JP2006164932A - 自動点検機能付防災用照明器具および防災用照明器具制御システム - Google Patents

自動点検機能付防災用照明器具および防災用照明器具制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】
誘導灯の制御・監視システムに組み込まれるように設置されているにもかかわらず信号線が何らかの原因で断線し、または誤って信号線に接続していない場合や誘導灯のアドレス設定が行われていない不正な使用状態であっても常に安全側に作動する自動点検機能付誘導灯を提供する。
【解決手段】
自動点検機能付誘導灯EELは、光源L、点灯回路、バッテリ、充電回路ならびにアドレス設定機能を有するとともに外部から到来する遠隔制御信号に応じて光源Lおよびバッテリの自動点検を行う自動点検手段を備えた自動点検誘導灯手段と、一般誘導灯手段と、自動点検誘導灯手段のアドレスが設定され、かつ、外部からの制御信号がある場合には自動点検誘導灯手段が作動するように選択し、アドレスが設定されていないか外部からの制御信号がない場合には一般誘導灯手段が作動するように選択する自己診断手段3とを具備している。
【選択図】
図4

Description

本発明は、遠隔制御による自動点検を行えるように構成された自動点検機能付防災用照明器具およびこれを遠隔制御する防災用照明器具制御システムの改良に関する。
誘導灯は、消防法により定期点検が義務付けられていて、配設されている点検スイッチを操作することにより、点検を行うことができる。点検は、非常点灯が20分以上行えることを確認するものである。
多数の誘導灯を設置している施設においては、誘導灯の点検作業に要する労力が多大になるが、短時間に、かつ、安全に多数の誘導灯の点検を一括して制御・監視できるようにするために、遠隔制御による自動点検を行えるように構成された誘導灯のバッテリ点検制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、非常点灯や連動停止のような非常時の動作に加えて、常時消灯制御やランプの累積点灯時間制御のような常時の動作の監視・制御を行う防災用の照明システム(特許文献2参照。)、点検の制御・監視のために外部通信端末に送信する通信部を器具の下部に設けた誘導灯(特許文献3参照。)などが提案されている。
特開平04−206388号公報 特開平08−180980号公報 特開2004−206968号公報
ところが、上述したような誘導灯の制御・監視システムに用いる誘導灯において、システムに接続するための信号線などが何らかの原因で断線するなど少なくとも個別の誘導灯から見て当該システムにアクセス不能な状態になっているとき、または誤って信号線などに接続していない場合や誘導灯のアドレス設定が行われていない場合は、いずれも誘導灯の不正な使用状態であるから、誘導灯を正常時の点灯状態とは異なる点滅点灯モードにしたり消灯したりするように構成することが考えられる。しかしながら、これでは誘導灯の設置目的に沿いにくいという問題がある。
本発明は、信号線が何らかの原因で断線し、または誤って信号線に接続していない場合や誘導灯のアドレス設定が行われていない不正な使用状態であっても常に安全側に作動する自動点検機能付防災用照明器具およびこれを遠隔制御する防災用照明器具制御システムを提供することを目的とする。
本発明の自動点検機能付防災用照明器具は、防災用照明を行う主光源、主光源を点灯する点灯回路、電源遮断時に電源を供給するバッテリ、常用時にバッテリを充電する充電回路ならびにアドレス設定機能を有するとともに外部から到来する遠隔制御信号に応じて主光源およびバッテリの自動点検を行う自動点検手段を備えた自動点検防災用照明器具手段と;防災用照明を行う主光源、主光源を点灯する点灯回路、電源遮断時に電源を供給するバッテリ、常用時にバッテリを充電する充電回路および点検スイッチを含む手動点検手段を備えた一般防災用照明器具手段と;自動点検防災用照明器具手段のアドレスが設定され、かつ、外部からの制御信号がある場合には自動点検防災用照明器具手段が作動するように選択し、アドレスが設定されていないか外部からの制御信号がない場合には一般防災用照明器具手段が作動するように選択する自己診断手段と;を具備していることを特徴としている。
自動点検機能付防災用照明器具は、自動点検機能付の誘導灯および非常用照明器具などを含む概念である。
自動点検防災用照明器具手段は、防災用照明器具制御システムに組み込まれたときに防災用照明器具、例えば誘導灯として機能するための構成である。なお、本発明の防災用照明器具制御システムについては後述する。
一般防災用照明器具手段は、自動点検機能付防災用照明器具制御システムに組み込まれないで単独で設置される防災用照明器具すなわちスタンドアローンの誘導灯や非常用照明器具として機能するための構成である。
上記自動点検防災用照明器具手段および一般防災用照明器具手段のいずれにおいても、防災照明を行う主光源、主光源を点灯する点灯回路、電源遮断時に電源を供給するバッテリおよびバッテリを充電する充電回路を備えているので、これらの部材の全部または任意の一部を兼用することができる。主光源は、防災用照明器具としての主となる照明を行うための光源であり、モニタなど他の機能のために用いる光源とは区別される。そして、防災照明を行うことができればどのようなものであってもよく、例えば冷陰極形蛍光ランプなどの蛍光ランプや発光ダイオードなどを用いることができる。点灯回路は、主光源を点灯させる手段であり、例えばインバータなどを主体として構成することができる。バッテリは、電源遮断時に主光源、点灯回路および自動点検手段などに電源を供給して、主光源を所定時間の間点灯させる手段である。充電回路は、バッテリを充電する手段であり、例えば商用電源を整流して直流電圧を得てからバッテリを充電する。なお、バッテリおよび充電回路は、防災用照明器具に内蔵されていてもよいし、また別置形として構成されてもよい。
