JP6885068B2 - 封止用樹脂組成物および半導体装置 - Google Patents
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Description
(A)一般式(1)で表されるマレイミド樹脂と、
(B)熱硬化性樹脂と、
(C)無機充填材と、
(D)複素環化合物と、
を含む、封止用樹脂組成物であって、
前記(A)一般式(1)で表されるマレイミド樹脂の含有量は、当該封止用樹脂組成物全体(ただし成分(C)無機充填材を除く)に対して30質量%以上65質量%以下であり、
前記(D)複素環化合物が、トリアゾール系化合物を含み、前記(B)熱硬化性樹脂が、ベンゾオキサジン樹脂を含まない、封止用樹脂組成物が提供される。
(A)一般式(1)で表されるマレイミド樹脂と、
(B)熱硬化性樹脂と、
(C)無機充填材と、
を含むものであって、(A)一般式(1)で表されるマレイミド樹脂の含有量は、当該封止用樹脂組成物全体(成分(C)無機充填材を除く)に対して30質量%以上65質量%以下とすることができる。
このような着眼点に基づいて検討した結果、一般式(1)で表されるマレイミド樹脂の配
合量を最適化することで、封止樹脂組成物の最適な架橋構造に制御できるため、封止樹脂組成物の硬化物の温度サイクル信頼性と高温長期保管特性を向上できることを見出し、本発明を完成するに至った。
詳細なメカニズムは定かでないが、一般式(1)で表されるマレイミド樹脂の配合量を最適化することで、熱硬化性樹脂との架橋構造が最適化し、上記のように温度サイクル信頼性と高温長期保管特性を向上できると考えられる。
また、封止用樹脂組成物を用いることにより、温度サイクル信頼性や高温長期保管特性に優れた構造体を実現することができる。このような構造体としては、封止用樹脂組成物の硬化物を備えるものであり、例えば、パワー半導体などの半導体素子が封止用樹脂組成物の硬化物で封止された電子装置、ウェハの回路面を封止用樹脂組成物の硬化物で封止されたウェハレベルパッケージ、疑似ウェハに用いられる封止用樹脂組成物の硬化物などが挙げられる。また、上記構造体としては、一般的な電子装置に限らず、車載用電子制御ユニット(ECU)やこれに用いられる配線基板が挙げられる。上記配線基板は、金属配線を封止用樹脂組成物の硬化物により封止された構造を有する。また、上記車載用電子制御ユニットは、上記配線基板と、配線基板上に搭載された複数の電子素子と、が封止用樹脂組成物の硬化物で封止された構造を有する。
((A)一般式(1)で表されるマレイミド樹脂)
本実施形態の封止用樹脂組成物は、一般式(1)で表されるマレイミド樹脂を含む。
これにより、ガラス転移温度を高め、架橋構造を最適化でき、封止材としての温度サイクル信頼性と高温長期保管特性をより効果的に向上させることができる。
((B)熱硬化性樹脂)
本実施形態の封止用樹脂組成物は、熱硬化性樹脂を含む。
このような熱硬化性樹脂としては、例えば、マレイミド樹脂(ただし、(A)マレイミド樹脂に該当するものを除く)、ベンゾオキサジン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂(エポキシ化合物)、ユリア(尿素)樹脂、メラミン樹脂等、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、シアネート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、およびベンゾシクロブテン樹脂等が挙げられる。これらを単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
この中でも、(A)マレイミド樹脂と反応可能な、マレイミド樹脂(ただし、(A)マレイミド樹脂に該当するものを除く)、ベンゾオキサジン樹脂、フェノール樹脂等が好ましい。
(B−1)マレイミド樹脂(ただし(A)マレイミド樹脂に該当するものを除く)
(B−1)マレイミド樹脂は、例えば下記式(2)に示す化合物を用いることができる。これにより、ガラス転移温度を高めることができる。
上記式(2)において、封止材の高温保管特性を向上させる観点からは、R2が芳香環を含む有機基であることが好ましい。
(B−2)ベンゾオキサジン樹脂
ベンゾオキサジン樹脂としては、ベンゾオキサジン環を2つ以上有する化合物が挙げられる。
封止材の高温保管特性を向上させる観点からは、R4が芳香環を含む有機基であることがより好ましい。本実施形態においては、上記式(5)に示す化合物として、例えば以下のようなものを用いることができる。
(B−3)フェノール樹脂
