JP2006194083A - ロータ軸と回転体との固定構造及び該固定構造を有するターボ分子ポンプ - Google Patents

ロータ軸と回転体との固定構造及び該固定構造を有するターボ分子ポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】 ロータ軸と回転体との当接面の接触状態を安定させることにより、ロータ軸及び回転体の回転バランスを保ち、発振を防止することのできるロータ軸と回転体との固定構造及び該固定構造を有するターボ分子ポンプを提供する。
【解決手段】 締結部253の上面の外周部には、回転体103と接触するロータ軸213側の締結面257が同心状に形成されている。また、この締結面257の内周には、締結面257よりも上面が凹んだ座グリ部259が形成されている。そのため、ロータ軸213が回転体103に対し締結されるとき、この座グリ部259が形成された部分には、座グリ部259の深さ分だけ、回転体103の当接面187との間に隙間265が形成されるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明はロータ軸と回転体との固定構造及び該固定構造を有するターボ分子ポンプに係わり、特に、ロータ軸と回転体との当接面の接触状態を安定させることにより、ロータ軸及び回転体の回転バランスを保ち、発振を防止することのできるロータ軸と回転体との固定構造及び該固定構造を有するターボ分子ポンプに関する。
近年のエレクトロニクスの発展に伴い、メモリや集積回路といった半導体の需要が急激に増大している。
これらの半導体は、極めて純度の高い半導体基板に不純物をドープして電気的性質を与えたり、半導体基板上に微細な回路パターンを形成し、これを積層する等して製造される。
そして、これらの作業は空気中の塵等による影響を避けるため高真空状態のチャンバ内で行われる必要がある。このチャンバの排気には、一般に真空ポンプが用いられているが、特に残留ガスが少なく、保守が容易である等の点から真空ポンプの中の1つであるターボ分子ポンプが多用されている。また、半導体の製造工程では、さまざまなプロセスガスを半導体の基板に作用させる工程が数多くあり、ターボ分子ポンプはチャンバ内を真空にするのみならず、これらのプロセスガスをチャンバ内から排気するのにも使用される。
さらに、ターボ分子ポンプは、電子顕微鏡等の設備において、粉塵等の存在による電子ビームの屈折等を防止するため、電子顕微鏡等のチャンバ内の環境を高度の真空状態にするのにも用いられている。
このようなターボ分子ポンプは、半導体製造装置等のチャンバからガスを吸引排気するためのターボ分子ポンプ本体100と、このターボ分子ポンプ本体100を制御する制御装置200とから構成されている。
ここで、ターボ分子ポンプの構成図を図9に示す。
図9において、ターボ分子ポンプ本体100は、円筒状の外筒127の上端に吸気口101が形成されている。また、外筒127の内方には、ガスを吸引排気するためのタービンブレードによる複数の回転翼102a、102b、102c・・・を周部に放射状かつ多段に配設した回転体103が設けられている。この回転体103は、有天の略円筒状の部材となっており、その内側から回転体103の中心にロータ軸113が貫通固定されている。このロータ軸113と回転体103との固定部分の構造に関しては、後に詳述する。
さらに、ロータ軸113は、例えば、いわゆる5軸制御の磁気軸受により浮上支持かつ位置制御されるようになっている。このとき、ロータ軸113の円柱状の主軸部151は、高透磁率材(鉄等)により形成されており、以下に示す上側径方向電磁石104や下側径方向電磁石105の磁力により吸引されるようになっている。
上側径方向電磁石104は、4個の電磁石がX軸とY軸とに対をなして配置されている。また、この上側径方向電磁石104に近接かつ対応されて4個の電磁石からなる上側径方向センサ107が備えられている。そして、上側径方向センサ107はロータ軸113の主軸部151の径方向変位を検出し、その変位信号を制御装置200に送るように構成されている。
制御装置200では、上側径方向センサ107が検出した変位信号に基づき、図示しないPID調節機能を有する補償回路を介して上側径方向電磁石104を励磁制御し、ロータ軸113の主軸部151の上側の径方向位置を調整するようになっている。なお、かかる調整は、X軸方向とY軸方向とにそれぞれ独立して行われる。
また、下側径方向電磁石105及び下側径方向センサ108が、上側径方向電磁石104及び上側径方向センサ107と同様に配置され、ロータ軸113の主軸部151の下側の径方向位置を上側の径方向位置と同様に調整している。
さらに、軸方向電磁石106A、106Bは、ロータ軸113の主軸部151の下部に設けられた円板状の金属ディスク111を上下に挟んで配置されている。この金属ディスク111は、鉄等の高透磁率材で構成されている。
また、この金属ディスク111の下方には、ロータ軸113の軸方向変位を検出するための軸方向センサ109が設けられている。そして、この軸方向センサ109による軸方向の変位信号は、制御装置200に送られるようになっている。
制御装置200では、軸方向センサ109が検出した変位信号に基づき、軸方向電磁石106A、106Bを励磁制御するようになっている。このとき、軸方向電磁石106Aは、磁力により金属ディスク111を上方に吸引し、軸方向電磁石106Bは、金属ディスク111を下方に吸引するようになっている。
このように、磁気軸受は、ロータ軸113に及ぼす磁力を適当に調節することで、ロータ軸113を磁気浮上させ、非接触で保持するようになっている。
