JP2003255753A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

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JP2003255753A
JP2003255753A JP2002052159A JP2002052159A JP2003255753A JP 2003255753 A JP2003255753 A JP 2003255753A JP 2002052159 A JP2002052159 A JP 2002052159A JP 2002052159 A JP2002052159 A JP 2002052159A JP 2003255753 A JP2003255753 A JP 2003255753A
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heating device
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JP2002052159A
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English (en)
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Hisateru Okubo
尚輝 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置のジャム発生初期においてジャム発
生を検知し、記録紙の巻き付きジャムやアコーディオン
ジャムによる装置の破損を防止するとともに、ジャム処
理性の向上を実現する。 【解決手段】 定着フィルム19の表面温度を移動方向
に対してニップ部Nの下流側で非接触サーミスタ24に
より検知し、定着フィルム19の温度を制御しニップ部
Nに記録紙Sを搬送する際に、非接触サーミスタ24の
検知温度が、記録紙Sが正常にニップ部Nを通過すると
きの温度よりも低い場合に、巻き付きジャムが発生した
と判断し、また、同検知温度がニップ部Nへの通紙タイ
ミングを一定時間経過しても低下しない場合に、排紙遅
延ジャムであると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記録方式等の画像形成装置、及び画像形成装置に用い
られる加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置としては、未定着トナー像
を担持した転写材を加熱加圧し、被加熱材としての転写
材上にトナー像を定着させる定着手段としての定着装置
を有する。前記定着装置は、例えば、回転体としての定
着ローラ、あるいは定着フィルムに加圧ローラを圧接さ
せニップ部を形成し、該ニップ部に転写材を導入し、前
記定着ローラや前記定着フィルムとともに転写材を搬送
し、定着を行なう。このような定着装置において、定着
ローラや定着フィルムに転写材が巻き付くこと等で転写
不良としてのジャムが発生した場合、ジャム検知手段に
よりジャムの発生を検知し、装置の停止等の措置をとる
ことが行われている。
【0003】従来、ジャム検知手段として、定着装置内
の転写材搬送方向において前記ニップ部から見て上下流
に、それぞれ搬送される転写材の有無を検知するセンサ
レバーを設け、画像装置本体側へ該センサレバーにより
投受光素子間の光路がオン・オフされる透過型フォトイ
ンタラプタを配置し、前記上流側のセンサーがオンして
から所定時間が経過しても前記下流側のセンサーが転写
材の通過を検知しない場合にはジャム発生と判断する等
といった構成が用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなジャム検知手段では、ジャムを起こした場合、
検知タイミングが遅れるため、装置の破損を招いたり、
ジャム処理性が劣るといった問題があった。また、ジャ
ム検知手段のセンサレバーは、搬送される転写材に触れ
るので、例えば前記下流側に配置したセンサレバーの取
り付け位置によっては転写材上の定着済みのトナー像に
触れる場合がある。
【0005】本出願に係る発明の目的は、上記した問題
点に鑑みなされたもので、従来のような接触式のセンサ
ーを用いることなくジャムの発生を瞬時に検出し、しか
も低コスト化が図れる定着装置およびこの定着装置を備
えた画像形成装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、互いに圧
接されてニップ部を形成する一対の回転体と、前記一対
の回転体のうち少なくとも一方を加熱する加熱手段と、
前記一対の回転体のうち少なくとも一方の表面温度を検
知する温度検知手段と、前記温度検知手段による検知温
度から前記加熱手段を制御し、前記回転体の温度を所定
温度に制御する温度制御手段と、を有し、前記ニップ部
に被加熱材を導入搬送し加熱する加熱装置において、前
記温度検知手段は、前記回転体の表面温度を前記ニップ
部の下流で非接触に検知する非接触温度検知部材を有
し、前記非接触温度検知部材による検知情報と被加熱材
の正常搬送時の温度情報に基づいて被加熱材の搬送状態
を判断することを特徴とする。
【0007】第2の発明は、上記第1の発明で、前記被
加熱材が前記ニップ部を通過する際に低下する温度以下
を前記非接触温度検知部材が検知すると、被加熱材の搬
送不良であると判断することを特徴とする。
