JP2006291078A - フィラー及びその製造方法、合成樹脂組成物及び合成ゴム組成物 - Google Patents

フィラー及びその製造方法、合成樹脂組成物及び合成ゴム組成物 Download PDF

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Abstract

【構成】BET比表面積が0.1〜10m/gで平均粒子径が1〜50μmの無水炭酸マグネシウムを0.1〜5重量%の表面処理剤で処理した、封止合成樹脂または封止合成ゴム用のフィラー及びその樹脂組成物または合成ゴム組成物。
【効果】熱伝導性、耐水性、難燃性、加工性のバランスのとれた封止合成樹脂または封止合成ゴム用フィラーを提供できる。また、本発明の合成樹脂組成物または合成ゴム組成物は熱伝導性に優れているので半導体等の電子部品の放熱材料として好適に利用できる。

Description

本発明は、半導体や電子材料の封止用の樹脂に配合するためのフィラーである無水炭酸マグネシウムの製造方法及び合成樹脂組成物ならび合成ゴム組成物に関する。さらに詳しくは、熱伝導性、耐水性、難燃性、加工性に優れた合成樹脂組成物及び合成ゴム組成物を提供するものである。
半導体、集積回路、配線板などの電子回路材料は振動、水分、衝撃、熱、などの外部環境因子からの影響を防ぎ、長期にわたって信頼性を保証するために種々の封止材料によって封止されている。封止材料としてはセラミックス材料を用いた機密封止法と樹脂材料を用いた樹脂封止法がある。しかし、量産性とコストの観点より最近は樹脂封止法が広く行われている。これまでのところ、樹脂組成物の樹脂としてはエポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、などの熱硬化性樹脂やシリコーンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴムなどが検討及び使用されている。また、樹脂に配合されるフィラーとしてシリカ、タルク、アルミナ、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、ジルコン、マグネシア、チタニア、などが挙げられるが、実際に使われているフィラーとしてはほとんどがシリカである。さらに、最近電子回路の集積化がさらに進み、素子の小型化、微細化、大容量化がさらに要求され、これに伴い樹脂組成物にもより優れた特性が要求されるようになってきた。
特許文献1には半導体素子の封止材料として、エポキシ樹脂とフェノール樹脂に窒化アルミニウムを配合することによって放熱性を高めた樹脂組成物についての記載がある。また、特許文献2では半導体封止用の樹脂組成物に関して、エポキシ樹脂とフェノール樹脂に破砕状のシリカと球状のシリカを配合することで充填性を改善させた樹脂組成物についての記載がある。特許文献3によると、半導体封止用の樹脂組成物についてエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂などの樹脂に平均粒径の異なる3種類のフィラー(例:シリカ)を配合することで、成型性を改善した樹脂組成物についての記載がある。特許文献4によれば、エポキシ樹脂と変性ポリカルボジイミド樹脂(ポリカルボジイミドのポリマー鎖に、反応性化合物に由来する酸無水物基を有する反応性化合物残基がグラフトした構造を有する。)と非晶性シリカなどの充填剤からなる樹脂組成物によって、耐半田クラック性及び難燃性に優れた半導体封止用樹脂組成物を提供している。特許文献5では、半導体チップと基板との間の微細隙間部への封止剤として浸透性及び安定性を確保するための方法として、液状エポキシ樹脂と平均粒径5μm以下のシリカ粉末とソルビタン系界面活性剤及びシリコーンオイルの樹脂組成物についての記述がある。特許文献6では、成型時の収縮が小さく、耐クラック性、耐湿性、難燃性の優れた樹脂組成物として、エポキシ樹脂とフェノールノボラック樹脂と硬化促進剤及びある特定の粒径を有する破砕状シリカと球状シリカの組み合わせを提示している。特許文献7では、ICの封止として耐熱性及び安定性に加えて接着性に優れた樹脂組成物として、エポキシ樹脂とフェノール樹脂とポリカルボジイミド樹脂及び無機充填材(溶融シリカ、マイカ、炭酸カルシウム、アルミナ、窒化ホウ素)の記載がある。特許文献8では、半導体デバイスなどを封止した時にクラック及び剥離等を防止する樹脂組成物として、エポキシ樹脂と硬化剤とエラストマーと界面活性剤及びシリカとの組み合わせを提示している。特許文献9では、半導体装置の封止に関して良好な成型性、リフロー性、耐湿性を付与する樹脂組成物として、エポキシ樹脂と硬化剤と平均粒径15μm以下の無機充填剤(溶融シリカ、アルミナなど)を提示している。
