JP2010217442A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コスト・コンパクトでありながら定着ローラの摩耗量軽減に顕著な効果を奏する定着装置およびこれを有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 定着ニップ部Nの前段に、搬送径路Rを搬送される記録媒体Pとの接触で当該記録媒体Pから力を受けるフィーラー部材51を配置する。フィーラー部材51は、記録媒体Pから受けた力を、伝達部材61を介して分離爪44に伝達する。分離爪44は、定着ローラ42の表面に当接するように付勢手段47で付勢されている。定着ローラ42と非接触の待機姿勢から、定着ローラ42と接触する接触姿勢に移行させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、定着回転体と加圧回転体とにより現像剤像を記録媒体に定着させる定着装置、及び該定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機などの画像形成装置においては、加熱溶融性の樹脂からなるトナーを記録媒体に定着させるための定着装置が設けられる。定着装置としては、定着ローラ方式や熱定着ベルト方式等の加熱加圧方式を採用するのが一般的である。この加熱加圧方式の定着装置では、内部にハロゲンヒータ等の発熱体を備えた定着回転体と、これに圧接する加圧回転体とで回転体同士の圧接部であるニップ部を構成し、ニップ部に転写紙等の記録媒体を通過させる事により、記録媒体に担持されたトナー像を加熱、溶融して定着させる。定着後の記録媒体はニップ部から排出されるが、この際に溶融したトナーの粘着力によって記録媒体が定着回転体の表面に貼り付き、排出できなくなることがある。
この問題を解決するために、特許文献1(特開平7−140831号公報)に開示されているように、定着ローラの表面に、その回転に対してカウンター方向に分離爪等の分離補助部材を接触させ、記録媒体を定着回転体から強制的に剥離(分離)させる場合が多い。
しかしながら、特許文献1に記載の定着装置においては、分離爪を接触させた状態で定着ローラが回転するため、経時的には定着回転体の表面が摩耗する。そのため、部品寿命の末期においては、画像上に光沢ムラやスジ等のノイズが目立つようになる。
この画像品質の問題を解決するため、特許文献2(特開2004−67329号公報)には、搬送される記録媒体により分離爪保護部材の突出部に連動して分離爪の先端部を持ち上げ、分離爪を定着ローラから離間させる発明が開示されている。この発明によれば、定着ローラに接している分離爪が記録媒体の搬送される度に定着ローラから離間するので、分離爪との摺接による定着ローラ表面の摩耗量が減少し、定着装置の寿命増大を図ることができる。
しかしながら、この定着装置では、記録媒体のニップ部への搬送時以外は常に分離爪が定着ローラ表面に接触する。通常の定着装置の稼動状態では、通紙に要する時間よりもウォームアップ動作や印字後の定着ローラの表面温度上昇を軽減するための空転動作など、非通紙で定着回転体を回転させる時間が圧倒的に長い。一例として、20頁/分〜25頁/分程度(記録媒体搬送速度にして120mm/sec〜150mmsec程度)の印刷効率を有する画像形成装置が、印刷一回につき3頁程度、50頁/日程度の頻度で印刷する場合を想定すると、通紙のみに要する時間は定着ローラの総回転時間の12〜23%程度である。このため、特許文献2に記載された定着装置では、定着ローラ表面の摩耗量の削減効果が十分とはいえない。
また、特許文献3(特開平4−125583号公報)では、定着ローラと加圧ローラとの間に搬送される記録媒体の有無をセンサによって検出し、その信号に基づいてソレノイドで分離爪の定着ローラに対する接触・離間を制御する発想が記載される。この装置は、定着回転体と分離補助部材間の積算接触時間を減少させることで定着回転体の表面摩耗を抑制し、常に一定の印刷品位を維持することを目的としている点で特許文献2に記載の定着装置と共通するが、通紙中のみ分離爪を定着回転体に当接させるため、先述の条件で計算した分離爪の積算離間時間は定着ローラの総回転時間の77%〜88%となり、特許文献2と比較して定着ローラの摩耗軽減効果を高めることができる。
しかしながら、分離爪の当接状態を切り替えるための機構として、ソレノイドをはじめとする電磁的な構成を別途装置内に設置する必要があり、定着装置の大型化や製造コストの増大を招く。
本発明は、以上の事情に鑑み、低コスト・コンパクトでありながら定着ローラの摩耗量軽減に顕著な効果を奏する定着装置およびこれを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、加熱源を有する定着回転体と、前記定着回転体に当接することで定着ニップ部を形成する加圧回転体と、前記定着回転体に対し接離可能で、定着回転体との接触時に前記定着ニップ部を通過した記録媒体を定着回転体から分離させる分離補助部材とを具備し、前記記録媒体に担持された現像剤像を熱および圧力を用いて定着させる定着装置であって、前記定着ニップ部の前段に配置され、搬送径路を搬送される記録媒体との接触で当該記録媒体から力を受ける入力部材と、入力部材が受けた前記力を前記分離補助部材に伝達し、当該分離補助部材を、定着回転体と非接触の待機姿勢から、前記定着回転体と接触する接触姿勢に移行させる伝達部材とを備えるものである。
これにより、記録媒体との接触で入力部材が受けた力は、伝達部材を介して機械的に分離補助部材に伝達される。そのため、分離補助部材を確実に待機姿勢から接触姿勢に移行させることができる。
