JPH1010919A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH1010919A
JPH1010919A JP17875696A JP17875696A JPH1010919A JP H1010919 A JPH1010919 A JP H1010919A JP 17875696 A JP17875696 A JP 17875696A JP 17875696 A JP17875696 A JP 17875696A JP H1010919 A JPH1010919 A JP H1010919A
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Japan
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temperature
temperature sensor
roller
fixing
fixing roller
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JP17875696A
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Akihiro Shibayama
哲広 柴山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、定着ローラを外部から加熱する定
着装置において、温度センサが定着ローラの表面を摺擦
による摩耗で傷付けることなく、定着ローラの表面温度
を精度良く検知できる定着装置を提供することを目的と
している。 【解決手段】 温度センサ13を定着ローラ1に対して
ソレノイド等により接離自在に配設し、定着動作時は温
度センサ13が定着ローラ1の表面から離間する位置へ
移動して、ヒートローラ3の表面温度が所定温度となる
ように温度センサ14の検出信号に応じてヒータ4への
通電を制御し、定着動作時以外は、温度センサ13を定
着ローラ1の表面に当接する位置へ移動して、定着ロー
ラ1の表面温度が予め設定された目標温度となるように
温度センサ13の検出信号に応じてヒータ4への通電を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体上にトナ
ーを加熱加圧によって定着する定着装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、カールソンプロセス等の電子写
真方式を用いる画像形成装置では、サブシステムの一つ
として定着装置を有していて、その定着装置を作動させ
ることによって、着色された荷電粒子(トナー)で形成
される画像を紙やOHP用透明シート等の記録媒体上へ
定着してから出力する。通常、定着プロセスは、互いに
圧接して回転する定着ローラと加圧ローラとを有する定
着装置において、未定着のトナー画像を担持する記録媒
体を両ローラの圧接部(ニップ部)で挟持搬送しなが
ら、記録媒体と共にトナー画像へ熱と圧力を加えること
によって実行される。
【0003】このような定着装置の構成には、大別し
て、定着ローラ内に配置されたヒータで定着ローラを内
部から加熱するものと、定着ローラ外に配置されたヒー
タで定着ローラを外部から加熱するものとがあるが、ヒ
ータから定着ローラ表面への熱供給の効率または応答性
を改善することを主な目的とした場合には、後者の構成
が選択される。
【0004】後者の構成を採用することにより、定着装
置の起動時に定着ローラ表面の温度を定着に適する温度
まで上昇させるのに要する時間を短くすること、あるい
は、連続して大量の記録画像を出力する場合に定着装置
を通過する記録媒体に熱が奪われて定着ローラ表面の温
度が低下することを防止することが可能となる。
【0005】そして、このような定着装置の温度制御
は、従来、定着ローラの表面温度を温度センサで検知し
て、その検知信号に基づいてヒータへ入力される電流を
フィードバック制御する方式で行われている。
【0006】温度センサの配置方法は、定着ローラの表
面に当接させて配設する方法と、微小ギャップを介して
非接触で配設する方法がある。非接触で配設する方法
は、温度の検知レベルがギャップの大きさに非常に敏感
であるため、高精度の組立て管理が厳しく要求され、構
成が複雑となり、製造工程の煩雑さを招くので好ましく
ない。その上、非接触センサでの検知温度レベルはセン
サ周辺の気流や雰囲気温度の影響を受けて変動するた
め、正確な温度制御にとって適当な方法ではない。つま
り、当接させて配設する方法の方が、センサによる定着
ローラ表面の温度検知の感度や応答速度を高めて温度制
御の精度や信頼性を確保するために好ましいのであっ
て、実際に、市場における多くの定着装置での主流とな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように、固定配置される温度センサを、回転する
定着ローラの表面に接触させる構成の場合には、温度セ
ンサと定着ローラとの当接部が摺擦するため、定着装置
の累積使用時間が長くなると、定着ローラの表面を摩耗
