JP4765486B2 - 照明装置、照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、商用電源が停電したとき二次電池で光源を点灯させ、且つ二次電池の点検機能を有する照明装置、照明器具に関するものである。
ビル等の非常口や通路に設置される誘導灯装置は、商用電源の停電時においても二次電池からの電力供給によってランプが点灯するようになっている。この誘導灯装置は、消防庁告示で定期的な点検が義務付けられており、規定では20分間または60分間、ランプが正常に点灯するか否かを確認しなければならない。したがって、誘導灯装置の点検作業は、商用電源の電力供給を遮断して擬似的な停電状態を維持するために、点検スイッチの引き輪に重りをぶら下げたり、アダプターを取り付けて点検スイッチが押されたままの状態を保持するなどして、上記規定時間内にランプが正常に点灯するか否かを見て廻る必要があり、非常に手間の掛かる作業であった。
そこで、点検作業の省力化を図るために、点検作業者がリモコン端末から誘導灯装置へ信号を送信する方法がある。この方法では、リモコン端末から赤外線等によって擬似停電指令を出力し、誘導灯装置は、筐体またはユニット内に配置した受信回路で受信した擬似停電指令をマイクロコンピュータ等で構成された演算制御装置に入力し、演算制御装置がランプ点灯回路の動作を停止させるとともに、二次電池からランプに電力供給するように制御する。このような動作によって、演算制御装置が、自動的に非常点灯モードに切り替えて、所定時間経過後の二次電池の電圧やランプ点灯状態を検出するので、点検中に点検スイッチの操作状態を保持する必要がなく、高所へ設置されることの多い誘導灯装置の点検作業の簡素化を図っている。(例えば、特許文献1参照)
特開2003−92013
誘導灯装置は表示面の平均輝度が技術基準(JIL5502)で定められており、商用電源が通電している通常時と、遮断されている非常時とでは別々の輝度範囲が規定されて、非常時の輝度のほうが低く設定されている。ところが、非常時の輝度は、製造者が定める放電終了直前の二次電池電圧(放電基準電圧)で規定されるため、点検作業時に擬似的な停電状態としたときには二次電池が満充電状態であるため二次電池電圧が高くなっており、放電基準電圧で点灯させたときよりも一般的に輝度が高くなる。したがって、点検スイッチの操作やリモコンからの点検開始指令によって擬似停電状態へ切り替えても、常用状態と擬似停電状態との輝度差が少なく、点検開始指令によって通常点灯状態から擬似停電状態に切り替わったか否か、さらには点検解除命令によって擬似停電状態から通常点灯状態に切り替わったか否かを、器具の表示パネルの輝度によって判別することは困難であった。
また、誘導灯装置の筐体またはユニット内に二次電池が充電中であることを表示する充電モニターが配置されておれば、商用電源の停電時や擬似的な停電状態ではこの充電モニターが消灯するため、擬似停電状態へ切り替わったことを外観から代用判別することができるが、リモコン端末を活用するような高所へ設置された誘導灯装置では、充電モニターの点灯状態が見えにくく、例えばリモコン端末から点検開始指令を送信しても、誘導灯装置が擬似停電状態に切り替わったか否か、さらには点検解除命令によって擬似停電状態から通常点灯状態に切り替わったか否かを充電モニターの点灯状態で判別することは困難である。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、商用電源によってランプを点灯させる通常点灯状態から点検のために二次電池によってランプを点灯させる擬似停電状態に切り替わったこと、あるいは擬似停電状態から通常点灯状態に復帰したことを容易に判別することができる照明装置、照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、商用電源を入力として直流電力を出力するコンバータ回路と、二次電池と、コンバータ回路,二次電池の出力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、インバータ回路の出力を供給されて点灯するランプと、コンバータ回路からインバータ回路への電力供給をオン・オフする第1のオンオフ手段と、二次電池からインバータ回路への電力供給をオン・オフする第2のオンオフ手段と、商用電源からの電力供給がある時には第1のオンオフ手段をオン、第2のオンオフ手段をオフして交流電源によってランプを点灯させる通常点灯状態とし、商用電源からの電力供給がない停電時には第1のオンオフ手段をオフ、第2のオンオフ手段をオンして二次電池によってランプを点灯させる非常点灯状態とし、外部からの点検開始信号を受けた時は第1のオンオフ手段をオフ、第2のオンオフ手段をオンすることで二次電池によってランプを点灯させる擬似停電状態に移行させて、二次電池を所定の点検時間に亘って放電させた後の電池電圧に基づいて二次電池の点検を行い、該点検後第1のオンオフ手段をオン、第2のオンオフ手段をオフして通常点灯状態に移行させる制御回路と、二次電池の点検結果を表示する表示部とを備え、制御回路は、通常点灯状態から擬似停電状態に移行する時と、擬似停電状態から通常点灯状態に移行する時との少なくともいずれか一方において、ランプの光出力を予め設定されたインターバル時間内で変化させ、該ランプの光出力の変化によって、通常点灯状態から擬似停電状態への移行と、擬似停電状態から通常点灯状態への移行との少なくともいずれか一方が発生したことを報知することを特徴とする。
この発明によれば、通常点灯状態から擬似停電状態に移行する時と、擬似停電状態から通常点灯状態に移行する時との少なくともいずれか一方において、ランプの光出力を予め設定されたインターバル時間内で変化させるので、通常点灯状態から擬似停電状態に切り替わったこと、あるいは擬似停電状態から通常点灯状態に復帰したことを点検者が容易に判別することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記インターバル時間は、インターバル時間内でランプの光強度が変化する量に応じて決まる、ランプの光出力の変化をチラツキと感じる臨界フリッカ周波数の周期よりも長いことを特徴とする。
