JP2006254779A - 食用菌床の製造方法 - Google Patents

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田 悦 也 川
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Abstract

【課題】
本発明は、食用菌床の品質を一定に保つことができる食用菌床の製造方法を提供することを目的としている。
【解決手段】
食用菌床の製造方法は、食することができる菌床7に茸の菌を植え付けて培養し、菌床7に前記茸の菌糸が絡み、子実体が生じる前に、菌床7を粉砕し、粉砕した菌床7を水分含有量を10%以下にして袋詰めするものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、食用菌床の製造方法に係り、特に、食用菌床の品質を一定に保つことができる食用菌床の製造方法に関する。
本件発明者は、先に茸の栽培はせず、出来上がった菌床を健康食品として食べることができるたもぎ茸の食べられる培地を提案した(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3100630号
しかしながら、上記のものを大量に生産する場合、食することができる菌床に茸の菌を植え付けて培養し、そのまま放置すると、菌床に子実体が形成され、子実体の有無により、食用菌床の品質が一定でないという問題点が生じた。
本発明は、上述した問題点を除去するようにした食用菌床の製造方法を提供するものである。
前記した目的を達成するための本発明の食用菌床の製造方法は、食することができる菌床に茸の菌を植え付けて培養し、前記菌床に前記茸の菌糸が絡み、子実体が生じる前に、前記菌床を粉砕し、粉砕した前記菌床を水分含有量を10%以下にして袋詰めするものである。
また、請求項2記載の食用菌床の製造方法は、請求項1記載の食用菌床の製造方法において、菌床に植え付ける茸の菌の培地は、おがくずでなく、食用の培地である。
また、請求項3記載の食用菌床の製造方法は、請求項1記載の食用菌床の製造方法において、菌床の主原料は大豆であり、該大豆は殻を割られて粉砕され、粉砕された前記大豆は水に漬けられ、水切りされた後、粉砕された前記大豆を粉末状のトウモロコシと混ぜて、その後、蒸気で殺菌して食することができる前記菌床を形成するものである。
また、請求項4記載の食用菌床の製造方法は、請求項1記載の食用菌床の製造方法において、子実体が生じる前は、菌の発芽前である。
請求項1記載の食用菌床の製造方法によれば、食することができる菌床に茸の菌を植え付けて培養し、前記菌床に前記茸の菌糸が絡み、子実体が生じる前に、培養を停止させることにより、食用菌床の品質を一定に保つことができると共に、粉砕した菌床を水分含有量を10%以下にして袋詰めするため、前記品質を保持することができる。
菌床が食用であっても、菌床に植え付ける茸の菌の培地がおがくずであれば、支障を生じるが、請求項2記載の食用菌床の製造方法によれば、菌床に植え付ける茸の菌の培地は、おがくずでなく、食用の培地であるため、上述の支障は生じない。
大豆は殻と実の間に雑菌があるため、殻を割らずにそのまま菌床とすると、不要な雑菌が繁殖するが、請求項3記載の食用菌床の製造方法によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、大豆は殻を割られて粉砕され、粉砕された前記大豆は水に漬けられ、水切りされた後、粉砕された前記大豆を粉末状のトウモロコシと混ぜて、その後、蒸気で殺菌して食することができる菌床を形成するため、不要な雑菌の繁殖を防ぐことができる。
請求項4記載の食用菌床の製造方法によれば、食することができる菌床に茸の菌を植え付けて培養し、前記菌床に前記茸の菌糸が絡み、菌の発芽前に、培養を停止させることにより、食用菌床の品質をより一定に保つことができると共に、粉砕した菌床を水分含有量を10%以下にして袋詰めするため、前記品質を保持することができる。
本発明の一実施例の食用菌床の製造方法を図面を参照して説明する。
食することができる菌床は、例えば、大豆(大豆は、より望ましくは、乾燥した大豆である。)を主原料とし、栄養体(例えば、粉末状のトウモロコシ、より具体的には、トウモロコシの実の粉体)で構成し、大豆10gに対して、栄養体1gの割合である。
大豆、そのままでは不適であるため、大豆は約2〜4時間程度水に漬ける。
大豆は殻と実の間に雑菌があるため、殻を割らずにそのまま菌床とすると、不要な雑菌が繁殖するため、大豆にあっては、先ず、大豆1[図1(a)参照]は殻11を割られて粉砕され[図1(b)参照]、粉砕された大豆1を水に漬け[図1(c)参照]、その後、後述するように、蒸気で殺菌される。
