JPH07228242A - 産業車両の補助ブレーキ装置 - Google Patents

産業車両の補助ブレーキ装置

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Publication number
JPH07228242A
JPH07228242A JP6265435A JP26543594A JPH07228242A JP H07228242 A JPH07228242 A JP H07228242A JP 6265435 A JP6265435 A JP 6265435A JP 26543594 A JP26543594 A JP 26543594A JP H07228242 A JPH07228242 A JP H07228242A
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JP
Japan
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retarder
brake
braking force
brake pedal
depression
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Application number
JP6265435A
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English (en)
Inventor
Choji Ikeda
長二 池田
Shigezo Yamamoto
茂三 山本
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TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サービスブレーキとリターダを併用して、サ
ービスブレーキの負担を軽減する。 【構成】 ブレーキペダル13を少し踏み込んだとき、
第一領域内にあるとブレーキペダル作動検出器35に
より検出される。制御部30はリターダ20に駆動信号
を出力する。リターダ20により弱い制動力が得られ
る。ブレーキペダル13の踏み込みが第二領域に達し
たことが検出されると、リターダ20の制動力にサービ
スブレーキによる制動力も付加される。ブレーキペダル
13の踏み込みが大きくなって第三領域に達すると、
制御部30はリターダ20に制動力を強くする駆動信号
を出力して、リターダ20による強い制動力が得られる
とともにサービスブレーキによる制動力も大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフト、ホイ
ルローダ等の産業車両におけるサービスブレーキの補助
用となるリターダを用いた補助ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の産業車両では、エンジンブレーキ
およびサービスブレーキを併用して制動力を得ている。
そして、サービスブレーキは、フットペダルの踏み込み
により油圧あるいは空気圧が車輪に設けられたブレーキ
装置にかかり、制動力を得ている。
【0003】しかし、重量物を運搬するときのように車
両に負荷がかかった状態では、サービスブレーキだけで
十分な制動を得られないため、補助ブレーキとしてリタ
ーダが設けられている。このリターダは、エンジンから
の駆動力を車輪に伝達する駆動伝達系の駆動伝達用軸上
に取付られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の産業車両のブレ
ーキ装置においては、空気圧の低下あるいはブレーキ液
量,液圧の低下等が生じる場合があり、これに気づかず
に走行していると、サービスブレーキを作動させても適
確な制動力が得られなくなり、危険である。
【0005】また、リターダはリターダスイッチをオン
しなければ作動しないため、異常に気づいてから作動さ
せると、手遅れとなる場合がある。しかも、電磁式リタ
ーダを採用した場合、バッテリの電力が大量に消費され
るため、ジェネレータの容量を大きくして対応しなけれ
ばならない。
【0006】本発明は、上記に鑑み、サービスブレーキ
の作動とともにリターダを作動させて、サービスブレー
キの負担を軽減させる産業車両の補助ブレーキ装置の提
供を目的とする。また、電磁式リターダを用いたときの
電力消費を補える産業車両の補助ブレーキ装置の提供を
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1,2の発明によ
る課題解決手段は、図1,2の如く、エンジン4にトラ
ンスミッション6が接続され、該トランスミッション6
にプロペラシャフト7を介してデファレンシャル8が接