【0008】第3の発明は、上記いずれかの発明で、前
記被加熱材が正常に搬送されているならば前記ニップ部
を通過する時間の経過後において、前記非接触温度検知
部材による検知温度が温調温度のまま変動しない場合
に、被加熱材の搬送不良であると判断することを特徴と
する。
【0009】第4の発明は、互いに圧接されてニップ部
を形成する一対の回転体と、前記一対の回転体のうち少
なくとも一方を加熱する加熱手段と、前記一対の回転体
のうち少なくとも一方の表面温度を検知する温度検知手
段と、前記温度検知手段による検知温度から前記加熱手
段を制御し、前記回転体の温度を所定温度に制御する温
度制御手段と、を有し、前記ニップ部に被加熱材を導入
搬送し加熱する加熱装置において、前記温度検知手段
は、前記回転体の表面温度を非接触および接触してそれ
ぞれ検知する非接触温度検知部材と接触温度検知部材と
を有し、前記非接触温度検知部材と前記接触温度検知部
材との温度相関から被加熱部材の搬送状態を判断するこ
とを特徴とする。
【0010】第5の発明は、上記いずれかの発明で、前
記搬送状態を報知する報知手段を有することを特徴とす
る。
【0011】第6の発明は、上記いずれかの発明で、前
記一対の回転体間の加圧を解除するために前記一方の回
転体を他方の回転体に対して移動させる加圧解除手段
と、前記非接触温度検知部材による前記一方の回転体の
温度検知を可能とする位置と不能とする位置との間を前
記加圧解除手段の動作に連動して移動するシャッタ部材
を有し、前記非接触温度検知手段の温度検知状態により
前記一対の回転体の加圧状態を判断することを特徴とす
る。
【0012】第7の発明は、上記いずれかの発明で、前
記温度検知手段は、前記回転体の表面温度を非接触およ
び接触してそれぞれ検知する非接触温度検知部材と接触
温度検知部材とを有し、前記非接触温度検知部材と前記
接触温度検知部材による検知温度に基づいて個別に温度
制御を行ない、その時に検知した温度差に基づいて前記
非接触温度検知部材の故障の有無を判断することを特徴
とする。
【0013】第8の発明は、上記第7の発明で、前記非
接触温度検知部材の故障の判断により故障であると判断
された場合に、前記非接触温度検知部材が故障であるこ
とを使用者に報知する報知手段を有することを特徴とす
る。
【0014】第9の発明は、上記いずれかの発明で、前
記非接触温度検知部材は、加熱装置本体に着脱可能に取
り付けられていることを特徴とする。
【0015】第10の発明は、上記いずれかの発明で、
前記温度検知手段による検知温度を報知する報知手段を
有することを特徴とする。
【0016】第11の発明は、像担持体上のトナー像を
転写材に転写させる画像形成手段と、前記転写材上に転
写された未定着トナー像を加熱加圧により定着する定着
手段とを有する画像形成装置において、前記定着手段は
上記いずれかの加熱装置であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態に
おける例示が本発明を限定することはないとする。
【0018】(第1の実施の形態)図1から図3は本発
明に係る第1の実施の形態を示す。なお、各図に共通す
る部材には同一の符号を付す。
【0019】まず、本第1の実施の形態に係る画像形成
装置の一形態としてのカラー画像形成装置の構成を画像
形成の順に従って説明する。
【0020】図1はカラー画像形成装置の概略断面図を
示す。
【0021】図1において、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色に対応するレーザースキャナユニッ
ト(1Y、1M、1C、1K)から各色の画像データに
合わせてレーザー光(2Y、2M、2C、2K)を発光
し、予め帯電ローラ(3Y、3M、3C、3K)によっ
て表面を一様に帯電された各色の像担持体としての感光
ドラム(4Y、4M、4C、4K)上に各色の画像デー
タに対応する潜像を形成し、さらに各色に対応する現像
装置(5Y、5M、5C、5K)に内包される図示しな
い各色のトナーにより、各色の現像スリーブ(6Y、6
M、6C、6K)を介してその潜像をイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの順に順次現像する。
【0022】そして、前記4色の感光ドラム4Y、4
M、4C、4Kに対して上部表面が水平にかつ均一に接
触するよう保持され、ベルト駆動ローラ(7a、7b、
7c)によって時計方向(図中矢印方向)に回転駆動さ
れる中間転写ベルト8に、前記4色の感光ドラム4Y、
4M、4C、4K上のそれぞれのトナー像を、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に4色の画像を重
ね合わせるように、前記4色の感光ドラム4Y、4M、
4C、4Kと中間転写ベルト8のそれぞれの接触点であ
る各色ごとの一次転写ポイント(B1Y、B1M、B1
C、B1K)にて、中間転写ベルト8を内側から前記4
色の感光ドラム4Y、4M、4C、4Kにそれぞれ付勢
しているバックアップローラ(9Y、9M、9C、9
K)によって順次一次転写することによって、4色の画
像が重なったトナー像を中間転写ベルト8上に形成す
る。
【0023】一方、給紙カセット10より給紙ローラ1
1によって給紙された転写材としての記録紙Sは、搬送
ローラ対12a・12b、13a・13b、レジストロ
ーラ対14a・14bによって図中矢印方向に搬送さ
