JP5582900B2 - 誘導灯及び誘導灯制御システム - Google Patents
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Description
商用電源によって誘導灯用ランプを点灯させ、かつ、前記商用電源からの電力供給が途絶えるとバッテリに切り替えて前記誘導灯用ランプを点灯させると共に、前記商用電源によって前記誘導灯用ランプを点灯させているときに消灯を指示する消灯信号を入力すると前記誘導灯用ランプを消灯させる誘導灯において、
モニタ用の光源と、
前記消灯信号の有無を組み合わせた特定のパターンからなる特定パターン信号が入力されると、前記バッテリが所定時間以上充電されているか否かを判別し、前記特定パターン信号が再度入力されるまでの間、判別結果に対応する所定の発光モードで、前記モニタ用の光源と前記誘導灯用ランプとの少なくともいずれかを発光させる制御部とを備えたことを特徴とする。
以下の実施の形態では、誘導灯1000(非常用照明装置)を説明する。誘導灯1000は、常用時に外部からの消灯を指示する消灯信号でランプ(誘導灯用ランプ)を消灯しつつ、バッテリの充電を継続する機能を有している。誘導灯用ランプの消灯は、省エネの為に、夜間や、室内等が無人になった際に行う事ができる。ただし、事前に所轄消防への届出と許可とが必要とされる。
(1)この消灯信号のon/offパターンで、誘導灯用信号装置2000から複数の誘導灯の個々に対して、点検予定である旨を通知する「点検事前信号」を送り、個々の誘導灯の表示面(誘導灯用ランプ)、充電モニタ510、点検モニタ520等で、点検可否及び前回点検結果の概要を表示するようにする。これにより、メンテナンスの際の利便を図る。
(2)また、この消灯信号をベースとする別のon/offパターンにより、一括して自動点検に移行できるようにする。
点検スイッチ114は、手動で操作されたとき、商用電源遮断回路112に商用電源からの電力を直接的又は間接的に遮断する信号を出力する。
制御回路120は、商用電源遮断回路112を用いて、商用電源からの電力供給を、直接的または間接的に遮断する。また、制御回路120は、記憶部140に記憶されている点検結果を読み出すとともに、バッテリが所定時間以上充電されているか否かを判別し、判別結果、点検結果等をランプ、モニタ等を介して表示(発光)させる。
ここで、誘導灯1000が誘導灯用信号装置2000から消灯信号を発信すると、消灯用端子600にはAC100Vが無くなる。消灯検出部150はそれを検出する。誘導灯1000は、制御回路120が消灯検出部150の検出結果に基づき、ランプ201を消灯する制御を点灯回路110に対して実行する。以上の動作によって省エネを図りつつ、バッテリ300の充電を継続する。この場合、バッテリ300は充電中なので、充電モニタ510は点灯している。また、点検モニタ520は消灯している。
図2は、通常の自動点検動作を示すフローチャートである。
制御回路120は、バッテリ300が24時間以上継続的に充電された状態であるかどうかを判定する。バッテリ300が24時間以上継続的に充電された状態である場合は、自動点検が可能な状態になる。24時間以上継続的に充電とするのは、バッテリ300が24時間以上充電されていないのに自動点検動作に移行した場合、充電時間が短かったために規定の時間放電することができず、良品のバッテリ300も異常と誤判定されるのを防ぐためであり、基準で決まっている。
図3は、誘導灯用信号装置2000の送信する消灯信号の有無を組み合わせた特定のパターンからなる「特定パターン信号」を示した図である。つまり「特定パターン信号」は、消灯信号のon/offパターンである。図3の11は、特定パターン信号のうち、点検事前信号を示す。図3の12は、特定パターン信号のうち、一括点検信号を示す。
「点検事前信号」とは、後述するが、誘導灯用信号装置2000から誘導灯1000(制御回路120)に対して、これから点検処理を行うことを事前に通知する信号である。
また、「一括点検信号」とは、後述するが、誘導灯用信号装置2000から誘導灯1000(制御回路120)に対して、自動点検の開始を指示する信号である。