また、自動点検防災用照明器具手段は、上記構成の他に自動点検手段を備えている。自動点検手段は、少なくともバッテリの寿命末期または主光源の接続不良および不点を防災用照明器具制御システムにより自動的に点検し、その結果を防災用照明器具制御システの制御装置に送信するとともに、防災用照明器具側において少なくとも一時的に記憶できるように構成されているものとする。そのために、防災用照明器具制御システムに対して、それぞれ個別防災用照明器具のアドレスを登録するアドレス設定機能、信号送受信機能、自己点検機能、演算機能および記憶機能などを備えている。
アドレス設定機能は、DIPスイッチなどのアドレス設定器を自動点検防災用照明器具手段に配設したり、リモコン信号送受手段を配設してリモコンを用いてアドレスを遠隔的に設定するように構成したりすることができる。
信号送受信機能は、防災用照明器具制御システムからの制御信号などの受信機能および点検結果などの送信機能を有している。制御信号などの受信機能は、点検指令の制御信号などを受信する。送信機能は、防災用照明器具制御システムの制御装置に対して点検結果を含む応答信号などを送信する。
自己点検機能は、演算機能を含み、点検指令の制御信号を受信したときに作用して、制御信号に応動して回路を擬似的に停電状態として点灯回路の電源をバッテリに切り換えて、バッテリの寿命点検または主光源の不点検出などを自動的に行う。なお、演算機能は、マイコンなどの演算・記憶手段からなる。また、演算機能は、点灯回路を所要に制御するのにも寄与させることができる。記憶機能は、自動点検結果を記憶し、所要のプログラムを記憶し、演算手段の求めに応じてプログラムを読み出せるように作用する機能であり、マイコンなどの記憶機能を利用することができる。
また、一般防災用照明器具手段は、上記構成の他に手動点検手段を備えている。手動点検手段は、点検スイッチを含んでいる。点検スイッチは、本形態の自動点検機能付防災用照明器具の外部から操作可能なように配設され、例えばプルスイッチ、押し釦スイッチなどからなる。そして、点検スイッチを外部から手動で操作すると、回路を擬似的に停電状態として、主光源の点灯回路の電源をバッテリに切り換える。この状態で主光源が所定時間点灯するかを目視により確認を行うことにより、点検が行われる。
自己診断手段は、自動点検機能付防災用照明器具が正常な使用状態であるか、または不正な使用状態であるかを自己診断するための手段である。なお、本発明において、不正な使用状態とは、防災用照明器具制御システムに接続するための信号線などが何らかの原因で断線し、または誤って信号線などに接続していない場合や防災用照明器具のアドレス設定が行われていない場合など少なくとも当該防災用照明器具から見て自動点検機能付の防災用照明器具としては使用不能な状態になっているときをいう。また、自己診断手段は、点灯回路および自動点検手段を制御するためにマイコンを使用する場合、このマイコンの演算機能を利用して構成することができる。
そうして、本発明の自動点検機能付防災用照明器具は、防災用照明器具制御システムに組み込まれて使用に供される。そして、任意または所定のとき、例えば商用電源投入時などに、その自己診断手段が自己診断を行う。その結果、自動点検機能付防災用照明器具が正常な使用状態であると診断された場合には、以後自動点検機能付防災用照明器具は、自動点検防災用照明器具手段としての機能が選択されて作動する。
これに対して、自己診断手段による診断の結果、自動点検機能付防災用照明器具が不正な使用状態であると診断された場合には、以後自動点検機能付防災用照明器具は、一般防災用照明器具手段としての機能が選択されるので、少なくとも一般の防災用照明器具として作動する。すなわち、スタンドアローンの防災用照明器具として作動する。なお、後者の場合において、自動点検機能付防災用照明器具が一般防災用照明器具として作動していることを外部に明示して注意を喚起するために、表示手段を所望により配設することができる。表示手段としては、例えば発光、発音、形態物表示など適当な手段を採用することができる。
本発明の防災用照明器具制御システムは、自動点検機能付防災用照明器具の複数個と;アドレス信号を付加した自動点検指令の制御信号を特定の自動点検機能付防災用照明器具へ送出し、自動点検機能付防災用照明器具からの点検結果信号を受信して複数個の自動点検機能付防災用照明器具を統括して制御、監視する制御装置と;複数個の自動点検機能付防災用照明器具および制御装置の間を通信可能に接続する信号伝送媒体と;を具備していることを特徴としている。
本発明の防災用照明器具制御システムにおいて、自動点検機能付防災用照明器具には、以上説明した本発明の自動点検機能付防災用照明器具を用いる。また、防災用照明器具制御システムに組み込むために、通信制御部を備えることができる。
制御装置は、複数個の自動点検機能付防災用照明器具を統括して制御、監視する手段である。そして、少なくとも複数個の自動点検機能付防災用照明器具に対して自動点検指令の制御信号を個別に送信することができ、また自動点検を行った自動点検機能付防災用照明器具から点検結果信号を受信する。さらに、複数個の自動点検機能付防災用照明器具のアドレスを登録し、複数個の自動点検機能付防災用照明器具の主光源およびバッテリの接続状態を監視し、複数個の自動点検機能付防災用照明器具に対して自動点検実施の日時を自動的に割り振るなどの機能を備えることができる。
なお、自動点検は、規定の20分間にわたり非常点灯させて行う定期点検および1分間にわたり非常点灯させて行う週間点検の両方の点検モードについて実施するように制御装置を構成することができる。
信号伝送媒体は、複数個の自動点検機能付防災用照明器具および制御装置の間を通信可能に接続するための媒体である。例えば、信号線、電話線、配電線、電波、赤外線または超音波などの信号伝送媒体を用いることができる。なお、電話線および配電線を用いる場合、信号重畳を行うように構成される。
以下、所望により採用し得る防災用照明器具制御システムの態様について説明する。これらの態様の一つまたは複数を付加的に採用することにより、本発明の防災用照明器具制御システムの性能が向上したり、機能が増加したりして、より一層優れた防災用照明器具制御システムを提供することができる。なお、防災用照明器具制御システムとしての作用においては、自動点検機能が寄与し、一般防災用照明器具手段は機能しないので、以下に示す態様においては、前述の本発明の自動点検機能付防災用照明器具を用いるのはもちろんのこと、自動点検機能を備えている防災用照明器具であれば、前述の本発明の自動点検機能付防災用照明器具でないものを用いてもよい。