特開平5−1209号 特開平5−5053号 特開平5−230284号 特開平9−316300号 特開平10−168288号 特開平11−323097号 特開平11−310765号 特開2004−75835号 特開2004−307650号
特許文献10によれば、耐熱性、耐湿性、難燃性及び流動性に優れた半導体の封止樹脂組成物として、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂、ポリマレイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂)と硬化剤と複合化金属水酸化物と無機充填剤(石英ガラス粉末、タルク、シリカ粉末、アルミナなど)を記載している。特許文献11によれば、難燃性、耐水性及び熱伝導性に優れた半導体封止用の樹脂組成物として、特定の平均粒子径及び特定のBET比表面積を有し、鉄とマンガン含有量が一定量以下で、ナトリウムと塩素含有量が極めて少ない酸化マグネシウムを配合することによって達成できるとの記載がある。特許文献12によれば、回路基板などに優れた放熱性、耐水性を付与するための樹脂組成物としてエポキシ樹脂やシリコーンゴムなどにケイ素とマグネシウムの複酸化物又はアルミニウムとマグネシウムの複酸化物で被覆した酸化マグネシウムを配合することで達成できるとの記載がある。
特開2000−86916号 特開2001−214065号 特開2004−27177号
上述のように半導体などの電子機器用の封止樹脂組成物のフィラーとして、安定な材料としてシリカが主に検討されている。しかしシリカは熱伝導性が良好でなく、またモース硬度が7と高いために問題がある。窒化アルミニウムや窒化ホウ素などの窒化物は良好な熱伝導性を有しているが、コストが高く、窒化アルミニウムは不安定な材料で、窒化ホウ素は硬度が高く使いづらい材料と思われる。また、アルミナについては安定で熱伝導性についても比較的良好な材料であるが、モース硬度が9と高く成型時の磨耗の問題がある。
酸化マグネシウムは通常の酸化物としては熱伝導性の良好な材料であるが、耐水性に問題があり、種々の方法での表面処理が検討されているが十分な方法は見出されていない。また複合化金属水酸化物についても封止用のフィラーとして検討されている。しかし、難燃性については寄与するが、熱伝導性についての寄与は小さい。
従って、熱伝導性、耐水性、難燃性、加工性・コストを全て満足するような封止樹脂用のフィラーは現状のところ見出されていない。
発明者は、エポキシ樹脂などの封止用合成樹脂またはシリコーンゴムなどの封止用合成ゴムに対して熱伝導性・耐水性・難燃性・加工性・コスト等の各項目をバランス良く付与するフィラーを検討した結果、BET比表面積が0.1〜10m/gで平均粒子径が1〜50μmの無水炭酸マグネシウムが最適であることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明のフィラーの材質は無水炭酸マグネシウム(モース硬度3.5〜4.5)で、含水塩である塩基性炭酸マグネシウムではない。そして無水炭酸マグネシウムは、熱伝導率が酸化マグネシウムより低く、アルミナに近い材料である。また酸化マグネシウムのように耐水性が低いとの問題がなく、硬度も適当である。また、合成品であるため不純物も少なく不純物の合計量で1×10-2重量%も対応可能である。従って、通常の電子材料や不純物を限定する半導体などの電子材料にも使用可能である。
