JP6308455B2 - 照明器具および照明器具の検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、補助照明負荷を有する照明器具およびその検査方法に関する。
従来から、主照明以外の誘導灯装置や残光照明負荷等と呼ばれる補助照明負荷を点灯させる照明器具が提案されている(特許文献1および2参照)。このような補助照明負荷は、商用電源等の停電時等、専ら非常時における光源確保のため用いられる。
特開2011−91053号公報 特開2013−80702号公報
ところで、照明器具の出荷前においては品質確認のため点灯確認の検査が実施される。上述した補助照明負荷を備えた照明器具に関しては、補助照明負荷についても点灯確認の検査が実施されるのが一般的である。
しかしながら、補助照明負荷の電源としては、電解コンデンサのように特別に照明器具内に設けられた電源を用いるのが一般的であり、補助照明負荷の点灯確認においては、当該電源を充電する必要がある。しかしながら、この様な特別な電源は所定の充電時間を要するため、照明器具の生産性を低下させる。このような生産性の低下を回避するために、当該電源用の特別な急速充電器を導入することが考えられるが、急速充電器の導入は生産コストを上昇させる。
本発明は、補助照明負荷を有する照明器具において、補助照明負荷の点灯方法に工夫を施すことにより、照明器具の生産者やユーザー等、種々の関係者に利便性をもたらすことを目的とする。
本発明の照明器具は、外部電源により点灯する主照明負荷と、前記主照明負荷の非点灯時に点灯可能な補助照明負荷と、前記外部電源からの電力供給が可能な時に当該外部電源からの電力供給を受けて充電可能であるとともに、当該外部電源からの電力供給が不可能な時に前記補助照明負荷に電力を供給する補助照明用電源と、前記補助照明用電源による電力供給がされない時に、前記外部電源からの電力供給に基づき前記補助照明負荷に電力を供給するための経路を確保する制御部と、を備える。
本発明の照明器具の一態様として例えば、前記経路には前記外部電源と前記補助照明負荷を接続するスイッチング素子が設けられ、前記制御部は、前記補助照明用電源による前記補助照明負荷への電力供給時に前記スイッチング素子をオフ状態とし、前記外部電源と前記補助照明負荷の接続を遮断する。
本発明の照明器具の一態様として例えば、前記スイッチング素子は、前記主照明負荷を点灯させる主照明用制御回路にも接続され、前記制御部は、前記主照明負荷の非点灯時に前記スイッチング素子をオフ状態とし、前記外部電源と前記主照明用制御回路の接続を遮断する。
本発明の照明器具の検査方法の一態様として例えば、前記制御部から前記スイッチング素子を閉状態とする信号を送信して当該スイッチング素子を閉状態とし、前記外部電源と前記補助照明負荷の接続を確保して当該補助照明負荷の点灯の有無を確認可能な状態にする照明器具の検査方法が提供される。
本発明によれば、補助照明負荷の点灯方法に工夫を凝らすことにより、照明器具の生産者やユーザー等、種々の関係者に利便性をもたらされる。
(A)は本発明の一実施形態に係る照明器具の断面図であり、(B)は下方から見た底面図 実施形態の照明器具の回路図 実施形態の照明器具の補助照明回路を主として示す回路図 照明器具の通常動作モードおよび非常時動作モードにおける電流の流れを示す回路図 照明器具の三つの動作モードにおける主要部分の状態をまとめた表
以下、本発明の一実施形態に係る照明器具について図面を参照して説明する。図1(A)および(B)に示すように、実施形態の照明器具200は、被取付部である天井面211等に取り付けられて主に下方を照明するのに適する。
照明器具200は、天井面211に取り付けられている引っ掛けシーリング212に取り付けるための取付部材221を中央に有する、例えば円板状の器具本体220を有する。また、器具本体220の中央部における取付部材221の近傍には、常夜灯(図示せず)が設けられている。
なお、器具本体220の外周には、例えば円環状の枠体222が設けられており、枠体222には、詳細を後述する発光素子として例えばLEDを光源とする発光装置である補助照明負荷60が設けられている。