1.自動点検機能付防災用照明器具は、自動点検中を表示する自動点検表示手段を具備している。
すなわち、自動点検機能付防災用照明器具は、自動点検表示手段を具備していて、防災用照明器具制御システムに組み込まれて使用に供される態様において、防災用照明器具制御システムの制御装置から信号伝送媒体を経由して自動点検指令の制御信号を受信して自動点検を遂行中に、自動点検中であることを表示する。
自動点検表示手段は、専用および兼用のいずれであってもよい。兼用の場合、例えば充電モニタおよびランプモニタをともに点灯させることができる。この場合、充電モニタおよびランプモニタを同時に点灯したり、交互に点灯したり、あるいは点滅の周期を適当な範囲内に設定するなどのいろいろな組合せの中から適当なものを選択して採用することにより、兼用でありながらそれぞれのモニタの本来の表示目的または他の表示目的と誤認しないように配慮することができる。また、自動点検表示手段は、それが専用および兼用のいずれであっても、発光に限定されるものではなく、例えば音や色など発光以外の手段であってもよい。
自動点検表示手段において、自動点検指令の制御信号に応動する部分を、例えば自動点検機能付防災用照明器具の自動点検機能などの主として制御・監視を行うマイコンなどの演算処理手段を利用して構成することができる。そして、信号伝送媒体を経由して上記制御信号を受信したときに、マイコンなどの演算処理手段による演算処理に基づいて自動点検表示手段の表示部分を作動させることができる。なお、マイコンなどの演算処理手段には、
そうして、本態様によれば、実際の照明空間において自動点検中の自動点検機能付防災用照明器具を外部から容易に識別することが可能になる。
2.防災用照明器具は、短時間の非常点灯であるなら自動点検を実施するように構成されている。
すなわち、防災用照明器具の点検を行う直前に短時間の非常点灯を行ってしまう場合が実際上起こり得る。例えば、誤って点検スイッチを操作してしまい、直ぐに気付いて点検スイッチを再度操作して元に戻すなどである。本態様は、このような場合には点検を実施するように構成されている。なお、非常点灯とは、バッテリを電源とする主光源の点灯である。本態様において、短時間を例えば60〜90秒の間に設定するのが好ましい。このような時間であれば、バッテリの放電特性を点検する上で、放電時間に実質的な影響が少ない。
短時間の非常点灯の有無、その発生時刻および自動点検実施の可否判断を行うためには、適当な演算処理手段を用いるのがよいが、防災用照明器具内に配設されて各種の制御および判断などを行うマイコンなどの演算処理手段を利用してこれを構成することができる。
また、本態様は、自動点検機能付防災用照明器具はもとよりスタンドアローンで用いる一般防災用照明器具であっても適用することができる。したがって、前述した本発明の自動点検機能付防災用照明器具にこれを採用すれば、自動点検防災用照明器具および一般防災用照明器具のいずれとして作動する場合であっても本態様としての作用を行う。
ところで、特開2002−279760号公報は、バッテリの点検を行うためには24時間の事前充電が必要である旨記載している。そこで、これにしたがうように自動点検機能を構成した場合、点検スケジュールにしたがって自動点検を行おうとしたときに、その24時間以内の時点で誤って短時間非常点灯が行われたときには自動点検ができなくなる。このため、上記のような場合には、折角自動点検を行うようにシステム化してもその実効が得られなくなり、安全サイドではなくなる。
これに対して、本態様においては、短時間の非常点灯が行われたとしても予め設定した条件を満足する範囲内であれば、自動点検を実施するので、自動点検を行うようにシステム化してその実効を得ることができ、したがって安全サイドになる。また、防災用照明器具がスタンドアローンで用いられる場合であっても、本態様によれば点検が実施されるので上記と同様に安全サイドになる。
3.自動点検機能付防災用照明器具は、アドレス登録後の再設定を拒否するように構成されている。
自動点検機能付防災用照明器具に対してリモコンなどによってアドレスを設定した場合、当該防災用照明器具は、設定されたアドレスを含む応答信号を制御装置に向けて送信するように構成されている。
制御装置は、信号伝送媒体を経由して当該応答信号を受信すると、伝送されたアドレスを制御装置内部に登録する。このようにして、自動点検機能付防災用照明器具のアドレスが制御装置内にいったん登録されると、制御装置は、当該防災用照明器具に向けて信号伝送媒体を経由してアドレスロックの指示を行う。アドレスロックを指示するには、例えばアドレスロック信号を送信する。
これに対して、当該防災用照明器具は、制御装置からアドレスロックを指示されたとき、例えばアドレスロック信号受信したときには、たとえリモコンなどを用いた新規のアドレス設定操作が再度行われたとしても、その設定を拒否するように構成されている。なお、制御装置側において、登録済みのアドレスを削除することができるように構成することができる。この場合、アドレスを削除した後であれば、自動点検機能付防災用照明器具のアドレス再設定が可能になる。
そうして、本態様によれば、自動点検機能付防災用照明器具に対して誤って再度アドレス設定操作が行われたとしても、当該防災用照明器具が登録を受け付けないので、アドレスの誤設定を回避することができる。
4.自動点検機能付防災用照明器具は、アドレス未設定表示手段を具備している。
すなわち、自動点検機能付防災用照明器具は、アドレス未設定表示手段を備えていて、当該防災用照明器具に対するアドレスが未設定の状態にある場合には、アドレス未設定表示手段がその状態であることを当該防災用照明器具側において表示する。
アドレス未設定表示手段は、アドレス設定有無判断処理部および表示部を含んでいる。アドレス設定有無判断処理部は、自動点検機能付防災用照明器具内に配設されて各種の制御および判断などを行うマイコンなどの演算処理手段を利用してこれを構成することができる。
