JP2002114499A - 産業車両の油圧制御装置 - Google Patents

産業車両の油圧制御装置

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JP2002114499A
JP2002114499A JP2000304989A JP2000304989A JP2002114499A JP 2002114499 A JP2002114499 A JP 2002114499A JP 2000304989 A JP2000304989 A JP 2000304989A JP 2000304989 A JP2000304989 A JP 2000304989A JP 2002114499 A JP2002114499 A JP 2002114499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷役用ポンプから供給される作動油を利用し
て油圧式駆動装置を作動させるポンプ部品の共有化の構
成をとることで部品配設スペースの省スペース化を図る
ことができ、しかも油圧式駆動装置の作動に使用される
圧油の供給のみを目的とする荷役用ポンプの作動頻度を
少なく抑える。 【解決手段】 前輪5に装備された補助ブレーキ装置2
6を油圧制御するためのブレーキバルブユニット20は
アキュムレータ61を備える。アキュムレータ61に
は、荷役用ポンプ16の吐出油を荷役系のオイルコント
ロールバルブ19に送出するためのホース56から分岐
したホース59が接続されている。荷役レバー10a〜
10cのいずれか1つが操作されて荷役用モータ15が
作動される度に、アキュムレータ61が蓄圧される。ま
たアキュムレータ61の蓄圧値が下限値を下回って圧力
スイッチ48がオフすると荷役用モータ15が作動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄圧器を油圧源に
もつ油圧式駆動装置を備えた産業車両の油圧制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の産業車両であるフォークリフト
がバッテリ車である場合、荷役操作手段(荷役レバー)
の操作を基にフォークの昇降やマストの傾動などの荷役
動作を行う荷役装置は、荷役用モータ(電動モータ)と
荷役用ポンプ(油圧ポンプ)を備える。荷役レバーの操
作に基づいて荷役用モータが作動されることで各種油圧
シリンダを駆動するために必要な油圧が発生し、荷役レ
バーの操作に基づく油路の切換えは複数の切換弁がユニ
ット化されたオイルコントロールバルブで行われる。
【0003】フォークリフトでは、荷役装置以外にも例
えばパワーステアリング装置などの油圧式駆動装置が設
けられる場合がある。従来、荷役装置以外の油圧式駆動
装置の油圧源は、荷役用とは別個の専用の電動モータお
よび油圧ポンプが設けられていた。
【0004】例えば特開平10−35313号公報には
図7に示す車両用動力伝達装置が開示されている。同図
に示すこの車両用動力伝達装置では、差動装置(差動制
限クラッチ)100を駆動するために設けられた油圧ユ
ニット101は、モータポンプ102、アキュムレータ
(蓄圧器)103、電磁比例圧力制御弁(比例弁)10
4および電磁方向切換弁(方向切換弁)105、圧力ス
イッチ106を内蔵する構成であった。アキュムレータ
103を油圧源とし、比例弁104で調圧された作動油
を方向切換弁105により左右のクラッチ107,10
8のいずれかの油室に供給する構成であった。アキュム
レータ103の蓄圧管理は、圧力スイッチ106の検出
情報に基づいてECU109がモータリレー110を介
してモータポンプ102を駆動することによりアキュム
レータ103を蓄圧することで行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォークリ
フト等の産業車両において荷役系以外の油圧式駆動装置
の油圧源のとり方として、以下の2つの方法が考えられ
る。1つは、従来技術の油圧ユニット101を油圧源と
して適用する方法である。他の1つは、油圧式駆動装置
の油圧源となる油圧ポンプを荷役系と共有する構成とす
る方法である。
【0006】前者の場合、従来技術の油圧ユニット10
1を油圧源とすると、荷役用ポンプの他に油圧ユニット
に内蔵されたモータポンプ102を備えることになる。
このため、2つのポンプを配設するための部品配設スペ
ースを確保する必要があり、部品の配置自由度の制限や
産業車両の大型化を招く問題があった。また、油圧式駆
動装置が作動されて消費された油量をアキュムレータ1
03へ補給するのは、必ずモータポンプを駆動させて行
う必要があった。
【0007】一方、後者の場合、油圧ポンプの共有によ
って部品配設スペースの省スペース化は図れるが、例え
ばパワ−ステアリング装置などのように作動させるため
に比較的多量の作動油を消費する油圧式駆動装置では、
油圧ポンプを荷役系と共有すると、荷役装置と油圧式駆
動装置が同時に作動されるときにも対応できるように大
型ポンプが必要になる。この場合、1つの油圧式駆動装
置を作動するだけのときも大型ポンプが駆動されること
になりエネルギーロスが大きい。これに対し、油圧式駆
動装置が油圧ブレーキ装置などのように消費される油量
が少量で足りるものであれば、油圧ポンプを荷役系と共
有する構成を採用しても、油圧ポンプの容量の増加をほ
とんど伴わずその大型化が必要ないことから荷役駆動時
のエネルギーロスが少なくて済む。しかし、油圧式駆動
装置が作動される度に油圧ポンプを必ず作動させる必要
があったため、荷役系に比べ油圧の低い少量の圧油を吐
出するだけのために比較的大型な荷役用ポンプを毎回作
動させなければならず効率が悪いという問題があった。
【0008】よって、前者も後者も、油圧式駆動装置の
作動のみを目的とする油圧ポンプの作動頻度が比較的高
く、しかも後者の場合は油圧式駆動装置の作動時におけ
るポンプの効率も悪かったので、いずれの構成もポンプ
作動のために消費される電力消費が相対的に大きかった
という問題があった。電力消費が大きいと、例えばバッ
テリ式フォークリフトでは高いパワーを維持した状態で
の長時間の走行や荷役作業に支障を来すという問題があ
った。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、荷役用ポンプから供給される
作動油を利用して油圧式駆動装置を作動させるポンプ部
品の共有化の構成をとることで部品配設スペースの省ス
ペース化を図ることができ、しかも油圧式駆動装置の作
動に使用される圧油の供給のみを目的とする荷役用ポン
プの作動頻度を少なく抑えられ、ポンプ駆動のための電
