JP2006291778A - デコンプ装置及び車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 潤滑オイルの油圧が上昇しても、デコンプ機構を正常動作させることができるエンジンのデコンプ装置を提供すること。
【解決手段】 バルブカム52の表面に開設されたピン孔58に挿通されるデコンプピン60と、バルブカム52のバルブカム軸86内に形成されたオイル通路96に挿通され、その回動によってデコンプピン60を上下動させるデコンプピン作動軸62と、バルブカム軸86の回転上昇に応じて開角し、該開角に応じてデコンプピン作動軸62を回動させるフライウェイト72と、オイル通路96におけるデコンプピン作動軸62の軸方向の動きを規制する、フライウェイト72とは別体のスラスト受け板66と、を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明はデコンプ装置及び車両に関し、特に、バルブカム軸内に形成されたオイル通路内にデコンプピン作動軸が配置されるタイプのデコンプ装置の改良に関する。
エンジンのデコンプ装置とは、エンジン始動時の圧縮行程及び停止時に排気バルブを強制的且つ僅かに開かせるようにすることで、エンジンのクランキングトルクを軽減し、エンジンの始動性を向上させるものである。すなわち、エンジン始動時、圧縮行程の途中で排気バルブを僅かに開かせることで、圧縮ガスの一部を燃焼室から放出させ、クランキングトルクを軽減する。また、エンジン停止時、排気バルブを僅かに開かせておくようにすることで、次回エンジン始動時のクランキングトルクを軽減する。こうしたデコンプ装置をエンジンに設ければ、エンジンのスタータモータの小型化及び該スタータモータを駆動するバッテリの小容量化を図ることができるようになる。
下記特許文献1には、エンジンのデコンプ装置の一構成が開示されており、この構成では、バルブカムの表面にピン孔が開設され、該ピン孔にデコンプピンが挿通されている。バルブカム軸内部に形成されたオイル通路内にはデコンプピン作動軸が配置されており、このデコンプピン作動軸の回動に伴ってデコンプピンが上下動する。さらに、デコンプピン作動軸はバルブカム軸の回転速度に応じて、リターンスプリングの付勢力に抗して開角するフライウェイトによって回動される。このデコンプ装置によれば、バルブカム軸の回転速度の上昇に伴ってフライウェイトが開角すると、エンジン停止時においてバルブカムの表面にその頭部を突出させていたデコンプピンは、上記ピン孔の奥に没入し、これにより上述したデコンプ機能が実現されるようになっている。
特開2001−173421号公報
上記特許文献1に開示されたデコンプ装置は、オイル通路内にデコンプピン作動軸が配置されており、これにより通常の環境では円滑なデコンプ動作が可能となり、有利な構成と言える。しかしながら極低温下では、潤滑オイルの粘度は著しく高くなり、潤滑オイルの圧力は著しく上昇する。この場合、デコンプピン作動軸はバルブカム軸内において軸方向に押され、その端面が他の部材に当接することで、デコンプピン作動軸が円滑に回動しなくなる。特に、フライウェイトはその縁部において回動可能に軸支されており、また僅かな回転数で正常に動作させるようにするため、リターンスプリングの付勢力は比較的小さな値に設定されている。このため、フライウェイトの中央部にデコンプピン作動軸が強く押しつけられると、フライウェイトの動きまでロックしてしまう虞がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、潤滑オイルの油圧が上昇しても、デコンプ機構を正常動作させることができるエンジンのデコンプ装置及びそれを備えた車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るエンジンのデコンプ装置は、バルブカムの表面に開設されたピン孔に挿通されるデコンプピンと、前記バルブカムのバルブカム軸内に形成されたオイル通路に挿通され、その回動によって前記デコンプピンを上下動させるデコンプピン作動軸と、前記バルブカム軸の回転上昇に応じて開角し、該開角に応じて前記デコンプピン作動軸を回動させるフライウェイトと、前記オイル通路における前記デコンプピン作動軸の軸方向の動きを規制する、前記フライウェイトとは別体の規制部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、フライウェイトとは別体の規制部材を設けて、デコンプピン作動軸の軸方向の動きを規制したので、潤滑オイルの油圧が上昇しても、デコンプ機構を正常に動作させることができる。