表示部は、専用および兼用のいずれであってもよい。兼用の場合、例えば充電モニタおよびランプモニタをともに点灯させることができる。この場合、充電モニタおよびランプモニタを同時に点灯したり、交互に点灯したり、あるいは点滅の周期を適当な範囲内に設定するなどのいろいろな組合せの中から適当なものを選択して採用することにより、兼用でありながらそれぞれのモニタの本来の表示目的または他の表示目的と誤認しないように配慮することができる。また、表示部は、それが専用および兼用のいずれであっても、発光に限定されるものではなく、例えば音や色などであってもよい。
そうして、本態様においては、自動点検機能付防災用照明器具が防災用照明器具制御システムに組み込まれて使用に供される中で、防災用照明器具制御システムの制御装置からアドレス設定確認の制御信号または自動点検指令など所定の制御信号を受信したときに、自動点検機能付防災用照明器具は、アドレス未設定表示手段におけるアドレス設定有無判断処理部がアドレス設定の有無の判断処理を行う。その結果、アドレスが未設定であれば、表示部が作動してアドレスが未設定であることを表示する。そのため、設備工事業者やアドレス設定作業者の不注意によるアドレス未設定を回避しやすくなる。
5.自動点検機能付防災用照明器具は、2重アドレス設定表示手段を具備している。
すなわち、2重アドレス設定表示手段は、制御装置からの通信に基づいて作動してアドレスが2重に設定されたことを自動点検機能付防災用照明器具側で表示する手段である。この場合、重複して登録された全ての自動点検機能付防災用照明器具が表示の対象になってもよいが、少なくとも後から設定された方の自動点検機能付防災用照明器具が2重アドレス設定表示を行うように構成されている。
一方、制御装置は、ある自動点検機能付防災用照明器具に対して設定されたアドレスが他の自動点検機能付防災用照明器具に対して既に登録されていているため、2重設定となる場合、該当する複数の自動点検機能付防災用照明器具の少なくとも後から設定された方に対して2重アドレス設定表示の制御信号を送信する。上記制御信号を受信した当該自動点検機能付防災用照明器具は、2重アドレス設定表示を行う。なお、制御装置もまた2重アドレス設定表示手段を備え、上記と同期して2重アドレス設定表示を行うように構成することができる。
2重アドレス設定表示手段は、2重アドレス設定判断処理部および表示部を含んでいる。
2重アドレス設定判断処理部は、自動点検機能付防災用照明器具内に配設されて各種の制御および判断などを行うマイコンなどの演算処理手段を利用してこれを構成することができる。
表示部は、専用および兼用のいずれであってもよい。兼用の場合、例えば充電モニタおよびランプモニタをともに点灯させることができる。この場合、充電モニタおよびランプモニタを同時に点灯したり、交互に点灯したり、あるいは点滅の周期を適当な範囲内に設定するなどのいろいろな組合せの中から適当なものを選択して採用することにより、兼用でありながらそれぞれのモニタの本来の表示目的または他の表示目的と誤認しないように配慮することができる。また、表示部は、それが専用および兼用のいずれであっても、発光に限定されるものではなく、例えば音や色などであってもよい。
そうして、本態様によれば、2重アドレス設定を自動点検機能付防災用照明器具側において表示するので、設備工事業者やアドレス設定作業者の不注意による2重アドレス設定を回避しやすくなる。
6.自動点検機能付防災用照明器具は、アドレス登録時に主光源が点灯するように構成されている。
すなわち、自動点検機能付防災用照明器具に対してアドレスを設定し、制御装置がこれを登録したときに、制御装置は当該自動点検機能付防災用照明器具に対してアドレス登録の制御信号を信号伝送媒体経由で送信する。当該自動点検機能付防災用照明器具は、上記制御信号を受信したときに主光源を点灯する。
アドレス登録時に主光源を点灯させる制御を行うためには、適当な演算処理手段を用いることができる。そして、自動点検機能付防災用照明器具内に配設されて各種の制御および判断などを行うマイコンなどの演算処理手段を利用してこれを構成することができる。なお、アドレス登録時における主光源の点灯は、点滅または短時間点灯など通常の点灯と容易に区別できるような態様であることが望ましい。
そうして、本形態によれば、アドレス登録を主光源の点灯により認知することができる。このため、自動点検機能付防災用照明器具が天井に設置される場合など観察者との間に距離がある場合には特に好都合である。これに対して、モニタランプを用いてこれを点灯する場合、モニタランプは発光ダイオードなど小形であるため、天井などに設置される場合には認知しにくい。
7.制御装置は、火災発生時に点検を中止させるように構成されている。
すなわち、自動点検機能付防災用照明器具は、制御装置からの点検指令の制御信号を受信すると自動点検を開始する。自動点検中に火災が発生した場合、制御装置は次のように作動するように構成されている。
制御装置は、火災警報設備のb接点に接続することで火災警報設備に連動する。火災警報設備が火災発生を検知すると、これが連動して制御装置に報知されるので、制御装置は、点検中止信号を発生する。点検中止信号は、自動点検中の自動点検機能付防災用照明器具に向けて送信する。当該防災用照明器具は、信号伝送媒体を経由して点検中止信号を受信すると、自動点検を中止して、常用点灯に戻すように構成されている。
なお、制御装置は、所望により上記の構成に加えて、火災発生時には点検指令の制御信号の発生を中止するように構成することができる。したがって、火災発生時には自動点検の実施が中止される。
そうして、本態様においては、火災発生時に自動点検機能付防災用照明器具が自動点検中であっても、当該点検を中止して常用点灯に復帰させ、かつ、バッテリの充電を開始させることができるので、火災発生時における照明の安全性を向上させるとともにバッテリの消耗を低減させることができる。
8.制御装置は、自動点検機能付防災用照明器具の接続異常時に点検信号を送信しないように構成されている。
すなわち、制御装置は、防災用照明器具制御システムに組み込まれている複数個の自動点検機能付防災用照明器具の主光源およびバッテリの接続状態を常時監視する。そして、それらに接続異常を検出した場合、異常が発生した自動点検機能付防災用照明器具に対する点検指令の制御信号を送信しないよう構成されている。
