JP4683257B2 - 誘導灯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ビルの通路や部屋に配置され非常時にビル内の人を非常口に導くための誘導灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ビルの通路や部屋には誘導灯装置が設置され、火災や地震等の非常時にビル内の人を外部に誘導できるようにしている。従って、誘導灯装置は停電時においてもランプが点灯するようにバッテリ回路を有している。すなわち、誘導灯装置は通常時は商用電源でランプを点灯すると共にバッテリ回路のバッテリに充電し、商用電源が停電となったときにはバッテリ回路からランプに電源を供給してランプを点灯するようにしている。これにより、停電時においても人の誘導が適切にできるようにしている。
【0003】
このように、誘導灯装置においては、バッテリ回路のバッテリが重要な位置を占めており、バッテリが正常かどうかを定期的にチェックする必要がある。従来においては、誘導灯装置のランプ点灯回路のスイッチを強制的に開いてランプ点灯回路を停止させ、バッテリ回路から正常にランプに電源が供給されるかどうかを確認するようにしている。
【0004】
すなわち、バッテリの放電に伴いバッテリ電圧は低下していくが、所定の時間経過後においても、バッテリ電圧が放電基準電圧を維持しているかどうかでバッテリの健全性を確認することとしている。バッテリ電圧が放電基準電圧未満になったときは、発光ダイオードLEDを点滅させる。そして、所定時間の経過前に発光ダイオードLEDが点滅したときはバッテリの交換等の措置をとることになる。この場合、ランプについてもランプの点灯状況を判断して交換等の措置をとるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このバッテリの点検は、バッテリの放電特性が正常かどうかで判断するようにしているので、スイッチを強制的に開いてから所定の時間(例えば20分間)が経過するまで継続して行う必要がある。ランプ点灯回路のスイッチは、通常状態では閉じた状態を維持するような構造となっているので、バッテリの点検中においてはスイッチを開いた状態に強制的に保持しておかなければならない。そして、点検が終了した後においてはスイッチを元の状態に戻す必要ある。このようなことから、点検員は、1台の誘導灯装置の点検につき所定時間(20分間)だけ付きっきりになり、その点検作業が点検員の負担になっている。
【0006】
また、点検によりバッテリやランプを交換する必要があると判断された場合には、その誘導灯装置に適合するバッテリやランプの製品型名が必要であるが、一般に、誘導灯装置は高所に取り付けられているので、その製品型名を確認するための作業が必要となる。製品型名を確認するには、例えば誘導灯装置の筐体のカバーを外し、筐体内に収納されたトランスやランプを直接確認することになる。
【0007】
本発明の目的は、点検作業の省力化が図り、さらに交換製品の型名が容易に分かる誘導灯装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係わる誘導灯装置は、商用電源からの電源をランプに供給して前記ランプを点灯させるランプ点灯回路と;前記商用電源の停電時にバッテリからの電源を前記ランプに供給して前記ランプを点灯させるバッテリ回路と;リモコン端末とデータの送受信を行う送受信回路と;前記送受信回路を介して前記リモコン端末から入力される指令や信号に基づき、前記バッテリから前記ランプに電源を供給する非常点灯モードとしたり、前記商用電源から前記ランプに電源を供給する通常点灯モードとしたりする演算制御装置と;非常点灯モードとしてから所定時間経過後のバッテリ電圧およびランプ点灯状況を記憶するための記憶装置とを備え、前記演算制御装置は、前記送受信回路を介して前記リモコン端末から疑似停電指令が入力されると、前記ランプ点灯回路の動作を停止させ前記バッテリ回路を動作させて非常点灯モードとするとともに、所定期間が経過する前にバッテリ電圧がバッテリ基準電位未満となった場合およびランプを点灯するのに必要な電流が流れていない場合には発光ダイオードにより報知し、かつ、所定時間経過後のバッテリ電圧およびランプ点灯状況を検出して前記記憶装置にバッテリ電圧およびランプ点灯状況を記憶して、前記バッテリ回路の動作を停止させ前記ランプ点灯回路を動作させて通常点灯モードとする処理と、前記送受信回路を介して前記リモコン端末から疑似停電指令を入力された後の所定時間経過前に前記送受信回路を介して前記リモコン端末からリセット信号が入力されると、前記バッテリ回路の動作を停止させて前記ランプ点灯回路を動作させ前記通常点灯モードとする処理と、前記リモコン端末からの読み出し指令があったとき、前記記憶装置に記憶した情報を前記リモコン端末に送信する処理とを有することを特徴とする。