本発明の一態様では、前記規制部材は、前記フライウェイトと前記デコンプピン作動軸の間に設けられ、前記デコンプピン作動軸の端面が前記フライウェイトに当接することを防止する。こうすれば、デコンプピン作動軸がフライウェイトを押して、フライウェイトの動きをロックさせてしまう事態を確実に防止できる。
また、本発明の一態様では、前記規制部材は、前記デコンプピン作動軸の一端と当接する板部材である。こうすれば、非常にコンパクト且つ生産や取り付けが簡単な構成で、潤滑オイルの油圧が上昇した際にも確実に正常動作するデコンプ機構を実現できる。
この態様では、前記規制部材は、前記デコンプピン作動軸の前記一端において前記デコンプピン作動軸の軸心に接触する突起を備えるようにしてもよい。こうすれば、デコンプピン作動軸と規制部材との間の摩擦を小さなものにすることができる。
また本発明の一態様では、前記フライウェイトは、前記バルブカム軸を回動させるためのスプロケットとは別体であり、前記フライウェイトを前記バルブカム軸に取り付けた後、前記スプロケットを前記バルブカム軸に取り付け可能に形成される。こうすれば、デコンプ機構の組み付けを、カムチェーン及びスプロケットの組み付けとは独立して行うことができるので、デコンプ機構の組み付け不良を無くすことができ、生産性が向上する。
また、本発明に係る車両は、上記いずれかのデコンプ装置を備えたものである。こうすれば、信頼性の高いデコンプ機構を備えた車両とすることができる。なお、車両は、鞍乗型車両や小型四輪車両等であり、鞍乗型車両とは、例えば自動二輪車(電動機付き自転車(モータバイク)・スクータを含む)、四輪バギー(全地形型車両)、スノーモービル等であり、小型四輪車両とは、2人乃至4人乗り用の四輪バギー(全地形型車両)等である。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両(全地形型車両)の側面図である。同図に示すように、車両1には、車両進行方向前方(同図においてFrの示す方向)に車幅方向左右にフロントサスペンション3,3が配置されており、その下端部には前車輪4,4が軸支されている。前車輪4,4の各上方にはフロントフェンダ11,11が設けられている。フロントサスペンション3,3の上端部は、車体フレーム8によって支持されている。車体フレーム8の車両進行方向前端はステアリングシャフト17を左右に回転可能に軸支している。ステアリングシャフト17の上端には左右に延設されるハンドル18が、その中央部で支持されている。ハンドル18の両端にはグリップ19,19が設けられている。右側のグリップ19の車幅方向内側には、車両の走行時に搭乗者が指で押圧することにより作動するアクセルが取り付けられている。ステアリングシャフト17の前方にはラジエータ33が設けられており、ラジエータ33は、冷却水を該ラジエータ33内に流通させて、前方から受ける走行風で冷却水を冷却し、エンジン25から出る熱を放熱している。また、エンジン25の後方には吸気管やエアクリーナを含む吸気系40が接続され、前方には排気管38が接続されている。排気管38はエンジン25から前方に延設された後、U字状に曲がり、車両進行方向後方に向けて延設されている。排気管38の後方の端部は消音器13と接続されている。エンジン25からから排出される排気ガスは、排気管38内を流通して、該消音器13の後方から排出される。エンジン25は内燃機関25aと該内燃機関の下部に配置されるクランク25bとから構成されており、エンジン25から出力された駆動力は、トランスミッション30、チェーン機構31を介して後輪6,6に伝達されるようになっている。後輪6,6の上方には、リヤフェンダ12,12が左右にそれぞれ設けられている。エンジン25はその上部において車体フレーム8に懸架されて、その下部において該車体フレーム8に支持されている。