また、監視結果の接続異常が発生した自動点検機能付防災用照明器具については制御装置にそれを表示するように構成することができる。これにより管理者などに対して警告を発して修理対応を促進することができる。
そうして、本態様においては、接続異常のために点検指令の制御信号を送信する必要のない自動点検機能付防災用照明器具に対して上記制御信号を送信しないので、伝送上不要な通信を低減してシステム全体のレスポンスを向上させることができる。
9.制御装置は、自動点検を実施しやすい周期に設定できる計算手段を内蔵している。
すなわち、制御装置は、その内部に管理者などが操作により設定した自動点検の周期を記憶し、周期にしたがって所定のグループ内の自動点検機能付防災用照明器具に対して自動的に点検指令の制御信号を送信し、自動点検機能付防災用照明器具の点検を実施させる。そして、本形態においては、実施しやすいスケジュールに点検周期を設定できる計算手段を内蔵している。
防災用照明器具の点検は、施設によっては週単位の休館日、例えば月曜日に実施したいとする要求がある。従来、これに応える点検周期を設定することが可能であるかを簡単に明らかにする計算手段が明確でなかった。
本形態においては、点検サイクル月数をMとし、1月当たりの標準日数をDとし、同一グループに属する防災用照明器具台数をNとしたとき、下式を満足すれば7日ごとに点検を実施すれば、グループ内の全ての防災用照明器具を所要の点検サイクルで自動点検することが可能である。
7≦M・D/N
そこで、制御装置に上記数式を演算するプログラムを内蔵させておき、操作者が点検サイクル月数Mおよびグループの防災用照明器具台数Nを指定(または入力)して、上式の演算を実行させ、次にその答えの判定を行い、上式を満足すれば7日ごとの点検周期を設定する。
一例としてグループに属する防災用照明器具台数Nが10台であり、3箇月に1回の定期点検を行う場合について計算すると、上記数式は3×29/10=8.7となり、得られた答えは7より大きな数である。したがって、この場合には7日ごとに防災用照明器具を1台づつ点検を実施すればよい。その結果、10週でグループ全体の点検が終了する。
また、次回の点検日は、設定された月単位ではなく、設定された月に近くて、かつ、それより少ない7の整数倍の日数にて実施するように設定する。上記の一例に基づいて試算すれば、グループ全体の点検が終了した2週間後に次回の点検を開始すれば、グループ内の全ての防災照明器具について3箇月に1回の定期点検を確実に行うことができる。そうすれば、点検日は、毎回同じ曜日となる。その結果、いつも決まった例えば休館日に点検を行うことが可能になる。
そうして、本形態においては、施設の実情に合わせた実施しやすいスケジュールで点検を実施するのが可能になる。
本発明によれば、防災用照明器具制御システムに組み込まれて使用に供される際に、自動点検機能付防災用照明器具が不正な使用状態である場合には、一般防災用照明器具手段としての機能が選択されて少なくともスタンドアローンの一般の防災用照明器具として作動するので、フェールセーフとなり、安全性が増す自動点検機能付防災用照明器具およびこれを制御する防災用照明器具制御システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1ないし図3は、本発明の自動点検機能付防災用照明器具を実施するための第1の形態を示し、図1は自動点検機能付誘導灯を概念的に説明するブロック図、図2は本発明の自動点検機能付防災用照明器具が組み込まれる防災用照明器具制御システムの概略配線図、図3は自己診断のフローチャートである。図において、ACは商用交流電源、EELは自動点検機能付誘導灯、lは配電線、sは信号線、1は自動点検誘導灯手段、2は一般誘導灯手段、3は自己診断手段である。
本形態の自動点検機能付誘導灯EELは、配電線lに接続して商用交流電源ACから給電され、作動する。また、信号線sに接続することによって防災用照明器具制御システムに組み込まれている。
防災用照明器具制御システムは、図2に示すように、制御装置CP、信号線sおよび複数の自動点検機能付誘導灯EELにより構成されている。そして、制御装置CPから送出される例えばアドレスが付加された自動点検指令などを含む自己宛の制御信号を自動点検機能付誘導灯EELが受信すると、自動点検機能付誘導灯EELは、バッテリの寿命および光源の不点の有無について自動的に点検を行い、その結果を記憶し、かつ、制御装置CPからの呼び出しに応じて点検結果を含む応答信号を信号線sに所定の順序で送出する。
制御装置CPは、各自動点検機能付誘導灯EELからの応答信号を受信し、集計して、各自動点検機能付誘導灯EELの点検結果を一覧可能に表示する。また、制御装置CPは、所望により、主光源の不点やバッテリおよび主光源の接続不良やなどを常時監視するなど多様な制御・監視を行えるように構成することができる。なお、図2において、符号EEL´は一般の誘導灯であり、したがって配電線には接続しているものの防災用照明器具制御システムの信号線sには接続していない。
自動点検誘導灯手段1は、主光源、主光源の点灯回路、バッテリ、バッテリの充電回路、アドレス設定手段および自動点検手段を備えている。なお、アドレス設定手段は、自動点検機能付誘導灯EEL個々のアドレスを設定するために機能する。自動点検手段は、バッテリおよび主光源の点検を防災用照明器具制御システムの要求に応じて自動的に行う。そのために、自動点検手段は、信号送受信機能、演算機能および記憶機能などを有している。
一般誘導灯手段2は、主光源、主光源の点灯回路、バッテリ、バッテリの充電回路および点検スイッチを含む点検手段を備えている。なお、図中、符号2aは点検スイッチの操作具である。また、上記自動点検誘導灯手段1および一般誘導灯手段2は、主光源、主光源の点灯回路、バッテリおよび、バッテリの充電回路を兼用していて、図1において、自動点検誘導灯手段1のブロックと一般誘導灯手段2のブロックとが重なっている部分が上記兼用部分を示している。
