JPH0869883A - 照明設備管理システム - Google Patents

照明設備管理システム

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JPH0869883A
JPH0869883A JP6204016A JP20401694A JPH0869883A JP H0869883 A JPH0869883 A JP H0869883A JP 6204016 A JP6204016 A JP 6204016A JP 20401694 A JP20401694 A JP 20401694A JP H0869883 A JPH0869883 A JP H0869883A
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brightness
illumination lamp
illumination
lamp
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JP6204016A
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English (en)
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Kunikazu Takahashi
国和 高橋
Yujiro Sasahara
雄二郎 笹原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数の照明設備を集中管理する照
明設備管理システムに関し、照明器具に照明検出装置を
設けてランプ交換時期を個別に表示すると共に集中管理
し、照明ランプの交換時期の管理、照明器具の付属品の
交換時期の管理および清掃時期の管理を行い、最適な経
済寿命や不点寿命などに合わせて交換および最適な照明
が可能なシステムを構築することを目的とする。 【構成】 照明ランプ2の明るさを検出する照明検出装
置3を、照明器具1に個別に配置し、照明検出装置3か
ら照明ランプ2の明るさ情報(あるいは点灯当初の明る
さの所定割合以下となった旨の情報)を収集し、収集し
た明るさ情報が所定値以下となった照明器具1(あるい
は収集した所定割合以下となった旨の情報を受信した照
明器具1)のリストを出力する中央監視制御装置51を
備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の照明設備を集中
管理する照明設備管理システムに関するものである。
【0002】近年のコンピュータ、情報通信技術の発展
により、あらゆる建設物におけるOA化、インテリジェ
ント化の傾向が益々顕著になっている。電気設備の高度
化、多機能化も著しく、種々な機能をもつ個々の設備が
相互に関連し、中央監視制御装置を介してシステム的に
連動する設備が増えている。それに伴い、主要な電気設
備の1つである照明設備の高性能化と、時代のニーズに
応える合理的で省エネ・省力化指向の新しい照明設備管
理システムが強く要求されている。このため、照明設備
の正確な照明ランプの交換時期、照明ランプの明るさの
減少度合いなどを検知して中央監視制御装置で収集し、
総合的に合理的に管理することが望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来、照明器具のランプ交換は、点灯時
間の推計や管理者の視感測光に頼って、交換するように
していた。ランプの寿命は、点灯回数、点灯周期時間、
供給電圧、周囲温度、清掃頻度などに大きく影響される
ため、メーカカタログ記載の照明ランプ定格寿命でさえ
単に目安にしかならなかった。
【0004】このため、不点となったランプをその都
度、個別に交換したり、不点ランプ数が大きく増加し始
めた適当な時期に全ランプを集団して交換する、いわゆ
る個別的集団交換方式で行っていた。このように、誰で
も肉眼で容易に判断できる照明器具の断線寿命に関する
情報のみで交換時期を決定していた。
【0005】しかし、光源の寿命は、断線寿命(不点寿
命)と、経済寿命とがあり、蛍光灯や水銀灯は、白熱電
球と異なり、断線寿命が長く照度減退が大きいため、経
済寿命の方が短い場合が多い。実際の運用では、照明ラ
ンプが既に経済寿命を迎えていても、ランプが不点とな
るまでは交換しない場合が多く、室内照度分布の乱れや
照度減退による作業効率低下を防ぐための対応策が殆ど
行われていない現状であった。
【0006】また、従来の照明制御システムは、専用の
照明制御盤を用いたシステムや、中央監視制御装置と連
動したシステムが広く提供されているが、照明器具の電
源をON/OFF制御するのが中心で、照明ランプの経
済寿命を経過、更に断線寿命の管理を行っていなかっ
た。
【0007】また、照度を知るには照度計に代表される
計器類を用いて、室全体やエリア単位の照度測定を行う
か、視感測光を行うのが一般的であり、照明器具の個々
の照度の正確な測定は行っていなかった。
【0008】また、照明器具に使われている部品、例え
ば蛍光灯の安定器は、所定時間使用後に交換する必要が
あるが、設備の一部と見なされ、気ずかずに使用しつづ
けることが多かった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、ランプ交換は、個別的集団交換方式のように不点と
なる明確な断線という現象に頼って、管理者が交換時期
を判断してランプ交換を行うしかなく、最適な交換時期