続され、該デファレンシャル8にアクスルシャフトが接
続されて動力伝達系が構成され、該動力伝達系に補助ブ
レーキ用としてのリターダ20が設けられ、ブレーキペ
ダル13によって作動するサービスブレーキを備え、前
記ブレーキペダル13の踏み込み量を検出するブレーキ
ペダル作動検出器35と、該ブレーキペダル13の踏み
込み量に応じて前記リターダ20による制動力を大にす
る制御部30とが設けられたものである。また、制御部
30は、ブレーキペダル13の踏み込み量が所定量より
小のときリターダ20のみによる制動力とする初期制動
手段も有せしめられている。
【0008】請求項3,4の発明による課題解決手段
は、図8の如く、サービスブレーキを作動させるための
流体圧を検出する圧力検出器70,71が設けられ、制
御部30は、前記圧力検出器70,71によって検出さ
れた流体圧に応じてリターダ20による制動力を補正す
る制動力補正手段が有せしめられ、サービスブレーキを
作動させるための流体圧の低下が検出されたとき、制動
力補正手段はリターダ20による制動力を大にするよう
設定されている。
【0009】請求項5の発明による課題解決手段は、図
6の如く、動力伝達系に補助ブレーキ用としてのリター
ダ20が設けられ、ブレーキペダル40によって作動す
るサービスブレーキと、該サービスブレーキを作動させ
るとともにトランスミッション6のクラッチ50を連結
離間させるためのインチングペダル41とを備え、前記
ブレーキペダル40の踏み込みを検出するブレーキ作動
検出器51と、該ブレーキペダル40の踏み込みに応じ
て前記リターダ20を作動させる制御部30とが設けら
れたものである。
【0010】請求項6の発明による課題解決手段は、図
7の如く、動力伝達系に補助ブレーキ用としての電磁式
リターダ20が設けられ、ブレーキペダル13によって
作動するサービスブレーキと、トランスミッション6の
クラッチ50を連結離間させるインチングバルブ49と
を備え、前記ブレーキペダル13の踏み込みを検出する
ブレーキ作動検出器51と、該ブレーキペダル13の踏
み込みに応じて前記リターダ20、インチングバルブ4
9およびエンジン4の回転数を可変するアクセルレバー
65を駆動制御する制御部62とが設けられ、該制御部
62は、前記ブレーキペダル13が踏み込まれたとき前
記リターダ20を作動させる補助制動手段と、リターダ
作動時に前記インチングバルブ49によってクラッチ5
0を切るとともに前記アクセルレバー65によりエンジ
ン回転数を上昇させるアイドルアップ手段とを有せしめ
られたものである。
【0011】
【作用】上記請求項1,2において、ブレーキペダル1
3を少し踏み込んでサービスブレーキがまだ作動しない
状態では、まずリターダ20が作動して制動力が得られ
る。さらに、ブレーキペダル13を踏み込むと、サービ
スブレーキによる制動力も付加される。そして、ブレー
キペダル13の踏み込みが大きくなると、リターダ20
による強い制動力が得られるとともにサービスブレーキ
による制動力も大きくなり、強力な制動力となる。この
ように、ブレーキペダル13の踏み込みに応じて、最初
はリターダ20による制動力、次にリターダ20とサー
ビスブレーキによる制動力が得られ、サービスブレーキ
に負担をかけることがなくなる。
【0012】請求項3,4において、ブレーキペダル1
3の踏み込みに対する流体圧の応答遅れ等があると、踏
み込み量に比して各圧力検出器70,71によって検出
される流体圧は所定圧よりも低くなり、サービスブレー
キによる制動はあまり効かないことになる。そこで、こ
の圧力低下が検出されると、ブレーキペダル13の踏み
込み量に応じて決められたリターダ20の制動力よりさ
らに制動力が増大するようにリターダ20を制御する。
これによって、サービスブレーキの制動力が弱くなった
とき、リターダ20の制動力によって補える。
【0013】また、サービスブレーキに異常があった場
合、ブレーキペダル13を踏み込んでも制動力が得られ
ないので、このことをブレーキペダル作動検出器35お
よび各圧力検出器70,71の検出信号から判断して、
リターダ20の制動力を増大させることにより、リター
ダ20による強い制動力が得られ、サービスブレーキの
異常による緊急事態を回避することができる。
【0014】請求項5において、走行しながら荷の上下
等の荷役作業を行う場合、エンジン4は高回転になって
いるので、インチングペダル41の操作によりインチン
グバルブ49を介してトランスミッション6のクラッチ
50を切ったりつないだりして、車速が増さないように
徐行させる。このとき、リターダ20は作動しないの
で、車両は停止することなく惰性走行する。したがっ
て、制動力が必要なときはブレーキペダル40を踏み込
み、走行しながら荷役作業を行うときはインチングペダ