本発明のフィラーは、BET比表面積が0.1〜10m/gで平均粒子径が1〜50μmである。本発明のフィラーは基本的に合成無水炭酸マグネシウムで、BET比表面積と平均粒子径との関係に特徴である。BET比表面積が大きすぎると粉体の活性度が高くなり、粉体の凝集が起こる。また平均粒子径が1μmより小さくなると樹脂などに配合した場合に充填性が悪くなり、平均粒子径が50μmを超えると成型品の外観に問題がでてくる。
本発明のフィラーはエポキシ樹脂やシリコーンゴムなどの合成樹脂や合成ゴムに均一に分散させることが容易で、エポキシ樹脂などの封止用樹脂及びシリコーンゴムなどの封止用ゴムに添加した時に熱伝導性・耐水性・難燃性が得られたと考えられる。
なお平均粒子径はレーザー回折法粒度分布計を用いて測定するものとし、例えば水或はアルコールに測定許容濃度になるように粉末を加えて懸濁液を調製し、超音波分散機で分散させてから測定する。
好ましくは、無水炭酸マグネシウムの粒子表面を0.1〜5重量%、特に好ましくは0.5〜3重量%の表面処理剤で表面被覆する。表面処理剤は、高級脂肪酸、高級脂肪酸金属塩、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アマイド、高級アルコール、硬化油、シランカップリング剤、アルコールリン酸エステル等とする。
本発明の無水炭酸マグネシウムフィラーを得るには、例えば中性炭酸マグネシウム(MgCO・nHO,nは1〜5程度)をオートクレーブ中で水熱処理した後に乾燥して、BET比表面積が0.1〜10m/gで平均粒子径が1〜50μmの無水炭酸マグネシウムとする。例えば、オートクレーブに0.2〜3mol/Lの濃度で中性炭酸マグネシウム水懸濁液を入れ、撹拌下に最高温度が150〜250℃で1〜20時間水熱処理し、脱水、乾燥する。表面処理を行う場合、例えば懸濁液のままで粉砕し、例えば表面処理剤で処理した後に、脱水・乾燥する。乾燥温度は例えば100℃以上が好ましい。
本発明の樹脂組成物は、上記の無水炭酸マグネシウムフィラーを、合成樹脂や合成ゴム100重量部に対して、100〜600重量部配合したものである。合成樹脂としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリマレイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フッ素樹脂などがある。また、合成ゴムとしてはシリコーンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、オレフィン系エラストマーなどがある。
表面処理剤について説明する。高級脂肪酸として、例えばステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、リノール酸、ラウリン酸、カプリル酸、ベヘニン酸、モンタン酸等がある。高級脂肪酸金属塩としては、例えばステアリン酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、リノール酸塩、ラウリン酸塩、カプリル酸塩、ベヘニン酸塩、モンタン酸塩等があり、金属の種類には、Na、K、Al、Ca、Mg、Zn、Ba等がある。
高級脂肪酸エステルとして、例えばラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、パルミチン酸メチル、ステアリン酸メチル、オレイン酸メチル、エルカ酸メチル、ベヘニン酸メチル、ラウリン酸ブチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ヤシ脂肪酸オクチルエステル、ステアリン酸オクチル、特殊牛脂脂肪酸オクチルエステル、ラウリン酸ラウリル、長ステアリン酸ステアリル、長鎖脂肪酸高級アルコールエステル、ベヘニン酸べへニル、ミリスチン酸セチル等のモノエステルがあり、また例えばネオペンチルポリオール長鎖脂肪酸エステル、ネオペンチルポリオール長鎖脂肪酸エステルの部分エステル化物、ネオペンチルポリオール脂肪酸エステル、ネオペンチルポリオール中鎖脂肪酸エステル、ネオペンチルポリオールC9鎖脂肪酸エステル、ジペンタエリスリトール長鎖脂肪酸エステル、コンプレックス中鎖脂肪酸エステル等の耐熱性特殊高級脂肪酸エステルがある。