フェノール樹脂は、特に限定されないが、例えばフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールノボラック等のノボラック型樹脂;ポリビニルフェノール;トリスメタンフェノール型樹脂等の多官能型フェノール樹脂;テルペン変性フェノール樹脂、ジシクロペンタジエン変性フェノール樹脂等の変性フェノール樹脂;フェニレン骨格及び/又はビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂、フェニレン及び/又はビフェニレン骨格を有するナフトールアラルキル樹脂等のアラルキル型樹脂;ビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフェノール化合物;レゾール型フェノール樹脂等から選択される一種または二種以上を含むことができる。ガラス転移温度や吸水性の観点から、トリスメタンフェノール型樹脂やビフェニレン骨格を有するフェノールアラルキル樹脂を使用することが好ましい。
(C)無機充填材
本実施形態の封止用樹脂組成物は、(C)無機充填材を含む。これにより、封止用樹脂組成物から得られる封止材の剛性を一段と向上させることができる。
(D)複素環化合物
本実施形態の封止用樹脂組成物は、例えば(D)複素環化合物を含むことができる。複素環化合物は、封止用樹脂組成物と装置における封止材以外の他の部材との密着性を向上させる機能を有するものである。
また、複素環化合物の含有量は、例えば封止用樹脂組成物全体に対して、0.01質量%以上であることが好ましく、0.03質量%以上であることがより好ましく、0.05質量%以上であることが特に好ましい。複素環化合物の含有量を上記下限値以上とすることにより、樹脂組成物と他の部材との密着性を効果的に向上させることができる。
また、複素環化合物の含有量は、例えば封止用樹脂組成物全体に対して1質量%以下であることが好ましく、0.9質量%以下であることがより好ましく、0.8質量%以下であることが特に好ましい。複素環化合物の含有量を上記上限値以下とすることにより、封止用樹脂組成物作製時のハンドリング性を向上させることができる。
(硬化促進剤)
本実施形態の封止用樹脂組成物は、さらに、硬化促進剤を含むことができる。硬化促進剤は、(A)マレイミド樹脂または(B)熱硬化性樹脂の硬化を促進させるものであればよい。
(シランカップリング剤)
本実施形態の封止用樹脂組成物は、さらに、シランカップリング剤を含むことができる。
これにより、封止用樹脂組成物の密着性のさらなる向上を図ることができる。
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(β−アミノエチル)アミノプロピルジメトキシメチルシラン、N−(トリメトキシシリルプロピル)エチレンジアミン、N−(ジメトキシメチルシリルイソプロピル)エチレンジアミン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラン、ビニルトリメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチルーブチリデン)プロピルアミンの加水分解物等のシラン系カップリング剤が挙げられる。
(他の成分)
本実施形態の封止用樹脂組成物には、さらに必要に応じて、ハイドロタルサイト類および多価金属酸性塩等の無機イオン交換体に例示されるイオン捕捉剤;シリコーンゴム等の低応力材;カルナバワックス等の天然ワックス、合成ワックス、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸及びその金属塩類もしくはパラフィン等の離型剤;カーボンブラック、ベンガラ等の着色剤;水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛、ホスファゼン等の難燃剤;酸化防止剤等の各種添加剤を適宜配合してもよい。これらの配合量は任意である。
本実施形態において、封止用樹脂組成物中における(C)無機充填材を除いた配合量の割合は、例えば封止用樹脂組成物全体に対して、5質量%以上であることが好ましく、7質量%以上であることがより好ましく、10質量%以上であることがさらに好ましい。封止用樹脂組成物中における(C)無機充填材を除いた配合量の割合を上記下限値以上とすることにより、装置等の信頼性について一段と向上を図ることができる。
また、封止用樹脂組成物中における(C)無機充填材を除いた配合量の割合は、例えば封止用樹脂組成物全体に対して、40質量%以下であることが好ましく、35質量%以下であることがより好ましく、30質量%以下であることがさらに好ましい。封止用樹脂組成物中における(C)無機充填材を除いた配合量の割合を上記上限値以下とすることにより、封止材としての剛性を効果的に向上させることができる。