この発明によれば、インターバル時間での光強度の変化をより確実に認識することができる。
請求項3の発明は、請求項1において、前記制御回路は、前記インターバル時間内で、前記第1,第2のオンオフ手段をともにオフする期間を少なくとも1回設けることを特徴とする。
この発明によれば、通常点灯状態から擬似停電状態に切り替わったこと、あるいは擬似停電状態から通常点灯状態に復帰したことを点検者が容易に判別することができる。
請求項4の発明は、請求項1において、前記制御回路は、少なくとも二次電池の状態に基づいて二次電池の点検が可能か否かを判定する手段を備え、点検開始信号を受けた時に点検不可であれば、前記擬似停電状態に移行させず、前記第1のオンオフ手段を所定間隔で少なくとも2回オフさせることを特徴とする。
この発明によれば、二次電池の充電が完了していない状態で点検開始信号を受けたとしても、点検不可であることを点検者に伝えることができるとともに、二次電池を放電させることなく充電を継続できるので、計時中の充電時間がクリアされることなく、充電開始から完了までの所定時間をさらに待つ必要がなく、点検作業の効率が向上する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかにおいて、リモコン送信器からの点検開始信号を受信する受信部を備え、前記制御部は受信部を介して点検開始信号を受けることを特徴とする。
この発明によれば、高天井等に設置された照明器具に対しても、二次電池の点検を容易に行なうことができるとともに、通常点灯状態から擬似停電状態に切り替わったこと、あるいは擬似停電状態から通常点灯状態に復帰したことを点検者が容易に判別することができる。
請求項6の発明は、請求項1において、前記制御回路は、少なくとも二次電池の状態に基づいて二次電池の点検が可能か否かを判定する手段を備え、点検開始信号を受けてから点検不可と判定した場合、前記点検時間より短い時間で二次電池の放電を中断し、前記擬似停電状態から前記通常点灯状態に移行させることを特徴とする。
この発明によれば、二次電池の不要な放電を中断することができ、二次電池の寿命劣化を防止することができる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6いずれかにおいて、前記通常点灯状態から前記非常点灯状態に移行する時、および前記非常点灯状態から前記通常点灯状態に移行する時、ランプの光出力を予め設定されたインターバル時間内で変化させることを特徴とする。
この発明によれば、商用電源の停電・復電が認識しやすくなるとともに、電力供給の切替制御を、擬似停電状態、非常点灯状態に関わらず常に同じ処理で行なうことができる。したがって、制御回路にマイクロコンピュータを用いる場合、プログラムの簡略化が可能であり、メモリ容量の削減も可能となる。
請求項8の発明は、請求項5において、前記リモコン送信器は点検可否確認信号を送信し、前記制御回路は、前記受信部を介して点検可否確認信号を受けると少なくとも二次電池の状態に基づいて二次電池の点検が可能か否かを判定する手段を備えて、前記表示部の点滅と前記ランプの光出力の変化とのうち少なくともいずれか一方で該判定結果を表示することを特徴とする。
この発明によれば、点検開始信号を送る前に点検が可能か否かを点検者が知ることができるので、点検作業の利便性がさらに高まる。
請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれかの照明装置に設けたランプの光出力が透過する表示パネルを備えることを特徴とする。
この発明によれば、照明装置において、通常点灯状態から擬似停電状態に移行する時と、擬似停電状態から通常点灯状態に移行する時との少なくともいずれか一方において、表示パネルの光出力を予め設定されたインターバル時間内で変化させるので、通常点灯状態から擬似停電状態に切り替わったこと、あるいは擬似停電状態から通常点灯状態に復帰したことを点検者が容易に判別することができる。
以上説明したように、本発明では、商用電源によってランプを点灯させる通常点灯状態から点検のために二次電池によってランプを点灯させる擬似停電状態に切り替わったこと、あるいは擬似停電状態から通常点灯状態に復帰したことを容易に判別することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態の照明装置のブロック図を示し、交流入力を直流出力に変換するコンバータ回路を構成するAC−DC変換部1と、非常用電源となる二次電池2と、AC−DC変換部1の直流出力を入力として二次電池2を充電する充電回路部3と、直流入力を交流出力に変換するインバータ回路4と、制御回路部5と、点検時に二次電池2の電圧を判定する電池電圧判定部6と、LED等で構成されて点検結果等を表示する表示部7と、赤外線リモコン等の無線送信器(リモコン端末)10からの信号を受信する受信部8と、インバータ回路4の交流出力によって点灯するランプLaと、AC−DC変換部1からインバータ回路4への電力供給をオン・オフするスイッチング素子SW1と、二次電池2からインバータ回路4への電力供給をオン・オフするスイッチング素子SW2とを備える。さらに、本照明装置のランプLaの近傍にランプLaの光出力が透過する表示パネルPを配設すれば、誘導灯等の照明器具を構成する。
AC−DC変換部1は、常用電源であり、商用電源ACからの入力を直流電力に変換して、スイッチング素子SW1を介してインバータ回路4に直流電力を供給する。二次電池2は非常用電源であり、スイッチング素子SW2を介してインバータ回路4に直流電力を供給する。そして、インバータ回路4は、AC−DC変換部1または二次電池2の直流出力を交流電力に変換してランプLaに供給し、インバータ回路4の出力によって点灯したランプLaの光は表示パネルPを介して外部へ出力される。
