JP4760110B2 - 照明装置、照明器具、照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置、照明器具、照明システムに関するものである。
蛍光灯を点灯させる施設用の照明装置の分野では、従来より点灯装置と人感センサ等を備えた制御装置を内蔵して省エネルギーを目的とした照明装置が提案されている。例えば、人が不在のときには照明を消灯することにより消費電力を低減させたり、ランプの光束減退に応じて点灯装置の出力を変化させて照度補正することによって、ランプの点灯初期の余剰光束を抑えて消費電力を低減させている。
この一例として、図20に回路構成を示す照明装置A100がある(例えば、特許文献1参照)。この照明装置A100は商用電源ACに接続された点灯装置1、制御装置2で構成されて、ランプ3を点灯させるとともに、ランプ3への供給電力が制御可能であり、制御装置2は点灯装置1への通電時間をランプ3の点灯時間として計時し、ランプ3の点灯時間の経過に伴う光束低下を抑制するように点灯時間に応じてランプ3への供給電力を決定し、決定した電力値に基づいて点灯装置1を制御する。
点灯装置1は、商用電源ACの交流電圧を直流電圧に変換する直流変換手段と、直流電圧を高周波電圧に変換してランプ3へ電力を供給するインバータ手段とからなる点灯回路部11と、点灯制御部12とを備え、直流変換手段,インバータ手段は点灯制御部12で制御される。
直流変換手段は、商用電源ACの交流電圧を整流する整流回路DB1と、整流回路DB1の正側出力に直列接続したチョークコイルL1,ダイオードD1の直列回路と、チョークコイルL1を介して整流回路DB1の出力端間に接続したスイッッチング素子Q3と、ダイオードD1を介してスイッチング素子Q3に並列接続した平滑用のコンデンサC1とからなる昇圧チョッパ回路で構成され、スイッチング素子Q3をスイッチングすることにより電源電圧を所望の直流電圧に変換する。
インバータ手段は、コンデンサC1に並列接続したスイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、低圧側のスイッチング素子Q2両端の出力間に接続されたコンデンサC2,インダクタL2,コンデンサC3の共振回路とで構成され、スイッチング素子Q1,Q2を高周波で交互にスイッチングすることにより矩形波電圧に変換し、上記共振回路を介して正弦波状の高周波電圧をランプ3に供給する。
点灯制御部12は、スイッチング素子Q1,Q2,Q3のスイッチングを制御し、スイッチング素子Q1,Q2の動作周波数を変化させることによってランプ3に供給する電力を制御し、ランプ3を調光する。
制御装置2は、商用電源ACの出力端間に接続した抵抗R1,R2の直列回路と、抵抗R2の両端電圧を整流する整流回路DB2,整流回路DB2の整流出力を平滑するコンデンサC4,コンデンサC4の両端電圧から制御電圧Vccを制御電源として生成するレギュレータ素子RG1からなる電源回路部21と、制御装置2の出力信号を決定する判定回路部22と、ランプ3の情報等を記憶しておく記憶部23と、点灯装置1への出力信号を伝達する制御信号出力部24とから構成される。
電源回路部21は、商用電源ACが通電状態のときには判定回路部22にコンデンサC4の電圧に応じた通電信号を出力する。
判定回路部22は、点灯時間カウンタ22aと、調光比設定部22bとにより構成され、タイマ機能を内蔵したマイクロコンピュータ等を用いれば容易に構成できる。点灯時間カウンタ22aは、電源回路部21からの通電信号を入力されている時間を通電時間としてカウントし、記憶部23に記憶されているランプ累積点灯時間データを通電開始時に読み出して通電時間データを加算することによって、ランプ累積点灯時間を算出する。そして、算出したランプ累積点灯時間を最新のデータとして記憶部23のデータを書き換え、この処理を定期的に行うことによってランプ累積点灯時間のバックアップを行っている。
調光比設定部22bでは、算出したランプ累積点灯時間と、記憶部23に記憶されているランプ光束減退特性とに基づいて、ランプ3の使用時間経過に伴う照度の低下を補うようにランプ3の調光比を決定し、この調光比データを制御信号出力部24へ出力する。
また、記憶部23は、前述のランプ累積点灯時間とランプ光束減退特性とを記憶しており、例えばEEPROMのように不揮発性メモリにこれらのデータを記憶することによって、電源が遮断された状態でもそのデータは消去されずに保持することができる。
制御信号出力部24は、判定回路部22から入力された調光比データを、点灯装置1の出力電力を制御する調光信号(例えばPWM信号)に変換して出力する。点灯制御部12では入力された調光信号に応じてスイッチング素子Q1,Q2の動作周波数を決定し、ランプ3への供給電力が判定回路部22で設定された値となるように制御する。
このように、ランプ点灯初期の余剰光束を抑える初期照度補正機能を備えて省エネルギー化を図ることができ、且つ施工が容易でコストが比較的低い照明装置を提供していた。
また、誘導灯や非常灯の分野においては、2次電池でランプを点灯させる非常点灯装置と制御装置とを組み合わせることによって、2次電池の点検作業の自動化を図った照明装置があり(例えば、特許文献2参照)、これらの照明装置の点検は、消防庁告示及び建築基準法等で定期的(例えば3ヶ月に1回)に行なうことが義務付けられており、規定では、2次電池からの電力供給により誘導灯の場合には20分間又は60分間、非常灯の場合には30分間、それぞれランプを有効に非常点灯させなければならない。したがって、点検者は、規定時間内にランプが有効に非常点灯可能か否かを確認する必要があり、非常に手間のかかる作業を強いられていた。
例えば、図21に示す照明装置A101は、非常用電源となる2次電池101と、白熱ランプや放電ランプなどからなるランプ3と、常用電源(商用電源AC)に接続された給電経路を開閉する点検スイッチ103と、点検スイッチ103を介して給電経路に接続され、商用電源ACから供給される交流を降圧し安定化して所望の直流を得る電源回路部104と、電源回路部104から出力される直流電力で2次電池101を充電する充電部105と、2次電池101からの電力供給でランプ3を点灯させる非常点灯回路部106と、2次電池101から非常点灯回路部106への給電路を開閉するスイッチ素子Q100と、商用電源ACの停電、復電を検出してスイッチ素子Q100をオン、オフするとともに2次電池101やランプ3などの異常を検出する制御装置107と、異常検出を報知するための表示灯113とを備え、常時は商用電源ACから電力供給を受けて2次電池101を充電し、商用電源ACの停電時に2次電池101からの電力供給で非常灯であるランプ3を点灯するものである。
制御装置107はタイマ機能を内蔵したマイクロコンピュータを主構成要素とし、充電部105から2次電池101へ流れる充電電流の有無を検出する充電検出部108と、2次電池101の電圧(以下、「電池電圧」という)を検出する電圧検出部109と、非常点灯回路部106からランプ3に流れる電流(ランプ電流)を計測してランプ3の点灯、不点灯を検出する点灯検出部110と、各検出部108,109,110の検出結果から2次電池101やランプ3の異常を総合的に判断する判定回路部111と、EEPROM等の不揮発性メモリからなる記憶部112とを具備している。また、制御装置107は非常点灯回路部106により規定の点検時間以上強制的にランプ3を点灯させて2次電池101の点検を行う点検機能と、2次電池101の充電状態を常時監視する監視機能とを有している。すなわち、制御装置107で点検手段並びに監視手段を構成し、判定回路部111で異常検出手段を構成している。なお、表示灯112は発光ダイオードからなり、判定回路部111により駆動されて発光する。