れ、二次転写ポイントB2において、金属軸に発泡体を
巻いた転写ローラ15とベルト駆動ローラ7bによって
挟持・搬送されることによって、前記中間転写ベルト8
上に形成されたトナー像を一括転写(二次転写)する。
また、このとき、転写しきれずに中間転写ベルト8表面
に残ったトナーは、中間転写ベルト8に接するように配
置されたクリーニングブレード16によってクリーナー
17に回収され、廃トナー搬送路100を通り、廃トナ
ー回収容器102に最終的に集塵される。
【0024】二次転写が行われた後、画像が形成された
記録紙Sは、加熱手段としての電磁誘導加熱手段18を
内包する回転体としての定着フィルム19、及び前記定
着フィルム19に所定の圧で圧接しながら回転する回転
体としての加圧ローラ20を有する定着手段としての定
着装置21内を、前記定着フィルム19と前記加圧ロー
ラ20の接触点であるニップ部Nを通過することで、熱
と圧力によって転写されたトナー像が記録紙S上に定着
される。その後ユーザが選択する排紙トレイ60、若し
くは61上に排出される。
【0025】次に、本第1の実施の形態で用いる定着装
置21について、図2(a)、(b)を参照して詳述す
る。
【0026】図2(a)は、定着装置21を長手方向端
部からみた斜視図、図2(b)は定着装置21の断面図
である。
【0027】前記定着装置21は、図2(a)に示すよ
うに、電磁誘導加熱方式を用いたもので、磁性体で形成
される無端ベルト形状の定着フィルム19を略半円筒形
状に形成された定着フィルムガイド19gの外周に回転
可能に遊嵌しており、高周波の交流電圧が印加されるコ
イル等により構成される電磁誘導加熱手段18がこの定
着フィルムガイド19gに設けられ、この電磁誘導加熱
手段18により定着フィルム19が電磁誘導により後述
するニップ部よりも搬送方向上流側で加熱される。
【0028】定着フィルムガイド19gの下面には、摺
動部材19sが加圧ローラ20と対向配置され、摺動部
材19sの下面と加圧ローラ20の上面とが定着フィル
ム19を挟んで圧接され所定幅のニップ部Nが形成され
る。
【0029】定着フィルムガイド19gの幅方向両端部
にガイド位置決め板19aがそれぞれ固定され、これら
のガイド位置決め板19aが定着装置本体に固定される
ことにより、定着フィルムガイド19gが定着装置本体
に固定される。
【0030】また、加圧ローラ20の軸方向両端部に
は、定着装置本体に対し支軸22aを支点として回動可能
な軸受板22が設けられ、この両軸受板22に加圧ローラ2
0の回転軸の両端部が回転可能に軸支されている。な
お、この軸受板22は不図示の加圧解除機構により、加
圧バネDの加圧力に抗して図中下方に移動可能となって
おり、ジャム処理等の際に加圧解除される。
【0031】また、加圧ローラ20は、駆動源としての
定着モータMにより駆動伝達軸A1を介して図中矢示の
反時計方向に回転駆動される。この加圧ローラ20の回
転駆動による加圧ローラ20と定着フィルム19の外面
との摩擦力で定着フィルム19に回転力が作用する。そ
して、定着フィルム19は、その内面がニップ部Nにお
いて摺動部材19sの下面に密着して摺動しながら、図
中矢示の時計方向に加圧ローラ20の回転周速度にほぼ
対応した周速度をもって定着フィルムガイド部材19g
の外周を回転する状態になる。
【0032】このとき、ニップ部Nにおける摺動部材1
9sの下面と定着フィルム19の内面との相互摺動摩擦
力を低減化させるために、ニップ部Nの摺動部材19s
の下面と定着フィルム19の内面との間に耐熱性グリス
等の潤滑剤を介在させたり、あるいは摺動部材19sの
下面を潤滑部材で被覆したりすることもできる。
【0033】本第1の実施の形態においては、定着フィ
ルム19の表面温度を検知する非接触温度検知部材とし
ての非接触サーミスタ24を、図2(b)に示すよう
に、定着フィルム19の回転方向に対してニップ部Nの
下流側で、定着フィルム19の転写材通紙領域内であっ
てフィルムガイド部材19gの軸方向略中央に設けてお
り、この配置位置は定着フィルム19の表面から半径方
向に5mm離れた位置としており、本第1の実施の形態
では排紙上ガイド24Gに取り付けている。
【0034】また、加圧ローラ20に対しても前記定着
フィルム19と同様に、加圧ローラ20の表面温度を検
知する非接触温度検知部材としての非接触サーミスタ2
3を、加圧ローラ20の回転方向に対してニップ部Nの
下流側に、加圧ローラ20の転写材通紙領域内であって
軸方向略中央に設けており、この配置位置は加圧ローラ
20の表面から半径方向に5mm離れた位置としてお
り、本第1の実施の形態では排紙下ガイド23Gに取い
る。
【0035】また、上記した非接触サーミスタ23、2
4とは別に、接触温度検知部材としての接触サーミスタ
26、25を記録紙Sの非通紙領域で加圧ローラ20及
び定着フィルム19にそれぞれ当接するように配設して
いる。
【0036】上記した非接触サーミスタ23、24によ
る検知温度に基づいて、温度制御手段としての制御回路
200により定着フィルム19の表面温度を所定温度の
目標温度(本第1の実施の形態においては約180℃)
に温調制御するようになっている。
【0037】なお、非接触サーミスタ23は、例えば、
加圧ローラ20に記録紙Sがまきついたことにより極端
に加圧ローラ20の表面温度が低下している場合、再度
転写材がまきつくことを防止するため、所定の温度以上
に加圧ローラ20を温調するためにも設けられている。
