JP2006259733A - 定着装置および加熱装置制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱ローラの表面劣化を防止し、非接触温度検出素子による温度検出の正確性を向上させる定着装置および加熱装置制御方法を提供する。
【解決手段】加熱ローラ2と加圧ローラ3と加熱ローラを加熱する誘導加熱装置7と、非接触に設けられ誘導加熱装置7の付近の加熱ローラ2の表面温度を検出する第1の非接触温度検出部8と、非接触に設けられ少なくとも加熱ローラ2および加圧ローラのいずれか一方の表面温度を検出する第2の非接触温度検出部9と、第1の非接触温度検出部8により検出された第1の温度と、第2の非接触温度検出部9により検出された第2の温度の差を、所定の規定温度差と比較し、所定の期間以上、この第1の温度と第2の温度の差が前記規定温度差よりも大きい場合、誘導加熱装置による加熱ローラの加熱を停止させる制御部とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子写真プロセスを用いて転写材上に画像を形成する画像形成装置や複写機、プリンタ等に搭載され、転写材上の現像剤を転写材に定着させる定着装置に関する。
例えば、第1,第2の定着部材で形成されるニップで画像を担持した記録剤を狭持搬送させて加熱する定着装置において、ニップ近傍に熱源を持ち、該熱源に非接触に配置される第1の温度検知手段と、第2の温度検知手段の検知温度の差が所定以上の値となった場合に、該熱源を停止するか、該熱源を定着実行時の制御温度よりも低温で制御する第1の温度検知手段と、第2の温度検知手段が、ニップ長手方向に異なる位置に配置されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、加熱源により加熱される加熱ローラと、該加熱源として少なくとも加熱ローラ外部から加熱する外部加熱手段と、該外部加熱手段への電力供給を遮断する安全対策用温度検知部材を備えた加熱装置において、前記外部加熱手段が加熱ローラを加熱する加熱領域上に、前記安全対策用温度検知部材を配置し、安全対策用温度検知部材と外部加熱手段としてのコイルとの間を磁力遮蔽部材で覆う技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、加熱により画像を被記録材に定着させる熱定着部と、該熱定着部上の該被記録材が通過しない位置の温度を検出する第1の温度検出手段と、前記熱定着部上の前記被記録材が通過する位置の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記第1の温度検出手段の検出温度と前記第2の温度検出手段の検出温度の温度差が一定以上か否かを判断する判断手段と、該判断手段の肯定判定に応じて前記熱定着部への通電を遮断する制御手段とを具備するものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、非接触温度検出手段は自己温度検出手段を有し、加熱ローラの温度Tを、自己温度出力T1と、この自己温度と非検体である加熱ローラ温度に応じて検知出力される非接触温度センサの検知出力T0との多次式として認識し、加熱ローラの温度を制御する技術が知られている(例えば特許文献4参照)。
さらに、非接触で加熱ローラの温度を検知する非接触センサを有し、その非接触温度センサの検知出力により加熱ローラの温度を制御する電子写真装置において、像担持対側より定着装置に向かって気流を流す手段(ファン)を有し、非接触センサを定着装置と像担持体の間の気流中に少なくともその一部がかかるように配置したものが開示されている(例えば、特許文献5参照)。
また、電子プロセスを用いた複写機やプリンタでは、感光体ドラムに形成されたトナー画像を転写材に転写し、その後加熱ローラと加圧ローラを含む定着装置で溶融されたトナー像を転写材に定着させることが知られている。さらに、このとき、加熱ローラの表面に接触される検出素子を用いて表面温度を検出し、加熱ローラの温度を制御する方法が知られている。
特開2004−21079号公報 特開2003−017221号公報 特開平5−289572号公報 特開平10−031390号公報 特開平9−281843号公報
しかしながら、この接触温度検出素子は、摺動により加熱ローラの表面を劣化させる虞があり、加熱ローラのライフを短縮させる問題がある。また、表面の劣化により、検出素子の応答性が劣化し、温度を誤って検出する虞がある。
また、加熱ローラから放射される赤外線を検知し、非接触で加熱ローラの温度を検出する温度検出素子を用いるものが知られている。
しかしながら、非接触温度検出素子により検出する加熱ローラからの赤外線の放射率は、トナーを保持する転写材と接触することにより加熱ローラの表面が次第に劣化されることに起因して、加熱ローラ使用初期と使用後期(ライフエンド)では、ずれが生じる。また、この加熱ローラの表面の劣化は、通紙する転写材の種類や、転写材のサイズに応じて異なるため、赤外線放射率はローラの長手方向においてもずれが生じる。すなわち、赤外線放射の変化により、非接触温度検出素子により検出される温度が設定温度に達する時間が遅延する。
本発明は、上記課題を解決するためのものであって、その目的は、加熱ローラの表面劣化を防止し、非接触温度検出素子による温度検出の正確性を向上させることができる定着装置および加熱装置制御方法を提供することにある。