この従来の照明装置A101では、2次電池101やランプ3の異常状態を常時監視することができるため、このような照明装置A101と通信可能な図示しない外部制御機器を接続することによって点検作業を行う際に各照明装置A101の設置場所にまで赴いて点検を行うことなく、外部制御機器によって照明装置A101の異常状態を把握することができ、点検作業やメンテナンスの省力化を実現している。
上記2つの従来例の他にも、同一照明器具内に点灯装置と非常点灯装置とを内蔵した照明装置が多数提案されるようになり、それらの制御装置には更なる高機能化が求められるようになっている。
特開2001−15276号公報 特開2004−119151号公報
上記のように制御装置の高機能化を図ると、それに伴い制御装置の消費電力が増大することになる。通常、点灯時にはランプ及び点灯装置で消費される電力が大きいために、照明装置に占める制御装置の消費電力の割合は比較的小さく、制御装置の消費電力アップによる影響は小さい。
しかし、ランプの寿命末期や未装着によって点灯不能となった状態では、点灯装置は、通常その動作を停止させることによって点灯装置自体を保護するとともに、その消費電力を大幅に削減している。したがって、このような状態では制御装置の消費電力が支配的となり、制御装置の消費電力アップが無視できない状況になっている。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御装置の高機能化を図るとともに、異常時に消費電力を低減可能な照明装置、照明器具、照明システムを提供することにある。
請求項1の発明は、電源に接続されて少なくとも1つの光源を点灯させる点灯手段、光源の異常点灯状態および正常点灯状態を検出する負荷異常検出手段を具備した点灯装置と、点灯装置を制御することで光源の点灯状態を変化させる制御手段、電源を入力として制御電源を生成するとともに電源の通電状態を検出する電源回路部、電源回路部が電源の通電状態を検出している時間を通電時間としてカウントする判定回路部、通電時間のカウント値を記憶する記憶部を具備した制御装置とを備え、負荷異常検出手段は、光源の寿命末期状態および点灯装置と光源との未接続状態を、光源の異常点灯状態として検出し、光源の異常点灯状態を検出しない状態を、光源の正常点灯状態として検出し、この検出結果に基づいて、正の絶対値を有する直流電圧に設定された負荷異常信号を出力し、制御装置は、負荷異常検出手段が異常点灯状態を検出した場合、および電源の通電時に負荷異常検出手段が出力する負荷異常信号が0Vになった場合に、制御手段の動作の一部を停止し、判定回路部は、負荷異常検出手段が光源の異常点灯状態を検出した場合、および電源の通電時に負荷異常検出手段が出力する負荷異常信号が0Vになった場合に、通電時間のカウントを停止し、記憶部に記憶したカウント値に応じて点灯装置を制御することを特徴とする。
この発明によれば、制御装置においては光源の異常点灯状態および正常点灯状態を判定できる高機能化を図り、光源の異常や点灯装置の故障といった異常状態が検出された場合には制御装置の動作の一部を停止することで消費電力を低減することができる。さらに、実際に点灯装置が動作した時間を記憶することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記電源によって充電される2次電池と、電源が停電したときに2次電池からの電力供給を受けて光源を点灯させる非常点灯手段とを具備した非常点灯装置を備え、前記判定回路部は、前記通電時間のカウント値を累積させてランプ累積点灯時間として前記記憶部に記憶し、さらに非常点灯装置による光源の非常点灯時間をカウントし、非常点灯時間のカウント値を補正してランプ累積点灯時間に加算して、光源の寿命を判定することを特徴とする。
この発明によれば、非常点灯によるランプ寿命減少分を考慮した光源の寿命判定が可能になる。
請求項3の発明は、請求項1において、前記判定回路部は、前記通電時間のカウント値を累積させて点灯装置累積使用時間として前記記憶部に記憶し、点灯装置累積使用時間が所定時間に達した場合に、点灯装置が寿命であることを報知することを特徴とする。
この発明によれば、点灯装置の寿命を報知することで、信頼性を高くすることができる。
請求項4の発明は、請求項1において、前記電源によって充電される2次電池と、電源が停電したときに2次電池からの電力供給を受けて光源を点灯させる非常点灯手段とを具備した非常点灯装置を備え、前記判定回路部は、非常点灯装置による光源の非常点灯時間のカウント値を累積させて非常用点灯装置累積使用時間として前記記憶部に記憶し、非常用点灯装置累積使用時間が所定時間に達した場合に、非常用点灯装置が寿命であることを報知することを特徴とする。
この発明によれば、非常用点灯装置の寿命を報知することで、信頼性を高くすることができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかにおいて、前記判定回路部は、前記通電時間のカウント値を累積させてランプ累積点灯時間として前記記憶部に記憶し、光源の点灯時間の経過に伴う光束低下を補正するようにランプ累積点灯時間に基づいて前記点灯装置の出力を変化させることを特徴とする。
この発明によれば、光源の使用時間経過に伴う光束低下を補うように光源への供給電力を設定することができる。
請求項6の発明は、請求項5において、前記電源によって充電される2次電池と、電源が停電したときに2次電池からの電力供給を受けて光源を点灯させる非常点灯手段とを具備した非常点灯装置を備え、前記判定回路部は、非常点灯装置による光源の非常点灯時間をカウントし、非常点灯時間のカウント値を補正して前記ランプ累積点灯時間に加算することを特徴とする。
この発明によれば、非常点灯による光源の使用時間を考慮して光源への供給電力を設定することができ、光源の使用時間経過に伴う光束低下をより精度よく抑えることができる。
請求項7の発明は、請求項2,5,6いずれかにおいて、前記負荷異常検出手段は光源の寿命末期状態を検出可能であり、前記判定回路部は、負荷異常検出手段が光源の寿命末期状態を検出した場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする。
この発明によれば、光源が寿命末期になると自動的にランプ累積点灯時間をリセットできる。
請求項8の発明は、請求項2,5,6いずれかにおいて、前記負荷異常検出手段は前記点灯装置と光源との接続状態を検出可能であり、前記判定回路部は、負荷異常検出手段が点灯装置と光源との未接続状態を検出した場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする。
この発明によれば、光源を新品に交換するだけで自動的にランプ累積点灯時間をリセットできる。
請求項9の発明は、請求項2,5,6いずれかにおいて、前記判定回路部は、前記電源のオン・オフが所定時間内に所定回数繰り返された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする。
この発明によれば、ランプ累積点灯時間を確実にリセットできる。
請求項10の発明は、請求項2,5,6いずれかにおいて、前記制御装置は前記判定回路部に接続されたリセットスイッチを備え、判定回路部は、リセットスイッチが操作された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする。
この発明によれば、複雑な操作を行うことなくランプ累積点灯時間を確実にリセットできる。
請求項11の発明は、請求項2,5,6いずれかにおいて、前記制御装置は外部の制御機器との通信手段を備え、前記判定回路部は、外部の制御機器からリセット信号が入力された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする。
この発明によれば、ランプ累積点灯時間を容易にリセットできる。
請求項12の発明は、請求項2,5,6いずれかにおいて、前記制御装置は外部のリモートコントローラとの通信手段を備え、前記判定回路部は、リモートコントローラからリセット信号が入力された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする。