【0038】このように、定着フィルム19と加圧ロー
ラ20との間のニップ部Nに、未定着トナー像を担持し
た記録紙Sが導入されることで、記録紙Sは定着フィル
ム19の外面に密着して定着フィルム19と一緒にニッ
プ部Nを通過していき、該ニップ部Nの通過過程で、定
着フィルム19からの熱伝導により加熱定着がなされ
る。ニップ部Nを通過した記録紙Sは、ニップ部Nの出
口側で定着フィルム9の外面から分離されて搬送され
る。
【0039】次に、上記した非接触サーミスタ23、2
4を用いたジャム検知手段について説明する。
【0040】図4(a)、(b)に、記録紙Sが排紙搬
送されるときの定着フィルム19の表面温度の経時変化
に関するグラフに示す。図4(a)、(b)において、
縦軸を定着フィルム19の表面温度とし、横軸を時間軸
とする。
【0041】図4(a)、(b)において、定着フィル
ム19の表面温度の温調温度をT1とし、定着フィルム
19は、温度T1に到達するとプリント可能状態とな
り、記録紙Sが搬送されるまで温度T1が維持される。
ここに記録紙Sが搬送されニップ部Nを通過し排紙され
ると、定着フィルム19の表面上の温度は記録紙Sの搬
送方向の略全長が通過する時間tだけ温度がT2まで下
降する。
【0042】定着フィルム19に記録紙Sが巻きついた
場合、定着フィルム19の表面温度は巻きついた記録紙
Sにより温度の低下を招くことになり、またこの巻きつ
いた記録紙Sを通して定着フィルム19の温度を検知す
るため、図4(a)に示すように、非接触サーミスタ2
4が検出する定着フィルム19の表面温度がT3まで下
降し、これより記録紙Sの巻き付きジャムと判断し、定
着装置21及び装置本体を停止する。
【0043】また、記録紙Sが定着装置21に到達でき
ない、或いはニップ部Nから出ることができない場合に
ついて考える。通常状態において、非接触センサー24
が検知する定着フィルムの表面温度は温度T1とT2と
を所定の周期で繰り返されるが、記録紙Sが定着装置2
1に到達できない場合には、ニップ部を通過して非接触
センサーの検知位置に到達する定着フィルムの表目温度
は温調温度T1が上記した周期を越えて持続される。こ
のような状態は記録紙Sがニップ部から出られない場合
も同様に生じる。したがって、記録紙Sがレジストロー
ラ対14を通過後、所定時間経過しても温調温度T1が
継続して検知されていると、記録紙Sが定着装置21に
到達できない、或いはニップ部Nから出ることができな
い状態にあると判断することができる。
【0044】図4(b)は記録紙Sが定着装置21に到
達できない、或いはニップ部Nから出ることができない
場合を示し、定着フィルム19の表面温度がT2まで下
降を開始するタイミングをチェックして判断しており、
連続印刷時の場合は記録紙Sと次の記録紙Sが到達する
時間tpが、レジストローラ対14a・14bからの時
間tpに対しある時間tj以上を過ぎたとき、非接触サ
ーミスタ24による検知温度がT2に下がっておらず、
温調温度T1であれば、これより排紙遅延ジャムと判断
し、定着装置21及び装置本体の駆動を停止する。
【0045】一方、本第1の実施の形態では、上述した
ように、加圧ローラ20に対しても非接触サーミスタ2
3を配置しているが、これは上記した定着フィルム19
に対する記録紙Sのジャムの検知と同様に記録紙Sが加
圧ローラ20側に巻きついた場合にも検知できるように
したもので、加圧ローラ20も定着フィルム19から熱
伝達され、温調時には所定の温度T1´に、また記録紙
Sの通過にはこの温度T1´よりも低い温度T2´が検
知されるので、加圧ローラ20に対する記録紙Sの巻き
つきを同様にして判断することができる。
【0046】なお、上記したジャム検知手段により、ジ
ャムであると判断された場合に、装置本体に設けた不図
示の表示部に、これらの温度情報、あるいはジャムが発
生したことをユーザ又はサービスマンに告知する表示を
してもよい。
【0047】一方、本第1の実施の形態によれば、記録
紙Sがニップ部Nを通過した後にアコーディオンジャム
等を起こす場合等、ジャムに起因して、或いは他の要因
で非接触サーミスタ23、24が故障した場合、容易に
非接触サーミスタ23、24の故障を検知し、かつ容易
に非接触サーミスタ23、24を交換可能な定着装置2
1を提供することができる。
【0048】非接触サーミスタ23、24の故障検知方
法について以下に詳述する。
【0049】定着装置21に空回転を行なわせ、加圧ロ
ーラ20に対する非接触サーミスタ23、及び定着フィ
ルム19に対する非接触サーミスタ24とは別に、加圧
ローラ20に接触する接触サーミスタ26、及び定着フ
ィルム19に接触する接触サーミスタ25の検知温度を
用いるようにしたもので、非接触サーミスタ23、24
と接触サーミスタ26、25の温度情報を用いて相互に
電磁誘導発熱手段18に対するフィードバック制御を行
い、非接触サーミスタ23、24の検知温度T23h、
T24hと接触サーミスタ26、25の検知温度T26
s、T26sのそれぞれの差(T23h−T26s)、
(T24h−T25h)が閾値温度dtを超えたとき、
非接触サーミスタ23、24の故障と判断する。
【0050】なお、定着フィルム19に対する非接触サ
ーミスタ24のみで温調制御を行ない、そのときの定着
フィルム19に対する接触サーミスタ25の検知温度と
サーミスタ24との温度差に基づいて、またこの非接触
サーミスタ24の温調時における加圧ローラ20に対す
る非接触サーミスタ23と接触サーミスタ26との検知