させて傷付けてしまうことがあった。そして、定着ロー
ラ表面の傷の部分には、トナーが付着して残留蓄積し、
引き続いて記録される画像の出力時にそのトナーが記録
媒体上に再付着して画像汚れを発生させることがあっ
た。さらに、傷が大きくなると、加圧ローラとのニップ
部を通過する記録媒体にしわが発生するようになり、あ
るいは、ニップ部への記録媒体の進入搬送を妨げるよう
になることがあった。
【0008】この他に、温度センサの当接部には、記録
媒体である紙から発生する紙粉やトナー画像の一部がロ
ーラ表面に付着して運ばれて入り込み、異物としてせき
止められて蓄積するので、センサの検出部と被検出部で
あるローラ表面との間に不測のギャップが形成されるこ
とにより、その結果、温度検出の感度や応答速度の低下
を招くこともあった。さらに、異物の量が増加していく
と、異物が当接部からこぼれ出て、再度定着ローラの表
面に付着して運ばれたり、記録媒体上に落下したりし
て、その結果、定着装置から出力される記録画像を汚染
するようになることがあった。
【0009】そこで、本発明は、ヒータから定着ローラ
表面への熱供給の効率や応答性を改善することのできる
外部加熱構成の定着装置であって、比較的簡単な配置構
成で、定着ローラの表面温度を精度良く検知できるよう
に温度センサが定着ローラの表面温度に当接するように
配置される定着装置において、その温度センサが定着ロ
ーラの表面を摺擦による摩耗で傷付けることを防止する
ことを目的としている。
【0010】また、本発明の他の目的は、温度センサの
当接部への異物の侵入蓄積に起因する温度センサによる
温度検出の感度や応答速度が低下することを防止するこ
とのできる定着装置を提供することにある。
【0011】さらに、本発明の他の目的は、当接部から
こほれ出る異物が定着装置から出力される記録画像を汚
染することを防止することのできる定着装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、互いに外周面で圧接して回転自
在に配設される定着ローラ及び加圧ローラと、ヒータを
内蔵して定着ローラの外周面に圧接されて回転自在に配
設されるヒートローラとを有し、上記定着ローラとヒー
トローラとの圧接部を通して定着ローラを加熱しなが
ら、定着ローラと加圧ローラとの圧接部にトナー画像を
担持する記録媒体を挟持搬送することによって記録媒体
上にトナー画像を溶融定着する定着装置において、上記
ヒートローラの表面に当接するように配置した第1温度
センサと、定着ローラの表面に当接する位置と離間する
位置とに切り換え自在に配置した第2温度センサと、上
記第1及び第2の温度センサの検出信号に応じてヒータ
への通電を制御する制御手段とを有し、該制御手段は、
定着動作時には、上記第2温度センサを定着ローラの表
面から離間する位置へ移動させ、ヒートローラの表面温
度が所定温度となるように第1温度センサの検出信号に
応じてヒータへの通電を制御し、定着動作時以外は、上
記第2温度センサを定着ローラの表面に当接する位置へ
移動させ、定着ローラの表面温度が予め設定された目標
温度となるように第2温度センサの検出信号に応じてヒ
ータへの通電を制御することにより達成される。
【0013】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、上記第1の発明の第1温度センサの検出信
号を平均化演算する演算手段を有し、待機動作中、また
は定着動作の開始直前に行われる準備動作中であって、
第2温度センサによって検出される定着ローラの表面温
度が定着動作時の目標温度範囲内の温度となっている制
御状態の時に、第1温度センサによって検出されるヒー
トローラの表面温度を平均化演算することにより平均温
度を算出して、定着動作時のヒートローラ表面の所定温
度を上記の平均温度に変更することにより達成される。
【0014】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、上記第1の発明または第2の発明の第
1温度センサの検出信号レベルと所定の基準信号レベル
とを比較する手段と、警告信号を出力表示する手段とを
有して、定着装置への通電開始時点の第1と第2の温度
センサの検出信号レベルが、低い温度に相当するレベル
ではほぼ同一である場合に、その通電開始後に、第2温
度センサの検出信号ベルが、高い温度に相当する所定の
信号レベルに最初に達した時点の第1温度センサの検出
信号を求めて、上記の比較手段によって、その求められ
た第1温度センサの検出信号レベルが所定の基準信号レ
ベルよりも小さいと判定された時に、上記の出力表示手
段によって、警告信号を出力表示することにより達成さ
れる。
【0015】つまり、本出願に係る第1の発明において
は、定着動作時以外は第2温度センサを定着ローラの表
面に当接する位置へ移動して、定着ローラの表面温度が
予め設定された目標温度となるように第2温度センサの
検出信号に応じてヒータへの通電を制御するので、定着
ローラの表面温度を精度良く検知しながら、精度の良い
温度制御が行われる。そして、定着動作を開始する時