高級脂肪酸アマイドとして、例えばステアリン酸アマイド、オレイン酸アマイド、パルミチン酸アマイド、リノール酸アマイド、ラウリン酸アマイド、カプリル酸アマイド、ベヘニン酸アマイド、モンタン酸アマイド等がある。高級アルコールとして、例えばオクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等がある。硬化油としては、例えば牛脂硬化油、ヒマシ硬化油等がある。
シランカップリング剤としては、例えば、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン等のメタクリロキシ系、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン等のビニル系、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシ系、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノ系がある。
アルコールリン酸エステルとしては、モノ及びジ−飽和アルコールのリン酸エステル、例えば、モノ−ステアリルアシッドホスフェイト、ジ−ステアリルアシッドホスフェイト、モノ−ラウリルアシッドホスフェイト、ジ−ラウリルアシッドホスフェイト、モノ−ミリスチルアシッドホスフェイト、ジ−ミリスチルアシッドホスフェイト、モノ−パルミチルアシッドホスフェイト、ジ−パルミチルアシッドホスフェイト、モノ−アラキルアシッドホスフェイト、ジ−アラキルアシッドホスフェイト、モノ−ベヘルアシッドホスフェイト、ジ−ベヘルアシッドホスフェイト、モノ−リグノセリルアシッドホスフェイト、ジ−リグノセリルアシッドホスフェイト等があり、モノ及びジ−飽和アルコールのリン酸エステルの1種類もしくはそれらの混合物を使用しても良い。
本発明の樹脂組成物及びゴム組成物は、パソコン・携帯電話などに搭載される半導体チップなどの封止材料、電子材料の樹脂回路基板、DVDやCCDなどの光学部品用接着剤、電子機器などの放熱シートや放熱グリース、光ピックアップダイオードの放熱材料、パソコンなどの電源パワートランジスターやパワーモジュールの放熱素子などがあげられる。
本発明では、熱伝導性、耐水性、難燃性、加工性のバランスのとれた封止樹脂及び封止ゴム用のフィラーと、その製造方法及び樹脂組成物ならびにゴム組成物を提供できる。
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。
エポキシ樹脂などの合成樹脂及びシリコーンゴムなどの合成ゴムに配合するための無水炭酸マグネシウムフィラーとその調製方法及び合成樹脂組成物及び合成ゴム組成物について、実施例を説明する。合成樹脂の一例としてエポキシ樹脂、合成ゴムの一例としてシリコーンゴムを用いて評価した。中性炭酸マグネシウムは組成がMgCO・3HOで、平均粒子径は25μm、BET比表面積は0.5m/gであった。
フィラーの調製
試験例1
容量100Lの撹拌機付きオートクレーブに1mol/Lの濃度に調整した中性炭酸マグネシウム懸濁液70Lを入れ、撹拌しながら180℃で5時間の水熱処理を行なった。得られた懸濁液をそのままボールミルに入れて5時間粉砕した後、固形物を無水炭酸マグネシウムに換算して3重量%のステアリン酸を添加して表面処理し、脱水後、120℃で10時間乾燥した。そして平均粒子径0.9μmでBET比表面積10m/gの無水炭酸マグネシウムを得た。
また、表面処理する前の無水炭酸マグネシウムフィラーを分析したところ主な不純物(SO3、Ca、Na、Si、Fe、Cl)の合計量で0.8×10-2重量%であった。
試験例2
容量100Lの撹拌機付きオートクレーブに1mol/Lの濃度に調整した中性炭酸マグネシウム懸濁液70Lを入れ、撹拌しながら180℃で5時間の水熱処理を行なった。得られた懸濁液を試験例1と同様にして、ボールミルで1時間粉砕した後、固形物に対して1重量%のステアリン酸を添加して表面処理し、脱水後、120℃で10時間乾燥した。そして平均粒子径1.5μmでBET比表面積6m/gの無水炭酸マグネシウムを得た。
試験例3