本発明の一態様によると、定着装置は、回転可能に設けられ、現像剤を保持する媒体に対して、熱を供給する被加熱部材と、加圧機構により前記被加熱部材に押し当てられている加圧部材と、前記被加熱部材を加熱する加熱部材を複数有する加熱装置と、前記被加熱部材の表面と非接触に設けられ、前記加熱装置の付近の前記被加熱部材の表面温度を検出する第1の非接触温度検出部と、前記被加熱部材および前記加圧部材の表面と非接触に設けられ、少なくとも前記被加熱部材および前記加圧部材のいずれか一方の表面温度を検出する第2の非接触温度検出部と、前記第1の非接触温度検出部により検出された第1の温度と、前記第2の非接触温度検出部により検出された第2の温度の差を、所定の規定温度差と比較し、所定の期間以上、この第1の温度と第2の温度の差が前記規定温度差よりも大きい場合、前記加熱装置による前記被加熱部材の加熱を停止させる制御部と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の一態様によると、加熱装置制御方法は、加熱ローラの外側に配置される複数の誘導加熱コイルを含む加熱装置を利用して、前記加熱ローラの外周面を加熱し、前記誘導加熱コイル付近の前記加熱ローラの表面温度を検出する第1の非接触温度検出部より第1の温度を検出し、前記第1の非接触温度検出部により検出される領域より離れた前記加熱ローラの表面領域の温度を検出する第2の非接触温度検出部より第2の温度を検出し、前記第1の温度と前記第2の温度との温度差が第1の規定温度差に達したか否かを判断し、前記第1の温度と前記第2の温度との温度差が前記第1の規定温度差に達していた場合、この前記第1の規定温度差に達していた期間が一定以上に達した場合、前記加熱装置により前記加熱ローラの加熱を停止させることを特徴としている。
本発明は、加熱ローラの表面劣化を防止し、非接触温度検出素子による温度検出の正確性を向上させることができる定着装置および加熱装置制御方法を提供することができる。
以下、図面を用いて、この発明の実施の形態が適用される定着装置の一例を説明する。
図1は、この発明の実施の形態が適用される定着装置の一例を示す。
図1に示すとおり、定着装置1は、加熱部材(ヒートローラ)2、加圧部材(プレスローラ)3、加圧スプリング4、剥離爪5、クリーニングローラ6、誘導加熱装置7、第1の温度検出部8、第2の温度検出部9、サーモスタット10を有する。
加熱ローラ2は、所定の圧力で変形しない剛性(硬さ)を有する材質から構成されるシャフト2aと、このシャフト2aのまわりに順に配置される弾性層(発泡ゴム層,スポンジ層,シリコンゴム層、発泡シリコンゴム層)2bと、導電層(金属導電層)2cを有する。なお、本実施の形態では、図示しないが、金属導電層2cの外側には、さらに例えば耐熱シリコンゴム等の薄膜層からなるソリッドゴム層および離型層が形成されることが好ましい。
金属導電層2cは、導電性材料(たとえばニッケル、ステンレス鋼、アルミニウム、銅およびステンレス鋼とアルミニウムの複合材等)等により形成される。加熱ローラ2の長手方向の長さは、330mmであることが好ましい。
なお、発泡ゴム層2bは5〜10mm、金属導電層2cは10〜100μm、ソリッドゴム層は100〜200μmの厚みにそれぞれ形成されることが好ましい。本実施の形態では、発泡ゴム層2bは5mm、金属導電層2cは40μm、ソリッドゴム層は200μmおよび離型層は30μmの厚みにそれぞれ形成され、加熱ローラ2は直径40mmである。
加圧ローラ3は、所定の直径の回転軸の周囲に、所定の厚さのシリコンゴム、もしくはフッ素ゴム等が被覆されている弾性ローラであってもよく、また、加熱ローラ2と同様に金属導電層と弾性層を有するローラであってもよい。
加圧スプリング4は、加熱ローラ2の軸線に対して所定の圧力で圧接し、加圧ローラ3は、加熱ローラ2の軸線と概ね平行に維持される。なお、加圧スプリング4は、加圧ローラ3の軸を支持する加圧支持ブラケット4aを介して、加圧ローラ3の両端から所定の圧力が供給されているため、加熱ローラ2と平行となり得る。
これにより、加熱ローラ2と加圧ローラ3の間には、所定の幅を有するニップが形成される。
加熱ローラ2は、図2を用いて後段に説明する定着モータ23により、概ね一定の速度で、矢印CWの方向に回転される。加圧ローラ3は、加圧スプリング4により所定圧力で加熱ローラ2に接触されている。このため、加圧ローラ3は、加熱ローラ2が回転されることで、加熱ローラ2と接する位置で、加熱ローラ2が回転される方向と逆の方向に回転される。
剥離爪5は、加熱ローラ2の周上であって、加熱ローラ2と加圧ローラ3とが相互に接するニップにより加熱ローラ2が回転される方向の下流側で、かつニップの近傍の所定位置に位置され、ニップを通過される用紙Pを加熱ローラ2から剥離する。なお、本発明は、本実施の形態に限定されることなく、例えばカラー画像形成のように用紙に定着させる現像剤が多量である場合は、用紙が加熱ローラから剥がれ難いため、複数の剥離爪5が設けられてもよく、また、用紙が加熱ローラから剥がれ易い場合はなくてもよい。
クリーニングローラ6は、加熱ローラ2の表面上にオフセットされたトナーや紙屑等のゴミを除去する。
誘導加熱装置7は、加熱ローラ2の外側に配置され、所定の電力が供給されて所定の磁界を加熱ローラ2に供給する加熱用コイル(励磁コイル)を、少なくとも1つ有する。加熱用コイルは、励磁回路22(図2参照)から所定の電力が供給されるため、加熱ローラ2は、所定の温度に加熱される。
第1の温度検出部8は、加熱ローラ2の表面と非接触に設けられ、加熱ローラ2の外周面のうち温度が高い部分である第1の検出位置Aの温度を検出する。なお、本実施の形態における第1の温度検出部8は、加熱ローラ2の回転方向に励磁コイル7の出口直後の温度を検出する構成であるが、本発明はこれに限られず、例えば、加熱ローラ2の外周面のうち、誘導加熱装置7の励磁コイルと向かい合う領域であってもよい。
第2の温度検出部9は、加熱ローラ2の表面と非接触に設けられ第1の検出位置Aの加熱ローラ2の回転方向下流側であって、ニップ部の直前である第2の検出位置Bの温度を検出する。すなわち、第2の検出位置Bは、第1の検出位置Aと、加熱ローラ2の回転方向において位相が異なる位置に配置されている。
サーモスタット10は、加熱ローラ2の表面温度が異常に上昇する発熱異常を検知し、発熱異常が生じた場合は、誘導加熱装置7の加熱用コイルに対して供給される電力を遮断するために利用される。なお、サーモスタット10は、加熱ローラ2の表面付近に、少なくとも1つ以上備えられることが好ましい。
また、加圧ローラ3の周上には、用紙Pを加圧ローラ3から剥離するための剥離爪や、加圧ローラ3の周面に付着したトナーを除去するクリーニングローラが設けられてもよい。
トナーTを保持する用紙Pは、加熱ローラ2と加圧ローラ3との間に形成されるニップ部を通過されることで、溶融されたトナーTが用紙Pに圧着され、画像が定着される。
図2は、図1に示した定着装置の制御系を説明するブロック図を示す。また、図1に示した定着装置1を矢印R側から見る概略図も併せて示されている。