は、上記第2温度センサを定着ローラの表面から離間す
る位置へ移動させるので、定着ローラの表面を損傷させ
ることがなく、上述のように定着ローラの表面温度が安
定してヒートローラの表面温度と定着ローラの表面温度
とが所定の温度差を維持する状態において、ヒートロー
ラの表面温度が所定温度となるように第1温度センサの
検出信号に応じてヒータへの通電を制御するので、定着
動作中において精度の良い温度制御が行われ、ヒータか
ら定着ローラ表面への熱供給の効率や応答性を改善す
る。
【0016】また、本出願に係る第2の発明において
は、上記第1の発明の第1温度センサの検出信号を平均
化演算する演算手段を有し、待機動作中、または定着動
作の開始直前に行われる準備動作中であって、第2温度
センサによって検出される定着ローラの表面温度が定着
動作時の目標温度範囲内の温度となっている制御状態の
時に、第1温度センサによって検出されるヒートローラ
の表面温度を平均化演算することにより平均温度を算出
して、定着動作時のヒートローラ表面の所定温度を上記
の平均温度に変更するので、温度リップルを小さく抑え
て安定した温度制御が行われる。
【0017】さらに、本出願に係る第3の発明において
は、上記第1の発明または第2の発明の第1温度センサ
の検出信号レベルと所定の基準信号レベルとを比較する
手段と、警告信号を出力表示する手段とを有して、定着
装置への通電開始時点の第1と第2の温度センサの検出
信号レベルが、低い温度に相当するレベルではほぼ同一
である場合に、その通電開始後に、第2温度センサの検
出信号ベルが、高い温度に相当する所定の信号レベルに
最初に達した時点の第1温度センサの検出信号を求め
て、上記の比較手段によって、その求められた第1温度
センサの検出信号レベルが所定の基準信号レベルよりも
小さいと判定された時に、上記の出力表示手段によっ
て、警告信号を出力表示するので、ヒートローラに対し
て当接状態にある第2温度センサと該ヒートローラとの
当接部に蓄積される異物の量を大まかに推定し、蓄積さ
れる異物の増加による記録画像の汚染の発生を未然に防
止する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。本実施形態の定着装置は、好
ましくは、電子写真方式の複写機やプリンタ等の画像形
成装置のサブシステムとして用いられるものである。従
って、このような画像形成装置における未定着のトナー
画像を記録媒体上に形成するまでの画像形成プロセス
は、種々の公知技術から適宜選択できるので、簡略化の
ために図示を省略するが、本実施形態では、上記の種類
の画像形成装置に一般に採用されているカールソンプロ
セスを採用するものとする。すなわち、光導電性の感光
体を一様に帯電した後、その感光体上に記録されるべき
画像の情報に対応する露光を行って静電潜像を形成し、
引き続いてその静電潜像を現像してトナー像としてか
ら、記録媒体上へ転写することによって、記録媒体上に
未定着トナー画像が形成される。
【0019】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。図1
は、本発明の第1の実施形態である定着装置の要部断面
の模式図である。同図に示すように、本実施形態の定着
装置は、定着ローラの外部に配置されるヒートローラか
ら該定着ローラを加熱する構成の定着装置であって、図
中の矢印は、駆動機構(図示せず)によるローラの回
転、あるいは搬送機構(図示せず)による記録シートの
搬送の進行方向を示す。なお、この駆動機構及び搬送機
構は、本発明の趣旨に影響を及ぼさない範囲であれば、
特に限定されずに公知の技術から適宜選択できるのであ
って、説明を省略する。
【0020】以下、本実施形態における定着装置を構成
する各手段について図1を参照しながら説明する。
【0021】図1において1は定着ローラであり、該定
着ローラ1は、シリコーンゴム製のローラ、または芯金
にシリコーンゴムあるいはフッ素ゴム等の耐熱性を有す
る弾性物質を被覆させたローラであり、表面の離型性を
高めるために、フッ素樹脂の被膜を設けてもよい。例え
ば、肉厚5mmの芯金シリンダに厚さ8mmであってJ
IS−A硬度40度〜60度のHTVシリコーンゴム層
を被覆して、さらに、その表面に厚さ50μm〜150
μmのPFAチューブを被覆した構成の外径50mmの
ローラを用いる。
【0022】そして、上記定着ローラ1の下方には、加
圧ローラ2が圧接するように配設されており、該加圧ロ
ーラ2は、アルミニウム製または鉄製のシリンダの表面
にフッ素樹脂をコーティングしたものである。例えば、
肉厚4mmの鉄製芯金シリンダに20μm〜100μm
のPFAまたはPTFEまたはそれらの混成物等のフッ
素樹脂を焼成被膜した構成の外径50mmのローラを用
いる。
【0023】なお、上記定着ローラ1と加圧ローラ2と
の圧接は、加圧機構(図示せず)によって、好ましくは
100kg〜200kgの荷重を加えて、圧接部の幅
(ニップ幅)が5mm〜100mmとなるようにすれば
良い。
【0024】また、上記定着ローラ1の上方には、ヒー
トローラ3が配設されており、該ヒートローラ3は、ア
ルミニウム製または鉄製のシリンダの表面を硬化処理し