(2)この構成においては、分離補助部材を定着回転体に接触させるように付勢する付勢手段をさらに設けることができる。
これにより、分離補助部材が定着回転体の方向に付勢されるため、分離補助部材の接触姿勢を安定して保持することが可能となる。
(3)この際、伝達部材で分離補助部材を押圧することにより、付勢手段の付勢力に抗して分離補助部材を定着回転体から離間させるようにすれば、伝達部材による分離補助部材の押圧を解除するという簡単な操作を行うだけで、付勢手段の付勢力により、分離補助部材を定着回転体に接触させることが可能となる。
(4)分離補助部材を回転可能に支持し、分離補助部材に、その回転中心と、前記定着回転体に対する接触部とを結ぶ線に交差する方向に延びた受圧部を設け、伝達部材で受圧部を押圧するのが望ましい。
通常の定着装置では、分離補助部材の周辺に十分なスペースを確保することが難しく、従って、伝達部材で分離補助部材を押圧しようとしても、押圧力の作用方向を分離補助部材の表面と平行に近い方向にとらざるを得ない。そのため、伝達部材から分離補助部材への押圧力の伝達効率が低下する。この点、上記の構成であれば、必要スペースを最小限に抑えながら、押圧力の作用方向を分離補助部材の表面に対して直角に近付けることができる。従って、押圧力の伝達効率が向上し、分離補助部材を確実に待機姿勢に保持し、あるいは待機姿勢に復帰させることができる。
(5)記録媒体と接触した入力部材は、以後、搬送径路よりも加圧回転体側で記録媒体に接触させるのが望ましい。
定着ニップ部搬送直前の記録媒体の定着ローラ側の面には、未定着の現像剤画像が形成されているので、この面に入力部材を接触させると、画像品質が低下する。これに対し、上記構成であれば、入力部材が現像剤画像の形成されていない面(両面印刷の場合は、定着済みの画像が形成された面)と接触するので、かかる不具合を防止することができる。
(6)入力部材は回転可能に支持する。その際、入力部材の回転軸は定着回転体の回転軸と平行にする。
(7)この時、入力部材の回転中心を、記録媒体の搬送経路よりも加圧回転体側に設ければ、記録媒体と接触し、回転した入力部材を、以後は、搬送径路よりも加圧回転側で記録媒体に接触させることができ、上記(5)で述べた不具合を防止することができる。
(8)入力部材の回転軸を、前記搬送径路を搬送される前記記録媒体の両端を越えて延在させ、入力部材の回転軸のうち、記録媒体の両端を超えて延在した部分のいずれか一方または双方に伝達部材を当接させるのが好ましい。
これにより、入力部材と伝達部材との当接部が記録媒体と干渉することはなく、入力部材が記録媒体との接触で受けた力を確実に伝達部材に伝達することができる。
(9)入力部材の回転軸に、搬送径路を搬送された記録媒体と接触する接触部を突設するのが好ましい。
これにより、入力部材の接触部のうち、実際に記録媒体と接触した部分と、入力部材の回転中心との間の距離を大きくすることができる。そのため、記録媒体との接触で入力部材が受ける回転トルクが大きくなり、分離補助部材の姿勢を確実に変換させることができる。
(10)入力部材の接触部は、入力部材の回転軸の軸方向複数箇所に設けることができる。
これにより、記録媒体が入力部材の接触部と接触した際に記録媒体に作用する荷重が分散されるため、記録媒体にシワやコバ面傷が生じるのを防止することができる。
(11)入力部材の回転軸を軸方向の複数箇所で軸支することにより、当該回転軸の撓みを防止することができる。
(12)伝達部材を回転可能に支持し、その回転軸に、入力部材と当接する入力側当接部と、分離補助部材と当接する出力側当接部とを設けることができる。
この場合、記録媒体との接触で入力部材に作用した力が、入力側当接部を介し、回転トルクの形で伝達部材に伝達される。この力を受けて伝達部材が回転するため、出力側当接部で分離補助部材を押圧し、分離補助部材に当該力を伝達することができる。
(13)伝達部材の回転中心は、記録媒体の搬送径路よりも定着回転体側に設けるのが望ましい。
分離補助部材は、定着ニップ部の出口側で定着回転体の回転のカウンター方向から定着回転体の表面押し当てられる。そのため、分離補助部材は、定着ニップ部よりも定着回転側の領域に配置されるのが通例である。仮に伝達部材の回転中心を記録媒体の搬送経路よりも加圧回転体側に設け、伝達部材を分離補助部材に当接させようとすると、定着ニップ部の出口を伝達部材が跨ぐことになり、定着ニップ部からの記録媒体の排出が難しくなる。これに対し、上記のように、伝達部材の回転中心を記録媒体の搬送経路よりも定着回転体側に設ければ、伝達部材が定着ニップ部の出口を跨ぐことはなく、上記不具合を防止することができる。
(14)伝達部材に、入力側当接部が入力部材と当接し、出力側当接部が分離補助部材と当接する方向の付勢力を作用させて、これら当接状態を保持するのが望ましい。
入力部材と入力側当接部材との間や出力側当接部と分離補助部材との間に隙間があると、それぞれの隙間を解消する分だけ力の伝達がワンテンポ遅れることになる。これに対し、上記構成であれば、入力部材から入力側当接部への力の伝達、および出力側伝達部から分離補助部材への力の伝達をタイムラグなくダイレクトに行うことができる。そのため、分離補助部材の待機姿勢から接触姿勢への移行を速やかに行うことができる。
(15)伝達部材の入力側当接部および出力側当接部は、何れも伝達部材の回転中心よりも記録媒体の搬送径路側に設けておくのが望ましい。
これにより、伝達部材がその自重で一方の回転方向に付勢される。入力側当接部よりも当該回転方向に先行した位置に入力部材を配置し、かつ出力側当接部よりも当該回転方向に先行した位置に分離補助部材を配置しておけば、入力部材と入力側当接部との当接、および分離補助部材と出力側当接部との当接を伝達部材の自重回転で保持することができ、上記付勢力を、専用部品を追加することなく得ることができる。