容量100Lの撹拌機付きオートクレーブに1mol/Lの濃度に調整した中性炭酸マグネシウム懸濁液70Lを入れ、撹拌しながら180℃で5時間の水熱処理を行なった。得られた懸濁液を試験例1と同様にして、ボールミルで1時間粉砕した後、固形物に対して0.5重量%のメタクリロキシ系シランカップリング剤を添加して表面処理し、脱水後、120℃で10時間乾燥した。そして平均粒子径1.5μmでBET比表面積7m/gの無水炭酸マグネシウムを得た。
試験例4
容量100Lの撹拌機付きオートクレーブに0.5mol/Lの濃度に調整した中性炭酸マグネシウム懸濁液50Lを入れ、撹拌しながら200℃で10時間の水熱処理を行なった。得られた懸濁液を脱水後、120℃で10時間乾燥した。そして平均粒子径10μmでBET比表面積1m/gの無水炭酸マグネシウムを得た。
試験例5
容量100Lの撹拌機付きオートクレーブに0.3mol/Lの濃度に調整した中性炭酸マグネシウム懸濁液30Lを入れ、撹拌しながら220℃で15時間の水熱処理を行なった。得られた懸濁液を脱水後、120℃で10時間乾燥した。そして平均粒子径20μmでBET比表面積0.5m/gの無水炭酸マグネシウムを得た。
比較例1
マグネサイト鉱を粉砕した市販の無水炭酸マグネシウム粉末を水に懸濁して1mol/Lの濃度に調整し、ボールミルで0.5時間粉砕した後、固形物に対して0.5重量%のステアリン酸を添加して表面処理し、脱水後、120℃で10時間乾燥した。そして平均粒子径60μmでBET比表面積0.3m/gの無水炭酸マグネシウムを得た。
比較例2
マグネサイト鉱を粉砕した市販の無水炭酸マグネシウム粉末を水に懸濁して1mol/Lの濃度に調整し、ボールミルで20時間粉砕した後、固形物に対して3重量%のステアリン酸を添加して表面処理し、脱水後、120℃で10時間乾燥した。そして平均粒子径2.0μmでBET比表面積20m/gの無水炭酸マグネシウムを得た。
樹脂組成物及びゴム組成物
樹脂組成物の例を、試験例11〜18に示す。無水炭酸マグネシウム以外のフィラーを用いた樹脂組成物の例を比較例11〜14に、無水炭酸マグネシウムを用いたがBET比表面積もしくは平均粒径が不適切なフィラーを用いた例を比較例15,16に示す。
ゴム組成物の例を、試験例21〜28に示す。無水炭酸マグネシウム以外のフィラーを
用いたゴム組成物の例を比較例21〜24に、無水炭酸マグネシウムを用いたがBET比
表面積もしくは平均粒径が不適切なフィラーを用いた例を比較例25,26に示す。
試験例11
エポキシ樹脂としてエポキシ当量192のビフェノール型エポキシ樹脂(ジャパン エポキシ レジン(株)製:エピコートYX4000H)60重量部、硬化剤としてノボラック型フェノール樹脂(群栄化学工業(株)製:レヂトップPSM-4261)40重量部、試験例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを300重量部を配合して成型体とした。成型体の作製は、ビフェノール型エポキシ樹脂とノボラック型フェノール樹脂及び無水炭酸マグネシウムフィラーを二本ロールを用いて温度80℃で15分間混練を行った。その後、混練物を粉砕し、トランスファー成形機を用いて、金型温度170℃、成形圧力9.8MPaで2分間成形し、180℃で5時間の硬化を行って成型体とした。(以下同様)。
試験例12
試験例2の無水炭酸マグネシウムフィラーを試験例11と同様に行った。
試験例13
試験例3の無水炭酸マグネシウムフィラーを試験例11と同様に行った。
試験例14
試験例4の無水炭酸マグネシウムフィラーを試験例11と同様に行った。
試験例15
試験例5の無水炭酸マグネシウムフィラーを試験例11と同様に行った。
試験例16
試験例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを200重量部配合した以外は試験例11と同様に行った。
試験例17
試験例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを100重量部配合した以外は試験例11と同様に行った。
試験例18