力消費低減に寄与できる産業車両の油圧制御装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、荷役装置を駆動する油圧を
発生させる荷役用ポンプと、荷役操作手段の操作を検知
したときに作動されて前記荷役用ポンプを駆動する電動
機と、前記荷役操作手段の操作を基に前記荷役用ポンプ
からの圧油の油路が切り換えられることで前記荷役装置
を駆動制御する荷役用切換弁と、前記荷役装置以外の油
圧式駆動装置の作動のための油圧制御をするとともにそ
の油圧源となる蓄圧器を備えた制御弁手段とを備え、前
記荷役用ポンプから前記荷役用切換弁に送出された圧油
が前記蓄圧器にも供給されるように前記蓄圧器と前記荷
役用ポンプとを接続したことを要旨とする。
【0011】この発明によれば、荷役操作手段が操作さ
れる度に電動機が作動されて荷役用ポンプが駆動され、
荷役用切換弁の油路の切り換えにより荷役装置が駆動さ
れる。この際、荷役装置以外の油圧式駆動装置の作動の
ための油圧制御をする制御弁手段が備える蓄圧器にも圧
油が供給され、蓄圧器が蓄圧される。このため、油圧式
駆動装置が駆動される際、蓄圧器が十分蓄圧されている
頻度が高く、蓄圧器の蓄圧のみを目的とする荷役用ポン
プの駆動が少なく済む。従って、蓄圧器の蓄圧に荷役用
ポンプを利用する構成としても、電動機の作動頻度が少
なく済むためにその電力消費がさほど増えず、しかも油
圧式駆動装置は荷役用ポンプおよび電動機を荷役装置と
共有する構成であるので、部品点数が少なく済み、これ
に伴い部品収容スペースも少なく済む。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記蓄圧器と前記荷役用ポンプとの間
における油路上に、該荷役用ポンプの吐出圧を基に発生
する荷役用油圧を蓄圧用油圧に減圧する減圧弁を設けた
ことを要旨とする。
【0013】この発明によれば、請求項1に記載の発明
の作用に加え、蓄圧器が十分蓄圧されているときでも荷
役操作手段が操作されれば荷役用ポンプが駆動される
が、荷役用ポンプから送出される圧油は蓄圧器に至る途
中で減圧弁により荷役用油圧から蓄圧用油圧に減圧され
るため、蓄圧器の蓄圧過剰が避けられる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記荷役操作手段が操作されず
前記荷役用切換弁が前記荷役用ポンプとオイルタンクと
を連通させる切換位置にあっても、前記荷役用ポンプが
駆動されれば前記蓄圧器に蓄圧させるための油圧を立て
る絞り弁を備えていることを要旨とする。
【0015】この発明によれば、請求項1又は2に記載
の発明の作用に加え、荷役用切換弁がオイルタンクと油
路が連通する切換位置にあっても、絞り弁の存在により
油圧が立つので、蓄圧器は蓄圧される。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記絞り弁は、前記荷役操作手段が操
作されず前記荷役用切換弁が中立位置に配置されたとき
に前記荷役用ポンプと前記オイルタンクとを連通する位
置に配置されるようその内部に設けられた油路上に設け
られていることを要旨とする。
【0017】この発明によれば、請求項3に記載の発明
の作用に加え、荷役用切換弁が中立位置に配置されてい
るときに油路がオイルタンクと連通し、仮に蓄圧器の蓄
圧のみを目的に電動機が作動されても、する油路上に設
けられている絞り弁は請求項5に記載の発明は、請求項
1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記蓄圧
器の蓄圧値が不足したことを検出する蓄圧検出器と、前
記蓄圧検出器が前記蓄圧値の不足を検出すると、前記電
動機を作動させる制御手段とを備えていることを要旨と
する。
【0018】この発明によれば、蓄圧器の蓄圧値が不足
したことが蓄圧検出器により検出されると、制御手段が
電動機を作動させて荷役用ポンプを駆動する。このた
め、蓄圧器の蓄圧値が不足するときには荷役操作に独立
して荷役用ポンプが駆動されて蓄圧器が蓄圧される。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか一項に記載の発明において、前記油圧式駆動装
置は、産業車両に設けられた油圧式制動装置であること
を要旨とする。
【0020】この発明によれば、請求項1〜5のいずれ
か一項に記載の発明の作用に加え、油圧式制動装置の作
動目的のみの荷役用ポンプの作動頻度が少なく済むう
え、電動機および荷役用ポンプの荷役装置との共有によ
り部品点数が少なく済む。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記油圧式制動装置は、制動操作手段
の制動操作を基に駆動輪に主制動を付与する主制動手段
が作動された際、主制動を補助する必要があると判断さ
れたときに前記駆動輪と前後反対側の車輪に補助的な制
動を付与するために作動される補助ブレーキ装置である
ことを要旨とする。
【0022】この発明によれば、請求項6に記載の発明
の作用に加え、主制動手段の主制動を補助する必要があ
ると判断されたときに補助ブレーキ装置が作動され、主
制動が付与されている駆動輪と前後反対側の車輪に補助
的な制動が付与される。この結果、産業車両の制動力が
高まる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図6に従って説明する。図5及び図6に示
すように、産業車両としてのリーチ型フォークリフトト
ラック(以下、単にフォークリフトと称す)1は、前二
輪従動・後一輪駆動の3輪車タイプであり、車体(機
台)2の前部に収容されたバッテリ3を電源として走行
するバッテリ車である。車体2からは左右一対のリーチ
レグ4が前方へ延出しており、左右の前輪5は左右のリ
ーチレグ4を構成する各リーチレール4aの先端部にそ
れぞれ回転可能に支持されている。後一輪である後輪6
は操舵輪を兼ねた駆動輪で、車幅方向左寄りにオフセッ
トして位置しており、その右隣には所定距離離れた位置
に補助輪(キャスタ)7が設けられている。
【0024】車体2の後部右側部分が立席タイプの運転
席(運転室)8となっており、運転席8の前側にある図
6に示すインストルメントパネル9には、荷役操作のた
めの荷役レバー10、および前後進操作のためのアクセ
ルレバー11が設けられている。また運転席8の左隣に
立設する収容ボックス12の上面にはハンドル(ステア
リングホイール)13が設けられている。図5に示すよ
うに車体2には、走行用モータ(ドライブモータ)1
4、電動機としての荷役用モータ(ポンプモータ)1
5、荷役用ポンプ16、オイルタンク18、オイルコン