(16)上記構成においては、入力部材から力を受けて回転した伝達部材と係合し、伝達部材のそれ以上の回転を規制する規制部をさらに設けておくのが望ましい。
かかる構成であれば、分離補助部材を接触姿勢に移行させる時の伝達部材の姿勢が規定されるので、定着回転体の表面に対する分離補助部材の接触圧が過大となる事態を防止することができる。
(17)分離補助部材を定着回転体の回転軸方向に沿った3箇所以上に配置した場合、隣接する3つの分離補助部材のうち、中央に配置される第1の分離補助部材の定着回転体との接触位置を、その両隣に配置される第2の分離補助部材の定着回転体との接触位置よりも、定着回転体の回転方向の下流側に設けることができる。
これにより、加圧回転体との接触で加圧された定着回転体がベンディングした際に、定着回転体に対する各分離補助部材の接触位置を揃えることができ、定着回転体に貼り付いた記録媒体の剥離をスムーズに行うことができる。
(18)一様に帯電された像担持体上を露光し現像剤を供給して形成される可視像を記録媒体に転写し定着して機外に排出する画像形成装置においては、以上に述べた各構成の定着装置を用いて定着を行うことができる。
本発明によれば、記録媒体との接触で入力部材が受けた力を、伝達部材を介して機械的に分離補助部材に伝達し、分離補助部材を定着回転体に接触・離間させている。そのため、センサ・ソレノイド等の電磁的情報伝達手段を使用して同様の作業を行う場合に場合に比べ、装置の低コスト化およびコンパクト化を図ることができる。また、分離補助部材の姿勢制御が外乱の影響を受け難くくなり、制御安定性が向上する。
さらに、定着ニップ部の前段で記録媒体の通過を検知するので、常時は分離補助部材を定着回転体から離間させ、定着ニップ部への記録媒体の導入時のみ分離補助部材を定着回転体に接触させるような制御が実現可能となる。そのため、分離補助部材の定着回転体に対する積算離間時間を増し、定着回転体の摩耗を抑制して製品寿命の増大を図ることができる。
カラー画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 本発明にかかる定着装置の断面図であって、分離爪が待機姿勢の状態を示す。 本発明にかかる定着装置の断面図であって、分離爪が接触姿勢の状態を示す。 分離爪の姿勢を制御する制御機構を示す斜視図である。 (a)図は分離爪の斜視図、(b)図は定着ローラと分離爪の接触部の拡大断面図、(c)図は(b)図の要部を拡大した図である。 フィーラー部材の平面図である。 クリーニングローラを有する定着装置の側面図である。 分離爪の他の構成例を示す側面図である。 フィーラー部材の他の構成例を示す斜視図である。 定着装置の他の実施例を示す側面図である。 定着装置の他の実施例を示す側面図である。 定着装置の他の実施例を示す側面図である。 定着装置の主要部を示す平面図である。
図1は、本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、画像形成装置本体12に対して着脱可能に構成された4つのプロセスユニット11Y,11C,11M,11Bkを備えている。各プロセスユニット11Y,11C,11M,11Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。そこで、1つのプロセスユニット11Yを例にその構成を説明する。
プロセスユニット11Yは、像担持体としての感光体1と、感光体1の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ13と、感光体1の表面にトナー(現像剤)を供給する現像手段としての現像装置6と、感光体1の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード14を備えている。
図1において、各プロセスユニット11Y,11C,11M,11Bkの上方には、感光体1の表面を露光する露光手段としての露光装置15が配設されている。一方、各プロセスユニット11Y,11C,11M,11Bkの下方には、中間転写ユニット16が配設されている。中間転写ユニット16は、無端状のベルトから構成される中間転写ベルト17を有する。中間転写ベルト17は、駆動ローラ18及び従動ローラ19に張架され、図の矢印の方向に周回走行可能に構成されている。
4つの感光体1に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ20が配設されている。各一次転写ローラ20は中間転写ベルト17を介して感光体1に圧接されており、各感光体1と中間転写ベルト17との間に一次転写ニップ部を形成している。また、駆動ローラ18に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ21が配設されている。この二次転写ローラ12は、中間転写ベルト17を介して駆動ローラ18に圧接されており、二次転写ローラ21と中間転写ベルト17との間に二次転写ニップ部を形成している。
また、中間転写ベルト17の外周面には、ベルトクリーニング装置22が配設されている。このベルトクリーニング装置22から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、中間転写ユニット16の下方に配設された廃トナー収容器23の入り口部に接続されている。