さらに、モータ121は、その回転子側にロータ軸113の主軸部151を取り囲むように周状に配置された複数の永久磁石の磁極を備えている。そして、これらの永久磁石の磁極には、モータ121の固定子側である電磁石から、ロータ軸113を回転させるトルク成分が加えられるようになっており、回転体103が回転駆動されるようになっている。
また、モータ121には、図示しない回転数センサ及びモータ温度センサが取り付けられており、これらの回転数センサ及びモータ温度センサの検出信号を受けて、制御装置200においてロータ軸113の回転が制御されている。
一方、このようなロータ軸113が固定された回転体103には、上述したように回転翼102a、102b、102c・・・が多段に配設されている。そして、この回転翼102a、102b、102c・・・とわずかの空隙を隔てて複数枚の固定翼123a、123b、123c・・・が配設されている。
また、回転翼102a、102b、102c・・・は、それぞれ排気ガスの分子を衝突により下方向に移送するため、ロータ軸113の軸方向に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜して形成されている。さらに、固定翼123も、同様にロータ軸113の軸方向に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜して形成され、かつ外筒127の内方に向けて回転翼102の段と互い違いに配設されている。
そして、固定翼123の一端は、複数の段積みされた固定翼スペーサ125a、125b、125c・・・の間に嵌挿された状態で支持されている。この固定翼スペーサ125はリング状の部材であり、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス、銅等の金属、又はこれらの金属を成分として含む合金等の金属によって構成されている。
さらに、固定翼スペーサ125の外周には、わずかの空隙を隔てて外筒127が設けられている。この外筒127は、その底部に配設されたベース部129に対しボルト128により固定されている。また、固定翼スペーサ125の下部とベース部129の間にはネジ付きスペーサ131が配設されている。そして、ベース部129中のネジ付きスペーサ131の下部には排気口133が形成され、外部に連通されている。
ネジ付きスペーサ131は、アルミニウム、銅、ステンレス、鉄、又はこれらの金属を成分とする合金等の金属によって構成された円筒状の部材であり、その内周面に螺旋状のネジ溝131aが複数条刻設されている。このネジ溝131aの螺旋の方向は、回転体103の回転方向に排気ガスの分子が移動したときに、この分子が排気口133の方へ移送される方向となっている。
さらに、回転体103において、羽根状の回転翼102a、102b、102c・・・に続く最下部には、ロータ軸113の軸方向に対し円筒状に形成された回転翼102dが垂下形成されている。この回転翼102dは、ネジ付きスペーサ131の内周面に向かって張り出して形成されており、この張り出した部分はネジ付きスペーサ131の内周面と所定の隙間を隔てて近接されている。
また、ベース部129は、ターボ分子ポンプ本体100の基底部を構成する円盤状の部材であり、一般には鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属によって構成されている。ベース部129は、ターボ分子ポンプ本体100を物理的に保持すると共に、熱の伝導路の機能も兼ね備えているので、鉄、アルミニウムや銅等の剛性があり、熱伝導率も高い金属が使用されるのが望ましい。
かかる構成において、ロータ軸113がモータ121により駆動されて回転体103及び回転翼102と共に回転すると、回転翼102と固定翼123の作用により、吸気口101を通じてチャンバからの排気ガスが吸気される。
そして、吸気口101から吸気された排気ガスは、回転翼102と固定翼123との間を通り、ベース部129へ移送される。このとき、排気ガスが回転翼102に接触する際に生ずる摩擦熱や、モータ121で発生した熱の伝導等により、回転翼102の温度は上昇するが、この熱は輻射又は排気ガスの気体分子等による伝導により固定翼123側に伝達される。さらに、固定翼スペーサ125は、外周部で互いに接合しており、固定翼123が回転翼102から受け取った熱や排気ガスが固定翼123に接触する際に生ずる摩擦熱等を外部へと伝達する。
また、ベース部129に移送されてきた排気ガスは、ネジ付きスペーサ131のネジ溝131aに案内されつつ排気口133へと送られる。
なお、上記では、ネジ付きスペーサ131は回転翼102dの外周に配設し、ネジ付きスペーサ131の内周面にネジ溝131aが刻設されているとして説明した。しかしながら、これとは逆に回転翼102dの外周面にネジ溝が刻設され、その周囲に円筒状の内周面を有するスペーサが配置される場合もある。
また、吸気口101から吸引されたガスが、モータ121、下側径方向電磁石105、下側径方向センサ108、上側径方向電磁石104、上側径方向センサ107等で構成される電装部側に侵入することのないよう、電装部の周囲はステータコラム122で覆われ、この電装部内はパージガスにて所定圧に保たれる。
このため、ベース部129には図示しない配管が配設され、この配管を通じてパージガスが導入される。この導入されたパージガスは、保護ベアリング120とロータ軸113間、モータ121のロータとステータ間、ステータコラム122と回転翼102間の隙間を通じて排気口133へ送出される。
ところで、プロセスガスは、反応性を高めるため高温の状態でチャンバに導入されることがある。そして、これらのプロセスガスは、排気される際に冷却されてある温度になると固体となり排気系に生成物を析出する場合がある。そして、この種のプロセスガスがターボ分子ポンプ本体100内で低温となって固体状となり、ターボ分子ポンプ本体100内部に付着して堆積する。