たものである。例えば、肉厚の3mmのアルミニウム製
のシリンダの表面を酸化アルマイト処理した構成の外径
40mmのローラを用いる。本実施形態では、一本のヒ
ートローラ3を用いているが、それぞれにヒータを内蔵
する外径の小さい複数のヒートローラを用いても良い。
【0025】この定着ローラ1とヒートローラ3との圧
接は、加圧機構(図示せず)によって、好ましくは10
0kg〜200kgの荷重を加えて、ニップ幅が5mm
〜10mmとなるようにする。
【0026】そして、このヒートローラ3の内部には、
ヒータ4が配設されており、該ヒータ4は、ハロゲンヒ
ータ等の赤外ランプであり、電源5から電力を供給され
るようになっている。この電源5から供給される電力は
可変であり、好ましくは800W〜1200Wであっ
て、後述するように、出力が自動制御される。
【0027】また、上記定着ローラ1には、オフセット
現象を防止するために、オイル塗布ローラ6が当接され
ており、該オイル塗布ローラ6は、シリコーンオイルを
含浸した耐熱性の繊維または樹脂のローラであって、定
着ローラ1に当接して従動回転しながら、その表面に少
量ずつオイルを塗布する。
【0028】さらに、上記定着ローラ1と加圧ローラ2
のニップ部の前方には、搬送ガイド7が配設されてお
り、該搬送ガイド7は、未定着のトナー画像9を担持し
ながら搬送される記録媒体シート8を定着ローラ1と加
圧ローラ2とのニップ部へ案内する。
【0029】このようにして定着ローラ1と加圧ローラ
2とのニップ部に案内された記録媒体シート8は、定着
ローラ1と加圧ローラ2の回転に伴って挟持搬送され、
定着ローラ1と加圧ローラ2の周面に接触または近接し
て配設された分離爪10,11により定着ローラ1また
は加圧ローラ2から分離する。
【0030】そして、上記分離爪10,11の後方に配
設された排出ガイドローラ対12により、記録媒体シー
ト8は機外に排出される。
【0031】次に、以上のような本実施形態における定
着装置の温度制御について説明する。
【0032】上記定着ローラ1とヒートローラ3には、
それぞれ第2温度センサとしての温度センサ13と第1
温度センサとしての温度センサ14が当接するように設
けられており、該温度センサ13と温度センサ14は、
共にサーミスタまたは熱電対で構成されている。そし
て、これらのセンサ13,14は、それぞれ制御手段と
してのロジックコントロール回路16に接続されてお
り、温度情報を該ロジックコントロール回路16に出力
する。なお、カットオフセンサ15は、温度ヒューズま
たはサーモスタットであって、ヒートローラ3の周面に
接触または近接して配設され、所定の温度を超えて加熱
されると溶断または変形することによって電源5からヒ
ータ4への電力供給回路を遮断するようになっている。
【0033】このような構成において、ロジックコント
ロール回路16は、温度センサ13と温度センサ14の
検知信号が入力されると、その信号レベルの平均処理、
温度への換算、基準温度との比較判断等を行い、さら
に、電源5の出力レベルの制御を指示する信号を出力す
る。これにより、定着ローラ1及びヒートローラ3の表
面温度は所望の温度に維持されることになる。
【0034】しかしながら、上記温度センサ13を定着
ローラ1に当接させた状態では、当接部にトナー等の異
物が蓄積し、定着ローラ1の表面を損傷させ、正確な温
度検知を妨げることになる。
【0035】そこで、本実施形態では、温度センサ13
を図2(A)、(B)に示すように、定着ローラ1の表
面から離間する位置または当接する位置に切り換え制御
されるように構成し、温度センサ13の位置に応じた温
度制御を行うこととした。
【0036】以下、図2を参照しながら、温度センサ1
3の配置構成を説明する。温度センサ13は、温度検知
部が定着ローラ1に対向するように担持基体17に固定
担持される。担持基体17は、上端部の近傍で、定着装
置の機枠に固定された支軸18に回動自在に支持され、
一方、下線部の近傍で、回動軸21を介してソレノイド
19のレバー20が回動自在に連結される。さらに、ば
ね22の一端が担持基体17上で支軸18と回動軸21
との中間において、温度センサ13が固定される位置の
背面に当接し、他端が定着装置の機枠に固定された支持
台23に取り付けられる。支持台23には、ソレノイド
19も固定支持される。
【0037】図2(A)は、ソレノイド19が作動して
いる状態を示している。すなわち、レバー20の引き込
み動作によって、担持基体17は、ばね22の延伸力に
抗して定着ローラ1の表面から遠ざけられる。この状態
の時、温度センサ13は、定着ローラ1の表面から離間
する。
【0038】また、図2(B)は、ソレノイド19の非
動作の状態を示す。すなわち、ばね22の延伸力によっ
て担持基体17が定着ローラ1の方向へ付勢される。こ
の状態の時、温度センサ13は、定着ローラ1の表面に
当接する。
【0039】本発明では、このソレノイド19の作動が
ロジックコントロール回路16からのコマンド信号によ
って制御されるようになっている。その作動シーケンス
を、図3の温度変化グラフ(A)とタイミングチャート