に個別交換や集団交換を行うことが困難であり、しか
も、中央制御装置で統括して管理することが行われてい
なく、個別に巡回して判断などしなければならないとい
う問題があった。
【0010】本発明は、これらの問題を解決するため、
照明器具に照明検出装置を設けて劣化度合が経済寿命あ
るいは断線寿命となる所定値あるいは所定割合以下とな
ったときに指示器を点灯あるいは数値で表示してランプ
交換時期を個別に表示すると共に中央監視装置で集中管
理し、照明ランプの交換時期の管理、照明器具の付属品
の寿命のある部品(例えば安定器など)の交換時期の管
理および照明器具の清掃時期の管理を行い、最適な経済
寿命や不点寿命などに合わせて交換および最適な照明が
可能なシステムを構築することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1および図6を参照し
て課題を解決するための手段を説明する。図1および図
6において、中央監視制御装置51は、複数の照明器具
1を集中管理するものであって、照明検出装置3から照
明ランプ2の明るさ情報(あるいは点灯当初の明るさの
所定割合以下となった旨の情報)を収集し、収集した明
るさ情報が所定値以下となった照明器具1(あるいは収
集した所定割合以下となった旨の情報を受信した照明器
具1)のリストを出力したりなどするものである。
【0012】照明器具1は、照明ランプ2を点灯して照
明するものであって、ここでは、照明ランプ2および照
明検出装置3から構成されるものである。照明ランプ2
は、蛍光灯などの電気を光に変換するものである。
【0013】照明検出装置3は、照明ランプ2の明るさ
を検出するものであって、センサ部4、指示部5、設定
値切換レバー6、表示部7、および太陽電池8などから
構成されるものである。
【0014】センサ部4は、照明ランプ2の明るさを検
出するものである。指示部5は、照明ランプ2の明るさ
が所定値以下あるいは当初の明るさの所定割合以下とな
ったときに点灯して知らせるものである。
【0015】表示部7は、照明ランプ2の明るさあるい
は当初の明るさからの割合(光束維持率)をデジタル値
で表示するものである。制御部は、各種制御を行うもの
である。
【0016】
【作用】本発明は、図1に示すように、照明ランプ2の
明るさを検出する照明検出装置3を、照明ランプ2を有
する照明器具1に個別に配置し、中央監視制御装置51
が照明検出装置3から照明ランプ2の明るさ情報(ある
いは点灯当初の明るさの所定割合以下となった旨の情
報)を収集し、収集した明るさ情報が所定値以下となっ
た照明器具1(あるいは収集した所定割合以下となった
旨の情報を受信した照明器具1)のリストを出力するよ
うにしている。
【0017】また、照明ランプ2の明るさを検出するセ
ンサ部4、指示部5、およびセンサ部4によって検出し
た明るさが所定値以下(あるいは点灯当初の明るさの所
定割合以下)となったときに指示部5を点灯する制御回
路からなる照明検出装置3を、照明ランプ2および当該
照明ランプ2を点灯する付属機器からなる照明器具1に
個別に配置し、中央監視制御装置51が照明検出装置3
から照明ランプ2の明るさ情報(あるいは点灯当初の明
るさの所定割合以下となった旨の情報)を収集し、収集
した明るさ情報が所定値以下となった照明器具1(ある
いは収集した所定割合以下となった旨の情報を受信した
照明器具1)の情報およびリストを出力するようにして
いる。
【0018】また、中央監視制御装置51が収集した明
るさ情報(あるいは収集した所定割合以下となった旨の
情報)をもとに各照明ランプ2の累積使用時間を保存
し、照明器具1の付属装置の寿命時間となったときにそ
の照明器具1および付属装置の情報およびリストを出力
するようにしている。
【0019】また、所定値あるいは所定割合を、照明ラ
ンプ2の予め測定して経済寿命と予測した値とするよう
にしている。また、所定値あるいは所定割合を、照明ラ
ンプ2の予め測定して不点寿命と予測した値とするよう
にしている。
【0020】また、中央監視制御装置51が経済寿命あ
るいは不点寿命と予測される照明器具1について、ある
定めたエリア内で所定割合以上となったときに当該エリ
ア内の全ての照明器具1の照明ランプ2あるいは付属器
具の交換を促すメッセージおよびそのリストを出力する
ようにしている。
【0021】また、中央監視制御装置51が収集した明
るさ情報が所定値以下(あるいは収集した所定割合以下
となった旨の情報)かつ前回の清掃から所定日数以上経
過したときに、該当する照明器具1のリストを出力する
ようにしている。
【0022】また、中央監視制御装置51が清掃する照
明器具1の数について、ある定めたエリア内で所定割合
以上となったときに当該エリア内の全ての照明器具1の
清掃を促すメッセージおよびそのリストを出力するよう
にしている。
【0023】従って、照明器具1に照明検出装置3を設
けて劣化度合が経済寿命あるいは断線寿命となる所定値
あるいは所定割合以下となったときに指示器を点灯ある
いは数値で表示してランプ交換時期を個別に表示すると
共に中央監視装置で集中管理し、照明ランプ2の交換時
期の管理、照明器具の付属品の寿命のある部品(例えば
安定器など)の交換時期の管理、および照明ランプの清
掃の時期の監視を個別あるいは所定のエリア毎に管理す
ることにより、多数の照明ランプ2およびその付属部品
について個別およびエリア別に最適な経済寿命や不点寿
命などに合わせて交換および清掃できるシステムを構築