自己診断手段3は、図3のフローチャートに示すように、アドレス設定の有無および信号線sからの制御信号の有無を検出することにより、自己診断を行う。なお、制御信号は、制御および/または監視のための信号を含む。
さらに詳述すれば、自己診断は、まずアドレスが設定されているかを判定する。その結果、Yesであれば、次に制御信号が存在するかを判定する。Noであれば、不正な使用状態であるから、一般誘導灯手段2を作動させる。そのため、自動点検機能付誘導灯EELは、図1の一般の誘導灯EEL´と同様な作動を行う。
次に、制御信号の存在を判定する。その結果、Yesであれば、正常な使用状態であることを確認できたので、自動点検誘導灯手段1を作動させる。そのため、自動点検機能付誘導灯EELは、文字どおり自動点検機能付誘導灯として作動する。これに対して、Noの場合には、不正な使用状態であるから、上記と同様に一般誘導灯手段2を作動させる。そのため、自動点検機能付誘導灯EELは、一般の誘導灯EEL´と同様な作動を行う。
図3において、点線で示す部分は、自動点検機能付誘導灯EELが一般誘導灯として作動することを示す表示する表示機能であり、所望により自動点検機能付誘導灯EELに付加される。
以下、本発明の自動点検機能付防災用照明器具を実施するための第2ないし第4の形態について説明する。各図において、図1および図2と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
図4は、本発明の自動点検機能付防災用照明器具としての自動点検機能付誘導灯を実施するための第2の形態を示すブロック図である。本形態において、自動点検機能付誘導灯EELは、非常点灯ユニットEU、主光源L、アドレス設定器AD、信号送受信回路R/T、自己診断機能3および点検スイッチ2bを備えて構成されている。
非常点灯ユニットEUは、整流化直流電源回路、充電回路、バッテリ、点灯回路およびマイコンμCOMを含み、入力端が商用電源ACに配電線lを介して接続し、出力端が主光源Lに接続している。整流化直流電源回路は、商用交流電源電圧を直流電圧に変換して、後述する充電回路、点灯回路およびマイコンμCOMに直流を供給する。充電回路は、後述するバッテリを充電する。バッテリは、停電時に点灯回路に直流電源を供給する。点灯回路は、インバータを含み、直流電圧を高周波交流電圧に変換する。マイコンμCOMは、演算機能および記憶機能を有し、自動点検誘導灯手段1の自動点検手段の演算機能および記憶機能を担当するとともに、自己診断手段3の少なくとも一部機能、点灯回路の制御機能および点検の際の擬似停電切り換え制御機能などを担当する。
アドレス設定器ADは、DIPスイッチなどからなり、自動点検機能付誘導灯EELの外部から操作してアドレスを設定するように構成されている。
信号送受信回路R/Tは、防災用照明器具制御システムの信号線sと非常点灯ユニットEUのマイコンμCOMとの間に介在して信号の送受を行う。
自己診断機能3は、マイコンμCOMと協調して信号線sから制御信号が受信されるか否かと、アドレス設定器ADによりアドレスが設定されているか否かと、をそれぞれ判定する。なお、信号送受信回路R/Tを経由して制御信号の有無を確認するように構成してもよい。
点検スイッチ2bは、操作具2aを有し、操作内容をマイコンμCOMに伝える。そして、上記操作に連動してマイコンμCOMから送出される操作信号により擬似的な停電動作への切り換えが行われる。
本形態は、以上説明した構成を備えていることから理解できるように、図1における自動点検誘導灯手段1および一般誘導灯手段2の主要部を非常点灯ユニットEUが兼用している。したがって、図1における自動点検誘導灯手段1は、非常点灯ユニットEU、光源L、アドレス設定器ADおよび信号送受信回路R/Tによって構成されている。また、一般誘導灯手段2は、非常点灯ユニットEU、光源Lおよび点検スイッチ2bによって構成されている。
図5は、本発明の自動点検機能付防災用照明器具としての自動点検機能付誘導灯を実施するための第3の形態を示すブロック図である。本形態において、自動点検機能付誘導灯EELは、そのアドレス設定手段がリモコン受信回路RRにより構成されているとともに、リモコン送信器RTを用いることにより自動点検機能付誘導灯EELを個別に制御可能なように構成されている。なお、リモコン送信器RTに代えてリモコン送受信器を用いて、自動点検機能付誘導灯EELからの自動点検結果を受信できるように構成してもよい。
すなわち、リモコン受信回路RRは、非常点灯ユニットEUのマイコンμCOMに受信データを入力するように構成されている。そして、リモコン受信回路RRがアドレス情報を受信すると、自己の自動点検機能付誘導灯EELのアドレスとしてマイコンμCOMに記憶され、アドレス設定が行われる。なお、上記リモコン送受信器を用いる場合、リモコン受信回路RRに代えてリモコン送受信回路を用いることができる。
また、リモコン受信回路RRは、リモコン送信器RTからの点検指令信号など各種リモート制御信号を受信したときに、これをマイコンμCOMに入力するように構成されている。そして、自動点検機能付誘導灯EELの点検などの動作をリモート制御できるようになっている。
図6は、本発明の自動点検機能付防災用照明器具としての自動点検機能付誘導灯を実施するための第4の形態を示す回路図である。本形態において、自動点検機能付誘導灯EELは、図4の第2の形態および図5の第3の形態に比べて以下の構成が異なる。
すなわち、自己診断手段3は、信号送受信回路R/Tを経由して制御信号の有無を判定する。
アドレス設定は、アドレス設定器ADおよびリモコンのいずれによっても設定可能になっている。リモコンの場合には、図示を省略しているリモコン送信器を用いてアドレス信号を送信し、リモコン受信回路RRで受信する。
充電モニタCMおよびランプモニタLMが配設されている。
整流化直流電源回路RDCは、第1および第2の直流電源DC1、DC2からなる。第1の直流電源DC1は、電源トランスT、ダイオードD1および平滑コンデンサC1からなる。電源トランスTは、その1次巻線wpが商用電源ACに接続する。そして、電源トランスTの2次巻線wsの中間タップと一方の端部との間にダイオードD1および平滑コンデンサC1の直列回路が接続している。そうして、第1の直流電源DC1の直流出力は、平滑コンデンサC1の両端間から得られる。また、第1の直流電源DC1は、点灯回路のインバータINVの直流入力端間に接続して、正常時の直流電源として機能する。