トロールバルブ(以下、コントロールバルブという)1
9、制御弁手段としてのブレーキバルブユニット20等
が収容されている。
【0025】図6に示すように、車体2の前側には荷役
装置(マスト装置)21が装備され、荷役レバー10の
うちのリーチレバー操作時には、リーチシリンダ22が
伸縮駆動することによって、荷役装置21がリーチレー
ル4aに沿って所定ストローク範囲内で前後方向に移動
する。また、荷役装置21は、2段式のマスト23、リ
フトシリンダ24およびフォーク25を備え、荷役レバ
ー10のうちのリフトレバー操作時には、リフトシリン
ダ24が伸縮駆動することによりマスト23が上下方向
にスライド伸縮し、これに連動してフォーク25が昇降
する。
【0026】図5に示すように、ブレーキバルブユニッ
ト20とコントロールバルブ19は共に荷役用ポンプ1
6を共通の油圧供給源としている。左右の前輪5には油
圧式駆動装置及び油圧式制動装置としての油圧式の補助
ブレーキ装置(前輪ブレーキ装置)26がそれぞれ取付
けられている。補助ブレーキ装置26は本例では油圧式
ドラムブレーキ装置からなる。左右の補助ブレーキ装置
26は2本のパイプ27を介してそれぞれブレーキバル
ブユニット20と接続されている。
【0027】各リーチレール4aの下面には、前輪回転
数センサ28,28が取付けられている。前輪回転数セ
ンサ28は例えば磁気センサからなり、前輪5のホイー
ル側面に周方向に一定ピッチで形成された歯部を検出す
ることによって前輪5の回転数を検出する。
【0028】図1は、フォークリフトの概略構成図(シ
ステム構成図)である。走行用モータ14は、リアサス
ペンション機構を構成するリンク部材30の上面に組付
けられており、リンク部材30の下面に相対回動可能に
設けられたギヤボックス31の下部に後輪(駆動輪)6
は回転可能に支持されている。ギヤボックス31と一体
回動するステアリングギヤ31aはハンドル13と作動
連結されており、後輪6はハンドル13の操作に応じて
操舵される。また、ステアリングギヤ31aの近傍には
操舵角センサ32が設けられ、操舵角センサ32はステ
アリングギヤ31aの回転位置を検出して後輪6の操舵
角(タイヤ角)に応じた電圧値の信号を出力する。
【0029】走行用モータ14の上部には主制動手段と
しての主ブレーキ装置(後輪ブレーキ装置)33が装備
されている。主ブレーキ装置33は、走行用モータ14
の回転軸と一体回転するディスク34を挟圧して制動力
を得るディスクブレーキ装置からなる。主ブレーキ装置
33はリンク機構(図示せず)を介して制動操作手段と
してのブレーキペダル35と機械的に作動連結されてお
り、ブレーキペダル35が踏込まれていない状態でブレ
ーキがかかる、いわゆるデッドマンブレーキとなってい
る。またブレーキペダル35がブレーキ操作位置(踏込
み解除位置)にあることを検知するブレーキスイッチ3
6が設けられている。
【0030】ディスク34の支持部外周面上に周方向に
一定ピッチで形成された多数の歯部34aと対向する位
置には、歯部34aを被検出部とする2つの回転数セン
サ37,38が設けられている。2つの回転数センサ3
7,38は、歯部の位相で90゜ずれた位置に並設され
ており、90度位相のずれたパルス信号をそれぞれ出力
する。
【0031】制御手段としてのコントローラ41には、
入力側に前輪回転数センサ28、操舵角センサ32、ブ
レーキスイッチ36、回転数センサ37,38、アクセ
ルセンサ42、前進操作検知スイッチ43,後進操作検
知スイッチ44,荷役操作検知スイッチ45,46,4
7、蓄圧検出器としての圧力スイッチ48、および揚高
センサ49が電気的に接続されている。またコントロー
ラ41の出力側には、荷役用モータ15、ブレーキバル
ブユニット20の2つの電磁弁51,52が電気的に接
続されている。またコントローラ41にはマイコン53
及びモータ駆動回路54が内蔵されている。
【0032】ブレーキスイッチ36は、ブレーキペダル
35の踏込操作が解除されたブレーキ操作検知時にコン
トローラ41にブレーキスイッチ制動信号を出力する。
アクセルセンサ42は、アクセルレバー11の操作位置
を検出し、中立位置からの前進・後進別の操作量に応じ
た電圧値の信号をコントローラ41に出力する。
【0033】コントローラ41は、前後進操作検知スイ
ッチ43,44からの入力信号を基にアクセルレバー1
1の操作方向を認識するとともにアクセルセンサ42か
らの入力信号値を基にアクセルレバー11の操作量を認
識する。コントローラ41は、アクセルレバー11の操
作方向に応じたモータ回転方向でその操作量に応じたモ
ータ出力が得られるようにモータ駆動回路54を介して
走行用モータ14を駆動制御する。またコントローラ4
1は、2つの回転数センサ37,38から入力する各パ
ルス信号の信号状態の比較から後輪6の回転方向、つま
り車両進行方向を逐次検出しており、アクセルレバー1
1の操作方向が車両進行方向と逆である旨(つまりスイ
ッチバック操作の旨)の信号を前後進操作検知スイッチ
43,44から入力すると、これをアクセル制動信号と
して認識する。コントローラ41はアクセル制動信号の
入力中はスイッチバック中であると判断してモータ駆動
回路54を介して走行用モータ14を回生制動制御す
る。なお、後輪6に回生制動をかける走行用モータ14
およびモータ駆動回路54によっても主制動手段が構成
される。
【0034】荷役操作検知スイッチ45,46,47
は、荷役レバー(リフトレバー10a、リーチレバー1
0b、ティルトレバー10c)が操作されたことを検知
するもので、3つのレバー10a,10b,10c毎に
設けられている(但し、リフトレバー10aの下降操作
は検知されない)。コントローラ41は、荷役操作検知
スイッチ45,46,47から荷役レバー10a,10
b,10cが操作された旨の信号を入力すると、荷役用
モータ15を駆動する。荷役用モータ15が駆動される
ことによって荷役用ポンプ16が駆動され、オイルタン
ク18からホース55を通じて汲み上げられた作動油が
ホース56を通じてコントロールバルブ19に吐出され
る。またコントロールバルブ19から排出される作動油
はホース57を通じてオイルタンク18に戻される。
【0035】荷役レバー10a〜10cはコントロール
バルブ19と機械的に連結されており、各レバー10a
〜10cが操作されると、荷役用モータ15が駆動され
るとともにコントロールバルブ19内の対応する手動切
換弁(詳細は後述)が中立位置から切り換え操作されて
各油圧シリンダ22,24,58と連通する油路が開弁
するようになっている。このため、各レバー10a,1
0b,10cの操作に応じてリフトシリンダ24、リー