温度さに基づいて、それぞれ非接触サーミスタの故障の
有無を判断するようにしても良い。
【0051】上記した制御により、非接触サーミスタ2
3、24が故障と判断された場合、定着装置21を停止
し、ユーザ又はサービスマンへ、オペレーションパネル
又はネットワークを介してプリントサーバへ告知可能と
する。
【0052】本実施の形態において、定着フィルム19
に対する非接触サーミスタ24は、図3(a)に示すよ
うに、排紙上ガイド24Gに例えばビスC3,C4を介
して取り外し可能に取り付けられ、また排紙上ガイド2
4Gは定着装置本体にビスC1,C2により取り外し可
能に取り付けられている。また、加圧ローラ20に対す
る非接触サーミスタ23は、図3(b)に示すように、
排紙下ガイド23Gに例えばビスC7,C8を介して取
り外し可能に取り付けられ、また排紙下ガイド23Gは
定着装置本体にビスC5,C6により取り外し可能に取
り付けられている。なお、非接触サーミスタ23、24
はビスによりそれぞれ排紙下ガイド23G,排紙上ガイ
ド24Gに取り付けているが、上押圧しながらクリック
位置を越えるまで差し込んで固定するタイプのものであ
っても良い。
【0053】このような故障が発生したとき、ユーザ又
はサービスマンは、図3(a)、(b)に示すように、
非接触サーミスタ23、24をそれぞれ内包し定着装置
本体にビスC5、C6、C1、C2により係止されてい
る排紙下ガイド23G、排紙上ガイド24Gを定着装置
本体より取り外し、該排紙下ガイド23G、排紙上ガイ
ド24GのビスC7、C8、C3、C4を取り外すこと
により、非接触サーミスタ23、24の交換を容易に行
うことができる。
【0054】上述したように、本第1の実施の形態によ
れば、非接触サーミスタ23、24が、定着フィルム1
9及び加圧ローラ20の表面温度を検出するとともに、
定着装置21への記録紙Sの巻き付きジャムや排紙遅延
ジャム等の搬送不良を検知するため、新たにジャム検知
手段としてセンサレバーや透過型フォトインタラプタ等
を設置する必要がなく、コストダウンを大いに期待でき
る。
【0055】また、センサレバー等によるプリントクオ
リティの劣化を防止することが可能となる。さらに、ジ
ャムを発生初期に判断することができるのでジャムの処
理性を向上したり装置の破損を防止したりすることがで
きる。
【0056】また、本第1の実施の形態によれば、非接
触サーミスタ23、24の故障は、該非接触サーミスタ
23、24に対応する接触サーミスタ26、25との温
度差により判断されるため、容易に検出することが可能
となる。また、非接触サーミスタ23、24が故障した
場合は、故障部位のみを交換することができるため、定
着装置21全てを交換する必要がなく、定着装置21の
ランニングコストを大きく低減することができる。
【0057】なお、本第1の実施の形態において、定着
フィルム19及び加圧ローラ20に対してそれぞれ接触
サーミスタ25と26を設けているが、定着フィルム1
9に記録紙Sの巻き付きが無ければ、非接触サーミスタ
24の検知温度と接触サーミスタ25の検知温度に余り
温度差は生じない。しかし、定着フィルム19に記録紙
Sの巻き付きが生じていると、非接触サーミスタ24が
記録紙Sの巻き付きを検知した時における双方のサーミ
スタ24と25の検知温度には顕著な温度差が発生す
る。したがって、この双方のサーミスタ24と25の温
度差が所定値以上であると、ジャムが発生していると判
断することができる。加圧ローラ20に対しても同様で
ある。
【0058】(第2の実施の形態)図5から図7は本発
明に係る第2の実施の形態を示す。なお、図5から図7
に示す部材と図1から図3に示す部材と同じ部材には同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0059】本第2の実施の形態における定着装置が第
1の実施形態と異なる点は、加圧ローラを離間させる加
圧離間機構、及び非接触サーミスタ23、24を用いた
加圧状態検知手段であり、これらの点を以下に説明す
る。
【0060】まず、図5(a)において、定着装置21
は、定着フィルム19と加圧ローラ20の間の加圧を解
除する加圧解除機構Kを加圧ローラ20の両軸端部に備
え、一方の軸端部側に設けた加圧解除機構Kに対し、駆
動伝達手段としての駆動軸A2から駆動力が伝達され
る。この加圧解除機構Kを駆動することにより、未稼動
時に定着フィルム19と加圧ローラ20が加圧されたま
ま放置されることによる定着フィルム19及び加圧ロー
ラ20の外周面に設けられた弾性部材としてのゴムの変
形、劣化を防止するとともに、ジャム発生時のジャム処
理の向上を図っている。
【0061】そして、本実施の形態の加圧解除機構Kに
よれば、装置本体の電源をOFFにするときやジャムが
発生したときに、定着装置21の加圧状態が解除され、
定着フィルム19と加圧ローラ20が離間される。ま
た、装置本体の電源ON時やジャム処理後再起動時に
は、定着装置21内において定着フィルム19と加圧ロ
ーラ20とを加圧状態としてニップ部Nが形成される。
【0062】本第2の実施の形態における加圧解除機構
Kは、図5(a)(b)に示すように、定着装置本体
に、加圧解除レバーKbか回転可能に取り付けられてお
り、反対側の加圧解除機構Kの加圧解除レバーKbと同
期回転するために加圧解除軸27に両方の加圧解除レバ
ーKbが固定され、この加圧解除軸27を中心として加
圧解除レバーKbは回動する。