器具本体220の上側(すなわち、天井面211側)には、間接光源であるアッパーユニット230が設けられている。また、器具本体220の下側(すなわち、照明方向側)には、主光源である図示せぬロアーユニットが設けられている。
ロアーユニットは、器具本体220の円形を複数個に分割した部分円弧状の図示せぬ基板を有しており、各基板には、後述する種々の回路、負荷等が実装される。ロアーユニットの前方には、ロアーユニットが発した光を受けて光を拡散する透光性のパネル250が設けられている。パネル250は、枠体222に取り付けられる。パネル250は、下方に湾曲した曲面形状を呈している。また、枠体222の表面(下面)には、センサ用開口241、動作表示ランプ用開口242および状態表示ランプ用開口243が設けられている。
図2は、実施形態の照明器具200の回路図を示す。照明器具200の回路部分は、電源入力回路140と、主照明用制御回路150と、主照明負荷160と、電源制御回路170と、補助照明用制御回路130と、補助照明負荷60とを含む。
電源入力回路140は、商用電源10の如き外部電源から電力の供給を受け、照明器具200の全体を駆動する電源電圧を作りだし、電力線141を介して、各部に電力を供給する回路である。主照明用制御回路150は、通常時の照明で使用される主照明負荷160の点灯・非点灯を制御する回路であり、PFC(Power Factor Correction)主回路151と、第1の降圧チョッパ回路152と、第2の降圧チョッパ回路153とを含む。PFC主回路151は力率改善によりピーク電力を抑えて省エネルギーを実現する。第1の降圧チョッパ回路152、第2の降圧チョッパ回路153は、それぞれ対応する主照明負荷160の白色発光素子(LED;Light Emitting Device)161a、電球色発光素子(LED)161bに適合するよう電圧を降圧する回路である。
電源制御回路170は、IPD(Intelligent Power Device)等によって構成され、後に説明するように、(i)補助照明用制御回路130の制御部70の電源、(ii)主照明用制御回路150の電源、(iii)照明器具200の検査時における補助照明負荷60の強制点灯用の電源、等として用いられる。また電源制御回路170は、リモコン操作とは別に照明器具200の本体において照明状態を切り替え可能な壁スイッチ操作にて使用される電解コンデンサ171a、171bを備えている。
図3は、図2にも示した補助照明用制御回路130と、補助照明負荷60とを更に詳細に示した図である。本図は特に、照明器具200の通常時の照明に使用される主照明負荷160とは異なり、主照明負荷160非点灯時に点灯可能な補助照明負荷60を制御する構成を主に示す。
通常時の照明においては、照明器具200は、商用電源10からの電力を受けて、主照明用制御回路150によって駆動する主照明負荷160が点灯することにより照明機能を発揮する。そして、停電時等、商用電源10からの電源供給が不可能となった場合、主照明負荷160の点灯は不可能となる。このような不測の事態の発生に備え、本実施形態の照明器具200は、補助照明負荷60を備えており、停電等の不測事態の発生時においても照明が可能となっている。
照明器具200の補助照明用制御回路130は、充電回路部20と、非常時出力回路部40と、コネクタ50と、制御部(マイクロコンピュータ)70と、を含む。
充電回路部20は、通常時、すなわち商用電源10、電源入力回路140のような外部電源からの電力供給が可能な時に、これらの電件から図示せぬダイオードブリッジ、コンデンサ11の作用を介して整流された電力の供給を受け、補助照明負荷60の点灯に必要な電力を保持する。充電回路部20は、4つの直列抵抗からなる電圧降下部21と、二つのツェナーダイオード22a、22bと、ダイオード23と、三つの電解コンデンサ24a、24b、24cとを含む。