(式(1)において、X1は炭素数1〜18の2価の有機基、式「−SO2−」で表される基、「−CO−」で表される基、酸素原子または単結合である。また、R1は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1〜6の置換基もしくは無置換の炭化水素基である。)
本実施形態の封止用樹脂組成物は、(A)一般式(1)で表されるマレイミド樹脂と、(B)熱硬化性樹脂と、(C)無機充填材と、を含む、封止用樹脂組成物であって、 前記封止用樹脂組成物を200℃120秒の条件で硬化させ、さらに250℃4時間後硬化させた硬化物における50℃から70℃の範囲において算出した平均線膨張係数α1に対する、310℃から340℃の範囲において算出した平均線膨張係数α2の比(α2/α1)が、1.0以上7.0以下である封止用樹脂組成物である。
本実施形態の封止用樹脂組成物を200℃、120秒の条件で硬化させた後、250℃、4時間の条件で後硬化させた硬化物のガラス転移温度の下限値は、例えば、180℃以上であり、好ましくは200℃以上であり、より好ましくは250℃以上である。これにより、耐熱性を向上させ、温度サイクル信頼性を一段と向上させることができる。また、上記封止用樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度の上限値は、特に限定されないが、例えば350℃以下である。上記ガラス転移温度の測定方法としては、例えば、熱機械分析装置(セイコーインスツル社製、TMA100)を用いることができる。
本実施形態の封止用樹脂組成物を200℃、120秒の条件で硬化させた後、250℃、4時間の条件で後硬化させた硬化物の、室温における曲げ弾性率の下限値は、例えば、5GPa以上であり、好ましくは7GPa以上であり、より好ましくは9GPa以上である
。これにより、上記硬化物の強度を高めることができる。また、上記曲げ弾性率の上限値は、特に限定されないが、例えば、20GPa以下であり、好ましくは15GPa以下であり、より好ましくは10GPa以下である。これにより、応力緩和に優れた硬化物を実現できる。上記室温における曲げ弾性率は、例えばJIS K 6911に準拠して測定できる。
(封止用樹脂組成物の調製)
各実施例、および各比較例のそれぞれについて、以下のように封止用樹脂組成物を調製した。
表1に示す配合に従い、各成分をミキサーにより混合した。次いで、得られた混合物をロール混練した後、冷却、粉砕して粉粒体である封止用樹脂組成物を得た。表1中における各成分の詳細は下記のとおりである。また、表1中に示す各成分の配合割合は、樹脂組成物全体に対する配合割合(質量%)を示している。さらに、表1中の「(A)マレイミド樹脂の割合」は、封止用樹脂組成物全体から(C)無機充填材を除いた成分中の(A)マレイミド樹脂の割合である。表1中の「(B)熱硬化性樹脂の割合」についても同様である。
(A)マレイミド樹脂
マレイミド樹脂1:下記式に示すマレイミド基を二つ有する化合物(大和化成工業株式会社製、「BMI−4000」、軟化点:167℃)
熱硬化性樹脂1:下記式に示すマレイミド基を二つ以上有する化合物(大和化成工業株式会社製、「BMI−2300」、軟化点:64℃)
(C)無機充填材
無機充填材1:溶融球状シリカ(平均粒径:30μm)
(D)複素環化合物
複素環化合物1:2−ヒドロキシ−N−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イルベンズアミド(株式会社ADEKA製、「CDA−1M」)
(硬化促進剤)
硬化促進剤1:2−メチルイミダゾール(四国化成株式会社製、「2MZ−H」)
(シランカップリング剤)
シランカップリング剤1:フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン(東レ・ダウコーニング株式会社製、「CF−4083」)
(離型剤)
離型剤:モンタン酸エステル(クラリアントジャパン社製、「リコルブWE−4」)
(着色剤)
着色剤:カーボンブラック(三菱化学社製、「#5」)
上記軟化点は
1484526591235_15.html
(日立ハイテクサイエンス社製、DSC7020)を用いて測定した。
(温度サイクル試験)
得られた封止用樹脂組成物を使用し、低圧トランスファー成形機(アピックヤマダ社製「MSL−06M」)を用いて、金型温度200℃、注入圧力10MPa、硬化時間120秒でTO−220(パッケージサイズは114mm×30mm、厚み1.3mm、チップは未搭載、リードフレームはCu製)を成形し、250℃で4時間硬化させることでテスト用の半導体装置を作製した。封止したテスト用半導体装置を、−40℃〜225℃でサイクル繰り返し、パッケージクラックや部材間剥離が発生しないサイクル数を計測した。
(高温長期保管特性)
