JP4363258B2 - 照明装置及び照明システム - Google Patents

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Description

本発明は、商用電源が停電したときに2次電池で光源を点灯させるとともに、2次電池の点検機能を有する照明装置及び照明システムに関するものである。
誘導灯や非常灯のような非常用の照明装置は、2次電池による点灯が正常に行われるか否かの点検を定期的に行うように消防庁告示及び建築基準法などで義務づけられており、規定では誘導灯が20分間又は60分間、非常灯の場合は30分間、光源を2次電池で非常点灯させなければならない。
従って、この種の装置には一般に、定期的な点検時などにおいて装置が正常に動作して放電灯が点灯するかを調べるための点検スイッチが設けられている。例えば特開平10−106764号公報(特許文献1)に記載されている装置では、点検スイッチの操作によって常用スイッチング電源の発振動作を停止させることで停電状態を作りだし、蓄電池からインバータ点灯回路を動作させてランプを点灯させるという手段をとっている。
ところで、通常、点検者は規定された時間はランプを点灯させ続けるために、点検スイッチの引き輪に重りをぶら下げるなどして、上記規定時間内にランプが有効に非常点灯可能か否かを見て廻る必要があり、非常に手間のかかる作業であった。そこで、点検作業の省力化を図るために点検作業を自動化する方法が、特開2004−119151号公報(特許文献2)に開示されている。この特許文献2に開示された照明装置では、点検作業の省力化を図るため、常用電源が停電したときに2次電池からの電力供給でランプを点灯させ、満充電状態の2次電池を規定時間、強制的に放電させることを特徴としている。
特開平10−106764号公報 特開2004−119151号公報
ところが、特許文献2のような点検作業の自動化を図る照明装置においては、2次電池による点灯が正常に行われたか否かの判定を行うための制御回路が必要である。しかし、特許文献1に記載のような構成では、点検操作によって常用スイッチング電源の発振動作を停止させてしまうと、前述の制御回路への電源供給は2次電池のみとなるので、2次電池が未接続や短絡などの異常状態で点検操作を行ってしまうと、制御部への電源供給がなくなってしまい、点検結果の判定が正確におこなわれなくなるという問題が生じる。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、2次電池が異常状態であっても、商用電源が通電された状態における2次電池の正確な点検を可能とし、点検作業の自動化を図ることが可能な照明装置を提供することを目的とするものである。
本発明の照明装置によれば、上記の課題を解決するために、図1に示すように、光源となるランプ3と、ランプ3に電力供給する2次電池6と、外部の常用電源から電力供給を受けて2次電池6を充電する充電部7と、常用電源が停電したときに2次電池6からの電力供給でランプ3を点灯させる点灯回路部2と、2次電池6の定期点検のための動作と常時監視のための動作を制御し、定期点検の結果と常時監視の結果とを総合的に判断して2次電池6の異常を検出する制御部5とを備える照明装置において、制御部5の電源は、2次電池6の点検動作中においても、常用電源と2次電池の双方から電力供給を受けるようにしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、商用電源が通電された状態において自動的に点検動作を行う場合に、2次電池の点検動作を制御する制御部は、点検動作中に常用電源から電力供給を受けて動作するため、2次電池が未接続状態や短絡状態であるなどの異常状態であっても、2次電池の異常判定を正確におこなうことが出来る。
(実施形態1)
本発明の実施形態1の構成を図1に示す。電源部1は、商用交流電源ACのような常用電源を降圧・整流・平滑し、直流低電圧(例えばDC12VあるいはDC24Vなど)を出力する。この直流低電圧は、点検スイッチSW1を介して点灯回路部2に供給されて、点灯回路部2の出力によりランプ3を点灯させる。点灯回路部2は、例えば自励式プッシュプルインバータ回路などであり、直流低電圧を高周波の高電圧に変換して出力する。ランプ3は、例えば冷陰極蛍光灯などであり、点灯回路部2の出力により始動・点灯される。電源部1と点灯回路部2は「常用電源からの電力供給を受けてランプを点灯させる常用点灯手段」を構成している。