チシリンダ22、ティルトシリンダ58のうち対応する
ものが駆動される。
【0036】ブレーキバルブユニット20にはホース5
6から分岐するホース59が接続され、荷役用ポンプ1
6からの圧油がホース59を通じてブレーキバルブユニ
ット20に供給されるようになっている。またブレーキ
バルブユニット20とオイルタンク18はホース60を
通じて接続されている。
【0037】ホース59を、荷役用ポンプ16とコント
ロールバルブ19間を接続するホース56から分岐させ
た理由は次のとおりである。荷役レバー10a〜10c
のうちいずれか1つを操作しても、油圧シリンダ22,
24,58の任意の1つが駆動されるための圧油はいつ
もホース56を共通に流れ、荷役操作時はレバー10a
〜10cのうちいずれが操作されても常にアキュムレー
タ61を蓄圧できるようにするためである。しかもホー
ス59が1本で足りる構成をとれるからである。
【0038】圧力スイッチ48は、ブレーキバルブユニ
ット20に設けられた蓄圧器としてのアキュムレータ6
1に蓄圧される油圧(蓄圧値)の下限値と上限値を検知
するものである。コントローラ41は、アキュムレータ
61の蓄圧値がその下限値を下回って圧力スイッチ48
がオフしたときに荷役用モータ15を駆動し、その後、
蓄圧値が上限値に達して圧力スイッチ48がオンすると
荷役用モータ15の駆動を停止する。また左右の補助ブ
レーキ装置26,26は、コントローラ41がブレーキ
バルブユニット20の2つの電磁弁51,52をそれぞ
れ励消磁制御および電流値制御することにより作動制御
される。
【0039】次にブレーキ系の油圧回路について図2に
基づいて説明する。ブレーキバルブユニット20は、ポ
ンプポートP、タンクポートT、2つのブレーキポート
B1,B2の計4ポートを備えている。ポンプポートP
には荷役用ポンプ16に繋がるホース59が接続され、
タンクポートTにはオイルタンク18に繋がるホース6
0が接続されている。また2つのブレーキポートB1,
B2には、左右の補助ブレーキ装置26,26の各ホイ
ールシリンダ62,62が2本のパイプ27,27を通
じてそれぞれ接続されている。
【0040】ブレーキバルブユニット20は、減圧弁6
3、逆止弁64、電磁開閉弁(シャットオフ弁)51お
よび電磁比例式圧力調整弁(リニアソレノイド弁)52
を備え、これら弁51,52,63,64はポンプポー
トPとブレーキポートB1,B2を接続する油路65上
に直列に配置されている。減圧弁63はポンプポートP
から入力される油圧を減圧するものである。減圧弁63
とシャットオフ弁51の間における油路65上に設けら
れた逆止弁64は、アキュムレータ61に畜圧された作
動油の逆流を阻止するもので、アキュムレータ61が設
定圧(上限値)に達するまで開弁するようにその開弁圧
が設定されている。またアキュムレータ61と圧力スイ
ッチ48は、逆止弁64とシャットオフ弁51の間で油
路65から分岐する2本の油路66,67を通じて互い
に連通している。またリニアソレノイド弁52の排出ポ
ートは油路68を通じてタンクポートTに接続されてい
る。
【0041】コントローラ41は、シャットオフ弁51
とリニアソレノイド弁52の各ソレノイド51a,52
aと電気的に接続されている。シャットオフ弁51は、
ソレノイド51aが消磁されているときバネ51bの付
勢力により閉弁し、ソレノイド51aが励磁されている
とき開弁するオンオフ弁である。また、リニアソレノイ
ド弁52は、コントローラ41からソレノイド52aに
入力される電流値に応じてその出力油圧(液圧)が一義
的に決まるようになっている。補助ブレーキ装置26
は、ホイールシリンダ62に液圧が供給されることで作
動し、その液圧値に応じた制動力を前輪5に付与する。
【0042】マイコン53は、後輪6に主ブレーキがか
けられる際に、前輪5の補助ブレーキ(補助制動)が必
要であるか否かを判断し、その必要があるときのみ補助
ブレーキ装置26を作動させるようになっている。この
とき図4に示すマップMを参照して決まるブレーキ圧
(液圧)を基にリニアソレノイド弁52のソレノイド5
2aに通電する電流値を決めている。
【0043】図4のマップMは、補助ブレーキ装置26
のブレーキ力を決めるブレーキ圧(液圧)を決めるため
に用いるものである。この実施形態では、補助制動が必
要であるかの判定に、スリップ値S、車速(初速)V、
減速度β、揚高Hの4つをパラメータとし、4つのパラ
メータを基に前記マップMを参照しブレーキ圧を求め
る。パラメータとしての車速Vはブレーキ操作時の初速
を指し、初速Vがある一定車速(しきい値)Vcを超え
る高速時は補助制動を与え、一定車速Vc以下の低速時
は補助制動を与えない(ブレーキ圧「0」)。車速(初
速)Vは、前輪回転数センサ28からの単位時間当たり
の入力パルス数を基に左右の前輪5の回転速度を求め、
左右両回転速度の平均値として求められる。減速度βは
車速Vの時間変化を計算して求められ、制動中の減速度
βがある一定減速度(しきい値)βc以下の時はその時
の減速度βに応じたブレーキ圧の補助制動を与え、一定
減速度βcを超える急減速時は補助制動を与えない(ブ
レーキ圧「0」)。補助制動を与える範囲では、例えば
減速度βが大き過ぎる場合はブレーキ圧を弱めとし、減
速度βが小さ過ぎる場合はブレーキ圧を強めとし、適正
な減速度βが得られるようにその時の減速度βの値に応
じて適正なブレーキ圧に調整される。
【0044】補助ブレーキを掛けるときのブレーキ圧は
減速度βの強さに応じて段階的に設定され、この実施形
態では4段階に設定されている。すなわち減速度βが最
も小さいときに強いブレーキ圧PH が設定され、以下減
速度βが順に大きくなるに連れてブレーキ圧はPM ,P
L ,Pmin が設定されている。
【0045】スリップ値Sがそのしきい値Scを超えて
後輪6のスリップが許容範囲を外れたときは、初速Vが
低速域(V≦Vc)にあるときと減速度βが急減速域
(β>βc)にある場合を除き、最大のブレーキ圧Pmax
を与える。また揚高センサ49に検出された揚高Hが高
揚高であるときはマップMを参照して得られる低揚高の
ときのブレーキ圧に比べ一定割合小さめのブレーキ圧が
設定されるようになっている。これは高揚高時は積荷が
高い位置にあって車両重心位置が高いために車体が相対
的に不安定で、急減速すると車体が前後に揺れ易いから
である。
【0046】パラメータS,V,β,Hを基にマップM
を参照するなどして得られたブレーキ圧がリニアソレノ
イド弁52から出力されるように、コントローラ41は
リニアソレノイド弁52のソレノイド52aに出力する
電流値を制御する。
【0047】後輪6のスリップ値Sの検出方法は次のよ