制御回路部5は、充電回路部3の動作に基づいて検出した二次電池2への充電の有無に基づいて商用電源ACの通電,停電を判断して、通電時にはスイッチング素子SW1をオン、スイッチング素子SW2をオフし、商用電源ACからの供給電力によってランプLaを点灯させる通常点灯状態で動作させる。停電時(非常時)にはスイッチング素子SW1をオフし、スイッチング素子SW2をオンして、二次電池2からの供給電力によってランプLaを点灯させる非常点灯状態で動作させる。
また、制御回路部5は、上記のように商用電源ACの停電時、復電時にスイッチング素子SW1,SW2のオン・オフを切り替えて、通常点灯状態と非常点灯状態とを切り替えるだけでなく、商用電源ACの電力供給を遮断して擬似的な停電状態を作り出して行う点検動作の制御も行う。以下、この点検動作について図2を用いて説明する。
まず、スイッチング素子SW1がオン、スイッチング素子SW2がオフして商用電源ACからの供給電力によってランプLaが点灯している通常点灯状態Aでは、インバータ回路4に入力される直流電圧V0は、交流電源ACの出力をAC−DC変換部1で変換した電圧V1であり、表示パネルPを介したランプLaの光出力(以後、表示パネル光出力と称す)はI1となる。そして、受信部8が、自己点検を開始する命令である点検開始信号をリモコン端末10から受けると(時間t0)、このリモコン信号の処理を行うリモコン処理期間Tr0が開始される。リモコン処理期間Tr0において、制御回路部5は受信部8を介してリモコン信号を入力され、その命令内容を読み取る。自己点検開始命令の場合、制御回路部5は、スイッチング素子SW1をオフして、AC−DC変換部1からインバータ回路4への電力供給を停止させ(時間t1)、時間t1からインターバル時間TM1が経過した後にスイッチング素子SW2をオンして、二次電池2からの供給電力によってランプLaを点灯させる擬似停電状態(自己点検モード)Bに移行する。この擬似停電状態Bでは、所定時間に亘って擬似的に停電状態として二次電池2の放電を行い、二次電池2の自己点検を行う。この自己点検が終了すると、制御回路5は表示部7に点検結果を表示するとともに、スイッチング素子SW1をオン、スイッチング素子SW2をオフして通常点灯状態Aに移行させる。
上記インターバル時間TM1の間、AC−DC変換部1、二次電池2ともにインバータ回路部4への電力供給を遮断されているので、インバータ回路部4に入力される直流電圧V0はゼロとなって、ランプLaのランプ電流すなわち光出力が低下し、消灯に至る。時間t1からインターバル時間TM1が経過すると、スイッチング素子SW2がオンするので、二次電池2からインバータ回路部4へ電力供給されてランプLaは再度点灯する。すなわち、リモコン端末10から点検開始信号を受けてスイッチング素子SW1,SW2のオン・オフを切り替えるときにスイッチング素子SW1,SW2がともにオフとなるインターバル時間TM1を設けたので、表示パネル光出力が一瞬消灯してから擬似停電状態Bに移行する。したがって、点検者は、点検開始信号を受信して擬似停電状態Bに入ったことを表示パネル光出力で確実に認識することができる。このインターバル時間TM1は、人間の目で光変化を十分認識できる時間にしておく。
特に、高い天井に照明装置を設置する場合は、リモコン端末10を用いることで点検作業が極めて楽になる反面、従来は表示部7で二次電池2への充電状態を表示することでしか点検開始信号を受信して擬似停電状態に移行したことを判断できなかった。しかも、表示部7での表示自体が小さいので、確認はさらに困難であった。しかし、本実施形態では、点検開始信号のアンサーバックを表示パネル光出力で行うので、点検者にとって非常にわかりやすいものとなる。
さらに、リモコン機能を有する住宅用の照明器具では、リモコン信号のアンサーバックとしてブザー音を発するものが一般的であるが、本実施形態ではブザーは不要であり、従来の照明装置であってもブザーを追加することなく既存の回路を活用できるので、コストアップを抑えることができる。
このように、本実施形態では、リモコン端末10からの点検開始信号受信時のアンサーバック機能を容易に実現でき、且つ擬似停電状態に移行したことを点検者に確実に認識させることが可能となる。
なお、本実施形態において、リモコン端末10は赤外線リモコンだけでなく、短波を用いた無線送信器や、スイッチを設けた有線による信号伝送(例えば、機械スイッチをオン・オフさせることで信号電圧を変化させ、その信号電圧に応じて変換した「0」,「1」の信号を点検開始信号とする)でも同様に、表示パネル光出力が人間の目に十分認識可能に変化すれば、擬似停電状態に移行したことを点検者に確実に認識させることができるという効果を奏し得ることは明らかである。
(実施形態2)
本実施形態の照明装置は、実施形態1と同様の構成を備えており、実施形態1との相違点は、擬似停電状態(自己点検モード)において、擬似停電状態を途中で解除して通常点灯状態に移行させる、すなわち自己点検を中断する機能を設けた点にある。以下、この点検中断動作について図3を用いて説明する。
まず、スイッチング素子SW1がオフ、スイッチング素子SW2がオンして二次電池2からの供給電力によってランプLaが点灯している擬似停電状態Bでは、インバータ回路4に入力される直流電圧V0は、二次電池2の出力電圧V2であり、表示パネル光出力はI2となる。そして、受信部8が、自己点検を中断する命令である点検解除信号をリモコン端末10から受けると(時間t2)、このリモコン信号の処理を行うリモコン処理期間Tr2が開始される。リモコン処理期間Tr2において、制御回路部5は受信部8を介してリモコン信号を入力され、その命令内容を読み取る。自己点検解除命令の場合、制御回路部5は、スイッチング素子SW2をオフして、二次電池2からインバータ回路4への電力供給を停止させ(時間t3)、時間t3からインターバル時間TM1が経過した後にスイッチング素子SW1をオンして、商用電源ACからの供給電力によってランプLaを点灯させる通常点灯状態Aに移行する。
