JP4284456B2 - 防災用照明灯及び防災用照明システム - Google Patents

防災用照明灯及び防災用照明システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導灯、非常灯などの防災用照明灯及び防災用照明システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
誘導灯や非常灯などの防災用照明灯は、ランプ、蓄電池、蓄電池電圧監視部、充電回路部、充電モニター(LED)、通電回路部、切替スイッチ等から構成されている。
【0003】
このような防災用照明灯は、平常時には、商用交流電源からランプへ通電されるように通電回路部が切り替えられており、商用交流電源からの通電によりランプが点灯される。また、この平常時には、商用交流電源からの通電により充電回路部を介して蓄電池の充電が行われている。
【0004】
商用交流電源からの通電が遮断された停電時には、通電回路部が自動的に切り替えられ、蓄電池からの通電によりランプが点灯される。
【0005】
ここで、蓄電池には、「ランプを継続して20分以上点灯させることができること」という規格が定められている。このため、蓄電池がこの規格を満たしているか否かを定期的に検査する必要があり、この検査は、各防災用照明灯に設けられている切替スイッチを切替操作することにより行われる。具体的には、切替スイッチを切替操作することにより通電回路部を停電時と同じ状態に切り替え、ランプに対して蓄電池からの通電する。なお、この検査時における蓄電池からの通電によるランプの点灯は20分間継続され、20分経過後に通電回路部が自動的に平常時の点灯状態に切り替えられ、ランプの点灯が商用交流電源からの通電による行われる状態に戻るとともに、蓄電池の充電が再開される。
【0006】
ここで、蓄電池からの通電によるランプの点灯時には、蓄電池の電圧が蓄電池電圧監視部により監視されており、蓄電池の電圧が所定値以下に低下したことが検知された場合には、商用交流電源からの通電状態に復帰したときに充電モニターが点滅し、蓄電池が交換する時期になっていることを知らせる。
【0007】
したがって、切替スイッチを切替操作することにより蓄電池の検査を行い、その検査後に充電モニターが点滅しているか否かを確認することにより、蓄電池が交替する時期になっていることを知ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、1つの建物の中には多数の防災用照明灯が設けられており、それらの防災用照明灯の全てを回って切替スイッチの切替操作を行い、その後再び全ての防災用照明灯を見回って充電モニターが点滅しているか否かを確認することは、非常に手間がかかっている。
【0009】
本発明の目的は、防災用照明灯に設けられている蓄電池が交替する時期になったか否かを、その防災用照明灯の設置場所まででかけていかなくても検査できる防災用照明灯を提供することである。
【0010】
本発明の別の目的は、ランプへの通電を商用交流電源と蓄電池とから切り替える部分が正常に機能しているか否かを、その防災用照明灯の設置場所まででかけていかなくても検査できる防災用照明灯を提供することである。
【0011】
本発明の別の目的は、防災用照明灯に設けられている蓄電池が交替する時期になったか否か、さらには、ランプへの通電を商用交流電源と蓄電池とから切り替える部分が正常に機能しているか否かを、その防災用照明灯の設置場所まででかけていかなくても検査できる防災用照明システムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
【0015】
請求項記載の発明の防災用照明灯は、ランプと;平常時に商用交流電源により充電されて停電時に前記ランプに対して通電する蓄電池と;前記ランプへの通電を、平常時に前記商用交流電源から行い停電時に前記蓄電池から行うように切り替える停電切替部と;前記商用交流電源から前記ランプへの通電時と前記蓄電池から前記ランプへの通電時とで前記ランプの点灯状態を切り替える点灯回路部と;前記ランプの点灯状態を監視する点灯状態監視部と;外部に設けられた集中管理装置から送信された検査用制御信号に基づいて前記停電切替部を切替制御する切替制御手段と;前記点灯状態監視部で監視された点灯状態が前記切替制御手段により制御された切り替え状態と一致しているか否かを判断する点灯状態判断手段と;前記集中管理装置との間で、前記検査用制御信号と前記点灯状態判断手段による判断結果の信号とを送受信する信号送受信部と;を具備している。