うである。マイコン53は、前輪回転数センサ28から
の単位時間当たりの入力パルス数を基に前輪5の回転速
度を求め、この前輪回転速度と前輪半径とから前輪車速
(従動輪換算車速)Vf を算出する。またマイコン53
は、後輪回転数センサ37からの単位時間当たりの入力
パルス数を基に後輪6の回転速度を求め、この後輪回転
速度と後輪半径とから後輪車速(駆動輪換算車速)Vr
を算出する。ここで、フォークリフト1は、ハンドル1
3が一杯近くにまで切られた最大操舵角付近で旋回内輪
側の前輪5の回転速度が零になる場合があるので、前輪
車速Vf を求めるのに旋回外輪側の前輪5の回転を検出
する一方の前輪回転数センサ28からの入力信号のみを
使用している。マイコン53は操舵角センサ32から入
力する操舵角θを基に、旋回外輪側の前輪5が左右どち
らであるかを判定する。なお、直進走行(θ=0)時
は、左右のうち予め定められた一方の前輪回転数センサ
28からの入力信号のみ使用する。
【0048】本例では、車両旋回時に前輪5と後輪6の
各々の旋回半径が異なることを考慮した補正係数K
(θ)(操舵角θの関数)をその時々の操舵角θに応じ
て求め、前輪車速Vf にその補正係数K(θ)を乗じ
て、前輪車速Vf を後輪位置相当の車速に変換した車速
VRに換算する。この車速VRは後輪6がスリップしてい
ないときの後輪車速Vr に相当する。そしてコントロー
ラ41は、この車速VRと後輪車速Vr との差を「すべ
り速度」ΔV(=VR−Vr )として算出する。なお、
後輪6のスリップが許容範囲を超えたことを判定するし
きい値So は、後輪6と路面との摩擦係数が静止摩擦領
域から動摩擦領域に移行する境界付近の値が設定されて
おり、例えばスリップ率換算で0.2付近の値が設定さ
れている。なお、スリップ判定にはすべり速度ΔVに代
え、スリップ率(=(VR−Vr )/VR)を使用するこ
ともできる。
【0049】また、補助ブレーキ装置26の作動応答性
を高めるためにブレーキ操作が検知された時点、つまり
制動信号入力後直ちにホイールシリンダ62に液圧が立
たない程度の既定値の予備電流をブレーキバルブユニッ
ト20(電磁弁51,52)に通電するようにしてい
る。具体的には、ソレノイド51aを励磁してシャット
オフ弁51を開弁することでリニアソレノイド弁52に
アキュムレータ61の油圧を印加させると共に、ソレノ
イド52aに予備電流を通電して、リニアソレノイド弁
52のスプールを前もって開弁直前の位置まで移動させ
ておく。
【0050】マイコン53はメモリに、補助ブレーキ装
置26を作動制御するための補助ブレーキ制御用プログ
ラムなど各種プログラムなどを記憶している。なお、補
助ブレーキ装置26が作動するときのブレーキ圧の決め
方は、スリップ値S、車速(初速)V、減速度βのうち
少なくとも一つをパラメータとし、パラメータの値に応
じて可変させる設定であれば足りる。また減速度の代わ
りに積荷の荷重をパラメータに用い、荷重に応じてブレ
ーキ圧を決めて荷重にさほど影響されずにある許容範囲
内の減速度がいつも得られるようにブレーキ圧を制御す
ることもできる。
【0051】図3は、コントロールバルブ19を示す油
圧回路である。コントロールバルブ19は、荷役用ポン
プ16の吐出口と接続されるポンプポートPと、オイル
タンク18と接続されるタンクポートTと、リフトシリ
ンダ24と接続されるリフトポートLと、リーチシリン
ダ22と接続されるリーチポートR1,R2と、ティル
トシリンダ58と接続されるティルトポートT1,T2
との計7つのポートを有している。また、コントロール
バルブ19は、リフトレバー10aの操作により切換え
られる手動切換弁76と、リーチレバー10bの操作に
より切換えられる手動切換弁77と、ティルトレバー1
0cの操作により切換えられる手動切換弁78とを内蔵
している。手動切換弁76〜78は三位置切換弁であ
る。なお、この実施形態では、各手動切換弁76,7
7,78により荷役用切換弁が構成される。
【0052】ポンプポートPとタンクポートTを連通す
る主油路79上に3つの手動切換弁76〜78は直列に
配置されている。手動切換弁76とポンプポートPとの
間で主油路79から分岐した各供給油路80a,80
b,80cはそれぞれ3つの手動切換弁76〜78の入
力ポートに接続されている。各油路80a,80b,8
0c上にはそれぞれ逆止弁81,82,83が設けられ
ている。また、3つの手動切換弁76〜78の出力ポー
トに接続された排出油路84a,84b,84cは、主
油路79における3つの手動切換弁76〜78の下流側
部分に相当する戻り油路79aと接続されている。また
手動切換弁76にはリフトポートLと接続される油路8
5が、手動切換弁77にはリーチポートR1,R2と接
続される油路86,87が、手動切換弁78にはティル
トポートT1,T2と接続される油路88,89がそれ
ぞれ接続されている。ポンプポートPと手動切換弁76
との間における主油路79と戻り油路79aとを繋ぐ油
路89上に設けられたリリーフ弁90によって、荷役用
ポンプ16からの吐出圧が設定圧(荷役用油圧)となる
ように調整される。
【0053】荷役レバー10a,10b,10cが操作
されないときは3つの手動切換弁76〜78が図3に示
す中立位置に配置され、この状態ではそれぞれ弁内の油
路が主油路79を通じてポンプポートPとタンクポート
Tを連通する状態に配置される。リフト用の手動切換弁
76の内部にはこれが中立位置にあるときに主油路79
と連通する油路76a上に絞り弁91が設けられてい
る。絞り弁91の絞り量はアキュムレータ61に蓄圧す
るのに必要な油圧が発生するように設定されている。こ
のため、荷役レバー10a,10b,10cの全てが操
作されていない状態で、アキュムレータ61の蓄圧値が
下限値を下回って圧力スイッチ48がオフしたときに
は、、荷役用モータ15が作動して荷役用ポンプ16が
駆動されたときに絞り弁91の存在によりコントロール
バルブ19と荷役用ポンプ16間の油路56に油圧が立
つので、アキュムレータ61のが蓄圧がなされるように
なっている。
【0054】またこの絞り弁91は、手動切換弁76が
中立位置にある状態で、手動切換弁77,78の少なく
とも一方が操作された際、油路80bや油路80cに必
要な油圧を立てるための機能もする。本実施形態では、
リーチ用およびティルト用の荷役系油圧よりも蓄圧に必
要な油圧を立てることを優先して絞り弁91の絞り量を
設定している。つまり3つの手動切換弁76〜78が全
て中立位置にあるときでも、油路59に蓄圧用油圧PA
よりも高い油圧が立つように絞り弁91の絞り量を設定
している。
【0055】リリーフ弁90は、リフトシリンダ24の