車体フレーム8は前端部で接合されている左右2本のフレームから構成されており、両フレームは、車両1の下方にて車両進行方向前方から後方に向けて延設され、車両1の中央部で上方に向けて屈曲される。両フレームは、左右2本のシートフレーム部8aを備えておりこれによりシート10を支持している。シート10前方には燃料タンク21が配置されており、燃料タンク21は車体フレーム8によって支持されている。
以下、上記構成を有する車両1のエンジン25に備えられたデコンプ装置について詳細に説明する。図2は、エンジン25のシリンダヘッドをバルブカム軸に直交する方向から見た横断面図であり、図3は、カムチェーン室のカバー及びスプロケットを取り去った状態のエンジン25のシリンダヘッドをカムチェーン室側から見た側面図であり、図4は、スプロケットを装着したエンジン2のシリンダヘッドをカムチェーン室側から見た拡大側面図である。
さらに、図5は、デコンプ組立体を示す平面図であり、図6は、本実施形態に係るデコンプ装置が組み込まれたバルブカム軸組立体を示す断面図であり、波断線Xより左側の部分は図5におけるVIA−VIA線断面を矢視方向から見た断面図であり、波断線Xより右側の部分は図5におけるVIB−VIB線断面を矢視方向から見た断面図である。さらに、図7は、図5におけるVII−VII線断面を矢視方向から見た断面図である。
これらの図において、点火プラグ78によって混合ガスを燃焼させる空間である燃焼室80の上方に、軸受け50,50によって回動可能に軸支されたバルブカム軸86が配置されている。バルブカム軸86の軸方向中途部には吸気用及び排気用のバルブカム52,54が形成されており、スプロケット64及び該スプロケット64に掛けられたチェーン(図示せず)によって、クランクシャフト(図示せず)の回転力がバルブカム軸86に伝達され、それによりバルブカム52,54がロッカーアーム51,53を適時リフトアップさせる。ロッカーアーム51,53には、図示しない排気バルブ及び吸気バルブが接続されており、これにより各バルブがエンジンの各行程に合わせて開閉されるようになっている。
また、排気バルブを駆動するバルブカム52にはピン孔58が開設されており、そこにデコンプピン60が収容されている。バルブカム軸86の軸心は中空であり、この空間が潤滑オイルのオイル通路96となっている。バルブカム54にもオイル通路56が開設されており、該オイル通路56はオイル通路96と連通している。これにより、オイル通路96を流通する潤滑オイルがバルブカム54の表面に供給されるようになっている。なお、図示しないが、バルブカム52にもオイル通路96と連通するオイル通路が開設されており、バルブカム52にも潤滑オイルが供給されるようになっている。
オイル通路96のうち、カムチェーン室82側の部分には、オイル通路96と略同径の両端部に挟まれた、それよりも小径の胴部を有するデコンプピン作動軸62が挿通されている。デコンプピン作動軸62の一端には、その軸心から離間した位置に係合ピン62aが凸設されており、該係合ピン62aは、デコンプピン60の軸方向中途部に形成された凹部60aに係合している。このため、デコンプピン作動軸62がオイル通路96内で回動すると、デコンプピン60がピン孔58内で上下動するようになっている。これにより、デコンプピン作動軸62を回動させることによって、デコンプピン60の頭部をピン孔58から突出させるデコンプ状態や、頭部をピン孔58の奥に完全に収容させる非デコンプ状態を達成できるようになっている。
バルブカム軸86のカムチェーン室82側の端部には、フランジ84が圧入されており、該フランジ84がバルブカム軸86と一体となって回動する。フランジ84には、中央部に開口を有するプレート88が固定されており、該プレート88の開口部にスラスト受け板66が回転軸70及びストッパピン68により固定されている。図8は、このスラスト受け板66の平面図である。同図に示すようにスラスト受け板66は中央部に半円状の開口66bが設けられており、この半円状の開口66bにおける直線状の縁部の中央が開口66b側に迫り出し、その部分に突起66aが形成されている。この突起66aはスラスト受け板66の裏面側(取付状態においてデコンプピン作動軸62側)に突出しており、スラスト受け板66をデコンプ組立体に取り付けた状態において、この突起66aがデコンプピン作動軸62の端面の中心(デコンプピン作動軸62の軸心が貫く位置)に接触するようになっている。