【0009】
本発明及び以下の発明において、特に指定しない限り用語の定義及び技術的意味は以下による。
【0010】
ランプ点灯回路は、商用電源からの交流電源を使用してランプに供給する回路であり、通常時に動作状態にありランプを点灯する。通常点灯モードは、ランプ点灯回路によりランプが点灯されているモードを言う。
【0011】
バッテリ回路は、通常時には商用電源からの交流電源を一旦直流に変換し、変換された直流を蓄電するものである。そして、商用電源が停電となったときバッテリからの直流電源をランプに供給する。非常点灯モードとは、バッテリからの直流電源でランプが点灯されているモードを言う。
【0012】
リモコン端末は、例えば赤外線等により指令や信号を出力するものであり、指令には、疑似停電指令、復帰指令、読み出し指令などがあり、信号にはリセット信号がある。これら指令や信号は誘導灯装置の筐体またはユニット内に配置された送受信回路により受信され、ランプ点灯回路およびバッテリ回路を制御する演算制御装置に入力される。演算制御装置は、例えばマイクロコンピュータで構成され、例えば、リモコン端末から疑似停電指令を入力したときは、ランプ点灯回路の動作を停止させると共に、バッテリ回路からランプに電源が供給されるように制御する。
【0013】
すなわち、実際には商用電源は停電していないがランプ点灯回路の動作を停止させ、擬似的に停電状態として、バッテリからの直流電源でランプが点灯される非常点灯モードとする。そして、所定時間の経過後、例えば20分経過後に、バッテリ電圧およびランプ点灯状況を検出し、その検出結果を記憶装置に記憶する。また、リモコン端末から復帰指令またはリセット信号を入力したときは、ランプ点灯回路を動作させて通常点灯モードとする。
【0014】
本発明によれば、リモコン端末からの疑似停電指令により演算制御装置が自動的に非常点灯モードとし、所定時間経過後のバッテリ電圧およびランプ点灯状況を検出するので、バッテリの点検中においてはスイッチを開いた状態に強制的に保持しておく必要がない。従って、点検作業が簡素化できる。また、記憶装置に記憶したバッテリ電圧およびランプ点灯状況をリモコン端末で受信できるので、バッテリやランプの寿命を点検員が容易に取得できる。
【0015】
請求項2の発明に係わる誘導灯装置は、請求項1の発明において、前記演算制御装置は、疑似停電指令により前記ランプ点灯回路の動作を停止させてから所定時間が経過したとき、前記非常点灯モードから通常点灯モードに自動復帰させることを特徴とする。
【0016】
本発明は、所定時間が経過したときはランプ点灯回路を自動的に動作させて通常点灯モードに復帰させるようにしたものである。
【0017】
本発明によれば、自動的に通常点灯モードに復帰させるので、点検が終了した後においてスイッチを元の状態に戻す必要がなく、また、誤って疑似停電の状態を継続することがなくなる。
【0020】
請求項3の発明に係わる誘導灯装置は、請求項1または2の発明において、前記記憶装置に予め使用部品情報を記憶しておくと共に、前記演算制御装置は前記バッテリおよび前記ランプの積算使用時間を前記記憶装置に記憶し、前記演算制御装置は、前記リモコン端末からの読み出し指令があったとき、前記記憶装置に予め記憶しておいた使用部品情報、または前記バッテリおよび前記ランプの積算使用時間を前記リモコン端末に送信することを特徴とする。
【0021】
本発明は、バッテリ電圧およびランプ点灯状況だけでなく、使用部品情報やバッテリおよびランプの積算使用時間も取得する。これにより、交換部品の製品型名が容易に確認でき、また部品の交換時期も容易に判断できるので適切に部品の交換が行える。
【0022】
請求項4の発明に係わる誘導灯装置は、請求項1乃至3のいずれか一の発明において、前記送受信回路は、前記ランプ点灯回路、前記演算制御装置および前記バッテリ回路が収納される筐体の底部に配置されたことを特徴とする。
【0023】
本発明は、リモコン端末と送受信を行う送受信回路は、誘導灯装置の筐体の底部に配置するようにしたものである。これにより、小型化とインターフェースの信頼性とを向上させる。送受信回路が筐体の底部に位置することにより、リモコン端末との送受信もし易くなり、ランプ点灯の雑音の影響も防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係わる誘導灯装置の回路構成図である。商用電源11からの電源は整流回路12に入力され、トランス13を介してランプ点灯回路14およびバッテリ回路15に入力される。ランプ点灯回路14は発振制御部16により制御され、トランス13を介して入力された電力をインバータ回路17で高周波電力に変換してランプ18に点灯電力を供給する。また、発振制御部16は、演算制御装置19からの制御指令に基づいて制御され、通常点灯モードのときにランプ点灯回路14によりランプ18を高周波点灯させる。