外部電源から供給された電力は電圧降下部21によって適当な電圧までの電圧降下作用を受け、ツェナーダイオード22aおよび22bによって、当該電圧の値でクランプされ、安定状態に置かれる。ダイオード23によって逆方向の電流が防止されるので、電解コンデンサ24a、24b、24cには、図の上部をプラス極側として電荷が充電され、保持される。電解コンデンサ24a、24b、24cは、外部電源からの電力供給が不可能な時に補助照明負荷60に電力を供給する補助照明用電源としての役割を果たす。ただし、補助照明用電源の構成はこのような電解コンデンサの例には限定されない。
ダイオード91を介して充電回路部20と接続される非常時出力回路部40は、第1の抵抗41と、第2の抵抗42と、第3の抵抗43と、第4の抵抗44と、MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)から構成される第2のスイッチング素子45と、コンデンサ46と、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)から構成される第1のスイッチング素子47と、コンデンサ48とを含む。
二つの第2のスイッチング素子45、第1のスイッチング素子47は、後述する制御部70からの駆動信号に応じて、互いの異なるオンまたはオフ状態をとり、補助照明負荷60の点灯・非点灯を制御する。コンデンサ46、コンデンサ48はそれぞれ、第2のスイッチング素子45、第1のスイッチング素子47のノイズによる誤操作の防止のために設けられている。第1の抵抗41は、補助照明負荷60の電流を制限している。第2の抵抗42と、第3の抵抗43と、第4の抵抗44はそれぞれの分圧作用の組み合わせにより、供給された電力の電圧を降下させ、第2のスイッチング素子45のゲート閾値電圧付近の値に調製する。第2の抵抗42、第3の抵抗43、第4の抵抗44の抵抗値は、補助照明負荷60の駆動電圧(後述する発光素子61aの駆動電圧と発光素子61bの駆動電圧の和)に第2のスイッチング素子45をオンにできるような値に設定されることが好ましい。このような構成下では、供給された電力の電圧エネルギーの限界まで補助照明負荷60の点灯に使用できるからである。
コネクタ50を介して非常時出力回路部40と接続される補助照明負荷60は、二つの直列接続された発光素子(LED)61a、61bを含む。補助照明負荷60は、補助照明用制御回路130が形成される基板とは異なる基板によって形成される場合、コネクタ50が必要となる。
制御部70はマイクロコンピュータ(マイコン)によって構成されている。制御部70は、後述するように、商用電源10等の外部電源の状態に応じて、異なる駆動信号を生成し、発信する。
図2に示すように、制御部70は、レギュレータ71を介して電源制御回路170に常時接続されており、制御部70は電源制御回路170から電力の供給を常時受けている(上記(i)の電源制御回路170の役割)。したがって、制御部70は、後述する通常動作モードの主照明消灯時のような待機時においても、リモコン操作や壁スイッチ切り替え操作などを検知することが可能である。これについては後述する。
また、電源制御回路170は、図2に示すように、第3のスイッチング素子93を介して、主照明用制御回路150の第1の降圧チョッパ回路152、第2の降圧チョッパ回路153に接続され、電力を供給する(上記(ii)の電源制御回路170の役割)。ここで、第3のスイッチング素子93は、制御部70の駆動信号により操作可能であり、状況に応じて制御部70は駆動信号を変化させ、第3のスイッチング素子93の開状態と閉状態を切り替える。この操作により、第1の降圧チョッパ回路152、第2の降圧チョッパ回路153への電力供給の有無が切り替え可能となる。これについては後述する。
さらに、電源制御回路170は、図2、図3に示すように、第3のスイッチング素子93、ダイオード92を介して、充電回路部20の後段に配置されたダイオード91と非常時出力回路部40との間の中間点に接続されている。したがって電源制御回路170は、非常時出力回路部40への電力供給が可能となっている。上述したように第3のスイッチング素子93は、制御部70の駆動信号により操作可能であり、状況に応じて制御部70は駆動信号を変化させ、第3のスイッチング素子93の開状態と閉状態を切り替える。この操作により、非常時出力回路部40への電力供給の有無が切り替え可能となる。この構成を利用して、照明器具200の検査時等における補助照明負荷60の強制点灯用の電源として電源制御回路170を用いることが可能となる(上記(iii)の電源制御回路170の役割)。これについては後述する。