トランスファー成形装置を用いて、金型温度200℃、注入圧力9.8MPa、硬化時間120秒間で、得られた封止用樹脂組成物を注入成形し、直径10mmΦ×厚さ4mmの成形品を得た。次いで、得られた成形品を250℃、4時間で後硬化した後、150℃で16時間乾燥して試験片を得て、この初期質量を測定した。次いで、250℃のオーブンに投入し、50、100、250、500、1000時間後に取り出して質量を測定した。表1における質量減少率は、初期質量に対する1000時間後の質量減少量を算出したものであり、単位は質量%である。
(平均線膨張係数、ガラス転移温度)
トランスファー成形装置を用いて、金型温度200℃、注入圧力9.8MPa、硬化時間120秒間で、得られた封止用樹脂組成物を注入成形し、15mm×4mm×4mmの成形品を得た。
(曲げ弾性率)
トランスファー成形装置を用いて金型温度200℃、注入圧力9.8MPa、硬化時間120秒間で、得られた封止用樹脂組成物を注入成形し、幅10mm×厚さ4mm×長さ80mmの成形品を得た。次いで、得られた成形品を250℃、4時間で後硬化して、試験片を作製した。次いで、試験片の室温における曲げ弾性率をJIS K 6911に準拠して測定した。単位はGPaである。
12 配線基板
14 封止樹脂
16 電子部品
18 接続端子
20 半導体素子
30 基板
32 ダイパッド
34 アウターリード
40 ワイヤ
50 封止材
60 半田ボール
100 半導体装置
120 スルーホール
Claims (8)
- (A)一般式(1)で表されるマレイミド樹脂と、
(B)熱硬化性樹脂と、
(C)無機充填材と、
(D)複素環化合物と、
を含む、封止用樹脂組成物であって、
前記(A)一般式(1)で表されるマレイミド樹脂の含有量は、当該封止用樹脂組成物全体(ただし(C)無機充填材を除く)に対して30質量%以上65質量%以下であり、
前記(D)複素環化合物が、トリアゾール系化合物を含み、
前記(B)熱硬化性樹脂が、ベンゾオキサジン樹脂を含まない、封止用樹脂組成物。
(式(1)において、X1は炭素数1〜18の2価の有機基、式「−SO2−」で表される基、「−CO−」で表される基、酸素原子または単結合である。また、R1は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1〜6の置換基もしくは無置換の炭化水素基である。) - 請求項1に記載の封止用樹脂組成物であって、
前記(B)熱硬化性樹脂の軟化点が、前記(A)マレイミド樹脂の軟化点より低い温度である封止用樹脂組成物。 - 請求項1または2に記載の封止用樹脂組成物であって、
前記(B)熱硬化性樹脂が、
(B−1)マレイミド樹脂(ただし、(A)マレイミド樹脂に該当するものを除く。)、
および(B−3)フェノール樹脂からなる群から選ばれる一種である封止用樹脂組成物。 - (A)一般式(1)で表されるマレイミド樹脂と、
(B)熱硬化性樹脂と、
(C)無機充填材と、
(D)複素環化合物と、
を含む、封止用樹脂組成物であって、
前記封止用樹脂組成物を200℃120秒の条件で硬化させ、さらに250℃4時間後硬化させた硬化物における50℃から70℃の範囲において算出した平均線膨張係数α1に対する、310℃から340℃の範囲において算出した平均線膨張係数α2の比(α2/α1)が、1.0以上7.0以下であり、
前記(D)複素環化合物が、トリアゾール系化合物を含み、
前記(B)熱硬化性樹脂が、ベンゾオキサジン樹脂を含まない、封止用樹脂組成物。
(式(1)において、X1は炭素数1〜18の2価の有機基、式「−SO2−」で表される基、「−CO−」で表される基、酸素原子または単結合である。また、R1は、それぞれ独立して水素原子または炭素数1〜6の置換基もしくは無置換の炭化水素基である。) - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の封止用樹脂組成物であって、
前記(D)複素環化合物の含有量が、封止用樹脂組成物全体に対して、0.01質量%以上1質量%以下である封止用樹脂組成物。 - 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の封止用樹脂組成物であって、
前記封止用樹脂組成物を200℃120秒の条件で硬化させ、さらに、250℃4時間硬化させた硬化物のガラス転移温度が250℃以上350℃以下である封止用樹脂組成物。 - 半導体素子と、
請求項1ないし6のいずれか一項に記載の封止用樹脂組成物の硬化物と、
を備える半導体装置。 - 請求項7記載の半導体装置であって、
前記半導体素子がSiC、GaN、Ga2O3、またはダイヤモンドを用いたものである半導体装置。
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