消灯スイッチ4は、常用時において、電源部1の動作を停止させることで、ランプ3を消灯するためのスイッチである。例えば、電源部1が上述の特許文献1(特開平10−106764号公報)のようなスイッチング電源よりなる場合、消灯スイッチ4はそのスイッチング動作を停止させるためのスイッチであっても良い。もちろん、電源部1の構成はスイッチング電源に限定されるものではなく、降圧トランスと整流・平滑回路を組み合わせた構成でも構わない。
スイッチSW1は点検スイッチであり、電源部1と点灯回路部2の間に挿入されている。この点検スイッチは、例えば、リレーの常閉接点よりなり、常時はON状態であるが、点検時には、制御部5からの駆動信号によりOFF状態に制御することができる。
スイッチSW2は非常点灯用のスイッチであり、例えば、リレーの常開接点よりなり、常時はOFF状態であるが、非常点灯時には制御部5からの駆動信号によりON状態に制御されて、点灯回路部2の電源入力部に2次電池6を接続するように動作する。2次電池6とスイッチSW2及び点灯回路部2は「常用電源が停電したときに2次電池からの電力供給でランプを点灯させる非常点灯手段」を構成している。このように、本実施形態では、商用電源からの電力供給でランプを点灯させる常用点灯手段と2次電池によりランプを点灯させる非常点灯手段とで同じ点灯回路部2を共用している。
電源部1の直流低電圧出力は、充電部7を介して2次電池6に供給されている。電源部1と充電部7が「外部の常用電源から電力供給を受けて2次電池を充電する充電手段」を構成している。ここで、充電部7は単なる限流抵抗だけで構成しても良いし、トランジスタを用いた定電流回路であっても良いし、スイッチング型の電圧変換回路であっても良い。
制御部5は、例えばマイクロコンピュータ(以下「マイコン」と呼ぶ)を含んで構成されており、非常点灯手段により所定の点検時間以上強制的にランプを点灯させて2次電池の点検を行う点検手段と、少なくとも2次電池の充電状態を含む複数の動作状態を常時監視する監視手段と、点検手段による点検結果と監視手段による監視結果を総合的に判断して2次電池の異常を検出する電池異常検出手段とを備えている。これらの点検手段や監視手段、電池異常検出手段などはマイコンの制御プログラムにより実現しても良いし、必要に応じてマイコンの外付け回路との組み合わせにより実現しても良い。
例えば、非常点灯手段により所定の点検時間以上強制的にランプを点灯させて2次電池の点検を行うには、マイコンの出力ポートからリレー駆動信号を出力し、スイッチSW1をOFF状態、スイッチSW2をON状態とすることで、2次電池6からの電力供給により点灯回路部2を動作させてランプ3を点灯させる。
また、少なくとも2次電池の充電状態を含む複数の動作状態を常時監視するために、充電部7からは充電電流の検出信号、点灯回路部2からはランプ電流の検出信号、2次電池6からは電池電圧の検出信号が制御部5に入力されている。常時監視の対象としては、例えば、充電電流の有無を検出し、充電電流が検出されなければ、2次電池6が外れていると判断する。また、電池電圧が所定のしきい値以上か否かを判断し、電池電圧がしきい値未満であれば、2次電池6に異常が発生していると判断する。これらの監視結果(電池外れ、電池電圧低下など)は、制御部5に内蔵された記憶部(EEPROMなど)に書き込んでおく。
この照明装置においても、消防庁告示及び建築基準法等で義務づけられている点検(2次電池6による非常点灯が正常に行われるか否かの点検)を定期的に(例えば、3箇月に1回)行う必要がある。この定期的な点検における制御部5の動作を図3に示す。ここでは、制御部5に表示灯が外付けされているものとし、点検結果を表示可能とした場合について説明する。定期点検が開始されると、まず、制御部5の記憶部に記憶されている常用時での2次電池6の監視結果が正常か否かを判断する(ステップ1)。ここで常用時の2次電池6の監視結果(電池外れ、電池電圧低下など)が正常でなければ、2次電池6の異常と判断し(ステップ2)、表示灯を点灯あるいは点滅させて異常発生を報知するとともに、その点検結果(2次電池6に異常発生)を記憶部に記憶した後(ステップ3)、2次電池6の放電を終了して点検を中止する(ステップ4)。
一方、常用時の2次電池6の監視結果が正常であれば、制御部5はスイッチSW1をオフ、スイッチSW2をオンにして2次電池6の放電を開始し(ステップ5)、ランプ電流の検出結果からランプ3の点灯、不点灯を判別し(ステップ6)、不点灯であればランプ3の異常と判断する(ステップ7)。そして、表示灯を点灯あるいは点滅させて異常発生を報知するとともに、その点検結果(ランプ3に異常発生)を記憶部に記憶した後(ステップ3)、2次電池6の放電を終了して点検を中止する(ステップ4)。