画像形成装置本体12の下部には、紙やOHPシート等の記録媒体Pを収容した記録媒体収容部24や、記録媒体収容部24から記録媒体Pを搬出する給紙ローラ25等が設けてある。また、画像形成装置本体12内には、記録媒体Pを画像形成装置本体12の上面に設けたストック部26へと搬送するための搬送経路Rが形成されている。この搬送経路Rにおいて、給紙ローラ25と二次転写ローラ21との間には、一対のレジストローラ27a,27bが配設されている。また、二次転写ローラ21よりも、搬送経路Rの搬送方向下流側(図の上方)には、記録媒体P上の画像を定着させるための定着装置40が配設されている。定着装置40は、定着ローラ42と加圧ローラ43等を有する。定着ローラ42と加圧ローラ43は互いに圧接されており、それらの間に定着ニップ部Nを形成している。また、搬送経路Rの搬送方向下流端部には、記録媒体Pを装置外に排出するための一対の排出ローラ31a,31bが配設されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、各プロセスユニット11Y,11C,11M,11Bkの感光体1が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体1の表面が帯電ローラ13によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体1の表面には、露光装置15からレーザ光がそれぞれ照射されて、それぞれの感光体1の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体1に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体1上に形成された静電潜像に、各現像装置6によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として可視像化される。
中間転写ベルト17を張架する駆動ローラ18が図示しない駆動装置によって図の反時計回りに回転駆動される。これにより、中間転写ベルト17が図の矢印で示す方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ20に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ20と各感光体1との間の一次転写ニップ部において転写電界が形成される。そして、各プロセスユニット11Y,11C,11M,11Bkの感光体1に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップ部において形成された転写電界によって、中間転写ベルト17上に順次重ね合わせて転写される。かくして中問転写ベルト17はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。
トナー画像が転写された後の各感光体1の表面に付着する残留トナーは、各クリーニングブレード14によって感光体1の表面から除去され、次いで、その表面が図示していない除電装置によって除電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
記録媒体収容部24に収容された記録媒体Pは、給紙ローラ25が回転することによって、搬送経路Rに送り出される。搬送経路Rに送り出された記録媒体Pは、レジストローラ27a,27bによってタイミングを計られて、二次転写ローラ21とそれに対向する駆動ローラ18との間の二次転写ニップ部に送られる。このとき二次転写ローラ21に、中問転写ベルト17上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加され、二次転写ニップ部に転写電界が形成される。そして、二次転写ニップ部に形成された転写電界によって、中間転写ベルト17上のトナー画像が記録媒体P上に一括して転写される。トナー画像を転写された記録媒体Pは定着装置40へと搬送され、その記録媒体Pが定着ニップNを通過する際に熱と圧力が加えられてトナー画像が熔融されて定着される。トナー画像が定着された記録媒体Pは、排出ローラ31a、31bによってストック部26へと排出される。また、転写後の中間転写ベルト17上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置22によって除去される。そして、除去されたトナーは、廃トナー収容器23へ搬送され回収される。
以上の説明は、記録媒体P上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット11Y,11C,11M,11Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、図2〜図8に基づいて、本発明の特徴部分である定着装置40の構成について説明する。
図2は、本発明の特徴部分である定着装置40の要部構成を示す断面図である。定着装置40は、加熱原41により加熱される定着回転体としての定着ローラ42と、図示しない加圧機構により定着ローラ42に圧接されながら回転する加圧回転体としての加圧ローラ43と、定着ローラ42の外周面に対して接触・離間する分離補助部材としての分離爪44と、分離爪44の姿勢を制御する制御機構45とを備えている。定着ローラ42と加圧ローラ43との当接部で定着ニップ部Nが形成され、トナー像Tを担持した記録媒体Pは、入口ガイド46に案内されて定着ニップ部Nに搬送される。
定着ローラ42は、熱伝導性基体の周囲に弾性層を形成し、さらに被覆層で被覆された円筒状部材で、回転軸O1を中心として回転駆動される。熱伝導性基体としては、所要の機械的強度を有し、熱伝導性の良好な材料、例えばアルミニウム材が用いられる。この他、炭素鋼、耐熱性ガラス等も用いることができる。また、弾性層は、例えばシリコーンゴムやフッ素ゴム等の合成ゴムで形成される。さらに弾性層の外側(外周面)の被覆層は、トナーとの離型性を良好とすると共に、弾性層の耐久性を高めるためのもので、熱伝導率が高く耐熱性に富む材料で形成される。例えばフッ素樹脂(PFA)チューブで被覆したもの、フッ素樹脂(PFAまたはPTFE)塗料を塗布したもの、あるいはシリコーンゴム層やフッ素ゴム層を成形したもの等が被覆層として用いられる。