ル41を踏み込むといった使い分けを行うことにより、
作業効率の向上を図れる。
【0015】請求項6において、ブレーキペダル13の
踏み込みに応じてリターダ20が作動され、その踏み込
み量が大きくなるにつれてリターダ20への供給電力が
多くなる。しかし、ブレーキペダル13の踏み込みが検
出されたとき、インチングバルブ49が作動してトラン
スミッション6のクラッチ50が切られると同時に、エ
ンジン4の回転数が上昇する。これによって、ジェネレ
ータ60の発電力が増大し、リターダ20によってバッ
テリ32の電力が大量に消費されても、バッテリ32は
十分に充電される。
【0016】
【実施例】
(第一実施例)本実施例の大型フォークリフトは、図2
の如く、車両本体1の前側に左右二輪ずつの駆動車輪2
が装着され、後側に左右一輪ずつの換向車輪3がそれぞ
れ装着されている。そして、車両本体1の中央にエンジ
ン4、トルクコンバータ5、トランスミッション6が配
置され、トランスミッション6にプロペラシャフト7を
介してデファレンシャル8が接続され、デファレンシャ
ル8に左右のフロントアクスルシャフトが接続され、こ
れらによって駆動伝達系が構成されている。
【0017】また、サービスブレーキはエアオーバーハ
イドロリック式が採用されており、図1の如く、各車輪
2,3にドラム式ホイルブレーキ10が取付られ、ホイ
ルブレーキ10のホイルシリンダを作動させるためのブ
レーキ液圧を発生させるマスターシリンダおよびリザー
バータンクとが設けられ、マスターシリンダにブースタ
ー11が取付られている。ブースター11には、エアコ
ンプレッサによって発生した圧縮空気を蓄えたエアタン
ク12からの空気圧が供給され、ブレーキペダル13の
踏み込みによって作動するブレーキバルブ14がブース
ター11とエアタンク12との間に接続されている。
【0018】そして、補助ブレーキ装置として、電磁式
リターダ20が動力伝達系の動力伝達用軸上に設けられ
ている。すなわち、リターダ20は、トランスミッショ
ン6の出力軸、プロペラシャフト7の中間部、デファレ
ンシャル8、フロントアクスルシャフトのいずれか一か
所に装着されている。
【0019】電磁式リターダ20は、図3,4の如く、
ロータ21、複数の磁気コイルから成るステータ22、
ポール23、ポールシユープレート24およびロータ2
1とステータ22との間隙Lを保持するシム25から構
成されており、磁場の中でロータ21を回したときの渦
電流による減速力を利用して車両の速度を減少または制
御するものである。そして、図5の如く、ステータ22
の磁気コイル1N,1’Nは第一ターミナル26に、磁
気コイル2N,2’Nは第二ターミナル27に、磁気コ
イル3S,3’Sは第三ターミナル28に、磁気コイル
4S,4’Sは第四ターミナル29に夫々接続されてお
り、各ターミナル26,27,28,29は、制御部
(マイクロコンピュータ)30に接続されている。
【0020】そして、リターダ20の作動はリターダス
イッチ31の操作によって行われ、バッテリ32から電
力が供給されている。このリターダスイツチ31は、リ
ターダスイッチレバー33のグリップに配され、リター
ダスイッチレバー33はシリンダ操作レバー、バケット
シリンダ操作レバーと共に配置されている。さらに、リ
ターダ20は、車両の速度を調整するため二段階に切り
替え可能とされており、リターダ20の制動を二段階方
式とすることで電力消費量が少なくて済み、他の電気系
統に影響を及ぼさない。
【0021】すなわち、主スイッチSWをオンにした状
態でリターダスイッチレバー33を第一レンジに投入す
ると、第一切替スイッチSW1がオンし、このオン信号
に基づき制御部30がリターダ20の磁気コイル1N,
1’N,2N,2’Nに出力して、比較的弱い制動力が
得られる。また、リターダスイッチレバー33を第二レ
ンジに投入すると、第二切替スイッチSW2がオンし、
このオン信号に基づき制御装置30がリターダ20の磁
気コイル1N,1’N,2N,2’N,3S,3’S,
4S,4’Sに出力して、強い制動力が得られる。
【0022】そして、ブレーキペダル13の踏み込み量
を検出するブレーキペダル作動検出器35が設けられて
いる。これは位置検出スイッチからなり、ブレーキバル
ブ14に連結されたブレーキペダル13の作動杆36に
近接して配置されている。この検出器35により作動杆
36の移動位置が検出され、ブレーキペダル13の踏み
込み量に応じて少ない順に並んだ第一、第二、第三の各
領域を検出すると、前記制御部30に検出信号を
出力する。
【0023】制御部30では、ブレーキペダル13の踏
み込み量が第一領域の場合リターダ20を第一レンジ
に対応した制動となるように作動させる初期制動機能
と、第三領域の場合リターダ20を第二レンジに対応