また、ランプ3の点灯が検出されれば、電池電圧を所定の基準値(以下、「放電基準電圧」と呼ぶ)と比較し(ステップ8)、電池電圧が放電基準電圧以上であればステップ6に戻ってランプ3の点灯、不点灯を判別する。そして、2次電池6が放電して電池電圧が放電基準電圧を下回ったとき、ステップ5の放電開始時点からタイマによりカウントし始めた経過時間が所定の点検時間T1(例えば、一般の非常灯では30分、長時間型であれば60分)以上であるか否かを判断し(ステップ9)、経過時間が点検時間T1未満であれば2次電池6に異常が発生していると判断する(ステップ10)。そして、表示灯を点灯あるいは点滅させて異常発生を報知するとともに、その点検結果(2次電池1に異常発生)を記憶部に記憶した後(ステップ3)、2次電池6の放電を終了して点検を中止する(ステップ4)。
一方、経過時間が点検時間T1以上であれば、2次電池6が正常であると判断し(ステップ11)、その点検結果(2次電池6及びランプ3は正常)を記憶部に記憶した後(ステップ3)、2次電池6の放電を終了して点検を終了する(ステップ4)。
2次電池6の点検時にランプ3が正常に点灯していれば、2次電池6の電池電圧が低下するが、2次電池6の放電開始時刻からの経過時間が点検時間T1を過ぎる前に放電基準電圧を下回ることはなく、点検時間T1を過ぎた時点の電池電圧が放電基準電圧以上か否かで2次電池6が正常であるか、あるいは異常が発生しているかを判断することができる。また、ランプ3に異常があって不点灯となったときには、2次電池6の電池電圧が殆ど低下しないから、点検時間T1を過ぎた時点の電池電圧が放電基準電圧以上となって2次電池6が正常と判断される恐れがあったが、本実施形態では点検中におけるランプ3の点灯、不点灯を検出し、ランプ3が不点灯の場合には点検を中止するようにしているから、ランプ3の不点灯により2次電池6の点検が不正確になるのを防ぐことができる。
以上のような常時監視及び定期点検を行うための制御部5の動作電源は、2通りの経路から確保されている。すなわち、電源部1の出力からダイオードD1を介して制御部5の電源入力端子に動作電源が供給されていると共に、2次電池6の出力からもダイオードD2を介して制御部5の電源入力端子に動作電源が供給されている。これにより、制御部5の電源入力端子には、電源部1の出力又は2次電池6の出力のうち、いずれか電圧の高い方から動作電源が供給される。
図1において、常用時はスイッチSW1を接続状態に、スイッチSW2を遮断状態にすることで、電源部1の出力からの電力供給にてランプ3を点灯させる。ここで、自動点検動作に移行するときは、スイッチSW1を遮断することによって電源部1の出力から点灯回路部2への電力供給を遮断すると共に、スイッチSW2を接続することによって2次電池6から点灯回路部2への電力供給によってランプ3を点灯させ、2次電池6の点検を行う。点検動作中の制御部5には常に電源部1より電力が供給されるため、2次電池6が未接続状態や短絡状態であるなどの異常状態であっても、制御部5では2次電池6の点検結果を正確に判定することが可能となる。また、停電時の制御部5には2次電池6から電力が供給される。
尚、図2に示すように、電源部1の出力がランプ3への電力供給用と2次電池6への充電用との二出力である場合においては、制御部5への電力供給はどちらの出力から得ても同様な効果が得られる。図2の例では、実線で示すように、2次電池6への充電用の出力からダイオードD1を介して制御部5の電源入力端子に動作電源を供給しているが、破線で示すように、点灯回路部2への電力供給用の出力にダイオードD1のアノードを接続しても構わない。
(実施形態2)
本発明の実施形態2の構成を図4に示す。本実施形態は、商用電源からの電力供給でランプ3を点灯させる常用点灯装置20と、2次電池6よりランプ3を点灯させる非常用点灯装置10を組み合わせて、切替部8によりランプ3の接続を常用/非常用のいずれかの点灯装置20または10に切り換える構成の例である。常用点灯装置20は、一対の電源入力端子a,bと負荷出力端子c,dを有している。常用点灯装置20の出力端子c,dは非常用点灯装置10の入力端子C,Dに接続され、切替部8を介してランプ3の端子E,Fに接続される。非常用点灯装置10の電源入力端子A,Bには、点検スイッチ9を介して商用交流電源ACが接続されている。常用点灯装置20の一方の電源入力端子aは消灯スイッチ4を介して商用交流電源ACの一端に接続されており、常用点灯装置20の他方の電源入力端子bは第1のスイッチSW1と点検スイッチ9を介して商用交流電源ACの他端に接続されている。この実施形態では、点検スイッチ9は3接点のスイッチよりなり、常時は常用点灯装置20の電源入力端子bと非常用点灯装置10の電源入力端子Bを商用交流電源ACに接続しており、点検時には、これらを切り離すように動作する。