作動に十分なだけの高い荷役用油圧PLが確保されるよ
うに設定されている。この荷役用油圧PLは、アキュム
レータ61の蓄圧に必要な蓄圧用油圧PAに比べかなり
高く、この高い荷役用油圧PLがアキュムレータ61に
直接印加されるとアキュムレータ61の蓄圧過剰などの
不都合を招く恐れがある。そのため、本実施形態では、
アキュムレータ61の蓄圧に適した油圧を確保するた
め、ブレーキバルブユニット20に荷役用油圧PLを蓄
圧用油圧PAに減圧する減圧弁63を設けている。な
お、蓄圧用油圧PAから逆止弁64の開弁圧を差し引く
と、アキュムレータ61の蓄圧値の上限値(圧力スイッ
チ48がオンする蓄圧値)にほぼ一致するよう減圧弁6
3の調整圧が設定されている。よって、荷役レバー10
a〜10cを操作する荷役操作を基に荷役用ポンプ16
が作動されたときでも、アキュムレータ61にはほぼ上
限値の蓄圧値までしか蓄圧されない。
【0056】よって、このフォークリフト1によれば、
走行中、例えば積荷状態でリーチアウトして輪重が小さ
くなった後輪6が水濡れ路面や氷結路面に位置する時に
ブレーキ操作がなされ、後輪6がスリップしたとして
も、スリップと判定されるとほぼ同時に補助ブレーキ装
置26,26が作動され、輪重が大きくなっている前輪
5,5に補助ブレーキがかかるので、制動距離が短く抑
えられる。また、車幅中心から左寄りにずれた後輪6に
はサイドフォースが働くため、スリップ時には車体後部
が図5の矢印方向へ流れる尻振り現象が発生する恐れが
あるが、前輪5,5に付与される補助制動力がサイドフ
ォースによる車体の旋回モーメントを打ち消す方向に働
くので、車体後部の尻振り量が小さく抑えられる。また
ブレーキ操作時の車速(初速)Vが高速域にあるときに
も前輪5に補助ブレーキがかかり、さらに制動中の減速
度βに応じてブレーキ圧が適切に調整される。このため
ブレーキ操作時の車速(初速)の高低や、積荷の重軽に
よらず制動距離が安定する。さらに荷が高揚高にあると
きには弱めの補助ブレーキが付与されるので、制動時の
車体の前後の揺れも極力抑えられる。
【0057】一方、荷役操作がなされる度に荷役用モー
タ15が作動され、荷役用ポンプ16が駆動される。荷
役用ポンプ16から吐出される圧油はホース56を通じ
てコントロールバルブ19に送出されて対応する油圧シ
リンダ22,24,58を作動させるとともに、ホース
56から分岐したホース59を通じてブレーキバルブユ
ニット20にも送出される。このため、荷役操作の度に
アキュムレータ61が蓄圧される。しかも減圧弁63で
荷役用油圧は蓄圧用油圧に減圧されるため、アキュムレ
ータ61には蓄圧値のほぼ上限値までしか蓄圧されな
い。補助ブレーキ装置26が連続作動されるなどし、荷
役操作時の蓄圧だけでは追いつかないときのみアキュム
レータ61の蓄圧値が下限値を下回り圧力スイッチ48
がオフし、蓄圧目的のみで荷役用モータ15が作動され
る。またこのときコントロールバルブ19内の各手動切
換弁76,77,78が中立位置にあってホース56が
オイルタンク18と連通する状態になるが、リフト用の
手動切換弁76に内蔵された絞り弁91によりホース5
6,59には蓄圧用油圧以上の油圧が立つため、アキュ
ムレータ61は確実に蓄圧される。
【0058】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下の効果を得ることができる。 (1)荷役操作をして荷役用モータ15が駆動される度
にアキュムレータ61に蓄圧されるので、アキュムレー
タ61の蓄圧だけのために荷役用モータ15が作動され
る頻度が少なくて済む。このため、バッテリ3の節電が
できる。しかも、補助ブレーキ装置26は、荷役用モー
タ15および荷役用ポンプ16を荷役装置21と共有す
るので、それ専用の電動モータおよび油圧ポンプを設け
る必要がなく、部品配設スペースの省スペース化を図る
ことができ、フォークリフト1の大型化や部品レイアウ
トの自由度の制限などの不利益を招き難くなる。
【0059】(2)アキュムレータ61の上流側に荷役
用ポンプ16から送られた圧油の油圧を蓄圧用油圧に減
圧する減圧弁63を設けたので、荷役操作により荷役用
ポンプ16が駆動されるときは高い荷役用油圧が発生す
るが、ブレーキ制御に必要な油圧に減圧することでアキ
ュムレータ61に適正な油圧を蓄圧することができる。
このため、補助ブレーキ装置26と荷役装置21との間
で、荷役用モータ15および荷役用ポンプ16の共有化
を図ることができる。
【0060】(3)手動切換弁76〜78の全てが中立
位置にある状態で、圧力スイッチ48がオフして荷役用
ポンプ16が駆動されたとき、手動切換弁76内に中立
位置で主油路79と連通する油路76a上に設けられた
絞り弁91により、油路56,59にアキュムレータ6
1の蓄圧に必要な蓄圧用油圧以上の高い油圧を発生させ
ることができる。このため、蓄圧目的のみで荷役用ポン
プ16が駆動されたときにアキュムレータ61に確実に
蓄圧できる。
【0061】(4)絞り弁91を手動切換弁76が中立
位置にあるときに主油路79と連通する油路76a上に
設けたので、荷役操作をしたときに油圧シリンダ22,
24,58に供給するための作動油が通る流路上に絞り
弁91が存在せず、圧油の圧損をほとんど招かずに済
む。
【0062】(5)絞り弁91の絞り量を、ホース5
6,59に蓄圧用油圧以上の油圧が発生するように蓄圧
目的を優先した値に設定したので、アキュムレータ61
を適切に蓄圧できる。
【0063】(6)アキュムレータ61に圧油を供給す
るための油路59を、荷役用ポンプ16とコントロール
バルブ19間を接続する油路56から分岐するように設
けたので、荷役レバー10a〜10cのうちいずれか1
つを操作して油圧シリンダ22,24,58の任意の1
つが駆動される際はいつもアキュムレータ61を蓄圧で
きる。このため、アキュムレータ61の荷役操作による
蓄圧頻度を最大限活かすことで蓄圧のみを目的とする荷
役用ポンプ16の作動頻度を極力減らせ、ポンプ駆動の
ための電力消費低減に効果的である。しかもその蓄圧の
ために必要なホース59は1本で足りる。
【0064】(7)補助ブレーキ装置26を設けたの
で、後輪(駆動輪)6がスリップしたときに制動距離を
短く抑えることができる。 (8)後輪6である駆動輪の輪重が小さく変化して後輪
6がスリップした状態にある積荷時に、輪重が相対的に
増えた前輪(従動輪)5に補助ブレーキを掛ける構成を
採用したので、積荷時に駆動輪にブレーキが掛かったと
きにスリップしても、輪重の増えた前輪5に補助ブレー
キが掛かるので、制動力を十分確保できる。その他、ブ
レーキ操作時の車速に依存する制動距離のばらつきを小