図2に示すとおり、誘導加熱装置7は、誘導加熱用コイル71,72,73を含む。コイル71は、加熱ローラ2の軸方向のうち中央部分に対向して配置され、加熱ローラ2の中央部分に磁界を提供する。コイル72,73は、加熱ローラ2の軸方向のうち端部分に対向して配置され、加熱ローラ2の端部分に磁界を提供する。
第1の温度検出部8は、加熱ローラ2の長手方向に配置される複数の非接触温度検出素子、例えば非接触温度検出素子81,82を含む。非接触温度検出素子81,82は、1つの素子で1ヶ所以上の温度を検出できる非温度検出素であって、赤外線を利用して温度を検出できるサーモパイル式の温度センサ(サーモパイル)と、このサーモパイル付近の雰囲気温度を検出するサーミスタを含む。非接触温度検出素子81,82は、サーモパイルにより検出された対象温度と、サーミスタにより検出された雰囲気温度に基づき加熱ローラ2の表面温度(ローラ温度)Rt81,Rt82を検出できる。
非接触温度検出素子81は、コイル71と対向している加熱ローラ2の表面の第1の検出位置Aの温度を検出する。非接触温度検出素子82は、コイル72と対向している加熱ローラ2の表面の第1の検出位置Aの温度を検出する。
第2の温度検出部9は、加熱ローラ2の長手方向に配置される複数の非接触温度検出素子、例えば非接触温度検出素子91,92を含む。非接触温度検出素子91,92は、上述の非接触温度検出素子81,82と同様、1つの素子で1ヶ所以上の温度を検出できる非温度検出素であって、サーモパイルと、このサーモパイル付近の雰囲気温度を検出するサーミスタを含み、サーモパイルにより検出された対象温度と、サーミスタにより検出された雰囲気温度に基づき加熱ローラ2の表面温度(ローラ温度)を検出できる。詳細には、非接触温度検出素子91は、コイル71と対向している加熱ローラ2の回転方向で第1の検出位置Aの下流側であってニップ直前に位置する第2検出位置Bのローラ温度Rt91を検出する。非接触温度検出素子92は、コイル72と対向している加熱ローラ2の回転方向で第1の検出位置Aの下流であってニップ直前に位置する第2の検出位置Bのローラ温度Rt92を検出する。
また、図2に示すとおり、メインCPU20は、IHコントローラ21、励磁回路22、定着モータ23、モータ駆動回路24、表示部25、RAM26、ROM27およびインターフェース34と接続されている。
メインCPU20は、定着装置1の定着動作を統括的に制御する。
IHコントローラ21は、非接触温度検出素子81,82,91,92により検出される加熱ローラ2のローラ温度情報が入力され、この温度情報等に基づく所定の電力が誘導加熱装置7のコイル71〜73に供給されるよう励磁回路22を制御する。より詳細に説明すると、IHコントローラ21は、非接触温度検出素子81,82,91,92から出力される加熱ローラ2のローラ温度Rt81,Rt82,Rt91,Rt92に基づき加熱ローラ2の温度が、軸方向に均一に、定着に必要な定着温度に昇温され、維持されるように制御する。
また、IHコントローラ21は、カウンタ28、タイマー29、RAM30およびROM31と接続されている。
ROM31は、IHコントローラ21による制御で使用される所定の設定値を保管する。本実施の形態においては、第1の規定値温度、第2の規定値温度、第1の規定値温度超過回数C1の設定値、第2の規定値温度超過回数C2の設定値等を保管している。
第1の規定値温度は、第1の検出位置Aの温度を検知する非接触温度検出素子81により検出されたローラ温度Rt81が、所定の規定値、例えば、定着温度である設定値(160℃)未満において、加熱ローラ2の一部が過剰に加熱されている場合のエラーを検知するための閾値である。すなわち、ローラ温度Rt81が設定値(160℃)未満において、第2の検出位置Bの温度を検知する非接触温度検出素子91により検出されたローラ温度Rt91とローラ温度Rt81との差が第1の規定値温度以上であることが、連続して所定の規定値以上カウントされた場合、熱ローラ2の一部が過剰に加熱されているとしてエラーが検出される。
同様に、第2の規定値温度は、第1の検出位置Aの温度を検知する非接触温度検出素子81により検出されたローラ温度Rt81が、所定の規定値、例えば、定着温度である設定値(160℃)以上において、加熱ローラ2の一部が過剰に加熱されている場合のエラーを検知するための閾値である。すなわち、ローラ温度Rt81が設定値(160℃)以上において、第2の検出位置Bの温度を検知する非接触温度検出素子91により検出されたローラ温度Rt91とローラ温度Rt81との差が第2の規定値温度以上であることが、連続してカウントされた場合、熱ローラ2の一部が過剰に加熱されているとしてエラーが検出される。
カウンタ28は、第1の規定値温度超過回数C1あるいは第2の規定値温度超過回数C2をカウントする。すわなち、カウンタ28は、ローラ温度Rt81とローラ温度Rt91との差、あるいはローラ温度Rt82とローラ温度Rt92との差が、連続して、第1の規定値温度あるいは第2の規定値温度以上に達する毎に、第1の規定値温度超過回数C1あるいは第2の規定値温度超過回数C2の初期値(ゼロ)に1を加える。なお、カウンタ28は、ローラ温度Rt81とローラ温度Rt91との差が、連続して第1の規定値温度以上に達しない場合、カウントをリセットする。
励磁回路22は、IHコントローラ21から出力される制御信号に応じて、所定の電力をコイル71〜73に供給する。これにより各コイル71〜73は所定の加熱力である磁束を発生する。この加熱力は、加熱ローラ2に渦電流を発生させる基になる磁束の大きさであって、各コイル71〜73に供給される電力の大きさにより決定される。例えば用紙が加熱ローラ2の中央部を通過する場合、コイル71を励磁させる所定の電力を出力し、用紙が加熱ローラ2の中央部および端部を通過する場合は、コイル71〜73を励磁させる所定の電力、例えば1300W、を出力する。
モータ駆動回路24は、加熱ローラ2を回転させる定着モータ23と接続されている。また、感光体ドラム33を回転させるメインモータ32と接続されていてもよい。
表示部25は、装置内の状態メッセージや、ユーザへのメッセージを表示する。例えば、表示部25は、サービスマン点検モードを表示し、加熱ローラ2のクリーニング・交換や、第1の温度検出部8や第2の温度検出部9のクリーニング、あるいは定着装置の故障等を、ユーザに知らせる。