例えば、Alエッチング装置にプロセスガスとしてSiCl4が使用された場合、低真空(760[torr]〜10-2[torr])かつ低温(約20[℃])のとき、固体生成物(例えばAlCl3)が析出し、ターボ分子ポンプ本体100内部に付着堆積することが蒸気圧曲線からわかる。
そして、ターボ分子ポンプ本体100内部にプロセスガスの析出物が堆積すると、この堆積物がポンプ流路を狭め、ターボ分子ポンプ本体100の性能を低下させる原因となる。例えば、前述した生成物は排気口付近の温度が低い部分、特に回転翼102及びネジ付きスペーサ131付近で凝固、付着しやすい状況にあった。
この問題を解決するために、従来はベース部129等の外周に図示しないヒータや環状の水冷管149を巻着させ、かつ例えばベース部129に図示しない温度センサ(例えばサーミスタ)を埋め込み、この温度センサの信号に基づきベース部129の温度を一定の高い温度(設定温度)に保つようにヒータの加熱や水冷管149による冷却の制御(以下、TMSという。TMS;Temperature Management System)が行われている。
ここで、従来のロータ軸113と回転体103との固定部分の構造について説明する。ロータ軸と回転体との固定部分の拡大構成図を図10に、回転体の部分構成図を図11に、ロータ軸の部分構成図を図12に示す。なお、図12(a)はロータ軸の縦断面図であり、図12(b)はその平面図である。
図10〜図12において、ロータ軸113のうち、上述した上側径方向電磁石104等により径方向位置が調整される主軸部151の上方には、その径が主軸部151の2倍程度まで段階的に拡径された締結部153が形成されている。そして、この締結部153の上面の全体には、回転体103と接触するロータ軸113側の当接面157が形成されており、この当接面157は主軸部151の軸方向に対して垂直にかつ平面状に加工されている。
また、締結部153には、当接面157側が開口されたボルト穴161が軸方向に沿って掘られており、このボルト穴161はロータ軸113の軸心から主軸部151の径とほぼ同じ長さだけ離れた位置に形成されている。さらに、このボルト穴161は、締結部153に例えば6か所形成されており、軸心の周りに等分配置されている。なお、ボルト穴161の数は6個に限られるものではなく、例えば8個等の場合もある。
さらに、ロータ軸113の締結部153の上方には、主軸部151よりも小径であり、主軸部151と軸心が一致した貫通軸部155が延長形成されている。また、この貫通軸部155の上端部には、上方が開口された六角穴163が軸方向に沿って掘られており、この六角穴163は、貫通軸部155の長さの半分程度の深さまで掘られている。
これに対し、回転体103の上端の中央部には、下方に向けて凹んだ断面が丸形の凹部181が形成されている。また、この凹部181の中心には、軸方向に沿って回転体103の内側と外側との間を貫通する中心穴183が形成されている。
また、この凹部181の下方側で、回転体103の内側の面には、ロータ軸113の当接面157と接触する回転体103側の当接面187が形成されており、この当接面187も軸方向に対して垂直にかつ平面状に加工されて、回転体103側の当接面187と合わせられるようになっている。
さらに、この凹部181には、中心穴183と隣接して軸方向に沿って回転体103の内側と外側との間を貫通するボルト通し穴185が形成されている。このボルト通し穴185は、ロータ軸113側のボルト穴161と同じ数だけ形成されており、ロータ軸113の貫通軸部155が回転体103の中心穴183に貫通された状態で、ボルト穴161と連絡されるように配置されている。
さらに、このボルト通し穴185とボルト穴161とが連絡された状態では、ボルト通し穴185にボルト191の足部が通されるようになっており、さらにこのボルト191は、ロータ軸113側のボルト穴161と螺合されるようになっている。なお、ボルト191も、ボルト穴161と同じ数だけ用意されている。
かかる構成において、ロータ軸113と回転体103とを固定するに際しては、まず、ロータ軸113の貫通軸部155を回転体103の中心穴183に挿入する。このとき、貫通軸部155の中心穴183への挿入は、例えば焼きばめにより行われる。
そのため、常温では、ロータ軸113の貫通軸部155の外径が、回転体103の中心穴183の内径よりも数十μm程度大きくされる。そして、貫通軸部155の挿入の前に、回転体103だけが100℃程度にまで加熱され、回転体103の中心穴183の内径が、ロータ軸113の貫通軸部155の外径よりも数百μm程度大きくされる。その後、この状態で貫通軸部155を中心穴183に挿入し、そのまま一定時間、放置冷却する。これにより、回転体103とロータ軸113とが常温に戻ると、常温時の径の違いに伴い貫通軸部155が中心穴183に対し堅固に固定される。
また、この焼きばめによる回転体103とロータ軸113との冷却の後には、ボルト191がロータ軸113側のボルト穴161に螺合される。このとき、ボルト191の締め付けに際しては、ロータ軸113の六角穴163に図示しない六角レンチが嵌合され、回転体103及びロータ軸113の回転が阻止される。これにより、回転体103とロータ軸113とが、簡単に締結される。
ところで、このようなターボ分子ポンプでは腐食性のガスを吸引する場合がある。そのため、回転体103及び回転翼102には、その防食のために、全面にメッキ処理が施される。そして、このメッキ処理は、例えば無電解ニッケルメッキが採用される。