定着ローラ42の周囲には、図示しない温度検知手段(温度センサ)、異常温度防止用のサーモスタット等が配置され、温度センサからの検出信号により、定着ローラ42の表面温度は所定の温度域内に制御されている。図7に示すように、定着ローラ42の外周面にクリーニングローラ50を接触させておけば、分離爪44の爪痕を軽減することができる。
加圧ローラ43は、芯金、芯金の外側(外周)に形成された弾性層、および弾性層を被覆する被覆層からなる円筒状部材で、回転軸O2を中心として回転駆動される。芯金として、例えばSTKM等が用いられ、弾性層として、シリコーンゴムやフッ素ゴム、あるいはこれらの発泡体が用いられる。被覆層は、例えば離型性に富むPFA,PTFA等の耐熱性フッ素樹脂のチューブで形成される。
定着ニップ部Nにおいては、定着ローラ42の加熱源41からの所定の熱量が記録媒体Pに付与され、かつ圧力を加えられることで、記録媒体P上のトナー像Tが加熱定着される。分離爪44は、その先端48を定着ローラ42の表面に接触することで、溶融したトナーの粘着力により定着ローラ42の表面に張り付いた記録媒体Pを剥離させる。
分離爪44は、爪本体44aおよび受圧部44bを有する。この分離爪44は回転可能に支持され、その回転中心O3は、定着ローラ42の回転軸1と平行である。受圧部44bは、分離爪44の回転中心O3と、定着ローラ42に対する接触部(先端48)とを結ぶ線と交差する方向(図2では略直交する方向)に延びている。回転中心O3の搬送径路R側に爪本体44aが配置され、その反対側に受圧部44bが配置される。爪本体44aとフレーム等の静止側部材との間に、引張バネ等からなる付勢手段47が配置され、この付勢手段47の付勢力で、爪本体44aはその先端48を定着ローラ42に押し付ける方向に常時付勢される。
分離爪44のうち、少なくとも爪本体44aは、PFAやPEK,PEEKなどの離型性、摺動性が良好な材料で形成される。表層にPFAやテフロン(登録商標)などの離型性や摺動性の良い材料をコーティングしてもよい。受圧部44bは、爪本体44aと同材料で形成する他、他の材料で形成してもよい。図5(a)に示すように、爪本体44aの幅Wは、2mm以上とする。幅がこれよりも小さいと爪本体44aの強度が低下し、ジャム時に爪本体44aの変形や破損、さらには定着ローラ42や加圧ローラ43の損傷を招くおそれがある。
なお、分離爪44の数は任意であり、例えば定着ローラ2の軸方向中央付近に一つだけ配置することができる。もちろん画像形成装置が対応する記録媒体のサイズに応じて定着ローラ42の軸方向複数箇所に分離爪44を設置してもよい。
また、分離爪44のうち、記録媒体Pと摺接する側の面には、図8に示すように、ローラ等からなる出口ガイド49を形成することもできる。この種のガイド49を配置することによって、定着ニップ部Nから記録媒体Pを安定して排出することが可能となる。
図5(b)に示すように、定着ローラ42に分離爪44が接触した時の分離爪44の先端48と、定着ニップ部Nの出口との間の距離Lは4〜5mmの範囲に設定するのが望ましい。距離Lがこれよりも小さいと、記録媒体Pが爪本体44aの背面と摺接し、ノイズ発生の原因となる。Lがこれよりも大きいと記録媒体Pが定着ローラ42に貼り付く時間が長期化し、ホットオフセットやカールの問題を顕著となる。図5(c)に示すように、接触時の分離爪44の先端48と定着ローラ42の外周面とのクリアランスCは0.1mm未満とする。Cがこれよりも大きいと、剛性の低い記録媒体P(薄紙や高含水率紙等)の分離に支障を来たし、Cがこれよりも小さいと、ジャム時に定着ローラ42や加圧ローラ43を損傷させるおそれがある。
図5(b)に示すように、分離爪44は、定着ローラ42の外周面に接触し、あるいは離間した何れの状態でも、定着ニップ部Nの出口における定着ローラ42外周面の接線xよりも定着ローラ42側の領域に位置させる。これにより、何らかの理由で分離爪44が定着ローラ42から離間した状態で定着ニップ部Nに記録媒体Pが供給された場合でも、定着ニップ部Nから排出された記録媒体Pと分離爪44との干渉、およびこれによるジャムの発生を防止することができる。
制御機構45は、入力部材としてのフィーラー部材51と、伝達部材61とで構成される。
このうち、フィーラー部材51は、図4に示すように、回転軸52と、回転軸52の軸方向中央で半径方向に突出させた接触部53と、回転軸52の両端で半径方向に突出させた押圧部54とで構成される。回転軸52は、記録媒体の両端を越えて延びており、接触部53および押圧部54は、何れも回転軸52と一体回転可能である。接触部53は、搬送経路R上を搬送される記録媒体Pと干渉する位置まで半径方向に突出していて、搬送経路Rを搬送される記録媒体Pと接触可能である。これに対し、押圧部54は、搬送経路Rを搬送される記録媒体Pの両側方にあって記録媒体Pとは接触しない。入力側軸部53と出力側軸部54の周方向位置は僅かにずれており、フィーラー部材51が後述の待機姿勢にある時(図2参照)は、接触部53が押圧部54よりも定着ニップ部Nに接近する側にある。