することが可能となる。
【0024】
【実施例】次に、図1から図5を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の1実施例構成図(その
1)を示す。図1において、中央監視制御装置51は、
照明器具1の照明ランプ毎に明るさ情報および時刻を記
憶して管理などするものであって、マスタステーション
MSなどから構成されるものである。
【0026】MSは、マスタステーションであって、デ
ータ(照明器具毎の明るさ情報など)を収集管理した
り、各種制御を行うものであり、ここでは、明るさ管理
手段51および時間管理手段52などから構成されるも
のである。
【0027】明るさ監視手段51は、照明器具1に内蔵
あるいは外付けした照明検出装置Sから通知を受けた、
照明ランプ2の明るさあるいは点灯当初の明るさに対す
る現時点の明るさの割合(光束維持率)の通知を受け、
照明器具1毎に管理するものである。
【0028】時間管理手段52は、照明器具1毎の明る
さ情報に対応づけてそのときの時刻を合わせて記憶し、
これをもとに照明ランプ2の点灯累積時間を管理したり
などするものである。
【0029】GWSは、ゲートウェイステーションであ
って、中央監視制御装置51と伝送装置TSとの間に設
け、照明器具1のON/OFF制御などを行うものであ
る。伝送装置TSは、現場の照明器具1に関する情報を
収集し、中央監視制御装置51に伝送するものである。
【0030】検出信号変換器Cは、照明検出装置Sから
の信号を中央監視制御装置51に向けて伝送するための
信号変換器である。ターミナルユニットTUは、伝送装
置TSからの信号を受け、照明器具1をON/OFF制
御するものである。
【0031】照明検出装置(測光量検出装置)Sは、照
明器具1の照明ランプ2の明るさを検出するものであっ
て、後述する図6に示すように、センサ部4などから構
成されるものである。ここで、照明(測光量)は、照
度、光束、光度、輝度、光束発散度などである。
【0032】照明器具1は、照明するものであって、照
明ランプ2および点灯するための付属機器(例えば蛍光
灯の安定器など)から構成されるものである。次に、図
2のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成の動
作を詳細に説明する。
【0033】図2において、S1は、初期点灯か判別す
る。これは、図1の照明器具1を点灯した初めての初期
点灯か、あるいは照明ランプ2を交換した後の初めての
初期点灯か判別する。YESの場合には、S2からS8
を行った後、S9に進む。一方、NOの場合には、S9
に進む。
【0034】S2は、S1のYESで初期点灯と判明し
たので、点灯制御を行う。これは、中央監視制御装置5
1が照明器具1の点灯をしようとしたとき、初期点灯と
判明したので、S2からS8の手順によって、点灯する
と共に照明ランプ2の初期の明るさの記録などする処理
を行う。
【0035】S3は、照明器具1の照明ランプ2の初期
照度を測定する。S4は、初期照度を記録する。これら
S3およびS4は、照明器具1に取り付けた照明検出装
置Sからの照明ランプ2の明るさ情報の伝送を受けた中
央監視制御装置51がそのときの初期照度を当該照明器
具1に対応づけて記録する。
【0036】S5は、照明メンテナンスなどのデータを
入力する。S6は、初期データを記録する。S7は、各
判定要素の設定値を入力する。これは、後述する個別交
換指示を行うときの設定値(初期点灯時の明るさから減
衰した割合、例えば70%など)を設定する。
【0037】S8は、設定値を記録する。そして、S9
に進む。以上のS1のYES、S2からS8によって、
照明ランプ2の点灯当初の明るさおよびこの明るさが所
定割合となったときに処理を行う(例えば点灯当初の明
るさの70%以下となったときに個別交換指示を行う)
情報を初期設定できたこととなる。
【0038】S9は、照明データを更新するか判別す
る。YESの場合には、S10でデータ/設定値を入力
し、S11でデータ/設定値を更新し、S12に進む。
一方、NOの場合には、S12に進む。
【0039】S12は、点灯制御を行う。S13は、点
灯開始日時を記録する。これは、照明ランプ2を点灯制
御したことに対応して、点灯開始日時を記録し、累計の
点灯時間などを集計する用意を行う。
【0040】S14は、点灯累計回数を記録する。これ
は、照明ランプ2の点灯累計回数を+1して記録する。
S15は、照明ランプ2毎の測光ループを繰り返す。
【0041】S16は、各照明ランプの照度を測定す
る。これは、照明器具1に装着した照明検出装置Sから
の明るさの通知を受けて中央監視制御装置51が各照明
ランプ2の明るさ(照度)を測定する。
【0042】S17は、記憶した初期照度の70%(設
定値)以下か判別する。YESの場合には、S18で中
央監視制御装置51のCRT上に個別交換指示(例えば
照明ランプ2の不点寿命であるので個別に交換指示する
旨のメッセージおよび交換対象となる照明器具と照明ラ
ンプの区別)を表示し、S19に進む。一方、S17の
NOの場合には、S19に進む。
【0043】S19は、記憶した初期照度の80%(設
定値)以下か判別する。YESの場合(例えば照明ラン
プ2の経済寿命に相当する明るさになったと判明した場
合)には、S20で前回の清掃から所定の日数が経過し
たか判別し、YESのときにS21で中央監視制御装置
51のCRT上に個別清掃指示を表示し、S22に進