さく抑え、制動時の減速度βの適正化、制動時の高揚高
に起因する減速ショックの抑制など好適な制動制御を行
うことができる。
【0065】なお、実施の形態は上記に限定されず、以
下の態様での実施も可能である。 ○ 絞り弁91は手動切換弁76に内蔵されることに限
定されない。また絞り弁91を設ける位置は適宜変更で
きる。要するに圧力スイッチ48がオフしたことにより
荷役用モータ15が作動される際、荷役操作がなされて
いないために主油路79がオイルタンク18と連通して
いる場合でも、アキュムレータ61側に繋がるホース5
9に所定の油圧が立つようにすることができれば足り
る。絞り弁91を、例えば手動切換弁77,78のいず
れかに内蔵したり、主油路79上の任意の場所に設けて
もよいし、さらにコントロールバルブ19とオイルタン
ク18間の油路57上でも構わない。また蓄圧用の油圧
を立てるための弁手段は絞り弁に限らず、リリーフ弁な
どを用いることもできる。
【0066】○ 減圧弁63は、アキュムレータ61の
蓄圧に必要な蓄圧用油圧が荷役用油圧とほぼ同等であれ
ば、必ずしも必要ではない。 ○ アキュムレータ61は荷役用ポンプ16との接続の
みとしたが、荷役用以外の他の用途の油圧ポンプとも接
続することができる。例えばパワーステアリング装置に
作動油を供給するパワーステアリング用ポンプ(パワス
テ用ポンプという)を備える産業車両において、アキュ
ムレータ61を荷役用ポンプ16とパワステ用ポンプの
両方と接続することもできる。例えば荷役用ポンプ16
の吐出側で蓄圧用に分岐させたホース59に対しパワス
テ用ポンプの吐出側で分岐させたホースを接続し、さら
に両ポンプからの吐出油が分岐させたホースを通ってア
キュムレータ以外のそれぞれ他方の装置側へ流入しない
よう各ホース上に逆止弁を設ける。この構成によれば、
荷役操作時だけでなくハンドル操作時にもアキュムレー
タ61が蓄圧されるので、蓄圧頻度が増え、蓄圧目的の
みの荷役用ポンプ16の作動頻度が一層減り、ポンプ作
動に伴う電力消費を一層少なく抑えることができる。ま
た荷役用ポンプ以外に接続する油圧ポンプはパワステ用
に限定されず、他の用途の油圧ポンプであっても構わな
い。もちろん荷役用ポンプを含め3個以上の油圧ポンプ
とアキュムレータとを接続する構成も可能である。
【0067】○ 荷役用ポンプ16が荷役装置21の他
にパワーステアリング装置の油圧供給源として共有され
た構成でもよい。この場合、荷役操作時だけでなくハン
ドル操作時にもアキュムレータ61が蓄圧され、蓄圧頻
度が高まる。また絞り弁91があることでハンドル操作
時のみのときでもホース59にアキュムレータ61の蓄
圧に必要な油圧が立つ。
【0068】○ 荷役系油圧回路において、アキュムレ
ータ61へ圧油を送るための分岐箇所は、荷役用ポンプ
16とコントロールバルブ19との間の油路(ホース)
56上に限定されず、アキュムレータ61への蓄圧機能
が確保される限度においてどこに設けてもよい。例えば
コントロールバルブ19内で分岐させてもよい。この場
合、分岐箇所は手動切換弁76とポンプポートPとの間
の油路(79又は80a)上に限らず、手動切換弁76
より下流側(オイルタンク側)の油路上でも構わず、手
動切換弁76,77間、手動切換弁77,78間、手動
切換弁78とタンクポートT間、油路80b上、油路8
0c上でもよい。さらにコントロールバルブ19とオイ
ルタンク18間の油路上、コントロールバルブ19と各
油圧シリンダ22,24,58間を繋ぐ油路上でも構わ
ない。すなわちブレーキバルブユニット20の配設位置
に応じて距離や効率の面から適宜都合のよい箇所を分岐
箇所として設定できる。但し、分岐箇所の下流側にアキ
ュムレータ61側へ送る作動油の油圧を立てるための弁
手段が元々備わっていない場合は、絞り弁などの弁手段
を追加する。なお、どのレバー10a〜10cを操作し
たときにも圧油がアキュムレータ61側に1本の油路
(ホース)を通じて送られるよう3つの手動切換弁7
6,77,78のどれが操作されても作動油の共通の通
路となる油路上に分岐箇所を設けるのが好ましい。
【0069】○ リフトレバー10aが下降操作された
際は積荷を含む自重によってフォーク25は下降するの
で荷役用モータ15は作動されないが、このときにリフ
トシリンダ24内に発生する油圧を利用してアキュムレ
ータを蓄圧させる構成も可能である。すなわちリフトシ
リンダ24に接続されたホースとホース59とを接続
し、リフト下降操作時にリフトシリンダ24内に発生す
る油圧を利用してアキュムレータを蓄圧する。この方法
を採用することで蓄圧頻度を荷役用モータ15の作動を
伴わずに増やすことができる。
【0070】○ ブレーキバルブユニット20はアキュ
ムレータ61と各種電磁弁51,52などを1つにユニ
ット化した構成としたが、各種電磁弁51,52を含む
油圧制御部分とアキュムレータ61等を含む蓄圧部分と
の二部品に分離して構成することもできる。さらに減圧
弁63を分離してホース59上に設けてもよい。
【0071】○ 油圧式駆動装置としての油圧式制動装
置は、補助ブレーキ装置26に限定されない。例えば油
圧式の主ブレーキ装置であってもよい。また油圧式制動
装置は油圧式であれば足り、その種別はドラムブレーキ
装置に限らずディスクブレーキ装置でも構わない。
【0072】○ 油圧式駆動装置は油圧式制動装置に限
定されない。例えば油圧式駆動装置はクラッチ装置でも
よい。この場合、従来技術で述べたような差動装置用の
クラッチ装置でもよいが、これに限定されず、例えば変
速機用のクラッチ装置に適用することもできる。その
他、アキュムレータを油圧源として油圧式駆動される各
種油圧式駆動装置であればよい。
【0073】○ アキュムレータ61の蓄圧値を検出す
る圧力スイッチ48などの蓄圧検出器を無くすこともで
きる。例えば油圧式駆動装置が消費油量および作動頻度
の少ないものである場合は、荷役操作に伴う荷役用ポン
プ16の駆動による蓄圧だけで十分足りるため、蓄圧目
的のみの荷役用ポンプ16の駆動は必要がない。もちろ
ん蓄圧目的のポンプ駆動を目的とするのではなく、単に
蓄圧異常診断などのために蓄圧値の確認のためのみに蓄
圧検出器を設けてもよい。
【0074】○ フォークリフトはリーチ型に限定され
ず、カウンタバランス型やオーダーピッキング型などそ
の他のタイプに適用することもできる。また無人フォー
クリフトに適用することもできる。また産業車両はフォ
ークリフトに限定されない。また産業車両はバッテリ車
に限定されず、荷役用ポンプが電動モータにより駆動さ
れる構成であればエンジン車に適用することもできる。
【0075】前記実施形態等から把握される技術的思想
を、以下に記載する。 (1) 請求項3に記載の発明において、前記蓄圧器に