次に、本実施形態の照明器具200の動作モードを、(1)通常動作モード、(2)非常時動作モード、(3)検査時動作モードの三つに分けて説明する。
(1)通常動作モード
まず、照明器具200の通常動作モードについて説明する、通常動作モードとは、停電等の不測事態が発生しておらず、商用電源10からの電源供給が可能である状態での照明器具200の動作である。
商用電源10からの電力の供給を受け、当該電力の電圧が、電圧降下部21によって下げられ、二つのツェナーダイオード22a、22bにより、所定値の電圧(例えば20V)がクランプされる。このクランプ電圧により、電解コンデンサ24a、24b、24cが充電される。ただし、商用電源10からの電源供給が可能である、すなわち商用電源10がオンのとき、制御部70は第1のスイッチング素子47に対し、High(オン)の補助照明駆動信号を出力するため、第1のスイッチング素子47はオン(閉)となる。この時、電源制御回路170または電解コンデンサ24a、24b、24cの充電電荷からの電流の流れは図4の点線矢印Aで示す流れになる。そして、第2のスイッチング素子45のゲートに印加される電圧は、ゲート閾値電圧より小さい値となるため、第2のスイッチング素子45はオフ(開)となり、電流の流れは図4の点線矢印Aで示す流れのみになり、補助照明負荷60は点灯しない。
尚、通常動作モード時において、制御部70から第3のスイッチング素子93に出力されるスイッチング素子駆動信号には、High(オン)とLow(オフ)の二通りがある。本実施形態においては、スイッチング素子駆動信号がLowの場合、第3のスイッチング素子93はオンとなり、電源制御回路170からの電力は第1の降圧チョッパ回路152、第2の降圧チョッパ回路153に供給され、主照明負荷160が点灯する。スイッチング素子駆動信号がHighの場合、第3のスイッチング素子93はオフとなり、電源制御回路170からの電力は図2に示すように、主照明負荷160とは別に用意される常夜灯回路、常夜灯(LED)に供給され、深夜に小さな明かりが点灯する。この切り替えは図示せぬリモコン操作、タイマーなどにより行われる。
本実施形態の第3のスイッチング素子93は、入力信号がLowのスイッチング素子駆動信号の場合オンとなり、入力信号がHighのスイッチング素子駆動信号の場合オフとなる。このような第3のスイッチング素子93の論理構成に対応するため、制御部70にNPN型トランジスタ等を組みこみ、制御部70本来の信号を反転させることが考えられる。ただし、スイッチング素子の論理構成は特に限定はされない。
(2)非常時動作モード
次に、照明器具200の非常時動作モードについて説明する、非常時動作モードとは、停電等の不測事態が発生し、商用電源10からの電源供給が不可である状態での照明器具200の動作である。
商用電源10からの電源供給が不可能となる、すなわち商用電源10がオフとなったとき、制御部70は電源制御回路170からレギュレータ71を介した電力供給がなくなるので、電源喪失を検知する。上述したように、制御部70は、レギュレータ71を介して電源制御回路170に常時接続されており、制御部70は電源制御回路170から電力の供給を常時受けている。そして、制御部70は、電源制御回路170から通電状態を示すパルス状の信号(INT信号;通電信号)を受けており、この信号を受信している間、制御部70は、商用電源10の如き外部電源が確保されていることを把握する。