フィーラー部材51は、図2および図3に示すように、回転軸52の軸芯O4を中心として正逆方向に回転自在に支持され、その回転中心O4は定着ローラ42の回転軸O1と平行である。フィーラー部材51の回転中心O4は、記録媒体Pの搬送経路Rよりも加圧ローラ43側の領域にある。フィーラー部材51は、接触部53が記録媒体Pに接触可能となる待機姿勢(図2)と、接触部53が搬送経路Rから退避した退避姿勢(図3)との間で正逆方向に回転する。図2に示す待機姿勢からのフィーラー部材51の反時計方向の回転を規制するため、フィーラー部材51の接触部53にはストッパ55を当接させる。なお、図3では、図面の簡略化のため、図2に示す入口ガイド46の図示を省略している。
フィーラー部材51の回転軸52は、図6に示すように複数(例えば4つ)の軸受55(滑り軸受・転がり軸受を問わない)によって回転自在に支持される。フィーラー部材51の回転軸52の撓みを防止するためには、軸受55の数を多くするのが良いが、多すぎると軸受55で生じる抵抗が増し、フィーラー部材51の回転運動の円滑性が損なわれる。従って、軸受55の数は、画像形成装置のサイズや要求性能等に応じて適切に設定する。
伝達部材61は、図2〜図4に示すように、回転軸62と、回転軸62の両端から半径方向に延びた入力側当接部63と、回転軸62の軸方向中央から半径方向に延びた出力側当接部64とで構成される。入力側当接部63および出力側当接部64は、何れも回転軸62と一体回転可能である。入力側当接部63はフィーラー部材51を軸方向両側から挟むようにして、フィーラー部材51の回転軸52の両軸端近傍まで延びている。出力側当接部64は、分離爪44の受圧部44bと当接できる位置まで延びている。
伝達部材61の回転軸62は、その軸芯O5を定着ローラ42の回転軸O1と平行にして、記録媒体Pの搬送経路Rよりも定着ローラ42側の領域に配置される。図示は省略するが、伝達部材61の回転軸62も複数の軸受で回転自在に支持される。これにより伝達部材61は、回転軸62の軸芯O5を中心として正逆方向に揺動可能となる。
両入力側当接部63の先端部の内側面には、それぞれ当接ピン65が固定される。当接ピン65は、フィーラー部材51の押圧部54よりも定着ニップ部側(図2の例でいえば、押圧部54の上方)で押圧部54と当接している。
図2から明らかなように、伝達部材61の入力側当接部63および出力側当接部64は、何れも回転中心O5よりも搬送径路R側の領域に重心を有する。そのため伝達部材61全体の重心Gも、回転中心O5よりも搬送径路R側の領域にある。従って、伝達部材61は、その自重により、時計回りに回転するよう常時付勢されている。この回転方向の付勢力が、出力側当接部64および受圧部44bを介して分離爪44の爪本体44aに伝達されるため、爪本体44aは付勢手段47の付勢力に抗して反時計方向に回転する。これにより、分離爪44の先端48が定着ローラ42の外周面から離間する。この離間状態が保持されるように、付勢手段47の付勢力(弾性力)を定める。
以上に説明した定着装置40の作動を以下に説明する。
図2に示すように、記録媒体Pがフィーラー部材51と接触する前の状態では、フィーラー部材51が待機姿勢にある。この時、上記のように伝達部材61に時計方向の自重による付勢力が作用するため、フィーラー部材51の押圧部54と伝達部材61の当接ピン65との間、および伝達部材61の出力側当接部64と分離爪44の受圧部44bとの間が当接状態となる。また、伝達部材61の自重付勢力で、分離爪44が付勢手段47の付勢力に抗して反時計方向に押圧されるため、分離爪44の先端48は定着ローラ42の外周面から離間する。
搬送径路R上を搬送された記録媒体Pがフィーラー部材51の接触部53に接触すると、その衝撃でフィーラー部材51が時計方向に回転し、接触部53が搬送径路R上から退避してフィーラー部材51が退避姿勢に移行する(図3参照)。このため、記録媒体Pは、入口ガイド46に案内されてスムーズに定着ニップ部Nに供給される。フィーラー部材51が記録媒体Pとの接触によって受けた力は、フィーラー部材51の回転運動に変換され、押圧部54と当接ピン65との当接部を介して伝達部材61に伝達される。この際、押圧部54と当接ピン65との当接部で滑りが生じる。
このようにして、フィーラー部材51の接触部53から受けた力により、伝達部材61は反時計方向に回転する。これに伴い、伝達部材61の出力側当接部64が分離爪44の受圧部44bから離れる方向に移動し、出力側当接部64から受圧部44bに付与されていた押圧力が解除される。そのため、分離爪44が付勢手段47の付勢力で時計方向に回転し、図3に示すように分離爪44の先端48が定着ローラ42の外周面に接触する。これにより、定着ニップ部Nにて加熱加圧され、定着ローラ42表面に貼り付いた記録媒体Pが定着ローラ42から剥離(分離)される。
この時、図3に示すように、伝達部材61に上から係合し、伝達部材61のそれ以上の反時計回転を規制する規制部71を設けておけば、定着ローラ42に対する分離爪44の接触圧(線圧)を一定にすることができる。この規制部71は、図4に示すように、例えば定着ローラ42や加圧ローラ43を支持する側板70を部分的に切り曲げることによって形成することができる。
記録媒体Pの全体がフィーラー部材51上を通過し終えると、フィーラー部材51が自重で反時計方向に回転し、さらに押圧部54がストッパ55に当接することで、フィーラー部材51が待機姿勢に復帰する。これに伴い、伝達部材61が自重付勢力で時計方向に回転し、さらに出力側当接部64が分離爪44を押圧するため、伝達部材61および分離爪44の双方が図2に示す待機姿勢に復帰する。
なお、図4では、伝達部材61に一つの出力側当接部64を設けているが、分離爪44が定着ローラ42の回転軸方向の複数個所に配置されている場合には、これと同数の出力側当接部64を伝達部材61の回転軸62に取り付け、各出力側当接部64と分離爪44とを1対1に当接させる。
以上の構成を有する本願発明によれば、以下の作用効果が得られる。