繋がる油路(59)に油圧を立てるための弁手段(9
1)を設けた。
【0076】(2) 請求項1に記載の発明において、
複数の荷役操作手段を備え、任意の1つの荷役操作手段
が操作されたときでも前記蓄圧器に圧油が蓄圧されるよ
うに荷役系油圧回路における圧油の共通の通り道となる
所定の油路(56)上から分岐した1本の油路が前記蓄
圧器と接続されている。この場合、複数ある荷役操作手
段のうちどれを操作したときでも蓄圧器に蓄圧がなさ
れ、蓄圧のみを目的とする荷役用モータの稼動時間を相
対的に減らすことができる。
【0077】(3) 請求項1に記載の発明において、
前記蓄圧器は、前記荷役用ポンプ以外の他の油圧ポンプ
とも圧油が送られるように接続されている。この場合、
荷役操作だけでなく、他の操作をしたときにも蓄圧器が
蓄圧されることになり、蓄圧目的のみの荷役用ポンプの
作動頻度が少なくなる。
【0078】(4) 請求項6に記載の発明において、
前記主制動手段による制動力が付与される前記駆動輪
は、前輪と後輪のうち車両に装備された荷役装置(2
1)の積載荷重が大きいほど輪重が小さくなる側の車輪
であり、前記補助ブレーキ装置による補助的な制動力が
付与される車輪は、前記荷役装置の積載荷重が大きいほ
ど輪重が大きくなる側の車輪である。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜7に記載
の発明によれば、荷役用ポンプから供給される作動油を
利用して油圧式駆動装置を作動させるポンプ部品の共有
化の構成をとることで部品配設スペースの省スペース化
を図ることができ、しかも油圧式駆動装置の作動に使用
される圧油の供給のみを目的とする荷役用ポンプの作動
頻度を少なく抑えられ、ポンプ駆動のための電力消費低
減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態におけるフォークリフトの概略構
成図。
【図2】 ブレーキ系の油圧回路図。
【図3】 コントロールバルブの油圧回路図。
【図4】 ブレーキ圧を設定するためのマップ。
【図5】 フォークリフトの平断面図。
【図6】 フォークリフトの側面図。
【図7】 従来技術の車両用動力伝達装置を示す模式
図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのリーチ型フォークリフトトラッ
ク、5…前輪、6…後輪(駆動輪)、10(10a〜1
0c)…荷役操作手段としての荷役レバー、11…制動
操作手段としてのアクセルレバー、14…主制動手段を
構成する走行用モータ、15…電動機としての荷役用モ
ータ、16…荷役用ポンプ、19…荷役用切換弁として
のオイルコントロールバルブ、20…制御弁手段として
のブレーキバルブユニット、21…荷役装置、26…油
圧式駆動装置および油圧式制動装置としての補助ブレー
キ装置、33…主制動手段としての主ブレーキ装置、3
5…制動操作手段としてのブレーキペダル、41…制御
手段としてのコントローラ、48…蓄圧検出器としての
圧力スイッチ、51…シャットオフ弁、52…リニアソ
レノイド弁、53…マイコン、54…主制動手段を構成
するモータ駆動回路、59…油路としてのホース、61
…蓄圧器としてのアキュムレータ、76a…油路、91
…絞り弁。
フロントページの続き Fターム(参考) 3F333 AA02 AB13 DB07 FA32 FH08 3H089 AA80 BB01 BB27 CC01 CC11 DA02 DA04 DA14 DB03 DB05 DB33 DB47 DB49 EE36 GG02 JJ09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役装置を駆動する油圧を発生させる荷
    役用ポンプと、 荷役操作手段の操作を検知したときに作動されて前記荷
    役用ポンプを駆動する電動機と、 前記荷役操作手段の操作を基に前記荷役用ポンプからの
    圧油の油路が切り換えられることで前記荷役装置を駆動
    制御する荷役用切換弁と、 前記荷役装置以外の油圧式駆動装置の作動のための油圧
    制御をするとともにその油圧源となる蓄圧器を備えた制
    御弁手段とを備え、 前記荷役用ポンプから前記荷役用切換弁に送出された圧
    油が前記蓄圧器にも供給されるように前記蓄圧器と前記
    荷役用ポンプとを接続した産業車両の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記蓄圧器と前記荷役用ポンプとの間に
    おける油路上に、該荷役用ポンプの吐出圧を基に発生す
    る荷役用油圧を蓄圧用油圧に減圧する減圧弁を設けた請
    求項1に記載の産業車両の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記荷役操作手段が操作されず前記荷役
    用切換弁が前記荷役用ポンプとオイルタンクとを連通さ
    せる切換位置にあっても、前記荷役用ポンプが駆動され
    れば前記蓄圧器に蓄圧させるための油圧を立てる絞り弁
    を備えている請求項1又は2に記載の産業車両の油圧制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記絞り弁は、前記荷役操作手段が操作
    されず前記荷役用切換弁が中立位置に配置されたときに
    前記荷役用ポンプと前記オイルタンクとを連通する位置
    に配置されるようその内部に設けられた油路上に設けら
    れている請求項3に記載の産業車両の油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記蓄圧器の蓄圧値が不足したことを検
    出する蓄圧検出器と、前記蓄圧検出器が前記蓄圧値の不
    足を検出すると、前記電動機を作動させる制御手段とを
    備えている請求項1〜4のいずれか一項に記載の産業車
    両の油圧制御装置。
  6. 【請求項6】 前記油圧式駆動装置は、産業車両に設け
    られた油圧式制動装置である請求項1〜5のいずれか一
    項に記載の産業車両の油圧制御装置。
  7. 【請求項7】 前記油圧式制動装置は、制動操作手段の
    制動操作を基に駆動輪に主制動を付与する主制動手段が
    作動された際、主制動を補助する必要があると判断され
    たときに前記駆動輪と前後反対側の車輪に補助的な制動
    を付与するために作動される補助ブレーキ装置である請
    求項6に記載の産業車両の油圧制御装置。
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