【0016】
したがって、この防災用照明灯では、平常時と停電時とにおいて停電切替部が切り替えられ、平常時には商用交流電源からの通電によりランプが点灯され、停電時には蓄電池からの通電によりランプが点灯される。また、平常時と停電時とにおいて点灯回路部が切り替えられることによりランプの点灯状態が切り替えられ、このランプの点灯状態が点灯状態監視部により監視される。
【0017】
この防災用照明灯は外部に設けられた集中管理装置に接続されており、集中管理装置から検査用制御信号が信号送受信部を介して送信されることにより、停電切替部が切替制御手段により、まず停電時と同じ状態に切り替えられ、所定時間経過後に平常時と同じ状態に切り替えられる。そして、点灯状態監視部で監視しているランプの点灯状態と、切替制御手段により制御された切り替え状態とが一致しているか否かが点灯状態判断手段により判断され、その判断結果が信号送受信部を介して集中管理装置へ送信される。集中管理装置において送信された判断結果を見ることにより、ランプの点灯状態の切り替えが正常に行われているか否かを確認することができる。
【0018】
請求項記載の発明の防災用照明灯は、ランプと;平常時に商用交流電源により充電されて停電時に前記ランプに対して通電する蓄電池と;前記ランプへの通電を、平常時に前記商用交流電源から行い停電時に前記蓄電池から行うように切り替える停電切替部と;前記商用交流電源から前記ランプへの通電時と前記蓄電池から前記ランプへの通電時とで前記ランプの点灯状態を切り替える点灯回路部と;前記蓄電池から前記ランプへの通電時に前記蓄電池の電圧を監視する蓄電池電圧監視部と;前記ランプの点灯状態を監視する点灯状態監視部と;前記蓄電池電圧監視部で監視された電圧が所定値以上であるか否かを判断する蓄電池電圧判断手段と;外部に設けられた集中管理装置から送信された検査用制御信号に基づいて前記停電切替部を切替制御する切替制御手段と;前記点灯状態監視部で監視された点灯状態が前記切替制御手段により制御された切り替え状態と一致しているか否かを判断する点灯状態判断手段と;前記集中管理装置との間で、前記検査用制御信号と前記蓄電池電圧判断手段による判断結果の信号と前記点灯状態判断手段による判断結果の信号とを送受信する信号送受信部と;を具備している。
【0019】
したがって、この防災用照明灯では、平常時と停電時とにおいて停電切替部が切り替えられ、平常時には商用交流電源からの通電によりランプが点灯され、停電時には蓄電池からの通電によりランプが点灯される。また、平常時には商用交流電源により蓄電池の充電が行われる。さらに、蓄電池からの通電によるランプの点灯時には、蓄電池の電圧が蓄電池電圧監視部により監視される。また、平常時と停電時とにおいて点灯回路部が切り替えられることによりランプの点灯状態が切り替えられ、このランプの点灯状態が点灯状態監視部により監視される。
【0020】
この防災用照明灯は外部に設けられた集中管理装置に接続されており、集中管理装置から検査用制御信号が信号送受信部を介して送信されることにより、停電切替部が切替制御手段より、まず停電時と同じ状態に切り替えられ、所定時間経過後に平常時と同じ状態に切り替えられる。そして、停電時と同じ状態に切り替えられて蓄電池からの通電によりランプが点灯されたときには、蓄電池の電圧が蓄電池電圧監視部により監視され、監視された電圧が所定値以上であるか否かが蓄電池電圧判断手段により判断され、その判断結果が信号送受信部を介して集中管理装置へ送信される。また、点灯状態監視部で監視しているランプの点灯状態と、切替制御手段により制御された切り替え状態とが一致しているか否かが点灯状態判断手段により判断され、その判断結果が信号送受信部を介して集中管理装置へ送信される。集中管理装置において送信された判断結果を見ることにより、蓄電池を交替する時期がきたか否かの確認、及び、ランプの点灯状態の切り替えが正常に行われているか否かの確認を行うことができる。
【0023】
