JP2008053127A - 放電ランプ点灯装置および防災用照明器具自動点検システム - Google Patents

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【課題】常用時における放電ランプの点灯状態を非常用点灯装置側において容易に検知できるようにした放電ランプ点灯装置およびこの放電ランプ点灯装置を備えた非常用照明装置を遠隔制御により自動点検する防災用照明器具自動点検システムを提供する。
【解決手段】
放電ランプ点灯装置DOCは、常用時に放電ランプ1を点灯する常用点灯装置2と、非常時に放電ランプを点灯する非常用点灯装置3と、非常用点灯装置の点検を開始させる点検スイッチ4と、非常用点灯装置内に配設されていて常用時に電源から常用点灯装置の電源回路に流入する電流により放電ランプの点灯状態を検知する制御回路5とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、非常用点灯装置を備えた放電ランプ点灯装置およびこの放電ランプ点灯装置を備えた非常用照明装置を遠隔制御により自動点検する防災用照明器具自動点検システムに関する。
通常時および非常時のいずれにおいても点灯できるように構成されたランプを備えた非常用照明器具は、通常時において商用電源により付勢されて発生した高周波電圧でランプを点灯する常用点灯装置と、非常時において通常時に充電されたバッテリにより付勢されて発生し高周波電圧でランプを点灯する非常用点灯装置とを具備している。そして、非常用点灯装置によりランプを点灯させている状態でランプの異常の有無を光検出部の検出結果をもとに検出する照明装置が知られている(特許文献1参照。)。
一方、誘導灯および非常用照明器具は、消防法や建築基準法により定期(6ヶ月)点検が義務付けられていて、配設されている点検スイッチを操作することにより、点検を行うことができる。点検は、所定時間の間、規定の照度で点灯することを確認するものである。また、法定による点検だけでなく、日常的に点検を行うのが好ましいことである。
多数の誘導灯を設置している施設においては、誘導灯の点検作業に要する労力が多大になるが、短時間に、かつ安全に多数の誘導灯の点検を一括して制御・監視できるようにするために、遠隔制御による自動点検を行えるように構成された誘導灯自動点検システムが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−012631号公報 特開2004−111347号公報
通常時および非常時のいずれにおいても放電ランプを点灯できるように構成された放電ランプ点灯装置において、放電ランプの異常検出やランプ交換時期判定などを行うには、放電ランプの点灯状態を検知できる必要がある。
特許文献1に記載された照明装置では、ランプの異常の有無を検出する手段を備えているが、当該手段が光検出部からなるために、照明装置の構造が複雑になってしまうという問題がある。
本発明は、常用時における放電ランプの点灯状態を非常用点灯装置側において容易に検知できるようにした放電ランプ点灯装置およびこの放電ランプ点灯装置を備えた非常用照明装置を遠隔制御により自動点検する防災用照明器具自動点検システムを提供することを目的とする。
本発明の放電ランプ点灯装置は、常用時に放電ランプを点灯する常用点灯装置と;非常時に放電ランプを点灯する非常用点灯装置と;非常用点灯装置の点検を開始させる点検スイッチと;非常用点灯装置内に配設されていて常用時に電源から常用点灯装置の電源回路に流入する電流により放電ランプの点灯状態を検知する制御回路と;を具備していることを特徴としている。
〔常用点灯装置について〕 常用点灯装置は、通常時において電源、例えば交流電源により付勢されて、例えば高周波電圧を発生して放電ランプを点灯する回路手段であるが、後述する非常用点灯装置とは別に構成されていて、壁スイッチを投入したときにのみその電源回路が形成される。ただし、常用点灯装置の部品を実装するために用いる配線基板は、所望により両者共通になっていることを許容する。
また、常用点灯回路は、その回路構成が特段限定されない。しかし、電子点灯回路と称される高周波インバータを主体とする回路構成のものが好適である。
〔非常用点灯装置について〕 非常用点灯装置は、非常時(点検時を含む。)バッテリにより付勢され高周波電圧を発生してランプを点灯する回路手段であるが、前述のように常用点灯装置とは別に構成され、一般的には常時電源、例えば交流電源に接続してバッテリが継続的に充電されるように構成されている。
したがって、非常用点灯装置は、少なくともバッテリおよび非常用の高周波点灯回路などの点灯回路を備えて構成される。なお、非常用の高周波点灯回路は、その回路構成が特段限定されない。しかし、好適には電子点灯回路と称される高周波インバータを主体とする回路構成のものである。