した制動となるように作動させる制動力制御機能とが有
せしめられている。ここで、ブレーキペダル13の踏み
込み量が第一領域を超えた場合、ブレーキペダル13
の踏み込み量に対応したブレーキ液圧がホイルブレーキ
10にかかる通常のサービスブレーキによる制動が行わ
れる。なお、リターダ20は、ブレーキペダル13の踏
み込みに関係なくリターダスイッチ31のオンによって
も作動される。
【0024】上記構成において、ブレーキペダル13を
少し踏み込んだとき第一領域内にあれば、ブレーキペ
ダル作動検出器35により第二領域に達していないこ
とが検出され、制御部30ではリターダ20に第一レン
ジに対応した制動となるように作動させる駆動信号を出
力する。これによって、弱い制動力が得られる。さら
に、ブレーキペダル13を踏み込むと、第二領域に達
したことが検出され、リターダ20には引き続き同じ電
力が供給されるとともにサービスブレーキによる制動力
も付加される。
【0025】ブレーキペダル13の踏み込みが大きくな
って第三領域に達すると、制御部30はリターダ20
を第二レンジに対応した制動となるように作動させる。
すると、リターダ20による強い制動力が得られるとと
もにサービスブレーキによる制動力も大きくなり、強力
な制動力となる。
【0026】したがって、ブレーキペダルの踏み込みに
応じてリターダによる制動力が付加され、適正な制動力
が得られ、サービスブレーキに負担をかけることがなく
なり、サービスブレーキの寿命を伸ばすことができる。
また、ブレーキペダルを少し踏み込むことによってリタ
ーダを作動させることができるので、手動操作の必要が
なくなり、他の手動操作を行いながら制動力を得ること
ができ、操作性の向上につながる。
【0027】(第二実施例)本実施例の産業車両はイン
チング機構を備えており、図6の如く、サービスブレー
キとインチング機構とは共通のエアオーバーハイドロリ
ック式の流体圧回路が利用されており、運転室内に配さ
れたブレーキペダル40とインチングペダル41には、
それぞれブレーキバルブ42,43が取付られている。
各ブレーキバルブ42,43は、ペダルの踏み込み量に
応じて空気圧を変化させている。
【0028】インチング側ブレーキバルブ43の下部室
43aはエアタンク44に接続されており、またインチ
ング側ブレーキバルブ43の下部室43aとブレーキ側
ブレーキバルブ42の下部室42aとは常時連通されて
いる。
【0029】ブレーキ側ブレーキバルブ42の上部室4
2bは、ダブルチェックバルブ45を介してブースタ4
6に接続されている。ブースタ46はブレーキバルブ4
2,43でコントロールされた空気圧をパイロット圧と
してメインタンクからの高圧空気をパワーピストン部に
取り入れ、ハイドロリックシリンダ内の油を高圧に変換
することにより、各車輪に配されたホイールブレーキ4
7を作動させている。
【0030】インチング側ブレーキバルブ43の上部室
43bは、インチング回路48によりトランスミッショ
ン6のクラッチを断続させるインチングバルブ49に接
続され、またダブルチェックバルブ45にも接続されて
いる。これによって、インチングペダル41の操作によ
りクラッチ50が切られるとともにブレーキも作動され
る。
【0031】また、ブレーキペダル40の踏み込みを検
出するブレーキ作動検出器51が設けられており、ブレ
ーキバルブ42の吐出圧を検出する圧力センサからな
り、ブレーキバルブ42とダブルチェックバルブ45と
の間に配されている。そして、本実施例においても第一
実施例と同じリターダ20が用いられている。リターダ
20は、ブレーキ作動検出器51からの出力信号に基づ
いて制御部30により駆動制御されている。ブレーキ作
動検出器51が検出した圧力はブレーキペダル40の踏
み込み量に対応しているので、制御部30は第一実施例
と同じ機能を有している。
【0032】上記構成において、ブレーキペダル40を
踏み込んだときには第一実施例と同様の作用効果を奏す
る。そして、走行しながら荷の上下等の荷役作業を行う
場合、エンジン4は高回転になっているので、インチン
グペダル41の操作によりインチングバルブ49を介し
てトランスミッション6のクラッチ50を切ったりつな
いだりして、車速が増さないように徐行させる。このと
き、リターダ20は作動しないので、インチングペダル
41の踏み込みによるサービスブレーキの制動力は働く
が強力な制動力ではなく、車両は停止することなく惰性
走行する。
【0033】したがって、制動力が必要なときはブレー
キペダルを踏み込み、走行しながら荷役作業を行うとき
はインチングペダルを踏み込むといった使い分けを行う
ことにより、作業効率の向上を図ることができる。特
に、コンテナキャリアでは、惰性走行しながら荷役作業
を行うことが多いので、有効に活用できる。
【0034】(第三実施例)電磁式リターダを使用する