このとき、回転体103及び回転翼102にメッキ処理を施すと、メッキの乾燥において部材の角部等に液垂れを生じ、メッキの盛り上がりが形成される場合がある。例えば、ロータ軸113と回転体103との当接面157、187におけるメッキの盛り上がりの様子を図13(図10中A部の部分拡大図である)に示すと、回転体103の当接面187において、ロータ軸113の貫通軸部155に最も近い部分の角部B1や、ボルト通し穴185の軸心寄りの角部B2や、その逆側の角部B3に液垂れを生じ、メッキの盛り上がりが形成されている。
このとき、メッキの盛り上がりは、通常その大きさが30μm程度と小さいが、これが図13のようにロータ軸113と回転体103との当接面157、187に生じると、当接面157と当接面187との間が密着せず、ロータ軸113と回転体103との接触状態が不安定になるおそれがあった。そのため、ロータ軸113及び回転体103の回転中の振れが大きくなって、回転バランスを保つことができず、ターボ分子ポンプ本体100が振動するおそれがあった。
また、メッキの盛り上がり量により、ロータ軸113と回転体103との接触状態が変化するため、ロータ軸113及び回転体103の固有振動数が大きく変動するおそれがあった。そして、通常、磁気軸受(上述した上側径方向電磁石104、上側径方向センサ107、下側径方向電磁石105、下側径方向センサ108、軸方向電磁石106A、106B、軸方向センサ109、制御装置200等で構成される)にはフィードバックループが構成され、このフィードバックループには安定のためのフィルタが設けられるが、ロータ軸113及び回転体103の固有振動数が変動するとフィルタのカットオフ周波数を超えてしまい、磁気軸受が発振するおそれがあった。
加えて、ロータ軸113の貫通軸部155は、回転体103の中心穴183に焼きばめにより挿入されて固定されるが、貫通軸部155や中心穴183の向きが軸方向に対し歪んでいると、焼きばめにおける冷却の途中でロータ軸113や回転体103が遊んでしまい、冷却後にロータ軸113と回転体103との軸方向がずれるおそれがあった。そのため、ボルト191の締結によっても、当接面157と当接面187とが密着せず、ロータ軸113と回転体103との接触状態が不安定になるおそれがあった。
また、この点に関し、焼きばめにおける冷却の途中でボルト191の締結を行うことも考えられるが、6か所あるボルト191の締結力を均一にするのは困難であるため、この締結力の不均一さにより、中心穴183の軸方向と貫通軸部155の軸方向とがずれるおそれがあった。そのため、ロータ軸113と回転体103との接触状態が不安定になるおそれがあった。
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、ロータ軸と回転体との当接面の接触状態を安定させることにより、ロータ軸及び回転体の回転バランスを保ち、発振を防止することのできるロータ軸と回転体との固定構造及び該固定構造を有するターボ分子ポンプを提供することを目的とする。
このため本発明は、ロータ軸と回転体との固定構造に関し、回転体と、該回転体に固定されるロータ軸と、該ロータ軸と前記回転体との締結を行うためのボルト穴と、該ボルト穴を用いて前記ロータ軸と前記回転体との締結を行う締結手段と、前記回転体の側で軸方向に対し垂直に形成された回転体側当接面と、前記ロータ軸の側で前記回転体側当接面と当接されたロータ軸側当接面と、該ロータ軸側当接面より凹んだ座グリ部とを備え、前記締結により、前記回転体側当接面と前記座グリ部との間には隙間が形成され、該隙間に向けて前記ボルト穴が開口されることを特徴とする。
回転体には、その防食のために、全面にメッキ処理が施される場合がある。そして、このメッキの乾燥では、ボルト穴の角部等において液垂れを生じ、メッキの盛り上がりが形成される場合がある。
そこで、回転体側当接面と座グリ部との間に隙間を形成する。そして、この隙間に向けてボルト穴が開口される。
従って、ボルト穴の角部等にメッキの盛り上がりが形成されても、この盛り上がりは隙間に吸収される。そのため、ロータ軸は、回転体の回転体側当接面に対し、そのロータ軸側当接面においてのみ接触され、メッキの盛り上がりが回転体側当接面とロータ軸側当接面との密着に影響を与えることはない。
このことにより、ロータ軸及び回転体の接触状態が安定し、ロータ軸及び回転体の回転バランスを保つことができる。
また、本発明は、ロータ軸と回転体との固定構造に関し、前記回転体は、該回転体の中心に形成された中心穴を備え、前記ロータ軸は、前記中心穴に貫通された貫通軸部と、該貫通軸部より大径である主軸部とを備えて構成した。
このことにより、ロータ軸を回転体に対し、堅固に固定させることができる。
さらに、本発明は、ロータ軸と回転体との固定構造に関し、前記ロータ軸に形成されたメネジを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明は、ロータ軸と回転体との固定構造に関し、前記メネジに螺合されることで、前記ロータ軸を軸方向に付勢し、かつ該付勢方向と逆向きに前記回転体を付勢する固定手段を備えたことを特徴とする。
回転体の中心穴への、ロータ軸の貫通軸部の貫通は、焼きばめにより行われる場合がある。そして、これらの中心穴や貫通軸部の向きが軸方向に対し歪んでいると、焼きばめの冷却の途中でロータ軸や回転体が遊ぶおそれがある。また、焼きばめにおける冷却の途中でロータ軸と回転体との締結を行うと、締結力の不均一さにより、中心穴の軸方向と貫通軸部の軸方向とがずれるおそれがある。