この発明によれば、ランプ累積点灯時間を容易にリセットできる。
請求項13の発明は、請求項2,5,6いずれかにおいて、操作することで前記非常点灯手段によって光源を点灯させる点検スイッチを備え、前記判定回路部は、点検スイッチの操作が所定時間内に所定回数繰り返された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする。
この発明によれば、点検スイッチは、通常、照明装置毎に設けられるため、複数の照明装置を備えた照明システムにおいて、所望の照明装置のみでランプ累積点灯時間をリセットすることができる。
請求項14の発明は、請求項1乃至13いずれかの照明装置を具備することを特徴とする。
この発明によれば、照明器具において、請求項1乃至13いずれかと同様の効果を奏し得る。
請求項15の発明は、請求項14記載の複数の照明器具と、各照明器具との間でデータの授受を行う制御装置とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、照明システムにおいて、請求項1乃至13いずれかと同様の効果を奏し得る。
以上説明したように、本発明では、制御装置においては光源の異常点灯状態および正常点灯状態を判定できる高機能化を図りながら、光源の異常や点灯装置の故障といった異常状態が検出された場合には制御装置の動作の一部を停止することで消費電力を低減することができるという効果がある。さらに、実際に点灯装置が動作した時間を記憶することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は本実施形態の照明装置A1の構成図を示したものである。照明装置A1は、点灯装置1と、制御装置2とから構成され、ランプ3に接続されるとともに、電源スイッチSW1を介して商用電源ACに接続される。点灯装置1は、商用電源ACからランプ3に供給される電力を制御装置2からの信号に応じて変化させてランプ3の明るさを制御し、制御装置2は、従来の初期照度補正機能と同様にランプ3の光束減退特性を記憶しておき、ランプ3の累積点灯時間に応じて点灯装置1の出力を決定し、ランプ3の点灯初期の余剰光束を抑制して省エネルギー化を図るものである。
点灯装置1は、商用電源ACに接続されてランプ3へ電力を供給する点灯回路部11と、点灯回路部11からランプ3へ出力される電力を制御する点灯制御部12と、ランプ3の有無を検出する無負荷検出部13と、ランプ3の寿命末期を判定する寿命末期検出部14と、点灯装置1またはランプ3が異常状態である場合にはその旨を制御装置2に伝達する負荷異常信号出力部15とにより構成される。点灯回路部11および点灯制御部12は、従来例の図20に示す点灯回路部11および点灯制御部12と同様の構成でよく、重複する箇所の説明は省略する。
無負荷検出部13は、ランプ3が装着されていない場合に点灯回路部11の出力を停止して点灯装置1を保護するように点灯制御部12へ出力停止信号を出力する。寿命末期検出部14も同様に、ランプ3が寿命末期に至った場合に出力停止信号を点灯制御部12へ出力して、点灯回路部11の出力を停止させる。また、これらの出力停止信号はそれぞれ負荷異常信号出力部15に出力され、負荷異常信号出力部15ではこれらの出力停止信号の有無に応じて制御装置2へ出力する負荷異常信号を決定する。例えば、負荷異常信号は直流電圧信号であり、この直流電圧を信号内容に応じて変化させる。正常点灯時には5V、ランプ外れ時(無負荷時)には3V、ランプ寿命末期時には2Vを出力し、さらに点灯装置1が故障して負荷異常信号が出力不能になる点灯装置異常時には0Vを出力するように設定する。負荷異常信号をこのように設定することで、制御装置2では点灯装置1およびランプ3がどのような状態であるかを判定することができる。
次に制御装置2は、従来例の図20に示す制御装置2と略同様の構成であり、商用電源ACに接続されて制御電圧Vccを制御電源として生成する電源回路部21と、制御装置2の出力信号を決定する判定回路部22と、ランプ3の情報等を記憶しておく記憶部23と、点灯装置1への出力信号を伝達する制御信号出力部24と、電源回路部21から制御信号出力部24への電源を導通・遮断するスイッチ29とから構成される。
図2は照明装置A1を具備した照明器具G1の全体斜視図、図3は分解斜視図を示しており、照明器具G1は、本体81、反射板82を備え、本体81には、点灯装置1,制御装置2,電源端子台83,ランプソケット84とが取り付けられている。商用電源ACから照明器具G1に電源を供給する電源線は電源端子台83に接続され、電源端子台83から点灯装置1,制御装置2にそれぞれ分岐して電源を供給している。本体81の両端にはランプソケット84が取り付けられてランプ3,3を保持するとともに、点灯装置1からの電力をランプ3,3へ供給している。また、本体81には取り付け孔85が設けられており、天井面に設置されたボルト86を取り付け孔85に挿通させて、座金87,ナット88で本体81を天井面に固定する。さらに、照明器具G1の意匠性や配光性を向上させるために反射板82をツマミねじ89で本体81に取り付けた後、ランプ3,3をランプソケット84に装着する。
次に、照明装置A1の動作について説明する。まず、図4は制御装置2の通常時の動作フローチャート図であり、商用電源ACが投入されると(ステップS1)、電源回路部21は商用電源ACの通電状態を検知して判定回路部22に通電信号を出力するとともに、制御信号出力部24への電源をスイッチ29を介して供給する。電源を供給された判定回路部22は初期設定を行った後(ステップS2)、記憶部23に記憶されているランプ累積点灯時間データを読み出して(ステップS3)、このランプ累積点灯時間と記憶部23に記憶されているランプ光束減退特性とに基づいて、ランプ3の使用時間経過に伴う光束低下を補うようにランプ3への供給電力を設定する(ステップS4)。そして、この供給電力の設定に基づいてランプ3の調光比を決定し、この調光比データを制御信号出力部24へ出力する。制御信号出力部24は、判定回路部22から入力された調光比データを、点灯制御部12の制御信号形態に応じて、例えば点灯装置1の出力電力を制御する調光信号(例えばPWM信号)に応じて変換して点灯制御部12へ出力する(ステップS5)。点灯制御部12では入力された調光信号に応じてスイッチング素子Q1,Q2(図20参照)の動作周波数を決定し、ランプ3への供給電力が判定回路部22で設定された値となるように制御する。通常、前述の調光信号は、外来ノイズを受けても点灯装置1の出力に影響を与えないように出力電流能力を強化している。
そして、判定回路部22は、電源回路部21からの通電信号を入力されている時間を点灯時間としてカウントし(ステップS6)、記憶部23に記憶されているランプ累積点灯時間データに点灯時間データを加算することによって、ランプ累積点灯時間を算出する。そして、算出したランプ累積点灯時間を最新のデータとして記憶部23のデータを書き換えて記憶し(ステップS7)、ステップS4に戻って上記動作を繰り返す。
ここで、点灯装置1やランプ3の異常等でランプ3の明るさを変化させることができない場合は、電源回路部21から制御信号出力部24への電源供給を制御すれば不要な電力を削減することができる。すなわち、判定回路部22は、負荷異常信号出力部15が出力する負荷異常信号(正常点灯時には5V、ランプ外れ時には3V、ランプ寿命末期時には2V、点灯装置異常時には0V)に基づいてランプ3が点灯可能か否かを判断する。この場合、判定回路部22では、負荷異常信号が4V以上であれば正常点灯、負荷異常信号が0Vより大きく4V未満であればランプ3の異常と判定し、電源回路部21からの通電信号が入力され且つ負荷異常信号が0Vであれば点灯装置1の故障と判定して、ランプ異常および点灯装置故障時にはスイッチ29をオフして電源回路部21から制御信号出力部24への電源供給を遮断する。したがって、点灯装置1の故障時、およびランプ3の異常時には不要な電力消費を防ぐことができる。