また、非常用点灯装置は、バッテリを充電するために、充電回路を備えることができる。なお、充電回路は、交流電源電圧を整流し、所要値の直流電圧に変換してバッテリを充電する。さらに、負荷側から見たときの停電を検出して常用点灯回路と非常用点灯装置を切り換えるための切換回路を非常用点灯装置に付設することができる。
また、非常用点灯装置の内部には制御回路が配設されていて、放電ランプの点灯および消灯のための制御動作を行うとともに、常用時に電源から常用点灯装置の電源回路に流入する電流により放電ランプの点灯状態を間接的または直接的に検知するように構成されている。放電ランプの点灯状態を検知する場合の具体的な一例を示すと次のとおりである。なお、制御回路にはマイコンや集積回路を主体として構成することができる。
1.壁スイッチ投入検知回路による放電ランプ点灯状態の検知
この検知の態様では、常用点灯装置が壁スイッチを介して電源に接続している構成において、制御回路内に壁スイッチ投入検知回路が配設される。この壁スイッチ投入検知回路には、壁スイッチが投入されると、常用点灯装置の電源回路を経由して電流が流れるので、壁スイッチが投入されたことを検知できる。
壁スイッチの投入が検知されると、制御回路は、放電ランプの点灯のために予め定めた所定の制御シーケンスの実行を開始する。そこで、放電ランプの点灯のために制御が開始されるので、このときに放電ランプが点灯状態になると推定するものである。上記のように、壁スイッチが投入されてオンし、後述する常用点灯回路が作動すれば、放電ランプが実際に点灯するので、壁スイッチの投入を検知したことをもって、放電ランプが点灯状態であると制御回路が間接的に推定しても検知の目的によっては実際上支障ない。
そうして、この検知の態様によれば、上記のように放電ランプの点灯状態と推定するので、放電ランプの累積点灯時間を算出して放電ランプの寿命末期の到来を警告する場合や初期照度制御を行うなどの場合に特に好適である。
また、この検知の態様によれば、後述する他の検知の態様との論理積(AND)や論理和(OR)条件を求めて検知する場合に、信頼性の向上や検知の漏れを防止することができるので好適である。
2.電源切換リレーのオンによる放電ランプ点灯状態の検知
この検知の態様は、壁スイッチ投入検知回路が壁スイッチの投入を検知したときに連動してオンする電源切換リレーを配設するもので、このリレーがオンすると、常用点灯装置の入力端が壁スイッチを経由して電源に接続する。そこで、上記電源切換リレーのオンを検出して放電ランプの点灯状態を間接的に検知するように構成される。
この態様においては、電源切換リレーがオンすると、常用点灯装置に電源が供給されるので、放電ランプが付勢される。
そうして、この検知の態様によれば、放電ランプの点灯状態を1.の検知より実際の点灯に近い状態をもって放電ランプの点灯を推定するので、より一層確率の高い推定ができる。
3.常用点灯装置の入力電流の監視による放電ランプ点灯状態の検知
この検知の態様は、放電ランプが点灯状態のときにおける常用点灯装置の入力電流の値を予め求めておくことにより、所定値以上の入力電流であれば放電ランプ点灯状態であると判定するものである。したがって、放電ランプの点灯状態を直接的に検知できることになる。
例えば、常用点灯装置の入力電流が流れる電源回路部分に入力電流検出回路を挿入する。この場合、所望により前記1.および/または2.の構成が付加されていることを許容する。なお、この検知において、放電ランプは点灯していなくても、点灯に準じる状態としてフィラメント予熱や始動時をも検知するようにすることができる。この場合、点灯時、予熱時および始動時のいずれの状態にあっても検知可能な電流値として、いずれの状態にも共通する低い値をしきい値として設定すればよい。
そうして、この検知の態様によれば、放電ランプに流入する電流を常用点灯装置の電源回路に流れる入力電流により放電ランプの点灯状態を検知するので、その検知は直接的であり、実際的な検知が得られる。したがって、この検知の態様は、放電ランプの異常検知に対して好適である。しかし、放電ランプの累積点灯時間を算出して放電ランプの寿命末期の到来を警告する場合や初期照度制御を行うなどの場合に対しても有効な検知態様であることはいうまでもない。
〔本発明におけるその他の態様について〕
1.非常点灯時の動作で放電ランプの交換記録を非常用点灯装置内に残すように構成されている。