これに対し、ロータ軸にはメネジが形成され、このメネジに固定手段が螺合される。従って、この固定手段により、ロータ軸及び回転体は、軸方向に沿ってそれぞれ逆向きに付勢される。そのため、ロータ軸と回転体との軸方向が一致した状態でロータ軸及び回転体の冷却等が行われる。
このことにより、回転体側当接面とロータ軸側当接面とが密着されるので、ロータ軸及び回転体の接触状態が安定し、ロータ軸及び回転体の回転バランスを保つことができる。
さらに、本発明は、ロータ軸と回転体との固定構造を有するターボ分子ポンプであって、前記ロータ軸を磁気浮上させ、径方向及び/又は軸方向に位置調整する磁気軸受を有し、前記回転体には回転翼が形成され、前記ターボ分子ポンプは、被対象設備に設置され、該被対象設備から所定のガスを吸引することを特徴とする。
上述した固定構造を有するロータ軸と回転体とは、磁気軸受を有するターボ分子ポンプに搭載される。
そのため、ロータ軸及び回転体の接触状態の不安定さに伴う、ロータ軸及び回転体の固有振動数の変動が起こらないので、磁気軸受の発振を防止することができる。
さらに、本発明は、ターボ分子ポンプに関し、少なくともモータを含む電装部と、該電装部を支持するベース部と、前記モータにより回転されるロータ軸と、該ロータ軸が固定された回転体と、該回転体に形成された回転翼と、該回転翼と交互に配設された固定翼と、該固定翼を固定するための固定翼スペーサと、少なくとも前記ロータ軸、前記回転体、前記回転翼、前記固定翼及び前記固定翼スペーサを内包する外筒と、前記ロータ軸に形成されたメネジと、該メネジに螺合された螺合手段とを備え、該螺合手段を牽引することで、少なくとも前記ロータ軸、前記回転体及び前記回転翼を、前記電装部及び前記ベース部に対し分離可能であることを特徴とする。
メネジ及び螺合手段は、ターボ分子ポンプが破壊したときの分解作業で用いられる。このとき、螺合手段を牽引することにより、ロータ軸、回転体、回転翼、固定翼、固定翼スペーサ及び外筒が、電装部及びベース部から分離される。
そのため、電装部及びベース部から分離した部品からロータ軸及び回転体を取り外すことで、回転翼、固定翼及び固定翼スペーサを、外筒の内方に剥ぎ落とすことができる。また、回転翼、固定翼及び固定翼スペーサを取り外すことができれば、外筒を簡単に取り外すこともできる。
このことにより、ターボ分子ポンプの分解作業を効率良く行うことができる。
また、このメネジ及び螺合手段は、ターボ分子ポンプの組立作業でも用いられる。このとき、螺合手段を牽引することで、ロータ軸、回転体及び回転翼を簡単に移動させることができる。そのため、ターボ分子ポンプが大型化した場合でも、これらの部品を簡単にベース部側に取り付けることができ、ターボ分子ポンプの組立作業の効率化を図ることができる。
さらに、本発明は、ターボ分子ポンプに関し、前記螺合手段は、アイボルトであることを特徴とする。
このことにより、アイボルトにクレーン等のフックを掛けるだけで、ロータ軸等を簡単に牽引することができる。
以上説明したように本発明によれば、ロータ軸と回転体との固定構造に関し、回転体側当接面と座グリ部との間に隙間を備えて構成したので、ロータ軸及び回転体の接触状態を安定させることができ、ロータ軸及び回転体の回転バランスを保つことができる。
また、このロータ軸及び回転体の固定構造を、磁気軸受を有するターボ分子ポンプに備えて構成したので、ロータ軸及び回転体の接触状態の不安定さに伴う、ロータ軸及び回転体の固有振動数の変動を防ぐことができ、磁気軸受の発振を防止することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態であるロータ軸と回転体との固定部分の拡大構成図を図1に、ロータ軸の部分構成図を図2に示す。なお、図2(a)はロータ軸の縦断面図であり、図2(b)はその平面図である。また、図9〜図12と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
図1、図2において、ロータ軸213の主軸部151の上方には、従来と同様に、その径が段階的に拡径された締結部253が形成されている。
そして、この締結部253の上面の外周部には、回転体103の当接面187と接触するロータ軸213側の当接面257が同心状に形成されている。具体的には、当接面257は、締結部253の上面において従来のボルト穴161が開口された場所よりもさらに外周側から、上面の最外周縁までの部分に形成されており、締結部253の上面の径方向長さで例えば5mm程度形成されている。また、この当接面257は軸方向に対し垂直にかつ平面状に加工されている。
さらに、締結部253の上面において、貫通軸部255が形成された部分から、当接面257の内周までの部分には、当接面257よりも上面が凹んだ座グリ部259が形成されている。また、この座グリ部259の上面も軸方向に対し垂直に加工されている。このとき、座グリ部259として凹ませる深さは、例えば50μm程度である。
さらに、貫通軸部255の上端部には、上方が開口された六角穴163が形成されている。加えて、この六角穴163の底には、さらにメネジ263が軸方向に沿って掘られており、このメネジ263は、貫通軸部255の長さと同程度の深さまで掘られている。
なお、この六角穴163とメネジ263の位置関係は、これとは逆にメネジ263が上方側、六角穴163が下方側でも良い。また、貫通軸部255に形成されるのは、図示するようにメネジ263が好ましい。これは、ロータ軸213の上端の凹部181には、通常図示しないバランサーマシーンが配置されるためであり、このバランサーマシーンの配置との関係で貫通軸部255にボルト等を螺合できなくなるおそれがあるからである。