また、この負荷異常信号を利用すればランプ累積点灯時間を正確に測定することができる。ランプ点灯時間は、点灯装置1の通電時間を点灯時間としてカウントしているため、負荷異常状態で通電されたままの状態ではランプ3が点灯していないにも関わらず点灯時間としてカウントされてしまう。そこで、判定回路部22は、負荷異常信号が4V未満(ランプ外れ時、ランプ寿命末期時、点灯装置異常時)の場合は点灯時間のカウントを停止させることによって、正味のランプ点灯時間をカウントすることができ、より正確な照度補正制御が可能となる。
さらに、負荷異常時における制御装置2の動作を制御信号出力部24の出力停止だけでなく、例えば負荷異常時に判定回路部22のマイクロコンピュータのスリープ機能を用いれば、判定回路部22の消費電力も大幅に削減できる。
また、負荷異常信号はアナログの直流信号としているが、ランプ3の異常状態が判別できればデジタル信号でもよく、信号の形態を問うものではない。負荷異常信号の種類も正常点灯、ランプ外れ、ランプ寿命末期、点灯装置異常の4種類としているが、ランプ外れ、ランプ寿命末期、点灯装置異常での制御動作は同じであるため、正常点灯と異常状態との2種類で負荷異常信号を構成してもよい。
また、本実施形態では制御装置2の機能を初期照度補正機能について説明しているが、例えば人感センサを利用した不在時の消灯制御でも同等の効果を得られることは言うまでもない。
なお、図5に示すように点灯装置1と制御装置2とを1つの筐体90内に収納して本体81に取り付けてもよい。
さらに、図6に示すように、1つの制御装置2を複数の点灯装置1に対応可能としてもよい。
(実施形態2)
図7は本実施形態の照明装置A1の構成図を示したものであり、実施形態1の照明装置A1に非常点灯装置4を設けたもので、非常点灯装置4は、2次電池44と、商用電源ACが停電したときに2次電池44からの電力供給でランプ3を点灯させる非常点灯回路部41と、電源回路部21から出力される直流電力で2次電池44を充電する充電部42と、ランプ3に接続する点灯回路部を点灯回路部11,非常点灯回路部41のいずれかに切り換えるリレー等で構成される切替回路部43と、2次電池44から非常点灯回路部41への給電路を開閉するスイッチ45とを備える。さらに、制御装置2には、2次電池44への充電(充電電流)の有無を充電部42の動作に基づいて検出する充電検出部25と、充電時および放電時の2次電池44の電圧を検出する電圧検出部26とを設けており、非常点灯装置4がどのような状態であるかを把握している。また、商用電源ACと電源回路部21との間には点検スイッチSW2が挿入されている。
まず、商用電源ACの通電時には、制御装置2の電源回路部21から充電部42へ電力が供給されるとともに、判定回路部22によってスイッチ45がオフされて2次電池44と非常点灯回路部41との間を遮断し、充電部42は2次電池44を充電する。このとき、判定回路部22は、切替回路部43を点灯回路部11側に切り替えて、点灯回路部11によってランプ3を点灯させる。
停電時には、判定回路部22によってスイッチ45がオンされて2次電池44と非常点灯回路部41との間を導通して、2次電池44から非常点灯回路部41へ電力を供給する。非常点灯回路部41では、2次電池44からの直流電力を交流電力に変換する。このとき、判定回路部22は、切替回路部43を非常点灯回路部41側に切り替えて、非常点灯回路部41によってランプ3を点灯させる。
ここで、通常のランプ3の点灯・消灯は電源スイッチSW1を開閉することで行うが、商用電源ACから制御装置2への電力供給路は電源スイッチSW1を介していないため、ランプ3の消灯時でも電源回路部21への電源供給が遮断されることはなく、電源回路部21による通電検知を行うことができる。また、電源回路部21は、通電時には充電部42を介して2次電池44を充電するための電源となる。
なお、2次電池44を充電するための電源は非常点灯装置4内に制御装置2とは別に設けてもよく、この場合は、電源電圧を検出することによって通電状態かあるいは停電状態かを判定し、停電時には停電信号を判定回路部22に出力する。
また、上記充電検出部25、電圧検出部26は非常点灯装置4内に設けてあってもよい。
照明装置A1を上記のように構成することで、商用電源ACが正常に供給されている場合には電源スイッチSW1を開閉することによってランプ3の点灯・消灯を切り替えることができ、停電時には非常用点灯装置4によってランプ3を非常点灯させることで安全性を確保することができる。
次に、本実施形態では、点検スイッチSW2を商用電源ACと電源回路部21との間に設けており、点検スイッチSW2を操作して商用電源AC−電源回路部21間を遮断状態とすることで擬似的に停電状態として非常用点灯装置4によりランプ3を点灯させ、判定回路部22は、充電検出部25、電圧検出部26の各検出結果に基づいて2次電池3を点検することができる。このとき、2次電池3の異常が検出された場合には、判定回路部22に接続した発光ダイオード27を点灯させて、照明装置A1の外観からユーザに2次電池3の異常を容易に報知することができる。
さらに、判定回路部22は、負荷異常検出信号によって、点灯装置1およびランプ3の異常を判定することもでき、点灯装置1およびランプ3の異常時にも発光ダイオード27を点灯させて異常を報知することもできる。
また、電源回路部21は点灯装置1へ供給される電源電圧を検出可能であり、判定回路部22はこの検出結果から点灯装置1の通電時間をカウントでき、負荷異常信号による点灯装置1およびランプ3の異常も判断できるため、実施形態1と同様に、点灯装置1の故障時、およびランプ3の異常時の不要な電力消費の防止、および正確な照度補正制御が可能となる。
また、本実施形態では、商用電源ACの正常時(通電時)に点灯装置1によって負荷の状態を判定し、その結果を制御装置2に伝達することが可能であるため、前述の特許文献2に示すような非常灯の点検作業で2次電池44の点検をする際に下記課題(1)(2)を解決することができる。
ランプ3として非常灯で主に使用されている熱陰極蛍光灯を用いた場合、フィラメントに塗布されているエミッタが点灯時間とともに減少することによって陰極降下電圧が上昇し、寿命が近付くにつれてランプ3のインピーダンスが上昇する傾向がある。つまり、特許文献2に示すような非常灯で2次電池の点検を行う際に、ランプ3の状態によって2次電池の放電時間が大きく影響を受けるため、誤った判断結果が得られる恐れがある。具体的には、
(1)ランプ3が寿命末期に近付いてインピーダンスが上昇すると、正常ランプ点灯時と比べてランプ3への電力供給が増加して、2次電池44の放電電流が増加する。したがって、2次電池44が正常な状態であっても、規定時間非常点灯させることができず、「電池異常」と判断される恐れがある。
(2)ランプ3が外れた状態で非常点灯状態になると、ランプ3への電力供給がないため、正常ランプ点灯時と比べて2次電池44の放電電流が減少する。したがって、2次電池44が寿命末期に近く、容量が低下した状態であっても、非常点灯の規定時間以上、電池電圧が維持され、「電池正常」と判断される恐れがある。
したがって、本来は、ランプ正常時、ランプ寿命末期時、ランプ外れ時において、電池正常、電池異常の判断結果は、図8(a)のように2次電池44の状態が正常の場合はランプ状態に関係なく正常と判断し、2次電池44の状態が異常の場合はランプ状態に関係なく異常と判断するべきであるが、従来は、図8(b)のように、ランプ寿命末期時においては正常な2次電池44に対して電池正常、電池異常のどちらの結果も得られる可能性があり、ランプ外れ時においては異常な2次電池44に対して電池正常、電池異常のどちらの結果も得られる可能性があった。