スラスト受け板66における突起66aの側方に形成された開口66bからは、デコンプピン作動軸62の端面に形成された一対の係合突起部62bが、カムチェーン室82側に延出している。図9は、デコンプピン作動軸62の一端に形成された係合突起部62bを示す斜視図である。同図に示すように、デコンプピン作動軸62の端面の大部分は軸方向に垂直な平面により構成されており、その一部に一対の係合突起部62bが立設されている。一対の係合突起部62bの間には平行な空間が確保されており、この空間に後述するフライウェイト72の作動軸回動ピン76が位置するようになっている。図8に戻り、スラスト受け板66には縁部に開口66c及び66dが開設されており、開口66cにはストッパピン68が挿通され、開口66dには回転軸70が挿通される。図7に示すように、ストッパピン68及び回転軸70は先端部から所定長にてステップ状に径が太くされており、このステップ状の部分でスラスト受け板66はプレート88に押圧され、固定されている。
すなわち、プレート88には、フライウェイト72を回動可能に軸支するための回動軸70及びストッパピン68の各先端が圧入され、かしめにより固定されている。フライウェイト72は、平板状の第1フライウェイトプレート72a及び第2フライウェイトプレート72bを一体化することにより形成されており、第2フライウェイトプレート72bには開口74が形成され、該開口74にストッパピン68が挿通されている。ストッパピン68にはスラスト受け板66も挿通され、その先端はプレート88に圧入され、かしめにより固定されている。これによりスラスト受け板66がプレート88に固定されるとともに、フライウェイト72の可動範囲が制限されるようになっている。また、フライウェイト72は、回動軸70に取り付けられたリターンスプリング91によってバルブカム軸86の軸心方向に付勢されている。さらに、第2フライウェイトプレート72bの縁部のうち、特にスラスト受け板66の開口66bの部分には、デコンプピン作動軸62側に延出する作動軸回動ピン76が立設されており、この作動軸回動ピン76は、上述したようにデコンプピン作動軸62の端面に形成された一対の係合突起部62bの間に位置するようになっている。このため、バルブカム軸86の回転に伴ってフライウェイト72がリターンスプリング91の付勢力に抗して、バルブカム軸86の軸心から離れる方向に回転移動(開角)すると、この作動軸回動ピン76の側面が係合突起部62bに側面に当接し、それによりデコンプピン作動軸62を回動トルクが与えられるようになっている。
図3及び図4に示すように、フランジ84にはスプロケット64がボルトにより固定されており、このスプロケット64は、カムチェーン室82側方の開口65から露呈している。これにより、カバー81を取り外すことで、容易にスプロケット64の取り付けや取り外しができるようになっている。
上記構成によれば、スラスト受け板66の突起66aを、デコンプピン作動軸62の端面に、その軸心で当接させるようにしたので、スラスト受け板66とデコンプピン作動軸62との摩擦力を極めて小さなものにすることができる。このため、例えば極低温下においてオイル通路96内のオイルの粘度が上昇し、デコンプピン作動軸62がカムチェーン室82方向に強く押された場合であっても、デコンプピン作動軸62のオイル通路96内での円滑な回動を確保でき、デコンプ動作を正常に行わせることができる。
また、スラスト受け板66の突起66aの側に開口66bを形成し、そこを介してフライウェイト72の作動軸回動ピン76と、デコンプピン作動軸62の係合突起部62bと、を係合させるようにしたので、デコンプピン作動軸62がフライウェイト72をその軸方向に押すことを確実に防止できる。この結果、フライウェイト72の動きがロックされてしまう事態を防ぐことができる。