ここで、ランプ3が冷陰極型蛍光灯である場合、常用点灯装置20は銅鉄型の安定器であっても良いし、自励式プッシュプルインバータのような高周波発振回路であっても良い。非常点灯回路部2aは自励式プッシュプルインバータのような高周波発振回路よりなる。
非常用点灯装置10は、直流低電圧を高周波高電圧に変換して出力する非常点灯回路部2aと、ランプ3を常用点灯装置20の出力に接続するか非常点灯回路部2aの出力に接続するかを切り替える切替部8と、非常点灯回路部2aの電源となる2次電池6と、商用交流電源ACを降圧・整流・平滑して直流低電圧を出力する電源部1と、電源部1の出力により2次電池6を充電する充電部7と、停電時のような非常時あるいは点検時には2次電池6を非常点灯回路部2aに接続するスイッチSW2と、これらを制御する制御部5とを有している。制御部5の動作電源は、電源部1の出力からダイオードD1を介して供給されると共に、2次電池6の出力からもダイオードD2を介して供給されている。
本実施形態では、常用点灯装置20と非常点灯回路部2aとが別々に設けられている点が実施形態1とは異なるが、常用点灯装置20に電源供給するためのスイッチSW1と、非常点灯回路部2aに電源供給するためのスイッチSW2の動作については実施形態1と同様である。したがって、制御部5の動作については実施形態1で説明した動作と殆ど同様であるが、切替部8を有しているので、この切替部8をスイッチSW1,SW2と連動して制御する点が異なる。スイッチSW1がON、スイッチSW2がOFFのときには、常用電源から常用点灯装置20に電源供給されているので、ランプ3を常用点灯装置20の出力に接続するように切替部8を制御する。また、スイッチSW1がOFF、スイッチSW2がONのときには、2次電池6から非常点灯回路部2aに電源供給されているので、ランプ3を非常点灯回路部2aの出力に接続するように切替部8を制御する。
図4において、常用時はスイッチSW1を接続状態(ON)に、スイッチSW2を遮断状態(OFF)にすることで、常用点灯装置20よりランプ3を点灯させる。点検スイッチ9により停電状態を作り出す場合は、常用点灯装置20および非常用点灯装置10の双方の電源が遮断され、制御部5によって非常用点灯装置10の電源が停電状態になったことを検知して、スイッチSW1を遮断状態に、スイッチSW2を接続状態とし、2次電池6からの電力供給によってランプ3を点灯させる。上述の実施形態1で説明したように、制御部5は充電部7の充電電流を常時監視しているので、通電状態から停電状態に変化したときには、それまで流れていた充電電流が無くなることで、停電状態となったことを検知することができる。もちろん、停電検知回路を別設して、その検知出力を制御部5に入力するようにしても良い。スイッチSW1,SW2はリレー接点等からなり、制御部5からのリレー駆動信号によりON、OFFを制御できるようになっている。
自動点検動作に移行する場合は、点検スイッチ9は接続したままスイッチSW1を遮断することによって、常用点灯装置20への電力供給のみを遮断すると共に、スイッチSW2を接続状態とすることによって2次電池6からの電力供給によってランプ3を点灯させ、2次電池6の点検を行う。これにより、点検動作中の制御部5には常に非常用点灯装置10の電源部1より電力が供給されるため、2次電池6が未接続状態や短絡状態であるなどの異常状態であっても、2次電池6の点検結果を正確に判断することが可能となる。なお、充電部7がDC−DCコンバータのようなスイッチング型の電圧変換回路よりなる場合は、点検動作中は制御部5からの指令により充電部7の動作を停止させるようにしても良い。
(実施形態3)
本発明の実施形態3の構成を図5に示す。本実施形態は、非常時のみランプ3を点灯させる装置の場合の例であり、商用電源からの電力供給で2次電池6を充電する充電部7と、2次電池6の点検動作を制御する制御部5を備え、前記制御部5は2通りの経路から動作電源を供給されている。すなわち、充電部7に電源供給するための電源部1の出力からダイオードD1を介して制御部5の電源入力端子に動作電源が供給されていると共に、2次電池6の出力からもダイオードD2を介して制御部5の電源入力端子に動作電源が供給されている。電源部1と充電部7の間に点検スイッチ9を挿入すると共に、2次電池6から光源となるランプ3への電力供給を遮断する位置にスイッチSW2を設けてある。このスイッチSW2は、例えばリレー接点よりなり、制御部5からのリレー駆動信号によりON/OFFを制御可能となっている。