加えて、本発明のターボ分子ポンプには、焼きばめによる冷却の途中でロータ軸213を回転体103に固定するための固定部品301が設けられている。なお、固定部品301は焼きばめする際に用いられ、ロータ軸213の回転動作時にはロータ軸213等の回転バランスを保つために取り外されることが望ましい。
この固定部品によるロータ軸の固定の様子を図3に、固定部品の構成図を図4に示す。なお、図4(a)は固定部品の縦断面図であり、図4(b)はこの固定部品の平面図である。また、図4(c)は固定部品の別例である。
図3、図4において、固定部品301は、有天の円筒状の部材となっている。そして、固定部品301は、その天部303を上方に向けて、回転体103の凹部181に収納されるようになっている。また、凹部181に収納された状態で、固定部品301の円筒部305の内側には、貫通軸部255の中心穴183から突出した部分や、ボルト通し穴185の開口部分が内包されるようになっている。
このとき、固定部品301の中央部には、天部303を貫通するボルト通し穴311が形成されている。そして、このボルト通し穴311には、固定用ボルト321の足部が通されるようになっており、さらにこの固定用ボルト321は、ロータ軸213の貫通軸部255に形成されたメネジ263と螺合されるようになっている。
その結果、この固定用ボルト321の締め付けにより、ロータ軸213の貫通軸部255は、軸方向に沿って上方に付勢され、かつ固定部品301の円筒部305により、回転体103の凹部181の底部は、軸方向に沿って下方にかつ均等に付勢されるようになっている。
さらに、固定部品301のボルト通し穴311の周りには、天部303を貫通するD字形のボルト挿入穴313が形成されている。このボルト挿入穴313は、ロータ軸213側のボルト穴161と同じ数だけ形成されており、中央部のボルト通し穴311の周りに等分配置されている。
そして、このボルト挿入穴313には、ボルト穴161に螺合されるボルト191の頭部を含めた全体が挿入できるようになっており、ボルト挿入穴313にドライバ等を挿入してボルト191の締結が行えるようになっている。なお、ボルト挿入穴313の形状は、ボルト191全体が挿入可能であれば図4(b)のようにD字形である場合に限られず、図4(c)のように丸形でも良い。
かかる構成において、ロータ軸213と回転体103とを固定するに際しては、従来と同様に、ロータ軸213の貫通軸部255が、回転体103の中心穴183に焼きばめにより挿入され、この焼きばめの冷却の後にロータ軸213と回転体103とがボルト191により締結される。
このとき、本発明のターボ分子ポンプにおいても、回転体103及び回転翼102には、その防食のために、全面にメッキ処理が施される。そして、このメッキの乾燥においても、回転体103の当接面187には、メッキの盛り上がりが形成される場合がある。
このメッキの盛り上がりの様子を図5(図1中C部の部分拡大図である)に示すと、従来と同様に、回転体103の当接面187において、貫通軸部255に最も近い部分の角部B1や、ボルト通し穴185の角部B2、角部B3に液垂れを生じ、メッキの盛り上がりが形成されている。
しかしながら、本発明のロータ軸213では、その締結部253の上面に、当接面257よりも上面が凹んだ座グリ部259が形成されている。そのため、座グリ部259が形成された部分には、この深さ分だけ回転体103の当接面187との間に隙間265が形成される。
このとき、座グリ部259は、貫通軸部255から、ボルト穴161が開口された場所よりもさらに外周側まで形成されている(すなわち、ボルト穴161が隙間265に向けて開口されている)ため、回転体103の当接面187の角部B1〜B3にメッキの盛り上がりが形成された場合でも、この盛り上がりは全て隙間265に吸収される。
そのため、ロータ軸213は、回転体103の当接面187に対し、その当接面257においてのみ接触され、メッキの盛り上がりが当接面257と当接面187との密着に影響を与えることはない。従って、ロータ軸213及び回転体103の接触状態は安定する。
加えて、本発明においても、貫通軸部255や中心穴183の向きが軸方向に対し歪んでいると、焼きばめの冷却の途中でロータ軸213や回転体103が遊ぶおそれがある。
しかしながら、本発明のターボ分子ポンプは、固定部品301を有している。そのため、焼きばめにおける冷却の際に固定部品301を用いることで、ロータ軸213を回転体103に対し固定することができる。
このとき、固定部品301により、ロータ軸213は軸方向に沿って上方に付勢され、回転体103は軸方向に沿って下方に付勢される。そのため、貫通軸部255や中心穴183の向きが歪んでいた場合でも、ロータ軸213と回転体103との軸方向が一致した状態でロータ軸213と回転体103とが冷却される。従って、当接面257と当接面187とは密着され、ロータ軸213及び回転体103の接触状態は安定する。
また、製造工程の短縮等のために、焼きばめにおける冷却の途中でボルト191の締結を行うことも考えられるが、この場合にも、固定部品301を用いてロータ軸213を回転体103に対し固定することができる。
このとき、固定部品301の天部303にはボルト挿入穴313が形成されているため、この固定部品301でロータ軸213を固定した状態で、ボルト191の締結を行うことが可能である。また、この場合には、6か所あるボルト191の締結力の不均一さが問題となるが、ロータ軸213が回転体103に固定されているため、締結力の不均一さによる影響は小さくなる。従って、ロータ軸213と回転体103との接触状態は安定する。
以上により、ロータ軸213と回転体103との接触状態を安定させることができるので、ロータ軸213及び回転体103の回転バランスを保つことができる。そのため、ターボ分子ポンプの振動を防ぐことができる。また、接触状態の不安定さに伴うロータ軸213及び回転体103の固有振動数の変動も起こらないので、磁気軸受の発振を防止することができる。