【0025】
一方、バッテリ回路15は、商用電源11の停電時にバッテリ20からの電源をインバータ回路17を介してランプ18に供給してランプを点灯させるものであり、通常運転モードのときには、トランス13からの電力をバッテリ20に充電している。そして、商用電源11が停電したときには、演算制御装置19は、バッテリ回路15に動作指令を出力してバッテリ20の充電電力をインバータ回路17に供給させる。これにより、商用電源11の停電時にはバッテリ20からの充電電力がインバータ回路17で高周波変換されてランプ18に供給される。これにより、商用電源11が停電した場合であっても誘導灯装置のランプ18の点灯を継続できるようにしている。
【0026】
送受信回路21は、外部のリモコン端末22とデータの送受信を行うものである。リモコン端末22は誘導灯装置の点検員が所持し、点検対象の誘導灯装置に対して点検員がリモコン端末22から疑似停電させるための疑似停電指令や疑似停電を復帰させる復帰指令、さらには疑似停電させた場合のバッテリ電圧やランプ点灯状況のデータの読み出し指令等を送受信回路21に対して送信する。演算制御装置19は送受信回路21を介してリモコン端末22からの指令を入力すると、指令の内容に応じて各種処理を行う。
【0027】
送受信回路21を介してリモコン端末22から疑似停電指令を入力したときは、演算制御装置19は、発振制御部16に対してランプ点灯回路14の動作を停止させる停止指令を出力すると共に、バッテリ回路15に対してバッテリ20からインバータ回路17に充電電力を供給するように動作指令を出力する。これにより、ランプ点灯回路14の動作を停止させて疑似停電状態とし、バッテリ20からインバータ回路17に充電電力を供給する非常点灯モードとする。そして、所定時間経過後のバッテリ電圧およびランプ点灯状況を検出し、その検出結果を記憶装置23に記憶する。
【0028】
図2は、バッテリ20の健全性を判定するための説明図である。バッテリ20は通常点灯モードのときは商用電源からの電力を充電をしている。いま、時点t1で疑似停電指令がありランプ点灯回路14の動作が停止し、バッテリ20からインバータ回路17に放電が開始されたとする。
【0029】
図2に示すように、バッテリ20は放電が開始された直後にはそのバッテリ電圧Vが低下し、その後の所定期間はほぼ一定電圧となる特性を有する。そして、充電電力がなくなったときにバッテリ電圧Vは急激に低下する。バッテリ20が健全である場合には、所定期間T(例えば20分間)の間は、一定電圧はバッテリ基準電位V0を超えた状態を維持する。そこで、演算制御装置19は疑似停電指令から所定期間Tの間のバッテリ電圧Vを監視し、所定時間T(例えば20分間)の経過後の時点t2のバッテリ電圧Vを検出する。同様に、そのときのランプ電流も検出し、検出した値を記憶装置23に記憶する。
【0030】
なお、図1では図示を省略しているが、所定期間T(例えば20分間)が経過する前に、バッテリ電圧Vがバッテリ基準電位V0未満となった場合には、発光ダイオードLEDを点滅表示してバッテリ20が健全でないことを点検員に報知するようにしている。また、ランプ電流についても同様に、ランプ18を点灯するのに必要な電流が流れていない場合にはランプ電流が健全でないことを点検員に報知するようにしている。
【0031】
次に、演算制御装置19は、送受信回路21を介してリモコン端末22から復帰指令を入力したときは、発振制御部16に対して動作指令を出力してランプ点灯回路14を動作させると共に、バッテリ回路15に停止指令を出力してバッテリ20の放電を停止させ、非常点灯モードから通常点灯モードに復帰させる。なお、非常点灯モードから通常点灯モードへの復帰は、点検員からの復帰指令によらず自動的に復帰させることも可能である。この場合には、所定時間T(例えば20分間)の経過後にバッテリ電圧Vおよびランプ点灯状況(ランプ電流)の検出が行われた後に、演算制御装置19により自動的に復帰動作を行うようにする。
【0032】
次に、記憶装置23には、予め使用部品情報が記憶されており、演算制御装置19で検出されたバッテリ電圧Vおよびランプ点灯状況(ランプ電流)を記憶すると共に、演算制御装置19で演算されたバッテリ20およびランプ18の積算使用時間も記憶される。
【0033】