さらに、カムチェーンと係合するスプロケット64と、フライウェイト72と、を別体に構成し、スプロケット64の中央部を大きく開口させ、フライウェイト72を含むデコンプ機構の全部をエンジン25に組み付けた後、スプロケット64をエンジン25に組み付けることができるようにしたので、スプロケット64の組み付けに伴ってデコンプ機構の組み付け不良が生じることを防止でき、デコンプ機構の信頼性を向上できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、以上の説明では、本発明を四輪の鞍乗型車両に適用する例を示したが、二輪又は三輪の鞍乗型車両にも本発明は同様に適用してよい。また、鞍乗型車両のみならず、各種サイズの一般車両にも本発明は同様に適用してよい。
本発明の実施形態に係る鞍乗型車両の外観側面図である。 本発明の実施形態に係るデコンプ装置を備えたシリンダヘッドを示す横断面図である。 シリンダヘッドをカムチェーン室側から見た側面図である。 スプロケットを装着した状態のシリンダヘッドをカムチェーン室側から見た拡大側面図である。 フライウェイトが取り付けられたバルブカム軸を軸方向から見た図である。 バルブカム軸を側方から示す拡大断面図である。 フライウェイトを中心に示す拡大横断面図である。 スラスト受け板を示す平面図である。 デコンプピン作動軸の一端を示す拡大斜視図である。
符号の説明
1 車両、3 フロントサスペンション、4 前輪、6 後輪、8 車体フレーム、10 シート、11 フロントフェンダ、12 リヤフェンダ、13 消音器、16 アクセル、17 ステアリングシャフト、18 ハンドル、19 グリップ、21 燃料タンク、25 エンジン、30 トランスミッション、31 チェーン機構、33、ラジエータ、38 排気管、40 吸気系装置、50 軸受け、51,53 ロッカーアーム、52,54 バルブカム、56,96 オイル通路、58 ピン孔、60 デコンプピン、60a 係合孔、62 デコンプピン作動軸、62a 係合ピン、62b 係合突起部、64 スプロケット、65 開口、66 スラスト受け板(規制部材)、66a 突起部、66b 開口、68 ストッパピン、70 回動軸、72 フライウェイト、72a 第1フライウェイトプレート、72b 第2フライウェイトプレート、74 開口、76 作動軸回動ピン、78 点火プラグ、80 燃焼室、81 カバー、82 カムチェーン室、84 フランジ、86 バルブカム軸、88 プレート、90,92 ボルト、91 リターンスプリング。

Claims (6)

  1. バルブカムの表面に開設されたピン孔に挿通されるデコンプピンと、
    前記バルブカムのバルブカム軸内に形成されたオイル通路に挿通され、その回動によって前記デコンプピンを上下動させるデコンプピン作動軸と、
    前記バルブカム軸の回転上昇に応じて開角し、該開角に応じて前記デコンプピン作動軸を回動させるフライウェイトと、
    前記オイル通路における前記デコンプピン作動軸の軸方向の動きを規制する、前記フライウェイトとは別体の規制部材と、
    を備えることを特徴とするエンジンのデコンプ装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンのデコンプ装置において、
    前記規制部材は、前記フライウェイトと前記デコンプピン作動軸の間に設けられ、前記デコンプピン作動軸の端面が前記フライウェイトに当接することを防止する、
    ことを特徴とするエンジンのデコンプ装置。
  3. 請求項1に記載のエンジンのデコンプ装置において、
    前記規制部材は、前記デコンプピン作動軸の一端と当接する板部材である、
    ことを特徴とするエンジンのデコンプ装置。
  4. 請求項3に記載のエンジンのデコンプ装置において
    前記規制部材は、前記デコンプピン作動軸の前記一端において前記デコンプピン作動軸の軸心に接触する突起を備える、
    ことを特徴とするエンジンのデコンプ装置。
  5. 請求項1に記載のエンジンのデコンプ装置において、
    前記フライウェイトは、前記バルブカム軸を回動させるためのスプロケットとは別体であり、前記フライウェイトを前記バルブカム軸に取り付けた後、前記スプロケットを前記バルブカム軸に取り付け可能に形成される、
    ことを特徴とするエンジンのデコンプ装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のデコンプ装置を備えた車両。
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