しかし、本実施形態において、判定回路部22は負荷異常信号によって正常点灯、寿命末期、ランプ外れの3つのランプ状態を判別可能であり、さらには点灯装置1の故障あるいは電源スイッチSW1による電源オフによって負荷異常信号が出力不能になる点灯装置異常も判別可能である。したがって、非常点灯装置4が2次電池44の放電によって非常点灯回路部41を動作させるときは、例えば図9(a)に示すようにランプ3が正常点灯している時のみ判定回路部22で2次電池44の異常判断を行う。すなわち、2次電池44の放電電流が過大になるランプ3の寿命末期時や、2次電池44の放電電流が過少になるランプ3の外れ状態では2次電池44の異常判断を行わず、さらにランプ3の状態が不確定となる点灯装置異常時でも2次電池20の異常判断を行わないので誤った電池判断結果となることがなく、ランプ状態に影響されることなく2次電池44の正確な点検が可能となる。
あるいは、電源スイッチSW1がオフして点灯装置1に電源が供給されず、負荷異常検出信号が出力できない電源オフの場合、制御装置2では負荷状態を判断することができないが、電源スイッチSW1がオンしている電源供給時の負荷異常信号の状態を記憶部23に記憶し、そのデータを定期的に更新するようにすれば電源が遮断される直前の負荷異常信号の状態を記憶部23に記憶しておくことができる。よって、点灯装置1に電源が供給されていない電源オフ時に、記憶部23から負荷異常信号データを読み出し、その負荷異常信号データをもとに2次電池44を点検すれば、2次電池44点検時の判断結果の精度を向上させることができる。
また、上記停電時の動作に対して、商用電源ACの通電中に2次電池44の点検を要求された場合は、図9(b)に示すように、ランプ3が正常点灯している時のみ2次電池44から非常点灯回路部41への電力供給が可能となり、ランプ3を点灯させて2次電池44の点検を行う。ランプ3の寿命末期時や、ランプ3の外れ状態や、点灯装置異常の状態では、2次電池44から非常点灯回路部41へ電力は供給されず、2次電池44の点検を行わない。したがって、2次電池44の異常判断の精度向上とともに、不要な放電を防ぐことによる2次電池44の劣化を抑えることができる。
また、制御装置2は、停電時に非常点灯させるとともに初期照度補正を行っており、初期照度補正を行う制御装置と、停電時に非常点灯させる制御装置とを別々に設けた場合に比べて消費電力が低減し、制御装置を搭載するためのスペースも小さくでき、照明器具が小型化するため、意匠面で大きなメリットとなる。
(実施形態3)
図10は本実施形態の照明装置A1の構成図を示し、図11は本実施形態の照明装置A1を具備した照明器具G1を用いて構成される照明システムの構成図を示す。照明システムは、複数の照明器具G1と、各照明器具G1との間で通信線Lsを介してデータの授受を行う1台の外部制御機器Bとで構成される。
照明装置1は、実施形態2の照明装置A1にアドレス設定部5を設け、さらに制御装置2内に、外部制御機器Bとの間で信号の授受を行うインターフェース機能を有する通信部28を設ける。他の構成は実施形態2と同様であり、説明は省略する。
まず、アドレス設定部5はディップスイッチで構成されており、各照明装置A1に固有のアドレスを設定する他に、複数の照明装置A1からなるグループを特定するためのグループ番号も設定可能であり、照明システムの施工時にアドレス設定が行われる。
外部制御機器Bは、通信線Lsを介して照明装置A1との間でデータを授受する通信手段やマイクロコンピュータからなる制御手段、EEPROMからなる不揮発性のメモリ等を備えており、このような外部制御機器Bは従来周知の技術で実現可能であるから詳細な構成については説明は省略する。
そして、外部制御機器Bが各照明装置A1の固有アドレスを指定して定期的(例えば、3ヶ月に1回)に点検開始のコマンドデータを順次送信する。このコマンドデータを受信した照明装置A1では、判定回路部22が通信部28で受信したコマンドデータを解釈して点検処理を開始し、スイッチ45をオンするとともに切替回路部43を非常点灯回路部41側に切り替えて、2次電池44からの電力供給でランプ3を点灯させる。そして、このときの2次電池44の電圧を電圧検出部26で検出して、2次電池44の異常を判断する。この点検作業は、外部制御機器Bから各照明装置A1毎に定期的に点検開始のコマンドデータを送信することで、定期的に自動で行なうことができる。
また、各照明装置A1の判定回路部22では、3ヶ月に1回行われる定期点検とは別に2次電池44の状態を常時監視しており、2次電池44の充電不足等を検出することができる。さらに、点灯装置1からの負荷異常信号によって点灯装置1およびランプ3の異常も監視することができる。したがって、判定回路部22では、これらの監視結果と定期点検の点検結果より、2次電池44、点灯装置1、ランプ3の異常の有無を総合的に判断し、優先順位の高い結果を選択して外部制御機器Bに送信している。したがって、点検作業を行う者は、各照明装置A1の設置場所まで赴いて点検を行わなくても、外部制御機器Bによって各照明装置A1の点検結果と異常状態を把握することができるので、点検作業やメンテナンスの省力化を実現できる。
なお、図10の構成では2次電池44の点検を自動的に行なうことができるため、実施形態2の点検スイッチSW2,発光ダイオード27を省略しているが、本実施形態においても点検スイッチSW2,発光ダイオード27を具備したとしても本実施形態の上記効果に影響を及ぼすものではない。
(実施形態4)
実施形態1〜3において、ランプ3の寿命末期判定は、点灯装置1の寿命末期検出部14の出力によって判定していたが、本実施形態では、さらにランプ累積点灯時間がランプ3の定格寿命に達したか否かを判定回路部22が判断するものである。なお、本実施形態の照明装置A1の構成は実施形態2と同様、あるいは実施形態1,3の構成に実施形態2の発光ダイオード27を設けたものであり、説明は省略する。
図12は制御装置2の動作フローチャート図であり、商用電源ACが投入されると(ステップS11)、電源回路部21は商用電源ACの通電状態を検知して判定回路部22に通電信号を出力するとともに、制御信号出力部24への電源をスイッチ29を介して供給する。電源を供給された判定回路部22は初期設定を行った後(ステップS12)、記憶部23に記憶されているランプ累積点灯時間データを読み出す(ステップS13)。
そして、寿命末期検出部14の出力に基づいてランプ3が寿命末期(ランプ寿命末期)であるか否かを判定し(ステップS14)、寿命末期であれば発光ダイオード(LED)27を点灯させる(ステップS20)。寿命末期でなければ、記憶部23から読み出したランプ累積点灯時間がランプ3の定格寿命を超えている(ランプ寿命)か否かを判定する(ステップS15)。ランプ累積点灯時間がランプ3の定格寿命を超えていれば、ランプ寿命であると判定して発光ダイオード(LED)27を点滅させる(ステップS21)。
ランプ累積点灯時間がランプ3の定格寿命を超えていなければ、ランプ累積点灯時間と、記憶部23に記憶されているランプ光束減退特性とに基づいて、ランプ3の使用時間経過に伴う照度の低下を補うようにランプ3への供給電力を設定する(ステップS16)。そして、この供給電力の設定に基づいてランプ3の調光比を決定し、この調光比データを制御信号出力部24へ出力する。制御信号出力部24は、判定回路部22から入力された調光比データを、点灯制御部12の制御信号形態に応じて、例えば点灯装置1の出力電力を制御する調光信号(例えばPWM信号)に応じて変換して点灯制御部12へ出力する(ステップS17)。点灯制御部12では入力された調光信号に応じてスイッチング素子Q1,Q2(図20参照)の動作周波数を決定し、ランプ3への供給電力が判定回路部22で設定された値となるように制御する。通常、前述の調光信号は、外来ノイズを受けても点灯装置1の出力に影響を与えないように出力電流能力を強化している。
そして、判定回路部22は、電源回路部21からの通電信号を入力されている時間を点灯時間としてカウントし(ステップS18)、記憶部23に記憶されているランプ累積点灯時間データに点灯時間データを加算することによって、ランプ累積点灯時間を算出する。そして、算出したランプ累積点灯時間を最新のデータとして記憶部23のデータを書き換えて記憶し(ステップS19)、ステップS14に戻って上記動作を繰り返す。