上記インターバル時間TM1の間、AC−DC変換部1、二次電池2ともにインバータ回路部4への電力供給を遮断されているので、インバータ回路部4に入力される直流電圧V0はゼロとなって、ランプLaのランプ電流すなわち光出力が低下し、消灯に至る。時間t3からインターバル時間TM1が経過すると、スイッチング素子SW1がオンするので、AC−DCインバータ部1からインバータ回路部4へ電力供給されてランプLaは再度点灯する。すなわち、リモコン端末10から点検解除信号を受けてスイッチング素子SW1,SW2のオン・オフを切り替えるときにスイッチング素子SW1,SW2がともにオフとなるインターバル時間TM1を設けたので、表示パネル光出力が一瞬消灯してから通常点灯状態Aに移行する。したがって、点検者は、点検解除信号を受信して通常点灯状態Aに移行したことを表示パネル光出力で確実に認識することができる。
また、制御回路部5が、点検解除信号を擬似停電状態B中のみ受け付け、通常点灯状態A中は受け付けないようにすれば、不必要な動作処理を省くことができる。
(実施形態3)
図4は、実施形態1のより具体的な回路構成を示しており、商用電源ACとAC−DC変換部1との間にフィルタ部LFを設け、AC−DC変換部1は、商用電源ACの出力を整流する整流器DBと、整流出力を平滑するコンデンサC1と、コンデンサC1の出力端間に接続したトランスT1の1次巻線n11とスイッチング素子Q1との直列回路と、トランスT1の2次巻線n12の途中から引き出された出力端に接続したダイオードD1と、2次巻線n12の一端から引き出された出力端に接続したダイオードD2と、ダイオードD1の出力と2次巻線n12の他端との間に接続したコンデンサC2と、ダイオードD2の出力と2次巻線n12の他端との間に接続したコンデンサC3と、コンデンサC2の電圧をフィードバックしてスイッチング素子Q1を制御する制御回路K1とからなる2出力のフライバック方式の回路を構成しており、コンデンサC2の電圧はスイッチング素子Q4(実施形態1のスイッチング素子SW1に相当する)を介してインバータ回路部4に供給され、コンデンサC2の電圧より高いコンデンサC3の電圧は充電回路部3に供給される。
充電回路部3は、コンデンサC3の正極と二次電池2の正極との間に接続された抵抗R3とスイッチング素子Q6とダイオードD4との直列回路と、スイッチング素子Q6のベースとコンデンサC3の正極との間に接続されたツェナダイオードZD1と、スイッチング素子Q6のベースと二次電池2の負極との間に接続された抵抗R4とからなる定電流回路を構成しており、スイッチング素子Q6を介して二次電池2に定電流充電を行う。
そして、二次電池2の出力はスイッチング素子Q5(実施形態1のスイッチング素子SW2に相当する)を介してインバータ回路部4に供給される。
インバータ回路部4は、入力端間に接続したダイオードD3と、正側入力に直列接続したインダクタL1と、インダクタL1の出力端に一端を接続した抵抗R1,R2と、抵抗R1の他端にベースを接続したスイッチング素子Q3と、抵抗R2の他端にベースを接続してエミッタをスイッチング素子Q3のエミッタに接続したスイッチング素子Q2と、スイッチング素子Q2,Q3の各コレクタ間に接続されたコンデンサC4と、コンデンサC4の両端間に接続されてインダクタL1の出力に中点を接続したトランスT2の1次巻線n21aと、スイッチング素子Q2,Q3の各ベース間に接続されたトランスT2の検知巻線n21bと、トランスT2の2次巻線n22の一端に接続したコンデンサC5とからなる自励式のプッシュプル方式の回路を構成しており、ランプLaはコンデンサC5を介して2次巻線n22の両端間に接続される。
そして、制御回路部5は、スイッチング素子Q4,Q5のオン・オフを制御しており、実施形態1と同様に、リモコン端末10から点検開始信号を受けてスイッチング素子Q4,Q5のオン・オフを切り替えるときにスイッチング素子Q4,Q5がともにオフとなるインターバル時間TM1を設け、さらに実施形態2と同様に、リモコン端末10から点検解除信号を受けてスイッチング素子Q4,Q5のオン・オフを切り替えるときにスイッチング素子Q4,Q5がともにオフとなるインターバル時間TM1を設けており、実施形態1,2と同様の効果を奏し得る。
また、本実施形態において、トランスT1は、コンデンサC2,C3の各出力巻線を同一の2次巻線n12で兼用しているが、図5のように、コンデンサC2に出力する2次巻線n12aと、コンデンサC3に出力する2次巻線n12bとを別々に設けてもよい。
さらに、AC−DC変換部1としてフライバック方式の回路を用いているが、フォワード方式等の他の回路方式であってもよく、充電回路部3は定電流回路を用いているが準定電流回路等の他の回路方式であってもよい。インバータ回路部4においても自励式のプッシュプル方式の回路を用いているが、ハーフブリッジ方式等の他の回路方式であってもよい。
(実施形態4)
図6は本実施形態の照明装置のブロック図を示し、図7は通常点灯状態Aから擬似停電状態Bに移行するときの動作を示し、図8は擬似停電状態Bから通常点灯状態Aに移行するときの動作を示す。
実施形態1,2との相違点は、実施形態1,2のスイッチング素子SW1を省き、制御回路部5がAC−DC変換部1の出力のオン・オフを制御することで、AC−DC変換部1からインバータ回路部4への電力供給のオン・オフを行うことである。