(B)、(C)を参照しながら説明する。
【0040】図3(A)のグラフは、温度センサ13及
び14によって検出される定着ローラ1の表面温度(実
線)及びヒートローラ3の表面温度(破線)の時間変化
を示す。図3(B)と(C)は、ロジックコントロール
回路16からそれぞれソレノイド19と電源5へのコマ
ンド信号であって、オンの信号に応じてソレノイド19
は作動状態となり、電源5はヒータ4へ電力を供給す
る。
【0041】以上の図に示すように、時刻t(1)に画
像形成装置が起動されると、駆動機構(図示せず)によ
り、互いに圧接する定着ローラ1、加圧ローラ2、ヒー
トローラ3、オイル塗布ローラ6が所定の低速度でアイ
ドリング回転を開始する。但し、オイル塗布ローラ6は
定着ローラ1から離間させて、停止させておいてもよ
い。アイドリング回転と同時に、電源5からヒータ4へ
の電力供給が開始されて二つのローラの表面温度が周囲
の環境温度T(A)、例えば、摂氏18度〜23度の室
温程度の温度から上昇する。この時、ソレノイド19は
非作動状態とされて温度センサ13が定着ローラ1の表
面に当接しながらその表面温度T(fuse)を検出
し、検出信号はロジックコントロール回路16へ温度情
報として入力される。一方、温度センサ14は、ヒート
ローラ3の表面に当接しながらその表面温度T(hea
t)を検出する。
【0042】時刻t(2)にT(fuse)が目標温度
T(B)、例えば、摂氏170度〜190度の範囲から
設定される温度に達すると、電源5からヒータ4への電
力供給が停止する。その後ローラ温度は、しばらくオー
バーシュートをしてから低下して、時刻t(3)に再び
T(B)となると、電力供給が開始される。以後、時刻
t(2’)とt(3’)に同様の動作が行われて、後述
するt(4)までこの温度制御シーケンスが繰り返され
る。この間、定着装置は、待機状態として、上記のアイ
ドリング回転を継続する。
【0043】そして、この間に、ロジックコントロール
回路16は、温度センサ14からの情報に基づいて、T
(heat)の平均温度であるT(C)を算出する。
【0044】次に、時刻t(4)に画像形成ジョブの開
始コマンドが入力されると、定着ローラ1、加圧ローラ
2、ヒートローラ3、オイル塗布ローラ6の回転速度
は、所定のプロセス速度にまで高められる。そして、回
転速度の変更後に一定の安定化時間が経過した後、時刻
t(5)にソレノイド19が動作状態とされて温度セン
サ13が離間する。
【0045】これ以後の定着動作期間中は、これまでの
温度センサ13によって検出されるT(fuse)に代
わって、温度センサ14によって検出されるヒートロー
ラ3の表面温度T(heat)の検出信号がロジックコ
ントロール回路16へ温度情報として入力される。以
後、ロジックコントロール回路16は、T(fuse)
の目標温度T(B)の代わりにT(heat)の所定レ
ベルであるT(C)、例えば、摂氏180度〜230度
の範囲から設定される温度を基準温度レベルとしで電源
5からヒータ4への電力供給を制御する。すなわち、時
刻t(6)にT(heat)がT(C)を上回ると電力
供給を停止し、時刻t(7)にT(C)を下回ると、電
力供給を再開する。一連の画像形成ジョブが行われる間
は、同様に時刻t(6’)とt(7’)において電力供
給のオフとオンを繰り返す。
【0046】電源5からヒータ4への電力供給の制御方
法は、上記のオン/オフの切り換え制御以外に、位相制
御、周波数制御、電圧レベルの切り換え制御、等の公知
の方法を適宜選択して用いることができる。
【0047】一連の画像形成ジョブにおける最後の記録
シート8が定着装置を通過してから所定の時間が経過し
た時刻t(8)に、ソレノイド19が再度、作動状態と
されて、定着装置は上記の待機状態とされる。
【0048】上記のように、温度センサ13の配置の切
り換え制御とヒータ4への通電制御とを行うことによ
り、定着ローラ1の表面傷の発生と温度センサ13の感
度や応答速度の低下を効率良く抑制できる。
【0049】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図1及び図4に基づいて説明する。なお、第
1の実施形態との共通箇所には同一符号を付して説明を
省略する。
【0050】本発明では、温度センサ14は、常時、あ
るいは少なくとも定着動作時に、ヒートローラ3に当接
するように配置されるので、従来技術と同様に、やは
り、定着装置の累積使用時間と共に、温度センサ14と
ヒートローラ3の当接部に紙粉やオフセットトナー等の
異物が侵入蓄積されて、温度センサ14によるローラ温
度の検出感度や応答速度が低下することがある。特に、
定着ローラ1の表面材質の離型性がヒートローラ3より
も高い場合は、異物が定着ローラ1からヒートローラ3
へ転移し易いので、この当接部での異物の蓄積が進行し
易くなる。
【0051】そこで、本実施形態では、第1の実施形態
と同じ定着装置において、温度センサ14によるローラ
温度の検出レベルの上記のような耐久経時的なずれや他
の不特定要因に付随するばらつきを補正する。
【0052】まず、図1に示される定着装置をサブシス