なお、本発明においては、回転体103に中心穴183を形成し、この中心穴183にロータ軸213の貫通軸部255を貫通固定するとして説明してきたが、これに限られない。例えば、ロータ軸を回転体に嵌合させて固定しても良い。
このロータ軸と回転体との固定部分の拡大構成図を図6に示す。
図6において、ロータ軸613には、図1のロータ軸213と異なり、貫通軸部255が設けられていない。また、回転体503にも、図1の回転体103と異なり、中心穴183が形成されていない。
一方、ロータ軸613の締結部653の上面で、当接面257の内周側には、図1のロータ軸213と同様に、座グリ部659が形成されている。また、回転体503の当接面187には、回転体503の内側から上方に向けて凹部581が形成されている。
そして、この凹部581には、ロータ軸613の締結部653の最大径部653aが嵌合されている。そのため、凹部581において、ロータ軸613と回転体503とは固定され、ロータ軸613の当接面257と回転体503の当接面187とが接触されるようになっている。
かかる構成において、回転体503の当接面187にメッキの盛り上がりが形成された場合でも、ロータ軸613には座グリ部659が形成されているため、回転体503とロータ軸613との間には隙間665が形成される。
従って、ロータ軸613及び回転体503の接触状態を安定させることができる。このことにより、設計容易なロータ軸613と回転体503との固定構造を適宜選択可能となる。
また、本発明においては、ロータ軸213の貫通軸部255に形成されたメネジ263は、固定部品301を固定するために用いられるとして説明してきたが、これに限られない。すなわち、このメネジ263をターボ分子ポンプの分解作業の効率化を図る目的で使用することが可能である。
例えば、図9に示したターボ分子ポンプにおいて、ブレード破損(回転翼102が回転中に固定翼123や固定翼スペーサ125と衝突し、複雑に絡み合って破損する状況をいう)を生じ、ターボ分子ポンプが破壊したとする。この場合、破壊したターボ分子ポンプに対しては、その故障原因を調査するためにターボ分子ポンプの分解が行われる。
そこで、従来のターボ分子ポンプでは、まず外筒127を固定しているボルト128を取り外した後、外筒127のみをターボ分子ポンプ本体100から取り外し、さらに、固定翼スペーサ125、固定翼123を順に取り外した後、回転翼102及びロータ軸113を取り外して、各部品について調査を行っていた。
しかしながら、ターボ分子ポンプがブレード破損を起こして破壊した場合、回転翼102は、その回転中に固定翼123や固定翼スペーサ125と衝突し、破損するため、破損後の回転翼102は、固定翼123や固定翼スペーサ125と複雑に絡み合っている。また、固定翼123や固定翼スペーサ125との衝突により、回転翼102等が外筒127にめり込んでしまい、外筒127が変形している。
そのため、実際は、外筒127を容易に取り外すことはできず、例えば外筒127の変形部分等にバールをねじ込み、この変形を戻しながら、この外筒127の取り外しを行っていた。また、外筒127を取り外した後も、回転翼102が、固定翼123や固定翼スペーサ125と絡み合って破損しているため、回転翼102等を手作業で一枚ずつ剥がさないと、回転体103やロータ軸113等を取り外すことができなかった。
そこで、本発明のターボ分子ポンプでは、その分解作業を行うに際し、図7に示すように、そのロータ軸213のメネジ263にアイボルト401が螺合される。そして、このアイボルト401には、図示しないクレーン等からフックが掛けられる。
このとき、外筒127を固定しているボルト128は予め取り外される。また、ロータ軸213に設けられた金属ディスク111も取り外される。さらに、ベース部129には、ベース部129側がロータ軸213等とともに持ち上がらないように、図示しない器具により固定される。
その後、アイボルト401がクレーン等により上方に牽引され、ロータ軸213が持ち上げられる。
このとき、ロータ軸213は、回転体103に固定されているので、回転体103は、ロータ軸213とともに持ち上げられる。また、回転翼102は、固定翼123や固定翼スペーサ125と絡み合って破損しているため、回転翼102、固定翼123、固定翼スペーサ125も、ロータ軸213とともに持ち上げられる。さらに、回転翼102等は、外筒127にめり込んでいるため、外筒127も、ロータ軸213とともに持ち上げられる。
そのため、アイボルト401をクレーン等により牽引すると、図8に示すように、ロータ軸213、回転体103、回転翼102、固定翼123、固定翼スペーサ125、外筒127(これらの部品をまとめて上部部品500という)が一体となって持ち上げられる。そのため、上部部品500だけがベース部129側から分離される。
そして、分離された上部部品500から、ロータ軸213及び回転体103を取り外すことにより、回転翼102、固定翼123及び固定翼スペーサ125を、外筒127の内方に剥ぎ落とすことができる。この作業は、従来行っていた回転翼102等を手作業で一枚ずつ剥がす作業よりも容易である。また、回転翼102、固定翼123及び固定翼スペーサ125を取り外すことができれば、簡単に外筒127を取り外すこともできる。
従って、メネジ263とアイボルト401を用いることで、ターボ分子ポンプの分解作業を効率良く行うことができる。