2は大豆1を収納する水透過性のネットで、3は水を貯留する容器である。水に漬けられた大豆1は、図2に示すように、ネット2と共に容器3からリフター(図示せず)で持ち上げられ、水切りを行う。水切りの時間は、約8時間〜24時間程度である。
水切りされた後、図3に示すように、粉砕された大豆1及び粉末状のトウモロコシ4を水と混ぜて(大豆10gに対して、栄養体1gの割合)、食することができる菌床7を作る。混ぜ終えると、菌床7を培養袋5に約1合程度入れる(図4参照)。51は、培養袋5の内外に空気の出入りを許容すると共に、外気からの菌の侵入を防止するフィルターである。
培養袋5に約1合程度入れられた菌床7は、図5に示す釜6に培養袋5の上端部を開封した状態で蒸気により殺菌される。蒸気殺菌の条件としては、例えば、蒸気の温度は、約90℃〜110℃、殺菌時間は、約11時間〜13時間程度である。このようにして、食することができる菌床7を形成する。
殺菌後、菌床7を自然冷却又は強制冷却により常温になるまで冷却し、冷却した後、菌床7に茸の菌8(例えば、たもぎ茸)を植え付ける(図6参照)。菌8を植え付けた後、培養袋5の上端部を閉じ、培養袋5は、フィルター51を除き略密封されて、培養される。培養は、例えば、光が当たらないようにし、室温約14℃〜18℃、湿度約40%〜70%になるように調整して行われる。
なお、菌床7に植え付ける茸の菌8の培地は、おがくずでなく、食用の培地(例えば、トウモロコシの実)であることが望ましい。
菌の培養が進むと、菌床7に茸の菌糸が絡んで、菌核が盛り上がってくる。菌核が盛り上がり、子実体が生じる前[より望ましくは、菌の発芽前(子実体の発芽前)]に菌の培養を停止させる(図7及び図8参照)。該停止は、具体的には、菌床7を粉砕し、粉砕した菌床7を水分含有量を10%以下(より望ましくは、7%以下)にして袋詰めして行う。菌床7の乾燥は、菌床7の粉砕の前後にかかわらず、少なくとも、袋詰めする段階においては、粉砕した菌床7が水分含有量を10%以下(より望ましくは、7%以下)になるように乾燥されていれば良い。
その結果、食用の菌床7の品質を一定に保つことができると共に、粉砕した菌床7を水分含有量を10%以下(より望ましくは、7%以下)にして袋詰めするため、前記品質を保持することができる。
なお、望ましくは、菌床7を粉砕する前に、例えば、約55℃〜65℃の温風を菌床7に当てて乾燥させ、粉砕機の粉砕部(図示せず)に粉砕した菌床7が付着しないようにすると良い。
上記実施例においては、食用の菌床7を大豆を主原料とし、栄養体(例えば、粉末状のトウモロコシ、より具体的には、トウモロコシの実の粉体)で構成したが、本願発明にあっては、これに限らず、玄米を主原料とし、栄養体(例えば、粉末状のトウモロコシ、より具体的には、トウモロコシの実の粉体で、玄米10gに対して、栄養体0.5gの割合)で構成しても良いし、また、大豆、小豆、大麦、小麦、サツマイモ、馬鈴薯、里芋の内から単独又は適宜組み合わせて食用の菌床7としても良い。
なお、玄米の場合は、粉砕されることなく、そのまま、約8〜12時間程度水に漬けられ、水切り後、栄養体と混ぜて食用の菌床7を形成する。
図1(a)は、本発明の一実施例の食用菌床の製造方法の菌床に使用される大豆の概略的図であり、図1(b)は、図1(a)の大豆の殻を割って粉砕した状態の概略的図であり、図1(c)は、図1(b)の粉砕された大豆を水に漬けている状態の概略的図である。 図2は、図1(c)の水に漬けている状態の大豆を容器から引き揚げた状態の概略的図である。 図3は、水に漬けた粉砕した大豆と粉末のトウモロコシを水と共に混ぜる状態の概略的図である。 図4は、図3の大豆、粉末のトウモロコシを培養袋に入れる状態の概略的図である。 図5は、図4の培養袋内の菌床を殺菌する状態の概略的図である。 図6は、菌床の殺菌後、菌を植え付けている状態の概略的図である。 図7は、菌の培養後、培養袋を開封した状態の概略的図である。 図8は、図7の培養袋から取り出した菌床の概略的図である。
符号の説明
7 ・・・・・菌床

Claims (4)

  1. 食することができる菌床に茸の菌を植え付けて培養し、前記菌床に前記茸の菌糸が絡み、子実体が生じる前に、前記菌床を粉砕し、粉砕した前記菌床を水分含有量を10%以下にして袋詰めすることを特徴とする食用菌床の製造方法。
  2. 菌床に植え付ける茸の菌の培地は、おがくずでなく、食用の培地であることを特徴とする請求項1記載の食用菌床の製造方法。
  3. 菌床の主原料は大豆であり、該大豆は殻を割られて粉砕され、粉砕された前記大豆は水に漬けられ、水切りされた後、粉砕された前記大豆を粉末状のトウモロコシと混ぜて、その後、蒸気で殺菌して食することができる前記菌床を形成することを特徴とする請求項1記載の食用菌床の製造方法。
  4. 子実体が生じる前は、菌の発芽前であることを特徴とする請求項1記載の食用菌床の製造方法。
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