試験例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを600重量部配合した以外は試験例11と同様に行った。
比較例11
市販のアルミナ(BET比表面積3m/g,平均粒径1.4μm)を3重量%のステアリン酸で表面処理してフィラーとした。このフィラーを実施例11と同様の方法で成型体とした。
比較例12
市販の酸化マグネシウム(BET比表面積10m/g,平均粒径3.5μm)を3重量%のステアリン酸で表面処理してフィラーとした。酸化マグネシウムは耐水性が低いのでエタノール溶液のボールミルにて表面処理した。このフィラーを実施例11と同様の方法で成型体とした。
比較例13
市販のシリカ(BET比表面積7m/g,平均粒径1.4μm)を3重量%のステアリン酸で表面処理してフィラーとした。このフィラーを実施例11と同様の方法で成型体とした。
比較例14
市販の水酸化マグネシウム(BET比表面積8m/g,平均粒径1.2μm)を3重量%のステアリン酸で表面処理してフィラーとした。このフィラーを実施例11と同様の方法で成型体とした。
比較例15
比較例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを実施例11と同様に行った。
比較例16
比較例2の無水炭酸マグネシウムフィラーを実施例11と同様に行った。
試験例21
シリコーンゴムとして2液型のRTVシリコーンゴム(信越化学工業(株)製:KBM1003)を100重量部、触媒として白金触媒(信越化学工業(株)製:cat-103)
を3重量部、試験例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを300重量部を混合機を用いて15分間混合した。その後、150℃で20分間の成形を行って成型体とした。
試験例22
試験例2の無水炭酸マグネシウムフィラーを試験例21と同様に行った。
試験例23
試験例3の無水炭酸マグネシウムフィラーを試験例21と同様に行った。
試験例24
試験例4の無水炭酸マグネシウムフィラーを試験例21と同様に行った。
試験例25
試験例5の無水炭酸マグネシウムフィラーを試験例21と同様に行った。
試験例26
試験例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを200重量部配合した以外は試験例21と同様に行った。
試験例27
試験例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを100重量部配合した以外は試験例21と同様に行った。
試験例28
試験例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを600重量部配合した以外は試験例21と同様に行った。
比較例21
市販のアルミナ(BET比表面積3m/g,平均粒径1.4μm)を3重量%のステアリン酸で表面処理してフィラーとした。このフィラーを実施例21と同様の方法で成型体とした。
比較例22
市販の酸化マグネシウム(BET比表面積10m/g,平均粒径3.5μm)を3重量%のステアリン酸で表面処理してフィラーとした。酸化マグネシウムは耐水性が低いのでエタノール溶液のボールミルにて表面処理した。このフィラーを実施例21と同様の方法で成型体とした。
比較例23
市販のシリカ(BET比表面積7m/g,平均粒径1.4μm)を3重量%のステアリン酸で表面処理してフィラーとした。このフィラーを実施例21と同様の方法で成型体とした。
比較例24
市販の水酸化マグネシウム(BET比表面積8m/g,平均粒径1.2μm)を3重量%のステアリン酸で表面処理してフィラーとした。このフィラーを実施例21と同様の方法で成型体とした。
比較例25
比較例1の無水炭酸マグネシウムフィラーを実施例21と同様に行った。
比較例26
比較例2の無水炭酸マグネシウムフィラーを実施例21と同様に行った。
上記の方法により調製した樹脂組成物及びゴム組成物の成型体について、以下の物性を測定した。樹脂組成物の評価結果を表1、表2に、ゴム組成物の評価結果を表3、表4に示す。
(1) 熱伝導性試験: ASTM−E1530に準拠して熱伝導率を測定した。