み、NOのときにS22に進む。一方、S19のNOの
場合には、S22に進む。
【0044】S22は、消灯制御を行う。図3におい
て、S23は、点灯終了日時を記録する。S24は、点
灯累積時間を記録する。これは、S13で記録した点灯
開始日時からS23の点灯終了日時までの点灯時間を算
出し、累計点灯時間を求めて記録する。
【0045】S25は、個別交換済の照明ランプ数の割
合が一定値以上か判別する。これは、S18で個別交換
指示に対応して、照明ランプ2を交換した数の割合が初
期設定した一定値以上か判別する。YESの場合には、
S26でCRT上でエリア毎に最適な集団交換時期を指
示し、S30に進む。一方、NOの場合には、S27に
進む。
【0046】S27は、照明ランプ2の点灯累積時間が
一定値以上か判別する。YESの場合には、S28で点
灯累積時間、点灯累積回数、点灯周期時間、供給電圧、
周囲温度、メンタテナンスデータ等から(個別的)に集
団交換時期を推測し(過去の実績からこれらの要因によ
って照明ランプの不点数が急激に増大を始める点灯累積
時間の一定値を決めて集団交換時期と推定し)、S29
でCRT上でエリア毎に照明ランプ2の最適な集団交換
時期を指示し、S30に進む。一方、S27のNOの場
合には、S30に進む。
【0047】S30は、安定器の点灯累積時間が一定値
以上か判別する。YESの場合には、S31でCRT上
のエリア毎に安定器の最適な交換時期を指示し、S32
に進む。一方、NOの場合には、S32に進む。
【0048】S32は、照明ランプ2の標準的な劣化特
性と比較して結果の度合いを定量化する。S33は、照
明器具1の劣化の度合いが一定値以上か判別する。YE
Sの場合には、S34で照明器具1の集団清掃時期を指
示し、他のメンテナンス方法を指示する。
【0049】以上によって、 (1) 初期点灯のときに照明ランプ2に初期照度を記
録、各種判定要素を初期設定(S2からS8) (2) 点灯累積回数を累積(S14) (3) 記憶した初期照度の70%以下(例えば不点寿
命)のときにCRT上に照明ランプ2の個別交換指示を
表示(S18) (4) 記憶した初期照度の80%以下(例えば経済寿
命)かつ前回の清掃から所定日数以上のときに、CRT
上に照明ランプの個別清掃指示(S21) (5) 個別交換済照明ランプ数が一定割合以上のとき
にエリア毎に照明ランプを集団交換(S26) (6) 点灯時間が一定値以上のときにエリア毎に照明
ランプの集団交換(S29) (7) 点灯累積時間が一定値以上のときに安定器(照
明器具1の付属器具である例えば蛍光灯の安定器など)
の交換(S31) (8) 劣化の度合いが一定値以上のときに照明器具の
集団清掃を指示(S34) を行う。これらにより、中央監視制御装置51は、照明
器具1に内蔵あるいは外付けした照明検出装置Sからの
明るさ情報(あるいは点灯当初から所定割合以下となっ
た旨の情報)をもとに多数の照明器具1の照明ランプ2
および付属機器(例えば蛍光灯の安定器)の個別交換時
期、集団交換時期、清掃時期を自動的にCRT上に表示
し、効率的に照明ランプ2や安定器などの交換、掃除な
どの保守を行うことが可能となった。
【0050】図4は、本発明のシステム構成図(その
1)を示す。これは、ビルなどに配置した照明設備、受
配電設備、一般動力設備、空調設備、衛生設備、防災設
備、および防犯設備の全体のシステム構成である。ここ
で、照明器具1には照明検出装置S1および検出信号変
換器C1をそれぞれ設けている。また、 MS:マスタステーション GWS:ゲートウェイステーション TS:伝送装置 TU1(TU):ターミナルユニット は、図1の構成のものと同一であるので説明を省略す
る。
【0051】図4において、CRTは、表示装置であっ
て、照明ランプの個別交換時期などを表示するものであ
る。KBは、キーボードである。
【0052】LPは、ライトペンである。MPは、メッ
セージプリンタである。以上のようになシステム構成の
もとで、既述した図2および図3のフローチャートに従
い、既述した(1)から(8)のように、照明ランプ2
およびその付属機器についての処理を行う。
【0053】図5は、本発明のシステム構成図(その
2)を示す。これは、図4と異なる点は、検出信号変換
器C2をタミナルユニットTUと一体にした点であり、
他は同じである。
【0054】以上のようになシステム構成のもとで、同
様に既述した図2および図3のフローチャートに従い、
既述した(1)から(8)のように、照明ランプ2およ
びその付属機器についての処理を行う。
【0055】次に、図6から図13を用いて照明器具1
および照明検出装置2(S)について詳細に説明する。
図6は、本発明の1実施例構成図(その2)を示す。
【0056】図6の(a)は照明検出装置3のアナログ
タイプの平面図を示し、図6の(b)は照明検出装置3
のデジタルタイプの平面図を示し、図6の(c)は両者
の側面図を示し、図6の(d)は両者の正面図を示す。
【0057】図6において、照明検出装置3は、照明器
具1に装着して照明ランプ2の明るさを検出し、所定値
以下あるいは点灯当初の所定割合以下となったときに指
示部5を点灯してその旨を知らせるためのものであっ
て、図示のように、センサ部4、指示部5、設定値切換
用キー6、表示部7、太陽電池8、および図示外の制御
回路から構成されるものである。
【0058】センサ部4は、照明器具1の照明ランプ2
の明るさを検出するものであって、例えばホトセンサや
Cdsなどである。カバー41は、センサ部4に指示部