これら記憶装置23に記憶されたデータは、リモコン端末22からの読み出し指令によりリモコン端末22に読み出される。すなわち、演算制御装置19は送受信回路21を介してリモコン端末22から読み出し指令があったときは、記憶装置23に予め記憶しておいた使用部品情報、またはバッテリ20およびランプ18の積算使用時間を送受信回路21を介してリモコン端末22に送信する。これにより、交換部品の製品型名が容易に確認でき、また部品の交換時期も容易に判断できる。なお、以上の説明では、記憶装置23に記憶されたデータをリモコン端末22で読み出すようにしたが、リモコン端末22ではなく別の装置で読み出すようにしても良い。
【0034】
図3は、本発明の実施の形態に係わる演算制御装置19の演算処理内容を示すフローチャートであり、非常点灯モードから通常点灯モードへの復帰動作を点検員からの復帰指令で行うようにし、また、記憶装置23からのデータの読み出しはリモコン端末22に限らず別の装置で読み出すようにしても良い場合を示している。
【0035】
まず、演算制御装置19は送受信回路21を介してリモコン端末22からの疑似停電指令があるかどうかを判断する(S1)。疑似停電指令がある場合には、発振制御部16に対してランプ点灯回路14の動作を停止させる停止指令を出力すると共に、バッテリ回路15に対してバッテリ20からインバータ回路17に充電電力を供給するように動作指令を出力し、バッテリ20からインバータ回路17に充電電力を供給する非常点灯モードとする(S2)。そして、所定時間(例えば20分間)が経過するのを待つことになるが、この間に点検員が途中で点検を止める場合にはリモコン端末22からリセット信号が送信されることになる。
【0036】
そこで、リセット信号があるかどうかを判定し(S3)、リセット信号がある場合には演算制御装置19は非常点灯モードから通常点灯モードに戻す(S4)。一方、リセット信号がない場合には、所定時間経過後にバッテリ電圧およびランプ点灯状況を検出し(S5)、検出した結果を記憶装置23に記憶する。そして、点検員からリモコン端末22により復帰指令があるか否かを判定し(S6)、復帰指令があった場合には非常点灯モードから通常点灯モードに戻す(S7)。これにより点検は終了することになる。なお、記憶装置23に記憶されたデータは、リモコン端末装置21以外の各種読み出し装置で読み出しても良いし、リモコン端末22で読み出すようにしても良い。
【0037】
次に、図4は、本発明の実施の形態に係わる演算制御装置19の他の一例の演算処理内容を示すフローチャートであり、非常点灯モードから通常点灯モードへの復帰動作を自動で行うようにし、また、記憶装置23からのデータの読み出しはリモコン端末22で行うようにしたものである。
【0038】
図2に示した場合と同様に、演算制御装置19は送受信回路21を介してリモコン端末22からの疑似停電指令があるかどうかを判断し(S1)、疑似停電指令がある場合には、バッテリ20からインバータ回路17に充電電力を供給する非常点灯モードとする(S2)。そして、所定時間(例えば20分間)が経過するのを待つ。この間に点検員が途中で点検を止めるリセット信号があるかどうかを判定し(S3)、リセット信号がある場合には演算制御装置19は非常点灯モードから通常点灯モードに戻す(S4)。
【0039】
一方、リセット信号がない場合には、所定時間経過後にバッテリ電圧およびランプ点灯状況を検出し(S5)、検出した結果を記憶装置23に記憶する。そして、その後に演算制御装置19は非常点灯モードから通常点灯モードに戻す(S6)。また、点検員からのリモコン端末22を介した読み出し指令があるか否かを判定し(S7)、読み出し指令がある場合には、バッテリ電圧およびバッテリ点灯状況のデータをリモコン端末22に送信する(S8)。この場合、バッテリ電圧およびランプ点灯状況だけでなく、使用部品情報やバッテリ20およびランプ18の積算使用時間を送信するようにしても良い。
【0040】
点検員は、点検と同時にリモコン端末22に、バッテリ電圧およびランプ点灯状況を取得できるので点検作業性が向上し、また、使用部品情報やバッテリ20およびランプ18の積算使用時間を取得できるので部品交換の判断も適正に行うことができる。また、通常点灯モードへの復帰が自動的に行われるので、非常点灯モードのまま点検作業が終了すると言う事態を防止できる。
【0041】
図5は、本発明の実施の形態に係わる誘導灯装置の分解斜視図である。樹脂製の筐体25には、整流器12、ランプ点灯回路14、インバータ回路17、演算制御装置19、記憶装置23等が点灯ユニット26として収納され、その下部にはバッテリ回路15が収納されている。そして、送受信回路21は筐体25の底部に配置されている。
【0042】