と、その作動時には大きな電力を消費するため、大容量
のジェネレータを使用する必要が生じる。しかし、これ
ではコストがかかりすぎるので、本実施例では、図7の
如く、ジェネレータ60の発電力を増大させてリターダ
作動時の大電力を補うために、ブレーキペダル13の踏
み込みを検出するブレーキ作動検出器51と、ブレーキ
ペダル13の踏み込みに応じてリターダ20、インチン
グバルブ49およびエンジン4の回転数を可変するアク
セルレバー61を駆動制御する制御部62とが設けられ
ている。
【0035】そして、エンジン4には、アクセルペダル
63にフレキシブルワイヤ64を介して連結されたアク
セルレバー61が回動自在に設けられており、アクセル
レバー61の回動によりエンジン4の回転数が可変す
る。また、アクセルレバー61には、ソレノイドからな
るアクチュエータ65が連結されており、制御部62か
らの駆動信号により作動される。なお、ブレーキ作動検
出器51は、第二実施例のものと同じ圧力センサであ
る。
【0036】制御部62は、ブレーキペダル13が踏み
込まれたときリターダ20を作動させる補助制動機能
と、リターダ作動時にインチングバルブ49によってク
ラッチ50を切るとともにアクチュエータ65によって
アクセルレバー61を回動させエンジン回転数を段階的
に上昇させるアイドルアップ機能とを有せしめられてい
る。ここで、補助制動機能は、第一実施例における制御
部の機能と同じものである。アイドルアップ機能は、リ
ターダ20が第一レンジの場合、エンジン4の回転数を
所定量だけ上昇させ、第二レンジの場合、所定量よりも
さらに多く回転数を上昇させるものである。
【0037】上記構成において、ブレーキペダル13の
踏み込みに応じてリターダ20が作動され、その踏み込
み量が大きくなるにつれてリターダ20への供給電力が
多くなる。しかし、ブレーキペダル13の踏み込みが検
出されたとき、インチングバルブ49が作動してトラン
スミッション6のクラッチ50が切られると同時に、ア
クチュエータ65に駆動信号が出力され、アクセルレバ
ー61が回動され、エンジン4の回転数が上昇する。こ
れによって、ジェネレータ60の発電力が増大し、リタ
ーダ20によってバッテリ32の電力が大量に消費され
ても、バッテリ32は十分に充電されている。また、ト
ランスミッション6のクラッチ50は切られているの
で、車輪には駆動力は伝達されず、エンジン4の回転数
が上昇しても差し支えない。
【0038】したがって、電磁式リターダによって電力
が消費されても、通常のジェネレータによって十分にバ
ッテリを充電することができるので、大容量のジェネレ
ータを使用しなくてもよく、コストの上昇を防ぐことが
できる。
【0039】(第四実施例)エアオーバーハイドロリッ
ク式のブレーキ装置では空気圧の上昇により油圧を倍力
するのでわずかな応答遅れが生じ、サービスブレーキの
効き遅れが発生する。このとき、運転者は大きめにブレ
ーキペダルを踏み、ブレーキが効き始めたらブレーキペ
ダルを戻すという操作を行っている。このような場合、
第一実施例においてはブレーキペダルの位置によりリタ
ーダの制動力を制御しているため、リターダの制動力が
過度に大きくなって、意志に反した急制動となってしま
う。
【0040】そこで、本実施例では、図8の如く、サー
ビスブレーキを作動させるための流体圧を検出する圧力
検出器として、ブレーキバルブ14とブースタ11との
間での空気圧を検出する圧力センサからなる空気圧用圧
力検出器70およびブースタ11とホイルブレーキ10
との間での油圧を検出する圧力センサからなる油圧用圧
力検出器71がそれぞれ配されている。そして、制御部
30に、第一実施例で示した各機能の他に、各圧力検出
器70,71によって検出された流体圧に応じてリター
ダ20による制動力を補正する制動力補正機能を有せし
めている。制動力補正機能は、ブレーキペダル13の踏
み込み量と各圧力検出器70,71によって検出された
流体圧に基づいてブレーキペダル13の踏み込み量に対
して理論的に決まる制動力と実制動力との差によって、
リターダ20の制動力を制御するものである。特に、サ
ービスブレーキを作動させるための流体圧の大きな低下
が検出されたとき、リターダ20による制動力を大にす
るよう設定されている。なお、他の構成は第一実施例と
同じである。
【0041】上記構成において、ブレーキペダル13を
少し踏み込んで第一領域内にあれば、制御部30では
リターダ20に第一レンジに対応した制動となるように
作動させる駆動信号を出力する。さらに、ブレーキペダ
ル13を踏み込むと、第二領域に達したことが検出さ
れ、リターダ20には引き続き同じ電力が供給される。
このとき、ブレーキペダル13の踏み込みに対する流体
圧の応答遅れがあると、踏み込み量に比して各圧力検出