インターフェース34は、外部のパーソナルコンピュータ(PC)や周辺機器等と通信可能に接続され、交信することができる。インターフェース34を介して、例えば、表示部25に表示されるようなメッセージをPCや周辺機器等に配信し、ユーザやサービスエンジニアに知らせることができる。
電源がONされると、IHコントローラ21は、非接触温度検出素子81,82,91,92により検出される加熱ローラ2のローラ温度Rt81,Rt82,Rt91,Rt92に基づき、所定の電力がコイル71〜73に供給されるよう励磁回路22を制御する。所定の電力が供給されたコイルは、この電力に応じた磁界を発生させる。この磁界を受けた加熱ローラ2の金属導電層2cに渦電流が流れ、金属導電層2cが発熱する。そして、トナーTを保持する用紙Pが加熱ローラ2と加圧ローラ3の間を通過することにより、溶融されたトナーTが用紙Pに圧着され、画像が定着される。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る温度制御について説明する。図3は、ウォーミングアップ制御と同時に加熱ローラ2を回転させる定着装置1において、第1,第2の温度検出部8,9により検出される検出温度と時間の関係を示す図である。
IHコントローラ21は、第1,第2の温度検出部8,9の検出温度に基づき、ウォーミングアップモード、定着モード、待機モードの温度制御を実行する。
ウォーミングアップ制御は、図3に示すように、加熱ローラ2の表面温度を設定温度(160℃)に昇温させる制御である。本実施の形態においては、供給可能な電力の全てを、コイル71〜73に分配して供給し、短時間で加熱ローラ2の表面を加熱する。なお、ウォーミングアップが完了するまでは、プリント指示があった場合でも定着動作を実行せず、プリント予約状態となる。
定着モード制御は、ウォーミングアップが完了した後、プリント指示を受けて、開始される。すなわち、定着装置の定着動作により温度低下した領域を加熱し、加熱ローラ2の軸方向の温度差を最小にする制御である。具体的には、IHコントローラ21は、第1,第2の温度検出部8,9で検出される検出温度に基づき、温度が低い方の領域を加熱し、加熱ローラ2の表面温度を定着温度である設定値(160℃)に昇温させる。
待機モード制御は、プリント指示を待ちながら、加熱ローラ2の表面温度を設定値に維持する制御である。ただし、ユーザからのプリント指示が一定時間以上ない場合は、省エネモードとなり、加熱ローラ2の表面温度の設定値は、定着温度より低い、短時間で復帰可能な温度に変更され、コイル71〜73に供給される電力が制限される。
ちなみに、加熱ローラ2が停止し、誘導加熱装置7により加熱ローラ2の表面の一部だけが加熱された場合、図3に示すように、誘導加熱装置7の出口付近の温度Rt81は上昇し続け、ニップ近くの温度Rt91は、加圧ローラ3に熱を奪われるため下降する。このため、誘導加熱装置7の付近の加熱ローラ2の表面温度は上昇を続け、設定値よりはるかに高い温度にまで加熱され、オーバーシュートする虞がある。また、かなりの高温まで加熱されると、加熱ローラ2が受けるダメージも大きくなり、検出素子の応答性が劣化し、温度を誤って検出したり、加熱ローラのライフを短縮させる問題がある。
上述の通り、本発明に係る加熱装置、および加熱装置制御方法は、誘導加熱装置7の出口付近の温度とニップ近くの温度との差が、図3に示すような、予め決められた第1の規定温度差以上である場合に、連続してカウントされる第1の規定値温度超過回数C1が所定の規定値を上回った場合にエラーを検出し、誘導加熱装置7による加熱を停止させる。これにより、上述のような問題を回避できる。
また、誘導加熱装置7の出口付近の温度とニップ近くの温度との差が、予め決められた第1の規定温度差以上で、連続してカウントされる第1の規定値温度超過回数C1が所定の規定値を上回った場合、加熱ローラ2が回転停止状態や、ローラ損傷による異常であることを検知することができる。このように、非接触温度検出素子81,82,91,92からの検出温度を利用して、加熱ローラ2の回転異常を検出することにより、誘導加熱装置7により加熱ローラ2の外周面の一部が加熱され続けることが回避される為、加熱ローラ2の外周面の劣化を防止することができる。なお、上記方法以外にも、加熱ローラ2の回転の停止を検知するセンサ等が定着装置1に設けられており、上述の方法による回転停止の検出手段は、補助的なものであってもよい。
次に、図4を参照して、本発明に係る加熱装置制御方法の一例について説明する。
図4に示す通り、定着装置の電源がONされると(S1)、IHコントローラ21は、励磁回路22を介してコイル71〜73に所定の電力を供給する。また、定着装置の電源がONされると、非接触温度検出素子81,82,91,92にも電力が供給され、ローラ温度Rt81,Rt82,Rt91,Rt92が検出される(S2)。
IHコントローラ21は、このローラ温度Rt81,Rt82,Rt91,Rt92に基づき、ウォーミングアップモードでの加熱ローラ2の加熱制御を実行する(S3)。すると、例えばローラ温度Rt81,Rt91は、図3に示すように上昇する。
そして、IHコントローラ21は、検出されたローラ温度Rt81が定着温度である設定値(160℃)に達したか否かを判断する(S4)。ローラ温度Rt81が設定値以上に達すると(S4−YES)、IHコントローラ21は、検出されたローラ温度Rt91と、ローラ温度Rt81との差が第1の規定温度差(40℃)以上であるか否かを判断する(S5)。
ローラ温度Rt81とローラ温度Rt91との差が、40℃未満であった場合(S5−NO)、IHコントローラ21は、ローラ温度Rt91が定着温度である設定値(160℃)に達したか否かを判断する(S6)。ローラ温度Rt91が設定値以上になると(S6−YES)、ローラ温度Rt81とローラ温度Rt82との差が、所定の規定値以内であるか否かを判断する(S7)。