【0063】加圧解除レバーKbは、一端部にカムフォ
ロワーとしての加圧解除ピン29が突設され、また他端
部には、加圧ローラ20のローラ軸20aの端部を軸支する
加圧解除アーム30が回動可能に取り付けられてリンク機
構を構成しており、加圧解除レバーKbが時計方向に回
動すると、加圧解除アーム30が上昇して加圧ローラ2
0を定着フィルム19に対して加圧状態とし、逆に反時
計方向に回動すると、加圧解除アーム30が降下して加
圧ローラ20を定着フィルム19に対して離間させ、加
圧解除状態となる。
【0064】また、加圧ローラ20の外周面と平行に、
センサシャッタ23sを有するシャッタ取り付け軸Kb
−1が設けられ、このシャッタ取り付け軸Kb−1の両
端部は、加圧解除アーム30の両方の他端部に取り付け
られている。このセンサシャッタ23sは、非接触サー
ミスタ23と加圧ローラ20の表面との間に配置され、
上方の加圧状態位置ではスリット23hが非接触サーミ
スタ23と加圧ローラ20との間に位置し、このスリッ
ト23hを通して非接触サーミスタ23による加圧ロー
ラの温度検知を可能とし、下方の加圧解除状態位置では
非接触サーミスタ23と加圧ローラ20との間を遮断し
て、温度検知不能とする。
【0065】この加圧解除レバーKbは加圧解除ピン2
9が加圧解除カム23cのカム面23c−1に沿って移
動することにより加圧解除動作のために図中時計方向に
回転し、この加圧解除カム23cはカム軸28の両端部
にそれぞれ固定され、カム軸28を中心に一方向(図中
時計回転方向)に回転する。
【0066】カム軸28は、不図示のモータにより回転
駆動される駆動伝達手段としての駆動軸A2に連結され
ていて、この駆動軸A2が図中矢示の時計方向に回転可
能となる。
【0067】加圧時において、加圧ローラ20は加圧バ
ネDにより加圧方向である上方向に常時付勢されてお
り、その際、加圧解除カム23cはカム面23c−1が
加圧解除ピン29とは非係合の位置にあり、加圧解除レ
バーKbは例えば略水平位置にあるとする。そして、加
圧解除のために、駆動軸A2が時計方向に回転すると、
時計方向に回転する加圧解除カム23cのカム面23c
−1が加圧解除ピン29と当接しながら加圧解除レバー
Kbを加圧解除軸27を中心に反時計方向に回転させ、
加圧バネDの加圧力に抗して加圧ローラ20は下方に押
し下げられることになる。
【0068】加圧解除カム23cが所定の角度位置まで
回動すると、カム面23c−1の先端部に形成された凹
部23c−2に加圧解除ピン29が係合し、この角度位
置を検出する不図示の位置センサからの信号により駆動
軸A2の回転が停止される。この停止位置において、凹
部23c−2に係合保持されている加圧解除ピン29に
作用する力は加圧解除カム23cの回転中心をなすカム
軸28の軸心に略向かっていること、及び例えば駆動軸
A2の反時計方向への回転が規制していることから、こ
の加圧解除状態が保持される。
【0069】次に、非接触サーミスタ23による加圧離
間状態の検知を図6に示すフローチャートを参照して、
図7(a)、(b)を用いて説明する。
【0070】電源をOFFにするとき、あるいはジャム
が発生したとき、図7(a)に示すように、定着モータ
Mによりカム軸28が図中矢示の時計方向に回転する
と、加圧解除カム23cが図中時計方向に回転し、加圧
解除制御ピン29が上方向に押し上げられ、加圧解除レ
バーKbは加圧解除軸27を中心に図中反時計方向に回
動し、加圧解除アーム30は、加圧ローラ20のローラ
軸20aを下方に押し下げ、これより定着フィルム19
と加圧ローラ20が離間される。
【0071】また、このとき同時に加圧解除レバーKb
によりセンサシャッタ23sは押し下げられ、加圧ロー
ラ20と非接触サーミスタ23の間を塞ぎ、これにより
非接触セーミスタ23が温度検知エラーを起こし、離間
状態であることを検知する。
【0072】続いて、電源ON時、あるいはジャム処理
後再起動時には、図7(b)に示すように、前記定着モ
ータMによりカム軸28が図中矢示の時計方向に回転す
ると、前記加圧解除カム23cが図中矢示の時計方向に
回転し、カム面23c−1の凹部23c−2から先端ま
で加圧解除ピン29を押し上げて加圧バネDをさらに圧
縮するが、加圧解除カム23cのカム面23c−1から
加圧解除ピン29が離れると、、加圧解除制御ピン29
が規制されないため、加圧解除軸27を回動中心とし
て、加圧バネDのバネ力により、所定の速度で加圧ロー
ラ20を定着フィルム19を介して定着フィルムガイド
19gに突き当たるまで加圧解除レバーKbは時計回り
に回転する。このとき同時に、前記加圧解除レバーKb
によりセンサシャッタ23sが押し上げられ、前記セン
サシャッタ23sの下方のスリット23hが非接触サー
ミスタ23と上下方向同位置になり、加圧ローラ20の
表面温度を非接触サーミスタ23が検知する。このとき
の検知温度をT23hとする。
【0073】また、接触サーミスタ26の検知温度がT
26sであるとき、各々の検知した温度Th、Tsを比
較し、|T23h−T26s|<dt(dtは所定の閾
値)であれば、非接触サーミスタ23は正常に温度検知
を行っており、また加圧状態であることを検知する。し
かし、|T23h−T26s|>dtであれば、非接触
サーミスタ23の故障と判断し、これをユーザ又はサー
ビスマンへ、オペレーションモニタ又はネットワークを
介してホストコンピュータ等に告知する。
【0074】上述したように、本第2の実施の形態によ