器70,71によって検出される流体圧は所定圧よりも
低くなり、サービスブレーキによる制動はあまり効かな
いことになり、十分な制動力が得られない。
【0042】そこで、制御部30では、リターダ20を
第一レンジから第二レンジに切換える駆動信号を出力し
て、リターダ20の制動力を高める。これによって、サ
ービスブレーキの弱い制動力をリターダ20の制動力に
よって補える。そして、少しして流体圧が所定圧まで上
昇すると、サービスブレーキによる制動力が得られるの
で、この流体圧の上昇を圧力検出器70,71により検
出して制御部30ではリターダ20を第二レンジから第
一レンジに切換える駆動信号を出力して、リターダ20
の制動力を弱める。したがって、サービスブレーキの効
き具合にかかわらず全体的な制動力は変わらないので、
ブレーキペダルを踏み込んだのに制動力がないといった
違和感がなくなり、良好な制動感覚が得られる。
【0043】また、サービスブレーキに異常があった場
合、ブレーキペダル13を踏み込んでもその踏み込み量
に対応した流体圧が発生しないので、このことをブレー
キペダル作動検出器35および各圧力検出器70,71
の検出信号から判断して、リターダ20に第二レンジに
対応した制動となるよう駆動信号を出力する。そうする
と、リターダ20による強い制動力が得られ、サービス
ブレーキの異常による緊急事態を回避することができ、
安全性の向上を図ることができる。
【0044】なお、圧力検出器は2個設けているが、ど
ちらか一方の圧力検出器が流体圧の低下を検出したとき
に、上記の機能を作動させればよい。したがって、圧力
検出器は2個設ける必要はなくどちらか一方だけであっ
てもよいが、2個設けておくことにより信頼性が高ま
る。また、ブレーキペダル13の踏み込みに比して圧力
上昇が生じた場合には、リターダ20の制動力を低下さ
せるような制御が行われる。
【0045】(第五実施例)本実施例では、図9の如
く、サービスブレーキに油圧を利用したフルパワー式ブ
レーキ装置を使用した産業車両において、第四実施例と
同様にサービスブレーキを作動させるための流体圧を検
出する圧力検出器80を設け、制御部30は、前記圧力
検出器80によって検出された流体圧に応じてリターダ
20による制動力を補正する制動力補正機能が有せしめ
られたものである。
【0046】サービスブレーキは、エンジン81によっ
て駆動されるブレーキポンプ82と、ブレーキポンプ8
2の負荷運転および無負荷運転の制御をするチャージン
グバルブ83と、油圧を蓄圧しておくアキュームレータ
84と、ブレーキペダル13の操作によりアキュームレ
ータ84の油圧をホイルブレーキ10に供給するブレー
キバルブ85とを備えている。
【0047】そして、ブレーキポンプ82によってタン
ク86から吸い上げられた油はチャージングバルブ83
に送られ、アキュームレータ84に流れて蓄圧される。
アキュームレータ84の内圧が規定圧以上になると、油
はチャージングバルブ83を介してタンク86に戻る
(ポンプ無負荷運転)。ブレーキペダル13を踏み込む
とブレーキバルブ85のスプールが作動してアキューム
レータ84からの油圧がホイルブレーキ10に供給さ
れ、制動力が得られる。また、アキュームレータ84の
内圧が下がると、チャージングバルブ83によってブレ
ーキポンプ82から油が供給されて蓄圧される(ポンプ
負荷運転)。
【0048】前記圧力検出器80は、ブレーキバルブ8
5とアキュームレータ84との間での元圧を検出する圧
力センサからなる。また、ブレーキペダル13の踏み込
み量を検出するブレーキ作動検出器87が設けられてお
り、ブレーキペダル13の軸の回転角を検出する回転角
センサ、ブレーキペダル13の変位を検出する変位セン
サ、位置センサ等を用いてブレーキペダル13の踏み込
み量を無段階に検出している。なお、リターダ20に油
圧式のものが使用されているので、上記実施例の如く制
動力を2段階に切換える代わりに無段階に制動力の切換
えが可能であり、制御部30ではブレーキペダル13の
踏み込み量に応じてリターダ20による制動力が上昇す
るように制御している。また、制動力補正機能は第四実
施例と同じである。
【0049】上記構成において、ブレーキペダル13の
踏み込みに応じた制動となるよう制御部30ではリター
ダ20を作動させる駆動信号を出力する。ここで、サー
ビスブレーキを作動させるための元圧に圧力低下がある
と、サービスブレーキによる十分な制動力が得られなく
なり、危険である。この圧力低下が圧力検出器80によ
って検出されると、制御部30ではリターダ20の制動
力が大きくなるような駆動信号を出力して、サービスブ
レーキの制動力の低下をリターダ20の制動力を増大さ
せることによって補う。したがって、サービスブレーキ
の効き具合が悪くなっても必要な制動力が得られ、安全