ローラ温度Rt81とローラ温度Rt82との差が、規定値以内であれば(S7−YES)、加熱ローラ2が長手方向に均一に、設定値の温度まで加熱されたと判断され、ウォーミングアップが完了する。ウォーミングアップが終了し、プリント予約あるいは指示がある場合(S8−YES)、定着モードに基づくIHコントローラ21による温度制御が実行される(S9)。また、プリント予約がない場合(S8−NO)、電源がOFFされたか否かが判断され(S10)、電源がOFFされた場合(S10−YES)、これらの温度制御が終了される。
電源がONのままであれば(S10−NO)、待機モードに基づき、IHコントローラ21は、加熱ローラ2の表面温度を維持するよう制御する(S11)。なお、この待機状態が一定時間以上続く場合は、省エネモードにおける温度制御を実行できる。
一方、ステップ5に戻って、ローラ温度Rt81とローラ温度Rt91との差が、40℃以上であった場合(S5−YES)、カウンタ28が、第1の規定値温度超過回数C1の初期値(ゼロ)に1を加える(S12)。IHコントローラ21は、この第1の規定値温度超過回数C1が、連続してカウントされ、規定のカウント回数(たとえば5回)に達した否かを判断する(S13)。カウント回数が5回未満であれば(S13−NO)、ステップS2に戻り、検出されるローラ温度Rt81,Rt82,Rt91,Rt92に基づく温度制御が実行される。
そして、連続してカウントされるカウント回数が5回以上であれば(S13−YES)、エラー信号を出力し、誘導加熱装置7による誘導加熱を停止させる(S14)。
一方、ステップ4に戻って、ローラ温度Rt81が設定値未満である場合(S4−NO)、IHコントローラ21は、ローラ温度Rt81とローラ温度Rt91との差が第2の規定温度差(10℃)以上であるか否かを判断する(S15)。ローラ温度Rt81とローラ温度Rt91との差が、10℃未満であった場合(S15−NO)、ステップS2に戻り、検出されるローラ温度Rt81,Rt82,Rt91,Rt92に基づく温度制御が実行される。
一方、ローラ温度Rt81とローラ温度Rt91との差が、10℃以上であった場合(S12−YES)、カウンタ28が、第2の規定値温度超過回数C2の初期値(ゼロ)に1を加える(S16)。IHコントローラ21は、この第2の規定値温度超過回数C2が、連続してカウントされ、規定のカウント回数(たとえば5回)に達した否かを判断する(S17)。カウント回数が5回未満であれば(S17−NO)、ステップS2に戻り、検出されるローラ温度Rt81,Rt82,Rt91,Rt92に基づく温度制御が実行される。
そして、カウント回数が5回以上であれば(S17−YES)、エラー信号を出力し、誘導加熱装置7による誘導加熱を停止させる(S14)。
また、ステップS7に戻って、ローラ温度Rt81とローラ温度Rt82との差が、規定値より大きければ、加熱ローラ2の温度が、長手方向に均一ではないと判断される(S7−NO)。ローラ温度Rt81とローラ温度Rt82との差が、規定時間を経過しても、規定値以下にならない場合(S18−YES)、メインCPU20は、加熱ローラ2の故障や、非接触温度検出素子が汚れているため、正確な温度検出できない等の問題が発生していると判断し、表示部25に、図5に示すような、「サービスマン点検」を表示し、ローラの交換や、非接触温度検出素子のクリーニング要求する(S19)。また、ステップS18において、規定時間が経過してない場合は(S18−NO)、加熱ローラ2の軸方向の温度を均一になるような、検出されるローラ温度Rt81,Rt82,Rt91,Rt92に基づく温度制御が実行される。
このように、誘導加熱装置7は、誘導加熱装置7の出口付近のローラ温度Rt81と、ニップ近くのローラ温度Rt91との差分が第1の規定値温度、あるいは第2の規定値温度と比較され、所定の回数以上、温度Rt81と温度Rt91との差分が第1,第2の規定値温度を超える場合、加熱ローラ2の表面温度の異常上昇を検知することができる。よって、加熱ローラ2が、設定値よりはるかに高い温度にまで加熱され、オーバーシュートする虞はなく、加熱ローラ2が受けるダメージを軽減できる。従って、加熱ローラ2のライフを延ばすことができる。
また、上述のとおり、ローラ温度Rt81とローラ温度Rt91の温度差は、ローラ温度Rt81が所定の規定値に達したか否かを判断した後、第1の規定温度差あるいは第2の規定温度差と比較される。このように、誘導加熱装置7の付近のローラ温度Rt81を所定の規定と比較し、それに応じて、任意の温度差の規定値と比較することができるため、加熱ローラ2の局部的な温度変化をより精密に検知することができる。
なお、本実施の形態においては、ローラ温度Rt81とローラ温度Rt91の温度差を比較する規定値は、2つであるが、本発明はこれに限られず、図4に示したステップS4においてローラ温度Rt81と比較される設定値を複数もうけることにより、2以上の規定温度差を有する構成であってもよい。これにより、さらに精密に、加熱ローラ2の局部的な温度変化をより検知することができる。
ちなみに、加熱ローラの局部的な異常温度の検知方法として、加熱ローラが回転されているか否かを検知し、加熱ローラの回転が停止している場合、加熱ローラが局部的に異常温度に上昇している虞があるとして、誘導加熱装置の誘導加熱動作を停止させる方法がある。この場合、金属導電層と加熱ローラの軸芯との接着が外れてしまった場合や、あるいは、加熱ローラ2と加圧ローラ3との間に用紙Pが詰まってしまった場合等、加熱ローラが回転していても、金属導電層だけが停止していることが検知できない。このため、加熱ローラが異常温度に上昇することを検出できない。
本発明に係る温度制御方法では、上述のような場合であっても、加熱ローラが異常温度に上昇したことを検知できる。
なお、上述の第1,第2の規定温度差や、第1,第2の規定温度超過回数C1,C2の設定値は、定着装置の制御方法や非接触温度検出素子の性能等に応じて、装置ごとに変更することができる。
また、本実施の形態において、ステップS4において、ローラ温度Rt81は、定着温度である設定値(160℃)と比較されると説明したが、本発明はこれに限らず、任意の温度に設定可能である。
なお、図3に示した加熱装置制御方法は、ウォーミングアップ制御と同時に加熱ローラ2を回転される方法であるが、本発明はこれに限られず、例えば、図6に示すような、一定時間経過後に加熱ローラ2を回転される方法であってもよい。