ここで、電源部1の構成はスイッチング電源に限定されるものではなく、降圧トランスと整流・平滑回路を組み合わせたような構成でも構わない。点灯回路部2は、例えば自励式プッシュプルインバータ回路などであり、直流低電圧を高周波の高電圧に変換して出力する。ランプ3は、例えば冷陰極蛍光灯などであり、点灯回路部2の出力により始動・点灯される。
なお、ランプ3は冷陰極型蛍光灯に限定されるものではなく、その他の任意のランプ(例えば、白熱ランプやLEDランプ)であっても構わない。また、点灯回路部2はランプ電流を制限する限流回路であっても良い。他の実施形態についても同様である。
図5において、常用時はスイッチSW2を遮断状態にすることで、商用電源からの電力供給で2次電池6を充電させる。点検スイッチ9により停電状態を作り出す場合は、商用電源からの電力供給が遮断されたことを制御部5によって検知して、スイッチSW2を接続状態として2次電池6からの電力供給によってランプ3を点灯させる。上述の実施形態1で説明したように、制御部5は充電部7の充電電流を常時監視しているので、通電状態から停電状態に変化したときには、それまで流れていた充電電流が無くなることで、停電状態となったことを検知することができる。もちろん、停電検知回路を別設して、その検知出力を制御部5に入力するようにしても良い。
自動点検動作に移行する場合は、点検スイッチ9は接続したままスイッチSW2を接続状態とすることで、2次電池6からの電力供給によってランプ3を点灯させ、2次電池6の点検を行う。これにより、点検動作中の制御部5には常に電源部1より電力が供給されるため、2次電池6が未接続状態や短絡状態であるなどの異常状態であっても、2次電池6の点検結果を正確に判断することが可能となる。なお、充電部7がDC−DCコンバータのようなスイッチング型の電圧変換回路よりなる場合は、点検動作中は制御部5からの指令により充電部7の動作を停止させるようにしても良い。
(実施形態4)
本発明の実施形態4の動作を図6に示す。本実施形態は、実施形態2においてスイッチSW1とスイッチSW2の動作タイミングに優先順位を付けることに特徴がある。実施形態2(図4)の構成では、常用時は常用点灯装置20で、停電時は非常用点灯装置10で共通のランプ3を点灯させるため、切替部8によってランプ3の接続を切り替える必要がある。この構成の照明装置としては、例えばランプ3に蛍光灯などのランプを使い、常用点灯装置20としてインバータ安定器を使ったものがあるが、インバータ安定器は一般的に、入力電源を遮断しても瞬時には停止せず、数10ms程度の発振が継続してしまう。このような照明装置において切替部8にリレーなどの有接点素子を使う場合などは、発振継続中に接点切替を行うことによるアーク発生や接点溶着などの切替不良を避けるため、スイッチSW1とスイッチSW2の動作タイミングに優先順位を付ける。具体的には、図6に示すように、自動点検開始時はまずスイッチSW1を遮断したのちスイッチSW2を接続し、自動点検終了時はまずスイッチSW2を遮断したのちスイッチSW1を接続する。このような優先順位を付けることで、切替部8への電力供給が常用側、非常用側ともに停止している状態でランプ接続を切り替えることができるため、切替部8の信頼性を向上させることが可能となる。
なお、図6では、自動点検開始とスイッチSW1の遮断、および自動点検終了とスイッチSW2の遮断のタイミングをずらしているが、これらの動作タイミングは同時であっても同様の効果を得られる。
図1、図4、図5の実施形態について、照明システムを構築した場合の構成例を図7〜図9に示す。上述の実施形態1〜4において、制御部5内に通信部11を追加し、通信線12を介して制御部5の電池判断結果を外部の制御装置13へ出力したり、外部の制御装置13からの指令によって制御部5の点検動作を開始させることにより、特開2004−119151号公報(特許文献2)に開示されている事例と同様の照明システムを構築することが可能となる。