そして、制御回路部5は、リモコン端末10から点検開始信号を受けてスイッチング素子SW2およびAC−DC変換部1の出力のオン・オフを切り替えるときにスイッチング素子SW2およびAC−DC変換部1の出力がともにオフとなるインターバル時間TM1を実施形態1と同様に設け、さらに、リモコン端末10から点検解除信号を受けてスイッチング素子SW2およびAC−DC変換部1の出力のオン・オフを切り替えるときにスイッチング素子SW2およびAC−DC変換部1の出力がともにオフとなるインターバル時間TM1を実施形態2と同様に設けている。
したがって、実施形態1,2と同様に、リモコン端末10からの点検開始信号、点検解除信号受信時のアンサーバック機能を容易に実現でき、且つ擬似停電状態、通常点灯状態に移行したことを点検者に確実に認識させることが可能となる。
(実施形態5)
図9は、実施形態4のより具体的な回路構成を示しており、実施形態3との相違点は、実施形態4のスイッチング素子Q4を省き、AC−DC変換部1のスイッチング素子Q1のゲート−ソース間にスイッチング素子Q7を接続しており、制御回路部5がスイッチング素子Q7をオンさせることでスイッチング素子Q1が強制的にオフして、AC−DC変換部1の出力がオフとなることである。
本実施形態においても、実施形態4と同様の効果を奏し得る。
(実施形態6)
図10は、本実施形態の照明装置の具体的な回路構成を示しており、実施形態3との相違点は、インバータ回路部4の入力端間にコンデンサC6を設けたことである。
本実施形態においては、実施形態3と同様の動作を行うが、インターバル時間TM1においてインバータ回路4に入力される直流電圧V0の低下はコンデンサC6によって設定される時定数を有することになる。すなわち、図11に示すように、インターバル時間TM1の長さによっては電圧V0が完全にゼロにまで低下しきらず、表示パネル光出力も完全に消灯しない。ここで、表示パネル光出力の変化をΔIとしたとき、一般的に、このΔIで決まる、表示パネル光出力の変化が人間の目にチラツキと感じられる臨界周波数(臨界フリッカ周波数)が存在する。これは、ΔIが大きいほど表示パネル光出力の周波数が高くても人間の目にはチラツキと感じられ、ΔIが小さくても表示パネル光出力の周波数が低ければ人間の目にはチラツキと感じられるものである。したがって、インターバル時間TM1を、少なくともΔIで決まる臨界フリッカ周波数の周期よりも長くすることで、擬似停電状態、通常点灯状態に移行したことを点検者に確実に認識させることができる。表示パネル光出力変化を確実に行うには、インターバル時間TM1を50ms以上とすることが実用的には望ましい。
また、直流電圧V0が完全にゼロにまで低下する前にスイッチング素子Q4,Q5の切り替えが可能なので、スイッチング素子Q4,Q5のストレス低減が可能であり、信頼性が向上する。
(実施形態7)
図12は、本実施形態の照明装置の具体的な回路構成を示しており、実施形態3との相違点は、コンデンサC3の正極とインバータ回路4の正側入力との間にスイッチング素子Q8を設けたことであり、スイッチング素子Q8は制御回路5によってオン・オフされる。そして、2次巻線n12の一端に接続されたコンデンサC3の電圧(充電電圧)は、2次巻線n12の途中に接続されたコンデンサC2の電圧より高く、スイッチング素子Q4,Q5がオフ、スイッチング素子Q8がオンすると電圧V0は上昇する。そこで、実施形態6では、インターバル時間TM1において、インバータ回路4に入力される直流電圧V0を低下方向、すなわち表示パネル光出力を暗方向に変化させたが、本実施形態では、インターバル時間TM1において表示パネル光出力を明方向に変化させる。
図13は通常点灯状態Aから擬似停電状態Bに移行するときの動作を示し、実施形態1と同様に、リモコン端末10から点検開始信号を受けてスイッチング素子Q4,Q5のオン・オフを切り替えるときにスイッチング素子Q4,Q5がともにオフとなるインターバル時間TM1を設け、さらにこのインターバル時間TM1ではスイッチング素子Q8をオンさせることで、電圧V0が上昇し、表示パネル光出力も明るくなる。
そして、本実施形態においても実施形態6と同様に、インターバル時間TM1を、少なくともΔIで決まる臨界フリッカ周波数の周期よりも長くすることで、擬似停電状態、通常点灯状態に移行したことを点検者に確実に認識させることが可能となる。
(実施形態8)
本実施形態の照明装置は、実施形態1,2と同様の構成を備え、図14に示すように、二次電池2の点検が可能な条件を満足していない場合にリモコン端末10から点検開始信号を受けて擬似停電状態(自己点検モード)Bに移行しても、擬似停電状態Bに移行してから時間TM2経過後に自動的に通常点灯状態Aに復帰する。
二次電池2が所定時間(例えば24時間)の連続充電が完了しておらず、規定の充電量に達していない状態での点検は、異常の判定が得られたとしても正しいとは限らない。このため、所定時間の連続充電が完了してから点検を行うべきである。また、前回の点検時に異常と判定されたまま二次電池2が交換されていない状態で、二次電池2の点検を行っても再び異常と判定されるだけであり、時間を無駄に費やすだけである。
ここで、例えば機械スイッチをオン・オフさせることで信号電圧を変化させ、その信号電圧に応じて変換した「0」,「1」の信号を点検開始信号とする構成であれば、機械スイッチがオフ→オンのときに点検を開始し、点検不可状態であれば機械スイッチをオフ→オンすることで点検を中断することが可能である。しかし、リモコン端末10によって点検開始信号を送信した場合、点検解除信号を別途送信しなければ、点検が完了して異常と判定されるまで、擬似停電状態Bを維持する。
そこで、本実施形態では、制御回路部5は少なくとも二次電池2の状態に基づいて二次電池2の点検が可能か否かを判定する手段を備えており、二次電池2の点検が可能な条件を満足していない状態で、リモコン端末10から点検開始信号が入力された場合、制御回路5内部で「点検不可」と判断し、通常点灯状態Aに自動的に復帰させることで、二次電池2の不要な放電を中断することができ、二次電池2の寿命劣化を防いでいる。