点検時を含めた非常点灯時に放電ランプ交換の記録情報の保存動作を実行させる。また、この態様において、ランプ交換の事実を非常用照明器具に配設されるランプモニター(赤色発光)によって視覚的に知らせるように構成することができる。すなわち、非常点灯時にランプが装着されていても寿命などによりランプが点灯しない状態ではランプモニターが点灯している。そこで、旧ランプを取り外して新ランプが装着されてランプ交換を行われると、上記モニターが消灯する。制御回路は、以上の動作をもってランプ交換が行われたと記録し、その情報を保存する。
ランプ交換の情報は、後述する防災用照明器具自動点検システムの制御監視装置にネットワークを経由して送信され、記録が保存されるとともに、所望により表示される。
そうして、本態様によれば、制御回路のソフトウエアを改良すればよく、ランプモニターを利用してランプ交換を視覚的に表示できるので、非常用照明器具の構造が複雑化することがない。また、防災用照明器具自動点検システムにランプ交換情報を送信することができ、システムの機能向上を図ることができる。
2.点検スイッチを所定手順で操作したときにランプ交換が行われたとして、その記録を保存するように構成されている。
例えば、旧放電ランプを外し、点検スイッチを操作することで非常点灯状態に切り換える。この状態でランプモニターが点灯する。次に、新放電ランプを装着して、再度点検スイッチを操作して、非常点灯状態にする。すると、ランプ交換が記録、保存されるとともにランプモニターは消灯する。
他の態様として、上記において再度点検スイッチを操作する際に、点検スイッチを通常より長く操作し続ける。これによりランプ交換が記録、保存されるとともにランプモニターは消灯するように構成することができる。
そうして、本態様によれば、ランプ交換専用の操作スイッチなどの付加的構造物を配設ずることなしにランプ交換を記録、保存し、かつ視覚的に表示することができる。
本発明の防災用照明器具自動点検システムは、請求項1ないし3のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置を備えた防災用照明器具と;防災用照明器具がその通信部を経由して接続するネットワークと;ネットワーク内に接続して防災用照明器具を制御および監視する制御監視装置と;を具備している。
〔防災用照明器具について〕 防災用照明器具は、前述の放電ランプ点灯装置を備えている。
〔ネットワークについて〕 ネットワークは、有線および無線で構築されたネットワークのいずれであってもよい。また、ネットワーク内の通信方式は、既知の各種通信方式のいずれを用いてもよい。例えば、専用信号線、電話線、配電線、電波、赤外線または超音波などの信号伝送媒体を用いてネットワークを構築することができる。なお、有線の場合、電源線と分離したネットワークでもよいし、電源を兼用する電力線重畳方式のネットワークでもよい。
〔制御監視装置について〕 制御監視装置は、複数の非常用照明器具などの防災用照明器具とともにネットワークに接続し、ネットワークを経由して複数の防災用照明器具などを統括して制御し、かつ監視する。また、監視結果に基づく判断を行い、それを表示するように構成してもよい。
また、制御監視装置は、複数個の防災用照明器具を統括して制御、監視するために、少なくとも複数個の防災用照明器具に対して自動点検指令信号を個別に送信することができ、また自動点検を行った防災用照明器具から点検結果信号を受信する。制御、監視の一態様として防災用照明器具におけるランプ交換、ランプ異常および累積点灯時間によるランプ交換時期到来検知などを選択的に採用してそれを記録、保存し、所望により表示させるように構成することができる。
さらに、制御監視装置は、複数個の防災用照明器具を個別に識別するために、個別に設定されたアドレスを登録し、複数個の防災用照明器具のランプまたは非常用電源(バッテリ)の接続状態などを監視し、複数個の防災用照明器具に対して自動点検実施の日時を自動的に割り付けるなどの機能を備えることができる。
なお、自動点検としては、定期点検、週間点検および常時監視などの点検モードについて実施するように制御監視装置を構成することができる。定期点検は、20分または60分間の法定時間非常点灯させて行い、バッテリ電圧が基準電圧であるか点検する。週間点検は、1分間の非常点灯を行い、バッテリ電圧および点灯回路をチェックする。常時監視は、ランプ寿命監視、ランプ不点監視、バッテリ異常監視、器具異常監視および通信異常監視などを適宜行う。また、以上の点検結果の異常に対しては、異常表示を行う。
〔本発明の防災用照明器具自動点検システムの動作について〕
本発明によれば、制御監視装置において、ネットワークに接続する複数個の防災用照明器具を個別に識別して予め設定された制御および監視を行うことができる。上記制御および監視は、特定のものに限定されるものではなく、所望により種々の制御および監視を行うことができる。