性の向上を図ることができる。
【0050】また、元圧が零近くになるような状態にな
った場合、サービスブレーキは全く効かなくなるので、
リターダ20の制動力を最大にすることによって非常制
動をかけて、異常事態を回避することができる。
【0051】(第六実施例)本実施例では、図10の如
く、エアオーバーハイドロリック式のブレーキ装置に第
五実施例における圧力検出器80を適用したものであ
り、圧力検出器80はエアタンク12とブレーキバルブ
14との間での元圧を検出しており、制御部30の機能
は第五実施例のものと同じである。
【0052】したがって、本実施例においても、サービ
スブレーキを作動させるための元圧に圧力低下が生じた
場合、これを圧力検出器80によって検出して、リター
ダ20の制動力が大きくなるように制御される。また、
元圧が零近くになるような状態になった場合には、リタ
ーダ20の制動力が最大になるように制御することによ
って非常制動をかけることができ、危険を回避すること
ができる。
【0053】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。ブレーキ装
置はエアオーバーハイドロリック式に限らず、ブレーキ
ペダルの踏み込み量に応じて油圧あるいは空気圧等の流
体圧を供給してホイルブレーキを作動させるフルパワー
式のブレーキ装置にも本発明は適用できる。また、リタ
ーダとして、電磁式の代わりに流体式あるいは永久磁石
式リターダを用いてもよい。ただし、第三実施例には、
これらのリターダは使用できない。
【0054】ブレーキペダル作動検出器として位置検出
スイッチの代わりに位置センサ、圧力センサ等を用いて
踏み込み量あるいは圧力を検出して、リターダの無段の
可変制御を行ってもよい。また、電磁式リターダによる
制動力を二段階ではなく、無段階に連続的に上昇させる
ようにし供給する電力を増大させていってもよい。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
の発明によると、ブレーキペダルの踏み込み量に応じて
リターダによる制動力を大にしているので、サービスブ
レーキの制動力にリターダによる制動力が付加され、適
正な制動力が得られ、サービスブレーキに負担をかける
ことがなくなり、サービスブレーキの寿命を伸ばすこと
ができる。
【0056】請求項2の発明によると、ブレーキペダル
を少し踏み込むことによってリターダを作動させること
ができるので、手動操作の必要がなくなり、他の手動操
作を行いながら制動力を得ることができ、操作性の向上
につながる。
【0057】請求項3の発明によると、サービスブレー
キを作動させるための流体圧に応じてリターダによる制
動力を補正しているので、ブレーキペダルの踏み込みに
比して流体圧が低下してサービスブレーキの効きが悪く
なっても、リターダによる制動力によってサービスブレ
ーキによる制動力の低下を補え、良好な制動感覚を得る
ことができる。
【0058】請求項4の発明によると、サービスブレー
キに異常が発生したときにリターダの制動力が増大する
ので、非常制動がかかって緊急事態を回避でき、安全性
を向上させることができる。
【0059】請求項5の発明によると、ブレーキペダル
とインチングペダルとがあるとき、制動力が必要なとき
はブレーキペダルを踏み込み、走行しながら荷役作業を
行うときはインチングペダルを踏み込むといった使い分
けを行うことにより、作業効率の向上を図ることができ
る。
【0060】請求項6の発明によると、電磁式リターダ
の場合、リターダ作動時にインチングバルブによってト
ランスミッションのクラッチを切るとともにエンジン回
転数を上昇させているので、リターダによって電力が消
費されても、通常のジェネレータによって十分にバッテ
リを充電することができる。また、トランスミッション
のクラッチは切られているので、車輪には駆動力は伝達
されず、エンジンの回転数が上昇しても差し支えない。
したがって、電磁式リターダを装備したとき、大容量の
ジェネレータを使用しなくてもよく、コストの上昇を防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るサービスブレーキお
よび補助ブレーキ装置の構成図
【図2】大型フォークリフトの駆動伝達系を示す図
【図3】電磁式リターダの正面図
【図4】同じくその断面図
【図5】同じくその電気回路図
【図6】第二実施例に係るサービスブレーキおよび補助
ブレーキ装置の構成図
【図7】第三実施例に係るサービスブレーキおよび補助
ブレーキ装置の構成図
【図8】第四実施例に係るサービスブレーキおよび補助
ブレーキ装置の構成図
【図9】第五実施例に係るサービスブレーキおよび補助
ブレーキ装置の構成図
【図10】第六実施例に係るサービスブレーキおよび補