さらに、擬似停電状態Bから通常点灯状態Aに復帰する際に、制御回路部5は、スイッチング素子SW2をオフして、二次電池2からインバータ回路4への電力供給を停止させ(時間t4)、時間t4からインターバル時間TM3が経過した後にスイッチング素子SW1をオンして、商用電源ACからの供給電力によってランプLaを点灯させる通常点灯状態Aに移行する。このインターバル時間TM3は、インターバル時間TM1と同様に人間の目に確実に表示パネル光出力の変化を認識させることができる長さに設定されており、(但し、TM1=TM3である必要は必ずしもない)、通常モードAに復帰したことを点検者は確実に認識できる。
また、通常点灯状態Aに自動復帰するまでの時間TM2は、もともとの所定の点検時間よりも短ければ無駄な時間を費やすことがないが、点検者に「点検不可」であることを早く伝えるためには10秒以内に設定することが望ましい。さらに言うなれば、点検者がリモコン端末10から点検開始信号を送信し、表示パネル光出力の変化によって擬似停電状態Bに移行したことを確認した後、点検者が表示パネルPから目を離す間もない時間(例えば2秒以内)に時間TM2を設定するほうが望ましい。
(実施形態9)
本実施形態の照明装置は、実施形態1,2と同様の構成を備え、図15に示すように、二次電池2の点検が可能な条件を満足していない場合にリモコン端末10から点検開始信号を受けて擬似停電状態(自己点検モード)Bに移行しても、擬似停電状態Bに移行してから時間TM2経過後に自動的に通常点灯状態Aに復帰する。
リモコン端末10から点検開始信号を受けて通常点灯状態Aから擬似停電状態Bに移行するときの動作は実施形態8と同様であるが、二次電池2の点検が可能な条件を満足していない場合に、擬似停電状態Bに移行してから時間TM2経過後に自動的に通常点灯状態Aに復帰する動作が実施形態8と異なる。
本実施形態では、インターバル時間TM3において、スイッチング素子SW1をオフ→オン→オフさせてから通常点灯モードAに復帰するもので、インターバル時間TM1に亘って消灯している擬似停電状態B移行時の動作とは異なり、点検者は、擬似停電状態Bへの移行と通常点灯モードAへの復帰とを明確に区別することができる。
なお、上記インターバル時間TM3における動作とインターバル時間TM1における動作とを入れ換えてもよく、またインターバル時間TM1,TM3におけるスイッチング素子のオン・オフ回数も上記回数に限定されるものではない。また、本動作は上記全ての実施形態に適用可能である。
(実施形態10)
本実施形態の照明装置は、実施形態8と同様に、二次電池2の点検が可能な条件を満足していない場合にリモコン端末10から点検開始信号を受けて擬似停電状態(自己点検モード)Bに移行しても、擬似停電状態Bに移行してから時間TM2経過後に自動的に通常点灯状態Aに復帰するものである。
しかし、図16に示すように、制御回路部5がリモコン端末10から点検開始信号を受けてスイッチング素子SW1をオフし、インターバル時間TM1経過後において「点検不可」と判定した場合、再度スイッチング素子SW1をオンして、AC−DC変換部1からインバータ回路4に電力を供給する(この状態をCと称す)。そして、状態Cに移行してから時間TM2が経過すると、スイッチング素子SW1をオフし(時間t4)、時間t4からインターバル時間TM3が経過した後にスイッチング素子SW1を再びオンして、商用電源ACからの供給電力によってランプLaを点灯させる通常点灯状態Aに移行する。
このような動作を行うことで実施形態8と同様の効果を奏し得るだけでなく、二次電池の充電が完了していない状態で点検開始信号を受けた場合に、点検不可であることを点検者に伝えることができるとともに、二次電池2からの放電動作がないため、所定時間(例えば24時間)の充電時間を計時するタイマカウンタをクリアすることなく、二次電池2の充電を継続する事ができる。したがって、充電時間の未達で「点検不可」となった場合、計時中の充電時間がクリアされることなく充電動作を継続でき、充電開始から完了までの所定の充電時間をさらに待つ必要がなく、点検可能になるまでの時間を短くでき、点検作業の効率が向上する。
(実施形態11)
本実施形態の照明装置は、図17に示すように、実施形態1,2の構成に停電/復電検出回路部9を設けたもので、停電/復電検出回路部9は、商用電源ACの停電、復電の検出結果を制御回路部5へ出力する。制御回路部5は、図18に示すように、停電/復電検出回路部9からの検出結果に応じて、停電時、制御回路部5は、スイッチング素子SW1をオフして、AC−DC変換部1からインバータ回路4への電力供給を停止させ(時間t11)、時間t11からインターバル時間TM1が経過した後にスイッチング素子SW2をオンして、二次電池2からの供給電力によってランプLaを点灯させる非常点灯状態Dに移行する。そして、商用電源ACが復電すると、制御回路部5は、スイッチング素子SW2をオフして、二次電池2からインバータ回路4への電力供給を停止させ(時間t12)、時間t12からインターバル時間TM3が経過した後にスイッチング素子SW1をオンして、商用電源ACからの供給電力によってランプLaを点灯させる通常点灯状態Aに移行する。また、停電/復電に要する時間が技術基準(JIL5502)により規定されており、停電時のインターバル時間TM1は、0.5秒未満に設定されなければならない。
このように、商用電源ACの停電/復電が認識しやすくなるとともに、スイッチング素子SW1,SW2による電力供給の切替制御を、擬似停電状態、非常点灯状態に関わらず常に同じ処理で行なうことができる。したがって、制御回路部5にマイクロコンピュータを用いる場合、点検開始時,点検解除時の処理と停電時,復電時の処理とを、例えばプログラムの条件文によって分ける等の特別な処理を施す必要がないので、プログラムの簡略化が可能であり、メモリ容量の削減も可能となる。
(実施形態12)