所望により、例えば1つの防災用照明器具自動点検システムの中に複数種の防災用照明器具の併用を許容する。この場合、所定の種別の防災用照明器具(例えば、非常用照明器具)に対しては、所定の自動点検(例えば、週間自動点検)に対する点検指令信号の送信をスキップさせることができる。また、所望により異なった自動点検をさせることもできる。したがって、防災用照明器具の種別に応じて最適な自動点検を行うことができる。しかし、上記のように特定種別に対する特別な自動点検を行わない場合には、全ての種別の防災用照明器具に対して、同じ自動点検を指令することができるのはいうまでもない。
また、非常用照明器具のみを対象とした専用の防災用照明器具自動点検システムを指向することを許容する。
本発明によれば、放電ランプの点灯状態を非常用点灯装置側において容易に検知できる放電ランプ点灯装置およびこれを備えた防災用照明器具自動点検システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための一形態を示す回路ブロック図である。図において、放電ランプ点灯装置DOCは、防災用照明器具自動点検システムに組み込まれて使用できるように構成されており、放電ランプ1、常用点灯装置2、非常用点灯装置3、点検スイッチ4、制御回路5ならびに図示を省略しているランプモニターおよび充電モニターを具備している。なお、図において、符号8は交流電源、9は壁スイッチである。
放電ランプ1は、蛍光ランプからなり、常用時および非常時のいずれにおいても照明を行うための共通の光源である。そして、放電ランプ1は、一対のフィラメント電極を備えていて、そのフィラメント加熱回路が非常用点灯装置3内の切換回路機能によっていずれも後述する常用点灯装置2および非常用点灯装置3のフィラメント加熱回路の出力端に接続している。
常用点灯装置2は、放電ランプ1を常用時に点灯させる回路手段であり、電子化された高周波インバータを主体とする回路構成を採用して構成するのが一般的であって、交流電源8により付勢されて作動する。また、常用点灯装置2は、その電源回路が壁スイッチ9を介して交流電源8に接続される。したがって、人が壁スイッチ9を操作してこれを投入した場合にのみ付勢されて放電ランプ1を点灯させる。要するに、放電ランプ1が常用点灯装置2から付勢される場合、壁スイッチ9により点滅可能になっている。なお、本形態において、常用点灯装置2は、後述するように壁スイッチ9の投入に連動する制御回路5の回路切換機能により電源の投入が制御される。
非常用点灯装置3は、バッテリ3a、その充電回路、回路切換機能および非常用の高周波点灯回路3bを備えて構成されている。また、非常用点灯装置3は、その入力端が交流電源8に常時接続する。なお、バッテリ3aは、常時交流電源8により充電回路を経由して充電され、非常時に放電ランプ1の点灯電力を供給する。回路切換機能は、後述する制御回路5による常用点灯装置2および非常用点灯装置3の切り換えに連動して、放電ランプ1のフィラメント加熱回路を切り換える。非常用の高周波点灯回路3bは、高周波インバータを主体とする回路構成であり、非常時および点検時に放電ランプ1を高周波点灯する。
点検スイッチ4は、人が直接操作したとき、または防災用照明器具自動点検システムに組み込まれている場合に、その制御監視装置からの指令により自動的に操作されたときに、強制的に所定時間非常用点灯装置3を作動させて、非常用点灯装置3が正常に動作するかを点検する。
制御回路5は、非常用点灯装置3内に配設されていて、非常用点灯装置3を制御するとともに放電ランプ1の点灯状態を検知する。本形態において、制御回路5は、マイコン5aを主体として構成されているが、さらに壁スイッチ投入検知回路5b、電源切換リレー5cおよび入力電流検出回路5dを含んでいる。
マイコン5aは、図において、ピン(36)がフォトカプラPCの受光素子PDに接続している。なお、受光素子PDは、そのアノードが抵抗器R1を介して制御電源VD−Dに接続している。また、マイコン5aのピン(9)は、後述する電源切換リレー5cの駆動回路RDに接続している。
壁スイッチ投入検知回路5bは、壁スイッチ9のオン時に常用点灯装置2の電源回路を流れる電流により壁スイッチ9の投入を検知する回路手段であり、上記投入を検知すると、上記フォトカプラPCの発光素子PTが発光してフォトカプラPCがオンする。
電源切換リレー5cは、その接点が常用点灯装置2の電源回路に直列に挿入され、そのリレーコイルが駆動回路RDにより駆動される。駆動回路RDは、トランジスタQ1およびQ2を主体として構成されている。そして、トランジスタQ2は、マイコン5aにより、そのピン(9)を経由して制御される。
そうして、電源切換リレー5cは、壁スイッチ投入検知回路5bに連動する。すなわち、壁スイッチ9が投入されると、壁スイッチ投入検知回路5aがこれを検知し、フォトカプラPCがオンすると、マイコン5aのピン(36)の電位が低くなり、ピン(9)の電位が高くなるので、駆動回路RDが消勢されてオンとなる。