5などからの非所望の光が入射しないようにするカバー
である。
【0059】指示部5は、照明ランプ2の明るさが所定
値以下あるいは点灯当初の所定割合以下となったときに
点灯してその旨を知らせるものであって、例えば赤と青
のLEDである。
【0060】設定値切換用レバー6は、図示のように照
明ランプ2の明るさがいずれの値になったら点灯させる
かを設定を切り換えるものであって、例えば点灯当初の
明るさの例えば70%になったときに指示部5を点灯す
るように切り換える(設定する)ものである。
【0061】表示部7は、センサ部4によって検出した
照明ランプ2の明るさ(例えばLx、ルックス)をデジ
タル表示、および点灯当初の明るさを100%としたと
きの現在の明るさの%をデジタル表示するものである。
【0062】太陽電池8は、指示部5や制御部などの電
源を発生するものであって、照明器具などの商用電源か
ら電源の供給を受けることなく、ワイヤレスで独立に電
源を発生するものであり、当該照明検出装置3をいずれ
の照明器具1に内蔵あるいは外付けで容易に取付け可能
にしたものである。
【0063】モード設定用ボタン9は、指示部5を点灯
する所定値あるいは点灯当初からの明るさの劣化度合い
を設定したりするものであって、SELECTボタンで
選択し、そのときの値をUP(増大)およびDOWN
(減少)を行い、表示部7に表示された値を見て設定す
るためのものである。
【0064】制御部は、全体を統括制御する回路であっ
て、後述する図8および図9のフローチャートに従って
各種制御を行うものである。図7は、本発明の照明器具
の外観図を示す。
【0065】図7の(a)は照明器具の平面図を示し、
図7の(b)は正面図を示し、図7の(c)は側面図を
示す。図7において、照明器具1は、照明ランプ2であ
る蛍光灯をここでは2本図示のように装着したものであ
って、照明ランプ2、照明検出装置3およびこれらを保
持などする筐体から構成されるものである。
【0066】照明ランプ2は、電気を光に変換するもの
であって、ここでは、蛍光灯である。照明検出装置3
は、照明ランプ2の明るさを検出して所定値以下あるい
は所定割合以下となったときに指示部5を点灯してその
旨を知らせるものであって、ここでは、照明器具1の照
明ランプ2毎に内蔵させて設けたものであり、既述した
図6の構成を持つものである。
【0067】次に、図8のフローチャートに示す順序に
従い、図6および図7の構成の動作を詳細に説明する。
図8において、S1は、初期設定する。
【0068】S2は、点灯する。これは、照明器具1の
照明ランプ2に電源を投入して点灯する。S3は、初期
点灯か判別する。これは、照明器具1の照明ランプ2を
初めて点灯あるいは交換して新規の照明ランプ2を初め
て点灯か判別する。YESの場合には、S4でセンサ
(センサ部4)で光(照明ランプ2の光)を検出し、S
5で初期照度を測定し、S6で初期照度を記憶する。こ
れらは、照明器具1を取り付けて照明ランプ2を初めて
点灯したとき、あるいは照明ランプ2を交換して初めて
点灯したときに図示外のリセットボタン(初期点灯ボタ
ン)の押下あるいは照明ランプ2を交換したときに機械
的にセットされた位置の情報を読み取って自動的に検出
し、そのときの初期照度を不揮発性メモリに記憶してお
く。これにより、照明ランプ2の初期の照度(Lux)
に対するその明るさ(照度)を維持している度合(光束
維持率という)を正確に算出するためである。一方、S
3のNOの場合には、S7に進む。
【0069】S7は、S12までの測光ループを開始す
る。S8は、センサ(センサ部4)で光を検出する。S
9は、照度測定する。
【0070】S10は、記憶した初期照度の70%以下
か判別する。YESの場合には、照明ランプ2の不点寿
命と判明したので、S14で赤のLEDを発光し、不点
寿命がきた旨を管理者に知らせ、終了する(END)。
一方、NOの場合には、S11に進む。
【0071】S11は、記憶した初期照度の80%以下
か判別する。YESの場合には、照明ランプ2の経済寿
命と判明したので、S13で青のLEDを発光し、経済
寿命がきた旨を管理者に知らせ、終了する(END)。
一方、NOの場合には、S12の消灯時に測光ループを
停止し、終了する(END)。
【0072】以上によって、照明ランプ2の初期点灯時
の初期照度を記憶しておき、測光ループで照明ランプ2
の照度が初期照度の例えば80%以下となったときに青
のLEDを点灯して経済寿命がきた旨を管理者に知ら
せ、更に照度が初期照度の例えば70%以下となったと
きに赤のLEDを点灯して不点寿命がきた旨を管理者に
知らせる。ここで、80%の経済寿命時および70%の
不点寿命は、実験して最適な値を決定するようにする。
【0073】例えば経済寿命は、照度設備設計におい
て、照度計算および設計灯数計算を行うときの保守率に
関係している。一般に用いられる計算用数値(例えば普
通の環境条件で露出型・下面開放型では保守率0.7)
を適用し、照度計算を行って必要な照明ランプ数を決定
しているが、本発明によれば、被照度面に対する照明ラ
ンプ2の照度を一定値以上に保てるように、上述した経
済寿命を示す青のLEDを点灯する、初期照度に対する
現在の照度の割合を75〜80%に設定する。つまり、
通常の保守率の0.7よりも高く設定し、保守率0.7
5〜0.80で設計灯数算出を行えるようにすれば、必
要な照明ランプ2の灯数を6.6〜12.5%少ない設
備でもよくできる。これにより、照明器具の設備を6.