図4は、誘導灯用信号装置2000と複数の誘導灯1000とからなる点灯制御システムを示す図である。上記の「特定パターン信号」(点検事前信号及び一括点検信号)は、図4に示すシステムのように、1台の誘導灯用信号装置2000から、例えば誘導灯1000−1〜誘導灯1000−6のように複数台の誘導灯に「特定パターン信号」を送信することを想定している。
図6は、誘導灯1000の点検事前確認の表示パターンを示す図である。図5、図6を参照して、この場合の動作を説明する。S21において、制御回路120はランプ201を常用点灯している。制御回路120は、消灯検出部150を介して点検事前信号を受信したことを検知すると(S22のyes)、バッテリ300が24時間以上充電されているかどうかを判別する(S23)。充電時間が24時間に満たないと判別すると(S23のno)、制御回路120は、判別結果に対応する所定の発光モードで、モニタ用光源とランプ201との少なくともいずれかを発光させる(S29)。S29の例では、制御回路120は、充電時間不足を示す表示(図6の行3に対応)として、ランプ201を点滅(30分間)させ、かつ、充電モニタ510を点灯させる。
次に、図3で示した一括点検信号の場合を説明する。制御回路120は、消灯信号のon/offパターンを変えた一括点検信号を受信すると、自動点検に移行する機能を有する。すなわち、一括点検信号を受信した場合は、自動点検スイッチ400が操作されたのと同等の効果がある。このように、一台の誘導灯用信号装置2000から複数の誘導灯に一括点検信号を送信することで、一度に複数の誘導灯の点検が可能となる。よって、個々の誘導灯の自動点検スイッチを押したり、リモコンで自動点検に移行させたりする必要が無く、作業員は、自動点検の終了後に復帰状態を確認するだけで点検が完了する。
Claims (7)
- 商用電源によって誘導灯用ランプを点灯させ、かつ、前記商用電源からの電力供給が途絶えるとバッテリに切り替えて前記誘導灯用ランプを点灯させると共に、前記商用電源によって前記誘導灯用ランプを点灯させているときに消灯を指示する消灯信号を入力すると前記誘導灯用ランプを消灯させる誘導灯において、
モニタ用の光源と、
前記消灯信号の有無を組み合わせた特定のパターンからなる特定パターン信号が入力されると、前記バッテリが所定時間以上充電されているか否かを判別し、前記特定パターン信号が再度入力されるまでの間、判別結果に対応する所定の発光モードで、前記モニタ用の光源と前記誘導灯用ランプとの少なくともいずれかを発光させる制御部と
を備えたことを特徴とする誘導灯。 - 前記特定パターン信号は、
前記消灯信号が有の時間と前記消灯信号が無の時間とが繰り返される信号であることを特徴とする請求項1記載の誘導灯。 - 前記誘導灯は、さらに、
前記バッテリに対する過去の点検結果を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、
前記特定パターン信号を入力すると、前記記憶部から前記点検結果を読み出し、前記点検結果に対応する所定の発光モードで、前記モニタ用の光源と前記誘導灯用ランプとの少なくともいずれかを発光させることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の誘導灯。 - 前記制御部は、
前記消灯信号の有無を組み合わせた特定のパターンからなる第2の特定パターン信号が入力されると、前記バッテリに対して、定格時間におけるバッテリ電圧が規定値以上かどうかを監視するバッテリ点検処理を実行することを特徴とする請求項3記載の誘導灯。 - 前記第2の特定パターン信号は、
前記消灯信号が有の時間と前記消灯信号が無の時間とが繰り返される信号であることを特徴とする請求項4記載の誘導灯。 - 前記制御部は、
前記バッテリ点検処理を実行すると、前記バッテリ点検処理による点検結果を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項4、5のいずれかに記載の誘導灯。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の複数の誘導灯と、
前記複数の誘導灯の各誘導灯に、前記消灯信号と前記特定パターン信号とを送信する誘導灯用信号装置と
を備えたことを特徴とする誘導灯制御システム。
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