図6は、上述の通り、一定時間経過後(E1)に加熱ローラ2を回転させる定着装置において、第1,第2の温度検出部8,9により検出される検出温度と時間の関係を示す図である。
図6に示す通り、ウォーミングアップが開始されると、誘導加熱装置7の出口付近のローラ温度Rt81は急激に上昇し、ニップ近くのローラ温度Rt91は、緩やかに上昇する。そして、一定時間t1が経過し、加熱ローラ2が回転されると、出口付近のローラ温度Rt81は下降し、ニップ近くのローラ温度Rt91が徐々に上昇する。そして、出口付近のローラ温度Rt81が設定値(180℃)に到達すると(E1)、ウォーミングアップが完了する。
このように、加熱ローラ2を回転させるタイミングをずらすことにより、ウォーミングアップの初期において、回転により加熱ローラ2の温度が加圧ローラ3に奪われることが防止され、効率よく、加熱ローラ2を加熱できる。
また、このように、一定時間経過後に加熱ローラ2を回転される定着装置の場合、図6に示す通り、時間経過に伴う出口付近の温度Rt81とニップ近くの温度Rt91との温度差の変化が、図3に示したウォーミングアップ制御と同時に加熱ローラ2を回転させる定着装置の場合と異なる。
このような場合、上述の第1,第2の規定温度差や、第1,第2の規定温度超過回数C1,C2の規定値を変えることにより、図4に示した加熱装置制御方法を利用することができる。
また、本発明に係る加熱装置制御方法は、図6に示すような特性を利用して、加熱ローラ2の回転が開始される前と後で、出口付近のローラ温度Rt81とニップ近くのローラ温度Rt91との差を比較する方法であってもよい。この場合、加熱ローラ2の回転が開始された後のローラ温度Rt81とローラ温度Rt91との温度差が、加熱ローラ2の回転が開始される前のローラ温度Rt81とローラ温度Rt91との温度差に比べて小さくならなかった場合、加熱ローラ2が回転していない、あるいは、加熱ローラ2は回転しているが金属導電層2cが動いていないため、加熱ローラ2が異常温度に加熱される虞があるため、誘導加熱装置7の加熱動作が停止される。
さらに、本発明に係る加熱装置制御方法は、図6に示すような特性を利用して、加熱ローラ2の回転が開始された後、出口付近のローラ温度Rt81とニップ近くのローラ温度Rt91との差が収束しているか否かが判断される方法であってもよい。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、非接触温度検出素子81,82,91,92は、1つの素子で1ヶ所の温度を検出できる構成と説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、1つの素子で2ヶ所以上の温度を検出する非接触温度検出素子を用いてもよい。この場合、非接触温度検出素子81および非接触温度検出素子91により検出できるローラ温度Rt81,Rt91が、1つの非接触温度検出素子により検出され、非接触温度検出素子82および非接触温度検出素子92により検出できるローラ温度Rt82,Rt92が、1つの非接触温度検出素子により検出されることが好ましい。
より詳細に説明すると、例えば1つの素子で2ヶ所の温度を検出する非接触温度検出素子(以下複眼式の非接触温度検出素子と呼称する)は、図7に示すような構成を有している。図7は、上記複眼式の非接触温度検出素子の構成を示す一例である。
図7に示すように、複眼式の非接触温度検出素子は、赤外線を利用して温度を検出できるサーモパイル式の温度センサ(サーモパイル)TP1,TP2と、これらサーモパイルTP1,TP2付近の雰囲気温度を検出するサーミスタPTATと、複数の増幅器D1,D2,D3,D4,D5と、複数のスイッチング素子SW1,SW2,SW3と、信号処理装置101および制御部102を含む。サーモパイルTP1により検出される領域の温度を算出する場合、スイッチSW1がオン、スイッチSW2がオフ、スイッチSW3がオンされる。そして、サーモパイルTP1により検出された対象温度と、サーミスタPTATにより検出された雰囲気温度に基づき、制御部102により所定の演算式が参照されて温度が算出される。また、サーモパイルTP2により検出される領域の温度を算出する場合、スイッチSW1がオフ、スイッチSW2がオン、スイッチSW3がオンされる。そして、サーモパイルTP2により検出された対象温度と、サーミスタPTATにより検出された雰囲気温度に基づき、制御部102により所定の演算式が参照されて温度が算出される。このような複眼式の非接触温度検出素子は、スイッチング素子SW1〜SW3のオン・オフを制御することにより、検出対象の検出温度を選択的に得ることができる。
また、非接触温度検出部8,9は、少なくとも中央のコイル71と対向する領域と、端部のコイル72と対向する領域と対向する位置に配置される構成であればよく、コイルの継ぎ目や、コイル71〜73のそれぞれと対向する領域に配置される構成であってもよい。
さらに、非接触温度検出部9は、加熱ローラ2および加圧ローラ3の少なくとも一方の表面温度を検知できればよく、例えば、加熱ローラ3の表面温度を検知する位置に配置されていてもよい。この場合、非接触温度検出部9は、加圧ローラ3のニップ付近の温度を検出することが好ましい。
また、本実施の形態において、加熱ローラ2の定着温度とされている設定値は160℃として説明したが、本発明はこれに限られず、装置の構造や、利用される現像剤の融点等により設定を変更可能である。また、この設定値は、記録媒体のサイズや種類、あるいは厚さ等に応じて異なる。例えば、記録媒体の厚さが厚い場合は、通常の設定値よりも高い温度とする。
さらに、本実施の形態において、IHコントローラ21は、電力量を設定することで、任意の加熱力である磁束をコイル71〜73から発生させる方法を説明したが、本発明はこれに限られず、コイル71〜73に流れ電流の周波数を選択することにより加熱力を変更する方法であってもよい。
また、本実施の形態のおいては、加圧ローラ3側から加熱ローラ2に対して圧力を与える構成であるが、本発明はこれに限らず、加熱ローラ2から加圧ローラ3に圧力を与える構成であってもよい。
さらに、接触式のセンサを併用し、加熱ローラ2の温度を検出する構成であってもよい。
また、非接触温度検出素子81は、少なくともサーモパイルとサーミスタが定着装置内に配置されていればよく、制御回路等は、定着装置の外部に配置されていてもよい。