助ブレーキ装置の構成図
【符号の説明】
4 エンジン 5 トルクコンバータ 6 トランスミッション 7 プロペラシャフト 8 デファレンシャル 10 ホイルブレーキ 13 ブレーキペダル 20 リターダ 30 制御部 32 バッテリ 35 ブレーキペダル作動検出器 41 インチングペダル 49 インチングバルブ 50 クラッチ 60 ジェネレータ 70,71 圧力検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにトランスミッションが接続さ
    れ、該トランスミッションにプロペラシャフトを介して
    デファレンシャルが接続され、該デファレンシャルにア
    クスルシャフトが接続されて動力伝達系が構成され、該
    動力伝達系に補助ブレーキ用としてのリターダが設けら
    れ、ブレーキペダルによって作動するサービスブレーキ
    を備えた産業車両において、前記ブレーキペダルの踏み
    込み量を検出するブレーキペダル作動検出器と、該ブレ
    ーキペダルの踏み込み量に応じて前記リターダによる制
    動力を大にする制御部とが設けられたことを特徴とする
    産業車両の補助ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 制御部は、ブレーキペダルの踏み込み量
    が所定量より小のときリターダのみによる制動力とする
    初期制動手段が有せしめられたことを特徴とする請求項
    1記載の産業車両の補助ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 サービスブレーキを作動させるための流
    体圧を検出する圧力検出器が設けられ、制御部は、前記
    圧力検出器によって検出された流体圧に応じてリターダ
    による制動力を補正する制動力補正手段が有せしめられ
    たことを特徴とする請求項1記載の産業車両の補助ブレ
    ーキ装置。
  4. 【請求項4】 サービスブレーキを作動させるための流
    体圧の低下が検出されたとき、制動力補正手段はリター
    ダによる制動力を大にするよう設定されていることを特
    徴とする請求項3記載の産業車両の補助ブレーキ装置。
  5. 【請求項5】 エンジンにトランスミッションが接続さ
    れ、該トランスミッションにプロペラシャフトを介して
    デファレンシャルが接続され、該デファレンシャルにア
    クスルシャフトが接続されて動力伝達系が構成され、該
    動力伝達系に補助ブレーキ用としてのリターダが設けら
    れ、ブレーキペダルによって作動するサービスブレーキ
    と、該サービスブレーキを作動させるとともに前記トラ
    ンスミッションのクラッチを連結離間させるためのイン
    チングペダルとを備えた産業車両において、前記ブレー
    キペダルの踏み込みを検出するブレーキ作動検出器と、
    該ブレーキペダルの踏み込みに応じて前記リターダを作
    動させる制御部とが設けられたことを特徴とする産業車
    両の補助ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 エンジンにトランスミッションが接続さ
    れ、該トランスミッションにプロペラシャフトを介して
    デファレンシャルが接続され、該デファレンシャルにア
    クスルシャフトが接続されて動力伝達系が構成され、該
    動力伝達系に補助ブレーキ用としての電磁式リターダが
    設けられ、ブレーキペダルによって作動するサービスブ
    レーキと、前記トランスミッションのクラッチを連結離
    間させるインチングバルブとを備えた産業車両におい
    て、前記ブレーキペダルの踏み込みを検出するブレーキ
    作動検出器と、該ブレーキペダルの踏み込みに応じて前
    記リターダ、インチングバルブおよびエンジンの回転数
    を可変するアクセルレバーを駆動制御する制御部とが設
    けられ、該制御部は、前記ブレーキペダルが踏み込まれ
    たとき前記リターダを作動させる補助制動手段と、リタ
    ーダ作動時に前記インチングバルブによってクラッチを
    切るとともに前記アクセルレバーによりエンジン回転数
    を上昇させるアイドルアップ手段とを有せしめられたこ
    とを特徴とする産業車両の補助ブレーキ装置。
JP6265435A 1993-12-20 1994-10-28 産業車両の補助ブレーキ装置 Pending JPH07228242A (ja)

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Effective date: 19981013