第2の直流電源DC2は、電源トランスT、ダイオードD2および平滑コンデンサC2からなる。電源トランスTの2次巻線wsの両端間にダイオードD2および平滑コンデンサC2の直列回路が接続している。そうして、第2の直流電源DC2の直流出力は、平滑コンデンサC2の両端間から得られる。また、第2の直流電源DC2は、バッテリBTとの間に直列的に介在する充電抵抗R1とともにバッテリBTの充電回路CCを形成している。
バッテリBTは、停電時および擬似停電時にオンするスイッチSW1を直列に介してインバータINVの入力端間に接続するとともに、マイコンμCOMに対しても直流電源を供給する。なお、スイッチSWはマイコンμCOMにより制御される。
点検手段は、擬似停電回路IPDを含み、自動点検手段および手動で操作する点検スイッチ2bのいずれによっても作動する。擬似停電回路IPDは、電源トランスTの1次巻線wpの回路に直列に挿入されている。そして、マイコンμCOMからの制御により擬似停電動作すなわち開路して電源トランスTの1次巻線wpを開放させる。
図7ないし図9は、本発明の防災用照明器具制御システムを実施するための一形態を示し、図7は配線図、図8は制御装置の正面図、図9は制御装置の器具状態表示・操作部の正面図である。なお、各図において、図2と同一部分について同一符号を付して説明は省略する。
本形態の防災用照明器具制御システムは、図7に示しているように、自動点検機能付防災用照明器具としての複数個の自動点検機能付誘導灯EELが第1のグループG1および第2のグループG2に区分されている。そして、それぞれのグループごとに異なる専用の100V商用交流電源に2本の電源線l、lを介して接続している。また、2本の信号線lc、lcに接続している。これらの信号線lc、lcは、両グループG1、G2に対して共通に配設された制御装置CPの信号送受端子間に接続している。
制御装置CPは、電源端子台T1、自火報接続用端子台T2および器具通信用端子台T3を備えていて、電源端子台T1には専用の100V商用交流電源が電源線l、lを経由して接続し、また自火報接続用端子台T2には火災警報設備のb接点Cbが接続し、器具通信用端子台T3には信号線lc、lcを経由して第1および第2のグループにおけるそれぞれの後述する自動点検機能付誘導灯EELの通信用端子台が接続している。
また、制御装置CPは、図8に示すように、正面において外部絡みえる位置に器具状態表示・操作部D/Oが配設されている。この器具状態表示・操作部D/Oには、図9に示すように、それぞれ複数の表示部および操作スイッチが配置されている。
表示部は、通電表示部D1、アドレス表示部D2、異常発生表示部D3、異常内容確認モニタD4、機器状態モニタD5および通信線短絡モニタD6を含んでいて、それぞれ図9に示す部分を備えている。
操作スイッチは、異常アドレス確認スイッチSW1、アドレス表示送りスイッチSW2および設定/確認/手動点検スイッチSW3を含んでいて、それぞれ図9に示す部分を備えている。

図10ないし図14は、図7ないし図9に示す本発明の防災用照明器具制御システムを実施するための一形態に組み込まれる自動点検機能付防災用照明器具としての自動点検機能付誘導灯を示し、図10は内部の部品配置を示す分解斜視図、図11は器具内構成図、図12はリモコン送受信部を説明する要部拡大部を備えた斜視図、図13はリモコンによるアドレス設定を示す概略図、図14は内部におけるバッテリの点検のフローチャートである。
図10において、自動点検機能付誘導灯EELの構造に関し、符号11は本体ケース、12は表示板、13は冷陰極蛍光ランプ、14は点灯ユニット部および通信制御部、15はバッテリ、16は赤外線リモコン送受信部、17は点検スイッチ・表示モニタ部、T11は電源用端子台、T31は器具通信用端子台である。なお、自動点検機能付誘導灯EELとしては、図1、図4ないし図6に示す本発明の自動点検機能付誘導灯EELを用いることができる。
上記表示板12は、本体ケース11の前面開口部に装着されていて、内部に空間を形成している。冷陰極蛍光ランプ13は、遮光被覆部の内部に収納されていて、表示板12の端面から照明光をエッジライト方式により入射する。点検スイッチ・表示モニタ部17は、下方へ点検スイッチの操作紐が導出され、下方から表示モニタを視認することができるように配置されている。
図11において、符号EUは点灯ユニット、2aは点検スイッチ、T11は電源用端子台、T31は通信用端子台、CMは充電モニタ、LMはランプモニタ、20はリモコンである。なお、図10と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
上記点灯ユニットEUは、点灯ユニット部・通信制御部14、通信部18および赤外線通信部19により構成されている。電源用端子台T11は、電源線l、lに接続する。通信用端子台T31は、信号線lc、lcに接続する。リモコン20から発射された赤外線リモコン信号は、赤外線リモコン送受信部16が受光する。
図12において、自動点検機能付誘導灯EELの構造に関し、赤外線リモコン送受信部16および点検スイッチ・表示モニタ部17は、それぞれの作用部が本体ケース11の下面に露出している。図において、図10と同一部分には同一符号を付している。
図13は、自動点検機能付誘導灯EELのアドレスを、リモコン20を用いて設定する場面を示している。リモコン20を用いてアドレスを設定すると、信号線lcを経由して制御装置CPにアドレスが伝送されて登録される。
図14は、自動点検機能付誘導灯EELにおける内部に収納されているバッテリ15の充電電流の有無、充電電圧および放電電圧をマイコンによる演算処理して図中に示すフローで電池状態の判断を行い、制御装置CPからの状態要求信号に基づいて状態信号を信号線lcを経由して制御装置CPに送信する。