本実施形態では、ランプ3の寿命の際に発光ダイオード27を点灯ではなく点滅させているのは、寿命末期検出部14がランプ3の寿命末期状態を検出して出力停止信号を出力してランプ3が消灯しているランプ寿命末期状態と、ランプ寿命状態とを区別するためである。実際、ランプ3は定格寿命を迎えてもすぐにランプ寿命末期に至るわけではなく、定格寿命以降もしばらく点灯可能な場合が多い。そこで、ランプ3が定格寿命を超えて時点で、まずランプ寿命を報知し、ランプ3が点灯不能となるランプ寿命末期を迎える前にランプ交換を促すことによって、ランプ不点灯となる期間をなくすことで、不点灯によりユーザに不快感を与えることがなくなる。なお、この機能が必要なければ、ランプ寿命とランプ寿命末期の報知動作を同じにすればよい。
また、ランプ寿命とランプ寿命末期のとの各報知動作を、同一の発光ダイオード27にて行っているが、各報知動作を別々の発光ダイオードを点灯させることによって行ってもよい。
また、ランプ寿命の判定は、ランプ寿命の実力時間のばらつきや、ランプ点滅回数等の使用条件を考慮して、定格寿命より前(例えば、定格寿命の80%程度)に報知してもよい。
また、一般的にランプ3の定格寿命は数千時間以上であるため、ランプ寿命の判定を100時間毎に行っても充分精度よく判定できるとともに、判定回路部22の処理を低減することができる。したがって、寿命判定のサイクルは、ランプ寿命判定時間に応じて適切な値に設定すればよい。
さらに、ランプ寿命、ランプ寿命末期の報知手段は発光ダイオード27の点灯/点滅だけでなく、実施形態3の制御装置2に設けた通信部28を介して外部制御機器6に伝達し、外部制御機器6にてランプ寿命、ランプ寿命末期の報知を行っても、ランプ寿命末期を迎える前にランプ交換を促すことができ、上記同様の効果が得られる。
また、実施形態1のように非常点灯装置4を備えていない構成であっても、2次電池44の異常判定や定期点検が不要となるだけで、本実施形態の上記効果は同様である。
(実施形態5)
実施形態1〜4において、ランプ累積点灯時間は点灯装置1の通電時間の総計を算出して求めていたが、本実施形態は、実施形態2,3の照明装置A1において停電時や点検時に非常点灯装置4によって非常点灯させた時間を考慮してランプ累積点灯時間を算出することを特徴とする。なお、本実施形態の照明装置A1の構成は実施形態2と同様、あるいは実施形態3の構成に実施形態2の発光ダイオード27を設けたものであり、説明は省略する。
図13は制御装置2の動作フローチャート図であり、商用電源ACが投入されると(ステップS31)、電源回路部21は商用電源ACの通電状態を検知して判定回路部22に通電信号を出力するとともに、制御信号出力部24への電源をスイッチ29を介して供給する。電源を供給された判定回路部22は初期設定を行った後(ステップS32)、記憶部23に記憶されているランプ累積点灯時間データを読み出す(ステップS33)。
そして、寿命末期検出部14の出力に基づいてランプ3が寿命末期(ランプ寿命末期)であるか否かを判定し(ステップS34)、寿命末期であれば発光ダイオード(LED)27を点灯させる(ステップS44)。寿命末期でなければ、記憶部23から読み出したランプ累積点灯時間がランプ3の定格寿命を超えている(ランプ寿命)か否かを判定する(ステップS35)。ランプ累積点灯時間がランプ3の定格寿命を超えていれば、ランプ寿命であると判定して発光ダイオード(LED)27を点滅させる(ステップS45)。
ランプ累積点灯時間がランプ3の定格寿命を超えていなければ、ランプ累積点灯時間と、記憶部23に記憶されているランプ光束減退特性とに基づいて、ランプ3の使用時間経過に伴う照度の低下を補うようにランプ3への供給電力を設定する(ステップS36)。そして、この供給電力の設定に基づいてランプ3の調光比を決定し、この調光比データを制御信号出力部24へ出力する。制御信号出力部24は、判定回路部22から入力された調光比データを、点灯制御部12の制御信号形態に応じて、例えば点灯装置1の出力電力を制御する調光信号(例えばPWM信号)に応じて変換して点灯制御部12へ出力する(ステップS37)。点灯制御部12では入力された調光信号に応じてスイッチング素子Q1,Q2(図20参照)の動作周波数を決定し、ランプ3への供給電力が判定回路部22で設定された値となるように制御する。通常、前述の調光信号は、外来ノイズを受けても点灯装置1の出力に影響を与えないように出力電流能力を強化している。
そして、判定回路部22は、現在、非常点灯装置4によって非常点灯しているか否かを判定し(ステップS38)、点灯装置1による通常点灯であれば電源回路部21からの通電信号を入力されている時間を点灯時間としてカウントし(ステップS39)、記憶部23に記憶されているランプ累積点灯時間データに点灯時間データを加算することによって、ランプ累積点灯時間を算出する。そして、算出したランプ累積点灯時間を最新のデータとして記憶部23のデータを書き換えて記憶し(ステップS40)、ステップS34に戻って上記動作を繰り返す。
一方、非常点灯装置4によって非常点灯している場合、ランプ3の定格出力に対して例えば25%や50%の明るさで点灯している。ランプ3の放電管内に塗布された蛍光体は、使用時間とともに劣化してランプ光束が徐々に低下するため、ランプ3の寿命を決定する1つの要因となっている。ランプ3を非常点灯させるように、ランプ3に供給される電力が定格電力より小さくなると、一般的に蛍光体の負荷が軽くなり、蛍光体の劣化が抑制される。つまり、非常点灯の時間が長くなるほど光束減退特性は改善される。
さらに、ランプ3の寿命を決定するもう1つの要因としては、フィラメントの断線があり、フィラメントは温度が高すぎても、低すぎても摩耗が早くなり、断線しやすくなる。一般的には、ランプ3を定格点灯させる際にフィラメントの温度が最適な範囲内となるように設計されており、定格点灯時はランプ3の定格寿命を満たしているが、非常点灯のようにランプ3を調光する際にはランプ電流が小さくなって、フィラメント温度が低下し、ランプ3が短寿命となる場合がある。
つまり、ランプ3を非常点灯させると、ランプ3の寿命を決定する上記2つの要因のうち、光束減退特性は改善が期待できるものの、フィラメント断線に対しては寿命が短くなる傾向にある。したがって、非常灯の制御を組み合わせた場合は、初期照度補正とランプ寿命判定が難しくなる。
ここで、ランプ累積点灯時間に非常点灯装置4による非常点灯時間をそのまま加算すると、非常点灯時間が長くなると点灯時と非常点灯時の光束減退特性の差が無視できなくなり、初期照度補正を精度よく行うことが困難になる。また、フィラメント断線の時期が定格点灯時のみの場合よりも早くなり、ランプ寿命の報知以前にフィラメントが断線し、ランプ3が点灯不能になることが考えられる。
そこで、本実施形態では、非常点灯させている時間を考慮して初期照度補正とランプ寿命判断を行う。例えば、非常点灯時のランプ3の光束が通常の80%であるとすると、実際に非常点灯させた時間の80%が、点灯装置1で点灯させたときの点灯時間に相当する。つまり、判定回路部22は、非常点灯時間をカウントし(ステップS41)、この非常点灯時間に0.8を乗じて点灯装置1による点灯時間に補正する(ステップS42)。
さらに、非常点灯によるランプ3の寿命時間が定格寿命の50%程度であったとすると、ランプ3の寿命判定時間から非常点灯時間分を減じて寿命判定時間を補正する(ステップS43)。
すなわち、上記ステップS41,S42で補正した結果を記憶部23に記憶することで(ステップS40)、ランプ3の光束低下をより正確に推定することができ、さらに非常点灯によるランプ寿命減少分を考慮した寿命判定が可能になる。
なお、本実施形態で用いた補正係数は一例であり、非常点灯装置4の出力等の使用条件によって最適値を設定すればよい。
(実施形態6)