筐体25の開口部には、その開口部を閉塞する大きさの前面板27が設けられ、この前面板27には表示パネル28が取り付けられている。この表示パネル28には誘導表示であるピクトグラムが表示されている。そして、前面板27の上部にはランプ18が取り付けられ表示パネルを背面から照明するようになっている。
【0043】
このように、リモコン端末22と送受信を行う送受信回路21は、誘導灯装置の筐体25の底部に配置したので、リモコン端末22との送受信もし易くなり、ランプ18の点灯による雑音の影響も軽減できる。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1の発明によれば、リモコン端末からの疑似停電指令により演算制御装置が自動的に非常点灯モードとし、所定時間経過後のバッテリ電圧およびランプ点灯状況を検出するので、バッテリの点検中においてはスイッチを開いた状態に強制的に保持しておく必要がない。従って、点検作業が簡素化できる。また、記憶装置に記憶したバッテリ電圧およびランプ点灯状況をリモコン端末で受信できるようにしたので、バッテリやランプの寿命を点検員が容易に取得できる。
【0045】
請求項2の発明によれば、自動的に通常点灯モードに復帰させるので、点検が終了した後においてスイッチを元の状態に戻す必要がなく、また、誤って疑似停電の状態を継続することがなくなる。
【0047】
請求項3の発明によれば、バッテリ電圧およびランプ点灯状況だけでなく、使用部品情報やバッテリおよびランプの積算使用時間も取得するので、交換部品の製品型名が容易に確認でき、また部品の交換時期も容易に判断できるので適切に部品の交換が行える。
【0048】
請求項4の発明によれば、リモコン端末と送受信を行う送受信回路は、誘導灯装置の筐体の底部に配置したので、リモコン端末との送受信もし易くなりランプ点灯の雑音の影響も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる誘導灯装置の回路構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる誘導灯装置のバッテリの健全性を判定するための説明図。
【図3】本発明の実施の形態に係わる演算制御装置の演算処理内容を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態に係わる演算制御装置の他の一例の演算処理内容を示すフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態に係わる誘導灯装置の分解斜視図。
【符号の説明】
11…商用電源、12…整流器、13…トランス、14…ランプ点灯回路、15…バッテリ回路、16…発振制御部、17…インバータ回路、18…ランプ、19…演算制御装置、20…バッテリ、21…送受信回路、22…リモコン端末、23…記憶装置、25…筐体、26…点灯ユニット、27…前面板、28…表示パネル
Claims (1)
- 商用電源からの電源をランプに供給して前記ランプを点灯させるランプ点灯回路と; 前記商用電源の停電時にバッテリからの電源を前記ランプに供給して前記ランプを点灯させるバッテリ回路と; リモコン端末とデータの送受信を行う送受信回路と; 前記送受信回路を介して前記リモコン端末から入力される指令や信号に基づき、前記バッテリから前記ランプに電源を供給する非常点灯モードとしたり、前記商用電源から前記ランプに電源を供給する通常点灯モードとしたりする演算制御装置と; 非常点灯モードとしてから所定時間経過後のバッテリ電圧およびランプ点灯状況を記憶するための記憶装置とを備え、 前記演算制御装置は、前記送受信回路を介して前記リモコン端末から疑似停電指令が入力されると、前記ランプ点灯回路の動作を停止させ前記バッテリ回路を動作させて非常点灯モードとするとともに、所定期間が経過する前にバッテリ電圧がバッテリ基準電位未満となった場合およびランプを点灯するのに必要な電流が流れていない場合には発光ダイオードにより報知し、かつ、所定時間経過後のバッテリ電圧およびランプ点灯状況を検出して前記記憶装置にバッテリ電圧およびランプ点灯状況を記憶して、前記バッテリ回路の動作を停止させ前記ランプ点灯回路を動作させて通常点灯モードとする処理と、 前記送受信回路を介して前記リモコン端末から疑似停電指令を入力された後の所定時間経過前に前記送受信回路を介して前記リモコン端末からリセット信号が入力されると、前記バッテリ回路の動作を停止させて前記ランプ点灯回路を動作させ前記通常点灯モードとする処理と、 前記リモコン端末からの読み出し指令があったとき、前記記憶装置に記憶した情報を前記リモコン端末に送信する処理とを有することを特徴とする誘導灯装置。
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