入力電流検出回路5dは、電源切換リレー5cを介して常用点灯装置2に流入する入力電流を検出する。
前記マイコン5aは、壁スイッチ投入検知回路5bが壁スイッチ9の投入を検知したときに放電ランプ1を点灯させるように制御を開始するとともに、壁スイッチ投入検知回路5bにおける壁スイッチ投入検知時および入力電流検出回路5dに流れる入力電流が所定値以上のときの少なくともいずれか一方の条件が満足されたことによって放電ランプ1が点灯状態であると判定するように構成されている。
ランプモニターは、赤色発光を行い、非常用点灯装置3による点灯の際に放電ランプ1が装着されていないか、回路に接続していない状態のときに点灯し、放電ランプ1が回路に接続した状態で装着されていれば消灯する。
充電モニターは、緑色発光を行い、バッテリの接続が外れている場合に消灯する。
次に、図2ないし図4を参照して本発明の放電ランプ点灯装置の図1に示す第1の形態において、さらにランプ交換通知を行うように構成した第2ないし第4の形態について説明する。
図2は、本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第2の形態におけるランプ交換通知の手順を示す流れ図である。以下、流れ図にしたがって手順を説明する。
1.「通常」 :常用点灯装置2による通常時点灯中であることを示している。
2.「AC電源遮断」 :放電ランプ1を交換する場合には、最初に点検スイッチ4を操作して常用時点灯の電源すなわち交流電源8を遮断する。
3.「非常点灯」 :放電ランプ1が非常用点灯装置3により点灯を開始する。
4.「ランプ脱」 :交換のために放電ランプ1を取り外す。
5.「内蔵ランプモニター点灯」:放電ランプ1を取り外したため、ランプモニターが点灯する。
6.「新規ランプに取り替え」 :放電ランプ1を新規のものに交換する。
7.「内蔵ランプモニター消灯」:新規の放電ランプ1が装着されたため、ランプモニターが消灯する。
8.「AC電源投入」 :交流電源8を投入する。
9.「ランプ交換通知」 :以上の手順が実施されると、放電ランプ1が交換されたとして記録が保存され、かつ防災用照明器具自動点検システムのネットワークを経由してその制御監視装置にその旨通知される。
図3は、本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第3の形態におけるランプ交換通知の手順を示す流れ図である。以下、図1に示す第2の形態との相違点を中心に特徴的な手順について説明する。
すなわち、本形態においては、AC電源の遮断と投入の手順に代えて点検スイッチ4の通常の操作とは異なる態様の手順である長押し操作を行うことでランプ交換の開始と終了を登録するようにしている。
図4は、本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第4の形態におけるランプ交換通知の手順を示す流れ図である。以下、図1に示す第2の形態との相違点を中心に特徴的な手順について説明する。
すなわち、本形態においては、ランプ交換後の「AC電源投入」と「ランプ交換通知」との間に「点検スイッチ長押し」手順を挿入してランプ交換の終了を登録している。
図5および図6は、本発明の防災用照明器具自動点検システムを実施するための一形態を示し、図5は概略配線図、図6は制御監視装置の正面図である。
本形態において、図5に示すように防災用照明器具自動点検システムは、非常用照明器具10、ネットワーク11ならびに制御監視装置CMを具備して構成されている。
ネットワーク11は、複数の非常用照明器具10と制御監視装置CMとの間を接続して自動点検を行えるようにする通信媒体である。本形態において、ネットワーク11は、シールド付2線からなる。
制御監視装置CMは、ネットワーク11に接続するとともに、自動火災報知設備のb接点AFAに接続して、火災報知動作に連動して複数の非常用照明器具10を所要に制御する。
また、制御監視装置CMは、自システムに接続する複数の非常用照明器具10から送出されるアドレスを受信して内部に登録し、点検指令信号をアドレスにしたがい順次ネットワーク11を経由して各非常用照明器具10へ送出する。なお、点検は、定期点検、週間点検および常時監視の3点検モードで行うことができる。そして、非常用照明器具10からの応答信号を受信し、集計して、各非常用照明器具10の点検結果を一覧可能に表示することができる。
さらに、制御監視装置CMは、各非常用照明器具10から送信されてきたランプ交換情報を受信し、保存して、一覧表示したり、個別に検索して閲覧できるようにしたりすることができるように構成されている。