しかしながら、停電時等においては、商用電源10の如き外部電源からの電力供給が遮断され、このとき、制御部70へのINT信号もオフとなる。このとき、所定時間(例えば3秒)経過後、制御部70は第1のスイッチング素子47に対し、Lowの補助照明駆動信号を出力するため、第1のスイッチング素子47はオフ(開)となる。このとき、三つの電解コンデンサ24a、24b、24cに充電された電荷を電源として、電流が図4の一点鎖線矢印Bに流れる。そして、第2の抵抗42と、第3の抵抗43と、第4の抵抗44とから発生する第2のスイッチング素子45のゲートに印加される電圧が第2のスイッチング素子45のゲート閾値電圧以上となり、第2のスイッチング素子45はオン(閉)となる。さらに、三つの電解コンデンサ24a、24b、24cに充電された電荷を電源として、電流が図4の二点鎖線矢印Cに沿って流れ、補助照明負荷60が点灯する。このときの電力、電流の供給経路は、電解コンデンサ24a、24b、24c→ダイオード91→非常時出力回路部40→補助照明負荷60、である。
尚、本実施形態においては、非常時動作モードにおいて、制御部70は、Highのスイッチング素子駆動信号を出力し、第3のスイッチング素子93をオフ(開)としている。この操作は後に説明する。
(3)検査時動作モード
次に照明器具200の検査時動作モードについて説明する。検査時動作モードとは、品質検査等のため市場への出荷前等においてなされる、照明器具200の動作である。一般的には、主照明負荷160の点灯の可否に加え、補助照明負荷60の点灯の可否も検査される。
補助照明負荷60の点灯検査については固有の問題が存在する。補助照明負荷60は、三つの電解コンデンサ24a、24b、24cを電源として用いるため、補助照明負荷60を点灯させるためにはこれらの電解コンデンサを充電する必要が生ずる。この充電作業により、生産性が低下するという問題が発生する。このような生産性の低下を回避するために急速充電器を導入すれば生産コストが上昇する。電解コンデンサ24a、24b、24cの容量が大きいほど、発光素子61a、61bの数が多いほど、まだ要求生産タクトが短いほどこの問題は深刻となる。
そこで本実施形態においては、検査時動作モードにおいて、非常時動作モードとは異なり、三つの電解コンデンサ24a、24b、24cとは異なる補助照明負荷60用の電源を確保し、当該電源を用いて瞬時に補助照明負荷60を点灯させる。
例えば、出荷前の検査時に外部より(リモコンなどによる操作)制御部70に所定の初期化信号を送信する。初期化信号を受信した制御部70は、第1のスイッチング素子47に対し、Lowの補助照明駆動信号を出力し、第3のスイッチング素子93にLowのスイッチング素子駆動信号を出力する。このとき、非常時動作モードと同様に、第1のスイッチング素子47はオフとなり、第2のスイッチング素子45はオンとなる。
また、Lowのスイッチング素子駆動信号の受信により、第3のスイッチング素子93がオンとなり、電源制御回路170から電力が供給され、強制的に補助照明負荷60を点灯させることが可能となる。この様な強制点灯操作により、瞬時に補助照明負荷60の点灯の可否を確認することが可能となる。
検査時動作モードにおいて、制御部70は、補助照明用電源としての電解コンデンサ24a、24b、24cによる電力供給がされない時に、電源制御回路170、ひいては外部電源としての商用電源10からの補助照明負荷60への電力供給を可能とする。すなわち、検査時動作モードにおいては、主照明負荷160は使用されないが、補助照明負荷60を点灯させるために電解コンデンサ24a、24b、24cを使用しない。制御部70は、電解コンデンサ24a、24b、24cからの電力供給の経路を遮断しつつ、外部電源から補助照明負荷60に電力を供給するための経路を確保する役割を果たす。具体的な操作として、第1のスイッチング素子47がオフとなり、第2のスイッチング素子45がオンとなり、第3のスイッチング素子93がオンとなる。このときの電力、電流の供給経路は、電源制御回路170→第3のスイッチング素子93→ダイオード92→非常時出力回路部40→補助照明負荷60、である。
尚、ダイオード91が電源制御回路170から見て充電回路部20の電解コンデンサ24a、24b、24cの前段に配置され、電源制御回路170から電解コンデンサ24a、24b、24cの電流の流れが防止されている。もしダイオード91が存在しない場合、停電等により商業電源10がオフとなった場合、電源制御回路170の電解コンデンサ171a、171bから電解コンデンサ24a、24b、24cに電流が流れる可能性がある。この場合、電解コンデンサ171a、171bの保持電荷が急激に減少し、照明器具200本体のスイッチ操作による照明切替動作が機能しなくなるおそれがある。本実施形態ではダイオード91が存在することにより、電源制御回路170から電解コンデンサ24a、24b、24cへ電流が流れるのを防止できるため、このような事象の発生を防止することができる。