請求項記載の発明の防災用照明システムは、請求項1又は2記載の防災用照明灯と;複数の前記防災用照明灯が接続され、前記防災用照明灯へ前記停電切替部を切り替える検査用制御信号を送信し、及び、前記防災用照明灯からの蓄電池電圧判断手段による判断結果又は前記点灯状態判断手段による判断結果の信号を受信し、受信した信号の結果を表示する表示部を備えた集中管理装置と;を具備する。
【0024】
したがって、この防災用照明システムは請求項1又は2記載の防災用照明灯を備えているので、請求項1又は2のいずれかで説明したものと同じ作用、効果を奏することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は防災用照明システムの構成を示すブロック図、図2は防災用照明灯の構成を示すブロック図、図3は防災用照明灯の検査時の制御内容を示すフローチャートである。
【0026】
本実施の形態の防災用照明システムは、防災用照明灯である多数の誘導灯1と、これらの誘導灯1が接続された集中管理装置2とから構成されている。集中管理装置2には、誘導灯1との間で信号を送受信するための各種の操作が可能な操作パネル3、各誘導灯1から受信した信号の内容が表示される表示部4を備えている。
【0027】
誘導灯1は図2に示すように、制御プログラムが格納されたマイコン等から構成されて誘導灯1の各部の制御を行う制御部6、ランプ7、蓄電池8、メモリ9、タイマー10、停電切替部11、蓄電池電圧監視部12、点灯回路部13、点灯状態監視部14、信号送受信部15、電源回路部16、停電検知部17、充電回路部18、これらの各部の全体を覆う透光性カバー(図示せず)等により構成されている。また、この誘導灯1は、商用交流電源19に接続されている。
【0028】
電源回路部16は、商用交流電源19から供給される電流、電圧を、誘導灯1で使用するのに適した状態に変換する。充電回路部18は、電流回路部16で変換された電流、電圧の一部を、さらに、蓄電池8の充電用に適した状態に変換する。停電検知部17は、商用交流電源19からの電流供給が有るか否か、即ち、その時の状態が平常時であるか停電時であるかを検知する。
【0029】
停電切替部11は、平常時にはランプ7や制御部6等への通電を商用交流電源19から行うように切り替え、停電時にはランプ7や制御部6等への通電を蓄電池8から行うように切り替える。
【0030】
蓄電池電圧監視部12は、蓄電池8からの通電時において、蓄電池8の電圧を監視する。監視された電圧値は、制御部6へ送られる。
【0031】
点灯回路部13は、商用交流電源19からの通電時と、蓄電池8からの通電時とにおいて、その通電状態を変えることによりランプ7の点灯状態を切り替える。具体的には、商用交流電19からの通電時にはフラットな電流をランプ7に通電し、蓄電池8からの通電時にはパルス状の電流をランプ7に通電する。これにより、ランプ7の点灯状態は、停電時には平常時よりも暗くなる。
【0032】
点灯状態監視部14は、ランプ7の点灯状態が、平常時の点灯状態であるか停電時の点灯状態であるかを、通電される電流波形に基づいて監視する。その監視結果は制御部6へ送られる。
【0033】
メモリ9は、蓄電池電圧監視部12で監視された電圧値や、点灯状態監視部14で監視された点灯状態などが格納される。
【0034】
タイマー10は、一般的な時計としての機能、及び、定められた時間を測定するための機能を有する。
【0035】
信号送受信部15は、誘導灯1の制御部6と集中管理装置2の制御部との間で各種信号の送受信を行う。
【0036】
制御部6には、CPUが制御プログラムに従って行う機能として、蓄電池電圧判断手段、切替制御手段、点灯状態判断手段、時刻判断手段が設けられている。
【0037】
蓄電池電圧判断手段は、蓄電池電圧監視部12で監視された蓄電池8の電圧が所定値以上であるか否かを判断する機能である。
【0038】
切替制御手段は、予め設定された時刻になったとき、又は、集中管理装置2から検査用制御信号が送信されたときに、停電切替部11を停電時と同じ状態に切り替え、及び、所定時間経過後に平常時と同じ状態に切り替える機能である。
【0039】
点灯状態判断手段は、点灯状態監視部14で監視された点灯状態が切替制御手段により制御される切り替え状態と一致しているか否かを判断する機能である。
【0040】
時刻判断手段は、予め設定してある検査開始の時刻(日時)になったか否かを判断する機能である。
【0041】