れば、非接触サーミスタ23を用いることにより、セン
サレバーや透過型フォトインタラプタ等を新たに設ける
ことなく、加圧ローラ20の温度検出と同時に定着装置
21の加圧状態検知を兼ねることが可能となり、コスト
ダウンが大いに期待でき、定着装置21のランニングコ
ストを大きく低減することができる。また、同時に非接
触サーミスタ23の故障を検知することができる。
【0075】なお、上記の各実施の形態において、定着
フィルム19及び加圧ローラ20に対してそれぞれ複数
の非接触温度検知手段を設けても同様の効果を得ること
ができる。
【0076】また、第2の実施の形態の構成に、第1の
実施の形態で示したジャム検知手段を適用することがで
きることはいうまでもない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転体の温度制御のために温度検出をする非接触温度検
知部材が加熱材の搬送状態を検知することにより、従来
のジャム検知手段としてのセンサレバーや透過型フォト
インタラプタ等を設ける必要がなく、コストダウンが大
いに期待でき、またセンサレバー等によるプリントクォ
リティの劣化を防止することが可能となり、さらに搬送
不良を発生初期に判断することができるので搬送不良の
処理性を向上したり装置の破損を防止したりすることが
できる。
【0078】また、本発明によれば、非接触温度検知手
段の故障を容易に判断することができ、故障の場合は定
着装置の全てを交換することなく故障部位のみ交換する
ことができるため、定着装置のランニングコストが大き
く低減する。
【0079】また、本発明によれば、非接触温度検知部
材を用いることにより、センサレバーや透過型フォトイ
ンタラプタ等を新たに設けることなく、回転体の温度検
出と同時に定着装置の加圧状態検知を兼ねることが可能
となり、コストダウンが大いに期待でき、定着装置のラ
ンニングコストを大きく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカラー画像形
成装置の概略断面図。
【図2】図1の定着装置の構成を示し、(a)は定着装
置の一端部側の斜視図、(b)は定着装置の断面図。
【図3】図2の定着装置におけるサーミスタの取り付け
部を示し、(a)は排紙上ガイドへの非接触サーミスタ
の取り付け状態の斜視図、(b)は排紙下ガイドへの非
接触サーミスタの取り付け状態の斜視図。
【図4】 (a)(b)は本発明の第1の実施の形態に
係る定着装置における定着フィルムの表面温度の経時変
化を示す図。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係る定着装置を
示し、(a)は定着装置の一端部側の斜視図、(b)は
(a)の加圧解除機構を示す。
【図6】 (a)(b)は本発明の第2の実施の形態に
係る定着装置における加圧解除工程を示すフローチャー
ト。
【図7】 本発明の第2の実施の形態に係る定着装置の
側面図で、(a)は定着装置の離間状態を示す図、
(b)は定着装置の加圧状態を示す。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K レーザースキャナユニット 2Y、2M、2C、2K レーザー光 3Y、3M、3C、3K 帯電ローラ 4Y、4M、4C、4K 感光ドラム 5Y、5M、5C、5K 現像装置 6Y、6M、6C、6K 現像スリーブ 7a、7b、7c ベルト駆動ローラ 8 中間転写ベルト 9Y、9M、9C、9K バックアップローラ 10 給紙カセット 11 給紙ローラ 12a・12b、13a・13b 搬送ローラ対 14a・14b レジストローラ対 15 転写ローラ 16 クリーニングブレード 17 クリーナー 18 電磁誘導加熱手段 19 定着フィルム 19a ガイド位置決め板 19g 定着フィルムガイド 19s 摺動部材 20 加圧ローラ 20a ローラ軸 21 定着装置 23 非接触サーミスタ(加圧ローラ用) 23G 排紙下ガイド 23c 加圧解除カム 23h スリット 23s センサシャッタ 24 非接触サーミスタ(定着フィルム用) 24G 排紙上ガイド 25 接触サーミスタ(定着フィルム用) 26 接触サーミスタ(加圧ローラ用) 27 加圧解除軸 28 カム軸 29 加圧解除制御軸 30 加圧解除アーム 60、61 排紙トレイ 100 廃トナー搬送路 102 廃トナー回収容器 200 制御回路 A1 駆動伝達軸 A2 駆動伝達手段 B1Y、B1M、B1C、B1K 一次転写ポイント B2 二次転写ポイント C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8
ビス D 加圧バネ K 加圧解除機構 Kb 加圧解除板 M 定着モータ N ニップ部 S 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 510 G03G 21/00 510 // H05B 3/00 335 H05B 3/00 335 Fターム(参考) 2H027 DA12 DC05 DC16 DE07 DE10 ED25 EE01 EK03 GB08 2H033 AA18 AA36 AA42 BA25 BA31 BA32 BA34 BB33 BB35 BE03 BE06 CA04 CA06 CA07 CA30 CA34 CA38 CA58 2H072 AA02 AA07 AA16 AA22 AB20 CA01 3F048 AA01 AB01 BA14 BB10 CC02 DA08 DC00 EB37 3K058 AA97 BA18 CA12 CA22 CA61 CA70 CA92 CB02 GA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接されてニップ部を形成する一