6〜12.5%少なくでき、設備コストを低減でき、し
かもLEDの青、赤によってその交換時期が正確に1本
1本測定して表示するので、これを見て管理者が照明ラ
ンプ2を交換して明るさを設計値以上に容易に保持でき
る。尚、後述するように、各照明ランプ2に対応づけて
設けた照明検出装置3からセンタに照度信号を送信させ
て管理し、いずれの照明ランプ2の交換時期がきたかを
集中管理し、週間作業日程などを作成して週単位にまと
めて照明ランプ2を少ない手間で交換するようにすれば
よい。
【0074】また、不点寿命は、照明ランプ2が不点と
なり始めるときの初期照度に対する明るさの減少割合を
実験的に求め、更に不点ランプ数が急激に増大するとき
の初期照度に対する明るさの減少割合を実験的に求めて
決める。そして、前者の割合のときに青のLEDを点灯
し、後者の割合のときに赤のLEDを点灯するように
し、管理者に知らせる。
【0075】図9は、本発明の動作説明フローチャート
(その2)である。これは、図8の処理に加え、照明ラ
ンプ2の明るさ(Lux)および初期照度からの現在の
明るさの割合(光束維持率)をデジタル表示するときの
ものである。ここで、S21からS31、S33、S3
4は、図8のS1から21、S23、S24と同一であ
るので説明を省略する。
【0076】図9において、S321は、照度表示、ま
たは、光束維持率のいずれを表示するか判別する。照度
を表示すると設定されていたときは、S322で照度を
デジタル表示する。例えば図7の(b)に示すように、
センサ部4で照明ランプ2の明るさを検出し、そのとき
の照度(Lux)を表示部7の液晶パネル上に表示す
る。一方、光束維持率を表示すると設定されていたとき
は、S323で光束維持率(初期照度に対する現時点の
照度の割合%)をデジタル表示する。例えば図6の
(b)に示すように、センサ部4で照明ランプ2の初期
照度を測定して記憶しておき、現在の明るさの割合(光
束維持率)を算出して表示部7の液晶パネル上に表示す
る。
【0077】S324は、消灯時に測光ループを停止
し、終了する(END)。以上によって、照明ランプ2
の初期点灯時の初期照度を記憶しておき、測光ループで
照明ランプ2の照度が初期照度の例えば80%以下とな
ったときに青のLEDを点灯して経済寿命がきた旨を管
理者に知らせ、更に照度が初期照度の例えば70%以下
となったときに赤のLEDを点灯して不点寿命がきた旨
を管理者に知らせると共に、照明ランプ2の照度をテジ
タル値(Lux)で表示したり、あるいは初期照度に対
する現時点の明るさの割合(光束維持率)をデジタル表
示したりしすることが可能となる。このデジタル表示の
照度あるいは光束維持率を管理者が見て照明ランプ2の
明るさや光束維持率を定量に認識し、正確に照明ランプ
2の状態や交換時期を判断することが可能となる。
【0078】図10は、本発明の検出回路例(その1)
を示す。図10において、照明ランプ2は、明るさの検
出対象である。光検出DC増幅器23は、センサ部4、
抵抗R1、R2、R3、アンプ22などから構成され、照
明ランプ2の明るさを検出して増幅するものである。
【0079】センサ部4は、照明ランプ2の明るさ検出
するものであって、フォトダイオードやCdsなどであ
る。アンプ22は、信号を増幅するものである。
【0080】R1、R2、R3は、抵抗である。太陽電池
8は、照明検出装置3に内蔵され、照明ランプ2の光を
もとに電源を発生するものであって、+Vおよび−Vの
電源を発生し、アンプ22やセンサ部4に電源を供給す
るものである。
【0081】次に、動作を説明する。 (1) 照明ランプ2が点灯すると、太陽電池8が当該
照明ランプ2から照明されて電源+V、−Vを発生して
アンプ22およびセンサ部4に供給して動作状態にする
と共に、センサ部4によって明るさを検出してこの明る
さに対応する電流iを流し、抵抗R3の両端に明るさに
比例した電圧(R3×i)を発生させる。
【0082】(2) 明るさに対応して発生した電圧
(R3×i)をアンプ22が抵抗R1、R2の比によって
決まる増幅率で増幅し、出力として送出する。 (3) (2)で送出された信号をもとに、照明ランプ
2の初期の明るさのときの値から例えば80%の経済寿
命と予測される値となったときに青のLEDを点灯す
る。更に例えば70%の不点寿命と予測される値となっ
たときに赤のLEDを点灯する。
【0083】以上によって、照明ランプ2が点灯する
と、このときの明るさを太陽電池8で受光して電源を発
生し、この電源をもとに照明ランプ2の明るさをセンサ
部4で検出し、図示外の回路で初期の明るさの例えば8
0%の経済寿命となっときに青のLED点灯、70%の
不点寿命となったときに赤のLED点灯することが可能
となる。
【0084】図11は、本発明の検出回路例(その2)
を示す。図11において、光検出DC増幅器23は、照
明ランプ2の明るさを検出して増幅するものであって、
既述した図5に示すものである。
【0085】AD変換器24は、アナログの信号をデジ
タルの信号に変換するものである。2進→10進変換器
25は、2進数を10進数に変換するものである。表示
部26は、明るさをデジタルの数値で表示するものであ
って、例えば液晶パネルである。
【0086】P−S変換器27は、パラレルの信号をシ
リアルの信号に変換するものである。通信インタフェー
ス28は、他システムとの間でシリアルの信号の送受信
を行うものである。
【0087】次に、動作を説明する。 (1) 光検出DC増幅器23は、照明ランプ2の明る
さを検出して増幅する。
【0088】(2) AD変換器24が、光検出DC増
幅器23によって増幅された明るさに対応する信号を、
アナログからデジタル(例えば8ビットのデジタル)の
値に変換する。
【0089】(3) (2)で変換された2進のデジタ