つぎに、防災用照明灯1の検査時の制御内容を図3のフローチャートに基づいて説明する。まず、予め設定された時刻(日時)になったか否の判断(ステップS1)と、集中管理装置2から検査用制御信号を受信したか否かの判断(ステップS2)とが行われる。ステップS1では、制御部6の機能の一つである時刻判断手段が実行される。予め設定された時刻としては、例えば、毎週日曜日の12時等である。
【0042】
ステップS1において、予め設定された時刻になったと判断された場合(ステップS1のY)、又は、検査用制御信号を受信した場合(ステップS2のY)には、停電切替部11が停電時と同じ状態に切り替えられ(ステップS3)、ここに、制御部6の機能の一つである切替制御手段が実行される。停電切替部11が切り替えられた後、タイマー10がスタートされる(ステップS4)。
【0043】
停電切替部11が停電時と同じ状態に切り替えることにより、ランプ7へはパルス状の電流が供給されることになり、供給される電流の波形が点灯状態監視部14で監視される。そして、その監視結果と切替制御手段により制御された切替状態が一致しているか否か、即ち、点灯状態が平常時点灯から停電時点灯へ切り替わっているか否かが判断され(ステップS5)、ここに、制御部6の機能の一つである点灯状態判断手段が実行される。
【0044】
点灯状態が停電時点灯へ切り替わっていない場合には(ステップS5のN)、停電切替部11や点灯回路部13等に異常が発生していることを意味し、その場合には、ステップS5での判断結果がメモリ9に格納され(ステップS6)、スタートさせたタイマー10がクリアされ(ステップS7)、切替制御手段の実行により停電切替部11が平常時状態に復帰され(ステップS8)、メモリ9に格納された内容が集中管理装置2へ送信される(ステップS9)。
【0045】
ステップS5において、点灯状態が停電時点灯へ切り替わっていると判断された場合には(ステップS5のY)、切替結果と点灯状態とがメモリ9へ格納される(ステップS10)。
【0046】
停電時点灯時には、ランプ7や制御部6への通電は蓄電池8から行われ、このときの蓄電池8の電圧が蓄電池電圧監視部12において監視される(ステップS11)。そして、蓄電池電圧監視部12で監視された電圧が所定値以上であるか否かが所定時間のサイクルで判断され(ステップS12)、ここに、制御部6の機能の一つである蓄電池電圧判断手段が実行される。蓄電池8の電圧が所定値以上である場合には(ステップS12のY)、その電圧値がメモリ9に格納され(ステップS13)、所定時間(停電時状態検査時間;20分)が経過したか否かが判断される(ステップS14)。ステップS11〜ステップS14の処理は、所定時間が経過するまで繰り返される。
【0047】
ステップS11〜ステップS14の処理が繰り返されている途中において、蓄電池8の電圧が所定値以下に低下したと判断された場合には(ステップS12のN)、蓄電池8を交換する時期になっていることを意味し、その場合には、ステップS12での判断結果がメモリ9に格納され(ステップS6)、スタートさせたタイマー10がクリアされ(ステップS7)、切替制御手段の実行により停電切替部11が平常時状態に復帰され(ステップS8)、メモリ9に格納した内容が集中管理装置2へ送信される(ステップS9)。
【0048】
ステップS11〜ステップS14の処理を繰り返している間において、蓄電池8の電圧が所定値以下に低下することなく所定時間が経過した場合には(ステップS14のY)、タイマー10がクリアされ(ステップS15)、切替制御手段の実行により停電切替部11が平常時状態に復帰される(ステップS16)。ステップS16での平常時状態への復帰により、ランプ7へはフラットな電流が供給されることになり、供給される電流の波形が点灯状態監視部14で監視される。そして、その監視結果と切替制御手段により制御された切替状態が一致しているか否か、即ち、点灯状態が停電時点灯から平常時点灯へ切り替わっているか否かが判断され(ステップS17)、ここに、制御部6の機能の一つである点灯状態判断手段が実行される。
【0049】
ステップS17において、平常時点灯へ復帰したと判断された場合には(ステップS17のY)、その復帰結果がメモリ9に格納され(ステップS18)、メモリ9に格納されている内容(ステップS18で格納された復帰が正常である旨の内容、ステップS13で格納された蓄電池電圧)が集中管理装置2へ送信される(ステップS9)。