図7〜図9において、制御部5に追加された通信部11は、固有のアドレスを割り当てられて、制御装置13からの呼出信号に含まれるアドレスが自アドレスと一致すると、制御装置13からの制御信号を制御部5への指令として受信すると共に、制御部5の記憶部に蓄積された点検結果又は監視結果のデータを制御装置13へ返信するように動作する。制御装置13は、照明装置の点検結果又は監視結果のデータを取得して保存し、保存した点検結果又は監視結果の履歴に基づいて照明装置における異常の有無を判断する。制御装置13に接続される通信部11が複数存在するとき、各通信部11はカスケード配線、バス配線、スター配線のいずれの形態で接続されていても良い。このような複数の通信部11と制御装置13を用いた遠隔監視制御システムは、従来周知の技術で実現可能であるから、詳細な構成については図示並びに説明を省略する。
本発明の実施形態1の構成を示すブロック回路図である。 本発明の実施形態1の一変形例を示すブロック回路図である。 本発明の実施形態1の点検動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2の構成を示すブロック回路図である。 本発明の実施形態3の構成を示すブロック回路図である。 本発明の実施形態4の動作説明図である。 本発明の実施形態1を用いた照明システムの構成を示すブロック回路図である。 本発明の実施形態2を用いた照明システムの構成を示すブロック回路図である。 本発明の実施形態3を用いた照明システムの構成を示すブロック回路図である。
符号の説明
1 電源部
2 点灯回路部
3 ランプ
4 消灯スイッチ
5 制御部
6 2次電池
7 充電部

Claims (5)

  1. 光源となるランプと、ランプに電力供給する2次電池と、外部の常用電源から電力供給を受けて2次電池を充電する充電手段と、常用電源が停電したときに2次電池からの電力供給でランプを点灯させる非常点灯手段と、充電手段及び非常点灯手段を制御する制御部とを備える照明装置であって、前記制御部は、非常点灯手段により所定の点検時間以上強制的にランプを点灯させて2次電池の点検を行う点検手段と、少なくとも2次電池の充電状態を含む複数の動作状態を常時監視する監視手段と、点検手段による点検結果と監視手段による監視結果を総合的に判断して2次電池の異常を検出する電池異常検出手段とを備え、制御部の電源は、点検手段による2次電池の点検動作中においても、常用電源と2次電池の双方から電力供給を受けることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1記載の照明装置において、常用電源からの電力供給を受けてランプを点灯させる常用点灯手段と、常用電源が停電したときに2次電池からの電力供給でランプを点灯させる非常点灯手段とで1つの点灯手段を共用し、常用電源から点灯手段への電力供給を遮断する位置に設けられた第1のスイッチと、2次電池から点灯手段への電力供給を遮断する位置に設けられた第2のスイッチとを備え、点検動作中は第1のスイッチを遮断すると共に第2のスイッチを接続し、制御部の電源は第1のスイッチが遮断されても常用電源から電力供給を受けることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1記載の照明装置において、常用電源からの電力供給を受けてランプを点灯させる常用点灯手段と、ランプへの電力供給を常用点灯手段もしくは非常点灯手段へ切り替える切替部と、常用電源から常用点灯手段への電力供給を遮断する位置に設けられた第1のスイッチと、2次電池から非常点灯手段への電力供給を遮断する位置に設けられた第2のスイッチと、常用点灯手段および充電手段への常用電源供給を遮断する第3のスイッチとを備え、第1のスイッチは第3のスイッチと常用点灯手段との間に設けられ、点検動作中は第1のスイッチを遮断、第2のスイッチを接続し、制御部の電源は第1のスイッチが遮断されても常用電源から電力供給を受けることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1記載の照明装置において、2次電池から非常点灯手段への電力供給を遮断する位置に設けられたスイッチを備え、点検動作中は前記スイッチを接続し、制御部の電源は前記スイッチの開閉にかかわらず常用電源から電力供給を受けることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された複数の照明装置と、各照明装置との間でデータの授受を行う制御装置とを備え、制御装置は、照明装置の点検結果又は監視結果のデータを取得して保存し、保存した点検結果又は監視結果の履歴に基づいて照明装置における異常の有無を判断することを特徴とする照明システム。
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