ルの値を、10進のデジタルの値に変換する。 (4) (3)で変換された10進のデジタルの値を、
表示部、例えば液晶パネル上にデジタルの数値として表
示する(例えば明るさが当初の明るさの85%と表示す
る)。
【0090】(5) また、P−S変換器27によっ
て、デジタルの値をシリアルの信号に変換する。そし
て、通信インタフェース28を介して他のシステムに送
信する。送信を受けた他のシステム(センタ)は、これ
ら受信した各照明器具1の明るさを管理して、例えば経
済寿命、不点寿命と近づいて照明器具を取り出し、週間
作業予定を作成し、交換などするための資料として使
う。
【0091】以上によって、照明ランプ2の明るさをデ
ジタルの数値で各照明検出装置3の表示部26に表示
し、管理者に定量的に現在の明るさを知らせることが可
能となる。
【0092】図12は、本発明の検出回路例(その3)
を示す。図12において、照明ランプ2は、明るさの検
出対象である。光検出比較回路29は、センサ部4、抵
抗R1、R2、R3、アンプ22などから構成され、照明
ランプ2の明るさを比較するものである。
【0093】センサ部4は、照明ランプ2の明るさ検出
するものであって、フォトダイオードやCdsなどであ
る。アンプ22は、ここでは、信号を比較するものであ
る。
【0094】R1、R2、R3は、抵抗である。太陽電池
8は、照明検出装置3に内蔵され、照明ランプ2の光を
もとに電源を発生するものである。
【0095】次に、動作を説明する。 (1) 照明ランプ2が点灯すると、太陽電池8が当該
照明ランプ2から照明されて電源+V、−Vを発生して
アンプ24およびセンサ部4に供給して動作状態にする
と共に、センサ部4によって明るさを検出してこの明る
さに対応する電流iを流し、抵抗R3の両端に明るさに
比例した電圧(R3×i)を発生させる。
【0096】(2) 明るさに対応して発生した電圧
(R3×i)をアンプ24の+端子に入力すると共に、
−端子に抵抗R1、R2の比によって決まる基準電圧を印
加し、電圧(R3×i)が基準電圧よりも大きくなった
ときにアンプ24からHレベルの出力を送出する。
【0097】(3) (2)で送出されたHレベル信号
をもとに、図示外の回路でLEDの青(あるいは赤)を
点灯させる。この際、抵抗R1、R2の比を例えば初期の
点灯時の明るさの80%の経済寿命と予測される値とな
るように調整、あるいは初期の点灯時の明るさの70%
の経済寿命と予測される値となるように調整しておけば
よい。経済寿命と不点寿命の両者の表示部を点灯すると
きに、図7の2組の光検出比較回路29を設ける。
【0098】以上によって、照明ランプ2が点灯する
と、このときの明るさを太陽電池8で受光して電源を発
生し、この電源をもとに照明ランプ2の明るさをセンサ
部4で検出し、アンプ24で比較して初期の明るさの例
えば80%の経済寿命となっときに青のLED点灯、7
0%の不点寿命となったときに赤のLED点灯すること
が可能となる。
【0099】図13は、本発明の検出回路例(その4)
を示す。図13において、光検出比較回路29は、照明
ランプ2の明るさを検出して所定値(経済寿命や不点寿
命の所定値)を以下となったことを検出するものであっ
て、図12に示すようなものである。
【0100】NAND回路30は、光検出比較回路29
からの信号を反転し、トランジスタTRを駆動し、発光
ダイオード31を点灯させるものである。通信インタフ
ェース28は、他システム(センタ)との間でシリアル
の信号の送受信を行うものである。
【0101】次に、動作を説明する。 (1) 光検出比較器29は、照明ランプ2の明るさを
検出して所定値(経済寿命あるいは不点寿命の所定値)
以下の明るさになったことを検出するものである。
【0102】(2) (1)で所定値以下となったこと
を検出されると、NAND回路30の出力がLレベルと
なり、トランジスタTRを導通状態とし、発光ダイオー
ド31を点灯させる。これにより、照明ランプ2の明る
さが経済寿命や不点寿命の明るさ以下となったことが発
光ダイオード31の点灯(青あるいは赤の点灯)によっ
て管理者に知らせる。
【0103】(4) また、通信インタフェース32を
介して光検出比較器29によって検出された信号を他の
システム(センタ)に通知し、集中管理などする。 以上によって、照明ランプ2の明るさが所定値(例えば
経済寿命や不点寿命と予測さされる所定値)以下となっ
たときに発光ダイオードが点灯され、その旨が管理者に
知らせることが可能となる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
照明器具1に照明検出装置3を設けて劣化度合が経済寿
命あるいは断線寿命となる所定値あるいは所定割合以下
となったときに指示器を点灯あるいは数値で表示してラ
ンプ交換時期を個別に表示すると共に、中央監視装置5
1で集中管理し、照明ランプ2の交換時期の管理、照明
器具1の付属品の寿命のある部品(例えば安定器など)
の交換時期の管理、および照明器具1の清掃時期の管理
を個別あるいは所定のエリア毎に管理する構成を採用し
ているため、多数の照明ランプ2およびその付属部品に
ついて個別およびエリア別に最適な経済寿命や不点寿命
などに合わせて交換および清掃できるシステムを構築す
ることが可能となる。これらにより、照明ランプ2の個
々の明るさ(照度)や光束減退率(当初の明るさに対す
る現在の明るさの割合)、経済寿命、不点寿命を容易に
検出できるという効果を奏し、最適な照明ランプ2の交
換時期を定量的に集中管理して推測でき、照明設備の清
掃不備による照度分布の乱れ、作業能率低下、美観を損
なうなどの問題を解消できる。
【0105】また、被照面に対する照明ランプによる照
度を一定値以上に容易に保つことができ、照明器具の設
計時に照明ランプの照明灯数算出用の保守率の値を従来
の通常の値(例えば露出型・下面開放型で保守率0.