実施形態4において、ランプ累積点灯時間によってランプ寿命を報知しているが、本実施形態では点灯装置1や非常用点灯装置4の寿命についても同様に報知する。なお、本実施形態の照明装置A1の構成は実施形態4と同様であり、説明は省略する。
図14は制御装置2の動作フローチャート図であり、判定回路部22は、負荷異常信号が正常点灯状態である場合のみ点灯装置1による点灯時間をカウントした点灯装置使用時間を記憶部23に記憶している点灯装置累積使用時間に加算して、この加算値を記憶部23に記憶し(ステップS58)、さらにスイッチ素子45がオンしているときのみ非常用点灯装置4による点灯時間をカウントした非常用点灯装置使用時間を記憶部23に記憶している非常用点灯装置累積使用時間に加算して、この加算値を記憶部23に記憶し(ステップS61)、各累積使用時間の更新を定期的に行う。
そして、判定回路部22は、点灯装置累積使用時間、非常用点灯装置累積使用時間を記憶部23から読み出して(ステップS53)、非常点灯装置4によって非常点灯しているか否かを判定し(ステップS55)、点灯装置1による点灯時には、点灯装置使用時間に基づいて点灯装置1の寿命を判定し(ステップS56)、点灯装置1の寿命時には発光ダイオード27を点滅させる(ステップS57)。非常用点灯装置4による点灯時には、非常用点灯装置使用時間に基づいて非常用点灯装置4の寿命を判定し(ステップS59)、非常用点灯装置4の寿命時には発光ダイオード27を点滅させる(ステップS60)。
また、点灯装置累積使用時間のカウント処理を負荷異常信号が正常点灯状態である場合のみ行うのは、無負荷やランプ点灯不能によって各検出機能が動作すると、点灯装置1の保護機能が働いてストレスを抑制し、点灯装置1の寿命には影響を与えないためである。同様に、非常用点灯装置累積使用時間のカウント処理も、2次電池44の異常等でスイッチ素子45がオフしているときには行わない。
このように、ランプ3だけでなく、点灯装置1、非常用点灯装置4の寿命も報知することができ、より信頼性を高くすることができる。
なお、他の動作は実施形態4と同様であり、説明は省略する。
(実施形態7)
本実施形態の照明装置A1の構成は実施形態2と同様、あるいは実施形態1,3の構成に実施形態2の発光ダイオード27を設けたものであり、説明は省略する。
図15は制御装置2の動作フローチャート図である。ランプ3を新しいランプに交換する場合、交換前のランプでカウントした累積点灯時間をリセットする必要がある。そこで、本実施形態において、判定回路部22は、点灯装置1からの負荷異常信号によってランプ寿命末期が伝達された場合(ステップS74)、記憶部23に記憶したランプ累積点灯時間をリセットし(ステップS80)、発光ダイオード27を点灯させる(ステップS81)。
したがって、ランプ3が寿命末期になると自動的にランプ累積点灯時間をリセットできる。
なお、図15ではランプ寿命末期が検出された時点でランプ累積点灯時間をリセットしているが、ランプ寿命末期を記憶しておき、ランプ寿命末期が解除された時点でランプ累積点灯時間をリセットすれば、寿命末期のランプ3を新品のランプに交換するだけで自動的にランプ累積点灯時間をリセットできる。
また、他の動作は実施形態4と同様であり、説明は省略する。
(実施形態8)
実施形態7では、ランプ寿命末期が検出された時点でランプ累積点灯時間をリセットしているが、ランプ外れ等の無負荷が検出された時点でランプ累積点灯時間をリセットしても、ランプ交換時に負荷異常信号によってランプ外れが伝達されるので、寿命末期のランプ3を新品のランプに交換するだけで自動的にランプ累積点灯時間をリセットできる。
(実施形態9)
本実施形態の照明装置A1の構成は実施形態2と同様、あるいは実施形態1,3の構成に実施形態2の発光ダイオード27を設けたものであり、説明は省略する。
実施形態7,8では、負荷異常信号がランプ寿命末期あるいはランプ外れである場合にランプ累積点灯時間をリセットしているが、例えば、点灯装置1に通電されていない状態でランプ3が破損し、新品のランプに交換する際には負荷異常信号が出力されないため、ランプ累積点灯時間をリセットすることができない。
そこで、本実施形態では、電源スイッチSW1を操作することでランプ累積点灯時間をリセットする。図16は制御装置2の動作フローチャート図であり、記憶部23に記憶されているランプ累積点灯時間データを読み出した後(ステップS93)、電源オフの検出処理を行う(ステップS94)。
図17は、上記電源オフ検出処理の詳細なフローチャート図であり、電源オフ検出処理に入ると(ステップS111)、判定回路部22は3秒タイマーの計時をスタートさせ(ステップS112)、3秒経過したか否かを判定する(ステップS113)。3秒経過するまでは電源スイッチSW1のオフを検出したか否かを判定し(ステップS116)、電源スイッチSW1のオフを3秒未満に検出すると、電源オフカウンタをカウントアップし(ステップS117)、カウント値が3回であるか否かを判定する(ステップS118)。カウント値が3回未満であれば3秒タイマーをリセットして(ステップS119)、計時を再スタートさせて(ステップS120)、ステップ113に戻る。この3秒未満の電源オフ動作が3回繰り返されると、記憶部23に記憶されているランプ累積点灯時間をリセットして(ステップS121)、電源オフカウンタをリセットした後(ステップS122)、ステップS119に移行する。
ステップS113において3秒未満に電源スイッチSW1のオフを検出しない場合は、電源オフカウンタをリセットして(ステップS114)、ランプ累積点灯時間をリセットせずに電源オフ検出処理を終了する(ステップS115)。
図18(a)(b)(c)は、電源スイッチSW1のオン・オフによる点灯装置1の電源電圧、およびランプ累積点灯時間変化を示しており、電源スイッチSW1のオン状態が3秒以上の期間Taに亘って維持された場合、ランプ累積点灯時間はリセットされず、3秒未満の期間Tbでの電源オフ動作が3回繰り返されると、3回目の電源オフタイミングtrでランプ累積点灯時間はリセットされる。
このように、本実施形態では電源を投入した後、3秒以内に電源スイッチSW1をオフする操作を3回繰り返すとランプ累積点灯時間をリセットできる。
ここで、電源投入からのタイマーを3秒、繰り返し回数を3回としているのは、通常の使用状態ではランプ累積点灯時間が誤ってリセットされることのないように設定しているもので、タイマーの時間や繰り返し回数に特に制限を設けるものではない。
また、他の動作は実施形態4と同様であり、説明は省略する。
(実施形態10)
実施形態9では電源スイッチSW1のオン・オフ操作によってランプ累積点灯時間をリセットしたが、本実施形態では点検スイッチSW2のオン・オフ操作によって実施形態9と同様にランプ累積点灯時間をリセットする。実施形態9では点灯装置1への電源供給を検出したが、本実施形態では制御装置2への電源供給を検出すればよい。
点検スイッチSW2は、通常、照明装置A1毎に設けられるため、複数の照明装置A1を備えた照明システムにおいて、所望の照明装置A1のみでランプ累積点灯時間をリセットすることができる。
(実施形態11)
実施形態9,10では、ランプ累積点灯時間のリセット操作を、通常の電源オン・オフ操作や、点検操作と区別するために、スイッチのオン・オフ操作の繰り返し等のやや複雑な操作が必要であった。
そこで本実施形態では、図19に示すように照明装置A1の反射板82から露出するようにランプ累積点灯時間のリセット操作用のリセットスイッチSW3を設けて、リセットスイッチSW3による信号を判定回路部22に入力しており、リセットスイッチSW3の操作によってランプ累積点灯時間を複雑な操作なしで容易にリセットすることができる。
(実施形態12)
実施形態3のように通信部28を備え、外部制御機器6との間で通信可能な照明装置A1では、外部制御機器6よりランプ累積点灯時間をリセットするコマンドを出力すれば、実施形態11のようにリセットスイッチSW3を設けなくてもランプ累積点灯時間を容易にリセットすることができる。