    対の回転体と、前記一対の回転体のうち少なくとも一方
    を加熱する加熱手段と、前記一対の回転体のうち少なく
    とも一方の表面温度を検知する温度検知手段と、前記温
    度検知手段による検知温度から前記加熱手段を制御し、
    前記回転体の温度を所定温度に制御する温度制御手段
    と、を有し、前記ニップ部に被加熱材を導入搬送し加熱
    する加熱装置において、 前記温度検知手段は、前記回転体の表面温度を前記ニッ
    プ部の下流で非接触に検知する非接触温度検知部材を有
    し、前記非接触温度検知部材による検知情報と被加熱材
    の正常搬送時の温度情報に基づいて被加熱材の搬送状態
    を判断することを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記被加熱材が前記ニップ部を通過する
    際に低下する温度以下を前記非接触温度検知部材が検知
    すると、被加熱材の搬送不良であると判断することを特
    徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記被加熱材が正常に搬送されているな
    らば前記ニップ部を通過する時間の経過後において、前
    記非接触温度検知部材による検知温度が温調温度のまま
    変動しない場合に、被加熱材の搬送不良であると判断す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 互いに圧接されてニップ部を形成する一
    対の回転体と、前記一対の回転体のうち少なくとも一方
    を加熱する加熱手段と、前記一対の回転体のうち少なく
    とも一方の表面温度を検知する温度検知手段と、前記温
    度検知手段による検知温度から前記加熱手段を制御し、
    前記回転体の温度を所定温度に制御する温度制御手段
    と、を有し、前記ニップ部に被加熱材を導入搬送し加熱
    する加熱装置において、 前記温度検知手段は、前記回転体の表面温度を非接触お
    よび接触してそれぞれ検知する非接触温度検知部材と接
    触温度検知部材とを有し、前記非接触温度検知部材と前
    記接触温度検知部材との温度相関から被加熱部材の搬送
    状態を判断することを特徴とする加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送状態を報知する報知手段を有す
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記一対の回転体間の加圧を解除するた
    めに前記一方の回転体を他方の回転体に対して移動させ
    る加圧解除手段と、前記非接触温度検知部材による前記
    一方の回転体の温度検知を可能とする位置と不能とする
    位置との間を前記加圧解除手段の動作に連動して移動す
    るシャッタ部材を有し、前記非接触温度検知手段の温度
    検知状態により前記一対の回転体の加圧状態を判断する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の加
    熱装置。
  7. 【請求項7】 前記温度検知手段は、前記回転体の表面
    温度を非接触および接触してそれぞれ検知する非接触温
    度検知部材と接触温度検知部材とを有し、前記非接触温
    度検知部材と前記接触温度検知部材による検知温度に基
    づいて個別に温度制御を行ない、その時に検知した温度
    差に基づいて前記非接触温度検知部材の故障の有無を判
    断することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記
    載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 前記非接触温度検知部材の故障の判断に
    より故障であると判断された場合に、前記非接触温度検
    知部材が故障であることを使用者に報知する報知手段を
    有することを特徴とする請求項7に記載の加熱装置。
  9. 【請求項9】 前記非接触温度検知部材は、加熱装置本
    体に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請
    求項1から8のいずれかに記載の加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記温度検知手段による検知温度を報
    知する報知手段を有することを特徴とする請求項1から
    9のいずれかに記載の加熱装置。
  11. 【請求項11】 像担持体上のトナー像を転写材に転写
    させる画像形成手段と、前記転写材上に転写された未定
    着トナー像を加熱加圧により定着する定着手段とを有す
    る画像形成装置において、前記定着手段は請求項1から
    10のいずれかに記載の加熱装置であることを特徴とす
    る画像形成装置。
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