テム構成要素として含む画像形成装置において、時刻t
(4)に画像形成ジョブの開始コマンドが入力されてか
ら、実際に記録シート8が定着装置へ搬送されてきてニ
ップ部へ進入を始める時刻t(5’)までの時間に、温
度センサ13と温度センサ14との温度レベルを検出す
る。
【0053】次に、その検出結果に基づいて、定着動作
中の温度制御におけるT(heat)の所定レベルであ
るT(C)を変更する制御ステップを追加することによ
って、T(heat)の検出温度レベルのずれを補正す
る。
【0054】時刻t(4)から時刻t(5’)までの期
間は、画像形成装置において、上述の画像形成プロセス
の前準備及び実行、さらに記録シートの供給と搬送に費
やされる。前準備とは、感光体電位の初期化、各サブプ
ロセスユニットの立ち上げ動作、各サブプロセスの作動
条件の最適化調整、あるいは、記録されるべき画像情報
の読み取り入力やその入力信号の演算処理、等を含む。
この期間を、定着動作前の「準備動作期間」と呼ぶこと
にする。
【0055】図4のグラフは、定着の準備動作期間中の
T(fuse)とT(heat)との変化を示す。待機
状態直後である時刻t(4)以降も、定着ローラ1の表
面温度T(fuse)は目標温度T(B)になるよう
に、ほぼ定常的に制御されていて、T(fuse)とT
(heat)とは、ほぼ平均的な周期Δt=1〜5秒で
温度軸△T=1〜5度で脈動する。
【0056】この準備動作期間中は、温度センサ13に
よって検出されるT(fuse)の検出信号と、温度セ
ンサ14によって検出されるT(heat)の検出信号
とがロジックコントロール回路16へ温度情報として入
力される。信号入力が継続される時間が上記の△tより
も長くて、検出信号のサンプリング間隔が△tよりも短
いことが必要である。
【0057】ロジックコントロール回路16では、温度
センサ13からの入力信号に基づいてT(fuse)の
フィードバック制御を行う。さらに、温度センサ14か
らの入力信号を平均化演算することによりT(hea
t)の平均温度T(C’)を算出して、T(heat)
の所定温度レベルT(C)を、算出されたT(C’)へ
変更する。
【0058】準備動作期間に続く時刻t(5’)以降の
定着動作時には、ロジックコントロール回路16が、温
度センサ14によって検出されるT(heat)の検出
信号に基づいて、電源5からヒータ4への電力供給の制
御を行なう。その際の基準温度レベルを、変更されたT
(heat)の所定温度レベルであるT(C’)とす
る。
【0059】本発明の第2の実施形態においては、定着
動作時の基準温度レベルを上述のように変更することに
よって、温度センサ14によるヒートローラ3の表面温
度の検出レベルの耐久経時的なずれやばらつきを補正す
ることができる。
【0060】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図1及び図5に基づいて説明する。
【0061】温度センサ14とヒートローラ3との当接
部に蓄積される異物の量が増加していくと、温度センサ
14によるローラ温度の検出感度や応答速度が低下し
て、第1の実施形態における定着動作時の定着ローラ1
の表面温度T(fuse)が所望の目標温度T(B)か
ら高温側へ大きくずれるようになってしまう。これは、
定着ローラ1の表面に付着するトナーの高温オフセット
という現象を招き、記録画像の汚染が生じるようになる
ので好ましくない。特に、定着装置を室温などの比較的
低い温度の状態から通電を開始してウォーミングアップ
を終えた時に、しばらくの時間の間は、このずれが生じ
やすい。それは、温度センサ14が異物を介してヒート
ローラ3に当接している場合には、温度センサ14が高
い温度環境になじむまでに要する時間が長くなっている
ためと考えられる。
【0062】ウォーミングアップを終えた後、しばらく
の時間の間は、このずれが生じ易い。それは、温度セン
サ14が異物を介してヒートローラ3に当接しているの
で、温度センサ14が高い温度環境になじむまでに要す
る時間が長くなっているためと考えられる。
【0063】また、異物の量が増加していくと、異物が
当接部からこぼれ出て定着ローラ1の表面に付着した
り、記録シート上に落下したりして、定着装置から出力
される記録画像を汚染するようになる。
【0064】図5のグラフは、定着装置が室温に近い状
態である時刻t(1’)にヒータ4への通電を開始し
て、温度センサ13で定着ローラ1の表面温度T(fu
se)を検出した時の温度変化曲線(実線)と、温度セ
ンサ14で当接部に異物が介在しない場合に、ヒートロ
ーラ3の表面温度T(heat)0を検出した時の温度
変化曲線(破線)である。また、一点鎖線は、多量の異
物が当接部に介在する場合に相当するT(heat)1
の温度変化曲線を示していて、感度が鈍化しているため
に、検出温度の立ち上がりが速くなる。
【0065】T(fuse)が目標温度T(B)に達し
た時刻t(2’)におけるT(heat)をT(D)と
表記する。このT(D)のレベルをT(heat)0
場合とT(heat)1の場合とで比較すると、T(h
eat)1の方が低い温度になる。このように、一定の