また、ダイオード92が電源制御回路170から見て充電回路部20の電解コンデンサ24a、24b、24cの前段に配置され、電解コンデンサ24a、24b、24c充電電流が電源制御回路170へ逆流するのを防止している。
ところで、非常時動作モードにおいて、第3のスイッチング素子93がオン(閉)であり、電源制御回路170からの電力供給が可能であると仮定する。ここで、電解コンデンサ24a、24b、24cが未充電の状態で、かつ電源制御回路170の電解コンデンサ171a、171bが充電されている状態では、第3のスイッチング素子93がオン(閉)である場合、電解コンデンサ171a、171bから電流が流れだし、補助照明負荷60が点灯する。補助照明負荷60に電流が流れることにより、電圧降下が発生し、補助照明負荷60が消灯する。かつ、制御部70の動作電圧を下回り、制御部70のマイコン動作が停止する。すると、電流負荷がなくなり、再度電圧が上がり、制御部70が再び動作し、補助照明負荷60が再度点灯する。このような補助照明負荷60の点灯・消灯の繰り返しは、電解コンデンサ171a、171bの電荷が喪失するまで繰り返され(例えば3回程度)、補助照明負荷60の点灯のチラツキ(チャタリング)となる。このようなチラつきは好ましくない。
すなわち、本実施形態において電源制御回路170を検査時動作モードにおいて使用するため、電源制御回路170が非常時出力回路部40、補助照明負荷60に接続されている。非常時動作モードにおいてもこのような接続状態が維持されていると、上述したような問題が発生する。そのため、本実施形態においては、非常時動作モードにおいて第3のスイッチング素子93をオフ状態にし、電源制御回路170と非常時出力回路部40ひいては補助照明負荷60との接続を遮断することにしている。
また、電源制御回路170は主照明負荷160を点灯させる主照明用制御回路150の電源も兼ねている。本実施形態においては、通常動作モードにおいて第3のスイッチング素子93をオフ状態にした時、電源制御回路170と主照明用制御回路150の接続も遮断される構成が採られる。このような構成により、通常動作モードにおいて、電源制御回路170から主照明用制御回路150への電力供給も遮断され、電源制御回路170の電解コンデンサ171a、171bの充電電荷を有効に活用することができる。また、主照明用制御回路150がオフ状態になることにより、待機時の消費電力を抑えることができる。
図5は、照明器具200の三つの動作モードにおける主要部分の状態をまとめた表である。制御部70の駆動信号の状態により、非常時動作と出荷前動作モードの間では、第3のスイッチング素子93のオン状態・オフ状態が変化し、これが補助照明負荷60の電源の切り替え、言い換えると電力供給の経路の切り替えとなっている。
本実施形態では、検査時モードにおいて補助照明負荷60を点灯可能な電力を、電源制御回路170を電源として、電解コンデンサ24a、24b、24cとは別に、第3のスイッチング素子93を含む別経路を経由して供給する。したがって、検査時において充電時間を待たずに補助照明負荷60の点灯の有無を確認できるため、生産性を下げることなく照明器具の製造を実施することが可能となる。さらには電解コンデンサ24a、24b、24cの使用時に必要な放電待ちの時間も短縮することができる。
更に本実施形態においては、上記構成に対応して、非常時動作モードにおいて第3のスイッチング素子93をオフ状態にした時、電源制御回路170と主照明用制御回路150の接続も遮断する。非常時動作モードにおいて、電源制御回路170の電解コンデンサ171a、171bの充電電荷が、主照明用制御回路150側に漏れることを防ぐので、電解コンデンサ171a、171bの充電電荷をより長時間活用することができる。