7)を例えば保守率0.75〜0.80に高めに設定
し、このときに経済寿命として指示部(例えば青のLE
D点灯)とし、当該指示部が点灯したとき(あるいは通
信インタフェースを介してセンタで管理して当該指示部
が点灯した経済寿命のとき)に照明ランプ2を交換すれ
ば、設計灯数を大幅(6.6〜12.5%)に縮小して
も、同じ照度が得られることとなり、照明器具の設備灯
数を削減してコスト削減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例構成図(その1)である。
【図2】本発明の動作説明フローチャート(その1)で
ある。
【図3】本発明の動作説明フローチャート(その2)で
ある。
【図4】本発明のシステム構成図(その1)である。
【図5】本発明のシステム構成図(その2)である。
【図6】本発明の1実施例構成図(その2)である。
【図7】本発明の照明器具の外観図である。
【図8】本発明の動作説明フローチャート(その3)で
ある。
【図9】本発明の動作説明フローチャート(その4)で
ある。
【図10】本発明の検出回路例(その1)である。
【図11】本発明の検出回路例(その2)である。
【図12】本発明の検出回路例(その3)である。
【図13】本発明の検出回路例(その4)である。
【符号の説明】
1:照明器具 2:照明ランプ 3:照明検出装置(測光量検出装置) 4:センサ部 41:カバー 5:指示部 51:中央監視制御装置 52:明るさ管理手段 53:時間管理手段 6:設定値切換用レバー 7:表示部 8:太陽電池 9:モード設定用ボタン 22:アンプ 23:光検出DC増幅器 24:AD変換器 25:2進→10進変換器 26:表示部 27:P−S変換器 28、32:通信インタフェース 29:光検出比較回路 30:NAND回路 31:発光ダイオード MS:マスタステーション GWS:ゲートウェイステーション TS:伝送装置 TU:ターミナルユニット C、C1、C2:検出信号変換器 S:照明検出装置 CRT:ディスプレイ KB:キーボード LP:ライトペン MP:メッセージプリンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明ランプ(2)の明るさを検出する照明
    検出装置(3)を、当該照明ランプ(2)を有する照明
    器具(1)に個別に配置し、 これら照明検出装置(3)から照明ランプ(2)の明る
    さ情報(あるいは点灯当初の明るさの所定割合以下とな
    った旨の情報)を収集し、収集した明るさ情報が所定値
    以下となった照明器具(1)(あるいは収集した所定割
    合以下となった旨の情報を受信した照明器具(1))の
    リストを出力する中央監視制御装置(51)を備えたこ
    とを特徴とする照明設備管理システム。
  2. 【請求項2】照明ランプ(2)の明るさを検出するセン
    サ部(4)、指示部(5)、およびセンサ部(4)によ
    って検出した明るさが所定値以下(あるいは点灯当初の
    明るさの所定割合以下)となったときに指示部(5)を
    点灯する制御回路からなる照明検出装置(3)を、当該
    照明ランプ(2)を有する照明器具(1)に個別に配置
    し、 これら照明検出装置(3)から照明ランプ(2)の明る
    さ情報(あるいは点灯当初の明るさの所定割合以下とな
    った旨の情報)を収集し、収集した明るさ情報が所定値
    以下となった照明器具(1)(あるいは収集した所定割
    合以下となった旨の情報を受信した照明器具(1))の
    リストを出力する中央監視制御装置(51)を備えたこ
    とを特徴とする照明設備管理システム。
  3. 【請求項3】上記収集した明るさ情報(あるいは収集し
    た所定割合以下となった旨の情報)をもとに各照明ラン
    プ(2)の累積使用時間を保存し、照明器具(1)の付
    属装置の寿命時間となったときにその照明器具(1)お
    よび付属装置のリストを出力する中央監視制御装置(5
    1)を備えたことを特徴とする請求項1あるいは請求項
    2に記載の照明設備管理システム。
  4. 【請求項4】上記所定値(あるいは所定割合)を、上記
    照明ランプ(2)の予め測定して経済寿命と予測した値
    としたことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の
    照明設備管理システム。
  5. 【請求項5】上記所定値(あるいは所定割合)を、上記
    照明ランプ(2)の予め測定して不点寿命と予測した値
    としたことを特徴とする請求項1から請求項3に記載の
    照明設備管理システム。
  6. 【請求項6】経済寿命あるいは不点寿命と予測される照
    明ランプ(2)あるいは付属機器の数が、ある定めたエ
    リア内で所定割合以上となったときに当該エリア内の全
    ての照明器具(1)の照明ランプ(2)あるいは付属器
    具の交換を促すメッセージおよびそのリストを出力する
    中央監視制御装置(51)を備えたことを特徴とする請
    求項1から請求項5に記載の照明設備管理システム。
  7. 【請求項7】上記収集した明るさ情報が所定値以下(あ
    るいは収集した所定割合以下となった旨の情報)かつ前
    回の清掃から所定日数以上経過したときに、該当する照
    明器具(1)のリストを出力する中央監視制御装置(5
    1)を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6に
    記載の照明設備管理システム。
  8. 【請求項8】上記清掃する照明器具(1)の数が、ある
    定めたエリア内で所定割合以上となったときに当該エリ
    ア内の全ての照明器具(1)の清掃を促すメッセージお
    よびそのリストを出力する中央監視制御装置(51)を
    備えたことを特徴とする請求項7に記載の照明設備管理
    システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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