本実施形態の照明装置は、図19に示すように、実施形態1,2の構成において、表示部7を発光素子LED1,発光素子LED2で構成したものである。従来、発光素子LED1は二次電池2の状態を表示し、発光素子LED2はランプLaの状態を表示するものであった。発光素子LED1,LED2は色違いであり、発光素子LED1は緑色、発光素子LED2は赤色を用いることが多い。表示の例として、発光素子LED1は、二次電池2が正常に充電されているときは点灯、二次電池2が外れているときは消灯、二次電池2が点検によって異常と判定された場合は一定周期で点滅の表示を行なう。発光素子LED2は、ランプLaが正常に点灯しているときは消灯、ランプ外れやランプ不点等の異常状態のときは点灯、ランプLaの点灯時間カウントや光束減退によってランプ寿命と判定された場合は一定周期で点滅の表示を行なう。
本実施形態では、リモコン端末10が点検可否確認信号を送信し、制御回路部5が受信部8を介して点検可否確認信号を受けると、制御回路部5は少なくとも二次電池2の状態に基づいて二次電池2の点検が可能か否かを判定し、その判定結果に応じて発光素子LED1,LED2の表示を変えることにより、点検者に「点検可能」か不可能かを知らせる。また、リモコン端末10からの命令に対するアンサーバックにもなる。したがって、点検者は、予め点検可能であるか否かを確認してから点検を開始することができ、点検作業の利便性がより高まる。
図20(a)は「点検可能」時における発光素子LED1,LED2の表示例を示し、図20(b)は「点検不可」時における発光素子LED1,LED2の表示例を示し、図21はパターン表を示す。この例では、受信部8が、点検可否確認信号をリモコン端末10から受けると(時間t20)、このリモコン信号の処理を行うリモコン処理期間Tr20が開始される。リモコン処理期間Tr20において、制御回路部5は受信部8を介してリモコン信号を入力され、その命令内容を読み取る。点検可否確認命令の場合、制御回路部5は二次電池2の点検が可能か否かを判定し、「点検可能」であると判定した場合(時間t21)、発光素子LED1を一定時間TL1内で点滅させ、「点検不可」であると判定した場合は、発光素子LED2を一定時間TL1内で点滅させる。この点滅周期は、上記二次電池2の状態表示、ランプLaの状態表示とは異なる周期に設定して区別可能にすることが望ましい。また、この点検可否表示で点滅させないほうの発光素子は、上記二次電池2の状態表示、ランプLaの状態表示を維持したまま変化させないようにしている。
さらに、図22に示すように、「点検可能」あるいは「点検不可」時に、発光素子LED1またはLED2の点滅に合わせてスイッチング素子SW1をオン・オフさせることで表示パネル光出力を点滅させれば、点検者は、よりわかりやすくなる。ここでは、二次電池2の放電動作を行わないように、スイッチング素子SW1のみオン・オフさせる。
(実施形態13)
実施形態12では、発光素子LED1,LED2の表示と表示パネルPの表示パネル光出力とを同期させて点検可否表示を行なったが、表示パネル光出力のみで点検可否表示を行ってもよい。但し、この場合、点検可否の判定結果を表示する時間TL1の間での点滅回数を、「点検可能」と「点検不可」とで互いに異なる回数に設定したり(例えば、「点検可能」時は3回、「点検不可」時は4回)、あるいは時間TL1を「点検可能」と「点検不可」とで互いに異なる長さに設定しておく。さらに、時間TL1に亘って消灯状態を維持すると、上記実施形態の擬似停電状態Aに移行するときの動作と混同する恐れがあるので、擬似停電状態A移行時の動作とも異なる点滅回数、時間に設定しておく。
このように、本実施形態では、点検可否確認信号に対して、表示パネルPの表示パネル光出力を用いて、点検可否の判定結果を表示することにより、点検者に判定結果を確実に伝えることができるとともに、リモコン端末10からの命令に対するアンサーバックにもなる。したがって、点検者は、予め点検可能であるか否かを確認してから点検を開始することができ、点検作業の利便性がより高まる。
(実施形態14)
図23〜図25は、実施形態1乃至13いずれかの照明装置を用いた照明器具の構成を示す。
図23は、側面を開口した函型の器具本体20内に、二次電池2と、ランプLaと、点灯ユニット21とを収納し、器具本体20の開口に表示パネルPを覆設して、表示パネルPの背面にランプLaを配置した内照式の照明器具を示す。
図24,図25は、くさび型のアクリル板に微細加工を施し、上方向からランプの光を入射して前面の表示パネルを光らせる導光式の照明器具を示す。図24の照明器具は、下面を開口した函型の器具本体30内に、ランプLaと、点灯ユニット31と、ランプホルダー32とを収納し、表示パネルP装着用の長孔36aを穿設した基板36を器具本体30の開口に覆設して、表示パネルPを長孔36aに差し込んで取り付けられる。表示パネルPは、透明な導光板33と反射シート34とパネル35とからなり、図示しない二次電池は器具本体30内あるいは器具本体30外に設置される。
図25の照明器具は、側面を開口した函型の器具本体40内に、二次電池2と、点灯ユニット41と、図示しないランプを取り付けたランプホルダー42とを収納し、表示パネルPを有する表示ユニット43をランプホルダー42に組み付け、器具本体40の開口を表示ユニット43が覆うように構成される。
ここで、点灯ユニット21,31,41は、AC−DC変換部1、充電回路部3、インバータ回路4、制御回路部5、電池電圧判定部6、表示部7、受信部8、スイッチング素子SW1,SW2等で構成されている。
