するように
している。したがって、このアクチュエータポート46
aの戻り油は、予備セクションRSのタンク通路21か
ら、リフトセクションLSのタンク通路21に流れる。
そして、この戻り油は、図3で示したタンク通路21か
らタンクポートTPを介してタンクTに戻される。
ルブブロックBとは別体に設けていたフローレギュレー
タ22を、上記バルブブロックBと一体にしているの
で、上記バルブブロックBとフローレギュレータ22と
を接続するための外部配管が不要となった。また、外部
配管が不要となったので、この外部配管を接続する継手
も不要となった。上記外部配管や継手がなくなったの
で、この外部配管や継手による圧力損失を減らすことが
できる。さらに、上記フローレギュレータ22をバルブ
ブロックB内に組み付けているので、上記フローレギュ
レータを固定するための取り付け部材を用いていた従来
と比べて、部品点数が少なくなり、その分コストダウン
が可能となる。
ダ1を制御する切換弁2を組み込んだセクションと、同
じセクションにタンクポートTPを設けている。したが
って、予備セクションを多数連接したとしても、切換弁
2とタンクポートTPとを接続するタンク通路21の長
さは変わらない。予備セクションRSを増やしても、タ
ンク通路21の長さが変わらないので、リフトシリンダ
1の戻り油をタンクTに戻すときに、圧力損失が大きく
なるということがなくなる。
Sが増えても、リフトシリンダ1とタンクポートTPと
の位置関係が変わらないので、上記予備セクションRS
の増設にともなって、配管の取り回しが変わることがな
い。したがって、予備セクションRSが増えることによ
って配管の取り回しが複雑になるということがなくな
る。また、タンクポートTPをリフトシリンダ用切換弁
2を組み付けたセクションと同じセクションに組み付け
るようにしたので、タンクポートTPを組み付けるため
のアウトレットセクションを別に設ける必要がない。し
たがって、装置全体の小型化が可能になる。
たものであり、ポンプPの吐出油をパワーステアリング
系に供給しないようにしたものである。したがって、上
記ポンプPの吐出油を、各アクチュエータと接続する余
剰流路と、パワーステアリング系に接続する制御流路と
に分流する必要がない。余剰流路と制御流路とに分流す
る必要がないので、これを分流するための優先弁を設け
なくてもよい。このように優先弁を設けないこと以外
は、第1実施例と同様である。第1実施例と同様の構成
要素については、第1実施例と同じ符合を用いる。ま
た、この第1実施例と同様の構成要素についての詳細な
説明を省略する。
であり、図7は、上記回路図の具体的な構造を示したも
のである。このような第2実施例において、上述したよ
うに、ポンプPと切換弁2との間に優先弁を介していな
い。したがって、ポンプPの供給油は分流されることな
くすべて余剰流路5側に供給される。また、その他の流
路や切換弁の構成は第1実施例と同じであり、作用も同
じである。
施例と同様、フローレギュレータを上記バルブブロック
と一体にしているので、上記バルブブロックとフローレ
ギュレータとを接続するための外部配管が不要となっ
た。外部配管が不要となったので、この外部配管を接続
する継手も不要となったので、これにともなう圧力損失
を防ぐことができる。また、リフトシリンダ用切換弁2
を組み込んだリフトセクションLSと同じセクションに
タンクポートTPを設けているので、予備セクションR
Sを増やしても、圧力損失が大きくなるということがな
くなる。さらに、予備セクションRSの増加にともなっ
て配管の取り回しが複雑になることもない。
用切換弁2を組み付けたセクションと同じセクションに
組み付けるようにしたので、タンクポートTPを組み付
けるためのアウトレットセクションを別に設ける必要が
ない。したがって、装置全体の小型化が可能になる。
を上記バルブブロックと一体にしているので、上記バル
ブブロックとフローレギュレータとを接続するための外
部配管が不要となった。したがって、外部配管を通過す
るときの圧力損失を防ぐことができる。また、リフトシ
リンダ用切換弁を組み込んだインレットセクションと同
じセクションにタンクポートを設けているので、予備の
セクションを増やしても、圧力損失が大きくなるという
ことがなくなる。さらに、予備セクションRSの増加に
ともなって配管の取り回しが複雑になることもない。
Claims (1)
- 【請求項1】 リフトシリンダを制御するリフトシリン
ダ用切換弁を組み込んだリフトセクションと、その下流
側に接続するとともに、チルトシリンダを制御するチル
トシリンダ用切換弁を組み込んだチルトセクションと、
リフトセクションに組み込むとともに、リフトシリンダ
の下降速度を制御するフローレギュレータと、リフトセ
クションに形成したタンクポートとを備えたことを特徴
とする油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000310038A JP2002114498A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000310038A JP2002114498A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 油圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002114498A true JP2002114498A (ja) | 2002-04-16 |
Family
ID=18790064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000310038A Pending JP2002114498A (ja) | 2000-10-11 | 2000-10-11 | 油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002114498A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006306507A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Kayaba Ind Co Ltd | フォークリフト用制御回路 |
JP2006306573A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Kayaba Ind Co Ltd | フォークリフト用制御回路 |
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JP2009019661A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Komatsu Ltd | 流量制御装置 |
DE102011056068B4 (de) | 2011-12-06 | 2022-08-11 | Still Gesellschaft Mit Beschränkter Haftung | Hydrauliksystem einer mobilen Arbeitsmaschine |
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---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-10-11 JP JP2000310038A patent/JP2002114498A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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