本発明の自動点検機能付防災用照明器具としての自動点検機能付誘導灯を実施するための第1の形態を概念的に説明するブロック図 本発明の自動点検機能付防災用照明器具が組み込まれる防災用照明器具制御システムの概略配線図 本発明の第1の形態における自己診断のフローチャート 本発明の自動点検機能付防災用照明器具としての自動点検機能付誘導灯を実施するための第2の形態を示すブロック図 本発明の自動点検機能付防災用照明器具としての自動点検機能付誘導灯を実施するための第3の形態を示すブロック図 本発明の自動点検機能付防災用照明器具としての自動点検機能付誘導灯を実施するための第4の形態を示す回路図 本発明の防災用照明器具制御システムを実施するための一形態を示す配線図 同じく制御装置の正面図 同じく制御装置の器具状態表示・操作部の正面図 図7ないし図9に示す本発明の防災用照明器具制御システムを実施するための一形態に組み込まれる自動点検機能付防災用照明器具としての自動点検機能付誘導灯を示す内部の部品配置を示す分解斜視図 同じく器具内構成図 同じくリモコン送受信部を説明する要部拡大部を備えた斜視図 同じくリモコンによるアドレス設定を示す概略図 同じく内部におけるバッテリの点検のフローチャート
符号の説明
AD…アドレス設定器、CP…制御装置、EEL…自動点検機能付誘導灯、EU…非常点灯ユニット、l…配電線、R/T…信号送受信回路、s…信号線、μCOM…マイコン、2b…点検スイッチ、3…自己点検手段、L…主光源

Claims (10)

  1. 防災用照明を行う主光源、主光源を点灯する点灯回路、電源遮断時に電源を供給するバッテリ、常用時にバッテリを充電する充電回路ならびにアドレス設定機能を有するとともに外部から到来する遠隔制御信号に応じて主光源またはバッテリの自動点検を行う自動点検手段を備えた自動点検防災用照明器具手段と;
    防災用照明を行う主光源、主光源を点灯する点灯回路、電源遮断時に電源を供給するバッテリ、常用時にバッテリを充電する充電回路および点検スイッチを含む手動点検手段を備えた一般防災用照明器具手段と;
    自動点検防災用照明器具手段のアドレスが設定され、かつ、外部からの制御信号がある場合には自動点検防災用照明器具手段が作動するように選択し、アドレスが設定されていないかまたは外部からの制御信号がない場合には一般防災用照明器具手段が作動するように選択する自己診断手段と;
    を具備していることを特徴とする自動点検機能付防災用照明器具。
  2. 自動点検中であることを表示する自動点検表示手段を具備していることを特徴とする請求項1記載の自動点検機能付防災用照明器具。
  3. 自動点検前に短時間の非常点灯を行っていた場合であっても自動点検を行えるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の自動点検機能付防災用照明器具。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一記載の自動点検機能付防災用照明器具の複数個と;
    アドレス信号を付加した自動点検指令の制御信号を特定の自動点検機能付防災用照明器具へ送出し、自動点検機能付防災用照明器具からの点検結果信号を受信して複数個の自動点検機能付防災用照明器具を統括して制御、監視する制御装置と;
    複数個の自動点検機能付防災用照明器具および制御装置の間を通信可能に接続する信号伝送媒体と;
    を具備していることを特徴とする防災用照明器具制御システム。
  5. 制御装置は、リモコンによって自動点検機能付防災用照明器具に設定されたアドレスを登録し、かつ、自動点検機能付防災用照明器具へのアドレスロック指示機能を有しており;
    自動点検機能付防災用照明器具は、リモコン信号送受手段を備えていて少なくともリモコンによるアドレス設定が可能であるとともに制御装置からアドレスロックを指示されているときには新規アドレスを受け付けないように構成されている;
    ことを特徴とする請求項4記載の防災用照明器具制御システム。
  6. 制御装置は、自動点検機能付防災用照明器具が自動点検を行っているときに火災が発生した場合、自動点検機能付防災用照明器具へ点検中止信号を送出して自動点検機能付防災用照明器具の動作を非常点灯状態から通常点灯状態に移行させるように構成されていることを特徴とする請求項4または5記載の自防災用照明器具制御システム。
  7. 自動点検機能付防災用照明器具は、アドレス未設定表示手段を具備し;
    制御装置は、自動点検機能付防災用照明器具のアドレスが未設定のときには、当該自動点検機能付防災用照明器具のアドレス未設定表示手段を動作させるように構成されている;
    ことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか一記載の防災用照明器具制御システム。
  8. 複数個の自動点検機能付防災用照明器具は、アドレスが重複して設定されたことを表示するアドレス重複表示手段を具備し;
    制御装置は、複数個の自動点検機能付防災用照明器具に対してアドレスが重複して設定されたときには、当該自動点検機能付防災用照明器具のアドレス重複表示手段を動作させるように構成されている;
    ことを特徴とする請求項4ないし7のいずれか一記載の防災用照明器具制御システム。
  9. 制御装置は、複数個の自動点検機能付防災用照明器具の主光源およびバッテリの少なくとも一方の接続状態を監視し、上記監視対象の接続異常を検出した場合、当該自動点検機能付防災用照明器具に対して自動点検指令の制御信号を送信しないように構成されていることを特徴とする請求項4ないし8のいずれか一記載の防災用照明器具制御システム。
  10. 制御装置は、複数の自動点検機能付防災用照明器具を複数のグループに区割りしてグループごとの設定周期にしたがい自動点検の日時を自動的に割り振る際に、点検周期を月間標準日数に換算して、これを同一グループに所属する自動点検機能付防災用照明器具の数で除算したときの算出値が7以上のときには、7日おきに自動点検を実施するように構成されていることを特徴とする請求項4ないし9のいずれか一記載の防災用照明器具制御システム。
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