(2) 耐水性試験: プレッシャークッカーテストにより耐水性について試験を行った。試験は121℃で2気圧(0.2MPa)96時間で行い、試験前後の重量変化が1%以内で、外観に変化がないものを良好とした。
(3) 難燃性試験:JISK7201に準拠して3mm厚の成型体で試験を行い、酸素指数を求めた。酸素指数が高いほど、難燃性が高い。
Figure 2006291078
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表1及び表3より、本発明の無水炭酸マグネシウムフィラーは耐水性が良好で、エポキシ樹脂及びシリコーンゴムへの配合割合が増加すれば熱伝導率及び難燃性が大きく改善することがわかる。表1、表2、表3、表4より、本発明の無水炭酸マグネシウムフィラーは、市販されているフィラーに比べて、熱伝導性、耐水性、難燃性のバランスのとれたフィラーであることがわかる。また無水炭酸マグネシウムは硬度がアルミナ、シリカよりも低く、加工性が良好である。比較例15及び比較例25は無水炭酸マグネシウムフィラーの平均粒子系が60μmで本発明の技術範囲を超えたもので、難燃性の低下がみられ問題がある。比較例16及び比較例26は、無水炭酸マグネシウムフィラーのBET比表面積が20m/gで本発明の技術範囲を超えたもので、エポキシ樹脂中及びシリコーンゴムに均一に分散せず凝集性したために熱伝導率が低くなったものと思われる。
実施例では合成樹脂としてエポキシ樹脂、合成ゴムとしてシリコーンゴムを用いたが、本発明では合成樹脂及び合成ゴムなどの種類よりも、特定のBET比表面積と平均粒子径を有する無水炭酸マグネシウムをフィラーとすることが重要である。事実エポキシ樹脂をシリコーン樹脂や不飽和ポリエステル樹脂に変えて、またシリコーンゴムをエチレンプロピレンゴムやオレフィン系エラストマーに変えて上述の試験例と同様な試験を行っても耐水性は良好で、熱伝導性及び難燃性は同様の傾向を示し、市販品のフィラーに比べて熱伝導性、耐水性、難燃性の点でバランスのとれたフィラーであった。
また表面処理剤をステアリン酸から他の高級脂肪酸金属塩や、高級脂肪酸自体、あるいは高級脂肪酸エステルや高級脂肪酸アマイドに変えても、類似の結果が得られた。さらにシランカップリング剤を、アルコールリン酸エステルに変えてもやはり、類似の結果が得られた。

Claims (8)

  1. BET比表面積が0.1〜10m/gで平均粒子径が1〜50μmの無水炭酸マグネシウムからなる合成樹脂及び合成ゴム配合用の無水炭酸マグネシウムフィラー。
  2. 不純物の合計量が1×10-2重量%以下であることを特徴とする請求項1記載の無水炭酸マグネシウムフィラー。
  3. 無水炭酸マグネシウムの粒子表面を0.1〜5重量%の表面処理剤で表面被覆したことを特徴とする請求項1または2の無水炭酸マグネシウムフィラー。
  4. 中性炭酸マグネシウム(MgCO・nHO)をオートクレーブ中で水熱処理した後に乾燥して、BET比表面積が0.1〜10m/gで平均粒子径が1〜50μmの無水炭酸マグネシウムとすることを特徴とする無水炭酸マグネシウムフィラーの製造方法。
  5. 水熱処理温度が150〜250℃、処理時間が1〜20時間であることを特徴とする、請求項4の無水炭酸マグネシウムフィラーの製造方法。
  6. 請求項1〜3のいずれかの無水炭酸マグネシウムフィラーを、合成樹脂または合成ゴム100重量部に対して、100〜600重量部配合した合成樹脂組成物及び合成ゴム組成物。
  7. 合成樹脂がエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリマレイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、フッ素樹脂である請求項6記載の樹脂組成物。
  8. 合成ゴムがシリコーンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、オレフィン系エラストマーである請求項6記載の樹脂組成物。
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