上述した実施形態においては、照明器具200の検査時動作モードについて説明した。ここでの検査時動作は、生産時や出荷前の点検・確認用途だけでなく、通常の使用時や、故障時の点検・確認時にも使用が可能である。また、検査時動作のみならず、店舗における展示用デモにおける特殊動作モード等にも、本発明の考え方を適用することも可能である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
20 充電回路部
21 電圧降下部
22a、22b ツェナーダイオード
23 ダイオード
24a、24b、24c 電解コンデンサ
40 非常時出力回路部
41 第1の抵抗
42 第2の抵抗
43 第3の抵抗
44 第4の抵抗
45 第2のスイッチング素子
46 コンデンサ
47 第1のスイッチング素子
48 コンデンサ
50 コネクタ
60 補助照明負荷
61a、61b 発光素子(LED)
70 制御部(マイクロコンピュータ)
91 ダイオード
92 ダイオード
93 第3のスイッチング素子
130 補助照明用制御回路
140 電源入力回路
150 主照明用制御回路
160 主照明負荷
170 電源制御回路
200 照明器具

Claims (4)

  1. 外部電源により点灯する主照明負荷と、
    前記主照明負荷の非点灯時に点灯可能な補助照明負荷と、
    前記補助照明負荷を駆動する非常時出力回路部と、
    前記外部電源からの電力供給が可能な時に当該外部電源からの電力供給を受けて充電可能であるとともに、当該外部電源からの電力供給が不可能な時に前記非常時出力回路部及び前記補助照明負荷に電力を供給する補助照明用電源と、
    前記補助照明用電源による電力供給がされない時に、前記外部電源からの電力供給に基づき前記補助照明負荷に電力を供給するための経路を確保する制御部と、
    前記外部電源の電力を前記非常時出力回路部と前記制御部に供給可能な電源制御回路と、を備え、
    当該電源制御回路は、前記制御部に常時電力を供給するとともに、前記経路に設けられたスイッチング素子を介して前記非常時出力回路部に電力を供給し、
    前記制御部は、前記スイッチング素子をオフ状態とする信号を送信して当該スイッチング素子をオフ状態とし、当該オフ状態において前記電源制御回路と前記非常時出力回路部との接続を遮断する、
    照明器具。
  2. 請求項1に記載の照明器具であって、
    前記制御部は、前記補助照明用電源による前記補助照明負荷への電力供給時に前記スイッチング素子をオフ状態とし、前記電源制御回路と前記非常時出力回路部の接続を遮断する、照明器具。
  3. 請求項2に記載の照明器具であって、
    前記電源制御回路は前記スイッチング素子を介して、前記主照明負荷を点灯させる主照明用制御回路にも接続され、
    前記制御部は、前記主照明負荷の非点灯時に前記スイッチング素子をオフ状態とし、前記電源制御回路と前記主照明用制御回路の接続を遮断する、照明器具。
  4. 照明器具の検査方法であって、
    当該照明器具は、
    外部電源により点灯する主照明負荷と、
    前記主照明負荷の非点灯時に点灯可能な補助照明負荷と、
    前記外部電源からの電力供給が可能な時に当該外部電源からの電力供給を受けて充電可能であるとともに、当該外部電源からの電力供給が不可能な時に前記補助照明負荷に電力を供給する補助照明用電源と、
    前記補助照明用電源による電力供給がされない時に、前記外部電源からの電力供給に基づき前記補助照明負荷に電力を供給するための経路を確保する制御部と、
    前記経路に設けられ、前記外部電源と前記補助照明負荷を接続するスイッチング素子と、を備え、
    前記制御部は、前記補助照明用電源による前記補助照明負荷への電力供給時に前記スイッチング素子をオフ状態とし、前記外部電源と前記補助照明負荷の接続を遮断する、照明器具であり、
    前記制御部から前記スイッチング素子を閉状態とする信号を送信して当該スイッチング素子を閉状態とし、前記外部電源と前記補助照明負荷の接続を確保して当該補助照明負荷の点灯の有無を確認可能な状態にする照明器具の検査方法。
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