記録媒体Pとの接触でフィーラー部材51が受けた力を、伝達部材61を介して機械的に分離爪44に伝達し、分離爪44の定着ローラ42に対する接触・離間の切り替えを行っている。そのため、センサ・ソレノイド等の電磁的情報伝達手段を使用する場合に比べ、低コスト化およびコンパクト化を図ることができる。また、分離爪44」の姿勢制御が外乱の影響を受けにくく、制御安定性が向上する。
定着ニップ部Nの前段で記録媒体Pの通過を検知するので、常時は分離爪44を定着ローラ42から離間させ、定着ニップ部Nへの記録媒体の導入直前に分離爪44を定着ローラ42に接触させるような制御が容易に実現できる。そのため、分離爪44の定着ローラ42に対する積算離間時間を増やし、定着ローラの摩耗を抑制して製品寿命を向上させることができる。
伝達部材61が常時時計周りの回転方向に付勢されているため、フィーラー部材51の押圧部54と当接ピン65との間、および伝達部材61の出力側当接部64と分離爪44の受圧部44bとの間が待機中も当接状態になっている。そのため、フィーラー部材51の姿勢変化をタイムラグなくダイレクトに分離爪44に伝達することができ、分離爪44の姿勢切り替えが迅速に行われる。特に上記のように、この付勢力を伝達部材61の自重による回転で得るようにすれば、部品点数の増大や構成の複雑化も回避することができる。
分離爪44に、分離爪44の回転中心3と定着ローラ42に対する接触部とを結ぶ線と交差する方向に延びた受圧部44bを形成しているので、伝達部材61の出力側当接部64を直角に近い角度で分離爪44の表面に押し当てることができる。従って、出力側当接部64から分離爪44への押圧力の伝達効率が増し、分離爪44を確実に待機姿勢に復帰させ、あるいは保持することができる。
本発明の定着装置では、記録媒体Pと接触したフィーラー部材51は、以後、搬送径路Rよりも加圧ローラ側で記録媒体Pに接触する。定着ニップ部Nに搬送する直前の記録媒体Pの定着ローラ42側の面には、未定着のトナー像Tが形成されているので、この面にフィーラー部材51を接触させると、画像品質が低下する。これに対し、上記構成であれば、フィーラー部材51がトナー像Tの形成されていない面(両面印刷の場合は、定着済みの画像が形成された面)と接触するので、かかる不具合を防止することができる。
以下、本発明の他の実施例を図9〜図13に基づいて説明する。なお、以下の説明において、図2〜図8に示す実施例1の定着装置と共通する構成・および機能を有する部材については、実施例1と共通する参照番号を付している。
上記実施例1では、図4に示すように、一つの接触部53を有するフィーラー部材51を例示している。フィーラー部材51の数は任意であり、図9に示すように、回転軸52に複数(図面では3つ)の接触部53を設けてもよい。この場合、記録媒体Pが接触部53と接触した際に記録媒体Pに作用する荷重が分散されるため、記録媒体Pにシワやコバ面傷が生じるのを防止することができる。
図10に、本発明の定着装置の第2実施例を示す。上記実施例1では、伝達部材61に作用させる付勢力を、伝達部材61の自重で与える場合を例示しているが、弾性部材72の弾性力を利用して与えることもできる。図10では、その一例として、伝達部材61の入力側当接部63と静止側部材との間に引っ張り状態の弾性部材72を介在させた構成を示している。図示は省略するが、フィーラー部材51と静止側部材との間に弾性部材を介在させてもよい。
図11に、本発明の定着装置の第3実施例を示す。上記実施例1では、フィーラー部材51と伝達部材61との間の力の伝達が、押圧部54と当接ピン65との当接・滑りを介して行われ、かつ両者は離反可能な状態にある。同様の機能は、図11に示すように、押圧部54と入力側当接部63の何れか一方に設けた長孔73と、この長孔73に嵌入させたピン74との組み合わせでも得ることができる。この場合、フィーラー部材51と伝達部材61、および伝達部材61と分離爪44をそれぞれ連結状態にしたリンク機構が構成される。
この構成であれば、制御機構45の強度向上を図ることができる。また、記録媒体Pが定着ニップ部Nを通過した後、待機状態に復帰する際に、フィーラー部材51の自重も利用することができる。
図12に、本発明の定着装置の第5実施例を示す。上記実施例1では、分離爪44が定着ローラ42に接触する方向へ付勢手段47の付勢力を作用させているが、これとは逆に、分離爪44が定着ローラ42から離反する方向に付勢手段47の付勢力を作用させることもできる。図12は、その一例を示すもので、付勢手段47として、圧縮状態の弾性部材を使用している。なお、図示例ではフィーラー部材51と伝達部材61が一体化されており、これらはOと中心として回転自在に支持されている。
分離爪44を定着ローラ42の回転軸O1方向に沿った3箇所以上に配置した場合には、図13に示すように、隣接する3つの分離爪441,442のうち、中央に配置される第1の分離爪441の定着ローラ42との接触位置を、その両隣に配置される第2の分離爪442の定着ローラとの接触位置よりも、距離δだけ定着ローラ43の回転方向の下流側に設けることができる。
これにより、加圧ローラ43との接触で加圧された定着ローラ42がベンディングした際に、定着ローラ42に対する各分離爪441,442の接触位置を揃えることができ、定着ローラ42に貼り付いた記録媒体Pの剥離をスムーズに行うことができる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。また、本発明に係る画像形成装置としては、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
40 定着装置
41 加熱源
42 定着ローラ(定着回転体)
43 加圧ローラ(加圧回転体)
44 分離爪(分離補助部材)