さらに、本実施の形態のように、複数の温度検出部を含み加熱ローラ2の複数箇所を検出可能な温度検出機構を利用する場合、この温度検出部がニップに対して上流および下流に配置されることにより、ニップの上流部の温度と下流部の温度の差(リップル)が予め設定される規定値の範囲内となるように制御されることが好ましい。
また、上述のウォーミングアップモードの温度制御は、非接触温度検出素子81により検出されるローラ温度Rt81が定着温度である設定値に到達する時間が、ウォーミングアップ時間とされている規定時間より遅い場合は、誘導加熱装置7のコイル71〜73に供給される電力を一時的に増加できる。
さらに、本発明に係る定着装置は、カラーコピーが可能な定着装置であっても、モノクロコピーが可能な定着装置であってもよい。
また、本発明にかかる定着装置は、図1に示した構成を有するものに限られず、例えば、図8,9および10に示すようなものであってもよい。
図8に示す通り、本発明に適用可能な定着装置51は、例えば耐熱樹脂により構成されるエンドレスフィルムである定着フィルム52と、例えばセラミック基板上に抵抗発熱体を備えたヒーター53と、ヒーター53が固定されている支持部材54と、定着フィルム52を介して支持部材54に圧接している弾性部材により構成された加圧ローラ55と、複数の非接触温度検出素子56,57,58,59とを備えている。非接触温度検出素子56は、定着フィルム52の内側に配置され、定着フィルム52の温度を検出する。非接触温度検出素子57は、定着フィルム52の内側に配置され、ヒーター52に温度を検出する。非接触温度検出素子58は、定着フィルム52の外側に配置され、加熱源であるヒーター52に近いところの定着フィルム52の温度を検出する。非接触温度検出素子59は、定着フィルム52の外側に配置され、加熱源であるヒーター52から遠いところの定着フィルム52の温度を検出する。
加圧ローラ55は、ヒーター53が固定されている支持部材54との間に薄肉の定着フィルム52を挟み、定着ニップを形成している。定着フィルム52が矢印CW方向に一定の速度で回転されると、加圧ローラ55が従動により矢印CCW方向に回転され、トナーTを保持する用紙Pはニップ部を通過することで、溶融されたトナーTが用紙Pに圧着され、画像が定着される。
このように、複数の非接触温度検出素子56,57,58,59は、上述の図1に示した加熱ローラ2に対応する定着フィルム52に対して、円筒の内側に配置される構成であってもよく、両方に配置される構成であってもよい。また、内側に配置されている非接触温度検出素子56,57は、複眼式の非接触温度検出素子に一体的に設けられる構成であってもよく、同様に、外側に配置される非接触温度検出素子58,59が複眼式に非接触温度検出素子に一体的に設けられる構成であってもよい。
また、本発明にかかる定着装置は、図9に示すようなものであってもよい。図9に示す通り、本発明に適用可能な定着装置61は、例えば耐熱樹脂により構成されるエンドレスベルトである定着ベルト62と、この定着ベルト62を回転させる駆動ローラ63および従動ローラ64と、例えばセラミック基板上に抵抗発熱体を備えたヒーター65と、定着ベルト62を介してヒーター65に圧接している弾性部材により構成された加圧ローラ66と、定着ベルト62の内側に配置され、複数の箇所を検出可能な複眼式の非接触温度検出素子67とを備えている。
加圧ローラ66は、ヒーター65との間に定着ベルト62を挟み、定着ニップを形成している。駆動ローラ63が回転されると、定着ベルト62および従動モータ64が矢印CW方向に一定の速度で回転され、加圧ローラ66が従動により矢印CCW方向に回転される。この回転している定着ベルト62と加圧ローラ66とのニップ部を、トナーTを保持する用紙Pが通過することで、溶融されたトナーTが用紙Pに圧着され、画像が定着される。
非接触温度検出素子67は、加熱源であるヒーター65の温度、ニップ部の上流部の定着ベルト62の温度、ニップ部の下流部の定着ベルト62の温度、およびヒーター65から遠いところの定着ベルト62の温度を検出することができる。なお、本実施の形態においては、上記4点の温度を1つの素子で検出すると説明したが、本発明はこれに限られず、検出箇所のそれぞれに応じて複数の非接触温度検出素子を配置してもよい。
また、図10に示す通り、ニップ部が駆動ローラ63と加圧ローラ66とで形成される構成であってもよい。なお、詳細な説明については、図9と同じ参照符号を付すことにより省略する。
なお、図8〜10に示した定着装置は、詳述しないが、複数の非接触温度検出素子56,57,58,59および67からの検出温度に基づき、加熱制御を実行することができる。
さらに、弾性部材2bは、例えば、連続気泡が形成されている発泡ゴムにより構成されていてもよく、図4に示すように、端部と中央部が別部材からなる弾性部材2bにおいては、すくなくとも端部分が連続気泡の発泡ゴムにより構成されていることが好ましい。また、発泡ゴムとしては、シリコンゴム以外にも、ポリイミドを発泡させたものが利用可能である。さらに、弾性部材2bとしては、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド材料を利用することができる。
本発明の実施の形態が適用可能な定着装置の一例を説明する概略図。 図1に示した定着装置の制御系を説明するブロック図。 ウォーミングアップ制御と同時に加熱ローラを回転させる定着装置における、第1,2の温度検出部により検出される検出温度と時間の関係を示す図。 図1に示した定着装置に適用可能な加熱装置制御方法の一例を示すフローチャート。 サービスマン点検を表示する表示部を示す図。 一定時間経過後に加熱ローラを回転させる定着装置における、第1,2の温度検出部により検出される検出温度と時間の関係を示す図。 図1に示した定着装置に利用可能な非接触温度検出素子の構成の一例を示すブロック図。 本発明の実施の形態が適用可能な定着装置の他の例を説明する概略図。 本発明の実施の形態が適用可能な定着装置のさらに異なる例を説明する概略図。 図9に示した定着装置の変形例を説明する概略図。
符号の説明