また、通信部28にリモートコントローラと通信可能な赤外線送受信装置を設ければ、リモートコントローラによる遠隔操作によってランプ累積点灯時間をリセットすることができる。
実施形態1の照明装置のブロック図である。 同上の照明器具の全体斜視図である。 同上の照明器具の分解斜視図である。 同上の制御装置の動作フローチャート図である。 同上の照明器具本体の別の斜視図である。 同上の複数の点灯装置を備えた照明装置の概略構成図である。 実施形態2の照明装置のブロック図である。 (a)は本来あるべき電池判断結果を示す図であり、(b)は誤った電池判断結果を示す図である。 (a)はランプ状態に対する電池判断動作を示す図であり、(b)は商用電源通電時のランプ状態に対する電池点検動作を示す図である。 実施形態3の照明装置のブロック図である。 同上の照明システムの構成図である。 実施形態4の制御装置の動作フローチャート図である。 実施形態5の制御装置の動作フローチャート図である。 実施形態6の制御装置の動作フローチャート図である。 実施形態7の制御装置の動作フローチャート図である。 実施形態9の制御装置の動作フローチャート図である。 同上の電源オフ検出処理を示す動作フローチャート図である。 (a)(b)(c)同上の各部の波形図である。 実施形態11の照明器具の全体斜視図である。 従来の照明装置の回路図である。 従来の別の照明装置のブロック図である。
A1 照明装置
AC 商用電源
1 点灯装置
2 制御装置
3 ランプ
11 点灯回路部
13 無負荷検出部
14 寿命末期検出部
15 負荷異常信号出力部
21 電源回路部
22 判定回路部
23 記憶部
24 制御信号出力部
29 スイッチ

Claims (15)

  1. 電源に接続されて少なくとも1つの光源を点灯させる点灯手段、光源の異常点灯状態および正常点灯状態を検出する負荷異常検出手段を具備した点灯装置と、
    点灯装置を制御することで光源の点灯状態を変化させる制御手段、電源を入力として制御電源を生成するとともに電源の通電状態を検出する電源回路部、電源回路部が電源の通電状態を検出している時間を通電時間としてカウントする判定回路部、通電時間のカウント値を記憶する記憶部を具備した制御装置とを備え、
    負荷異常検出手段は、光源の寿命末期状態および点灯装置と光源との未接続状態を、光源の異常点灯状態として検出し、光源の異常点灯状態を検出しない状態を、光源の正常点灯状態として検出し、この検出結果に基づいて、正の絶対値を有する直流電圧に設定された負荷異常信号を出力し、
    制御装置は、負荷異常検出手段が異常点灯状態を検出した場合、および電源の通電時に負荷異常検出手段が出力する負荷異常信号が0Vになった場合に、制御手段の動作の一部を停止し、
    判定回路部は、負荷異常検出手段が光源の異常点灯状態を検出した場合、および電源の通電時に負荷異常検出手段が出力する負荷異常信号が0Vになった場合に、通電時間のカウントを停止し、記憶部に記憶したカウント値に応じて点灯装置を制御する
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記電源によって充電される2次電池と、電源が停電したときに2次電池からの電力供給を受けて光源を点灯させる非常点灯手段とを具備した非常点灯装置を備え、前記判定回路部は、前記通電時間のカウント値を累積させてランプ累積点灯時間として前記記憶部に記憶し、さらに非常点灯装置による光源の非常点灯時間をカウントし、非常点灯時間のカウント値を補正してランプ累積点灯時間に加算して、光源の寿命を判定することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記判定回路部は、前記通電時間のカウント値を累積させて点灯装置累積使用時間として前記記憶部に記憶し、点灯装置累積使用時間が所定時間に達した場合に、点灯装置が寿命であることを報知することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 前記電源によって充電される2次電池と、電源が停電したときに2次電池からの電力供給を受けて光源を点灯させる非常点灯手段とを具備した非常点灯装置を備え、前記判定回路部は、非常点灯装置による光源の非常点灯時間のカウント値を累積させて非常用点灯装置累積使用時間として前記記憶部に記憶し、非常用点灯装置累積使用時間が所定時間に達した場合に、非常用点灯装置が寿命であることを報知することを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  5. 前記判定回路部は、前記通電時間のカウント値を累積させてランプ累積点灯時間として前記記憶部に記憶し、光源の点灯時間の経過に伴う光束低下を補正するようにランプ累積点灯時間に基づいて前記点灯装置の出力を変化させることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の照明装置。
  6. 前記電源によって充電される2次電池と、電源が停電したときに2次電池からの電力供給を受けて光源を点灯させる非常点灯手段とを具備した非常点灯装置を備え、前記判定回路部は、非常点灯装置による光源の非常点灯時間をカウントし、非常点灯時間のカウント値を補正して前記ランプ累積点灯時間に加算することを特徴とする請求項5記載の照明装置。
  7. 前記負荷異常検出手段は光源の寿命末期状態を検出可能であり、前記判定回路部は、負荷異常検出手段が光源の寿命末期状態を検出した場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする請求項2,5,6いずれか記載の照明装置。
  8. 前記負荷異常検出手段は前記点灯装置と光源との接続状態を検出可能であり、前記判定回路部は、負荷異常検出手段が点灯装置と光源との未接続状態を検出した場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする請求項2,5,6いずれか記載の照明装置。
  9. 前記判定回路部は、前記電源のオン・オフが所定時間内に所定回数繰り返された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする請求項2,5,6いずれか記載の照明装置。
  10. 前記制御装置は前記判定回路部に接続されたリセットスイッチを備え、判定回路部は、リセットスイッチが操作された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする請求項2,5,6いずれか記載の照明装置。
  11. 前記制御装置は外部の制御機器との通信手段を備え、前記判定回路部は、外部の制御機器からリセット信号が入力された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする請求項2,5,6いずれか記載の照明装置。
  12. 前記制御装置は外部のリモートコントローラとの通信手段を備え、前記判定回路部は、リモートコントローラからリセット信号が入力された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする請求項2,5,6いずれか記載の照明装置。
  13. 操作することで前記非常点灯手段によって光源を点灯させる点検スイッチを備え、前記判定回路部は、点検スイッチの操作が所定時間内に所定回数繰り返された場合に、前記ランプ累積点灯時間をリセットすることを特徴とする請求項2,5,6いずれか記載の照明装置。
  14. 請求項1乃至13いずれかの照明装置を具備することを特徴とする照明器具。
  15. 複数の請求項14記載の照明器具と、各照明器具との間でデータの授受を行う制御装置とを備えることを特徴とする照明システム。
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