さらにまた、制御監視装置CMは、図6に示すように、その正面において外部から見える位置に器具状態表示・操作部D/Oが配設されている。この器具状態表示・操作部D/Oには、それぞれ複数の表示部および操作スイッチが配置されている。また、その内部には、電源端子台T1、自火報接続用端子台T2および器具通信用端子台T3を備えている。そして、電源端子台T1には専用の100V商用交流電源12が電源線を経由して接続している。自火報接続用端子台T2には、火災報知設備のb接点AFAが接続している。器具通信用端子台T3には、ネットワーク11を経由して前記非常用照明器具10の通信用端子台が接続する。
本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための一形態を示す回路ブロック図 本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第2の形態におけるランプ交換通知の手順を示す流れ図 本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第3の形態におけるランプ交換通知の手順を示す流れ図 本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第4の形態におけるランプ交換通知の手順を示す流れ図 本発明の防災用照明器具自動点検システムを実施するための一形態を示す概略配線図 同じく制御監視装置の正面図
符号の説明
1…放電ランプ、2…常用点灯装置、3…非常用点灯装置、3a…バッテリ、3b…高周波点灯回路、4…点検スイッチ、5…制御回路、5a…マイコン、5b…壁スイッチ投入検知回路、5c…電源切換リレー、5d…入力電流検出回路、8…交流電源、9…壁スイッチ、DOC…放電ランプ点灯装置、PC…フォトカプラ、PD…受光素子、PT…発光素子、RD…駆動回路

Claims (4)

  1. 常用時に放電ランプを点灯する常用点灯装置と;
    非常時に放電ランプを点灯する非常用点灯装置と;
    非常用点灯装置の点検を開始させる点検スイッチと;
    非常用点灯装置内に配設されていて常用時に電源から常用点灯装置の電源回路に流入する電流により放電ランプの点灯状態を検知する制御回路と;
    を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  2. 制御回路は、壁スイッチのオン時に常用点灯装置の電源回路を流れる電流により壁スイッチの投入を検知する壁スイッチ投入検知回路、常用点灯装置の電源回路に挿入されて壁スイッチ投入検知回路に連動する電源切換リレーおよび電源切換リレーを介して常用点灯装置に流入する入力電流を検出する入力電流検出回路を含み、壁スイッチ投入検知回路が壁スイッチの投入を検知したときに放電ランプを点灯させるように制御を開始するとともに、壁スイッチ投入検知回路における壁スイッチ投入検知時および入力電流検出回路に流れる入力電流が所定値以上のときの少なくともいずれか一方の条件が満足されたことによって放電ランプが点灯状態であると判定するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  3. 放電ランプを交換した際に点検スイッチを所定の手順で操作することによりランプ交換情報を入力するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の放電ランプ点灯装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置を備えた非常用照明器具と;
    非常用照明器具が接続するネットワークと;
    ネットワーク内に接続して非常用照明器具を制御および監視するとともに非常用照明器具の放電ランプ交換記録を記憶するように構成した制御監視装置と;
    を具備していることを特徴とする防災用照明器具自動点検システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010272473A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明監視制御装置及び照明監視制御システム

Cited By (1)

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JP2010272473A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明監視制御装置及び照明監視制御システム

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