本発明の実施形態1の照明装置を示すブロック図である。 同上の自己点検開始時の動作を示す図である。 本発明の実施形態2の自己点検中断時の動作を示す図である。 本発明の実施形態3の照明装置を示す回路構成図である。 同上のAC−DC変換部の別の構成を示す図である。 本発明の実施形態4の照明装置を示すブロック図である。 同上の自己点検開始時の動作を示す図である。 同上の自己点検中断時の動作を示す図である。 本発明の実施形態5の照明装置を示す回路構成図である。 本発明の実施形態6の照明装置を示す回路構成図である。 同上の自己点検開始時の動作を示す図である。 本発明の実施形態7の照明装置を示す回路構成図である。 同上の自己点検開始時の動作を示す図である。 本発明の実施形態8の自己点検開始時、中断時の動作を示す図である。 本発明の実施形態9の自己点検開始時、中断時の動作を示す図である。 本発明の実施形態10の自己点検開始時、中断時の動作を示す図である。 本発明の実施形態11の照明装置を示すブロック図である。 同上の停電、復電検出時の動作を示す図である。 本発明の実施形態12の照明装置を示すブロック図である。 (a)(b)同上の点検可否判定時の表示部の動作を示す図である。 (a)(b)同上の点検可否判定時の表示部の点灯パターンを示す図である。 同上の点検可否判定時の表示パネル光出力を示す図である。 本発明の実施形態14の照明器具の外観を示す図である。 本発明の実施形態14の照明器具の外観を示す図である。 本発明の実施形態14の照明器具の外観を示す図である。
符号の説明
1 AC−DC変換部
2 二次電池
3 充電回路部
4 インバータ回路
5 制御回路部
6 電池電圧判定部
7 表示部
8 受信部
10 リモコン端末
La ランプ
P 表示パネル
SW1,SW2 スイッチング素子
AC 商用電源

Claims (9)

  1. 商用電源を入力として直流電力を出力するコンバータ回路と、
    二次電池と、
    コンバータ回路,二次電池の出力を交流電力に変換して出力するインバータ回路と、
    インバータ回路の出力を供給されて点灯するランプと、
    コンバータ回路からインバータ回路への電力供給をオン・オフする第1のオンオフ手段と、
    二次電池からインバータ回路への電力供給をオン・オフする第2のオンオフ手段と、
    商用電源からの電力供給がある時には第1のオンオフ手段をオン、第2のオンオフ手段をオフして交流電源によってランプを点灯させる通常点灯状態とし、商用電源からの電力供給がない停電時には第1のオンオフ手段をオフ、第2のオンオフ手段をオンして二次電池によってランプを点灯させる非常点灯状態とし、外部からの点検開始信号を受けた時は第1のオンオフ手段をオフ、第2のオンオフ手段をオンすることで二次電池によってランプを点灯させる擬似停電状態に移行させて、二次電池を所定の点検時間に亘って放電させた後の電池電圧に基づいて二次電池の点検を行い、該点検後第1のオンオフ手段をオン、第2のオンオフ手段をオフして通常点灯状態に移行させる制御回路と、
    二次電池の点検結果を表示する表示部とを備え、
    制御回路は、通常点灯状態から擬似停電状態に移行する時と、擬似停電状態から通常点灯状態に移行する時との少なくともいずれか一方において、ランプの光出力を予め設定されたインターバル時間内で変化させ、該ランプの光出力の変化によって、通常点灯状態から擬似停電状態への移行と、擬似停電状態から通常点灯状態への移行との少なくともいずれか一方が発生したことを報知する
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記インターバル時間は、インターバル時間内でランプの光強度が変化する量に応じて決まる、ランプの光出力の変化をチラツキと感じる臨界フリッカ周波数の周期よりも長いことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記制御回路は、前記インターバル時間内で、前記第1,第2のオンオフ手段をともにオフする期間を少なくとも1回設けることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 前記制御回路は、少なくとも二次電池の状態に基づいて二次電池の点検が可能か否かを判定する手段を備え、点検開始信号を受けた時に点検不可であれば、前記擬似停電状態に移行させず、前記第1のオンオフ手段を所定間隔で少なくとも2回オフさせることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  5. リモコン送信器からの点検開始信号を受信する受信部を備え、前記制御部は受信部を介して点検開始信号を受けることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の照明装置。
  6. 前記制御回路は、少なくとも二次電池の状態に基づいて二次電池の点検が可能か否かを判定する手段を備え、点検開始信号を受けてから点検不可と判定した場合、前記点検時間より短い時間で二次電池の放電を中断し、前記擬似停電状態から前記通常点灯状態に移行させることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  7. 前記通常点灯状態から前記非常点灯状態に移行する時、および前記非常点灯状態から前記通常点灯状態に移行する時、ランプの光出力を予め設定されたインターバル時間内で変化させることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の照明装置。
  8. 前記リモコン送信器は点検可否確認信号を送信し、前記制御回路は、前記受信部を介して点検可否確認信号を受けると少なくとも二次電池の状態に基づいて二次電池の点検が可能か否かを判定する手段を備えて、前記表示部の点滅と前記ランプの光出力の変化とのうち少なくともいずれか一方で該判定結果を表示することを特徴とする請求項5記載の照明装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかの照明装置に設けたランプの光出力が透過する表示パネルを備えることを特徴とする照明器具。
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