【0050】
一方、ステップS17において、平常時点灯へ復帰していないと判断された場合には(ステップS17のN)、蓄電池8は交換時期になっていないが、停電切替部11や点灯回路部13等に異常が発生していることを意味し、その場合には、ステップS17での判断結果がメモリ9に格納され(ステップS19)、メモリ9に格納された内容(ステップS18で格納された復帰が異常である旨の内容、ステップS13で格納された蓄電池電圧)が集中管理装置2へ送信される(ステップS9)。
【0051】
各誘導灯1から送信された信号が集中管理装置2で受信されると、その受信された信号の内容、例えば、蓄電池8を交換する時期になっているのはどの誘導灯1であるか、停電切替部11や点灯回路13等に異常が発生しているのはどの誘導灯1であるかが、集中管理装置2の表示部4に表示される。
【0052】
このような構成において、この防災用照明システムにおいては、各誘導灯1に設けられている蓄電池8の交換時期がきたか否かを検査する場合には、集中管理装置2から各誘導灯1に対して検査用制御信号を送信する。この検査用制御信号が送信された各誘導灯1では、停電切替部11が停電時と同じ状態に切り替えられ、蓄電池8からの通電によるランプ7の点灯と、その点灯時における蓄電池電圧の監視とが行われ、その結果が集中管理装置2に送信される。したがって、この防災用照明システムを管理する管理者は、個々の誘導灯1を見回ってその誘導灯1に設けられている切替スイッチを切替操作するという手間がかからず、各誘導灯1に設けられている蓄電池8が交換時期になったことの確認をスムーズに行える。
【0053】
また、この防災用照明システムでは、停電切替部11の切り替えを行った後、点灯状態を監視する機能を備えているので、停電切替部11の切り替えが正常に行われているか否かの判断を行うことができる。このため、停電切替部11の切り替えが不良であることによる障害、例えば、停電時に誘導灯1が点灯されない、蓄電池8の点検後に平常時通電状態に戻らずに蓄電池8からの通電が続行されて蓄電池8の劣化を早める等の障害の発生を防止できる。
【0054】
さらに、この防災用照明システムでは、集中管理装置2から各誘導灯1に対して検査用制御信号を送信しない場合でも、予め設定された時刻になったとき、停電切替部11が停電時と同じ状態に切り替えられ、蓄電池8からの通電によるランプ7の点灯、その点灯時における蓄電池電圧の監視、さらには、停電切替部11の切り替えが正常に行われているか否かを検査することができ、防災用照明システムの保守、点検を良好に行える。
【0055】
【発明の効果】
【0056】
請求項記載の発明の防災用照明灯によれば、外部に設けられた集中管理装置から検査用制御信号が送信されることにより、停電切替部が切替制御手段によりまず停電時と同じ状態に切り替えられ、所定時間経過後に平常時と同じ状態に切り替えられる。そして、点灯状態監視部で監視しているランプの点灯状態と、切替制御手段により制御された切り替え状態とが一致しているか否かが点灯状態判断手段により判断され、その判断結果が集中管理装置へ送信されるので、ランプの点灯状態の切り替えが正常に行われているか否かの確認を各防災用照明灯を一つずつ見回って歩くことなく容易に行うことができる。
【0057】
請求項記載の発明の防災用照明灯によれば、集中管理装置から検査用制御信号が送信されることにより、停電切替部が切替制御手段により、まず停電時と同じ状態に切り替えられ、所定時間経過後に平常時と同じ状態に切り替えられる。そして、停電時と同じ状態に切り替えられることによりランプに対して通電する蓄電池の電圧が蓄電池電圧監視部により監視され、監視された電圧が所定値以上であるか否かが蓄電池電圧判断手段により判断され、その判断結果が集中管理装置へ送信されるので、この防災用照明灯に使用されている蓄電池が交換する時期になったか否かの検査を各防災用照明灯を一つずつ見回って歩くことなく容易に行うことができる。また、集中管理装置から検査用制御信号が送信されることにより、停電切替部が切替制御手段によりまず停電時と同じ状態に切り替えられ、所定時間経過後に平常時と同じ状態に切り替えられる。そして、点灯状態監視部で監視しているランプの点灯状態と、切替制御手段により制御された切り替え状態とが一致しているか否かが点灯状態判断手段により判断され、その判断結果が集中管理装置へ送信されるので、ランプの点灯状態の切り替えが正常に行われているか否かの確認を各防災用照明灯を一つずつ見回って歩くことなく容易に行うことができる。