1・・・定着装置、2・・・加熱ローラ、3・・・加圧ローラ、4・・・加圧スプリング、5・・・剥離爪、6・・・クリーニングローラ、7・・・誘導加熱装置、8・・・第1の温度検出部、9・・・第2の温度検出部、10・・・サーモスタット。

Claims (12)

  1. 回転可能に設けられ、現像剤を保持する媒体に対して、熱を供給する被加熱部材と、
    加圧機構により前記被加熱部材に押し当てられている加圧部材と、
    前記被加熱部材を加熱する加熱部材を複数有する加熱装置と、
    前記被加熱部材の表面と非接触に設けられ、前記加熱装置の付近の前記被加熱部材の表面温度を検出する第1の非接触温度検出部と、
    前記被加熱部材および前記加圧部材の表面と非接触に設けられ、少なくとも前記被加熱部材および前記加圧部材のいずれか一方の表面温度を検出する第2の非接触温度検出部と、
    前記第1の非接触温度検出部により検出された第1の温度と、前記第2の非接触温度検出部により検出された第2の温度の差を、所定の規定温度差と比較し、所定の期間以上、この第1の温度と第2の温度の差が前記規定温度差よりも大きい場合、前記加熱装置による前記被加熱部材の加熱を停止させる制御部とを備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記第2の非接触温度検出部は、前記被加熱部材と前記加圧部材との接触部付近の表面温度を検出することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御部は、カウンタと接続されており、前記第1の温度と前記第2の温度の差が前記規定温度差よりも大きい場合を連続して所定回数カウントすることにより、前記所定の期間を検出することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の定着装置。
  4. 前記第1の非接触温度検出部および前記第2の非接触温度検出部は、1つの非接触温度素子に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記加熱装置は、前記被加熱部材の外側に配置される2以上の誘導加熱コイルを含み、誘導加熱により前記被加熱部材を加熱することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記第1の非接触温度検出部および前記第2の非接触温度検出部は、それぞれ複数の非接触温度検出素子を含み、前記誘導加熱コイルの中央部分と対向する前記被加熱部材の表面温度、あるいは前記誘導加熱コイル間の継ぎ目部分と対向する前記被加熱部材の表面温度の少なくとも一方を検出することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記制御部は、前記規定温度差として第1の規定温度差と、この第1の規定温度差と異なる第2の規定温度差を有し、前記第1の温度が所定の設定値以上である場合、前記第1の温度と前記第2の温度の差を、前記第1の規定温度差と比較し、所定の期間以上、前記第1の温度と前記第2の温度の差が前記第1の規定温度差よりも大きい場合、前記加熱装置により前記加熱ローラの加熱を停止させ、前記第1の温度が所定の設定値未満である場合、前記第1の温度と前記第2の温度の差を、前記第2の規定温度差と比較し、所定の期間以上、この第1の温度と第2の温度の差が前記第2の規定温度差よりも大きい場合、前記加熱装置により前記加熱ローラの加熱を停止させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記制御部は、前記第1の非接触温度検出部により検出された第1の温度と、前記第2の非接触温度検出部により検出された第2の温度の差を、所定の規定温度差と比較し、所定の期間以上、この第1の温度と第2の温度の差が前記規定温度差よりも大きい場合、前記被加熱部材の回転異常を検知することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 加熱ローラの外側に配置される複数の誘導加熱コイルを含む加熱装置を利用して、前記加熱ローラの外周面を加熱し、
    前記誘導加熱コイル付近の前記加熱ローラの表面温度を検出する第1の非接触温度検出部より第1の温度を検出し、
    前記第1の非接触温度検出部により検出される領域より離れた前記加熱ローラの表面領域の温度を検出する第2の非接触温度検出部より第2の温度を検出し、
    前記第1の温度と前記第2の温度との温度差が第1の規定温度差に達したか否かを判断し、
    前記第1の温度と前記第2の温度との温度差が前記第1の規定温度差に達していた場合、この前記第1の規定温度差に達していた期間が一定以上に達した場合、前記加熱装置により前記加熱ローラの加熱を停止させることを特徴とする加熱装置制御方法。
  10. 前記第1の温度が規定値に達したか否かを判断し、
    前記第1の温度が規定値に達していた場合、前記第1の温度と前記第2の温度との温度差が第1の規定温度差に達したか否かが判断され、
    前記第1の温度が前記規定値に達していない場合、前記第1の温度と前記第2の温度との温度差が第2の規定温度差に達したか否かが判断され、
    前記第1の温度と前記第2の温度との温度差が前記第2の規定温度差に達していた場合、この前記第2の規定温度差に達していた期間が一定以上に達した場合、前記加熱装置により前記加熱ローラの加熱を停止させることを特徴とする請求項9に記載の加熱装置制御方法。
  11. 前記第1の温度と前記第2の温度との温度差が前記第1の規定温度差に達していた場合、これを検出した回数をカウントし、このカウント回数が連続して所定の設定値以上となった時、前記加熱装置により前記加熱ローラの加熱を停止させることを特徴とする請求項9あるいは10に記載の加熱装置制御方法。
  12. 前記第1の温度と前記第2の温度との温度差が前記第2の規定温度差に達していた場合、これを検出した回数をカウントし、このカウント回数が連続して所定の設定値以上となった時、前記加熱装置により前記加熱ローラの加熱を停止させることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の加熱装置制御方法。
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