なお、アイボルト401は、ターボ分子ポンプを分解する際に用いられ、ロータ軸213の回転動作時にはロータ軸213等の回転バランスを保つために取り外されることが望ましい。ただし、アイボルト401に限らず、例えば頭部が球状のボルトを用いれば、回転動作時のロータ軸213等のバランスが保たれるので、ボルトを外さなくても良い。この場合に上部部品500を牽引するときは、クレーン等でこのボルトの頭部を掴めば良い。
加えて、このメネジ263とアイボルト401とは、ターボ分子ポンプの組立作業で用いることも可能である。
例えば、ターボ分子ポンプの組立作業で、すでに組み立てられたロータ軸213、回転体103及び回転翼102をベース部129側に取り付ける際には、これらロータ軸213、回転体103及び回転翼102を持ち上げて、移動させる必要がある。
しかしながら、今後、ターボ分子ポンプが大容量向けに大型化した場合には、ロータ軸213、回転体103及び回転翼102も大型化するため、その重量は増加する。従って、作業者がロータ軸213、回転体103及び回転翼102を手で持ち上げて、移動させることが困難になる場合がある。
そこで、このロータ軸213のメネジ263にアイボルト401を螺合させて、ロータ軸213、回転体103及び回転翼102をクレーン等で牽引することで、簡単にロータ軸213、回転体103及び回転翼102を移動させ、ベース部129側に取り付けることができる。
従って、メネジ263とアイボルト401を用いることで、大型のターボ分子ポンプの組立作業の効率化を図ることができる。
本発明のロータ軸と回転体との固定部分の拡大構成図 本発明のロータ軸の部分構成図 本発明の固定部品によるロータ軸の固定の様子 本発明の固定部品の構成図 本発明の当接面におけるメッキの盛り上がりの様子 本発明のロータ軸と回転体との固定部分の拡大構成図(別例) メネジの使用別例 同上 従来のターボ分子ポンプの構成図 従来のロータ軸と回転体との固定部分の拡大構成図 従来の回転体の部分構成図 従来のロータ軸の部分構成図 従来の当接面におけるメッキの盛り上がりの様子
符号の説明
100 ターボ分子ポンプ本体
102 回転翼
103、503 回転体
104 上側径方向電磁石
105 下側径方向電磁石
106A、106B 軸方向電磁石
107 上側径方向センサ
108 下側径方向センサ
109 軸方向センサ
113、213、613 ロータ軸
121 モータ
123 固定翼
125 固定翼スペーサ
127 外筒
129 ベース部
151 主軸部
153、253、653 締結部
155、255 貫通軸部
157、187、257 当接面
161 ボルト穴
183 中心穴
185 ボルト通し穴
191 ボルト
200 制御装置
259、659 座グリ部
263 メネジ
265、665 隙間
301 固定部品
321 固定用ボルト
401 アイボルト

Claims (7)

  1. 回転体と、
    該回転体に固定されるロータ軸と、
    該ロータ軸と前記回転体との締結を行うためのボルト穴と、
    該ボルト穴を用いて前記ロータ軸と前記回転体との締結を行う締結手段と、
    前記回転体の側で軸方向に対し垂直に形成された回転体側当接面と、
    前記ロータ軸の側で前記回転体側当接面と当接されたロータ軸側当接面と、
    該ロータ軸側当接面より凹んだ座グリ部とを備え、
    前記締結により、前記回転体側当接面と前記座グリ部との間には隙間が形成され、該隙間に向けて前記ボルト穴が開口されることを特徴とするロータ軸と回転体との固定構造。
  2. 前記回転体は、該回転体の中心に形成された中心穴を備え、
    前記ロータ軸は、前記中心穴に貫通された貫通軸部と、該貫通軸部より大径である主軸部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のロータ軸と回転体との固定構造。
  3. 前記ロータ軸に形成されたメネジを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のロータ軸と回転体との固定構造。
  4. 前記メネジに螺合されることで、前記ロータ軸を軸方向に付勢し、かつ該付勢方向と逆向きに前記回転体を付勢する固定手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のロータ軸と回転体との固定構造。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の固定構造を有するターボ分子ポンプであって、
    前記ロータ軸を磁気浮上させ、径方向及び/又は軸方向に位置調整する磁気軸受を有し、
    前記回転体には回転翼が形成され、
    前記ターボ分子ポンプは、
    被対象設備に設置され、該被対象設備から所定のガスを吸引することを特徴とするターボ分子ポンプ。
  6. 少なくともモータを含む電装部と、
    該電装部を支持するベース部と、
    前記モータにより回転されるロータ軸と、
    該ロータ軸が固定された回転体と、
    該回転体に形成された回転翼と、
    該回転翼と交互に配設された固定翼と、
    該固定翼を固定するための固定翼スペーサと、
    少なくとも前記ロータ軸、前記回転体、前記回転翼、前記固定翼及び前記固定翼スペーサを内包する外筒と、
    前記ロータ軸に形成されたメネジと、
    該メネジに螺合された螺合手段とを備え、
    該螺合手段を牽引することで、少なくとも前記ロータ軸、前記回転体及び前記回転翼を、前記電装部及び前記ベース部に対し分離可能であることを特徴とするターボ分子ポンプ。
  7. 前記螺合手段は、アイボルトであることを特徴とする請求項6記載のターボ分子ポンプ。
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