条件でヒータ4への通電を行い、T(fuse)が所定
の温度に達した時点でのT(heat)のレベルを検出
して、その検出温度が異物が介在しない場合に比べてど
の程度低くなっているかを求めることによって、異物の
量を大まかに見積もることができる。
【0066】本発明では、記録シート上のトナーや紙粉
が定着ローラ1の表面に接触する定着動作の期間中に
は、温度センサ13が定着ローラ1から離間するように
構成されるので、温度センサ13の温度検出部に異物が
ほとんど付着せず、感度や応答速度へ影響を及ぼす程度
にまで蓄積されない。従って、温度センサ13による定
着ローラ1の温度検出の挙動レベルが、ほぼ一定の条件
下で定着ローラ1を加熱する場合においてはほぼ一定で
あるとみなされる。第3の実施形態は、この効果を根拠
としている。
【0067】設計段階での実験により、温度センサ14
とヒートローラ3との当接部に許容される量の異物が介
在する場合に相当する上記のT(D)を求めて、それを
基準値T(D)*としてロジックコントロール回路16
に記憶しておく。そして、毎回の定着装置のウォーミン
グアップ時に求められるT(D)をこの基準値T(D)
*と比較して、T(D)が基準値T(D)*よりも小さい
時には、温度センサ14とヒートローラ3との当接部に
許容される量よりも多い異物が蓄積されている可能性が
大きいと推測できるので、ロジックコントロール回路1
6が警告信号を発生して表示するような構成とする。
【0068】この警告表示は、サービスマンまたはオペ
レータに対して、温度センサ14の温度検出部やヒート
ローラ3の表面全体の汚染が悪化していること、及び、
この汚染に起因する定着装置の上記動作トラブルを防止
するために清掃または交換などのメンテナンス作業が必
要となっていることを通知するものである。
【0069】本実施形態では、温度センサ14とヒート
ローラ3との当接部に蓄積される異物が増加して、定着
装置から出力される記録画像の汚染が発生することを未
然に防止することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、定着動作時は、上記第2温度センサが
定着ローラの表面から離間する位置へ移動して、ヒート
ローラの表面温度が所定温度となるように第1温度セン
サの検出信号に応じてヒータへの通電を制御し、定着動
作時以外は、上記第2温度センサを定着ローラの表面に
当接する位置へ移動して、定着ローラの表面温度が予め
設定された目標温度となるように第2温度センサの検出
信号に応じてヒータへの通電を制御することとしたの
で、定着ローラの表面温度の制御精度を著しく低下させ
ることなく、ヒータから定着ローラ表面への熱供給の効
率や応答性を改善し、かつ、比較的簡単な配置構成で定
着ローラの表面温度を精度良く検知することができる。
その結果、定着ローラの傷の発生及び温度センサの感度
や応答速度の鈍化を防止することができる。
【0071】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記第1の発明の第1温度センサの検出信号を平均化演
算する演算手段を有し、待機動作中、または定着動作の
開始直前に行われる準備動作中であって、第2温度セン
サによって検出される定着ローラの表面温度が定着動作
時の目標温度範囲内の温度となっている制御状態の時
に、第1温度センサによって検出されるヒートローラの
表面温度を平均化演算することにより平均温度を算出し
て、定着動作時のヒートローラ表面の所定温度を上記の
平均温度に変更するので、温度リップルを小さく抑えて
安定した温度制御を行うことができる。
【0072】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記第1の発明または第2の発明の第1温度センサ
の検出信号レベルと所定の基準信号レベルとを比較する
手段と、警告信号を出力表示する手段とを有して、定着
装置への通電開始時点の第1と第2の温度センサの検出
信号レベルが、低い温度に相当するレベルではほぼ同一
である場合に、その通電開始後に、第2温度センサの検
出信号ベルが、高い温度に相当する所定の信号レベルに
最初に達した時点の第1温度センサの検出信号を求め
て、上記の比較手段によって、その求められた第1温度
センサの検出信号レベルが所定の基準信号レベルよりも
小さいと判定された時に、上記の出力表示手段によっ
て、警告信号を出力表示するので、ヒートローラに対し
て当接状態にある第2温度センサと該ヒートローラとの
当接部に蓄積される異物の量を大まかに推定し、蓄積さ
れる異物の増加による記録画像の汚染の発生を未然に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における定着装置の要
部断面の模式図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における温度センサが
定着ローラから離間している状態と、当接している状態
を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における定着ローラと