【0059】
請求項記載の発明の防災用照明システムによれば、請求項1又は2記載の防災用照明灯と、複数の防災用照明灯が接続された集中管理装置とからなり、集中管理装置には各防災用照明灯から送信された蓄電池電圧判断手段による判断結果又は点灯状態判断手段による判断結果を表示する表示部を有するので、集中管理装置の表示部を見ることにより、蓄電池を交替する時期がきたか否かの確認、及び、ランプの点灯状態の切り替えが正常に行われているか否かの確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の防災用照明システムの構成を示すブロック図である。
【図2】防災用照明灯である誘導灯の構成を示すブロック図である。
【図3】誘導灯の検査時の制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 防災用照明灯
2 集中管理装置
4 表示部
7 ランプ
8 蓄電池
11 停電切替部
12 蓄電池電圧監視部
13 点灯回路部
14 点灯状態監視部
15 信号送受信部
19 商用交流電源
ステップS1 時刻判断手段
ステップS3 切替制御手段
ステップS5 点灯状態判断手段
ステップS8 切替制御手段
ステップS12 蓄電池電圧判断手段
ステップS16 切替制御手段
ステップS17 点灯状態判断手段

Claims (3)

  1. ランプと;
    平常時に商用交流電源により充電されて停電時に前記ランプに対して通電する蓄電池と;
    前記ランプへの通電を、平常時に前記商用交流電源から行い停電時に前記蓄電池から行うように切り替える停電切替部と;
    前記商用交流電源から前記ランプへの通電時と前記蓄電池から前記ランプへの通電時とで前記ランプの点灯状態を切り替える点灯回路部と;
    前記ランプの点灯状態を監視する点灯状態監視部と;
    外部に設けられた集中管理装置から送信された検査用制御信号に基づいて前記停電切替部を切替制御する切替制御手段と;
    前記点灯状態監視部で監視された点灯状態が前記切替制御手段により制御された切り替え状態と一致しているか否かを判断する点灯状態判断手段と;
    前記集中管理装置との間で、前記検査用制御信号と前記点灯状態判断手段による判断結果の信号とを送受信する信号送受信部と;
    を具備していることを特徴とする防災用照明灯。
  2. ランプと;
    平常時に商用交流電源により充電されて停電時に前記ランプに対して通電する蓄電池と;
    前記ランプへの通電を、平常時に前記商用交流電源から行い停電時に前記蓄電池から行うように切り替える停電切替部と;
    前記商用交流電源から前記ランプへの通電時と前記蓄電池から前記ランプへの通電時とで前記ランプの点灯状態を切り替える点灯回路部と;
    前記蓄電池から前記ランプへの通電時に前記蓄電池の電圧を監視する蓄電池電圧監視部と;
    前記ランプの点灯状態を監視する点灯状態監視部と;
    前記蓄電池電圧監視部で監視された電圧が所定値以上であるか否かを判断する蓄電池電圧判断手段と;
    外部に設けられた集中管理装置から送信された検査用制御信号に基づいて前記停電切替部を切替制御する切替制御手段と;
    前記点灯状態監視部で監視された点灯状態が前記切替制御手段により制御された切り替え状態と一致しているか否かを判断する点灯状態判断手段と;
    前記集中管理装置との間で、前記検査用制御信号と前記蓄電池電圧判断手段による判断結果の信号と前記点灯状態判断手段による判断結果の信号とを送受信する信号送受信部と;
    を具備していることを特徴とする防災用照明灯。
  3. 請求項1又は2記載の防災用照明灯と;
    複数の前記防災用照明灯が接続され、前記防災用照明灯へ前記停電切替部を切り替える検査用制御信号を送信し、及び、前記防災用照明灯からの蓄電池電圧判断手段による判断結果又は前記点灯状態判断手段による判断結果の信号を受信し、受信した信号の結果を表示する表示部を備えた集中管理装置と;
    を具備する防災用照明システム。
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