44a 爪本体
44b 受圧部
47 付勢手段
51 フィーラー部材(入力部材)
52 回転軸
53 接触部
54 押圧部
61 伝達部材
62 回転軸
63 入力側当接部
64 出力側当接部
70 側板
71 規制部
441 第1の分離爪(第1の分離補助部材)
442 第2の分離爪(第2の分離補助部材)
N 定着ニップ部
P 記録媒体
R 搬送経路
特開平7−140831号公報 特開2004−67329号公報 特開平4−125583号公報

Claims (18)

  1. 加熱源を有する定着回転体と、前記定着回転体に当接することで定着ニップ部を形成する加圧回転体と、前記定着回転体に対し接離可能で、定着回転体との接触時に前記定着ニップ部を通過した記録媒体を定着回転体から分離させる分離補助部材とを具備し、前記記録媒体に担持された現像剤像を熱および圧力を用いて定着させる定着装置であって、
    前記定着ニップ部の前段に配置され、搬送径路を搬送される記録媒体との接触で当該記録媒体から力を受ける入力部材と、入力部材が受けた前記力を前記分離補助部材に伝達し、当該分離補助部材を、定着回転体と非接触の待機姿勢から、前記定着回転体と接触する接触姿勢に移行させる伝達部材とを備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記分離補助部材を前記定着回転体に接触させるように付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記伝達部材で前記分離補助部材を押圧することにより、前記付勢手段の付勢力に抗して前記分離補助部材を前記定着回転体から離間させることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記分離補助部材を回転可能に支持し、該分離補助部材に、その回転中心と、前記定着回転体に対する接触部とを結ぶ線に交差する方向に延びた受圧部を設け、前記伝達部材で前記受圧部を押圧することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記記録媒体と接触した前記入力部材が、以後、前記搬送径路よりも前記加圧回転体側で前記記録媒体に接触することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記入力部材を回転可能に支持し、かつその回転軸を定着回転体の回転軸と平行にしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 入力部材の回転中心を、前記記録媒体の搬送経路よりも前記加圧回転体側に設けたことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記入力部材の回転軸を、前記搬送径路を搬送される前記記録媒体の両端を越えて延在させ、前記入力部材の回転軸のうち、前記記録媒体の両端を超えて延在した部分のいずれか一方または双方に、伝達部材を当接させることを特徴とする請求項6または7に記載の定着装置。
  9. 前記入力部材の回転軸に、前記搬送径路を搬送された記録媒体と接触する接触部を突設したことを特徴とする請求項6〜8いずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記接触部を、前記入力部材の回転軸の軸方向複数箇所に設けたことを特徴とする請求項8または9に記載の定着装置。
  11. 前記入力部材の回転軸を軸方向の複数箇所で軸支したことを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に記載の定着装置。
  12. 前記伝達部材を回転可能に支持し、その回転軸に、前記入力部材と当接する入力側当接部と、前記分離補助部材と当接する出力側当接部とを設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の定着装置。
  13. 前記伝達部材の回転中心を、前記記録媒体の搬送径路よりも前記定着回転体側に設けたことを特徴とする請求項12に記載の定着装置。
  14. 前記伝達部材に、前記入力側当接部が前記入力部材と当接し、前記出力側当接部が前記分離補助部材と当接する方向の付勢力を作用させて、これら当接状態を保持することを特徴とする請求項13記載の定着装置。
  15. 前記入力側当接部および出力側当接部を、何れも前記伝達部材の回転中心よりも前記記録媒体の搬送径路側に設けたことを特徴とする請求項14記載の定着装置。
  16. 前記入力部材から力を受けて回転した前記伝達部材と係合し、伝達部材のそれ以上の回転を規制する規制部をさらに有することを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の定着装置。
  17. 前記分離補助部材を前記定着回転体の回転軸方向に沿った3箇所以上に配置し、隣接する3つの分離補助部材のうち、中央に配置される第1の分離補助部材の前記定着回転体との接触位置を、その両隣に配置される第2の分離補助部材の前記定着回転体との接触位置よりも、前記定着回転体の回転方向の下流側に設けたことを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の定着装置。
  18. 一様に帯電された像担持体上を露光し現像剤を供給して形成される可視像を記録媒体に転写し定着して機外に排出する画像形成装置において、
    請求項1〜17のいずれか1項に記載の定着装置を用いて前記定着を行うことを特徴とする画像形成装置。
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