ヒートローラの表面温度の変化を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における定着ローラと
ヒートローラの表面温度の変化を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における定着ローラと
ヒートローラの表面温度の変化を示す図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ 3 ヒートローラ 4 ヒータ 8 記録媒体シート 13 温度センサ(第2温度センサ) 14 温度センサ(第1温度センサ) 16 ロジックコントロール回路(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに外周面で圧接して回転自在に配設
    される定着ローラ及び加圧ローラと、ヒータを内蔵して
    定着ローラの外周面に圧接されて回転自在に配設される
    ヒートローラとを有し、上記定着ローラとヒートローラ
    との圧接部を通して定着ローラを加熱しながら、定着ロ
    ーラと加圧ローラとの圧接部にトナー画像を担持する記
    録媒体を挟持搬送することによって記録媒体上にトナー
    画像を溶融定着する定着装置において、上記ヒートロー
    ラの表面に当接するように配置した第1温度センサと、
    定着ローラの表面に当接する位置と離間する位置とに切
    り換え自在に配置した第2温度センサと、上記第1及び
    第2の温度センサの検出信号に応じてヒータへの通電を
    制御する制御手段とを有し、該制御手段は、定着動作時
    には、上記第2温度センサを定着ローラの表面から離間
    する位置へ移動させ、ヒートローラの表面温度が所定温
    度となるように第1温度センサの検出信号に応じてヒー
    タへの通電を制御し、定着動作時以外は、上記第2温度
    センサを定着ローラの表面に当接する位置へ移動させ、
    定着ローラの表面温度が予め設定された目標温度となる
    ように第2温度センサの検出信号に応じてヒータへの通
    電を制御することを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 第1温度センサの検出信号を平均化演算
    する演算手段を有し、待機動作中、または定着動作の開
    始直前に行われる準備動作中であって、第2温度センサ
    によって検出される定着ローラの表面温度が定着動作時
    の目標温度範囲内の温度となっている制御状態の時に、
    第1温度センサによって検出されるヒートローラの表面
    温度を平均化演算することにより平均温度を算出して、
    定着動作時のヒートローラ表面の所定温度を上記の平均
    温度に変更することとする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 第1温度センサの検出信号レベルと所定
    の基準信号レベルとを比較する手段と、警告信号を出力
    表示する手段とを有して、定着装置への通電開始時点の
    第1と第2の温度センサの検出信号レベルが、低い温度
    に相当するレベルではほぼ同一である場合に、その通電
    開始後に、第2温度センサの検出信号ベルが、高い温度
    に相当する所定の信号レベルに最初に達した時点の第1
    温度センサの検出信号を求めて、上記の比較手段によっ
    て、その求められた第1温度センサの検出信号レベルが
    所定の基準信号レベルよりも小さいと判定された時に、
    上記の出力表示手段によって、警告信号を出力表示する
    こととする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214950A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Toshiba Tec Corp 熱定着装置及び画像形成装置
JP2006039410A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Murata Mach Ltd 画像形成装置
US7010255B2 (en) 2002-05-31 2006-03-07 Ricoh Company, Ltd. Fixing device having a heating member and image forming apparatus including the same
US7224255B2 (en) * 2003-12-26 2007-05-29 Fuji Xerox Co., Ltd. Overheat protection device for movable body surface, overheat protection apparatus using the same and temperature control device

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